JP2001237754A - ダイバーシチ受信回路 - Google Patents

ダイバーシチ受信回路

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JP2001237754A
JP2001237754A JP2000047906A JP2000047906A JP2001237754A JP 2001237754 A JP2001237754 A JP 2001237754A JP 2000047906 A JP2000047906 A JP 2000047906A JP 2000047906 A JP2000047906 A JP 2000047906A JP 2001237754 A JP2001237754 A JP 2001237754A
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智明 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のダイバーシチ受信回路は、低C/N環境
下では各ブランチのキャリア周波数誤差検出回路におけ
るキャリア周波数誤差量の検出精度が雑音により低くな
り、ダイバーシチ合成による符号誤り率の改善量が小さ
くなる。 【解決手段】本発明は、各ブランチを接続するキャリア
周波数誤差推定回路を設けて、各ブランチで検出された
キャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づ
き重み付け合成し、この重み付け合成により、キャリア
周波数誤差量の検出誤差を小さくして、キャリア周波数
誤差量を高精度に推定し、各ブランチ共通のキャリア周
波数誤差補正量とすることで、キャリア周波数誤差補正
の精度を向上させ、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率
特性を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM変復調方
式に適したダイバーシチ受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に無線通信におけるフェージング対
策及びS/Nの向上を目的として、ダイバーシチ方式の
通信が採用されている。これらは、相関の少ない2つ以
上の信号を得て、これらから選択若しくはこれらを合成
することによって、良質の通信を行う受信方式である。
【0003】このマルチパス伝搬に起因する周波数選択
性フェージング環境下では、サブキャリア毎に平均振幅
及び位相回転量が異なる。従って、サブキャリア毎にダ
イバーシチ合成を行う方式が、OFDMに適したダイバ
ーシチ方式として知られている。サブキャリア毎の合成
を行うために、各ブランチで同期処理されたOFDM信
号をフーリエ変換によりサブキャリア信号に変換した
後、ダイバーシチ合成を行う。また、改善効果の大きい
ダイバーシチ合成のためには、各ブランチのサブキャリ
ア信号の基準位相を揃える必要があるため、ダイバーシ
チ合成前に等化処理を行うことになる。
【0004】図13には、各系統の受信レベル及び各サ
ブキャリアの振幅情報に基づき等化処理後の各ブランチ
の信号を重み付け合成する従来のOFDM変復調方式に
適したダイバーシチ受信回路の構成例を示す。ここで
は、I系統とII系統のブランチ数2のダイバーシチの一
例を示している。
【0005】この構成例において、アンテナ41-1,4
1-2で受信された信号は、それぞれ受信レベル検出回路
42-1,42-2及び受信回路43-1,43-2に入力され
る。受信レベル検出回路42-1,42-2は、それぞれ入
力された信号の受信レベルを検出する。
【0006】一方、受信回路43-1,43-2は、それぞ
れ入力された信号の増幅やダウンコンバート等の必要な
受信処理を行い受信信号(S1),(S2)を出力す
る。これらの受信回路43-1,43-2から出力される受
信信号(S1),(S2)は、それぞれタイミング検出
回路44-1,44-2及びタイミング同期回路45-1,4
5-2に入力される。
【0007】タイミング検出回路44-1,44-2は、そ
れぞれ受信信号(S1),(S2)からタイミング同期
処理に必要なタイミング情報を検出し、検出したタイミ
ング情報をそれぞれタイミング同期回路45-1,45-2
に与える。タイミング同期回路45-1,45-2は、それ
ぞれ与えられたタイミング情報に基づき受信信号(S
1),(S2)のタイミング同期処理を行う。
【0008】これらのタイミング同期回路45-1,45
-2から出力されるタイミング同期信号(S3),(S
4)は、それぞれキャリア周波数誤差検出回路46-1,
46-2及びキャリア周波数誤差補正回路47-1,47-2
に与えられる。キャリア周波数誤差検出回路46-1,4
6-2は、それぞれタイミング同期信号(S3),(S
4)からキャリア周波数誤差量を検出し、検出したキャ
リア周波数誤差量をそれぞれキャリア周波数誤差補正回
路47-1,47-2に与える。
【0009】キャリア周波数誤差補正回路47-1,47
-2は、それぞれキャリア周波数誤差検出回路46-1,4
6-2から与えられたキャリア周波数誤差量に相当する位
相回転量だけ信号(S3),(S4)の位相を逆回転さ
せることにより、キャリア周波数誤差を補正し、キャリ
ア周波数誤差補正信号(S5),(S6)をそれぞれフ
ーリエ変換回路48-1,48-2に与える。フーリエ変換
回路48-1,48-2は、多重化されたOFDM信号を分
波するため、それぞれキャリア周波数誤差補正信号(S
5),(S6)をフーリエ変換し、フーリエ変換を行っ
たサブキャリア信号(S7),(S8)をそれぞれチャ
ネル特性検出回路49-1,49-2及びチャネル等化回路
50-1,50-2に与える。
【0010】チャネル特性検出回路49-1,49-2は、
それぞれサブキャリア信号(S7),(S8)から、各
サブキャリアの振幅情報及び位相回転量を検出し、その
検出結果をそれぞれチャネル等化回路50-1,50-2及
び信号合成回路51に与える。
【0011】チャネル等化回路50-1,50-2は、それ
ぞれチャネル特性検出回路49-1,49-2から与えられ
た各サブキャリアの振幅情報及び位相回転量に基づきサ
ブキャリア信号(S7),(S8)のチャネル等化を行
い、チャネル等化されたチャネル等化信号(S9),
(S10)を信号合成回路51に与える。
【0012】信号合成回路51は、受信レベル検出回路
42-1,42-2により求められた受信レベル及びチャネ
ル特性検出回路49-1,49-2により検出された各サブ
キャリアの振幅情報に基づき、ダイバーシチ合成後の信
号のS/Nを高めるように重み係数を算出し、算出した
重み係数を信号(S9),(S10)に乗算することに
より重み付け合成を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のダイバ
ーシチ方式で、サブキャリア毎に平均振幅及び位相回転
量の異なる周波数選択性フェージング環境下において、
サブキャリア毎にダイバーシチ合成を行う方式を適用す
ると、大きな符号誤り率の改善が得られる。
【0014】しかし、低C/N環境下では、各ブランチ
のキャリア周波数誤差検出回路におけるキャリア周波数
誤差量の検出精度は、雑音により低くなる。このため、
ダイバーシチ合成による符号誤り率の改善量が小さくな
ってしまうという問題があった。
【0015】そこで本発明は、各ブランチから検出され
るキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基
づき重み付け合成することにより、キャリア周波数誤差
検出回路のキャリア周波数誤差量検出精度を高め、符号
誤り率を改善するダイバーシチ受信回路を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数の受信経路を有し、何れかの受信信号
の1つを選択若しくは合成処理による1つの信号を生成
し出力するダイバーシチ受信回路において、前記各受信
経路で得られた受信レベルの大小に基づき、受信信号か
ら得られたキャリア周波数誤差量にそれぞれ重み付けを
行い、それらのキャリア周波数誤差量を合成するキャリ
ア周波数誤差推定手段を具備し、前記キャリア周波数誤
差推定手段により推定されたキャリア周波数誤差量を前
記各受信経路のキャリア周波数誤差補正に用いるダイバ
ーシチ受信回路を提供する。
【0017】具体的には、フェージングやS/Nの改善
に対して、互いに独立な複数系統のOFDM信号をそれ
ぞれ受信する複数の受信手段と、前記各受信手段によっ
て得られた受信信号の受信レベルをそれぞれ検出する複
数の受信レベル検出手段と、前記各受信手段によって得
られた前記受信信号からそれぞれタイミング同期処理に
必要なタイミング情報を検出する複数のタイミング検出
手段と、前記各タイミング検出手段により検出された前
記タイミング情報を用いて前記各受信手段によって得ら
れた前記受信信号に対しタイミング同期処理をそれぞれ
行う複数のタイミング同期手段と、前記各タイミング同
期手段の出力信号からそれぞれキャリア周波数誤差量を
検出する複数のキャリア周波数誤差検出手段と、前記各
キャリア周波数誤差検出手段によって検出された前記各
キャリア周波数誤差量を前記各受信レベル検出手段によ
って検出された前記受信レベルに基づいて重み付け合成
することによりキャリア周波数誤差量を推定するキャリ
ア周波数誤差推定手段と、前記キャリア周波数誤差推定
手段により推定された前記キャリア周波数誤差量に基づ
き前記各タイミング同期手段の出力信号のキャリア周波
数誤差補正をそれぞれ行う複数のキャリア周波数誤差補
正手段と、前記各キャリア周波数誤差補正手段の出力信
号をそれぞれフーリエ変換する複数のフーリエ変換手段
と、前記各フーリエ変換手段によりフーリエ変換された
信号からサブキャリアの振幅情報及び位相情報をそれぞ
れ検出する複数のチャネル特性検出手段と、前記各チャ
ネル特性検出手段により検出された前記各サブキャリア
の振幅情報及び位相情報を用いて前記各フーリエ変換手
段の出力信号に対しそれぞれ等化処理を行う複数のチャ
ネル等化手段と、前記各チャネル等化手段の出力信号を
前記各受信レベル検出手段により検出された受信レベル
及び前記各チャネル検出手段により検出された前記各サ
ブキャリアの振幅情報を基に重み付け合成を行う信号合
成手段とを備えるダイバーシチ受信回路を提供する。
【0018】さらに、フェージングに対して互いに独立
な複数系統のOFDM信号をそれぞれ受信する複数の受
信手段と、前記各受信手段によって得られた受信信号の
受信レベルをそれぞれ検出する複数の受信レベル検出手
段と、前記各受信手段によって得られた前記受信信号か
らキャリア周波数誤差量をそれぞれ検出する複数の粗調
キャリア周波数誤差検出手段と、前記各粗調キャリア周
波数誤差推定手段により推定されたキャリア周波数誤差
量に基づき前記各受信手段によって得られた前記受信信
号に対しキャリア周波数誤差補正をそれぞれ行う複数の
第1のキャリア周波数誤差補正手段と、前記各第1のキ
ャリア周波数誤差補正手段の出力信号からそれぞれタイ
ミング同期処理に必要なタイミング情報を検出する複数
のタイミング検出手段と、前記各タイミング検出手段に
より検出されたタイミング情報を用いて前記各第1のキ
ャリア周波数誤差補正手段の出力信号に対しタイミング
同期処理を行う複数のタイミング同期手段と、前記各タ
イミング同期手段の出力信号からそれぞれキャリア周波
数誤差量を検出する複数の微調キャリア周波数誤差検出
手段と、前記各粗調キャリア周波数誤差検出手段より検
出されたキャリア周波数誤差量及び前記各微調キャリア
周波数誤差検出手段より検出されたキャリア周波数誤差
量をそれぞれ加算する複数の加算手段と、前記各加算手
段の出力を前記各受信レベル検出手段によって検出され
た受信レベルに基づいて重み付け合成することにより、
キャリア周波数誤差量を推定するキャリア周波数誤差推
定手段と、前記キャリア周波数誤差推定手段により推定
されたキャリア周波数誤差量から前記各粗調キャリア周
波数誤差検出手段により検出されたキャリア周波数誤差
をそれぞれ減算する複数の減算手段と、前記各減算手段
の出力に基づき前記各タイミング同期手段の出力信号の
キャリア周波数誤差補正をそれぞれ行う複数の第2のキ
ャリア周波数誤差補正手段と、前記各第2のキャリア周
波数誤差補正手段の出力信号をそれぞれフーリエ変換す
る複数のフーリエ変換手段と、前記各フーリエ変換手段
によりフーリエ変換された信号からサブキャリアの振幅
情報及び位相情報をそれぞれ検出する複数のチャネル特
性検出手段と、前記各チャネル特性検出手段により検出
された各サブキャリアの振幅情報及び位相情報を用いて
前記各フーリエ変換手段の出力信号に対しそれぞれ等化
処理を行う複数のチャネル等化手段と、前記各チャネル
等化手段の出力信号を前記各受信レベル検出手段により
検出された前記受信レベル及び前記各チャネル検出手段
により検出された前記各サブキャリアの振幅情報を基に
重み付け合成を行う信号合成手段とを備えるダイバーシ
チ受信回路を提供する。
【0019】以上のような構成のダイバーシチ受信回路
は、各ブランチで検出されたキャリア周波数誤差量を各
ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成し、この重
み付け合成により、キャリア周波数誤差量の検出誤差を
小さくして、キャリア周波数誤差量を高精度に推定する
ことができ、これを各ブランチ共通のキャリア周波数誤
差補正量とすることで、各ブランチのキャリア周波数誤
差補正を高精度に行うことができ、キャリア周波数誤差
補正の精度向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤
り率特性を改善することができる。
【0020】さらに、各ブランチに粗調キャリア周波数
誤差検出回路及び微調キャリア周波数誤差検出回路を設
けて、検出されるキャリア周波数誤差をそれぞれ加算し
て、その加算されたキャリア周波数誤差量を各ブランチ
の受信レベルに基づき重み付け合成することにより、キ
ャリア周波数誤差量の検出誤差が小さくなり、各ブラン
チで独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比
べ、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することがで
きる。他にも、各ブランチの受信信号のタイミングを同
期させるためのタイミング推定回路を設けて、受信レベ
ルとタイミング検出回路のタイミング信号により、合成
したタイミング情報でタイミング同期回路を動作させる
ため、ブランチ間のタイミングずれが無くなり、それに
よってキャリア周波数誤差の誤差検出の精度が上がる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明の第
1の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示
し説明する。ここで、図1に示す構成部位において、ア
ンテナ1-1,1-2、受信レベル検出回路2-1,2-2、受
信回路3-1,3-2、タイミング検出回路4-1,4-2、タ
イミング同期回路5-1,5-2、キャリア周波数誤差検出
回路6-1,6-2、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7
-2、フーリエ変換回路8-1,8-2、チャネル特性検出回
路9-1,9-2、チャネル等化回路10-1,10-2、信号
合成回路11は、前述した図13に示した同名称の構成
部位と同様の機能を有しており、ここでの詳細な説明を
省略する。
【0022】この実施形態のダイバーシチ受信回路は、
I系統とII系統のブランチ数2の構成例を示す。但し、
本発明は、以降に説明する各実施形態においても、ブラ
ンチ数が”2”に限定されるものではなく、多数のブラ
ンチ数のシステムにも容易に適用できる。このダイバー
シチ受信回路は、図13の従来の回路構成にキャリア周
波数誤差推定回路12を加えた構成であり、このキャリ
ア周波数誤差推定回路12は、高精度にキャリア周波数
誤差を推定する手段として用いられており、各ブランチ
のキャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2によって検出
されたキャリア周波数誤差に対して、受信レベル検出回
路2-1,2-2により検出された各ブランチの受信レベル
に基づき重み付け合成を行う。
【0023】即ち、キャリア周波数誤差補正回路7-1,
7-2は、それぞれキャリア周波数誤差検出回路6-1,6
-2により検出されるキャリア周波数誤差に基づき、キャ
リア周波数誤差の補正を行う従来の構成とは異なり、キ
ャリア周波数誤差推定回路12により推定されたキャリ
ア周波数誤差に基づき高精度に補正が行われる。
【0024】まず、アンテナ1-1,1-2でそれぞれ受信
された信号は、受信回路3-1,3-2に入力され、増幅や
所定の受信処理が施され、タイミング検出回路4-1,4
-2及びタイミング同期回路5-1,5-2に出力される。
【0025】これらのタイミング同期回路5-1,5-2か
ら、キャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2及び、キャ
リア周波数誤差補正回路7-1,7-2にそれぞれタイミン
グ同期信号(S3),(S4)が出力される。そしてキ
ャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2により、それぞれ
のタイミング同期信号(S3),(S4)からキャリア
周波数誤差量(A1),(A2)が検出され、キャリア
周波数誤差推定回路12に出力される。
【0026】このキャリア周波数誤差推定回路12は、
受信レベル検出回路2-1,2-2により検出された各受信
レベルに基づき、キャリア周波数誤差量(A1),(A
2)を重み付け合成することにより高精度なキャリア周
波数誤差量(B)を推定し、推定したキャリア周波数誤
差量(B)をキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2に
出力する。キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2で
は、それぞれ与えられたキャリア周波数誤差量(B)に
基づき、タイミング同期信号(S3),(S4)に対し
てキャリア周波数誤差補正を施す。
【0027】前述したように従来のダイバーシチ受信回
路では、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検
出し補正を行っていたため、低C/N環境下においてキ
ャリア周波数誤差量の検出精度が雑音により低下したた
め、ダイバーシチ方式による符号誤り率特性の改善量も
低下することが問題であった。
【0028】本実施形態のダイバーシチ受信回路によれ
ば、各ブランチで検出されたキャリア周波数誤差量を各
ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成する。この
重み付け合成により、キャリア周波数誤差量の検出誤差
が小さくなるため、各ブランチで独立にキャリア周波数
誤差量を検出する場合に比べ、キャリア周波数誤差量を
高精度に推定することができる。
【0029】この重み付け合成されたキャリア周波数誤
差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とす
ることで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精
度に行うことができる。従って、キャリア周波数誤差補
正の精度向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤り
率特性を改善することができる。
【0030】次に図2には、本発明の第2の実施形態に
係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。こ
こで、図2に示す構成部位において、図1に示した構成
部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブラン
チ数2の構成例により説明するがこのブランチ数に限定
されるものではない。
【0031】本実施形態は、高精度にキャリア周波数誤
差を推定する手段として、各ブランチの粗調キャリア周
波数誤差検出回路13-1,13-2及び微調キャリア周波
数誤差検出回路15-1,15-2から検出されるキャリア
周波数誤差をそれぞれ加算する加算回路16-1,16-2
と、加算回路16-1,16-2によって算出されたキャリ
ア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み
付け合成するキャリア周波数誤差推定回路12と、この
キャリア周波数誤差推定回路12の出力からそれぞれ粗
調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2の出力を
減算する減算回路17-1,17-2とを備えている。
【0032】この構成により、キャリア周波数誤差補正
回路7-1,7-2は、キャリア周波数誤差推定回路12に
より高精度に推定されたキャリア周波数誤差量からキャ
リア周波数誤差補正回路14-1,14-2で既に補正され
たキャリア周波数誤差補正量を減算した値に基づき高精
度に補正を行うことができる。
【0033】具体的には、まず、アンテナ1-1,1-2で
それぞれ受信された信号は、受信回路3-1,3-2及び受
信レベル検出回路2-1,2-2に入力される。そして受信
回路3-1,3-2により得られた受信信号(S1),(S
2)は、それぞれ粗調キャリア周波数誤差検出回路13
-1,13-2及びキャリア周波数誤差補正回路14-1,1
4-2に入力される。粗調キャリア周波数誤差補正回路1
3-1,13-2は、それぞれ受信信号(S1),(S2)
からキャリア周波数誤差量(C1),(C2)を検出
し、検出したキャリア周波数誤差量をキャリア周波数誤
差補正回路14-1,14-2、加算回路16-1,16-2及
び減算回路17-1,17-2にそれぞれ出力する。
【0034】キャリア周波数誤差補正回路14-1,14
-2では、それぞれキャリア周波数誤差量(C1),(C
2)に基づき、受信信号(S1),(S2)に対してキ
ャリア周波数誤差補正を行い、キャリア周波数誤差補正
信号(S11),(S12)をそれぞれタイミング検出
回路4-1,4-2及びタイミング同期回路5-1,5-2に出
力する。
【0035】そして、タイミング検出回路4-1,4-2
は、キャリア周波数誤差補正信号(S11),(S1
2)からタイミング同期処理に必要なタイミング情報を
検出しそれぞれタイミング同期回路5-1,5-2に出力す
る。これらのタイミング同期回路5-1,5-2は、それぞ
れタイミング検出回路4-1,4-2から与えられたタイミ
ング情報を用いて、キャリア周波数誤差補正信号(S1
1),(S12)に対してタイミング同期処理を施す。
そしてタイミング同期回路5-1,5-2から出力されたタ
イミング同期信号(S3),(S4)は、それぞれ微調
キャリア周波数誤差検出回路15-1,15-2及びキャリ
ア周波数誤差補正回路7-1,7-2に出力される。
【0036】次に、微調キャリア周波数誤差検出回路1
5-1,15-2は、それぞれタイミング同期信号(S
3),(S4)のキャリア周波数誤差量(D1),(D
2)を検出して、それぞれ加算回路16-1,16-2へ出
力する。そして、加算回路16-1,16-2では、粗調キ
ャリア周波数誤差回路により検出されたキャリア周波数
誤差量(C1),(C2)と微調キャリア周波数誤差検
出回路により検出されたキャリア周波数誤差量(D
1),(D2)とをそれぞれ加算し、その加算結果(C
1)+(D1),(C2)+(D2)をキャリア周波数
誤差推定回路12へ与える。
【0037】次に、キャリア周波数誤差推定回路12
は、受信レベル検出回路2-1,2-2により検出された受
信レベルに基づき、キャリア周波数誤差量(C1)+
(D1),(C2)+(D2)を重み付け合成すること
により、高精度にキャリア周波数誤差量を推定し、キャ
リア周波数誤差推定結果(E)を減算回路17-1,17
-2に与える。
【0038】これらの減算回路17-1,17-2は、キャ
リア周波数誤差推定結果(E)から、それぞれキャリア
周波数誤差量(C1),(C2)を減算し、それらの減
算結果(E)−(C1),(E)−(C2)をキャリア
周波数誤差補正回路7-1,7-2に与える。キャリア周波
数誤差補正回路7-1,7-2では、それぞれの減算結果
(E)−(C1),(E)−(C2)に基づき、タイミ
ング同期信号(S3),(S4)のキャリア周波数誤差
補正を行う。
【0039】従来のダイバーシチ受信回路は、各ブラン
チで独立にキャリア周波数誤差量を検出し補正を行って
いたため、低C/N環境下においては、キャリア周波数
誤差量の検出精度が雑音により低下していた。
【0040】この実施形態のダイバーシチ受信回路によ
れば、各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出手段に
より検出されたキャリア周波数誤差量と微調キャリア周
波数誤差検出手段で検出されたキャリア周波数誤差量と
の加算によって算出された各ブランチの総合のキャリア
周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付
け合成する。この重み付け合成を行うことにより、キャ
リア周波数誤差量の検出誤差が小さくなり、各ブランチ
で独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、
キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができ
る。
【0041】この重み付け合成されたキャリア周波数誤
差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とす
るため、重み付け合成されたキャリア周波数誤差補正量
から各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出回路で検
出されたキャリア周波数誤差量を減算した値だけ各ブラ
ンチ毎にキャリア周波数誤差補正を行うことで、各ブラ
ンチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行うことがで
きる。よって、キャリア周波数誤差補正の精度が向上し
て、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性が改善され
る。
【0042】次に図3には、本発明の第3の実施形態に
係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。本
実施形態は、前述した図1に示した第1の実施形態の構
成における信号合成回路11の出力側に残留キャリア周
波数誤差補正回路18を設けた構成である。ここで、図
3に示す構成部位において、図1に示した構成部位と同
等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、信号
合成回路11までの詳細な説明は省略する。本実施形態
は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブラ
ンチ数に限定されるものではない。
【0043】このダイバーシチ受信回路は、第1の実施
形態で説明した各ブランチI,IIで検出されたキャリア
周波数誤差量を受信レベル検出回路2-1,2-2により検
出される各ブランチの受信レベルに基づき、重み付け合
成して、高精度にキャリア周波数誤差を推定するキャリ
ア周波数誤差推定回路12が設けられ、さらに、信号合
成回路11から出力される信号の残留キャリア周波数誤
差を高精度に補正する残留キャリア周波数誤差補正回路
18とが備えられている。
【0044】この残留キャリア周波数誤差補正回路18
は、回路構成により発生する実際のキャリア周波数誤差
量から補正したキャリア周波数誤差量の差分を残留キャ
リア周波数誤差量として算出し、これに基づき残留キャ
リア周波数誤差補正を行っている。
【0045】即ち、キャリア周波数誤差推定回路12で
推定されたキャリア周波数誤差量に基づき、各ブランチ
で同一量のキャリア周波数誤差補正を行うため、各ブラ
ンチの残留キャリア周波数誤差量が等しくなる。これに
より、各ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差補正を行
う必要のあった従来の回路構成とは異なり、信号合成回
路11から出力される重み付け合成後の信号の残留キャ
リア周波数誤差を補正することができる。この重み付け
合成に基づき、残留キャリア周波数誤差補正回路18
は、合成信号(S13)の残留キャリア周波数誤差を検
出して、S/Nの向上した信号の補正を高精度に行うこ
とができる。
【0046】以上説明したように、本実施形態のダイバ
ーシチ受信回路は、各ブランチで検出されたキャリア周
波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け
合成する。この重み付け合成により、キャリア周波数誤
差量の検出誤差が小さくなるため、各ブランチで独立に
キャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、キャリア
周波数誤差量を高精度に推定することができる。
【0047】この重み付け合成されたキャリア周波数誤
差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とす
ることで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精
度に行うことができる。さらに、本実施形態によるダイ
バーシチ受信回路では、各ブランチで同一量のキャリア
周波数誤差補正を行うため、各ブランチの残留キャリア
周波数誤差量が等しくなる。
【0048】従って、各ブランチ毎に残留キャリア周波
数誤差の補正を行う必要がなく、ダイバーシチ合成後の
信号に対して一括して残留キャリア周波数誤差の補正を
行うことができる。ダイバーシチ合成後の信号ではS/
Nが向上するため、高精度に残留キャリア周波数誤差の
補正を行うことができる。本実施形態は、キャリア周波
数誤差検出の精度の向上及び残留キャリア周波数誤差補
正の精度の向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤
り率特性を改善することができる。
【0049】次に図4には、本発明の第4の実施形態に
係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。本
実施形態は、前述した第2の実施形態の信号合成回路1
1の出力側に第3の実施形態で説明した残留キャリア周
波数誤差補正回路18を設けた構成例である。ここで、
図1及び図2に示した構成部位と同等機能を有する部位
には、同じ参照符号を付して、信号合成回路11までの
詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の
構成例により説明するが、このブランチ数に限定される
ものではない。
【0050】このダイバーシチ受信回路は、各ブランチ
の粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2及び
微調キャリア周波数誤差検出回路15-1,15-2から検
出されるキャリア周波数誤差をそれぞれ加算する加算回
路16-1,16-2と、加算回路16-1,16-2によって
算出されたキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レ
ベルに基づき重み付け合成するキャリア周波数誤差推定
回路12と、キャリア周波数誤差推定回路12の出力か
らそれぞれ粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,1
3-2の出力を減算する減算回路17-1,17-2と、信号
合成回路11から出力される信号残留キャリア周波数誤
差を補正する残留キャリア周波数誤差補正回路18を備
えている。
【0051】このような構成により、キャリア周波数誤
差推定回路12で推定されたキャリア周波数誤差量に基
づき各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行
うため、各ブランチの残留キャリア周波数誤差は等しく
なる。従って、各ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差
補正を行う必要のあった従来の回路構成とは異なり、信
号合成回路11から出力される重み付け合成後の信号
(S13)に対して残留キャリア周波数誤差補正回路1
8により残留キャリア周波数誤差を補正する。つまり、
重み付け合成により、S/Nの向上した信号の残留キャ
リア周波数誤差を補正することにより高精度に残留キャ
リア周波数誤差補正が行われる。
【0052】以上説明した第4の実施形態のダイバーシ
チ受信回路によれば、従来技術による符号誤り率特性の
改善量低下に対して、まず、各ブランチの粗調キャリア
周波数誤差補正回路により検出されたキャリア周波数誤
差量と、微調キャリア周波数誤差補正回路で検出された
キャリア周波数誤差量との加算によって算出された各ブ
ランチの総合のキャリア周波数誤差量を各ブランチの受
信レベルに基づき重み付け合成する。
【0053】この重み付け合成により、キャリア周波数
誤差量の検出誤差が小さくなるため、各ブランチで独立
にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、キャリ
ア周波数誤差量を高精度に推定することができる。この
重み付け合成されたキャリア周波数誤差量を各ブランチ
共通のキャリア周波数誤差補正量にするために、重み付
けされたキャリア周波数誤差補正量から各ブランチの粗
調キャリア周波数誤差検出手段で検出されたキャリア周
波数誤差量を減算した値だけ各ブランチ毎にキャリア周
波数誤差補正を施すことにより、各ブランチのキャリア
周波数誤差補正を高精度に行うことができる。
【0054】また、等化処理後の信号に含まれる残留キ
ャリア周波数誤差の補正を行う場合、各ブランチで独立
にキャリア周波数誤差補正を行う従来構成では、ブラン
チ毎に残留キャリア周波数誤差量が異なるため、ブラン
チ毎に残留キャリア周波数誤差補正を行う必要がある。
【0055】本実施形態のダイバーシチ受信回路では、
各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行うた
め、各ブランチの残留キャリア周波数誤差量が等しくな
る。従って、各ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差の
補正を行う必要がなく、ダイバーシチ合成後の信号に対
して一括して残留キャリア周波数誤差の補正を行うこと
ができる。ダイバーシチ合成後の信号では、S/Nが向
上するため、高精度に残留キャリア周波数誤差の補正を
行うことができる。よって、キャリア周波数誤差検出の
精度の向上及び残留キャリア周波数誤差補正の精度の向
上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性を改
善することができる。
【0056】次に図5には、本発明の第5の実施形態に
係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。本
実施形態は、前述した第1の実施形態の構成の出力側に
位相トラッキング回路を付加したものである。ここで、
図5に示す構成部位において、図1及び図3に示した構
成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブラン
チ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限
定されるものではない。
【0057】この第5実施形態は、前述した第3の実施
形態の構成において、残留キャリア周波数誤差補正回路
18に代わって、位相トラッキング回路19を備えたも
のである。
【0058】このダイバーシチ受信回路は、キャリア周
波数誤差推定回路12により、各ブランチで検出された
キャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づ
き重み付け合成して、キャリア周波数誤差を高精度に推
定する。また、キャリア周波数誤差推定回路12で推定
されたキャリア周波数誤差に基づき、各ブランチで同一
量のキャリア周波数誤差補正を行うため、残留キャリア
周波数誤差に起因する各ブランチの残留位相誤差は等し
くなる。
【0059】従って、各ブランチ毎に残留位相誤差補正
を行う必要のあった従来の回路構成とは異なり、信号合
成回路11は、受信レベル検出回路2-1,2-2により検
出された受信レベル及び、チャネル特性検出回路9-1,
9-2により検出された各サブキャリアの振幅情報に基づ
いて、それぞれのブランチからのチャネル等化信号(S
9),(S10)を重み付け合成することでS/Nの向
上した合成信号(S13)として位相トラッキング回路
19に出力する。この信号合成回路11の出力信号は、
1つの合成信号であるため、トラッキング回路19によ
り合成信号の残留位相誤差を高精度に補正することがで
きる。
【0060】以上説明したように、この第5の実施形態
のダイバーシチ受信回路は、各ブランチで検出されたキ
ャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づ
き、重み付け合成する。この重み付け合成により、キャ
リア周波数誤差量の検出誤差が小さくなるため、各ブラ
ンチで独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比
べ、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することがで
きる。この重み付け合成されたキャリア周波数誤差量を
各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とすること
で、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行
うことができる。
【0061】前述したように、等化処理後の信号に含ま
れる残留キャリア周波数誤差により生じる残留位相誤差
の補正を行う場合、各ブランチで独立に残留位相誤差補
正を行う従来構成では、ブランチ毎に残留キャリア周波
数誤差量が異なるため、ブランチ毎に残留位相誤差補正
を行う必要がある。この従来構成では、低C/N環境下
において各ブランチの残留位相誤差補正の精度が雑音に
より低下する。従って、ダイバーシチによる符号誤り率
特性の改善量が低下していた。
【0062】これに対して、本実施形態によるダイバー
シチ受信回路では、各ブランチで同一量のキャリア周波
数誤差補正を行うため、各ブランチの残留キャリア周波
数誤差量が等しくなる。つまり、残留キャリア周波数誤
差により生じる残留位相誤差量が等しくなる。
【0063】従って、各ブランチ毎に残留位相誤差の補
正を行う必要がなく、ダイバーシチ合成後の信号に対し
て一括して残留位相差の補正を行うことができる。ダイ
バーシチ合成後の信号ではS/Nが向上するため、高精
度に残留位相誤差の補正を行うことができる。以上のこ
とから本実施形態によれば、キャリア周波数誤差検出の
精度の向上及び残留位相誤差補正の精度の向上により、
ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性を改善すること
ができる。
【0064】次に図6には、本発明の第6の実施形態に
係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。本
実施形態は、前述した第2の実施形態の構成における信
号合成回路11の出力側に位相トラッキング回路を付加
したものである。ここで、図6に示す構成部位におい
て、図1及び図2に示した構成部位と同等機能を有する
部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省
略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説
明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0065】本実施形態は、前述した第2の実施形態の
信号合成回路11の出力側に第5の実施形態で説明した
位相トラッキング回路19を設けた構成例である。ここ
で、図1及び図2に示した構成部位と同等機能を有する
部位には、同じ参照符号を付して、信号合成回路11ま
での詳細な説明は省略する。本実施形態は、前述した第
1の実施形態と同様に、ブランチ数2の構成例により説
明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0066】本実施形態は、前述したように高精度にキ
ャリア周波数誤差を推定するキャリア周波数誤差推定回
路12を備え、さらに高精度に残留位相誤差を補正する
手段として、信号合成回路11から出力される信号の残
留位相誤差を補正する位相トラッキング回路19を備え
た構成である。
【0067】この信号合成回路11は、チャネル等化信
号(S9),(S10)を受信レベル検出回路2-1,2
-2により検出された受信レベル及びチャネル特性検出回
路9-1,9-2により検出された各サブキャリアの振幅情
報に基づいて重み付け合成し、合成された合成信号(S
13)を位相トラッキング回路19に与える。
【0068】従って、ブランチ毎に残留位相誤差補正を
行う必要のあった従来構成とは異なり、信号合成回路1
1から出力される重み付け合成後の信号位相トラッキン
グ回路19により高精度に残留位相誤差補正を行うこと
ができる。
【0069】従って、従来技術の問題であったダイバー
シチ受信回路による符号誤り率特性の改善量低下防止の
対策として、第6の実施形態のダイバーシチ受信回路に
よれば、まず、各ブランチの粗調キャリア周波数誤差補
正回路13-1,13-2により検出されたキャリア周波数
誤差量と微調キャリア周波数誤差補正回路15-1,15
-2で検出されたキャリア周波数誤差量との加算によって
算出された各ブランチの総合のキャリア周波数誤差量を
各ブランチの受信レベルに基づき、重み付け合成する。
【0070】次に、この重み付け合成により、キャリア
周波数誤差量の検出誤差が小さくなるため、各ブランチ
で独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、
キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができ
る。
【0071】この重み付け合成されたキャリア周波数誤
差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とす
るために、重み付け構成されたキャリア周波数誤差補正
量から各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出回路1
3-1,13-2で検出されたキャリア周波数誤差量を減算
した値により各ブランチ毎にキャリア周波数誤差補正を
行うことで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高
精度に行うことができる。
【0072】また、等化処理後の信号に含まれる残留キ
ャリア周波数誤差により生じる残留位相誤差の補正を行
う場合、各ブランチで独立に残留位相誤差補正を行う従
来構成では、ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差量が
異なるため、それぞれに残留位相誤差補正を行う必要が
あり、このような従来構成では、低C/N環境下におい
て各ブランチの残留位相誤差補正の精度が雑音により低
下する。
【0073】一方、本実施形態のダイバーシチ受信回路
では、各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を
行うため、各ブランチの残留キャリア周波数誤差量が等
しくなる。つまり、残留キャリア周波数誤差により生じ
る残留位相誤差量が等しくなる。従って、各ブランチ毎
に残留位相誤差の補正を行う必要がなく、ダイバーシチ
合成後の信号に対して、一括して残留位相誤差の補正を
行うことができる。
【0074】前述した第2の実施形態により得られる効
果に加えて、本実施形態は、ダイバーシチ合成後の信号
では、S/Nが向上するため、高精度に残留位相誤差の
補正を行うことができ、キャリア周波数誤差検出の精度
の向上及び残留位相誤差補正の精度の向上により、ダイ
バーシチ受信回路の符号誤り率特性を改善することがで
きる。
【0075】次に図7には、本発明の第7の実施形態に
係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
【0076】本実施形態は、前述した第1の実施形態、
第3の実施形態、又は第5の実施形態の構成におけるキ
ャリア周波数誤差推定回路12の一構成例を図3に示し
た構成にあてはめて図示しているものであるこで、図7
に示す構成部位において、図1及び図3に示した構成部
位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブラン
チ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限
定されるものではない。
【0077】このキャリア周波数誤差推定回路12は、
受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベ
ルから各ブランチの重み係数(W1),(W2)を算出
する重み係数演算回路20と、この各ブランチの重み係
数(W1),(W2)及びキャリア周波数誤差検出回路
6-1,6-2からのキャリア周波数誤差量(A1),(A
2)を乗算する乗算回路21-1,21-2と、これらの乗
算結果を加算し、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7
-2にその加算結果を出力する加算回路22とで構成され
る。
【0078】まず、受信レベル検出回路2-1,2-2から
出力された受信レベルが重み係数演算回路20に入力さ
れる。この重み係数演算回路20では、各ブランチの受
信レベルに基づき、各ブランチの重み係数(W1),
(W2)を演算し、それぞれ乗算回路21-1,21-2に
出力する。
【0079】一方、キャリア周波数誤差検出回路6-1,
6-2は、それぞれタイミング同期信号(S3),(S
4)からキャリア周波数誤差量(A1),(A2)を検
出し、キャリア周波数誤差量(A1),(A2)をそれ
ぞれ乗算回路21-1,21-2に出力する。これらの乗算
回路21-1,21-2は、キャリア周波数誤差量(A
1),(A2)に、それぞれ重み係数(W1),(W
2)を乗算し、その乗算結果(A1)×(W1),(A
2)×(W2)を加算回路22に出力する。加算回路2
2は、与えられた(A1)×(W1)と(A2)×(W
2)とを加算し、加算結果(A1)×(W1)+(A
2)×(W2)をキャリア周波数誤差補正回路7-1,7
-2に出力する。
【0080】本実施形態の作用効果は、前述した第3の
実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0081】次に図8には、本発明の第8の実施形態に
係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。本
実施形態は、前述した第2の実施形態、第4の実施形
態、又は第6の実施形態の構成におけるキャリア周波数
誤差推定回路12の一構成例を図4に示した構成にあて
はめて図示しているものである。ここで、図8に示す構
成部位において、図4に示した構成部位と同等機能を有
する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明
は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例によ
り説明するが、このブランチ数に限定されるものではな
い。
【0082】このキャリア周波数誤差推定回路12は、
受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベ
ルから各ブランチの重み係数(W1),(W2)を算出
する重み係数演算回路20と、この粗調キャリア周波数
誤差検出回路13-1,13-2のキャリア周波数誤差量
(C1),(C2)及び微調キャリア周波数誤差検出回
路15-1,15-2のキャリア周波数誤差量(D1),
(D2)を加算したものと前記各ブランチの重み係数
(W1),(W2)とを乗算する乗算回路21-2,21
-2と、これらの乗算結果を加算し、キャリア周波数誤差
補正回路7-1,7-2にその加算結果を出力する加算回路
22とで構成される。
【0083】まず、受信レベル検出回路2-1,2-2から
出力された受信レベルは、重み係数演算回路20に入力
される。この重み係数演算回路20では、各ブランチ
I,IIの受信レベルに基づき、各ブランチの重み係数
(W1),(W2)を演算し、それぞれ乗算回路21-
2,21-2に出力する。一方、加算回路16-1,16-2
は、粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2の
キャリア周波数誤差量(C1),(C2)と微調キャリ
ア周波数誤差検出回路15-1,15-2のキャリア周波数
誤差量(D1),(D2)とをそれぞれ加算し、その加
算結果(C1)+(D1),(C2)+(D2)をそれ
ぞれ乗算回路21-1,21-2に出力する。
【0084】この乗算回路21-1,21-2は、キャリア
周波数誤差量(C1)+(D1),(C2)+(D2)
に、それぞれ重み係数(W1),(W2)を乗算し、乗
算結果{(C1)+(D1)}×(W1),{(C2)
+(D2)}×(W2)を加算回路22に出力する。加
算回路22は、入力されたそれぞれの乗算値{(C1)
+(D1)}×(W1)と{(C2)+(D2)}×
(W2)とを加算し、その加算結果{(C1)+(D
1)}×(W1)+{(C2)+(D2)}×(W2)
をキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2に減算回路1
7-1,17-2を経由して出力する。以上説明した本実施
形態の作用効果は、前述した第4の実施形態と同等の効
果を得ることができる。
【0085】次に図9には、本発明の第9の実施形態に
係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。本
実施形態は、前述した第1の実施形態乃至第8実施形態
の構成における信号合成回路11の一構成例を図8に示
す構成にあてはめて図示しているものである。ここで、
図9に示す構成部位において、図8に示した構成部位と
同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、そ
の詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2
の構成例により説明するが、このブランチ数に限定され
るものではない。
【0086】この信号合成回路11は、受信レベル検出
回路2-1,2-2から出力された受信レベルとチャネル特
性検出回路9-1,9-2で検出された各サブキャリアの振
幅情報とから各ブランチの重み係数(W3),(W4)
を算出する重み係数演算回路23と、この各ブランチの
重み係数(W3),(W4)とチャネル等化信号(S
9),(S10)とを乗算する乗算回路24-1,24-2
と、これらの乗算結果を加算し、残留キャリア周波数誤
差補正回路18にその加算結果を出力する加算回路25
とで構成される。
【0087】まず、受信レベル検出回路2-1,2-2から
出力された受信レベルとチャネル特性検出回路9-1,9
-2で検出された各サブキャリアの振幅情報とが重み係数
演算回路23に入力される。この重み係数演算回路23
では、各ブランチの受信レベル及び各サブキャリアの振
幅情報に基づき、各ブランチのサブキャリア毎の重み係
数(W3),(W4)を演算し、それぞれ乗算回路24
-2,24-2に出力する。一方、チャネル等化回路10-
1,10-2は、チャネル等化信号(S9),(S10)
をそれぞれ乗算回路24-1,24-2に出力する。
【0088】そして乗算回路24-1,24-2は、チャネ
ル等化信号(S9),(S10)にそれぞれ重み係数
(W3),(W4)を乗算して、その乗算結果(S9)
×(W3),(S10)×(W4)を加算回路25に出
力する。加算回路25は、与えられた(S9)×(W
3)と(S10)×(W4)とを加算し、加算結果(S
9)×(W3)+(S10)×(W4)を残留キャリア
周波数誤差補正回路18に与える。
【0089】よって、本実施形態によれば、受信レベル
と各サブキャリアの振幅情報に基づいて、チャネル等化
信号(S9),(S10)を重み付け合成して、S/N
の向上した合成信号(S13)を生成する。
【0090】次に図10には、本発明の第10の実施形
態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明す
る。本実施形態は、前述した第1の実施形態乃至第6の
実施形態の構成にタイミング推定回路26を付加するも
のであり、それを第3の実施形態(図3)にあてはめて
図示したものである。ここで、図10に示す構成部位に
おいて、図3に示した構成部位と同等機能を有する部位
には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明す
るが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0091】前述した各実施形態において、タイミング
検出回路4-1,4-2で検出された各タイミング情報は、
各ブランチのタイミング同期回路に出力していた。タイ
ミング検出回路4-1,4-2は、それぞれ雑音及びフェー
ジングにより検出するタイミング情報に異なる誤差を生
じる。そこで、本実施形態では、このずれの発生を抑制
するためのタイミング推定回路26を設ける。
【0092】このタイミング推定回路26は、各ブラン
チの受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信
レベルに基づき、各ブランチのタイミング検出回路4-
1,4-2で検出された各タイミング情報を重み付け合成
し、合成したタイミング情報(F)をそれぞれタイミン
グ同期回路27-1,27-2に出力する。
【0093】本実施形態によれば、重み付け合成された
タイミング情報(F)により、タイミング同期回路27
-1,27-2が共に動作するため、ブランチ間のタイミン
グずれが無くなり、精度の高いタイミングに信号が得ら
れ、キャリア周波数誤差が推定され、高精度に補正を行
うことができる。
【0094】次に図11には、本発明の第11の実施形
態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明す
る。本実施形態において、セレクタ29-1,29-2は、
受信レベルに応じてそれぞれタイミング同期信号(S1
4-1)及び(S14-3)、又は(S14-2)及び(S1
4-4)のどちらかの組合わせを選択する機能を持ち、タ
イミング精度を向上させるものである。この構成におい
て、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2及びキャリ
ア周波数誤差検出回路6-1,6-2以降の構成において
は、前述した第1の実施形態乃至第6の実施形態の構成
と同等であり、本実施形態はこれを第3の実施形態(図
3)にあてはめた例として記載されている。図3に示し
た構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号
を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、
ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ
数に限定されるものではない。
【0095】このダイバーシチ受信回路においては、受
信回路3-1から出力された受信信号(S1)がタイミン
グ検出回路4-1及びタイミング同期回路28-1,28-2
にそれぞれ入力される。また、受信回路3-2から出力さ
れた受信信号(S2)は、タイミング検出回路4-2及び
タイミング同期回路28-3,28-4にそれぞれ入力され
る。
【0096】タイミング検出回路4-1,4-2は、入力さ
れた受信信号(S1),(S2)から同期処理に必要な
タイミング情報(G1),(G2)をそれぞれ検出す
る。
【0097】このタイミング情報(G1)は、タイミン
グ同期回路28-1と他方のブランチにあるタイミング同
期回路28-3に出力し、またタイミング情報(G2)
は、タイミング同期回路28-4と他方のブランチにある
タイミング同期回路28-2に出力する。
【0098】これらのタイミング同期回路28-1,28
-2,28-3,28-4は、それぞれ与えられたタイミング
情報に基づき、タイミング同期処理を行い、それぞれタ
イミング同期処理を行ったタイミング同期信号(S14
-1),(S14-2),(S14-3),(S14-4)を出
力する。
【0099】このうち、タイミング同期信号(S14-
1),(S14-2)は、セレクタ29-1に出力し、タイ
ミング同期信号(S14-3),(S14-4)はセレクタ
29-2に入力される。
【0100】一方、受信レベル検出回路2-1,2-2から
出力された受信レベルは、受信レベル比較回路30に入
力される。受信レベル比較回路30は、入力された受信
レベルを比較して、最大の受信レベルを持つブランチ側
を選択する指示をブランチ情報としてセレクタ29-1,
29-2に出力する。セレクタ29-1,29-2は 、それ
ぞれ与えられたブランチ情報に基づき、同じブランチ側
を選択するように動作してタイミング同期信号を選択
し、該タイミング信号をキャリア周波数誤差検出回路6
-1,6-2及びキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2へ
出力する。
【0101】これにより、精度の良いタイミング情報で
タイミング同期処理を行った信号が得られる。
【0102】次に図12には、本発明の第12の実施形
態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明す
る。本実施形態は、前述した第1の実施形態乃至第6の
実施形態におけるキャリア周波数誤差推定回路12に代
わって、同様な推定処理を行う選択回路31を付加した
構成である。図12に示す構成は、例えば、第8の実施
形態の構成におけるキャリア周波数誤差推定回路12に
代わって、簡易な論理回路構成で実現できる選択回路3
1を配置した例である。この図12に示す構成部位にお
いて、図8に示した構成部位と同等機能を有する部位に
は、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明す
るが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0103】この選択回路31は、受信レベル検出回路
2-1,2-2から出力された受信レベル及び、加算回路1
6-1,16-2から出力されたキャリア周波数誤差を示す
加算結果(C1+D1),(C2+D2)が入力され
る。
【0104】この選択回路31において、受信レベルの
大きさにより、何れかのブランチを選択して、選択され
た側の加算回路から出力された加算結果を減算回路17
-1,17-2に出力する。そして減算回路17-1,17-2
で所定の減算処理を行い、キャリア周波数誤差補正回路
7-1,7-2にそれぞれ出力する。
【0105】これにより、受信レベルの高いブランチ側
を選択することで、より精度のよいキャリア周波数誤差
量を用いて補正を実施できる。
【0106】ンチの受信レベルに基づき重み付け合成
し、この重み付け合成により、キャリア周波数誤差量の
検出誤差を小さくして、キャリア周波数誤差量を高精度
に推定することができ、これを各ブランチ共通のキャリ
ア周波数誤差補正量とすることで、各ブランチのキャリ
ア周波数誤差補正を高精度に行うことができ、キャリア
周波数誤差補正の精度向上により、ダイバーシチ受信回
路の符号誤り率特性を改善することができる。
【0107】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
ブランチから検出されるキャリア周波数誤差量を各ブラ
ンチの受信レベルに基づき重み付け合成することによ
り、キャリア周波数誤差検出回路のキャリア周波数誤差
量検出精度を高め、符号誤り率を改善するダイバーシチ
受信回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図2】第2の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図3】第3の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図4】第4の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図5】第5の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図6】第6の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図7】第7の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図8】第8の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図9】第9の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の
構成例を示す図である。
【図10】第10の実施形態に係るダイバーシチ受信回
路の構成例を示す図である。
【図11】第11の実施形態に係るダイバーシチ受信回
路の構成例を示す図である。
【図12】第12の実施形態に係るダイバーシチ受信回
路の構成例を示す図である。
【図13】従来のOFDM変復調方式に適したダイバー
シチ受信回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1-1,1-2…アンテナ 2-1,2-2…受信レベル検出回路 3-1,3-2…受信回路 4-1,4-2…タイミング検出回路 5-1,5-2…タイミング同期回路 6-1,6-2…キャリア周波数誤差検出回路 7-1,7-2…キャリア周波数誤差補正回路 8-1,8-2…フーリエ変換回路 9-1,9-2…チャネル特性検出回路 10-1,10-2…チャネル等化回路 11…信号合成回路 12…キャリア周波数誤差推定回路
フロントページの続き (72)発明者 溝口 匡人 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 守倉 正博 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD13 DD19 DD33 DD42 5K059 CC03 DD32 DD35 EE02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受信経路(ブランチ)を有し、何
    れかの受信信号のうちの1つを選択して若しくは合成処
    理による1つの信号を生成し出力するダイバーシチ受信
    回路において、 前記各受信経路で得られた受信レベルの大小に基づき、
    前記受信信号から得られたキャリア周波数誤差量にそれ
    ぞれ重み付けを行い、それらのキャリア周波数誤差量を
    合成するキャリア周波数誤差推定手段を具備し、 前記キャリア周波数誤差推定手段により推定された前記
    キャリア周波数誤差量を前記各受信経路のキャリア周波
    数誤差補正に用いることを特徴とするダイバーシチ受信
    回路。
  2. 【請求項2】 フェージングに対して互いに独立な複数
    系統のOFDM信号をそれぞれ受信する複数の受信手段
    と、 前記各受信手段によって得られた受信信号の受信レベル
    をそれぞれ検出する複数の受信レベル検出手段と、 前記各受信手段によって得られた前記受信信号からそれ
    ぞれタイミング同期処理に必要なタイミング情報を検出
    する複数のタイミング検出手段と、 前記各タイミング検出手段により検出された前記タイミ
    ング情報を用いて前記各受信手段によって得られた前記
    受信信号に対しタイミング同期処理をそれぞれ行う複数
    のタイミング同期手段と、 前記各タイミング同期手段の出力信号からそれぞれキャ
    リア周波数誤差量を検出する複数のキャリア周波数誤差
    検出手段と、 前記各キャリア周波数誤差検出手段によって検出された
    前記各キャリア周波数誤差量を前記各受信レベル検出手
    段によって検出された前記受信レベルに基づいて重み付
    け合成することによりキャリア周波数誤差量を推定する
    キャリア周波数誤差推定手段と、 前記キャリア周波数誤差推定手段により推定された前記
    キャリア周波数誤差量に基づき前記各タイミング同期手
    段の出力信号のキャリア周波数誤差補正をそれぞれ行う
    複数のキャリア周波数誤差補正手段と、 前記各キャリア周波数誤差補正手段の出力信号をそれぞ
    れフーリエ変換する複数のフーリエ変換手段と、 前記各フーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号
    からサブキャリアの振幅情報及び位相情報をそれぞれ検
    出する複数のチャネル特性検出手段と、 前記各チャネル特性検出手段により検出された前記各サ
    ブキャリアの振幅情報及び位相情報を用いて前記各フー
    リエ変換手段の出力信号に対しそれぞれ等化処理を行う
    複数のチャネル等化手段と、 前記各チャネル等化手段の出力信号を前記各受信レベル
    検出手段により検出された受信レベル及び前記各チャネ
    ル検出手段により検出された前記各サブキャリアの振幅
    情報を基に重み付け合成を行う信号合成手段とを具備す
    ることを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  3. 【請求項3】 フェージングに対して互いに独立な複数
    系統のOFDM信号をそれぞれ受信する複数の受信手段
    と、 前記各受信手段によって得られた受信信号の受信レベル
    をそれぞれ検出する複数の受信レベル検出手段と、 前記各受信手段によって得られた前記受信信号からキャ
    リア周波数誤差量をそれぞれ検出する複数の粗調キャリ
    ア周波数誤差検出手段と、 前記各粗調キャリア周波数誤差推定手段により推定され
    たキャリア周波数誤差量に基づき前記各受信手段によっ
    て得られた前記受信信号に対しキャリア周波数誤差補正
    をそれぞれ行う複数の第1のキャリア周波数誤差補正手
    段と、 前記各第1のキャリア周波数誤差補正手段の出力信号か
    らそれぞれタイミング同期処理に必要なタイミング情報
    を検出する複数のタイミング検出手段と、 前記各タイミング検出手段により検出されたタイミング
    情報を用いて前記各第1のキャリア周波数誤差補正手段
    の出力信号に対しタイミング同期処理を行う複数のタイ
    ミング同期手段と、 前記各タイミング同期手段の出力信号からそれぞれキャ
    リア周波数誤差量を検出する複数の微調キャリア周波数
    誤差検出手段と、 前記各粗調キャリア周波数誤差検出手段より検出された
    キャリア周波数誤差量及び前記各微調キャリア周波数誤
    差検出手段より検出されたキャリア周波数誤差量をそれ
    ぞれ加算する複数の加算手段と、 前記各加算手段の出力を前記各受信レベル検出手段によ
    って検出された受信レベルに基づいて重み付け合成する
    ことにより、キャリア周波数誤差量を推定するキャリア
    周波数誤差推定手段と、 前記キャリア周波数誤差推定手段により推定されたキャ
    リア周波数誤差量から前記各粗調キャリア周波数誤差検
    出手段により検出されたキャリア周波数誤差をそれぞれ
    減算する複数の減算手段と、 前記各減算手段の出力に基づき前記各タイミング同期手
    段の出力信号のキャリア周波数誤差補正をそれぞれ行う
    複数の第2のキャリア周波数誤差補正手段と、 前記各第2のキャリア周波数誤差補正手段の出力信号を
    それぞれフーリエ変換する複数のフーリエ変換手段と、 前記各フーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号
    からサブキャリアの振幅情報及び位相情報をそれぞれ検
    出する複数のチャネル特性検出手段と、 前記各チャネル特性検出手段により検出された各サブキ
    ャリアの振幅情報及び位相情報を用いて前記各フーリエ
    変換手段の出力信号に対しそれぞれ等化処理を行う複数
    のチャネル等化手段と、 前記各チャネル等化手段の出力信号を前記各受信レベル
    検出手段により検出された前記受信レベル及び前記各チ
    ャネル検出手段により検出された前記各サブキャリアの
    振幅情報を基に重み付け合成を行う信号合成手段とを具
    備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  4. 【請求項4】 前記請求項2に記載のダイバーシチ受信
    回路において、 前記信号合成手段による合成出力の残留キャリア周波数
    誤差を補正する残留キャリア周波数誤差補正手段を、さ
    らに具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  5. 【請求項5】 前記請求項3に記載のダイバーシチ受信
    回路において、 前記信号合成手段による合成出力の残留キャリア周波数
    誤差を補正する残留キャリア周波数誤差補正手段を、さ
    らに具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  6. 【請求項6】 前記請求項2に記載のダイバーシチ受信
    回路において、 前記各チャネル等化手段の出力信号を前記信号合成手段
    により1つに合成された合成出力に対して、理想的な位
    相からの回転量を検出し、合成信号の残留位相誤差の補
    正を行う位相トラッキング手段を、さらに具備すること
    を特徴とするダイバーシチ受信回路。
  7. 【請求項7】 前記請求項3に記載のダイバーシチ受信
    回路において、 前記信号合成手段により1つに合成された合成出力にお
    ける、送信される信号の位相を基準とした位相の回転量
    を検出し、合成信号の残留位相誤差の補正を行う位相ト
    ラッキング手段を、さらに具備することを特徴とするダ
    イバーシチ受信回路。
  8. 【請求項8】 前記請求項2、前記請求項4若しくは前
    記請求項6に記載の前記キャリア周波数誤差推定手段
    は、 前記各受信レベル検出手段により検出された受信レベル
    の大きさに応じて、各系統の重み係数を演算する重み係
    数演算手段と、 前記各キャリア周波数誤差検出手段により出力されたキ
    ャリア周波数誤差量に前記各重み係数をそれぞれ乗算す
    る複数の乗算手段と、 前記各乗算手段の出力信号を加算する加算手段と、を具
    備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  9. 【請求項9】 前記請求項3、前記請求項5若しくは前
    記請求項7に記載のキャリア周波数誤差推定手段は、 前記各受信レベル検出手段により検出された受信レベル
    の大きさに応じて、各系統の重み係数を演算する重み係
    数演算手段と、 前記各加算手段から出力されたキャリア周波数誤差量に
    前記各重み係数をそれぞれ乗算する複数の乗算手段と、 前記各乗算手段の出力信号を加算する加算手段と、を具
    備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  10. 【請求項10】 前記請求項2乃至前記請求項10の何
    れかに記載のダイバーシチ受信回路において、さらに前
    記各タイミング検出手段により出力されたタイミング情
    報を前記各受信レベル検出手段により検出される受信レ
    ベルの大きさに基づき、重み付け合成することにより、
    同期処理に必要なタイミングを推定するタイミング推定
    手段と、 前記タイミング推定手段から出力されるタイミング情報
    に基づき、各ブランチの同期処理をそれぞれ行う複数の
    タイミング同期手段と、を具備することを特徴とするダ
    イバーシチ受信回路。
  11. 【請求項11】 前記請求項2乃至前記請求項10の何
    れかに記載のダイバーシチ受信回路において、 それぞれのブランチに該ブランチ数と同等数が配置され
    て、前記各受信手段によって得られた各受信信号に対し
    前記タイミング検出手段の全てから検出されたタイミン
    グ情報に基づいて同期処理を行うタイミング同期手段
    と、 前記各受信レベル検出手段により検出された受信レベル
    を比較して最大の受信レベルを持つブランチを検出する
    受信レベル比較手段と、 各ブランチに複数設置された前記タイミング同期手段の
    出力信号のうちから、前記受信レベル比較手段により検
    出されたブランチ情報に基づき信号を選択する複数の選
    択手段と、を具備することを特徴とするダイバーシチ受
    信回路。
  12. 【請求項12】 複数の受信経路を有し、何れかの受信
    信号の1つを選択若しくは合成処理による1つの信号を
    生成して出力するダイバーシチ受信回路において、 前記各受信経路で得られた受信信号のうち、受信信号の
    レベルの大きい受信経路で発生するキャリア周波数誤差
    量を選択する選択手段を具備し、 前記選択手段により選択されたキャリア周波数誤差量を
    前記各受信経路における同期タイミングを図るためのキ
    ャリア周波数誤差補正に用いることを特徴とするダイバ
    ーシチ受信回路。
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