JPH11205208A - ダイバーシチ受信装置 - Google Patents

ダイバーシチ受信装置

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JPH11205208A
JPH11205208A JP10006071A JP607198A JPH11205208A JP H11205208 A JPH11205208 A JP H11205208A JP 10006071 A JP10006071 A JP 10006071A JP 607198 A JP607198 A JP 607198A JP H11205208 A JPH11205208 A JP H11205208A
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frequency
transmission line
signal
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    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
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    • H04B7/0837Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using pre-detection combining
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only

Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチパス伝播環境下に適するダイバーシチ受
信装置を実現する。 【解決手段】 このOFDMダイバーシチ受信装置は、
無線伝送されたOFDM信号を受信して周波数スペクト
ル信号を生成すると共に、この周波数スペクトル信号か
ら伝送路周波数応答を算出し、算出した伝送路周波数応
答に応じた重み付けを周波数スペクトル信号に行って出
力する複数の受信ブランチ#1〜#nと、各受信ブラン
チ#1〜#nから出力された各周波数スペクトル信号を
合成する周波数スペクトル合成手段104と、合成され
た周波数スペクトル信号からディジタル信号系列を復調
する復調手段105とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重(orthogonal frequency division multiplexing:O
FDM)伝送方式によりディジタル信号系列を無線伝送
する無線通信システムの基地局や端末局、または同伝送
方式によりディジタル信号系列の無線放送を行う放送シ
ステムの受信局などに用いられるダイバーシチ受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、例えば地上波テレビ放送などには
アナログ方式が採用されているが、西暦2000年を目
処にディジタル方式への移行が開始される予定である。
地上波テレビ放送は、一つの送信局でカバーするエリア
が極めて広いため、受信装置側で無線電波伝播特有の多
重反射電波伝播(マルチパス)の影響を受け易く、受信
映像にゴーストなどが生じて映像の品質が劣化するとい
う深刻な問題を抱えている。
【0003】このマルチパスの規模は、携帯電話や自動
車電話などの無線通信システムで対象としているマルチ
パスの規模よりも遥かに大きく、この種の無線通信シス
テムでマルチパス対策に有効とされている適応自動等化
器などを用いても、もはや対応しきれるものではない。
【0004】そこで、劣悪なマルチパス伝播環境におい
ても原理的に耐性を持ち、高品質な情報伝送が可能であ
る直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式が、地上波
テレビ放送のディジタル伝送方式として採用される予定
である。
【0005】このOFDM伝送方式において伝送される
OFDM信号には送信波形(シンボル)の一部をコピー
したガード期間が設けられており、このガード期間がガ
ード期間長以下のマルチパス伝播を吸収し、受像品質の
致命的な劣化を防いでいる。また、このOFDM伝送方
式の耐マルチパス伝送特性は、地上波テレビ放送だけで
なく、公衆網や構内網で今後展開されるであろうマルチ
メディア通信等の広帯域無線通信システムでも注目され
ており採用への技術検討が進められている。
【0006】さらに、OFDM伝送方式は、この耐マル
チパス伝送特性を生かし、同一の内容を同一の周波数で
同時に送信する単一周波数ネットワーク(single frequ
encynetwork :SFN)が構築できるので、従来のよ
うに地域ごとに送信周波数を変更しなければならないと
いう周波数利用の無駄をなくすという点(利用周波数帯
の圧縮)でも非常に有効な伝送方式である。
【0007】しかしながら、いくらOFDM伝送方式が
耐マルチパス伝送特性に優れていると言えども、マルチ
パス伝播により生じる厳しい周波数選択性フェージング
の影響や、移動受信の際に生じるドップラーシフトや、
時間フェージングの影響による受信特性の劣化などか
ら、受信品質を完全に確保するものではない。
【0008】特に、ディジタル地上波テレビ放送や次世
代マルチメディア通信で期待される高品質な画像(高精
細画像)の伝送には、音声通信がメインである現存の携
帯電話・自動車電話などよりも遥かに高安定かつ高品質
な無線伝送技術が要求され、より良好な受信特性が得ら
れる受信装置の実現が急務になっている。
【0009】さらに、周波数有効利用の面からも、大量
の情報を有する高精細画像の伝送を狭い無線帯域で伝送
する技術が必要であり、移動を考慮した無線伝播環境下
での高効率な変調方式、例えばQAM変調方式などの多
値変調方式の採用が検討されている。
【0010】ところが、この種の多値変調方式は、耐雑
音特性や耐干渉特性に弱く(歪みに弱く)、送信局や基
地局から離れた遠方の場所で電波を受信する受信装置や
移動しながら電波を受信する受信装置などでは、低信号
対雑音比状態での受信や電波伝播歪みを受けた状態で受
信することになるため、いとも簡単に受信特性が劣化し
てしまい、満足な品質での情報伝送が実現できないとい
う問題がある。
【0011】特に地上波テレビ放送では、カバーエリア
が極めて広く、受信特性の劣化は極めて深刻な問題とな
ることから、受信品質改善技術の開発が望まれる。
【0012】劣悪な多重電波伝播環境や移動受信環境下
における受信特性改善策としては、従来からダイバーシ
チ受信などが考えられているが、ダイバーシチ受信の実
現には、劣悪な電波伝播環境下での時間フェージング歪
みの同定(時間軸方向の変化量の推定)と周波数選択性
フェージング歪みの同定(周波数軸方向の変化量の推
定)とを必要とする。特に合成ダイバーシチでは、各受
信ブランチごとに正確な歪み(振幅と位相)の推定を行
わなければ、効率の良い合成(最大比合成)を行うこと
はできない。
【0013】従来、この歪みの推定が困難であるため
に、合成ダイバーシチの適用は敬遠されてきた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにディジ
タル信号系列を直交周波数分割多重伝送方式によって無
線伝送を行う場合、直交周波数分割多重伝送方式の耐マ
ルチパス伝送特性を有効に利用しつつも、広大なカバー
エリア内のすべての場所で高品質かつ高精細な情報の伝
送を実現するには、厳しい多重反射電波伝播環境での受
信特性の劣化改善策や移動受信時の受信特性の劣化改善
策の適用が必要であり、特に画像情報の伝送が主となる
今後のマルチメディア通信やディジタル地上波放送で
は、多値QAM変調などの高効率な多値変調方式の適用
が必須となり、直交周波数分割多重伝送方式における受
信特性の改善策、とりわけOFDM信号のダイバーシチ
受信技術の開発が急務である。
【0015】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その第1の目的は、受信ブランチごと
に正確な歪み推定を行うことにより合成ダイバーシチ性
能を向上することのできるダイバーシチ受信装置を提供
することにある。
【0016】また、本発明の第2の目的は、多重反射電
波伝播環境や移動受信環境下において高効率変調方式を
採用した直交周波数分割多重信号の受信特性を向上する
ことにある。
【0017】さらに、本発明の第3の目的は、劣悪な無
線伝播環境下においても高品質な情報の伝送を実現する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、無線伝送されてきた直
交周波数分割多重信号を周波数変換して得た周波数スペ
クトル信号を、前記周波数スペクトル信号から求めた伝
送路周波数応答に応じて重み付けして出力する複数の受
信手段と、前記各受信手段からそれぞれ出力された周波
数スペクトル信号を合成する合成手段と、合成された前
記周波数スペクトル信号からディジタル信号系列を復調
する復調手段とを具備したことを特徴としている。
【0019】この請求項1記載の発明の場合、各受信手
段において直交周波数分割多重信号を周波数変換して得
た周波数スペクトル信号を、それぞれから算出した伝送
路周波数応答に応じて重み付けして合成手段へ出力し、
それぞれの周波数スペクトル信号を合成手段でスペクト
ル毎に合成するので、各受信ブランチごとに伝送路周波
数応答の歪みをほぼ正確に補正できるようになり、合成
ダイバーシチ性能を向上することができる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載のダ
イバーシチ受信装置において、前記各受信手段は、前記
直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、前記受
信手段により受信された直交周波数分割多重信号を周波
数変換して周波数スペクトル信号を生成する周波数スペ
クトル変換手段と、参照用の周波数スペクトル信号を生
成する参照用周波数スペクトル生成手段と、前記周波数
スペクトル変換手段により変換された周波数スペクトル
信号と前記参照用の周波数スペクトル信号とから伝送路
周波数応答を算出する伝送路周波数応答算出手段と、前
記伝送路周波数応答算出手段により算出された伝送路周
波数応答に基づいて前記周波数スペクトル信号を重み付
けして出力する重み付け手段とを具備したことを特徴と
している。
【0021】この請求項2記載の発明の場合、各受信手
段内の重み付け手段において、それぞれの伝送路周波数
応答算出手段により算出された伝送路周波数応答に基づ
いて各周波数スペクトル信号を重み付けするので、各受
信ブランチごとに伝送路周波数応答の歪みをほぼ正確に
補正できるようになり、合成ダイバーシチ性能を向上す
ることができる。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1記載のダ
イバーシチ受信装置において、前記各受信手段は、前記
直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、前記受
信手段により受信された直交周波数分割多重信号を周波
数変換して周波数スペクトル信号を生成する周波数スペ
クトル変換手段と、参照用の周波数スペクトル信号を生
成する参照用周波数スペクトル生成手段と、前記周波数
スペクトル変換手段により変換された周波数スペクトル
信号と前記参照用の周波数スペクトル信号とから伝送路
周波数応答を算出する伝送路周波数応答算出手段と、前
記伝送路周波数応答算出手段により算出された伝送路周
波数応答に含まれる雑音成分を除去するフィルタリング
手段と、前記フィルタリング手段により雑音成分が除去
された伝送路周波数応答に基づいて前記周波数スペクト
ル信号を重み付けして出力する重み付け手段とを具備し
たことを特徴としている。
【0023】この請求項3記載の発明の場合、各受信手
段内の伝送路周波数応答算出手段と重み付け手段との間
に、伝送路周波数応答算出手段により算出されたそれぞ
れの伝送路周波数応答をフィルタリングするフィルタリ
ング手段を介挿したことで、伝送路周波数応答の歪みを
除去でき、重み付け手段においてこの歪みを除去した伝
送路周波数応答を用いて重み付け処理を正確に行えるよ
うになり合成ダイバーシチ性能を向上することができ
る。
【0024】請求項4記載の発明は、参照用の周波数ス
ペクトル信号を生成する参照用周波数スペクトル生成手
段と、無線伝送されてきた直交周波数分割多重信号を周
波数変換して得た周波数スペクトル信号と前記参照用周
波数スペクトル生成手段により生成された参照用周波数
スペクトル信号とから伝送路周波数応答を算出し、算出
した伝送路周波数応答を用いて前記周波数スペクトル信
号の重み付けを行い出力する複数の受信手段と、前記各
受信手段からそれぞれ出力された周波数スペクトル信号
を合成する合成手段と、前記合成手段により合成された
周波数スペクトル信号からディジタル信号系列を復調す
る復調手段とを具備したことを特徴としている。
【0025】この請求項4記載の発明の場合、各受信手
段から参照用周波数スペクトル生成手段を独立させて一
つに統合したので、受信手段を小型化することができ
る。
【0026】請求項5記載の発明は、無線伝送されてき
た直交周波数分割多重信号を周波数変換して得た周波数
スペクトル信号と、前記周波数スペクトル信号から求め
た伝送路周波数応答とを出力する複数の受信手段と、前
記各受信手段からそれぞれ出力された伝送路周波数応答
を用いて各周波数スペクトル信号の重み付けを行う重み
付け手段と、前記重み付け手段によりそれぞれが重み付
けられた周波数スペクトル信号を合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された周波数スペクトル信号か
らディジタル信号系列を復調する復調手段とを具備した
ことを特徴としている。
【0027】この請求項5記載の発明の場合、各受信手
段から重み付け手段を独立させて一つに統合し、各受信
手段では、受信された直交周波数分割多重信号を変換し
て得た周波数スペクトル信号とこの周波数スペクトル信
号から求めた伝送路周波数応答とを重み付け手段へ出力
し、重み付け手段において、各受信手段からそれぞれ出
力された伝送路周波数応答を用いて各周波数スペクトル
信号の重み付けを行うので、受信手段を小型化すること
ができる。
【0028】請求項6記載の発明は、請求項5記載のダ
イバーシチ受信装置において、前記各受信手段は、前記
直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、前記受
信手段により受信された直交周波数分割多重信号を周波
数変換して周波数スペクトルを生成する周波数スペクト
ル変換手段と、参照用の周波数スペクトル信号を生成す
る参照用周波数スペクトル生成手段と、前記周波数スペ
クトル変換手段により変換された周波数スペクトル信号
と前記参照用の周波数スペクトル信号とから伝送路周波
数応答を算出する伝送路周波数応答算出手段とを具備し
たことを特徴としている。
【0029】請求項7記載の発明は、参照用の周波数ス
ペクトルを生成する参照用周波数スペクトル生成手段
と、無線伝送されてきた直交周波数分割多重信号を周波
数変換して得た周波数スペクトル信号と前記周波数スペ
クトル信号から求めた伝送路周波数応答とを出力する複
数の受信手段と、前記各受信手段からそれぞれ出力され
た伝送路周波数応答を用いて前記各周波数スペクトル信
号の重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付け手段
によりそれぞれが重み付けられた前記周波数スペクトル
信号を合成する合成手段と、前記周波数スペクトル信号
からディジタル信号系列を復調する復調手段とを具備し
たことを特徴としている。
【0030】この請求項7記載の発明の場合、各受信手
段から参照用周波数スペクトル生成手段と重み付け手段
とを独立させたことにより受信手段、つまり各受信ブラ
ンチを小型化することができる。
【0031】請求項8記載の発明は、請求項7記載のダ
イバーシチ受信装置において、前記各受信手段は、前記
直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、前記受
信手段により受信された直交周波数分割多重信号を周波
数変換して周波数スペクトル信号を生成する周波数スペ
クトル変換手段と、前記周波数スペクトル変換手段によ
り変換された周波数スペクトル信号と前記参照用周波数
スペクトル生成手段により生成された参照用の周波数ス
ペクトル信号とから伝送路周波数応答を算出する伝送路
周波数応答算出手段と、前記伝送路周波数応答算出手段
により算出された伝送路周波数応答に含まれる雑音成分
を除去するフィルタリング手段とを具備したことを特徴
としている。
【0032】この請求項8記載の発明の場合、各受信手
段の内部にフィルタリング手段を設け、伝送路周波数応
答算出手段により算出された伝送路周波数応答に含まれ
る雑音成分を除去した上で、各受信手段の外にある重み
付け手段に出力することにより、重み付け手段におい
て、歪みを除去した伝送路周波数応答を用いて各周波数
スペクトル信号の重み付け処理を正確に行えるようにな
り合成ダイバーシチ性能を向上することができる。
【0033】請求項9記載の発明は、請求項7記載のダ
イバーシチ受信装置において、前記合成手段により合成
された周波数スペクトル信号を、前記各受信手段からそ
れぞれ出力された伝送路周波数応答を用いてスペクトル
毎に振幅補正して前記復調手段へ出力する振幅補正手段
をさらに具備したことを特徴としている。
【0034】この請求項9記載の発明の場合、合成手段
と復調手段との間に振幅補正手段を介挿し、合成された
周波数スペクトル信号をさらに補正することにより、復
調手段において、ディジタルデータ系列をより正確に復
調することができる。
【0035】請求項10記載の発明は、無線伝送されて
きた直交周波数分割多重信号を周波数変換して得た周波
数スペクトル信号と、前記周波数スペクトル信号から求
めた伝送路周波数応答とを出力する複数の受信手段と、
前記各受信手段からそれぞれ出力された周波数スペクト
ル信号を合成する合成手段と、前記合成手段により合成
された周波数スペクトル信号を、前記各受信手段から出
力されたそれぞれの伝送路周波数応答を用いてスペクト
ル毎に振幅補正する振幅補正手段と、前記振幅補正手段
により振幅補正された周波数スペクトル信号からディジ
タル信号系列を復調する復調手段とを具備したことを特
徴としている。
【0036】この請求項10記載の発明の場合、受信手
段にて重み付けせずとも、受信手段から出力された周波
数スペクトル信号を合成手段で合成しその合成周波数ス
ペクトル信号に対して振幅補正手段が各受信手段により
求められた伝送路周波数応答を用いてスペクトル毎に振
幅補正することにより、復調手段において、ディジタル
データ系列をより正確に復調することができる。
【0037】請求項11記載の発明は、請求項10記載
のダイバーシチ受信装置において、前記各受信手段は、
前記直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、前
記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号を
周波数変換して周波数スペクトルを生成する周波数スペ
クトル変換手段と、前記周波数スペクトル変換手段によ
り変換された周波数スペクトルと前記参照用周波数スペ
クトル生成手段により生成された参照用の周波数スペク
トルとから伝送路周波数応答を算出する伝送路周波数応
答算出手段と、前記伝送路周波数応答算出手段により算
出された伝送路周波数応答に基づいて前記周波数スペク
トル信号を重み付けして出力する重み付け手段とを具備
したことを特徴としている。
【0038】この請求項11記載の発明の場合、各受信
手段内に重み付け手段を設けると共に、各受信手段の後
段に振幅補正手段を設けることにより、互いの相乗効果
が得られるようになり周波数スペクトル信号をより正確
に再現することができる。
【0039】請求項12記載の発明は、請求項10記載
のダイバーシチ受信装置において、前記各受信手段は、
前記直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、前
記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号を
周波数変換して周波数スペクトルを生成する周波数スペ
クトル変換手段と、前記周波数スペクトル変換手段によ
り変換された周波数スペクトルと前記参照用周波数スペ
クトル生成手段により生成された参照用周波数スペクト
ルとから伝送路周波数応答を算出する伝送路周波数応答
算出手段と、前記伝送路周波数応答算出手段により算出
された伝送路周波数応答に含まれる雑音成分を除去する
フィルタリング手段と、前記フィルタリング手段により
雑音成分が除去された伝送路周波数応答に基づいて前記
周波数スペクトル信号を重み付けして出力する重み付け
手段とを具備したことを特徴としている。
【0040】この請求項12記載の発明の場合、各受信
手段内に重み付け手段およびフィルタリング手段を設け
ることにより周波数スペクトル信号および伝送路周波数
応答をより正確に求めることができ、しかも各受信手段
の後段に振幅補正手段を設けたことにより、それぞれの
手段による処理の相乗効果が得られるようになり、周波
数スペクトル信号をさらに正確に再現することができ
る。
【0041】請求項13記載の発明は、請求項3、8、
12記載のダイバーシチ受信装置において、前記フィル
タリング手段は、前記伝送路周波数応答算出手段により
算出された伝送路周波数応答を伝送路時間応答に変換す
る伝送路時間応答変換手段と、前記伝送路時間応答変換
手段により変換された伝送路時間応答を用いて多重反射
電波伝播環境の伝播遅延時間を測定する伝播遅延時間測
定手段と、雑音除去のための帯域幅を可変して設定可能
であり、前記伝送路周波数応答をフィルタリングする帯
域幅可変フィルタと、前記伝播遅延時間測定手段により
測定された伝播遅延時間に基づいて前記帯域幅可変フィ
ルタの帯域幅を設定する帯域幅設定手段とを具備するこ
とを特徴としている。
【0042】請求項14記載の発明は、請求項9、10
記載のダイバーシチ受信装置において、前記振幅補正手
段は、前記各受信手段の伝送路周波数応答手段により算
出されたそれぞれの伝送路周波数応答を電力加算して電
力累積値を求める電力加算手段と、前記電力加算手段に
より求められた電力累積値を用いて前記合成手段により
合成された前記周波数スペクトルを正規化する正規化手
段とを具備することを特徴としている。
【0043】請求項15記載の発明は、請求項1、4、
7、10記載のダイバーシチ受信装置において、前記復
調手段により復調されたディジタル信号系列を再変調し
て再変調周波数スペクトルを生成する再変調手段と、前
記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号に
含まれるデータの種類に応じて前記再変調手段により再
変調された再変調周波数スペクトル信号と前記参照用周
波数スペクトル信号のうち、いずれか一方を選択して前
記伝送路周波数応答算出手段へ出力する選択手段と、前
記選択手段により前記再変調周波数スペクトル信号が選
択された場合、前記周波数スペクトル変換手段の出力を
遅延させて前記伝送路周波数応答算出手段へ入力する遅
延手段とを具備することを特徴としている。
【0044】この請求項15記載の発明の場合、選択手
段は、受信手段により受信された直交周波数分割多重信
号に含まれるデータの種類に応じて再変調手段により再
変調された再変調周波数スペクトル信号と参照用周波数
スペクトル信号のうち、いずれか一方を選択して伝送路
周波数応答算出手段へ出力する。
【0045】例えば既知データ系列が受信された場合、
選択手段は、参照用周波数スペクトル信号を選択して伝
送路周波数応答算出手段へ出力し、伝送路周波数応答算
出手段では、周波数スペクトル変換手段からの周波数ス
ペクトル信号と参照用周波数スペクトル信号とから伝送
路周波数応答を算出する。
【0046】また、既知データ系列以外のデータ系列が
受信された場合、選択手段は、再変調手段により再変調
された再変調周波数スペクトル信号を伝送路周波数応答
算出手段へ出力する。またこの場合、遅延手段が周波数
スペクトル変換手段の出力を遅延させて伝送路周波数応
答算出手段へ入力させるので、伝送路周波数応答算出手
段では、この場合にも2つの信号を同期させて伝送路周
波数応答を算出することができる。
【0047】これにより、移動受信環境などの動的な電
波の伝播環境においても、各受信ブランチでアップデー
トな伝送路周波数応答を算出でき、合成ダイバーシチに
不可欠な適切な重み付け処理をより正確に行うことがで
きる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0049】図1は本発明に係る第1実施形態のOFD
Mダイバーシチ受信装置の構成を示す図である。
【0050】同図に示すように、このOFDMダイバー
シチ受信装置は、複数の受信ブランチ#1〜#nと、こ
れら複数の受信ブランチ#1〜#nから出力された周波
数スペクトル信号を合成する周波数スペクトル合成部1
04と、この周波数スペクトル信号合成部104により
合成された周波数スペクトル信号(以下合成周波数スペ
クトル信号と称す)からディジタル信号系列を復調する
復調部105とを有している。
【0051】受信ブランチ#1は、アンテナ4、受信部
7、フーリエ変換部11、参照周波数スペクトル生成部
14、伝送路周波数応答算出部17、重み付け演算部1
01を有している。受信ブランチ#2は、アンテナ5、
受信部8、フーリエ変換部12、参照周波数スペクトル
生成部15、伝送路周波数応答算出部18、重み付け演
算部102を有している。受信ブランチ#nは、アンテ
ナ6、受信部9、フーリエ変換部13、参照周波数スペ
クトル生成部16、伝送路周波数応答算出部19、重み
付け演算部103を有している。
【0052】受信部7〜9は、アンテナ4〜6によって
受信されたOFDM伝送信号を受信処理する。受信部7
〜9には、RF周波数の信号をベースバンド信号に周波
数変換するために必要な手段(増幅、周波数混合、帯域
制限など)、同期手段、周波数補正手段、OFDM伝送
方式に特有のガード期間の除去手段などの各手段が備え
られてフーリエ変換部11〜13は受信されたOFDM
伝送信号を高速フーリエ変換処理して周波数スペクトル
信号を生成する。参照周波数スペクトル生成部14〜1
6は各フーリエ変換部11〜13によって変換された周
波数スペクトル信号に相当する参照用の周波数スペクト
ル信号(以下参照周波数スペクトル信号と称す)を生成
する。伝送路周波数応答算出部17〜19は、これらO
FDM伝送信号の周波数スペクトル信号と参照周波数ス
ペクトル信号とを用いて各受信ブランチ固有の伝送路周
波数応答を算出する。
【0053】続いて、この第1実施形態のOFDMダイ
バーシチ受信装置の動作を説明する。 このOFDMダ
イバーシチ受信装置の場合、放送局などの送信手段から
送信されたOFDM伝送信号が各受信ブランチ#1〜#
nのアンテナ4〜6で受信されると、受信されたOFD
M伝送信号は各受信部7〜9に入力される。受信部7〜
9では、OFDM伝送信号に対して増幅、周波数混合、
帯域制限などを行って、RF周波数の信号をベースバン
ド信号に周波数変換する。そしてベースバンド信号に対
して同期捕捉、周波数補正、OFDM伝送方式に特有の
ガード期間の除去などの各受信処理を実行し、ガード期
間が除去されたベースバンド信号が各フーリエ変換部1
1〜13に出力される。
【0054】各フーリエ変換部11〜13では、各受信
部7〜9から入力されたベースバンド信号が高速フーリ
エ変換されて周波数スペクトル信号に変換されて、伝送
路周波数応答算出部17〜19および重み付け演算部1
01〜103へ出力される。一方、各参照周波数スペク
トル生成部14〜16では、各フーリエ変換部11〜1
3によって変換された周波数スペクトル信号に相当する
参照周波数スペクトル信号が生成されて伝送路周波数応
答算出部17〜19へ出力される。
【0055】各伝送路周波数応答算出部17〜19で
は、各フーリエ変換部11〜13から入力された周波数
スペクトル信号と各参照周波数スペクトル生成部14〜
16から入力された参照周波数スペクトル信号とを用い
て各受信ブランチ#1〜#n固有の伝送路周波数応答が
算出されて、重み付け演算部101〜103へ出力され
る。
【0056】各重み付け演算部101〜103では、各
フーリエ変換部11〜13からの周波数スペクトルが、
各伝送路周波数応答算出部17〜19からの伝送路周波
数応答に基づいて重み付け演算される。重み付け演算と
は、フーリエ変換部11〜13により変換された周波数
スペクトルを各スペクトル毎に重み付けする演算処理を
言う。
【0057】ここまでの一連の処理を数式で示すと以下
の通りになる。ここでは、OFDM伝送信号を第i番目
の受信ブランチ#iで受信したと想定する。受信ブラン
チ#iのアンテナで受信されたOFDM伝送信号が受信
処理およびフーリエ変換処理後に変換された周波数スペ
クトルをr(i,j) とすると、 r(i,j) =h(i,j) s(j) +n(i,j) …式(1) と表すことができる。なお jはスペクトル番号である。
【0058】受信ブランチ#iの参照周波数スペクトル
生成部により生成される参照周波数スペクトルはs(j)
であるため、伝送路周波数応答算出部で算出される伝送
路周波数応答(i,j) は、 (i,j) =r(i,j) s(j) /|s(j) |2 =h(i,j) +n(i,j) s(j) /|s(j) |2 =h(i,j) +n'(i,j) …式(2) となる。
【0059】重み付け演算部では、式(2)を用いて式
(1)以降の時刻のフーリエ変換部の出力r(i,j) に対
し、
【数1】 という処理が行われる。
【0060】ここで、n''(i,j) =n(i,j) ・ (i,
j) /|(i,j) |2 である。つまり、重み付け演算部
では、 (i,j) /|(i,j) |2 を乗算する処理が行
われる。
【0061】このようにして重み付けされた各周波数ス
ペクトル信号は、各受信ブランチ#1〜#nから周波数
スペクトル合成部104に出力される。
【0062】周波数スペクトル合成部104では、入力
された複数の周波数スペクトル信号を合成して合成周波
数スペクトル信号とし復調部105に出力する。
【0063】復調部105では、入力された合成周波数
スペクトル信号に対して所定のデマッピング処理やパラ
レル/シリアル変換等を行い、送信されたディジタル信
号系列を復調する。
【0064】このようにこの第1実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置によれば、複数の受信ブランチ#1
〜#nで受信された各OFDM伝送信号を周波数スペク
トル信号に変換すると共に、各伝送路周波数応答算出部
17〜19によって算出された伝送路周波数応答を用い
て各周波数スペクトル信号の重み付けを行った後、それ
ぞれの周波数スペクトル信号を合成するので、より正確
な合成ダイバーシチ受信を実現することができる。ま
た、このダイバーシチ受信の実現により受信特性の向上
を図ることができる。さらに、劣悪な無線伝播環境下に
おいても高品質な情報の伝送を実現することができる。
【0065】次に、図2を参照して本発明に係る第2実
施形態のOFDMダイバーシチ受信装置について説明す
る。図2は本発明に係る第2実施形態のOFDMダイバ
ーシチ受信装置の構成を示す図である。
【0066】この第2実施形態は、上記第1実施形態に
おける参照周波数スペクトル生成部14〜16で生成さ
れる参照周波数スペクトルが全て同じであることに着目
し、各参照周波数スペクトル生成部14〜16を一つの
参照周波数スペクトル生成部106に統合した例であ
る。
【0067】この第2実施形態のOFDMダイバーシチ
受信装置の場合、上記同様にアンテナ4〜6で受信され
たOFDM伝送信号は各受信部7〜9に入力され、ベー
スバンド信号に変換されて各フーリエ変換部11〜13
に入力される。
【0068】各フーリエ変換部11〜13では、各受信
部7〜9からのベースバンド信号が高速フーリエ変換さ
れて周波数スペクトル信号に変換されて、伝送路周波数
応答算出部17〜19および重み付け演算部101〜1
03へ出力される。
【0069】一方、参照周波数スペクトル生成部106
では、フーリエ変換部11〜13によって変換された周
波数スペクトル信号に相当する参照周波数スペクトル信
号が生成されて各伝送路周波数応答算出部17〜19へ
出力される。
【0070】各伝送路周波数応答算出部17〜19で
は、各フーリエ変換部11〜13から入力された周波数
スペクトル信号と参照周波数スペクトル生成部106か
ら入力された参照周波数スペクトル信号とを用いて各受
信ブランチ#1〜#n固有の伝送路周波数応答が算出さ
れて、重み付け演算部101〜103へ出力される。
【0071】各重み付け演算部101〜103では、各
フーリエ変換部11〜13からの周波数スペクトルが、
各伝送路周波数応答算出部17〜19からの伝送路周波
数応答に基づいて重み付け演算される。
【0072】そして、各重み付け演算部101〜103
により重み付けされた各受信ブランチ#1〜#nの周波
数スペクトル信号は、周波数スペクトル合成部104に
出力される。
【0073】周波数スペクトル合成部104では、入力
された複数の周波数スペクトル信号を合成して合成周波
数スペクトル信号とし復調部105に出力する。
【0074】復調部105では、入力された合成周波数
スペクトル信号に対して所定のデマッピング処理やパラ
レル/シリアル変換等を行い、送信されたディジタル信
号系列を復調する。
【0075】このようにこの第2実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置によれば、上記第1実施形態と同様
の効果が得られると共に、各受信ブランチ#1〜#nか
ら参照周波数スペクトル生成部を独立させて、参照周波
数スペクトル信号を生成する手段を一つに統合したこと
で各受信ブランチ#1〜#nの小型化を図ることができ
る。
【0076】次に、図3を参照して本発明に係る第3実
施形態のOFDMダイバーシチ受信装置について説明す
る。図3は本発明に係る第3実施形態のOFDMダイバ
ーシチ受信装置の構成を示す図である。
【0077】この第3実施形態は、上記第1実施形態の
各受信ブランチ#1〜#nにおける重み付け演算部10
1〜103を受信ブランチ#1〜#nから独立させて一
つの重み付け演算部107とした例である。
【0078】この第3実施形態のOFDMダイバーシチ
受信装置の場合、上記同様にアンテナ4〜6で受信され
たOFDM伝送信号は各受信部7〜9に入力され、ベー
スバンド信号に変換されて各フーリエ変換部11〜13
に入力される。
【0079】各フーリエ変換部11〜13では、各受信
部7〜9からのベースバンド信号が高速フーリエ変換さ
れて周波数スペクトル信号に変換されて、伝送路周波数
応答算出部17〜19および重み付け演算部107へ出
力される。
【0080】一方、各参照周波数スペクトル生成部14
〜16では、各フーリエ変換部11〜13によって変換
された周波数スペクトル信号に相当する参照周波数スペ
クトル信号が生成されて伝送路周波数応答算出部17〜
19へ出力される。
【0081】各伝送路周波数応答算出部17〜19で
は、各フーリエ変換部11〜13から入力された周波数
スペクトル信号と各参照周波数スペクトル生成部14〜
16から入力された参照周波数スペクトル信号とを用い
て各受信ブランチ#1〜#n固有の伝送路周波数応答が
算出されて、重み付け演算部107へ出力される。
【0082】重み付け演算部107では、各フーリエ変
換部11〜13からの周波数スペクトルが、各伝送路周
波数応答算出部17〜19からの伝送路周波数応答に基
づいて各スペクトル毎に重み付け演算される。
【0083】ここでの一連の処理を数式で簡単に示すと
以下の通りとなる。ここでは、第i番目のブランチ#i
を対象に説明する。第iブランチ#iのアンテナで受信
し、受信処理およびフーリエ変換処理後のOFDM伝送
信号の周波数スペクトルr(i,j) は、 r(i,j) =h(i,j) s(j) +n(i,j) …式(4) と表すことができる。なお jはスペクトル番号である。
【0084】参照周波数スペクトル生成部により生成さ
れた参照周波数スペクトルはs(j)であるため、周波数
応答算出部で算出される伝送路周波数応答(i,j) は、 (i,j) =r(i,j) s(j) /|s(j) |2 =h(i,j) +n(i,j) s(j) /|s(j) |2 =h(i,j) +n'(i,j) …式(5) となる。
【0085】重み付け演算部107では、式(5)を用
いて式(4)以降の時刻のフーリエ変換部の出力、つま
りr(i,j) に対し、
【数2】 という式で処理を行う。
【0086】この実施形態では、式(4)が式(1)と
同じであり、式(5)が式(2)と同じであるが、式
(6)が式(3)と異なる処理を実行する。これがこの
実施形態の特徴である。また、式(6)のn''は式
(3)とは異なる。
【0087】重み付け演算部107では、各受信ブラン
チ#1〜#nで算出した式(6)、すなわち、各受信ブ
ランチ#1〜#nのフーリエ変換部11〜13からの出
力に、h(i,j) を乗算し、その乗算結果を各受信ブラ
ンチ#1〜#nの伝送路周波数応答算出部17〜19で
算出した式(5)に相当する伝送路周波数応答の総電力
値で除算する重み付け演算が行われる。
【0088】ゆえに、第i番目の受信ブランチ#iに対
する重み付け演算部107の出力は 、 r'(i,j)=r(i,j) h(i,j) /{Σ|h(i,j) |2 } …式(7) となる。
【0089】重み付け演算部107により重み付け演算
された演算結果、つまりn個の受信ブランチ#1〜#n
分の周波数スペクトル信号は、周波数スペクトル合成部
104に入力されてそれぞれが合成される。
【0090】この周波数スペクトル合成部104の出
力、つまり合成周波数スペクトル信号は、復調部105
に入力される。
【0091】復調部105では、所定のデマッピング処
理やパラレル/シリアル変換処理等が行なわれた後、送
信元から送信されたディジタル信号系列が復調される。
【0092】このようにこの第3実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置によれば、上記第1実施形態と同様
の効果が得られると共に、複数の重み付け演算部101
〜103を受信ブランチ#1〜#nから独立させて一つ
の重み付け演算部107としたことで、各受信ブランチ
#1〜#nの小型化を図ることができる。
【0093】すなわち、第1実施形態とは異なる処理手
順を行った場合でも、合成ダイバーシチ受信の実現とダ
イバーシチ受信による受信特性の改善を図ることができ
る。なお、この第3実施形態では、参照周波数スペクト
ル生成部14〜16を各受信ブランチ#1〜#n毎に設
けた例について説明したが、第2実施形態(図2)と同
様に一つに統合しても良い。
【0094】次に、図4〜図6を参照して本発明に係る
第4実施形態のOFDMダイバーシチ受信装置について
説明する。図4は本発明に係る第4実施形態のOFDM
ダイバーシチ受信装置の構成を示す図、図5はこのOF
DMダイバーシチ受信装置のフィルタリング手段の具体
的な構成例を示す図、図6はフィルタリング手段の逆フ
ーリエ変換部の前段と後段の信号を模式的に示した図で
ある。
【0095】図4に示すように、この第4実施形態のO
FDMダイバーシチ受信装置は、上記第1実施形態にお
ける各受信ブランチ#1〜#nにおいて、伝送路周波数
応答算出部17〜19と重み付け演算部101〜103
との間にフィルタリング手段21〜23を介挿したもの
である。
【0096】各フィルタリング手段21〜23は、基本
的に各受信ブランチ#1〜#nの伝送路周波数応答算出
部17〜19の後段に直に接続される処理手段であり、
フィルタリング手段21〜23の後段には、重み付け演
算部101〜103が接続される。
【0097】図5に示すように、例えばフィルタリング
手段21は、逆フーリエ変換部32、伝播遅延時間測定
部33、フィルタリング帯域幅設定部34およびフィル
タ35などから構成されている。
【0098】逆フーリエ変換部32とフィルタ35とに
は、受信ブランチ#1に付随する伝送路周波数応答算出
部17からフィルタリング手段21に入力された伝送路
周波数応答が入力される。逆フーリエ変換部32は、入
力された伝送路周波数応答を逆フーリエ変換して時間領
域の情報、すなわち伝送路時間応答に変換する。この伝
送路時間応答は、伝送路インパルス応答や遅延プロファ
イルなどとも言う。一般的に遅延プロファイルは、多重
電波伝播環境でのパス数を表す。伝播遅延時間測定部3
3は、入力された遅延プロファイルを基に最大遅延時間
を測定しその測定結果をフィルタリング帯域幅設定部3
4に通知する。フィルタリング帯域幅設定部34は、通
知された測定結果を基にフィルタ35の帯域幅を決定
し、その帯域幅をフィルタ35に設定する。フィルタ3
5は、入力された伝送路周波数応答をフィルタリング帯
域幅設定部34により設定された帯域幅でフィルタリン
グして重み付け演算部101へ出力する。なお、他のフ
ィルタリング手段22,23も同様の構成である。
【0099】この第4実施形態のOFDMダイバーシチ
受信装置の場合、各受信ブランチ#1〜#nの伝送路周
波数応答算出部17〜19で算出された伝送路周波数応
答は、フィルタリング手段21〜23を介して重み付け
演算部101〜103に入力される。フィルタリング手
段21〜23では、それぞれの受信部7〜9で混入した
雑音等による伝送路周波数応答の歪みが除去される。
【0100】例えば受信ブランチ#1に付随する伝送路
周波数応答算出部17で算出された伝送路周波数応答
は、図6(a)に示すように、時間軸方向に1/τの周
期で振幅が変化する伝送路周波数応答であり、この伝送
路周波数応答がフィルタ手段21の逆フーリエ変換部3
2とフィルタ35に入力される。この伝送路周波数応答
は、マルチパス伝播環境において、周波数選択性フェー
ジング現象を起こす。このフェージング現象の間隔は、
決まった周期で変動する。
【0101】逆フーリエ変換部32に伝送路周波数応答
が入力されると、逆フーリエ変換部32では、上記伝送
路周波数応答が逆フーリエ変換されて、図6(b)に示
すように、主波とこの主波に対して時間τだけ遅延した
遅延波とからなる時間領域の情報である伝送路時間応
答、つまり遅延プロファイルに変換される。 伝播遅延
時間測定部33に遅延プロファイルが入力されると、伝
播遅延時間測定部33では、入力された遅延プロファイ
ルから最大遅延時間を測定する。この最大遅延時間測定
結果はフィルタリング帯域幅設定部34に通知される。
フィルタリング帯域幅設定部34では、通知された最大
遅延時間を基にフィルタ35に設定する帯域幅を決定
し、その帯域幅をフィルタ35に設定する。
【0102】一方、フィルタ35に伝送路周波数応答が
入力されると、フィルタ35では、上記のように設定さ
れた帯域幅で伝送路周波数応答がフィルタリングされ
て、重み付け演算部101へ出力される。
【0103】すなわち、図6(b)の波形より、フィル
タリング帯域幅設定部34では、電波の伝播環境をほぼ
正確に把握でき、それをフィルタリング帯域幅設定部3
4に通知することによって主波と遅延波以外の成分を除
去するようにフィルタ35の帯域幅を設定することがで
きる。
【0104】そして、フィルタリング帯域幅設定部34
によって適切な帯域幅に設定されたフィルタ35に伝送
路周波数応答算出部17〜19の出力である伝送路周波
数応答を通すことにより、伝送路周波数応答の不必要な
雑音成分を抑圧しつつ必要な成分のみを得ることがで
き、より正確な値の伝送路周波数応答を得ることができ
る。このように、より正しい伝送路周波数応答を得るこ
とは、適切な重み付け処理を実現するにあたって不可欠
なので、結果的に極めて良好な合成ダイバーシチ受信を
実現することができる。
【0105】各フィルタリング手段21〜23で雑音等
による歪みが除去された伝送路周波数応答は、それぞれ
重み付け演算部101〜103に入力されて重み付け演
算処理される。
【0106】各重み付け演算部101〜103では、入
力された各伝送路周波数応答を用いて各受信ブランチ#
1〜#nのフーリエ変換部11〜13の出力である各周
波数スペクトルに重み付けして周波数スペクトル合成部
104に出力する。つまり、これら重み付け演算部10
1〜103では、合成ダイバーシチ実現のための適切な
重み付け処理が行われる。
【0107】周波数スペクトル合成部104では、各受
信ブランチ#1〜#nからの周波数スペクトルが合成さ
れ、合成された周波数スペクトルは、復調部105に入
力される。復調部105では、所定のデマッピング処理
やパラレル/シリアル変換処理等が行われ、送信されデ
ィジタル信号系列が復調される。
【0108】このようにこの第4実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置によれば、上記第1実施形態と同様
の効果が得られると共に、伝送路周波数応答算出部17
〜19と重み付け演算部101〜103との間にフィル
タリング手段21〜23を介挿したことで、各受信ブラ
ンチ#1〜#nで算出した伝送路周波数応答から雑音等
による歪みを除去でき、伝送路周波数応答をより正確に
することができ、後段の重み付け演算部101〜103
において適切な重み付け処理を実現できる。
【0109】つまり、フィルタリング手段21〜23を
持つことで、遅延時間が変化するような伝播環境におい
ても、伝送路周波数応答に付加されている雑音等の歪み
を効率良く、かつ効果的に除去することができ、より正
確な伝送路周波数応答を求めることができる。
【0110】これにより、各受信ブランチ#1〜#nで
の重み付け処理を理想的に行えるようになり、伝送路周
波数応答の歪みを除去して合成ダイバーシチ受信を確実
に行うことができる。
【0111】なお、この第4実施形態は、第1実施形態
を基本としたものであったが、当然のことながら、第
2、第3実施形態に対してもフィルタリング部21〜2
3を伝送路周波数応答算出部17〜19と重み付け演算
部101〜103の間に挿入した構成も有効である。
【0112】この結果、より正確な合成ダイバーシチ受
信を実現することができる。また、このダイバーシチ受
信の実現により受信特性の向上を図ることができる。さ
らに、劣悪な無線伝播環境下においても高品質な情報の
伝送を実現することができる。 次に、図7および図8
を参照して本発明に係る第5実施形態のOFDMダイバ
ーシチ受信装置について説明する。図7は本発明に係る
第5実施形態のOFDMダイバーシチ受信装置の構成を
示す図、図8はこのOFDMダイバーシチ受信装置の振
幅補正手段の具体的な構成例を示す図である。
【0113】図7に示すように、この第5実施形態のO
FDMダイバーシチ受信装置は、第1実施形態のOFD
Mダイバーシチ受信装置(図1)の周波数スペクトル合
成部104と復調部105間に振幅補正手段108を介
挿した変形例である。この振幅補正手段108は、周波
数スペクトル合成部104により合成された合成周波数
スペクトルの振幅を補正するものである。
【0114】図8に示すように、振幅補正手段108
は、電力算出部46〜48、加算部410、除算部41
1などを有している。
【0115】電力算出部46〜48は、各受信ブランチ
#1〜#nの伝送路周波数応答算出部17〜19により
それぞれ算出された伝送路周波数応答の電力を算出す
る。加算部410は、各電力算出部46〜48でスペク
トル毎に算出された伝送路周波数応答の電力値を加算し
て電力累積値とする。除算部411は、加算部410に
より加算された電力累積値と周波数スペクトル合成部1
04から入力された合成周波数スペクトル信号とを除算
することにより、合成周波数スペクトル信号が正規化さ
れる。
【0116】この第5実施形態のOFDMダイバーシチ
受信装置は、第1実施形態の構成を基本にしたものであ
り、各受信ブランチ#1〜#nの基本的な動作はほぼ同
じであるが、第1実施形態で説明した重み付け演算部1
01〜103とは動作が若干異なるので、以下、簡単に
説明する。
【0117】ここでは第i番目の受信ブランチ#iを対
象に説明する。
【0118】受信ブランチ#iで受信されてその中のフ
ーリエ変換部によって変換されたOFDM伝送信号の周
波数スペクトルをr(i,j) とすると、 r(i,j) =h(i,j) s(j) +n(i,j) …式(7) と表すことができる。なお jはスペクトル番号である。
【0119】参照周波数スペクトル生成部により生成さ
れた参照周波数スペクトルはs(j)であるため、伝送路
周波数応答算出部で算出される伝送路周波数応答(i,
j) は (i,j) =r(i,j) s(j) /|s(j) |2 =h(i,j) +n(i,j) s(j) /|s(j) |2 =h(i,j) +n'(i,j) …式(8) となる。
【0120】重み付け演算部では、式(8)を用いて式
(7)以降の時刻のフーリエ変換部の出力r(i,j) に対
し、
【数3】 という演算処理を行う。
【0121】ここで、n''(i,j) =n(i,j) (i,j)
である。
【0122】したがって、周波数スペクトル合成部10
4の出力r'(i,j)は、 r'(i,j)=Σr(i,j) (i,j) =Σ|(i,j) |2 s(j) +Σn''(i,j) …式(10) となる。
【0123】このため、振幅補正手段108では、式
(10)をΣ|(i,j) |2 で除算する処理を実行す
る。
【0124】この処理を振幅補正手段108で実現する
ために、この振幅補正手段108では、周波数スペクト
ル合成部104からの合成周波数スペクトル信号だけで
なく、各受信ブランチ#1〜#nの伝送路周波数応答算
出部17〜19で算出された伝送路周波数応答(i,j)
も利用する。
【0125】各受信ブランチ#1〜#nに付随する伝送
路周波数応答算出部17〜19により算出された伝送路
周波数応答は、振幅補正手段108の各電力算出部46
〜48に入力される。各電力算出部46〜48は、入力
された伝送路周波数応答の電力をスペクトル毎に算出す
る。各電力算出部46〜48でスペクトル毎に算出され
た電力は、加算部410に入力されてスペクトル毎に加
算されて振幅補正値とされる。
【0126】つまり、この加算部410では、第i番目
の受信ブランチ#iで得られた伝送路周波数応答の第k
スペクトルの電力値と、第j番目の受信ブランチ#jで
得られた伝送路周波数応答の第kスペクトルの電力値と
が加算されて振幅補正値となる。このようにして得られ
た振幅補正値は、除算部411に出力される。
【0127】除算部411には周波数スペクトル合成部
40からの合成周波数スペクトル信号が入力されるの
で、この合成周波数スペクトル信号が上記振幅補正値で
除算される。この除算結果の周波数スペクトル信号は、
復調部105へ出力される。
【0128】このようにして振幅補正手段108により
各スペクトル毎に振幅補正された合成周波数スペクトル
は、復調部105に入力される。
【0129】復調部105では、入力された除算結果の
周波数スペクトル信号に対して所定のデマッピング処理
やパラレル/シリアル変換処理などを行い、送信された
ディジタル信号系列を復調する。
【0130】このようにこの第5実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置によれば、周波数スペクトル合成部
104と復調部105との間に振幅補正手段108を介
挿し、周波数スペクトル合成部104により合成された
合成周波数スペクトルの振幅を各受信ブランチ#1〜#
nから出力された伝送路周波数応答を用いて補正するこ
とにより復調部105では、より正確なディジタル信号
系列を復調することができる。
【0131】この結果、より正確な合成ダイバーシチ受
信を実現することができる。また、このダイバーシチ受
信の実現により受信特性の向上を図ることができる。さ
らに、劣悪な無線伝播環境下においても高品質な情報の
伝送を実現することができる。 なお、この第5実施形
態で説明した重み付け演算部101〜103は、結果的
に図3に示した第3実施形態の重み付け演算部107と
同じ機能となるが、この振幅補正手段108を周波数ス
ペクトル合成部104の前段に配置するか後段に配置す
るかが、上記第3実施形態との違いとなっている。振幅
補正手段108を周波数スペクトル合成部104の前段
に配置するような場合は、各受信ブランチ#1〜#nに
付随する重み付け演算部101〜103にこの振幅補正
手段108の機能を含めることができるため、第3実施
形態ではあえて振幅補正手段108を独立した構成とし
てはいない。
【0132】また、この第5実施形態では、参照周波数
スペクトル生成部14〜16を各受信ブランチ#1〜#
n毎に設けた例について説明したが、第2実施形態(図
2)と同様に一つに統合しても良い。
【0133】次に、図9を参照して本発明に係る第6実
施形態のOFDMダイバーシチ受信装置について説明す
る。図9は本発明に係る第6実施形態のOFDMダイバ
ーシチ受信装置の構成を示す図である。
【0134】図9に示すように、この第6実施形態のO
FDMダイバーシチ受信装置は、複数の受信ブランチ#
1〜#nと、各受信ブランチ#1〜#nから出力された
周波数スペクトル信号を合成する周波数スペクトル合成
部104と、この周波数スペクトル合成部104により
合成された合成周波数スペクトル信号の振幅を補正する
振幅補正手段108と、この振幅補正手段108により
補正された合成周波数スペクトル信号からディジタル信
号系列を復調する復調部105とを有している。 受信
ブランチ#1は、アンテナ4、受信部7、フーリエ変換
部11、参照周波数スペクトル生成部14、伝送路周波
数応答算出部17、フィルタリング手段21、重み付け
演算部101を有している。受信ブランチ#2は、アン
テナ5、受信部8、フーリエ変換部12、参照周波数ス
ペクトル生成部15、伝送路周波数応答算出部18、フ
ィルタリング手段22、重み付け演算部102を有して
いる。受信ブランチ#nは、アンテナ6、受信部9、フ
ーリエ変換部13、参照周波数スペクトル生成部16、
伝送路周波数応答算出部19、フィルタリング手段2
3、重み付け演算部103を有している。
【0135】この第6実施形態のOFDMダイバーシチ
受信装置の場合、各受信ブランチ#1〜#nではアンテ
ナ4〜6で受信されたOFDM伝送信号を受信部7〜9
で受信処理する。受信部7〜9には、RF周波数の信号
をベースバンド信号に周波数変換するために必要な手段
(増幅、周波数混合、帯域制限等)、同期手段、周波数
補正手段、OFDM伝送方式に特有のガード期間の除去
手段などの各手段が備えられており、各受信部7〜9か
らはガード期間が除去されたベースバンド信号が出力さ
れる。受信部7〜9から出力されたベースバンド信号
は、フーリエ変換部11〜13に入力されて高速フーリ
エ変換処理されて周波数スペクトルに変換される。参照
周波数スペクトル生成部14〜16では、フーリエ変換
部11〜13によって変換される周波数スペクトルに相
当する参照用の周波数スペクトルを生成して伝送路周波
数応答算出部17〜19へ出力する。
【0136】各伝送路周波数応答算出部17〜19で
は、入力された各周波数スペクトルと参照周波数スペク
トルとを用いて、各受信ブランチ#1〜#n固有の伝送
路周波数応答が算出される。各受信ブランチ#1〜#n
の伝送路周波数応答算出部17〜19で算出された伝送
路周波数応答は、それぞれフィルタリング手段21〜2
3を介して重み付け演算部101〜103に出力され
る。
【0137】フィルタリング手段21〜23では、それ
ぞれの受信部7〜9における雑音等による伝送路周波数
応答の歪みが除去される。そしてフィルタリング手段2
1〜23からは、雑音等の歪みが除去された伝送路周波
数応答がそれぞれ重み付け演算部101〜103へ出力
される。
【0138】各重み付け演算部101〜103では、各
受信ブランチ#1〜#nのフーリエ変換部11〜13の
出力である周波数スペクトル信号に重み付けが行われ
て、周波数スペクトル合成部104に出力される。
【0139】周波数スペクトル合成部104では、各ブ
ランチからの周波数スペクトル信号が合成されて合成周
波数スペクトルとされ、この合成周波数スペクトルは、
振幅補正手段108に出力される。
【0140】振幅補正手段108では、合成周波数スペ
クトル信号の振幅が補正され、その補正された周波数ス
ペクトルは、復調部105に出力される。
【0141】復調部105では、入力された振幅補正さ
れた合成周波数スペクトル信号を基に所定のデマッピン
グ処理やパラレル/シリアル変換処理等を行い、送信さ
れたディジタル信号系列を復調する。
【0142】なお、この第6実施形態に示したフィルタ
手段21〜23は、図4および図5に示した第4実施形
態のものと同一であり、また、この第6実施形態に示し
た振幅補正手段108は、図7および図8に示した第5
実施形態のものと同じものであるため、特に重み付け演
算部101〜103と振幅補正手段108の各処理内容
については詳述しない。
【0143】このようにこの第6実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置によれば、各受信ブランチ#1〜#
nの伝送路周波数応答算出部17〜19で算出された伝
送路周波数応答をフィルタリング手段21〜23を介し
て重み付け演算部101〜103へ出力するよう構成し
伝送路周波数応答の歪みを補正することで伝送路周波数
応答がより正確になり、重み付け演算部101〜103
において適切な重み付け処理を実行することができる。
また、周波数スペクトル合成部104の出力を振幅補正
手段108を介して復調部105へ入力するよう構成し
たことで周波数スペクトル合成部104で合成した合成
周波数スペクトルもさらに正確になり、この振幅補正手
段108とフィルタリング手段21〜23との相乗効果
によって、さらにより正確なディジタル信号系列を得る
ことができる。
【0144】この結果、多値変調方式を採用した場合で
も、より正確な合成ダイバーシチ受信を実現することが
できる。また、このダイバーシチ受信の実現により受信
特性の向上を図ることができる。さらに、劣悪な無線伝
播環境下においても高品質な情報の伝送を実現すること
ができる。
【0145】なお、この第6実施形態では、参照周波数
スペクトル生成部14〜16を各受信ブランチ#1〜#
n毎に配置した例について説明したが、第2実施形態
(図2)と同様に、一つに統合しても良い。
【0146】次に、図10を参照して本発明に係る第7
実施形態のOFDMダイバーシチ受信装置について説明
する。図10は本発明に係る第7実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置の構成を示す図である。この第7実
施形態は、上記第6実施形態の変形例である。
【0147】同図に示すように、この第7実施形態のO
FDMダイバーシチ受信装置は、複数の受信ブランチ#
1〜#nと、各受信ブランチ#1〜#nに参照周波数ス
ペクトル信号を出力する参照周波数スペクトル生成部1
06と、各受信ブランチ#1〜#nから出力された周波
数スペクトル信号に対して各受信ブランチ#1〜#nか
ら出力された伝送路周波数応答を用いて重み付け演算を
行う重み付け演算部107と、この重み付け演算部10
7から出力された周波数スペクトル信号を合成する周波
数スペクトル合成部104と、この周波数スペクトル合
成部104により合成された合成周波数スペクトル信号
の振幅を補正する振幅補正手段108と、この振幅補正
手段108により補正された合成周波数スペクトル信号
からディジタル信号系列を復調する復調部105とを有
している。
【0148】すなわち、この第7実施形態は、第6実施
形態の構成のうち、各受信ブランチ#1〜#nから、重
み付け演算部と参照周波数スペクトル生成部を独立させ
た例である。
【0149】この第7実施形態のOFDMダイバーシチ
受信装置の場合、アンテナ4〜6で受信されたOFDM
伝送信号は各受信部7〜9に入力され、ベースバンド信
号に変換されて各フーリエ変換部11〜13に入力され
る。
【0150】各フーリエ変換部11〜13では、各受信
部7〜9からのベースバンド信号が高速フーリエ変換さ
れて周波数スペクトル信号に変換されて、各伝送路周波
数応答算出部17〜19および重み付け演算部107へ
出力される。
【0151】一方、参照周波数スペクトル生成部106
では、フーリエ変換部11〜13によって変換された周
波数スペクトル信号に相当する参照周波数スペクトル信
号が生成されて各伝送路周波数応答算出部17〜19へ
出力される。
【0152】各伝送路周波数応答算出部17〜19で
は、各フーリエ変換部11〜13から入力された周波数
スペクトル信号と参照周波数スペクトル生成部106か
ら入力された参照周波数スペクトル信号とを用いて各受
信ブランチ#1〜#n固有の伝送路周波数応答が算出さ
れてフィルタリング手段21〜23を介して重み付け演
算部107へ出力される。フィルタリング手段21〜2
3では、伝送路周波数応答の歪みが除去される。
【0153】重み付け演算部107では、各受信ブラン
チ#1〜#nからの各周波数スペクトル信号が、各受信
ブランチ#1〜#nから入力されたフィルタリング後の
伝送路周波数応答に基づいて各スペクトル毎に重み付け
される。そして、重み付けされた各周波数スペクトル信
号は、周波数スペクトル合成部104に出力される。周
波数スペクトル合成部104では、重み付けされた各周
波数スペクトル信号が合成されて合成周波数スペクトル
とされ、この合成周波数スペクトルは、振幅補正手段1
08に出力される。
【0154】振幅補正手段108では、合成周波数スペ
クトル信号の振幅が補正され、その補正された周波数ス
ペクトルが復調部105に出力される。
【0155】復調部105では、入力された振幅補正さ
れた合成周波数スペクトル信号を基に所定のデマッピン
グ処理やパラレル/シリアル変換処理等を行い、送信さ
れたディジタル信号系列を復調する。
【0156】この第7実施形態のOFDMダイバーシチ
受信装置によれば、上記第6実施形態と同様の効果が得
られると共に、各受信ブランチ#1〜#nから、重み付
け演算部107と参照周波数スペクトル生成部104を
独立させたことにより、各受信ブランチ#1〜#nを小
型化することができる。
【0157】次に、図11を参照して本発明に係る第8
実施形態のOFDMダイバーシチ受信装置について説明
する。図11は本発明に係る第8実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置の構成を示す図である。この第8実
施形態は、上記第6実施形態の変形例であり、特に移動
受信環境での受信を想定した構成例である。移動受信環
境とは、スロット構成を採用したOFDM伝送方式でデ
ィジタル信号系列を伝送する通信システムや放送システ
ムなどである。
【0158】すなわち、図11に示すように、この第8
実施形態のOFDMダイバーシチ受信装置は、各受信ブ
ランチ#1〜#n内に各フーリエ変換部11〜13から
の周波数スペクトル信号を遅延させる遅延部53〜55
を設けると共に、各受信ブランチ#1〜#nの外部に復
調手段105で復調されたディジタル信号系列を周波数
スペクトル信号に再変調する再変調部51と、この再変
調部51により再変調された周波数スペクトル信号と参
照周波数スペクトル生成部106からの出力とのうち、
いずれか一方を選択して伝送路周波数応答算出部17〜
19へ出力する周波数スペクトル選択部52とを設けた
ものである。周波数スペクトル選択部52は、通常、復
調手段105で復調されたディジタル信号系列を再変調
部51で再変調して得た周波数スペクトル信号を選択し
て伝送路周波数応答算出部17〜19へ出力する一方、
受信部7〜9で既知データ系列のOFDM伝送信号が受
信された場合には、参照周波数スペクトル生成部106
からの出力を選択して伝送路周波数応答算出部17〜1
9へ出力する。
【0159】このOFDMダイバーシチ受信装置の場
合、上記通信システムや放送システムなどにおいて、O
FDM伝送方式で無線伝送されるスロットの先頭に、例
えば所定時間間隔に既知データ系列を載せて伝送するこ
とを想定し、この既知データ系列を含んだOFDM伝送
信号を受信部7〜9で受信したときは、その既知データ
系列に相当する参照周波数スペクトル信号を参照周波数
スペクトル生成手段106で生成する。
【0160】この参照周波数スペクトル生成手段106
で生成された参照周波数スペクトル信号は、スペクトル
選択手段52を介して各受信ブランチ#1〜#nの伝送
路周波数応答算出部17〜19に入力される。
【0161】また、既知データ系列を含んだOFDM伝
送信号が受信された場合、各フーリエ変換部11〜13
により変換された周波数スペクトル信号は、遅延手段5
3〜55により遅延されることなく伝送路周波数応答算
出部17〜19に入力される。 伝送路周波数応答算出
部17〜19では、入力された参照周波数スペクトル信
号とフーリエ変換部11〜13により変換された周波数
スペクトル信号とから伝送路周波数応答が算出される。
【0162】また、既知データ系列以外のデータ系列を
含んだOFDM伝送信号を受信部7〜9で受信したとき
は、各受信ブランチ#1〜#nのフーリエ変換部11〜
13により変換された周波数スペクトル信号は遅延手段
53〜55によって所定の時間、例えば一単位のデータ
シンボル時間だけ遅延された後、伝送路周波数応答算出
部17〜19に入力される。
【0163】一方、復調手段105で復調されたディジ
タル信号系列は、再変調部51により再変調されて周波
数スペクトル信号とされる。この再変調の処理には、通
常、一単位のデータシンボル時間だけ時間がかかり、こ
の時間分だけ遅延して伝送路周波数応答算出部17〜1
9に入力される。
【0164】したがって、伝送路周波数応答算出部17
〜19には、各遅延手段53〜55から入力された周波
数スペクトル信号と、再変調部51から出力された周波
数スペクトル信号とが同期して入力され、これらの周波
数スペクトル信号から伝送路周波数応答が算出される。
【0165】各伝送路周波数応答算出部17〜19で算
出された伝送路周波数応答は、フィルタリング手段21
〜23を介して重み付け演算手段101〜103へ出力
される。それぞれのフィルタリング手段21〜23で
は、各受信部7〜9における雑音等による伝送路周波数
応答の歪みが除去される。そして、フィルタリング手段
21〜23からは、歪みが除去された伝送路周波数応答
が重み付け演算手段101〜103に入力される。
【0166】重み付け演算手段101〜103では、入
力された歪み除去後の伝送路周波数応答を用いてフーリ
エ変換部11〜13の出力である周波数スペクトル信号
に重み付け処理が行われる。なお各重み付け演算手段1
01〜103の処理は、上記各実施形態で説明した内容
と同様であり、その説明は省略する。
【0167】各受信ブランチ#1〜#nの重み付け演算
部101〜103によってそれぞれ重み付けされた周波
数スペクトル信号は、周波数スペクトル合成手段104
へ出力される。
【0168】周波数スペクトル合成手段104では、各
受信ブランチ#1〜#nからの周波数スペクトル信号が
スペクトル毎に合成されて合成周波数スペクトル信号と
されて振幅補正手段108へ出力される。
【0169】振幅補正手段108では、周波数スペクト
ル合成手段104からスペクトル毎の合成周波数スペク
トル信号が入力されると、上記実施形態と同様の処理が
行われて、スペクトル毎に振幅が補正される。振幅補正
された周波数スペクトル信号は、復調手段105へ出力
される。
【0170】復調手段105では、入力された周波数ス
ペクトル信号を基に所定のデマッピング処理やパラレル
/シリアル変換処理等が行われて、送信元で送信したデ
ィジタル信号系列が復調されて再変調部51などへ入力
される。
【0171】このようにスロット先頭に既知データ系列
を含むようなスロット構成で信号を無線伝送するシステ
ムでは、既知データ系列以外のデータ系列について、再
変調手段51で再度変調処理を行い、周波数スペクトル
選択手段52を介して各受信ブランチ#1〜#nの伝送
路周波数応答算出部17〜19に入力する。この処理は
一般的に判定帰還処理(デシジョンディレクテッド処
理)と呼ばれ、繰り返し行われる。
【0172】つまり、時刻kに復調したディジタル信号
系列の周波数スペクトルと時刻kに受信したOFDM伝
送信号の周波数スペクトルから伝送路周波数応答を算出
し、この伝送路周波数応答に基づいて、時刻k+1のフ
ーリエ変換部11〜13の出力に重み付け処理を施すの
である。
【0173】このようにこの第8実施形態のOFDMダ
イバーシチ受信装置によれば、伝送路周波数応答算出部
17〜19において、既知データ系列が受信されたとき
はフーリエ変換部11〜13から遅延手段53〜55を
介して入力された周波数スペクトル信号と周波数スペク
トル選択手段52からの参照周波数スペクトル信号から
伝送路周波数応答を算出する一方、既知データ系列以外
のデータ系列が受信されたときは遅延手段53〜55に
より所定時間だけ遅延された周波数スペクトル信号と復
調手段105により復調されたディジタル信号系列を再
変調した周波数スペクトル信号とから伝送路周波数応答
を算出するので、移動受信環境などの動的な電波の伝播
環境においても、各受信ブランチ#1〜#nでアップデ
ートな伝送路周波数応答を算出でき、合成ダイバーシチ
に不可欠な適切な重み付け処理をより正確に行うことが
できる。
【0174】この結果、より正確な合成ダイバーシチ受
信を実現することができる。また、このダイバーシチ受
信の実現により受信特性の向上を図ることができる。さ
らに、劣悪な無線伝播環境下においても高品質な情報の
伝送を実現することができる。 ここで、図12を参照
してこの第8実施形態のOFDMダイバーシチ受信装置
の効果について説明する。図12は第8実施形態のOF
DMダイバーシチ受信装置によるビット誤り率特性図、
つまり受信特性図である。
【0175】この図12のビット誤り率特性は、横軸に
Eb /N0(dB) を、縦軸にビット誤り率を定義し、独立
2波のマルチパス伝播環境下で評価した結果である。
【0176】図中、τは2波(主到来波と遅延到来波)
の到来時間差を示し、D/U(dB)は主到来波と遅延到来
波との電力比を示す。
【0177】同図では、D/U(dB)が0(dB)の場合と5
(dB)の場合とをそれぞれ示しているが、いずれのD/U
(dB)でも、このOFDMダイバーシチ受信装置によっ
て、受信特性が極めて大きく向上していることが判る。
【0178】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の受信手段それぞれにおいて算出した伝送路周波数応
答に応じて、受信した直交周波数分割多重信号を周波数
変換して得た周波数スペクトル信号の重み付けを行って
それぞれの周波数スペクトル信号を合成することによ
り、より正確に振幅方向および位相方向の歪みの推定を
行えると共に、周波数スペクトル信号およびディジタル
信号系列の再現がより正確にできるようになり合成ダイ
バーシチ受信を実現することができる。また高効率変調
方式を採用した直交周波数分割多重信号を良好に受信す
ることができる。さらに合成ダイバーシチ受信の実現に
より、劣悪な無線伝播環境下においても高品質な情報の
伝送を実現すると共に、受信特性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のOFDMダイバー
シチ受信装置の構成を示す図。
【図2】本発明に係る第2実施形態のOFDMダイバー
シチ受信装置の構成を示す図。
【図3】本発明に係る第3実施形態のOFDMダイバー
シチ受信装置の構成を示す図。
【図4】本発明に係る第4実施形態のOFDMダイバー
シチ受信装置の構成を示す図。
【図5】図4のOFDMダイバーシチ受信装置のフィル
タリング手段の一例を示す図。
【図6】(a)は図4のフィルタリング手段へ入力前の
伝送路周波数応答を示す図。(b)は(a)の伝送路周
波数応答からフィルタリング手段により生成された遅延
プロファイルを示す図。
【図7】本発明に係る第5実施形態のOFDMダイバー
シチ受信装置の構成を示す図。
【図8】図7のOFDMダイバーシチ受信装置の振幅補
正手段の一例を示す図。
【図9】本発明に係る第6実施形態のOFDMダイバー
シチ受信装置の構成を示す図。
【図10】本発明に係る第7実施形態のOFDMダイバ
ーシチ受信装置の構成を示す図。
【図11】本発明に係る第8実施形態のOFDMダイバ
ーシチ受信装置の構成を示す図。
【図12】第8実施形態のOFDMダイバーシチ受信装
置の受信特性評価結果であるビット誤り率特性を示す
図。
【符号の説明】
#1〜#n…受信ブランチ、4〜6…アンテナ、7〜9
…受信部、11〜13…フーリエ変換部、14〜16、
106…参照周波数スペクトル生成部、17〜19…伝
送路周波数応答算出部、101〜103、107…重み
付け演算部、104…周波数スペクトル合成部、105
…復調部、108…振幅補正手段、21〜23…フィル
タリング手段、32…逆フーリエ変換部、33…伝播遅
延時間測定部、34…フィルタリング帯域幅設定部、3
5…フィルタ、46〜48…電力算出部、411…除算
部、51…再変調部、52…周波数スペクトル選択部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線伝送されてきた直交周波数分割多重
    信号を周波数変換して得た周波数スペクトル信号を、前
    記周波数スペクトル信号から求めた伝送路周波数応答に
    応じて重み付けして出力する複数の受信手段と、 前記各受信手段からそれぞれ出力された周波数スペクト
    ル信号を合成する合成手段と、 合成された前記周波数スペクトル信号からディジタル信
    号系列を復調する復調手段とを具備したことを特徴とす
    るダイバーシチ受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダイバーシチ受信装置に
    おいて、 前記各受信手段は、 前記直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号
    を周波数変換して周波数スペクトル信号を生成する周波
    数スペクトル変換手段と、 参照用の周波数スペクトル信号を生成する参照用周波数
    スペクトル生成手段と、 前記周波数スペクトル変換手段により変換された周波数
    スペクトル信号と前記参照用の周波数スペクトル信号と
    から伝送路周波数応答を算出する伝送路周波数応答算出
    手段と、 前記伝送路周波数応答算出手段により算出された伝送路
    周波数応答に基づいて前記周波数スペクトル信号を重み
    付けして出力する重み付け手段とを具備したことを特徴
    とするダイバーシチ受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のダイバーシチ受信装置に
    おいて、 前記各受信手段は、 前記直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号
    を周波数変換して周波数スペクトル信号を生成する周波
    数スペクトル変換手段と、 参照用の周波数スペクトル信号を生成する参照用周波数
    スペクトル生成手段と、 前記周波数スペクトル変換手段により変換された周波数
    スペクトル信号と前記参照用の周波数スペクトル信号と
    から伝送路周波数応答を算出する伝送路周波数応答算出
    手段と、 前記伝送路周波数応答算出手段により算出された伝送路
    周波数応答に含まれる雑音成分を除去するフィルタリン
    グ手段と、 前記フィルタリング手段により雑音成分が除去された伝
    送路周波数応答に基づいて前記周波数スペクトル信号を
    重み付けして出力する重み付け手段とを具備したことを
    特徴とするダイバーシチ受信装置。
  4. 【請求項4】 参照用の周波数スペクトルを生成する参
    照用周波数スペクトル生成手段と、 無線伝送されてきた直交周波数分割多重信号を周波数変
    換して得た周波数スペクトル信号と前記参照用周波数ス
    ペクトル生成手段により生成された参照用周波数スペク
    トル信号とから伝送路周波数応答を算出し、算出した伝
    送路周波数応答を用いて前記周波数スペクトル信号の重
    み付けを行い出力する複数の受信手段と、 前記各受信手段からそれぞれ出力された周波数スペクト
    ル信号を合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された周波数スペクトル信号か
    らディジタル信号系列を復調する復調手段とを具備した
    ことを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  5. 【請求項5】 無線伝送されてきた直交周波数分割多重
    信号を周波数変換して得た周波数スペクトル信号と、前
    記周波数スペクトル信号から求めた伝送路周波数応答と
    を出力する複数の受信手段と、 前記各受信手段からそれぞれ出力された伝送路周波数応
    答を用いて各周波数スペクトル信号の重み付けを行う重
    み付け手段と、 前記重み付け手段によりそれぞれが重み付けられた周波
    数スペクトル信号を合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された周波数スペクトル信号か
    らディジタル信号系列を復調する復調手段とを具備した
    ことを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のダイバーシチ受信装置に
    おいて、 前記各受信手段は、 前記直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号
    を周波数変換して周波数スペクトルを生成する周波数ス
    ペクトル変換手段と、 参照用の周波数スペクトル信号を生成する参照用周波数
    スペクトル生成手段と、 前記周波数スペクトル変換手段により変換された周波数
    スペクトル信号と前記参照用の周波数スペクトル信号と
    から伝送路周波数応答を算出する伝送路周波数応答算出
    手段とを具備したことを特徴とするダイバーシチ受信装
    置。
  7. 【請求項7】 参照用の周波数スペクトル信号を生成す
    る参照用周波数スペクトル生成手段と、 無線伝送されてきた直交周波数分割多重信号を周波数変
    換して得た周波数スペクトル信号と前記周波数スペクト
    ル信号から求めた伝送路周波数応答とを出力する複数の
    受信手段と、 前記各受信手段からそれぞれ出力された伝送路周波数応
    答を用いて前記各周波数スペクトル信号の重み付けを行
    う重み付け手段と、 前記重み付け手段によりそれぞれが重み付けられた前記
    周波数スペクトル信号を合成する合成手段と、 前記周波数スペクトル信号からディジタル信号系列を復
    調する復調手段とを具備したことを特徴とするダイバー
    シチ受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のダイバーシチ受信装置に
    おいて、 前記各受信手段は、 前記直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号
    を周波数変換して周波数スペクトル信号を生成する周波
    数スペクトル変換手段と、 前記周波数スペクトル変換手段により変換された周波数
    スペクトル信号と前記参照用周波数スペクトル生成手段
    により生成された参照用の周波数スペクトル信号とから
    伝送路周波数応答を算出する伝送路周波数応答算出手段
    と、 前記伝送路周波数応答算出手段により算出された伝送路
    周波数応答に含まれる雑音成分を除去するフィルタリン
    グ手段とを具備したことを特徴とするダイバーシチ受信
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のダイバーシチ受信装置に
    おいて、 前記合成手段により合成された周波数スペクトル信号
    を、前記各受信手段からそれぞれ出力された伝送路周波
    数応答を用いてスペクトル毎に振幅補正して前記復調手
    段へ出力する振幅補正手段をさらに具備したことを特徴
    とするダイバーシチ受信装置。を具備したことを特徴と
    するダイバーシチ受信装置
  10. 【請求項10】 無線伝送されてきた直交周波数分割多
    重信号を周波数変換して得た周波数スペクトル信号と、
    前記周波数スペクトル信号から求めた伝送路周波数応答
    とを出力する複数の受信手段と、 前記各受信手段からそれぞれ出力された周波数スペクト
    ル信号を合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された周波数スペクトル信号
    を、前記各受信手段から出力されたそれぞれの伝送路周
    波数応答を用いてスペクトル毎に振幅補正する振幅補正
    手段と、 前記振幅補正手段により振幅補正された周波数スペクト
    ル信号からディジタル信号系列を復調する復調手段とを
    具備したことを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のダイバーシチ受信装
    置において、 前記各受信手段は、 前記直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号
    を周波数変換して周波数スペクトル信号を生成する周波
    数スペクトル変換手段と、 前記周波数スペクトル変換手段により変換された周波数
    スペクトル信号と前記参照用周波数スペクトル生成手段
    により生成された参照用の周波数スペクトル信号とから
    伝送路周波数応答を算出する伝送路周波数応答算出手段
    と、 前記伝送路周波数応答算出手段により算出された伝送路
    周波数応答に基づいて前記周波数スペクトル信号を重み
    付けして出力する重み付け手段とを具備したことを特徴
    とするダイバーシチ受信装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のダイバーシチ受信装
    置において、 前記各受信手段は、 前記直交周波数分割多重信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号
    を周波数変換して周波数スペクトル信号を生成する周波
    数スペクトル変換手段と、 前記周波数スペクトル変換手段により変換された周波数
    スペクトル信号と前記参照用周波数スペクトル生成手段
    により生成された参照用周波数スペクトル信号とから伝
    送路周波数応答を算出する伝送路周波数応答算出手段
    と、 前記伝送路周波数応答算出手段により算出された伝送路
    周波数応答に含まれる雑音成分を除去するフィルタリン
    グ手段と、 前記フィルタリング手段により雑音成分が除去された伝
    送路周波数応答に基づいて前記周波数スペクトル信号を
    重み付けして出力する重み付け手段とを具備したことを
    特徴とするダイバーシチ受信装置。
  13. 【請求項13】 請求項3、8、12記載のダイバーシ
    チ受信装置において、 前記フィルタリング手段は、 前記伝送路周波数応答算出手段により算出された伝送路
    周波数応答を伝送路時間応答に変換する伝送路時間応答
    変換手段と、 前記伝送路時間応答変換手段により変換された伝送路時
    間応答を用いて多重反射電波伝播環境の伝播遅延時間を
    測定する伝播遅延時間測定手段と、 雑音除去のための帯域幅を可変して設定可能であり、前
    記伝送路周波数応答をフィルタリングする帯域幅可変フ
    ィルタと、 前記伝播遅延時間測定手段により測定された伝播遅延時
    間に基づいて前記帯域幅可変フィルタの帯域幅を設定す
    る帯域幅設定手段とを具備することを特徴とするダイバ
    ーシチ受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項9、10記載のダイバーシチ受
    信装置において、 前記振幅補正手段は、 前記各受信手段の伝送路周波数応答手段により算出され
    たそれぞれの伝送路周波数応答を電力加算して電力累積
    値を求める電力加算手段と、 前記電力加算手段により求められた電力累積値を用いて
    前記合成手段により合成された前記周波数スペクトルを
    正規化する正規化手段とを具備することを特徴とするダ
    イバーシチ受信装置。
  15. 【請求項15】 請求項1、4、7、10記載のダイバ
    ーシチ受信装置において、 前記復調手段により復調さ
    れたディジタル信号系列を再変調して再変調周波数スペ
    クトルを生成する再変調手段と、 前記受信手段により受信された直交周波数分割多重信号
    に含まれるデータの種類に応じて前記再変調手段により
    再変調された再変調周波数スペクトル信号と前記参照用
    周波数スペクトル信号のうち、いずれか一方を選択して
    前記伝送路周波数応答算出手段へ出力する選択手段と、 前記選択手段により前記再変調周波数スペクトル信号が
    選択された場合、前記周波数スペクトル変換手段の出力
    を遅延させて前記伝送路周波数応答算出手段へ入力する
    遅延手段とを具備することを特徴とするダイバーシチ受
    信装置。
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