JP3975755B2 - 受信装置,受信方法,コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,受信装置,受信方法,コンピュータプログラム,コンピュータプログラムを記録した媒体に関し,さらに詳細には,可変帯域幅無線通信システムにおける無線信号の受信装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
可変帯域幅無線通信システムは,割り付けられた基本帯域幅の複数にわたって広帯域な帯域幅を確保することにより,高速データレートを伝送する無線通信システムである。かかる基本帯域幅は,例えば20MHzであり,例えば24.75GHzから25.25GHzまでの500MHzの周波数帯域中に24波が割り付けられている。また,可変帯域幅無線通信システムは,使用する基本帯域幅の数に応じて,1つの基本帯域幅を利用して通信する狭帯域モードと,複数の基本帯域幅(基本帯域幅のN倍,Nは2以上)にわたって帯域を占有して通信する広帯域モードに分けられる。
【0003】
また,従来における固定マイクロ波通信用の準ミリ波無線システムは,パラボラアンテナを使用して伝搬損失を低減することが可能であるが,高利得性故に移動可搬性が著しく劣るという問題があった。また,少しでも受信位置が変わると指向性がずれるので,送受信機間の利得が低下するという問題があった。
【0004】
近年においては,小型アンテナという利便性を最大限に活用した準ミリ波帯のコンスーマ無線通信が,数m〜数十m程度の近距離大容量通信用の家屋内及び屋外ノマディックワイヤレスアクセスシステムとして注目を浴びている。かかるシステムにおいては,例えば端末装置の移動や周囲の反射物(人,車など)の移動などのマルチパスフェージング環境が変化した場合には,最適な伝搬路,受信電力あるいは受信周波数帯域内の周波数特性が変化し,受信性能が劣化するという問題がある。このため,マルチパスフェージング環境の変化に応じて最適な受信状態を確保する方法が要求されている。
【0005】
さらに,従来においては,復調誤りを低減する方法として合成ダイバーシティ法が既知である。合成ダイバーシティ法においては,例えば数cmから数m離れた位置に複数のアンテナを設置して,受信信号の最適な信号を選択して受信し,かつ好適な比率で合成されて,復調誤りが低減される。このようなダイバーシティ法は,室内コンスーマ無線通信システムや屋外ノマディックワイヤレスアクセスシステムなどの携帯無線通信システムに活用することが必須となりつつある。
【0006】
かかるシステムにおける受信装置を,図14に基づいて説明する。図13に示すように,受信装置400は,複数のアンテナ402−0,402−1,・・・・,402−nと,各アンテナに接続された無線送受信手段(RF回路)404−0,404−1,・・・・,404−nと,各RF回路404に接続されたバンドパスフィルタ(BPF)406−0,406−1,・・・・,406−nと,各BPF406と接続された復調手段(復調回路:DEC)408−0,408−1,・・・・,408−nと,各復調手段408と接続された合成手段(合成回路)410と,利得を制御するための制御手段412などから構成されている。
【0007】
各アンテナ402が受信した信号は,RF回路404を介してバンドパスフィルタ(BPF)406により帯域制限される。このとき,BPF406の通過帯域はシステムがサポートする全ての帯域幅に対応する必要があるため,予め準備された複数の通過帯域幅フィルタ(例えば,20,40,60,80,100,120MHz)が,周波数帯域幅の変化に応じて好適に切替えられる。
【0008】
その後,復調手段408により信号が復調された後,合成手段410に入力されて,各復調データについて好適な振幅比にて合成され,最終復調出力となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,従来の可変帯域幅の無線通信システムでは,システムがサポートする全ての受信周波数帯域幅の複数のフィルタを準備しなければならないため,受信機が大型化するばかりでなく,高価なフィルタを多数使用するのでコストが増大するという問題がある。さらに,例えば25GHzの準ミリ波では,伝搬損失が大きく,通信品質が劣化するという問題がある。
【0010】
したがって,本発明の目的は,通信環境の変化による影響を低減して常に高品質の通信状態を確保することが可能な新規かつ改良された受信装置等を低コストで提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため,本発明の第1の観点においては,複数のアンテナと,前記各アンテナに対し,全受信周波数帯域を分割して形成される各部分周波数帯域を各々前記各アンテナが受信する周波数帯域として割り付ける受信周波数設定手段と,前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の信号を,各々,復調する復調手段と,前記各復調手段からの各復調出力を所定の順序に整列する整列手段と,を有することを特徴とする受信装置が提供される。
【0012】
上記記載の発明では,全周波数帯域を分割して各アンテナ位置毎に最適な周波数帯域を受信するように部分周波数帯域を割り付けて,各復調出力を整列させて最終復調出力とするので,常に,好適な受信状態を維持することができる。また,受信装置の受信位置や周囲の反射物の移動によりマルチパスの状態が変化しても,各アンテナが受け持つ周波数帯域を各々最適レベルで受信するように選択することができる。この結果,1種類の通過帯域幅フィルタのみを使用して最適に受信状態を確保できる可変帯域幅の受信装置が低コストで提供される。
【0013】
また,前記受信周波数設定手段は,前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の復調信号の特性に基づいて,各アンテナが受信する部分周波数帯域を設定あるいは変更する,如く構成すれば,各アンテナが受信した信号の復調信号の特性をモニターし,マルチパスフェージングの周波数特性に起因する例えば受信電力の基本帯域幅毎の受信レベルの変動を調査するので,各アンテナが受信する各部分周波数帯域が最適に割り付けられているか否かの判断を容易に行うことが出来る。
【0014】
また,前記復調信号の特性は,復調信号の出力強度,又は復調信号の誤り率である,如く構成すれば,より最適な受信状態を得ることができる。
【0015】
また,前記整列手段は,アンテナが受信する部分周波数帯域が変更される場合には,前記復調信号の整列順序を変更する,如く構成すれば,例えば予め設定されたインタリーブパターンにしたがって復調信号の整列パターンが変更されて,最終的な復調信号を得ることができる。
【0016】
上記目的を達成するため,本発明の第2の観点においては,複数のアンテナと,前記各アンテナに対し,全受信周波数帯域を分割して形成される各部分周波数帯域を各々前記各アンテナが受信する周波数帯域として割り付ける受信周波数設定手段と,前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の信号を,各々,復調する復調手段と,複数のアンテナが同一の周波数帯域の信号を受信した場合に,前記同一の周波数帯域の復調信号を合成する合成手段と,前記各復調手段からの復調出力及び前記合成手段からの合成復調出力を所定の順序に整列する整列手段と,を有することを特徴とする受信装置が提供される。
【0017】
上記記載の発明では,全周波数帯域を分割して各アンテナ位置毎に最適な周波数帯域を受信するように部分周波数帯域を割り付けて,各復調出力を整列させて最終復調出力とするので,常に,好適な受信状態を維持することができる。また,受信装置の受信位置や周囲の反射物の移動によりマルチパスの状態が変化しても,各アンテナが受け持つ周波数帯域を各々最適レベルで受信するように選択することができる。この結果,1種類の通過帯域幅フィルタのみを使用して最適に受信状態を確保できる可変帯域幅の受信装置が低コストで提供される。さらに,伝送特性の悪い周波数帯域については,複数のアンテナを割り付けて当該周波数チャンネル(以下,CH)は合成ダイバーシティを実行するので,さらなる伝送特性の改善を図ることができる。なお,マルチパスフェージングの環境においては特定の周波数帯域で信号の劣化を引き起こすことが多いので,必ずしも受信しようとする全周波数帯域について合成ダイバーシティを実行する必要はない。
【0018】
また,前記受信装置は,さらに,前記各復調手段からの各復調信号のうち合成手段に入力する復調信号を選択する選択手段を有する,如く構成すれば,同一周波数帯域の信号を受信している複数のアンテナを容易に選択して,効果的に合成手段に入力することができる。
【0019】
また,前記受信周波数設定手段は,前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の復調信号の特性に基づいて,各アンテナが受信する部分周波数帯域を設定あるいは変更する,如く構成すれば,各アンテナが受信した信号の復調出力をモニターし,マルチパスフェージングの周波数特性に起因する例えば受信電力の基本帯域幅毎の受信レベルの変動を調査するので,各アンテナが受信する各部分周波数帯域が最適に割り付けられているか否かの判断を容易に行うことが出来る。
【0020】
また,前記復調信号の特性は,復調信号の出力強度,又は復調信号の誤り率である,如く構成すれば,より最適な受信状態を得ることができる。
【0021】
また,前記整列手段は,アンテナが受信する部分周波数帯域が変更される場合には,前記復調信号の整列順序を変更する,如く構成すれば,例えば予め設定されたインタリーブパターンにしたがって復調信号の整列パターンが変更されて,最終的な復調信号が得られる。
【0022】
上記目的を達成するため,本発明の第3の観点においては,複数のアンテナに対し,全受信周波数帯域を分割して形成される各部分周波数帯域を各々前記各アンテナが受信する周波数帯域として割り付け,前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の信号を,各々,復調し,前記各復調された信号を,所定の順序に整列する,ことを特徴とする受信方法が提供される。
【0023】
上記記載の発明では,全周波数帯域を分割して各アンテナ位置毎に最適な周波数帯域を受信するように部分周波数帯域を割り付けて,各復調出力を整列させて最終復調出力とするので,常に,好適な受信状態を維持することができる。また,受信装置の受信位置や周囲の反射物の移動によりマルチパスの状態が変化しても,各アンテナが受け持つ周波数帯域を各々最適レベルで受信するように選択することができる。したがって,1種類の通過帯域幅フィルタのみを使用して最適な受信状態を低コストで確保できる。
【0024】
また,前記各アンテナが受信する周波数帯域は,前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の復調信号の特性に基づいて設定あるいは変更される,如く構成すれば,各アンテナが受信した信号の復調信号の特性をモニターし,マルチパスフェージングの周波数特性に起因する例えば受信電力の基本帯域幅毎の受信レベルの変動を調査するので,各アンテナが受信する各部分周波数帯域が最適に割り付けられているか否かの判断を容易に行うことが出来る。
【0025】
また,複数のアンテナが同一の周波数帯域の信号を受信した場合には,前記同一の周波数帯域の各復調信号が選択されて合成される,如く構成すれば,伝送特性の悪い周波数帯域については,複数のアンテナを割り付けて当該周波数CHは合成ダイバーシティを実行するので,さらなる伝送特性の改善を図ることができる。なお,マルチパスフェージングの環境においては特定の周波数帯域で信号の劣化を引き起こすことが多いので,必ずしも受信しようとする全周波数帯域について合成ダイバーシティを実行する必要はない。
【0026】
上記目的を達成するため,本発明の第4の観点においては,コンピュータに対し,全受信周波数帯域を分割して形成される各部分周波数帯域を,各々,受信する周波数帯域として各アンテナが割り付ける機能と,前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の信号を,各々,復調する機能と,前記各復調された信号を,所定の順序に整列する機能と,を実現することを特徴とするコンピュータプログラムが提供される。
【0027】
上記課題を解決するため,本発明の第5の観点においては,コンピュータに対し,全受信周波数帯域を分割して形成される各部分周波数帯域を,各々,各アンテナが受信する周波数帯域として割り付ける機能と,前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の信号を,各々,復調する機能と,前記各復調された信号を所定の順序に整列する機能と,を実現するコンピュータプログラムを記録した媒体が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚,以下の説明及び添付図面において,同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
【0029】
(第1の実施の形態)
まず,図1に基づいて,第1の実施の形態にかかる受信装置100の構成について説明する。なお,図1は,第1の実施の形態にかかる受信装置100の構成を示すブロック図である。
【0030】
まず,図1に示すように,第1の実施の形態にかかる受信装置100は,複数のアンテナ102−0,102−1,・・・・,102−nと,各アンテナ102に接続された無線送受信手段(RF回路)104−0,104−1,・・・・,104−nと,各RF回路104に接続されたバンドパスフィルタ(BPF)106−0,106−1・・・・,106−nと,各BPF106と接続された復調手段(復調回路:DEC)108−0,108−1・・・・,108−nと,各復調手段108と接続された整列手段(整列回路)110と,各復調手段108と接続された制御手段(CTL)112と,から構成される。
【0031】
本実施形態においては,受信周波数帯域が基本帯域幅毎に分割されており(部分周波数帯域),各アンテナは別々の部分周波数帯域の信号を受信する。このため,無線送受信手段(RF回路)104には,各アンテナ102が受信する信号の中心周波数f0,f1,・・・・,fnが割り付けられており,バンドパスフィルタ(BPF)106は,基本帯域幅(例えば20MHz)が通過帯域幅として設計されている。
【0032】
従来においては,図2(a)に示すように,全て基本帯域幅でチャンネルを割り付けていたが,本実施形態においては,図2(b)に示すように,必要に応じて,所定数の信号を基本帯域幅で合成する。
【0033】
また,例えば,3つの基本帯域幅を有する信号を分割受信する場合には(n=3),図3に示すように,各アンテナ102は,中心周波数f0,f1,f2の信号を基本帯域幅で各々受信する。なお,このとき,受信周波数帯域幅が20MHzとすれば,受信する周波数帯域幅は60MHzである。
【0034】
なお,各アンテナ102が受け持つ受信周波数帯域は,マルチパスフェージングにより信号強度(例えば受信電力)が異なるので,後述するように,制御手段112は,各アンテナ102が受信する周波数帯域を,各々受信電力が最大になるように割り付ける。即ち,アンテナ毎に,受信すべき信号の最適な周波数帯域が,別々に設定される。
【0035】
復調手段108は,バンドパスフィルタ106を通過した各周波数帯域の信号を各々復調する。整列手段110は,予め設定されたインタリーブパターンに従って,復調信号をデインタリーブする機能を有する。この整列手段110で好適にデインタリーブされた復調信号は,最終復調出力となる。
【0036】
制御手段(CTL)112は,各アンテナ102の各復調出力の特性(例えば受信電力)に応じて各アンテナ102が受信する周波数帯域を決定し,その中心周波数をRF回路104に割り付ける機能と,各復調信号の整列順序を制御する機能とを有する。
【0037】
上記受信装置100において,制御回路(CTL)112は,常時あるいは所定間隔で各アンテナの復調出力をモニターしており,その結果に応じて,例えば,RF(0)回路104−0に中心周波数f0を割り付け,RF(1)回路104−1に中心周波数f1を割り付け,以降同様に,RF(n)回路104−nに中心周波数fnを割り付ける。
【0038】
また,例えばアンテナ102の受信位置あるいは周囲反射物が移動するなどしてマルチパスフェージング環境が変化し,各アンテナが受信する信号の周波数特性(例えば受信電力)が変化した場合には,各アンテナ102の受信周波数帯域が変更される。例えばアンテナ102−0とアンテナ102−1との受信周波数帯域を交換すると判断した場合には,制御装置112は,RF回路104−0とRF回路104−1に割り付けられている中心周波数を交換し,アンテナが受信する部分周波数帯域が変更される。
【0039】
また,制御手段112は,アンテナ102が受信する周波数帯域を変更した場合には,同時に,整列手段110のデインタリーブ順を入れ替えて,正しい順序で最終復調信号が出力されるように制御する。
【0040】
このようにして,本実施形態にかかる受信装置は,全周波数帯域を分割して各アンテナ位置毎に最適な周波数帯域を受信するように部分周波数帯域を割り付けて,各復調出力を整列させて最終復調出力とするので,常に,好適な受信状態を維持することができる。
【0041】
次に,図4に基づいて,第1の実施の形態にかかる無線信号の受信方法について説明する。なお,図4は,本実施形態にかかる無線信号の受信方法を説明するためのフローチャートである。
【0042】
まず,ステップS100では,受信装置は待機状態にある(ステップS100)。次いで,ステップS102で,他の送信装置と通信を開始する(ステップS102)。さらに,ステップS104で,制御装置は,アンテナと周波数チャンネル(以下,CH)対応を調査し,各アンテナに割り付けるべき部分周波数帯域を判断する。(ステップS104)。
【0043】
例えば,上記アンテナと周波数CHの対応の調査方法(ステップS104)は,図5に示す工程で実行することができる。以下,説明する。
【0044】
即ち,まず,ステップS202で,アンテナANT(0)において,周波数CH(0)〜CH(2)をスキャンする(ステップS202)。次いで,ステップS204で,アンテナANT(1)にて,周波数CH(0)〜CH(2)をスキャンする(ステップS204)。さらに,ステップS206で,アンテナANT(2)にて,周波数CH(0)〜CH(2)をスキャンする(ステップS206)。その後,ステップS106に移行する。
【0045】
上記各アンテナにてスキャンした各周波数CHの受信強度の一例を図6に示す。なお,アンテナANT(0)の周波数CH0〜CH2の受信強度は,各々S00〜S02である。アンテナANT(1)の周波数CH0〜CH2の受信強度は,各々S10〜S12である。アンテナANT(2)の周波数CH0〜CH2の受信強度は,各々S20〜S22である。
【0046】
ステップS106では,アンテナに割り付けるべき周波数CHの最適な組み合わせを選択する(ステップS106)。上記アンテナに割り付けるべき周波数CHの組み合わせの選択(ステップS106)は,例えば,図7に示す工程で実行することができる。以下,説明する。
【0047】
即ち,図7に示すように,まず,ステップS302で,最も強い信号(例えばS12)を得たアンテナANT(1)に周波数CH2を割り付ける。次いで,ステップS304で,次に強い信号(例えばS21)を得たアンテナANT(2)に周波数CH1を割り付ける。さらに,ステップS306で,残りのアンテナANT(0)に,残りの周波数CH(0)を割り付ける。その後,ステップS108に移行する。
【0048】
ステップS108では,他の送信装置と通信を実行し,ステップS100に移行する。
【0049】
上記アンテナと周波数CHの対応の調査,及び上記アンテナに割り付けるべき周波数CHの組み合わせの選択を,通信中に常時あるいは定期的に実行すれば,常に最適な受信状態を維持することができる。また,例えば,通信相手を変更したり,所定時間経過して通信状況が変化した場合に実行して変更することもできる。
【0050】
本実施形態においては,全周波数帯域を分割して各アンテナ位置毎に最適な周波数帯域を受信するように部分周波数帯域を割り付けて,各復調出力を整列させて最終復調出力とするので,常に,好適な受信状態を維持することができる。また,受信装置の受信位置や周囲の反射物の移動によりマルチパスの状態が変化しても,各アンテナが受け持つ周波数帯域を各々最適レベルで受信するように選択することができる。したがって,1種類の通過帯域幅フィルタのみを使用して最適な受信状態を低コストで確保できる。また,各アンテナが受信した信号の復調信号の特性をモニターし,マルチパスフェージングの周波数特性に起因する例えば受信電力の基本帯域幅毎の受信レベルの変動を調査するので,各アンテナが受信する各部分周波数帯域が最適に割り付けられているか否かの判断を容易に行うことが出来る。
【0051】
(第2の実施の形態)
次に,図8に基づいて,第2の実施の形態にかかる受信装置について説明する。なお,図8は,第2の実施の形態にかかる受信装置の構成を示すブロック図である。なお,本実施形態においては,合成ダイバシティ法による受信が可能であり,4つのアンテナに3つの周波数帯域を割り付ける例を挙げて説明する。
【0052】
まず,図8に示すように,第2の実施の形態にかかる受信装置200は,複数のアンテナ202−0,202−1,202−2,202−3と,各アンテナ202に接続された無線送受信手段(RF回路)204−0,204−1,204−2,204−3と,各RF回路204に接続されたバンドパスフィルタ(BPF)206−0,206−1,206−2,206−3と,各BPF206と接続された復調手段(復調回路:DEC)208−0,208−1,208−2,208−3と,復調手段208と接続され,合成手段(合成回路)212に入力する復調信号を選択する選択手段(合成回路)210と,選択された復調信号を合成する合成手段(合成回路)212と,選択手段210及び合成手段と接続される整列手段(整列回路)214と,各復調手段208と接続された制御手段216と,から構成される。
【0053】
第1の実施の形態と同様に,受信周波数帯域が基本帯域幅毎に分割されており(部分周波数帯域),各アンテナは別々の部分周波数帯域の信号を受信するため,無線送受信手段(RF回路)204には,各アンテナ202が受信する信号の中心周波数f0,f1,f2,f3が割り付けられており,バンドパスフィルタ(BPF)206は,基本帯域幅(例えば20MHz)が通過帯域幅として設計されている。
【0054】
また,第1の実施の形態と同様に,各アンテナ202が受け持つ受信周波数帯域は,マルチパスフェージングにより信号強度(例えば受信電力)が異なるので,後述するように,制御手段212は,各アンテナ202が受信する周波数帯域を,受信強度が各々最大になるように割り付ける。
【0055】
本実施形態においては,第1の実施の形態と異なり,アンテナの数(例えば4)が部分周波数帯の数(例えば3)よりも多いので,余剰のアンテナが発生する。かかる余剰のアンテナに,伝送特性の悪い周波数帯域帯域の信号を受信するように割り付けることができ,同一の周波数帯域の信号を複数のアンテナが受信することができる。このように,本実施形態にかかる受信装置は,合成ダイバーシティを実行することができるので,伝送特性のさらなる改善を図ることができる。
【0056】
復調手段208は,各バンドパスフィルタ206を通過した周波数帯域の信号を各々復調する。整列手段214は,予め設定されたインタリーブパターンに従って,復調信号をデインタリーブする機能を有する。この整列手段214で好適にデインタリーブされた復調信号は,最終復調出力となる。
【0057】
制御手段(CTL)216は,各アンテナ202の各復調出力のエネルギー(受信電力)に応じてアンテナ202の受信周波数帯域を決定し,その中心周波数をRF回路204に割り付ける機能と,各復調信号の整列順序を制御する機能とを有する。
【0058】
上記受信装置において,制御回路(CTL)216は,常時あるいは所定間隔で各アンテナ202の復調出力をモニターしており,その結果に応じて,例えば,RF(0)回路204−0及びRF(2)回路204−2には,中心周波数f0を割り付けられており,RF(3)回路204−3には中心周波数f1が割り付けおり,RF(1)回路204−1には中心周波数fnが割り付けられている。
【0059】
また,例えばアンテナ202の受信位置あるいは周囲反射物が移動するなどしてマルチパスフェージング環境が変化し,各アンテナが受信する信号の周波数特性(例えば受信電力)が変化した場合には,各アンテナ102の受信周波数帯域が変更される。
【0060】
また,各部分周波数帯域の信号は,各々復調回路(DEC)208で復調される。本実施形態においては,第1の実施の形態と異なり,複数のアンテナが,伝送特性の悪い同一の周波数帯域の信号を受信しているので,復調信号を合成し,復調出力を増大させる。このため,復調信号は,選択手段210により,複数のアンテナが受信した同一周波数の信号は合成手段212に入力するように選択され,信号が合成された後,整列手段214に入力される。また,単独のアンテナで受信した周波数帯域の信号は,整列手段214に入力するように選択される。
【0061】
また,制御手段216は,アンテナ202が受信する周波数帯域を変更する場合には,同時に,整列手段214のデインタリーブ順を入れ替えて,正しい順序で最終復調出力が出力されるように制御する。
【0062】
このようにして,特に受信状態の悪い周波数CHについては,当該周波数帯域を複数のアンテナを割り付けて合成するので,より復調特性の改善を図ることができる。
【0063】
次に,図9に基づいて,第2の実施の形態にかかる無線信号の受信方法について説明する。なお,図9は,本実施形態にかかる無線信号の受信方法を説明するためのフローチャートである。
【0064】
まず,ステップS400で,受信装置は待機状態にある(ステップS400)。次いで,ステップS402で,他の送信装置と通信を開始する(ステップS402)。さらに,ステップS404で,制御装置は,アンテナと周波数CHの対応を調査し,各アンテナに割り付けるべき周波数帯域を判断する(ステップS404)。
【0065】
例えば,上記アンテナと周波数CHの対応の調査方法(ステップS404)は,図11に示す工程で実行することができる。以下,説明する。
【0066】
即ち,まず,ステップS502で,アンテナANT(0)において,周波数CH(0)〜CH(2)をスキャンする(ステップS502)。次いで,ステップS504で,アンテナANT(1)にて,周波数CH(0)〜CH(2)をスキャンする(ステップS504)。さらに,ステップS506で,アンテナANT(2)にて,周波数CH(0)〜CH(2)をスキャンする(ステップS506)。その後,ステップS508で,アンテナANT(3)にて,周波数CH(0)〜CH(3)をスキャンする(ステップS508)。その後,ステップS206に移行する。
【0067】
上記各アンテナにてスキャンした各周波数チャンネルの受信強度の一例を図11に示す。なお,アンテナANT(0)の周波数CH0〜CH2の受信強度は,各々S00〜S02である。アンテナANT(1)の周波数CH0〜CH2の受信強度は,各々S10〜S12である。アンテナANT(2)の周波数CH0〜CH2の受信強度は,各々S20〜S22である。アンテナANT(2)の周波数CH0〜CH2の受信強度は,各々S30〜S32である。
【0068】
ステップS406では,アンテナに割り付けるべき周波数CHの最適な組み合わせを選択する(ステップS406)。上記アンテナに割り付けるべき周波数CHの組み合わせの選択(ステップS406)は,例えば,図11に示す工程で実行することができる。以下,説明する。
【0069】
即ち,図11に示すように,まず,ステップS602で,最も強い信号(例えばS12)を得たアンテナANT(1)に周波数CH2を割り付ける。次いで,ステップS604で,次に強い信号(例えばS31)を得たアンテナANT(3)に周波数CH1を割り付ける。さらに,ステップS606で,残りのアンテナANT(0,2)に,残りの周波数CH0を割り付けて,かつアンテナANT(0,2)の信号を最大比合成する。その後,ステップ408に移行する。
【0070】
ステップS408では,他の送信装置と通信を実行し,ステップS400に移行する。
【0071】
上記アンテナと周波数CHの対応の調査,及び上記アンテナに割り付けるべき周波数CHの組み合わせの選択を,通信中に常時あるいは定期的に実行すれば,常に最適な受信状態を維持することができる。また,例えば,通信相手を変更したり,所定時間経過して通信状況が変化した場合に実行して変更することもできる。
【0072】
本実施形態においては,全周波数帯域を分割して各アンテナ位置毎に最適な周波数帯域を受信するように部分周波数帯域を割り付けて,各復調出力を整列させて最終復調出力とするので,常に,好適な受信状態を維持することができる。また,受信装置の受信位置や周囲の反射物の移動によりマルチパスの状態が変化しても,各アンテナが受け持つ周波数帯域を各々最適レベルで受信するように選択することができる。したがって,1種類の通過帯域幅フィルタのみを使用した低コストかつ最適に受信状態を確保できる可変帯域幅の受信装置が提供される。
【0073】
さらに,伝送特性の悪い周波数帯域については,複数のアンテナを割り付けて当該周波数CHは合成ダイバーシティを実行するので,さらなる伝送特性の改善を図ることができる。なお,マルチパスフェージングの環境においては特定の周波数帯域で信号の劣化を引き起こすことが多いので,必ずしも受信しようとする全周波数帯域について合成ダイバーシティを実行する必要はない。
【0074】
(第3の実施の形態)
次に,図13に基づいて,第3の実施の形態にかかる受信装置について説明する。なお,図13は,第3の実施の形態にかかる受信装置の構成を示す説明図である。本実施形態においては,狭帯域モード(単一の基本周波数帯域)で無線信号を受信する。
【0075】
まず,図13に示すように,アンテナ302から導かれた受信信号は,RF回路304を通ってバンドパスフィルタ(BPF)306により帯域制限される。BPF306の通過帯域幅は,基本帯域幅である20MHzに設計されている。異なる位置に配置された複数のアンテナ302により受信された信号は,マルチパスフェージングにより異なる周波数選択性を受けて,各復調信号は異なるデータ出力の振幅が劣化している。
【0076】
復調手段(復調回路:DEC)308により復調された信号は,合成手段(合成回路)310に入力され,各復調データについて好適な振幅比で合成され,最終復調出力となる。かかる最終復調出力は,例えばビタビデコーダに入力されて誤り訂正することもできる。
【0077】
本実施形態においては,制御装置312は,各RF回路304に同一の受信周波数帯域を割り付け,合成手段310には,同一周波数帯域を割り付けられた各復調出力が合成されるように制御している点に特徴がある。即ち,各アンテナは位置が異なるので,同一周波数帯域に割り付けて空間ダイバーシティとして動作させる。各アンテナに対応する復調出力は最適に合成されて誤り率の低減を図ることができる。
【0078】
これにより,本実施形態にかかる受信装置は,合成ダイバーシティ受信機として動作することができる。また,制御装置312,各RF回路304の利得を制御し,信号レベルを調節する機能をさらに有し,合成手段310や復調手段308が好適なレベルで動作し,回路が飽和しないように,あるいはアンダーフロアしないようにすることもできる。
【0079】
以上,本発明にかかる好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術思想の範囲内において,各種の修正例および変更例を想定し得るものであり,それらの修正例および変更例についても本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
【0080】
上記実施形態においては,各アンテナに対して,信号強度の強い順に周波数帯域を割り付ける例を挙げて説明したが,信号強度の弱い順に割り付けることも出来る。
【0081】
上記実施形態においては,制御装置は,復調信号の出力(エネルギー)に基づいて,アンテナに割り付ける周波数帯域を決定する例を挙げて説明したが,かかる例には限定されない。例えば,復調出力の誤り状態をモニターして,誤りが多いことを検出した場合に,アンテナに割り付ける周波数帯域を決定するように判断することもできる。
【0082】
また,本実施形態における変調方式として,マルチパスフェージングに対して信頼性の高い通信方式であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式を使用するのが好ましい。即ち,OFDM方式を用いれば,直交する複数のサブキャリアを使用してデータを並列的に送ることにより,伝送レートを容易に上げることができると共に,ジッタが生じても誤りなく復調することができる。
【0083】
また,本実施形態にかかる受信装置は,上記原理に基づいて送信機能に適用すれば,送信装置としても実施することができる。
【0084】
【発明の効果】
全周波数帯域を分割して各アンテナ位置毎に最適な周波数帯域を受信するように部分周波数帯域を割り付けて,各復調出力を整列させて最終復調出力とするので,常に,好適な受信状態を維持することができる。また,受信装置の受信位置や周囲の反射物の移動によりマルチパスの状態が変化しても,各アンテナが受け持つ周波数帯域を各々最適レベルで受信するように選択することができる。この結果,1種類の通過帯域幅フィルタのみを使用して最適に受信状態を確保できる可変帯域幅の受信装置が低コストで提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかるチャンネル割り付けの概念を説明するための説明図である。
【図3】第1の実施の形態にかかる帯域分割受信の概念を説明するための説明図である。
【図4】第1の実施の形態にかかる受信方法の工程を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態にかかるアンテナと周波数CHの対応を調査する工程を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態にかかるアンテナが受信した信号の復調特性を示す説明図である。
【図7】第1の実施の形態にかかるアンテナと周波数CHの最適な組合せを選択する工程を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態にかかる受信装置の構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施の形態にかかる受信方法の工程を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態にかかるアンテナと周波数CHの対応を調査する工程を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態にかかるアンテナが受信した信号の復調特性を示す説明図である。
【図12】第2の実施の形態にかかるアンテナと周波数CHの最適な組合せを選択する工程を示すフローチャートである。
【図13】第3の実施の形態にかかる受信装置の構成を示す説明図である。
【図14】従来における受信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 受信装置
102 アンテナ
104 無線送受信手段(RF手段)
106 バンドパスフィルタ(BPF)
108 復調手段
110 整列手段
112 制御手段
210 選択手段
212 合成手段
Claims (5)
- 複数のアンテナと,
前記各アンテナに対し,全受信周波数帯域を分割して形成される各部分周波数帯域を各々前記各アンテナが受信する周波数帯域として割り付ける受信周波数設定手段と,
前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の信号を,各々,復調する復調手段と,
複数のアンテナが同一の周波数帯域の信号を受信した場合に,前記同一の周波数帯域の復調信号を合成する合成手段と,
前記各復調手段からの復調信号及び前記合成手段からの合成復調信号を所定の順序に整列する整列手段と,
を有し,
前記受信周波数設定手段は,前記各アンテナに順次異なる部分周波数帯域の信号を受信させ,前記各アンテナによる前記異なる部分周波数帯域の信号の受信結果に基づき,伝送特性の悪い部分周波数帯域を,前記複数のアンテナのうちの2以上のアンテナに割り付けることを特徴とする受信装置。 - 前記受信装置は,さらに,
前記各復調手段からの各復調信号のうち合成手段に入力する復調信号を選択する選択手段を有する,
ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。 - 前記受信周波数設定手段は,
前記各アンテナが受信した各部分周波数帯域の復調信号の特性に基づいて,各アンテナが受信する部分周波数帯域を設定あるいは変更する,ことを特徴とする請求項1に記載の受信手段。 - 前記復調信号の特性は,復調信号の出力強度,又は復調信号の誤り率である,ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
- 前記整列手段は,アンテナが受信する部分周波数帯域が変更される場合には,前記復調信号の整列順序を変更する,ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
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