JP4635445B2 - 水性ニッケル電極インクの製造方法およびそれにより作製された水性ニッケル電極インクおよびそれを用いた積層セラミックコンデンサの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1〜5に記載の水性ニッケル電極インクとセラミック粉を含んだ誘電体グリーンシートを少なくとも備え、前記水性ニッケル電極に含ませるセラミック粉と、前記誘電体グリーンシートに含まれるセラミック粉が同じ組成である積層セラミックコンデンサの製造方法であり、より誘電体材料の焼結挙動に合致した水性ニッケル電極インクを得ることができる。
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1つに記載の水性ニッケル電極インクを用いて誘電体グリーンシート上にグラビア印刷法あるいはオフセットグラビア印刷法により内部電極パターンを直接印刷する工程を含む積層セラミックコンデンサの製造方法であり、高速且つ高精度にニッケル電極による内部電極パターンを印刷できる積層セラミックコンデンサの製造方法を提供することができる。
本発明の請求項9に記載の発明は、水を溶媒の主成分として水溶性樹脂と水系可塑剤を含む水性ニッケル電極インクであって、これに用いるニッケル粉がX線光電子分光分析により求められるニッケル粉の粒子表面のNiO/Ni(OH) 2 におけるNi(OH) 2 の比率が50モル%以上である水性ニッケル電極インク分散性、印刷性に優れた水性ニッケル電極インクを実現することができる。
以下、実施の形態1を用いて、本発明の請求項1に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態2を用いて請求項2、3に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態3を用いて請求項4、5に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態4を用いて請求項6、9に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態5を用いて請求項7、8に記載の発明について説明する。
2 圧接ゴムロール
3 ドクターブレード
4 誘電体グリーンシート
5 内部電極パターン
6 水性ニッケル電極インク
Claims (9)
- ニッケル粉を準備する準備工程と、
このニッケル粉に水を溶媒の主成分として水溶性樹脂と水系可塑剤を混合する混合工程を少なくとも有し、
前記準備工程において準備するニッケル粉が、酢酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚酸から選ばれる1種またはこれらの混合物である有機酸により表面を処理したニッケル粉である水性ニッケル電極インクの製造方法。 - 前記準備工程において有機酸で処理するニッケル粉が気相法で製造されたニッケル粉を用いた請求項1に記載の水性ニッケル電極インクの製造方法。
- 溶媒が水とアルコールの混合物であり、その溶媒中のアルコール比率が15〜35重量%であり、かつこのアルコールが2−プロパノールのみあるいは5重量%以下の2−ブタノールを含んだ2−プロパノールとの混合物である溶媒を用いた請求項1に記載の水性ニッケル電極インクの製造方法。
- ニッケル粉100重量部に対して、水溶性樹脂を3〜4.5重量部、その水溶性樹脂の1.5〜1.8倍の水系可塑剤を添加した請求項1に記載の水性ニッケル電極インクの製造方法。
- 水系可塑剤をグリセリン、あるいは平均分子量600以上のポリエチレングリコールあるいはこれらの混合物とした請求項4に記載の水性ニッケル電極インクの製造方法。
- 前記ニッケル粉100重量部に対して5〜25重量部のセラミック粉を含有させるセラミック粉混合工程を有した請求項1〜5のいずれか一つに記載の水性ニッケル電極インクの製造方法。
- 請求項6に記載の水性ニッケル電極インクと、セラミック粉を含んだ誘電体グリーンシートを少なくとも備え、前記水性ニッケル電極インクに含まれるセラミック粉と、前記誘電体グリーンシートに含まれるセラミック粉が同じ組成である積層セラミックコンデンサの製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1つに記載の水性ニッケル電極インクを用いて誘電体グリーンシート上にグラビア印刷法あるいはオフセットグラビア印刷法により内部電極パターンを直接印刷する工程を含む積層セラミックコンデンサの製造方法。
- 水を溶媒の主成分として水溶性樹脂と水系可塑剤を含む水性ニッケル電極インクであって、これに用いるニッケル粉がX線光電子分光分析により求められるニッケル粉の粒子表面のNiO/Ni(OH)2におけるNi(OH)2の比率が50モル%以上である水性ニッケル電極インク。
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