JP4632561B2 - ロール状インキリボンの移送装置 - Google Patents

ロール状インキリボンの移送装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロール状インキリボンの移送装置にかかるもので、とくにインキリボン熱転写型のプリンターなどに装備されるロール状インキリボンの移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインキリボン熱転写型のプリンター、およびそのロール状インキリボンの移送装置について図13にもとづき概説する。
図13は、インキリボン熱転写型のプリンター1の概略側面図であって、インキリボン熱転写型のプリンター1は、ラベル移送装置2と、印字装置3と、ロール状インキリボンの移送装置4と、を有する。
【0003】
ラベル移送装置2は、ロール状のラベル5を保持するラベル保持軸6を有するラベル保持機構7と、移送ローラー8を回転駆動するラベル移送用モーター9と、を有する。なお、印字媒体としては、粘着剤層を有するラベル5以外にも粘着剤層をもたない連続状ないしは単葉の下げ札(タグ)などもある。
【0004】
印字装置3は、サーマルヘッド10と、プラテンローラー11と、プラテンローラー11を回転駆動するプラテン駆動用モーター12と、を有する。なおラベル移送装置2は、サーマルヘッド10およびプラテンローラー11も含む。
【0005】
ロール状インキリボンの移送装置4は、リボン保持機構13と、リボン巻取り機構14と、バックテンション機構15と、スリップ機構16と、リボン移送用モーター17と、を有する。
【0006】
リボン保持機構13は、ロール状のサーマルインキリボン18(インキリボン)を保持するリボン保持軸19を有するとともに、第1のガイドローラー20および第2のガイドローラー21を介して、印字装置3にサーマルインキリボン18を帯状に繰り出す。なお、リボン移送用モーター17は、第1のタイミングベルト22を介して第2のガイドローラー21を回転駆動する。
【0007】
リボン巻取り機構14は、リボン保持機構13から帯状に繰り出されたサーマルインキリボン18を印字装置3、第3のガイドローラー23、第4のガイドローラー24および第5のガイドローラー25を介してリボン巻取り軸26にロール状に巻き取る。なお、リボン移送用モーター17は、第2のタイミングベルト27を介して第4のガイドローラー24を回転駆動し、第1のギア28および第2のギア29を介してリボン巻取り軸26を回転駆動する。
【0008】
図14は、バックテンション機構15およびスリップ機構16の概略平面図であって、バックテンション機構15は、リボン保持軸19に設けるとともに、サーマルインキリボン18の繰り出し操作にバックテンションをかけることにより、所定の抵抗力(張力)をもってサーマルインキリボン18を移送可能としシワの発生を防止するもので、たとえば、リボン保持軸19に所定摩擦力で圧接かつスリップ可能なテンションプレート30と、テンションプレート30をリボン保持軸19方向に付勢するテンションバネ31と、を有する。
【0009】
スリップ機構16は、リボン巻取り軸26に設けるとともに、サーマルインキリボン18の巻取り操作にスリップを発生させることにより、リボン巻取り軸26への巻取りロール径が増加しても一定量の移送量(巻取り量)を保証するもので、たとえば、リボン巻取り軸26に所定摩擦力で圧接かつスリップ可能なスリッププレート32と、スリッププレート32をリボン巻取り軸26方向に付勢するスリップバネ33と、を有する。
【0010】
こうした構成のインキリボン熱転写型のプリンター1において、ラベル保持軸6からラベル5を、リボン保持機構13からサーマルインキリボン18をそれぞれ印字装置3(サーマルヘッド10とプラテンローラー11との間)に供給して重ね合わせ、サーマルヘッド10に印字情報データを供給してサーマルインキリボン18をラベル5上に熱転写し、所定の情報をラベル5に印字する。
しかして、ロール状インキリボンの移送装置4におけるサーマルインキリボン18は、所定の張力をもってリボン保持機構13側からリボン巻取り機構14側に引っ張られており、ラベル5における印字の移送方向への伸びが発生するという問題がある。
【0011】
すなわち図15は、リボン保持軸19からリボン巻取り軸26へのサーマルインキリボン18の巻取り状態を示す概略説明図であって、リボン保持軸19側では、リボン保持軸19へのトルク(バックテンション機構15によるブレーキ)をTs、サーマルインキリボン18への張力をFs、供給ロール径をRsとすると、
Ts=Fs・Rs 式(1)、である。
リボン巻取り軸26側では、リボン巻取り軸26へのトルク(リボン移送用モーター17による駆動トルクからスリップ機構16によるスリップ作用のトルクを差し引いたもの)をTw、サーマルインキリボン18への張力をFw、巻取りロール径をRwとすると、
Tw=Fw・Rw 式(2)、である。
したがって、サーマルインキリボン18に実際に作用する張力を△Fとすると、理想的には、
△F=Fw−Fs=Tw/Rw−Ts/Rs 式(3)、である。
【0012】
図16は、リボン保持軸19ないしリボン巻取り軸26におけるロール径に対するサーマルインキリボン18への張力Fs、Fw、および印字の伸びの関係を示すグラフであって、従来は、トルクTwおよびTsが一定に設定されているので、サーマルインキリボン18に作用する張力△Fおよび印字の伸びは、図示のように、リボン保持軸19の供給ロール径Rsが「大」のとき、すなわちリボン巻取り軸26の巻取りロール径Rwが「小」というサーマルインキリボン18使用開始初期時において大きく、サーマルインキリボン18の使用にともなって、すなわち、リボン保持軸19の供給ロール径Rsが「小」(リボン巻取り軸26の巻取りロール径Rwが「大」)となるにともなって漸減してゆく。
理論的には、印字の伸びと、サーマルインキリボン18に作用する張力△Fとが、図16のグラフに示すように同様の変化を示すものであって、印字の伸びが発生する状況をさらに述べると、リボン巻取り機構14により下流側(リボン巻取り軸26側)に引っ張られるサーマルインキリボン18は、印字装置3のサーマルヘッド10とプラテンローラー11との間においてラベル5と一体化されており、弾性力のあるサーマルインキリボン18が引っ張られる反作用として縮もうとする際に、この一体のラベル5を下流側に一緒に引っ張ることになるので、結果として、ラベル5上への印字が移送方向に伸びてしまうことになる。
要するに、リボン保持軸19側から繰り出してリボン巻取り軸26に巻き取るためには、リボン巻取り軸26側の回転駆動トルクTwをリボン保持軸19側における回転駆動トルクTsより大きく設定する必要があり、帯状のサーマルインキリボン18に実際に作用する張力△Fが、図16に示すように、リボン巻取り軸26における巻取りロール径Rwが「小」のときにこの差が大きく、とくに印字の伸びが大きくなってしまうものと考えられる。
【0013】
こうした印字の伸びは、とくに商品の値札その他情報表示用として用いる場合の体裁上問題があるとともに、極端な場合には人為的あるいは機械的な読み取りの間違いを発生することがあるという問題がある。
しかしながら、リボン移送用モーター17による駆動回転トルクは一定であって、バックテンション機構15においてサーマルインキリボン18に常にバックテンションをかけるとともに、スリップ機構16においてリボン巻取り軸26に常にスリップを発生しつつサーマルインキリボン18を巻き取っているとはいっても、互いにロール状に巻かれているリボン保持機構13およびリボン巻取り機構14において、サーマルインキリボン18の消費(移送)にともなうそれぞれのロール径Rs、Rwの変化により、サーマルインキリボン18に作用する張力△Fが変化し、当該印字の伸びを所望の制限範囲内に抑制することは困難であるという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、ロール状のインキリボンを帯状に繰り出しての移送にともなう印字の伸びを極力小さくすることができるロール状インキリボンの移送装置を提供することを課題とする。
【0015】
また本発明は、インキリボンにかかる張力を適正範囲内とすることができるロール状インキリボンの移送装置を提供することを課題とする。
【0016】
また本発明は、インキリボンのリボン保持軸あるいはリボン巻取り軸におけるロール径に応じてインキリボンにかかる張力をその繰り出し開始から終了までの使用範囲において、できる限り一定(より狭い所定範囲内)とすることができるロール状インキリボンの移送装置を提供することを課題とする。
【0017】
また本発明は、インキリボンのリボン保持軸あるいはリボン巻取り軸におけるロール径に応じて軸にかかる駆動トルクを変化させ、インキリボンにかかる張力をその繰り出し開始から終了まで、できる限り一定とすることができるロール状インキリボンの移送装置を提供することを課題とする。
【0018】
また本発明は、インキリボンのリボン保持軸あるいはリボン巻取り軸におけるロール径に応じてインキリボンの回転にブレーキ(トルク)をかけ、リボン保持軸およびリボン巻取り軸における張力の差をその繰り出し開始から終了まで、できる限り少なくすることができるロール状インキリボンの移送装置を提供することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、インキリボンのリボン保持軸あるいはリボン巻取り軸におけるロール径を検知すること、この検知したロール径に応じてリボン保持軸あるいはリボン巻取り軸におけるロール状のインキリボンにかけるトルクを変化させること、かくして、リボン保持軸とリボン巻取り軸との間におけるインキリボンへの実際の張力差をできるだけ小さくして、印字の伸びを低減可能とすることに着目したもので、ロール状のインキリボンを保持するとともに、上記インキリボンの繰り出し操作にバックテンションをかけるバックテンション機構が設けられたリボン保持軸を有するリボン保持機構と、このリボン保持機構から帯状に繰り出された上記インキリボンを、上記インキリボンの巻取り操作にスリップを発生させるスリップ機構が設けられたリボン巻取り軸にロール状に巻き取るリボン巻取り機構と、を有するロール状インキリボンの移送装置であって、上記ロール状のインキリボンの円周部に当接するリボン当接部材、およびこのリボン当接部材に連結しているリンク部材を備えるとともに、上記リボン保持機構あるいは上記リボン巻取り機構の少なくともいずれか一方におけるロール径を検知するロール径検知機構と、上記リボン保持軸あるいは上記リボン巻取り軸の少なくともいずれか一方と同軸のブレーキ用円板、およびインキリボンのロール径に応じてこのブレーキ用円板の径方向においてその当接位置が可変であるように摩擦力をもって該ブレーキ用円板に当接するブレーキローラーを備えるとともに、上記ロール径検知機構の上記リンク材を介して検知されたロール径に応じて、ロール状のインキリボンの上記リボン保持機構からの供給作用、あるいは上記リボン巻取り機構への巻取り作用の少なくともいずれか一方にブレーキをかけるトルク可変機構と、を有することを特徴とするロール状インキリボンの移送装置。
【0023】
上記ブレーキローラーの回転にブレーキをかけるトルクリミッターを有することができる。
【0024】
上記ブレーキローラーを上記ブレーキ用円板の径方向に沿って案内可能なガイドロッドを有することができる。
【0025】
上記ブレーキ用円板が上記ブレーキローラーと当接する反対側の面にガタ防止用ローラーを有することができる。
【0026】
上記リボン巻取り機構側に設ける上記トルク可変機構は、上記インキリボンの巻取りロール径が小さいときに、上記ブレーキローラーを上記ブレーキ用円板の外周側に当接させ、上記インキリボンの巻取りロール径が大きいときに、上記ブレーキローラーを上記ブレーキ用円板の内周側に当接させるようにしてあることができる。
【0027】
上記リボン保持機構側に設ける上記トルク可変機構は、上記インキリボンの供給ロール径が大きいときに、上記ブレーキローラーを上記ブレーキ用円板の外周側に当接させ、上記インキリボンの供給ロール径が小さいときに、上記ブレーキローラーを上記ブレーキ用円板の内周側に当接させるようにしてあることができる。
【0030】
本発明によるロール状インキリボンの移送装置においては、インキリボンのリボン保持軸あるいはリボン巻取り軸におけるロール径を検知し、この検知したロール径に応じてリボン保持軸あるいはリボン巻取り軸におけるロール状のインキリボンにかけるトルクを変化させることにより、リボン保持軸およびリボン巻取り軸におけるインキリボンの張力差をできるだけ小さくして、その伸びを低減可能としたので、ロール状に巻かれたインキリボンを帯状に繰り出してまたロール状に巻き取る行程において、インキリボンに作用する張力をほぼ少ない範囲の値に限定し、ラベルやタグなどの印字媒体上への印字の伸びを極力小さくすることができる。
しかも、インキリボンの消費(巻取り)にともなうそのロール径の変化に応じてトルクを可変とすることにより張力を所定狭い範囲に制限可能としたので、従来のインキリボン移送装置に比べて、より使用状態に即した移送装置とすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の第1の実施の形態によるロール状インキリボンの移送装置を図1ないし図9にもとづき説明する。ただし、図13ないし図16と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、図13と同様の、インキリボン熱転写型のプリンター40の概略側面図であって、インキリボン熱転写型のプリンター40は、前記ラベル移送装置2および前記印字装置3と、ロール状インキリボンの移送装置41と、を有する。なおインキリボン熱転写型のプリンター40においては、ロール状インキリボンの移送装置41をリボン巻取り機構14側に設けた例を示している。
【0032】
図2は、ロール状インキリボンの移送装置41の要部概略平面図、図3は、同、要部分解斜視図、図4は、同、巻取りロール径Rwが「小」のときの要部断面図、図5は、同、巻取りロール径Rwが「小」の時の要部側面図、図6は、同、巻取りロール径Rwが「大」のときの図4と同様の要部断面図、図7は、同、巻取りロール径Rwが「大」のときの図5と同様の要部側面図である。
ロール状インキリボンの移送装置41は、前記バックテンション機構15および前記スリップ機構16と、ロール径検知機構42と、トルク可変機構43と、を有する。
【0033】
ロール径検知機構42は、とくに図2および図3に示すように、リボン巻取り機構14におけるサーマルインキリボン18の巻取りロール径Rwを検知するためのもので、リボン当接部材44と、リンク部材45と、付勢部材46と、を有する。
【0034】
リボン当接部材44は、ロール状のサーマルインキリボン18の円周部に当接する、たとえば当接ローラーからこれを構成する。
リンク部材45は、このリボン当接部材44に連結しているとともにトルク可変機構43に連結しているもので、互いに一体回動するリボン側リンク47、横断リンク48およびトルク可変機構側第1のリンク49と、このトルク可変機構側第1のリンク49の端部に回動可能に連結しているトルク可変機構側第2のリンク50と、を有する。
付勢部材46は、トルク可変機構側第1のリンク49に取り付けてあり、リボン当接部材44をサーマルインキリボン18の円周部に所定押圧力で、かつ巻取りロール径Rwが小さくなっても当接可能とする。
【0035】
トルク可変機構43は、ロール径検知機構42により検知された巻取りロール径Rwに応じて、リボン巻取り機構14への巻取り作用にブレーキをかけるもので、とくに図4および図6に示すように、リボン側ブラケット51と、トルク可変機構側ブラケット52と、ブレーキ用円板53と、ブレーキローラー54と、トルクリミッター55と、一対のガイドロッド56(図3、図5)と、ガタ防止用ローラー57と、を有する。
【0036】
リボン側ブラケット51は、リボン巻取り軸26、横断リンク48およびブレーキ用円板53をそれぞれ回転および回動可能に支持している。
【0037】
トルク可変機構側ブラケット52は、横断リンク48を回動可能に支持しているとともに、トルク可変機構側第2のリンク50の下端部において回動可能に連結している径方向可動部材58が、上下方向窓部59内を上下動可能である。
径方向可動部材58に固定したプレート部材60にトルクリミッター55を取り付けている。トルクリミッター55およびこのトルクリミッター55に取り付けているブレーキ用ローラー54は、プレート部材60を介し一対のガイドロッド56に沿ってブレーキ用円板53の径方向に案内されて上下動可能である。
【0038】
ブレーキ用円板53は、リボン巻取り軸26と同軸で、一体に回転する。
また、リボン当接部材44が検知するサーマルインキリボン18の巻取りロール径Rwに応じて、リンク部材45、径方向可動部材58およびトルクリミッター55を介し、ブレーキ用ローラー54がこのブレーキ用円板53の径方向においてブレーキ用円板53へのその当接位置が可変であるとともに、摩擦力をもって当接する。
【0039】
ブレーキ用ローラー54は、トルクリミッター55により設定されたブレーキ力をもってブレーキ用円板53の回転にブレーキをかけることにより、ロール状のサーマルインキリボン18の回転自体にブレーキ(トルク)をかける。
なお、ブレーキ用円板53の反対側の面にガタ防止用ローラー57を対向させて、安定した当接作用を保証する。
【0040】
トルクリミッター55は、図14に示した前述のバックテンション機構15ないしスリップ機構16と同様の構成を有し、ブレーキ用ローラー54がブレーキ用円板53に対して所定のブレーキ力(トルク)をかけることができるようにしている。
【0041】
こうした構成のインキリボン熱転写型のプリンター40およびロール状インキリボンの移送装置41において、サーマルインキリボン18の使用開始時すなわち、リボン巻取り機構14側における巻取りロール径Rwが「小」のときは、図4および図5に示すように、リボン当接部材44がサーマルインキリボン18の巻取りロール径Rwを「小」と検知し、この検知結果がリンク部材45によりトルク可変機構43に伝達され、径方向可動部材58およびトルクリミッター55を介してブレーキ用ローラー54が、図4および図5中下方すなわち、ブレーキ用円板53の径方向外周側に移動し、ここに負荷(ブレーキ)をかける。
つまり、トルク可変機構43が、ブレーキ用円板53の外周側にリボン当接部材44を当接させることによって、当接部までの半径に比例したモーメントにもとづく、より大きなブレーキ(トルク)をかけることができる。
したがって、サーマルインキリボン18に実際に作用する張力△Fについての前述の式(3)におけるリボン巻取り軸26へのトルクTwをこのブレーキ(トルク)分だけ減少させて、張力△Fを低減することができる。
逆に、サーマルインキリボン18の巻取りロール径Rwが大きいときには、図6および図7に示すように、ブレーキローラー44をブレーキ用円板53の内周側に当接させることができ、より小さなブレーキをかけることができる。
【0042】
図8は、図16と同様の、リボン巻取り軸26における巻取りロール径Rwに対するサーマルインキリボン18への張力および印字の伸びの関係を示すグラフ、図9は、巻取りロール径Rwに対するこのブレーキ(トルク)の大きさの関係を示すグラフであって、リボン巻取り軸26における巻取りロール径Rwが「小」であるほど、ブレーキを大きくし、その後、サーマルインキリボン18の移送にともなって漸減させていることがわかる。
図8に示すように、リボン保持軸19のロール径が「大」のとき、すなわち、リボン巻取り軸26の巻取りロール径Rwが「小」というサーマルインキリボン18使用開始初期時において、サーマルインキリボン18のロール(リボン巻取り軸26ないしブレーキ用円板53)にブレーキ用ローラー54によりブレーキをかけることによって、リボン巻取り軸26における駆動トルクをその分だけ減少させ、したがって、張力を減少させることができる(図中仮想線を参照)。
すなわち、リボン保持軸19における張力Fsとリボン巻取り軸26における張力Fwとの差で決定されるサーマルインキリボン18への作用張力△F(図15を参照)が図8に示すように減少するため、印字の伸びもそれにともなって減少することになるとともに、その上限および下限の範囲を所定レベル以下に抑制することができる。
【0043】
図10は、本発明の第2の実施の形態によるロール状インキリボンの移送装置を装備したインキリボン熱転写型のプリンター70の概略側面図であって、このインキリボン熱転写型のプリンター70においては、そのロール状インキリボンの移送装置71をリボン保持機構13側に設けてある。
当該ロール状インキリボンの移送装置71の構成は、第1の実施の形態によるロール状インキリボンの移送装置41と事実上同様であるが、リボン保持機構13側に設けるトルク可変機構43は、リボン保持軸19におけるサーマルインキリボン18の供給ロール径Rsが大きいときに、ブレーキ用ローラー54をブレーキ用円板53の外周側に当接させることによって、より大きなブレーキをかけるとともに、供給ロール径Rsが小さいときに、ブレーキ用ローラー54をブレーキ用円板53の内周側に当接させることによって、より小さなブレーキをかけるようにしてある。
【0044】
すなわち図11は、図8と同様の、リボン保持軸19における供給ロール径Rsに対するサーマルインキリボン18への張力および印字の伸びの関係を示すグラフ、図12は、図9と同様の、供給ロール径Rsに対するこのブレーキ(トルク)の大きさの関係を示すグラフであって、図示のように、リボン保持機構13側におけるトルクTs(ブレーキ)すなわち張力Fsをリボン巻取り機構14側におけるトルクTwすなわち張力Fwに近づけるように増加させることにより(図中仮想線を参照)、リボン保持機構13側とリボン巻取り機構14側とにおける張力差△Fを減少させ、サーマルインキリボン18への張力を事実上減少させることにより印字の伸びを小さくすることができる。
【0045】
なお本発明においては、リボン保持機構13側およびリボン巻取り機構14側にともにロール状インキリボンの移送装置41を設けることも可能であり、そのトルク可変の程度ないし傾向をそれぞれのリボン保持軸19およびリボン巻取り軸26において調節することにより、リボン保持機構13とリボン巻取り機構14とにおける張力差△Fを極力小さくし、サーマルインキリボン18の弾性力にもとづく印字の伸びを所望のレベルに低下させることが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、リボン保持機構あるいはリボン巻取り機構の少なくともいずれか一方にロール状インキリボンの移送装置を設けるようにしたので、リボン保持機構あるいはリボン巻取り機構におけるトルクを可変とし、その張力差を縮小して、インキリボンのロール径に応じて印字の伸びを効果的に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるロール状インキリボンの移送装置41を備えたインキリボン熱転写型のプリンター40の概略側面図である。
【図2】同、ロール状インキリボンの移送装置41の要部概略平面図である。
【図3】同、要部分解斜視図である。
【図4】同、巻取りロール径Rwが「小」のときの要部断面図である。
【図5】同、巻取りロール径Rwが「小」の時の要部側面図である。
【図6】同、巻取りロール径Rwが「大」のときの図4と同様の要部断面図である。
【図7】同、巻取りロール径Rwが「大」のときの図5と同様の要部側面図である。
【図8】同、図16と同様の、リボン巻取り軸26における巻取りロール径Rwに対するサーマルインキリボン18への張力および印字の伸びの関係を示すグラフである。
【図9】同、巻取りロール径Rwに対するブレーキ(トルク)の大きさの関係を示すグラフである。
【図10】本発明の第2の実施の形態によるロール状インキリボンの移送装置71を装備したインキリボン熱転写型のプリンター70の概略側面図である。
【図11】同、図8と同様の、リボン保持軸19における供給ロール径Rsに対するサーマルインキリボン18への張力および印字の伸びの関係を示すグラフである。
【図12】同、図9と同様の、供給ロール径Rsに対するブレーキ(トルク)の大きさの関係を示すグラフでである。
【図13】従来のインキリボン熱転写型のプリンター1の概略側面図である。
【図14】同、バックテンション機構15およびスリップ機構16の概略平面図である。
【図15】同、リボン保持軸19からリボン巻取り軸26へのサーマルインキリボン18の巻取り状態を示す概略説明図である。
【図16】同、リボン保持軸19ないしリボン巻取り軸26におけるロール径に対するサーマルインキリボン18への張力Fs、Fw、および印字の伸びの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 インキリボン熱転写型のプリンター(図13)
2 ラベル移送装置
3 印字装置
4 ロール状インキリボンの移送装置
5 ラベル
6 ラベル保持軸
7 ラベル保持機構
8 移送ローラー
9 ラベル移送用モーター
10 サーマルヘッド
11 プラテンローラー
12 プラテン駆動用モーター
13 リボン保持機構
14 リボン巻取り機構
15 バックテンション機構(図14)
16 スリップ機構(図14)
17 リボン移送用モーター
18 サーマルインキリボン(インキリボン)
19 リボン保持軸
20 第1のガイドローラー
21 第2のガイドローラー
22 第1のタイミングベルト
23 第3のガイドローラー
24 第4のガイドローラー
25 第5のガイドローラー
26 リボン巻取り軸
27 第2のタイミングベルト
28 第2のギア
29 第2のギア
30 テンションプレート(図14)
31 テンションバネ(図14)
32 スリッププレート(図14)
33 スリップバネ(図14)
40 インキリボン熱転写型のプリンター(図1)
41 ロール状インキリボンの移送装置(実施の形態、図1)
42 ロール径検知機構
43 トルク可変機構
44 リボン当接部材
45 リンク部材
46 付勢部材
47 リボン側リンク
48 横断リンク
49 トルク可変機構側第1のリンク
50 トルク可変機構側第2のリンク
51 リボン側ブラケット(図4、図6)
52 トルク可変機構側ブラケット(図4、図6)
53 ブレーキ用円板
54 ブレーキ用ローラー
55 トルクリミッター
56 一対のガイドロッド
57 ガタ防止用ローラー
58 径方向可動部材
59 上下方向窓部
60 プレート部材
70 インキリボン熱転写型のプリンター(図10)
71 ロール状インキリボンの移送装置(第2の実施の形態、図10)
Ts リボン保持軸19へのトルク(バックテンション機構15によるブレーキ)(Ts=Fs・Rs)(図15)
Fs リボン保持軸19におけるサーマルインキリボン18への張力(図15)
Rs 供給ロール径(図15)
Tw リボン巻取り軸26へのトルク(リボン移送用モーター17による駆動トルクからスリップ機構16によるスリップ作用のトルクを差し引いたもの)
(Tw=Fw・Rw)(図15)
Fw リボン巻取り軸26におけるサーマルインキリボン18への張力(図15)
Rw 巻取りロール径(図15)
△F サーマルインキリボン18に作用する張力(△F=Fw−Fs)(図15)

Claims (6)

  1. ロール状のインキリボンを保持するとともに、前記インキリボンの繰り出し操作にバックテンションをかけるバックテンション機構が設けられたリボン保持軸を有するリボン保持機構と、
    このリボン保持機構から帯状に繰り出された前記インキリボンを、前記インキリボンの巻取り操作にスリップを発生させるスリップ機構が設けられたリボン巻取り軸にロール状に巻き取るリボン巻取り機構と、を有するロール状インキリボンの移送装置であって、
    前記ロール状のインキリボンの円周部に当接するリボン当接部材、およびこのリボン当接部材に連結しているリンク部材を備えるとともに、前記リボン保持機構あるいは前記リボン巻取り機構の少なくともいずれか一方におけるロール径を検知するロール径検知機構と、
    前記リボン保持軸あるいは前記リボン巻取り軸の少なくともいずれか一方と同軸のブレーキ用円板、およびインキリボンのロール径に応じてこのブレーキ用円板の径方向においてその当接位置が可変であるように摩擦力をもって該ブレーキ用円板に当接するブレーキローラーを備えるとともに、前記ロール径検知機構の前記リンク材を介して検知されたロール径に応じて、ロール状のインキリボンの前記リボン保持機構からの供給作用、あるいは前記リボン巻取り機構への巻取り作用の少なくともいずれか一方にブレーキをかけるトルク可変機構と、を有することを特徴とするロール状インキリボンの移送装置。
  2. 前記ブレーキローラーの回転にブレーキをかけるトルクリミッターを有することを特徴とする請求項記載のロール状インキリボンの移送装置。
  3. 前記ブレーキローラーを前記ブレーキ用円板の径方向に沿って案内可能なガイドロッドを有することを特徴とする請求項記載のロール状インキリボンの移送装置。
  4. 前記ブレーキ用円板が前記ブレーキローラーと当接する反対側の面にガタ防止用ローラーを有することを特徴とする請求項記載のロール状インキリボンの移送装置。
  5. 前記リボン巻取り機構側に設ける前記トルク可変機構は、前記インキリボンの巻取りロール径が小さいときに、前記ブレーキローラーを前記ブレーキ用円板の外周側に当接させ、前記インキリボンの巻取りロール径が大きいときに、前記ブレーキローラーを前記ブレーキ用円板の内周側に当接させるようにしてあることを特徴とする請求項記載のロール状インキリボンの移送装置。
  6. 前記リボン保持機構側に設ける前記トルク可変機構は、前記インキリボンの供給ロール径が大きいときに、前記ブレーキローラーを前記ブレーキ用円板の外周側に当接させ、前記インキリボンの供給ロール径が小さいときに、前記ブレーキローラーを前記ブレーキ用円板の内周側に当接させるようにしてあることを特徴とする請求項記載のロール状インキリボンの移送装置。
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