JP4623724B2 - Ndフィルタの製造方法、ndフィルタ、光量絞り装置、該光量絞り装置を有するカメラ - Google Patents

Ndフィルタの製造方法、ndフィルタ、光量絞り装置、該光量絞り装置を有するカメラ Download PDF

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Description

本発明は、NDフィルタの製造方法、NDフィルタ、光量絞り装置、該光量絞り装置を有するカメラに関し、特にビデオカメラあるいはスチルビデオカメラ等の撮影系に使用するのに適したNDフィルタの製造方法に関するものである。
濃度が連続的に変化するND(Neutral Density)フィルタは、例えば、表示パネルの濃度分布を補正する補正板として、あるいは顕微鏡等に光を供給する光量調整用のフィルタとして使用され、また近年ではマイクロレンズアレイ作製用のフォトマスクに使用される等、多岐の分野で用いられている。
以下に、光量絞りに用いられるNDフィルタの例について説明する。
光量絞りは銀塩フィルムあるいはCCD等への固体撮像素子へ入射する光量を制御するため、撮影光学系の光路中に設けられており、被写界が明るい場合に光量をより小さく絞り込まれるように構成されている。
従って、快晴時や高輝度の被写界を撮影すると絞りは小絞りとなり、絞りのハンチング現象や光の回折の影響も受け易く、像性能の劣化を生じる。
これに対する対策として、絞り羽根にフィルム状のND(Neutral Density)フィルタを取り付けて被写界の明るさが同一でも絞りの開口が大きくなる様な工夫がされている。
近年、撮像素子の感度が向上するに従い、前記NDフィルタの濃度を濃くして、光の透過率をさらに低下させ、被写界の明るさが同一でも絞りの開口を大きくする様な工夫がなされてきている。しかしながら、この様にNDフィルタの濃度が濃くなると、図19に示す様にフィルムを通過した光aと通過しない光bの光量差が大きく異なり、画面内で明るさが異なる“シェーディング”現象が起きたり、解像度が低下してしまうという欠点がある。この欠点を解決するためにNDフィルタの濃度を光軸中心に向かって順次透過率が大となる様な構造を取る必要が出てきている。
因みに図19で13A,13B,13C,13Dは撮影光学系13を構成するレンズ、14は固体撮像素子で15はローパスフィルタである。また16から19は絞り装置で、16がNDフィルタ、17と18が対向的に移動する絞り羽根で、2枚の絞り羽根は略菱形の開口を形成する。NDフィルタは普通、絞り羽根に接着されている。19は絞り羽根支持板である。
一般的にNDフィルタの作製方法としては、フィルム状をなす材料(セルロースアセテート、PET(ポリエチレンテレフタレート)、塩化ビニル等)中に光を吸収する有機色素または顔料を混ぜ、練り込むタイプのものと、前記材料に光を吸収する有機色素または顔料を塗布するタイプのものがある。これらの製造方法では、濃度が均一なフィルタは作製可能であるが、濃度が変化するタイプのフィルタ(グラデーションフィルタ)は作製が著しく困難である。
本発明者らは、特許文献1、特許文献2、特許文献3等において、マイクロ写真法により作成した濃度が変化するタイプのフィルタの作製を提案しており、また、特許文献4では、真空蒸着法により楕円形グラデーションフィルタの製造方法が提案されている。
さらに、これら以外にも上記高画質対応の対策として、単一濃度のNDフィルタを複数の絞り羽根に接着して、駆動させることにより、単一濃度フィルタでも複数重なった部分と重ならない部分とから、濃度変化させることは可能である。
特許第2754518号公報 特許第2771078号公報 特許第2771084号公報 特開平11−38206号公報
しかしながら、上記した特許文献1、特許文献2、特許文献3等のものは、これらが提案された当時のビデオカメラ等では、このような方法で作成されたNDフィルタによって画質の向上が図られたが、近年のCCDの更なる高感度化、小型化、高画質対応により特に特殊条件での使用(例えば逆光下での小径絞り状態)においては、銀塩粒子による光の散乱の影響により画質が劣化してしまうことがある。
また、特許文献4の方法では、微少領域(例えば3mmの範囲で透過率3%から80%までの変化等)での濃度変化ができない等の欠点がある。
さらに、上記したこれら以外の、単一濃度のNDフィルタを複数の絞り羽根に接着して、駆動させることにより、単一濃度フィルタでも複数重なった部分と重ならない部分とから、濃度変化させる方法では、NDフィルタの枚数が増えることによりコスト高となり、あるいは絞り羽根に複数枚NDフィルタが存在することによって厚くなり、近年の小型・省スペース化に対応できない等の欠点がある。
以上の理由により、真空蒸着法やスパッタ法などにより、基板上に薄膜を形成し、その積層される薄膜の膜厚分布の一部を順次厚、若しくは順次薄となるように制御し、あるいは吸収係数を順次小、若しくは順次大となるように制御することで、例えば、基板上の位置とグラデーション濃度分布の関係において図20に示すような濃度特性を持つNDフィルタが作成されるようになってきている。図20において、20は最大濃度部、21は濃度勾配部であり、ここには濃度勾配部19において22の濃度傾斜開始位置から23の濃度傾斜終了位置まで連続的に濃度が減少するグラデーション濃度分布例が示されている。
しかしながら、このようなグラデーション濃度勾配を持つNDフィルタ膜の場合、最大濃度部18と濃度勾配部19との境界を判断することが非常に難しく、そのため、濃度傾斜開始位置20から濃度傾斜終了位置21までの距離を把握すること、あるいは作製した膜の濃度分布を短時間で高精度に測定または評価すること、等が著しく困難であるという問題を有している。
本発明は、上記課題に鑑み、グラデーション濃度分布を有するNDフィルタにおいて、最大濃度部と濃度勾配部との境界の判別が容易となり、作製した膜の濃度分布を効率的で高精度に測定または評価することが可能となるNDフィルタの製造方法、NDフィルタ、光量絞り装置、該光量絞り装置を有するカメラを提供することを目的とするものである。
本発明は、以下のように構成したNDフィルタの製造方法及び装置、NDフィルタ、光量絞り装置、該光量絞り装置を有するカメラを提供するものである。
すなわち、本発明のNDフィルタの製造方法は、基板上にマスクを設け、最大濃度部と該最大濃度部から順次に濃度が薄くなる濃度勾配部によるグラデーション濃度分布を有する膜を形成するNDフィルタの製造方法において、
第1層から最表層手前までの膜を成膜した後に、前記マスクを用いずに最表層の膜を一定膜厚に成膜すると共に、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜する成膜工程を有することを特徴としている。
また、本発明のNDフィルタの製造方法は、基板上にマスクを設け、最大濃度部と該最大濃度部から順次に濃度が薄くなる濃度勾配部によるグラデーション濃度分布を有する膜を形成するNDフィルタの製造方法において、
第1層から最表層手前までの膜を成膜した後に、前記マスクを用いずに最表層の膜を前記濃度勾配部と全く反対の濃度勾配を持つ膜に、成膜すると共に、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜する成膜工程を有することを特徴としている。
また、本発明のNDフィルタの製造方法は、基板上にマスクを設け、最大濃度部と該最大濃度部から順次に濃度が薄くなる濃度勾配部によるグラデーション濃度分布を有する膜を形成するNDフィルタの製造方法において、
第1層から最表層手前までの膜を成膜した後に、最表層の膜を、前記マスクを用いて成膜された膜と、前記マスクを用いずに成膜された前記濃度勾配部と全く反対の濃度勾配を持つ膜に、成膜すると共に、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜する成膜工程を有することを特徴としている。
また、本発明のNDフィルタの製造方法は、基板上にマスクを設け、最大濃度部と該最大濃度部から順次に濃度が薄くなる濃度勾配部によるグラデーション濃度分布を有する膜を形成するNDフィルタの製造方法において、
第1層から最表層手前までの膜を成膜した後に、最表層の膜を、前記マスクを用いて成膜された膜と、前記マスクを用いずに一定膜厚に成膜された膜に、成膜すると共に、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜する成膜工程を有することを特徴としている。
また、本発明のNDフィルタは、基板上に該基板と所定距離を置いて配置されたスリット型マスクと、該スリット型マスクのスリットの幅内で基板に密着させて配置された遮蔽部を有するマスクを用い、前記基板上に少なくとも2種類以上の膜を有するNDフィルタであって、第1層から最表層手前までの膜が、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜された膜であり、最表層の膜が、前記マスクを用いずに一定膜厚に成膜された膜で構成されていることを特徴としている。その際、この最表層の膜を、本発明においては前記濃度勾配部と全く反対の濃度勾配に成膜された膜で構成することができる。また、本発明においてはこの最表層の膜を、前記マスクを用いて成膜された膜と、前記マスクを用いずに成膜された前記濃度勾配部と全く反対の濃度勾配に成膜された膜と、によって構成することができる。また、本発明においてはこの最表層の膜を、前記マスクを用いて成膜された膜と、前記マスクを用いずに一定膜厚に成膜された膜と、によって構成することができる。
また、本発明の光量絞り装置は、相対的に駆動されて絞り開口の大きさを可変する複数の絞り羽根と、該絞り羽根により形成された開口内の少なくとも一部に配置される光量調整のためのNDフィルタとを備えた光量絞り装置において、前記NDフィルタが、上記したNDフィルタによって構成されていることを特徴としている。
また、本発明のカメラは、光学系と、該光学系を通過する光量を制限する上記した光量絞り装置と、該光学系によって形成される像を受ける固体撮像素子を有することを特徴としている。
本発明によれば、グラデーション濃度分布を有するNDフィルタにおいて、最大濃度部と濃度勾配部との境界の判別が容易となり、作製した膜の濃度分布を効率的で高精度に測定または評価することが可能となるNDフィルタの製造方法、NDフィルタ、光量絞り装置、該光量絞り装置を有するカメラを実現することができる。
つぎに、本発明の実施の形態について説明する。
図1は真空蒸着機におけるチャンバー内の簡易図であり、1は成膜を施す基板、2は実際に成膜を実施する基材、3は基材2を固定する為の基板治具、4は蒸着傘、5は蒸着源である。また、本実施の形態として説明する基板1とは、図1(b)に示すように基板治具3に基材2がセットされた状態のものを意味している。
一般的に真空蒸着法においては、図1(a)の様にチャンバー内の基板は蒸着傘4に備え付けられ、この蒸着傘4と共に基板1が回転し成膜が行われる。この各基板上の蒸着源側に、基板平面と平行な平面上で基板から任意の距離だけ離した位置に、例えば図2に示すような直線のスリットを有するスリット型マスク6を設けることにより、蒸着源5と基板1及びマスク6との幾何学的位置関係から、蒸着する蒸着粒子はマスク6を通過し基板1まで到達できたり、マスク6に遮られ基板1まで到達できなかったりすることになり、基材2上にグラデーション濃度分布を有する膜が形成される。図3に図2で示すスリット型マスク6を基板1上に設けた場合のシミュレーションによる膜厚分布例を示す。
以上のように、基板1から任意の位置に、スリット型マスク6を設けることにより、図3に示すようなグラデーション濃度分布を得ることができるが、このようにものでは、本発明が目指す最大濃度部と濃度勾配部との境界の判別が容易となる濃度分布を得ることができない。そのためには、グラデーション濃度勾配部の端点を正確に把握することが可能となるように、最大濃度部とグラデーション勾配部との境界部分の濃度が最大濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる分布を得ることが必要である。具体的には、例えば図6や図7の理想型グラデーション透過特性例で示すような分布である。この仕様を満足するフィルタを作成するためには、図8や図9の理想型グラデーション濃度特性例で示すような濃度分布を得る必要がある。濃度分布を膜厚分布により制御する場合、濃度と膜厚はリニアの関係にあるため、図8や図9で示すような膜厚分布を得る必要があると言える。
そのため、本実施の形態においては、上記した基板1上に図4で示すように、上記した基板1上に設けられた直線のスリットを有するスリット型マスク6のスリットの幅内において、さらに別の遮蔽マスク7を基板1に密着させて設け、図1の真空蒸着機によって基材2上にグラデーション濃度分布を有する膜を形成した。図5に図4で示すスリット型マスク6と遮蔽マスク7を基板上に設けた場合のシミュレーションによる膜厚分布例を示す。
以上により、最大濃度部とグラデーション勾配部との境界部分の濃度が最大濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる分布とした、最大濃度部とグラデーション濃度勾配部との境界を判断するマーキングの機能を果たす濃度を含んだグラデーションNDフィルタを作製することができる。その際、マスクの形状、マスクの配置位置、マスクの枚数、蒸着源からの基板位置などを変化させる事で様々な濃度分布を得る事が可能である。
また、本実施形態においては、最大濃度部とグラデーション濃度勾配部との境界を、その前後に比べ極端に薄い濃度にすることでマーキングの役割を果たす濃度を作製したが、最大濃度部とグラデーション濃度勾配部との境界をその前後に比べ極端に濃い濃度にすることでも、同様の機能を果たすことが可能である。
以上、本実施の形態について説明してきたが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。特に、以上の本実施の形態においては、NDフィルタに成膜を実施する方法として真空蒸着法を用いた場合を説明したが、本発明は真空蒸着法に限らずターゲットから基板に到達した遮光材を該基板に付着させるようにするスパッタリング法、あるいはスプレー法等も適用することができるものである。なお、これらの成膜法は一般的に知られているため、ここではその説明は省略する。
つぎに、本発明の実施例について説明する。
本実施例は、上記した本発明及び実施の形態を適用したものである。
以下に、本実施例によるNDフィルタの製造方法について説明する。
まず、図1に示されるような真空蒸着機のチャンバー内における各成膜基板上の蒸着源側に、図4で示すように、スリット型マスク6と遮蔽マスク7の2つのマスクを設置し、材質厚75μmのプラスチック基材(以下、PET基材と記す)上に、真空蒸着法により図10に示す膜構成のうち第1層から最表層手前までを形成した。
さらに具体的に、スリット型マスク6はスリット幅を10mm、基板からの距離が10mmの位置に固定し、遮蔽マスク7は遮蔽幅を約0.2mmとし基板上に密着させて設置した。ここで、遮蔽マスク7による遮蔽幅は、小さ過ぎるとフィルタを通過した光が回折現象を起こしてしまい、また大き過ぎるとグラデーション濃度勾配を持つNDフィルタの用途を果たすことができなくなってしまう場合があることから、0.01mmから0.3mm程度にする事が望ましい。遮蔽幅を0.2mmとした際、良好な結果が得られたことから、本実施例では0.2mmを採用した。
真空蒸着法は、膜厚を比較的に容易に制御でき、かつ可視域の波長域で散乱が非常に小さいことから選択した。
基材の材質は耐熱性(ガラス転移点Tg)が高く、可視域の波長域で透明性が高く、また吸水率が低いPETを選択した。ここで、本実施例ではPETを選択したが、脂環式ポリオレフィン樹脂等を用いることでも同様のNDフィルタを作製する事も可能であると考えられる。
つぎに、チャンバーから各基板に設けたマスクを取り外し、最表層を光学膜厚n×d(nは屈折率、dは機械膜厚)でλ/4λ:540nmの条件により成膜した。この最表層の膜の屈折率nは可視域の波長域で1.5以下のものを選んだ。具体的にはMgF2を使用した。
なお、ここで、第1層から最表層まで、図4で示す様なマスクを用い、全層を膜厚変化させ成膜すると、反射防止条件が合わなくなり、反射率の上昇が起き、画質上では“ゴースト現象”や“フレア現象”が発生してしまうことから、これらを考慮し、最表層ではマスクを外して基板全面の膜厚が等しくなる様に成膜した。
ところで、最表層を成膜するに際しては、第8層目の成膜終了後、図11に示すように濃度傾斜部と全く反対の傾斜を形成するように、マスクを調整し直し、最表層を成膜するようにしてもよい。こうすることで、グラデーション仕様によっては、前記した最表層としてMgF2を一定で光学膜厚n×dをλ/4λ:540nmの条件で形成して反射防止を図る以上に、濃度傾斜部の反射をより低減することができる。さらに、膜厚分布によりグラデーション濃度分布を実現する方法においては、位相差を補正することも可能となる
また、図12に示すように、第8層目の成膜終了後、例えば光学膜厚n×dでλ/32λ:540nmの条件によりMgF2を成膜し、その後チャンバーから各基板に設けたマスクを取り外し、8層目までの濃度傾斜と反対の傾斜で相似した傾斜を形成するように、マスクを調整し直し、最表層としてMgF2を再度成膜するようにしてもよい。こうすることで、グラデーション仕様によっては、前記した最表層としてMgF2を一定で光学膜厚n×dをλ/4λ:540nmの条件により形成し反射防止を図る以上に、濃度傾斜部の反射をより低減することが可能となる。このように丸数字1及び2で示すように、最表層のMgF2を2度に分けて成膜することで、マスクを取り外すためにチャンバーを大気等にさらした際に、第8層目におけるTixOyの酸化の防止が可能となる。したがって、丸数字1で示す最表層のMgF2の膜厚は、酸化防止を実現できる厚さであれば良い。
さらに別の方法として、図13に示すように第8層目の成膜終了後、MgF2を例えば光学膜厚n×dでλ/32λ:540nmの条件により成膜し、その後チャンバーから各基板に設けたマスクを取り外し、MgF2を光学膜厚n×dで7λ/32の条件により成膜するようにしてもよい。このように丸数字1及び2で示すように、最表層のMgF2を2度に分けて成膜することにより、マスクを取り外すためにチャンバーを大気等にさらした際に、第8層目におけるTixOyの酸化の防止が可能となる。最表層のMgF2における最初の成膜では、図4で示すようなマスクを使用している為、膜厚はグラデーション傾斜をもった形状になるが、それはλ/32の膜厚であり、マスクを取り外した後の7λ/32の一定膜厚部が支配的な膜厚となるため、最表層の膜厚傾斜部の影響は殆ど受けずに、効率よく反射を抑えることができる。
以上のように第1層から最表層まで成膜した後、110℃で1時間、空気中で熱処理を行った。110℃を選んだのは、100℃未満では環境安定性向上の効果が不十分であり、130℃を超えると基材の熱的劣化を生じて膜にクラックが発生する等問題が生じる為である。本実施例の条件下においては、熱処理の温度は、110℃から130℃の間が適当である。
環境安定性を調べるため、前記プラスチックNDフィルタを60℃85% 240時間の放置試験を行い、試験前後での透過率を測定すると、その差が0.2%以下とほとんど差は見られなかった。参考として、熱処理を行わないものを同様な環境試験を行い、試験前後での透過率を測定すると2%前後増加していた。このような現象が起きる要因としては、真空蒸着時の基板温度が低いことがあげられる。
膜の封止密度は成膜時の基板温度が大きく影響し、温度が低いと封止密度が低くなり、水分・酸素等を透過しやすく、そのため吸収膜であるTi自体の酸化が促進される事と、それを保護するAl23膜等の誘電体膜の保護効果が少ない事との両方の影響から透過率が上昇するものと考えられる。熱処理を行うと環境安定性が向上するのは、“エージング効果”であると考えられる。
通常、ガラス基板を用いる場合、基板温度は200℃〜250℃、望ましくは300℃前後まで加熱して成膜する。しかし、今回のように基板がプラスチックの場合、基板が熱収縮を起こさない温度で成膜する必要があり、その基板温度は150℃未満に制約される。
本実施例によると、膜厚分布は図5に示すシミュレーションの結果と、ほぼ同等な結果が得られた。但し第1層から第8層までの分布である。最表層は一定膜厚である。
このように作製されたNDフィルタを使用する際の一例を示すと、図14のようなパターンを作製して、略三角形の形状に切りぬき、その後、この略三角形の形状に切りぬかれたNDフィルタ16を絞り羽根17に貼って図15の状態になる。フィルタ1枚は図16のようになっていて、0が端面部でそこからX1、X2、X3までが濃度変化領域である。X3からX4は最も濃い均一濃度が形成されている。X4からX5はフィルタを羽根に接着するための接着領域である。X3上に濃度勾配部と最大濃度部との境界を示すマーキング部が存在している。
本実施例により作製されたNDフィルタによれば、上記X3上のマーキング部を基点として、例えばこのマーキング部から2.8mm離れた位置から濃度が順次に連続的に濃くなる方向に成膜されているとすると、マーキング部から濃度が順次に連続的に薄くなる方向に2.8mmの位置が、濃度傾斜終了位置であると容易かつ正確に判断する事が可能となり、NDフィルタの評価を精度良く、効率的に行う事が可能である。ここで2.8mmとはあらかじめ設計された値であり、その設計値に基づいてマスク7を調整しておく必要があり、この値そのものは必要に応じて任意設定することができる。
(比較例)
以上の実施例と比較するため、最大濃度部と濃度勾配部との境界の判別が容易となる濃度分布を有しないNDフィルタの作製に関する比較例について説明する。この比較例においては、真空蒸着法によってグラデーション濃度分布を有する膜を形成するに際し、遮蔽マスク7を備えない図2に示すようなマスクを用いた点において実施例1と異なっているだけであり、他は全て実施例1と同じ条件で成膜したものであるから、実施例1と重複する部分の説明は省略する。
このような比較例によっても、膜厚分布は図3に示すシミュレーションの結果とほぼ同等な、グラデーション濃度分布の結果が得られた。但し第1層から第8層までの分布である。最表層は一定膜厚である。
また、比較例のものにおいても図17のようなパターンを作製し、図18のように略三角形の形状に切りぬき、その後、絞り羽根17に貼って実施例1と同様に図15のように構成することができる。
しかしながら、これらにより作製されたNDフィルタは、実施例1のような濃度勾配部と最大濃度部との境界を示すマーキング部を形成することができず、最大濃度部と濃度勾配部との境界の判別が困難となる。したがって、このような比較例のものによると、作製した膜の濃度分布を効率的で高精度に測定または評価することが困難となり、特に量産時における不良品のチェックなどにおいては相当の労力を費やし、コストアップを生じることとなる。
本発明の実施の形態を説明する真空蒸着機におけるチャンバー内の構成を示す簡易図。 真空蒸着法によりグラデーション濃度分布を有する膜を形成する場合における比較例等に用いられるスリット型マスクによる構成を示す図。 図2のスリット型マスクによる膜厚分布シミュレーション例を示す図。 本発明の実施の形態及び実施例に用いられるスリット型マスクと遮蔽マスクによる構成を示す図。 図4のスリット型マスクによる膜厚分布シミュレーション例を示す図。 本発明の実施の形態を説明するための理想型グラデーション透過特性例を示す図。 本発明の実施の形態を説明するための理想型グラデーション透過特性例を示す図。 本発明の実施の形態を説明するための理想型グラデーション濃度特性例を示す図。 本発明の実施の形態を説明するための理想型グラデーション濃度特性例を示す図。 本発明の実施例によって作製される蒸着NDフィルタの膜構成を示す図。 本発明の実施例における最表層の別の構成例を示す図。 本発明の実施例における最表層の別の構成例を示す図。 本発明の実施例における最表層の別の構成例を示す図。 本発明の実施例により作製されたグラデーション濃度分布を有するNDフィルタの構成を示す図。 本発明の実施例におけるNDフィルタが羽根に接着された状態を示す図である。 図14のNDフィルタを略三角形の形状に切り抜いた状態を示す図。 比較例により作製されたグラデーション濃度分布を有するNDフィルタの構成を示す図。 図17のNDフィルタを略三角形の形状に切り抜いた状態を示す図。 従来例におけるビデオカメラに使用される撮影光学系を表した図である。 本発明の課題を説明するためのグラデーション濃度分布例を示す図。
符号の説明
1:基板
2:基材
3:基板治具
4:蒸着傘
5:蒸着源
6:スリット型マスク
7:遮蔽マスク

Claims (13)

  1. 基板上にマスクを設け、最大濃度部と該最大濃度部から順次に濃度が薄くなる濃度勾配部によるグラデーション濃度分布を有する膜を形成するNDフィルタの製造方法において、
    第1層から最表層手前までの膜を成膜した後に、前記マスクを用いずに最表層の膜を一定膜厚に成膜すると共に、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜する成膜工程を有することを特徴とするNDフィルタの製造方法
  2. 基板上にマスクを設け、最大濃度部と該最大濃度部から順次に濃度が薄くなる濃度勾配部によるグラデーション濃度分布を有する膜を形成するNDフィルタの製造方法において、
    1層から最表層手前までの膜を成膜した後に、前記マスクを用いずに最表層の膜を前記濃度勾配部と全く反対の濃度勾配を持つ膜に、成膜すると共に、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜する成膜工程を有することを特徴とするNDフィルタの製造方法。
  3. 基板上にマスクを設け、最大濃度部と該最大濃度部から順次に濃度が薄くなる濃度勾配部によるグラデーション濃度分布を有する膜を形成するNDフィルタの製造方法において、
    1層から最表層手前までの膜を成膜した後に、最表層の膜を、前記マスクを用いて成膜された膜と、前記マスクを用いずに成膜された前記濃度勾配部と全く反対の濃度勾配を持つ膜に、成膜すると共に、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜する成膜工程を有することを特徴とするNDフィルタの製造方法。
  4. 基板上にマスクを設け、最大濃度部と該最大濃度部から順次に濃度が薄くなる濃度勾配部によるグラデーション濃度分布を有する膜を形成するNDフィルタの製造方法において、
    1層から最表層手前までの膜を成膜した後に、最表層の膜を、前記マスクを用いて成膜された膜と、前記マスクを用いずに一定膜厚に成膜された膜に、成膜すると共に、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜する成膜工程を有することを特徴とするNDフィルタの製造方法。
  5. 前記成膜工程において、前記マスクとして、基板上に該基板と所定距離を置いて配置されたスリット型マスクと、該スリット型マスクのスリットの幅内で基板に密着させて配置された遮蔽部を有するマスクを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のNDフィルタの製造方法。
  6. 前記遮蔽部を有するマスクは、遮蔽幅が0.01mm〜0.3mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のNDフィルタの製造方法。
  7. 前記最表層の膜を成膜した後に、100℃から130℃の温度で空気中において熱処理する工程を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のNDフィルタの製造方法。
  8. 基板上に該基板と所定距離を置いて配置されたスリット型マスクと、該スリット型マスクのスリットの幅内で基板に密着させて配置された遮蔽部を有するマスクを用い、前記基板上に少なくとも2種類以上の膜を有するNDフィルタであって、
    第1層から最表層手前までの膜が、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜された膜であり、
    最表層の膜が、前記マスクを用いずに一定膜厚に成膜された膜で構成されていることを特徴とするNDフィルタ。
  9. 基板上に該基板と所定距離を置いて配置されたスリット型マスクと、該スリット型マスクのスリットの幅内で基板に密着させて配置された遮蔽部を有するマスクを用い、前記基板上に少なくとも2種類以上の膜を有するNDフィルタであって、
    第1層から最表層手前までの膜が、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜された膜であり、
    最表層の膜が、前記濃度勾配部と全く反対の濃度勾配に成膜された膜で構成されていることを特徴とするNDフィルタ。
  10. 基板上に該基板と所定距離を置いて配置されたスリット型マスクと、該スリット型マスクのスリットの幅内で基板に密着させて配置された遮蔽部を有するマスクを用い、前記基板上に少なくとも2種類以上の膜を有するNDフィルタであって、
    第1層から最表層手前までの膜が、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜された膜であり、
    最表層の膜が、前記マスクを用いて成膜された膜と、前記マスクを用いずに成膜された前記濃度勾配部と全く反対の濃度勾配に成膜された膜と、によって構成されていることを特徴とするNDフィルタ。
  11. 基板上に該基板と所定距離を置いて配置されたスリット型マスクと、該スリット型マスクのスリットの幅内で基板に密着させて配置された遮蔽部を有するマスクを用い、前記基板上に少なくとも2種類以上の膜を有するNDフィルタであって、
    第1層から最表層手前までの膜が、前記最大濃度部と前記濃度勾配部との境界部分の濃度が、前記最大濃度部の濃度に比べ、境界を認識できる程度に異なる濃度となるように成膜された膜であり、
    最表層の膜が、前記マスクを用いて成膜された膜と、前記マスクを用いずに一定膜厚に成膜された膜と、によって構成されていることを特徴とするNDフィルタ。
  12. 相対的に駆動されて絞り開口の大きさを可変する複数の絞り羽根と、該絞り羽根により形成された開口内の少なくとも一部に配置される光量調整のためのNDフィルタとを備えた光量絞り装置において、
    前記NDフィルタが、請求項11のいずれか1項に記載のNDフィルタによって構成されていることを特徴とする光量絞り装置。
  13. 光学系と、該光学系を通過する光量を制限する請求項12に記載の光量絞り装置と、該光学系によって形成される像を受ける固体撮像素子を有することを特徴とするカメラ。
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