JP4623117B2 - 液状材料塗布方法 - Google Patents

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Description

本発明は、段差を有する部材を他の部材に固定する際のその段差に塗布する液状材料の液状材料塗布方法に関する。
特許文献1には、電子写真方法により形成されたトナー画像の残りをクリーニングブレードで掻き落として、次工程の画像形成に備えるようになっている画像形成装置において、サイドシール部材5の一端のサイドシール部材5bと他端のサイドシール部材5cは、発泡ポリウレタンからなるスポンジ材で、ホルダー部4aと一体のブレード揺動ブラケット4bに対して接着剤で接着する構成が記載されている。
特開2000−75757号公報
ところが、現像剤保持体に対する熱可塑性エラストマの接触を少なくするために現像剤除去部材および支持部材と筐体との間に現像剤の漏れを防止する封鎖部材を設ける場合には、現像剤除去部材と、この現像剤除去部材を支持する支持部材との境目に生じる段差部分に封鎖部材がうまく入り込まず、筐体内に収容した残留物がその段差から漏れ出てしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、現像剤除去部材と支持部材との間の段差部分からのトナーの漏れを低減することができる液状材料塗布方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の液状材料塗布方法のうちの第1の液状材料塗布方法は、
表面が移動する現像剤保持体表面の移動方向に交差する方向に沿って接触しこの現像剤保持体表面の現像剤を除去する現像剤除去部材と、除去した現像剤を収容する現像剤収容部を有する筐体に対して装着され上記現像除去部材を支持する支持部材とに対して液状で塗布されて凝固する液状材料をノズルから吐出させながらノズルを上記現像剤除去部材および上記支持部材に対して相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する液状材料塗布方法において、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の長手方向における第1の端部側に位置する第1の縁よりも外側に位置する第1の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記支持部材とに跨って上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第1塗布過程と、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の第1の端部とは逆側の第2の端部側に位置する第2の縁よりも外側に位置する第2の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記支持部材とに跨って上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第2塗布過程とを有することを特徴とする。
本発明の第1の液状材料塗布方法では、第1の領域および第2の領域に対し、現像剤除去部材と支持部材とに跨って液状材料を塗布することで、現像剤除去部材と支持部材との間の段差部分への液状材料の塗布を確実に行うことができる。したがって、本発明の第1の液状材料塗布方法によれば、現像剤除去部材と支持部材との間の段差部分からのトナーの漏れを低減することができる。
上記目的を達成するための本発明の液状材料塗布方法のうちの第2の液状材料塗布方法は、
表面が移動する現像剤保持体表面の移動方向に交差する方向に沿って接触しこの現像剤保持体表面の現像剤を除去する現像剤除去部材と、除去した現像剤を収容する現像剤収容部を有する筐体に対して装着され上記現像除去部材を支持する支持部材とに対して液状で塗布されて凝固する液状材料をノズルから吐出させながらノズルを上記現像剤除去部材および上記支持部材に対して相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する液状材料塗布方法において、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の長手方向における第1の端部側に位置する第1の縁よりも外側に位置する第1の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記現像剤保持体とが接する部位から上記支持部材に対応する部位に向けて上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第1塗布過程と、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の第1の端部とは逆側の第2の端部側に位置する第2の縁よりも外側に位置する第2の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記現像剤保持体とが接する部位から上記支持部材に対応する部位に向けて上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第2塗布過程とを有することを特徴とする。
ノズルによる液状材料の塗布においては、塗布開始時と塗布終了時とでは吐出量が異なる。本発明の第2の液状材料塗布方法では、第1の領域と第2の領域との双方に対し、現像剤除去部材と現像剤保持体とが接する部位側からの支持部材側に向けて液状材料を塗布することで、現像剤除去部材と支持部材との間の段差部分への液状材料の塗布をより確実に行うことができると共に、第1の領域に塗布される液状材料の大きさおよび形状と、第2の領域に塗布される液状材料の大きさおよび形状とが、現像剤除去部材の長手方向の中央から見て左右対称となって塗布量バランスが向上する。したがって、本発明の第2の液状材料塗布方法によれば、現像剤除去部材と支持部材との間の段差部分からのトナーの漏れを一層低減することができる。
上記目的を達成するための本発明の液状材料塗布方法のうちの第3の液状材料塗布方法は、
表面が移動する現像剤保持体表面の移動方向に交差する方向に沿って接触しこの現像剤保持体表面の現像剤を除去する現像剤除去部材と、除去した現像剤を収容する現像剤収容部を有する筐体に対して装着され上記現像除去部材を支持する支持部材とに対して液状で塗布されて凝固する液状材料をノズルから吐出させながらノズルを上記現像剤除去部材および上記支持部材に対して相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する液状材料塗布方法において、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の支持部材が配置された側に位置する第3の縁よりも外側で、且つ、上記支持部材と上記筐体とが対向する第3の領域に対して、上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第3塗布過程と、
上記第3塗布工程と連続して上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の長手方向における第1の端部側に位置する第1の縁よりも外側に位置する第1の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記現像剤保持体とが接する部位から上記支持部材に対応する部位に向けて上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第1塗布過程と、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の第1の端部とは逆側の第2の端部側に位置する第2の縁よりも外側に位置する第2の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記現像剤保持体とが接する部位から上記支持部材に対応する部位に向けて上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第2塗布過程と、部位に向けて上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第2塗布過程とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の液状材料塗布方法のうちの第4の液状材料塗布方法は、
表面が移動する現像剤保持体表面の移動方向に交差する方向に沿って接触しこの現像剤保持体表面の現像剤を除去する現像剤除去部材と、除去した現像剤を収容する現像剤収容部を有する筐体に対して装着され上記現像除去部材を支持する支持部材とに対して液状で塗布されて凝固する液状材料をノズルから吐出させながらノズルを上記現像剤除去部材および上記支持部材に対して相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する液状材料塗布方法において、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の長手方向における第1の端部側に位置する第1の縁よりも外側に位置する第1の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記現像剤保持体とが接する部位から上記支持部材に対応する部位に向けて上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第1塗布過程と、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の支持部材が配置された側に位置する第3の縁よりも外側で、且つ、上記支持部材と上記筐体とが対向する第3の領域に対して、上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第3塗布過程と、
上記第3塗布工程と連続して上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の第1の端部とは逆側の第2の端部側に位置する第2の縁よりも外側に位置する第2の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記現像剤保持体とが接する部位から上記支持部材に対応する部位に向けて上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第2塗布過程と、部位に向けて上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第2塗布過程とを有することを特徴とする。
本発明の第3および第4の液状材料塗布方法では、第1の領域あるいは第2の領域への液状材料の塗布が第3の領域への液状材料の塗布と連続して行われる。このため、第1の領域と第3の領域、あるいは第2の領域と第3の領域の境目への液状材料の塗布を、塗布動作の一旦停止を挟む2回に分けて行う場合と比べて、これら境目における液状材料の塗布量のバラツキを抑えることができる。したがって、本発明の第3および第4の液状材料塗布方法によれば、現像剤除去部材と支持部材との間の段差部分からのトナーの漏れを一層低減することができる。
ここで、上記支持部材が、上記液状材料が塗布される箇所に溝が設けられたものであることが好ましい。
塗布された液状材料が横方向に拡がってしまうと、その液状材料の高さが不足して隙間が発生するおそれがある。そこで、この様に、液状材料が塗布される箇所に溝を設けて溝に塗布された液状材料の横方向への拡がりを妨ぐことで、現像剤除去部材と支持部材との間の段差部分の封鎖性がより一層向上し、この段差部分からのトナーの漏れを一層低減することができる。
また、上記支持部材は、上記液状材料が塗布される少なくともその箇所については上記支持部材と上記現像剤除去部材との間の段差が面取りされたものであることも好ましい態様である。
この様にすると、段差部分の液状材料による封鎖が一層確実に行われ、この段差部分からのトナーの漏れをより一層低減することができる。
ここで、上記支持部材は、少なくとも上記液状材料が塗布される箇所の表面の十点平均粗さが、上記筐体の上記液状材料が接触する部位の表面の十点平均粗さに対して高いことが好ましい。
この様にすると、筐体に装着定された支持部材を取り外す際に、液状材料は筐体側ではなく支持部材側に付着することから、筐体をリサイクルする際にこの液状材料を筐体から剥がす手間が省ける。
上記目的を達成するための本発明の液状材料塗布方法のうちの第5の液状材料塗布方法は、
表面が移動する現像剤保持体表面の移動方向に交差する方向に沿って接触しこの現像剤保持体表面の現像剤を除去する現像剤除去部材と、除去した現像剤を収容する現像剤収容部を有する筐体に対して装着され上記現像除去部材を支持する支持部材とに対して液状で塗布されて凝固する液状材料をノズルから吐出させながらノズルを上記現像剤除去部材および上記支持部材に対して相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する液状材料塗布方法において、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の長手方向における第1の端部側に位置する第1の縁よりも外側に位置する第1の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記支持部材とに跨って上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第1塗布過程と、
上記現像剤除去部材が上記筐体に取り付けられたときに上記現像剤収容部の上記現像剤除去部材の第1の端部とは逆側の第2の端部側に位置する第2の縁よりも外側に位置する第2の領域に対して、上記現像剤除去部材と上記支持部材とに跨って上記ノズルを相対的に移動させることでこの液状材料を塗布する第2塗布過程と、
上記第1塗布過程、および、上記第2塗布過程で塗布した液状材料が凝固したあとに、上記現像剤除去部材を上記筐体に対して装着する現像剤除去部材装着工程とを有することを特徴とする。
本発明の第5の液状材料塗布方法では、第1の領域および第2の領域に塗布した液状材料が凝固した後に現像剤除去部材を筐体に装着することで、凝固した液状材料の筐体への固着を防止でき、リサイクルが容易となる。
本発明の液状材料塗布方法によれば、液状で塗布されて凝固する液状材料を塗布するときに現像剤除去部材を支持した支持部材を固定する筐体に対して塗布した場合、または、上記現像剤除去部材を支持する支持部材に対応する部位から現像剤除去部材と現像剤保持体とが接触する部位に向けてノズルを移動した場合と比較して、現像剤除去部材と支持部材との間の段差部分からのトナーの漏れを低減することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、画像形成装置の概略断面図である。
図1に示す画像形成装置1では、帯電ロール11により所定の電荷が付与された、矢印Aの向きに回転する感光体ドラム10の表面に、外部から送信されてきた画像データに基づいて露光器12で生成した露光光が照射されることで静電潜像が形成され、矢印Cの向きに回転する現像ロール131を有する現像器13に収容されたトナーでこの静電潜像が現像される。この現像により得られた現像像は、不図示の用紙カセットから引き出され、矢印Bの向きに搬送されてきた記録用紙上に、矢印Dの向きに回転する転写ロール14によって転写され、定着器15により定着されることにより記録用紙上に画像形成が行われる。尚、この画像形成装置1は、モノクロ画像専用機である。
また、図1には、感光体ドラム10の、記録用紙への現像像の転写を終えた部分に接触し、感光体ドラム10の表面に残留した残留物を除去するクリーニング装置2が示されている。
図2は、クリーニング装置の一部の正面図である。
図2には、図1に示されるクリーニング装置2を現像器13側から感光体ドラム10越しに見た場合の、このクリーニング装置2の端部が示されている。クリーニング装置2は左右対称であるので、以下では、ここに示す端部についてのみ説明する。
クリーニング装置2は、筐体の一例としてクリーニング枠体21、現像剤除去部材の一例としてブレード22、支持部材の一例としてブレード支持板23、フィルム部材24、およびフェルト部材25を備えている。
ブレード22は、先端221が接触する感光体ドラム10の表面に残留した残留物を除去するゴム製のものである。
ブレード支持板23は、ブレード22を支持する金属製の板材であり、留めネジ230によりクリーニング枠体21に固定されている。
クリーニング枠体21は、現像剤収容部の一例として感光体ドラム10の表面から除去した残留物を収容する凹部空間を有し、この凹部空間の入口210a(図5参照)の周縁の一部に、ブレード22を支持するブレード支持板23がネジ止めされる本体部210、および、感光体ドラム10の両端を回転自在に保持する保持部211を備えている。尚、本体部210には、ブレード支持板23の位置決めに使用するボス2101に加え、このクリーニング枠体21を画像形成装置1における所定位置に配備するための位置決めに使用するボス2102も備えられている。また、詳しくは後述するが、ブレード22を支持したブレード支持板23のクリーニング枠体21へのネジ留めは、クリーニング枠体21の入口210aの周縁に塗布されたシール材20(図7参照)を挟み込みながら行われ、これにより、凹部空間に収容した残留物がクリーニング枠体21とブレード支持板23の隙間から漏れないようにされている。
フェルト部材25は、表面であるフェルト層251と弾性層252(図9参照)とを有しており、弾性層252は、クリーニング枠体21の保持部211に保持された状態の感光体ドラム10により僅かに押し潰される厚みにされている。これにより、フェルト層251は感光体ドラム10に密着し、残留物の漏れが防止されている。
また、このフェルト部材25は、クリーニング装置2の中央側に突出した突出部250を有している。図2には、突出部250の側面と、フェルト部材25の、突出部250以外の部分のブレード側の側面とがブレード22の角に添わされている様子が示されている。尚、ここでは、感光体ドラム10との接触部分にフェルト層251を用いたが、感光体ドラム10との接触により感光体ドラム10の回転を妨げない、摩擦係数が小さい材料であればフェルト材以外の材料を使用してもかまわない。また、フェルト部材25の凸部250についての詳細は後述する。
フィルム部材24は、ポリウレタン製のシート状のものであり、先端241が、クリーニング枠体21の保持部211に保持された状態の感光体ドラム10に接触することで、ブレード22の反対側からの残留物の漏れが防止される。
図3は、ブレードを支持した状態のブレード支持板を示す図である。
図3には、クリーニング装置2のクリーニング枠体21にネジ留めされる前の、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23が示されており、ここには、クリーニング枠体21にネジ留めされた状態では、クリーニング枠体21と対向する側の面を上に向けた状態で示されている。尚、図3には、図2に示す留めネジ230が貫通する孔23aと、クリーニング枠体21のボス2101が貫通する孔23bが設けられている様子が示されている。
ブレード支持板23の、クリーニング枠体21にネジ留めされた状態ではクリーニング枠体21と対向する側の面には、クリーニング枠体21の入口210aの周縁部分の十点平均粗さに対して十点平均粗さが高い粗面部分231が設けられており、図3には、この粗面部分231が斜線で示されている。図3に斜線で示されている粗面部分231には、詳しくは後述するが、液状で塗布されて凝固する液状材料の一例である熱可塑性エラストマで構成されるシール材20(図11参照)が塗布される。
図4は、図3に示されるブレード支持板の断面図である。
図4(a)には、図3に示されるブレード支持板23のA―A’断面を、図3に示される孔23a、23b側から見た場合、図4(b)には、ブレード支持板23のB−B’断面を図3に示されるブレード22の先端側から見た場合が示されている。この様に、ブレード支持板23の、シール材20が接触する粗面部分231の十点平均粗さが、クリーニング枠体21の入口210aの周縁部分の面の十点平均粗さよりも高くされていることで、使用済みとなったクリーニング装置2を分解して、ブレード支持板23をクリーニング枠体21から取り外す際には、シール材20はクリーニング枠体21ではなくブレード支持板23に付着してくる。これにより、クリーニング装置2を分解してクリーニング枠体21をリサイクルするに際しシール材20がクリーニング枠体側に付着してくる場合と比べ、クリーニング枠体21からシール材20を除去する手間が省ける。
図5は、クリーニング枠体を示す図である。
図5には、ブレード支持板23、フェルト部材25、およびフィルム部材24が本体部210に取りつけられる前の状態のクリーニング枠体21が示されており、ここには、残留物を収容する凹部空間の入口210aが露出した様子が示されている。尚、図5では、凹部空間の入口210aの周縁を形成する各周縁部分に符号Aから符号Dまでが付されているが、これは、以下に行う説明の便宜のために付されたものであり、クリーニング枠体21に実際に付されているわけではない。また、周縁部分A、周縁部分B、および周縁部分Cは、同一面上に存在するのに対し、この周縁部分Dは、その面と交わる面上に存在する。
ここで、周縁部分Bおよび周縁部分Cは、感光体ドラム10表面の移動方向に略直交している感光体ドラム10の軸方向において凹部開口の入口210aを形成する縁を形成している部位に沿った領域だけでなく、本実施例のように当該縁を形成している部位とブレード22の感光体ドラム10の軸方向における端部との間の領域を指し、周縁部分Aは、ブレード支持板23が配置された側において凹部開口の入口210aを形成する縁を形成している部位に沿った領域だけでなく、本実施例のように当該縁を形成している部位よりも凹部空間に対して外側で、且つ、ブレード支持板23とクリーニング枠体21とが対向している領域を指し、周縁部分Dは、フィルム部材12が配置された側において凹部開口の入口210aを形成する縁を形成している部位に沿った領域だけでなく、本実施例のように当該縁を形成している部位とフィルム部材12との間の領域を指す。尚、図5に示される入口210aの周縁部分B側の縁2101aが本発明にいう第1の縁に相当し、周縁部分C側の縁2102aが本発明にいう第2の縁に相当し、周縁部分A側の縁2103aが本発明にいう第3の縁に相当する。
ここで、クリーニング装置2の組付方法について図5〜図10を参照しながら簡単に説明する。
図6は、クリーニング装置の組付方法の流れを示す図である。
図6には、ステップS1として、液状で塗布されて凝固し、部材間の隙間を封鎖するシール材20が、図3に示すブレード22、および、このブレードを支持するブレード支持体23のうちの、クリーニング枠体21の入口210aの周縁を形成する周縁部分A、周縁部分B、および周縁部分Cに対応する部分に塗布される。ステップS2として、周縁部分Dへフィルム部材24が貼り付けられる。ここでは、フィルム部材24の下部が、不図示の両面テープによって周縁部分Dに貼り付けられる。
次に、ステップS3として、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23がクリーニング枠体21にネジ留めされて固定される。この段階で、入口210aの周縁のうちの、周縁部分A、および、周縁部分Bと周縁部分Cの各一部が、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23に覆われ、周縁部分Dがフィルム部材24に覆われ、入口210aは、図5に示される状態と比べ狭められた状態となる。
図7は、クリーニング枠体の狭められた入口を示す図である。尚、図7では、入口210aの縁のうち、部材に覆われて見えない部分の縁については2点差線で示され、周縁部分に塗布されたシール材20のうち、部材に覆われて見えない部分のシール材20については点線で示されている。
図7には、図5に示す入口210aが、ブレード22等に覆われてせばめられた様子が示されている。
また、図7には、入口210aの周縁を構成する、周縁部分A、周縁部分B、および周縁部分Cに塗布されているシール材20のうち、ブレード22を支持するブレード支持板23に覆われている部分のシール材20が、ブレード22を支持するブレード支持板23のクリーニング枠体21への固定により押し潰されて拡がっている様子が示されている。図6に戻って説明を続ける。
ステップS4として、周縁部分Bおよび周縁部分Cとフィルム部材24との隙間にシール材が充填される。
図8は、周縁部分とフィルム部材との隙間にシール材が充填された様子を示す図である。
図8には、周縁部分Bとフィルム部材24との隙間にシール材が充填されている様子が示されている。尚、周縁部分Cとフィルム部材24との隙間へのシール材の充填も同様であるので図示は省略されている。図6に戻って説明を続ける。
ステップS5として、フェルト部材25がフェルト貼付面2103(図5参照)に貼り付けられる。ステップS6として、クリーニング枠体21の保持部211に感光体ドラム10が組み付けられる。
図9は、クリーニング枠体の保持部に感光体ドラムが組み付けられた様子を示す図である。尚、図9では、煩雑さを避けるためにフィルム部材24の図示は省略されている。
図9には、周縁部分Bを図8中の矢印Xの向きに見た場合が示されており、ここには、フェルト部材25が両面テープ26によってフェルト貼付面2103に貼り付けられている様子が示されている。前述したように、クリーニング枠体21の保持部211に感光体ドラム10が組み付けられる際にはフェルト部材25の弾性層252は多少圧縮されるため、フェルト層251は感光体ドラム10に密着する。また、この際、周縁部分Bのフィルム部材24側に後から塗布された(ステップS4)シール材20も、図2において説明した、フェルト部材25の突出部250の両面テープ26と周縁部分Bとの間で圧縮される。
図10は、感光体ドラムが組み付けられたクリーニング装置の断面図である。
図10には、図9中の一点鎖線で示す断面を矢印Yの向きに見た場合が示されており、周縁部分Dに両面テープ26によって貼り付けられているフィルム部材24の先端241がフェルト部材25側に巻き込まれている様子が示されている。これにより、フィルム部材24側からの残留物の漏れが抑えられている。
また、図10には、詳しくは後述するが、ブレード22と、このブレード22を支持するブレード支持板2323とのクリーニング枠体側の段差部分が斜面2311にされていることで、シール材20がクリーニング枠体21に固定および貼り付けられた部材との間を隙間なく封鎖している様子が示されている。
以上が、クリーニング装置2の組付方法の大まかな流れである。
ここで、このクリーニング装置2では、感光体ドラム10にクリーニングブレード22の先端221を接触させ、感光体ドラム10の表面から擦り取り、そして収容した残留物をクリーニング枠体外に漏らさないように、ブレード22と、このブレード22を支持した状態のブレード支持部材23との段差部分にシール材20の充填不良による隙間が空かないように、クリーニング枠体21側ではなく、ブレード22と、このブレード22を支持した状態のブレード支持板23にシール材20を塗布している。
以下では、図6のステップS1に示される、ブレード22、および、ブレード22を支持した状態のブレード支持体23へのシール材20の塗布の内容について詳細に説明する。
図11は、シール材の塗布手順を示す図である。以下に示す、シール材の塗布方法が、本発明の液状材料塗布方法の一実施形態である。
図11には、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23が、図3に示す状態と同じ状態で、つまり、シール材20を挟んでクリーニング枠体21と対向する面を上に向けた状態で示されている。
また、図11には、シール材20の塗布に伴うノズル301の移動軌跡が示されている。尚、図11では、ブレード22およびブレード支持板23それぞれが、図11に示すXYZ軸にいうX−Y面と平行な面上に存在しているとして話を進める。
さらに、図11には、シール材20が塗布される領域が2本の点線で示されており、また、ブレード22と、このブレード22を支持した状態のブレード支持板23との間の段差のうち、シール材20が塗布される部分の段差が削り取られ斜面2311が2つ形成されている様子が示されている。尚、2本の点線の間のうち、ブレード支持板上の部分は、図3においては斜線で示される粗面部分231である。また、これら2つの斜面2311に挟まれた部分の段差を全て削りとって斜面にしたものを、このブレード23の代わりに使用してもよい。
図11(a)には、図7に示す入口210aの周縁のうちの周縁部分Bに対応する、本発明にいう第1の領域の端部である第1始点S1にノズル301の先端が配置された様子が示されている。
図11(b)には、周縁部分Bに対応する、ブレード22およびブレード支持部材23の部分に、第1始点S1から第1経由点T1にかけて、つまり、図11におけるY軸と平行にノズル301の先端を移動させてシール材20を塗布した様子が示されている。
図11(c)には、第1経由点T1に到達したノズル301が第1終点D1にかけて、つまり、図11におけるX軸と平行にノズル301の先端を移動させてシール材20を塗布した様子が示されている。この第1経由点T1から第1終点D1にかけてが、本発明にいう題3の領域に相当する。
図11(d)には、第1始点D1に到達したノズル301の先端が、図7に示す入口210aの周縁のうちの周縁部分Cに対応する、本発明にいう第2の領域の端部である第2始点S2に配置された様子が示されている。
図11(e)には、第2始点S2に移動したノズル301の先端が、図7に示す入口210aの周縁のうちの周縁部分Cに対応する、第2始点S1から第2終点D2にかけて、つまり、図11におけるY軸と平行にノズル301の先端を移動させてシール材20を塗布した様子が示されている。
図12は、シール材吐出装置のシール材吐出および位置について制御の流れを示す図である。
図12には、指示を受けて、ノズル301からのシール材の吐出の開始および停止を行うシール材吐出装置300、クリーニング枠体21を所定の姿勢で保持するクリーニング枠体保持台、および、シール材吐出装置300を保持し、入力された3次元座標値に応じて、このシール材吐出装置300を移動させる移動アームを備えた自動シール材塗布装置において実行されるルーチンのフローチャートが示されている。尚、クリーニング枠体保持台に保持された、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23についての、第1始点S1、第1経由点T1、第1終点D1、第2始点S2、および第2終点D2それぞれの、このノズル301の先端のホームポジションに対する相対的な3次元座標位置、および、各点間の相対的な3次元座標位置は既に登録されているとして話を進める。
図12に示すステップS11では、シール材塗布作業の開始の合図を受けて、シール材塗布装置300のノズル301の先端を、不図示のホームポジションから、第1始点S1まで移動させる。
ステップS12では、ノズル301の先端の、第1始点S1への到達を待って、シール材吐出装置300に対しシール材の吐出開始を指示すると共に、ノズル301の先端の、第1始点S1から第1経由点T1を経由する第1終点D1に向けた移動を指示する。ステップS13では、ノズル301の先端が第1終点D1に到達する直前の、シール材の吐出開始指示から所定秒時経過後もしくは所定位置到達時にシール材の吐出停止を指示する。この様に、第1終点D1への到達直前にシール材の吐出を停止させることで、シール材20の吐出停止指示が出された後もノズル中のシール材が吐出されるために第1終点D1ではシール材が盛り上がりがちであるところ、この様に、第1終点D1への到達直前にシール材の吐出を停止させることでこの盛り上がりを抑えることができる。ステップS14では、第1終点D1に到達したノズル301の先端を第2始点S2に向けて移動させる。ステップS15では、ノズル301の先端の、第2始点S2への到達を待って、シール材吐出装置300に対しシール材の吐出開始を指示すると共に、ノズル301の先端の、第2始点S2から第2終点D2に向けた移動を指示する。ステップS16では、ノズル301の先端が第2終点D2に到達する直前の、ノズル301の先端が第2始点S2をスタートしてから所定秒時経過後もしくは所定位置到達時にシール材20の吐出停止を指示する。
以上に説明したように、クリーニング装置2の組付けにおける、このシール材塗布方法では、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23の、クリーニング枠体21と対向する面側の段差部分である斜面2311を狙ってシール材20を塗布することができる。これにより、クリーニング枠体21側にシール材20を塗布して、ブレード22を支持したブレード支持板23を固定する場合に不足しがちな段差部分へのシール材20の充填を確実に行うことができる。したがって、このシール材塗布方法によれば、ブレード22を支持したブレード支持板23の段差部分の封鎖性が向上する。
また、このシール材の塗布方法では、シール材20を、自動シール材塗布装置に備えられたシール材吐出装置300のノズル301から吐出させているが、ノズル径は一定であり、また、ノズル301の移動速度の制御が可能であることから、ノズル301の移動速度を一定にすることで塗布量のばらつきを抑えた安定したシール材の塗布が可能となる。したがって、このシール材塗布方法によれば、クリーニング枠体21と、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23との間の全体的な封鎖性が向上する。
また、このシール材塗布方法では、ブレード22、および、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23に対する、クリーニング枠体21の周縁部分Bおよび周縁部分Cに対応する部分へのシール材の塗布を、クリーニング枠体21の周縁部分Aに対応する部分から見て左右対称にノズル301を動かして行っている。これにより、クリーニング枠体21の周縁部分Bに対応する、ブレード22、および、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23の部分に塗布されるシール材の大きさおよび形状と、クリーニング枠体21の周縁部分Cに対応する、ブレード22、および、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23の部分に塗布されるシール材の大きさおよび形状とは、クリーニング枠体21の周縁部分Aに対応するブレード支持板23の部分から見て左右対称となって塗布量バランスが向上する。このため、クリーニング枠体21と、ブレード22を支持したブレード支持板23との間の全体的な封鎖性が向上する。
また、このシール材塗布方法では、クリーニング枠体21の周縁部分Aおよび周縁部分Bに対応する、ブレード22、および、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23の部分へのシール材20の塗布を連続で行っている。これは、ノズル301によるシール材20の塗布においては、塗布開始時と塗布終了時とでは吐出量が異なるため、クリーニング枠体21の周縁部分Aおよび周縁部分Bに対応する部分へのシール材20の塗布を一旦停止を挟む2回に分けて行うと、クリーニング枠体21の周縁部分Bに対応する部分への塗布終了地点の塗布量と、クリーニング枠体21の周縁部分Aに対応する部分への塗布開始地点の塗布量とが異なることで、これらの間に隙間が空いたり、また、量が多すぎて、クリーニング枠体21の周縁部分Aおよび周縁部分Bに対応する部分全体に対する塗布量のバランスに悪影響を与えかねないからである。
また、このシール材塗布方法では、クリーニング枠体21の周縁部分Bおよび周縁部分Cに対応する部分へのシール材20の塗布について、共に、ブレード側からブレード支持板側にノズル301を移動させている。このノズル301の移動の向きは、ブレード22を支持したブレード支持板23の、クリーニング枠体21に固定される側の面に有する段差を登る向きと同じ向きであり、この向きにノズル301を移動させることで、段差部分へのシール材20の塗布を確実に行うことができる。
また、このシール材塗布方法では、ブレード22と、このブレード22を支持したブレード支持板23との段差部分が斜面2311にされている。このため、この段差部分のシール材の塗布が容易になり、この段差部分へのシール材の塗布を確実に行うことができ、この段差部分の封鎖性が一層向上する。尚、以上に説明した実施形態では、クリーニング枠体21の周縁部分に対応する部分へのシール材20の塗布について、シール材20の塗布量を一定にする例を挙げて説明したが、ブレード22と、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23との段差部分について、他の部分よりも塗布量を増加するように制御することで、この段差部分の封鎖性はより一層向上する。
次に、このシール材塗布方法の実施が可能な、ブレード支持板23以外の別のブレード支持板の態様について説明する。
図13は、本実施形態のシール材塗布方法の実施が可能なブレード支持板の外観斜視図である。
図13には、図11ではブレード支持板上で点線で示される部分に溝33aが形成された、ブレード22を支持した状態のブレード支持板33が示されており、ブレード支持板33に対するシール材20の塗布は、この溝33aに沿って行われる。ブレード支持板33にこの様な溝33aが設けられていると、ブレード20との段差が低くなることから段差部分へのシール材20の塗布が容易となる。
図14は、図13に示される溝にシール材が塗布された場合の断面図である。
ブレード支持板33に塗布されたシール材20が横方向に拡がってしまうと、そのシール材20からなる封鎖部材の高さが不足して、ブレード支持板33とクリーニング枠体21の間に隙間が発生するおそれがある。そこで、この様に、シール材20が塗布される箇所に溝33aを設けて、この溝33aに塗布されたシール材20の横方向への拡がりを妨ぐことで、クリーニング枠体21とブレード支持板33との間の全体的な封鎖性がより一層向上する。
図15は、図13に示すブレード支持板のB−B’断面をブレードの先端側から見た場合を示す図である。
図15には、図13に示す溝33aの、シール材20が接触する底面が粗面にされている様子が示されている。図15に示すようにして、溝33aの底面の十点平均粗さを、クリーニング枠体21の入口210aの周縁部分の面の十点平均粗さよりも高くすることで、使用済みとなったクリーニング装置2を分解して、ブレード支持板23をクリーニング枠体21から取り外す際には、シール材20はクリーニング枠体21ではなくブレード支持板23に付着してくる。これにより、クリーニング装置2を分解してクリーニング枠体21をリサイクルするに際しシール材20がクリーニング枠体側に付着してくる場合と比べ、クリーニング枠体21からシール材20を除去する手間が省ける。尚、溝33aの底面の形状は、クリーニング枠体21の入口210aの周縁部分の面の十点平均粗さよりも高ければよく、その形状は、図15(a)および図15(b)に示される形状以外の形状、例えば半円形であってもよい。
また、クリーニング枠体21のリサイクル性を向上するために、図11に示すように塗布したシール材が凝固した後にクリーニング枠体21に固定してもよい。このようにしても、シール材は凝固後も弾性を有しており、封鎖性は従来の切り貼りが必要なシール材よりも上回る。
尚、以上に説明した実施形態では、好ましい例として、段差部分を斜面2311にする例を挙げて説明したが、本発明では、段差部分が斜面である必要はなく、斜面でなくても基本的な効果は得られる。また、以上に説明した実施形態では、好ましい例として、クリーニング枠体21の周縁部分Aおよび周縁部分Bに対応する、ブレード22、および、ブレード22を支持した状態のブレード支持板23の部分へのシール材20の塗布を連続で行っている例を挙げて説明したが、本発明では、連続に行う必要はなく、これらを2回に分けて行っても基本的な効果は得られる。尚、クリーニング枠体21の周縁部分Aおよび周縁部分Cに対応する部分へのシール材20の塗布を連続で行ってもよい。また、以上に説明した実施形態では、クリーニング枠体21の周縁部分Bおよび周縁部分Cに対応する部分へのシール材20の塗布について、共に、ブレード側からブレード支持板側にノズル301を移動させる例を好ましい例として説明しているが、本発明では、クリーニング枠体21の周縁部分Bおよび周縁部分Cに対応する部分へのシール材20の塗布について、共に、ブレード支持板側からブレード側にノズル301を移動させても基本的な効果は得られる。
画像形成装置の概略断面図である。 クリーニング装置の一部の正面図である。 ブレードを支持した状態のブレード支持板を示す図である。 図3に示されるブレード支持板の断面図である。 クリーニング枠体を示す図である。 クリーニング装置の組付方法の流れを示す図である。 クリーニング枠体の狭められた入口を示す図である。 周縁部分とフィルム部材との隙間にシール材が充填された様子を示す図である。 クリーニング枠体の保持部に感光体ドラムが組み付けられた様子を示す図である。 感光体ドラムが組み付けられたクリーニング装置の断面図である。 シール材の塗布手順を示す図である。 シール材吐出装置のシール材吐出および位置について制御の流れを示す図である。 本実施形態のシール材塗布方法の実施が可能なブレード支持板の外観斜視図である。 図13に示される溝にシール材が塗布された場合の断面図である。 図13に示すブレード支持板のB−B’断面をブレードの先端側から見た場合を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 クリーニング装置
20 シール材
21 クリーニング枠体
210 本体部
210a 入口
211 保持部
2103 フェルト貼付面
22 ブレード
221 先端
23、33 ブレード支持板
230 留めネジ
231 粗面部分
2311 斜面
24 フィルム部材
241 先端
25 フェルト部材
250 突出部
251 フェルト層
252 弾性層
33a 溝

Claims (6)

  1. 表面が移動する現像剤保持体表面の移動方向に交差する方向に沿って接触し該現像剤保持体表面の現像剤を除去するブレードと、除去した現像剤を収容する現像剤収容部を備えた筐体に対して該ブレードを支持した状態で装着され、該筐体に装着された状態で該ブレードを支持する部位は該筐体に対向する面の反対側の面に配置される支持部材とに対して液状で塗布されて凝固することで該筐体と該ブレードおよび該支持部材との隙間をシールする液状材料をノズルから吐出させながらノズルを前記ブレードおよび前記支持部材に対して相対的に移動させることで該液状材料を塗布する液状材料塗布方法において、
    前記ブレードを支持した状態の支持部材が前記筐体に取り付けられたときに前記現像剤収容部の、該ブレードの長手方向における第1の端部側に位置する第1の縁よりも外側の領域に対向する第1の領域に対して、ブレード前記現像剤保持体と接する部位から、該ブレードの該筐体に対向する面と該支持部材の該筐体に対応する面との間に生じる段差がある部位を経由して該ブレードの該支持部材に支持される部位に向けて前記ノズルを相対的に移動させることで該液状材料を塗布する第1塗布過程と、
    前記ブレードを支持した状態の支持部材が前記筐体に取り付けられたときに前記現像剤収容部の、該ブレードの第1の端部とは逆側の第2の端部側に位置する第2の縁よりも外側の領域に対向する第2の領域に対して、ブレード前記現像剤保持体と接する部位から、該ブレードの該筐体に対向する面と該支持部材の該筐体に対応する面との間に生じる段差がある部位を経由して該ブレードの該支持部材に支持される部位に向けて前記ノズルを相対的に移動させることで該液状材料を塗布する第2塗布過程とを有することを特徴とする液状材料塗布方法。
  2. 表面が移動する現像剤保持体表面の移動方向に交差する方向に沿って接触し該現像剤保持体表面の現像剤を除去するブレードと、除去した現像剤を収容する現像剤収容部を備えた筐体に対して該ブレードを支持した状態で装着され、該筐体に装着された状態で該ブレードを支持する部位は該筐体に対向する面の反対側の面に配置される支持部材とに対して液状で塗布されて凝固することで該筐体と該ブレードおよび該支持部材との隙間をシールする液状材料をノズルから吐出させながらノズルを前記ブレードおよび前記支持部材に対して相対的に移動させることで該液状材料を塗布する液状材料塗布方法において、
    前記ブレードを支持した状態の支持部材が前記筐体に取り付けられたときに前記現像剤収容部の、該ブレードの長手方向における第1の端部側に位置する第1の縁よりも外側の領域に対向する第1の領域に対して、ブレード前記現像剤保持体と接する部位から、該ブレードの該筐体に対向する面と該支持部材の該筐体に対応する面との間に生じる段差がある部位を経由して該ブレードの該支持部材に支持される部位に向けて前記ノズルを相対的に移動させることで該液状材料を塗布する第1塗布過程と、
    前記ブレードを支持した状態の支持部材が前記筐体に取り付けられたときに前記現像剤収容部の、該ブレードの第1の端部とは逆側の第2の端部側に位置する第2の縁よりも外側の領域に対向する第2の領域に対して、ブレード前記現像剤保持体と接する部位から、該ブレードの該筐体に対向する面と該支持部材の該筐体に対応する面との間に生じる段差がある部位を経由して該ブレードの該支持部材に支持される部位に向けて前記ノズルを相対的に移動させることで該液状材料を塗布する第2塗布過程と、
    前記第1塗布過程と前記第2塗布過程とのうちのいずれか一方の塗布過程の前または後で実施される、これらのうちの他方の塗布過程に引き続いて行われる第3塗布過程であって、前記支持部材が前記筐体に装着されたときに前記現像剤収容部の支持部材が配置された側に位置する第3の縁よりも外側の領域に対向する、該支持部材表面の第3の領域に対して、前記ノズルを相対的に移動させることで該液状材料を塗布する第3塗布過程とを有することを特徴とする液状材料塗布方法。
  3. 前記支持部材が、前記液状材料が塗布される箇所に溝が設けられたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の液状材料塗布方法。
  4. 前記支持部材は、前記液状材料が塗布される少なくともその箇所については前記支持部材と前記ブレードとの間の前記段差が面取りされたものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の液状材料塗布方法。
  5. 前記支持部材は、少なくとも前記液状材料が塗布される箇所の表面の十点平均粗さが、前記筐体の前記液状材料が接触する部位の表面の十点平均粗さに対して高いことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の液状材料塗布方法。
  6. 表面が移動する現像剤保持体表面の移動方向に交差する方向に沿って接触し該現像剤保持体表面の現像剤を除去するブレードと、除去した現像剤を収容する現像剤収容部を備えた筐体に対して該ブレードを支持した状態で装着され、該筐体に装着された状態で該ブレードを支持する部位は該筐体に対向する面の反対側の面に配置される支持部材とに対して液状で塗布されて凝固することで該筐体と該ブレードおよび該支持部材との隙間をシールする液状材料をノズルから吐出させながらノズルを前記ブレードおよび前記支持部材に対して相対的に移動させることで該液状材料を塗布する液状材料塗布方法において、
    前記ブレードを支持した状態の支持部材が前記筐体に取り付けられたときに前記現像剤収容部の、該ブレードの長手方向における第1の端部側に位置する第1の縁よりも外側の領域に対向する第1の領域に対して、ブレード前記現像剤保持体と接する部位から、該ブレードの該筐体に対向する面と該支持部材の該筐体に対応する面との間に生じる段差がある部位を経由して該ブレードの該支持部材に支持される部位に向けて前記ノズルを相対的に移動させることで該液状材料を塗布する第1塗布過程と、
    前記ブレードを支持した状態の支持部材が前記筐体に取り付けられたときに前記現像剤収容部の、該ブレードの第1の端部とは逆側の第2の端部側に位置する第2の縁よりも外側の領域に対向する第2の領域に対して、ブレード前記現像剤保持体と接する部位から、該ブレードの該筐体に対向する面と該支持部材の該筐体に対応する面との間に生じる段差がある部位を経由して該ブレードの該支持部材に支持される部位に向けて前記ノズルを相対的に移動させることで該液状材料を塗布する第2塗布過程と、
    前記第1塗布過程、および、前記第2塗布過程で塗布した液状材料が凝固したあとに、前記支持部材を前記筐体に対して装着するブレード装着過程と、
    を有することを特徴とする液状材料塗布方法。
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