JP4621431B2 - 組立棚及び組立棚用固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組立棚及び組立棚に使用する組立棚用固定装置に関するものである。
従来、水耕栽培等を行うために使用する組立棚としては、例えば図16に示したものが存在する。
この組立棚100は、支柱101と、この支柱101に対して略垂直方向に延設され、この支柱101の上端部分同士を接続する上端枠102とを備え、これらの部材は接続部材102aを介して接続されている。さらに、上端枠102より若干下方には、上端枠102と同様、この支柱101に対して略垂直方向に延設されるとともに、支柱101の外側面にビス止めされることで支柱101同士を接続するビニペット103が備えられている。ビニペット103は、略四角柱の形状の形成され、その側面のうち、支柱101と接触しない方、すなわち外側面には、スプリング104を嵌着させるためのスプリング嵌着部103aが凹設されている。そして、上端枠102の間に位置する水耕栽培用シート105を弛ませた状態で、上端枠102及び支柱101の外側面及びビニペット103を覆うように水耕栽培用シート105を配設し、水耕栽培用シート105の端部付近をスプリング嵌着部103aの中に入れ、その状態でスプリング嵌着部103aにスプリング104を嵌着させることにより、水耕栽培用シート105を組立棚100に固定する。
しかしながら、組立棚100を用いた場合、水耕栽培用シート105は、支柱101の外側面を覆う状態で配置されるため、この外側面を覆う状態で配置するためには、水耕栽培用シート105は必ず支柱101の上端も覆うように設置する必要がある。したがって、組立棚100の上端部にだけ水耕栽培用シート105が配置され、複数段にわたって水耕栽培用シート105を配置することができず、スペースを有効活用することが出来ない。
このような課題を解決する構造としては、例えば、図17、図18に示すように、横部材113を支柱101の内側面側に配置し、この横部材113を取付部材106を用いて支柱101に取り付けるものが存在する(特許文献1)。
この構造は、横部材113を支柱101に取り付けるために、取付部材106と、溝部107と、バネ材108とを備えている。取付部材106は、平面視において略U字型を成しており、この取付部材106の両端部近傍には、横部材113を嵌着すべく、上方に向けて開口し、かつ、上下方向に延びるように形成された溝部107が、夫々形成されている。図17〜図19に図示するように、バネ材108は、端部が交差する閉ループ状になるように湾曲された本体部108aと、それらの両端の余長部を所定長さだけ下方に延びるように形成した圧入部108bとを備えている。
そして、取付部材106の中央部分106a(U字の下端に位置する部分)を支柱101の外側面に接触させるとともに、取付部材106の両端部106b、106bが支柱101よりも組立棚100の内部に配置されるように、取付部材106を支柱101に配置し、支柱101の溝部107に横部材113を挿入し、この横部材113と支柱101との間に形成された隙間109に、バネ材108の本体部108aを楕円状に変形させた状態で圧入部108bを挿入し、この本体部108aの復元力を利用して横部材113を溝部107の内側面107aに押し付け、これに伴い取付部材106の中央部が支柱101の外側面に押し付けられることにより、取付部材106は支柱101に対し固定され、横部材113は取付部材106に固定される。すなわち、バネ材108を用いて、取付部材106及び横部材113を支柱101に対し固定している。
このような構造を採れば、溝部107の内側面107aと横部材113との間に前記水耕栽培用シート105を挟み込ませ、取付部材106とバネ材108との間、すなわち、取付部材106の端部106bの上面を水耕栽培用シート105で覆った状態で水耕栽培用シート105を配置することにより、支柱101の外側を覆うことなく水耕栽培用シート105を配置することが出来る。したがって、水耕栽培用シート105を支柱101の上端面に配置する必要はなく、この取付部材106及び溝部107を高さを違えて複数個支柱101に設置することにより、水耕栽培用シート105を複数段に亘って設置することが可能となる。
特許3234561号公報
前記の構造を採った場合、支柱101と取付部材106との固定は、取付部材106の中央部分106aが支柱101の外側面に押し付けられる、すなわち一方向からの押し付けから発生する摩擦力によってのみ行われているため、取付部材106と支柱101との固定力が不足する場合があり、それに伴い取付部材106と横部材113との固定力も不足し、取付部材106と横部材113との固定力をさらに強化することが求められていた。
そこで本発明は、横部材を支柱の側面に固定するための組立棚用固定装置において、より固定力を強化したものを提供することを目的とするとともに、この組立棚用固定装置を用いた組立棚を提供することで、横部材と支柱との固定力をより強化した状態で、横部材を支柱の側面に固定した組立棚を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、支柱に対し略垂直をなす角度に延びるように取り付けられる横部材を、前記支柱に固定するための組立棚用固定装置であって、前記横部材を前記支柱の側面に取り付けるための取付部材と、前記横部材を前記支柱に固定するため、前記横部材とともに前記支柱を挟み込む固定部材とを有し、前記取付部材は、前記支柱に取り付けられたとき、中央部分が前記支柱の略半周を囲むとともに両端部分が前記支柱に対して突出する形状に形成され、前記両端部分に前記横部材を前記支柱の側面に取り付けるための横部材取付部が形成されるとともに、前記中央部分に前記固定部材を締着するための固定部材締着部が形成され、当該固定部材及び固定部材締着部は、前記固定部材が前記固定部材締着部に締着された状態で、前記固定部材の先端が前記支柱の側面に押し当たるように形成されており、前記横部材取付部は、上方が開口した状態で高さ方向に沿って形成された溝部であり、その溝部における取付部材端部側周縁部が前記固定部材による押し当てにより前記横部材に圧接することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載の組立棚用固定装置において、前記固定部材締着部は、雌ねじ孔であり、かつ、前記固定部材は、前記雌ねじ孔に螺入されて先端が前記支柱の側面に当接することにより、前記横部材とともに前記支柱を挟み込むおねじ部材であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の組立棚用固定装置において、前記取付部材には、前記支柱の側面の一部に圧接することにより、前記取付部材を前記支柱に仮止めするための仮止部が形成されたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の組立棚用固定装置を用いた組立棚であって、前記取付部材の横部材取付部に前記横部材が取り付けられるとともに前記取付部材の固定部材締着部に前記固定部材が締着することによって前記固定部材と前記横部材とで前記支柱を挟み込むことにより、前記横部材が前記支柱に対して固定されたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の組立棚であって、前記横部材と前記支柱の側面との間にシート材が挟持されることにより、当該シート材が前記支柱に対し固定された
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の組立棚において、前記横部材の上端に横枠を構成するための枠材が載せられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明の構成を採れば、前記取付部材で前記横部材が支柱の側面に取りつけられた状態で、前記取付部材に前記固定部材が締着することにより、前記横部材と前記固定部材とで前記支柱を挟み込んで前記横部材を前記支柱に固定することが可能となる。すなわち、横部材と支柱との固定は、従来のように一方向からの押し付けのみで行われるものではなく、挟み込みによって発生する対向する二方向からの押し付けによって行われる。したがって、前記横部材と支柱との固定力を向上させることが可能となる。また、前記横部材取付部は、上方が開口した溝部であるので、前記横部材を前記取付部に取り付ける作業をより簡単に行うことが可能となる。
請求項記載の発明の方法を採れば、前記固定部材取付部は雌ねじ孔であり、かつ、前記固定部材は前記雌ねじ孔に取り付けられる雄ねじ部材であるため、前記固定部材取付部及び前記固定部材の構成を簡素化することが可能となる。
請求項記載の発明の方法を採ると、前記取付部材を前記支柱に仮止めするための仮止め部が形成されているため、前記取付部材を前記支柱に取り付ける際、位置ずれを起こすことを阻止できるため、前記取付部材の取付作業を容易に行うことが可能となる。
請求項記載の発明の構成を採ると、横部材と支柱との固定は、前記固定部材と前記横部材とで前記支柱を挟み込むことにより行われる。すなわち、前述のとおり、横部材と支柱との固定は、挟み込みによる対向する二方向からの押し付けによって行われるため、前記横部材と支柱との固定力を向上させることが可能となる。
請求項記載の発明の構成を採ると、前記横部材と前記支柱の側面との間にシート材が挟持されているため、前記シートと前記支柱との固定は、前記挟み込みによって発生する力によって行われる。したがって、前記シートと前記支柱との固定力を向上させることが可能となる。
請求項記載の発明の構成を採ると、前記横部材の上端に横枠を構成するための枠材が載せられているため、例えば、この枠材にプランタを載せたりする等、より多様な用途に使用することが可能となる。
第一実施形態(図1〜図4参照)
この組立棚1は、水耕栽培を行うためのものであって、図1、図2に図示するとおり、支柱10と、この支柱10に取り付けられる横板20(横部材)と、横板20を支柱10に取り付けるための取付部材30と、横板20及び取付部材30を支柱10に固定するためのボルト40(固定部材)と、横板20及び取付部材30を介して支柱10に取り付けられるビニルシート50とを備えている。
支柱10は、中実又は中空状の円柱であって、その下端部には、この支柱10を支えるためのベース部材11が取り付けられている。
横板20は、略L字断面の柱状に形成されており、下板21と、下板21と略垂直をなす角度に取り付けられる上板22とを備えている。
取付部材30は、図2、図3に図示するとおり、平面視において略U字型の形状をなしている。取付部材30の中央部分31は、支柱10の側面を囲むべく、その内周が支柱10の径よりも若干大きめの半円状に形成されるとともに、ボルト40を締着させるための雌ねじ孔33が形成されている。雌ねじ孔33が形成されている高さは、略中心となる位置より、若干上方にずれている(図1、図3参照)。両端部32、32は、中央部分31の内周に支柱10を位置させることを容易にすべく、端部32同士の間隔が支柱10の径よりも大きくなるように設定されている。さらに、端部32の近傍には、上端が開口されるとともに高さ方向に沿って延びている溝部34が夫々形成されている。
次に、各々の部材の関係について図1、図2を用いて説明する。
この組立棚1は、偶数本の支柱10が二列に並ぶように配置されている。各々の支柱10には、複数(本実施形態では二個)の取付部材30が高さを違えて取り付けられており、これらの取付部材30の端部32は、向かい合う支柱10に向けた方向、すなわち組立棚1の内側に向けて配置されている。また、各々の列に配置された支柱10同士は、同じ高さに配置された取付部材30同士を接続するように配置された横板20により、接続されている。この横板20は、下板21が取付部材30の溝部34に嵌め込まれることにより、支柱10の側面に配置されるとともに、上板22の先端が、組立棚1の内側を向く状態で配置されている。
さらに、下板21の外側には、ビニルシート50の端部が配置されており、下板21とビニルシート50とは、接着剤等で仮止めされている。
取付部材30には、前述の通り横板20が配置されるとともに、雌ねじ孔33(固定部材定着部)にボルト40が締着されている。このボルト40は、この締着によって先端が支柱10の外側面に押し当たっており、この押し当てによって、取付部材30を支柱10の外側方向に引っ張っている。そして、この引っ張りにより、溝部34の端部側の周縁部34aが横板20に圧接し、この圧接により横板20及びビニルシート50が支柱10の側面に押し付けられる。
すなわち、ボルト40の先端と横板20とで支柱10を挟み込むことで、横板20を支柱10に固定するとともに、横板20と支柱10とでビニルシート50を挟みこむことで、ビニルシート50の端部を支柱10に固定している。
この場合、横板20と支柱10とでビニルシート50を直接的に挟み込むことによって、ビニルシート50の端部を支柱10に固定してもよいが、図1、図2に示すように、平板等の挟着補助部材29を介して挟みこむようにする、つまり、ビニルシート50の外側に挟着補助部材29を配した状態でこれらを横板20と支柱10とで挟みこむようにしてもよい。
ビニルシート50は、中央部分を弛ませた状態で列間に配置され、その両端部は、同じ高さに位置する横板20の下板21に仮止めされており、前述のとおり、この横板20が支柱10に圧接されることにより、ビニルシート50も支柱10に対し固定されている。
この組立棚1を組み立ては、まず、取付部材30の雌ねじ孔33にボルト40を取り付け、次に、この状態の取付部材30を支柱10に取り付け、さらに、取付部材30溝部34に予めビニルシート50の端部が仮止めされた横板20の下板21を嵌め込み、最後に、ボルト40を締め付け、このボルト40の先端と横板20とで支柱10を挟み込むことにより行う。
以上の構成を採れば、横板20とボルト40の先端とで支柱10を挟み込むことで、横板20を支柱10に固定することが可能となる。すなわち、横板20と支柱10との固定は、従来のように、一方向からの押し付けのみで行われるものではなく、挟み込みによって発生する対向する二方向からの押し付けによって行われる。したがって、横板20と支柱10との固定力を向上させることが可能となる。
さらに、ビニルシート50の端部は、横板20の下板21と支柱10との間に挟み込まれているため、前述の横板20と支柱10との固定を利用して、ビニルシート50を支柱10に対し固定することが出来る。したがって、ビニルシート50と支柱10との固定力も向上させることが可能となる。
また、支柱10を挟み込むためのものとしてボルト40を使用しているため、簡単な構成で前記挟み込みを行うことが可能となる。
なお、支柱10は必ずしも、円柱でなくてもよく、例えば、四角柱等であってもよい。かかる場合、取付部材30の中央部分31は、平面視において略半円状に形成する代わりにコの字形状に形成されている。すなわち、取付部材30の中央部分31は、支柱10の半分以上の側面を囲む状態に形成されていればよい。
また、雌ねじ孔33が形成されている高さは、略中心となる位置に形成されていてもよいが、本実施形態のように、中心となる高さより上方向にずれている方が、固定力を強化する上では好ましい。すなわち、前述のように、中心となる高さより上方向にずれている場合には、図4に示すとおり、ボルト40を締め付けることにより取付部材30の中央部分31の下端部31aを支柱10の側面に当接させることができるため、横板20と支柱10との固定は、横板20とボルト40による挟み込みだけでなく、中央部分31の下端31aと横板20との挟み込みによっても行うことができ、横板20と支柱10との固定力を強化することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の具体的構成は前記実施形態に限定されず、特許請求の範囲内で種々変更可能である。以下、他の実施形態について例示する。なお、以下に記載した実施形態において、前記実施形態と同構成のものについては、同一符号を付するのみとし、その詳細な説明は省略する。
第二実施形態(図5、図6参照)
本実施形態の取付部材30は、取付部材30の端部32に当接部35が形成されている。当接部35は、溝部34の端部側の周縁部34aと同一面をなし、かつ、取付部材30の内周側に向く方向と反対方向(図6において、上側に配置される当接部35は上方、下側に配置される当接部35が下方)に延びるように形成されている。
溝部34の基端側の周縁部34bには溝部36が形成されている。溝部36は、この周縁部34bを起点とし、取付部材30の中央部分31に向けて延びるように形成され、この溝部36の上方には仮止部37が形成されている。仮止部37は、支柱10に巻きつくべく、取付部材30の内周側に若干折り曲げられている。
かかる構成を採ると、横板20の下板21が、取付部材30に対して圧接する際、端部側の周縁部34aだけでなく、当接部35にも圧接することになる。従って、下板21と取付部材30との接触面積を大きくすることができるため、これらの部材の接触部分がぐらついたりすることを阻止することができ、より確実な固定状態を確保することが可能となる。
さらに、取付部材30を支柱10に対し仮止めするための仮止部37が形成されているため、この取付部材30を支柱10に取り付けたとき、仮止部37で取付部材30がずり落ちるのを阻止することができるため、取付部材30を配置するための位置合わせを行う作業が容易となる。したがって、取付部材30の取付作業を容易に行うことが可能となる。
第三実施形態(図7〜図9参照)
本実施形態は、図7に示すように、プランタ70を載せるための組立棚1である。
この組立棚1は、図示していないが、略直方体の形状を成しており、その四隅に位置する箇所には各々支柱10が配置されている。
この組立棚1は、図8、図9に示すように、横板20の上に、横枠をなす横枠材60が載せられており、この横枠材60が隣り合う支柱10同士を接続している。
取付部材30は、端部32、32が、横枠材60と略45度をなす状態、かつ、組立棚1の内部に向くように配置されている。
横板20は、第一及び第二実施形態と同様、略L字型断面の柱形状に形成されているが、前述の実施形態と異なり、この横板20は、隣り合う支柱10同士を接続していない。また、この横板20は、横枠材60が延びる方向と略45度をなす状態で支柱10の側面に接触しており、この横板20の上板22には雌ねじ孔23が形成されている。そして、この雌ねじ孔23には、横板20と横枠材60とを固定するボルト25が螺入されている。
横枠材60は、木材、プラスチック材等で略四角柱の形状に形成され、その端部は、略45度をなす角度でカットされるとともに、そのカットされた端部には、支柱10の径より若干大きい径の半円状の形状を有する切欠61が形成されている。そして、切欠61同士が合わさる状態で横枠材60の端部同士が合わせられることにより、切欠61から支柱10が突出し、この状態で、横枠材60の端部が、横板20の雌ねじ孔23に螺入されたボルト25により各々固定されることにより、横板20と横枠材60とがねじ固定されている。なお、ボルト25の代わりに木ねじやビス等を用いて横板20と横枠材60とを固定してもよい。
この組立棚1を使用する際には、図7に示すとおり、横板20及び取付部材30を用いて横枠材60を複数段にわたって配置し、この横枠材60の上にプランタ70の上端を載せることにより、プランタ70を複数段にわたって配置する。
なお、図7において図示するように、温室効果をもたせるべく、組立棚1の全体を覆うように透光性及び保温性を有するビニルシート80を被せてもよい。
また、図示していないが、この横枠材60の上に天板等を載せることによって物置棚として使用してもよい。
以上の構成を採ると、この組立棚1は水耕栽培用として使用する他に、様々な用途に使用することができる。
しかも、横板20と支柱10との固定は、前述のとおり、横板20とボルト40の先端とで支柱10を挟み込むことで行われているため、横板20と支柱10との固定力を向上させることが可能となる。
第四実施形態(図10〜図12参照)
本実施形態は、第三実施形態から、横板20の形状及び横枠材60を配置する位置関係を変更したものである。なお、第三実施形態と共通する部分については、符号のみを付するものとし、詳細な説明は省略する。
本実施形態の横板20は、第三実施形態の横板20のように、略L字型の柱状に形成される代わりに、図10に示すとおり、略T字断面の柱状に形成されている。上板22は、下板21が配置されている箇所を基準として、下板21と略垂直方向に、かつ、両側に延びるように配置されており、その一方22aには、横板20の長さ方向と垂直をなす方向に切欠24が形成されている。
この切欠24は、略U字形状に形成され、その中央部分24aが支柱10よりも若干大きい径の半円状に形成されるとともに、端部24b同士の間隔も支柱10の径よりも若干大きい径となるように形成されている。そして、図11に示すように、切欠24の中央部分24aが支柱10の略半周を囲むように配置されている。
横枠材60の端部は、45度にカットしない状態とし、横枠材60の端部同士は、略垂直をなす状態で、横板20の上板22に配置されている。また、一方の横枠材60の端部には、支柱10を通すための挿通孔62が形成されている。そして、挿通孔62が形成された横枠材60は、切欠24の中央部分24aと挿通孔62との配置位置が対応するように、上板22の前記一方に位置する部分22a及び他方に位置する部分22bに跨るように配置され、他方の横枠材60は、上板22の前記他方に位置する部分22b上のみに位置するように配置される。さらに、各々の横枠材60は、横板20の雌ねじ孔23に配置されたボルト25により、横板20に固定されている。
なお、この横板20を用いて横枠材60を支柱10に固定する構造としては、上記の形態に限定されることはなく、例えば図12に図示した構成を採ってもよい。この構成は、二本の横枠材60の端部に略半円状の切欠61を形成し、これらの切欠61が横板20の切欠24の中央部分24aに対応するように、これらの横枠材60を、前記上板22の一方に位置する部分22a及び他方に位置する部分22bに跨るように配置する。さらに、別の横枠材60を、上板22の他方に位置する部分22bのみに配置するように配置する。
この構成を採ると、一つの横板20で、三個の横枠材60を支柱10に固定することが可能となる。
第五実施形態(図13〜図15参照)
図13に記載した横板20は三個の横枠材60を支柱10に固定するものである。この横板20の上板22は、略コノ字型に形成された本体部22aと、コノ字の後端から突出する形状に形成された突出部22bとを備えている。本体部22aには、四個の雌ねじ孔23が形成されるとともに、図において下方に位置する辺のうち左右方向の略中央部分には、図において上方に向けて凹む形状に凹部22cが形成されている。また、この凹部22cの底部22dから図において奥側に向けて伸びるように下板21が形成されている。さらに、突出部22bには、二箇所の雌ねじ孔23が形成されている。そして、凹部22cが形成されている位置に支柱10が形成され、これらの雌ねじ孔23にボルト25を挿入した状態で本体部22a上において二個の横枠材60が固定され、突出部22b上において一個の横枠材60が固定される。
この横板20を製造する手順としては、図14(a)〜図14(d)を用いて説明する。
まず、金属板等の板材の一部を切除することにより本体部22a及び突出部22bの外形を形成する(図14(a)参照)。次に、本体部22a及び突出部22bに孔を開けることにより雌ねじ孔23を形成する(図14(b)参照)。さらに、本体部22aのうち図において下方に位置する辺の二箇所に、図において上方に向けてスリット22eを入れる(図14(c)参照。)、最後に、スリット22e間に形成された舌部22fを、プレス機等で折り曲げ、下板21を形成する。
なお、前記工程を行う際、例えば金属板を切除する工程と雌ねじ孔23を形成する工程を同時に行う等のように複数の工程を同時に行ってもよい。また、横板20と横枠材60との固定をボルト25の代わりにビス等を用いる場合、雌ねじ孔23の代わりに、ねじきりを行わない挿通孔を形成してもよい。
横板20の構成において上記の構成を採ると、一枚の板材にスリット22eを入れて舌部22fを形成し、この舌部22fを折り曲げることにより下板21を形成することが出来るため、下板21と上板22とを溶接することにより横板20を形成する場合と比較して、製造効率を向上させることが可能となる。
なお、一枚の板材にスリットを入れて舌部22fを形成し、この舌部22fを折り曲げることにより下板21を形成することが可能な横板20の構造としては、図13、図14に記載したものに限定されるものではなく、例えば図15に記載したものが存在する。
図15に記載した横板20は、略垂直をなす方向に当接する二個の横枠材60を支柱10に固定するものである。
この横板20の上板22は、対角する二頂点が欠けた正方形の形状に形成され、四箇所に雌ねじ孔23が形成されている。そして、この欠けた部分の中央部分には、図13と同様に凹部22cが形成され、この凹部22cの底部22dには、下板21が図において奥側に向けて形成されている。
この横板20の下板21についても、図13に記載したものと同様、板材の二箇所にスリットを入れ、このスリットの間に形成された舌部を折り曲げることにより形成される。
本発明の第一実施形態にかかる組立棚の概略を示した正面図である。 本発明の第一実施形態にかかる組立棚の概略を示した平面図である。 本発明の第一実施形態にかかる組立棚に使用する取付部材の概略を示した斜視図である。 本発明の第一実施形態にかかる組立棚に使用する取付部材の取付状態を示した正面図である。 本発明の第二実施形態にかかる組立棚に使用する取付部材の概略を示した斜視図である。 本発明の第二実施形態にかかる組立棚に使用する取付部材の概略を示した平面図である。 本発明の第三実施形態にかかる組立棚の概略を示した正面図である。 本発明の第三実施形態にかかる組立棚のコーナ部分の概略を示した平面図である。 図8のAA断面図である。 本発明の第四実施形態にかかる組立棚に使用する横板の概略を示した斜視図である。 本発明の第四実施形態にかかる組立棚のコーナ部分の概略を示した平面図である。 本発明の第四実施形態にかかる組立棚に使用する横板の他の使用例を示したものである。 本発明の第五実施形態にかかる組立棚に使用する横板の概略を示した平面図である。 本発明の第五実施形態にかかる組立棚に使用する横板の製造工程の概略を示した平面図及び右側面図である。 本発明の第五実施形態にかかる組立棚に使用する横板の他の形態を示したものである。 従来技術の組立棚の一例にかかる斜視図である。 従来技術の組立棚の他の例にかかる斜視図である。 従来技術の組立棚の他の例のうち、横部材と支柱との接続部分を示した斜視図である。 従来技術の組立棚の他の例のうち、横部材と支柱との接続状態を保持するためのバネ材を示した平面図である。
1 組立棚
10 支柱
20 横板(横部材)
30 取付部材
31 中央部分
32 端部
33 雌ねじ孔(固定部材締着部)
34 溝部(横部材取付部)
37 仮止部
40 ボルト(固定部材)
50 ビニルシート
60 横枠材(枠材)

Claims (6)

  1. 支柱に対し略垂直をなす角度に延びるように取り付けられる横部材を、前記支柱に固定するための組立棚用固定装置であって、
    前記横部材を前記支柱の側面に取り付けるための取付部材と、
    前記横部材を前記支柱に固定するため、前記横部材とともに前記支柱を挟み込む固定部材とを有し、
    前記取付部材は、前記支柱に取り付けられたとき、中央部分が前記支柱の略半周を囲むとともに両端部分が前記支柱に対して突出する形状に形成され、
    前記両端部分に前記横部材を前記支柱の側面に取り付けるための横部材取付部が形成されるとともに、
    前記中央部分に前記固定部材を締着するための固定部材締着部が形成され、
    当該固定部材及び固定部材締着部は、前記固定部材が前記固定部材締着部に締着された状態で、前記固定部材の先端が前記支柱の側面に押し当たるように形成されており、前記横部材取付部は、上方が開口した状態で高さ方向に沿って形成された溝部であり、その溝部における取付部材端部側周縁部が前記固定部材による押し当てにより前記横部材に圧接することを特徴とする組立棚用固定装置。
  2. 請求項記載の組立棚用固定装置において、
    前記固定部材締着部は、雌ねじ孔であり、かつ、前記固定部材は、前記雌ねじ孔に螺入されて先端が前記支柱の側面に当接することにより、前記横部材とともに前記支柱を挟み込むおねじ部材であることを特徴とする組立棚用固定装置。
  3. 請求項1または2に記載の組立棚用固定装置において、
    前記取付部材には、前記支柱の側面の一部に圧接することにより、前記取付部材を前記支柱に仮止めするための仮止部が形成されたことを特徴とする組立棚用固定装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の組立棚用固定装置を用いた組立棚であって、
    前記取付部材の横部材取付部に前記横部材が取り付けられるとともに前記取付部材の固定部材締着部に前記固定部材が締着することによって前記固定部材と前記横部材とで前記支柱を挟み込むことにより、前記横部材が前記支柱に対して固定されたことを特徴とする組立棚。
  5. 請求項記載の組立棚であって、
    前記横部材と前記支柱の側面との間にシート材が挟持されることにより、当該シート材が前記支柱に対し固定されたことを特徴とする組立棚。
  6. 請求項記載の組立棚において、
    前記横部材の上端に横枠を構成するための枠材が載せられていることを特徴とする組立棚。
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