JP2005143686A - 組立式ラックの棚板取付構造 - Google Patents

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敏 中島
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利幸 吉田
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Abstract

【課題】 特別な工具を用いることなく簡単に棚板を支柱に取り付けることができる組立式ラックの棚板取付構造を提供する。
【解決手段】 フレーム(23)の上に載置可能な棚板(9)と、フレームに取付可能な支柱群(7)と、を備える組立式ラック(1)の棚板取付構造において、当該棚板を、当該フレームの支柱取付部(5)の各々又は当該フレームに、取り外し自在に取り付けるための棚板取付具群(11)を、備え、当該棚板取付具の各々が、当該棚板を保持可能に構成した板受け部(51)と、当該板受け部に対して弾性変形可能な係止板部(75)と、当該係止板部の下端に設けた当該支柱取付部の下端又は当該フレームの下端に係止可能な係止爪(79)と、を備えている。板受け部が棚板角部を保持させるとともに、係止爪が支柱取付部下端等に係止させるだけで棚板の取付が完了する。取付には、特別の工具を必要としない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、棚板を含む複数の部材を組み立てることにより完成する組立式ラックにおいて、その棚板を取り付けるための取付構造に関するものである。
これまで知られている組立式ラックとして、特許文献1が示すものがある。この従来の組立式ラックは、複数本のアングル支柱と複数の矩形の棚板を備えている。各矩形棚板は、その角部の各々が三角形に面取りされていて、その面取りした部分に配した棚受け具を介してアングル支柱に取り付けられるようになっている。具体的には、棚受け具は、面取りされた三角形とほぼ同じ形状である直角二等辺三角形に形成してある。さらに厚み方向に貫通する三角孔の中に受け入れたアングル支柱を三角孔の空間にロック部材を嵌め込むことにより固定する一方、二等辺三角形の斜辺に該当する端面を、面取りした棚板の端面に押し当て同じく直角を挟む2辺に該当する端面の外から棚板端面に挿入したネジにより固定するように構成してある。
特開平8−228846号(段落0024〜0027、図8参照)
しかしながら、上記した従来の組立式ラックには、アングル支柱に固定した棚受け具を棚板にネジ固定することになるが、ネジ固定は、たとえば、ドライバーのような特別の工具を必要とするしワンタッチで簡単に行うことのできない作業であることが、まず問題となる。さらに、ネジ固定であるためにアングル支柱や棚板の歪みに順応しづらいという問題がある。すなわち、湿度や温度の変化、または加えられた外力により棚板が変形する場合が考えられる。その材質や形状等にもよるが、ネジ固定された棚板は棚受け具に対して身動きすることができないため、歪んだ場合に歪みにより生ずる応力がネジの挿入部分に集中して割れやヒビの原因となる場合もある。本発明が解決しようとする課題は、上記した2つの問題点を解消することにある。すなわち、組立式ラックにおいて、特別な工具を用いることなく簡単に棚板を支柱に取り付けることができるとともに、棚板が多少歪んだとしてもその歪みを吸収して棚板や支柱に無理がかからないような棚板の取付構造を提供することが、本発明の目的である。
上記した目的を達成するために本発明は、棚板取付具によって特別の工具を使用することなく棚板の取付を可能に、さらに、この棚板取付具の構造とフレーム上に載置した棚板角部の構造との組み合わせにより棚板の歪みを可及的に吸収できるように構成してある。その詳しい構成については、項を改めて説明する。なお、何れかの請求項記載の発明を説明するに当たって行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項記載の発明にも適用されるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る組立式ラックの棚板取付構造(以下、適宜「請求項1の取付構造」という)は、少なくとも1個の多角形フレームと、当該フレームの角部の各々に設けた支柱取付部群と、当該支柱取付部の各々に取り外し可能に取り付けた支柱群と、当該フレームの上に載置可能な少なくとも1枚の多角形棚板と、を備えている。多段式のラックとする場合は、段数に応じたフレーム数となる。たとえば、3段式のラックならフレームが3個となる。フレームは四角形が一般的であるが、三角形でもよいし五角形や六角形などでもよい。また、フレームの各辺を構成するフレーム辺は、たとえば、デザインや構造上に理由から必ずしも直線である必要はなく曲線であっても曲線を含んでいてもよい。棚板の形状は、フレームの形状に合わせた形状になっている。すなわち、フレームが四角形ならば棚板も四角形、前者が三角形ならば後者も三角形になる。上記取付構造は、当該棚板を、当該支柱取付部の各々又は当該フレームに、取り外し自在に取り付けるための棚板取付具群を、備えている。そして、当該棚板取付具の各々が、当該棚板を保持可能に構成した板受け部と、当該板受け部に対して弾性変形可能な係止板部と、当該係止板部の下端に設けた当該支柱取付部の下端又は当該フレームの下端に係止可能な係止爪と、を備えている。
請求項1の取付構造によれば、棚板がそれを載置したフレームにより下方から支持され、フレームは各支柱取付部に取り付けた各支柱により支持される。棚板の各支柱取付部への取付は、棚板取付具の各々によって行われる。具体的には、棚板取付具の板受け部が、棚板を保持する一方、同じく係止板部の係止爪が支柱取付部下端又はフレーム辺下端に係止することにより取り付けが行われる。係止板部の係止は、係止板部が板受け部に対して弾性変形することと、下端に設けた係止爪の働きにより行われる。すなわち、まず係止板部を支柱取付部又はフレーム辺から離れる方向に弾性変形させこれらに邪魔されないようにして係止爪を下降させ、これらの下端に達したときに係止板部を弾性復帰させこれにより係止爪を係止させる。取付作業は、作業者の手のみでワンタッチに行うことができ、特別の工具を必要としない。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る組立式ラックの棚板取付構造(以下、適宜「請求項2の取付構造」という)は、少なくとも1個の多角形フレームと、当該フレームの角部の各々に設けた支柱取付部群と、当該支柱取付部の各々に取り外し可能に取り付けた支柱群と、当該フレームの上に載置可能な少なくとも1枚の多角形棚板と、を備えている。上記取付構造は、当該棚板を、当該支柱取付部の各々又は当該フレームに、取り外し自在に取り付けるための棚板取付具群を、備えている。そして、当該棚板取付具の各々は、当該棚板の厚み寸法よりも厚い高さ寸法を有する板受け部を備えている。当該板受け部は、当該支柱取付部の外周面に沿った形状の取付部側端面と、当該支柱取付部から突き出るフレーム辺の各々に沿った形状の両フレーム側端面と、当該棚板側に位置する棚板側端面と、当該棚板側端面を入口とする挿入凹部と、当該挿入凹部の奥行きを画定する凹部底面と、当該凹部の側方を画定する両凹部側面と、を備えている。さらに、当該棚板の各角部が、その頂部及び両側端部を欠落(切欠や切除等のように後発的に欠落させることのほか、成形等のようなもともと欠落させた状態で製造することを含む)させることにより形成した角部端面及び両側部端面を備え、当該挿入凹部に挿入したときに当該角部端面と当該凹部底面との間に所定寸法の空間G1が、当該両側部端面と当該両凹部側面との間に所定寸法の空間G2が、それぞれ形成可能に構成してある。
請求項2の取付構造によれば、棚板がそれを載置したフレームにより下方から支持され、フレームは各支柱取付部に取り付けた各支柱により支持される。棚板の各支柱取付部又はフレームへの取付は、棚板取付具の各々によって行われる。取付作業は、作業者の手のみでワンタッチに行うことができ、特別の工具を必要としない。取付が完了すると、棚板の角部端面と板受け部との間に空間G1,G2が形成され、これらの空間G1,G2が、少なくとも棚板の長さ方向(水平方向)の歪み、たとえば、温度上昇に伴う膨張による歪みを吸収して、棚板やフレーム等に応力が集中することを有効に抑制する。したがって、応力が集中したなら生じたであろう棚板の割れやフレームの歪み等が可及的に防止され、その限りにおいて組立式ラックの美観の保持と長期使用を可能にする。なお、棚板の取り外しは、上記手順と逆のことを行えばよい。やはり特別な工具は不要である。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る組立式ラックの棚板取付構造(以下、適宜「請求項3の取付構造」という)は、請求項2の取付構造において、前記板受け部が、さらに前記挿入凹部の上方を画定する凹部上面及び前記挿入凹部の下方を画定する凹部下面を備えている場合に、当該凹部上面及び/又は凹部下面には、前記角部の挿入方向と略一致する方向に延びるリブを形成するとともに、当該リブが前記挿入凹部に挿入した前記棚板の角部の上面及び/又は下面と当接して当該上面及び/又は当該下面との間に所定寸法の空間G3を形成可能に構成することができる。すなわち、凹部上面にのみリブを形成した場合は角部上面側にのみ空間G3が形成され、凹部下面にのみリブを形成した場合は角部下面側にのみ空間G3が形成される。さらに、凹部上面及び凹部下面の双方にリブを形成した場合は、角部上面側及び角部下面側の双方に空間G3が形成される。
請求項3の取付構造によれば、請求項2の取付構造の作用効果に加え、空間G3の働きにより棚板の厚み方向の歪み等を有効に吸収する。したがって、厚み方向の歪みによる棚板やフレーム等への応力集中をより有効に抑制する。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る組立式ラックの棚板取付構造(以下、適宜「請求項4の取付構造」という)は、請求項1乃至3何れかの取付構造において、前記支柱を挿入可能な挿入孔を有し、かつ、当該挿入孔の幅寸法が長さ方向に渡って漸減する(少しずつ小さくなる)筒体を含むものにより構成することができる。
請求項4の取付構造によれば、請求項1乃至3何れかの取付構造の作用効果に加え、筒体に挿入した支柱を、幅寸法の漸減による楔効果により直接的又は間接的に取り付けることができる。複雑な構造ではないため、取り付け取り外しを簡単に行うことができる。
(請求項5記載の発明の特徴)
請求項5記載の発明に係る組立式ラックの棚板取付構造(以下、適宜「請求項5の取付構造」という)は、少なくとも1個の多角形フレームと、当該フレームの角部の各々に設けた中空状の支柱取付部群と、当該支柱取付部の各々に抜き取り可能に挿入固定した支柱群と、当該フレームの上に載置可能な少なくとも1枚の多角形棚板と、を備えている。上記取付構造は、当該棚板を、当該支柱取付部の各々又は当該フレームに、取り外し自在に取り付けるための棚板取付具群を備えている。当該棚板取付具の各々は、当該棚板の厚み寸法よりも厚い高さ寸法を有する板受け部と、当該板受け部の下端面から垂下するとともに当該板受け部に対して弾性変形可能な係止板部と、を備え、当該板受け部は、当該支柱取付部の外周面に沿った形状の取付部側端面と、当該支柱取付部から突き出るフレーム辺の各々に沿った形状の両フレーム側端面と、当該棚板側に位置する棚板側端面と、当該棚板側端面を入口とする挿入凹部と、当該挿入凹部の奥行きを画定する凹部底面と、当該凹部の側方を画定する両凹部側面と、を備えている。さらに、当該係止板部は、当該支柱取付部下端又は当該フレーム辺の少なくとも一方の下端に係止可能な係止爪を下端に備え、当該棚板の各角部は、その頂部及び両側端部を欠落させる(切欠や切除等のように後発的に欠落させることのほか、成形等のようなもともと欠落させた状態で製造することを含む)ことにより形成した角部端面及び両側部端面を備え、当該挿入凹部に挿入したときに当該角部端面と当該凹部底面との間に所定寸法の空間G1が、当該両側部端面と当該両凹部側面との間に所定寸法の空間G2が、それぞれ形成可能に構成してある。
請求項5の取付構造によれば、棚板がそれを載置したフレームにより下方から支持され、フレームは各支柱取付部に挿入した各支柱により支持される。棚板と各支柱取付部との取付は、棚板取付具の各々によって行われる。具体的には、棚板取付具の板受け部が、その挿入凹部の中に棚板角部の挿入を受け入れる一方、同じく係止板部の係止爪が支柱取付部下端又はフレーム辺下端に係止することにより取付が行われる。係止板部の係止は、係止板部が板受け部に対して弾性変形することと、下端に設けた係止爪の働きにより行われる。すなわち、まず係止板部を支柱取付部又はフレーム辺から離れる方向に弾性変形させこれらに邪魔されないようにして係止爪を下降させ、これらの下端に達したときに係止板部を弾性復帰させこれにより係止爪を係止させる。取付作業は、作業者の手のみでワンタッチに行うことができ、特別の工具を必要としない。取付が完了すると、棚板の角部端面と板受け部との間に空間G1,G2が形成され、これらの空間G1,G2が、少なくとも棚板の長さ方向(水平方向)の歪み、たとえば、温度上昇に伴う膨張による歪みを吸収して、棚板やフレーム等に応力が集中することを有効に抑制する。したがって、応力が集中したなら生じたであろう棚板の割れやフレームの歪み等が可及的に防止され、その限りにおいて組立式ラックの美観の保持と長期使用を可能にする。なお、棚板の取り外しは、上記手順と逆のことを行えばよい。やはり特別な工具は不要である。
(請求項6記載の発明の特徴)
請求項6記載の発明に係る組立式ラックの棚板取付構造(以下、適宜「請求項6の取付構造」という)は、請求項5の取付構造において、前記板受け部が、前記挿入凹部の上方を画定する凹部上面及び前記挿入凹部の下方を画定する凹部下面を、さらに備え、当該凹部上面及び/又は凹部下面には、前記角部の挿入方向と略一致する方向に延びるリブを形成してあり、当該リブが前記挿入凹部に挿入した前記棚板の角部の上面及び/又は下面と当接して当該上面及び/又は当該下面との間に所定寸法の空間G3を形成可能に構成することができる。すなわち、凹部上面にのみリブを形成した場合は角部上面側にのみ空間G3が形成され、凹部下面にのみリブを形成した場合は角部下面側にのみ空間G3が形成される。さらに、凹部上面及び凹部下面の双方にリブを形成した場合は、角部上面側及び角部下面側の双方に空間G3が形成される。
請求項6の取付構造によれば、請求項5の取付構造の作用効果に加え、棚板角部の支持がリブを介して行われる。この結果、角部と板受け部との間に空間G3が形成され、この空間G3が少なくとも棚板の厚み方向の歪みを吸収する。棚板の歪みは長さ方向と厚み方向の歪みにより合成されるねじれやたわみ等も含まれるので、前記した水平方向の空間G1,G2に加え、厚み方向の空間G3を加えることにより、棚板取付具の歪み吸収効果をより高めることができる。
(請求項7記載の発明の特徴)
請求項7記載の発明に係る組立式ラックの棚板取付構造(以下、適宜「請求項7の取付構造」という)は、請求項5又は6の取付構造であって、前記係止板部の前記支柱取付部側の面が、前記取付部側端面と連続させてあり、かつ、当該支柱取付部外周面に沿った形状に形成することができる。
請求項7の取付構造によれば、請求項5又は6の取付構造の作用効果に加え、支柱取付部側の面と挿入部側面とが連続的に支柱取付部外周面に沿った形状をなすことになる。したがって、棚板取付具と支柱取付部との間に構造的一体感、すなわち、まとまりを生じさせ、これが、組立式ラック全体の意匠に好影響を与える。
本発明によれば、組立式ラックにおいて、特別な工具を用いることなく簡単に棚板を支柱に取り付けることができるとともに、棚板が多少歪んだとしてもその歪みを吸収して棚板や支柱に無理がかからないような棚板の取付構造を提供することができる。
各図を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、組立式ラックの全体斜視図である。図2及び3は、棚板取付構造を示す部分拡大図である。図4は、棚板取付構造を示す平面図及び縦断面図である。図5は、フレームの平面図及びフレームの縦断面図である。図6及び7は、棚板取付具の詳細図である。図8は、第1変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。図9は、第2変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。図10及び11は、第3変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。図12は、第4変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。
(組立式ラックの概略構造)
図1に示すように、組立式ラック1は、多角形状のフレーム3,・・と、各フレーム3の各角部に設けた中空状の支柱取付部5,・・と、支柱取付部5の各々に抜き取り可能に挿入固定した複数本の支柱7,・・と、各フレーム3の上に載置可能な多角形状の棚板9,・・と、から概ね構成してある。組立式ラックは、複数のフレームを有する多段式のものが一般的であるが、用途に応じてフレームを1個とする単段式のものもある。組立式ラックは、複数の部品を組み合わせることにより完成するものであるから、分解すれば完成時に比べてコンパクト化することができる。よって、運搬時や保管時等のように、使用しないときにたいへん便利である。組立式ラックは、主として物を載せて保管しておくためのものであるが、これ以外にも、たとえば、作業台として使用することができる。
(フレーム及び支柱の構造)
1乃至5を参照しながら説明する。フレーム3は、メインフレーム21と載置部25により構成してあり、平面視において全体を略長方形に形成してある。メインフレーム21は、4つのフレーム辺23,・・と、各角部に位置する4つの支柱取付部5,・・から構成してある。各フレーム辺23は、鉄板を板金加工して角柱状に形成したものであり、鉄製の各支柱取付部5との接続は溶接により行っている。支柱取付部5は、外径及び内径を僅かに先細りさせた鉄製パイプであって、内部に支柱7を挿入固定するための挿入孔31を有している。すなわち、挿入孔31の直径(幅寸法)は、図2の下から上に向かって少しずつ小さくなっている(漸減している)。これは、直径を小さくすることにより、支柱取付部5に支柱7を楔作用により固定するためである。具体的には、円柱状の固定部材(図示を省略)を被覆して支柱7の見かけ上の直径を拡大し、それを支柱取付部5の内周面に楔のように嵌まり込ませて固定する。載置部25は、各フレーム辺23の縦方向ほぼ中央(下端でもよい)からメインフレーム21の中心に向かって突き出す載置板27及び格子状に配した線材29,・・により構成してある。このように構成した載置部25の上に棚板9を載置すると、棚板9の四方を各メインフレーム21が囲んで位置ずれを生じさせないように各部材の寸法を設定してある。載置板27は、たとえば、各フレーム辺23の一部を板金加工により屈曲させて構成するか、各フレーム辺23の下端に溶接した細長い鉄板により構成することができる。線材29は、これを鉄線により構成してあり、その終端の各々は各載置板27の下端に溶接してある。なお、支柱7は、複数の鉄製短尺柱から構成してあり、一方の短尺柱と他方の短尺柱との連結は、前者の外周と後者の内周との間のネジ構造の締め付けにより行えるように構成してある。フレーム3や支柱7は、強度的に充分であり、かつ、加工に特段の不便がなければ、これらを鉄以外の金属により構成したり、その一部又は全部を合成樹脂等の素材により構成可能であることはいうまでもない。
(棚板取付具の構造)
図2乃至7に基づいて説明する。棚板取付具11は、合成樹脂を射出成形して構成してあり、板受け部51と係止板部75とにより構成してある。前者が棚板9に連結する部分であり、後者が支柱取付部5に連結する部分である。板受け部51は、平面視において、直角二等辺三角形の直角部分を切り取ったような形状を有している。この切り取った部分を含む端面、すなわち、取付部側端面53は、支柱取付部5の外周面33に沿った形状に形成してある。つまり、支柱取付部5の中心を中心とする円弧状に形成してある。これは、取付部側端面53を支柱取付部5の外周面33との間の僅かな空間を一定とすることにより、両者間に一体感を生じさせ意匠的な価値を高めるためである。また、取付部側端面53を挟む両端面、すなわち、フレーム側端面55,55は、支柱取付部5から突き出るフレーム辺23に沿って延ばし、これによりフレーム辺23,23との間に一体感を持たせてある。直角二等辺三角形の斜辺を含む端面は、棚板9に向かう面、すなわち、棚板側端面57は、これを平面に形成してあるが、機能上の問題がなければ曲面にするなどデザイン的な加工を施しても構わない。板受け部51の高さ寸法は、棚板9の厚み寸法よりも大きく設定してある。後述するように、棚板9の角部を挿入可能とする厚みを確保するためである。本実施形態では、棚板9の厚みを5mmに設定したのに対し、板受け部51の厚みを9.5mmに設定してある。
板受け部51の内部には、棚板側端面57を入り口とする挿入凹部59を形成してある。挿入凹部59は、奥行きを凹部底面61により、両側方を両凹部側面63,63により、上方を凹部上面65により、そして下方を凹部下面69により、それぞれ画定されている。すなわち、挿入凹部59は、これらの面に囲まれて形成され、図4に示すように、平面視において凹部底面61を上底とし棚板側端面57を下底とする左右対称の略台形形状を有している。略台形形状以外の形状を選択することを妨げるものではないが、この形状は、棚板9の角部の形状との関係から選択したものである。この点については、後述する。さらに、この台形形状を左右対象とするときの中心線に沿って細長いリブを上下に形成することが好ましい。すなわち、凹部上面65には上面側リブ67を、凹部下面69には下面側リブ71をそれぞれ突出させるとよい。リブを設ける理由は、後で説明する。なお、符号52は、挿入凹部59を形成した結果、一方をフレーム側端面55とし他方を凹部側面63として生じた側壁部を示している。
係止板部75は、板受け部51の下端から垂下(垂れ下がって)させてあり、かつ、支柱取付部側の面77を板受け部51の取付部側端面53と連続させてある。支柱取付部側の面77は、取付部側端面53と同様に支柱取付部5の外周面33に沿う形状に形成してあり、これにより、支柱取付部5との意匠的一体感を損ねないように形成してある。係止板部75の下端には、係止爪79を形成してある。係止爪79は、支柱取付部5方向に突き出ており、支柱取付部5の下端35に係止可能な形状を有している。係止板部75を含む棚板取付具11全体を合成樹脂製としてあるため、板受け部51に対して係止板部75が僅かに弾性変形可能になっており、この弾性変形を利用して係止爪79を支柱取付部5の下端35に係止可能に構成してある。詳しくは、棚板取付具11の組立手順を説明する際に併せて説明する。
(棚板の構造)
図1乃至7を基にして説明する。棚板9は、メインフレーム21内に収まるような長方形に形成してあり、本実施形態では合板により構成してあるが、金属、合成樹脂、ガラス等により構成してもよい。長方形の棚板9が有する4つの角部41,・・の各々は、次の構造を備えている。すなわち、角部41は、その頂部及び両側端部を切除することにより、図2及び4に示すような形状に形成してある。すなわち、頂部から三角部分を切除することにより角部端面47を形成し、角部端面47の両脇の両側端部10を帯状に切除することにより両側部端面49,49を形成してある。角部41は、板受け部51の挿入凹部59内に挿入可能になっており、上記したように一部を切除したのは、挿入したときに角部端面47と凹部底面61との間に空間G1を両側部端面49,49と両凹部側面63,63との間に空間G2を形成するためである。したがって、棚板9の両側端部の切除幅は、板受け部51の側壁部52の厚み寸法と空間G2の幅寸法の両者を併せた寸法に設定する必要があり、このように設定することにより、側壁部52の厚みが吸収されて棚板9の側端部10の端面と板受け部51のフレーム側端面55とを略同一面とすることができる。
さらに、角部上面43と凹部上面65との間及び角部下面45と凹部下面69との間に、それぞれ空間G3を形成させるために、棚板9の厚み寸法を形成が可能な所定寸法に設定してある。すなわち、上面側リブ67が角部41の角部上面43と当接することにより凹部上面65との間に、下面側リブ71が同じく角部下面45と当接することにより凹部下面69との間に、それぞれ空間G3が形成される。そもそも棚板9と板受け部51という物理的に別体なものを単に挿入によってのみ一体化するわけであるから、両者の完全密着は物理的に不可能であるため両者間には僅かながら必ず自然発生的な空間が生じる。しかし、自然発生的空間だけでなく空間G1、G2及びG3のような意図的に大きな空間を形成することにより、次のような作用効果を期待することができる。すなわち、棚板9が熱膨張等により伸びやねじれ等を起こして歪んだときに、その歪みを吸収して棚板9の割れや棚板取付具11への応力集中を可及的に抑えることができるのである。棚板9の歪みは、その材質や寸法のほか、使用条件等にも大きく影響されるが、本実施形態では、棚板9の厚み寸法を5mm、上面側リブ67と下面側リブ71の突出寸法をそれぞれ0.5mmとしたときに、空間G1の幅寸法を1mmとした。空間G1の幅寸法は、棚板9の変形はその対角線方向が最も大きくなり易いため、この変形を吸収し得るように構造上・デザイン上許される範囲で大きく設定することが好ましい。空間G2の幅寸法は、0.5mmとした。空間G2の幅寸法は、フレーム3と棚板9との間のスペースに限りがあるが、可能な範囲で大きくするとよい。さらに、空間G3の幅寸法は、0.5mmとした。空間G3の幅寸法は上面側リブ67及び下面側リブ71の突出寸法に関係するが、後者は0.6mmに設定した。後者の方が0.1mmだけ前者よりも大きくなるが、この差は前者を棚板9に押し付けさせてガタツキを押えるためである。
(組立ラックの組立手順)
図1乃至7に基づいて説明する。まず、各フレーム3の各支柱取付部5に各支柱7を挿入固定する。次いで、棚板9に棚板取付具11,・・を取り付ける。具体的には、前者の角部41の各々を後者の挿入凹部59内に挿入する。挿入が完了すると、角部41と板受け部51との間に空間G1,G2及びG3が形成される。これとともに、棚板9の両側端10の切除部分が、板受け部51の両側の肉厚を吸収して両側部端面49,49を棚板9の側端からの突き出しを抑える。突き出しがないことにより、棚板9とフレーム3との間に不要な空間ができないので、デザイン的に違和感が生じない。挿入が完了したら、完了した棚板9をフレーム3の載置部25の上に載置する。載置する際には棚板9の各角部41すなわち、棚板取付具11を、各支柱取付部5に合わせて押し下げることになるが、このとき、係止板部75の係止爪79が、支柱取付部5の外周面33に当接する。当接させたまま棚板9を押し下げると、下方に向って末広がりしている外周面33からフレーム3の内側方向(図2の左方向)への力を係止爪79が受け、これが、係止板部75を同方向に弾性変形させる。ここで、係止爪79が外周面33の終端に到着すると、内側方向への力を受けなくなり、今度は、変形していた係止板部75が弾性復帰して係止爪79を支柱取付部5の下端35に係止させる。各々の棚板取付具11において、同様な係止工程を完了すれば、棚板9が取り付けてある棚板取付具11,・・を、支柱取付部5へ取り付ける作業が完了する。このとき、載置板27,・・と線材29,・・からなる載置部25が、棚板9を下方から支持し、また、周囲を囲むフレーム3が、棚板9の横ずれを防止する。棚板9を取り外す作業は、上記手順と逆の手順で行う。すなわち、各々の棚板取付具11における係止爪79を係止板部75の弾性力に抗しながら内側方向に押し入れて係止爪79と支柱取付部5の下端35との係止を解いてから、棚板9を持ち上げればフレーム3から取り外すことができる。このように、取り付ける際にも取り外す際にも特別な工具を要せず、それらの作業をワンタッチで行うことができる。
棚板9の取付が完了すると、棚板9の角部41板受け部51との間に空間G1,G2及びG3が形成され、これらの空間G1,G2及びG3が、少なくとも棚板9の長さ方向(水平方向)の歪み、たとえば、温度上昇に伴う膨張による歪みを吸収して、棚板やフレーム等に応力が集中することを有効に抑制する。したがって、応力が集中したなら生じたであろう棚板9の割れやフレームの歪み等が可及的に防止され、その限りにおいて組立式ラック1の美観の保持と長期使用を可能にする。なお、空間G3は、上面側リブ67及び下面側リブ71の働きによるものであるが、これらは、棚板9の厚み方向の歪みによる棚板やフレーム等への応力集中をより有効に抑制する。
(本実施形態の第1変形例)
図8に基づいて説明する。第1変形例が本実施形態と異なるのは、基本的に支柱、支柱取付部及び係止板部のみであり、これら以外の部材については共通している。したがって、本項では本実施形態のそれらと構成の異なる部材についてだけ説明を行い、共通する部材については共通する部材番号を図8において使用するにとめ説明を省略する(以下に述べる変形例についても同じ)。すなわち、棚板取付具81は、板受け部82及び係止板部83を有している。板受け部82は、棚板9を保持可能に構成してあり、係止板部83は、その下端に係止爪85を設けてある。係止板部83の取付部側端面84及び係止爪85は、角柱状の支柱取付部87の形状に沿わせるために略L字状に形成してある。係止板部83は、板受け部82に対して弾性変形して、係止爪85を支柱取付部87の下端に係止可能に構成してある。
(本実施形態の第2変形例)
図9に基づいて説明する。第2変形例に係る棚板取付具91は、棚板97角部の両脇又は何れか一方に取り付けられるように構成してある。棚板取付具91は、板受け部92と係止板部95から構成してあり、板受け部92は係止板部の上部から棚板方向に突き出る上片93と下片94により構成してある。上片93と下片94との間は、棚板97を挟みこんで簡単には抜けない程度の寸法に設定してある。上辺93及び下片94の棚板側の面に、たとえば、薄いゴムシートを貼り付けて滑り止め効果を持たせることもできる。係止板部95の下端には、フレーム辺23の下端に係止可能な係止爪96を設けてある。棚板97の角部は、支柱取付部5の干渉を避けるために切除してあり、これにより、角部端面98が支柱取付部5の外周面33に面することになる。
(本実施形態の第3変形例)
図10及び11に基づいて説明する。図10に示す棚板取付具101は、板受け部102と係止板部103とから構成してあり、係止板部103の下端に設けた係止爪104は、支柱取付部5から突き出るフレーム辺23の下端に係止可能に構成してある。取付部側端面105は、これを湾曲させて支柱取付部5の外周面33に沿うことのできる形状に形成してあるが、図11に示す取付部側端面105´のような、支柱取付部5から干渉を受けない平面その他の形状に形成すること妨げない。さらに、第3変形例に係る係止板部は、角部を挟んで一方にしか、つまり1個しか設けていないが、これを両方に設けて2個としてもよい。
(本実施形態の第4変形例)
図12に基づいて説明する。棚板取付具111は、板受け部112と、板受け部112の下端面ほぼ中央から垂下する係止板部113と、を備えている。係止板部113の下端には係止爪114を形成してある。他方、支柱取付部5の両側から突き出るフレーム辺115,115には、両フレーム辺115,115とともに三角形を形成する棒材116の両端を固定してある。棒材116には、両フレーム辺115,115を補強して捩りを生じさせないようにする働きと、棚板9を下方から支持する載置部の一部を構成する働きと、さらに、上記した係止爪114を係止させる働きとを持たせてある。
組立式ラックの全体斜視図である。 棚板取付構造を示す部分拡大図である。 棚板取付構造を示す部分拡大図である。 棚板取付構造を示す平面図及び縦断面図である。 フレームの平面図及びフレームの縦断面図である。 棚板取付具の詳細図である。 棚板取付具の詳細図である。 第1変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。 第2変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。 第3変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。 第3変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。 第4変形例に係る棚板取付具を示す斜視図である。
符号の説明
1 組立式ラック
3 フレーム
5 支柱取付部
7 支柱
9 棚板
10 両側端部
11 棚板取付具
21 メインフレーム
23 フレーム辺
25 載置部
27 載置板
29 線材
33 外周面
35 下端
41 角部
43 角部上面
45 角部下面
47 角部端面
49 側部端面
51 板受け部
52 側壁部
53 取付部側端面
55 フレーム側端面
57 棚板側端面
59 挿入凹部
61 凹部底面
63 凹部側面
65 凹部上面
67 上面側リブ
69 凹部下面
71 下面側リブ
75 係止板部
79 係止爪
G1,G2,G3 空間
81 棚板取付具
82 板受け部
83 係止板部
84 取付部側端面
85 係止爪
91 棚板取付具
92 板受け部
93 上片
94 下片
95 係止板部
96 係止爪
97 棚板
98 角部端面
101 棚板取付具
102 板受け部
103 係止板部
104 係止爪
105,105´ 取付部側端面
111 棚板取付具
112 板受け部
113 係止板部
114 係止爪
115 フレーム辺
116 棒材

Claims (7)

  1. 少なくとも1個の多角形フレームと、
    当該フレームの角部の各々に設けた支柱取付部群と、
    当該支柱取付部の各々に取り外し可能に取り付けた支柱群と、
    当該フレームの上に載置可能な少なくとも1枚の多角形棚板と、を備える組立式ラックの棚板取付構造において、
    当該棚板を、当該支柱取付部の各々又は当該フレームに、取り外し自在に取り付けるための棚板取付具群を、備え、
    当該棚板取付具の各々が、当該棚板を保持可能に構成した板受け部と、当該板受け部に対して弾性変形可能な係止板部と、当該係止板部の下端に設けた当該支柱取付部の下端又は当該フレームの下端に係止可能な係止爪と、を備えている
    ことを特徴とする組立式ラックの棚板取付構造。
  2. 少なくとも1個の多角形フレームと、
    当該フレームの角部の各々に設けた支柱取付部群と、
    当該支柱取付部の各々に取り外し可能に取り付けた支柱群と、
    当該フレームの上に載置可能な少なくとも1枚の多角形棚板と、を備える組立式ラックの棚板取付構造において、
    当該棚板を、当該支柱取付部の各々又は当該フレームに、取り外し自在に取り付けるための棚板取付具群を、備え、
    当該棚板取付具の各々が、当該棚板の厚み寸法よりも厚い高さ寸法を有する板受け部を備え、
    当該板受け部が、当該支柱取付部の外周面に沿った形状の取付部側端面と、当該支柱取付部から突き出るフレーム辺の各々に沿った形状の両フレーム側端面と、当該棚板側に位置する棚板側端面と、当該棚板側端面を入口とする挿入凹部と、当該挿入凹部の奥行きを画定する凹部底面と、当該凹部の側方を画定する両凹部側面と、を備え、
    当該棚板の各角部が、その頂部及び両側端部を欠落させることにより形成した角部端面及び両側部端面を備え、当該挿入凹部に挿入したときに当該角部端面と当該凹部底面との間に所定寸法の空間G1が、当該両側部端面と当該両凹部側面との間に所定寸法の空間G2が、それぞれ形成可能に構成してある
    ことを特徴とする組立式ラックの棚板取付構造。
  3. 前記板受け部が、前記挿入凹部の上方を画定する凹部上面及び前記挿入凹部の下方を画定する凹部下面を、さらに備え、
    当該凹部上面及び/又は凹部下面には、前記角部の挿入方向と略一致する方向に延びるリブを形成してあり、当該リブが前記挿入凹部に挿入した前記棚板の角部の上面及び/又は下面と当接して当該上面及び/又は当該下面との間に所定寸法の空間G3を形成可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項2記載の組立式ラックの棚板取付構造。
  4. 前記支柱取付部の各々が、前記支柱を挿入可能な挿入孔を有し、かつ、当該挿入孔の幅寸法が長さ方向に渡って漸減する筒体を含むものである
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の組立式ラックの棚板取付構造。
  5. 少なくとも1個の多角形フレームと、
    当該フレームの角部の各々に設けた中空状の支柱取付部群と、
    当該支柱取付部の各々に抜き取り可能に挿入固定した支柱群と、
    当該フレームの上に載置可能な少なくとも1枚の多角形棚板と、を備える組立式ラックの棚板取付構造において、
    当該棚板を、当該支柱取付部の各々又は当該フレームに、取り外し自在に取り付けるための棚板取付具群を、備え、
    当該棚板取付具の各々が、当該棚板の厚み寸法よりも厚い高さ寸法を有する板受け部と、当該板受け部の下端面から垂下するとともに当該板受け部に対して弾性変形可能な係止板部と、を備え、
    当該板受け部が、当該支柱取付部の外周面に沿った形状の取付部側端面と、当該支柱取付部から突き出るフレーム辺の各々に沿った形状の両フレーム側端面と、当該棚板側に位置する棚板側端面と、当該棚板側端面を入口とする挿入凹部と、当該挿入凹部の奥行きを画定する凹部底面と、当該凹部の側方を画定する両凹部側面と、を備え、
    当該係止板部が、当該支柱取付部下端又は当該フレーム辺の少なくとも一方の下端に係止可能な係止爪を下端に備え、
    当該棚板の各角部が、その頂部及び両側端部を欠落させることにより形成した角部端面及び両側部端面を備え、当該挿入凹部に挿入したときに当該角部端面と当該凹部底面との間に所定寸法の空間G1が、当該両側部端面と当該両凹部側面との間に所定寸法の空間G2が、それぞれ形成可能に構成してある
    ことを特徴とする組立式ラックの棚板取付構造。
  6. 前記板受け部が、前記挿入凹部の上方を画定する凹部上面及び前記挿入凹部の下方を画定する凹部下面を、さらに備え、
    当該凹部上面及び/又は凹部下面には、前記角部の挿入方向と略一致する方向に延びるリブを形成してあり、当該リブが前記挿入凹部に挿入した前記棚板の角部の上面及び/又は下面と当接して当該上面及び/又は当該下面との間に所定寸法の空間G3を形成可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項5記載の組立式ラックの棚板取付構造。
  7. 前記係止板部の前記支柱取付部側の面が、前記取付部側端面と連続させてあり、かつ、当該支柱取付部外周面に沿った形状に形成してある
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の組立式ラックの棚板取付構造。
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