JP4619365B2 - レーザ放射によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空装置 - Google Patents

レーザ放射によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4619365B2
JP4619365B2 JP2006540186A JP2006540186A JP4619365B2 JP 4619365 B2 JP4619365 B2 JP 4619365B2 JP 2006540186 A JP2006540186 A JP 2006540186A JP 2006540186 A JP2006540186 A JP 2006540186A JP 4619365 B2 JP4619365 B2 JP 4619365B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum extraction
workpiece
extraction device
hood
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006540186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007512139A (ja
Inventor
クラウス クルッケンハウザー
ヨセフ ジャフィンガー
Original Assignee
ストルク プリンツ オーストリア ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ストルク プリンツ オーストリア ゲーエムベーハー filed Critical ストルク プリンツ オーストリア ゲーエムベーハー
Publication of JP2007512139A publication Critical patent/JP2007512139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4619365B2 publication Critical patent/JP4619365B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/02Engraving; Heads therefor
    • B41C1/04Engraving; Heads therefor using heads controlled by an electric information signal
    • B41C1/05Heat-generating engraving heads, e.g. laser beam, electron beam
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/12Printing plates or foils; Materials therefor non-metallic other than stone, e.g. printing plates or foils comprising inorganic materials in an organic matrix

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

本発明は、ワークピース、特に印刷版(printing form)、例えばフレキソ印刷ブロックなどの表面に、放射、特にレーザ放射によってある構造を持たせる(構造化する)ために使用される装置のための真空抽出装置(vacuum extraction unit)に関する。
射、特にレーザ放射によるワークピース表面へのレリーフの彫刻は、特に、フレキソ印刷版の作製に使用される。プリントレリーフはレーザビームによってフレキソ印刷部材のレリーフ形成層に直接彫刻されるので、写真植字処理で要求されるように、フレキソ印刷部材を現像する必要がなくなる。レーザ彫刻の場合、凹部が形成される領域が、その領域のブランク材料が除去されるようにレーザ放射に晒される。こうして、除去される構成要素部分が蒸発及び/または分解される結果、その研磨生成物または分解生成物が、蒸気、熱ガス,ヒューム、エアロゾル及び/または小粒子となる。
特に、彫刻されるフレキソ印刷ブランクが円筒、または彫刻のために円筒型キャリアに固定されるプレートであり、この円筒が彫刻のあいだ高速で回転する場合、これらの分解生成物がその生成された領域からできるだけ完全に除去され、これら分解生成物がすでに彫刻された領域に留まることにより彫刻されたパタンの品質を損なうことのないようにする必要がある。さらに、分解生成物は彫刻されていない領域にも堆積して彫刻処理を妨げる、あるいはレーザビームガイド部材を汚染する可能性があり、これによっても、彫刻の品質が損なわれる。
独国特許発明第29980010号明細書には、すでに、レーザ彫刻または切削装置用の処理ヘッドが開示されている。この処理ヘッドにおいては、集束レンズを保持するノズル形状のレンズホルダが真空抽出フードに囲われ、真空抽出フードは真空抽出ラインを介して対応する真空抽出装置に接続されている。処理ヘッドは少なくとも2つのガスノズルを備える。そのうち一方が、レーザビームと彫刻されるスタンピングプレートとの界面ゾーンの領域にガス噴流を斜めに導く。他方のガスノズルは、同様に、傾斜ガス噴流を彫刻されるスタンピングプレートに抗して導き、このガス噴流が、処理ポイントと真空抽出フードの端部との間の領域に衝突することで、スタンピングプレートの処理中における粉塵や他の分解生成物の径方向における拡散を遅らせる。この結果、これらの分解生成物は真空抽出フードを介して抽出できるので、真空抽出フードの端部の間隙を通過して漏れ出ることがない。
欧州特許第0427004号明細書には、中空円筒、特にスクリーンステンシルをレーザによって処理する装置が開示されている。処理される中空円筒は、レーザビームと中空円筒との相互作用領域の上流及び下流におけるその軸方向において、すなわち、彫刻位置の上流及び下流において、ロールまたはテーパ状の支持ローラによって支持される。この装置の場合、レーザ処理ヘッドの前方には、レーザ処理ヘッドのマウスピースを取り囲むように形成された真空ハウジングが配置されている。これにより、開口部を有する真空チャンバが形成され、この真空チャンバの端部が、彫刻シリンダとともに、レーザビームとステンシルとの相互作用領域である彫刻領域を取り囲む間隙34を形成する。真空チャンバから間隙を介して流入する空気は常に抽出されるので、周辺雰囲気と真空チャンバ内部の圧力差が維持され、これにより、ステンシルはロールまたはテーパ状の支持ローラに常に強制的に接触させられる。
しかしながら、このように、真空チャンバから空気を抽出し、ステンシルを支持部材に抗して確実に接触させるための圧力差を確保しようとしても、研磨生成物及び/または分解生成物の除去には十分な効果がない。
欧州特許第0562149号明細書には、さらに、レーザビームによって薄壁中空円筒を処理する装置が開示されている。ここで、レーザ処理ヘッドは、その長さ軸を中心に回転自在に取り付けられた中空円筒、例えばスクリーンステンシルのブランクなどと並んで、処理される中空円筒の長さ方向軸と平行に移動可能なキャリッジ上に配置される。レーザ処理ヘッドとともに、中空円筒の支持ベアリングもキャリッジに固定して取り付けられており、これにより支持ベアリングはキャリッジとともに中空円筒の軸方向に移動が可能である。
支持装置は、実質的に半円形状の下部ベアリングブラケットと、4分の1円形状の上部ベアリングブラケットとを含み、上部ベアリングブラケットが回動可能に取り付けられることにより、中空円筒を自動的に装着することができる。
下部ベアリングブラケットは、多数のベアリングローラを備えてもよく、略U字形の断面を有し、その両末端部が閉じられて吸引チャネル(suction channel)を形成する。吸引チャネルは、対応する真空抽出接続ピースによって適当な真空抽出装置に接続し、吸引チャネル内にわずかな負の圧力を生成することができる。これにより、中空円筒が支持部材の下部ベアリングブラケットに確実に接触し、中空円筒はその各処理領域において確実に、振動することなくガイドされ、正確なレーザ処理が可能になる。
しかしながら、処理領域、すなわちレーザビームと中空シリンダとの相互作用領域から研磨生成物または分解生成物を除去するための手段はここには示されていない。
欧州特許第1090709号明細書には、レーザ彫刻ヘッドを有する、プリント円筒をレーザ彫刻するための装置が開示される。この装置においては、チャンバが集束レンズの手前に配置され、ここに圧縮空気が供給される。圧縮空気は、集束されたレーザビームとともに開口を通過して噴出される。チャンバの円錐型前面壁と、ワークピース側においてチャンバを覆うキャップとのあいだには間隙が設けられる。圧縮空気の一部は、この間隙を通過して、真空抽出接続部に到達する。真空抽出接続部には真空抽出ラインが接続されている。
しかしながら、レーザ集束レンズを汚染から保護するこのような装置を、レーザ彫刻のあいだに発生する研磨生成物及び/または分解性生物が環境に排出されるのを防ぐために使用することはできない。
独国特許発明3923829号明細書には、レーザ処理ヘッドのための、軸対称(rotationally symmetrical)真空抽出フードが記載される。レーザ処理ヘッドにより、ワークピースが処理、特に溶接または切削される。真空抽出フードは、レーザビームとワークピースとの間の相互作用領域からの反応生成物を除去するために、真空抽出装置に接続されている。この場合、反応生成物が相互作用領域から環境に逃げ込まないように、カバーフードは、エアカーテンを生成する手段を有し、これによりフードの端部面とワークピースとの間の環状間隙を閉じる。
独国特許発明第29980010号明細書 欧州特許第0427004号明細書 欧州特許第0562149号明細書 欧州特許第1090709号明細書 独国特許発明第3923829号明細書
本発明は、研磨生成物及び/または分解生成物をレーザビームとワークピースとの相互作用領域から確実に除去でき、これら生成物のワークピース及び/または真空抽出装置への堆積を実質的に完全に回避する、冒頭に記載したタイプのさらなる真空抽出装置を提供するという目的にもとづく。
この目的は、請求項1または2に記載の真空抽出装置によって達成される。各従属項には、効果的な改良及び発展が記載されている。
したがって、その動作位置においてレーザ放射とワークピース表面との相互作用領域を覆うフードを有する真空抽出装置の場合、本発明によれば、前記フードは、真空抽出ラインが接続可能な接続部(以下接続部を後側部と表記する)と、フードの動作位置においてワークピースに対向して位置する縁端部を有する2つの側壁と、これら側壁の間に位置して、側壁に対して横方向に延び、2つの側壁とともに、フードにおいて入口開口を有する真空抽出チャネルを画定する2つのガイド壁と、を有する。この入口開口は、フードの動作位置においてワークピースに対向して位置する。2つのガイド壁の一方のガイド壁の端部は、フードの動作位置においてワークピースに対向して位置し、他方のガイド壁は、フードの動作位置においてワークピース表面に対向して位置する円筒型湾曲を有し、さらに、この湾曲の領域において、ワークピース表面を処理するためのレーザ放射を通過させてガイドする少なくとも1つの開口を有する。
本発明による真空抽出装置のフードの構成方法、特に、真空抽出チャネルの2つのガイド壁の一方を、レーザ放射とワークピース表面との相互作用領域に対向して位置させる凸型の円筒湾曲により、スムーズで渦がなく、非常に高速の空気流がこの領域に生成される。このような空気流が、相互作用領域または彫刻領域においてワークピース表面から離脱した粒子及び/または分解生成物を連行し、これらを真空抽出チャネルを通って除去する。こうして、ワークピースから離脱した粒子及び/または分解生成物、例えばエアロゾルなどがワークピースに定着しないようにする。この結果、例えばステンシルのプリントの場合、特にフレキソ印刷台の場合にますます要求されるような極めて微細な構造であってもワークピース表面に彫刻できる。
フレキソ印刷版の製造において、本発明による真空抽出装置は、さらに、レーザ放射によるフレキソ印刷プリントブランクの彫刻中にヒューム及び蒸気とともに生成される粘着性のあるエアロゾルの抽出を特に可能にする。このような粘着性のあるエアロゾルが彫刻された領域に堆積した場合、これらを洗い流すのは難しく、結果として特にプリントされたイメージの微細な構造を大きく損なうことになる。
本発明の効果的な発展によれば、2つの側壁の縁端部は、処理されるワークピースの表面の輪郭に適合された輪郭を有し、フードの動作位置においてこの縁端部がワークピースに対向して位置すると、対応する間隙シールが形成される。
側壁をワークピースの輪郭に適合させることにより、横方向の空気の流入領域を十分に減少させ、形成された実際の間隙シールを通過してフード内部の空気流条件を乱す可能性のある空気がほとんど吸引されないようにすることができる。この結果、渦を発生させることなく、急速な空気流を生成でき、搬送される研磨生成物及び分解生成物の量が増大する。
本発明の好ましい発展においては、湾曲したガイド壁の湾曲が円の弧の形状に湾曲し、この湾曲したガイド壁の湾曲の大きさが、ワークピースの表面の湾曲より大きい。
ただし、湾曲したガイド壁の湾曲が指数関数的に湾曲し、真空抽出チャネルにおける流れの特定速度プロファイルを設定してもよい。
本発明の好ましい発展においては、ワークピースを処理するためのレーザ放射が通過してガイドされる開口が、フードの動作位置においてワークピースの表面に最も近く位置する湾曲したガイド壁の領域に設けられることを特徴とする。
できるだけ効果的な間隙シールを形成するためには、側壁の縁端部の輪郭が、ワークピース表面の輪郭に適合されたポリラインまたは円の弧であることが好ましい。
本発明の効果的な改良は、フードの動作位置において側壁の縁端部とワークピース表面との距離が、50ミリメートル未満、好ましくは30ミリメートル未満、特に0.5ミリメートルより大きく10ミリメートル未満、特に好ましくは1ミリメートルから5ミリメートルの間であり、側壁の縁端部とワークピース表面の間に形成される間隙シールの幅が0.1ミリメートルから30ミリメートルの範囲にあることを特徴とする。
異なる輪郭のワークピース、特に、異なる直径のワークピースの場合には、間隙シールによって効果的な横方向の封止を確保するためには、フードが交換可能に加工レーザヘッド(working laser head)に固定され、異なる直径の円筒型ワークピースを処理するときには、多数のフードからフードがそれぞれ選択されて使用され、このフードの側壁が、処理されるそれぞれのワークピースの表面の輪郭にできるだけ適合された輪郭の縁端部を有する。
本発明の好ましい改良は、フードの側壁に、ワークピースに対向して位置する側壁の端部の輪郭を変えて、ワークピースの表面に適合させることができる手段、特に移動可能な薄層または交換可能な側部部品が設けられていることを特徴とする。
本発明の別の改良においては、フードの動作位置においてワークピースの表面に最も近く位置する、湾曲したガイド壁の領域において、処理ヘッドによって噴射された各加工噴流またはビーム、特に加工レーザヘッドにより噴射された各加工レーザビームには専用の開口が設けられ、この開口を通過して、ワークピースを処理するためのレーザ放射がワークピース上に集束されるのが効果的である。
また、フードのカバー領域外で生成された分解生成物、例えばヒューム、蒸気などを抽出できるようにするために、ワークピースの円周に沿って、互いに一定距離を隔てて位置する2つの端部を有し、実質的にU字型の断面を有するC字型カバーリングが設けられ、フードがカバーリングの2つの円周方向端部の一方に近接して配置される。
この場合、C字型カバーリングは円筒型ワークピースを部分的に覆ってもよいし、または実質的に完全に覆って延びてもよい。後者の場合、カバーリングの2つの円周方向端部がフードに近接して位置する。前者の場合、カバーリングは、90度、120度、180度、またはヒューム、蒸気、小粒子などを捉えて抽出することが可能な他の任意の角度範囲にわたって延びてもよい。
さらに、C字型カバーリグが交換可能であり、直径の異なる円筒型ワークピースを処理する際には、多数のカバーリングから各カバーリングを選択して使用でき、このリングの内径が処理されるそれぞれの円筒型ワークピースの直径にできるだけ適合されている。
ただし、C字型カバーリングの側壁にその自由内径を減少させる手段を設け、処理される各円筒型ワークピースの直径に対応するようにリングを設定することもできる。
この場合、C字型カバーリングの自由内径を減少させる手段は、層状のシールを含み、この層状シールの個々の薄層がカバーリングの側壁に回動可能に固定される。
しかしながら、C字型カバーリングの自由内径を減少させる手段を、交換可能な側部部品、特に側部プレートによって形成することもできる。
本発明の好ましい改良においては、C字型カバーリングは、互いに抗して回動可能に保持された、少なくとも2つのリングセグメントに円周方向に分割されている。この場合、C字型カバーリングが円周方向の長さの異なる3つのリングセグメントに分割されているのが好ましい。ここで、上部リングセグメントの円周方向長さはカバーリングの円周方向長さの約半分に対応し、下部リング部分により短い2つのリングセグメントを有する。
抽出をさらに改良するために、フードと、フードの上流に位置するC字型カバーリングの円周方向端部との間の中間スペースに真空抽出ノズルが設けられているのが好ましい。
異なる図において、互いに対応する部材は同一の符号で示されている。
図1、図2及び図3に示されるように、本発明による真空抽出装置は、主要部材としてフード10を含む。フード10の後側部11には、図3に概略的にのみ示される真空抽出ライン13のための接続ピース12が取り付けられている。このフード10を通過して真空抽出チャネル14が延びている。真空抽出チャネル14は、入口開口15から接続ピース12まで延び、2つの側壁16と、2つの側壁16の間に位置し、これに対して横方向に延びる2つのガイド壁17,18とによって範囲を定められている。2つの側壁16は、入口開口15を横方向に画定する縁端部19を有し、縁端部19の輪郭はレーザ放射によって処理されるワークピースの輪郭に実質的に適合されている。
例示される実施形態においては、ワークピースは断面が円形の円筒形状を有する。したがって、縁端部19は、ワークピース20の円周に適合された実質的に円の弧の形状の輪郭を有し、縁端部19とワークピース20とのあいだに間隙シールを形成する。間隙シールの封止効果は、縁端部19とワークピース20の表面との距離が小さいほど、かつ縁端部19の幅が大きいほど良好になる。
この距離は、好ましくは50ミリメートル未満、好ましくは30ミリメートル未満であり、0.5ミリメートルから10ミリメートルの間、特に1ミリメートルから5ミリメートルの間にすべきである。側壁16の縁端部19とワークピース20の表面とによって形成される間隙シールの封止効果を高めるために、縁端部19は円筒型ワークピースの軸方向により大きい幅を有してもよい。この場合、縁端部19の幅をより大きくするには、側壁16の厚さをより大きくすればよい。しかしながら、入口開口15から離れる方向に延びるフランジを側壁16に設け、より幅の広い間隙シールを形成することもできる。この場合、縁端部19の幅、またはそれらを広げるためのフランジは、好ましくは、0.1ミリメートルから20または30ミリメートルの範囲にある。
直径の異なる円筒が処理される場合でも縁端部19とワークピース20の表面との間の距離を望ましい距離に保つために、異なるフードを設けてもよい。この場合、その側壁は、特定の直径範囲にそれぞれ適合された湾曲を有する縁端部を備える。しかしながら、調節可能な層状コンパートメントなどを側壁に設け、縁端部とワークピース表面との距離が大きければ、このコンパートメントをワークピース表面に近づけて移動可能にすることも考えられる。
図における下部ガイド壁17は、入口開口15から遠ざかる方向に延びる壁22に隣接する端部21によってワークピース20の表面に対向して位置し、側壁16のあいだに延びている。ガイド壁17の、ワークピースに対向する表面は、側壁16の縁端部19の輪郭に対応する凹型湾曲を有する。この結果、壁22は、ワークピース20の表面とともにさらなる間隙シールを形成し、入口開口15を画定する。
分解生成物が、下部ガイド壁17の端部21または壁22に留まらないように、この端部は鋭い端部に形成されている。
図における上部ガイド壁18は、ワークピース20に対向して位置する凸型に湾曲した表面を有する。このように湾曲したガイド壁18は、その湾曲によりワークピース20に最も近く位置する領域に開口23を少なくとも1つ有し、この開口23を通過して、ワークピース表面を処理するための開孔放射、好ましくは加工レーザビーム24がガイドされる(図3)。湾曲したガイド壁18は、ワークピース20とともに吸引間隙25を形成する。この吸引間隙25の最も狭い地点が、加工レーザビームを通過させるための開口23の領域に位置し、この結果、加工レーザビーム24とワークピース20との相互作用領域に位置する。しかしながら、吸引間隙25の最も狭い領域を、この間隙を通過して吸引される空気流に対して相互作用または彫刻領域のわずかに上流側に設けることもできる。この場合、開口23は、放射を妨害することなく、かつ空気流を乱すこともないよう小さく設計される。
吸引間隙25は、その最も狭い地点の流れ方向における上流に、図3において断面が漏斗形状に狭まる部分25’を有し、流れの方向における縮小地点の下流に、同じく漏斗形状に広がる部分25”を有する。この場合、湾曲したガイド壁18の凸型湾曲は、例えば円弧の形状であってもよい。しかしながら、湾曲したガイド壁18の湾曲形状をワークピース20の輪郭に対応するように選択し、吸引間隙25の縮小地点における空気流の速度が、ここに存在する研磨生成物及び分解生成物を連行できるよう十分に速くなるようにすることができる。吸引間隙25の縮小地点の下流においても、流速は引き続き十分に高いままで、実際には、連行された研磨生成物及び分解生成物が堆積できないようにすべきである。
図1から明らかなように、流れの方向に延びるガイドリブ16’が吸引間隙25の部分25’の領域に、側壁16に隣接するが、僅かな距離を隔てて設けられ、空気流の流入をさらにスムーズにする。
さらに、真空抽出チャネルにおける流れの特定速度プロファイルを設定するために、湾曲したガイド壁の湾曲を指数関数的に形成することも考えられる。これにより、例えば、より速い流速が実現し、その結果、分解生成物の堆積を最大限に防ぐことができる。
吸引間隙25の上記の幾何学形状の結果、かつ側壁16と壁22とによって形成される間隙シールにより、真空抽出動作において、空気は主に吸引間隙25を通過して真空抽出チャネル14の入口開口15に吸引される。この処理において、吸引された流れは狭まる間隙のために大きく加速され、この結果、吸引間隙25の縮小部分においては、約150m/sから180m/s以上の非常に速い流速を実現することができる。このような高流速に加え、本発明による真空抽出装置のフード10の構成、特に、真空抽出チャネルを画定する壁16,17,18の構成及び吸引間隙25とともに入口開口15を画定する間隙シールの構造により、高流速で渦のないスムーズな流れの吸引間隙25における発生が確実になり、特に、研磨生成物及び分解生成物、例えばエアロゾル、ヒューム、蒸気などを、ワークピース20の処理中に、確実に彫刻領域から遠ざかるように搬送することができる。
図2及び図3から明らかなように、フード10の後側部11には、取り付け開口28と固定用開口29とを有する取り付け壁27が設けられている。取り付け壁27により、フード10が加工レーザヘッド30に、以下に示すように、特に交換可能に取り付けられる。すなわち、加工レーザビーム、または例示される実施形態によれば図示される3つの加工レーザビーム24ためのノズル形状の噴出部分31が、湾曲したガイド壁18の開口23を通過してワークピース表面にレーザビームが集束できるように、取り付け開口28を通過して突出し、開口23に対向して位置する。
ワークピースの表面、特に円筒型ワークピースの表面、例えば円筒型プリンティングステンシルまたは円筒型フレキソ印刷版に、レーザ放射によってレリーフを彫刻するためには、円筒型ワークピース20がその軸を中心に回転させられ、同時に、加工レーザヘッド30と円筒型ワークピース20との相対運動が軸方向に行われる。このために、処理装置の形状に応じて、円筒型ワークピース20を固定された加工レーザヘッド39に対して移動してよいし、あるいは、円筒型ワークピース20を軸方向に固定されるように取り付け、加工レーザヘッド30をワークピースの軸に対して平行に移動することも考えられる。円筒型ワークピース20の回転運動を相対的な軸方向運動と重複させることで、所望のレリーフに応じて、ワークピース表面の各地点を、この目的のためにワークピース20の表面に集束された対応するパルス加工レーザビームに晒すことができる。
レーザ処理、特にレーザ彫刻において、どのくらいの量の分解生成物及び研磨材料を確実に搬送するかに応じて、彫刻領域において急速なガス流を実現しなければならないだけでなく、十分に高い体積流量をも確保しなければならない。これに関し、以下のことを考慮に入れなければない。すなわち、急速流で高流量の廃棄空気より彫刻領域外に搬送された分解生成物は、ワークピース20の表面または真空抽出チャネル14の壁に堆積する傾向があり、流速が速いほど、また体積流量立方当たりの搬送される材料の量が少ないほど堆積する分解生成物は少なくなる。したがって、劣化材料に対して少なくとも0.1m3/gの廃棄空気の体積流量、好ましくは少なくとも0.5m3/g、特に少なくとも1.0m3/gの廃棄空気の体積流量を用いることが一般に推奨される。特にフレキソ印刷版のダイレクト彫刻に用いられるような、平均サイズのレーザ装置の場合、彫刻は、例えば1m2/hの速度で行われ、この場合、500から1000g/m2の材料研磨物が生成される。したがって、本発明による真空抽出装置は、少なくとも50から100m3/h、好ましくは少なくとも250から500m3/h、特に、少なくとも500から1000m3/hの抽出速度で動作すべきである。
このように、本発明の真空抽出装置によれば、図1から図3にもとづき記載されるように、研磨生成物及び分解生成物が、彫刻領域から、すなわち、加工レーザビーム24とワークピース表面との間の相互作用領域から確実に取り除かれ、ワークピース表面と真空抽出チャネルのいずれに対しても分解生成物及び研磨材料が堆積しないようにできる高抽出速度及び高抽出量が実現する。特に、下部ガイド壁16と壁22とによって形成される端部21に鋭利な端部の形状を持たせることにより、エアロゾル及び他の研磨材料がここに堆積するのを防ぐ。
しかしながら、本発明によるこの真空抽出装置が、レーザに対する露出後の短時間の間発光し続ける材料の彫刻に使用される場合、高処理速度、すなわち処理される円筒の高回転速度では、彫刻領域が円筒型ワークピース20の4分の1回転、さらには2分の1回転にわたって発光しつづけ、ヒュームが彫刻領域及び真空抽出チャネル14の入口開口15の領域だけでなく、これらの領域を超えて発生する。
このようなヒュームが環境に流入するのを防ぐには、例えば、レーザ彫刻装置全体を封入することが考えられる。このような封入により、ヒュームなどの環境への進入は防げるが、装置の汚染を回避することはできない。
本発明の第2の改良によれば、図4に示されるように、上記の真空抽出装置が、実質的にC字型のカバーリング40とともに使用される。カバーリング40は、互いに対向して位置する側壁41と、カバーリング40の外周領域においてこれらの側壁41を互いに接続する底部壁42とを有して、実質的にU字型の断面を有する。このようなカバーリング40がレーザ処理ヘッド30及びフード10とともに、固定された円筒型ワークピース20に沿って移動することも考えられるが、本発明による真空抽出装置のカバーリング40を支持部材43によってレーザ処理または彫刻装置のマシンベッドに取り付け、カバーリング40がレーザ加工ヘッド30と同様に装置に固定されて取り付けられるのが好ましい。したがって、カバーリング40は、レーザ加工ヘッド30とともに移動されるかどうかに関わらず、常に、円筒型ワークピース20の軸方向に対してレーザ処理ヘッド30の領域、すなわちレーザ放射とワークピースとの相互作用ゾーンの領域に配置されるか、あるいは、レーザ加工ヘッド30と同様に固定状態で取り付けられる。
この場合、カバーリング40を、例えば図10に示されるような分割されないリングに形成してもよい。しかしながら、カラーリング40は、2つのセグメント、または、図4に示されるようにヒンジ44によって互いに接続された3つのセグメントを含むのが好ましい。3つのセグメントは、図8に示されるように、装置の前方部分に向かって回動により開くことができるように互いに接続されており、この結果、円筒型ワークピース20を、彫刻装置に簡単にかつ好ましくは自動的に装着することができる。対称的なワークピースを彫刻装置に装着した後、すなわち、ワークピース20が対応するクランピングジョー50(1つのみが図8に示される)に保持された後、直径の異なる円筒型ワークピース20を示す図4、図5及び図9に示されるように、カバーリング40が閉じられる。
図9においては、図10と同様に、本発明によるカバーリング40が観察ウィンドウ45を備える。この観察ウィンドウ40により処理動作を視覚的にモニタすることができる。
ワークピース20の処理中、ワークピース20は図4における矢印Aの方向に高速で回転し、パルス加工レーザビーム24によって表面から材料が研磨により取り除かれる。本発明による真空抽出装置は、主として空気を、吸引間隙25の上流の領域外へ、すなわち、フードの上方の領域から、吸引間隙25及び真空抽出チャネル14の入口開口15を介して吸引させる。
円筒型ワークピース20の高速での回転により、ワークピース20の周囲において回転方向に空気流が生成される。この空気流は、カバーリング40とワークピース表面20との間に形成された環状チャネル内にも存在する。空気は、ワークピース20の回転方向から見て、真空抽出間隙25を通過して、カバーリング40とワークピース20とのあいだで環状チャネルの終端部から抽出される。さらに、フード10の壁20とワークピース表面との間の間隙シールを介し、環状チャネルの始端部の領域においても一定の空気抽出が起こるが、これは吸引間隙25を介して吸引された空気よりははるかに少ない。よって、環状チャネルへの入口において、カバーリング40とワークピース表面20との間には一定の負圧が発生する。この結果、環状間隙46を介して吸引される空気を生成する負圧が環状チャネル全体に広がり、処理される材料がワークピース20の4分の1または2分の1回転以上の間発光し続けるために生成されたヒュームが、カバーリング40によって形成される環状チャネルに保持されるのを防ぎ、これらのヒュームをフードの真空抽出チャンネル14を介して除去する。
カバーリング40によって形成される環状チャネルの終端部において特に、空気の抽出を強化するために、図4に示されるように、さらなる真空抽出ノズル47をその部分に設けてもよい。この真空抽出ノズル47は、図5に示されるように、かなり直径の小さいワークピース20が処理される場合に特に効果的である。
原則的には、直径の小さい円筒型ワークピースの処理中は、対応的に適合された真空抽出装置のフード10も使用されるが、対応する間隙シールをできるだけ小さく維持するために、対応的に適合された縁端部を有する適切な可動薄層または交換可能な側部プレートによってその側壁16を変更できるフード10を使用することもできる。なお、図を簡素化するために、図4と図5では同一のフード10が使用されている。
また、直径の小さい円筒型ワークピース20を処理する際に、ワークピース20とカバーリング40との間の環状チャネルからの確実な空気の抽出を保証するために、真空抽出ノズル47が環状チャネルの外側領域に維持され、一方で、環状チャネルの内部領域から吸引間隙25を介して空気を抽出する。
この場合に、側壁41とワークピース20の表面との間の非常に広い環状間隙46を介して確実にヒュームが外部に逃げないように、カバーリング40には図6a、図6b及び図7に示すような層状シール48が設けられる。その個々の薄層は、カバーリング40の側壁41に回動可能に保持されている。層状シール48により、間隙46を円筒型ワークピース20の表面付近の狭い領域から隔てて覆うことができ、この結果、継続的な発光によって生成されるヒュームを確実にカバーリング40に下方に留め、抽出することができる。また、層状シール48を、例えば光学絞りからわかるような、アイリス絞りのように形成してもよい。
しかしながら、異なる自由内径を有する交換可能なカバーリング40を使用し、ワークピースの直径に対応して適切なカバーリング40をそれぞれ選択可能にすることもできる。さらに、カバーリング40の側壁41に取り付け可能な、交換可能な側部プレートを設け、間隙46の大きさを要求及び/または所望されるように適宜減少させることもできる。
図6a及び図6bに示されるように、加工レーザヘッド30と真空抽出装置のフード10の領域の外側において、カバーリングとワークピースとの間に形成された環状チャネルの横方向の封止は、あらゆるワークピースの直径(図6a、図6b及び図7には図示せず)に適合させることができる。図7には、層状シール48が完全に退行した位置において示され、図6a及び図6bには、その長く延びた状態が示されている。
以上のように、本発明による真空抽出装置を、ワークピース20を処理するための3つの加工レーザビーム24を噴射する加工レーザヘッド30とともに記載した。しかしながら、本発明による真空抽出装置を、ワークピースを処理するための3つのビームより多いまたは少ないビームを提供する加工レーザヘッド30とともに使用することもできる。例えば、図10には、その湾曲したガイド壁18に開口23を1つだけ有し、その結果、単一の加工レーザビームのみを噴射する加工レーザヘッドにおける使用が意図される、本発明による真空抽出装置のフード10が示されている。
本発明による真空抽出装置は、印刷版などを処理、特に彫刻のための処理装置に関する使用に限定されず、ワークピースのレーザ処理において、レーザ放射とワークピースとの相互作用領域から分解生成物及び研磨生成物を抽出する必要があるどんな場合にも使用できる。
図示される実施形態はすべて、円筒型ワークピースの処理中の使用のために設計されているが、本発明による装置を平坦なワークピースの処理に適合させることもできる。この場合、加工レーザヘッドとワークピースとのあいだに相対運動が起こる。
本発明による真空抽出装置のフードの前面斜視図である。 図1に示されるフードの後面斜視図である。 処理される円筒型ワークピースに対して動作位置にある状態が示されている本発明による真空抽出装置の断面図である。 フードが、指定された加工レーザヘッドが直径の大きい円筒型ワークピースに対して動作位置にある状態で示されている本発明の第2実施形態による真空抽出装置の断面図である。 フードは加工レーザヘッドとともに、直径のより小さい円筒型ワークピースに対して作動位置にある図4に対応する断面図である。 直径のより小さい円筒型ワークピースとともに、図4及び図5に示される本発明の真空抽出装置のカバーリングの改良を示す側面図である。 図6aの構成を示す斜視図である。 直径のより大きい円筒型ワークピースとともに、図4及び図5に示される本発明の真空抽出装置のカバーリングを示す側面図である。 カバーリングは回動による開放状態にある図4及び図5に示される本発明の真空抽出装置の斜視図である。 直径の小さい円筒型ワークピースが装着され、抽出フードが準備位置に位置している図4及び図5に示される真空抽出装置の斜視図である。 処理噴流またはビームが1つだけ設けられた加工レーザヘッドと1部品による固定カバーリングとを有する真空抽出装置の斜視図である。

Claims (24)

  1. ワークピース(20)の表面を、レーザ放射によって構造化するために使用される装置用の真空抽出装置であって、
    前記真空抽出装置は、
    動作位置において、レーザ放射とワークピース表面との間の相互作用領域を覆うフード(10)を含み、
    前記フード(10)は、
    真空抽出ライン(13)が接続可能な接続部(11)と、
    前記フードの動作位置においてワークピースに対向して位置する縁端部(19)を有する2つの側壁(16)と、
    前記側壁(16)の間に位置し、2つの側壁(16)とともに、フード(10)において入口開口(15)を有する真空チャネル(14)を画定する2つのガイド壁(17,18)であって、該入口開口は、前記フードの動作位置において前記ワークピースに対向して位置し、前記2つのガイド壁の一方(17)の端部(21)がフード(10)の動作位置においてワークピースに対向して位置し、他方のガイド壁(18)が、フードの動作位置においてワークピースの表面に対向して位置する凸型の円筒湾曲を有し、この湾曲の領域に、少なくとも1つの開口(23)を有し、これを通過して、ワークピース表面を彫刻するためのレーザ放射がガイドされる、2つのガイド壁と、
    を含む、真空抽出装置。
  2. 請求項1に記載の真空抽出装置において、
    前記2つの側壁(16)の縁端部(19)は、処理されるワークピース(20)の表面の輪郭に沿った輪郭を有し、前記縁端部(19)が前記フード(10)の動作位置においてワークピース(20)に対向して位置すると、対応する間隙シールが形成される、真空抽出装置。
  3. 請求項1または2に記載の真空抽出装置において、
    前記湾曲したガイド壁(18)の湾曲は、円の弧の形状に湾曲している、真空抽出装置。
  4. 請求項3に記載の真空抽出装置において、
    湾曲したガイド壁(18)の湾曲の曲線形状は、ワークピース(20)の表面の曲線形状より大きい、真空抽出装置。
  5. 請求項1または2のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    前記湾曲したガイド壁(18)の湾曲は、指数関数的に湾曲している、真空抽出装置。
  6. 前記請求項のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    ワークピース(20)を処理するためのレーザ放射を通過させてガイドする開口(23)が、フード(10)の動作位置においてワークピース(20)の表面に最も近く位置する、湾曲したガイド壁(18)の領域に設けられている、真空抽出装置。
  7. 請求項2に記載の真空抽出装置において、
    側壁(16)の縁端部(19)の輪郭は、ワークピースの表面の輪郭に沿ったポリラインである、真空抽出装置。
  8. 請求項2記載の真空抽出装置において、
    側壁(16)の縁端部(19)の輪郭は、ワークピースの表面の輪郭に沿った円の弧である、真空抽出装置。
  9. 請求項2、7または8のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    前記フード(10)の動作位置において、側壁(16)の縁端部(19)とワークピース表面との距離は、50ミリメートル未満である、真空抽出装置。
  10. 請求項9に記載の真空抽出装置において、
    前記フード(10)の動作位置において、側壁(16)の縁端部(19)とワークピース表面との距離は、1ミリメートルから5ミリメートルの範囲にある、真空抽出装置。
  11. 請求項2または7から10のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    側壁(16)の縁端部(19)とワークピース表面との間に形成された間隙シールの幅は、0.1ミリメートルから30ミリメートルの範囲にある、真空抽出装置。
  12. 請求項2または7から11のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    前記フード(10)は交換可能に加工レーザヘッド(30)に固定されている、真空抽出装置。
  13. 請求項2または7から12のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    フードの側壁(16)には、ワークピース(20)に対向して位置する側壁(16)の端部の輪郭を変えて、ワークピース(20)の表面に沿わせることができる手段としての移動可能な薄層または交換可能な側部部品が設けられている、真空抽出装置。
  14. 前記請求項のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    フード(10)の動作位置においてワークピース(20)の表面に最も近く位置する湾曲したガイド壁(18)の領域において、処理ヘッドによって噴射される各加工噴流またはビームとしての、加工レーザヘッド(30)により噴射される各加工レーザビーム(24)は、専用の開口(23)を有し、この開口を通過して、ワークピース(20)を処理するためのレーザ放射がワークピースに集束される、真空抽出装置。
  15. 前記請求項のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    ワークピースの円周に沿って、互いに一定距離を隔てて配置された2つの端部を有し、U字型の断面を有するC字型カバーリング(40)が設けられ、前記フード(10)が、該カバーリング(40)の2つの円周方向端部の一方に近接して配置されている、真空抽出装置。
  16. 請求項15に記載の真空抽出装置において、
    前記C字型カバーリング(40)は交換可能である、真空抽出装置。
  17. 請求項15に記載の真空抽出装置において、
    前記C字型カバーリング(40)の側壁(41)には、その内径を減少させるための手段が設けられ、前記リングは処理される各円筒型ワークピース(20)の表面に沿うように設定できる、真空抽出装置。
  18. 請求項17に記載の真空抽出装置において、
    前記C字型カバーリングの内径を減少させる手段は、層状のシール(48)を含む、真空抽出装置。
  19. 請求項18に記載の真空抽出装置において、
    前記層状シール(48)の個々の層(49)がカバーリング(40)の側壁(41)に回動可能に据え付けられている、真空抽出装置。
  20. 請求項17に記載の真空抽出装置において、
    前記C字型カバーリングの内径を減少させる手段は、交換可能な側部部品を含む、真空抽出装置。
  21. 請求項20に記載の真空抽出装置において、
    前記C字型カバーリングの内径を減少させる手段は、交換可能な側部プレートを含む、真空抽出装置。
  22. 前記請求項の15から20のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    前記C字型カバーリング(40)は、互いに抗して回動可能に据え付けられた、少なくとも2つのリングセグメントに円周方向において分割されている、真空抽出装置。
  23. 請求項22に記載の真空抽出装置において、
    前記C字型カバーリング(40)は、円周方向の長さが異なる3つのリングセグメントに円周方向において分割され、上部リングセグメントの円周方向の長さはカバーリング(40)の円周方向長さの約半分に対応し、下部リング部分にはより短い2つのリングセグメントを備える、真空抽出装置。
  24. 請求項15から22のいずれか一項に記載の真空抽出装置において、
    真空抽出ノズル(47)が、前記フード(10)と、該フードの上流に位置する、C字型カバーリング(40)の円周方向端部との間の中間スペースに配置されている、真空抽出装置。
JP2006540186A 2003-11-27 2004-05-05 レーザ放射によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空装置 Expired - Fee Related JP4619365B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10355996A DE10355996A1 (de) 2003-11-27 2003-11-27 Verfahren zur Herstellung von Flexodruckplatten mittels Lasergravur sowie dazu ge-eignete Vorrichtung
PCT/EP2004/004789 WO2005061233A1 (de) 2003-11-27 2004-05-05 Absaugeinrichtung für eine vorrichtung zum strukturieren einer oberfläche eines werkstücks mittels strahlung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007512139A JP2007512139A (ja) 2007-05-17
JP4619365B2 true JP4619365B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=34625441

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006540185A Expired - Fee Related JP4567002B2 (ja) 2003-11-27 2004-05-05 レーザ放射によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空抽出装置
JP2006540186A Expired - Fee Related JP4619365B2 (ja) 2003-11-27 2004-05-05 レーザ放射によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006540185A Expired - Fee Related JP4567002B2 (ja) 2003-11-27 2004-05-05 レーザ放射によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空抽出装置

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20070107252A1 (ja)
EP (2) EP1727674B1 (ja)
JP (2) JP4567002B2 (ja)
CN (2) CN100551695C (ja)
AT (2) ATE415274T1 (ja)
DE (3) DE10355996A1 (ja)
WO (2) WO2005061233A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10355996A1 (de) * 2003-11-27 2005-06-30 Stork Prints Austria Gmbh Verfahren zur Herstellung von Flexodruckplatten mittels Lasergravur sowie dazu ge-eignete Vorrichtung
US7638852B2 (en) * 2006-05-09 2009-12-29 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Method of making wafer structure for backside illuminated color image sensor
US7947919B2 (en) 2008-03-04 2011-05-24 Universal Laser Systems, Inc. Laser-based material processing exhaust systems and methods for using such systems
EP2119527A1 (en) * 2008-05-16 2009-11-18 Kba-Giori S.A. Method and system for manufacturing intaglio printing plates for the production of security papers
DE102008058310B3 (de) * 2008-11-18 2010-06-17 Jenoptik Automatisierungstechnik Gmbh Vorrichtung zum Randentschichten beschichteter Substrate und Trennen in einzelne Module
DE102010027638B4 (de) * 2010-07-19 2012-04-12 Christoph Deininger Vorrichtung zum Bearbeiten von Rohren mittels eines Laserstrahls
JP5725789B2 (ja) * 2010-10-19 2015-05-27 株式会社アマダ レーザ加工機
US8893450B2 (en) * 2011-05-11 2014-11-25 Ron Zohar Methods and devices for making a building block for mortar-free construction
DE102011119171B3 (de) * 2011-11-23 2013-02-21 Khs Gmbh Vorrichtung zur Behandlung von Behältern mit einer Absaugvorrichtung
US9259802B2 (en) 2012-07-26 2016-02-16 Electro Scientific Industries, Inc. Method and apparatus for collecting material produced by processing workpieces
JP6171546B2 (ja) * 2013-05-09 2017-08-02 大日本印刷株式会社 レーザ加工煙清浄装置、レーザ加工装置
US11311967B2 (en) * 2014-08-19 2022-04-26 Lumileds Llc Sapphire collector for reducing mechanical damage during die level laser lift-off
JP5923639B2 (ja) * 2015-03-31 2016-05-24 株式会社アマダホールディングス レーザ加工機
KR102572643B1 (ko) * 2015-05-13 2023-08-31 루미리즈 홀딩 비.브이. 다이 레벨의 레이저 리프트-오프 중에 기계적 손상을 줄이기 위한 사파이어 수집기
CN106356944A (zh) * 2016-10-14 2017-01-25 四川超影科技有限公司 巡检机器人自动充电激光对准系统和对准方法
DE102019119466A1 (de) 2019-07-18 2021-01-21 Laser Zentrum Hannover E.V. Vorrichtung zur Laser-Strukturierung einer Oberfläche einer Durchgangsöffnung in einem Bauteil
CN114750309A (zh) * 2022-05-23 2022-07-15 业成科技(成都)有限公司 集尘装置和方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0211008B1 (de) * 1985-01-15 1989-08-16 DR.-ING. RUDOLF HELL GmbH Druckdichte vakuumkammer einer elektronenstrahl-graviermaschine zur elektronenstrahlgravur von druckzylindern für die drucktechnik
JPS6420984U (ja) * 1987-07-29 1989-02-01
DE3923829A1 (de) * 1989-07-19 1991-01-31 Fraunhofer Ges Forschung Absauganlage
AT393979B (de) * 1989-11-07 1992-01-10 Kufstein Schablonentech Gmbh Vorrichtung zum bearbeiten von hohlzylindern mittels eines lasers
US5097401A (en) * 1990-07-09 1992-03-17 Ross Eppler Indirect lighting modifiers for use with fluorescent fixtures
NL9002398A (nl) * 1990-11-02 1992-06-01 Atlantic Point Inc Inrichting voor het aan elkaar lassen van pijpen.
JP2530944B2 (ja) * 1991-02-28 1996-09-04 中小企業事業団 レ―ザ―加工方法及び装置
JPH04339587A (ja) * 1991-05-14 1992-11-26 Kobe Steel Ltd Yagレーザ加工装置
ES2075512T3 (es) * 1992-03-27 1995-10-01 Schablonentechnik Kufstein Ag Dispositivo para el mecanizado de cilindros huecos de paredes finas mediante un rayo laser.
DE4331262C2 (de) * 1993-09-15 1996-05-15 Wissner Rolf Lasermaschine zur Bearbeitung eines Werkstücks und Verfahren zur Steuerung einer Lasermaschine
DE4342954C2 (de) * 1993-12-16 1998-01-22 Roland Man Druckmasch Verfahren zum Herstellen und Löschen einer löschbaren Hochdruckform, Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens und deren Verwendung
IT1268925B1 (it) * 1994-04-12 1997-03-13 Syfal Srl Apparecchiatura per l'incisione di matrici cilindriche in gomma.
JPH09281296A (ja) * 1996-04-10 1997-10-31 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd レーザ除染装置
JPH10331434A (ja) * 1997-06-02 1998-12-15 Taisei Corp コンクリート壁面の削孔方法
EP1004435A4 (en) * 1997-08-15 2001-05-02 Asahi Chemical Ind METHOD AND APPARATUS FOR MANUFACTURING AN OFFSET PLATE
AT408632B (de) * 1998-01-29 2002-01-25 Trodat Gmbh Bearbeitungskopf für eine lasergravier- bzw. -schneidvorrichtung
JPH11264949A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Canon Inc 光偏向器
IT1310833B1 (it) * 1999-09-28 2002-02-22 Sergio Sighinolfi Apparato per incidere un rullo da stampa con un raggio laser
DE10006298A1 (de) * 2000-02-12 2001-08-16 Abb Patent Gmbh Dichtung für umlaufende Teile
DE10016534C2 (de) * 2000-04-03 2002-11-21 Rexam Ab Malmoe Verfahren und Vorrichtung zum Staubschutz in einer Laserbearbeitungsvorrichtung
US6384372B1 (en) * 2000-07-20 2002-05-07 Advanced Micro Devices, Inc. Method and system for dust and fume removal in laser marking machines
JP2003156856A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Fuji Photo Film Co Ltd クズ除去機構
DE10305258A1 (de) * 2002-02-08 2003-08-21 Creo Inc Verfahren und Vorrichtung zum Schutz von optischen Elementen
JP4354219B2 (ja) * 2003-06-20 2009-10-28 大日本スクリーン製造株式会社 画像記録装置
DE10355996A1 (de) * 2003-11-27 2005-06-30 Stork Prints Austria Gmbh Verfahren zur Herstellung von Flexodruckplatten mittels Lasergravur sowie dazu ge-eignete Vorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
CN1886264A (zh) 2006-12-27
JP2007512139A (ja) 2007-05-17
CN100551695C (zh) 2009-10-21
EP1727674B1 (de) 2008-11-26
EP1727673A1 (de) 2006-12-06
JP4567002B2 (ja) 2010-10-20
JP2007512556A (ja) 2007-05-17
CN100551696C (zh) 2009-10-21
CN1886263A (zh) 2006-12-27
US20070108167A1 (en) 2007-05-17
US20070107252A1 (en) 2007-05-17
ATE415275T1 (de) 2008-12-15
EP1727673B1 (de) 2008-11-26
WO2005061233A1 (de) 2005-07-07
DE502004008554D1 (de) 2009-01-08
WO2005061232A1 (de) 2005-07-07
DE10355996A1 (de) 2005-06-30
DE502004008555D1 (de) 2009-01-08
ATE415274T1 (de) 2008-12-15
EP1727674A1 (de) 2006-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4619365B2 (ja) レーザ放射によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空装置
JP5785144B2 (ja) 連続ストリップをレーザ切断するための装置
JPS6251101B2 (ja)
JP3143457U (ja) レーザ加工機用集塵装置
JP2005522328A (ja) ストリップ圧延設備の出側における、冷間ストリップの乾燥維持のための装置
EP1968793B1 (en) Apparatus for coating a cylinder, in particular a wiping cylinder of an intaglio printing press
RU2265507C2 (ru) Способ и устройство для защиты от пыли в аппарате для лазерной обработки
JPH04256598A (ja) 印刷像付ウエブ材料用クロスカッタ
EP1090709A2 (en) Apparatus for engraving a printing roller with a laserbeam
JP4382390B2 (ja) 版を製造する装置
JP4484739B2 (ja) ウォータジェットノズル装置
US20060037168A1 (en) Dry cleaning system for workpieces
JPH07112296A (ja) レーザー加工装置
DE10016534C2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Staubschutz in einer Laserbearbeitungsvorrichtung
JPH0542384A (ja) レーザ装置
JP2005040893A (ja) ブラスト加工方法およびブラスト加工装置
US20040003736A1 (en) System and method of cleaning impression cylinders of a sheet-fed lithographic printing press
JPH05505320A (ja) フィルム及び/又は糖コーチング用装置
KR101595542B1 (ko) 회전롤 표면 이물질 제거장치
JPS60200909A (ja) レ−ザ加工による焼入れ方法およびその装置
JP2004066415A (ja) 粉体噴射加工における粉体噴射方法及び装置
JPH05269585A (ja) レーザー加工方法及び装置
JP2008188619A (ja) レーザ加工方法、レーザ加工装置、該加工による被加工物の保持方法及び該加工方法に用いられる保護体の保持方法
WO2019017929A1 (en) THREE DIMENSIONAL PRINTER
JPH05253689A (ja) レーザ加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101026

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees