JPH0542384A - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JPH0542384A
JPH0542384A JP3198063A JP19806391A JPH0542384A JP H0542384 A JPH0542384 A JP H0542384A JP 3198063 A JP3198063 A JP 3198063A JP 19806391 A JP19806391 A JP 19806391A JP H0542384 A JPH0542384 A JP H0542384A
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JP
Japan
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gas
laser beam
processing
processing head
workpiece
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JP3198063A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Yoshiyasu
重宏 吉安
Tatsuya Hirosaki
達也 廣崎
Masaru Kaneoka
優 金岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザビーム602の被加工物604上の照
射スポット径903を加工レンズ702を固定したまま
変化させる。 【構成】 レーザビーム602が通過する筒体である加
工ヘッド本体606において、レーザビーム602の中
心に垂直な平面上の位置に気体を吹出す気体吹出口を複
数設ける。そして、これらの気体吹出口の気体を吹出す
方向をレーザビーム602の中心に向う方向から所定の
同一角度だけずらした方向に設定し、気体吹出口より吹
出される気体の圧力をポンプ608により変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はレーザビームの焦点位
置をレーザビームの軸方向に変化させることの出来るレ
ーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のレーザ装置の1例として
レーザ加工装置の概略を示す構成図である。図におい
て、601はレーザ発振器、602はレーザ発振器60
1より出力されるレーザビーム、603はレーザビーム
602を反射し、レーザビーム602の進行方向を変え
る反射鏡である。
【0003】また、604は被加工物、605はレーザ
ビーム602を被加工物604に向けて放出する加工ヘ
ッド、606は上部が円筒状をなし、下部がノズル状と
なっている加工ヘッド本体、606aは加工ヘッド本体
606の下部である先端部である。また、607は加工
ヘッド本体606に嵌入装着されたほゞ円筒状の加工レ
ンズホルダ、608は加圧された加工ガスを供給するポ
ンプ、609はポンプ608より供給される加圧された
加工ガスを加工ヘッド605に導くパイプ、610は加
工ガスの進行方向を示す矢印である。
【0004】また、611はレーザ装置本体(図示せ
ず)に支持され、加工ヘッド605を被加工物604に
離接可能に支持するアームである。
【0005】図8は、加工ヘッド605の詳細を示す部
分断面図であり、図において701は加工レンズホルダ
607に支持された加工レンズ、702はOリング、7
03は加工レンズホルダ607の内壁に嵌入する円筒状
のレンズ押えである。なお、レンズ701は、円筒状の
加工レンズホルダ607の中央部において、円筒内壁に
沿って設けられた凸部607aに一方の面の周辺部が当
接し、他方の面の周辺部はOリング702を介してレン
ズ押え703により凸部607aに向けて加圧固定され
ている。
【0006】704は加工レンズホルダ607の外周に
設けられた溝607bと加工ヘッド本体606の内周と
により形成されたリング状の空隙である。そして、ポン
プ608により加圧された加工ガスはパイプ609によ
りこの空隙704に導かれる。
【0007】また、705は空隙704の加工ガスをレ
ーザビーム602の中心に向けて吹き出すように加工レ
ンズホルダ607に設けられた気体吹出口である。
【0008】なお、この気体吹出口705は加工レンズ
ホルダ607に4個設けられ、いずれもレーザビーム6
02の中心に垂直な面上に等間隔に配設されている。
【0009】また、706は被加工物604の表面にお
けるレーザビーム602の照射スポット径であり、70
7はレーザビーム602により被加工物604に明けら
れた孔の径、または加工軌跡に沿って溶融除去された加
工幅を示している。なお、708は加工レンズホルダ6
07と加工ヘッド本体606との間から加工ガスが漏れ
ないように設けられたOリングである。
【0010】図9は、加工レンズホルダ607の(8)
−(8)部分断面図である。図において、801はレー
ザビーム602の中心を示している。
【0011】次に従来装置の動作について図7〜図9に
より説明する。レーザ発振器601より発生したレーザ
ビーム602は反射鏡603により進行方向を変え加工
ヘッド605に送られる。
【0012】加工ヘッド605に送られたレーザビーム
602は加工レンズホルダ607に固定された加工レン
ズ701により被加工物604の表面または表面付近に
焦点を結ぶように集光される。そして、この集光された
レーザビーム602は加工ヘッド本体606の先端部6
06aより被加工物604に向けて放出される。
【0013】また、ポンプ608により加圧された加工
ガスはパイプ609を通り空隙704に導かれる。この
空隙704に導かれた加工ガスは4個の気体吹出口70
5よりレーザビーム602の中心に向けて吹出した後、
加工ヘッド本体606の先端部606aより被加工物6
04に向けて放出される。
【0014】この被加工物604に向けて放出される加
工ガスにより、レーザビーム602の照射により生じた
溶融物を除去する。
【0015】なお、気体吹出口705より加工ガスをレ
ーザビーム602の中心に向けて吹出す理由は、加工ヘ
ッド本体606内のレーザビーム602が通過する位置
における加工ガスの密度を均一化し、レーザビーム60
2のプロファイル(断面形状)の変化を防止するためで
ある。
【0016】次に、レーザビーム602により被加工物
604を切断する切断加工の工程について図10により
説明する。まず始めに被加工物604を貫通するイニシ
ャルホール901が明けられる。なお、このイニシャル
ホールを明ける作業は一般にピアシングと呼ばれてい
る。
【0017】ピアシングにおいては、被加工物604の
表面における照射スポット径903を0.13mm程度
にし、穴径902が0.3mm程度の穴901が明けら
れる。すなわち、図10(a)に示されるように焦点位
置、例えばレーザビーム602のプロファイルが最も小
さくなる位置であるビームウェスト位置が、被加工物6
04の表面の位置になるようにしてピアシングを行う。
【0018】その後、被加工物604および加工ヘッド
605を相対移動して切断加工を開始する。
【0019】一般に、板厚が6mm以上ある軟鋼材を切
断するためには、溶融物が容易に排除される切断幅が得
られるように被加工物604の表面における照射スポッ
ト径903を0.2mm程度にし、切断幅904を0.
5mm程度にする必要がある。このように照射スポット
径903を大きくするため、ピアシング後図10(b)
に示すように加工レンズ701を上方に移動し、ビーム
ウェスト位置905を被加工物604よりも上方に設定
し直すようにしている。
【0020】なお、このように加工レンズ701を移動
させると、加工ガスを吹出す加工ヘッド本体606の先
端部606aも同時に移動するのでピアシング時と切断
加工時において、先端部606aと被加工物604との
間隔が変化し、特に切断加工時において上述の間隔が広
がり、溶融した金属の被加工物604の裏側への排除が
困難になるという問題が生じる。
【0021】この問題を解消する目的のため、加工レン
ズ701と加工ガスの吹出口である先端部606aとの
間を蛇腹等でつなぎ、加工レンズ701と先端部606
aとを相対移動可能に構成する方法も提案されている。
【0022】なお、上述の板厚が6mm以上ある軟鋼板
材の切断においては、加工ガスは通常、酸化反応による
発熱を利用する目的で酸素ガスが用いられる。この酸素
ガスの圧力はピアシング時で0.3Kg/cm2 程度で
あることが必要であり、切断時では0.6〜1.0Kg
/cm2 程度であることが必要である。
【0023】また、ピアシング時においては溶融した金
属を被加工物604の表面側に除去するので、はね返り
を発生することがあるため、危険を防止する目的と、レ
ンズ等の損傷を防止する目的とにより、加工ガスの圧力
を比較的小さな値に設定している。
【0024】一方、切断時においては、溶融した金属を
被加工物604の裏面側に十分排除できるように圧力を
比較的大きな値を設定している。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
レーザ装置では、被加工物604の表面におけるレーザ
ビーム602の照射スポット径903を変えるなどの目
的でレーザビーム602の焦点位置をレーザビームの軸
方向に変化させるにあたり、加工レンズ701の位置を
移動する必要があり、その結果、加工ヘッド本体606
の先端部606aとは別に加工レンズ701を移動させ
るための機構を設けるなど、加工ヘッドの構造が複雑に
なり、信頼性を損うなどの問題点があった。
【0026】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、加工レンズの位置は固定したまゝ
照射スポット径を変化させることが可能な信頼性の高い
レーザ装置を得ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明によるレーザ装
置では、レーザビームが通過する筒体と、レーザビーム
を中心とする円周方向に互に所定距離離隔して上記筒体
に複数配設され、いずれもレーザビームの中心に向う方
向から所定の同一角度だけずらした方向に気体を吹出す
気体吹出口と、気体吹出口により吹出される気体の吹出
し圧を変化させる気体圧力制御手段と、を備えたことを
特徴とするものである。
【0028】また、この発明によるレーザ装置は、気体
吹出口より吹出される気体を加工を促進する加工ガスと
し、筒体内より被加工物に向けて放出されるものであ
る。
【0029】
【作用】この発明に係るレーザ装置は、レーザビームの
中心に向う方向から所定の同一角度だけずらした方向に
気体を吹出す気体吹出口をレーザビームが通過する筒体
に複数配設し、この気体吹出口より吹出す気体の吹出し
圧を変化させることによりレーザビームの焦点位置をレ
ーザビームの軸方向に変化させる。
【0030】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示すレーザ装置
の加工ヘッドの部分断面図であり、図において、60
2、604、606、608、609、701、〜70
3、706〜708は従来装置と同様である。
【0031】101は加工ヘッド、102は加工ヘッド
本体606に嵌入装着されたほゞ円筒状の加工レンズホ
ルダ、103は加工レンズホルダ102の外周に設けら
れた溝102bと加工ヘッド本体606の内周とにより
形成されたリング状の空隙である。
【0032】また、この発明の一実施例を示すレーザ装
置の構成は、従来装置を示す図7において、加工ヘッド
605に装着された加工レンズホルダ607を図1に部
分断面図が示される加工ヘッド606の加工レンズホル
ダ102に置き換えたものと同様である。
【0033】そして、ポンプ608により加圧された加
工ガスはパイプ609により従来装置と同様にこの空隙
103に導かれる。
【0034】104は空隙103の加工ガスを加工レン
ズホルダ102の内側に向けて吹出す加工レンズホルダ
102に設けられた気体吹出口である。
【0035】また、この気体吹出口104は加工レンズ
ホルダ102に4個設けられ、いずれもレーザビーム6
02の中心に垂直な面上に等間隔に配置されている。な
お、105は気体吹出口104より吹出される気体の進
行方向を示す矢印である。
【0036】図2は、加工レンズホルダ102の(2)
−(2)部分断面図である。図2に示されるように、気
体吹出口104はレーザビーム602の中心801に向
う方向から右方に角度θだけずらした方向に加工ガスを
吹出すように配設されている。
【0037】このように、気体吹出口104を配設する
ことにより、加工ヘッド本体606内のレーザビーム6
02の中心付近において、加工ガスの密度分布に乱れが
生じレーザビーム602に対する屈折率に変化が生じ
る。
【0038】すなわち、気体吹出口104より吹出され
る加工ガスの圧力が増加すると上述の密度分布の乱れは
大きくなりレーザビームに対する屈折率が増加し、レー
ザビーム602の焦点は加工レンズ701からより遠方
に結ばれるようになり、被加工物604の表面における
照射スポット径903が大きくなる。
【0039】図3は、この発明の一実施例による加工ヘ
ッド101を使用した場合と、従来装置の加工ヘッド6
05を使用した場合について、それぞれ加工ガスの圧力
と照射スポット径903の関係を実験により求めたグラ
フである。
【0040】なお、図3のグラフにおいて横軸は加工ガ
スの圧力(Kg/cm2 )、縦軸は被加工物604の表
面における照射スポット径(mm)であり、焦点距離が
7.5″の加工レンズ701を使用した場合についての
データが示されている。また、この発明による加工ヘッ
ド101の気体吹出口104の気体吹出し方向はレーザ
ビーム602の中心に向う方向より角度θ=5゜だけず
らした方向に設定されている。
【0041】図3から、従来の加工ヘッド605を使用
した場合は、加工ガスの圧力を変化させても照射スポッ
ト径903はほとんど変化しないが、この発明の一実施
例によるレーザ装置の加工ヘッド101の場合は、加工
ガスの圧力を増加すると照射スポット径903が大きく
変化することが分る。
【0042】すなわち、加工ヘッド101においては加
工ガスの圧力が0.3Kg/cm2から1.0Kg/c
2 に変化すると、照射スポット径903は0.13m
mから0.28mmに変化する。
【0043】図4は、レンズ702と被加工物604間
におけるレーザビーム602の進行経路を示す図であ
り、図4(a)はピアシング時を示し、図4(b)は切
断加工時を示している。
【0044】図4に示されるように、ピアシング時と切
断加工時において加工レンズ701と被加工物604と
の距離は固定のまま、ピアシング時および切断加工時に
おいて、それぞれ溶融した金属を排除する適切な圧力に
加工ガスの圧力を設定することにより、レーザビームの
進行経路が変化し、ピアシング時および切断加工時にお
ける照射スポット径903はそれぞれ適切な大きさに変
化する。
【0045】すなわち、図3に示されるように、ピアシ
ング時および切断加工時における加工ガスの圧力をそれ
ぞれ0.3Kg/cm2 および0.8Kg/cm2 に設
定すると、照射スポット径903はそれぞれほゞ0.1
3mmおよびほゞ0.20mmに従属的に変化する。
【0046】実施例2.実施例1においては気体吹出口
104は加工レンズホルダ102に設けられているが、
図5に示されるように、加工ヘッド本体502に設ける
ようにしてもよい。
【0047】図5において、501は加工ヘッド、50
2は上方が円筒状をなし、下方がノズル状の形状をなし
ている加工ヘッド本体、503は加工ヘッド本体502
に嵌入装着されているほゞ円筒状の加工レンズホルダ、
504は加工ヘッド本体502に設けられた気体吹出
口、505はポンプ608より加圧された加工ガスを気
体吹出口504に導くパイプである。
【0048】加工レンズホルダ503の外周には溝がな
く、従って加工ヘッド本体502との間に実施例1のよ
うな加工ガスを導くための空隙はない。そして、加工ヘ
ッド本体502には加工レンズホルダ503よりやゝ下
方に気体吹出口504が設けられている。
【0049】この気体吹出口504は加工ヘッド本体5
02に4個設けられており、いずれもレーザビーム60
2の中心に垂直な面上に等間隔に配設されている。
【0050】そして、気体吹出口504は、いずれもレ
ーザビーム602の中心に向う方向から所定の同一角度
だけずらした方向に加工ガスを吹出すように配設されて
いる。このような図5に示される加工ヘッド501によ
っても実施例1と同様の効果が得られる。
【0051】実施例3.図6は従来装置の加工ヘッド6
05の上部にさらに別の気体吹出口1003を設けるよ
うにした場合の加工ヘッドの部分断面図である。
【0052】図において、602、604、607、〜
610、701〜708は従来装置を示す図8と同様な
ので説明を省略する。
【0053】1001は、加工ヘッド、1002は上方
が円筒状をなし下方がノズル状をなしている加工ヘッド
本体、1003は加工ヘッド本体1002に設けられた
気体吹出口、1004はポンプ、1005はポンプ10
04で加圧された気体を気体吹出口1003に導くパイ
プ、1006は加工ヘッド本体1002に設けられた気
体排出口である。また、1007はポンプ1004より
加工ヘッド本体1002に導かれる加圧された気体の進
行方向を示す矢印であり、1008は気体吹出口100
3より加工ヘッド本体1002内に向けて吹出された気
体が排出される方向を示す矢印である。
【0054】気体吹出口1003は加工ヘッド本体10
02の加工レンズホルダ607の上方に4個設けられて
おり、いずれもレーザビーム602の中心に垂直な面上
に等間隔に配設されている。
【0055】そして、気体吹出口1003は、いずれも
レーザビーム602の中心に向う方向から所定の同一角
度だけずらした方向に気体を吹出すように配設されてい
る。
【0056】なお、気体排出口106は、気体吹出口1
003より加工ヘッド本体1002内に向けて吹出され
た気体を外部に排出するために設けられている。
【0057】この図6に示す加工ヘッド1001によれ
ば、ポンプ608の他にポンプ1004が必要である。
そして、このポンプ1004を用いて気体吹出口100
3から吹出す気体の吹出し圧を変化させることにより、
加工レンズ701は固定したまま実施例1および実施例
2と同様にレーザビーム602のウェスト位置を変化さ
せることが出来る効果がある。
【0058】また、加工レンズ701がレーザビーム6
02により加熱されると熱レンズ効果と称される加工レ
ンズ701の焦点距離が変化する現象が発生するが、図
6に示す加工ヘッド1001によれば、気体吹出口10
03より吹出される気体の吹出し圧を適切に設定するこ
とにより、加工レンズ701を固定したままこの熱レン
ズ効果を相殺することもできる効果がある。
【0059】また、加工ガスを被加工物604に吹出す
加工ガス吹出口がレーザビームを放出するレーザビーム
放出口を兼用していない熱処理等のレーザ加工装置にお
いては、必要であれば加工ガス吹出口のみ被加工物60
4に離接可能に配設し、加工レンズ701は固定するよ
うにしてもよい。
【0060】すなわち、焦点の移動は気体吹出口100
3から吹出される気体の吹出し圧力を変化することによ
り行うようにすればよく、このような場合は加工レンズ
701の移動機構を省略することができる効果がある。
【0061】実施例4.上述の実施例1〜3においては
気体吹出口104、504、1003はレーザビーム6
02の中心に垂直な同一面上に4個配設するようにして
いるが、4個に限らず2個以上いずれの個数を設けるよ
うにしてもよく、同様の効果が得られる。
【0062】但し、気体吹出口の数が少い場合はレーザ
ビームのプロファイルは円形とはならない場合がある。
例えば、気体吹出口が2個の場合にはレーザビームのプ
ロファイルは楕円になる。
【0063】また、気体吹出口104、504、100
3をレーザビーム602の中心に垂直な同一面上に配設
せず、レーザビーム602の進行方向にずらして配設し
てもよく、この場合は同一面上に配設する気体吹出口に
104、504、1003の数は1個以上何個であって
もよい。
【0064】しかし、この場合は個々の気体吹出口より
吹出す気体の圧力に変化を与えるなどの方法により、被
加工物604上でのレーザビーム602のプロファイル
に乱れが生じないようにする必要がある。
【0065】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されてお
り、レーザビームの中心に向う方向から所定の同一角度
だけずらした方向に気体を吹出す気体吹出口をレーザビ
ームが通過する筒体に複数配設し、この気体吹出口によ
り吹出す気体の吹出し圧を変化させることにより加工レ
ンズを固定したまゝレーザビームの焦点位置をレーザビ
ームの軸方向に変化できるので、加工ヘッドの構造が簡
単になり装置の信頼性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるレーザ装置の加工ヘ
ッドの側面の部分断面図である。
【図2】図1の気体吹出口における平面の部分断面図で
ある。
【図3】この発明の実施例1によるレーザ装置の加工ヘ
ッドにおける加工ガスの圧力と照射スポット径との関係
を従来装置の加工ヘッドと対比して示した説明図であ
る。
【図4】この発明の実施例1によるレーザ装置の加工ヘ
ッドと被加工物付近内におけるレーザビームの径の変化
を示す説明図である。
【図5】この発明の実施例2によるレーザ装置の加工ヘ
ッドの側面の部分断面図である。
【図6】この発明の実施例2によるレーザ装置の加工ヘ
ッドの側面の部分断面図である。
【図7】従来のレーザ装置の概略を示す構成図である。
【図8】従来のレーザ装置の加工ヘッドの側面の部分断
面図である。
【図9】図8の気体吹出口における平面の部分断面図で
ある。
【図10】従来のレーザ装置の加工ヘッド内と被加工物
付近におけるレーザビームの径の変化を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
101 加工ヘッド 104 気体吹出口 504 気体吹出口 602 レーザビーム 604 被加工物 606 加工ヘッド本体 608 ポンプ 1003 気体吹出口 1004 ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームが通過する筒体と、 上記レーザビームを中心とする円周方向に互に所定距離
    離隔して上記筒体に複数配設され、いずれも上記レーザ
    ビームの中心に向う方向から所定の同一角度だけずらし
    た方向に気体を吹出す気体吹出口と、 上記気体吹出口より吹出される気体の吹出し圧を変化さ
    せる気体圧力制御手段と、 を備えたことを特徴とするレーザ装置
  2. 【請求項2】 気体吹出口より吹出される気体は加工を
    促進する加工ガスであり、筒体内より被加工物に向けて
    放出されることを特徴とする請求項第1項記載のレーザ
    装置。
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