JP2003156856A - クズ除去機構 - Google Patents

クズ除去機構

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JP2003156856A
JP2003156856A JP2001356661A JP2001356661A JP2003156856A JP 2003156856 A JP2003156856 A JP 2003156856A JP 2001356661 A JP2001356661 A JP 2001356661A JP 2001356661 A JP2001356661 A JP 2001356661A JP 2003156856 A JP2003156856 A JP 2003156856A
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wind
rotating drum
rotary drum
rotated
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JP2001356661A
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Masahiro Oba
昌宏 大場
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で駆動音が静かなクズ除去機構を得る。 【解決手段】 露光部18では、回転ドラム24を回転
させた状態で回転ドラム24外周に巻き付けた印刷版1
2へ集光レンズ40の出射面42からレーザ光を印刷版
12へ照射することで露光処理を行う。印刷版12を露
光する際には、シロッコファン44、46が風を起こす
ことで、印刷版12の露光の際に発生するクズがチュー
ブ50の風噴出口52からの風で吹き飛ばされると共に
チューブ56の風吸込口58へ吸い取られる。このた
め、クズが除去されて、クズが集光レンズ40の出射面
42等に付着することを防止できる。ここで、シロッコ
ファン44、46は回転ドラム24が回転されることで
風を起こすため、シロッコファン44、46の駆動源が
回転ドラムの回転であり、これにより、従来のコンプレ
ッサが不要になって、機構を安価にできると共に駆動音
を静かにできる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シート材を露光す
る際に発生するクズを除去するクズ除去機構に関する。 【0002】 【従来の技術】印刷版露光装置としては、シート状の印
刷版(例えば所謂フォトポリプレート)における支持体
上の画像形成層(感光層)に、直接レーザ光(レーザビ
ーム)で画像を記録(露光)するものが開発されてきて
いる。 【0003】ところで、印刷版露光装置が所謂ヒートモ
ードCTP(コンピュータ・トゥ・プレート)タイプの
ものである場合には、集光レンズの出射面からのハイパ
ワーのレーザ光で印刷版を露光して描画する際に、画像
形成層が所謂アブレーション(abrasion)を起
こしてクズが飛散する。ここで、このクズが集光レンズ
の出射面等に付着すると、画像品質が低下するという問
題がある。具体的には、クズが集光レンズの出射面に付
着した場合には集光レンズのレーザ光透過率が低下し、
クズが印刷版を支持する支持部材表面に付着した場合に
は集光レンズの出射面と印刷版との間の距離がずれてレ
ーザ光の焦点深度がずれ、クズが印刷版の画像形成層に
付着した場合には画像の色抜けが生じる。 【0004】このため、集光レンズの出射面付近にチュ
ーブの一端を開口させると共にチューブの他端を所謂コ
ンプレッサに連結し、コンプレッサの駆動によってチュ
ーブの一端からのクズの吸い取り処理及び吹き飛ばし処
理の少なくとも一方を行うことで、クズが集光レンズの
出射面等に付着することを防止していた。 【0005】しかしながら、このようにコンプレッサを
使用した方法では、コンプレッサが高価であるのみなら
ず、コンプレッサの駆動による騒音が大きいという問題
があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、安価で駆動音が静かなクズ除去機構を得ることが
目的である。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載のクズ除
去機構は、シート材が巻き付けられた状態で回転される
回転ドラムと、前記回転ドラムに対向するレーザ光の出
射面を有し、前記回転ドラムが回転される際に前記回転
ドラムに巻き付けられた前記シート材にレーザ光を照射
することで前記シート材を露光する照射部材と、前記回
転ドラムが回転されることで風を起こす起風手段と、一
端が前記出射面の近傍に開口しかつ他端が前記起風手段
に連結され、前記起風手段が風を起こすことで一端から
風を吸い込みまたは噴き出して前記シート材を露光する
際に発生するクズを吸い取りまたは吹き飛ばす送風管
と、を備えている。 【0008】請求項1に記載のクズ除去機構では、回転
ドラムが回転される際に、回転ドラムに巻き付けられた
シート材に照射部材の出射面からレーザ光を照射するこ
とで、シート材が露光される。また、送風管の他端が連
結された起風手段が風を起こすことで、出射面の近傍に
開口する送風管の一端から風が吸い込まれまたは噴き出
されて、シート材を露光する際に発生するクズが吸い取
られまたは吹き飛ばされる。このため、クズが除去され
て、クズが照射部材の出射面、回転ドラム表面及びシー
ト材等に付着することを防止でき、これにより、画像品
質が低下することを防止できる。 【0009】ここで、起風手段は回転ドラムが回転され
ることで風を起こすため、起風手段の駆動源が回転ドラ
ムの回転であり、これにより、従来のコンプレッサが不
要になって、機構を安価にすることができると共に、駆
動音を静かに(騒音を小さく)することができる。 【0010】さらに、起風手段は回転ドラムの回転中に
風を起こすため、シート材の露光中にクズが吸い取られ
または吹き飛ばされる。これにより、クズが照射部材の
出射面、回転ドラム表面及びシート材等に付着する前
(クズが飛散している間)にクズを除去することがで
き、クズが照射部材の出射面、回転ドラム表面及びシー
ト材等に付着することを良好に防止することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】図2には、本発明のクズ除去機構
が適用されて構成された実施の形態に係る印刷版自動露
光装置10が側面図にて示されている。 【0012】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置1
0は、所謂ヒートモードCTP(コンピュータ・トゥ・
プレート)タイプのものであり、シート材としてのフォ
トポリプレートやサーマルプレート等の印刷版12にお
ける支持体上の画像形成層(感光層、乳剤面)に画像を
露光(記録)するものである。印刷版自動露光装置10
は、搬送ガイドユニット14とパンチ部16と露光部1
8とに分かれており、搬送ガイドユニット14の前方に
パンチ部16及び露光部18が配置されると共に、パン
チ部16の下方に露光部18が配置されている。 【0013】搬送ガイドユニット14は、略四角形平板
状の給版ガイド20と、略四角形平板状の排版ガイド2
2と、を有しており、給版ガイド20と排版ガイド22
とは互いの相対位置関係が横V字型とされている。搬送
ガイドユニット14は、図2の中央付近を中心として所
定角度回動する構造となっており、この回動によって、
給版ガイド20や排版ガイド22を選択的にパンチ部1
6や露光部18に対応させることができる。また、給版
ガイド20には、印刷版12が供給されて載置される。 【0014】ここで、搬送ガイドユニット14が回動さ
れて給版ガイド20がパンチ部16に対応(対向)され
ることで、給版ガイド20上の印刷版12の前端部がパ
ンチ部16内に搬送されて、パンチ部16によって印刷
版12の前端部に例えば円孔と長孔等の所定数のパンチ
孔(図示省略)が穿孔される。パンチ部16での処理が
終了すると、印刷版12が給版ガイド20上へ戻され
る。 【0015】露光部18は、円柱状の回転ドラム24及
び正面視U字状のベース70(図1参照)を備えてい
る。回転ドラム24には回転中心軸24Aが一体に設け
られており、回転中心軸24Aの両端がベース70に支
持されて回転ドラム24が左右方向に平行に配置される
ことで、回転ドラム24は回転中心軸24Aを中心に図
2の矢印A及び矢印Bの方向へ回転可能とされている。
ここで、上述の如くパンチ部16から給版ガイド20上
へ印刷版12が戻されると、搬送ガイドユニット14が
回動されて給版ガイド20が露光部18に対応される
(回転ドラム24の接線方向に対向される)ことで、回
転ドラム24の外周上に印刷版12の前端が搬送され
て、印刷版12が位置決めされる。 【0016】回転ドラム24の外周には、印刷版12の
前端が搬送される位置において、板状の前端チャック2
6が設けられている。前端チャック26の前後方向略中
央部分は回転ドラム24に回転自在に支持されると共
に、前端チャック26の前側には回転ドラム24外周か
ら離間される方向へ弾性力が付与されている。 【0017】前端チャック26の上方には装着カム28
が設けられており、装着カム28が前端チャック26の
前側を押圧することで、前端チャック26の後側が回転
ドラム24外周から離間している。これにより、上述の
如く給版ガイド20から回転ドラム24外周上に搬送さ
れる印刷版12の前端が前端チャック26の後側と回転
ドラム24外周との間に挿入され、この状態で上記印刷
版12の位置決めが行われる。また、上記印刷版12の
位置決めが終了した後には、装着カム28が回動して前
端チャック26前側の押圧を解除することで、前端チャ
ック26後側が前記弾性力により印刷版12の前端を押
圧して、回転ドラム24外周に印刷版12の前端が保持
される。さらに、回転ドラム24外周に印刷版12の前
端が保持されると、回転ドラム24が図2の矢印Aの方
向へ回転されて、印刷版12が回転ドラム24外周に巻
き付けられる。 【0018】回転ドラム24の外周近傍には、装着カム
28よりも図2の矢印Aの方向側において、スクイズロ
ーラ30が配設されている。スクイズローラ30は、回
転ドラム24側へ移動されることで、回転ドラム24に
巻き付けられる印刷版12を回転ドラム24へ向けて押
圧しつつ回転され、印刷版12を回転ドラム24の外周
に密着させる。 【0019】回転ドラム24の外周近傍には、装着カム
28とスクイズローラ30との間において、後端チャッ
ク着脱ユニット32が配設されている。後端チャック着
脱ユニット32はシャフト34を有しており、シャフト
34は回転ドラム24へ向けて移動可能とされている。
シャフト34の先端には後端チャック36が装着されて
おり、回転ドラム24に巻き付けた印刷版12の後端が
後端チャック着脱ユニット32に対向すると、シャフト
34が後端チャック36を回転ドラム24側へ移動させ
て回転ドラム24の所定の位置に装着する同時に、シャ
フト34から後端チャック36が離脱される。これによ
り、後端チャック36が印刷版12の後端を押圧して、
回転ドラム24外周に印刷版12の後端が保持される。 【0020】このように、前端チャック26及び後端チ
ャック36によって印刷版12の前端及び後端が回転ド
ラム24に保持されると、スクイズローラ30が回転ド
ラム24から離間された後に、回転ドラム24が所定の
回転速度で高速回転される。 【0021】回転ドラム24外周の後側近傍には、記録
ヘッド部38が配設されており、記録ヘッド部38は回
転ドラム24の軸線方向(左右方向)へ移動可能とされ
ている。記録ヘッド部38には、照射部材としての集光
レンズ40が設けられており、集光レンズ40は、回転
ドラム24の外周に対向する出射面42を有している
(図1参照)。これにより、記録ヘッド部38が集光レ
ンズ40の出射面42から、上述の如く高速回転される
回転ドラム24に向け、この回転ドラム24の回転に同
期させて、読み込まれた画像データに基づいて変調した
ハイパワーのレーザ光(レーザビーム)を照射すること
で、印刷版12が画像データに基づいて露光される(印
刷版12に画像が記録(描画)される)。この露光処理
は、回転ドラム24を高速で回転させながら(主走
査)、記録ヘッド部38を回転ドラム24の軸線方向へ
移動させる(副走査)、所謂走査露光である。この際、
印刷版12の画像形成層(上面)がアブレーションを起
こして、クズが飛散(発生)する。 【0022】印刷版12への走査露光が終了すると、後
端チャック36がシャフト34に対向する位置で回転ド
ラム24が一時停止され、シャフト34によって回転ド
ラム24から後端チャック36が取り外されて(シャフ
ト34に後端チャック36が装着されて)、後端チャッ
ク36による印刷版12後端の押圧が解除される。さら
に、搬送ガイドユニット14が回動されて排版ガイド2
2が露光部18に対応された後(回転ドラム24の接線
方向に対向された後)、回転ドラム24が図2の矢印B
の方向へ回転されることで、印刷版12が後端側から後
方へ搬送されて排版ガイド22へ排出される。この際、
装着カム28が回動されて前端チャック26の前側を押
圧することで、前端チャック26後側による印刷版12
の前端の押圧が解除される。また、印刷版12が排版ガ
イド22に送られると、搬送ガイドユニット14が回動
されて、排版ガイド22から印刷版12が排出される構
成である。 【0023】ところで、図1に示す如く、上記ベース7
0の右側方には、起風手段としての一対の所謂シロッコ
ファン(多翼ファン)44、46が配置されている。各
シロッコファン44、46は、所謂前向き羽根が多数設
けられた羽根車を有する遠心ファンであり、所謂内外径
比(羽根車の内径に対する外径の比)及び羽根出口幅
(前向き羽根外端の配置間隔)に対する羽根車外径の比
が大きくされて、所謂圧力係数及び流量係数が大きい。
各シロッコファン44、46のファン軸44A、46A
は、回転ドラム24の回転中心軸24Aに連結されてお
り、これにより、回転ドラム24が回転されることで、
ファン軸44A、46Aが一体に回転されて、シロッコ
ファン44、46が風を起こす構成とされている。 【0024】一方(右側)のシロッコファン44の風吐
出口48には、送風管としてのチューブ50が連結され
ており、チューブ50の反風吐出口48側端は、風噴出
口52とされて集光レンズ40の出射面42近傍に開口
している。このため、回転ドラム24が回転されてファ
ン軸44Aが一体に回転されることで、風噴出口52か
ら風が噴き出され、これにより、印刷版12を露光する
際に発生するクズが風噴出口52からの風で吹き飛ばさ
れる。 【0025】他方(左側)のシロッコファン46の風吸
引口54には、送風管としてのチューブ56が連結され
ており、チューブ56の反風吸引口54側端は、風吸込
口58とされて集光レンズ40の出射面42近傍に開口
している。このため、回転ドラム24が回転されてファ
ン軸46Aが一体に回転されることで、風吸込口58か
ら風が吸い込まれ、これにより、印刷版12を露光する
際に発生するクズが風吸込口58へ吸い取られる。 【0026】また、シロッコファン46の羽根車の外径
をシロッコファン44の羽根車の外径よりも大きくする
等により、シロッコファン46の風吸引量(風吸込口5
8の風吸込量)がシロッコファン44の風吐出量(風噴
出口52の風噴出量)よりも大きくされている。 【0027】さらに、チューブ50、56は、何れも充
分に長くされており、それぞれ回転ドラム24の左端部
近傍まで延伸された後U字状に湾曲されて右方向へ延伸
されている。しかも、チューブ50、56は、何れも可
撓性を有している。これにより、記録ヘッド部38が回
転ドラム24の軸線方向へ移動されても、チューブ5
0、56が引っ張られたり折れ曲がったりすることが抑
制される。 【0028】また、チューブ56の風吸引口54側部位
には、フィルタ66が介在された状態で設けられてお
り、風吸込口58からチューブ56内へ吸い取られたク
ズがフィルタ66によって除去される構成である。 【0029】次に、本実施の形態の作用を説明する。 【0030】以上の構成の印刷版自動露光装置10で
は、印刷版12を給版ガイド20に載置すると、まず、
搬送ガイドユニット14を回動させて給版ガイド20を
パンチ部16に対応させることで、印刷版12の前端部
をパンチ部16内に搬送する。パンチ部16内に搬送さ
れた印刷版12は、前端部にパンチ部16により所定数
のパンチ孔が穿孔された後、給版ガイド20上に戻され
る。 【0031】さらに、搬送ガイドユニット14を回動さ
せて給版ガイド20を露光部18に対応させることで、
印刷版12を露光部18へ搬送して、位置決めする。位
置決めされた印刷版12は、前端と後端とがそれぞれ前
端チャック26と後端チャック36とによって回転ドラ
ム24の外周に保持されると共にスクイズローラ30に
よって回転ドラム24の外周に密着されつつ、回転ドラ
ム24の外周に巻き付けられる。回転ドラム24の外周
に印刷版12を巻き付けると、回転ドラム24を高速回
転させた状態で、記録ヘッド部38が集光レンズ40の
出射面42からレーザ光を印刷版12へ照射すること
で、露光処理を行う。 【0032】露光処理が終了すると、搬送ガイドユニッ
ト14を回動させて排版ガイド22を回転ドラム24へ
対応させると共に、前端チャック26及び後端チャック
36による印刷版12の回転ドラム24外周への保持を
解除しつつ、印刷版12を回転ドラム24から排版ガイ
ド22へ排出する。その後、搬送ガイドユニット14を
回動させて排版ガイド22から印刷版12を排出する。 【0033】ところで、印刷版12が露光される際に
は、チューブ50、56が連結されたシロッコファン4
4、46が風を起こすことで、集光レンズ40の出射面
42の近傍に開口するチューブ50の風噴出口52及び
チューブ56の風吸込口58からそれぞれ風が噴き出さ
れ及び風が吸い込まれて、印刷版12を露光する際に発
生するクズが風噴出口52からの風で吹き飛ばされると
共に風吸込口58へ吸い取られる。このため、クズが除
去されて、クズが集光レンズ40の出射面42、回転ド
ラム24表面及び印刷版12の画像形成層等に付着する
ことを防止でき、これにより、画像品質が低下すること
を防止できる。 【0034】ここで、シロッコファン44、46は回転
ドラム24が回転されることで風を起こすため、シロッ
コファン44、46の駆動源が回転ドラムの回転であ
り、これにより、従来のコンプレッサが不要になって、
機構を安価にすることができると共に、駆動音を静かに
(騒音を小さく)することができる。 【0035】さらに、シロッコファン44、46は回転
ドラム24の回転中に風を起こすため、印刷版12の露
光中にクズが吸い取られかつ吹き飛ばされる。これによ
り、クズが集光レンズ40の出射面42、回転ドラム2
4表面及び印刷版12の画像形成層等に付着する前(ク
ズが飛散している間)にクズを除去することができ、一
旦付着すると取れにくいクズが集光レンズ40の出射面
42、回転ドラム24表面及び印刷版12の画像形成層
等に付着することを良好に防止することができる。 【0036】また、シロッコファン46の風吸引量(風
吸込口58の風吸込量)がシロッコファン44の風吐出
量(風噴出口52の風噴出量)よりも大きくされた構成
であるため、クズが集光レンズ40の出射面42、回転
ドラム24表面及び印刷版12の画像形成層等に付着す
ることを一層良好に防止することができる。 【0037】なお、本実施の形態では、シロッコファン
44、46のファン軸44A、46Aを回転ドラム24
の回転中心軸24Aに連結した構成としたが、シロッコ
ファンのファン軸を回転ドラムの回転中心軸に連結しな
い構成としてもよく、例えばシロッコファンのファン軸
及び回転ドラムの回転中心軸にそれぞれプーリを固定し
かつ両プーリをベルトで連結することで、シロッコファ
ンのファン軸を回転ドラムの回転中心軸から都合のよい
場所へオフセットした構成としてもよい。またこの場
合、必要に応じて前記プーリの径を変更することで、シ
ロッコファンのファン軸の回転速度を加速または減速さ
せてもよい。 【0038】さらに、図3に示す如く、記録ヘッド部3
8外周の集光レンズ40に対向する位置に、箱状のチャ
ンバー60を固定した構成としてもよい。この場合、チ
ャンバー60内にはチューブ50の風噴出口52及びチ
ューブ56の風吸込口58が連通されている。また、集
光レンズ40の出射面42に対向するチャンバー60の
側壁には透明板62が設けられており、透明板62は出
射面42からのレーザ光を透過する。さらに、チャンバ
ー60の反集光レンズ40側側壁には開口64が設けら
れており、出射面42からのレーザ光の通過、チャンバ
ー60内外への風の通過及びチャンバー60内へのクズ
の侵入が開口64によって可能とされている。ここで、
このチャンバー60によって、チューブ50の風噴出口
52から噴き出された風を良好にチューブ56の風吸込
口58に吸い込むことができ、これにより、印刷版12
を露光する際に発生するクズを良好に風吸込口58へ吸
い取ることができる。 【0039】 【発明の効果】請求項1に記載のクズ除去機構では、起
風手段が回転ドラムの回転により風を起こすため、従来
のコンプレッサが不要になって、機構を安価にすること
ができると共に、駆動音を静かにすることができる。さ
らに、起風手段は回転ドラムの回転中に風を起こすた
め、クズが照射部材の出射面、回転ドラム表面及びシー
ト材等に付着する前にクズを除去することができ、クズ
の付着を良好に防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置
の露光部を示す概略的な背面図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置
を示す概略的な側面図である。 【図3】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置
の露光部の別例を示す概略的な側面図である。 【符号の説明】 10 印刷版自動露光装置 12 印刷版(シート材) 24 回転ドラム 40 集光レンズ(照射部材) 42 出射面 44 シロッコファン(起風手段) 46 シロッコファン(起風手段) 50 チューブ(送風管) 52 風噴出口(一端) 56 チューブ(送風管) 58 風吸込口(一端)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 シート材が巻き付けられた状態で回転さ
    れる回転ドラムと、 前記回転ドラムに対向するレーザ光の出射面を有し、前
    記回転ドラムが回転される際に前記回転ドラムに巻き付
    けられた前記シート材にレーザ光を照射することで前記
    シート材を露光する照射部材と、 前記回転ドラムが回転されることで風を起こす起風手段
    と、 一端が前記出射面の近傍に開口しかつ他端が前記起風手
    段に連結され、前記起風手段が風を起こすことで一端か
    ら風を吸い込みまたは噴き出して前記シート材を露光す
    る際に発生するクズを吸い取りまたは吹き飛ばす送風管
    と、 を備えたクズ除去機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007512556A (ja) * 2003-11-27 2007-05-17 ストルク プリンツ オーストリア ゲーエムベーハー 放射線によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空抽出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007512556A (ja) * 2003-11-27 2007-05-17 ストルク プリンツ オーストリア ゲーエムベーハー 放射線によりワークピース表面を構造化するために使用される装置用の真空抽出装置

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