JP2004295085A - 描画装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガス吸引効率をさらに向上させた描画装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 刷版の露光により刷版からガスが発生する。ガス拡散吸引ユニットのエア噴出口12から吹き出すエアが、レーザ光の照射により刷版から発生したガスを拡散し、エアにより拡散されたガスはガス拡散吸引ユニットのガス吸引口13からエアとともに吸引される。このとき、吸引風速は噴出風速の1.2倍以上となるように設定することにより、効率よくガス/エアを吸引することが可能となる。また、吸引風量を噴出風量の30倍以上となるように設定することにより、効率よくガス/エアを吸引することが可能となる。
【選択図】 図7

Description

この発明は、ドラムの外周面に装着された感光材料に描画を行う描画装置に関する。
感光材料にレーザー光を照射し、感光材料の表面から感光材料の成分をガスとして蒸発させることにより描画を行う描画装置においては、感光材料から発生したガスが露光ヘッド内に侵入して露光ヘッドの内部が汚染される。このため、特許文献1に記載されるようなガスの吸引手段を設けた描画装置が提案されている。
特許2886087号公報
このような描画装置は、ガスの吸引口を感光材料表面上に近接させることにより、ガスの吸引効率を向上させることが可能であることは一般的に知られている。
しかし、このような描画装置において回転するドラムの外周面に刷版を装着するための手段として、刷版の端部をクランプするためのクランプ機構を使用する場合には、クランプ機構が一定の大きさを有することから吸引口をドラムに近接させることは困難となる。このため、ガスを吸引するために大きな風量が必要となる。換言すると、単位時間当たりの気体の吸引体積を大きくする必要がある。このため、特許文献2に記載されるように、刷版表面上に生じたガスをドラム上に気体を吹き付けて剥がしつつ吸引することにより、ガスの吸引効率を向上させた描画装置も提案されているが、感光材料から発生したガスを完全にかつ効率的に吸引するには至っていないのが実情である。
特開2000−56400号公報 この発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ガス吸引効率をさらに向上させた描画装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、その外周面上に感光材料が装着されるドラムと、前記ドラムをその軸芯周りで回転させる回転駆動手段と、前記ドラムの外周面に装着された感光材料に描画を行う描画手段とを備えた描画装置において、前記描画手段は、光ビームを前記ドラム上の感光材料に照射する光照射手段と、前記ドラムの回転方向において前記光照射手段よりも上流側に配置された噴出口を有し、前記光照射手段による光の照射により発生したガスを拡散させるための気体を噴出する噴出手段と、前記ドラムの回転方向において前記光照射手段よりも下流側に配置された前記噴出口の口径より大きな口径を有する吸引口を有し、前記噴出手段により拡散されたガスを吸引する吸引手段とを備え、前記吸引手段により吸引される気体の風速を前記噴出手段により噴出される気体の風速よりも大きくするとともに、前記吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積を、前記噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積よりも大きくしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の描画装置において、前記吸引手段により吸引される気体の風速は、前記噴出手段により噴出される気体の風速の1.2倍以上である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の描画装置において、前記吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積は、前記噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積の30倍以上である。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の描画装置において、前記噴出口より噴出される気体の噴出方向と前記ドラムの外周面に立てた法線とは、40度乃至50度の角度で交差する。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の描画装置において、前記感光材料は、前記ドラムの外周面に配設されたクランプ機構により前記ドラムの外周面に装着される。
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の描画装置において、前記回転駆動手段は、前記ドラムを4.5m/sec乃至6m/secで回転させる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の描画装置において、前記吸引手段により吸引される気体の風速は、前記噴出手段により噴出される気体の風速の1.8倍以下である。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の描画装置において、前記吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積は、前記噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積の45倍以下である。
請求項9に記載の発明は、請求項3に記載の描画装置において、前記回転駆動手段は、前記ドラムを10m/sec乃至12m/secで回転させる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の描画装置において、前記吸引手段により吸引される気体の風速は、前記噴出手段により噴出される気体の3.5倍以下である。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の描画装置において、前記吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積は、前記噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積の87倍以下である。
請求項12に記載の発明は、請求項1に記載の描画装置において、前記吸引手段により吸引される気体の風速が70m/sec以下である。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の描画装置において、前記回転駆動手段は、前記ドラムを10m/sec乃至12m/secで回転させる。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の描画装置において、前記噴出口または前記吸引口と前記ドラムに装着された感光材料との間隔が10乃至20mmとした。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の描画装置において、前記噴出手段により噴出される気体の噴出風速を19m/sec以下としている。
請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の描画装置において、前記噴出手段により噴出される気体の風量を5.5l/min以下としている。
請求項17に記載の発明は、請求項1に記載の描画装置において、前記回転駆動手段は、前記ドラムを5m/sec乃至15m/secで回転させるとともに、前記噴出手段により噴出される気体の風速を21m/sec以下としている。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の描画装置において、前記回転駆動手段は、前記ドラムを5m/sec乃至10m/secで回転させるとともに、前記噴出手段により噴出される気体の風速を18m/sec以下としている。
請求項19に記載の発明は、請求項1に記載の描画装置において、前記回転駆動手段は、前記ドラムを5m/sec乃至15m/secで回転させるとともに、前記噴出機構により噴出される気体の風量を6l/min以下としている。
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の描画装置において、前記回転駆動手段は、前記ドラムを5m/sec乃至10m/secで回転させるとともに、前記噴出手段により噴出される気体の風量を5l/min以下としている。
請求項21に記載の発明は、請求項17乃至請求項20にいずれかに記載の描画装置において、前記噴出口または前記吸引口と前記ドラムに装着された感光材料との間隔が14mm以下としている。
請求項1に記載の発明は、ドラムの回転方向において光照射手段よりも下流側に配置された噴出口の口径より大きな口径を有する吸引口を有し噴出手段により拡散されたガスを吸引する吸引手段とを備え、吸引手段により吸引される気体の風速を噴出手段により噴出される気体の風速よりも大きくするとともに、吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積は、噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積よりも大きくすることから、レーザー光の照射により感光材料の表面から発生するガスの吸引効率を向上させることが可能となる。
請求項2乃至請求項4、請求項6および請求項9のいずれかに記載の発明によれば、さらに好適にレーザー光の照射により感光材料の表面から発生するガスの吸引効率を向上させることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、感光材料を装着するためのクランプ機構がドラムの外周面に配設されるために、噴出口および吸引口と感光材料との距離が大きくなる場合においても好適にレーザー光の照射により感光材料の表面から発生するガスの吸引効率を向上させることが可能となる。
請求項7、請求項8、請求項10乃至請求項21のいずれかに記載の発明によれば、吸引手段と噴出手段との関係を限定することから、レーザー光の照射により感光材料の表面から発生するガスの吸引効率を向上させるとともに、適切な吸引手段および噴出手段を選択することができ、無駄な資源を節約することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る描画装置の側面概要図であり、図2はその正面概要図である。
図1および図2において、この描画装置は、円筒状の記録ドラム1を備える。記録ドラム1は、回転駆動装置4により回転軸1aの周りで矢印A方向(主走査方向)に回転駆動される。記録ドラム1の外周面には、感光材料としてアルミニウム製の刷版40が装着される。刷版40の一端は複数の先端クランプ2により記録ドラム1の外周面に固定され、刷版40の他端は複数の後端クランプ3により記録ドラム1の外周面に固定されている。
記録ドラム1の前方側には、複数のレーザーダイオードを備えた露光ヘッド8が配設されている。露光ヘッド8は、ガイド17(図2参照)に移動可能に取り付けられ、記録ドラム1の回転に同期して図2に示す矢印B方向(副走査方向)へ移動する。
露光ヘッド8の複数のレーザダイオードは、レーザダイオード駆動回路部41により駆動される。レーザダイオード駆動回路部41は、画像信号発生回路42が発生した画像信号に応答して露光ヘッド8の複数のレーザダイオードを駆動する。これらのレーザダイオードから出射された光ビームは、露光ヘッド8より刷版40に照射される。
図1に示すように、記録ドラム1の後方側には、クランプ駆動装置5が設けられている。クランプ駆動装置5は、記録ドラム1上への後端クランプ3の取り付け、記録ドラム1からの後端クランプ3の取り外し、および記録ドラム1上の先端クランプ2の解除を行うために用いられる。
クランプ駆動装置5は、図1に示す矢印C方向に揺動可能な一対のクランプアーム6を備える。一対のクランプアーム6間には、駆動バー60が取り付けられ、駆動バー60に複数の第1駆動装置7が取り付けられている。これらの第1駆動装置7には、後端クランプ3の固定および開放を行うための駆動ピン61、後端クランプ3を保持する2つの保持ピン62、および刷版40の取り付け時に先端クランプ2を解除する解除ピン63が設けられている。また、クランプ駆動装置5は、刷版40の取り外し時に先端クランプ2を解除する第2駆動装置(図示せず)を備える。
また、図1に示すように、記録ドラム1の上方には、搬送ユニット9が図1に示す矢印R方向に揺動可能に配設されている。搬送ユニット9は、刷版搬入用の第1の搬送路91および刷版搬出用の第2の搬送路92を有する。刷版40の搬入時には、搬送ユニット9の第1の搬送路91を通して刷版40を記録ドラム1上に供給する。また、刷版40の搬出時には、記録ドラム1から取り外された刷版40を搬送ユニット9の第2の搬送路92を通して外部に搬出する。
搬送ユニット9の先端側には、刷版40に位置決め孔を開けるためのパンチ装置10が配設されている。刷版40は、記録ドラム1上への供給前に、搬送ユニット9の第1の搬送路91を通してパンチ装置10に供給され、刷版40の周縁部に位置決め孔が形成される。刷版40の位置決め孔は、記録ドラム1の外周面に設けられた位置決めピン(図示せず)に係合する。
図1の制御部56は、CPU(中央演算処理装置)、入力インターフェース等からなり、描画装置の各部を制御する。この制御部56には、作業者が各種情報(例えば、記録ドラム1の回転速度、使用される刷版40の種類・サイズ・一度に記録ドラム1に固定される枚数、刷版40から発生するガスの種類・量、エア噴出口12(後述)からの気体の噴出風速・風量、ガス吸引口13(後述)からのガスの吸引風速・風量など)および各種指令を入力するための操作パネル70が接続されている。
図3は、この発明に係る描画装置における露光ヘッド8の斜視図である。ここでは、水平面内の互いに直行する2つの方向をそれぞれX方向およびZ方向とし、鉛直方向をY方向とする。図3において、主ベース21上に、レーザダイオードアレイ22、複数のシリンドリカルレンズ23、スリット板24、放射面鏡25、立体射影レンズ26、レンズ27、折り返しミラー28、ズームレンズ系30およびガス拡散吸引ユニット11が配置される。
主ベース21の側部には、レーザダイオードドライバ等が搭載された基板を収納する収納ケース80が取り付けられている。
レーザダイオードアレイ22は複数のレーザダイオードを有し、各レーザダイオードの先端にはコリメートレンズが装着されている。コリメートレンズは、レーザダイオードから出射されたレーザ光をY方向に集光する。
複数のシリンドリカルレンズ23はY方向に延び、X方向に並列に配列されている。これらのシリンドリカルレンズ23は、レーザダイオードアレイ22から出射されるレーザ光をX方向に集光する。
スリット板24は、シリンドリカルレンズ23を通過したレーザ光のビーム整形を行う。スリット板24を通過したレーザ光は放射面鏡25により反射され、立体射影レンズ26に入射する。放射面鏡25および立体射影レンズ26が第1段目の縮小光学系を構成する。
立体射影レンズ26を透過したレーザ光は、さらにレンズ27を透過した後、折り返しミラー28により反射され、ズームレンズ系30に入射する。ズームレンズ系30は、焦点合わせ用のモータおよびズーム用のモータを備える。レンズ27、折り返しミラー28およびズームレンズ系30が第2段目の縮小光学系を構成する。ズームレンズ系30は、ガス拡散吸引ユニット11に設けられた対物レンズを通してレーザ光を記録ドラム1上の刷版40に集光させる。
図4はこの発明に係る描画装置における露光ヘッド8のガス拡散ユニット11を示す斜視図であり、図5はその正面図、また、図6はその縦断面図である。
図4乃至図6において、ガス拡散吸引ユニット11は、上部ブロック11aおよび下部ブロック11bにより構成される。上部ブロック11aと下部ブロック11bとの連結部に円形のレンズ孔11cが設けられている。このレンズ孔11cに対物レンズ16が装着される。上部ブロック11aと下部ブロック11bとは容易に分離可能となっており、対物レンズ16は簡易に調整・清掃・交換が行える。
下部ブロック11bの前面には、エア噴出口12が設けられている。エア噴出口12は、下部ブロック11bの側面に設けられたエア供給口14に連通している。これらのエア噴出口12は、記録ドラム1の回転方向(矢印Aの方向)の上流側にエア噴出口12より噴出される気体の噴出方向と記録ドラム1の外周面に立てた法線とのなす角度が45度となるように配置され、対物レンズ16による記録ドラム1上のレーザ光の照射位置を向いている。これにより、レーザ光の照射により発生したガスがエア(空気)により拡散される。
上部ブロック11aの前面には、エア噴出口12の25倍の面積を有するガス吸引口13が設けられている。このガス吸引口13は、記録ドラム1の回転方向(矢印Aの方向)の下流側に配置され、対物レンズ16による記録ドラム1上のレーザ光のほぼ照射位置を向いている。ガス吸引口13は、上部ブロック11aの上面に設けられたガス排出口15に連通している。これにより、レーザ光の照射により発生したガスがエアとともに吸引される。
図7はこの発明に係る描画装置におけるガス拡散吸引ユニット11の吸気系および排気系を示すブロック図である。
図7において、ガス拡散吸引ユニット11のエア供給口14は、フィルタ51を介して圧縮機(コンプレッサ)50に接続されている。圧縮機50の下流側には減圧弁52が接続されている。
ガス拡散吸引ユニット11のガス排出口15は、フィルタ53を介して送風機(ブロア)54に接続されている。送風機54の上流側には減圧弁55が接続されている。
圧縮機50からフィルタ51を介してガス拡散吸引ユニット11のエア供給口14に清浄なエアが供給される。それにより、ガス拡散吸引ユニット11のエア噴出口12から記録ドラム1の外周面上にエアが吹き付けられる。露光時に発生したガスは、エアとともにガス拡散吸引ユニット11のガス吸引口13から吸引され、ガス排出口15からフィルタ53を通して送風機54に送られる。
減圧弁52,55は、制御部56により制御される。減圧弁52を制御することによりガス拡散吸引ユニット11のエア噴出口12からの噴出風速および噴出風量(単位時間当たりに噴出される気体の体積)を調整することができる。また、減圧弁55を制御することによりガス拡散吸引ユニット11のガス吸引口13からの吸引風速および吸引風量(単位時間当たりに吸引される気体の体積)を調整することができる。
図8はこの発明の描画装置における露光時の記録ドラム1および露光ヘッド8の側面図である。図8において、記録ドラム1の外周面に刷版40が装着され、刷版40の先端が先端クランプ2により固定され、刷版40の後端が後端クランプ3により固定されている。この状態で、記録ドラム1が矢印Aの方向に回転する。
露光ヘッド8は、対物レンズ16を通してレーザ光を回転する記録ドラム1上の刷版40に照射する。刷版40の露光により刷版40からガスが発生する。このとき、ガス拡散吸引ユニット11のエア噴出口12から吹き出すエアが、記録ドラム1の回転方向の上流側からレーザ光の照射位置の近くに吹き付けられる。レーザ光の照射により刷版40から発生したガスは、エアにより拡散され、主として記録ドラム1の回転方向の下流側に吹き飛ばされる。エアにより拡散されたガスは、ガス拡散吸引ユニット11のガス吸引口13からエアとともに吸引される。なお、エア噴出口12から吹き出す気体の噴出方向は記録ドラム1の外周面に立てた法線に対して40度乃至50度の角度で交差する方向としたときに前記ガスを良好に吹き飛ばすことができる。
ところで、このような構成を有する描画装置においては、刷版40を記録ドラム1上に装着するための機構として、先端クランプ2や後端クランプ3を備えたクランプ機構が採用されている。このようなクランプ機構を利用して刷版40を記録ドラム1上に装着した場合においては、刷版40を真空吸着等により記録ドラム1上にする場合に比べ、刷版40をより強固に記録ドラム1上に装着しうるという利点がある。
しかしながら、その一方で、ガス拡散吸引ユニット11と先端クランプ2や後端クランプ3との干渉を避けるため、ガス拡散吸引ユニット11と記録ドラム1とを一定の距離だけ離隔させて配置する必要が生ずる。従って、図8に示すように、ガス拡散吸引ユニット11におけるエア噴出口12やガス吸引口13の設置面と刷版40の表面との距離Wを、少なくとも5mm程度確保することが必要となる。このように、ガス拡散吸引ユニット11におけるエア噴出口12やガス吸引口13の設置面と刷版40の表面との距離Wが大きくなった場合には、刷版40から発生したガスを完全に、かつ、効率的に吸引することが困難となる。
このため、この発明に係る描画装置においては、エア噴出口12とガス吸引口13の口径比やエア噴出口12からの噴出風速および噴出風量とガス吸引口13からの吸引風速および吸引風量との関係を所定値に設定することにより、ガス拡散吸引ユニット11におけるエア噴出口12やガス吸引口13の設置面と刷版40の表面との距離Wが大きくなった場合にも、刷版40から発生したガスを完全に、かつ、効率的に吸引することができるようにしている。
図9および図12は、エア噴出口12からの噴出風速および噴出風量と吸引効率、ガス吸引口13からの吸引風速および吸引風量と吸引効率との関係を示すグラフである。
図9はこの発明に係る描画装置におけるガス拡散吸引ユニット11の吸引効率と吸引風速を噴出風速で除した値との関係、および、この発明に係る描画装置におけるガス拡散吸引ユニット11の吸引効率と吸引風量を噴出風量で除した値との関係を示すグラフである。なお、このグラフにおいては、吸引風速と噴出風速との比が1:1であるときの吸引効率を1としている。
また、この実験を行った際のドラム回転速度は、5.65m/secであった。また、ガス拡散吸引ユニット11におけるエア噴出口12やガス吸引口13の設置面と刷版40の表面との距離Wは、14mmであった。なお、ドラム回転速度が4.5m/sec乃至6m/secの範囲内においては、同様の結果を得ることができる。
図9に示すように、ガス吸引口13からの吸引風速がエア噴出口12からの噴出風速の1.2倍となるときの吸引効率は、吸引風速と噴出風速とが1:1であるときの吸引効率の約2倍となり、吸引風速が噴出風速の1.2倍以上となると吸引効率が上昇する傾向にあることがわかる。したがって、ガス吸引口13からの吸引風速をエア噴出口12からの噴出風速の1.2倍以上となるように設定することにより、効率よくガス/エアを吸引することが可能となる。
また、この実施例においては、ガス吸引口13は、その口径がエア噴出口14の口径の25倍となるものを使用しており、吸引風速とガス吸引口13の口径との積を吸引風量とし、噴出風速とエア噴出口12の口径との積を噴出風量として計算したものと吸引効率との関係を図9において点線で示している。そして、吸引風速と噴出風速との比が1:1であるとき、すなわち、吸引風量と噴出風量との比が25:1であるときの吸引効率を1としている。図9に示すように、ガス吸引口13からの吸引風量がエア噴出口12からの噴出風量の30倍となるとき、吸引効率は2倍となり、吸引風量が噴出風量の30倍以上となると吸引効率が上昇する傾向にあることがわかる。したがって、ガス吸引口13からの吸引風量をエア噴出口12からの噴出風量の30倍以上となるように設定することにより、効率よくガス/エアを吸引することが可能となる。
また、図9から明らかなように吸引風速/噴出風速比が約1.8以上、または、吸引風量/噴出風量の比が約45を上回ると、吸引効率の上昇傾向が低下した。噴出風速および噴出風量が一定であるとすると、吸引風速/噴出風速の比や吸引風量/噴出風量の比を拡大するには送風機54による吸引風速または吸引風量を増加させる必要があるが、これには、送風機54の出力を増大させなければならない。吸引効率の上昇傾向が低下する限度が予め分かっていれば、送風機の出力を無理に増大させる必要がなくなるので、好都合である。
したがって、ドラム回転速度が4.5m/sec乃至6m/secに設定されている場合には、吸引風速/噴出風速の比を1.8以下、または、吸引風量/噴出風量の比を45以下にすることが望ましい。
次に、図12は、ドラム回転速度を11.3m/secに設定したときの、この発明に係る描画装置におけるガス拡散吸引ユニット11の吸引効率と吸引風速/噴出風速比との関係、および吸引効率と吸引風量/噴出風量比との関係を示すグラフである。ガス吸引ユニット11におけるエア噴出口12やガス吸引口13の設置面と刷版40の表面との距離Wは、14mmである。
図12に示すように、ガス吸引口13からの吸引風速がエア噴出口12からの噴出風速の1.8倍となるときの吸引効率は、吸引風速と噴出風速とが1:1であるときの吸引効率の約2倍となり、吸引風速1.8倍以上となると吸引効率が上昇する傾向にあることがわかる。したがって、ガス吸引口13からの吸引風速をエア噴出口12からの噴出風速の1.8倍以上となるように設定することにより、効率よくガス/エアを吸引することが可能となる。
また、この実施形態においても、ガス吸引口13は、その口径がエア噴出口12の口径の25倍となるものを使用しており、吸引風速とガス吸引口13との積を吸引風量とし、噴出風速とエア噴出口12の口径との積を噴出風量として計算したものと吸引効率との関係を図12において点線で示している。そして、吸引風速と噴出風速との比が1:1であるとき、すなわち、吸引風量と噴出風量との比が25:1であるときの吸引効率を1としている。図12に示すように、ガス吸引口13からの吸引風量がエア噴出口12からの噴出風量の45倍となるとき、吸引効率は2倍となり、吸引風量が噴出風量の45倍以上となると吸引効率が上昇する傾向にあることがわかる。ガス吸引口13からの吸引風量をエア噴出口12からの噴出風量の45倍以上となるように設定することにより、効率よくガス/エアを吸引することが可能となる。
また、図12から明らかなように吸引風速/噴出風速の比が約3.5、または、吸引風量/噴出風量の比が約87を上回ると、吸引効率の上昇傾向が低下している。噴出風速および噴出風量が一定であるとすると、吸引風速/噴出風速の比や吸引風量/噴出風量の比を拡大するためには、送風機54による吸引風速または吸引風量を増加させる必要があり、そのためには、送風機54の出力を増大させなければならない。吸引効率の上昇傾向が低下する限度が予め分かっていれば、送風機54の出力を無駄に増大させる必要がなくなるので、好都合である。なお、ドラム回転速度が10m/sec乃至12m/secの範囲内においては、同様の結果を得ることができる。
したがって、ドラム回転速度が10m/sec乃至12m/secの範囲内に設定されている場合には、吸引風速/噴出風速の比を3.5以下、または、吸引風量/噴出風量の比を87以下にすることが望ましい。
図13は、ドラム回転速度を5m/sec乃至11m/secの範囲で設定した場合において、吸引効率を容易に改善することが可能な風速比および風量比の領域を示すグラフである。なお、間隔Wは14mmに固定される。
図13から明らかなように、ドラム回転速度が5m/sec乃至11m/secの範囲に設定される場合には、少なくとも風速比を1.2、あるいは、風量比を30以上とすれば、吸引効率を容易に改善することができる。すなわち、吸引風速または吸引風量を少しあげるだけで、吸引効率を大きく改善することができる。
また、図13から明らかなように、ドラム回転速度が5m/sec乃至11m/secの範囲に設定される場合には、風速比を3.5、あるいは、風量比を87以上とする必要がないことが分かる。風速比あるいは風量比が上記値以上になった場合には、吸引風速または吸引風量の増強に対する吸引効率の改善の度合いが小さいためである。
図10は、この発明に係る描画装置において必要とされる噴出風速および噴出風量を、記録ドラム1の回転速度毎に求めるためのシミュレーション結果を説明するグラフである。実際には、刷版40から発生するガスを吸収するために必要な噴出風速と噴出風量とを記録ドラム1の回転速度毎に求める必要がある。しかし、刷版40から発生するガスの量を予測し定量化することは困難である。そこで、記録ドラム1上に一定量のトナーを撒き、この状態で記録ドラム1を回転させて、トナーを人為的に飛散させる。そして、トナーを所定の値以上の割合で記録ドラム1表面から剥離させることができるかどうかを、噴出風速と噴出風量とを適宜変更しながら、記録ドラム1の回転速度毎に試験する。図10は、このような試験結果に基づいて作成した、記録ドラム1の回転速度と、エア噴出口12からの噴出風速および噴出風量との関係を示すグラフである。なお、ガス拡散吸引ユニット11におけるエア噴出口12の設置面と刷版40の表面との距離Wは、14mmに固定されている。
図10において、記録ドラム1の回転速度と噴出風速との関係を実線で、記録ドラム1の回転速度と噴出風量との関係を点線で示している。記録ドラム1の回転速度が上昇すると、記録ドラム1の周面上に粘性流が発生し、トナー(実際にはガス)を剥離することが困難となる。このため、所定量のトナー(実際にはガス)を剥離するためには、図10に示すとおり、記録ドラム1の回転速度の上昇に伴い、噴出風速および噴出風量を上昇させる必要がある。なお、図10のグラフから明らかなように、ガス拡散吸引ユニット11におけるエア噴出口12の設置面と刷版40の表面との距離Wを14mmとし、かつ記録ドラム1を5m/secで回転させるときには噴出風速を14m/secとし、かつ噴出風量を4.0l/minとすると刷版表面からトナー(実際にはガス)を十分に剥離させることができることが分かる。したがって、上記条件で画像記録を行う際には、噴出風速を約14m/sec、噴出風量を約4.0l/minに設定すれば十分であり、原則として噴出風速および噴出風量をこれらの値以上に設定する必要がない。
また、前記距離Wを14mmとし、かつ、記録ドラム1を10m/secで回転させるときには、噴出風速を18m/secとし、かつ、5.0l/minとすると、刷版表面からトナー(実際にはガス)を十分に剥離させることができることが分かる。したがって、上記条件で、画像記録を行う際には、噴出風速を約18m/sec、噴出風量を約5.0l/minに設定すれば十分であり、原則として噴出風速および噴出風量をこれらの値以上に設定する必要がない。
さらに、前記距離Wを14mmとし、かつ、記録ドラム1を15m/secで回転させるときには、噴出風速を21m/secとし、かつ、噴出風量を6.0l/minとすると刷版表面からトナー(実際にはガス)を十分に剥離することができることが分かる。
したがって、上記条件で画像記録を行う際には、噴出風速を約21m/sec、噴出風量を約6.0l/minに設定すれば十分であり、原則として噴出風速および噴出風量をこれらの値以上に設定する必要がない。
図11はこの発明に係る描画装置におけるガス拡散吸引ユニット11の吸引効率と吸引風速との関係を示すグラフである。
図11では、ガス拡散吸収ユニット11におけるエア噴出口12の設置面と刷版40の表面との距離Wを14mmに固定すると共に、記録ドラム1を11.3m/secで回転させた場合であって、吸引風速が33m/sec乃至113m/secとなる範囲における吸引効率を5m/sec毎に実測した値を示している。噴出風速および噴出風量は、記録ドラム1の回転速度11.3m/secを図10のグラフに適用して得られた値に設定した。すなわち、噴出風速および噴出風量は、それぞれ、約19m/sec、約5.5l/minである。図11に示すように、吸引風速が約70m/sec以上となると、吸引効率の伸びは小さくなる。ここで、吸引効率とは、ガス排出口15付近に設けられるフィルターに付着するトナー量により決定されるものである。図11においては、記録ドラム1の回転速度を11.3m/secとした場合の吸引風速を33m/secとしたときの吸引効率を1と設定している。
上記説明から明らかなように、吸引風速が70m/sec以上になると吸引風速の増大に対する吸引効率の改善の度合いが鈍くなる。したがって、少なくとも前記した画像記録条件(前記距離W、記録ドラム1の回転速度、噴出風速/風量等)が図11の場合よりも改善する場合には、すなわち、前記距離Wを14mm以下、記録ドラム1の回転速度を11.3m/sec以下、噴出風速を19m/sec以上、あるいは、噴出風量を5.5l/min以上に設定する場合には、吸引風速を70m/sec以上にする必要性が低いことが分かる。この情報を用いれば、送風機54等の性能を適切に決定できるようになるので、好都合である。
これらの図9乃至図11に示される実測値の結果を用いて、制御部56は記録ドラム1の回転数や刷版40の種類に応じてガス拡散吸引ユニット11のエア噴出口12からの噴出風速/風量およびガス吸引口13からの吸引風速/風量をそれぞれ最適な流量に調整することができる。
また、描画効率を向上させるためにレーザダイオードアレイ22に塔載された複数のレーザダイオードの個々の光量を増減したり、稼動させるレーザダイオードの数を調整することがある。このような場合にも、刷版40からのガス発生量が変化するので、制御部56はそれに応じて噴出風速/風量および吸引風速/風量を調整してもよい。
あるいは、刷版40に描画される画像に応じて、噴出風速/風量および吸引風速/風量を調整してもよい。すなわち、刷版40に形成される画像の種類(レーザダイオードからの単位時間あたりの照射光量が多く必要な画像か、そうではない画像か)に応じてガス発生量が変化すると考えられるからである。
このように、この実施例の描画装置においては、刷版40の露光時に発生したガスがガス拡散吸引ユニット11のエア噴出口12から吹き出すエアにより拡散され、拡散されたエアがガス拡散吸引ユニット11のガス吸引口13から効率よく吸引されるので、ガスが露光ヘッド8内に侵入して露光ヘッド8の内部を汚染することや、ガスが対物レンズ16に付着して対物レンズ16を曇らせることを効果的に防止することができる。したがって、ガスによる露光光学系の汚染に起因する画質の劣化を効果的に防止することができる。
この発明に係る描画装置の概略側面図である。 この発明に係る描画装置の概略正面図である。 この発明に係る描画装置における露光ヘッド8の斜視図である。 この発明に係る描画装置における露光ヘッド8のガス拡散ユニット11を示す斜視図である。 この発明に係る描画装置における露光ヘッド8のガス拡散ユニット11を示す正面図である。 この発明に係る描画装置における露光ヘッド8のガス拡散ユニット11を示す縦断面図である。 この発明に係る描画装置におけるガス拡散吸引ユニット11の吸気系および排気系を示すブロック図である。 この発明の描画装置における露光時の記録ドラム1および露光ヘッド8の側面図である。 この発明に係る描画装置におけるガス拡散吸収ユニット11の吸引効率と吸引風速/噴出風速比との関係、および吸引効率と吸引風量/噴出風量比との関係を、ドラム回転速度を5.65m/sに設定した場合を示すグラフである。 この発明に係る描画装置において必要とされる噴出風速および噴出風量を、記録ドラム1の回転速度毎に求めるためのシミュレーション結果を説明するグラフである。 この発明に係る描画装置における記録ドラム1の回転速度を11.3m/secとしたときの吸引風速とガス拡散吸引ユニット11の吸引効率との関係を示すグラフである。 ドラム回転速度を11.3m/secに設定したときの、風速比および風量比とガス拡散吸引ユニット11の吸引効率との関係を示すグラフである。 ドラム回転速度を5m/sec乃至11m/secの範囲で設定した場合において、ガス拡散吸引ユニット11の吸引効率を容易に改善することが可能な風速比および風量比の領域を示すグラフである。
符号の説明
1 記録ドラム
1a 回転軸
2 先端クランプ
3 後端クランプ
4 回転駆動装置
5 クランプ駆動装置
6 クランプアーム
7 第1駆動装置
8 露光ヘッド
9 搬送ユニット
10 パンチ装置
11 ガス拡散吸引ユニット
11a 上部ブロック
11b 下部ブロック
11c レンズ孔
12 エア噴出口
13 ガス吸引口
14 エア供給口
15 ガス排出口
16 対物レンズ
17 ガイド
21 主ベース
22 レーザダイオードアレイ
23 シリンドリカルレンズ
24 スリット板
25 放射面鏡
26 立体射影レンズ
27 レンズ
28 折り返しミラー
30 ズームレンズ系
40 刷版
41 レーザダイオード駆動回路部
42 画像信号発生回路
50 圧縮機
51 フィルタ
52 減圧弁
53 フィルタ
54 送風機
55 減圧弁
56 制御部
60 駆動バー
61 駆動ピン
62 保持ピン
63 解除ピン
70 操作パネル
80 収納ケース
91 第1の搬送路
92 第2の搬送路

Claims (21)

  1. その外周面上に感光材料が装着されるドラムと、前記ドラムをその軸芯周りで回転させる回転駆動手段と、前記ドラムの外周面に装着された感光材料に描画を行う描画手段とを備えた描画装置において、
    前記描画手段は、
    光ビームを前記ドラム上の感光材料に照射する光照射手段と、
    前記ドラムの回転方向において前記光照射手段よりも上流側に配置された噴出口を有し、前記光照射手段による光の照射により発生したガスを拡散させるための気体を噴出する噴出手段と、
    前記ドラムの回転方向において前記光照射手段よりも下流側に配置された前記噴出口の口径より大きな口径を有する吸引口を有し、前記噴出手段により拡散されたガスを吸引する吸引手段とを備え、
    前記吸引手段により吸引される気体の風速を前記噴出手段により噴出される気体の風速よりも大きくするとともに、前記吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積を、前記噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積よりも大きくしたことを特徴とする描画装置。
  2. 請求項1に記載の描画装置において、
    前記吸引手段により吸引される気体の風速は、前記噴出手段により噴出される気体の風速の1.2倍以上である描画装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の描画装置において、
    前記吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積は、前記噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積の30倍以上である描画装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の描画装置において、
    前記噴出口より噴出される気体の噴出方向と前記ドラムの外周面に立てた法線とは、40度乃至50度の角度で交差する描画装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の描画装置において、
    前記感光材料は、前記ドラムの外周面に配設されたクランプ機構により前記ドラムの外周面に装着される描画装置。
  6. 請求項3に記載の描画装置において、
    前記回転駆動手段は、前記ドラムを4.5m/sec乃至6m/secで回転させる描画装置。
  7. 請求項6に記載の描画装置において、
    前記吸引手段により吸引される気体の風速は、前記噴出手段により噴出される気体の風速の1.8倍以下である描画装置。
  8. 請求項6に記載の描画装置において、
    前記吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積は、前記噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積の45倍以下である描画装置。
  9. 請求項3に記載の描画装置において、
    前記回転駆動手段は、前記ドラムを10m/sec乃至12m/secで回転させる描画装置。
  10. 請求項9に記載の描画装置において、
    前記吸引手段により吸引される気体の風速は、前記噴出手段により噴出される気体の3.5倍以下である描画装置。
  11. 請求項9に記載の描画装置において、
    前記吸引手段により吸引される単位時間当たりの気体の体積は、前記噴出手段により噴出される単位時間当たりの気体の体積の87倍以下である描画装置。
  12. 請求項1に記載の描画装置において、
    前記吸引手段により吸引される気体の風速が70m/sec以下である描画装置。
  13. 請求項12に記載の描画装置において、
    前記回転駆動手段は、前記ドラムを10m/sec乃至12m/secで回転させる描画装置。
  14. 請求項13に記載の描画装置において、
    前記噴出口または前記吸引口と前記ドラムに装着された感光材料との間隔が10乃至20mmとした描画装置。
  15. 請求項14に記載の描画装置において、
    前記噴出手段により噴出される気体の噴出風速を19m/sec以下とした描画装置。
  16. 請求項14に記載の描画装置において、
    前記噴出手段により噴出される気体の風量を5.5l/min以下とした描画装置。
  17. 請求項1に記載の描画装置において、
    前記回転駆動手段は、前記ドラムを5m/sec乃至15m/secで回転させるとともに、
    前記噴出手段により噴出される気体の風速を21m/sec以下とした描画装置。
  18. 請求項17に記載の描画装置において、
    前記回転駆動手段は、前記ドラムを5m/sec乃至10m/secで回転させるとともに、
    前記噴出手段により噴出される気体の風速を18m/sec以下とした描画装置。
  19. 請求項1に記載の描画装置において、
    前記回転駆動手段は、前記ドラムを5m/sec乃至15m/secで回転させるとともに、
    前記噴出機構により噴出される気体の風量を6l/min以下とした描画装置。
  20. 請求項19に記載の描画装置において、
    前記回転駆動手段は、前記ドラムを5m/sec乃至10m/secで回転させるとともに、
    前記噴出手段により噴出される気体の風量を5l/min以下とした描画装置。
  21. 請求項17乃至請求項20にいずれかに記載の描画装置において、
    前記噴出口または前記吸引口と前記ドラムに装着された感光材料との間隔が14mm以下とした描画装置。
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