JP4616511B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、いわゆるダイナミックスピーカに関するものであり、特に、そのボイスコイルのコイル端末処理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スピーカの一形式として、従来よりダイナミックスピーカが知られている。このダイナミックスピーカは、例えば特開平6−178390号公報に開示されているように、一般に、下面にボイスコイルが固定された振動板と、この振動板の外周縁部を下面側から支持するフレームとを備えた構成となっている。また、ダイナミックスピーカにおいては、ボイスコイルから延出する1対のリード線が、フレームの下面に取り付けられた1対の端子部材にハンダ付け等により導通固定されている。
【0003】
これに対し、各リード線の各端子部材への導通固定を熱圧着により行うようにすれば、この導通固定をハンダ付けにより行う場合に比して、鉛フリーとすることができ、またハンダ盛りスペースが不要となることから導通固定用の所要スペースを小さくすることができ、さらに、導通固定の信頼性が高まることから導通不良の発生率を大幅に低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように各リード線の各端子部材への導通固定を熱圧着により行うようにした場合、次のような問題が生じてしまう。
【0005】
すなわち、熱圧着により形成される各リード線の導通固定部(熱圧着部)は、各リード線の一般部に比してやや偏平に変形し、該導通固定部およびその近傍部位は芯線の劣化や引張強度の低下が生じた状態となる。そして、スピーカ鳴動時、各リード線において導通固定部よりもボイスコイル側に位置する一般部はボイスコイルと共に上下振動するので、該一般部と導通固定部との接続部分には繰り返し曲げ荷重による応力集中が発生し、該接続部分においてリード線が断線しやすくなる、という問題が生じてしまう。
【0006】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ダイナミックスピーカにおいて、各リード線の各端子部材への導通固定が熱圧着により行われている場合であっても、各リード線が断線してしまうおそれを最小限に抑えることができるスピーカを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、各リード線に所定のオーバコートを施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0008】
すなわち、本願第1の発明に係るスピーカは、
振動板と、この振動板の下面に固定されたボイスコイルと、上記振動板の外周縁部を下面側から支持するフレームと、このフレームに取り付けられ、上記ボイスコイルから延出する1対のリード線が導通固定された1対の端子部材と、を備えてなるスピーカにおいて、
上記各端子部材における上記各リード線との導通固定供用部が、プレート状に形成されるとともに上記ボイスコイルの外周側でかつ該ボイスコイルの上端よりも下方において上記フレームの面に沿って配置されており、
上記各リード線が、上記ボイスコイルの上端部から斜め下方へ延出しており、
上記各リード線の上記各端子部材への導通固定が、熱圧着により行われており、
上記各リード線の導通固定部に、少なくとも該導通固定部における上記ボイスコイル側の端部を覆うオーバコートが施されている、ことを特徴とするものである。
【0009】
また、本願第2の発明に係るスピーカは、
振動板と、この振動板の下面に固定されたボイスコイルと、上記振動板の外周縁部を下面側から支持するフレームと、このフレームに取り付けられ、上記ボイスコイルから延出する1対のリード線が導通固定された1対の端子部材と、を備えてなるスピーカにおいて、
上記各端子部材における上記各リード線との導通固定供用部が、プレート状に形成されるとともに上記ボイスコイルの外周側でかつ該ボイスコイルの上端よりも下方において上記フレームの面に沿って配置されており、
上記各リード線が、上記ボイスコイルの上端部から斜め下方へ延出しており、
上記各リード線の上記各端子部材への導通固定が、熱圧着により行われており、
上記各リード線の導通固定部よりも上記ボイスコイル側の位置に、該リード線と上記各導通固定供用部または上記フレームとに跨るようにしてオーバコートが施されている、ことを特徴とするものである。
【0010】
上記構成において、「下面」、「下面側」等の方向性を示す用語は、スピーカを構成する各部材相互間の位置関係を明確にするために便宜上用いたものであり、これによってスピーカを実際に使用する際の方向性等が限定されるものではない。
【0011】
上記「振動板」および「ボイスコイル」は、ダイナミックスピーカの構成要素として使用可能なものであれば、その具体的構成は特に限定されるものではない。
【0012】
上記各「端子部材」は、その導通固定供用部がプレート状に形成されるとともにフレームの表面に沿って配置された導電性部材であれば、その材質、形状等の具体的構成は特に限定されるものではない。また、これら各「端子部材」は、フレームと一体的に形成されたものであってもよいし、フレームに接着やネジ止め等により固定されたものであってもよい。
【0013】
上記「導通固定」とは、電気的に接続される態様で固定することを意味するものである。
【0014】
上記「フレームの表面に沿って配置され」とは、導通固定供用部の表面がフレームの表面と略面一または略平行になるように配置されることを意味するものである。
【0016】
上記「熱圧着」とは、熱および圧力を加えることにより行われる接合を意味するものである。この熱圧着の際の加熱方法は、各リード線の芯線が上記押圧力により各導通固定供用部と接触する程度に各リード線の絶縁被覆を溶融させることができるものであれば、特定の方法に限定されるものではなく、例えば、両リード線間に通電することにより加熱する方法、各リード線を挟む熱圧着用治具と各端子部材等との間に通電して加熱する方法、あるいは、予め加熱された熱圧着用治具を各リード線に押し当てる方法等が採用可能である。
【0017】
上記「オーバコート」に用いられるオーバコート剤は、特に限定されるものではなく、例えば、弾性接着剤、ゲル状接着剤等が採用可能である。
【0018】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係るスピーカは、各端子部材における各リード線との導通固定供用部がプレート状に形成されるとともにフレームの表面に沿って配置されており、各リード線の各端子部材への導通固定が熱圧着により行われているが、本願第1の発明においては、各リード線の導通固定部に、少なくとも該導通固定部におけるボイスコイル側の端部を覆うオーバコートが施されており、本願第2の発明においては、各リード線の導通固定部よりもボイスコイル側の位置に、該リード線と各導通固定供用部またはフレームとに跨るようにしてオーバコートが施されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0019】
すなわち、各リード線の各端子部材への導通固定を熱圧着により行うようにした場合には、上述したように、熱圧着により形成される各リード線の導通固定部は、各リード線の一般部に比してやや偏平に変形し、該導通固定部およびその近傍部位は芯線の劣化や引張強度の低下が生じた状態となる。そして、スピーカ鳴動時、各リード線において導通固定部よりもボイスコイル側に位置する一般部はボイスコイルと共に上下振動するので、該一般部と導通固定部との接続部分には繰り返し曲げ荷重による応力集中が発生し、該接続部分においてリード線が断線しやすくなる。
【0020】
そこで、本願第1の発明のように、各リード線の導通固定部に、少なくとも該導通固定部におけるボイスコイル側の端部を覆うオーバコートを施すようにすれば、ボイスコイルから各リード線の導通固定部への振動伝達を阻止することができるので、各リード線における導通固定部とそのボイスコイル側の一般部との接続部分に応力集中が生じないようにすることができ、この応力集中に起因する各リード線の断線の発生を未然に防止することができる。
【0021】
また、本願第2の発明のように、各リード線の導通固定部よりもボイスコイル側の位置に、該リード線と各導通固定供用部またはフレームとに跨るようにしてオーバコートを施すようにした場合においても、ボイスコイルから各リード線の導通固定部への振動伝達を阻止することができるので、各リード線における導通固定部とそのボイスコイル側の一般部との接続部分に応力集中が生じないようにすることができ、この応力集中に起因する各リード線の断線の発生を未然に防止することができる。
【0022】
このように本願発明によれば、ダイナミックスピーカにおいて、各リード線の各端子部材への導通固定が熱圧着により行われている場合であっても、各リード線が断線してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
【0023】
本願第1の発明において、オーバコートにより導通固定部全体を覆うようにすれば、この導通固定部に人の指等が不用意に触れてしまうのを未然に防止することができ、また、オーバコートを熱圧着により露出した芯線の絶縁被覆として利用することもできる。
【0024】
本願第2の発明において、オーバコートが施される位置は、各リード線の導通固定部よりもボイスコイル側であれば任意の位置に設定可能であるが、導通固定部にある程度近い位置に設定することが、オーバコートが施されたことによりボイスコイルの振動特性に悪影響が及んでしまうのを未然に防止する観点から好ましい。
【0025】
上記構成において、各端子部材の導通固定供用部が、フレームの上面に沿って配置されている場合には、各リード線の導通固定部にボイスコイルの振動に伴う繰り返し曲げ荷重が直接的に入力され、該導通固定部とそのボイスコイル側の一般部との接続部分に応力集中が生じやすいので、本願発明の構成を採用することが特に効果的である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0027】
図1は、本願発明の一実施形態に係るスピーカ10を上向きに配置した状態で示す側断面図であり、図2、3および4は、その平面図、底面図および分解側断面図である。なお、本実施形態においては、便宜上、図1において右方向をスピーカ10の「前方」、左方向をその「後方」、カバー16側を「上側」、磁気回路ユニット18側を「下側」として説明する。
【0028】
これらの図に示すように、本実施形態に係るスピーカ10は、小型(外径17mm程度)のダイナミックスピーカであって、例えば携帯電話等に搭載された状態で使用されるようになっている。
【0029】
このスピーカ10は、フレームサブアッシ12に、その上面側から振動板14およびカバー16が装着されるとともに、その下面側から磁気回路ユニット18が装着されてなっている。
【0030】
図5は、フレームサブアッシ12に振動板14が装着された状態(カバー16および磁気回路ユニット18は装着されていない状態)を示す平面図であり、図6は、これらフレームサブアッシ12および振動板14を分離して示す平面図である。また、図7は、図5のVII-VII 線断面詳細図であり、図8は、図6のVIII-VIII 線方向矢視詳細図である。
【0031】
これらの図にも示すように、フレームサブアッシ12は、フレーム20と、1対の端子部材22と、ボイスコイル24とからなっている。
【0032】
フレーム20は、ポリアミド系の合成樹脂材料からなる射出成形品であって、その中央部には、ボイスコイル24よりもやや大径の円形開口部20aが形成されている。このフレーム20は、円形開口部20aの周囲に位置する環状底面部20Aと、この環状底面部20Aの外周縁から上方へ延びる周壁面部20Bとを備えてなっている。そして、このフレーム20における周壁面部20Bの内周側には、環状底面部20Aよりも一段高い環状段上がり部20Cが形成されており、また、周壁面部20Bの左後部および右後部には、1対の端子埋設部20Dが角張って張り出すように形成されている。
【0033】
フレーム20の環状底面部20Aには、周方向に所定間隔をおいて12個の円形孔20bが形成されている。フレーム20の周壁面部20Bには、その前端部に切欠き部20cが形成されており、また、その後端部近傍における1対の端子埋設部20Dの左右方向内側の部分に1対のガイド溝部20d(これについては後述する)が形成されている。切欠き部20cは環状段上がり部20Cの上面と面一で切り欠かれているが、各ガイド溝部20dは環状底面部20Aの上面と面一で切り欠かれている。そして、環状段上がり部20Cにおける各ガイド溝部20dの近傍部位も環状底面部20Aの上面と面一で切り欠かれている。
【0034】
各端子部材22は、りん青銅製の金属板のプレスおよび曲げ加工品として構成されており、インサート成形によりフレーム20と一体的に形成されている。これら各端子部材22は、フレーム20の各端子埋設部20Dにおいて該フレーム20に部分的に埋設されており、該端子埋設部20Dの後端面から後方へ向けて延出する板バネ部22Aと、該端子埋設部20Dから周壁面部20Bの内周側へ環状底面部20Aの上面に沿って延びるランド部22B(導通固定供用部)とを備えてなっている。
【0035】
各板バネ部22Aは、下方へ向けて略U字状に折り曲げられており、フレーム20の環状底面部20Aの下方近傍において斜め下方前方へ延びている。これら各板バネ部22Aは、その先端部が少し上向きに折り曲げられており、その先端部近傍には下方へ円錐状に突出する突起部22aが形成されている。なお、各板バネ部22Aは、当初は後方へ直線状に延びるように形成された状態にあるが、フレームサブアッシ12に振動板14、カバー16および磁気回路ユニット18が装着され、さらに磁気回路ユニット18に着磁処理が施された後に、下方へ向けて略U字状に折り曲げられるようになっている。
【0036】
各ランド部22Bは、その上面が環状底面部20Aの上面と面一となるように配置されている。また、これら各ランド部22Bは、その後端部が、各ガイド溝部20dを介して周壁面部20Bの外周側へ延長形成されており、端子埋設部20Dの後端面近傍まで延びている。なお、このように各ランド部22Bの後端部を周壁面部20Bの外周側へ延長形成することは必ずしも必要ではない。
【0037】
ボイスコイル24は、その上端がフレーム20の環状段上がり部20Cの上面と面一となるようにして円形開口部20a内に配置されている。そして、このボイスコイル24の上端部から略後方へ延出する1対のリード線26が、その先端部近傍において上記1対の端子部材22のランド部22Bに熱圧着(これについては後述する)により導通固定されている。
【0038】
各端子部材22のランド部22Bの上面は、ボイスコイル24の上端よりも下方に位置しているので、各リード線24aは後方へ向けて斜め下方へ延びている。このとき、各端子部材22の各ランド部22Bの上面は、ボイスコイル24の上端に対して0.4〜0.5mm程度下方に位置している。
【0039】
各リード線26は、ボイスコイル24から一旦その左右両側へ張り出してから後方へ向きを変えて延びるようにクセ付けされている。そしてこれにより、ボイスコイル24が上下振動したときの余長を各リード線26に確保するとともに、各リード線26の経路を確定しやすくなるようにしている。
【0040】
振動板14は、同心円状に形成された複数の凹凸を有するダイヤフラム状の部材であって、ポリエーテルイミド(PEI)製の合成樹脂フィルムに熱プレス成形を施すことにより形成されている。この振動板14の外周縁平坦部14a(外周縁部)と中央寄りの中間平坦部14bとは、同一水平面上に位置する環状平面として形成されている。そして、この振動板14は、その外周縁平坦部14aにおいてフレーム20の環状段上がり部20Cの上面に接着固定されるとともに、その中間平坦部14bにおいてボイスコイル24の上端に接着固定されている。
【0041】
この接着固定は、フレーム20の環状段上がり部20Cの上面および振動板14の中間平坦部14bの下面に各々接着剤を塗布した状態で、振動板14をフレーム20に載置し、各接着面に上方から可視光を照射して接着剤を硬化させることにより行われるようになっている。
【0042】
カバー16は、ステンレス鋼製の金属板のプレス成形品であって、複数の放音孔16aが所定配置で形成された円形頂面部16Aと、この円形頂面部16Aの外周縁から下方へ延びる背の低い円筒部16Bと、この円筒部16Bの下端部から径方向外方へ延びる環状フランジ部16Cとからなっている。そして、このカバー16は、その環状フランジ部16Cにおいて、振動板14の外周縁平坦部14aおよびフレーム20の環状段上がり部20Cの上面に接着固定されている。
【0043】
磁気回路ユニット18は、鋼製のベース28と、マグネット30と、鋼製のヨーク32とからなっている。
【0044】
ベース28は、有底円筒状に形成されており、その上端外周部には環状段差部28aが形成されている。また、マグネット30およびヨーク32は、いずれもディスク状に形成されており、ベース28の底面にこの順で互いに同心となるように載置されるとともに順次接着固定されている。そしてこれにより、ヨーク32の外周面とベース28の内周面との間に、ボイスコイル24の下端部を収容する円筒状磁気間隙を全周同一幅で形成するようになっている。
【0045】
磁気回路ユニット18のフレーム20への装着は、ベース28の環状段差部28aをフレーム20の円形開口部20aに下方から嵌合させた状態で、ベース28の外周面とフレーム20の環状底面部20Aの下面との環状コーナ部に接着剤34を塗布することにより行われるようになっている。
【0046】
フレーム20の環状底面部20Aに形成された12個の円形孔20bのうち2個の円形孔20bは、各端子部材22のランド部22Bの下方に位置しており、その上端が閉塞されている。そして、残り10個の円形孔20bは、環状底面部20Aを上下方向に貫通するように形成されており、振動板14が振動する際に振動板14、フレーム20および磁気回路ユニット18で形成される空間に生じる圧力を逃がす孔として機能するようになっている。各ランド部22Bの下方に位置する円形孔20bは、フレーム20を射出成形する際、各端子部材22をインサートとして金型内の所定位置に位置決め保持するために該金型内に配置されるインサート保持部材により形成されるようになっている。
【0047】
なお、フレーム20の各端子埋設部20Dには、その上面部に切欠き部20eが形成されるとともに、その下面部に円形孔20fが形成されているが、これら切欠き部20eおよび円形孔20fも、インサート保持部材により形成されるようになっている。
【0048】
上述したように、各リード線26の各ランド部22Bへの導通固定は、熱圧着により行われるようになっており、この熱圧着により形成された各リード線26の熱圧着部26a(導通固定部)にはオーバコート36が施されている。
【0049】
図9(b)は、図6のIX部詳細図であり、図9(a)は、図6のIX部詳細図において上記オーバコート36が施される前に行われる熱圧着の様子を示す図である。また、図10は、図9(a)のX-X 線断面詳細図である。
【0050】
上記熱圧着の工程を、左側のリード線26を取り上げて説明すると、以下のとおりである。
【0051】
すなわち、図9(a)および図10に示すように、まず、各円形孔20bの下方から金属ピンからなる受け治具4を挿入して、その上端面をランド部22Bの熱圧着予定位置の裏面に当接させる。そして、リード線26(最終的に切断される前はやや長く延びた状態にある)をフレーム20のガイド溝部20dに挿通させ、リード線26が熱圧着予定位置を通るように配置する。その後、熱圧着予定位置の上方に配置された金属ピンからなる熱圧着用治具2を下降させ、この熱圧着用治具2によりリード線26をランド部22Bに所定押圧力で押し当てるとともに、熱圧着用治具2および受け治具4間に瞬間的に(20〜30msec程度)通電する。そして、このとき発生するジュール熱でリード線26の絶縁被覆を600℃以上に加熱して溶融させ、その芯線をランド部22Bに接触させるようにした状態で、リード線26をランド部22Bに固定する。
【0052】
なお、この熱圧着が完了した後、リード線26における熱圧着部26aよりも先端側の余長部分はカットされるようになっている。
【0053】
上記熱圧着時に発生する熱は、ランド部22Bからフレーム20よりも熱伝導率の高い受け治具4へ速やかに伝達されるので、フレーム20におけるランド部22Bの周辺部位が溶けてしまうのが未然に防止される。また、熱圧着の際、熱圧着用治具2の押圧力は受け治具4で受け止められるので、熱圧着用治具2の押圧力によりランド部22Bがフレーム20に対して沈み込んでしまうのが未然に防止される。
【0054】
図8に示すように、フレーム20に形成された各ガイド溝部20dは、その左右両側面の上部がテーパ状の面取り部20d1、20d2として形成されており、後方側から見たとき略Y字状に見えるY字溝として形成されている。このように各ガイド溝部20dをY字溝として形成することにより、各リード線26を各ガイド溝部20dに容易に挿通させることができるようにしている。
【0055】
上記熱圧着により形成される各リード線26の熱圧着部26aは、各リード線26の一般部に比してやや偏平に変形しており、該熱圧着部26aおよびその近傍部位は、芯線の劣化や引張強度の低下が生じた状態となっている。そして、スピーカ鳴動時、各リード線26における熱圧着部26aよりもボイスコイル24側の一般部26bはボイスコイル24と共に上下振動するので、該一般部26bと熱圧着部26aとの接続部分26cには繰り返し曲げ荷重による応力集中が発生し、該接続部分26cにおいてリード線26が断線しやすくなる。
【0056】
そこで本実施形態においては、各リード線26における接続部分26cおよびその周辺に上記オーバコート36を施すことにより、応力集中の発生を未然に防止するようになっている。このオーバコート36は、接続部分26cに接着剤を点着し、これを紫外線照射により硬化させることにより行われるようになっている。
【0057】
図2に示すように、各ガイド溝部20dは、フレームサブアッシ12に振動板14およびカバー16が装着された後に、各ランド部22Bから各ガイド溝部20dを介して周壁面部20Bの後方側へ延長形成されたプレート部分にオーバコート38を施すことにより、閉塞されるようになっている。
【0058】
以上詳述したように、本実施形態に係るスピーカ10は、各端子部材22における各リード線26との導通固定供用部が、フレーム20の環状底面部20Aの表面に沿って配置されたランド部22Bとして構成されているが、各リード線26の各端子部材22への導通固定が熱圧着により行われているので、この熱圧着により形成される各リード線26の熱圧着部26aは、各リード線26の一般部に比してやや偏平に変形し、該熱圧着部26aおよびその近傍部位は芯線の劣化や引張強度の低下が生じた状態となる。そして、スピーカ鳴動時、各リード線26において熱圧着部26aよりもボイスコイル24側に位置する一般部26bはボイスコイル24と共に上下振動するので、該一般部26bと熱圧着部26aとの接続部分26cには繰り返し曲げ荷重による応力集中が発生し、該接続部分26cにおいてリード線26が断線しやすくなる。
【0059】
その点、本実施形態に係るスピーカ10においては、各リード線26の熱圧着部26aに、該熱圧着部26aにおけるボイスコイル24側の端部を覆うオーバコート36が施されているので、ボイスコイル24から各リード線26の熱圧着部26aへの振動伝達を阻止することができ、これにより各リード線26における熱圧着部26aとそのボイスコイル24側の一般部26bとの接続部分26cに応力集中が生じないようにすることができ、この応力集中に起因する各リード線26の断線の発生を未然に防止することができる。
【0060】
このように本実施形態によれば、各リード線26の各端子部材22への導通固定が熱圧着により行われているにもかかわらず、各リード線26が断線してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
【0061】
特に、各端子部材22のランド部22Bが、本実施形態のようにフレーム20の環状底面部20Aの上面に沿って配置される場合には、各リード線26の熱圧着部26aにボイスコイル24の振動に伴う繰り返し曲げ荷重が直接的に入力され、該熱圧着部26aとそのボイスコイル24側の一般部26bとの接続部分26cに応力集中が生じやすいので、本実施形態の構成を採用することが特に効果的である。
【0062】
次に上記実施形態の第1変形例について説明する。
【0063】
図11および12は、本変形例に係るスピーカ50を示す平面図および底面図であり、図13は、図11の要部詳細図である。
【0064】
これらの図に示すように、本変形例に係るスピーカ50は、上記実施形態に係るスピーカ10よりも、さらに小型(外径13mm程度)のダイナミックスピーカである。このスピーカ50は、その基本的構成は上記実施形態と同様であるが、各端子部材22のランド部22Bが、振動板14の外周縁平坦部14aよりも外周側に配置されている点で、上記実施形態とは異なっている。
【0065】
そして、このスピーカ50においては、各リード線26の熱圧着部26aに施されるオーバコート52により、各ガイド溝部20dが閉塞されるようになっている。また、フレーム20における各ランド部22Bの裏面側の部分には、該ランド部22Bをフレーム20の裏面側空間に露出させる切欠き部20gが形成されている。
【0066】
このように、本変形例に係るスピーカ50も、各端子部材22における各リード線26との導通固定供用部が、合成樹脂製のフレーム20の環状底面部20Aの上面に沿って配置されたランド部22Bとして構成されており、かつ、各リード線26の各端子部材22への導通固定が熱圧着により行われているが、各リード線26の熱圧着部26aには、該熱圧着部26a全体を覆うオーバコート52が施されているので、各リード線26における熱圧着部26aとそのボイスコイル24側の一般部26bとの接続部分26cに応力集中が生じないようにすることができ、この応力集中に起因する各リード線26の断線の発生を未然に防止することができる。
【0067】
したがって本変形例においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0068】
特に、本変形例においては、各リード線26の熱圧着部26aが振動板14の外周縁平坦部14aよりも外周側に配置されているが、オーバコート52が熱圧着部26aの全体を覆うように施されているので、このオーバコート52を熱圧着により露出した芯線の絶縁被覆として利用することができ、また、熱圧着部26aに人の指等が不用意に触れてしまうのを未然に防止することができる。
【0069】
次に上記実施形態の第2変形例について説明する。
【0070】
図14は、本変形例に係るスピーカのフレームサブアッシ12を示す、図7と同様の図である。
【0071】
図示のように、本変形例においては、オーバコート36の位置が上記実施形態と異なっているが、それ以外の構成は上記実施形態と全く同様である。
【0072】
すなわち、本変形例においては、オーバコート36が、各リード線26の熱圧着部26aよりもボイスコイル24側の位置に施されている。その際、オーバコート36は、各リード線26において熱圧着部26aよりもボイスコイル側に位置する一般部26bと、各ランド部22Bおよびフレーム20の環状底面部20Aの上面とに跨るようにして施されている。
【0073】
本変形例のようにオーバコート36を施すようにした場合においても、ボイスコイル24から各リード線26の熱圧着部26aへの振動伝達を阻止することができるので、各リード線26における熱圧着部26aとそのボイスコイル側の一般部26bとの接続部分26cに応力集中が生じないようにすることができ、この応力集中に起因する各リード線26の断線の発生を未然に防止することができる。
【0074】
したがって本変形例においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るスピーカを上向きに配置した状態で示す側断面図
【図2】上記スピーカを示す平面図
【図3】上記スピーカを示す底面図
【図4】上記スピーカを示す分解側断面図
【図5】上記スピーカを構成するフレームサブアッシに振動板が装着された状態を示す平面図
【図6】上記フレームサブアッシおよび振動板を分離して示す平面図
【図7】図5のVII-VII 線断面詳細図
【図8】図6のVIII-VIII 線方向矢視詳細図
【図9】図6のIX部詳細図であって、熱圧着の様子を示す図(a)およびオーバコートが施された状態を示す図(b)
【図10】図9(a)のX-X 線断面詳細図
【図11】上記実施形態の第1変形例に係るスピーカを示す平面図
【図12】上記変形例に係るスピーカを示す底面図
【図13】図11の要部詳細図
【図14】上記実施形態の第2変形例に係るスピーカのフレームサブアッシを示す、図7と同様の図である。
【符号の説明】
2 熱圧着用治具
4 受け治具
10、50 スピーカ
12 フレームサブアッシ
14 振動板
14a 外周縁平坦部(外周縁部)
14b 中間平坦部
16 カバー
16A 円形頂面部
16B 円筒部
16C 環状フランジ部
16a 放音孔
18 磁気回路ユニット
20 フレーム
20A 環状底面部
20B 周壁面部
20C 環状段上がり部
20D 端子埋設部
20a 円形開口部
20b 円形孔
20c 切欠き部
20d ガイド溝部
20d1、20d2 面取り部
20e 切欠き部
20f 円形孔
20g 切欠き部
22 端子部材
22A 板バネ部
22B ランド部(導通固定供用部)
22a 突起部
24 ボイスコイル
26 リード線
26a 熱圧着部(導通固定部)
26b 一般部
26c 接続部分
28 ベース
28a 環状段差部
30 マグネット
32 ヨーク
34 接着剤
36、38、52 オーバコート

Claims (2)

  1. 振動板と、この振動板の下面に固定されたボイスコイルと、上記振動板の外周縁部を下面側から支持するフレームと、このフレームに取り付けられ、上記ボイスコイルから延出する1対のリード線が導通固定された1対の端子部材と、を備えてなるスピーカにおいて、
    上記各端子部材における上記各リード線との導通固定供用部が、プレート状に形成されるとともに上記ボイスコイルの外周側でかつ該ボイスコイルの上端よりも下方において上記フレームの面に沿って配置されており、
    上記各リード線が、上記ボイスコイルの上端部から斜め下方へ延出しており、
    上記各リード線の上記各端子部材への導通固定が、熱圧着により行われており、
    上記各リード線の導通固定部に、少なくとも該導通固定部における上記ボイスコイル側の端部を覆うオーバコートが施されている、ことを特徴とするスピーカ。
  2. 振動板と、この振動板の下面に固定されたボイスコイルと、上記振動板の外周縁部を下面側から支持するフレームと、このフレームに取り付けられ、上記ボイスコイルから延出する1対のリード線が導通固定された1対の端子部材と、を備えてなるスピーカにおいて、
    上記各端子部材における上記各リード線との導通固定供用部が、プレート状に形成されるとともに上記ボイスコイルの外周側でかつ該ボイスコイルの上端よりも下方において上記フレームの面に沿って配置されており、
    上記各リード線が、上記ボイスコイルの上端部から斜め下方へ延出しており、
    上記各リード線の上記各端子部材への導通固定が、熱圧着により行われており、
    上記各リード線の導通固定部よりも上記ボイスコイル側の位置に、該リード線と上記各導通固定供用部または上記フレームとに跨るようにしてオーバコートが施されている、ことを特徴とするスピーカ。
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