JP4612055B2 - 信号分離回路、信号分離方法、信号多重回路および信号多重方法 - Google Patents

信号分離回路、信号分離方法、信号多重回路および信号多重方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数チャネルのRZ(Return to Zero) データ信号を時分割多重化した多重化信号を入力し、各チャネルのRZデータ信号を分離する信号分離回路および信号分離方法に関する。また、本発明は、パルス周期が異なる複数チャネルのRZデータ信号を時分割多重化した多重化信号を生成する信号多重回路および信号多重方法に関する。
図21は、従来の信号多重回路の構成例を示す(特許文献1)。図22は、従来の信号多重回路の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。ここでは2チャネルの多重化信号を生成する場合について示す。
図21および図22において、信号入力端子101に入力されるチャネルAのNRZ(Non Return to Zero) 信号A0は、3入力AND(論理積)回路104の第1の入力端子に入力される。信号入力端子102に入力されたチャネルBのNRZ信号B0は、4入力AND回路105の第1の入力端子に入力される。クロック入力端子103に入力されるクロックCKは、TFF(Tフリップフロップ)106,107,108で順次1/2に分周され、入力からみてそれぞれ1/2、1/4、1/8に分周された分周クロック(CK/2,CK/4,CK/8)になる。TFF108から出力される1/8分周クロックは、さらにインバータ回路109を介して反転1/8分周クロックになる。ここで、入力するクロックCKの周期を2Tとしたときに、NRZ信号A0,B0のパルス周期(繰り返し周期)は16Tである。
3入力AND回路104は、第2および第3の入力端子に1/4分周クロックおよび1/8分周クロックを入力し、NRZ信号A0とのAND演算によりRZ信号A1を出力する。このRZ信号A1は、論理「1」の場合、パルス周期16Tでディーティ比25%(パルス幅4T、ゼロ区間幅12T)となる。一方、4入力AND回路105は、第2,第3および第4の入力端子に1/2分周クロック、1/4分周クロックおよび反転1/8分周クロックを入力し、NRZ信号B0とのAND演算によりRZ信号B1を出力する。このRZ信号B1は、論理「1」の場合、信号入力端子102に入力されるNRZ信号B0に対して8T遅れて立ち上がり、パルス周期16Tでディーティ比12.5%(パルス幅2T、ゼロ区間幅14T)となる。
セレクタ110は、1/8分周クロックに応じて、RZ信号A1,B1を交互に選択し、NRZ信号A0,B0のパルス周期16Tでそれぞれパルス幅4Tと2Tの多重化信号Dを出力する。セレクタ110の代わりにOR(論理和)回路を用いてもよい。この多重化信号Dは、入力信号のパルス周期(繰り返し周期)16Tを1フレームとして、多重化される各チャネルのパルス周期が均等に8Tであるとともに、それぞれ50%、25%のデューティ比でRZ信号A1,B1が多重化される。
図23は、2チャネルの多重化信号を分離する従来の信号分離回路の構成例を示す。ここでは、CDR(クロックデータリカバリ)回路と2個のラッチ回路を組み合わせた構成例を示す。図24は、CDR回路の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。図25は、従来の信号分離回路の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。
図23において、CDR回路は、位相比較器151、チャージポンプ回路152、ループフィルタ153、VCO(電圧制御発振器)154、1/2分周器155からなるPLL回路で構成される。位相比較器151は、図24に示すように、2チャネルの多重化信号Dと1/2分周器155の出力信号CK2を入力し、その位相差分のパルス幅を有するパルス信号s1を出力する。このパルス信号s1は、チャージポンプ回路152を介してループフィルタ153で積分され、この積分出力によりVCO154の発振周波数が制御される。
VCO154は、多重化信号Dのパルス周波数のほぼ2倍で発振するように設定されているが、CDR回路(PLL回路)の作用により、正確に多重化信号Dのパルス周波数の2倍になるように発振周波数が制御される。なお、CDR回路では、入力する2チャネル多重化信号Dの論理「1」のパルスに対応して同期動作が行われる。図25に示すタイムチャートは、入力する多重化信号D、VCO154の出力信号CK1、1/2分周器155の出力信号CK2が同期している状態を示す。
多重化信号Dに同期した1/2分周器155の出力信号CK2は、1/2分周器156で1/2分周したクロックCK3に変換され、ラッチ回路158に入力される。またクロックCK3は、インバータ回路157で位相反転した反転クロックCK4に変換され、ラッチ回路159に入力される。ラッチ回路158は、クロックCK3の立ち上がりで多重化信号Dをラッチし、チャネル1のデータ信号D1を分離する。ラッチ回路159は、反転クロックCK4の立ち上がりで多重化信号Dをラッチし、チャネル2のデータ信号D2を分離する。
図26は、4チャネルの多重化信号を分離する従来の信号分離回路の構成例を示す(特許文献1)。図27は、図26に示す従来の信号分離回路の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。ここでは、4チャネルの多重化信号をそれぞれ対応する出力端子に分離する過程を示すが、基準となるチャネルとその他のチャネルのデューティ比(パルス幅)の違いを利用して分離するようになっている。すなわち、図27では各チャネルのパルス周期として4クロックを割り当て、チャネルAとチャネルB〜Dのパルス幅は2クロック(デューティ比50%)と1クロック(デューティ比25%)としている。なお、クロックCKは、図23に示すCDR回路を用いて入力する4チャネル多重化信号に同期して生成されるものとする。
図26および図27において、ラッチ回路161は入力する4チャネルの多重化信号DをクロックCKでラッチし、ラッチデータ列caを出力する。遅延回路162はこのラッチデータ列caを1クロック分遅延させ、遅延データ列cbを出力する。パルス幅検出回路163は、ラッチデータ列caと遅延データ列cbのAND演算を行うことにより、パルス幅が他のチャネルより広いチャネルAのみを抽出し、フレーム先頭タイミングパルスccとして出力する。このフレーム先頭タイミングパルスccは、ラッチデータ列ca内の各チャネルの物理的位置を決定するキーパルスであり、このタイミングを基点としてチャネルB〜Dを分離することになる。
マスク生成回路164は、ラッチデータ列caとフレーム先頭タイミングパルスccを入力し、フレーム先頭タイミングパルスccのパルス幅をデータ列caの後続チャネルBの前縁までに相当する3クロック分まで拡幅したマスクパタンcdを出力する。位相差調整回路165は、このマスクパタンcdに対して、ラッチデータ列caの各チャネルB,C,Dの前縁に対応する所定の遅延量を与え、一連のマスクパタンcd,ce,cf,cgを出力する。抽出回路166は、遅延データ列cbと、マスクパタンcd,ce,cf,cgのAND演算を行うことにより、各チャネルA〜Dのデータch,ci,cj,ckを抽出する。
なお、チャネルAは、フレーム先頭タイミングパルスccを生成するために常に論理「1」の信号であり、かつ他のチャネルB〜Dのデータとパルス幅が異なる必要があり、実際にデータ伝送に利用できるのはチャネルB〜Dとなる。
特開2005−303820号公報
従来の信号分離回路は、CDR回路を用いて入力する多重化信号に同期したクロックを再生し、そのクロックを用いて各チャネルの信号を分離する構成になっている。すなわち、従来の信号分離回路ではクロック再生が不可欠であった。しかし、CDR回路を構成する位相同期ループ(PLL)回路には、高周波(クロック周波数の2倍)で動作する電圧制御発振器(VCO)が含まれるために消費電力が大きく、また時定数の長いループフィルタ等が含まれるために同期引き込み時間が長くなる問題があった。
なお、3チャネル以上の多重化信号を分離する従来の信号分離回路は、図26および図27に示すように、基準チャネルとその他のチャネルのパルス幅の違いを利用して基準チャネルに対応するフレーム先頭タイミングを検出し、そのフレーム先頭タイミングを基準にその他のチャネルの信号を分離する構成になっている。しかし、この回路構成でもクロック再生が不可欠な要素になっている。
ところで、時分割多重する各RZ信号を光信号として伝送する場合には、送信する発光部品および受信する受光部品の応答速度に応じて、パルス幅とゼロ区間幅の最小値が決まってくる。すなわち、RZ信号のパルス幅またはゼロ区間幅が狭くなると、それだけ高速の光部品が必要になる。
また、図22、図25および図27に示す多重化信号Dのように、各チャネルのパルス周期が均一であるときに、各チャネルのデューティ比(パルス幅)に違いをもたせようとすると、特定のチャネルのパルス幅またはゼロ区間幅が非常に狭くなることがある。その場合には、やはり高速の光部品が必要になって送受信機のコストが高くなる要因になる。
一方、送受信機を低コストで実現するために多重化する各RZ信号のパルス幅またはゼロ区間幅を広くしようとすると、各チャネルのパルス周期も長くせざるをえない。その結果、データ伝送速度が低下することになり、例えば音声を1ビット量子化信号として多重化伝送する場合には音声品質が低下することになる。
本発明は、低消費電力で応答速度が速く、さらに低部品コストの構成により、多重化信号に同期したクロックを用いずに複数チャネルのRZ信号に分離することができる信号分離回路および信号分離方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、データ伝送速度を低下させることなく、パルス幅の異なる複数チャネルのRZ信号を多重化することができる信号多重回路および信号多重方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、RZ信号である第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、RZ信号である第2チャネルのデータ信号をパルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nとし、n<mである2チャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号Dを入力し、各チャネルのデータ信号D1,D2を分離する信号分離回路において、多重化信号Dを入力し、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁を検出し、そのタイミングを示す第1のパルス信号P1を出力する第1の微分手段と、第1のパルス信号P1の各パルスをトリガとし、mとT2 の小さい方をmin(m,T2)としたときに、各パルスのパルス幅kが
n<k<min(m,T2)
の条件を満たす第2のパルス信号P2を出力する第1のパルス拡幅手段と、第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに所定のパルス幅を有するパルス信号を生成し、第1チャネルのデータ信号D1として出力する第1のパルス生成手段と、第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで多重化信号D1が論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「0」であるときに所定のパルス幅を有するパルス信号を生成し、第2チャネルのデータ信号D2として出力する第2のパルス生成手段とを備える。
第1の発明の信号分離回路における第1のパルス生成手段は、第2のパルス信号P2の各パルスの後縁を検出し、そのタイミングを示す第3のパルス信号P3を出力する第2の微分手段と、第3のパルス信号P3と多重化信号Dを入力して論理積をとり、その論理積信号P4を出力する論理積手段と、論理積信号P4を所定のパルス幅に拡幅し、第1チャネルのデータ信号D1を生成する第2のパルス拡幅手段とを備える。
第1の発明の信号分離回路における第1のパルス生成手段は、第2のパルス信号P2を論理反転した反転パルス信号P2と多重化信号Dを入力して論理積をとり、その論理積信号P4を出力する論理積手段と、論理積信号P4を所定のパルス幅に拡幅し、第1チャネルのデータ信号D1を生成する第2のパルス拡幅手段とを備える。
第1の発明の信号分離回路における第2のパルス生成手段は、第2のパルス信号P2の各パルスの後縁を検出し、そのタイミングを示す第3のパルス信号P3を出力する第2の微分手段と、第3のパルス信号P3と多重化信号Dを論理反転した反転多重化信号を入力して論理積をとり、その論理積信号P5を出力する論理積手段と、論理積信号P5を所定のパルス幅に拡幅し、第2チャネルのデータ信号D2を生成する第3のパルス拡幅手段とを備える。
第1の発明の信号分離回路における第2のパルス生成手段は、第2のパルス信号P2と多重化信号Dを論理反転した反転多重化信号を入力して論理積をとり、その論理積信号P5を出力する論理積手段と、論理積信号P5を所定のパルス幅に拡幅し、第2チャネルのデータ信号D2を生成する第2のパルス拡幅手段とを備える。
第2の発明は、RZ信号である第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、RZ信号である第2チャネルのデータ信号〜第Nチャネル(Nは3以上の整数)のデータ信号をパルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅n2 〜nN とし、n2 〜nN の最大値をmax(n2 〜nN )としたときに、max(n2 〜nN ) <mであるNチャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号Dを入力し、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNを分離する信号分離回路において、第1チャネルのデータ信号を論理「1」とし、多重化信号Dを入力し、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁を検出し、そのタイミングを示す第1のパルス信号P1を出力する第1の微分手段と、第1のパルス信号P1の各パルスをトリガとし、mとT2 〜TN の最小値をmin(m,T2〜TN)としたときに、各パルスのパルス幅kが
max(n2〜nN) <k<min(m,T2〜TN
の条件を満たす第2のパルス信号P2を出力するパルス拡幅手段と、第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに第1チャネルのデータ信号のタイミングを示すマーク信号L1を出力するマーク信号生成手段と、マーク信号L1を基点に、第2チャネルのデータ信号〜第Nチャネルのデータ信号のパルス幅内に後縁が位置するようなパルス幅を有する第1のラッチパルス〜第(N−1)のラッチパルスを生成する第1のラッチパルス生成手段〜第(N−1)のラッチパルス生成手段と、第1のラッチパルス〜第(N−1)のラッチパルスの後縁で多重化信号Dをラッチし、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNとして出力する第1のラッチ手段〜第(N−1)のラッチ手段とを備える。
第2の発明の信号分離回路におけるマーク信号生成手段は、第2のパルス信号P2の各パルスの後縁を検出し、そのタイミングを示す第3のパルス信号P3を出力する第2の微分手段と、第3のパルス信号P3と多重化信号Dを入力して論理積をとり、その論理積信号をマーク信号L1として出力する論理積手段とを備える。
第2の発明の信号分離回路におけるマーク信号生成手段は、第2のパルス信号P2を論理反転した反転パルス信号P2と多重化信号Dを入力して論理積をとり、その論理積信号をマーク信号L1として出力する論理積手段である。
第1の発明または第2の発明の信号分離回路における第1の微分手段は、多重化信号Dを入力して2分岐し、その一方の多重化信号Dに所定の遅延量を与えかつ論理反転した遅延・反転多重化信号と、他方の多重化信号Dの論理積をとり、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁のタイミングで、各パルスが遅延量に応じたパルス幅を有する第1のパルス信号P1を生成する構成である。
第1の発明または第2の発明の信号分離回路における第2の微分手段は、第2のパルス信号P2を入力して2分岐し、その一方の第2のパルス信号P2に所定の遅延量を与えた遅延パルス列と、他方の第2のパルス信号P2を論理反転した反転パルス列の論理積をとり、第2のパルス信号P2の各パルスの後縁のタイミングで、各パルスが遅延量に応じたパルス幅を有する第3のパルス信号P3を生成する構成である。
第3の発明は、RZ信号である第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、RZ信号である第2チャネルのデータ信号をパルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nとし、n<mである2チャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号Dを入力し、各チャネルのデータ信号D1,D2を分離する信号分離方法において、多重化信号Dを入力し、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁を検出し、そのタイミングを示す第1のパルス信号P1を出力する第1の微分処理ステップと、第1のパルス信号P1の各パルスをトリガとし、mとT2 の小さい方をmin(m,T2)としたときに、各パルスのパルス幅kが
n<k<min(m,T2)
の条件を満たす第2のパルス信号P2を出力する第1のパルス拡幅処理ステップと、第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに所定のパルス幅を有するパルス信号を生成し、第1チャネルのデータ信号D1として出力する第1のパルス生成処理ステップと、第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで多重化信号D1が論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「0」であるときに所定のパルス幅を有するパルス信号を生成し、第2チャネルのデータ信号D2として出力する第2のパルス生成処理ステップとを有する。
第4の発明は、RZ信号である第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、RZ信号である第2チャネルのデータ信号〜第Nチャネル(Nは3以上の整数)のデータ信号をパルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅n2 〜nN とし、n2 〜nN の最大値をmax(n2 〜nN )としたときに、max(n2 〜nN ) <mであるNチャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号Dを入力し、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNを分離する信号分離方法において、第1チャネルのデータ信号を論理「1」とし、多重化信号Dを入力し、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁を検出し、そのタイミングを示す第1のパルス信号P1を出力する第1の微分処理ステップと、第1のパルス信号P1の各パルスをトリガとし、mとT2 〜TN の最小値をmin(m,T2〜TN)としたときに、各パルスのパルス幅kが
max(n2〜nN) <k<min(m,T2〜TN
の条件を満たす第2のパルス信号P2を出力するパルス拡幅処理ステップと、第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに第1チャネルのデータ信号のタイミングを示すマーク信号L1を出力するマーク信号生成処理ステップと、マーク信号L1を基点に、第2チャネルのデータ信号〜第Nチャネルのデータ信号のパルス幅内に後縁が位置するようなパルス幅を有する第1のラッチパルス〜第(N−1)のラッチパルスを生成する第1のラッチパルス生成処理ステップ〜第(N−1)のラッチパルス生成処理ステップと、第1のラッチパルス〜第(N−1)のラッチパルスの後縁で多重化信号Dをラッチし、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNとして出力する第1のラッチ処理ステップ〜第(N−1)のラッチ処理ステップとを有する。
第5の発明は、RZ信号である第1チャネルのデータ信号および第2チャネルのデータ信号を入力し、2チャネルの繰り返し周期Tで2チャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号を生成する信号多重回路において、T=T1 +T2 としたときに、第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、第2チャネルのデータ信号をパルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nとしたときに、n<mであり、パルス幅n,ゼロ区間幅(T1 −m),(T2 −n)の最小値が所定値以上になるように2チャネルのデータ信号を生成し、時分割多重する構成である。
第6の発明は、RZ信号である第1チャネルのデータ信号〜第Nチャネル(Nは3以上の整数)のデータ信号を入力し、Nチャネルの繰り返し周期TでNチャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号を生成する信号多重回路において、T=T1 +T2 +…+TN としたときに、第1チャネルのデータ信号を論理「1」としてパルス周期T1 、パルス幅mとし、第2〜第Nチャネルのデータ信号をパルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅をn2 〜nN としたときに、n2 〜nN の最大値がm未満であり、パルス幅n2 〜nN ,ゼロ区間幅(T1 −m),(T2 −n2 )〜(TN −nN )の最小値が所定値以上になるようにNチャネルのデータ信号を生成し、時分割多重する構成である。
第5および第6の発明において、1つのチャネルのデータ信号のパルス幅およびゼロ区間幅を所定値に設定する構成としてもよい。また、全チャネルのデータ信号の各ゼロ区間幅を所定値に設定する構成としてもよい。また、第5の発明または第6の発明の信号多重回路における所定値は、各チャネルのデータ信号が1ビット量子化信号であり、かつ光信号として送受信する光送受信機の特性で決まる値としてもよい。
第7の発明は、RZ信号である第1チャネルのデータ信号および第2チャネルのデータ信号を入力し、2チャネルの繰り返し周期Tで2チャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号を生成する信号多重方法において、T=T1 +T2 としたときに、第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、第2チャネルのデータ信号をパルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nとしたときに、n<mであり、パルス幅n,ゼロ区間幅(T1 −m),(T2 −n)の最小値が所定値以上になるように2チャネルのデータ信号を生成し、時分割多重する。
第8の発明は、RZ信号である第1チャネルのデータ信号〜第Nチャネル(Nは3以上の整数)のデータ信号を入力し、Nチャネルの繰り返し周期TでNチャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号を生成する信号多重方法において、T=T1 +T2 +…+TN としたときに、第1チャネルのデータ信号を論理「1」としてパルス周期T1 、パルス幅mとし、第2〜第Nチャネルのデータ信号をパルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅をn2 〜nN としたときに、n2 〜nN の最大値がm未満であり、パルス幅n2 〜nN ,ゼロ区間幅(T1 −m),(T2 −n2 )〜(TN −nN )の最小値が所定値以上になるようにNチャネルのデータ信号を生成し、時分割多重する。
本発明の信号分離回路は、消費電力の大きなVCOや引き込み時間の長いPLLを含むCDR回路で生成されるクロックを用いることなく、論理回路のみで多重化信号から各チャネルの信号を分離することができ、消費電力を大幅に低減することができる。また、PLLのような同期引き込みの必要がないので、応答速度の速い信号分離が可能となる。特に、2チャネル分離の場合には、各チャネルのRZデータ信号のパルス幅を相違させるだけで容易に信号分離が可能である。
本発明の信号多重回路は、各チャネルのパルス周期を均一にする必要がなく、各チャネルのパルス幅およびゼロ区間幅の最小値が所定値以上を有する多重化信号を生成することができる。特に、各チャネルのデータ信号(例えば1ビット量子化信号)を多重化して光信号で送受信する場合に、各チャネルのパルス幅およびゼロ区間幅を光送受信機の特性に応じた所定値以上に設定することにより、光送受信機の特性に合わせた多重化信号の生成が可能となる。これにより、光送受信機の速度制限が緩和され、低コスト化を実現することができる。
また、本発明の信号多重回路および信号分離回路では、Nチャネルの各パルス幅や各ゼロ区間幅を最適化することにより、各チャネルのパルス幅として分離可能なパルス幅の差を確保しながら広くとることができる。これにより、多重化信号を分離するためのマージンが広くなり、多重化信号のパルス幅変動にも対応することができ、各チャネルの分離が容易になる。
本発明の信号分離回路の第1の実施形態の構成例を示す図。 本発明の信号分離回路の第1の実施形態の動作例を示すタイムチャート。 本発明の信号分離回路の第1の実施形態の具体例1を示す図。 具体例1の動作例を示すタイムチャート。 本発明の信号分離回路の第1の実施形態の具体例2を示す図。 具体例2の動作例を示すフローチャート。 本発明の信号分離回路の第2の実施形態の構成例を示す図。 本発明の信号分離回路の第2の実施形態の動作例を示すタイムチャート。 本発明の信号分離回路の第2の実施形態の具体例1を示す図。 本発明の信号分離回路の第2の実施形態の具体例2を示す図。 単安定マルチバイブレータの構成例を示す図。 微分回路11の構成例を示す図。 微分回路21の構成例を示す図。 本発明の信号分離回路の第3の実施形態の構成例を示す図。 本発明の信号分離回路の第3の実施形態の動作例を示すタイムチャート。 本発明の信号多重回路の第1の実施形態の構成例を示す図。 本発明の信号多重回路の第1の実施形態の動作例を示すタイムチャート。 本発明の信号多重回路の第1の実施形態の変形例による多重化信号Dを示す図。 本発明の信号多重回路の第2の実施形態の構成例を示す図。 本発明の信号多重回路の第2の実施形態の動作例を示すタイムチャート。 従来の信号多重回路の構成例を示す図。 従来の信号多重回路の動作例を示すタイムチャート。 2チャネルの多重化信号を分離する従来の信号分離回路の構成例を示す図。 CDR回路の動作例を示すタイムチャート。 従来の信号分離回路の動作例を示すタイムチャート。 4チャネルの多重化信号を分離する従来の信号分離回路の構成例を示す図。 従来の信号分離回路の動作例を示すタイムチャート。
(信号分離回路の第1の実施形態)
図1は、本発明の信号分離回路の第1の実施形態の構成例を示す。図2は、本発明の信号分離回路の第1の実施形態の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。
本実施形態では、2チャネルのRZデータ信号を時分割多重化した多重化信号Dを入力し、第1チャネルのRZデータ信号D1および第2チャネルのRZデータ信号D2を分離する場合について説明する。多重化信号Dにおける第1チャネルのRZデータ信号は、パルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mである。多重化信号Dにおける第2チャネルのRZデータ信号は、パルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nである。ただし、n<mとし、このパルス幅の違いを利用して2チャネルのRZデータ信号を分離する。なお、各チャネルのパルス周期T1 ,T2 およびパルス幅m,nは、図22に示す多重化信号の例では、T1 =T2 =8T、m=4T、n=2Tであるが、以下に説明するようにT1 =T2 に限定されるものではない。
図1および図2において、第1の微分手段11は多重化信号Dを入力し、各パルスの前縁(立ち上がり)のタイミングに応じてパルス幅の狭いパルス信号P1を生成する。第1のパルス拡幅手段12はパルス信号P1を入力し、各パルスのパルス幅を拡幅したパルス幅kのパルス信号P2を生成する。ここで、パルス幅kは、mとT2 の小さい方をmin(m,T2)としたときに、
n<k<min(m,T2)
の条件で設定される。
第1のパルス生成手段20−1は多重化信号Dとパルス信号P2を入力し、パルス信号P2の後縁(立ち下がり)のタイミングで多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときにパルス幅pのパルス信号を生成し、第1チャネルのRZデータ信号D1として出力する。RZデータ信号D1のパルス周期は(T1 +T2 )であるので、パルス幅pはその範囲で適宜設定される。
第2のパルス生成手段20−2は多重化信号Dとパルス信号P2を入力し、パルス信号P2の後縁のタイミングで多重化信号D1が論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「0」であるときにパルス幅qのパルス信号を生成し、第2チャネルのRZデータ信号D2として出力する。RZデータ信号D2のパルス周期は(T1 +T2 )であるので、パルス幅qはその範囲で適宜設定される。
図3は、本発明の信号分離回路の第1の実施形態の具体例1を示す。図4は、具体例1の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。
図3および図4において、第1の微分手段11および第1のパルス拡幅手段12は、図1および図2に示すものと同じであり、多重化信号Dを入力してパルス幅kのパルス信号P2を生成する。
第2の微分手段21、AND(論理積)手段22−1、第2のパルス拡幅手段23−1は、図1に示す第1のパルス生成手段20−1に対応する。第2の微分手段21、AND手段22−2、第3のパルス拡幅手段23−2、インバータ手段24は、図1に示す第2のパルス生成手段20−1に対応する。ここでは、第2の微分手段21を共有しているが、個々に備えてもよい。
第2の微分手段21は、パルス信号P2を入力し、各パルスの後縁のタイミングに応じてパルス幅の狭いパルス信号P3を生成する。パルス信号P3は2分岐してAND手段22−1、22−2のそれぞれ一方の入力端子に入力される。AND手段22−1は、他方の入力端子に多重化信号Dを入力してパルス信号P3とのAND演算を行い、第1チャネルのデータ信号の論理「1」に対応するAND信号P4を出力する。第2のパルス拡幅手段23−1は、AND信号P4を入力してパルス幅pのパルス信号を生成し、第1チャネルのデータ信号D1として出力する。
一方、パルス信号P3を入力するAND手段22−2は、他方の入力端子にインバータ手段24を介して論理反転した反転多重化信号を入力し、パルス信号P3とのAND演算を行い、第2チャネルのデータ信号の論理「1」に対応するAND信号P5を出力する。第3のパルス拡幅手段23−2は、AND信号P5を入力してパルス幅qのパルス信号を生成し、第2チャネルのデータ信号D2として出力する。
このように、パルス信号P3により多重化信号Dおよび反転多重化信号をラッチすることにより、第2のパルス拡幅手段23−1および第3のパルス拡幅手段23−2からそれぞれ第1チャネルのデータ信号D1および第2チャネルのデータ信号D2を分離して出力することができる。
図5は、本発明の信号分離回路の第1の実施形態の具体例2を示す。図5は、具体例2の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。
図5および図6において、第1の微分手段11および第1のパルス拡幅手段12は、図1および図2に示すものと同じであり、多重化信号Dを入力してパルス幅kのパルス信号P2を生成する。
インバータ手段25、AND手段22−1、第2のパルス拡幅手段23−1は、図1に示す第1のパルス生成手段20−1に対応する。AND手段22−2、第3のパルス拡幅手段23−2、インバータ手段24は、図1に示す第2のパルス生成手段20−1に対応する。
パルス信号P2は2分岐し、その一方はインバータ手段25を介して論理反転した反転パルス信号P2としてAND手段22−1の一方の入力端子に入力され、その他方のパルス信号P2はAND手段22−2の一方の入力端子に入力される。AND手段22−1は、他方の入力端子に多重化信号Dを入力して反転パルス信号P2とのAND演算を行い、第1チャネルのデータ信号の論理「1」に対応するAND信号P4を出力する。第2のパルス拡幅手段23−1は、AND信号P4を入力してパルス幅pのパルス信号を生成し、第1チャネルのデータ信号D1として出力する。
一方、パルス信号P2を入力するAND手段22−2は、他方の入力端子にインバータ手段24を介して論理反転した反転多重化信号を入力し、パルス信号P2とのAND演算が行い、第2チャネルのデータ信号の論理「1」に対応するAND信号P5を出力する。第3のパルス拡幅手段23−2は、AND信号P5を入力してパルス幅qのパルス信号を生成し、第2チャネルのデータ信号D2として出力する。
このように、反転パルス信号P2により多重化信号Dをラッチし、パルス信号P2により反転多重化信号をラッチすることにより、第2のパルス拡幅手段23−1および第3のパルス拡幅手段23−2からそれぞれ第1チャネルのデータ信号D1および第2チャネルのデータ信号D2を分離して出力することができる。
(信号分離回路の第2の実施形態)
図7は、本発明の信号分離回路の第2の実施形態の構成例を示す。図8は、本発明の信号分離回路の第2の実施形態の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。
本実施形態では、Nチャネル(Nは3以上の整数)のRZデータ信号を時分割多重化した多重化信号Dを入力し、第2〜第NチャネルのRZデータ信号D2〜DNを分離する場合について説明する。なお、図8ではN=5とする。多重化信号Dにおける第1チャネルのRZデータ信号は、常に論理「1」であり、パルス周期T1 、パルス幅mである。多重化信号Dにおける第2〜第Nチャネルの各RZデータ信号は、パルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅n2 〜nN である。ただし、n2 〜nN の最大値をmax(n2 〜nN ) としたときに、
max(n2 〜nN ) <m
とする。
図7および図8において、第1の微分手段11は多重化信号Dを入力し、各パルスの前縁のタイミングに応じてパルス幅の狭いパルス信号P1を生成する。第1のパルス拡幅手段12はパルス信号P1を入力し、各パルスのパルス幅を拡幅したパルス幅kのパルス信号P2を生成する。ここで、パルス幅kは、mとT2〜TNの最小値をmin(m,T2〜TN)としたときに、
max(n2〜nN) <k<min(m,T2〜TN
の条件で設定される。
マーク信号生成手段30は多重化信号Dとパルス信号P2を入力し、パルス信号P2の後縁のタイミングで多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに第1チャネルのRZデータ信号のタイミングを示すマーク信号L1を出力する。第1のラッチパルス生成手段41−1〜第(N-1) のラッチパルス生成手段41−(N-1) は、マーク信号L1を入力し、その入力タイミングを基点に、第2〜第NチャネルのRZデータ信号のパルス幅内に後縁が位置するようなパルス幅X2〜XNを有するラッチパルスL2〜LNを生成する。図8において、各ラッチパルスL2〜L5のパルス幅X2〜X5は、例えば次のように規定される。
X2=T1−k+n2/2
X3=T1−k+T2+n3/2
X4=T1−k+T2+T3+n4/2
X5=T1−k+T2+T3+T4+n5/2
第1のラッチ手段42−1〜第(N-1) のラッチ手段42−(N-1) は、多重化信号DとそれぞれラッチパルスL2〜LNを入力し、ラッチパルスL2〜LNの後縁で多重化信号Dをラッチし、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNとして出力する。
図9は、本発明の信号分離回路の第2の実施形態の具体例1を示す。図9において、第1の微分手段11および第1のパルス拡幅手段12は、図7および図8に示すものと同じであり、多重化信号Dを入力してパルス幅kのパルス信号P2を生成する。
第2の微分手段31およびAND手段32は、図7に示すマーク信号手段30に対応する。第2の微分手段31は、パルス信号P2を入力し、各パルスの後縁のタイミングに応じてパルス幅の狭いパルス信号P3を生成する。パルス信号P3はAND手段32の一方の入力端子に入力される。AND手段32は、他方の入力端子に多重化信号Dを入力してパルス信号P3とのAND演算を行い、第1チャネルのデータ信号の論理「1」に対応するマーク信号L1を出力する。以下、図7に示す構成と同様に、マーク信号L1を基点に生成されるラッチパルスL2〜LNにより多重化信号Dをラッチすることにより、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNを分離して出力することができる。
図10は、本発明の信号分離回路の第2の実施形態の具体例2を示す。図10において、第1の微分手段11および第1のパルス拡幅手段12は、図7および図8に示すものと同じであり、多重化信号Dを入力してパルス幅kのパルス信号P2を生成する。
インバータ手段33およびAND手段32は、図7に示すマーク信号手段30に対応する。パルス信号P2は、インバータ手段33を介して論理反転した反転パルス信号P2としてAND手段32の一方の入力端子に入力される。AND手段32は、他方の入力端子に多重化信号Dを入力し、反転パルス信号P2とのAND演算を行い、第1チャネルのデータ信号の論理「1」に対応するマーク信号L1を出力する。以下、図7に示す構成と同様に、マーク信号L1を基点に生成されるラッチパルスL2〜LNにより多重化信号Dをラッチすることにより、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNを分離して出力することができる。
(パルス拡幅手段12,23およびラッチパルス生成手段41の構成例)
第1の実施形態の実施形態で用いるパルス拡幅手段12,23、第2の実施形態で用いるパルス拡幅手段12およびラッチパルス生成手段41は、例えば単安定マルチバイブレータを用いて構成することができる。単安定マルチバイブレータは、トリガパルスの入力により、抵抗と容量からなる微分回路または積分回路、あるいは論理回路で実現される時定数に応じたパルス幅のパルスを出力する回路である。
図11は、単安定マルチバイブレータの構成例および動作例を示す。図11において、一例として示す単安定マルチバイブレータは、入力端子、インバータ回路52、NAND回路51、容量55、インバータ回路53,54、出力端子の順に接続し、容量55とインバータ回路53との接続点Aを抵抗56を介して接地し、インバータ回路53の出力を分岐してNAND回路51に接続する構成である。入力端子からトリガパルスがインバータ回路52を介してNAND回路51に入力すると、出力端子には容量55および抵抗56からなる微分回路の時定数(抵抗値×容量値)に応じたパルス幅Tのパルスが出力される。単安定マルチバイブレータでは、この時定数を調整することにより、パルス拡幅手段12,23およびラッチパルス生成手段41としてパルス幅k,p,q,X2〜XNのパルスを生成することができる。
(微分手段11,21の構成例)
図12は、微分手段11の構成例および動作例を示す。図12において、入力する多重化信号Dは2分岐し、その一方がAND回路61の一方の入力端子に入力され、他方が遅延回路62、インバータ回路63を介してAND回路61の他方の入力端子に入力される。AND回路61は、多重化信号Dの前縁で遅延回路62の遅延時間τに応じたパルス幅のパルス信号P1を出力される。
図13は、微分手段21の構成例および動作例を示す。図13において、入力するパルス信号P2は2分岐し、その一方がインバータ回路63を介してAND回路61の一方の入力端子に入力され、他方が遅延回路62を介してAND回路61の他方の入力端子に入力される。AND回路61は、パルス信号P2の後縁で遅延回路62の遅延時間τに応じたパルス幅のパルス信号P3を出力する。
(信号分離回路の第3の実施形態)
図14は、本発明の信号分離回路の第3の実施形態の構成例を示す。図15は、本発明の信号分離回路の第3の実施形態の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。
本実施形態では、Nチャネル(Nは3以上の整数)のRZデータ信号を時分割多重化した多重化信号Dを入力し、第1チャネルのRZデータ信号D1でリセットし、第2のRZデータ信号D2〜第NチャネルのRZデータ信号DNでカウントするカウンタとして機能させる構成について説明する。なお、図15ではN=4とする。多重化信号Dにおける第1チャネルのRZデータ信号は常に論理「1」であり、パルス周期T、パルス幅mである。多重化信号Dにおける第2〜第Nチャネルの各RZデータ信号は常に論理「1」であり、パルス周期T、パルス幅nである。ただし、n<mとする。
図14および図15において、第1の微分手段11は多重化信号Dを入力し、各パルスの前縁のタイミングに応じてパルス幅の狭いパルス信号P1を生成する。第1のパルス拡幅手段12はパルス信号P1を入力し、各パルスのパルス幅を拡幅したパルス幅kのパルス信号P2を生成する。ここで、パルス幅kは、
n<k<m
の条件で設定される。第2の微分手段21は、パルス信号P2を入力し、各パルスの後縁のタイミングに応じてパルス幅の狭いパルス信号P3を生成する。パルス信号P3は2分岐してAND手段22−1、22−2のそれぞれ一方の入力端子に入力される。AND手段22−1は、他方の入力端子に多重化信号Dを入力してパルス信号P3とのAND演算を行い、第1チャネルに対応するAND信号P4を出力する。一方、パルス信号P3を入力するAND手段22−2は、他方の入力端子にインバータ手段24を介して論理反転した反転多重化信号を入力し、パルス信号P3とのAND演算を行い、第2〜第Nチャネルに対応するAND信号P5を出力する。カウンタ71は、リセット端子に第1チャネルに同期したAND信号P4を入力し、クロック端子に第2〜第Nチャネルに同期したAND信号P5を入力する。
これにより、カウンタ71は、多重化信号Dの第1チャネルのデータ入力時刻でリセットがかかり、第2〜第Nチャネルのデータ入力ごとにカウントアップまたはカウントダウンした信号を出力する。すなわち、第1〜第Nチャネルの全チャネルを論理「1」とした多重化信号Dを所定の間隔で定期的にまたは随時送信することにより、受信側で各チャネルの同期タイミングを精度よく検出することができる。
(信号多重回路の第1の実施形態)
図16は、本発明の信号多重回路の第1の実施形態の構成例を示す。図17は、本発明の信号多重回路の第1の実施形態の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。ここでは2チャネルの多重化信号を生成する場合について示す。
図16および図17において、信号入力端子81に入力されるチャネルAのRZデータ信号A0および信号入力端子82に入力されるチャネルBのRZデータ信号B0は、それぞれデューティ比50%とし、互いに同じタイミングで入力されるものとする。クロック入力端子83に入力されるクロックCKの周期を2Tとしたときに、RZデータ信号A0,B0のパルス周期は16T(パルス幅:8T、ゼロ区間幅:8T)である。
RZデータ信号A0は、5個のDフリップフロップ(DFF)841〜845を縦続接続したシフトレジスタ84に入力される。DFF841〜844はクロックCKの立ち上がりで出力が遷移し、各出力端子Qから出力されるデータ信号をA1〜A4とする。DFF845はクロックCKの立ち下がりで出力が遷移し、反転出力端子から出力されるデータ信号をA5とする。
RZデータ信号B0は、8個のDフリップフロップ(DFF)851〜858を縦続接続したシフトレジスタ85に入力される。DFF851〜857はクロックCKの立ち上がりで出力が遷移し、各出力端子Qから出力されるデータ信号をB1〜B7とする。DFF858はクロックCKの立ち下がりで出力が遷移し、反転出力端子から出力されるデータ信号をB8とする。
AND回路86は、シフトレジスタ84のDFF841の出力端子Qから出力されるデータ信号A1と、DFF845の反転出力端子から出力されるデータ信号A5を入力してAND演算を行い、データ信号A6を出力する。このデータ信号A6は、信号入力端子81に入力されるチャネルAのRZデータ信号A0に対して、DFF841の出力タイミング(t=2T)で立ち上がり、DFF845の出力タイミング(t=9T)で立ち下がり、そのパルス幅は8Tから7Tに短縮される。
一方、AND回路87は、シフトレジスタ85のDFF856の出力端子Qから出力されるデータ信号B6と、DFF858の反転出力端子から出力されるデータ信号B8を入力してAND演算を行い、データ信号B9を出力する。このデータ信号B9は、信号入力端子82に入力されるチャネルBのRZデータ信号B0に対して、DFF856の出力タイミング(t=12T)で立ち上がり、DFF858の出力タイミング(t=15T)で立ち下がり、そのパルス幅は8Tから3Tに短縮される。
AND回路86から出力されるデータ信号A6と、AND回路87から出力されるデータ信号B9は、OR回路88を介してチャネルAとチャネルBの各データ信号を時分割多重した多重化信号Dとなる。
この多重化信号Dの特徴は、光信号として伝送するための最小のパルス幅およびゼロ区間幅をそれぞれ3Tとしたときに、入力するRZデータ信号A0,B0のパルス周期16T内で、パルス幅およびゼロ区間幅の最小値3Tを確保しながら各チャネルのデータ信号をパルス周期が異なるように多重化しているところにある。すなわち、チャネルAについては、パルス周期10Tに対してパルス幅7Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比70%)となる。チャネルBについては、パルス周期6Tに対してパルス幅3Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比50%)となる。このように、多重化信号Dの各チャネルのパルス幅およびゼロ区間幅の最小値が、光信号として伝送するための最小のパルス幅およびゼロ区間幅(ここでは3T)以上になるように多重化している。なお、少なくとも1つのチャネルのデータ信号のパルス幅およびゼロ区間幅が最小値(3T)であれば、その他のチャネルのデータ信号のパルス幅およびゼロ区間幅は最小値(3T)を超えるようにしてもよい。また、全チャネルのデータ信号の各ゼロ区間幅が最小値(3T)とし、各パルス幅が最小値(3T)を超えるようにしてもよい。
このような2チャネルの多重化信号Dは、例えば図1に示す信号分離回路により各チャネルのデータ信号を分離することができる。この場合に、図1の信号分離回路の第1のパルス拡幅手段12で生成するパルス信号P2のパルス幅kは、第2チャネルのパルス周期が6Tであり、第1チャネルのパルス幅7Tより狭いので、
3T<k<6T
とすればよい。
(信号多重回路の第1の実施形態の変形例)
図18は、本発明の信号多重回路の第1の実施形態の変形例による多重化信号Dを示す。図18(1) は、図16に示した信号多重回路で生成される多重化信号Dを示す。
図16に示す第1の実施形態の構成におけるシフトレジスタ84のDFF842〜844の1つを省いた場合には、多重化信号Dは図18(2) に示すように、チャネルAについては、パルス周期10Tに対してパルス幅5Tおよびゼロ区間幅5T(デューティ比50%)となる。チャネルBについては、パルス周期6Tに対してパルス幅3Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比50%)となる。このような多重化信号Dを分離する場合には、図1の信号分離回路の第1のパルス拡幅手段12で生成するパルス信号P2のパルス幅kは、
3T<k<5T
とすればよい。
図16に示す第1の実施形態の構成におけるシフトレジスタ84のDFF842〜844の1つを省き、さらにシフトレジスタ85のDFF851〜156の1つを省いた場合には、多重化信号Dは図18(3) に示すように、チャネルAについては、パルス周期8Tに対してパルス幅5Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比62.5%)となる。チャネルBについては、パルス周期8Tに対してパルス幅3Tおよびゼロ区間幅5T(デューティ比37.5%)となる。このような多重化信号Dを分離する場合には、図1の信号分離回路の第1のパルス拡幅手段12で生成するパルス信号P2のパルス幅kは、
3T<k<5T
とすればよい。
図16に示す第1の実施形態の構成におけるシフトレジスタ84のDFF845を省き、DFF844の反転出力端子から出力されるデータ信号A4をAND回路86に入力する構成の場合には、多重化信号Dは図18(4) に示すように、チャネルAについては、パルス周期10Tに対してパルス幅6Tおよびゼロ区間幅4T(デューティ比60%)となる。チャネルBについては、パルス周期6Tに対してパルス幅3Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比50%)となる。このような多重化信号Dを分離する場合には、図1の信号分離回路の第1のパルス拡幅手段12で生成するパルス信号P2のパルス幅kは、
3T<k<6T
とすればよい。
以上示したいずれの多重化信号Dにおいても、光信号として伝送するための最小のパルス幅およびゼロ区間幅の3Tを確保しながら、図1に示す信号分離回路でチャネル分離できるように、各チャネルのデータ信号のパルス幅が異なるように多重化されている。図18(2),(3) の例は、図18(1),(4) の多重化信号Dに比べて、チャネルAに対応するパルス幅が7Tまたは6Tから5Tに狭くなった分だけ送信する光信号電力を低減できるが、信号分離回路におけるパルス信号P2のパルス幅kのマージンが3Tから2Tに減る。
また、図16に示す第1の実施形態の構成におけるシフトレジスタ84,85の初段のDFF841,851は、信号入力端子81に入力されるチャネルAのRZデータ信号A0および信号入力端子82に入力されるチャネルBのRZデータ信号B0がクロック同期している場合には省略可能である。なお、初段のDFF841,851を配置することにより、データ信号A0,B0に1クロック未満(2T未満)の遅延差があってもそれを吸収することができる。
また、信号入力端子82に入力されるチャネルBのRZデータ信号B0が、信号入力端子81に入力されるチャネルAのRZデータ信号A0に対して、例えば4T遅れて入力されるような場合には、図16の構成においてシフトレジスタ85のDFF851〜856のうち4Tの遅延を与える2つのDFFを省けばよい。同様にパルス周期16Tの1/2だけ遅れて入力されるような場合には、シフトレジスタ85のDFF851〜856のうち8Tの遅延を与える4つのDFFを省けばよい。
以上の変形例は、図16の第1の実施形態の構成をベースに説明したが、入力するRZデータ信号A0,B0のパルス周期内で、パルス幅およびゼロ区間幅の最小値を確保しながら各チャネルのデータ信号をパルス幅が異なるように多重化できれば、シフトレジスタ84,85の構成は図16の構成に限定されるものではない。例えば、反転クロックで出力を遷移するDFFの位置および数も変更が可能であり、例えば図16のシフトレジスタ84の場合にはDFF844にも反転クロックを入力しても同じ信号を生成することができる。
(信号多重回路の第2の実施形態)
図19は、本発明の信号多重回路の第2の実施形態の構成例を示す。図20は、本発明の信号多重回路の第2の実施形態の動作例を示すタイムチャートであり、横軸は時間を示す。ここでは2チャネルの多重化信号を生成する場合について示す。
図19および図20において、信号入力端子81に入力されるチャネルAのRZデータ信号A0はデューティ比25%とし、信号入力端子82に入力されるチャネルBのRZデータ信号B0はデューティ比12.5%とし、RZデータ信号B0がRZデータ信号A0よりもパルス周期(16T)の1/2だけ遅れたタイミングで入力されるものとする。クロック入力端子83に入力されるクロックCKの周期を2Tとしたときに、RZデータ信号A0,B0のパルス周期は16Tである。
RZデータ信号A0は、3個のDフリップフロップ(DFF)841〜843を縦続接続したシフトレジスタ84に入力される。DFF841,842はクロックCKの立ち上がりで出力が遷移し、各出力端子Qから出力されるデータ信号をA1,A2とする。DFF843はクロックCKの立ち下がりで出力が遷移し、出力端子Qから出力されるデータ信号をA3とする。
RZデータ信号B0は、3個のDフリップフロップ(DFF)851〜853を縦続接続したシフトレジスタ85に入力される。DFF851,852はクロックCKの立ち上がりで出力が遷移し、各出力端子Qから出力されるデータ信号をB1,B2とする。DFF853はクロックCKの立ち下がりで出力が遷移し、出力端子Qから出力されるデータ信号をB3とする。
OR回路89は、シフトレジスタ84のDFF841の出力端子Qから出力されるデータ信号A1と、DFF843の出力端子Qから出力されるデータ信号A3を入力してOR演算を行い、データ信号A4を出力する。このデータ信号A4は、信号入力端子81に入力されるチャネルAのRZデータ信号A0に対して、DFF841の出力タイミング(t=2T)で立ち上がり、DFF843の出力タイミング(t=9T)で立ち下がり、そのパルス幅は2Tから7Tに拡張される。
一方、OR回路90は、シフトレジスタ85のDFF852の出力端子Qから出力されるデータ信号B2と、DFF853の出力端子Qから出力されるデータ信号B3を入力してOR演算を行い、データ信号B4を出力する。このデータ信号B4は、信号入力端子82に入力されるチャネルBのRZデータ信号B0に対して、DFF852の出力タイミング(t=12T)で立ち上がり、DFF853の出力タイミング(t=15T)で立ち下がり、そのパルス幅は2Tから3Tに拡張される。
OR回路89から出力されるデータ信号A4と、OR回路90から出力されるデータ信号B4は、OR回路88を介してチャネルAとチャネルBの各データ信号を時分割多重した多重化信号Dとなる。
この多重化信号Dの特徴は、光信号として伝送するための最小のパルス幅およびゼロ区間幅をそれぞれ3Tとしたときに、入力するRZデータ信号A0,B0のパルス周期16T内で、パルス幅およびゼロ区間幅の最小値3Tを確保しながら各チャネルのデータ信号をパルス周期が異なるように多重化しているところにある。すなわち、各チャネルのデータ信号を単純に合成すれば従来例として示した多重化信号となるが、本実施形態ではチャネルAのパルス周期を10T、チャネルBのパルス周期を6Tとして多重化している。すなわち、チャネルAのデータ信号はパルス幅7Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比70%)、チャネルBのデータ信号はパルス幅3Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比50%)となる。
(信号多重回路の第2の実施形態の変形例)
図19に示す第2の実施形態の構成におけるシフトレジスタ84のDFF842を省いた場合には、多重化信号Dは図18(2) に示すように、チャネルAについては、パルス周期10Tに対してパルス幅5Tおよびゼロ区間幅5T(デューティ比50%)となる。チャネルBについては、パルス周期6Tに対してパルス幅3Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比50%)となる。このような多重化信号Dを分離する場合には、図1の信号分離回路の第1のパルス拡幅手段12で生成するパルス信号P2のパルス幅kは、
3T<k<5T
とすればよい。
図19に示す第2の実施形態の構成におけるシフトレジスタ84のDFF842を省き、さらにシフトレジスタ85のDFF851,852の1つを省いた場合には、多重化信号Dは図18(3) に示すように、チャネルAについては、パルス周期8Tに対してパルス幅5Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比62.5%)となく。チャネルBについては、パルス周期8Tに対してパルス幅3Tおよびゼロ区間幅5T(デューティ比37.5%)となる。このような多重化信号Dを分離する場合には、図1の信号分離回路の第1のパルス拡幅手段12で生成するパルス信号P2のパルス幅kは、
3T<k<5T
とすればよい。
また、図19に示す第2の実施形態の構成におけるシフトレジスタ84,85の初段のDFF841,851は、信号入力端子81に入力されるチャネルAのRZデータ信号A0および信号入力端子82に入力されるチャネルBのRZデータ信号B0がクロック同期している場合には省略可能である。なお、初段のDFF841,851を配置することにより、RZデータ信号A0,B0に1クロック未満(2T未満)の遅延差があってもそれを吸収することができる。
また、信号入力端子81に入力されるチャネルAのRZデータ信号A0と、信号入力端子82に入力されるチャネルBのRZデータ信号B0に8Tの遅延差がない場合には、図19の構成においてシフトレジスタ85のDFF851〜852の前段に8Tの遅延を与える4つのDFFを追加すればよい。
以上の変形例は、図19の第2の実施形態の構成をベースに説明したが、入力するRZデータ信号A0,B0の繰り返し周期内で、パルス幅およびゼロ区間幅の最小値を確保しながら各チャネルのデータ信号をパルス幅が異なるように多重化できれば、シフトレジスタ84,85の構成は図19の構成に限定されるものではない。
(信号多重回路の他の実施形態)
以上示した2つの実施形態において、例えばチャネルAのRZデータ信号A0が図17に示すRZ信号であり、チャネルBのRZデータ信号B0が図20に示すRZ信号である場合には、図16のシフトレジスタ84およびAND回路86を用いてパルス幅を8Tから7Tに短縮し、図19のシフトレジスタ85とOR回路90を用いてパルス幅を2Tから3Tに拡張すればよい。このように、入力する各チャネルのデータ信号のパルス幅およびタイミングに応じて、シフトレジスタ等の構成を適宜調整することにより、同じ形態の多重化信号を生成することができる。
また、以上示した2つの実施形態では、2チャネルの多重化信号を生成する場合について説明した。この信号多重回路を3チャネル以上の多重化に対応させるには、多重化するチャネル数に応じて図16および図19に示すシフトレジスタと、AND回路またはOR回路を設け、多重化信号の各チャネルのタイムスロット(パルス幅およびゼロ区間幅)の最小値に応じて、各チャネルのパルス周期を設定すればよい。例えば、パルス幅およびゼロ区間幅の最小値3Tを確保しながら3チャネルのデータ信号をパルス幅が異なるように多重化するには、3チャネルの繰り返し周期を24Tとし、第1チャネルについてはパルス周期10Tに対してパルス幅7Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比70%)、第2チャネルについてはパルス周期8Tに対してパルス幅5Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比62.5%)、第3チャネルについてはパルス周期6Tに対してパルス幅3Tおよびゼロ区間幅3T(デューティ比50%)とする構成が可能である。
本発明は、例えば1ビット量子化信号により音声データを伝送するシステムや、MPEGの映像データを伝送するシステムのディジタルデータ伝送システムにおいて、複数チャネルのディジタルデータ信号を多重化伝送するシステムに利用することができる。特に、ディジタルデータ信号を光信号として伝送するシステムにおいて、データ伝送速度の低下による音声品質や画像品質を低下させることなく、複数チャネルの信号多重および信号分離が可能となる。また、2チャネル多重伝送の場合には、各チャネルのデータ信号のパルス幅を相違させるだけで、クロックを用いずに容易に信号分離が可能であり、受信側装置の簡易化およびコスト低減が可能となる。

Claims (19)

  1. RZ(Return to Zero) 信号である第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、RZ信号である第2チャネルのデータ信号をパルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nとし、n<mである2チャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号Dを入力し、各チャネルのデータ信号D1,D2を分離する信号分離回路において、
    前記多重化信号Dを入力し、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁を検出し、そのタイミングを示す第1のパルス信号P1を出力する第1の微分手段と、
    前記第1のパルス信号P1の各パルスをトリガとし、前記mと前記T2 の小さい方をmin(m,T2)としたときに、各パルスのパルス幅kが
    n<k<min(m,T2)
    の条件を満たす第2のパルス信号P2を出力する第1のパルス拡幅手段と、
    前記第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで前記多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに所定のパルス幅を有するパルス信号を生成し、前記第1チャネルのデータ信号D1として出力する第1のパルス生成手段と、
    前記第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで前記多重化信号D1が論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「0」であるときに所定のパルス幅を有するパルス信号を生成し、前記第2チャネルのデータ信号D2として出力する第2のパルス生成手段と
    を備えたことを特徴とする信号分離回路。
  2. 請求項1に記載の信号分離回路において、
    前記第1のパルス生成手段は、
    前記第2のパルス信号P2の各パルスの後縁を検出し、そのタイミングを示す第3のパルス信号P3を出力する第2の微分手段と、
    前記第3のパルス信号P3と前記多重化信号Dを入力して論理積をとり、その論理積信号P4を出力する論理積手段と、
    前記論理積信号P4を所定のパルス幅に拡幅し、前記第1チャネルのデータ信号D1を生成する第2のパルス拡幅手段と
    を備えたことを特徴とする信号分離回路。
  3. 請求項1に記載の信号分離回路において、
    前記第1のパルス生成手段は、
    前記第2のパルス信号P2を論理反転した反転パルス信号P2と前記多重化信号Dを入力して論理積をとり、その論理積信号P4を出力する論理積手段と、
    前記論理積信号P4を所定のパルス幅に拡幅し、前記第1チャネルのデータ信号D1を生成する第2のパルス拡幅手段と
    を備えたことを特徴とする信号分離回路。
  4. 請求項1に記載の信号分離回路において、
    前記第2のパルス生成手段は、
    前記第2のパルス信号P2の各パルスの後縁を検出し、そのタイミングを示す第3のパルス信号P3を出力する第2の微分手段と、
    前記第3のパルス信号P3と前記多重化信号Dを論理反転した反転多重化信号を入力して論理積をとり、その論理積信号P5を出力する論理積手段と、
    前記論理積信号P5を所定のパルス幅に拡幅し、前記第2チャネルのデータ信号D2を生成する第3のパルス拡幅手段と
    を備えたことを特徴とする信号分離回路。
  5. 請求項1に記載の信号分離回路において、
    前記第2のパルス生成手段は、
    前記第2のパルス信号P2と前記多重化信号Dを論理反転した反転多重化信号を入力して論理積をとり、その論理積信号P5を出力する論理積手段と、
    前記論理積信号P5を所定のパルス幅に拡幅し、前記第2チャネルのデータ信号D2を生成する第2のパルス拡幅手段と
    を備えたことを特徴とする信号分離回路。
  6. RZ(Return to Zero) 信号である第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、RZ信号である第2チャネルのデータ信号〜第Nチャネル(Nは3以上の整数)のデータ信号をパルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅n2 〜nN とし、n2 〜nN の最大値をmax(n2 〜nN )としたときに、max(n2 〜nN ) <mであるNチャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号Dを入力し、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNを分離する信号分離回路において、
    前記第1チャネルのデータ信号を論理「1」とし、
    前記多重化信号Dを入力し、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁を検出し、そのタイミングを示す第1のパルス信号P1を出力する第1の微分手段と、
    前記第1のパルス信号P1の各パルスをトリガとし、前記mと前記T2 〜TN の最小値をmin(m,T2〜TN)としたときに、各パルスのパルス幅kが
    max(n2〜nN) <k<min(m,T2〜TN
    の条件を満たす第2のパルス信号P2を出力するパルス拡幅手段と、
    前記第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで前記多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに前記第1チャネルのデータ信号のタイミングを示すマーク信号L1を出力するマーク信号生成手段と、
    前記マーク信号L1を基点に、前記第2チャネルのデータ信号〜第Nチャネルのデータ信号のパルス幅内に後縁が位置するようなパルス幅を有する第1のラッチパルス〜第(N−1)のラッチパルスを生成する第1のラッチパルス生成手段〜第(N−1)のラッチパルス生成手段と、
    前記第1のラッチパルス〜第(N−1)のラッチパルスの後縁で前記多重化信号Dをラッチし、前記第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNとして出力する第1のラッチ手段〜第(N−1)のラッチ手段と
    を備えたことを特徴とする信号分離回路。
  7. 請求項6に記載の信号分離回路において、
    前記マーク信号生成手段は、
    前記第2のパルス信号P2の各パルスの後縁を検出し、そのタイミングを示す第3のパルス信号P3を出力する第2の微分手段と、
    前記第3のパルス信号P3と前記多重化信号Dを入力して論理積をとり、その論理積信号を前記マーク信号L1として出力する論理積手段と
    を備えたことを特徴とする信号分離回路。
  8. 請求項6に記載の信号分離回路において、
    前記マーク信号生成手段は、
    前記第2のパルス信号P2を論理反転した反転パルス信号P2と前記多重化信号Dを入力して論理積をとり、その論理積信号を前記マーク信号L1として出力する論理積手段である
    ことを特徴とする信号分離回路。
  9. 請求項1または請求項6に記載の信号分離回路において、
    前記第1の微分手段は、前記多重化信号Dを入力して2分岐し、その一方の多重化信号Dに所定の遅延量を与えかつ論理反転した遅延・反転多重化信号と、他方の多重化信号Dの論理積をとり、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁のタイミングで、各パルスが前記遅延量に応じたパルス幅を有する前記第1のパルス信号P1を生成する構成である
    ことを特徴とする信号分離回路。
  10. 請求項2,請求項4,請求項7のいずれかに記載の信号分離回路において、
    前記第2の微分手段は、前記第2のパルス信号P2を入力して2分岐し、その一方の第2のパルス信号P2に所定の遅延量を与えた遅延パルス列と、他方の第2のパルス信号P2を論理反転した反転パルス列の論理積をとり、前記第2のパルス信号P2の各パルスの後縁のタイミングで、各パルスが前記遅延量に応じたパルス幅を有する前記第3のパルス信号P3を生成する構成である
    ことを特徴とする信号分離回路。
  11. RZ(Return to Zero) 信号である第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、RZ信号である第2チャネルのデータ信号をパルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nとし、n<mである2チャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号Dを入力し、各チャネルのデータ信号D1,D2を分離する信号分離方法において、
    前記多重化信号Dを入力し、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁を検出し、そのタイミングを示す第1のパルス信号P1を出力する第1の微分処理ステップと、
    前記第1のパルス信号P1の各パルスをトリガとし、前記mと前記T2 の小さい方をmin(m,T2)としたときに、各パルスのパルス幅kが
    n<k<min(m,T2)
    の条件を満たす第2のパルス信号P2を出力する第1のパルス拡幅処理ステップと、
    前記第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで前記多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに所定のパルス幅を有するパルス信号を生成し、前記第1チャネルのデータ信号D1として出力する第1のパルス生成処理ステップと、
    前記第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで前記多重化信号D1が論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「0」であるときに所定のパルス幅を有するパルス信号を生成し、前記第2チャネルのデータ信号D2として出力する第2のパルス生成処理ステップと
    を有することを特徴とする信号分離方法。
  12. RZ(Return to Zero) 信号である第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、RZ信号である第2チャネルのデータ信号〜第Nチャネル(Nは3以上の整数)のデータ信号をパルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅n2〜nNとし、n2 〜nN の最大値をmax(n2 〜nN )としたときに、max(n2 〜nN ) <mであるNチャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号Dを入力し、第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNを分離する信号分離方法において、
    前記第1チャネルのデータ信号を論理「1」とし、
    前記多重化信号Dを入力し、各チャネルの論理「1」のデータ信号の前縁を検出し、そのタイミングを示す第1のパルス信号P1を出力する第1の微分処理ステップと、
    前記第1のパルス信号P1の各パルスをトリガとし、前記mと前記T2 〜TN の最小値をmin(m,T2〜TN)としたときに、各パルスのパルス幅kが
    max(n2〜nN) <k<min(m,T2〜TN
    の条件を満たす第2のパルス信号P2を出力するパルス拡幅処理ステップと、
    前記第2のパルス信号P2の後縁のタイミングで前記多重化信号Dが論理「1」であるか論理「0」であるかを判別し、論理「1」であるときに前記第1チャネルのデータ信号のタイミングを示すマーク信号L1を出力するマーク信号生成処理ステップと、
    前記マーク信号L1を基点に、前記第2チャネルのデータ信号〜第Nチャネルのデータ信号のパルス幅内に後縁が位置するようなパルス幅を有する第1のラッチパルス〜第(N−1)のラッチパルスを生成する第1のラッチパルス生成処理ステップ〜第(N−1)のラッチパルス生成処理ステップと、
    前記第1のラッチパルス〜第(N−1)のラッチパルスの後縁で前記多重化信号Dをラッチし、前記第2チャネルのデータ信号D2〜第Nチャネルのデータ信号DNとして出力する第1のラッチ処理ステップ〜第(N−1)のラッチ処理ステップと
    を有することを特徴とする信号分離方法。
  13. RZ(Return to Zero) 信号である第1チャネルのデータ信号および第2チャネルのデータ信号を入力し、2チャネルの繰り返し周期Tで2チャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号を生成する信号多重回路において、
    T=T1 +T2 としたときに、第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、第2チャネルのデータ信号をパルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nとしたときに、n<mであり、パルス幅n,ゼロ区間幅(T1 −m),(T2 −n)の最小値が所定値以上になるように2チャネルのデータ信号を生成し、時分割多重する構成である
    ことを特徴とする信号多重回路。
  14. RZ(Return to Zero) 信号である第1チャネルのデータ信号〜第Nチャネル(Nは3以上の整数)のデータ信号を入力し、Nチャネルの繰り返し周期TでNチャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号を生成する信号多重回路において、
    T=T1 +T2 +…+TN としたときに、第1チャネルのデータ信号を論理「1」としてパルス周期T1 、パルス幅mとし、第2〜第Nチャネルのデータ信号をパルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅をn2 〜nN としたときに、n2 〜nN の最大値がm未満であり、パルス幅n2 〜nN ,ゼロ区間幅(T1 −m),(T2 −n2)〜(TN −nN )の最小値が所定値以上になるようにNチャネルのデータ信号を生成し、時分割多重する構成である
    ことを特徴とする信号多重回路。
  15. 請求項13または請求項14に記載の信号多重回路において、
    1つのチャネルのデータ信号のパルス幅およびゼロ区間幅が前記所定値に設定される構成である
    ことを特徴とする信号多重回路。
  16. 請求項13または請求項14に記載の信号多重回路において、
    全チャネルのデータ信号の各ゼロ区間幅が前記所定値に設定される構成である
    ことを特徴とする信号多重回路。
  17. 請求項13または請求項14に記載の信号多重回路において、
    前記所定値は、前記各チャネルのデータ信号が1ビット量子化信号であり、かつ光信号として送受信する光送受信機の特性で決まる値である
    ことを特徴とする信号多重回路。
  18. RZ(Return to Zero) 信号である第1チャネルのデータ信号および第2チャネルのデータ信号を入力し、2チャネルの繰り返し周期Tで2チャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号を生成する信号多重方法において、
    T=T1 +T2 としたときに、第1チャネルのデータ信号をパルス周期T1 、論理「1」のパルス幅mとし、第2チャネルのデータ信号をパルス周期T2 、論理「1」のパルス幅nとしたときに、n<mであり、パルス幅n,ゼロ区間幅(T1 −m),(T2 −n)の最小値が所定値以上になるように2チャネルのデータ信号を生成し、時分割多重する
    ことを特徴とする信号多重方法。
  19. RZ(Return to Zero) 信号である第1チャネルのデータ信号〜第Nチャネル(Nは3以上の整数)のデータ信号を入力し、Nチャネルの繰り返し周期TでNチャネルのデータ信号を時分割多重した多重化信号を生成する信号多重方法において、
    T=T1 +T2 +…+TN としたときに、第1チャネルのデータ信号を論理「1」としてパルス周期T1 、パルス幅mとし、第2〜第Nチャネルのデータ信号をパルス周期T2 〜TN 、論理「1」のパルス幅をn2 〜nN としたときに、n2 〜nN の最大値がm未満であり、パルス幅n2 〜nN ,ゼロ区間幅(T1 −m),(T2 −n2)〜(TN −nN )の最小値が所定値以上になるようにNチャネルのデータ信号を生成し、時分割多重する
    ことを特徴とする信号多重方法。
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