JPH0546361Y2 - - Google Patents

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JPH0546361Y2
JPH0546361Y2 JP10801987U JP10801987U JPH0546361Y2 JP H0546361 Y2 JPH0546361 Y2 JP H0546361Y2 JP 10801987 U JP10801987 U JP 10801987U JP 10801987 U JP10801987 U JP 10801987U JP H0546361 Y2 JPH0546361 Y2 JP H0546361Y2
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circuit
clock
input
signal
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は中継装置を含むデイジタル信号伝送シ
ステムに関し、特に伝送信号の一部を抜出した
り、あるいは挿入したりすることのできる中継装
置における入出力信号の同期に関する。
(従来の技術) 従来から伝送信号の一部を抜出したり、あるい
は挿入したりすることをD/I(Drop and
Insert)と称し、この種の回路をD/I回路と称
している。
まず、従来技術を図面により説明する。
第4図は従来技術によつて構成した、D/I回
路付きのデイジタル信号中継回路の代表的な一例
を示すブロツク図である。
第4図において、44は受信再生されたデイジ
タル伝送信号4aのタイミング成分であるクロツ
ク信号4bの同期計数を行うためのリング計数回
路、41は信号4aを入力データとし、信号4a
のタイミング成分であるクロツク信号4bと計数
回路44の分周出力とをタイミング入力として、
信号4aの分離動作を行うための分離回路であ
る。また、42は分離回路41の分離出力のう
ち、一部または全部からフレーム同期をとり、上
記分離出力データの一部に対してD/I動作を行
わせるためのD/I回路である。D/I回路42
から抜出されたデータ4eを出力したり、あるい
は逆に外部からのデータfを新たに挿入したりす
る。さらに、43は計数回路44のタイミング出
力によりD/I回路42より入力される複数のデ
ータを順次、選択出力するための多重回路であ
る。多重回路43では、出力前にクロツク4bに
よりタイミングが実行される。
第4図に示すデイジタル信号中継回路では、入
力信号4aの多重数をNとすると、分離回路41
の出力hはN本であるので、計数回路44はN相
のクロツク出力を有することが必要である。すな
わち、多重回路43にはN本のデータ4h′が入力
されるため、N本のN相クロツク4gを与えなけ
ればならないからである。N=4の場合の多重回
路43におけるタイムチヤートを第5図に示す。
第5図において、4h1′,4h2′,4h3′,4h3′は
それぞれD/I回路42の外部データ挿入後の出
力、4g1,4g2,4g3,4g4はそれぞれ計数回路
44の4相クロツク出力である。入力データ4
h′とクロツク4gとの間の位相マージンに比較的
大きいが、クロツク4gとクロツク4jとの間の
位相関係、およびN本のクロツク間で相互の位相
関係はかなり厳密でなければならない。入力信号
aの1タイムスロツト長をTとすると、最適な位
相関係に対して±T/2以内の誤差しか許されな
い。
通常、回路部品を実装する上では分離回路41
と計数回路44とが近傍に配置されるため、計数
回路44と多重回路43とは、相互にかなり離れ
て配置される。従つて、この従来技術によるデイ
ジタル信号中継回路は、分離回路41と多重回路
43とを別々の実装単位にする場合、あるいは伝
送信号4aのビツトレートが高い場合、または多
重数Nが大きい場合には、クロツク4g同士、あ
るいはクロツク4gとクロツク4jとの間の位相
関係の調整が極めて微妙で煩雑なものとなる。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来のデイジタル信号中継回路では、
N本のデータに対してN相のクロツクが必要であ
るため、クロツク間で相互の位相関係はかなり厳
密でなければならず、位相関係の調整は極めて微
妙で煩雑なものとなると云う欠点がある。
本考案の目的は、デイジタル信号の中継におい
て入力信号を多重前の複数の低位デイジタル信号
に分離し、多重によつて生成された伝送信号の一
部を抜出すか、あるいは新たに別の信号を挿入す
るとともにいつたん分離した低位デイジタル信号
を再び多相クロツク生成手段の多相クロツクによ
り多重することによつて上記欠点を除去し、位相
安定度を向上できるように構成したデイジタル信
号中継回路を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案によるデイジタル信号中継回路は、計数
回路と、分離回路と、D/I回路と、多相クロツ
ク生成手段と、多重回路とを具備して構成したも
のである。
計数回路は、入力高位デイジタル信号に同期し
た入力クロツクを分周して低位出力クロツクを出
力するためのものである。
分離回路は、前記入力高位デイジタル信号を前
記入力クロツクによつて多段シフトし、かつ前記
計数回路の低位出力クロツクにより前記多段シフ
ト動作をリセツトすることによつて並列の低位出
力デイジタル信号を得るためのものである。
D/I回路は、前記分離回路が出力する低位デ
イジタル信号の一部を抜き出すか、あるいは新た
に別の信号を挿入するためのものである。
多相クロツク生成手段は、前記入力クロツクに
よつて前記計数回路の低位出力クロツクをシフト
して複数相のクロツクを生成するためのものであ
る。
多重回路は、前記D/I回路からの並列低位デ
イジタル信号を、前記多相クロツク生成手段の複
数相のクロツクにより高位入力デイジタル信号の
1ビツトの時間ずつ位相シフトすることによりそ
れぞれラツチし並列・直列変換するためのもので
ある。
(実施例) 次に、本考案について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案によるデイジタル信号中継回路
の第1の実施例を示すブロツク図である。
第1図において、4は受信再生されたデイジタ
ル伝送信号aのタイミング成分であるクロツク信
号bの同期計数を行うための計数回路、1は信号
aを入力データとし、信号aのタイミング成分で
あるクロツク信号bと計数回路4の分周出力とを
タイミング出力として信号aの分離動作を行うた
めの分離回路である。また、2は分離回路1の分
離出力のうち、一部または全部からフレーム同期
をとり、上記分離出力データの一部に対してD/
I動作を行うためのD/I回路であり、D/I回
路2から抜出したデータeを出力したり、逆に外
部からのデータfを新たに挿入したりする。
ここで、入力信号aの多重数をNとすると、分
離回路1の出力hはN本あり、計数回路4の出力
クロツクkの周期はクロツク信号bの周期の1/
Nとなる。多相クロツク生成手段であるシフトレ
ジスタ5では計数回路4の出力をクロツクbによ
り順次シフトし、N本のN相クロツクgを出力す
る。3は計数回路5の各タイミング出力により
D/I回路2より入力される複数のデータを順次
選択出力する多重回路であり、多重回路3では出
力前に入力クロツクbによりデータがリタイミン
グされる。N=4の場合の多重回路3におけるタ
イムチヤートは第5図とまつたく同様となる。
ここで、N相クロツクgとクロツクjとの間、
およびN相のクロツクgの相互間の位相関係は厳
密でなければならないが、回路の実装上、シフト
レジスタ5と多重回路3とは、相互に近傍に配置
できるため、N相のクロツク信号gの相互間の位
相関係を調整することは容易である。また、クロ
ツク信号gの各出力の位相はクロツク信号kおよ
びクロツク信号jの入力位相によつてのみ決ま
る。このため、クロツク信号gとクロツク信号j
との間の位相関係の調整は、クロツク信号kとク
ロツク信号jとの間の位相関係の調整のみで済む
ことになる。この調整は、極めて容易に行うこと
ができる。この利点は、特に分離回路1と多重回
路3を互いに別の実装単位とする場合や、伝送信
号aのビツトレートが高い場合、あるいは多重数
Nが大きい場合などでは極めて大きいものとな
る。
第2図は、本考案によるデイジタル信号中継回
路の第2の実施例を示すブロツク図である。
第2図において、24は受信再生されたデイジ
タル伝送信号2aのタイミング成分であるクロツ
ク信号2bの同期計数を行うための計数回路、2
1は信号2aを入力データとし、信号2aのタイ
ミング成分であるクロツク信号2bと計数回路2
4の分周出力とをタイミング入力として、回路2
aの分離動作を行うための分離回路である。ま
た、22は分離回路21の分離出力のうち一部、
または全部からのフレーム同期をとり、上記分離
出力データの一部に対してD/I動作を行うため
のD/I回路であり、D/I回路22から抜出し
たデータ2eを出力したり、逆に外部からのデー
タ21を新たに挿入したりする。
ここで、入力信号2aの多重数をNとすると、
分離回路21の出力2hはN本あり、計数回路2
4の出力クロツク2kの周期はクロツク信号2b
の周期の1/Nとなる。リング計数回路25では
クロツク2bにより1タイムスロツトずつ順次、
出力がシフトされ、N本のN相クロツク2gが出
力される。しかし、N回のシフト動作の度にリセ
ツトパルス2k′がデユーテイ比調整回路26を介
して計数回路24から与えられるため、リング計
数回路25の計数出力2g1,2g2,2g3,2g4
出力位相は計数回路24の出力クロツク2kの位
相により決定される。よって、多重回路23にお
ける入力データ2h′と、クロツク2gとの位相関
係も一意に決定される。
多相クロツク生成手段は、上記デユーテイ比調
整回路26とリング計数回路25によつて構成さ
れる。
N=4の場合のリング計数回路25におけるタ
イムチヤートを第3図に示す。23は計数回路2
5の各タイミング出力によりD/I回路22から
入力される複数のデータを順次、選択して出力す
る多重回路であり、多重回路23では出力前に入
力クロツク2bによりデータがリタイミングされ
る。N=4の場合の多重回路23におけるタイム
チヤートは第5図とまつたく同様となる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、デイジタル信号
の中継において入力信号を多重前の複数の低位デ
イジタル信号に分離し、多重によつて生成された
伝送信号の一部を抜出すか、あるいは新たに別の
信号を挿入するとともにいつたん分離した低位デ
イジタル信号を再び多相クロツク生成手段の多相
クロツクにより多重することによつて、多相クロ
ツク信号の相互間の位相を容易に調整でき、他の
クロツク信号との間の位相調整も簡易化されるた
め、実装方法やビツトレートの選択に自由度が大
きくなると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本考案による
デイジタル信号中継回路の第1および第2の実施
例を示すブロツク図である。第3図は、第1図お
よび第2図において多重数N=4に対する多重回
路の動作を示すタイムチヤートである。第4図
は、従来技術によるデイジタル信号中継回路の実
例を示すブロツク図である。第5図は、第4図に
おける多重数N=4に対する多重回路の動作を示
すタイムチヤートである。 1,21,41……分離回路、2,22,42
……D/I回路、3,23,43……多重回路、
4,24,44……計数回路、5……シフトレジ
スタ、25……リング計数回路、26……デユー
テイ比調整回路、a〜h,h′,k,2a〜2h,
2h′,2k′,4a〜4d,4g,4h,4h′,4
j……信号。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力高位デイジタル信号に同期した入力クロツ
    クを分周して低位出力クロツクを出力する計数回
    路と、 前記入力高位デイジタル信号を前記入力クロツ
    クによつて多段シフトし、かつ前記計数回路の低
    位出力クロツクにより前記多段シフト動作をリセ
    ツトすることによつて並列の低位出力デイジタル
    信号を得る分離回路と、 前記分離回路が出力する低位デイジタル信号の
    一部を抜き出すか、あるいは新たに別の信号を挿
    入するためのD/I回路と、 前記入力クロツクによつて前記計数回路の低位
    出力クロツクをシフトして複数相のクロツクを生
    成する多相クロツク生成手段と、 前記D/I回路からの並列低位デイジタル信号
    を、前記多相クロツク生成手段の複数相のクロツ
    クによつて高位入力デイジタル信号の1ビツトの
    時間ずつ位相シフトすることによりそれぞれラツ
    チし並列・直列変換する多重回路と、 を具備して構成したことを特徴とするデイジタル
    信号中継回路。
JP10801987U 1987-07-14 1987-07-14 Expired - Lifetime JPH0546361Y2 (ja)

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JPS6413826U JPS6413826U (ja) 1989-01-24
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