JP3521901B2 - クロック/データ・リカバリ回路 - Google Patents
クロック/データ・リカバリ回路Info
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Description
ビットレートの1/K(K=2,3.・・・)の周波数
のクロック信号を発振する電圧制御発振器を用いたクロ
ック/データ・リカバリ回路に関するものである。
通信システムのSDH/SONET(基幹網)、point
to point伝送、GbE/10GbE、Fibre Channelの
ルータやクロスコネクト部における光フロントエンド回
路レシーバ部等に適用される。
回路の構成を示す。これは、入力データ信号のビットレ
ートの1/2の周波数のクロック信号を発生する電圧制
御発振器を用いたPLL構成(参考:M.Wurzer,et.a
l.,"A 40-Gb/s Integrated Clock and Data Recovery C
ircuit in a 50-GHz Silicon Bipolar Technology,"IEE
EJ.Solid-State Circuits,VOL.34,NO.9,pp.1320-1324 S
ep.1999.)である。
入力データ信号DINのビットレートの1/2の周波数
でクロック信号CLK1を発振する電圧制御発振器(V
CO)51と、そのクロック信号CLK1の逆相信号、
正相信号を各々クロックとするD型フリップフロップ回
路(DFF)52,53(立ち上がりエッジで書き込
む)と、クロック信号CLK1を90度位相遅延する9
0度遅延回路54と、その90度遅延回路54の出力ク
ロック信号CLK2をクロックとするD型フリップフロ
ップ回路55と、D型フリップフロップ回路53,55
の出力信号D2,D3の位相比較を行うEXOR回路5
6と、そのEXOR回路56から出力する位相比較信号
から直流成分を抽出し電圧制御発振器51に制御電圧と
して入力するローパスフィルタ(LPF)57とから構
成されている。D1はD型フリップフロップ回路52の
出力信号である。
路の信号DIN、D2、CLK1,CLK2動作タイミ
ングチャートを示す。(a)、(b)、(c)は、それぞれロッ
ク状態、クロック信号CLK1の位相進み状態、クロッ
ク信号CLK1の位相遅れ状態を示す。
CLK1の立ち上がり/立ち下がりエッジが入力データ
信号DINのエッジ間の中心と同じタイミングとなり、
クロック信号CLK2の立ち上がり/立ち下がりエッジ
が入力データ信号DINのエッジと同じタイミングにな
る。
0、0→1)がある時に、その入力データ信号DINと
クロック信号CLK1の位相関係の進み/遅れに応じて
EXOR回路56から出力信号が出力される。
B間でデータ遷移がある場合、クロック進み状態(図2
(b))ではD型フリップフロップ回路53,55はいず
れもデータAを識別(サンプリング)して出力信号D
2、D3は同符合となるが、クロック遅れ状態(図2
(c))ではD型フリップフロップ回路53はデータA
を、D型フリップフロップ回路55はデータBを、それ
ぞれ識別するため、出力信号D2、D3は異なる符合の
信号となる。
タ遷移がある場合、クロック信号CLK1の入力データ
信号DINに対する進み/遅れに応じてEXOR回路5
6の出力信号が決定し、その出力信号からローパスフィ
ルタ57で直流成分を抽出した直流レベル信号がフィー
ドバック信号として電圧制御発振器51へ入力される。
ック/データ・リカバリ回路の電圧制御発振器の発振周
波数に対し、その1/2(周期が入力データ信号DIN
の最小パルス幅の2倍)の発振周波数の電圧制御発振器
を用いて、引き込み動作可能なクロック/データ・リカ
バリ回路の実現が可能である。
理想的なロック状態のタイミングチャートを示してお
り、実際のロック状態における図1のクロック信号CL
K1,CLK2のエッジは、図3(a)に示すように、入
力データ信号DINのパルス中心t1およびエッジt2
を中心として、その入力データ信号DINの位相に対
し、進み/遅れ動作を繰り返す。
遷移数(1→0または0→1への変化の数)をNTR、遷
移時にクロック信号CLK1,CLK2の位相が入力デ
ータ信号DINの位相に対して進みにある場合の数をNL
EADとし、遅れにある場合の数をNLAG(=NTR−NLEAD)
とし、この進み/遅れ状態数の割合をRLLとすると、 RLL=NLEAD/NLAG (1) として、単位時間当りのEXOR回路56の出力が1で
ある場合の数と0である場合の数の割合を決定し、結果
として電圧制御発振器51にフィードバックされるロー
パスフィルタ57の出力電位が決定される。
o(Hz)、入力データ信号DINのビットレートをBr[b/
s]とすると、ロック状態において電圧制御発振器51
へのフィードバック電位は、2foとBrの差fdに比例
し、したがって、ロック状態のEXOR回路56の出力
信号の1/0の割合もfdに比例していることになる。
結果的に、 RLL∝fd (2) の関係が成り立つ。
振器51ヘフィードバックされることにより位相の進み
/遅れ状態数の割合RLLは決定されるが、その位相差
(進み/遅れの量)は決定されない。すなわちロック状
態においてRLLは同じで、個々の進み/遅れ状態の位相
量が異なる場合が存在する(図3(b),(c))。図3(b)は
進み/遅れ量が小の場合 、図3(c) は進み/遅れ量が
大の場合である。
制御発振器51へのフィードバック電位が同電位となっ
ても、位相量が異なるためにクロックジッタは図3(c)
の方が大きい。電圧制御発振器51へのフィードバック
電位が同一となり得る状態で、それぞれの進み/遅れに
おけるクロック位相の変動範囲は±90度である。すな
わち、入力データ信号DINのビットレートがBR[b/
s]の場合、αをコンポ-ネントが発生するノイズによる
ジッタ[s]ppとして、ジッタ量は 1/(BR)+α [s]pp (3) となり、大きなジッタが発生するという問題があった。
overy)回路の他の例としては、図4に示すように、入
力データビットレートと同一の発振周波数をもつVCO
を用いた例がある。このCDR回路は、入力データ信号
DATAINからクロック信号CLKを抽出し、データ
信号を識別する機能を有するものであり、多重分離回路
(DEMUX)を付加しCDRクロック出力、データ出
力をDEMUXに入力することにより、CDRの出力シ
リアルデータ信号を多重分離した低速パラレルデータ信
号出力を行う。この構成は、上記の構成に比べ、VCO
に要求される動作速度は2倍となり、高速化が困難であ
るという問題を有している。
あり、クロック変動範囲を小さくできるようにして、入
力データ信号のビットレートの1/Kの周波数を発振す
る電圧制御発振器を使用しながも、低ジッタを実現した
クロック/データ・リカバリ回路を提供することを目的
とする。
て、シリアル信号出力機能(クロックおよびデータ)を
実現したクロック/データ・リカバリ回路を提供するこ
とを目的とする。
めに、本発明は次のように構成することができる。
は、入力データ信号のビットレートの1/K(K=2,
3,・・・)の周波数のクロック信号を発振する電圧制
御発振器と、前記入力データ信号をタイミング調整のた
めに遅延させる遅延回路と、前記クロック信号に基づき
前記入力データ信号を1:M(M=2,3,・・・)多
重分離する多重分離回路と、前記クロック信号に基づき
前記多重分離回路のM個の多重分離出力信号をM:1多
重化する多重化回路と、前記遅延回路の出力信号と前記
多重化回路の出力信号との位相比較を行う位相比較器
と、該位相比較器の出力信号から直流成分を取り出し前
記電圧制御発振器に制御電圧として入力させるローパス
フィルタとを具備し、前記電圧制御発振器が発振するク
ロック信号を用いてリカバリ分周クロック信号を出力
し、前記多重分離回路の前記M個の多重分離出力信号を
リカバリパラレルデータ信号として出力する。
然数)としてもよい。
の前段に前記入力データ信号を遅延する別の遅延回路を
接続し、前記位相比較器を、前記遅延回路の出力信号と
前記多重化回路の出力信号との位相比較を行いその比較
結果と前記別の遅延回路の出力信号との位相比較を行う
別の位相比較器に置換してもよい。
合、前記多重分離回路は、前記クロック信号に基づき前
記入力データ信号を取り込む第1のD型フリップフロッ
プ回路と、前記クロック信号の逆相信号に基づき前記入
力データ信号を取り込む第2のD型フリップフロップ回
路とから構成し、前記多重化回路は、前記クロック信号
を遅延させるクロック遅延回路と、該クロック遅延回路
の出力信号に基づき前記第1のD型フリップフロップ回
路の出力信号と前記第2のD型フリップフロップ回路の
出力信号を交互に選択するセレクタとから構成すること
ができる。
多重分離回路は、前記クロック信号に基づき前記入力デ
ータ信号を1:2多重分離して2個の第1のパラレルデ
ータ信号を出力する第1の多重分離回路と、前記クロッ
ク信号をL分周した分周クロック信号に基づき前記各第
1のパラレルデータ信号を1:L多重分離してL個の第
2のパラレルデータ信号を出力する第2の多重分離回路
2個とを有し、前記多重化回路は、前記分周クロック信
号に基づき前記L個の第2のパラレルデータ信号をL:
1多重する第1の多重化回路を2個と、前記クロック信
号に基づき前記第1の多重化回路2個から出力される2
個のパラレルデータ信号を2:1多重し、シリアルデー
タを出力する第2の多重化回路とを有するように構成す
ることができる。
(Tは2以上の整数)の場合、前記多重分離回路は、
1:2多重分離を行う1:2多重分離回路を有する段を
T段接続して構成され、Q段目(Q=1,2,3・・・
T)の段は2(Q−1)個の1:2多重分離回路を有
し、Q段目の段の各1:2多重分離回路には前記クロッ
ク信号を2(Q− 1)分周した分周クロック信号を供給
するように構成され、前記多重化回路は、2:1多重を
行う2:1多重回路を有する段をT段接続して構成さ
れ、Q段目(Q=1,2,3・・・T)の段は2
(T−Q)個の2:1多重回路を有し、Q段目の段の各
2:1多重分離回路には前記クロック信号を2
(T−Q)分周した分周クロック信号を供給するように
構成することができる。
多重分離回路は、前記クロック信号に対して各々位相の
異なるK−1個の信号を発生させる手段と、該K−1個
の信号と前記クロック信号とに基づき前記入力データ信
号を1:K多重分離してK個の第1のパラレルデータ信
号を出力する第1の多重分離回路と、前記クロック信号
をL分周した分周クロック信号と前記クロック信号とに
基づき前記各第1のパラレルデータ信号を1:L多重分
離してL個の第2のパラレルデータ信号を出力する第2
の多重分離回路K個とを有し、前記多重化回路は、前記
分周クロック信号と前記クロック信号とに基づき前記L
個の第2のパラレルデータ信号をL:1多重する第1の
多重化回路をK個と、前記クロック信号を逓倍した逓倍
信号と前記クロック信号とに基づき前記第1の多重化回
路K個から出力されるK個のパラレルデータ信号をK:
1多重し、シリアルデータを出力する第2の多重化回路
とを有するように構成することができる。
る。
は、入力データ信号のビットレートの1/K(K=2,
3・・・)の周波数のクロック信号を発振する電圧制御
発振器と、前記入力データ信号を入力するH(H=1,
2,・・・)個直列接続のT型フリップフロップ回路
と、前記クロック信号に基づき前記L個直列接続のT型
フリップフロップ回路の出力信号を1:M(M=2,3
・・・)多重分離する第1の多重分離回路と、前記クロ
ック信号に基づき前記入力データ信号を1:N(N=2
p、pは自然数)多重分離する第2の多重分離回路と、
前記クロック信号に基づき前記第1の多重分離回路のM
個の多重分離出力信号をM:1多重化する多重化回路
と、前記L個直列接続のT型フリップフロップ回路の出
力信号と前記多重化回路の出力信号との位相比較を行う
位相比較器と、該位相比較器の出力信号から直流成分を
取り出し前記電圧制御発振器に制御電圧として入力させ
るローパスフィルタと、前記電圧制御発振器の出力クロ
ック信号の周波数をm(m=N/K)分周する分周器と
を具備し、前記m分周器の出力信号をリカバリ分周クロ
ック信号とし、前記第2の多重分離回路のN個の多重分
離出力信号をリカバリパラレルデータ信号とするように
構成する。
自然数)とすることができる。
T型フリップフロップ回路の後段に遅延回路を接続し、
前記位相比較器を、前記遅延回路の出力信号と前記多重
化回路の出力信号との位相比較を行いその比較結果と前
記L個直列接続のT型フリップフロップ回路の出力信号
との位相比較を行う別の位相比較器に置換して構成する
ことができる。
合、前記第1の多重分離回路は、前記クロック信号をク
ロックとして前記L個直列接続のT型フリップフロップ
回路の出力信号を取り込む第1のD型フリップフロップ
回路と、前記クロック信号の逆相信号をクロックとして
前記L個直列接続のT型フリップフロップ回路の出力信
号を取り込む第2のD型フリップフロップ回路とから構
成し、前記多重化回路は、前記クロック信号を遅延させ
るクロック遅延回路と、該クロック遅延回路の出力信号
をクロックとして前記第1のD型フリップフロップ回路
の出力信号と前記第2のD型フリップフロップ回路の出
力信号を交互に選択するセレクタとから構成することが
できる。
構成において、前記クロック信号をm(m=M/K)分
周した分周クロック信号を出力するm分周器と、前記電
圧制御発振器から出力する前記クロック信号を90度遅
延する90度遅延回路と、該90度遅延回路の出力信号
と前記電圧制御発振器から出力する遅延クロック信号と
を乗算して前記入力データ信号のビットレートと同じ周
波数のクロック信号を出力する乗算器とを具備し、前記
多重化回路から出力するデータ信号と前記乗算器から出
力するクロック信号とをシリアルデータ信号として出力
するようにしてもよい。
延回路を備えることに代えて、前記電圧制御発振器が、
前記クロック信号に対して直交関係にある該クロック信
号と同一周波数の直交クロック信号を出力し、前記乗算
器に前記クロック信号及び前記直交クロック信号を入力
して、前記入力データ信号のビットレートと同じ周波数
のクロック信号を出力するようにしてもよい。
と前記乗算器を備えることに代えて、前記電圧制御発振
器から出力する前記クロック信号をK逓倍し前記入力デ
ータ信号のビットレートと同じ周波数のクロック信号を
出力するK逓倍器を備えるように構成してもよい。
間を持ち且つ制御電圧により該遅延時間が同時に制御さ
れる2k個(k≧1)のバッファ回路を直列接続すると
共に、2k段目のバッファ回路の反転出力を初段のバッ
ファ回路の入力に接続してなり、前記初段のバッファ回
路の入力を前記クロック信号とし、k段目のバッファ回
路の出力を前記直交クロック信号とするように構成する
ことができる。
K逓倍器は、第1の位相比較器と、該第1の位相比較器
の出力信号から直流成分を取り出す第1のローパスフィ
ルタ回路と、該第1のローパスフィルタ回路の出力信号
により発振周波数が制御される第1の電圧制御発振器
と、該第1の電圧制御発振器の出力信号を2分周する2
分周器とからなり、該2分周器の出力信号と前記電圧制
御発振器の前記クロック信号とを前記第1の位相比較器
に入力して、前記第1の電圧制御発振器から前記入力デ
ータ信号のビットレートと同じ周波数のクロック信号を
取り出すように構成することができる。
リ回路を有する受信装置であって、該クロック/データ
・リカバリ回路は、入力データ信号のビットレートの1
/K(K=2,3,・・・)の周波数のクロック信号を
発振する電圧制御発振器と、前記入力データ信号をタイ
ミング調整のために遅延させる遅延回路と、前記クロッ
ク信号に基づき前記入力データ信号を1:M(M=2,
3,・・・)多重分離する多重分離回路と、前記クロッ
ク信号に基づき前記多重分離回路のM個の多重分離出力
信号をM:1多重化する多重化回路と、前記遅延回路の
出力信号と前記多重化回路の出力信号との位相比較を行
う位相比較器と、該位相比較器の出力信号から直流成分
を取り出し前記電圧制御発振器に制御電圧として入力さ
せるローパスフィルタとを具備し、該クロック/データ
・リカバリ回路は、前記電圧制御発振器が発振するクロ
ック信号を用いてリカバリ分周クロック信号を出力し、
前記多重分離回路の前記M個の多重分離出力信号をリカ
バリパラレルデータ信号を出力するように構成すること
ができる。
によれば、入力データ信号に対して多重分離/多重化操
作を行なって電圧制御発振器の出力クロック信号と位相
の合ったデータ信号に変換し、このデータ信号と入力デ
ータ信号の位相比較を行うことにより、従来の1/2の
周波数の電圧制御発振器であっても位相差に応じた位相
比較出力を出力可能で、電圧制御発振器へのフィードバ
ック電位も位相差に応じた電位になり、低ジッタを実現
できる。また、このようなクロック/データ・リカバリ
回路を有する受信装置を提供することが可能となる。こ
の受信装置は、光通信システムのSDH/SONET
(基幹網)、point to point伝送、GbE/10Gb
E、Fiber Channelのルータやクロスコネクト部におけ
る光フロントエンド回路レシーバ部等に適用することが
でき、低ジッタ、小型、低電力を実現でき、光フロント
エンドモジュールの低コスト化を図り、結果として通信
システムコスト低減を実現することができる。
トレートの1/K周波数のクロック信号を発振する電圧
制御発振器の発振信号を利用し、入力データ信号に対し
多重分離および多重化の操作を行って電圧制御発振器の
発振信号と同期した位相を有するデータ信号を発生さ
せ、これを入力データ信号と位相比較器で位相比較する
ようにしたPLL構成により、同期状態(ロック状態)
において電圧制御発信器の自走発振周波数の2倍の値
と、入力データ信号のビットレートの値との差に応じて
電圧制御発振器の出力信号位相が一意に定まり、低ジッ
タ実現を可能とし、クロック/データ・リカバリ回路の
高性能化を図るものである。
実施形態を示す。図5において、1は入力データ信号D
INを90度位相遅延させる90度遅延回路、2は入力
データ信号DINのビットレートの1/2の周波数で発
振する電圧制御発振器(VCO)、3はその電圧制御発
振器2から出力するクロック信号CLKをクロックとし
入力データ信号DINに対し1:2多重分離操作を行う
多重分離回路(DEMUX)、4はクロック信号CLK
をクロックとし多重分離回路3の出力信号DX11,D
X12に対し2:1多重化操作を行う多重化回路(MU
X)、5はその多重化回路4の出力信号MX1と90度
遅延回路1の出力信号DY1の位相を比較する位相比較
器(PC)、6は位相比較器5の出力信号PC1から直
流成分を抽出するローパスフィルタ(LPF)、7はそ
のローパスフィルタ6の出力信号を増幅して電圧制御発
振器2に制御電圧として入力するゲインコントロールア
ンプ(GCA)である。電圧制御発振器2が発振するク
ロック信号CLKがリカバリ分周クロック、多重分離回
路3の出力信号DX11,DX12がリカバリパラレル
データとなる。
イミングチャートを示す。多重分離回路3で入力データ
信号DINを一旦1:2多重分離し、再度多重化回路4
で2:1多重化させることにより、その多重化回路4の
出力信号MX1の位相は、クロック信号CLKの位相と
同期した信号となる。この出力信号MX1と90度遅延
回路1の出力信号DY1を位相比較器5で位相比較する
ことにより、それらの位相差に応じた時間幅を有するパ
ルス信号PC1が位相比較器5から出力され、ローパス
フィルタ6でこの信号の直流成分が抽出され、ゲインコ
ントロールアンプ7で増幅されて制御電圧として電圧制
御発振器2に入力される。図6のタイミングチャートで
の位相比較器5の出力信号PC1の波形は、この位相比
較器5ががEXOR型の場合である。
クロック信号CLKの位相と同期した位相を有するデー
タ信号MX1を発生させ、このデータ信号MX1と入力
データ信号DINの位相比較結果により電圧制御発振器
2を制御するので、同期状態において電圧制御発振器2
の出力信号の位相が一意的に決まり、低ジッタが実現可
能となる。
タ信号DINのビットレートがBrb/sのとき、図1
の従来回路におけるジッタの最大値Jo1は、αをコンポ
ーネントが発生するノイズによるジッタ[s]ppとする
と、 Jol=(1/BR)+α [s]pp (4) であるが、図5の本実施形態でのジッタJoNは、 JoN=α [s]pp (5) となり、1/BR [s]ppのジッタ削減が可能となる。
実施形態を示す。図5に示した第1の実施形態のものと
同じものには同じ符号を付けた。ここでは、図5の回路
において、90度遅延回路1の代わりに入力データ信号
DINの最小パルス幅を2倍にするT型フリップフロッ
プ回路(TFF)8を位相比較器5の入力側に接続し、
そのT型フリップフロップ回路8の出力信号FF1の位
相に対してCLK位相が同期するようにした。さらに、
クロック信号CLKをクロックとし入力データ信号DI
Nに対し1:N多重分離操作する多重分離回路9を設
け、またクロック信号CLKの周波数を1/m(m=N/
2)に分周して出力するm分周器10を設けた。ここで
は、m分周器10から出力するクロック信号CLKmが
リカバリ分周クロック、多重分離回路9の出力信号DX
21,DX22,・・・、DX2Nがリカバリパラレル
データとなる。
イミングチャートを示す。クロック信号CLKをクロッ
クとする多重分離回路3でT型フリップフロップ回路8
の出力信号FF1に多重分離操作を行ない、クロック信
号CLKをクロックとする多重化回路4で多重化操作を
行うことにより、その多重化回路4の出力信号MX1の
位相はクロック信号CLKの位相と同期した信号とな
る。この信号MX1とT型フリップフロップ回路8の出
力信号FF1を位相比較器5で位相比較することによ
り、それらの位相差に応じた時間幅を有するパルスがそ
の位相比較器5から出力され、ローパスフィルタ6でこ
の信号の直流成分が抽出され、ゲインコントロールアン
プ7で増幅され、電圧制御発振器2に入力される。
最小パルス幅をT型フリップフロップ回路8で2倍にし
てからPLL処理を行っているので、第1の実施形態に
比して、位相比較器5に要求される動作帯域が1/2に
なり、より安定動作が可能である。
の実施形態を示す。図5に示した第1の実施形態のもの
と同じものには同じ符号を付けた。ここでは、図5の回
路において、入力データ信号DINを遅延させる遅延回
路11を挿入し、その遅延回路11の出力信号DY0を
90度遅延回路1で90度位相遅延させる。また、遅延
回路11の出力信号DY0と90度遅延回路1の出力信
号DY1と、多重化回路4の出力信号MX1を入力する
位相比較器12を使用する。
重化信号MX1の位相を比較し、その比較結果の信号の
位相と信号DY0の位相とを比較するものである(例え
ば、特開平6−252654号公報)。この位相比較器
12により、入力データ信号DINのパターン依存効果
が低減できる。
符号連続データ入力に対する耐性が向上する。多重化回
路4の出力信号MX1の位相変動は、クロック信号CL
Kの位相変動に追随し、MX1とDINの位相差に応じ
た位相比較出力信号が位相比較器12から出力される。
の実施形態を示す。図8、図10に示した第2、3の実
施形態のものと同じものには同じ符号を付けた。ここで
は、図8の回路において、T型フリップフロップ回路8
の出力信号FF1を入力する90遅延回路1を挿入し、
その90度遅延回路1の出力信号DY1とT型フリップ
フロップ回路8の出力信号FF1と多重化回路4の出力
信号MX1とを入力する位相比較器12を、位相比較器
5に代えて設けた。
符号連続データ入力に対する耐性が向上する。また、第
3の実施形態に比し、位相比較に要求される動作帯域が
1/2で、動作マージンの大きい構成となっている。
多重分離回路3の詳細な回路図である。この多重分離回
路3は2個のD型フリップフロップ回路31、32で構
成され、それぞれの出力信号をDX11,DX12とす
る構成である。図13は多重化回路4の詳細な回路図で
ある。この多重化回路4は、セレクタ41とクロック遅
延回路42で構成され、クロック信号CLKをクロック
遅延回路42でタイミング調整した信号でセレクタ41
を切り替え、信号DX11,DX12を交互にセレクト
して出力するものである。このように、多重分離回路3
および多重化回路4は簡単な構成で実現でき、低コスト
化に寄与できる。
10、図11の90度遅延回路1は、タイミング調整用
であり、必ずしも90度位相遅延を行うものに限られる
ものではなく、位相遅延を行う回路であればよい。
る図5、図8、図10、図11の電圧制御発振器2の発
振クロックCLKの周波数は、入力データ信号DINの
ビットレートの1/2の周波数のクロックに限られず、
入力データ信号DINのビットレートの1/K(K=
2,3,・・・)の周波数のクロックを発振するように
構成することができる。
1:Kの多重分離を行い、多重化回路4はK:1の多重
化を行うようにすることができる。すなわち、多重分離
回路3のパラレル展開数をKとすればよい。また、第
2、第4の実施の形態において、図8、図11のT型フ
リップフロップ回路8は、Q(Q=1,2,・・・)分
周器に置き換えてもよい。
5の構成においてタイミング調整回路(遅延回路等)を
90度遅延回路の直前に挿入する必要がある。図8、図
11の構成においてもタイミング調整回路(遅延回路
等)を分周(TFF)回路の直前に挿入する必要があ
る。
8、図10、図11で示した構成において、電圧制御発
振器2(VCO)の発振クロックCLKの周波数と多重
分離回路(DEMUX)のパラレル展開数との関係は上
記に示したものに限られない。
の説明においては、VCOの発振クロックCLK周波数
の入力データ信号のビットレート(Br[b/s])に対
する分周比をKとする。すなわち、発振クロックCLK
の周波数をBr/K[Hz]とする。また、DEMUXの
パラレル展開数をMとする。
の場合(第1の例)、K>2かつKが偶数でM=K×L
の場合(第2の例)、Kが3以上の奇数で、M=K×L
の場合(第3の例)、K<Mの場合(第4の例)につい
て説明する。なお、各例における構成の各構成部分の機
能については、これまでに説明した実施の形態における
構成部分の機能と同様である。なお、上記の各実施の形
態は第1の例におけるL=1の場合である。
14に示す。
ロックとする1:M DEMUX回路(多重分離回路)
3でCLKをL分周した分周信号DCLKを発生させ、
更に、入力データ信号に対し1:M DEMUX操作を
行うことによりM個のパラレルデータ信号を発生させ
る。そして、DCLKとCLKに基づきM:1 MUX
回路(多重化回路)4でそのM個のパラレルデータ信号
を多重し、その出力信号を位相比較器5の入力とする。
そして、DCLKをリカバリ分周クロックとして出力
し、M個のパラレル信号をリカバリパラレルデータとし
て出力する。
数)とした場合の1:M DEMUX回路3は、後述す
る図15の例に示すように、CLKをクロック信号とす
る1:2 DEMUX回路と、CLKをL分周器でL分
周した分周信号DCLKをクロック信号とする2個の
1:L DEMUX回路を用いて構成することができ
る。
回路で入力データ信号に対し1:2DEMUXを行い2
個のパラレルデータ信号を出力させ、2個の1:L D
EMUX回路でそのパラレルデータ信号をそれぞれ1:
L DEMUXし、M(=2×L)個のパラレル信号と
DCLKを出力する。
の例に示すように、DCLKをクロック信号とする2個
のL:1 MUX回路と、CLKをクロック信号とする
2:1 MUX回路とで構成することができる。この構
成においては、2個のL:1MUXでM個のパラレル信
号を2個のパラレル信号に多重化し、2:1MUXでそ
のパラレル信号を多重化してシリアルデータとして出力
する。
の場合のDEMUX回路の具体的な構成を図15に示
す。
X回路は、1:2 DEMUX回路71と、3分周器7
2(一般にはL分周器)と、CLKを3分周器72で分
周した信号DCLKをクロック信号とする2個の1:3
DEMUX回路73、74とを有する。
ATAは1:2 DEMUX回路71により1:2の多
重分離がなされ、そのDEMUX出力信号DX21,D
X22を2個の1:3DEMUX回路73、74で多重
分離し、6個のパラレル信号DX61,DX62,DX
63,DX64,DX65,DX66を出力する。
す。CLKの正相、逆相信号をクロックとする2つのD
FF75、76(DFF1,DFF2)で入力データ信
号を識別し、CLK正相信号をクロックとするDFF1
出力をCLK逆相信号をクロックとするデータラッチ7
7に入力し、該ラッチ出力をDX21とし、CLK逆相
信号をクロックとするDFF2出力DX22と位相を合
わせる。
す。DX21をCLK逆相信号をクロック信号とする2
つのDFF78、79(DFF3,4)からなるシフト
レジスタに入力し、DCLKをクロック信号とするDF
F5でDX21を識別出力した信号をDX65,DCL
Kをクロック信号とするDFF6でシフトレジスタ初段
のDFF3出力を識別出力した信号をDX63,DCL
Kをクロック信号とするDFF7でシフトレジスタ2段
目のDFF4出力を識別出力した信号をDX61とす
る。同様にDX22を1:3DEMUX74に入力し、
DX62,DX64,DX66が出力され、DX61,
DX62,DX63,DX64,DX65,DX66の
パラレル信号が得られる。
ャートを図18に示す。なお、図16、17に示す例で
は、図中の各DFF、及びデータラッチはクロックの立
ち上がりで書き換え動作を行う。
す。同図に示すように、この6:1MUX回路は、DC
LKをクロック信号とする2個の3:1 MUX回路8
1、82と、2:1 MUX83とを有する。
DX63,DX64,DX65,DX66を、2個の
3:1 MUX回路81、82で多重し、そのMUX出
力MX21,MX22をCLKをクロック信号とする
2:1 MUX回路83で多重化しシリアルデータMX
61(MUXOUT)を出力する。
示す。この構成では、CLKをクロック信号とするDF
F8(84)にDX65を入力し、そのDFF8出力と
DX63をDCLKの周期でCLK周期幅のパルスを発
生するパルスジェネレータ89の出力PG3を切り替え
信号とする2:1セレクタ1(85)に入力し、DCL
Kをクロック信号とするDFF9(86)に該2:1セ
レクタ1出力を入力し、PG3を切り替え信号とする
2:1セレクタ2(87)に該DFF9出力とDX61
を入力し、該2:1セレクタ2出力をCLKの逆相信号
をクロック信号とするDFF10(88)に入力し、D
X61,DX63,DX65を多重化した出力MX21
を出力する。同様にDX62,DX64,DX66を
3:1 MUX回路82で多重化し、その多重化出力を
MX22とする。
示す。この構成では、CLKの逆相信号をクロック信号
とするDFF11(90)にDCLKの逆相信号を入力
し、該出力をCLKをクロック信号とするDFF12
(91)に入力して、DCLKの逆相信号をCLKの1
周期分遅延させた該DFF12出力信号と、CLKの逆
相信号をクロック信号とするするDFF13(93)に
DCLKの逆相信号を入力してCLKの半周期分だけD
CLKの逆相個号を遅延させた該DFF13出力信号を
NOR回路92に入力し、DCLKの周期でCLK周期
の幅のパルスを発生するパルスジェネレータが発生する
信号PG3を出力する。
す。この構成では、CLKをクロック信号とするデータ
ラッチ2(94)にMX22を入力してMX22をCL
Kの半周期分位相をずらし、タイミング調整回路96で
CLKをタイミング調整した信号の逆相信号を切替信号
とする2:1セレクタ3(95)に該データラッチ出力
信号とMX21を入力し、MX21と該データラッチ2
出力を交互に出力しMX21とMX22を多重化したシ
リアルデータ信号MUXOUTを出力する。
ートを図23に示す。なお、上記の例では、DFF8,
9,10,11,12,13はクロック信号の立ち上が
り時に書き換え動作を行い、2:1セレクタ1、2はP
G3が1(ハイ)でDX63,DX61を選択し、PG
3が0(ロー)でDFF出力を選択する。また、2:1
セレクタ3の切替信号はCLKを90度遅延させた信号
で、0(ロー)でMX21を選択、1(ハイ)でデータ
ラッチ2出力を選択する。
できる場合)Mを2T(Tは2以上の整数)で表すこと
ができる場合には、1:M DEMUX回路を図24に
示すように構成することができる。
とする1:2 DEMUX回路97で入力データ信号に
対し1:2 DEMUXを行い2個のパラレルデータ信
号とし、CLKを2分周器98で2分周した分周信号D
CLK2をクロック信号とする第2、第3の1:2 D
EMUX回路99、100でそのパラレル信号を2:4
に多重分離して4個のパラレル信号とし、以下それぞれ
のパラレルデータ信号に対し、パラレル出力数に応じた
分周クロック信号を用いて同様の操作を繰り返すことに
より、1:2T DEMUXを行う。これにより、入力
データ信号を2 Tのパラレルデータ信号に多重分離す
る。
M:1 MUX回路4の構成は図25に示すようにな
る。この構成では、上記のように多重分離された信号を
CLKをL分周したDCLK2T−1をクロック信号と
するM/2個の2:1 MUX回路でM/2個のパラレ
ルデータに多重し、その多重データに対し、パラレル信
号入力数に応じた分周クロックをクロック信号とする
2:1 MUX回路で同様の操作を行い繰り返すことに
より1個のシリアルデータ信号を出力する。DCLK2
T−1 をリカバリ分周クロックとして出力し、M個の
パラレル信号をリカバリパラレルデータとして出力す
る。
×L(Lは自然数)の場合、すなわち、K=2×J(J
は2以上の整数)かつM=K×L(Lは自然数)の場
合、1:M DEMUX回路は1つの1:K DEMU
XとK個の1:L DEMUXにより構成できる。この
構成においては、VCO発振信号CLKに対し、(18
0×P)/K(P=1,2,..,K−1)(度)位相
の異なるK−1個の信号を発生させ、その信号とCLK
とを用い1:K DEMUX回路で入力データ信号に対
し、1:K DEMUXを行いK個のパラレルデータ信
号を発生させ、さらにCLKを分周器を用いてM/K
(=L)分周し、その分周信号DCLKとCLKで、パ
ラレル信号それぞれに対し、1:L DEMUXを行い
(したがってK個の1:LDEMUX回路が必要)、入
力データ信号に対しM個のパラレル信号を出力する。
L:1 MUX回路と1つのK:1MUX回路により構
成でき、DCLKとCLKを用いてM:1 MUX回路
でMパラレル信号をKパラレル信号に多重し、CLKを
逓倍器でJ逓倍した信号MCLKとCLKを用いてKパ
ラレル信号をK多重してシリアルデータ信号を出力す
る。
P)/K(P=1,2,..,K−1)(度)位相の異
なるK−1個の信号を発生させるように構成することが
できる。
信号MCLKとCLKをM/K(=J)分周した信号D
CLKを用いることにより、第1の例の構成と等価の構
成とすることができる。
L(Lは1以上の整数)の場合についてもと第2の例と
同様の構成をとることが可能である。
数)、Mを任意の数とする)の場合、図26に示す構成
とすることができる。1:M DEMUX回路3にてC
LKを逓倍回路でS逓倍しその逓倍信号(MCLK)を
発生させることにより、第1〜第3の場合におけるK=
Mの場合とみなすことができる。この構成では、CLK
をS逓倍した分周クロック信号とM個のパラレルデータ
信号を出力する。
ける分周器分周数とVCO分周数も種々の関係をとり得
る。以下、分周器分周数をQ、VCO分周数をK,第2
のDEMUX(DEMUX9)のパラレル展開数をNと
して説明する。
なQ=2、K=2の場合が可能である。
(ループ内での多重分離数)の組み合わせが第6の実施
形態における第1〜第4のいずれかの関係を満たすよう
なKとQの組み合わせをとることが可能である。ただ
し、パラレル数Nに応じた分周あるいは逓倍クロック信
号が第2のDEMUXで生成されていない場合、N/K
分周器(N>=K)、K/N逓倍器(K>N)を用いて
パラレル信号にあわせた分周あるいは逓倍クロック信号
とNパラレルデータ信号を出力するように構成する。
した構成を図27に示し、図11の構成を一般化した構
成を図28に示す。
いて説明した本発明によれば、入力データ信号に対して
多重分離/多重化操作を行なって電圧制御発振器の出力
クロック信号と位相の合ったデータ信号に変換し、この
データ信号と入力データ信号の位相比較を行うことによ
り、従来の1/Kの周波数の電圧制御発振器であっても
入力データ信号とこのデータ信号の位相差に応じた位相
比較出力を出力可能で、電圧制御発振器へのフィードバ
ック電位も電圧制御発振器の自走発振周波数の2倍と入
力データ信号のビットレートとの差に応じた電位にな
り、低ジッタを実現できる。
態によれば低ジッタを実現できるという効果があるが、
下記のような問題もある。まず、その問題を図29を用
いて説明する。図29はこれまでに説明した実施の形態
におけるクロック/データ・リカバリ回路(CDR回
路)の一例を示す図である。
Nをタイミング調整のために遅延させる遅延回路、2は
入力データ信号DINのビットレートの1/2の周波数
で発振する電圧制御発振器(VCO)、3はその電圧制
御発振器2から出力するクロック信号CLKをクロック
として入力データ信号DINに対し1:N(N≧2)の
多重分離操作を行う多重分離回路(DEMUX)、4は
クロック信号CLKをクロックとして多重分離回路3の
N個の出力信号DX1,DX2,・・・,DXNに対し
N:1の多重化操作を行う多重化回路(MUX)、5は
その多重化回路4の出力信号MX1と遅延回路1の出力
信号の位相を比較するEXOR等からなる位相比較器
(PC)、6は位相比較器5の出力信号から直流成分を
取り出すローパスフィルタ回路(LPF)、7はそのロ
ーパスフィルタ回路6の出力信号を増幅して電圧制御発
振器2に制御電圧として入力するゲインコントロールア
ンプ(GCA)、408はクロック信号CLKをm(m
=N/2)分周するm分周器である。m分周器408の
出力信号がリカバリ分周クロックCLKm、多重分離回
路3の出力信号DX1,DX2,・・・,DXNがデー
タ信号であり、これらがリカバリパラレルデータとな
る。
力データ信号DINを一旦1:Nに多重分離し、再度多
重化回路4でN:1に多重化させることにより、その多
重化回路4の出力信号MX1の位相は、クロック信号C
LKの位相と同期した信号となる。この出力信号MX1
と遅延回路1の出力信号を位相比較器5で位相比較する
ことにより、それらの位相差に応じた時間幅を有するパ
ルス信号が位相比較器5から出力され、ローパスフィル
タ回路6でこの信号の直流成分が抽出され、ゲインコン
トロールアンプ7で増幅されて制御電圧として電圧制御
発振器2に入力される。
となり、クロック/データ・リカバリ回路の高性能化を
図ることができるが、この図29に示すクロック/デー
タ・リカバリ回路において出力可能な信号は、入力デー
タを識別した信号MX1、1:Nに多重分離したN個の
パラレル信号DX1,DX2,・・・,DXNと、入力
データ信号のビットレートの1/2以下の周波数を有す
るクロック信号CLKmのみであり、入力ビットレート
と同一周波数のクロック信号(シリアルクロック信号)
を出力する機能がないという問題がある。
記のようなパラレル信号出力機能に加えて、シリアル信
号出力機能(クロックおよびデータ)を実現したクロッ
ク/データ・リカバリ回路について説明する。
ック/データ・リカバリ回路のブロック図である。図1
において、1は入力データ信号DINをタイミング調整
のために遅延させる遅延回路、2は入力データ信号DI
Nのビットレートの1/2の周波数で発振する電圧制御
発振器(VCO)、3はその電圧制御発振器2から出力
するクロック信号CLKをクロックとして入力データ信
号DINに対し1:N(N≧2)の多重分離操作を行う
多重分離回路(DEMUX)、4はクロック信号CLK
をクロックとして多重分離回路3のN個の出力信号DX
1,DX2,・・・,DXNに対しN:1の多重化操作
を行う多重化回路(MUX)、5はその多重化回路4の
出力信号MX1と遅延回路1の出力信号の位相を比較す
るEXOR等からなる位相比較器(PC)、6は位相比
較器5の出力信号から直流成分を取り出すローパスフィ
ルタ回路(LPF)、7はそのローパスフィルタ回路6
の出力信号を増幅して電圧制御発振器2に制御電圧とし
て入力するゲインコントロールアンプ(GCA)、40
8はクロック信号CLKをm(m=N/2)分周したク
ロック信号CKLmを出力するm分周器、409はクロ
ック信号CLKを90度遅延する90度遅延回路、41
0は90度遅延回路409の出力クロック信号CLK9
0とクロック信号CLKを乗算してクロック信号CLK
1を出力する乗算器である。
と異なるところは、90度遅延回路409と乗算器41
0を追加した点である。したがって、図29に示した部
分と同じ構成部分では、図29の構成と同様な動作が行
われ、m分周器408から出力するクロック信号CLK
mと、多重分離回路3の出力信号DX1,DX2,・・
・,DXNがパラレル信号として出力される。
た。fを電圧制御発振器2の発振周波数(Hz)、tを時刻
(sec)とすると、入力するクロック信号CLKとCLK
90は、 CLK : y = sin(2πft) (6) CLK90: y = sin(2πft+π/2) (7) となる。よって、乗算器10から出力するクロック信号
CLK1は、 CLK1 : y = sin(2πft)×sin(2πft+π/2) = (1/2)sin(2×2πft) (8) となる。
の周期T1(sec)は、電圧制御発振器2の出力クロック
信号CLKの周期Tの1/2であるので、同期状態にお
いて、そのクロック信号CLK1は、入力データ信号D
INのビットレートと同じ値の周波数となる。
トと同一周波数のクロック信号CLK1と、この信号C
LK1に同期した入力データ信号のビットレートと同一
ビットレートの識別データ信号MX1とからなるシリア
ル出力信号を、前記した分周クロック信号CLKmおよ
び出力信号DX1,DX2,・・・,DXNからなるパ
ラレル出力信号と共に出力することができる。
の実施の形態のクロック/データ・リカバリ回路のブロ
ック図である。図31において、図30におけるものと
同じものには同じ符号を付けた。ここでは、入力データ
信号DINのビットレートの1/2の周波数のクロック
信号CLKおよびこれに対して90度位相がずれた(直
交関係にある)クロック信号CLK90を発振する電圧
制御発振回路421を採用し、この両クロック信号CL
K、CLK90を乗算器410に入力させて、クロック
信号CLKの2倍の周波数のクロック信号CLK1を出
力する。他は、図30に示した回路と同様である。
構成を示した。本電圧制御発振器42は、同一の遅延時
間をもつ2k(k≧1)段のバッファ回路B1,B2,
・・・・,Bk,Bk+1,Bk+2,・・・,B2kを直列接
続し、2k段目(終段)のバッファ回路B2kの反転出力
信号を初段のバッファ回路B1に入力させるようリング
状に接続したものである。この電圧制御発振器421で
発振するクロック信号CLKの周期Tは、バッファ回路
1個当りの遅延時間をtpdとすると、 T=4k×tpd (9) となる。
のバッファ回路の入力からとると、90度移相したクロ
ック信号CLK90はこのクロック信号CLKよりk×
tpdだけ遅延したk段目のバッファ回路Bkの出力から
取り出すことができる。なお、ゲインコントロールアン
プ7から出力する制御電圧は、各バッファ回路の動作電
流を制御することにより、遅延時間tpdを同時に制御す
る。
0度遅延回路409が不要であり、より簡素なクロック
/データ・リカバリ回路を実現できる。
10の実施の形態のクロック/データ・リカバリ回路の
ブロック図である。図32において、図29におけるも
のと同じものには同じ符号を付けた。ここでは、入力デ
ータ信号DINを遅延する遅延回路1の後段を2分岐し
その一方に90度遅延回路11を接続する。そして、遅
延回路1の出力信号の分岐した他方の信号と90度遅延
回路11の出力信号と多重化回路4の出力信号MX1と
を位相比較する位相比較器451を採用する。この位相
比較器451では、まず90度遅延回路11の出力信号
と多重化回路4の出力信号MX1との位相比較を行い、
次にその位相比較結果と遅延回路1の出力信号との位相
比較を行う(例えば、特願平5-56410)。この位相比較
器451により、入力データ信号DINのパターン依存
効果が低減できる。
て、同符号連続データ入力に対する耐性が向上する。多
重化回路4の出力信号MX1の位相変動は、クロック信
号CLKの位相変動に追随し、MX1の位相と入力デー
タ信号DINの位相との位相差に応じたパルス幅をもつ
位相比較信号が位相比較器451から出力される。
11の実施の形態のクロック/データ・リカバリ回路の
ブロック図である。図33において、図30におけるも
のと同じものには同じ符号を付けた。ここでは、図32
と同様に、入力データ信号DINを遅延する遅延回路1
の後段を2分岐しその一方に90度遅延回路11を接続
して、遅延回路1の出力信号の分岐した他方の信号と9
0度遅延回路11の出力信号と多重化回路4の出力信号
MX1とを、位相比較器451に入力する。また、図3
1と同様に、入力データ信号DINのビットレートの1
/2の周波数のクロック信号CLKおよびこれに対して
90度位相がずれたクロック信号CLK90を発振する
電圧制御発振回路421を採用し、この両クロック信号
CLKとCLK90を乗算器410に入力させて、クロ
ック信号CLKの2倍の周波数のクロック信号CLK1
を出力する。
る耐性が向上すると共に、90度遅延回路9が不要であ
り、より簡素なクロック/データ・リカバリ回路を実現
できる。
12の実施の形態のクロック/データ・リカバリ回路の
ブロック図である。図34において、図30におけるも
のと同じものには同じ符号を付けた。ここでは、電圧制
御発振器2から出力するクロック信号CLKをPLL型
クロック逓倍器412に入力してその2倍の周波数のク
ロック信号CLK1を発生させる。
2の内部構成のブロック図である。この逓倍器412
は、クロック信号CLKと2分周器124の出力信号と
の位相比較を行う位相比較器121、その位相比較器1
21の出力信号から直流成分を取り出すローパスフィル
タ回路122、そのローパスフィルタ回路122の出力
信号を制御電圧としてクロック信号CLK1を発振する
電圧制御発振器123、およびその電圧制御発振器12
3の出力クロック信号CLK1の周波数を半分の周波数
にする前記した2分周器124から構成されている。
13の実施の形態のクロック/データ・リカバリ回路の
ブロック図である。図35において、図30におけるも
のと同じものには同じ符号を付けた。ここでは、図32
と同様に、入力データ信号DINを遅延する遅延回路1
の後段を2分岐しその一方に90度遅延回路11を接続
して、遅延回路1の出力信号の分岐した他方の信号と9
0度遅延回路11の出力信号と多重化回路4の出力信号
MX1とを、位相比較器451に入力する。また、PL
L型クロック逓倍器412を採用し、電圧制御発振器2
から出力するクロック信号CLKをそのPLL型クロッ
ク逓倍器412に入力してその2倍の周波数のクロック
信号CLK1を発生させる。
で説明した本発明によれば、入力データ信号のビットレ
ートの1/2の周波数で発振する電圧制御発振器を使用
したクロック/データ・リカバリ回路において、その電
圧制御発振器から出力するクロック信号の2逓倍の信号
を簡単に発生させることができ、従来のパラレル信号出
力機能に加えて、クロックおよびデータのシリアル信号
の出力機能を実現できる利点がある。
6の実施の形態で説明したような一般的な構成を適用す
ることが可能である。
態で用いたDEMUXとMUXとからなる識別器を有す
るCDR回路の他の例を図39に示す。
る第1の遅延回路、202’は1:2多重分離回路22
1と2:1多重化回路222とで構成された識別回路、
203は遅延回路201の出カデータ信号DY1を識別
回路202’の出力データ信号DF1で識別するD型フ
リップフロップ回路、204は遅延回路201の出力デ
ータ信号DY1とD型フリップフロップ回路202の出
力データ信号DF1の位相比較を行うEXOR型の位相
比較器、205はその位相比較器204の出力信号PC
1を遅延させる第2の遅延回路、206はその遅延回路
205の出力信号DY2とD型フリップフロップ回路2
03の出力データ信号DF2を入力して+1、−1、又
は0のパルス信号COM1(3値)を出力する合成回
路、207はその合成回路206の出力信号COM1か
ら直流成分を取り出すローパスフィルタ(LPF)、2
08は発振するクロック信号CLKの周波数がその電圧
制御発信器209から出力する電圧信号によって制御さ
れる電圧制御発振器(VCO)、209は外部からゲイ
ン調整可能なゲインコントロールアンプ(GCA)であ
る。
回路222とで構成した回路202’において、1:2
多重分離回路221では入力データ信号DINを2個の
パラレル多重分離データ信号DX1,DX2に分離し、
多重化回路222ではそのデータ信号DX1,DX2を
シリアルのデータ信号DF1に多重化している。
て、回路202´で識別したデータDF1と遅延回路2
01の出力データDY1の位相差に相当するパルス幅の
信号PC1が出力される。また、D型フリップフロップ
回路203では、遅延回路201の出力信号DY1に対
してD型フリップフロップ回路202の出力信号DF1
が進んでいれば0の信号が出力され、遅れていれば1の
信号が出力される。すなわち、位相の進み遅れの判定を
D型フリップフロップ回路203で行い、位相の進み遅
れの量の検出を位相比較器204で行っている。
1を遅延回路205で遅延した信号DY2とD型フリッ
プフロップ回路203の出力信号DF2を、合成回路2
06で合成するが、この合成回路206では、図40に
示すような動作を行い、+1、−1、又は0の3値のパ
ルス信号COM1を出力する。すなわち、合成回路20
6はクロック信号CLKが入力データ信号DINに対し
て進んでいるときはその進み量に比例するパルス幅の1
の信号を出力し、遅れているときはその遅れ量に比例す
るパルス幅の−1の信号を出力し、位相比較器204か
らの出力が0(位相比較情報無し)のときは0の信号を
出力する。
に示した。このように本実施形態では、位相の進み遅れ
の判定と位相の進み遅れの量の検出を別々の回路で行う
ので、位相マージンが大きくなり、同期動作が安定す
る。
成を示す回路図である。この合成回路206は、第1の
ECL回路を構成するトランジスタQ1,Q2、第2の
ECL回路を構成するトランジスタQ3,Q4、第3の
ECL回路を構成するトランジスタQ5,Q6、トラン
ジスタQ1,Q3に共通の負荷抵抗R1、トランジスタ
Q2,Q4に共通の負荷抵抗R2、および第1、第2の
電流源I1,I2からなる。電流源I1,I2の電流値
をI1,I2とすると、I1=I2に設定されている。
トランジスタQ1,Q2の共通エミッタはトランジスタ
Q5のコレクタおよび電流源I1に接続され、トランジ
スタQ3,Q4の共通エミッタはトランジスタQ6のコ
レクタに接続され、トランジスタQ5,Q6の共通エミ
ッタは電流源I2に接続されている。D型フリップフロ
ップ回路203の出力信号DF2の正相信号はトランジ
スタQ1,Q4のベースに、逆相信号はトランジスタQ
2,Q3のベースに入力し、遅延回路5の出力信号DY
2の正相信号はトランジスタQ5のベースに、逆相信号
はトランジスタQ6のベースに入力する。合成回路6を
このように構成にすることにより、入力信号DF2とD
Y2の符号に応じて、図40に示したような+1、−
1、又は0の3値のパルス信号COM1を出力する。
る1:2多重分離回路221と2:1多重化回路222
はクロック信号CLKに同期して多重分離や多重化が行
われるので、クロック信号CLKの周波数は入力データ
信号DINのビットレートの1/2とすることができ
る。すなわち、電圧制御発振器208に要求される動作
速度を下げることができ、高速化が可能となる。
ントロールアンプ(GCA)209を挿入していること
により、PLLループのループ帯域が調整可能となり、
ジッタトランスファ特性や同期引き込み範囲の調整が可
能となる。
実施の形態では、位相の進み遅れの判定と位相の進み遅
れの量の検出を別々の回路とすることにより1.3倍の
位相マージンが得られ、更に、1:2多重分離回路22
1と2:1多重化回路222を用いる構成としたことに
よる高速化により、同期可能範囲(引き込み可能範囲)
は、例えば図43に示す従来構成の約2.1〜2.6倍
まで可能となる。従来の10Gb/sの多重分離/多重
化回路を具備するクロック/データ・リカバリ回路にお
いて、同期範囲を200MHzとすれば、本実施形態で
は420〜520MHzに拡大可能である。
分離を行い、多重化回路222がN:1の多重化を行う
よう構成すれば、クロック信号CLKに要求される周波
数が1/Nで済むので、さらなる高速化が可能となり、
同期可能な入力データ信号の周波数(ビットレート)を
さらに高くすることができる。
6の実施の形態で説明したような構成をとることが可能
である。
相マージンが拡大しより高い周波数まで同期動作を安定
化させることができる。また、多重分離と多重化を適用
することにより、さらに高い周波数まで同期動作を安定
化させることができる。
DR回路を有する受信装置300を示す。受信装置30
0は高速光通信等で使用される受信装置であり、入力デ
ータ信号が光信号である場合において、入力光データ信
号をフォトディテクタ301を用いた光・電気変換回路
で光・電気変換を行い、変換出力をAGCアンプとリミ
ッタアンプ302で電気信号レベルと振幅を調整し、そ
の信号を本発明のCDR回路303に入力し、パラレル
信号(多重分離信号)と分周クロック信号(同期信号)を
出力する。
周クロック信号(同期信号)を信号処理回路304に入力
し、その信号処理回路出力を送信装置に入力し外部へ出
力する伝送装置を構成することもできる。
なく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。
入力データ信号に対して多重分離/多重化操作を行なっ
て電圧制御発振器の出力クロック信号と位相の合ったデ
ータ信号に変換し、このデータ信号と入力データ信号の
位相比較を行うことにより、従来の1/2の周波数の電
圧制御発振器であっても位相差に応じた位相比較出力を
出力可能で、電圧制御発振器へのフィードバック電位も
位相差に応じた電位になり、低ジッタを実現できる。
(識別回路)の動作余裕向上のために、単にDFFを
1:2DEMUXと2:1MUXで構成した識別回路を
用いた構成を考えた場合、例えば、入力データにビット
レートと同一の周波数で発振するVCOからクロックの
周波数を1/2にするTFFを介して1:2DEMUX
にクロック信号を供給することになる。この場合、識別
部の動作余裕は広がる一方、VCOは入力データにビッ
トレートと同一の周波数で発振するので、VCO構成回
路、TFF構成回路はfin[Hz]の高速動作が要求
され、またVCO−TFF間は高速信号が信号線を伝わ
る。結果的にCDR+DEMUXの高速動作がVCO、
TFFの高速動作性能に制限され、さらにVCO−TF
F間の高速信号は他の回路からの雑音リークに対し脆弱
であるという問題が生じることとなる。
EMUX,2:1MUXで構成し、VCOを従来の1/
2の速度で発振させることによりCDRの高速安定動作
を実現し、さらに多重分離データ出力を識別回路内DE
MUXデータ出力、およびDEMUXクロック出力をV
CO出力とすることが可能となる。従って、図4に示し
た最後部1:2 DEMUXは不要となり、低電力化も
図れることとなる。
れる動作速度は従来の1/2となる。したがって、fT
=40[GHz]のSiバイポーラデバイスを使用して
回路を構成した場合のVCOの実際の最高発振可能周波
数は10G[Hz]程度であり、従来CDR構成の動作
可能な最大入力データ信号ビットレートfmopは10
G[b/s]であるのに対し、同一デバイスを、本発明
の構成を用いることによりfmop=20G[b/s]
程度までのデータ信号に対し引込み動作可能で2倍の速
度範囲で動作可能である。また、従来構成の最後部DE
MUX回路の消費電力は全体の20%程度であり、本発
明により最後部DEMUX回路は不要となるので、20
[%]程度の低消費電力化可能となる。
M.Wurzer,et.al.,"A 40-Gb/s Integrated Clock and Da
ta Recovery Circuit in a 50-GHz Silicon Bipolar Te
chnology,"IEEE J.Solid-State Circuits,VOL.34,NO.9,
pp.1320-1324 Sep.1999.)や文献(J.savoj,et.a1.,’
‘A 10Gb/s CMOS Clock and Data Recovery Circuit wi
th Frequency Detection’‘,2001.IEEE ISSCC)に記載
されているようにDEMUXあるいはDEMUX+MU
Xを入力信号のビット識別のみに用いるのではなく、入
力データ信号位相をVCOクロック信号位相にのせかえ
ることにより、位相比較器において入力データ信号とD
EMUX+MUX出力信号を線形比較可能としている。
結果的に、入力データ信号とVCOクロック信号位相と
同期したデータ信号の位相差に比例したパルス幅を有す
る信号を位相比較器が出力し、位相比較信号のアナログ
成分がVCOヘフィードバックされ、PLLの同期状態
を実現する。この線形位相比較方式により、ジッタ低減
の効果が得られる。
通信システムのSDH/SONET(基幹網)、point
to point伝送、GbE/10GbE、Fiber Channelの
ルータやクロスコネクト部における光フロントエンド回
路レシーバ部等に適用して、低ジッタ、小型、低電力の
クロック/データ・リカバリ回路を実現でき、光フロン
トエンドモジュールの低コスト化を図り、結果として通
信システムコスト低減を実現することができる。
ック図である。
る。
ートである。
例を示すブロック図である。
リカバリ回路のブロック図である。
る。
チャートである。
リカバリ回路のブロック図である。
る。
・リカバリ回路のブロック図である。
・リカバリ回路のブロック図である。
る。
の例におけるクロック/データ・リカバリ回路のブロッ
ク図である。
構成を示すブロック図である。
ク図である。
ク図である。
トである。
である。
である。
である。
である。
ある。
ク図である。
である。
の例におけるクロック/データ・リカバリ回路のブロッ
ク図である。
図である。
ク図である。
図である。
・リカバリ回路のブロック図である。
・リカバリ回路のブロック図である。
タ・リカバリ回路のブロック図である。
タ・リカバリ回路のブロック図である。
タ・リカバリ回路のブロック図である。
タ・リカバリ回路のブロック図である。
ある。
ック図である。
2のブロック図である。
タ・リカバリ回路のブロック図である。
である。
ある。
ロック図である。
を示すブロック図である。
Claims (18)
- 【請求項1】入力データ信号のビットレートの1/K
(K=2,3,・・・)の周波数のクロック信号を発振
する電圧制御発振器と、 前記入力データ信号をタイミング調整のために遅延させ
る遅延回路と、 前記クロック信号に基づき前記入力データ信号を1:M
(M=2,3,・・・)多重分離する多重分離回路と、 前記クロック信号に基づき前記多重分離回路のM個の多
重分離出力信号をM:1多重化する多重化回路と、 前記遅延回路の出力信号と前記多重化回路の出力信号と
の位相比較を行う位相比較器と、 該位相比較器の出力信号から直流成分を取り出し前記電
圧制御発振器に制御電圧として入力させるローパスフィ
ルタとを具備し、 前記電圧制御発振器が発振するクロック信号を用いてリ
カバリ分周クロック信号を出力し、前記多重分離回路の
前記M個の多重分離出力信号をリカバリパラレルデータ
信号として出力することを特徴とするクロック/データ
・リカバリ回路。 - 【請求項2】請求項1において、 M=K×L(Lは自然数)であることを特徴とするクロ
ック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項3】請求項1において、 前記遅延回路の前段に前記入力データ信号を遅延する別
の遅延回路を接続し、 前記位相比較器を、前記遅延回路の出力信号と前記多重
化回路の出力信号との位相比較を行いその比較結果と前
記別の遅延回路の出力信号との位相比較を行う別の位相
比較器に置換したことを特徴とするクロック/データ・
リカバリ回路。 - 【請求項4】請求項1において、 K=2、M=2の場合、 前記多重分離回路は、前記クロック信号に基づき前記入
力データ信号を取り込む第1のD型フリップフロップ回
路と、前記クロック信号の逆相信号に基づき前記入力デ
ータ信号を取り込む第2のD型フリップフロップ回路と
から構成し、 前記多重化回路は、前記クロック信号を遅延させるクロ
ック遅延回路と、該クロック遅延回路の出力信号に基づ
き前記第1のD型フリップフロップ回路の出力信号と前
記第2のD型フリップフロップ回路の出力信号を交互に
選択するセレクタとから構成したことを特徴とするクロ
ック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項5】請求項2において、 K=2の場合、 前記多重分離回路は、 前記クロック信号に基づき前記入力データ信号を1:2
多重分離して2個の第1のパラレルデータ信号を出力す
る第1の多重分離回路と、 前記クロック信号をL分周した分周クロック信号と前記
クロック信号に基づき前記各第1のパラレルデータ信号
を1:L多重分離してL個の第2のパラレルデータ信号
を出力する第2の多重分離回路2個とを有し、 前記多重化回路は、 前記分周クロック信号と前記クロック信号に基づき前記
L個の第2のパラレルデータ信号をL:1多重する第1
の多重化回路を2個と、 前記クロック信号に基づき前記第1の多重化回路2個か
ら出力される2個のパラレルデータ信号を2:1多重
し、シリアルデータを出力する第2の多重化回路とを有
することを特徴とするクロック/データ・リカバリ回
路。 - 【請求項6】請求項2において、 K=2かつM=2T(Tは2以上の整数)の場合、 前記多重分離回路は、 1:2多重分離を行う1:2多重分離回路を有する段を
T段接続して構成され、Q段目(Q=1,2,3・・・
T)の段は2(Q−1)個の1:2多重分離回路を有
し、Q段目の段の各1:2多重分離回路には前記クロッ
ク信号を2(Q− 1)分周した分周クロック信号を供給
するように構成し、 前記多重化回路は、 2:1多重を行う2:1多重回路を有する段をT段接続
して構成され、Q段目(Q=1,2,3・・・T)の段
は2(T−Q)個の2:1多重回路を有し、Q段目の段
の各2:1多重回路には前記クロック信号を2
(T−Q)分周した分周クロック信号を供給するように
構成したことを特徴とするクロック/データ・リカバリ
回路。 - 【請求項7】請求項2において、 K>2の場合、 前記多重分離回路は、 前記クロック信号に対して各々位相の異なるK−1個の
信号を発生させる手段と、 該K−1個の信号と前記クロック信号とに基づき前記入
力データ信号を1:K多重分離してK個の第1のパラレ
ルデータ信号を出力する第1の多重分離回路と、 前記クロック信号をL分周した分周クロック信号と前記
クロック信号とに基づき前記各第1のパラレルデータ信
号を1:L多重分離してL個の第2のパラレルデータ信
号を出力する第2の多重分離回路K個とを有し、 前記多重化回路は、 前記分周クロック信号と前記クロック信号とに基づき前
記L個の第2のパラレルデータ信号をL:1多重する第
1の多重化回路をK個と、 前記クロック信号を逓倍した逓倍信号と前記クロック信
号とに基づき前記第1の多重化回路K個から出力される
K個のパラレルデータ信号をK:1多重し、シリアルデ
ータを出力する第2の多重化回路とを有することを特徴
とするクロック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項8】入力データ信号のビットレートの1/K
(K=2,3・・・)の周波数のクロック信号を発振す
る電圧制御発振器と、 前記入力データ信号を入力するQ分周器(Q=2,3,
4・・・)と、前記クロック信号に基づき前記Q分周器
(Q=2,3,4・・・)の出力信号を1:M(M=
2,3・・・)多重分離する第1の多重分離回路と、 前記クロック信号に基づき前記入力データ信号を1:N
多重分離する第2の多重分離回路と、 前記クロック信号に基づき前記第1の多重分離回路のM
個の多重分離出力信号をM:1多重化する多重化回路
と、前記Q分周器(Q=2,3,4・・・)の出力信号
と前記多重化回路の出力信号との位相比較を行う位相比
較器と、 該位相比較器の出力信号から直流成分を取り出し前記電
圧制御発振器に制御電圧として入力させるローパスフィ
ルタと、 前記電圧制御発振器の出力クロック信号の周波数をm分
周する分周器とを具備し、 前記m(=N/K)分周器の出力信号をリカバリ分周ク
ロック信号とし、前記第2の多重分離回路のN個の多重
分離出力信号をリカバリパラレルデータ信号とすること
を特徴とするクロック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項9】請求項8において、 M=K×L(Lは自然数)であることを特徴とするクロ
ック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項10】請求項8において、 前記Q分周器(Q=2,3,4・・・)の後段に遅延回
路を接続し、 前記位相比較器を、前記遅延回路の出力信号と前記多重
化回路の出力信号との位相比較を行いその比較結果と前
記Q分周器(Q=2,3,4・・・)の出力信号との位
相比較を行う別の位相比較器に置換したことを特徴とす
るクロック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項11】請求項8において、 K=2、M=2の場合、 前記第1の多重分離回路は、前記クロック信号をクロッ
クとして前記Q分周器の出力信号を取り込む第1のD型
フリップフロップ回路と、前記クロック信号の逆相信号
をクロックとして前記Q分周器の出力信号を取り込む第
2のD型フリップフロップ回路とから構成し、 前記多重化回路は、前記クロック信号を遅延させるクロ
ック遅延回路と、該クロック遅延回路の出力信号をクロ
ックとして前記第1のD型フリップフロップ回路の出力
信号と前記第2のD型フリップフロップ回路の出力信号
を交互に選択するセレクタとから構成したことを特徴と
するクロック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項12】請求項1において、 K=2であり、 前記クロック信号をm分周した分周クロック信号を出力
するm(=M/K)分周器と、 前記電圧制御発振器から出力する前記クロック信号を9
0度遅延する90度遅延回路と、 該90度遅延回路の出力信号と前記電圧制御発振器から
出力する遅延クロック信号とを乗算して前記入力データ
信号のビットレートと同じ周波数のクロック信号を出力
する乗算器とを具備し、 前記多重化回路から出力するデータ信号と前記乗算器か
ら出力するクロック信号とをシリアルデータ信号として
出力することを特徴とするクロック/データ・リカバリ
回路。 - 【請求項13】請求項3において、 K=2であり、 前記クロック信号をm分周した分周クロック信号を出力
するm(=M/K)分周器と、 前記電圧制御発振器から出力する前記クロック信号を9
0度遅延する90度遅延回路と、 該90度遅延回路の出力信号と前記電圧制御発振器から
出力する遅延クロック信号とを乗算して前記入力データ
信号のビットレートと同じ周波数のクロック信号を出力
する乗算器とを具備し、 前記多重化回路から出力するデータ信号と前記乗算器か
ら出力するクロック信号とをシリアルデータ信号として
出力することを特徴とするクロック/データ・リカバリ
回路。 - 【請求項14】 請求項12において、 前記90度遅延回路を備えることに代えて、前記電圧制
御発振器が、前記クロック信号に対して直交関係にある
該クロック信号と同一周波数の直交クロック信号を出力
し、前記乗算器に前記クロック信号及び前記直交クロッ
ク信号を入力して、前記入力データ信号のビットレート
と同じ周波数のクロック信号を出力するようにしたこと
を特徴とするクロック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項15】請求項1において、 前記クロック信号をm分周した分周クロック信号を出力
するm分周器と、 前記電圧制御発振器から出力する前記クロック信号をK
逓倍し前記入力データ信号のビットレートと同じ周波数
のクロック信号を出力するK逓倍器前記多重化回路から
出力するデータ信号と前記K逓倍器から出力するクロッ
ク信号とをシリアルデータ信号として出力することを特
徴とするクロック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項16】請求項14において、 前記電圧制御発振器は、同じ遅延時間を持ち且つ制御電
圧により該遅延時間が同時に制御される2k個(k≧
1)のバッファ回路を直列接続すると共に、2k段目の
バッファ回路の反転出力を初段のバッファ回路の入力に
接続してなり、 前記初段のバッファ回路の入力を前記クロック信号と
し、k段目のバッファ回路の出力を前記直交クロック信
号とすることを特徴とするクロック/データ・リカバリ
回路。 - 【請求項17】請求項15において、 前記K逓倍器は、 第1の位相比較器と、 該第1の位相比較器の出力信号から直流成分を取り出す
第1のローパスフィルタ回路と、 該第1のローパスフィルタ回路の出力信号により発振周
波数が制御される第1の電圧制御発振器と、 該第1の電圧制御発振器の出力信号をK分周するK分周
器とからなり、 該K分周器の出力信号と前記電圧制御発振器の前記クロ
ック信号とを前記第1の位相比較器に入力して、前記第
1の電圧制御発振器から前記入力データ信号のビットレ
ートと同じ周波数のクロック信号を取り出すことを特徴
とするクロック/データ・リカバリ回路。 - 【請求項18】クロック/データ・リカバリ回路を有す
る受信装置であって、 該クロック/データ・リカバリ回路は、 入力データ信号のビットレートの1/K(K=2,3,
・・・)の周波数のクロック信号を発振する電圧制御発
振器と、 前記入力データ信号をタイミング調整のために遅延させ
る遅延回路と、 前記クロック信号に基づき前記入力データ信号を1:M
(M=2,3,・・・)多重分離する多重分離回路と、 前記クロック信号に基づき前記多重分離回路のM個の多
重分離出力信号をM:1多重化する多重化回路と、 前記遅延回路の出力信号と前記多重化回路の出力信号と
の位相比較を行う位相比較器と、 該位相比較器の出力信号から直流成分を取り出し前記電
圧制御発振器に制御電圧として入力させるローパスフィ
ルタとを具備し、 該クロック/データ・リカバリ回路は、前記電圧制御発
振器が発振するクロック信号を用いてリカバリ分周クロ
ック信号を出力し、前記多重分離回路の前記M個の多重
分離出力信号をリカバリパラレルデータ信号を出力する
ことを特徴とする受信装置。
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