JP4610938B2 - 時刻信号中継装置および時刻修正システム - Google Patents
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Description
しかしながら、時刻信号中継装置(ブースタ)を取り付けても、地理的状況や環境の変化に左右されて受信しずらくなっている。
たとえば、受信電波が40KHzと60KHzの両受信圏においては、受信電波の受信状況が悪い地域もあり、受信状況は特にその地域の地形などに大きく左右される。キー局から遠くなると、地上波が大きく減衰し、空中波の減衰の割合が小さくその結果相対的に空中波が大きくなってしまう。また受信時計がキー局から500Kmと遠距離になると地上波と空中の両者の減衰割合は非線形となるため、電界強度は複雑になり、受信状態を大きく左右する。
さらに、個々の家庭においては、耐震性を向上させるため、建物の窓を小さくしたり、あるいは壁の厚さを増したりした結果、例えば今まで受信できていたのが受信困難となってしまうこともあった。
また、近隣に高層住宅が建設されたため今まで受信できていたのに受信できなってしまうこともあった。
そのため、極端な場合、時刻信号中継装置で電波を正常に受信できなくても、この時刻情報中継装置(ブースタ)内で誤差が積算されていた内部時計の時間情報を電波時計に送信し続けていた。これに対して電波時計は誤差が積算された時刻情報を受信してもその内容が正確または不正確であるかにも係わらず受信できていると表示していた。すなわち、時刻信号中継装置は受信できなくても時刻信号を送信し続けて、信号が無い場合でも補完するという形も一部とっていた。
この結果、電波時計が受信表示をしているにも関わらず、時刻が異なっているという異常な現象が発生していた。
キー局1から発信される日本標準時を高精度で伝える長波(40kHz)の標準時刻電波S1のフォーマットは、具体的には、「1」信号の場合には1秒(s)の間に500ms(0.5s)だけ40kHzの信号が送られ、「0」信号の場合には1秒(s)の間に800ms(0.8s)だけ40kHzの信号が送られ、「P」信号(同期信号)の場合には1秒(s)の間に200ms(0.2s)だけ40kHzの信号が送られる。
図2(a)は、データが(1,0,1)の場合の波形例を示している。
この例は、1月1日からの通算日114日目、17時25分を示しているが、同期用として50秒目からコード「0」が常に9個連続している。
本実施形態では、たとえば第1の時間は午前2時38分に設定され、第2の時間は午前2時48分に設定される。
そして、第1の時間に送信する時刻電波信号S2aの第1の強度は−20〜30dBμV/mであり、第2の時間に送信する時刻電波信号S2bの第2の強度は第1の時間に送信する時刻電波信号S2aより大きい−3dBμV/mである。
そして、受信アンテナ20a、受信用RFアンプ21、検波回路22、整流回路23、積分回路24、およびマイクロコンピュータ25、送信用RFアンプ29の出力用のモード選択スイッチ25b、により受信系回路が構成され、マイクロコンピュータ25、発振器26、出力強度調整回路27a,27b、スイッチ28、送信用RFアンプ29、および送信アンテナ20bにより送信系回路が構成される。
時刻信号中継装置を設置する段階で、図1に示す送信用RFアンプ29から電波受信状況に応じて時刻信号を出力するかあるいは送信用RFアンプ29の送信を停止するかについて、マイクロコンピュータ25と連動するように設けられたRFアンプ出力選択用のモード選択スイッチ25bを切り換え、希望するモードに設定する。このモードとして、たとえば送信停止モードと送信継続モードがある。
受信状態が悪い場合は、上述のモードを選択して、送信を停止することについて説明するが、図1に示すように、これ以外に送信時に送信用RFアンプ29に信号を供給しないで動作状態のままで、無信号状態にしてもよい。
まず、電界強度が大きく時刻信号中継装置が時刻情報を正常に受信できる通常の場合について説明する。モード選択スイッチ25bはANT20aから入力される標準時刻電波信号S1の電界強度を検出した結果、検出レベルが所定のしきい値レベル以下のとき機能するようにし、しきい値レベル以上のときはモード選択スイッチの機能とは関係なく時刻信号中継装置2のシステムは動作する。入力時刻表示信号は、図4のフローチャートに示すように、まず、積分回路24によるベースバンド信号を受けて、時刻コードをデコードし、時・分・00秒などの時刻データを得、内部時計を修正する(ST1)。
次に、あらかじめ決められた第1の送信時刻(たとえば午前2時38分)帯および第2の送信時刻(たとえば午前2時48分)帯には、内部時計が計時している時刻に基づいて、送信すべき時刻データを作成する(ST2)。
そして、この時刻データをベースバンド信号と同一フォーマットでスイッチ28の制御端子に、ゲートパルスS25として出力して(ST3)、時刻電波信号S2aまたはS2bを生成させて、電波修正時計3に送信させる。
次に、電界強度が小さく正確な時刻信号が受信できない場合、モード選択スイッチ25bの機能について述べる。
第1の場合、時刻信号中継装置を設置する時点で、送信用RFアンプ29の出力選択用のモード選択スイッチ25bを選択して送信停止モードに設定する。これにより、標準時刻電波を出力しないよう時刻信号中継装置の送信用RFアンプ29からの送信を停止させる。
第2の場合、時刻信号中継装置を設置する時点で、送信用RFアンプ29の出力選択用のモード選択スイッチ25bを選択して送信継続モードに設定する。この場合、正確な時刻信号を受信できないが、時刻信号中継装置内にある内部時計で誤差が積算された時刻情報をそのまま送信用RFアンプ29からANT20bを介して電波時計に送信するようにする。
また、ゲートパルスS25で送信用RFアンプ29の電源を直接切断しても良い。このようにすると送信用RFアンプ29では消費電力が大きいから消費電力の削減にもなり、その結果、電池の寿命を延ばすこともできる。
また、送信停止モードに設定したときは、上述したように、送信用RFアンプ29の電源が切断されて動作を停止するか、またはマイクロコンピュータ25からのゲートパルスS25で、スイッチ28の出力端子dが入力端子cに接続され、その結果送信用RFアンプ29の入力は接地され入力信号は供給されず、この送信用RFアンプ29から時刻情報の信号は送信されない。
このAM変調RF信号は、送信用RFアンプ29で増幅され、送信アンテナ20bから、図2(a)に示すようなフォーマットと同一フォーマットの電波信号S2aまたはS2bとして送信される。
電源がオンされると、標準時刻電波信号S1を受信し、マイクロコンピュータ25は内部時計を修正し(ST11,ST12)、内部時計をインクリメントする(ST13)。
なお、「内部時計をインクリメントする」とは、受信した時刻データをもとに、時刻信号中継装置2の内部に設けた時計(マイクロコンピュータ25のプログラム時計等)が時間をカウントしていることを示す。
一方、モード選択スイッチ25bを、送信用RFアンプ29の出力を送信継続するモードに設定した場合は、電界強度がしきい値以上のときと同じ動作をする。ただしこの場合、誤差時刻情報が加算されているが、電波時計3で計時するユーザーは、時刻信号中継装置2のモード選択スイッチ25bを送信継続モードに設定していることを最初から認識しているので、電波時計の表示に誤差がある可能性のあることは既知であり問題はない。
次に、電界強度がしきい値以上の場合、内部時計を修正し、内部時計をインクリメントする(ST19)。
次いで、時刻電波信号の第1の送信時刻、たとえば午前2時38分であるか否かの判別を行い(ST20)、送信時刻である場合には、第1の強度の時刻電波信号S2aを送信する(ST21)。
そして、時刻電波信号の第2の送信時刻、たとえば午前2時48分であるか否かの判別を行い(ST22)、送信時刻である場合には、第2の強度の時刻電波信号S2bを送信する(ST23)。
なお、電波修正時計3は、時刻信号中継装置2から第1の時間に送信された第1の強度の時刻電波信号S2aをデコードし、時刻化が可能である場合には、指針位置をデコードした時刻に応じた位置に修正する。この場合には第2の時間に送信される第2の強度の時刻電波信号S2bの受信を行わない。
一方、時刻信号中継装置2から第1の時間に送信された第1の強度の時刻電波信号S2aをデコードし、時刻化が不可能である場合には指針位置の修正を行わず、第2の時間に送信される第2の強度の時刻電波信号S2bの受信を行う。
このリセットスイッチ32がオンされたとき、また図示しない電池をセットしたときに、本電波修正時計は初期修正モードになる。
また、受信状態が基準範囲内にある場合に帰零動作を行わせた後、受信した電波信号をデコードし、デコードの結果、時刻化が可能である(時刻データとして再生可能である)場合には、発振回路33による基本クロックに基づいて各種カウンタのカウント制御並びに受光素子144による検出信号DT1,DT2の入力レベルに応じて、制御信号CTL1,CTL2をバッファ37を介して秒針用のステッピングモータ210および時分針用のステッピングモータ410,130に出力して回転制御を行うことにより時刻修正制御を行う。
一方、デコードの結果、時刻化が不可能である場合には、制御信号CTL1,CTL2 を出力せずに、ドライブ信号DR1 ,DR2をドライブ回路35に出力して、報知手段としての発光素子36を発光させてユーザーに電波受信が良好でない旨を報知させる。
これにより、初期修正モードの動作を完了させる。
通常修正モードにおいては、キー局1からの標準時刻電波信号S1を毎正時に受信可能なように毎正時を含む前後5分の間、時刻電波信号受信系31に図示しない電源による駆動電力を供給させるとともに、時刻信号中継装置2からの第1の強度の時刻電波信号S2aを受信可能なように午前2時38分を含む前後5分の間、時刻電波信号受信系31に図示しない電源による駆動電力を供給させる。
そして、制御回路34は、時刻信号中継装置2から第1の時間に送信された第1の強度の時刻電波信号S2aをデコードし、時刻化が可能である場合には、指針位置をデコードした時刻に応じた位置に修正する。
この場合には第2の時間に時刻信号中継装置2から送信される第2の強度の時刻電波信号S2bの受信を行わない。すなわち、午前2時48分を含む前後5分の間、時刻電波信号受信系31に図示しない電源による駆動電力を供給させない。
一方、時刻信号中継装置2から第1の時間に送信された第1の強度の時刻電波信号S2aをデコードし、時刻化が不可能である場合には指針位置の修正を行わず、第2の時間に送信される第2の強度の時刻電波信号S2bの受信を行うべく、午前2時48分を含む前後1分の間、時刻電波信号受信系31に図示しない電源による駆動電力を供給させる。
そして、制御回路34は、時刻信号中継装置2から第2の時間に送信された第2の強度の時刻電波信号S2bをデコードし、時刻化が可能である場合には、指針位置をデコードした時刻に応じた位置に修正する。
標準電波正常受信フラグをセットした場合には、時刻信号中継装置2からの時刻電波信号S2aの受信を行わず、すなわち、午前2時38分を含む前後1分の間に、時刻電波信号受信系31への図示しない電源による駆動電力の供給は行わせず、標準電波正常受信フラグをリセットして、毎正時のキー局1からの標準時刻電波信号S1を受信して時刻修正を行う。
この場合、上述したように、時刻信号中継装置2からの時刻電波信号S2aの受信を行い、正常に受信した場合には、デコードの結果得られた時刻電波信号S2aの時刻コードに応じて時刻修正を行う。
正常に受信できない場合には、時刻信号中継装置2の設置位置が不適当であるとして、制御信号CTL1,CTL2 を出力せずに、たとえばドライブ信号DR1
をドライブ回路35に出力して、報知手段としての発光素子36を発光させてユーザーに報知させる。
この時刻電波信号S2aに基づき時刻化が不可能な場合には、上述したように第2の時間に送信される時刻電波信号S2bの受信し、時刻修正を行うが、この時刻電波信号S2bに基づいても時刻化が不可能な場合には、時刻信号中継装置2の設置位置が不適当であるとして、制御信号CTL1,CTL2 を出力せずに、たとえばドライブ信号DR1 をドライブ回路35に出力して、報知手段としての発光素子36を発光させてユーザーに報知させる。
さらに、時刻信号中継装置2から信号が送信されていない場合、すなわち信号が全く存在しない場合も同様にユーザーに報知させる。この際とくに、時刻信号中継装置2から送信を停止していることをユーザーに知らせ、電波修正時計3が誤表示している可能性のあることを警告させる。
そして、時刻修正終了後、または時刻信号中継装置2から第2の時間に送信される時刻電波信号S2bの受信が正常ではなく、発光素子36を発光させてユーザーに報知させた場合等には、標準電波正常受信フラグをリセットして、毎正時のキー局1からの標準時刻電波信号S1を受信して時刻修正モードに戻る。
トランジスタQ1のコレクタが発光ダイオードからなる発光素子36のカソードに接続され、エミッタが接地され、ベースが抵抗素子R2 を介して制御回路34のドライブ信号DR1 の出力ラインに接続されている。
また、抵抗素子R1 が電源電圧VCCの供給ラインと発光素子36のアノードに接続されている。
すなわち、発光素子36は、制御回路34からハイレベルのドライブ信号DR1 ,DR2が出力されたときに発光するようにドライブ回路35に接続されている。
時計本体100は、図7,8に示すように、互いに対向して接続されて輪郭を形成する下ケース111、上ケース112、ならびに、下ケース111および上ケース112で形成される空間内において下ケース111と連結した状態で配置される中板113を有する。
ここで、秒針用ステッピングモータ121は、ステータ121aが中板113に載置して固定され、ロータ121cが中板113と上ケース112とに軸支されており、制御回路14の出力制御信号CTL1に基づいて、その回転方向、回転角度、および回転速度が制御される。
また、これらの透孔123cの内側には、周方向に長尺で回転軸方向に突出する円弧状の付勢ばね123eが、切り欠き孔123fにより画定されている。この円弧状付勢ばね123eは、秒針車123をその回転軸方向に付勢するものである。
ここで、時分針用ステッピングモータ131は、ステータ131aが中板113に載置して固定され、ロータ131cが中板113と上ケース112とに軸支されており、制御回路14の出力制御信号に基づいて、その回転方向、回転角度、および回転速度が制御される。
そして、発光素子142(310)のアノードは抵抗R5を介してVccに接続され、カソードはnpnトランジスタQ2のコレクタに接続、エミッタはグランドに接地されている。ドライブ回路38における抵抗素子R6からnpnトランジスタQ2に制御信号が供給される。
受光素子144(320)のコレクタは、制御回路34と、抵抗R3を介してVccにそれぞれ接続されている。この制御回路34との接続ラインは、検出信号DT2の制御回路34への出力ラインとなっている。またエミッタは接地されている。
すなわち、発光素子142は、制御回路34からハイレベルのドライブ信号DR2が出力されたとき発光するようにドライブ回路38に接続され、受光素子320で光を受けてその信号(DT2)を制御回路34に供給している。
また図6における光検出センサ900も同様に動作する。
同様に、受光素子144は、下ケース111の外側に開口するように形成された第2配置部としての取付け凹部111c内に配置されており、この取付け凹部111cの底面には、所定径の円形貫通孔111dが開けられている。この円形貫通孔111dは、発光素子142から発せられ、上記透孔を通過してきた光のみをできるだけ通過させて誤検出を防止できるようにするものである。
なお、ここでは、分針系の通常モード動作を例に説明する。
キー局1から発信された標準時刻電波信号S1は、時刻信号中継装置2および電波修正時計3の受信アンテナ20aおよび31aで受信される。
そして、あらかじめ決められた第1の送信時刻(たとえば午前2時38分)帯および第2の送信時刻(たとえば午前2時48分)帯には、内部時計が計時している時刻に基づいて、送信すべき時刻データが作成される。
この時刻データがベースバンド信号と同一フォーマットでスイッチ28の制御端子に、ゲートパルスS25として出力される。
スイッチ28では、第1の送信時刻帯には出力端子dが入力端子aに接続され、第2の送信時刻帯には出力端子dが入力端子bに接続される。
電界強度が大きく所定のしきい値以上の場合、モード選択スイッチ25bの設定された情報がコンピュータ25に記憶されているので、この設定された情報に基づいて、ゲートパルスS25が出力され、このゲートパルスS25でスイッチ28が制御される。図1の実施形態では、出力端子dが入力端子aまたはbに接続される。よって、送信用RFアンプ29からは電波信号S2a,S2bが送信される。
したがって、第1の送信時刻帯には、出力強度調整回路27aにおいてはレベル調整された発振器26から発振される発振信号S26が、マイクロコンピュータ25によるゲートパルスS25でオン・オフされ、AM変調RF信号が得られる。
このAM変調RF信号は、送信用RFアンプ29で増幅され、送信アンテナ20bから、図2(a)に示すようなフォーマットと同一フォーマットで第1の強度の時刻電波信号S2aとして送信される。
このAM変調RF信号は、送信用RFアンプ29で増幅され、送信アンテナ20bから、図2(a)に示すようなフォーマットと同一フォーマットで第2の強度の時刻電波信号S2bとして送信される。
これにより、時刻電波信号受信系31の受信アンテナ31aで受信されたキー局からの時刻コード信号を含む長波(たとえば40kHz)が長波受信回路31bで所定の信号処理を受けて、パルス信号S31として制御回路34に出力される。
そして、標準時刻電波を正常に受信したことを示す標準電波正常受信フラグがセットされる。
ここで、時刻電波信号S2aの受信時刻であると判別した場合であって、標準電波正常受信フラグがセットされていると、午前2時38分を含む前後1分の間に、時刻電波信号受信系31への図示しない電源による駆動電力の供給は行われず、標準電波正常受信フラグがリセットされて通常処理に移行する。
このとき、図6において、正常受信である場合には、発振回路33による基本クロックに基づいて各種カウンタのカウント制御並びに光検出センサ300,900による検出信号DT1 ,DT2 の入力レベルに応じて、制御信号CTL1,CTL2 がバッファ37を介して秒針用のステッピングモータ210および時分針用のステッピングモータ410に出力されて回転制御を行うことにより時刻修正制御が行われる。
この場合、電波修正時計3は時刻信号中継装置2から比較的至近距離に配置されており、正常に受信ができたことから、時刻信号中継装置2から第2の時間に送信される第2の強度の時刻電波信号の受信は行われない。すなわち、午前2時48分を含む前後1分の間、時刻電波信号受信系31に図示しない電源による駆動電力の供給は行われない。
そして、制御回路34は、時刻信号中継装置2から第2の時間に送信された第2の強度の時刻電波信号S2bがデコードされ、時刻化が可能である場合には、発振回路33による基本クロックに基づいて各種カウンタのカウント制御並びに第1および第2の反射型光センサ300,900による検出信号DT1 ,DT2の入力レベルに応じて、制御信号CTL1,CTL2 がバッファ37を介して秒針用のステッピングモータ210および時分針用のステッピングモータ410に出力されて回転制御を行うことにより時刻修正制御が行われる。
この場合、電波修正時計3は時刻信号中継装置2から遠い位置に配置されている。
一方モード選択スイッチ25bを送信継続に設定した場合、蓄積された誤差時間情報をそのまま送信用RFアンプ29から送信される。
このように、時間情報を入力の標準時刻電波信号の電界強度に応じて時刻信号中継装置2の送信用RFアンプ29から時刻電波信号を送信停止するかまたは送信継続するようにし、電波修正時計3で正確な時間表示を報知するとともに電波受信状態も表示してユーザーが誤った時間認識をしないようにした。
Claims (4)
- 標準時刻電波信号を受けて時刻修正を行う電波修正時計用に、時刻コードを含む電波信号を中継する時刻信号中継装置であって、
上記標準時刻電波信号を受信して時刻修正する内部時計を含み、該電波信号の強度を検出し所定しきい値と比較して該電波信号の強度が上記しきい値より小さい場合は送信継続モードまたは送信停止モードの所望の送信モードに初期設定可能とするモード選択スイッチを設けて該選択スイッチにより選択された送信モードに応じた送信制御信号を出力し、上記しきい値より大きい場合は上記モード選択スイッチの機能に関係なく送信制御信号を出力する制御回路と、
上記モード選択スイッチが送信停止モードの場合に供給される上記送信制御信号により時刻電波信号の出力を停止させ、一方、送信継続モードの場合に供給される上記送信制御信号により上記内部時計で修正された時刻情報を送信し、上記モード選択スイッチの機能に関係なく供給された送信制御信号により時刻コードを含む時刻電波信号を生成して送信する送信系回路と
を有する時刻信号中継装置。 - 上記時刻信号中継装置は電波状態を報知する報知手段を有する
請求項1に記載の時刻信号中継装置。 - 標準時刻電波信号または標準時刻電波信号を中継して得られた電波信号を受け、受信信号を含む時刻コードに応じた時刻に修正する電波修正時計と、
上記標準時刻電波信号または標準時刻電波信号を中継して得られた電波信号を受けて時刻修正を行う上記電波修正時計用に、時刻コードを含む電波信号を中継する時刻信号中継装置を含む時刻修正システムであって、
上記時刻信号中継装置は、
上記標準時刻電波信号を受けて時刻修正を行う内部時計と、
上記時刻コードを含む電波信号の信号レベルを検出する検出回路と、
該検出回路からの出力レベルを所定のしきい値と比較判断し、上記電波信号の時刻コードの信号処理する信号処理回路と、
上記時刻信号中継装置から送信される電波信号を送信停止モードまたは送信継続モードの所望の送信モードに設定可能とするモード選択スイッチと、
上記信号レベルが上記しきい値より小さく、上記モード選択スイッチを送信停止モードにした場合は上記信号処理回路からの制御信号により時刻電波信号の出力を停止させ、一方、送信継続モードにした場合は上記信号処理回路からの制御信号により修正された上記内部時計での時刻情報を送信し、上記信号レベルが上記しきい値より大きい場合は、上記信号処理回路から時刻コードを含む時刻電波信号を送信する送信系回路と、
上記電波信号の検出レベルに応じて電波受信状態を報知する報知手段と、
を有し、
上記電波修正時計は、
上記時刻信号中継装置から、送信されてくる送信モードに応じて正常受信でない場合は発光手段により上記時刻中継装置から制御信号の送信が停止されている状態を表示する表示装置と
を有する時刻修正システム。 - 上記表示装置は、上記時刻信号中継装置の受信状態がしきい値以下のとき、該受信状態が正常でない表示をするようにした
請求項3記載の時刻修正システム。
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