JP4610521B2 - ファスナー - Google Patents

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Description

本発明は、衣服の前立てなどの開閉に使用されるファスナーに関するものであり、特に、一対のファスナーテープの対向するエレメント取付縁部に、磁石などにより磁性を備えた磁性エレメントを取り付けて、その磁性エレメントの磁力を利用することによって対向する左右の磁性エレメントを係着するファスナーに関する。
磁石の磁力を利用して衣服の前立てなどの開閉を行うファスナーが、米国特許第4399595号明細書(特許文献1)に開示されている。この特許文献1に開示されているファスナーは、衣服の前立て部分の対向する各側縁部に、それぞれ所定の間隔でN極とS極が入れ替わるようにして磁石を設けておき、一方の側縁部の表面に他方の側縁部の裏面を重ねて、それぞれの側縁部に設けた磁石のN極とS極とを互いに磁力で吸着することにより、左右の側縁部を密着させるように構成されている。また、左右の側縁部の密着を解除する際には、一方の側縁部に設けた磁石の位置を開放手段で長手方向にずらし、それぞれの側縁部に設けた磁石の同極同士を対面させて反発させる。これにより、密着している左右の側縁部を容易に開離させることが可能となる。
更に、前記特許文献1のファスナーは、一方の側縁部に表裏方向に突出した突出タブが形成されており、他方の側縁部には、前記突出タブを嵌入する凹部が形成されている。これにより、左右の側縁部を重ねて係着させたときに、前記突出タブが前記凹部に嵌入するため、例えば左右側縁部が係着しているときに左右から引っ張るような横引き力を受けても、その横引き力によって左右の側縁部が開離することを防ぐことができる。
一方、例えば特開昭60−261404号公報(特許文献2)には、対向する左右の側縁部の基材が鉄などの磁性材からなり、同側縁部の一部にそれぞれ磁石を取り付けておき、磁石の磁力を利用して左右の側縁部同士又は磁石同士を互いに吸着させて密着させるマグネットファスナーが開示されている。
この特許文献2では、マグネットファスナーの実施例の1つとして、剛性の高い磁性材からなる断面ト字状の側縁部又は断面L型の左右側縁部に、それぞれ磁石を取り付けたマグネットファスナーが開示されている。このマグネットファスナーは、左右の側縁部を吸着させる際に、側縁部の基端面から高さ方向に立設した断面ト字状又は断面L型の左右側縁部の一部を互いに引っ掛けるとともに、磁石の磁力で磁性材からなる左右の側縁部を吸着させることによって閉鎖している。
また、特許文献2には、マグネットファスナーのその他の実施例として、左右の側縁部の端縁にそれぞれ磁石を取り付けておき、これらの磁石をお互いに直接吸着させることによって、左右の側縁部を閉鎖するマグネットファスナーが開示されている。
このような特許文献2に実施例として記載されているマグネットファスナーは、何れも磁石の磁力を利用して左右の側縁部を閉鎖するものである。このため、前記特許文献2では、例えばスライダーを用いずに、左右の側縁部をその中間部位から開閉することが可能となり、スライダーを用いることにより生じる弊害、例えばスライダーの引っ掛かりやファスナーの磨耗による寿命の短縮を防ぐことができるとしている。
米国特許第4,399,595号明細書 特開昭60−261404号公報
磁力を利用して左右の側縁部を密着又は係着させる前述のような特許文献1や特許文献2に記載のファスナーは、スライダーを用いなくても開閉操作を行うことができるという利点を有するものの、それぞれ以下のような欠点を有していた。例えば、前記特許文献1に記載されているファスナーは、それぞれ磁石を設けた左右の側縁部を上下に重ねて密着させているため、その密着させた側縁部が分厚くなって剛直となり、例えば柔軟な衣服の前立てや袋物等の開口部等の用途には適さない。
一方、前記特許文献2に記載されているファスナーは、例えば左右の側縁部が剛性の高い磁性材からなるものである場合、ファスナー自体が剛直となるため、例えば柔軟性が求められる衣服の前立てや袋物等の開口部に適用することができず、ファスナーの用途が制限されるという問題があった。
また、前記特許文献2にその他の実施例として開示されているマグネットファスナー、即ち、左右の側縁部の端縁に取り付けた磁石を直接吸着させることにより、左右の側縁部を閉鎖するマグネットファスナーの場合は、例えば柔軟性を有するテープの端縁に磁石を直接取り付けることにより、衣服の前立てや袋物の開口部等の用途に使用することが可能である。しかしながら、このような磁石を単に直接吸着させるようなマグネットファスナーは、例えば左右の側縁部が磁石の磁力によって密着しているときにファスナーの両側から横引き力を受けた場合、磁石の磁力による吸着力のみではこの横引き力に耐えることができないため、横引き力を受けた部位で左右の側縁部が開口し易くなる。従って、このような磁石の磁力のみを利用して閉鎖するファスナーを例えば衣服の前立て等に用いても、衣服の着用時に左右の側縁部が不用意に開いてしまうといった不具合があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、磁力を利用して左右の側縁部を係着することができ、また、衣服等の柔軟な製品に対して好適に用いることが可能であり、更に、左右のエレメントが係着しているときに横引き力を受けても不用意に開口することを防止することができるファスナーを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供されるファスナーは、基本的な構成として、一対のファスナーテープの対向するエレメント取付縁部に沿って、磁性を有する複数の合成樹脂製の磁性エレメントを所定の間隔をおいて列設し、対向する左右の前記磁性エレメントが磁力を利用して係着するファスナーであって、対向する左右の前記磁性エレメントが互い違いに係着してなり、前記各磁性エレメントは、左右の前記磁性エレメントを係着させたときに、前記ファスナーテープの長手方向の同一側における磁極が同極となるように磁性を有する頭部と、前記エレメント取付縁部に取り付ける脚部と、一方及び他方の前記磁性エレメントの頭部に形成され、互いに係脱する係脱部と、を備えていることを最も主要な特徴とするものである。
本発明に係るファスナーは、前記係脱部が、一方及び/又は他方の前記磁性エレメントの頭部に形成された係脱凸部と、他方及び/又は一方の前記磁性エレメントの頭部に形成され、前記係脱凸部を嵌着可能な係脱凹部と、により構成されていることが好ましい。
また、本発明のファスナーにおいて、前記各磁性エレメントの前記頭部は、前記ファスナーテープの長手方向の前後に、係着相手の前記磁性エレメントの頭部と対面する第1対向面と第2対向面とを有し、前記係脱凸部が前記第1対向面に配され、前記係脱凹部が前記第2対向面に配されており、左右の前記磁性エレメントを係着させたときに、前記係脱凸部が前記係脱凹部に係合されていることが好ましい。
本発明のファスナーにおいて、前記各磁性エレメントの頭部は、合成樹脂を射出成形するときに磁石を埋設することにより形成されていても良い。またこの場合、前記係脱凸部は、前記第1対向面から前記磁石の一部を突出させて形成され、前記係脱凹部は、前記第2対向面と前記磁石の後端面との段差により形成されていることが好ましい。
また、本発明において、前記各磁性エレメントの頭部は、磁性材料を含む合成樹脂を射出成形した後、着磁することにより形成されていても良い。
更に、本発明のファスナーにおいて、前記各磁性エレメントは、前記頭部の幅方向の先端面に、凹溝部又は凸条部を有し、係着相手の前記磁性エレメントの先端面に対面する前記脚部の側面に、凸条部又は凹溝部を有してなり、前記凸条部は、左右の前記磁性エレメントを係着させたときに、前記凹溝部に嵌着されていることが好ましい。
更にまた、本発明では、上翼板と、下翼板と、上翼板及び下翼板の左右側端縁に沿って直交方向に配された上下フランジとを有し、前記磁性エレメントの左右のエレメント列に挿通して、前記磁性エレメントを係着離脱するスライダーを備えており、前記各磁性エレメントは、前記頭部が、前記スライダーの案内通路内に導入可能なように、前記脚部よりも高さ方向に厚肉に形成されてなり、且つ、前記脚部の表裏両面に高さ方向に突出する突出部を有し、同凸部が前記上下フランジの外面に摺接して前記スライダーを案内するものであることが好ましい。
本発明に係るファスナーは、一対のファスナーテープの対向するエレメント取付縁部に沿って所定の間隔をおいて列設した磁性エレメントが、頭部と、脚部と、頭部に形成された係脱部とを備えている。また、前記頭部は、ファスナーテープの長手方向の同一側における磁極が同極となるように磁性を有している。更に、本発明のファスナーは、対向する左右の磁性エレメントが、磁力を利用して互い違いに係着し、且つ、係着時に左右の磁性エレメントに形成した係脱部が互いに係合するように構成されている。
このような本発明のファスナーであれば、左右の磁性エレメントが係着したときに、左右の磁性エレメントが高さ方向に重ならずに、係着した部位の厚さが厚くなることもないので、ファスナーが剛直になることはない。このため、本発明のファスナーは、衣服等の柔軟な製品に好適に用いることができる。また、左右の磁性エレメントが係着すると、頭部に形成した係脱部が互いに係合するため、例えば横引き力を受けても磁性エレメントの係着状態を維持し、磁性エレメントが不用意に分離して開口することを防止することができる。
また、本発明のファスナーは、前記係脱部が、一方及び/又は他方の磁性エレメントの頭部に形成された係脱凸部と、他方及び/又は一方の磁性エレメントの頭部に形成され、係脱凸部を嵌着可能な係脱凹部とにより構成されている。これにより、左右の磁性エレメントが係着したときに、互いの係脱部を確実に係合することができ、横引き力を受けても磁性エレメントの係着状態を安定して維持することができる。
この場合、各磁性エレメントの頭部は、ファスナーテープの長手方向の前後に、係着相手の磁性エレメントの頭部と対面する第1対向面と第2対向面とを有し、また、係脱凸部が第1対向面に配され、係脱凹部が第2対向面に配されている。これにより、左右の磁性エレメントを係着させたときに、係脱凸部が係脱凹部に確実に係合され、優れた横引き強度を得ることができる。
本発明のファスナーにおいて、各磁性エレメントの頭部は、合成樹脂を射出成形するときに磁石を埋設することにより形成されていれば良い。これにより、各磁性エレメントの頭部が、長手方向の同一側における磁極が同極となるように磁性を容易に有することができる。
この場合、係脱凸部は、前記第1対向面から磁石の一部を突出させて形成され、係脱凹部は、第2対向面と前記磁石の後端面との段差により形成されている。これにより、係脱部の作製が容易であるとともに、左右の磁性エレメントが係着する際に、各磁性エレメントに埋設した磁石が、係着相手の磁性エレメントに埋設した磁石と直接対向した状態、又は当接した状態となるため、磁石の磁力をより効果的に利用して、磁性エレメントの係着をより安定させることができる。
また一方、各磁性エレメントの頭部は、磁性材料を含む合成樹脂を射出成形した後、着磁することにより形成されていても良い。このように頭部を形成することによっても、頭部における長手方向の同一側における磁極が同極となるような磁性をもつことができる。
更に、本発明において、各磁性エレメントは、頭部の幅方向の先端面に、凹溝部又は凸条部を有し、係着相手の磁性エレメントの先端面に対面する脚部の側面に、凸条部又は凹溝部を有している。これにより、前記凸条部は、左右の前記磁性エレメントを係着させたときに、前記凹溝部に嵌着されるため、磁性エレメントの係着状態が非常に安定し、例えばファスナーがエレメントの高さ方向に突き上げ力等を受けても、磁性エレメントの係着が外れることを防止することができる。
更にまた、本発明においては、上翼板と、下翼板と、上翼板及び下翼板の左右側端縁に沿って直交方向に配された上下フランジとを有し、左右のエレメント列に挿通して磁性エレメントを係着離脱するスライダーを備えている。その上、前記各磁性エレメントは、頭部が、スライダーの案内通路内に導入可能なように、脚部よりも高さ方向に厚肉に形成されており、且つ、脚部の表裏両面に高さ方向に突出する突出部を有し、同突出部が上下フランジの外面に摺接してスライダーを案内することが可能である。このように磁性エレメントが所定の形状を有し、スライダーを用いて磁性エレメントを係着離脱させることにより、ファスナーの開閉を非常に円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、実施例を挙げて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下で説明する実施例に何ら限定されるものではなく、本発明と実質的に同一な構成を有し、かつ、同様な作用効果を奏しさえすれば、多様な変更が可能である。
図1は、本発明の実施例1に係るファスナーの磁性エレメントを示した斜視図である。また、図2は、本実施例1に係るファスナーの一部を示す正面図であり、この図2では磁性エレメントを断面で表している。なお、以下では、図1に示したファスナーテープの長手方向における一方の向き(図面の上方向)を前方とし、他方の向き(図面の下方向)を後方として説明を行う。
本実施例1に係るファスナー1は、一対のファスナーテープ2と、合成樹脂製の複数の磁性エレメント3とを備えている。前記ファスナーテープ2の対向する側端縁には芯紐部4が形成されており、このファスナーテープ2の芯紐部4を含むエレメント取付縁部5に沿って複数の磁性エレメント3が一定の間隔をおいて列設されている。
前記磁性エレメント3は、磁石6をインサートして合成樹脂を射出成形することにより形成されており、磁性を有する頭部7と、ファスナーテープ2のエレメント取付縁部5に取り付ける脚部8と、頭部7に形成された係脱凸部9及び係脱凹部10とを備えている。本発明において、磁性エレメント3を成形する合成樹脂としては、例えばポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂、又はユリア樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることができる。
また、前記磁石6は、各磁性エレメント3の頭部に、ファスナーテープ2の長手方向の前方をN極、後方をS極にして埋設されており、これにより、ファスナーテープ2列設した各磁性エレメント3は、ファスナーテープ2の長手方向の同一側における磁極が同極となるように磁性を有している。なお、本発明では、各磁性エレメントの磁極を反対にしてエレメントを形成しても良く、また、本実施例1のように磁性エレメント3の頭部に磁石6を埋設する以外に、例えば磁性材料を含む合成樹脂を射出成形して磁性エレメントを形成した後に、磁性エレメントを着磁する(強い磁界の中で磁化する)ことにより、磁性エレメントの頭部又は磁性エレメント全体が上述のような磁性を有するようにしても良い。
前記頭部7は、矩形状に形成されており、長手方向の前後に、係着相手の磁性エレメント1の頭部7と対面する第1対向面7aと第2対向面7bとを有しており、一方の磁性エレメント1の第1対向面7aは、他方の磁性エレメント1の第2対向面7bと面している。更に、頭部7の第1対向面7aには前記係脱凸部9が形成され、第2対向面7bには前記係脱凹部10が形成されている。
前記係脱凸部9は、第1対向面7aから円柱状に突出しており、その前端面は頭部7の幅方向先端に向けて傾斜したテーパ状に形成されている。一方、前記係脱凹部10は、第2対向面と、内部に埋設した磁石6の後端面との段差により形成されている。また、前記脚部8は、ファスナーテープ2のエレメント取付縁部5の表裏面に跨って、頭部7よりも長手方向の前後方向に長く形成されている。
また、本実施例1のファスナーでは、ファスナーテープ2の後端に、図3に示したような開離嵌挿具11が射出成形により形成されている。この開離嵌挿具11としては、例えば特開2004−24809号公報に記載されているような開離嵌挿具を用いることができる。簡単に説明すると、この開離嵌挿具11は、一方のファスナーテープ2の後端に保持部材12を取り付け、他方のファスナーテープ2の後端に、保持部材12の側面へ嵌入することができる差込部材13を取り付けている。また、保持部材12と差込部材13との先端には、表裏方向において重ねることができる円板状の摺接板14,15をそれぞれ一体に設けている。また、摺接板14,15が互いに重なり合う重合面16,17には、一方に差込凸部19を形成し、他方に差込凸部19を嵌合可能な差込凹部を形成しており、且つ、重合面16,17には磁気を有する磁性体18を配設している。
このような開離嵌挿具11は、摺接板14,15を磁気作用によって吸引して保持部材12と差込部材13とを重ねた後、差込部材13を所定の角度で回動させて保持部材12に嵌入することにより、ファスナーテープ2の後端側に配した左右の磁性エレメント3から順番に係着させることが可能となる。なお、本発明において、ファスナーテープ2に形成する開離嵌挿具はこれに限定されず、その他の種々の開離嵌挿具を形成することも可能であり、また開離嵌挿具に代えて、左右のファスナーテープ2の後端部を単に連結する止具を用いることも可能である。
次に、上記の本実施例1に係るファスナー1の使用態様について説明する。
先ず、開離嵌挿具11の摺接板14,15を重ね合わせて差込凹部に差込凸部19を嵌合させ、次に摺接板14,15を回動して差込部材13を保持部材12に差込む。それと同時に、ファスナーテープ2の後端に配した左右の磁性エレメント3を係着させる。これにより、各磁性エレメント3の磁力によって、後端側に配した磁性エレメント3から前端側に配した磁性エレメント3まで、図2に示したように左右の磁性エレメント3を順に互い違いに係着させて、ファスナー1を閉鎖させることができる。このようにファスナー1が閉鎖すれば、左右の磁性エレメントが高さ方向に重なることがないため、ファスナーが剛直になることはない。
また、本実施例1のファスナー1では、各磁性エレメント3の頭部7には係脱凸部9と係脱凹部10とが形成されているため、左右の磁性エレメント3が互い違いに係着する際に、磁性エレメント3に形成した係脱凸部9が、その前方側で係着する相手の磁性エレメント3に形成した係脱凹部10に挿入されて嵌着する。このように係脱凸部9が係脱凹部10に嵌着することにより、ファスナー1の横引き強度が向上するため、横引き力を受けても磁性エレメント3の係着状態を安定して維持することができ、左右の磁性エレメント3が不用意に分離して開口することを防止できる。更にこの場合、係脱凸部9の前端面がテーパ状に形成されているため、係脱凸部9の係脱凹部10への挿入を円滑に行うことができる。
一方、閉鎖されたファスナー1を分離させる際には、ファスナーテープ2の前端側に配した磁性エレメント3から係着を順次に解除していき、開離嵌挿具11の保持部材12と差込部材13を回動させながら離脱させることにより、ファスナー1を容易に分離させることができる。
次に、本発明の実施例2に係るファスナーについて説明する。なお、実施例2以降の説明において、前記実施例1と同様の構成を有する部材については、同じ符号を用いて表しており、これによってその部材の説明を省略することとする。ここで、図4は、本実施例2に係るファスナーの磁性エレメントを示した斜視図である。また、図5は、本実施例2に係るファスナーの一部を示す正面図である。
本実施例2に係るファスナー21は、一対のファスナーテープ2と、ファスナーテープ2のエレメント取付縁部5に沿って一定の間隔をおいて列設した複数の磁性エレメント22,22’とを備えている。
前記磁性エレメント22,22’は、磁石6を埋設して磁性を有する頭部27と、脚部28とを備えており、更に、一方のファスナーテープ2に列設した磁性エレメント22の頭部27の第1対向面27aに係脱凸部9が形成され、他方のファスナーテープ2に列設した磁性エレメント22’の頭部27の第2対向面27bに係脱凹部10が形成されている。一方、磁性エレメント22の第2対向面27b及び磁性エレメント22’の第1対向面27aには、係脱凸部9も係脱凹部10も形成されていない。
各磁性エレメント22,22’の頭部27は、前方がN極、後方がS極となるような磁性を有している。また、第1対向面27aに係脱凸部9が形成されている磁性エレメント22には、第2対向面27bに磁石6の後端面が表われるように磁石6が埋設されている。一方、第2対向面27bに係脱凹部10が形成されている磁性エレメント22’には、第1対向面27aに磁石6の前端面が表われるように磁石6が埋設されている。
これにより、左右の磁性エレメント22,22’が係着する際に、図5に示したように、磁性エレメント22及び磁性エレメント22’の磁石6が表われている面同士が対向するため、より強い磁力で左右の磁性エレメント22,22’を吸着することができる。
また、本実施例2のファスナー21は、一方のファスナーテープ2に配した磁性エレメント22の脚部28が、頭部27よりも長手方向の後方側に長く形成されており、他方のファスナーテープ2に配した磁性エレメント22’の脚部28が、頭部27よりも長手方向の前方側に長く形成されている。更に、本実施例2の各磁性エレメント22,22’は、頭部27の幅方向の先端面26に凹溝部24を有しており、脚部28の側面29に凸条部25を有している。なお、本発明では、頭部に凸条部を形成し、脚部に凹溝部を形成するようにしても良い。
なお、本実施例2のファスナー21の変形例としては、例えば図6に示したように、左右両方の磁性エレメント22,22’の脚部28が、頭部27よりも長手方向の後方側に長く形成されているファスナー21’や、また、図7に示したように、左右両方の磁性エレメント22,22’の脚部28が、頭部27よりも長手方向の前方側に長く形成されているファスナー21″がある。また、実施例2及び変形例のように脚部28が長く形成されていることは、同一のファスナーテープ2に列設された磁性エレメント22同士又は磁性エレメント22’同士がお互いに吸着することを防止することを目的としている。
上記のような本実施例2のファスナー21を閉鎖させる場合には、ファスナーテープ2の後端に前記実施例1と同様の開離嵌挿具を設けておき、この開離嵌挿具の差込部材を保持部材に差込む。更に、ファスナーテープ2の後端側に配した磁性エレメント22,22’から順番に、図5に示したように左右の磁性エレメント22,22’を互い違いに係着させる。これにより、ファスナー21を剛直にすることなく、円滑に閉鎖させることができる。
また、本実施例2のファスナー21は、前記実施例1のように1つの磁性エレメントの頭部に係脱凸部と係脱凹部の両方が形成されていないものの、一方のファスナーテープ2に列設した磁性エレメント22には係脱凸部9が形成され、他方のファスナーテープ2に列設した磁性エレメント22’には係脱凹部10が形成されている。これにより、左右の磁性エレメント22,22’が係着する際に、一方の磁性エレメント22に形成した係脱凸部9が他方の磁性エレメント22’に形成した係脱凹部10に挿入されて嵌着するため、ファスナー21の横引き強度を向上させることができ、磁性エレメント22,22’の係着状態を安定して維持することができる。
更に、本実施例2のファスナー21は、頭部27に凹溝部24を有し、脚部28に凸条部25を有している。このため、左右の磁性エレメント22,22’を係着させた際に、各磁性エレメント22,22’の凸条部25が、係着相手の磁性エレメント22,22’の凹溝部24に嵌着する。これにより、磁性エレメント22,22’の係着状態が更に安定し、例えば係着状態のファスナー21が高さ方向の突き上げ力等を受けても、磁性エレメント22,22’の係着が外れることを防止することができる。なお、実施例2の変形例として図6及び図7に示したファスナー21’及びファスナー21″についても、実施例2のファスナー21と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施例3に係るファスナーについて説明する。ここで、図8は、本実施例3に係るファスナーの磁性エレメントを示した斜視図である。また、図9は、本実施例3に係るファスナーの一部を示す正面図であり、この図9ではファスナーテープの図示が省略されている。
本実施例3に係るファスナー31は、一対のファスナーテープと、ファスナーテープのエレメント取付縁部に沿って一定の間隔をおいて列設した複数の磁性エレメント32,32’とを備えている。
前記磁性エレメント32,32’は、磁石6を埋設して磁性を有する頭部37と、脚部38とを備えている。また、頭部37の第1対向面37a及び第2対向面37bには磁石6の前端面又は後端面が表われるように磁石6が埋設されており、この磁石6は、前方がN極、後方がS極となるように磁性を有している。これにより、左右の磁性エレメント32,32’を係着する際に、磁石6が表われている面同士が対向するため、強い磁力で左右の磁性エレメント32を吸着させることができる。
更に、一方のファスナーテープに列設した磁性エレメント32の頭部37には、表面側の後方(第2対向面37b側)に係脱凸部33が形成され、裏面側の前方(第1対向面37a側)に係脱凹部34が形成されている。また、他方のファスナーテープに列設した磁性エレメント32’の頭部37には、表面側の前方に係脱凹部34が形成され、裏面側の後方に係脱凸部33が形成されている。つまり、一方の磁性エレメント32の裏面は、他方の磁性エレメント32’の表面と同一であり、表面は、他方の磁性エレメント32’の裏面と同一である。これにより、左右の磁性エレメント32,32’を係着する際に、各係脱凸部33が係着相手の係脱凹部34に挿入されて嵌着でき、特に本実施例3のファスナー31は、磁性エレメント32,32’の表裏両面で交互に係脱凸部33が係脱凹部34に嵌着することができる。
また、本実施例3のファスナー31では、一方の磁性エレメント32が肩部35を備え、同肩部35が他方の磁性エレメント32’の切欠き部35’に嵌着し、他方の磁性エレメント32’が肩部36を備え、同肩部36が一方の磁性エレメント32の切欠き部36’に嵌着する。これにより、磁性エレメント32,32’の高さ方向の力や、ファスナー31が捻じれる方向の力にも耐えることができる。
更に、本実施例3のファスナー31は、ファスナーテープ2の後端に設けた前記実施例1と同様の図示しない開離嵌挿具と、スライダー41とを備えており、このスライダー41を摺動させることにより、左右の磁性エレメント32,32’の係着と離脱とを行うように構成されている。本実施例3において用いられるスライダー41は、上翼板42と、下翼板43と、上翼板42及び下翼板43の左右側端縁に沿って直交方向に配された上フランジ44及び下フランジ45と、上翼板42の左右中央部と下翼板43の左右中央部との間に立設された図示しない案内柱とを有しており、スライダー41の内部にY字状のエレメント案内通路が形成されている。
また、磁性エレメント32,32’は、頭部37が、スライダー41のエレメント案内通路内に導入可能なように、脚部38よりも高さ方向に厚肉に形成されている。また、脚部38の表裏両面には、高さ方向に突出する突出部39が形成されている。これにより、スライダー41を左右のエレメント列に挿通して摺動させる際に、図9に示したように、脚部38に形成した突出部39がスライダー41の上下フランジ44,45の外面に摺接して、スライダー41を円滑に案内することができる。このため、左右の磁性エレメント32,32’の係着と離脱を確実に行うことができ、ファスナー31の開閉を非常に円滑に行うことができる。
一方、本発明のような磁力を利用して係着するファスナーは、エレメント列の一端に配した左右の磁性エレメントを一旦係着させると、前記実施例1等のように、磁性エレメントの磁力により、その一端に配した磁性エレメントから他端に配した磁性エレメントまで順番に連続して係着する。しかし、本実施例3のファスナー31においては、例えば前記スライダー41が更に停止機構を備えることにより、スライダー41をエレメント列の途中で停止させることができ、これによって、左右の磁性エレメント32,32’を半開きの状態で維持することが可能となる。
以上のような本実施例3のファスナー31は、前記実施例1等と同様に、左右の磁性エレメント32,32’が係着したときに、係着した部位の厚さが厚くなることがないので、ファスナー31が剛直になることはない。また、左右の磁性エレメント32,32’が係着すると、磁性エレメント32,32’の表面と裏面とで交互に係脱凸部33が係脱凹部34に嵌着するため、ファスナー31の横引き強度を向上させることができ、磁性エレメント32,32’の係着状態をより安定して維持することができる。
次に、本発明の実施例4に係るファスナーについて説明する。ここで、図10は、本実施例4に係るファスナーの磁性エレメントを示した斜視図である。また、図11は、本実施例4に係るファスナーの一部を示す正面図である。
本実施例4に係るファスナー51は、一対のファスナーテープ2と、ファスナーテープ2のエレメント取付縁部5に沿って一定の間隔をおいて列設した複数の磁性エレメント52とを備えている。また、前記磁性エレメント52は、磁石6を埋設して磁性を有する頭部57と、脚部58と、頭部57に形成した係脱部56a,56bとを有している。
各磁性エレメント52の頭部57は、磁石6により、前方がN極、後方がS極となるような磁性を有している。また、頭部57の第1対向面57a及び第2対向面57bには磁石6の前端面又は後端面が表われるように磁石6が埋設されている。これにより、左右の磁性エレメント52を係着する際に、磁石6が表われている面同士が対向するため、強い磁力で左右の磁性エレメント52を吸着させることができる。
また、各磁性エレメント52は、第1係脱部56aと第2係脱部56bとを有しており、第1係脱部56aは、頭部57の表面側でファスナーテープ2の長手方向に対して所定の角度で傾斜し、且つ、頭部57の第1対向面57a及び第2対向面57bから端部が突出するように形成されている。また、第2係脱部56bは、頭部57の裏面側で第1係脱部56aとは反対向きに所定の角度で傾斜し、且つ、頭部57の第1対向面57a及び第2対向面57bから端部が突出するように形成されている。即ち、これらの第1係脱部56aと第2係脱部56bとは、磁性エレメント52の表面又は裏面側から見た際に、X字状に交差するように頭部57の表面及び裏面にそれぞれ形成されている。
このような本実施例4のファスナー51を閉鎖させる場合には、ファスナーテープ2の後端に前記実施例1と同様の図示しない開離嵌挿具を設けておき、この開離嵌挿具の差込部材を保持部材に差込む。更に、ファスナーテープ2の後端側に配した磁性エレメント52から順番に、図11に示したように左右の磁性エレメント52を互い違いに係着させる。これにより、ファスナー51を剛直にすることなく、円滑に閉鎖させることができる。
またこのとき、磁性エレメント52の表面側では、左右の磁性エレメント52に形成した第1係脱部56a同士が互い違いに嵌着するとともに、磁性エレメント52の裏面側では、第2係脱部56b同士が互い違いに嵌着する。このように第1係脱部56a同士、及び第2係脱部56b同士が嵌着することにより、ファスナー51の横引き強度を向上させることができ、磁性エレメント52の係着状態を安定して維持することができる。
最後に、本発明の実施例5に係るファスナーについて説明する。ここで、図12は、本実施例5に係るファスナーの一部を示す正面図であり、この図12では磁性エレメントを断面で表している。
本実施例5に係るファスナー61は、一対のファスナーテープ2と、ファスナーテープ2のエレメント取付縁部5に沿って一定の間隔をおいて列設した複数の磁性エレメント62とを備えている。
前記磁性エレメント62は、磁石6を埋設して磁性を有する頭部67と、脚部68と、頭部67に形成された係脱凸部63及び係脱凹部64とを備えている。前記磁石6は、各磁性エレメント62の頭部に、ファスナーテープ2の長手方向の前方をN極、後方をS極にして埋設されており、これにより、各磁性エレメント62は、ファスナーテープ2の長手方向の同一側における磁極が同極となるように磁性を有している。
また本実施例5において、前記頭部67は矩形状に形成されており、この頭部67の第1対向面67aでは、磁石6の一部が円柱状に突出して前記係脱凸部63が形成されている。一方、第2対向面67bでは、第2対向面67bと内部に埋設した磁石6の後端面との段差により、前記係脱凹部64が形成されている。
このような本実施例5のファスナー61を閉鎖させる場合には、ファスナーテープ2の後端に前記実施例1と同様の図示しない開離嵌挿具を設けておき、この開離嵌挿具の差込部材を保持部材に差込む。更に、ファスナーテープ2の後端側に配した磁性エレメント62から順番に、図12に示したように左右の磁性エレメント62を互い違いに係着させる。これにより、ファスナー61を剛直にすることなく、円滑に閉鎖させることができる。
また、本実施例5のファスナー61は、各磁性エレメント62の頭部67には係脱凸部63と係脱凹部64とが形成されているため、左右の磁性エレメント62が係着する際に、磁性エレメント62に形成した係脱凸部63が、前方側で係着する相手の磁性エレメント62の係脱凹部64に挿入されて嵌着する。これにより、ファスナー61の横引き強度を向上させることができ、磁性エレメント62の係着状態を安定して維持することができる。
特に、本実施例5のファスナー61は、係脱凸部63の前端面及び係脱凹部64の後端面が磁石で形成されているため、左右の磁性エレメント62が係着する際に、各磁性エレメント62に埋設した磁石6が、係着相手の磁性エレメント62に埋設した磁石6と直接対向した状態、又は当接した状態となる。このため、磁石6の磁力をより効果的に利用することができ、磁性エレメント62の係着をより安定させるこができる。
なお、磁石6が磁性エレメント62から抜け落ちないようにするために、磁石6の長手方向中央に凹みを設けて磁性エレメント62の頭部67に埋設すると良い。これにより、ファスナー61の使用時に、磁石6が磁性エレメント62から脱落し難くすることができる。
本発明は、柔軟性を有する衣服の前立てなどの開口部や、バッグ、袋物などの開口部等に取り付けられて、磁石の磁力を利用することにより開口部を開口し、又は閉鎖させるファスナーに有効に適用することができる。
実施例1に係るファスナーの磁性エレメントを模式的に示す斜視図である。 同ファスナーの一部を示す正面図である。 ファスナーテープの後端に取り付けた開離嵌挿具の構成を模式的に示す斜視図である。 実施例2に係るファスナーの磁性エレメントを模式的に示す斜視図である。 同ファスナーの一部を示す正面図である。 実施例2のファスナーの変形例の一部を示す正面図である。 実施例2のファスナーの別の変形例の一部を示す正面図である。 実施例3に係るファスナーの磁性エレメントを模式的に示す斜視図である。 同ファスナーの一部を示す正面図である。 実施例4に係るファスナーの磁性エレメントを模式的に示す斜視図である。 同ファスナーの一部を示す正面図である。 実施例5に係るファスナーの一部を模式的に示す正面図である。
符号の説明
1 ファスナー
2 ファスナーテープ
3 磁性エレメント
4 芯紐部
5 エレメント取付縁部
6 磁石
7 頭部
7a 第1対向面
7b 第2対向面
8 脚部
9 係脱凸部
10 係脱凹部
11 開離嵌挿具
12 保持部材
13 差込部材
14,15 摺接板
16,17 重合面
18 磁性体
19 差込凸部
21 ファスナー
22,22’ 磁性エレメント
24 凹溝部
25 凸条部
26 先端面
27 頭部
27a 第1対向面
27b 第2対向面
28 脚部
29 側面
31 ファスナー
32,32’ 磁性エレメント
33 係脱凸部
34 係脱凹部
35 肩部
35’ 切欠き部
36 肩部
36’ 切欠き部
37 頭部
37a 第1対向面
37b 第2対向面
38 脚部
39 突出部
41 スライダー
42 上翼板
43 下翼板
44 上フランジ
45 下フランジ
51 ファスナー
52 磁性エレメント
56a 第1係脱部
56b 第2係脱部
57 頭部
57a 第1対向面
57b 第2対向面
58 脚部
61 ファスナー
62 磁性エレメント
63 係脱凸部
64 係脱凹部
67 頭部
67a 第1対向面
67b 第2対向面
68 脚部

Claims (8)

  1. 一対のファスナーテープ(2)の対向するエレメント取付縁部(5)に沿って、磁性を有する複数の合成樹脂製の磁性エレメント(3,22,22',32,32',52,62)を所定の間隔をおいて列設し、対向する左右の前記磁性エレメント(3,23,32,52,62)が磁力を利用して係着するファスナー(1,21,31,51,61)であって、
    対向する左右の前記磁性エレメント(3,22,22',32,32',52,62)が互い違いに係着してなり、
    前記各磁性エレメント(3,22,22',32,32',52,62)は、
    左右の前記磁性エレメント(3,22,22',32,32',52,62)を係着させたときに、前記ファスナーテープ(2)の長手方向の同一側における磁極が同極となるように磁性を有する頭部(7,27,37,57,67)と、
    前記エレメント取付縁部(5)に取り付ける脚部(8,28,38,58,68)と、
    一方及び他方の前記磁性エレメント(3,22,22',32,32',52,62)の頭部(7,27,37,57,67)に形成され、互いに係脱する係脱部(9,10,33,34,56a,56b,63,64)と、
    を備えてなることを特徴とするファスナー。
  2. 前記係脱部(9,10,33,34,63,64)が、
    一方及び/又は他方の前記磁性エレメントの頭部に形成された係脱凸部(9,33,63)と、
    他方及び/又は一方の前記磁性エレメントの頭部に形成され、前記係脱凸部(9,33,63)を嵌着可能な係脱凹部(10,34,64)と、
    により構成されてなる請求項1記載のファスナー。
  3. 前記各磁性エレメント(3,22,22',62)の前記頭部(7,27,67)は、前記ファスナーテープ(2)の長手方向の前後に、係着相手の前記磁性エレメント(3,22,22',62)の頭部(7,27,67)と対面する第1対向面(7a,27a,67a)と第2対向面(7b,27b,67b)とを有し、
    前記係脱凸部(9,63)が前記第1対向面(7a,27a,67a,)に配され、前記係脱凹部(10,64)が前記第2対向面(7b,27b,67b)に配されており、
    左右の前記磁性エレメント(3,22,22',62)を係着させたときに、前記係脱凸部(9,63)が前記係脱凹部(10,64)に係合されてなる、
    請求項2記載のファスナー。
  4. 前記各磁性エレメント(3,22,22',32,32',52,62)の頭部(7,27,37,57,67)は、合成樹脂を射出成形するときに磁石(6)を埋設することにより形成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載のファスナー。
  5. 前記係脱凸部(63)は、前記第1対向面(67a)から前記磁石(6)の一部を突出させて形成され、
    前記係脱凹部(64)は、前記第2対向面(67b)と前記磁石(6)の後端面との段差により形成されてなる、
    請求項4記載のファスナー。
  6. 前記各磁性エレメント(3,22,22',32,32',52,62)の頭部(7,27,37,57,67)は、磁性材料を含む合成樹脂を射出成形した後、着磁することにより形成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載のファスナー。
  7. 前記各磁性エレメント(22,22')は、
    前記頭部(27)の幅方向の先端面(26)に、凹溝部(24)又は凸条部(25)を有し、
    係着相手の前記磁性エレメント(22,22')の先端面(26)に対面する前記脚部(28)の側面(29)に、凸条部(25)又は凹溝部(24)を有してなり、
    前記凸条部(25)は、左右の前記磁性エレメント(22)を係着させたときに、前記凹溝部(24)に嵌着されてなる、
    請求項1〜6のいずれかに記載のファスナー。
  8. 上翼板(42)と、下翼板(43)と、上翼板(42)及び下翼板(43)の左右側端縁に沿って直交方向に配された上下フランジ(44,45)とを有し、前記磁性エレメント(32)の左右のエレメント列に挿通して、前記磁性エレメント(32)を係着離脱するスライダー(41)を備えており、
    前記各磁性エレメント(32)は、
    前記頭部(37)が、前記スライダー(41)の案内通路内に導入可能なように、前記脚部(38)よりも高さ方向に厚肉に形成されてなり、且つ、
    前記脚部(38)の表裏両面に高さ方向に突出する突出部(39)を有し、同突出部(39)が前記上下フランジ(44,45)の外面に摺接して前記スライダー(41)を案内してなる、
    請求項1〜7のいずれかに記載のファスナー。
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