JP4609354B2 - 潤滑油供給システム - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の始動装置に潤滑油を供給する潤滑油供給システムに関する。
内燃機関の始動を行う始動装置では、同内燃機関が自立運転可能な状態になるまで始動用モータの回転力によって内燃機関の出力軸を回転駆動するようにしている。図11は、こうした始動装置についてその一構成例を示している。同図11に示されるように、機関本体のシリンダブロック102に支持された内燃機関の出力軸113にはその端部に軸受121が設けられており、この軸受121によりリングギア120が出力軸113に対し相対回転可能に支持されている。このリングギア120には軸受121の外輪が固定される一方、出力軸113には軸受121の内輪が固定されている。これらリングギア120と出力軸113とは、同リングギア120から出力軸113への回転力の伝達を許容する一方、出力軸113からリングギア120への回転力の伝達を規制するワンウェイクラッチ130を介して連結されている。このワンウェイクラッチ130はアウターレース126、インナーレース127及びスプラグ128によって構成され、そのインナーレース127はリングギア120に固定される一方、アウターレース126は出力軸113には環状の連結部材125を介して出力軸113に固定されている。また、リングギア120にはバッテリにより駆動される始動用モータ112のピニオンギア112bが噛合されている(例えば特許文献1参照)。
内燃機関の始動に際し、始動用モータ112によりリングギア120が回転駆動されると、同リングギア120の回転力がワンウェイクラッチ130から内燃機関の出力軸113に伝達される。この出力軸113の回転速度がリングギア120の回転速度よりも大きくなると、ワンウェイクラッチ130の係合が解除されてリングギア120は空転するようになる。そして、機関回転速度が所定回転速度以上にまで上昇すると、始動用モータ112の駆動が停止され、これに伴いリングギア120の回転も停止するようになる。
こうした始動装置にあっては、軸受121やワンウェイクラッチ130に対して潤滑油を供給することにより、それらの回転抵抗の増大や摩耗を抑制するのが望ましい。このように軸受121やワンウェイクラッチ130に対して潤滑油を供給するための構成としては、例えばシリンダブロック102と出力軸113との摺動部分に供給される潤滑油の一部を図11の矢印にて示されるように径方向に流出させて軸受121に供給するといった構成が通常採用される。そして、このように軸受121に供給された潤滑油は出力軸113やリングギア120等が回転することに伴ってその径方向に流動する。これにより潤滑油は軸受121の内外輪の間に流入してその潤滑に供された後、更に遠心力により軸受121と連結部材125との間からワンウェイクラッチ130の摺動部分にも供給され、同ワンウェイクラッチ130の潤滑にも供される。
特開平10−122107号公報
ところで、内燃機関の始動が完了すると、機関運転中には出力軸113は回転する一方、始動用モータ112によるリングギア120の回転駆動が停止されるため、軸受121の内輪はその外輪に対して相対的に回転するとともに、軸受121の玉は常に転動するようになる。シリンダブロック102と出力軸113との摺動部分から排出された潤滑油は軸受121の内外輪の間に進入する際に、その玉の転動により潤滑油の流動に対する抵抗が生じる。そのため、軸受121に供給された潤滑油の大部分は軸受121と連結部材125の間からワンウェイクラッチ130の摺動部分に進入することなく、そのまま軸受121とシリンダブロック102との間から鉛直方向下方に流下する。
従って、ワンウェイクラッチ130に供給される潤滑油が少なくなり、ワンウェイクラッチ130の各部材に摩耗が増大する等、潤滑油の供給量が不足することに起因する不都合が発生し、そのワンウェイクラッチ130の機能が低下するおそれがある。
本発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関を始動させる始動装置に潤滑油を供給する潤滑油供給システムにあって、潤滑油の供給量が不足することによるワンウェイクラッチの機能低下を好適に抑制することにある。
以下、上記目的を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関の機関本体に支持される出力軸の端部に設けられた軸受により回転部材を同出力軸の端部に相対回転可能に支持するとともに、前記出力軸と前記回転部材とを該回転部材から前記出力軸への回転力伝達のみを許容するワンウェイクラッチを介して連結し、前記回転部材を始動用モータにより回転させてその回転力を前記ワンウェイクラッチから前記出力軸に伝達することにより内燃機関を始動させる始動装置に潤滑油を供給する潤滑油供給システムであって、前記ワンウェイクラッチと前記機関本体とが前記回転部材によって隔絶されおり、前記機関本体に形成された潤滑油供給通路を有し、同潤滑油供給通路を通じて前記軸受の側面から該軸受の潤滑部位に潤滑油を供給し、その供給された潤滑油のうち前記潤滑部位から通過した部分を更に前記ワンウェイクラッチに供給する潤滑油供給手段を備えるとともに、前記機関本体に形成されて前記ワンウェイクラッチ側に開口する補助供給通路を有し、該補助供給通路を通じて前記ワンウェイクラッチに潤滑油を直接供給する補助潤滑油供給手段を前記潤滑油供給手段と別に備え、前記回転部材の前記ワンウェイクラッチに対向する部分には透孔が形成され、潤滑油が前記補助供給通路の開口から同透孔を介して前記ワンウェイクラッチに供給されることを特徴とする。
内燃機関の出力軸と回転部材とをその回転部材から出力軸への回転伝達のみを許容するワンウェイクラッチを介して連結する始動装置においては、内燃機関の始動が完了すると始動用モータによる回転部材の回転駆動が停止されるため、出力軸は軸受を介してその回転部材に対して相対的に回転する。そして、この軸受の回転により潤滑油の流動に対する抵抗が増大するため、同軸受の側面から供給された潤滑油のうち、軸受の潤滑部位から通過できる潤滑油の量は低減するようになる。
この点、上記構成によれば、ワンウェイクラッチと機関本体とが回転部材によって隔絶された構成を採用せざるを得ない場合であっても、その回転部材に形成された透孔を介して補助供給通路からワンウェイクラッチに対して潤滑油を供給することができる。そして、補助供給通路を通じてワンウェイクラッチに潤滑油を直接供給することにより、軸受が回転している場合であっても、ワンウェイクラッチに供給される潤滑油の不足を好適に抑制することができる。その結果、ワンウェイクラッチの各部材に摩耗が生じる等、潤滑油の供給量が不足することに起因する不都合の発生を抑え、同ワンウェイクラッチの機能低下を好適に抑制することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の潤滑油供給システムにおいて、前記補助潤滑油供給手段は前記補助供給通路を複数備え、それら補助供給通路は、前記回転部材の任意の回転位置において、少なくともそれらの1つの開口が前記透孔に対応するように配設されてなることを特徴とする。
内燃機関の始動が完了すると、始動用モータによる回転部材の回転駆動が停止され、当該回転部材は任意の回転位置で停止するようになる。ここで透孔が補助供給通路の開口に対応しない回転位置で回転部材が停止すると、透孔を介してその補助供給通路から噴射される潤滑油をワンウェイクラッチに供給することができなくなることが懸念される。
この点、上記構成によれば、内燃機関の始動が完了した後に回転部材の停止位置にかかわらず、少なくとも補助供給通路の1つの開口からワンウェイクラッチに潤滑油を供給することができる。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の潤滑油供給システムにおいて、前記透孔は前記回転部材に複数設けられ、それら透孔は同回転部材の周方向に等間隔を隔てて形成されてなることを特徴とする。
同構成によれば、回転部材に透孔を複数形成するようにしているため、補助供給通路からそれら透孔を介してワンウェイクラッチに対し潤滑油を一層好適に供給することができる。更に、それら透孔は同回転部材の周方向に等間隔を隔てて形成されているため、それら透孔の形成によって回転部材の回転中心とその重心とがずれることを極力抑制することができる。従って、回転部材が回転する際にその回転軸に偏心荷重が作用することを好適に抑制することができ、同回転部材の回転安定性を確保することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の潤滑油供給システムにおいて、前記補助潤滑油供給手段は前記補助供給通路を2つ備え、前記回転部材の回転方向における前記透孔の1つの後端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から同透孔に隣接する透孔の前端が同開口に対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ1、前記回転部材の回転方向における前記透孔の1つの前端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から同透孔の前端に前記他方の補助供給通路の開口が対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ2、前記透孔の1つの前端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から次の透孔の前端に同開口が対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ3とするとき、前記回転角度θ1、θ2、θ3は、
θ3・n−θ1>θ2>θ3・(n−1)+θ1 (nは自然数)
なる関係を満たすように設定されることを特徴とする。
回転部材の停止位置にかかわらず、少なくとも1つの補助供給通路からワンウェイクラッチに潤滑油を供給するため、多数の補助供給通路を形成する構造を採用することが考えられる。しかしながら、このように機関本体の内部に多数の通路を形成する構成を採用した場合には、その加工が煩雑になることが懸念される。
上記構成によれば、機関本体に形成する補助供給通路の数の増加を極力抑えつつ、回転部材の停止位置にかかわらず少なくとも1つの補助供給通路からワンウェイクラッチに潤滑油を供給することができ、潤滑油供給システムの構成についてその簡易化を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の潤滑油供給システムにおいて、前記補助供給通路は前記潤滑油供給通路から分岐して形成されてなることを特徴とする。
同構成によれば、補助供給通路をワンウェイクラッチの近傍に位置する潤滑油供給通路から分岐して形成するようにしているため、補助供給通路の通路長を短縮することができ、潤滑油供給システムの構成についてその簡易化を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の潤滑油供給システムにおいて、前記補助供給通路は、前記ワンウェイクラッチに供給された潤滑油が前記出力軸の回転に伴って内燃機関の外部に流出することを規制すべく前記ワンウェイクラッチと前記回転部材との間に設けられたシール部材にも併せて潤滑油が供給されるようにその開口の位置が設定されてなることを特徴とする。
ワンウェイクラッチと回転部材との間にシール部材を設け、同シール部材によってワンウェイクラッチに供給された潤滑油が出力軸の回転に伴って外部に流出することを規制する構成を採用した場合、ワンウェイクラッチの摺動部分に潤滑油の供給不足が発生するときには、このシール部材の摺動部分に到達する潤滑油の量は更に減少することとなる。そして、このようにシール部材の摺動部分に供給される潤滑油の量が少なくなり、その適切な潤滑がなされなくなると、シール部材はその摺動抵抗が大きく増大した状況下で使用されることとなる。その結果、機関運転時にわたってその摺動による損傷や熱による劣化が無視できず自ずとその耐用期間も短いものとなる。
この点、上記構成によれば、補助供給通路の開口は、同補助供給通路によりワンウェイクラッチに潤滑油を供給するとともに、そのシール部材にも潤滑油を供給するようにその位置が設定されているため、シール部材の摺動部分の潤滑を好適に維持することができる。従って、シール部材の損傷や熱による劣化を抑制することができ、その耐用期間が短くなることを好適に抑制することができる。
以下、本発明にかかる実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1は、内燃機関の出力軸13、同出力軸13の後端部に設けられた始動装置50、並びに当該始動装置50に潤滑油を供給する潤滑油供給システム60を示している。
図1に示されるように、出力軸13はシリンダブロック2によって回転可能に支持されるとともに、その後端部にフライホイール24、連結部材25、及びアウターレース26が備えられている。フライホイール24と連結部材25とはボルト14によって出力軸13に固定されるとともに、アウターレース26はその連結部材25に固定されており、これらフライホイール24と、連結部材25、及びアウターレース26は出力軸13と一体に回転する。また、出力軸13の後端部においてその外周面には玉軸受21が取り付けられている。この玉軸受21は内輪21a及び外輪21c並びにそれら内外輪21a,21cの間に配設された複数の玉21bを備えており、それら玉21bが転動することによって内輪21aと外輪21cとの相対回転が許容されるようになっている。この玉軸受21の内輪21aは出力軸13の外周面に固定されており、出力軸13やこれに固定された連結部材25やアウターレース26と一体に回転する。一方、玉軸受21の外輪21cの外周面には、インナーレース27を介して回転部材として機能するリングギア20が固定されており、これら外輪21c、インナーレース27は一体に回転する。
また、リングギア20の外周近傍には始動装置50の始動用モータ12が配設されている。この始動用モータの出力軸12aにはピニオンギア12bが形成されている。一方、リングギア20の外周には環状をなすギア20aが嵌合固定されており、このギア20aにはピニオンギア12bが噛合されている。
また、アウターレース26とインナーレース27との間には、インナーレース27からアウターレース26へのトルク伝達のみを許容するスプラグ28が設けられている。尚、これらアウターレース26、スプラグ28及びアウターレース26によってワンウェイクラッチ30を構成している。機関始動時において、始動用モータ12が駆動されると、その出力軸12aの回転力はリングギア20、インナーレース27に伝達される。この場合、スプラグ28はトルク伝達の可能な状態にあるため、インナーレース27の回転力はスプラグ28を介してアウターレース26に伝達され、更に連結部材25から出力軸13に伝達される。その結果、出力軸13が始動用モータ12により駆動される状態、即ち内燃機関はクランキング状態となる。
一方、内燃機関の回転速度が上昇すると、アウターレース26の回転速度がインナーレース27の回転速度を上回るようになり、スプラグ28によるインナーレース27とアウターレース26との係合が解除されてリングギア20は空転するようになる。そして、内燃機関の自立運転可能な状態にまで機関回転速度が上昇すると、始動用モータ12の駆動が停止される。その結果、リングギア20、インナーレース27及び玉軸受21の外輪21cはその回転が停止する一方、その内輪21aは玉21bが転動することにより出力軸13とともに外輪21cに対して相対的に回転するようになる。
因みに、始動装置にあっては、一般に、クランキング時以外に始動用モータ12のピニオンギア12bをリングギア20のギア20aから離間させてそれらの噛合を解除する機構を備えている。これに対して、本実施形態にかかる始動装置50にあっては、こうした待避機構が省略されており、ピニオンギア12bとリングギア20のギア20aとは常時噛合された状態となっている。
そして、こうした始動装置50にあっては、玉軸受21やワンウェイクラッチ30などにおいて摩耗や発熱が生じやすい傾向にある。このため、始動装置50には、玉軸受21に潤滑油を供給するとともに、併せてその潤滑油をワンウェイクラッチ30にも供給するようにした潤滑油供給システム60が設けられている。次に、この潤滑油供給システム60について、図1〜図3を併せ参照して説明する。ここで、図2は始動装置50近傍の潤滑油供給通路を示す拡大断面図であり、図3は図2の3−3断面図である。
図1に示されるように、内燃機関には出力軸13によって駆動される油圧ポンプ10が設けられており、この油圧ポンプ10はオイルパン15に貯留される潤滑油を吸引してこれを主通路61を通じて内燃機関の各潤滑部位に圧送供給する。そして、それら潤滑部位の潤滑に供せられた潤滑油はその自重によって戻し通路(図示略)を通じてオイルパン15に回収される。
シリンダブロック2において出力軸13の後端部の近傍には主通路61に連通される潤滑油供給路64が形成されており、油圧ポンプ10から吐出された潤滑油は主通路61及びその潤滑油供給路64を通じて出力軸13とシリンダブロック2との摺動部に供給される。このようにして同摺動部に供給された潤滑油は、図2に矢印で示すようにシリンダブロック2と出力軸13との間に排出される。そして、この潤滑油の一部は、始動装置50の鉛直下方に設けられた堰堤部材11の貯留空間11aに流下し、その戻し孔11bを流出してオイルパン15に回収される。一方、シリンダブロック2と出力軸13との間から排出された潤滑油の他の一部は、回転している出力軸13の表面13aに付着し、遠心力によりその径方向に流動して玉軸受21の内外輪の間に進入する。このように内輪21aと外輪21cとの間に進入した潤滑油は、玉軸受21の潤滑を行った後に、更に内輪21aと外輪21cとの間を通過し、遠心力により連結部材25と外輪21cとの間の隙間を流れてワンウェイクラッチ30に供給され、その潤滑に供されるようになる。
ところで、ワンウェイクラッチ30に供給された潤滑油は、アウターレース26の回転に伴って同アウターレース26とリングギア20との間から流出することがある。また、内燃機関の始動時には、リングギア20が回転し、シリンダブロック2と出力軸13との間に排出される潤滑油の一部はリングギア20の表面に付着してその径方向に流動してリングギア20とシリンダブロック2との間から流出することもある。潤滑油が上述したように内燃機関の外部に流出すると、供給された潤滑油の一部がオイルパン15に回収することができなくなる。このため、アウターレース26とリングギア20との間、及びリングギア20とシリンダブロック2との間に円環状のシール部材22,23をそれぞれに配設し、これらシール部材22,23によって潤滑油が内燃機関の外部に流出することを規制するようにしている。
更に、本実施の形態において、図2及び図3に示されるように、シリンダブロック2には、補助供給通路62,63が設けられている。これら補助供給通路62,63は潤滑油供給路64から分岐して形成され、ワンウェイクラッチ30のアウターレース26に対向して開口する一方、アウターレース26とこれら補助供給通路62,63が形成されたシリンダブロック2とはリングギア20によって隔絶されている。尚、このリングギア20には6つの透孔65a〜65f(図2及び図3では透孔65aのみを示す)が設けられており、これら透孔65a〜65fは補助供給通路62,63に対応するように形成されてなる。
次に、図4を参照して補助供給通路62,63と透孔65a,65bとの相対的な位置関係を説明する。ここで、図4はリングギア20の側面図である。尚、図4に示されるように、透孔65a〜65fは同一の形状を有しており、リングギア20の回転中心Cを中心とする円周上に等間隔を隔てて60度毎に形成されている。このため、これら透孔65a〜65fは任意の隣接する透孔(例えば透孔65aと透孔65b)の位置関係は全て同一である。
同図4に示されるように、補助供給通路62,63の開口は、透孔65a〜65fと同じ円周上にあり、回転中心Cとそれら補助供給通路62,63の開口とを結ぶ線分の中心角が角度θ2となるように設定されている。
ここで、リングギア20の回転方向(矢印Dに示す方向)における透孔65aの後端に補助供給通路63の開口が対応する状態からこれに隣接する透孔65bの前端に対応する状態までリングギア20が回転するときの回転角は角度θ1となる。即ち、回転中心Cについての透孔65aの後端と透孔65bの前端との間の中心角は角度θ1となる。
また、リングギア20の回転方向における透孔65aの前端に補助供給通路63の開口が対応する状態から透孔65bの前端に同開口が対応する状態まで、リングギア20が回転するときの回転角は角度θ3となる。即ち、回転中心Cについて、リングギア20の回転方向における透孔65aの前端と透孔65bの前端との間の中心角は角度θ3となり、透孔65aの前端とその後端との間の回転中心Cについての中心角は角度θ4(=θ3−θ1)となる。
本実施形態では、これら補助供給通路62,63及び透孔65a,65bは、上述した角度θ1、角度θ2及び角度θ4が下記の式(1)に示される関係を満たすように形成されている。

θ4(=θ3−θ1)>θ2>θ1 ・・・(1)

次に、図4〜図7を参照して、θ1を例えば具体的に20度、θ2を30度、θ4を40度と設定したとき、リングギア20の回転に伴う補助供給通路62,63の各開口と透孔65a,65bとの相対的な位置関係の推移について説明する。
図4に示されるように、補助供給通路63の開口が透孔65aの前端と対応する位置にあるとき、角度θ2は角度θ4よりも小さいため、補助供給通路62の開口は透孔65aの中間部分と対応した位置にある。
リングギア20がその回転方向に10度(角度θ4−角度θ2)回転したとき、図5に示されるように補助供給通路62の開口は透孔65aの後端と対応する位置まで相対変位するとともに、補助供給通路63の開口は透孔65aの中間部分と対応する位置まで相対変位するようになる。従って、リングギア20は図4に示される状態から図5に示される状態まで回転する間、補助供給通路62,63の各開口は透孔65aと対応する位置にあり、それら開口から吐出された潤滑油が透孔65aを介してワンウェイクラッチ30やシール部材22に対して供給可能な状態になっている。
リングギア20が更にその回転方向に20度(角度θ1)回転したとき、角度θ2は角度θ1よりも大きいため、図6に示されるように補助供給通路62の開口は透孔65bの前端と対応する位置まで相対変位するとともに、補助供給通路63の開口は透孔65aの中間部分と対応する位置まで相対変位するようになる。従って、リングギア20は図5に示される状態から図6に示される状態まで回転する間、補助供給通路62の開口はリングギア20によって遮断される一方、補助供給通路63の開口は透孔65aと対応する位置にある。その結果、補助供給通路63の開口から吐出された潤滑油が透孔65aを介してワンウェイクラッチ30やシール部材22に対して供給可能な状態になっている。
また、リングギア20が図6に示される状態から更にその回転方向に10度(角度θ2−角度θ1)回転したとき、図7に示されるように補助供給通路62の開口は透孔65bの中間部分と対応する位置まで相対変位するとともに、補助供給通路63の開口は透孔65aの後端と対応する位置まで相対変位するようになる。従って、リングギア20は図6に示される状態から図7に示される状態まで回転する間、補助供給通路63の開口は透孔65aと対応する位置にあるとともに、補助供給通路62の開口は透孔65bと対応する位置にある。その結果、補助供給通路63の開口から吐出された潤滑油が透孔65aを介してワンウェイクラッチ30やシール部材22に対して供給可能な状態になるとともに、補助供給通路62の開口から吐出された潤滑油が透孔65bを介して供給可能な状態になっている。
そして、リングギア20が図7に示される状態から更にその回転方向に20度(角度θ2)回転したとき、図8に示されるように補助供給通路62の開口は透孔65bの中間部分と対応する位置まで相対変位するとともに、補助供給通路63の開口は透孔65bの前端と対応する位置まで相対変位するようになる。従って、リングギア20は図7に示される状態から図8に示される状態まで回転する間、補助供給通路63の開口はリングギア20によって遮断される一方、補助供給通路62の開口は透孔65bと対応する位置にある。その結果、補助供給通路62の開口から吐出された潤滑油が透孔65bを介してワンウェイクラッチ30やシール部材22に対して供給可能な状態になっている。
それら透孔65a〜65fは等間隔を隔てて形成されているため、リングギア20は図8に示される状態からその回転方向に更に回転するとき、その回転に伴って補助供給通路62,63と透孔65a〜65fとの相対的な位置の推移は上述した推移と同じようになる。即ち、上述した式(1)に示される関係を満たすように補助供給通路62,63と透孔65a〜65fとが形成される場合には、リングギア20の回転位置にかかわらず、少なくとも補助供給通路62,63の1つの開口は透孔65a〜65fと対応する位置にある。
以上説明した実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)補助供給通路62,63がワンウェイクラッチ30のアウターレース26に対向して設けられており、補助供給通路62,63を通じて潤滑油をワンウェイクラッチ30に直接供給することができる。そのため、玉軸受21が回転している場合であっても、ワンウェイクラッチ30に供給される潤滑油の不足を好適に抑制することができる。その結果、ワンウェイクラッチ30の各部材に摩耗が生じる等、潤滑油の供給量が不足することに起因する不都合の発生を抑え、ワンウェイクラッチ30の機能低下を好適に抑制することができる。
(2)特に、本実施形態にかかる始動装置50では、ワンウェイクラッチ30とシリンダブロック2とがリングギア20によって隔絶された構成が採用されているが、こうした構成であってもリングギア20の透孔65a〜65fを介してワンウェイクラッチ30に対して潤滑油を直接供給することができる。
(3)内燃機関の始動が完了した後にリングギア20の停止位置にかかわらず、少なくとも補助供給通路62,63の1つの開口は透孔65a〜65fに対応するようになる。そのため、リングギア20の停止位置にかかわらず、少なくとも補助供給通路62,63の1つの開口からワンウェイクラッチ30に潤滑油を供給することができる。
(4)また、リングギア20に透孔を複数形成するようにしているため、補助供給通路62,63からそれら透孔65a〜65fを介して一層好適にワンウェイクラッチ30に対し潤滑油を供給することができる。
更に、それら透孔65a〜65fはリングギア20の周方向に均等に形成されているため、それら透孔65a〜65fの形成によってリングギアの回転中心Cとその重心とがずれることを極力抑制することができる。従って、リングギア20が回転する際にその回転軸に偏心荷重が作用することを好適に抑制することができ、同リングギア20の回転安定性を確保することができる。
(5)リングギア20の停止位置にかかわらず、少なくとも1つの補助供給通路からワンウェイクラッチ30に潤滑油を供給するため、多数の補助供給通路を形成する構造を採用することが考えられる。しかしながら、このように機関本体のシリンダブロック2に多数の通路を形成する構成を採用した場合には、その加工が煩雑になることが懸念される。この点、本実施形態では、2つの補助供給通路が形成されており、シリンダブロック2に形成する補助供給通路の数の増加を極力抑えつつ、リングギア20の停止位置にかかわらず少なくとも補助供給通路62,63の1つからワンウェイクラッチ30に潤滑油を供給することができ、潤滑油供給システム60の構成についてその簡易化を図ることができる。
(6)補助供給通路62,63をワンウェイクラッチ30の近傍に位置する潤滑油供給路64から分岐して形成するようにしているため、補助供給通路62,63の通路長を短縮することができ、潤滑油供給システム60の構成についてその簡易化を図ることができる。
(7)補助供給通路62,63はその開口がリングギア20を介してアウターレース26に対向するように形成されているため、それら補助供給通路62,63の開口から供給された潤滑油はそのアウターレース26に衝突してから、その潤滑油の一部はシール部材22の摺動部に供給されるようになる。そのため、シール部材22の摺動部分の潤滑を好適に維持することができる。その結果、摺動によるシール部材22の損傷や熱による劣化を抑制することができ、その耐用期間が短くなることを好適に抑制することができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、補助供給通路62,63はその開口がアウターレース26に対向するように形成され、当該補助供給通路62,63を通じてワンウェイクラッチ30に潤滑油を供給するとともに、シール部材22にも潤滑油を供給するようにしている。これに対して、補助供給通路62,63をその開口がスプラグ28に対向するように形成し、シール部材22に潤滑油を供給しない或いはされ難い構成を採用した場合でも少なくともワンウェイクラッチ30については好適にこれを潤滑することができる。
・上記実施形態では、補助供給通路62,63を潤滑油供給路64から分岐して形成するようにしているが、それら補助供給通路62,63を例えば主通路61等、他の供給通路から分岐して形成することもできる。
・上記実施形態では、補助供給通路62,63と透孔65a〜65fとの相対的な位置関係は式:θ3−θ1>θ2>θ1を満たすように、補助供給通路62,63及び透孔65a〜65fを配置するようにしている。これに対して、透孔65a〜65fは周方向に均等に形成されているため、図9に示されるように補助供給通路62,63の開口の中心角を60度(角度θ3)増加するように、補助供給通路62,63を配置してもよい。即ち、上述したθ1、θ2及びθ3は式:2・θ3−θ1>θ2>θ3+θ1を満たす構成を採用することもできる。
因みに、上記実施形態では、リングギア20には6つの透孔が形成されるようにしているが、そのリングギア20には例えば5つ又は7つ、任意数の透孔が形成されるようにしてもいい。ここで、m(mは自然数)個の透孔が形成される場合には、θ1、θ2及びθ3は式:N・θ3−θ1>θ2>(N−1)・θ3+θ1(Nはm以下の自然数)を満たす構造を採用することもできる。
・上記実施形態では、2つの補助供給通路62,63を形成するようにしているが、3つ以上の補助供給通路を形成することもできる。例えば図10に示されるように、補助供給通路62,63の他、補助供給通路70,71を更に形成することにより、リングギア20の回転位置にかかわらず少なくとも2つの補助供給通路が透孔に対応するようになる。従って、ワンウェイクラッチ30に供給される潤滑油の不足を更に抑制することができる。
・上記実施形態では、透孔をリングギア20の周方向において均等に形成するようにしているが、それら透孔を相違の間隔で形成される構成を採用することもできる。
・上記実施形態では、複数の透孔と補助供給通路との相対的な位置関係を適切に設定することにより、リングギア20の回転位置にかかわらず、少なくとも1つの補助供給通路が透孔に対応するようにしている。これに対して、例えば補助供給通路を1つ備え、リングギア20の回転位置によってその補助供給通路は透孔に対応しないこともある構成を採用することもできる。
・上記実施形態では、リングギア20によってワンウェイクラッチ30とシリンダブロック2を隔絶する始動装置50に対応して、リングギア20に透孔が形成され、この透孔を介して潤滑油をワンウェイクラッチ30に供給するようにしている。これに対して、例えばワンウェイクラッチ30とシリンダブロック2とは隔絶されていない始動装置であれば、リングギア20に透孔を形成する必要性はなく、潤滑油供給路64とは別に形成された補助供給通路の開口からワンウェイクラッチ30に対して潤滑油を直接供給することができ、これを好適に潤滑することができる。
内燃機関及びその出力軸の後端部周辺部分を示す断面図。 始動装置の潤滑油供給通路を示す拡大断面図。 図2の3−3断面図。 補助供給通路の開口と透孔との相対的な位置関係を示す側面図。 補助供給通路の開口と透孔との相対的な位置関係を示す側面図。 補助供給通路の開口と透孔との相対的な位置関係を示す側面図。 補助供給通路の開口と透孔との相対的な位置関係を示す側面図。 補助供給通路の開口と透孔との相対的な位置関係を示す側面図。 補助供給通路の開口と透孔との相対的な位置関係についてその変更例を示す側面図。 補助供給通路の開口と透孔との相対的な位置関係について他の変更例を示す側面図。 従来の内燃機関及びその出力軸の後端部周辺部分を示す断面図。
符号の説明
2…シリンダブロック、10…油圧ポンプ、11…堰堤部材、11a…貯留空間、11b…戻し孔、12…始動用モータ、12a…出力軸、12b…ピニオンギア、13…出力軸、13a…表面、14…ボルト、15…オイルパン、20…リングギア、20a…ギア、21…玉軸受、21a…内輪、21b…玉、21c…外輪、22,23…シール部材、24…フライホイール、25…連結部材、26…アウターレース、27…インナーレース、28…スプラグ、30…ワンウェイクラッチ、50…始動装置、60…潤滑油供給システム、61…主通路、62,63…補助供給通路、64…潤滑油供給路、65a〜65f…透孔、70,71…補助供給通路、102…シリンダブロック、112…始動用モータ、112b…ピニオンギア、113…出力軸、120…リングギア、121…軸受、125…連結部材、126…アウターレース、127…インナーレース、128…スプラグ、130…ワンウェイクラッチ。

Claims (6)

  1. 内燃機関の機関本体に支持される出力軸の端部に設けられた軸受により回転部材を同出力軸の端部に相対回転可能に支持するとともに、前記出力軸と前記回転部材とを該回転部材から前記出力軸への回転力伝達のみを許容するワンウェイクラッチを介して連結し、前記回転部材を始動用モータにより回転させてその回転力を前記ワンウェイクラッチから前記出力軸に伝達することにより内燃機関を始動させる始動装置に潤滑油を供給する潤滑油供給システムであって、
    前記ワンウェイクラッチと前記機関本体とが前記回転部材によって隔絶されおり、
    前記機関本体に形成された潤滑油供給通路を有し、同潤滑油供給通路を通じて前記軸受の側面から該軸受の潤滑部位に潤滑油を供給し、その供給された潤滑油のうち前記潤滑部位から通過した部分を更に前記ワンウェイクラッチに供給する潤滑油供給手段を備えるとともに、前記機関本体に形成されて前記ワンウェイクラッチ側に開口する補助供給通路を有し、該補助供給通路を通じて前記ワンウェイクラッチに潤滑油を直接供給する補助潤滑油供給手段を前記潤滑油供給手段と別に備え
    前記回転部材の前記ワンウェイクラッチに対向する部分には透孔が形成され、潤滑油が前記補助供給通路の開口から同透孔を介して前記ワンウェイクラッチに供給される
    ことを特徴とする潤滑油供給システム。
  2. 請求項に記載の潤滑油供給システムにおいて、
    前記補助潤滑油供給手段は前記補助供給通路を複数備え、それら補助供給通路は、前記回転部材の任意の回転位置において、少なくともそれらの1つの開口が前記透孔に対応するように配設されてなる
    ことを特徴とする潤滑油供給システム。
  3. 請求項又はに記載の潤滑油供給システムにおいて、
    前記透孔は前記回転部材に複数設けられ、それら透孔は同回転部材の周方向に等間隔を隔てて形成されてなる
    ことを特徴とする潤滑油供給システム。
  4. 請求項に記載の潤滑油供給システムにおいて、
    前記補助潤滑油供給手段は前記補助供給通路を2つ備え、前記回転部材の回転方向における前記透孔の1つの後端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から同透孔に隣接する透孔の前端が同開口に対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ1、前記回転部材の回転方向における前記透孔の1つの前端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から同透孔の前端に前記他方の補助供給通路の開口が対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ2、前記透孔の1つの前端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から次の透孔の前端に同開口が対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ3とするとき、前記回転角度θ1、θ2、θ3は、
    θ3・n−θ1>θ2>θ3・(n−1)+θ1 (nは自然数)
    なる関係を満たすように設定される
    ことを特徴とする潤滑油供給システム。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の潤滑油供給システムにおいて、
    前記補助供給通路は前記潤滑油供給通路から分岐して形成されてなる
    ことを特徴とする潤滑油供給システム。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の潤滑油供給システムにおいて、
    前記補助供給通路は、前記ワンウェイクラッチに供給された潤滑油が前記出力軸の回転に伴って内燃機関の外部に流出することを規制すべく前記ワンウェイクラッチと前記回転部材との間に設けられたシール部材にも併せて潤滑油が供給されるようにその開口の位置が設定されてなる
    ことを特徴とする潤滑油供給システム。
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