JP4609354B2 - 潤滑油供給システム - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、内燃機関の機関本体に支持される出力軸の端部に設けられた軸受により回転部材を同出力軸の端部に相対回転可能に支持するとともに、前記出力軸と前記回転部材とを該回転部材から前記出力軸への回転力伝達のみを許容するワンウェイクラッチを介して連結し、前記回転部材を始動用モータにより回転させてその回転力を前記ワンウェイクラッチから前記出力軸に伝達することにより内燃機関を始動させる始動装置に潤滑油を供給する潤滑油供給システムであって、前記ワンウェイクラッチと前記機関本体とが前記回転部材によって隔絶されおり、前記機関本体に形成された潤滑油供給通路を有し、同潤滑油供給通路を通じて前記軸受の側面から該軸受の潤滑部位に潤滑油を供給し、その供給された潤滑油のうち前記潤滑部位から通過した部分を更に前記ワンウェイクラッチに供給する潤滑油供給手段を備えるとともに、前記機関本体に形成されて前記ワンウェイクラッチ側に開口する補助供給通路を有し、該補助供給通路を通じて前記ワンウェイクラッチに潤滑油を直接供給する補助潤滑油供給手段を前記潤滑油供給手段と別に備え、前記回転部材の前記ワンウェイクラッチに対向する部分には透孔が形成され、潤滑油が前記補助供給通路の開口から同透孔を介して前記ワンウェイクラッチに供給されることを特徴とする。
θ3・n−θ1>θ2>θ3・(n−1)+θ1 (nは自然数)
なる関係を満たすように設定されることを特徴とする。
図1は、内燃機関の出力軸13、同出力軸13の後端部に設けられた始動装置50、並びに当該始動装置50に潤滑油を供給する潤滑油供給システム60を示している。
θ4(=θ3−θ1)>θ2>θ1 ・・・(1)
次に、図4〜図7を参照して、θ1を例えば具体的に20度、θ2を30度、θ4を40度と設定したとき、リングギア20の回転に伴う補助供給通路62,63の各開口と透孔65a,65bとの相対的な位置関係の推移について説明する。
(1)補助供給通路62,63がワンウェイクラッチ30のアウターレース26に対向して設けられており、補助供給通路62,63を通じて潤滑油をワンウェイクラッチ30に直接供給することができる。そのため、玉軸受21が回転している場合であっても、ワンウェイクラッチ30に供給される潤滑油の不足を好適に抑制することができる。その結果、ワンウェイクラッチ30の各部材に摩耗が生じる等、潤滑油の供給量が不足することに起因する不都合の発生を抑え、ワンウェイクラッチ30の機能低下を好適に抑制することができる。
・上記実施形態では、補助供給通路62,63はその開口がアウターレース26に対向するように形成され、当該補助供給通路62,63を通じてワンウェイクラッチ30に潤滑油を供給するとともに、シール部材22にも潤滑油を供給するようにしている。これに対して、補助供給通路62,63をその開口がスプラグ28に対向するように形成し、シール部材22に潤滑油を供給しない或いはされ難い構成を採用した場合でも少なくともワンウェイクラッチ30については好適にこれを潤滑することができる。
・上記実施形態では、複数の透孔と補助供給通路との相対的な位置関係を適切に設定することにより、リングギア20の回転位置にかかわらず、少なくとも1つの補助供給通路が透孔に対応するようにしている。これに対して、例えば補助供給通路を1つ備え、リングギア20の回転位置によってその補助供給通路は透孔に対応しないこともある構成を採用することもできる。
Claims (6)
- 内燃機関の機関本体に支持される出力軸の端部に設けられた軸受により回転部材を同出力軸の端部に相対回転可能に支持するとともに、前記出力軸と前記回転部材とを該回転部材から前記出力軸への回転力伝達のみを許容するワンウェイクラッチを介して連結し、前記回転部材を始動用モータにより回転させてその回転力を前記ワンウェイクラッチから前記出力軸に伝達することにより内燃機関を始動させる始動装置に潤滑油を供給する潤滑油供給システムであって、
前記ワンウェイクラッチと前記機関本体とが前記回転部材によって隔絶されおり、
前記機関本体に形成された潤滑油供給通路を有し、同潤滑油供給通路を通じて前記軸受の側面から該軸受の潤滑部位に潤滑油を供給し、その供給された潤滑油のうち前記潤滑部位から通過した部分を更に前記ワンウェイクラッチに供給する潤滑油供給手段を備えるとともに、前記機関本体に形成されて前記ワンウェイクラッチ側に開口する補助供給通路を有し、該補助供給通路を通じて前記ワンウェイクラッチに潤滑油を直接供給する補助潤滑油供給手段を前記潤滑油供給手段と別に備え、
前記回転部材の前記ワンウェイクラッチに対向する部分には透孔が形成され、潤滑油が前記補助供給通路の開口から同透孔を介して前記ワンウェイクラッチに供給される
ことを特徴とする潤滑油供給システム。 - 請求項1に記載の潤滑油供給システムにおいて、
前記補助潤滑油供給手段は前記補助供給通路を複数備え、それら補助供給通路は、前記回転部材の任意の回転位置において、少なくともそれらの1つの開口が前記透孔に対応するように配設されてなる
ことを特徴とする潤滑油供給システム。 - 請求項1又は2に記載の潤滑油供給システムにおいて、
前記透孔は前記回転部材に複数設けられ、それら透孔は同回転部材の周方向に等間隔を隔てて形成されてなる
ことを特徴とする潤滑油供給システム。 - 請求項3に記載の潤滑油供給システムにおいて、
前記補助潤滑油供給手段は前記補助供給通路を2つ備え、前記回転部材の回転方向における前記透孔の1つの後端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から同透孔に隣接する透孔の前端が同開口に対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ1、前記回転部材の回転方向における前記透孔の1つの前端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から同透孔の前端に前記他方の補助供給通路の開口が対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ2、前記透孔の1つの前端に前記一方の補助供給通路の開口が対応する状態から次の透孔の前端に同開口が対応する状態まで、前記回転部材が回転するときの回転角度をθ3とするとき、前記回転角度θ1、θ2、θ3は、
θ3・n−θ1>θ2>θ3・(n−1)+θ1 (nは自然数)
なる関係を満たすように設定される
ことを特徴とする潤滑油供給システム。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の潤滑油供給システムにおいて、
前記補助供給通路は前記潤滑油供給通路から分岐して形成されてなる
ことを特徴とする潤滑油供給システム。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の潤滑油供給システムにおいて、
前記補助供給通路は、前記ワンウェイクラッチに供給された潤滑油が前記出力軸の回転に伴って内燃機関の外部に流出することを規制すべく前記ワンウェイクラッチと前記回転部材との間に設けられたシール部材にも併せて潤滑油が供給されるようにその開口の位置が設定されてなる
ことを特徴とする潤滑油供給システム。
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JP2006078332A JP4609354B2 (ja) | 2006-03-22 | 2006-03-22 | 潤滑油供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
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