JP4631766B2 - 内燃機関始動用リングギヤ及び内燃機関始動回転力伝達機構 - Google Patents

内燃機関始動用リングギヤ及び内燃機関始動回転力伝達機構 Download PDF

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本発明は、始動用モータの回転力により与えられる荷重をギヤ部にて受けることにより、スポークが形成された径方向中間領域を介して前記回転力を回転軸側に伝達し、この回転軸側にて直接又は間接に連結された内燃機関の回転出力軸を回転させる内燃機関始動用リングギヤに関する。更にこの内燃機関始動用リングギヤを用いた内燃機関始動回転力伝達機構に関する。
内燃機関の始動のためにピニオンギヤとリングギヤとを組み合わせることで始動用モータにて内燃機関のクランキングを実行する内燃機関始動回転力伝達機構が知られている。このような内燃機関始動回転力伝達機構においては、フライホイールやドライブプレートと一体に形成されたリングギヤが始動時のみピニオンギヤと噛み合うことにより始動用モータの回転力を内燃機関側に伝達するタイプが知られている。他のタイプとして、回転力伝達経路にワンウェイクラッチを配置することにより、始動時に始動用モータの回転力を内燃機関側に伝達すると共に、内燃機関始動後もピニオンギヤとは噛み合いを維持する常時噛み合いタイプも知られている(例えば特許文献1,2参照)。
特開平10−122107号公報(第3頁、図1) 特開昭63−18185号公報(第2頁、図2)
このような各リングギヤにおいて軽量化が要求される場合には、回転軸と外周側に形成されているギヤ部との間に、これらを径方向に接続するスポーク構造を設けることで、空隙を形成することが考えられる。
しかし回転軸とギヤ部との間は、始動用モータによる回転力伝達時の荷重や、特に常時噛み合いタイプではエンジンストール時の衝撃にも耐えなくてはならず、上述したスポークの構成では空隙面積を大きくできず十分に軽量化することはできない。
本発明は、空隙面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤ及びこの内燃機関始動用リングギヤを用いた内燃機関始動回転力伝達機構の提供を目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の内燃機関始動用リングギヤは、始動用モータの回転力により与えられる荷重をギヤ部にて受けることにより、スポークが形成された径方向中間領域を介して前記回転力を回転軸側に伝達し、該回転軸側にて直接又は間接に連結された内燃機関の回転出力軸を回転させる内燃機関始動用リングギヤであって、前記スポークにおける回転軸側の基部におけるリングギヤの回転方向前方側に設けられたアール及びギヤ部側の基部におけるリングギヤの回転方向後方側に設けられたアールが、回転軸側の基部におけるリングギヤの回転方向後方側に設けられたアール及びギヤ部側の基部におけるリングギヤの回転方向前方側に設けられたアールよりも小さくされていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の内燃機関始動用リングギヤは、始動用モータの回転力により与えられる荷重をギヤ部にて受けることにより、スポークが形成された径方向中間領域を介して前記回転力を回転軸側に伝達し、該回転軸側にて直接又は間接に連結された前記内燃機関の回転出力軸を回転させる内燃機関始動用リングギヤであって、前記スポークにおける前記ギヤ部側の基部及び前記回転軸側の基部の前記荷重が引っ張り力として作用する部分に設けられたアールはその全てが前記荷重が圧縮力として作用する部分に設けられたアールよりも大きくされている一方、前記荷重が圧縮力として作用する部分に設けられたアールは、前記荷重が引っ張り力として作用する部分に設けられたアールよりも小さくされていることを特徴とする。
リングギヤに形成されたスポークは、完全に荷重方向に軸方向が一致することはなく、スポークの軸方向に直交する分力を0とすることはできない。このためスポークの基部については、荷重によって生じるモーメントが、スポークの基部がなす角を大きくするような引っ張り力として作用する部分と、スポークの基部がなす角を小さくするような圧縮力として作用する部分とが存在することになる。
この内で荷重によって生じるモーメントが引っ張り力として作用する基部では、基部のアールが小さいとクラック等の破損に対する耐久性が低下するのでアールを小さくすることは困難であるが、荷重によって生じるモーメントが圧縮力として作用する基部では、クラック等の破損が生じにくいのでアールを小さく設計することで空隙面積を大きくして軽量化を促進できる。
したがって上記請求項1及び請求項2に記載されているように、荷重によって生じるモーメントが引っ張り力として作用する部分よりも圧縮力として作用する部分について基部のアールを小さくすることで、耐久性を維持しつつ空隙面積を大きくして更なる軽量化を行うことができる。
また、圧縮力として作用する部分では、クラック等の破損が生じにくいのでアールを小さく設計することで、空隙面積を大きくして軽量化を促進できる。したがって荷重によって生じるモーメントが引っ張り力として作用する部分よりも圧縮力として作用する部分について基部のアールを小さくすることで、リングギヤの耐久性を維持しつつ空隙面積を大きくして軽量化することができる。
請求項3に記載の内燃機関始動用リングギアでは、請求項1又は請求項2において、前記スポークの軸方向が前記ギヤ部に与えられる荷重方向側へ傾けられていることで、径方向とは角度を有することを特徴とする。
このようにスポークの軸方向をギヤ部に与えられる荷重方向側へ傾けたことで径方向とは角度を有している。このことにより前記荷重の内、スポークの軸方向に沿った分力は、単にスポークを径方向に形成した場合よりも大きくなるが、スポークの軸方向に直交する分力は小さくなる。
スポークの軸方向に沿った分力はスポーク全体で分担でき応力集中しにくい力として作用する。したがってスポーク周りの空隙面積を大きくしても、スポークは軸方向に沿った分力に対して十分に耐えられる。しかもスポークの軸方向に沿った分力が大きくなった分、スポークの軸方向に直交する分力は小さくなっている。このように応力集中しやすい分力については小さくすることができるので、スポーク周りの空隙面積を大きくしても、スポークは直交する分力に対しても耐えられるようになる。
このようにして空隙面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤを実現できる。
請求項に記載の内燃機関始動用リングギヤでは、請求項において、前記スポークの軸方向は、前記回転軸に垂直な面に投影した前記スポークの形状内にて、2本の平行線を前記ギヤ部側と前記回転軸側との間で架け渡した場合に、最も幅広に配置した状態での前記平行線の方向であることを特徴とする。
このような方向をスポークの軸方向として、この軸方向を、ギヤ部に与えられる荷重方向側へ傾けることで径方向とは角度を有することにより、空隙面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤを実現できる。
請求項に記載の内燃機関始動用リングギヤでは、請求項において、前記スポークの軸方向は、前記回転軸に垂直な面に投影した前記スポークの形状にて、前記ギヤ部側におけるスポークの基部幅の中心位置と前記回転軸側におけるスポークの基部幅の中心位置とを接続する方向であることを特徴とする。
このような方向をスポークの軸方向として、この軸方向を、ギヤ部に与えられる荷重方向側へ傾けることで径方向とは角度を有することにより、空隙面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤを実現できる。
請求項6に記載の内燃機関始動用リングギヤでは、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記内燃機関の回転出力軸とは、双方向での回転力伝達がなされるように連動していることを特徴とする。
このように内燃機関の回転出力軸と連動するリングギヤにおいては、スポークに加わる荷重方向とスポークの軸方向との関係が前述したごとくであることにより、空隙面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤを実現できる。
請求項7に記載の内燃機関始動用リングギヤでは、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記始動用モータから前記内燃機関の回転出力軸までの回転力伝達経路にワンウェイクラッチを配置することで、前記内燃機関の回転出力軸とは、前記始動用モータ側からの一方向での回転力伝達がなされるように連動していることを特徴とする。
このように回転力伝達経路にワンウェイクラッチを配置した構成に用いられるリングギヤにおいても、スポークに加わる荷重方向とスポークの軸方向との関係が前述したごとくであることにより、空隙面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤを実現できる。
特にワンウェイクラッチを用いていることにより常時噛み合いタイプとして構成していた場合には、エンジンストールの衝撃時にもリングギヤ自身の回転軸側からギヤ部へとスポークに対して逆方向に荷重が生じる。しかしこの場合もスポークの軸方向がギヤ部に与えられる荷重方向側へ傾けられた構成となっており、その荷重は回転力伝達時と同様にスポークに荷重がかかることになるので、空隙面積を大きくしてあっても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤを実現できる。
請求項8に記載の内燃機関始動回転力伝達機構は、内燃機関の回転出力軸に連結されたアウターレース部材と、請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関始動用リングギヤであって一部が前記アウターレース部材に対向するリングギヤと、前記アウターレース部材と前記リングギヤとの対向部分に配置されて前記リングギヤから前記アウターレース部材への前記始動用モータによる1方向の回転力を伝達し逆方向の回転力は伝達を阻止するワンウェイクラッチとを備えたことを特徴とする。
ワンウェイクラッチを用いた常時噛み合いタイプの内燃機関始動回転力伝達機構としては、このように構成することができ、このような構成において、空隙面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤを実現できる。
[実施の形態1]
図1の縦断面図に車両用内燃機関においてクランク軸2の後端部2a近傍に設けられた内燃機関始動回転力伝達機構を示す。ここでクランク軸2の後端部2aはクラッチあるいはトルクコンバータ側へ内燃機関の回転駆動力を伝達する側である。図2はクランク軸2を図1に示す垂直面A−Aで破断して右側(後方側)の構成を示した断面図である。
シリンダブロック4とラダービーム6とによりジャーナル軸受部が構成されて、クランク軸2はジャーナル2bの部分で回転可能にシリンダブロック4に支持されている。このことによりクランク軸2は、後端部2a側がシリンダブロック4の後部から水平に突出した状態で配置されている。このクランク軸2の後端部2aとジャーナル2bとの間に形成された大径部8の周面には、ころがり軸受、ここでは玉軸受10を介してリングギヤ12が取り付けられ、大径部8の後端面にはアウターレース部材14、フライホイール(又はドライブプレート)16がボルト18により固定されている。このことによりアウターレース部材14は、フライホイール16と共にクランク軸2と連動して一体で回転する。
リングギヤ12は、図3,4に示すごとく中心部が大きく開口すると共に、径方向にて全周に渡って直角に屈曲された屈曲部12aを設けた円板状に形成されている。図3の(A)は正面側から見た斜視図、(B)は正面図、(C)は右側面図、図4の(A)は背面側から見た斜視図、(B)は背面図、(C)は左側面図である。
リングギヤ12の中心側における開口内縁部分にはフランジ状にワンウェイクラッチ20用のインナーレース22を設けている。リングギヤ12の外周側にはリング状にギヤ部12bを備えている。リングギヤ12は、インナーレース22の部分にて、ワンウェイクラッチ20が構成されている側とは反対側、すなわち中心側(回転軸C側)の面にて、前述したごとく玉軸受10を介してクランク軸2の大径部8の外周に取り付けられている。この玉軸受10によりワンウェイクラッチ20が解放状態にある時には、リングギヤ12はクランク軸2の回転とは独立して自由回転可能である。
リングギヤ12のギヤ部12bは、図2に示したごとく始動用モータ26にて回転されるピニオンギヤ28に常時噛み合わされており、内燃機関始動時に図示するごとく矢印Ax方向に回転するピニオンギヤ28を介して始動用モータ26から回転力を受けることによりリングギヤ12は矢印Ay方向に回転する。
インナーレース22と屈曲部12aとを連絡している平板リング状の中心部領域12cには、中心部領域12cの表裏に貫通したオイル戻し孔12dが回転軸C周りに等位相間隔で形成されている。ここでは6つの同一形状のオイル戻し孔12dが設けられている。
リングギヤ12の屈曲部12aとギヤ部12bとを接続する径方向中間領域12eには、6つの空隙12fが形成されており、このことにより空隙12fの間がスポーク12gとして形成されている。このように空隙12fとスポーク12gとからなる径方向中間領域12eが存在することでリングギヤ12が軽量化されている。尚、スポーク12gの回転軸側の基部12hに相当する位相位置に、中心部領域12cに設けたオイル戻し孔12dが存在する。
アウターレース部材14は、図5に示すごとく中心部が開口部14aを形成すると共に、最外周部に直立する縁状にワンウェイクラッチ20用のアウターレース30を設けた円板状である。開口部14aを取り囲むようにクランク軸2の大径部8にボルト締結するためのボルト貫通孔14bが複数、ここでは8つ設けられている。図5の(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は右側面図、(D)は正面側から見た斜視図、(E)は背面側から見た斜視図である。
アウターレース部材14を、図1に示したごとくクランク軸2の大径部8の後端面に取り付けることでリングギヤ12に対して組み合わせた場合には、アウターレース部材14の外周側にあるアウターレース30は、リングギヤ12の内周側にあるインナーレース22に径方向にて対向して配置される。このアウターレース30の配置時に、あるいは配置に先立って、リングギヤ12側のインナーレース22上には、スプラグ20aとケージ20bとが配置され、これらをインナーレース22とアウターレース30とにより挟持することでワンウェイクラッチ20が構成される。
このように構成されたワンウェイクラッチ20は、リングギヤ12側からアウターレース部材14へ、始動用モータ26の回転力を伝達する一方向(図2における矢印Ay方向)での回転の場合には、アウターレース部材14とリングギヤ12とを係合状態とする。このことで始動用モータ26の出力によりクランク軸2を回転させることができる。内燃機関が運転を開始することで内燃機関出力によってクランク軸2に連動するアウターレース部材14の回転が、始動用モータ26の出力によるリングギヤ12の回転よりも速くなると、リングギヤ12の回転はアウターレース部材14に対して相対的に逆方向の回転となる。このためワンウェイクラッチ20は解放状態となり、ピニオンギヤ28とリングギヤ12とが常時噛み合い状態でも、内燃機関始動後において始動用モータ26は停止可能となる。
玉軸受10とワンウェイクラッチ20との潤滑のために、シリンダブロック4内の油路4aを介して図示矢線のごとく潤滑油Ojが玉軸受10に対して噴射されている。又、シリンダブロック4内やクランク軸2内の油路から潤滑油Orがクランク軸2のジャーナル2bの摺動面に供給され、この潤滑油Orも一部が玉軸受10側へ流れている。玉軸受10に供給されたこれら潤滑油Oj,Orは、玉軸受10内を通過して、更にワンウェイクラッチ20へも流れ込む。ワンウェイクラッチ20から流れ出た潤滑油はオイル戻し孔12dを通過してオイルパン31側に戻される。
この潤滑油Oj,Orが外部へ漏出することを防止するために、リング状シール部材として第1オイルシール部材32と第2オイルシール部材34とが備えられている。第1オイルシール部材32は、アウターレース部材14におけるアウターレース30とリングギヤ12における屈曲部12aとの間に配置されている。第1オイルシール部材32は、屈曲部12aの内周面側に嵌合されることでリングギヤ12側に固定されている。このことで第1オイルシール部材32の内周側に形成されているシールリップ32aは、アウターレース30の外周面であるシール摺動面30aに摺動可能に接触している。こうして第1オイルシール部材32はアウターレース部材14とリングギヤ12との間のオイルシールを実行している。
第2オイルシール部材34は、屈曲部12aに対して第1オイルシール部材32とは反対側(外側)に配置されている。この第2オイルシール部材34は、クランク軸2より上方側では主にシリンダブロック4の円弧状シール嵌合部4bの内周面に、クランク軸2より下方側では主にオイルパン31の後端にある円弧状シール嵌合部31aの内周面に嵌合されることで、図示する位置に固定されている。このことで第2オイルシール部材34の内周側に形成されているシールリップ34aは、屈曲部12aの外周面に摺動可能に接触している。こうしてリングギヤ12と内燃機関(ここではシリンダブロック4及びオイルパン31)との間のオイルシールを実行している。
図6に拡大して示すごとく、始動時におけるピニオンギヤ28から伝達される回転力(矢印Ax方向)によりリングギヤ12が回転駆動(矢印Ay方向)される場合に、ピニオンギヤ28のギヤ歯から荷重Fを受ける。スポーク12gの軸方向は、リングギヤ12自身の径方向(回転軸C方向)ではなく、これよりも荷重F方向へ傾けることで径方向に対して角度を有している。
本実施の形態では、図6に示したごとくにリングギヤ12の回転軸Cに垂直な面に投影したスポーク12gの形状内にて、一点鎖線で示す2本の平行線L1,L2を、ギヤ部12b側と回転軸C側との間で架け渡した場合に、最も幅広に配置した状態での平行線L1,L2の方向を、スポーク12gの軸方向としている。このことによりスポーク12gの軸方向はリングギヤ12自身の径方向(回転軸C方向)とは角度α(>0°)を有している。
スポーク12gの軸方向を上述したごとく設定したことにより、前記荷重Fのスポーク12gの軸方向に沿った分力Faと軸方向に直交する方向の分力Fbとは、図示するごとくである。もし、スポーク12gの軸方向が径方向(回転軸C)である場合には、分力は破線で示すごとくとなり、スポーク12gの軸方向に直交する方向の分力は大きくなる。図6の例では分力Fbよりも10%程度大きい。
スポーク12gにおける回転軸C側の基部12hにおいては、リングギヤ12の回転方向(矢印Ay)前方側のアールRa1部分では、始動時にギヤ部12b側から受ける荷重Fによって生じるモーメントが、スポーク12gの基部12hがなす角を小さくするような圧縮力として作用し、回転方向後方側のアールRa2部分ではスポーク12gの基部12hがなす角を大きくするような引っ張り力として作用する。
更にギヤ部12b側の基部12iにおいては、リングギヤ12の回転方向前方側のアールRb1部分では、始動時にギヤ部12b側から受ける荷重Fによって生じるモーメントが、スポーク12gの基部12iがなす角を大きくするような引っ張り力として作用し、回転方向後方側のアールRb2部分ではスポーク12gの基部12iがなす角を小さくするような圧縮力として作用する。
このようにスポーク12gの各基部12h,12iにおいて、始動用モータ26の回転力にて与えられる荷重Fによって生じるモーメント引っ張り力として作用するアールRa2,Rb1部分と、圧縮力として作用するアールRa1,Rb2部分とが存在する。
始動時にギヤ部12bから受ける荷重Fに起因するクラック等の破損は、引っ張り力が作用するアールRa2,Rb1部分については生じやすいが、これに比較して圧縮力が作用するアールRa1,Rb2部分については生じにくい。
したがってクラック等の破損に対する耐久性を高めるために引っ張り力が作用するアールRa2,Rb1部分についてはアールRa2,Rb1を大きくしている。しかし圧縮力が作用するアールRa1,Rb2部分については、アールRa2,Rb1と同様な大きさ(破線)とする必要はなく、アールRa2,Rb1よりもアールRa1,Rb2を小さくしている。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).始動時の荷重F(図6)方向に、径方向から角度α分傾けて、スポーク12gの軸方向(ここでは平行線L1,L2の方向)を設定している。このことによりスポーク12gの軸方向に沿った荷重Fの分力Faは、単にスポーク12gを径方向に形成した場合(破線矢線)よりも大きくなるが、この代わりスポーク12gの軸方向に直交する分力Fbは小さくなる。
分力Faは、スポーク12gを軸方向に圧縮する力として作用することからスポーク12g全体で受けることができ応力集中しにくい。したがって空隙12fの面積を大きくしてもスポーク12gは軸方向に沿った分力Faに対しては十分に耐えられる。しかも分力Faが大きくなった分、応力集中しやすい分力Fbは小さくなっているので、スポーク12gは直交する分力Fbに対しても耐えられる。
このようにして空隙12fの面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤ12を実現できる。
本実施の形態におけるリングギヤ12は、上述したごとくワンウェイクラッチ20を用いた常時噛み合いタイプの内燃機関始動回転力伝達機構に組み込んだものである。このため、エンジンストールの衝撃時にも、リングギヤ12自身の回転軸C側からギヤ部12bへとスポーク12gに対して逆方向に荷重が生じる。しかしこの場合も、上述したスポーク12gの軸方向が、そのまま、ギヤ部12bに与えられる荷重方向側へ傾けられている構成となっており、荷重としては回転力伝達時と同様にスポーク12gに荷重がかかるので、空隙12fの面積を大きくしてあっても十分な耐久性を維持できる。
(ロ).リングギヤ12に形成されたスポーク12gは、完全に荷重F方向に軸方向が一致することはないので、スポーク12gの軸方向に直交する分力Fbを0とすることはできない。このためスポーク12gの基部12h,12iについては、分力Fbによって生じるモーメント、スポーク12gの基部12h,12iがなす角を大きくするような引っ張り力として作用する部分と、スポーク12gの基部12h,12iがなす角を小さくするような圧縮力として作用する部分とが存在することになる。
この内、分力Fbによって生じるモーメント引っ張り力として作用する部分のアールRa2,Rb1が小さい場合にはクラック等の破損に対する耐久性が低下するので、アールRa2,Rb1を小さくすることは困難である。しかし圧縮力として作用する部分のアールRa1,Rb2部分では、クラック等の破損が生じにくいので小さく設計することができる。
したがって荷重Fによって生じるモーメント引っ張り力として作用する部分よりも圧縮力として作用する部分について基部12h,12iのアールを小さくすることで、耐久性を維持しつつ空隙12fの面積を大きくして更なる軽量化を行うことができる。
(ハ).上述したごとく空隙12fの面積増加によりスポーク12gの面積が小さくできるので、騒音の放射面積を小さくでき、始動時の騒音低減効果も生じさせることができる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、図7に示すごとく、リングギヤ112に形成されたスポーク112gの形状が前記実施の形態1と異なる。ここでは図7に示したごとくにリングギヤ112の回転軸Cに垂直な面に投影したスポーク112gの形状にて、スポーク112gの各基部112h,112iにおける幅(Sa11−Sa12,Sb11−Sb12)の中心位置M11,M12を接続する方向をスポーク112gの軸方向としている。
スポーク112gではその軸方向(M11−M12)が、始動時にギヤ部112bに掛かる荷重F1方向に近づけるように、リングギヤ112自身の径方向(M12−C)とは角度β(>0)を有している。
尚、本実施の形態では、リングギヤ112にはクラック等の破損に対しては耐久性のある材料を用いているので、いずれの基部112h,112iにおいても、圧縮力が作用する部分のアールRa11,Rb12も、引っ張り力が作用する部分のアールRa12,Rb11も全て同じ大きさである。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).本実施の形態の構成によっても、スポーク112gの軸方向(M11−M12)に沿った荷重F1の分力Fa1は、単にスポーク112gを径方向(M12−C)に形成した場合(破線矢線)よりも大きくなるが、この代わりスポーク112gの軸方向に直交する分力Fb1は小さくなる。したがって前記実施の形態1の(イ)に述べたごとく、空隙112fの面積を大きくしても、このスポーク112gは軸方向に沿った分力Fa1に対して十分に耐えられ、しかもスポーク112gの軸方向に直交する分力Fb1は小さくなっているので、スポーク112gは直交する分力Fb1に対しても耐えられる。
このようにして空隙112fの面積を大きくしても十分な耐久性を維持できる内燃機関始動用リングギヤ112を実現できる。
(ロ).前記実施の形態1の(ハ)の効果を生じる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、図8に示すごとく、リングギヤ212に形成されたスポーク212gの形状が前記実施の形態1,2と異なる。ここでリングギヤ212の回転軸Cに垂直な面に投影したスポーク212gの形状内にて、一点鎖線で示す2本の平行線L21,L22を、ギヤ部212b側と回転軸C側との間で架け渡した場合に、最も幅広に配置した状態での平行線L21,L22の方向をスポーク212gの軸方向とする。この場合はスポーク212gの軸方向はリングギヤ212自身の径方向(回転軸C方向)と一致する。
又、リングギヤ212の回転軸Cに垂直な面に投影したスポーク212gの形状にて、スポーク212gの各基部212h,212iにおける幅の中心位置を接続する方向をスポーク212gの軸方向とすると、スポーク212gの軸方向は、始動時にギヤ部212bに掛かる荷重F2方向から遠ざけられている。
しかし、スポーク212gの各基部212h,212iにおいて圧縮力が作用する部分のアールRa21,Rb22は、引っ張り力が作用する部分のアールRa22,Rb21よりも小さくされている点は前記実施の形態1と同じである。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(イ).スポーク212gにおいて、荷重F2によって生じるモーメントによりスポーク212gの基部212h,212iにて圧縮力が作用するアールRa21,Rb22部分は、引っ張り力が作用するアールRa22,Rb21部分よりも小さくしている。このため前記実施の形態1の(ロ)にて説明したごとく、荷重F2によって生じるモーメントが引っ張り力として作用する部分よりも圧縮力として作用する部分について基部212h,212iのアールを小さくすることで、耐久性を維持しつつ空隙212fの面積を大きくして軽量化を行うことができる。
(ロ).前記実施の形態1の(ハ)の効果を生じる。
[その他の実施の形態]
(a).前記各実施の形態のリングギヤが用いられている内燃機関始動回転力伝達機構は、回転力伝達経路にワンウェイクラッチを配置して一方向での回転力伝達がなされるようにしたことにより常時噛み合いタイプとして構成したものであった。これ以外に、ピニオンギヤを内燃機関始動後にはリングギヤから分離させるようにすることにより、噛み合い時には双方向での回転力伝達がなされるタイプの内燃機関始動回転力伝達機構に対しても前記各実施の形態に述べたスポーク形状のリングギヤを適用しても良い。このタイプのリングギヤにおいても耐久性を維持しつつ軽量化を行うことができる。
(b).前記実施の形態1において、スポークの軸方向は、前記実施の形態2のごとく基部幅の中心位置を接続する方向でも良く、前記実施の形態2においては前記実施の形態1のごとく最大幅の平行線の方向でも良い。
実施の形態1の内燃機関始動回転力伝達機構の縦断面図。 図1におけるA−A断面図。 実施の形態1のリングギヤの構成説明図。 実施の形態1のリングギヤの構成説明図。 実施の形態1のアウターレース部材の構成説明図。 実施の形態1のスポークにおける形状及び機能の説明図。 実施の形態2のスポークにおける形状及び機能の説明図。 実施の形態3のスポークにおける形状及び機能の説明図。
符号の説明
2…クランク軸、2a…後端部、2b…ジャーナル、4…シリンダブロック、4a…油路、4b…円弧状シール嵌合部、6…ラダービーム、8…大径部、10…玉軸受、12…リングギヤ、12a…屈曲部、12b…ギヤ部、12c…中心部領域、12d…オイル戻し孔、12e…径方向中間領域、12f…空隙、12g…スポーク、12h,12i…基部、14…アウターレース部材、14a…開口部、14b…ボルト貫通孔、16…ドライブプレート(フライホイール)、18…ボルト、20…ワンウェイクラッチ、20a…スプラグ、20b…ケージ、22…インナーレース、26…始動用モータ、28…ピニオンギヤ、30…アウターレース、30a…シール摺動面、31…オイルパン、31a…円弧状シール嵌合部、32…第1オイルシール部材、32a…シールリップ、34…第2オイルシール部材、34a…シールリップ、112…リングギヤ、112b…ギヤ部、112f…空隙、112g…スポーク、112h,112i…基部、212…リングギヤ、212b…ギヤ部、212f…空隙、212g…スポーク、212h,212i…基部、C…回転軸、F,F1,F2…荷重、Fa,Fa1,Fb,Fb1…分力、L1,L2,L21,L22…平行線、M11,M12…中心位置、Oj,Or…潤滑油、Ra1,Ra2,Rb1,Rb2,Ra11,Ra12,Rb11,Rb12,Ra21,Ra22,Rb21,Rb22…アール。

Claims (8)

  1. 始動用モータの回転力により与えられる荷重をギヤ部にて受けることにより、スポークが形成された径方向中間領域を介して前記回転力を回転軸側に伝達し、該回転軸側にて直接又は間接に連結された内燃機関の回転出力軸を回転させる内燃機関始動用リングギヤであって、
    前記スポークにおける回転軸側の基部におけるリングギヤの回転方向前方側に設けられたアール及びギヤ部側の基部におけるリングギヤの回転方向後方側に設けられたアールが、回転軸側の基部におけるリングギヤの回転方向後方側に設けられたアール及びギヤ部側の基部におけるリングギヤの回転方向前方側に設けられたアールよりも小さくされていることを特徴とする内燃機関始動用リングギヤ。
  2. 始動用モータの回転力により与えられる荷重をギヤ部にて受けることにより、スポークが形成された径方向中間領域を介して前記回転力を回転軸側に伝達し、該回転軸側にて直接又は間接に連結された内燃機関の回転出力軸を回転させる内燃機関始動用リングギヤであって、
    前記スポークにおける前記ギヤ部側の基部及び前記回転軸側の基部の前記荷重が引っ張り力として作用する部分に設けられたアールはその全てが前記荷重が圧縮力として作用する部分に設けられたアールよりも大きくされている一方、前記荷重が圧縮力として作用する部分に設けられたアールは、前記荷重が引っ張り力として作用する部分に設けられたアールよりも小さくされていることを特徴とする内燃機関始動用リングギヤ。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記スポークの軸方向が前記ギヤ部に与えられる荷重方向側へ傾けられていることで、径方向とは角度を有することを特徴とする内燃機関始動用リングギヤ。
  4. 請求項において、前記スポークの軸方向は、前記回転軸に垂直な面に投影した前記スポークの形状内にて、2本の平行線を前記ギヤ部側と前記回転軸側との間で架け渡した場合に、最も幅広に配置した状態での前記平行線の方向であることを特徴とする内燃機関始動用リングギヤ。
  5. 請求項において、前記スポークの軸方向は、前記回転軸に垂直な面に投影した前記スポークの形状にて、前記ギヤ部側におけるスポークの基部幅の中心位置と前記回転軸側におけるスポークの基部幅の中心位置とを接続する方向であることを特徴とする内燃機関始動用リングギヤ。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記内燃機関の回転出力軸とは、双方向での回転力伝達がなされるように連動していることを特徴とする内燃機関始動用リングギヤ。
  7. 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記始動用モータから前記内燃機関の回転出力軸までの回転力伝達経路にワンウェイクラッチを配置することで、前記内燃機関の回転出力軸とは、前記始動用モータ側からの一方向での回転力伝達がなされるように連動していることを特徴とする内燃機関始動用リングギヤ。
  8. 内燃機関の回転出力軸に連結されたアウターレース部材と、
    請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関始動用リングギヤであって一部が前記アウターレース部材に対向するリングギヤと、
    前記アウターレース部材と前記リングギヤとの対向部分に配置されて前記リングギヤから前記アウターレース部材への前記始動用モータによる1方向の回転力を伝達し逆方向の回転力は伝達を阻止するワンウェイクラッチと、
    を備えたことを特徴とする内燃機関始動回転力伝達機構。
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