JP2001153010A - エンジンの始動装置 - Google Patents

エンジンの始動装置

Info

Publication number
JP2001153010A
JP2001153010A JP33503599A JP33503599A JP2001153010A JP 2001153010 A JP2001153010 A JP 2001153010A JP 33503599 A JP33503599 A JP 33503599A JP 33503599 A JP33503599 A JP 33503599A JP 2001153010 A JP2001153010 A JP 2001153010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
engine
driven
way clutch
crankshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33503599A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Tanaka
正志 田中
Mikihiro Takano
幹広 高野
Takashi Aoki
青木  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP33503599A priority Critical patent/JP2001153010A/ja
Publication of JP2001153010A publication Critical patent/JP2001153010A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドルストップシステムを搭載した車両に
も適用可能で、耐久性が高く、小型軽量、低騒音で安価
に製造できるエンジンの始動装置を提供するものであ
る。 【解決手段】 駆動側プーリ9によりベルト10を介し
てエンジン1を駆動するエンジンの始動装置において、
クランク軸2とこれに直結された被駆動軸側プーリ7と
の間に一方向クラッチ6を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの始動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように従来からエンジンを始動さ
せるためにバッテリにより駆動するエンジン始動用スタ
ータが知られている。このスタータの中には、特開平8
−319923号公報に記載されているように、スター
タ内部の1ウェイクラッチの空転トルクを小さくして、
リングギヤとピニオンギヤのバックラッシュの解消を速
めモータの空走時間を減らしスタータモータとリングギ
ヤの相対回転差をなくして歯面が衝突する際の衝撃、騒
音を減らすようにしたものがある。
【0003】また、特開平8−14145号公報に記載
されているように、クランク軸にクラッチを介してプー
リを備え、このクラッチによりプーリの回転、停止を制
御するものがある。さらに、特開平8−193531号
公報に記載されているように、エンジンのクランク軸に
モータを連結して、静かにエンジンを始動するようにし
たものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エンジン始動時に発生
する騒音の一つにエンジン被駆動軸であるクランク軸を
駆動するための歯車対に起因するものがある。この騒音
対策としてはクランク軸をベルト、チェーンを用いてエ
ンジンを駆動すると低騒音でエンジンを始動させること
ができるメリットがある。
【0005】しかしながら、エンジン始動後に上記ベル
トやチェーンを駆動するプーリやスプロケットが常時回
転していると、これらプーリ、スプロケット、ベルト、
チェーン等の寿命に影響を及ぼし、さらにベルト、チェ
ーンによる騒音が発生してしまう問題がある。これに対
して電磁クラッチを用いてクランク軸側のプーリの回転
停止制御を行なうことも考えられるが、大幅なコストア
ップにつながると共に軸方向における寸法アップが避け
られず、また車体重量の増加を招いてしまうという問題
がある。
【0006】また、近年燃費向上を図るために、通常は
スタータで始動するが車両停止中に所定の条件を満たし
た場合にエンジンを停止すると共に条件に応じて自動的
に始動するアイドルストップシステムが徐々に採用され
るようになってきている。このようなアイドルストップ
システムに対して、従来のピニオンギヤ飛び込み式の始
動装置をそのまま採用すると、耐久性、騒音の点で問題
があるため、上述したエンジンのクランク軸を直接駆動
するものが検討されているが、大出力のモータや高電圧
電源が必要となり車体重量の増加、搭載自由度の低下、
及び大幅なコストアップにつながるという問題がある。
そこで、この発明は、アイドルストップシステムを搭載
した車両にも適用可能で、耐久性に優れ、小型軽量、低
騒音で安価に製造できるエンジンの始動装置を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、駆動側プーリ(例え
ば、実施形態における駆動側プーリ9)または駆動側ス
プロケットによりベルト(例えば、実施形態におけるベ
ルト10)またはチェーンを介してエンジン(例えば、
実施形態におけるエンジン1)を駆動するエンジンの始
動装置において、クランク軸(例えば、実施形態におけ
るクランク軸2)とこれに直結された被駆動側プーリ
(例えば、実施形態における被駆動側プーリ7)または
被駆動側スプロケットとの間に、駆動側プーリあるいは
駆動側スプロケットから被駆動側プーリあるいは被駆動
側スプロケットのみへの駆動力の伝達を許容する一方向
クラッチ(例えば、実施形態における一方向クラッチ
6)を設けたことを特徴とする。このように構成するこ
とで、エンジン始動時において駆動側プーリまたは駆動
側スプロケットによりベルトまたはチェーンを介して被
駆動側プーリまたは被駆動側スプロケットによりエンジ
ンを駆動させ、エンジン始動後は一方向クラッチによ
り、被駆動軸プーリまたは被駆動軸スプロケットが回転
しないため、ベルトやチェーンは回動しない。
【0008】請求項2に記載した発明は、前記駆動側プ
ーリまたは駆動側スプロケットと、始動用モータ(例え
ば、実施形態における始動用モータ8)の出力軸(例え
ば、実施形態における出力軸8A)との間に一方向クラ
ッチ(例えば、実施形態における一方向クラッチ12)
を設けたことを特徴とする。このように構成すること
で、被駆動軸側に設けた一方向クラッチが破損して機能
を失ってもエンジン始動後に、エンジンにより駆動され
始動用モータが回転することはない。
【0009】請求項3に記載した発明は、前記被駆動側
プーリまたは被駆動側スプロケットとクランク軸との間
に設けられた一方向クラッチと、駆動側プーリまたは駆
動側スプロケットと始動用モータの出力軸の間に設けら
れた一方向クラッチとのいずれか一方を、ウェッジロー
ラ減速機(例えば、実施形態におけるウェッジローラ減
速機13)とすること特徴とする。このように構成する
ことで、エンジン始動時において駆動側プーリまたは駆
動側スプロケットによりベルトまたはチェーンを介して
被駆動側プーリまたは被駆動側スプロケットによりエン
ジンを駆動させ、エンジン始動後は一方向クラッチによ
り被駆動軸プーリまたは被駆動軸スプロケットが回転し
ないため、ベルトやチェーンは回動せず、被駆動軸側に
設けた一方向クラッチが破損して機能を失ってもエンジ
ン始動後にエンジンにより駆動され始動用モータが回転
することはなく、さらに始動用モータとクランク軸間の
減速比を大きく確保できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1、図2に示すのはこの発明の第1
実施形態である。図2に示すようにエンジン1のクラン
ク軸2には補機用プーリ3がボルト4により取付けられ
ている。この補機用プーリ3の軸部5の外周には一方向
クラッチ6を介して被駆動側プーリ7が取付けられてい
る。尚、上記一方向クラッチ6はエンジン1のクランク
軸2に対して正転方向には動力を伝達し、クランク軸2
に対して相対的に逆転する方向では動力を伝達しないも
のである。一方、図1において8は始動用モータを示
し、始動用モータ8の駆動側プーリ9はベルト10を介
して前記被駆動側プーリ7に連係されている。
【0011】したがって、始動用モータ8を駆動する
と、駆動側プーリ9、ベルト10、被駆動側プーリ7、
一方向クラッチ6を経て補機用プーリ3に動力が伝達さ
れ、これによって回動するクランク軸2によりエンジン
1を始動することができる。そして、エンジン1の始動
後はクランク軸2が回転しても上記一方向クラッチ6に
よりクランク軸2に対して被駆動軸側プーリ7は空転す
ることとなるため、該被駆動軸側プーリ7及びベルト1
0は回転しない。
【0012】したがって、被駆動軸側プーリ7やベルト
10等から騒音は発生せず、静粛性を維持することがで
きる。その結果、被駆動軸側プーリ7やベルト10等の
部品の耐久性を高めることができる。また、上述したよ
うに静粛性を確保することができ、被駆動軸側プーリ7
やベルト10の耐久性が高まるため、アイドルストップ
機能を有する車両に適用しても、運転者に不快感を与え
るようなことはなく、頻繁に駆動停止を繰り返す使用に
も問題なく機能する。
【0013】次に、図3に基づいてこの発明の第2実施
形態を前記第1実施形態と同一部分には同一符号を付し
て説明する。尚、前記実施形態における図2はこの実施
形態(以下の実施形態も同様)でも共通であるので、こ
れを援用して説明する。図2、図3においてエンジン1
のクランク軸2には補機用プーリ3が取付けられ、この
補機用プーリ3の外周には一方向クラッチ6を介して被
駆動側プーリ7が取付けられ、始動用モータ8の駆動側
プーリ9はベルト10を介して前記被駆動側プーリ7に
連係されている点等の基本的構成は前記実施形態と同様
である。ここで、始動用モータ8の出力軸8Aと駆動側
プーリ9との間には減速機11が設けられている。
【0014】したがって、始動用モータ8を駆動する
と、減速機11、駆動側プーリ9、ベルト10、被駆動
側プーリ7、一方向クラッチ6を経て補機用プーリ3に
動力が伝達され、これによって回動するクランク軸2に
よりエンジン1を始動することができる。そして、エン
ジン1の始動後はクランク軸2が回転しても上記一方向
クラッチ6によりクランク軸2に対して被駆動軸側プー
リ7は空転することとなるため、該被駆動軸側プーリ7
及びベルト10は回転しない。したがって、被駆動軸側
プーリ7やベルト10等から騒音は発生せず、静粛性を
維持することができる。その結果、被駆動軸側プーリ7
やベルト10等の部品の耐久性を高めることができる。
【0015】また、上述したように静粛性を確保するこ
とができ、被駆動軸側プーリ7やベルト10の耐久性が
高まるため、アイドルストップ機能を有する車両に適用
しても、運転者に不快感を与えるようなことはなく、頻
繁に駆動停止を繰り返す使用にも問題なく機能する。と
りわけ、この実施形態においては、始動用モータ8の出
力軸8Aと駆動側プーリ9との間に減速機11が設けら
れているため、始動用モータ8とクランク軸2との間の
減速比を大きく確保することができるため、始動用モー
タ8を小型化できるメリットがある。したがって、配置
スペースの制約が大きいエンジンルーム内の設置自由度
を高めることができる。
【0016】次に、図4に基づいてこの発明の第3実施
形態を図2を援用して説明する。図2、図4においてエ
ンジン1のクランク軸2には補機用プーリ3が取付けら
れ、この補機用プーリ3の外周には一方向クラッチ6を
介して被駆動側プーリ7が取付けられ、始動用モータ8
の駆動側プーリ9はベルト10を介して前記被駆動側プ
ーリ7に連係されている点等の基本的構成は前記第1実
施形態と同様である。ここで、始動用モータ8の出力軸
8Aと駆動側プーリ9との間には一方向クラッチ12が
設けられている。すなわち、この実施形態には2つの一
方向クラッチ6,12が設けられているものである。
【0017】したがって、始動用モータ8を駆動する
と、一方向クラッチ12、駆動側プーリ9、ベルト1
0、被駆動側プーリ7、一方向クラッチ6を経て補機用
プーリ3に動力が伝達され、これによって回動するクラ
ンク軸2によりエンジン1を始動することができる。そ
して、エンジン1の始動後はクランク軸2が回転しても
上記一方向クラッチ6によりクランク軸2に対して被駆
動軸側プーリ7は空転することとなるため、該被駆動軸
側プーリ7及びベルト10は回転しない。したがって、
被駆動軸側プーリ7やベルト10等から騒音は発生せ
ず、静粛性を維持することができる。その結果、被駆動
軸側プーリ7やベルト10等の部品の耐久性を高めるこ
とができる。
【0018】また、上述したように静粛性を確保するこ
とができ、被駆動軸側プーリ7やベルト10の耐久性が
高まるため、アイドルストップ機能を有する車両に適用
しても、運転者に不快感を与えるようなことはなく、頻
繁に駆動停止を繰り返す使用にも問題なく機能する。と
りわけ、この実施形態においては、始動用モータ8と駆
動側プーリ9との間に一方向クラッチ12が設けられて
いるため、前記クランク軸2側の一方向クラッチ6が何
らかの原因で機能しなくなった場合は、一方向クラッチ
12により駆動側プーリ9の回転が始動用モータ8には
伝達されず、エンジン1からの動力により始動用モータ
8の寿命を縮めることはない。
【0019】次に、図5に基づいてこの発明の第4実施
形態を図2を援用して説明する。図2、図5においてエ
ンジン1のクランク軸2には補機用プーリ3が取付けら
れ、この補機用プーリ3の外周には一方向クラッチ6を
介して被駆動側プーリ7が取付けられ、始動用モータ8
の駆動側プーリ9はベルト10を介して前記被駆動側プ
ーリ7に連係されている点等の基本的構成は前記第1実
施形態と同様である。ここで、始動用モータ8の出力軸
8Aと駆動側プーリ9との間には一方向クラッチ12が
設けられると共に減速機11が設けられている。
【0020】したがって、始動用モータ8を駆動する
と、減速機11、一方向クラッチ12、駆動側プーリ
9、ベルト10、被駆動側プーリ7、一方向クラッチ6
を経て補機用プーリ3に動力が伝達され、これによって
回動するクランク軸2によりエンジン1を始動すること
ができる。そして、エンジン1の始動後はクランク軸2
が回転しても上記一方向クラッチ6によりクランク軸2
に対して被駆動軸側プーリ7は空転することとなるた
め、該被駆動軸側プーリ7及びベルト10は回転しな
い。したがって、被駆動軸側プーリ7やベルト10等か
ら騒音は発生せず、静粛性を維持することができる。そ
の結果、被駆動軸側プーリ7やベルト10等の部品の耐
久性を高めることができる。
【0021】また、上述したように静粛性を確保するこ
とができ、被駆動軸側プーリ7やベルト10の耐久性が
高まるため、アイドルストップ機能を有する車両に適用
しても、運転者に不快感を与えるようなことはなく、頻
繁に駆動停止を繰り返す使用にも問題なく機能する。と
りわけ、この実施形態においては、始動用モータ8と駆
動側プーリ9との間に一方向クラッチ12が設けられて
いるため、前記クランク軸2側の一方向クラッチ6が何
らかの原因で機能しなくなった場合は、一方向クラッチ
12により駆動側プーリ9の回転が始動用モータ8には
伝達されず、エンジン1からの動力により始動用モータ
8の寿命を縮めることはない。
【0022】さらに、この実施形態においては、始動用
モータ8と駆動側プーリ9との間に減速機11が設けら
れているため、始動用モータ8とクランク軸2との間の
減速比を大きく確保することができるため、始動用モー
タ8を小型化できるメリットがある。したがって、配置
スペースの制約が大きいエンジンルーム内の設置自由度
を高めることができる。
【0023】次に、図6に基づいてこの発明の第5実施
形態を図2を援用して説明する。図2、図6においてエ
ンジン1のクランク軸2には補機用プーリ3が取付けら
れ、この補機用プーリ3の外周には一方向クラッチ6を
介して被駆動側プーリ7が取付けられ、始動用モータ8
の駆動側プーリ9はベルト10を介して前記被駆動側プ
ーリ7に連係されている点等の基本的構成は前記実施形
態と同様である。
【0024】ここで、始動用モータ8の出力軸8Aと駆
動側プーリ9との間にはウエッジローラ減速機13が設
けられている。つまり、第4実施形態において一方向ク
ラッチ12に換えてウエッジローラ減速機13を設けた
ものである。このウエッジローラ減速機13は例えば特
開平10−311398号公報に示されるような周知の
減速機であって、始動用モータ8の軸に取付けられた中
心ローラと、この中心ローラの周囲に配置された3つの
中間ローラと中間ローラの周囲に配設された外輪ローラ
とで構成されたものである。
【0025】したがって、始動用モータ8を駆動する
と、ウエッジローラ減速機13、駆動側プーリ9、ベル
ト10、被駆動側プーリ7、一方向クラッチ6を経て補
機用プーリ3に動力が伝達され、これによって回動する
クランク軸2によりエンジン1を始動することができ
る。そして、エンジン1の始動後はクランク軸2が回転
しても上記一方向クラッチ6によりクランク軸2に対し
て被駆動軸側プーリ7は空転することとなるため、該被
駆動軸側プーリ7及びベルト10は回転しない。したが
って、被駆動軸側プーリ7やベルト10等から騒音は発
生せず、静粛性を維持することができる。その結果、被
駆動軸側プーリ7やベルト10等の部品の耐久性を高め
ることができる。
【0026】また、上述したように静粛性を確保するこ
とができ、被駆動軸側プーリ7やベルト10の耐久性が
高まるため、アイドルストップ機能を有する車両に適用
しても、運転者に不快感を与えるようなことはなく、頻
繁に駆動停止を繰り返す使用にも問題なく機能する。と
りわけ、この実施形態においては、始動用モータ8の出
力軸8Aと駆動側プーリ9との間にウエッジローラ減速
機13が設けられているため、始動用モータ8とクラン
ク軸2との間の減速比を大きく確保することができ、始
動用モータ8を小型化できるメリットがある。
【0027】したがって、配置スペースの制約が大きい
エンジンルーム内の設置自由度を高めることができる。
また、ウエッジローラ減速機13の特色である潤滑油の
せん断力を利用したトラクションドライブによるスムー
ズな減速が可能となるため、静粛性を更に高めることが
できる。そして、ウエッジローラ減速機13のもつ一方
向クラッチとしての機能により一方向クラッチを別途設
ける必要がなくなるメリットもある。
【0028】尚、この発明は上記実施形態に限られるも
のではなく、例えば、プーリとベルトにより動力を伝達
する場合を例にして説明したが、プーリに換えてスプロ
ケットを、ベルトに替えてチェーンを用いた場合にも適
用することができる。また、始動用モータの一方向クラ
ッチに換えてウエッジローラ減速機を設けた場合につい
て説明したが、エンジンのクランク軸側の一方向側クラ
ッチに換えてウエッジローラ減速機を設けるようにして
も良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、エンジン始動時において駆動側プ
ーリまたは駆動側スプロケットによりベルトまたはチェ
ーンを介して被駆動側プーリまたは被駆動側スプロケッ
トによりエンジンを静粛に駆動させ、エンジン始動後は
一方向クラッチにより、被駆動軸プーリまたは被駆動軸
スプロケットが回転しないため、ベルトやチェーンは回
動せず、占有スペースが少なく、ベルトやチェーンの寿
命を延ばし、コストダウンを図ることができる効果があ
る。また、ピニオンギヤ飛び込み式に比較して耐久性に
優れ、静粛性を向上できる効果がある。
【0030】請求項2に記載した発明によれば、上記効
果に加え、被駆動軸側に設けた一方向クラッチが破損し
て機能を失ってもエンジン始動後にエンジンにより駆動
され始動用モータが回転することはないため、モータの
寿命に悪影響を与えることはないという効果がある。
【0031】請求項3に記載した発明によれば、上記各
効果に加え、始動用モータとクランク軸間の減速比を大
きく確保できるため、始動用モータを小型化することが
できるという効果がある。また、一方向クラッチと減速
機の機能を兼ね備えているウエッジローラを用いること
により、軽量化、コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の構成図である。
【図2】 この発明の第1実施形態の要部断面図であ
る。
【図3】 この発明の第2実施形態の構成図である。
【図4】 この発明の第3実施形態の構成図である。
【図5】 この発明の第4実施形態の構成図である。
【図6】 この発明の第5実施形態の構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クランク軸 6、12 一方向クラッチ 7 被駆動軸側プーリ 8 始動用モータ 8A 出力軸 9 駆動側プーリ 10 ベルト 13 ウエッジローラ減速機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側プーリまたは駆動側スプロケット
    によりベルトまたはチェーンを介してエンジンを駆動す
    るエンジンの始動装置において、クランク軸とこれに直
    結された被駆動側プーリまたは被駆動側スプロケットと
    の間に、駆動側プーリあるいは駆動側スプロケットから
    被駆動側プーリあるいは被駆動側スプロケットのみへの
    駆動力の伝達を許容する一方向クラッチを設けたことを
    特徴とするエンジンの始動装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動側プーリまたは駆動側スプロケ
    ットと、始動用モータの出力軸との間に一方向クラッチ
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの
    始動装置。
  3. 【請求項3】 前記被駆動側プーリまたは被駆動側スプ
    ロケットとクランク軸との間に設けられた一方向クラッ
    チと、駆動側プーリまたは駆動側スプロケットと始動用
    モータの出力軸の間に設けられた一方向クラッチとのい
    ずれか一方を、ウェッジローラ減速機とすることを特徴
    とする請求項2に記載のエンジンの始動装置。
JP33503599A 1999-11-25 1999-11-25 エンジンの始動装置 Withdrawn JP2001153010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33503599A JP2001153010A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 エンジンの始動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33503599A JP2001153010A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 エンジンの始動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001153010A true JP2001153010A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18284022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33503599A Withdrawn JP2001153010A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 エンジンの始動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001153010A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2881479A1 (fr) 2005-02-02 2006-08-04 Valeo Equip Electr Moteur Dispositif de commande d'un demarreur de moteur thermique, notamment de vehicule automobile et demarreur comportant un tel dispositif
WO2006061180A3 (de) * 2004-12-07 2006-11-02 Schaeffler Kg Zugmitteltrieb für ein nebenaggregat eines verbrennungsmotors
US7370741B2 (en) * 2002-01-21 2008-05-13 Nsk Ltd. Engine start roller clutch-housed type rotation transmission device
WO2010081499A2 (de) 2009-01-13 2010-07-22 Voith Patent Gmbh Freistrahlturbine
DE102010005423A1 (de) 2010-01-22 2011-09-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Riemenscheibenanordnung zum Anbringen an der Kurbelwelle
DE102010026859A1 (de) 2010-07-12 2012-01-12 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Drehübertragungsvorrichtung
CN103939253A (zh) * 2014-05-05 2014-07-23 苏玉琴 一种皮带启动装置
CN104989575A (zh) * 2015-06-15 2015-10-21 苏细调 一种皮带启动装置
KR101795407B1 (ko) * 2016-04-27 2017-11-08 현대자동차 주식회사 하이브리드 자동차의 엔진 시동장치
KR20180134472A (ko) * 2017-06-09 2018-12-19 현대자동차주식회사 하이브리드 자동차의 엔진 시동장치

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7370741B2 (en) * 2002-01-21 2008-05-13 Nsk Ltd. Engine start roller clutch-housed type rotation transmission device
WO2006061180A3 (de) * 2004-12-07 2006-11-02 Schaeffler Kg Zugmitteltrieb für ein nebenaggregat eines verbrennungsmotors
FR2881479A1 (fr) 2005-02-02 2006-08-04 Valeo Equip Electr Moteur Dispositif de commande d'un demarreur de moteur thermique, notamment de vehicule automobile et demarreur comportant un tel dispositif
WO2010081499A2 (de) 2009-01-13 2010-07-22 Voith Patent Gmbh Freistrahlturbine
DE102010005423A1 (de) 2010-01-22 2011-09-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Riemenscheibenanordnung zum Anbringen an der Kurbelwelle
DE102010005423B4 (de) * 2010-01-22 2015-10-15 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Riemenscheibenanordnung zum Anbringen an der Kurbelwelle
WO2012007207A1 (de) 2010-07-12 2012-01-19 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Drehübertragungsvorrichtung
DE102010026859A1 (de) 2010-07-12 2012-01-12 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Drehübertragungsvorrichtung
CN103939253A (zh) * 2014-05-05 2014-07-23 苏玉琴 一种皮带启动装置
CN104989575A (zh) * 2015-06-15 2015-10-21 苏细调 一种皮带启动装置
KR101795407B1 (ko) * 2016-04-27 2017-11-08 현대자동차 주식회사 하이브리드 자동차의 엔진 시동장치
KR20180134472A (ko) * 2017-06-09 2018-12-19 현대자동차주식회사 하이브리드 자동차의 엔진 시동장치
KR102440591B1 (ko) 2017-06-09 2022-09-05 현대자동차 주식회사 하이브리드 자동차의 엔진 시동장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2335839C2 (ru) Двухскоростная передача и ременная приводная система
US8166945B2 (en) Starter and accessory drive system and method for hybrid drive vehicles
US6397808B1 (en) Engine starter having traction-drive type reduction gear and torque transmitting device for linking the reduction gear and driven shaft of engine
US9004034B2 (en) Reducing gear and starter device of an internal combustion engine
KR100692135B1 (ko) 하이브리드 차량의 동력 전달 장치
US20090101465A1 (en) Breakaway Clutch For Controllable Speed Accessory Drive System
JP2009500571A (ja) ロック機構を有するオーバーランニング・デカップラー
EP1321646B1 (en) Internal combustion engine
US7370619B2 (en) Starter system for internal combustion engine
US9175659B2 (en) Drive train of a motor vehicle having an internal combustion engine and a starter generator
JP2001153010A (ja) エンジンの始動装置
EP1321645B1 (en) Internal combustion engine
JP2003322074A (ja) スタータ
JP2003343403A (ja) 車両用駆動装置
JP2003090361A (ja) 補機駆動装置
JP2004168208A (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
KR20090040543A (ko) 하이브리드 차량의 백래쉬 방지 장치
JP4206675B2 (ja) 車両用伝動装置
JP4030444B2 (ja) 車両用内燃機関制御システム
JP2001213180A (ja) 内燃機関の補機配設構造
JP2002213332A (ja) 始動電動機の遊星歯車装置
JP4080860B2 (ja) エンジンの起動装置
WO1996008642A1 (fr) Dispositif d'entrainement d'un alternateur de moteur, et alternateur destine a des elements de moteur
JPS63259123A (ja) エンジンの補機駆動装置
JPS6120744B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070206