JP4608336B2 - 救命胴衣 - Google Patents

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Description

本発明は救命胴衣、更に詳細には水中に入ると自動的に膨張する形式の救命胴衣であって、前記膨張を迅速に行える救命胴衣に関する。
救命胴衣は、たとえば図1に示すように、膨張気体が注入されて膨張可能な救命胴衣本体(図示せず)とこの救命胴衣本体を折り畳んで収納する包装用外被1を備えており、包装用外被1内に収納されたボンベ2により、前記救命胴衣本体を膨張させるようになっている。このような救命胴衣のうち、前記ボンベ2の作動装置部21が水に触れることにより、前記ボンベが開状態になり、着水すると自動的に救命胴衣本体が膨張する形式の救命胴衣が知られている。
このようなボンベ2は、たとえば図1に示すようなチョッキ式の救命胴衣の場合、作業上の邪魔にならないように胸部分に設けるのが一般的である。
このような救命胴衣においては、着水すると包装用外被1に内に水が浸入し、ボンベ2に達し、作動装置部21を作動させ、救命胴衣本体を膨張させることになる。この際、水は、通常下方部分(装着者の腰の部分)から浸入し、上部方向(肩部分方向)に上昇し、胸部分に設けられたボンベ2に到るが(図1の矢印参照)、このとき包装用外被1内の空気は、これに伴って上昇し、肩部分に滞留することになり、水の浸入を干渉することになる。したがって、速やかにボンベ2に水が到達せず、ボンベ2の作動装置部21が作動するまで時間を要するという欠点があった。
本発明は、上述の課題を解決することを目的とするものであり、着水したときに短時間でボンベが作動し、直ちに救命具本体が膨張する救命胴衣を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明による救命胴衣は、水に接触すると作動するボンベと、前記ボンベによって膨張可能な救命胴衣本体と、前記ボンベおよび前記救命胴衣本体を収納するための包装用外被とを備えた救命胴衣において、前記包装用外被の上部に空気抜きスリット設けられており、前記空気抜きスリットは上部布が下部布上に重ね合わされ、その一部が縫製されることにより構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、着水し、水が包装用外被の下部より浸入し、上昇してきたとき、これにともない上昇する包装用外被内の空気は、包装用外被内に滞留することなく速やかに、上部に設けられた空気抜きスリットより漏洩する。このため短時間で水はボンベに達し、救命胴衣本体を迅速に膨張させることができる。すなわち短時間で浮力が得られるという利点を生じる。
図1は本発明による一実施形態の正面図であるが、この図より明らかなようにチョッキ状の包装用外被1は、2つの前身頃11とこれらの前身頃11を接続する後身頃12とを有し、前記前身頃11,11’の端部にはファスナー3が設けられており、通常のチョッキのように装着可能になっている。救命胴衣本体は前記前身頃11から後身頃12を介し他方の前身頃11’にかけて折り畳まれて収納されている。
この実施態様において、ボンベ2は包装用外被1の一方の前身頃11の胸部付近に設けられている。そして、本発明においては、前記包装用外被1の同様に胸部付近に空気抜きスリット4が設けられている。この実施形態においては、前記空気抜きスリット4は、前記前身頃11,11’の両側に設けられており、着水した後、水が包装用外被1内を上昇したときに、この包装用外被1内の空気が速やかにこの空気抜きスリット4,4’より漏洩可能になっている。
このような空気抜きスリット4,4’は、空気を漏洩させることにより水の浸入を容易にするためのものであるため、前記ボンベの作動装置部21の上部(水の浸入方向に対し上流)に設けるのが好ましいことは明らかである。
このように包装用外被1内の空気が速やかに漏洩可能にすることにより、水は迅速にボンベ2に達し、作動装置部21を作動させて、膨張気体を速やかに救命胴衣本体に注入することが可能になる。
図2および図3に示すように、前記包装用外被1の前身頃11は、肩部分より胸部分までを構成する上部布111とこの上部布111に接続し腰部分までを構成する下部布112とよりなっている。そして上部布111は下部布112上に一部重ね合わされ、かつ両端部のみで縫製固定されている。このため、上部布111の中央部111Cは縫製されずフリーの状態になっており、下部布112の端部Sと上部布112の間に空気抜きスリット4が構成される。
このように上部布111を下部布上112に一部重ね合わせて空気抜きスリット4を構成したため、雨が降った場合など空気抜きスリット4から水が浸入しようとする場合、上部布111が蓋の作用を行い、前記包装用外被1内に水の浸入を防ぎ、ボンベ2の誤作動を防止することができる。
このような上部布111および下部布112間の一部に面ファスナーを設けることもできる。しかしながら、前記面ファスナーは、上述のように一部のみであり、完全に両布111,112を閉塞するものであってはならない。同様にボタンによって上部布111および下部布112を止めることもできる。このように何らかの手段で、上部布111および下部布112間を一部分固定することによって、雨などによる水の浸入を、さらに防止することができる。
上記実施の形態では、両方の胸部分に空気抜きスリットを形成したが、一方であってもよく、また2以上であってもよい。
図4は、本発明による他の形態を示したものであり、首かけ式の救命胴衣を示している。このような救命胴衣の包装用外被1は、2つの下垂部分13,13’とこの下垂部分13,13’を接続する首部分14よりなっており、一般に首部分にボンベ2が備えられている。この場合、前述の図2および図3で示した様な構造、すなわち上部布131と下部布132を重ね合わせて一部縫製し、空気抜きスリット4、4’を構成したものを下垂部分13,13’に設けてもよく、図5に示すように首部分14の外側端部近傍に空気抜きスリット4を設けてもよい。
図5に示す実施形態において、この空気抜きスリット4も首部分14の内側方向の布141が蓋の作用を営むように外側方向の布142上に一部重ね合わせて、図2および図3のように構成するのが好ましい。この場合、空気抜きスリット4は水の流れ方向に対しボンベ2の下流に設けられているので、効率よく水をボンベ2に案内可能になる。
また、図4に示すように前記スリット4,4’を下垂部分13,13’に設けた首かけ式の救命胴衣において、図6に示すように、前記スリット4(4’)の近傍で、前記スリット4(4’)が水の進行方向の上流になるようにボンベ2を設けた構造を採用することもできる。
このような上部布131(内側方向の布141)および下部布132間の一部に面ファスナーを設けることもできる。しかしながら、前記面ファスナーは、上述のように一部のみであり、完全に両布131,132(内側方向の布141および外側方向の布142)を閉塞するものであってはならない。同様にボタンによって上部布131(内側方向の布141)および下部布132(外側方向の布142)を止めることもできる。
本発明によれば、着水し、水が包装用外被の下部より浸入し、上昇してきたとき、これにともない上昇する包装用外被内の空気は、包装用外被内に滞留することなく速やかに、上部に設けられた空気抜きスリットより漏洩する。このため短時間で水はボンベに達し、救命胴衣本体を迅速に膨張させることができる。すなわち短時間で浮力が得られるという利点を生じる。
本発明の一実施形態の正面図。 空気抜きスリットの構造を示す斜視図。 空気抜きスリットの構造を示す断面図。 他の実施形態の正面図。 の実施形態の裏面図。 他の実施形態を示す正面図。
符号の説明
1 包装用外被
11 前身頃
111 上部布
112 下部布
12 後身頃
13 下垂部分
14 首部分
141 内側方向布
142 外側方向布
2 ボンベ
21 作動装置部
3 ファスナー
4 空気抜きスリット

Claims (7)

  1. 水に接触すると作動するボンベと、前記ボンベによって膨張可能な救命胴衣本体と、前記ボンベおよび前記救命胴衣本体を収納するための包装用外被とを備えた救命胴衣において、前記包装用外被の上部に空気抜きスリット設けられており、前記空気抜きスリットは上部布が下部布上に重ね合わされ、その一部が縫製されることにより構成されている、ことを特徴とする救命胴衣。
  2. 前記包装用外被は2つの前身頃とこれらの前身頃を接続する後身頃を備えており、前記前身頃は前記上部布と前記下部布を接続して構成されていることを特徴とする請求項1記載の救命胴衣。
  3. 前記空気抜きスリットは、水の流れ方向に対し、水に接触したときにボンベを作動させるボンベの作動装置部の下流に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の救命胴衣。
  4. 水に接触すると作動するボンベと、前記ボンベによって膨張可能な救命胴衣本体と、前記ボンベおよび前記救命胴衣本体を収納するための包装用外被とを備えた救命胴衣において、前記包装用外被は、2つの下垂部分とこれらの下垂部分を接続する首部分を備え、前記下垂部分の上部布は下部布上に重ね合わされ、一部縫製することにより、空気抜きスリットが構成されていることを特徴とする救命胴衣。
  5. 水に接触すると作動するボンベと、前記ボンベによって膨張可能な救命胴衣本体と、前記ボンベおよび前記救命胴衣本体を収納するための包装用外被とを備えた救命胴衣において、前記包装用外被は、2つの下垂部分とこれらの下垂部分を接続する首部分を備え、前記首部分の内側方向の布が蓋の作用を営むように外側方向の布上に一部重ね合わせて、一部縫製することにより、空気抜きスリットが構成されていることを特徴とする救命胴衣。
  6. 前記上部布および下部布の一部に面ファスナーあるいはボタンを設けたことを特徴とする請求項2または4記載の救命胴衣。
  7. 前記内側方向の布および外側方向の布の一部に面ファスナーあるいはボタンを設けたことを特徴とする請求項5記載の救命胴衣。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0580995U (ja) * 1992-04-04 1993-11-02 社団法人日本埋立浚渫協会 作業用救命衣
JPH11105786A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Fujikura Kousou Kk 救命具
JP2004168157A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 自動膨脹救命胴衣
JP2004244009A (ja) * 2003-01-22 2004-09-02 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 常時着用型救命胴衣

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