JP4605000B2 - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗員の膝を保護する膝保護用エアバッグ装置に関する。
膝保護用エアバッグ装置としては、グローブボックスの下方のインストルメントパネル内にエアバッグが収納されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグがグローブボックスの下方からグローブドア(グローブボックスの乗員側外壁)の乗員側に膨張展開されてグローブドアを覆う構成である。
このため、乗員の膝の高さ位置に配置されたグローブドアをエアバッグが覆うまでに時間がかかり、エアバッグが乗員の膝を早期に拘束できない(乗員の車両前側への移動を早期に抑制できない)可能性がある。
さらにこのため、エアバッグの容量が大きくなると共に、インフレータが大型になって、高コストになる。
また、膝保護用エアバッグ装置としては、グローブボックス外周の全部又は一部のインストルメントパネル内にエアバッグ(ニーエアバッグ)が収納されたものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグがグローブボックスの外周からグローブボックスの乗員側に膨張展開されてグローブボックスを跨ぐ状態で覆う構成である。
このため、依然として、乗員の膝の高さ位置に配置されたグローブボックスをエアバッグが覆うまでに時間がかかり、エアバッグが乗員の膝を早期に拘束できない(乗員の車両前側への移動を早期に抑制できない)可能性がある。
さらにこのため、依然として、エアバッグの容量が大きくなると共に、インフレータが大型になって、高コストになる。
特開2002−347563公報 特開平11−115675号公報
本発明は、上記事実を考慮し、乗員の膝を早期に拘束できる膝保護用エアバッグ装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の膝保護用エアバッグ装置は、車両のグラブボックスの乗員側外壁を構成するドアと、乗員の膝を拘束し保護可能にする膝保護用エアバッグと、前記エアバッグ内に前記ドア側へ向けて噴出される膨張用ガスを供給するインフレータと、を有する膝保護用エアバッグ装置において、前記エアバッグは前記グラブボックスのドア内側に収納されており、前記ドアの上部に設けられ、破断されることで前記エアバッグが前記ドアの乗員側へ膨張される破断部を備えると共に、前記エアバッグ内に前記膨張用ガスが前記破断部の上下方向中央部へ向けて噴出される、ことを特徴としている。
請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置は、請求項1に記載の膝保護用エアバッグ装置において、乗員が着座するシートクッションの上面の最高高さ位置に比し高い位置に前記エアバッグを配置した、ことを特徴としている。
請求項3に記載の膝保護用エアバッグ装置は、請求項1又は請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置において、前記グラブボックスのドア内側に設けられ、膨張される前記エアバッグを支持する支持部材を備えた、ことを特徴としている。
請求項4に記載の膝保護用エアバッグ装置は、請求項1又は請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置において、前記グラブボックスのドア内側に設けられ、膨張される前記エアバッグを支持する支持部材を備え、前記支持部材には車両前側に凹んだ断面半円状の挿入凹部が形成されており、前記挿入凹部内に略円柱状の前記インフレータが挿入された状態で固定されている、ことを特徴としている。
請求項5に記載の膝保護用エアバッグ装置は、請求項1又は請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置において、前記グラブボックスのドア内側に設けられると共に、前記エアバッグの反乗員側に配置され、膨張される前記エアバッグを支持する支持部材を備え、前記破断部は前記エアバッグの乗員側に配置された、ことを特徴としている。
請求項6に記載の膝保護用エアバッグ装置は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の膝保護用エアバッグ装置において、前記インフレータを前記グラブボックスのドア内側に収納した、ことを特徴としている。
請求項7に記載の膝保護用エアバッグ装置は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の膝保護用エアバッグ装置において、前記エアバッグ内への前記膨張用ガスの噴出位置と、前記エアバッグの上下方向中央部と、前記破断部の上下方向中央部と、の上下方向位置を一致させた、ことを特徴としている。
請求項8に記載の膝保護用エアバッグ装置は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の膝保護用エアバッグ装置において、前記ドアの上下方向中央より上側のみにおいて前記破断部内側に設けられ、前記破断部が破断されて回動されることで前記エアバッグが前記ドアの乗員側へ膨張される開放扉を備えた、ことを特徴としている。
請求項1に記載の膝保護用エアバッグ装置では、インフレータがエアバッグ内に膨張用ガスを供給することで、エアバッグが乗員の膝を拘束し(乗員の移動を抑制し)保護可能にされている。
ここで、グラブボックスの乗員側外壁を構成するドアの内側にエアバッグが収納されている。このため、一般に乗員の膝の高さ位置に配置されるグラブボックスのドアをエアバッグが早期に覆うことができ、エアバッグが乗員の膝を早期に拘束して保護することができる。
また、一般に、エアバッグが乗員の移動を抑制するためには、エアバッグは、乗員の膝を拘束すれば足り、乗員のすねを拘束する必要は必ずしもない。このため、上述の如くグラブボックスのドア内側にエアバッグが収納されることで、エアバッグの容量を低減することができると共に、インフレータを小型化することができて、コストを削減することができる。
さらに、ドアに設けられた破断部が破断されることで、エアバッグがドアの乗員側へ膨張される。このため、エアバッグがドアの乗員側へ容易に膨張することができる。
請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置では、乗員が着座するシートクッションの上面の最高高さ位置に比し高い位置にエアバッグが配置されている。
ここで、一般に、シートクッションの上面の最高高さ位置に比し高い位置に乗員の膝が配置される。このため、エアバッグが乗員の膝を良好に早期に拘束して保護することができ、かつ、エアバッグの容量を良好に低減することができると共に、インフレータを良好に小型化することができて、コストを良好に削減することができる。
請求項3に記載の膝保護用エアバッグ装置では、グラブボックスのドア内側に設けられた支持部材が、膨張されるエアバッグを支持する。このため、エアバッグが支持部材から反力を受けて膨張することができる。
請求項5に記載の膝保護用エアバッグ装置では、グラブボックスのドア内側に設けられた支持部材が膨張されるエアバッグを支持すると共に、ドアに設けられた破断部が破断されることでエアバッグがドアの乗員側へ膨張される。
ここで、支持部材がエアバッグの反乗員側に配置されると共に、破断部がエアバッグの乗員側に配置されている。このため、エアバッグが支持部材から乗員側への反力を受けつつ膨張されるのみならず、乗員側への反力を受けるエアバッグが乗員側の破断部を効率よく押圧して破断させる。これにより、エアバッグが乗員の膝を良好に早期に拘束して保護することができ、かつ、エアバッグの容量を良好に低減することができると共に、インフレータを良好に小型化することができて、コストを良好に削減することができる。
請求項6に記載の膝保護用エアバッグ装置では、インフレータがグラブボックスのドア内側に収納されている。このため、インフレータがエアバッグ内に膨張用ガスを容易に供給することができる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る膝保護用エアバッグ装置10が適用されて構成された車両前部構造12が車両左方から見た断面図にて示されており、図2には、膝保護用エアバッグ装置10が車両上斜め後方から見た分解斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態における車両前部構造12では、車室14の車両前側部に、車両右側部分又は車両左側部分において、シートとしての助手席16が設けられており、助手席16は、略水平に配置されたシートクッション16Aと、略垂直に配置されたシートバック(図示省略)と、を有して、乗員18が着座可能にされている。
車室14の車両前側端には、インストルメントパネル20が設けられており、助手席16に車両前後方向において対向するインストルメントパネル20の車両右側部分又は車両左側部分には、矩形状の開口22が貫通形成されている。
インストルメントパネル20の開口22には、グラブボックス24が設けられており、グラブボックス24は、車両後側の略矩形板状のドア24A(乗員18側外壁)と、車両前側の略矩形板状の前壁24Bと、車幅方向両側の略逆三角形板状の側壁24Cと、を有している。グラブボックス24内は略三角柱状の収容室26にされており、収容室26の上面は開口されている。前壁24B及び一対の側壁24Cの上縁はドア24Aの上縁に比し低い位置に配置されており、これにより、収容室26はグラブボックス24の上端部より下側に設けられている。
グラブボックス24は、下端において、インストルメントパネル20の開口22下端部分に回動可能に支持されており、グラブボックス24がインストルメントパネル20にロックされることで、グラブボックス24が閉じられてドア24Aにおいてインストルメントパネル20の開口22を閉じている。また、グラブボックス24のインストルメントパネル20へのロックが解除された後に、グラブボックス24が車両後側に回動されて開けられることで、グラブボックス24の収容室26上面がインストルメントパネル20よりも車両後側に配置されて、収容室26に対する収容物(図示省略)の収容作業及び取出作業が可能となる。
グラブボックス24のドア24A上部には、破断部としての正面視H字状のティア28が形成されている。ドア24Aはティア28において破断可能にされており、ドア24Aのティア28上側部分内側とティア28下側部分内側とには、それぞれ矩形状の開放扉30が形成されている。
ドア24Aには、ティア28の車両前側(グラブボックス24内側及び反乗員18側)において、支持部材としての金属製で略矩形板状の支持板32が、ボルト34によって締結固定されている。支持板32の車幅方向端部には、上下方向中央部分において、断面半円状の挿入凹部32Aが形成されており、挿入凹部32Aは支持板32から車両前側に凹んでいる。
支持板32には、車両後側(乗員18側)において、略円柱状のインフレータ36が挿入凹部32A内に挿入された状態で固定されており、インフレータ36の一端面(支持板32内側端面)には、略円筒状の噴出部36Aが突出された状態で一体に設けられている。噴出部36Aの反インフレータ36側端面は閉じられると共に、噴出部36Aの周面には複数の噴出孔38が形成されており、車両の前面衝突時には、インフレータ36が複数の噴出孔38から噴出部36Aの全周外側へ放射状に膨張展開用のガスを噴出可能にされている。
支持板32には、車両後側において、膝保護用のエアバッグ40が折り畳まれた状態で固定されており、エアバッグ40は、グラブボックス24のドア24A上部(ティア28形成部分)の車両前側に配置されている。エアバッグ40には、インフレータ36(噴出部36Aを含む)が収容されており、これにより、エアバッグ40にインフレータ36が連通されている。
また、上記支持板32の挿入凹部32A、インフレータ36、エアバッグ40及びドア24Aのティア28は、それぞれの上下方向中央部が、車両前側から車両後側へ向けて車両前後方向に平行な一直線上に略配置されている。さらに、支持板32の挿入凹部32A、インフレータ36、エアバッグ40及びドア24Aのティア28は、それぞれの上下方向中央部が、助手席16のシートクッション16A上面の最高高さ位置(シートクッション16Aが高さ及び傾きの少なくとも一方を調節可能にされた場合にはシートクッション16A上面(特にシートクッション16A上面の車両前側部分)を最高に高く調節された際におけるシートクッション16A上面の最高高さ位置)に比し例えば20mm以上30mm以下高い位置に配置されて、乗員18の膝頭18A(膝)の高さ位置に配置されている。
ここで、上述の如くインフレータ36の噴出部36Aからガスが噴出されて、エアバッグ40にガスが流入されることで、エアバッグ40が支持板32に支持された状態で、ドア24Aがティア28において破断されつつ上側及び下側の開放扉30がそれぞれ上端及び下端を中心として車両後側へ回動されて、エアバッグ40がドア24Aの車両後側へ膨張展開可能にされている(図1及び図3参照)。これにより、エアバッグ40が、ドア24A上部の車両右側部分及び車両左側部分において、乗員18の左右両側の膝頭18Aを拘束して(乗員18の車両前側への移動を抑制して)保護可能にされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の膝保護用エアバッグ装置10では、車両の前面衝突時に、インフレータ36が噴出部36Aの複数の噴出孔38からガスを噴出して、エアバッグ40にガスが流入されることで、エアバッグ40が支持板32に支持された状態で、グラブボックス24のドア24Aがティア28において破断されつつ上側及び下側の開放扉30がそれぞれ上端及び下端を中心として車両後側へ回動されて、エアバッグ40がドア24Aの車両後側へ膨張展開される。これにより、エアバッグ40が乗員18の左右両側の膝頭18Aを拘束して(乗員18の車両前側への移動を抑制して)保護する。
ここで、グラブボックス24のドア24A内側にエアバッグ40及びインフレータ36が収納されている。このため、乗員18の膝頭18Aの高さ位置に配置されるドア24Aをエアバッグ40が早期に覆うことができ、エアバッグ40が乗員18の膝頭18Aを早期に拘束して保護することができる。
また、エアバッグ40が乗員18の車両前側への移動を抑制するためには、エアバッグは、乗員18の膝頭18Aを拘束すれば足り、乗員18のすね18Bを拘束する必要は必ずしもない。このため、上述の如くグラブボックス24のドア24A内側にエアバッグ40及びインフレータ36が収納されることで、エアバッグ40の容量を低減することができると共に、インフレータ36を小型化することができて、コストを削減することができる。
さらに、支持板32の挿入凹部32A、インフレータ36、エアバッグ40及びドア24Aのティア28は、それぞれの上下方向中央部が、助手席16のシートクッション16A上面の最高高さ位置に比し高い位置に配置されて、乗員18の膝頭18Aの高さ位置に配置されている。このため、エアバッグ40が乗員18の膝頭18Aを良好に早期に拘束して保護することができ、かつ、エアバッグ40の容量を良好に低減することができると共に、インフレータ36を良好に小型化することができて、コストを良好に削減することができる。
しかも、支持板32の挿入凹部32A、インフレータ36、エアバッグ40及びドア24Aのティア28は、それぞれの上下方向中央部が、車両前側から車両後側へ向けて車両前後方向に平行な一直線上に略配置されて、支持板32がエアバッグ40の反乗員18側に配置されると共に、ティア28がエアバッグ40の乗員18側に配置されている。このため、エアバッグ40が上下方向中央部のインフレータ36からガスを供給されて支持板32から乗員18側への反力を受けつつ膨張展開されるのみならず、乗員18側への反力を受けるエアバッグ40が乗員18側のティア28を効率よく押圧して破断させる。これにより、エアバッグ40が乗員18の膝頭18Aを一層良好に早期に拘束して保護することができ、かつ、エアバッグ40の容量を一層良好に低減することができると共に、インフレータ36を一層良好に小型化することができて、コストを一層良好に削減することができる。
また、グラブボックス24の収容室26がグラブボックス24の上端部より下側に設けられる一方、グラブボックス24のドア24A上部内側にエアバッグ40、インフレータ36及び支持板32が収納されている。このため、収容室26のスペースがエアバッグ40、インフレータ36及び支持板32によって狭くなることを抑制できる。
さらに、上述の如く、エアバッグ40及びインフレータ36がグラブボックス24のドア24A上部内側に設けられている。このため、エアバッグ40にインフレータ36を容易に連通させることができ、インフレータ36がエアバッグ40内にガスを容易に供給することができる。
また、上述の如く、エアバッグ40の容量を低減できると共に、インフレータ36を小型化できる。しかも、上述の如く、支持板32、インフレータ36及びエアバッグ40のそれぞれの上下方向中央部が一直線上に略配置されているため、支持板32、インフレータ36及びエアバッグ40を一体にして小さなエアバッグユニットにすることができる。このため、支持板32、インフレータ36及びエアバッグ40をグラブボックス24のドア24Aに容易に組み付けることができ、組付性を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
図4には、本発明の第2の実施の形態に係る膝保護用エアバッグ装置50が車両上斜め後方から見た分解斜視図にて示されている。
本実施の形態に係る膝保護用エアバッグ装置50は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態の膝保護用エアバッグ40では、グラブボックス24のドア24A上部に形成されるティア28が、上側に開放された正面視コ字状にされており、ドア24Aのティア28内側には、矩形状の開放扉30が形成されている。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、エアバッグ40がドア24Aの車両後側へ膨張展開される際には、ドア24Aがティア28において破断されて、開放扉30が上端を中心に車両後側へ回動される。これにより、エアバッグ40が開放扉30によって下側へ押圧されることで、エアバッグ40を下側へ膨張展開させることができる。
なお、本実施の形態では、ティア28を上側に開放された正面視コ字状にした構成としたが、ティア28を他の方向(例えば下側、左側又は右側)に開放された正面視コ字状にした構成としてもよい。
また、図5に示す如く、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態の少なくとも一方において、インフレータ36(噴出部36Aを含む)を、両端が閉じられた円筒形容器状のディフューザ60に収容した構成としてもよい。この場合、ディフューザ60が支持板32の挿入凹部32A内に固定された状態でエアバッグ40に収容されており、インフレータ36の他端面(支持板32外側端面)に接続されるハーネス62は、ディフューザ60の他端壁60A(支持板32外側端壁)を貫通され、かつ、ハーネス62とディフューザ60の他端壁60Aとの隙間はシールされる。さらに、ディフューザ60の周壁の車両後側部分には、噴出口64が所定数(図5では3つ)貫通形成されており、ディフューザ60が、インフレータ36の複数の噴出孔38からのガスを、所定数の噴出口64からエアバッグ40内に車両後側へ向けて噴出可能にされている。これにより、エアバッグ40を乗員18の膝頭18Aへ向けて良好に膨張展開させることができる。
なお、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、膝保護用エアバッグ装置10、50を車両の助手席16用のものとした構成としたが、膝保護用エアバッグ装置10、50を車両の他のシート用のものとした構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態における車両前部構造のエアバッグの膨張展開状態を示す車両左方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る膝保護用エアバッグ装置を示す車両上斜め後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る膝保護用エアバッグ装置におけるエアバッグの膨張展開状態を示す車両上斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る膝保護用エアバッグ装置を示す車両上斜め後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係る膝保護用エアバッグ装置の別例におけるインフレータ及びディフューザを示す車両上斜め後方から見た斜視図である。
符号の説明
10 膝保護用エアバッグ装置
16A シートクッション
18 乗員
18A 膝頭(膝)
24 グラブボックス
24A ドア
26 収容室
28 ティア(破断部)
30 開放扉
32 支持板(支持部材)
32A 挿入凹部
36 インフレータ
40 エアバッグ
50 膝保護用エアバッグ装置

Claims (8)

  1. 車両のグラブボックスの乗員側外壁を構成するドアと、乗員の膝を拘束し保護可能にする膝保護用エアバッグと、前記エアバッグ内に前記ドア側へ向けて噴出される膨張用ガスを供給するインフレータと、を有する膝保護用エアバッグ装置において、
    前記エアバッグは前記グラブボックスのドア内側に収納されており、
    前記ドアの上部に設けられ、破断されることで前記エアバッグが前記ドアの乗員側へ膨張される破断部を備えると共に、前記エアバッグ内に前記膨張用ガスが前記破断部の上下方向中央部へ向けて噴出される、ことを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  2. 乗員が着座するシートクッションの上面の最高高さ位置に比し高い位置に前記エアバッグを配置した、ことを特徴とする請求項1記載の膝保護用エアバッグ装置。
  3. 前記グラブボックスのドア内側に設けられ、膨張される前記エアバッグを支持する支持部材を備えた、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の膝保護用エアバッグ装置。
  4. 前記グラブボックスのドア内側に設けられ、膨張される前記エアバッグを支持する支持部材を備え、前記支持部材には車両前側に凹んだ断面半円状の挿入凹部が形成されており、前記挿入凹部内に略円柱状の前記インフレータが挿入された状態で固定されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の膝保護用エアバッグ装置。
  5. 前記グラブボックスのドア内側に設けられると共に、前記エアバッグの反乗員側に配置され、膨張される前記エアバッグを支持する支持部材を備え、前記破断部は前記エアバッグの乗員側に配置された、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の膝保護用エアバッグ装置。
  6. 前記インフレータを前記グラブボックスのドア内側に収納した、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の膝保護用エアバッグ装置。
  7. 前記エアバッグ内への前記膨張用ガスの噴出位置と、前記エアバッグの上下方向中央部と、前記破断部の上下方向中央部と、の上下方向位置を一致させた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の膝保護用エアバッグ装置。
  8. 前記ドアの上下方向中央より上側のみにおいて前記破断部内側に設けられ、前記破断部が破断されて回動されることで前記エアバッグが前記ドアの乗員側へ膨張される開放扉を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の膝保護用エアバッグ装置。
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