JP4604847B2 - 画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラムに関し、特にネットワークに接続された複数の画像処理装置間でデータを送受信するのに適した画像処理システム、画像処理装置およびその画像処理装置で実行される画像処理プログラムに関する。
近年、スキャナ、プリンタ、ファクシミリなどの画像処理装置をネットワークに接続して使用する形態が一般的となっている。この使用形態において、複数の画像処理装置でデータを共有化するための技術として、特開平10−42114号公報(特許文献1)には、通信回線に接続された複数のデジタル複写機と、1個のサーバとからなる複写機管理システムであって、サーバは各デジタル複写機から送信された画像データを格納する画像ファイルを備えた画像ファイルディレクトリと、各デジタル複写機毎に作成され受信すべき画像データに関する管理データを格納する受信ヘッダ管理ファイルを備えたクライアントディレクトリとを具備しており、デジタル複写機は受信時には定期的にサーバの自己のクライアントディレクトリの受信ヘッダ管理ファイルにアクセスして受信する画像データがあるかを確認し、受信する画像データがある場合には該画像ファイルディレクトリにアクセスして該当する画像データを取り込む、複写機管理システムが記載されている。
しかしながら、特開平10−42114号公報に記載の複写機管理システムでは、サーバをネットワークに接続する必要がある。このため、ネットワークに新たにデジタル複写機を接続する場合などに、新たに接続するデジタル複写機にファイルサーバにアクセスするために必要とされるファイルサーバのネットワークアドレスを記憶させるなどの設定が必要とされる。その結果、システムの変更に柔軟に対応することができないといった問題があった。
特開平10−42114号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、サーバを用いることなく、複数の画像処理装置でデータを共有することが可能な画像処理システムを提供することである。
この発明の他の目的は、サーバを用いることなく、ネットワークに接続された他の画像処理装置とデータを共有することが可能な画像処理装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、サーバを用いることなく、ネットワークに接続された他の画像処理装置とデータを共有することが可能な画像処理プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像処理システムは、それぞれがネットワークに接続された複数の画像処理装置を含む画像処理システムであって、複数の画像処理装置それぞれは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶する登録ユーザ情報記憶手段と、他の画像処理装置に対して、該他の画像処理装置が備える登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報の送信を要求する要求手段と、要求手段による要求に応じて、他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、入力されるユーザ識別情報が、記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するユーザ認証手段と、を備える。
この発明に従えば、ネットワークに接続された複数の画像処理装置それぞれにおいて、他の画像処理装置に記憶されている登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータが記憶される。このため、ネットワークに接続された複数の画像処理装置のいずれか1つにユーザ識別情報を含む登録ユーザ情報を記憶させれば、その登録ユーザ情報を記憶させていない画像処理装置にその登録ユーザ情報が記憶される。このため、複数の画像処理装置のすべてに登録ユーザ情報を記憶させる必要がない。その結果、サーバを用いることなく、複数の画像処理装置でデータを共有することが可能な画像処理システムを提供することができる。
この発明の他の局面によれば、画像処理装置は、それぞれがネットワークに接続された複数の画像処理装置を含む画像処理システムであって、複数の画像処理装置それぞれは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶する登録ユーザ情報記憶手段と、複数の画像処理装置のうち他の全ての画像処理装置に対して、登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報を送信する送信手段と、他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、入力されるユーザ識別情報が、記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するユーザ認証手段と、を備える。
この発明に従えば、サーバを用いることなく、複数の画像処理装置でデータを共有することが可能な画像処理システムを提供することができる。
好ましくは、ユーザデータ記憶手段は、受信手段により受信された登録ユーザ情報に加えて、登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータをさらに記憶する。
好ましくは、ユーザデータ記憶手段は、登録ユーザ情報と、該登録ユーザ情報が記憶されていた画像処理装置を識別するための装置識別情報とを関連付けて記憶する。
この発明に従えば、登録ユーザ情報と、該登録ユーザ情報が記憶されていた画像処理装置を識別するための装置識別情報とを関連付けて記憶するので、ユーザデータからいずれの装置に記憶されていた登録ユーザ情報かを判別することができる。
好ましくは、複数の画像処理装置それぞれは、ユーザデータ記憶手段に記憶されたユーザデータに含まれるユーザ識別情報を表示する表示手段と、表示されたユーザ識別情報の指定を受付ける指定受付手段とをさらに備える。
この発明に従えば、ユーザデータに含まれるユーザ識別情報が表示され、表示されたユーザ識別情報の指定が受付けられる。このため、複数の画像処理装置のいずれかに記憶されたユーザ識別情報のうちから所望のユーザ識別情報を指定することができる。
好ましくは、ユーザデータは、データの宛先情報を含み、複数の画像処理装置それぞれは、データが入力されるデータ入力手段と、指定受付手段により指定されたユーザ識別情報で特定される宛先情報に従って、データ入力手段に入力されたデータを送信する送信手段とをさらに備える。
この発明に従えば、データが入力され、ユーザ識別情報が指定されると、指定されたユーザ識別情報で特定される宛先情報に従ってデータを送信する。このため、入力されたデータを複数の画像処理装置のいずれかに記憶されたユーザ識別情報で特定されるユーザのいずれかに送信することができる。その結果、宛先を指定するためのリストを生成する必要がない。
好ましくは、登録ユーザ情報は、ユーザを認証するための認証情報を含み、複数の画像処置装置それぞれは、ユーザにより入力された認証情報と登録ユーザ情報とに基づきユーザ認証する認証手段をさらに備える。
この発明に従えば、複数の画像処理装置のいずれかに登録ユーザ情報を記憶させれば、複数の画像処理装置のいずれにおいてもユーザ認証が可能となる。
この発明の他の局面によれば、画像処理装置は、ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶する登録ユーザ情報記憶手段と、他の画像処理装置に対して、該他の画像処理装置に記憶されている登録ユーザ情報の送信を要求する要求手段と、要求手段による要求に応じて、他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、入力されるユーザ識別情報が、前記記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するユーザ認証手段と、を備える。
この発明に従えば、サーバを用いることなく、複数の画像処理装置でデータを共有することが可能な画像処理装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像処理装置は、ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶する登録ユーザ情報記憶手段と、複数の画像処理装置のうち他の全ての画像処理装置に対して、登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報を送信する送信手段と、他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、入力されるユーザ識別情報が、記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するユーザ認証手段と、を備える。
この発明に従えば、サーバを用いることなく、複数の画像処理装置でデータを共有することが可能な画像処理装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像処理プログラムは、ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置で実行される画像処理プログラムであって、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶するステップと、他の画像処理装置に対して、該他の画像処理装置が記憶している登録ユーザ情報の送信を要求するステップと、要求ステップによる要求に応じて、他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信するステップと、受信ステップにより受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するステップと、入力されるユーザ識別情報が、記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するステップと、を画像処理装置に実行させる。
この発明に従えば、サーバを用いることなく、複数の画像処理装置でデータを共有することが可能な画像処理プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像処理プログラムは、ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置で実行される画像処理プログラムであって、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶するステップと、複数の画像処理装置のうち他の全ての画像処理装置に対して、登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報を送信するステップと、他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信するステップと、受信ステップにより受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するステップと、入力されるユーザ識別情報が、記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置を認証するステップと、を画像処理装置に実行させる。
この発明に従えば、サーバを用いることなく、複数の画像処理装置でデータを共有することが可能な画像処理プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像処理システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像処理システム1は、ネットワーク2にそれぞれ接続された複合機(以下、「MFP」という)100,100A,100B,100Cを含む。MFP100,100A,100B,100Cは、その構成および機能は同じなので、ここでは特に言及しない限りMFP100を例に説明する。
MFP(Multi Function Peripheral)100は、原稿を読取るためのスキャナ、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成部、ファクシミリを含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。なお、本実施の形態においてはMFP100を例に説明するが、MFP100に代えて、画像を処理する機能を備えた装置であれば、たとえば、スキャナ、画像形成装置、ファクシミリ、画像データを生成するパーソナルコンピュータ等であってもよい。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、一般公衆回線を用いたネットワーク等であってもよい。
図2は、本実施の形態におけるMFP100のハード構成を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、それぞれバス120に接続された中央演算装置(CPU)101と、CPU101が実行するためのプログラムなどを記録したROM(Read
Only Memory)103と、実行されるプログラムをロードするための、およびプログラム実行中のデータを記憶するためのRAM(Random Access Memory)105と、データを不揮発的に記憶するためのハードディスクドライブ(HDD)107と、フラッシュROM108が装着されるカードインターフェース(I/F)109と、MFP100をネットワーク2に接続するための通信I/F111と、スキャナ113と、画像形成部115と、ファクシミリ(FAX)117と、ユーザとのインターフェイスとなる操作部119とを含む。
CPU101は、カードI/F109に装着されたフラッシュROM108に記録された画像処理プログラムをRAM105にロードして実行する。なお、CPU101で実行するプログラムは、フラッシュROM108に記録された画像処理プログラムに限られず、CPU101に別に接続されたEEPROM(electrically
erasable/programable read only memory)に記憶されたプログラムをRAM105にロードして実行するようにしてもよい。EEPROMを用いれば、画像処理プログラムを書き換えるまたは追加して書き込みすることが可能となる。このため、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、MPP100のEEPROMに記憶された画像処理プログラムを書換える、または、新たな画像処理プログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータから画像処理プログラムをダウンロードして、その画像処理プログラムをEEPROMに記憶するようにしてもよい。
ここでいうプログラムは、CPU101により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
画像形成部115は、レーザプリンタ、または、インクジェットプリンタ等であり、紙などの記録媒体に画像データを可視化する。スキャナ113は、CCD(Charge
Coupled Device)等の光電変換素子を含み、原稿を光学的に読取って画像データとしての電子データを出力する。FAX117は、画像データをファクシミリ規格に従って一般電話回線を介して送受信する。
操作部119は、入力部119Aと表示部119Bとを含む。入力部119Aは、MFP100のユーザによる操作の入力を受付けるためのタッチパネル、キーボードまたはマウス等の入力装置である。表示部119Bは、液晶表示装置または有機EL(electro−luminescence)ディスプレイパネルである。入力部119Aに透明な部材からなるタッチパネルを用いる場合には、表示部119B上にタッチパネルを重ねて設置することで、表示部119Bに表示されたボタンの指示を検出することができる。これにより、種々の操作の入力が可能となる。
通信I/F111は、MFP100をネットワーク2と接続するための通信インターフェイスである。これにより、MFP100は、他のMFP100A,100B,100Cとの間で通信することが可能となる。MFP100と、他のMFP100A,100B,100Cとは、ネットワーク2を介して接続されるが、シリアルインターフェイスまたはパラレルインターフェイスを用いて直接接続されてもよい。通信I/F111は、MFP100と他のMFP100A,100B,100Cとの接続形態に応じたインターフェイスが用いられる。
MFP100へのデータの入力は、(1)スキャナ113で原稿を読み取って、画像データが入力される場合、(2)通信I/Fを介してネットワーク2に接続された他のコンピュータ、または他のMFP100A,100B,100Cから画像データが受信される場合、(3)フラッシュROM108に記憶された画像データがカードI/Fを介して読み出される場合、(4)FAX117で、ファクシミリデータが受信される場合である。MFP100に入力されたデータは、ファイル名が付されて、一時的にHDD107の所定の領域に記憶される。
MFP100からのデータの出力は、HDD107に記憶されたデータが、(1)画像形成部115により紙などの記録媒体に可視化される場合、(2)通信I/F111を介してネットワークに接続された他のコンピュータ、または他のMFP100A,100B,100Cに送信される場合、(3)フラッシュROM108に記憶される場合、(4)FAX117によりファクシミリデータとして出力される場合、(5)表示部119Bに表示される場合がある。
なお、画像処理プログラムを記憶する記録媒体としては、フラッシュROM108に限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic
Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
本実施の形態における画像処理システムにおいては、MFP100、100A,100B,100Cそれぞれにおいて、それを主に使用するユーザが固定される。このため、MFP100、100A,100B,100Cそれぞれは、主に使用するユーザを登録するために登録ユーザ情報を記憶している。登録ユーザ情報については後述するが、少なくともユーザを識別するためのユーザ識別情報を含む。ユーザ識別情報は、ユーザの名称を用いてもよい。ここでは、ユーザを基準にして、そのユーザの登録ユーザ情報が記憶されたMFP100、100A,100B,100Cを「ホーム端末」という。たとえば、ユーザ「デービッド」の登録ユーザ情報が、MFP100に記憶されていれば、ユーザ「デービッド」のホーム端末はMFP100である。なお、MFP100、100A,100B,100Cそれぞれに、登録ユーザ情報を記憶させるのは、主に使用するユーザを定めるものであって、登録ユーザ情報が記憶されていないユーザの使用を禁止するものではない。
ここで、MFP100A,100B,100Cがネットワーク2に既に接続されている状態で、MFP100をネットワークに新たに接続する場合を想定する。MFP100には、MFP100を識別するための装置識別情報と、上述した登録ユーザ情報とが設定される必要がある。そして、MFP100に、装置識別情報と登録ユーザ情報とが設定されると、MFP100により装置識別情報と登録ユーザ情報とが他のMFP100A,100B,100Cに送信される。これにより、MFP100,100A,100B,100Cにおいて、画像処理システムが構築される。
図3は、MFP100をネットワークに新たに接続する際に実行される処理の流れを示すフローチャートである。図3(A)は、MFP100で実行される初期設定処理の流れを示し、図3(B)は、MFP100で初期設定処理が実行される場合にMFP100A,100B,100Cそれぞれで実行される接続処理の流れを示す。この初期設定処理および接続処理は、フラッシュROM108に記憶された初期設定プログラムが、MFP100,100A,100B,100CのRAM105にロードされてCPU101により実行されることにより実現される。初期設定プログラムおよび接続プログラムは、画像処理プログラムの一部である。なお、これらのプログラムはフラッシュROM108から読み出されて実行する例に限らず、ROM103に記憶されるプログラムが読み出されても構わないし、CPU101にEEPROMを接続し、フラッシュROM108から読み出されたプログラムをEEPROMに記憶し、そのプログラムを読み出して実行する態様であっても構わない。また、フラッシュROMに記憶された画像処理プログラムを一旦HDD107に保存することにより、HDD107からRAM105にプログラムをロードして実行するようにしてもよい。
図3(A)を参照して、MFP100では、端末情報が登録される(ステップS01)。端末情報は、MFP100を識別するための装置識別情報を少なくとも含む。装置識別情報は、MFP100に割り当てられたネットワーク2における位置情報が好ましく、ここではIP(Internet Protocol)アドレスとしている。端末情報は、MFP100が載置される場所を示す情報を含んでもよい。
次に、MFP100にMFP100をホーム端末として使用するユーザの登録ユーザ情報が入力される。複数のユーザがMFP100をホーム端末とする場合には、複数のユーザそれぞれの登録ユーザ情報が入力される。登録ユーザ情報は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む。ユーザ識別情報には、文字または記号からなるユーザID、ユーザの名前などユニークな情報であればよい。ここでは、ユーザ識別情報にユーザの名前を用いている。登録ユーザ情報は、ユーザ識別情報の他に、付随情報と、認証情報とを含んでもよい。
ステップS01における端末情報の登録と、ステップS02における登録ユーザ情報の入力とは、ユーザの操作部119の操作により入力される。具体的には、表示部119Bに端末情報入力画面と、登録ユーザ情報入力画面とを表示して、ユーザがそれらの画面に従って入力部119Aを操作して端末情報及び登録ユーザ情報を入力するのである。ユーザがそれらの情報の入力を完了した時点で、表示部119Bに表示された完了ボタンを入力部119Aで指示することにより、初期設定が完了したことがMFP100において検出される。なお、ステップS01における端末情報の登録と、ステップS02における登録ユーザ情報の入力は、通常は端末の管理者が入力する。
そして初期設定が完了したか否かが判断される(ステップS03)。初期設定が完了した場合にはステップS04に進み、完了していない場合にはステップS01に戻る。ステップS04では、同一グループの端末に、先に初期設定された端末情報と登録ユーザ情報とを送信する。同一グループとは、画像処理システムを構成する端末の集合をいう。ここでは、ネットワーク2に接続されているMFP100,100A,100B,100Cが同一グループとされる。このため、MFP100では、ネットワーク2にブロードキャストで問い合わせを送信することにより、その問い合わせに応じて各MFP100A,100B,100Cが返信する端末のIPアドレスが受信される。このようにして同一グループを構成する端末のIPアドレスを取得する。また、グループ化することにより、ネットワーク2に接続されている複数の端末を異なるグループに分けることができる。たとえば、MFP100,100Aで1つのグループを構成し、MFP100B,100Cで別のグループを構成する。このグループ化は、ユーザが設定するものである。具体的には、上述したように、MFP100では、ネットワーク2に接続されているMFP100A,100B,100CのIPアドレスを受信してMFP100A,100B,100Cを検出し、MFP100A,100B,100CのうちからMFP100と同じグループとなるものをユーザが指定することになる。
ここでは、同一グループとされたMFP100A,100B,100Cのうちから選ばれた1つの端末に、端末情報と登録ユーザ情報とが送信される。まず、MFP100Aが選択され、MFP100からMFP100の端末情報と登録ユーザ情報とがMFP100Aに送信されたとする。
ここで、図3(B)を参照して、MFP100Aでは、MFP100から送信されたMFP100の端末情報と登録ユーザ情報とが受信される(ステップS11)。この受信に応じて、MFP100Aは、MFP100AのHDD107に記憶されている端末情報と登録ユーザ情報とをMFP100に送信する(ステップS12)。なお、MFP100がステップS04を実行して端末情報と登録ユーザ情報とを送信するが、この送信は、MFP100Aに対してMFP100Aが記憶する端末情報と登録ユーザ情報との送信の要求である。MFP100は、ステップS04において、端末情報と登録ユーザ情報とを送信することなく、MFP100Aに対してMFP100AがHDD107に記憶している端末情報と登録ユーザ情報との送信を要求する信号を送信するようにしてもよい。この場合、MFP100Aでは、ステップS11で端末情報と登録ユーザ情報との送信を要求する信号を受信し、それに応じてMFP100AがHDD107に記憶している端末情報と登録ユーザ情報とをMFP100に送信することになる(ステップS12)。
図3(A)に戻って、MFP100では、MFP100Aから送信されたMFP100Aの端末情報と登録ユーザ情報とが受信される(ステップS05)。そして、同一グループの端末であって、端末情報と登録ユーザ情報を未だ送信していない端末が存在するか否かが判断される(ステップS06)。そのような端末が存在する場合には、その端末を選択してステップS04に戻り、そうでなければステップS07に進む。ここでは、MFP100B,100Cに対して端末情報と登録ユーザ情報とを未だ送信していないので、これらのうちいずれかが選択されてステップS04に戻ることになる。したがって、MFP100は、同一グループの端末に対して、MFP100の端末情報と登録ユーザ情報とを順に送信し(ステップS04)、その端末からその端末の端末情報と登録ユーザ情報とを受信する(ステップS05)。なお、ここでは、同一グループの端末を順に選択して端末情報と登録ユーザ情報とを順に送信するようにしたが、端末情報と登録ユーザ情報をブロードキャストで送信して、MFP100A,100B,100CそれぞれからからMFP100A,100B,100Cが記憶する端末情報と登録ユーザ情報とを受信するようにしてもよい。
ステップS07以降では、同一グループのすべての端末MFP100A,100B,100Cから受信した端末情報及び登録ユーザ情報からユーザデータが生成される。ステップS07では、自装置の登録ユーザ情報をユーザデータ生成のために使用するか否かが判断される。この判断は、ユーザによる選択に基づくものであってもよいし、予め定めてあってもよい。自装置の登録ユーザ情報を使用するとされた場合には、ステップS08に進み、使用しないとされた場合にはステップS08をスキップしてステップS09に進む。ステップS08では、MFP100に記憶されている登録ユーザ情報が読み出される。そして、ステップS09では、端末情報及び登録ユーザ情報からユーザデータが生成される。ユーザデータは、端末情報と、登録ユーザ情報とを含む。なお、本実施の形態においては、ユーザデータは、端末情報と、登録ユーザ情報とを含んでいるが、ユーザデータは、少なくとも登録ユーザ情報を含んでいればよい。生成されるユーザデータは、ステップS07において自装置の登録ユーザ情報を使用するとされた場合には、MFP100,100A,100B,100Cの端末情報および登録ユーザ情報のすべてをまとめたものがユーザデータ(第1のユーザデータ)とされ、ステップS07において自装置の登録ユーザ情報を使用しないとされた場合には、MFP100を除くMFP100A,100B,100Cの端末情報および登録ユーザ情報のすべてをまとめたものがユーザデータ(第2のユーザデータ)とされる。そして、生成されたユーザデータがHDD107に記憶される。
図3(B)を参照して、MFP100A,100B,100Cそれぞれでは、MFP100から送信されたMFP100の端末情報と登録ユーザ情報とが受信される(ステップS11)。この受信に応じて、MFP100A,100B,100Cそれぞれでは、MFP100A,100B,100Cそれぞれの端末情報と登録ユーザ情報とをMFP100に送信する(ステップS12)。すなわち、接続処理は、初期設定処理を実行するMFP100から要求が受信されることを条件に実行される処理である。ここでの要求は、端末情報と登録ユーザ情報との送信であるが、要求はこれに限られず、初期設定処理を実行するMFP100からの接続要求などであってもよい。
次のステップS13では、ステップS11で受信されたMFP100の端末情報と登録ユーザ情報からユーザデータを生成して、生成したユーザデータを、HDD107に既に記憶されているユーザデータに追加する。
これにより、MFP100,100A,100B,100Cのすべてで第1のユーザデータが生成されると、MFP100,100A,100B,100Cすべてにおいて同一のユーザデータが記憶されることになる。一方、MFP100Aで第2のユーザデータが生成される場合には、その第2のユーザデータはMFP100,100B,100Cの端末情報および登録ユーザ情報のすべてをまとめたものとなり、MFP100Bで第2のユーザデータが生成される場合には、その第2のユーザデータはMFP100,100A,100Cの端末情報および登録ユーザ情報のすべてをまとめたものとなり、MFP100Cで第2のユーザデータが生成される場合には、その第2のユーザデータはMFP100,100A,100Bの端末情報および登録ユーザ情報のすべてをまとめたものとなる。
なお、ここではMFP100で実行される初期設定処理で、端末情報の登録と、登録ユーザ情報の入力とをするようにしたが、MFP100が既にネットワーク2に接続されており、ユーザを追加する場合にもこの初期設定処理と同様の処理が実行される。しかしながらその場合には、ステップS01の端末情報の登録処理は不要である。
また、初期設定処理は、MFP100,100A,100B,100Cをネットワーク2に接続する場合に限らず、MFP100,100A,100B,100Cに電源が投入された後に実行する、または、所定の時間間隔で実行するようにしてもよい。たとえば、MFP100が、他のMFP100A,100B,100Cに新たに登録されたユーザの登録ユーザ情報を取得して最新のユーザデータを記憶するためである。この場合、図3(A)に示した初期設定処理のステップS01〜ステップS03の処理に代えて、他のMFP100A,100B,100Cに対して登録ユーザ情報の送信を要求する。この登録ユーザ情報の送信要求には、装置識別情報を少なくとも含む。この送信要求に応じて、他のMFP100A,100B,100Cでは、図3(B)に示した接続処理が実行され、ステップS11で、受信した送信要求に応じて、自身のHDD107に記憶されている登録ユーザ情報を、送信要求を送信してきたMFP100に送信することになる。これにより、他のMFP100A,100B,100CのHDD107に記憶された登録ユーザ情報が変更されたとしても、変更後の登録ユーザ情報からユーザデータが生成されてHDD107に記憶される。なお、接続処理においてステップS13を実行する必要はない。
図4は、登録ユーザ情報と第1および第2のユーザデータとを説明するための図である。図4(A)は、MFP100に記憶される登録ユーザ情報の一例を示す図であり、図4(B)は、MFP100Aに記憶される登録ユーザ情報の一例を示す図であり、図4(C)は、MFP100Bに記憶される登録ユーザ情報の一例を示す図であり、図4(D)は、MFP100Cに記憶される登録ユーザ情報の一例を示す図である。登録ユーザ情報は、ユーザ識別情報と、付随情報と、認証情報とを含む。付随情報は、ユーザが所属する部署名、そのユーザに割り当てられた電子メールアドレス、そのユーザの顔を撮影して得られる顔画像データなど、そのユーザに関連する情報である。認証情報は、ログイン時のユーザの認証に用いられる情報であり、ここでは、パスワードを用いている。顔画像データを認証情報に用いることも可能である。認証情報は、生体認証が用いられる場合には、指紋、声紋、虹彩、静脈パターンなどが用いられる。また、図4(E)は、第1のユーザデータの一例を示す図であり、図4(F)は、MFP100Aに記憶される第2のユーザデータの一例を示す図である。ユーザデータは、番号と、登録ユーザ情報と、ホーム端末の装置識別情報およびホーム端末の載置場所とを含む。ユーザデータは、ユーザ識別情報と、ホーム端末の装置識別情報とを少なくとも含めばよい。
なお、上述の実施の形態において、付随情報としてユーザに割り当てられた電子メールアドレスを保存する例を例示したが、画像データの送受信の方法としては、これに限られることなく、ファクシミリ送信やFTP(File Transfer Protocol)等であってもよい。係る場合は、画像データの送受信の方法に適した情報が保存されることになる。
このように、MFP100において初期設定処理が実行されると、同一グループとされたMFP100,100A,100B,100Cにおいて、同一の第1のユーザデータが生成されて記憶される、または、同一グループの他の端末の登録ユーザ情報のすべてを含む第2のユーザデータが生成される。これにより、MFP100,100A,100B,100Cで構成される画像処理システム1が形成される。画像処理システム1が形成されると、ユーザデータに基づいてMFP100,100A,100B,100Cのいずれかをホーム端末とするユーザを特定することができるため、ユーザデータを用いてユーザ間のデータの送受信を行うことができる。このデータの送受信のためにMFP100,100A,100B,100Cにより実行される処理を、ここではジョブという。また、このジョブを実行することによるデータの送受信をBOX送受信という。
ユーザは、データを送信するためにMFP100,100A,100B,100Cのいずれかでジョブを入力する。また、ユーザは自分宛のジョブが存在する場合に、そのジョブの実行をMFP100,100A,100B,100Cに指示することにより、データを出力させる。以下、ジョブを入力するMFP100,100A,100B,100Cをジョブ入力端末といい、ジョブを出力するMFP100,100A,100B,100Cをジョブ出力端末という。ここでは、説明を簡単にするため、ユーザ識別情報「デービッド」のユーザがMFP100で、ユーザ識別情報「ジュリー」宛に画像データを送信するジョブを入力する場合を例に説明する。この場合、MFP100はジョブ入力端末であり、ジョブ入力処理を実行する。ジョブ入力処理を実行するMFP100は、ユーザ「デービッド」によるログイン要求に応じてユーザ認証する処理を実行した後、ジョブ設定処理を実行する。なお、ここでは、ジョブ入力処理をホーム端末で実行する例を説明するが、ジョブ入力処理はホーム端末以外の端末で実行することも可能である。
図5は、ジョブ設定処理の流れを示すフローチャートである。このジョブ設定処理は、フラッシュROM108に記憶されたジョブ設定プログラムが、MFP100のRAM105にロードされて、CPU101によりそのジョブ設定プログラムが実行されることにより実現される。ジョブ設定プログラムは、画像処理プログラムの一部である。なお、このジョブ設定プログラムが実行される前の段階で、ユーザ「デービッド」がMFP100にログインしていることが前提とされる。MFP100がそれを操作するユーザを特定するためである。
図5を参照して、ジョブ設定処理では、ジョブ設定画面が表示部119Bに表示される(ステップS21)。ジョブ設定画面は、送信するデータと、送信する相手先と、送信する方法とを設定するための画面である。なお、送信方法(電子メールやファクシミリ通信といった通信プロトコル)については、画像データの受け取り側が、その方法を指定しても構わない。ジョブ設定画面については後述する。そして、アドレス帳を呼び出す呼出指示が入力されたか否かが判断される(ステップS22)。呼出指示が入力された場合にはステップS23に進み、入力されていない場合にはステップS24に進む。アドレス帳は、ログインユーザ、ここではユーザ識別情報「デービッド」に関連付けて予め記憶されたユーザに固有のデータである。アドレス帳は、ユーザ識別情報と、そのユーザのホーム端末の端末識別情報とを少なくとも含む。アドレス帳は、電子メールアドレスを含んでもよい。さらに、アドレス帳は、ファクシミリ番号を含んでもよい。ステップS23では、アドレス帳が読み出されて、アドレス帳が宛先リストに設定される。ステップS24では、ユーザデータが読み出されて、ユーザデータが宛先リストに設定される。この場合には、宛先リストを新たに生成する必要がなく、アドレス帳が存在しない場合でも宛先リストを表示することができる。そして、宛先リストがジョブ設定画面に表示される(ステップS25)。
さらに、ジョブ設定画面において、送信する画像データと、宛先とが指定されたか否かが判断され(ステップS26)、それらが指定された場合にはステップS27に進み、そうでなければステップS21に戻る。ステップS27では、ステップS26で指定された画像データと宛先とを、送信する画像データと宛先に決定する。
図6(A)は、ジョブ設定画面の一例を示す図である。図6(A)を参照して、ジョブ設定画面200は、操作主体を特定する情報を表示する領域201と、送信するデータの入力指示もしくは選択指示を受付ける領域202と、領域202で入力もしくは選択されたデータの加工を指示する領域203と、送信する画像データの指定を受付ける領域204と、送信先および送信方法の指定を受付ける領域205とを含む。
領域201は、操作主体であるログインしているユーザ「デービッド」を特定するための情報として、ユーザ識別情報としてのユーザ名称「デービッド」と、デービッドの顔画像とが表示される。なお、図では「顔」の文字を便宜的に表示しているが、実際には顔画像が表示される。
領域202は、HDD107の領域を指定するためボタン202Aと、スキャナ113からの画像データの入力を指示するためのボタン202Bと、他の画像データ入力装置からの画像データの入力を指示するためのボタン202Cとを含む。ボタン202Aが指示されると、そのボタンに対応するHDD107の領域に記憶されている画像データを縮小表示したサムネイルが領域204に表示される。ボタン202Bが指示されると、スキャナ113が能動化されてスキャナ113が出力する画像データのサムネイルが領域204に表示される。ボタン202Cが指示されると他の画像データ入力装置からの画像データが入力され、入力された画像データのサムネイルが領域204に表示される。他の画像入力装置とは、たとえば、ネットワーク2に接続されたコンピュータであり、そのコンピュータから出力される画像データが入力される。
領域204に表示されたサムネイルを指示することにより、指示されたサムネイルに対応する画像データが送信対象としての画像データとして指定される。また、領域203に表示されたボタンが指示されると、領域204において指定された画像データに対して、複数の画像データをまとめるバインド処理、選択の対象から削除する削除処理、順番を変更する移動処理、画像データを拡大する処理、複数の画像データを1つの画像データにまとめるページ展開処理、指示した処理をキャンセルするリセット処理等が実行される。
領域205は、送信先と送信方法とを設定するための領域である。領域205は、送信先を指定するための宛先リストを表示する領域206と、送信方法を指定するためのボタン205Aと、宛先リストの表示をスクロールさせるためのボタン206Aとを含む。送信方法は、ファクシミリ送信、電子メール(E-mail)送信、またはBOX送受信を指定することができる。領域206には、宛先リストの少なくとも一部が表示される。宛先リストは、上述したジョブ設定処理により、アドレス帳またはユーザデータのいずれかが設定される。宛先リストは、ユーザ識別情報を少なくとも含む。したがって、領域206には、ユーザ識別情報が表示される。また、宛先リストが付随情報としての顔画像を含む場合には、その顔画像がユーザ識別情報に隣接して表示される。ここでは、領域206に、宛先リストに含まれる宛先のうち2つが表示されるが、ボタン206Aを指示することにより、他の宛先の表示に変更される。
また、領域206に表示されたユーザ識別情報を指示することにより、そのユーザの詳細な情報がサブウインドウに表示される。サブウインドウは、ジョブ設定画面に重畳して表示される。サブウインドウに表示される情報は、ユーザデータの少なくとも一部を含む。図6(B)は、ユーザの詳細な情報を示すサブウインドウの一例を示す図である。図6(B)を参照して、ユーザ識別情報「デービッド」のユーザデータのすべてが表示される。
<BOX送受信>
本実施の形態における画像処理システムにおいては、ジョブ入力端末でジョブ入力処理が実行されると、上述したジョブ設定処理が実行される。そして、そのジョブ設定処理により設定された宛先のユーザのホーム端末においてジョブ管理処理が実行される。ここでは、ユーザ識別情報「デービッド」のユーザが、ホーム端末MFP100で、ユーザ識別情報「ジュリー」宛に画像データを送信するので、MFP100でジョブ入力処理が実行されて、ユーザ識別情報「ジュリー」のホーム端末であるMFP100Aでジョブ管理処理が実行される。さらに、宛先のユーザとされた「ジュリー」がジョブの出力をホーム端末であるMFP100Aまたは他の端末MFP100,100B,100Cで指示すると、その端末でジョブ出力処理が実行される。ジョブの出力が指示される端末をジョブ出力端末という。ここでは、ジョブ出力端末をMFP100Bとして説明する。
図7は、本実施の形態における画像処理システムで実行されるBOX送受信処理の流れを示すフローチャートである。図7(A)は、ジョブ入力端末で実行されるジョブ入力処理の流れを示すフローチャートである。図7(B)は、ジョブ入力端末で実行されるジョブ管理処理の流れを示すフローチャートである。このジョブ入力処理およびジョブ管理処理は、フラッシュROM108に記憶されたジョブ入力プログラムが、ジョブ入力端末のRAM105にロードされて、CPU101によりそのジョブ入力プログラムが実行されることにより実現される。図7(C)は、ホーム端末で実行されるジョブ管理処理の流れを示すフローチャートである。このジョブ管理処理は、フラッシュROM108に記憶されたジョブ管理プログラムが、ホーム端末のRAM105にロードされて、CPU101によりそのジョブ管理プログラムが実行されることにより実現される。図7(D)は、ジョブ出力端末で実行されるジョブ出力処理の流れを示すフローチャートである。このジョブ出力処理は、フラッシュROM108に記憶されたジョブ出力プログラムが、ジョブ出力端末のRAM105にロードされて、CPU101によりそのジョブ出力プログラムが実行されることにより実現される。ジョブ入力プログラム、ジョブ管理プログラムおよびジョブ出力プログラムは、画像処理プログラムの一部である。
まず、図7(A)を参照して、ジョブ入力端末であるMFP100では、ユーザ識別情報「デービッド」のユーザのユーザ認証が行われる(ステップS31)。ユーザ認証の結果、認証されればログインを許可してステップS32に進むが、認証されなければログインを許可することなくステップS31に戻り、待機状態となる。認証は、ユーザにより入力されたユーザ識別情報およびパスワードが、HDD107に記憶されているユーザデータに存在する場合にログインを許可し、存在しない場合にはログインを許可しない。上述したように、ユーザデータは、MFP100以外のMFP100A,100B,100Cに記憶されている登録ユーザ情報を含むので、MFP100をホーム端末としないユーザであっても、MFP100A,100B,100Cのいずれかをホーム端末とするユーザであれば、MFP100にログインすることができる。
ステップS32では、図5を用いて説明したジョブ設定処理が実行される。そして、ジョブの設定が完了したか否かが判断される。完了した場合にはステップS34に進み、完了しない場合には完了するまで待機状態となる。ジョブ設定処理により送信する画像データと宛先とが決定された場合に、ジョブの設定が完了したと判断する。
ステップS34では、送信することが決定された画像データをHDD107に記録する。そして、ステップS35においてジョブ属性情報が生成される。ジョブ属性情報は、画像データのネットワーク上の位置を示す位置情報と、宛先情報となるユーザのユーザ識別情報とを関連付けたデータである。そして、生成されたジョブ属性情報が、宛先のユーザ「ジュリー」のホーム端末であるMFP100Aに送信される(ステップS36)。
図8は、ジョブ属性情報のフォーマットの一例を示す図である。図8を参照して、ジョブ属性情報は、送信元情報と、宛先情報と、画像データ情報とを含む。送信元情報は、ジョブ入力処理の実行を指示したユーザのユーザ識別情報であり、ここでは、「デービッド」である。宛先情報は、宛先のユーザのユーザ識別情報と、そのユーザのホーム端末を識別するための装置識別情報とを含む。ここでは、宛先情報のユーザ識別情報は「ジュリー」であり、装置識別情報は、MFP100AのIPアドレスである。画像データ情報は、それが記憶される端末の装置識別情報と、その端末に記憶されているファイル名とを含む。ここでは、画像データをジョブ入力端末であるMFP100のHDD107に記憶するようにしているので、画像データ情報の装置識別情報は、MFP100のIPアドレスであり、ファイル名は、HDD107を特定する情報(たとえば、デバイス名またはドライブ名)を含む直接パスで指定される。したがって、画像データ情報は、画像データが記憶されるネットワーク2上の位置情報であり、少なくとも装置識別情報(装置のIPアドレス)を有するものである。画像データ情報は、URL(Uniform Resource Locator)であってもよい。なお、送信する画像データをジョブ入力端末であるMFP100に記憶するようにしたが、他のMFP100A、100B,100Cに記憶するようにしてもよい。
図7(C)を参照して、ホーム端末であるMFP100Bでは、ジョブ属性情報が受信されたか否かを判断する(ステップS51)。ジョブ属性情報が受信された場合にはステップS52へ進み、ジョブ属性情報が受信されない場合にはステップS53に進む。ステップS52では、受信したジョブ属性情報をHDD107の所定の領域に記憶する。
この段階で、送信するとされた画像データがジョブ入力端末であるMFP100に記憶され、ジョブ属性情報が宛先のユーザ「ジュリー」のホーム端末であるMFP100Aに記憶される。
次に図7(D)を参照して、ジョブ出力端末であるMFP100Bでは、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザのユーザ認証が行われる(ステップS71)。ユーザ認証の結果、認証されればログインを許可してステップS72に進むが、認証されなければログインを許可することなく待機状態となる。すなわち、ジョブ出力処理は、ジョブ出力端末において、少なくともユーザ識別情報が入力されることを条件に実行される処理である。上述したように、ユーザデータは、ホーム端末であるMFP100B以外のMFP100,100A,100Cに記憶されている登録ユーザ情報を含むので、MFP100Bをホーム端末としないユーザであっても、MFP100,100A,100Cのいずれかをホーム端末とするユーザであれば、MFP100Bにログインすることができる。
このため、ステップS72では、ジョブ出力端末であるMFP100Bが、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザのホーム端末であるか否かが判断される。ホーム端末の場合にはステップS75に進み、そうでない場合にはステップS73に進む。ここでは、MFP100Bが、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザのホーム端末でないので、ステップS73に進むことになる。ステップS73では、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザのホーム端末であるMFP100Aにジョブ属性情報の送信要求を送信する。この送信要求には、ユーザ識別情報「ジュリー」が含まれる。
図7(C)を参照して、ステップS53において、ジョブ属性情報の送信要求が受信されたか否かが判断される。受信された場合にはステップS54に進み、受信されない場合には処理を終了する。ステップS54では、送信要求に含まれるユーザ識別情報を用いて、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報を、HDD107に記憶されているジョブ属性情報のうちから抽出する。HDD107に該当するジョブ属性情報が複数ある場合には、該当するジョブ属性情報のすべてを抽出する。そして、抽出したジョブ属性情報を、送信要求を送信してきたジョブ出力端末に送信する(ステップS55)。なお、ステップS54で該当するジョブ属性情報が1つも抽出されなかった場合には、ジョブ属性情報が存在しないことを示す情報をジョブ出力端末に送信する。
図7(D)を参照して、ステップS73で送信した送信要求に応じて、ジョブ属性情報を受信する(ステップS74)。ジョブ属性情報が存在しないことを示す情報が受信された場合には、そのままステップS75に進む。
次のステップS75では、ログインユーザであるユーザ識別情報「ジュリー」のユーザ宛のジョブが存在するか否かが判断される。この判断は、ジョブ属性情報が存在するか否かにより判断される。ジョブ出力端末がホーム端末でない場合には、ステップS74でジョブ属性情報が存在しないことを示す情報が受信されたか否かにより判断される。そのような情報が受信された場合には、ジョブがないとして処理を終了する。ステップS74でジョブ属性情報が受信された場合にはステップS76に進む。一方、ジョブ出力端末がホーム端末の場合には、HDD107にログインユーザであるユーザ識別情報「ジュリー」を含むジョブ属性情報を、HDD107に記憶されているジョブ属性情報のうちから抽出する。そのようなジョブ属性情報が抽出された場合には、ジョブが存在するとしてステップS76に進み、抽出されない場合には処理を終了する。
ステップS76では、ログインユーザであるユーザ識別情報「ジュリー」を含むジョブ属性情報を表示部119Bに表示する。るジョブ属性情報のうち宛先情報のユーザ識別情報が少なくとも表示される。送信元情報のユーザ識別情報、画像データ情報のファイル名を併せて表示してもよい。送信された画像データが誰から送信されたものか、また、その内容をユーザが理解するために参考となるからである。
そして、出力指示が入力されたか否かが判断される(ステップS77)。そのような指示が入力された場合にはステップS78に進み、そうでない場合には処理を終了する。ステップS78では、ジョブ属性情報の画像データ情報の装置識別情報で特定される端末に、プルプリント指示を送信する。プルプリント指示は、画像データの送信を要求する指示である。ここでは、画像データをジョブ入力端末に記憶するようにしたので、プルプリント指示はジョブ入力端末であるMFP100に送信されることになる。プルプリント指示は、ジョブ属性情報の画像データ情報のファイル名を少なくとも含む。
図7(B)を参照して、ステップS37において、プルプリント指示が受信されたか否かが判断される。プルプリント指示が受信された場合にはステップS38に進み、受信されない場合には処理を終了する。ステップS38では、受信されたプルプリント指示に含まれるファイル名で特定される画像データを読み出す。そして、読み出した画像データをプルプリント指示を送信してきたジョブ出力端末であるMFP100Bに送信する(ステップS39)。
再度図7(D)を参照して、ステップS79において、ステップS78で送信したプルプリント指示の送信に応じて送信されてきた画像データを受信する。そして、受信した画像データを出力する(ステップS80)。出力は、ユーザ「ジュリー」による指定に応じた方法で出力される。
なお、ジョブ出力端末がジョブ入力端末を兼ねる場合があり、この場合は画像データがジョブ出力端末のHDD107に記憶されている。このため、そのような画像データを取得する際には、ジョブ出力端末はステップS78でプルプリント指示を送信するのに代えて、HDD107からジョブ属性情報の画像データ情報のファイル名で特定される画像データを読み出すことになる。この際、ステップS79は不要である。このような同一端末間で画像データのやりとりを含めて、画像データの送信およびまたは画像データの受信と呼ぶ。また、上述の例においては、プルプリント指示により画像データの送受信が行われる例を示したが、これに限らず、画像データの受け取り手による電子メールによる送信指示やファクシミリ送信指示であってもよい。
<BOX送受信の変形例>
上述した画像処理システムでは、送信する画像データをジョブ入力端末に記憶し、ジョブ属性情報を宛先のユーザのホーム端末に記憶するものであった。これに対して、変形例における画像処理システムでは、送信する画像データとジョブ属性情報とを共に宛先のユーザのホーム端末に記憶するようにする。このため、上述した画像処理システムにおいてジョブ入力端末で実行されたジョブ入力処理の一部が、変形例における画像処理システムでは、宛先のユーザのホーム端末で実行される。
図9は、変形例における画像処理システムで実行されるBOX送受信処理の流れを示すフローチャートである。図9(A)は、変形例におけるジョブ入力処理の流れを示すフローチャートである。図9(B)は、変形例におけるジョブ管理処理の流れを示すフローチャートである。図9(C)は、変形例におけるジョブ出力処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図9(A)を参照して、変形例におけるジョブ入力端末であるMFP100では、上述した画像処理システムのジョブ入力端末と同様に、ステップS31〜ステップS33が実行される。これにより、送信する画像データと宛先とが決定される。
そして、ジョブ属性情報が生成される(ステップS35)。ここで生成されるジョブ属性情報における画像データ情報の装置識別情報は、ホーム端末であるMFP100Aに割り当てられた装置識別情報である。画像データ情報のファイル名は、画像データがMFP100AのHDD107に記憶される領域が予め定められていれば、その領域を指定する情報を含むファイル名である。そして、生成されたジョブ属性情報と、送信する画像データとが、宛先のユーザ「ジュリー」のホーム端末であるMFP100Aに送信される(ステップS36A)。
図9(B)を参照して、ホーム端末であるMFP100Aでは、ジョブ属性情報と画像データとが受信されたか否かを判断する(ステップS51A)。ジョブ属性情報と画像データとが受信された場合にはステップS52Aへ進み、それらが受信されない場合にはステップS53に進む。ステップS52Aでは、受信したジョブ属性情報と画像データとをHDD107の所定の領域に記憶する。ジョブ属性情報において、画像データ情報のファイル名は、MFP100AのHDD107を特定する情報(たとえば、デバイス名またはドライブ名)を含む直接パスなので、ジョブ属性情報をそれの画像データ情報のファイル名で特定されるHDD107の領域と異なる領域に記憶する場合には、ジョブ属性情報のファイル名を変更して記憶する。
この段階で、送信するとされた画像データとジョブ属性情報とが宛先のユーザ「ジュリー」のホーム端末であるMFP100Aに記憶される。なお、ジョブ入力端末がジョブ出力端末を兼ねる場合もある得る。係る場合は、装置間のデータの移動は不要であるが、同一装置間で画像データのやり取りを含めて画像データの送信およびまたは画像データの受信と呼ぶ。
次に、ステップS53〜ステップS55までの処理が実行されて、ジョブ出力端末であるMFP100Bにジョブ属性情報が送信される。なお、送信するジョブ属性情報が記憶されていない場合には、ジョブ属性情報が存在しないことを示す情報がジョブ出力端末に送信される。
そして、ステップS58以降の処理が実行される。ステップS58〜ステップS60までの処理は、図7(B)で説明したステップS37〜ステップS39までの処理と同じである。すなわち、プルプリント指示が受信されたか否かが判断され(ステップS58)、プルプリント指示が受信された場合にはプルプリント指示に含まれるファイル名で特定される画像データを読み出し(ステップS59)、読み出した画像データをプルプリント指示を送信してきたジョブ出力端末であるMFP100Bに送信する(ステップS60)。
次に図9(C)を参照して、ステップS71〜ステップS80までの処理は、図7(D)で説明したジョブ出力処理と同じである。ジョブ出力端末が、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザのホーム端末である場合の処理が異なってくる。ジョブ出力端末が、ホーム端末の場合には、ジョブ出力端末のHDD107に画像データが記憶されているからである。したがって、ステップS81で、HDD107にログインユーザであるユーザ識別情報「ジュリー」を含むジョブ属性情報を、HDD107に記憶されているジョブ属性情報のうちから抽出する。そのようなジョブ属性情報が抽出された場合には、ジョブが存在するとしてステップS82に進み、抽出されない場合には処理を終了する。
ステップS82では、ログインユーザであるユーザ識別情報「ジュリー」を含むジョブ属性情報を表示部119Bに表示する。そして、出力指示が入力されたか否かが判断され(ステップS83)、そのような指示が入力された場合にはステップS84に進み、そうでない場合には処理を終了する。ステップS84では、HDD107からジョブ属性情報の画像データ情報のファイル名で特定される画像データを読み出して出力する。
以上説明したように、第1の実施の形態における画像処理システムは、それぞれがネットワークに接続されたMFP100,100A,100B,100Cで構成される。MFP100,100A,100B,100Cそれぞれは、HDD107にユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶している。MFP100,100A,100B,100Cそれぞれでは、CPU101で画像処理プログラムが実行される。
たとえば、MFP100は、他のMFP100A,100B,100Cの少なくとも1つ、たとえばMFP100A,100B,100Cに対して、MFP100Aが備えるHDD107に記憶されている登録ユーザ情報の送信を要求し、要求手段による要求に応じてMFP100A,100B,100Cにより送信された登録ユーザ情報を受信し、受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータをHDDに記憶する。ユーザデータは、ユーザ識別情報と、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれを識別するための装置識別情報とを関連付けたデータである。このため、ネットワークに接続されたMFP100,100A,100B,100Cのいずれか1つ、たとえばMFP100にユーザ識別情報を含む登録ユーザ情報を記憶させれば、その登録ユーザ情報を記憶させていないMFP100A,100B,100Cにおいて、その登録ユーザ情報を参照することができる。
また、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれは、受信された登録ユーザ情報に加えて、自装置のHDD107に記憶されている登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータをさらに記憶する。
また、ユーザデータは、登録ユーザ情報と、該登録ユーザ情報が記憶されていたMFP100,100A,100B,100Cを識別するための装置識別情報とを関連付けたデータなので、ユーザデータからいずれの装置に記憶されていた登録ユーザ情報かを判別することができる。
また、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれは、HDD107に記憶されたユーザデータに含まれるユーザ識別情報を表示し(S25)、表示されたユーザ識別情報の指定を受付ける(S26)。このため、MFP100,100A,100B,100Cのいずれかに記憶されたユーザ識別情報のうちから所望のユーザのユーザ識別情報を指定することができる。
さらに、ユーザデータは、データの送信先情報としてユーザ識別情報およびホーム端末の装置識別情報を含み、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれは、データが入力されると(S32)と、指定されたユーザ識別情報で特定される送信先情報に従って、入力されたデータを送信する(S34〜S39)。このため、入力されたデータをMFP100,100A,100B,100Cのいずれかに記憶されたユーザ識別情報で特定されるユーザのいずれかに送信することができる。
さらに、登録ユーザ情報は、ユーザを認証するための認証情報を含んでおり、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれは、ユーザにより入力された認証情報と登録ユーザ情報とに基づきユーザ認証する(S31)ので、MFP100,100A,100B,100Cのいずれかに登録ユーザ情報を記憶させれば、複数の画像処理装置のいずれにおいてもユーザ認証が可能となる。
画像データの入力時において、ジョブ入力端末、たとえばMFP100で、スキャナ113、FAX117または通信I/F111に画像データが入力されると、CPU101は、画像データをジョブ入力端末MFP100のHDD107に記憶し、画像データのネットワーク上の位置情報とユーザ識別情報とを関連付けたジョブ属性情報を生成する。そして、CPU101は、生成したジョブ属性情報を、ホーム端末、たとえばMFP100Aに送信して記憶させる。画像データのネットワーク上の位置情報は、それが記憶されるMFP100に割り当てられたIPアドレスとファイル名とを含む。
また、変形例においては、ジョブ入力端末MFP100においては、CPU101は、画像データが入力されると、画像データをホーム端末MFP100AのHDD107に記憶させ、画像データのネットワーク上の位置情報とユーザ識別情報とを関連付けたジョブ属性情報を生成する。そして、CPU101は、生成したジョブ属性情報を、ホーム端末MFP100Aに送信して記憶させる。画像データのネットワーク上の位置情報は、それが記憶されるMFP100Aに割り当てられたIPアドレスとファイル名とを含む。
ジョブ属性情報が記憶されるMFP100,100A,100B,100Cがユーザデータによって定められるので、ユーザ識別情報からそのユーザに関連するジョブ属性情報が記憶されているMFP100,100A,100B,100Cを特定することができる。また、ジョブ属性情報によりユーザ識別情報と画像データのネットワーク上の位置情報とが関連付けられるので、ジョブ属性情報から画像データが記憶されているネットワーク2上の位置がわかる。したがって、画像データをMFP100,100A,100B,100Cのうち任意の装置に記憶することができる。
一方、ユーザのホーム端末、ここではMFP100Aでは、それのCPU101は、ジョブ入力端末、ここではMFP100によって生成されたジョブ属性情報を受信し、MFP100Aの装置識別情報を含むジョブ属性情報を記憶する。このため、ジョブ属性情報を取得するために、ジョブ属性情報を記憶するMFP100,100A,100B,100Cを探索する必要がなく、通信量を削減してネットワーク2を有効に利用することができる。
また、画像データの出力時において、ジョブ出力端末、たとえば、MFP100Bでは、ユーザ識別情報が入力されると、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報をそのユーザのホーム端末、ここではMFP100AのHDD107より取得し、取得されたジョブ属性情報で関連付けられた画像データを取得する。ジョブ属性情報は、ユーザ識別情報を含むので、あるユーザ識別情報を含むジョブ属性情報を取得すれば、そのユーザ識別情報に関連付けられたすべての画像データを取得することができる。すなわち、あるユーザに関連する画像データを複数のMFP100,100A,100B,100Cの任意の装置で取得することができる。このため、MFP100,100A,100B,100Cの任意の装置で入力された画像データを、MFP100,100A,100B,100Cの任意の1つの装置で取得することができる。
また、ユーザのホーム端末、ここではMFP100Aは、ジョブ出力端末、ここではMFP100Bからの問い合わせによりユーザ識別情報が入力されると、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報がHDD107に記憶されていれば、そのジョブ属性情報を読み出し、問い合わせをしたMFP100Bに送信する。これにより、問い合わせをしたMFP100Bにおいてジョブ属性情報が取得される。このため、ユーザ識別情報がMFP100,100A,100B,100Cのいずれで入力されても、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報をMFP100,100A,100B,100Cのいずれかから取得することができる。
さらに、変形例における画像処理システムにおいては、画像データがホーム端末に記憶される。ユーザはホーム端末を使用する頻度が高いので、画像データを予めホーム端末に記憶しておくことで、画像データを取得するためのスループットタイムを短くすることができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態における画像処理システムの全体構成は、図1に示した第1の実施の形態における画像処理システムと同様である。また、第2の実施の形態における画像処理システムを構成するMFP100,100A,100B,100Cのハード構成は、図2に示したMFP100のそれと同じである。したがって、これらについてここでは説明を繰り返さない。第1の実施の形態における画像処理システムにおいては、第1または第2のユーザデータをMFP100,100A,100B,100Cで記憶するようにした。第2の実施の形態における画像処理システムにおいては、第1または第2のユーザデータをMFP100,100A,100B,100Cで記憶しないようにしたものである。このため、図3に示した初期設定処理および接続処理は実行されない。MFP100をネットワーク2に新たに接続する場合、ネットワーク2に接続するために必要な処理(たとえばIPアドレスの設定)と、登録ユーザ情報が記憶される。
第2の実施の形態におけるMFP100,100A,100B,100Cでは、宛先のユーザのホーム端末を検出するために、検出処理が実行される。図10は、ホーム端末検出処理の流れを示すフローチャートである。図10(A)は、ホーム端末を検出しようとする端末で実行される検出処理Aの流れを示し、図10(B)は、検出処理Aを実行する端末以外で実行される検出処理Bの流れを示す。この検出処理Aおよび検出処理Bは、フラッシュROM108に記憶された検出処理Aプログラムおよび検出処理Bプログラムが、MFP100,100A,100B,100CのRAM105にロードされて、CPU101によりその検出処理Aプログラムおよび検出処理Bプログラムが実行されることにより実現される。検出処理Aプログラムおよび検出処理Bプログラムは、画像処理プログラムの一部である。ここでは、説明のためホーム端末を検出しようとする端末を検出端末といい、検出処理Aを実行する端末以外の端末を被検出端末という。
図10(A)および図10(B)を参照して、検出端末では、ホーム端末を検出するための検出要求をブロードキャストで送信する。この検出要求には、宛先のユーザのユーザ識別情報を含む。被検出端末では、検出要求を受信するまで待機状態となっており(ステップS95でNO)、検出要求を受信するとステップS96に進む。ステップS96では、ステップS95で受信した検出要求に含まれるユーザ識別情報を含む登録ユーザ情報がHDD107に記憶されているか否かを検出する。そのような登録ユーザ情報が記憶されている場合にはステップS97に進み、そうでない場合にはステップS97をスキップして処理を終了する。検出要求に含まれるユーザ識別情報を含む登録ユーザ情報がHDD107に記憶されている場合には、被検出装置は、そのユーザ識別情報のユーザのホーム端末である。このため、ステップS97では、自装置がホーム端末であることを検出装置に通知するために、被検出装置を識別するための装置識別情報を検出装置に送信する。
一方、検出装置では、検出要求の送信(ステップS91)に応じて装置識別情報が受信されたか否かを判断する(ステップS92)。受信された場合にはステップS93に進み、受信されない場合にはステップS94に進む。ステップS93では、受信された装置識別情報を、ユーザ識別情報で特定されるユーザのホーム端末に設定する。ステップS94では、ユーザ識別情報で特定されるユーザのホーム端末なしに設定する。この場合、エラー処理をするようにしてもよい。
なお、ステップS91において、検出要求をブロードキャストで送信するようにしたが、ネットワーク2に接続されている他のMFP100A,100B,100Cを検出して、順に送信するようにしてもよい。この場合、ホーム端末が検出された時点で処理を終了させれば、処理時間を短くすることができ、効率的である。
第2の実施の形態における画像処理システムの各MFP100,100A,100B,100Cで、図7または図9に示した処理が実行される場合、ホーム端末宛にデータを送信する処理の前に、上述した検出処理が実行される。具体的には、図7(A)においてはステップS36の直前、図7(D)においてはステップS73の直前、図9(A)においてはステップS36Aの直前、図9(C)においてはステップS73の直前に、検出処理Aが実行される。
以上説明したように、第2の実施の形態における画像処理システムでは、宛先のユーザのホーム端末を検出するために検出処理を実行するようにした。このため、第1のユーザデータまたは第2のユーザデータをMFP100,100A,100B,100Cで記憶することなく、第1の実施の形態における画像処理システムと同様の効果を奏することができる。
<第3の実施の形態>
次に第3の実施の形態における画像処理システムを説明する。第3の実施の形態における画像処理システムの全体構成は、図1に示した第1の実施の形態における画像処理システムと同様である。また、第3の実施の形態における画像処理システムを構成するMFP100,100A,100B,100Cのハード構成は、図2に示したMFP100のそれと同じである。したがって、これらについてここでは説明を繰り返さない。
第1の実施の形態における画像処理システムにおいては、MFP100A,100B,100Cが既にネットワーク2に接続された状態で、MFP100をネットワーク2に新たに接続する場合、MFP100において図3(A)に示した初期設定処理が実行され、他のMFP100A,100B,100Cにおいて図3(B)に示した接続処理が実行された。第3の実施の形態における画像処理システムにおいても同様に各処理が実行され、MFP100,100A,100B,100Cに第1または第2のユーザデータが生成される。しかしながら、第3の実施の形態における画像処理システムで生成される第1または第2のユーザデータは、ホーム端末を識別するための端末識別情報を必要としない。
図11は、MFP100をネットワークに新たに接続する際に実行される処理の流れを示す別のフローチャートである。図11(A)は、MFP100で実行される初期設定処理の別の流れを示し、図11(B)は、MFP100で初期設定処理が実行される場合にMFP100A,100B,100Cそれぞれで実行される接続処理の別の流れを示す。この初期設定処理および接続処理は、フラッシュROM108に記憶された初期設定プログラムおよび接続プログラムが、それぞれRAM105にロードされてCPU101により実行されることにより実現される。初期設定プログラムおよび接続プログラムは、画像処理プログラムの一部である。
図11(A)を参照して、図3(A)に示した初期設定処理と異なるところは、ステップS04で端末情報と登録ユーザ情報とを送信したのに対して、ステップS04Aでは、端末情報を送信することなく登録ユーザ情報を送信する点、ステップS05で端末情報と登録ユーザ情報とを受信したのに対して、ステップS05Aでは、端末情報を受信することなく登録ユーザ情報を受信する点である。また、図11(B)を参照して、図3(B)に示した初期設定処理と異なるところは、ステップS11で端末情報と登録ユーザ情報とを受信したのに対して、ステップS11Aでは、端末情報を受信することなく登録ユーザ情報を受信する点、ステップS12で端末情報と登録ユーザ情報とを送信したのに対して、ステップS12Aでは、端末情報を送信することなく登録ユーザ情報を送信する点である。
このため、MFP100において、ステップS09では、登録ユーザ情報からユーザデータが生成される。このユーザデータは、登録ユーザ情報を含む。生成されるユーザデータは、ステップS07において自装置の登録ユーザ情報を使用するとされた場合には、MFP100,100A,100B,100Cに記憶されている登録ユーザ情報のすべてをまとめたものがユーザデータ(第1のユーザデータ)とされ、ステップS07において自装置の登録ユーザ情報を使用しないとされた場合には、MFP100を除くMFP100A,100B,100Cに記憶されている登録ユーザ情報のすべてをまとめたものがユーザデータ(第2のユーザデータ)とされる。
また、MFP100A,100B,100Cそれぞれにおいて、ステップS11Aで受信されたMFP100の登録ユーザ情報からユーザデータを生成して、生成したユーザデータを、HDD107に既に記憶されているユーザデータに追加する(ステップS13)。
図12は、第3の実施の形態における第1および第2のユーザデータを説明するための図である。図12では、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれに、図4(A)〜図4(D)に示した登録ユーザ情報が記憶されている場合に生成されるユーザデータを示している。図12(A)は、第1のユーザデータの一例を示す別の図であり、図12(B)は、第2のユーザデータの一例を示す別の図である。図12(A)及び図12(B)を参照して、第1および第2のユーザデータは、図4(E)及び図4(F)に示した第1および第2のユーザデータと異なり、登録ユーザ情報を含むがホーム端末に関する情報は含まない。
<BOX送受信>
ここでは、説明を簡単にするため、ユーザ識別情報「デービッド」のユーザがMFP100で、ユーザ識別情報「ジュリー」宛に画像データを送信するジョブを入力する場合を例に説明する。この場合、MFP100ではジョブ入力処理が実行される。ジョブ入力処理では、ユーザ「デービッド」によるログイン要求に応じてユーザ認証したのち、ジョブ設定処理を実行する。なお、ここではジョブ入力処理をホーム端末で実行する例を説明するが、ジョブ入力処理はホーム端末以外の端末で実行することも可能である。
図13は、第3の実施の形態における画像処理システムで実行されるBOX送受信処理の流れを示すフローチャートである。図13(A)は、ジョブ入力端末で実行されるジョブ入力処理の流れを示す別のフローチャートである。図13(B)は、出力端末以外の端末で実行されるジョブ送信処理の流れを示す別のフローチャートである。図13(C)は、ジョブ出力端末で実行されるジョブ出力処理の流れを示す別のフローチャートである。
図13(A)を参照して、ステップS31〜ステップS34までの処理は、第1の実施の形態におけるジョブ入力処理と同じである。ステップS35では、ジョブ属性情報が生成されるが、ここで生成されるジョブ属性情報は、ホーム端末の装置識別情報を含まない。そして、ステップS35で生成されたジョブ属性情報と、ステップS33で送信することが決定された画像データとが、ジョブ入力端末であるMFP100のHDD107の所定の領域に記憶される(ステップS35A)。
図14は、第3の実施の形態におけるジョブ属性情報のフォーマットの一例を示す図である。図14を参照して、ジョブ属性情報は、送信元情報と、宛先情報と、画像データ情報とを含む。送信元情報は、ジョブ入力処理の実行を指示したユーザのユーザ識別情報であり、ここでは、「デービッド」である。宛先情報は、宛先のユーザのユーザ識別情報を含む。ここでは、宛先情報のユーザ識別情報は「ジュリー」である。画像データ情報は、それが記憶される端末の装置識別情報と、その端末に記憶されているファイル名とを含む。ここでは、画像データをジョブ入力端末であるMFP100のHDD107に記憶するようにしているので、画像データ情報の装置識別情報は、MFP100のIPアドレスであり、ファイル名は、HDD107を特定する情報(たとえば、デバイス名またはドライブ名)を含む直接パスで指定される。したがって、画像データ情報は、画像データが記憶されるネットワーク2上の位置情報である。画像データ情報は、URL(Uniform Resource Locator)であってもよい。
なお、送信する画像データをジョブ入力端末であるMFP100に記憶するようにしたが、他のMFP100A、100B,100Cに記憶するようにしてもよい。ジョブ属性情報は、送信元情報を含む必要はなく、宛先のユーザのユーザ識別情報と、送信する画像データのネットワーク2上の位置情報とを少なくとも含んでいればよい。
次に、画像データの出力について説明する。ここでは、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザがMFP100Bにログインした場合を例に説明する。この場合、MFP100Bがジョブ出力端末に相当する。
図13(C)を参照して、ジョブ出力端末であるMFP100Bでは、ユーザ識別情報「ジュリー」のユーザのユーザ認証が行われる(ステップS71)。ユーザ認証の結果、認証されればログインを許可してステップS73Aに進むが、認証されなければログインを許可することなく待機状態となる。すなわち、ジョブ出力処理は、ジョブ出力端末において、少なくともユーザ識別情報が入力されることを条件に実行される処理である。
ステップS73Aでは、ユーザ識別情報「ジュリー」を含むジョブ属性情報の送信を要求する信号をブロードキャストで送信する。このジョブ属性情報の送信を要求する信号は、ユーザ識別情報「ジュリー」を含む。
図13(B)を参照して、ステップS53において、ジョブ出力端末からジョブ属性情報の送信要求が受信されたか否かが判断される。受信された場合にはステップS53Aに進み、受信されない場合にはステップS58に進む。ステップS53Aでは、送信要求に含まれるユーザ識別情報を含むジョブ属性情報が、HDD107に記憶されているか否かが判断される。そのようなジョブ属性情報が記憶されている場合にはステップS54に進み、記憶されていない場合にはステップS58に進む。ステップS54では、送信要求に含まれるユーザ識別情報を用いて、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報を、HDD107に記憶されているジョブ属性情報のうちから抽出する。HDD107に該当するジョブ属性情報が複数ある場合には、該当するジョブ属性情報のすべてを抽出する。そして、抽出したジョブ属性情報を、送信要求を送信してきたジョブ出力端末に送信する(ステップS55)。また、次のステップS58〜ステップS60の処理は、図7(B)に示したステップS37〜ステップS39の処理と同じであるので、ここでは説明を繰り返さない。
再び図13(C)を参照して、ジョブ出力端末では、ステップS73Aで送信した送信要求に応じて、ジョブ属性情報を受信する(ステップS74)。ジョブ属性情報を受信した後にジョブ出力端末で実行されるステップS75〜ステップS80の処理は、図7(D)に示した処理と同じであるのでここでは説明を繰り返さない。
なお、第3の実施の形態においては、MFP100,100A,100B,100Cに、図11(A)に示した初期設定処理および図11(B)に示した接続処理を実行するようにしたが、これらの処理は必ずしも実行する必要はない。すなわち、第3の実施の形態における画像処理システムにおいては、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれが、第1のユーザデータまたは第2のユーザデータを記憶しなくても、図13に示した処理を実行することができる。この場合、図13のステップS32では、送信する画像データの指定と、送信先のユーザを特定するためのユーザ識別情報とが指定されることになる。このユーザ識別情報は、ステップS32の処理を実行するジョブ入力端末、たとえばMFP100に登録ユーザデータが記憶されている必要はなく、MFP100,100A,100B,100Cのいずれかに登録ユーザデータが記憶されていればよい。
上述したように第3の実施の形態における画像処理システムにおいては、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれは、HDD107に複数のユーザそれぞれを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含むユーザデータを記憶している。MFP100,100A,100B,100Cそれぞれでは、CPU101で画像処理プログラムが実行される。
画像データの入力時において、ジョブ入力端末、たとえばMFP100において、スキャナ113,FAX117,通信I/F111に画像データが入力されると、CPU101は、画像データをジョブ入力端末MFP100のHDD107に記憶し、画像データのネットワーク上の位置情報とユーザ識別情報とを関連付けたジョブ属性情報を生成し、MFP100のHDDに記憶する。ジョブ属性情報によりユーザ識別情報と画像データのネットワーク2上の位置情報とが関連付けられるので、画像データをMFP100,100A,100B,100Cのうち任意の装置に記憶することができる。画像データのネットワーク2上の位置情報は、その画像データが記憶されるMFP100に割り当てられたIPアドレスとファイル名とを含む。
また、画像データの出力時において、ジョブ出力端末、たとえば、MFP100BのCPU101は、ユーザ識別情報が入力されると、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報を取得するために、ブロードキャストでジョブ属性情報の送信を要求する、またはネットワークに接続されている他のMFP100,100A,100Cに対して順にジョブ属性情報の送信を要求する。
一方、ジョブ入力端末であるMFP100は、ジョブ出力端末であるMFP100Bからの問い合わせによりユーザ識別情報が入力されると、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報がHDD107に記憶されていれば、そのジョブ属性情報を読み出し、問い合わせをしたジョブ出力端末であるMFP100Bに送信する。これにより、問い合わせをしたジョブ出力端末であるMFP100Bにおいてジョブ属性情報が取得される。このため、ユーザ識別情報がMFP100,100A,100B,100Cのいずれで入力されても、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報をMFP100,100A,100B,100Cのいずれかから取得することができる。
さらに、ジョブ出力端末100BのCPU101は、ジョブ属性情報の送信要求に応じて、ユーザ識別情報を含むジョブ属性情報を記憶する入力端末、ここではMFP100からジョブ属性情報を受信し、取得されたジョブ属性情報で関連付けられた画像データを取得する。ジョブ属性情報は、ユーザ識別情報を含むので、あるユーザ識別情報を含むジョブ属性情報を取得すれば、そのユーザ識別情報に関連付けられたすべての画像データを取得することができる。すなわち、あるユーザに関連する画像データを複数のMFP100,100A,100B,100Cの任意の装置で取得することができる。このため、MFP100,100A,100B,100Cの任意の装置で入力された画像データを、MFP100,100A,100B,100Cの任意の装置で取得することができる。
また、ジョブ入力端末MFP100は、ジョブ出力端末MFP100Bからの問い合わせによりユーザ識別情報が入力されると、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報がHDD107に記憶されていれば、そのジョブ属性情報を読み出し、問い合わせをしたMFP100Bに送信する。これにより、問い合わせをしたMFP100Bにおいてジョブ属性情報が取得される。このため、ユーザ識別情報がMFP100,100A,100B,100Cのいずれで入力されても、そのユーザ識別情報を含むジョブ属性情報をMFP100,100A,100B,100Cのいずれかから取得することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記ユーザ識別情報は、ユーザの名称である、請求項5に記載の画像処理システム。
(2) 前記ユーザデータは、ユーザに関連する関連情報を含み、
前記表示手段は、前記ユーザ識別情報に加えて、前記関連情報を表示する関連情報表示手段を含む、請求項5に記載の画像処理システム。
(3) (2)において、前記関連情報表示手段は、前記ユーザ識別情報に隣接して前記関連情報を表示する。
(4) (2)において、前記関連情報表示手段は、表示されているユーザ識別情報が指定されることを条件に、前記関連情報を表示する。
本発明の第1の実施の形態における画像処理システムの全体概要を示す図である。 第1の実施の形態におけるMFPのハード構成を示すブロック図である。 MFPをネットワークに新たに接続する際に実行される処理の流れを示すフローチャートである。 登録ユーザ情報と第1および第2のユーザデータとを説明するための図である。 ジョブ設定処理の流れを示すフローチャートである。 ジョブ設定画面およびユーザの詳細な情報を示すサブウインドウの一例を示す図である。 本実施の形態における画像処理システムで実行されるBOX送受信処理の流れを示すフローチャートである。 ジョブ属性情報のフォーマットの一例を示す図である。 変形例における画像処理システムで実行されるBOX送受信処理の流れを示すフローチャートである。 ホーム端末検出処理の流れを示すフローチャートである。 MFPをネットワークに新たに接続する際に実行される処理の流れを示す別のフローチャートである。 第3の実施の形態における第1および第2のユーザデータを説明するための図である。 第3の実施の形態における画像処理システムで実行されるBOX送受信処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態におけるジョブ属性情報のフォーマットの一例を示す図である。
符号の説明
1 画像処理システム、2 ネットワーク、100,100A,100B,100C MFP、101 CPU、103 ROM、105 RAM、107 HDD、109 カードI/F、111 通信I/F、113 スキャナ、115 画像形成部、117 FAX、119 操作部、119A 入力部、119B 表示部、120 バス。

Claims (11)

  1. それぞれがネットワークに接続された複数の画像処理装置を含む画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理装置それぞれは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶する登録ユーザ情報記憶手段と、
    他の画像処理装置に対して、該他の画像処理装置が備える前記登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報の送信を要求する要求手段と、
    前記要求手段による要求に応じて、前記他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、
    入力されるユーザ識別情報が、前記記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するユーザ認証手段と、を備える、画像処理システム。
  2. それぞれがネットワークに接続された複数の画像処理装置を含む画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理装置それぞれは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶する登録ユーザ情報記憶手段と、
    前記複数の画像処理装置のうち他の全ての画像処理装置に対して、前記登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報を送信する送信手段と、
    の画像処理装置により送信された前記登録ユーザ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、
    入力されるユーザ識別情報が、前記記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するユーザ認証手段と、を備える、画像処理システム。
  3. 前記ユーザデータ記憶手段は、前記受信手段により受信された登録ユーザ情報に加えて、前記登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータをさらに記憶する、請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記ユーザデータ記憶手段は、登録ユーザ情報と、該登録ユーザ情報が記憶されていた画像処理装置を識別するための装置識別情報とを関連付けて記憶する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記複数の画像処理装置それぞれは、前記ユーザデータ記憶手段に記憶されたユーザデータに含まれるユーザ識別情報を表示する表示手段と、
    前記表示されたユーザ識別情報の指定を受付ける指定受付手段とをさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記ユーザデータは、データの宛先情報を含み、
    前記複数の画像処理装置それぞれは、データが入力されるデータ入力手段と、
    前記指定受付手段により指定されたユーザ識別情報で特定される宛先情報に従って、データ入力手段に入力されたデータを送信する送信手段とをさらに備える、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記登録ユーザ情報は、ユーザを認証するための認証情報を含み、
    前記複数の画像処置装置それぞれは、ユーザにより入力された認証情報と登録ユーザ情報とに基づきユーザ認証する認証手段をさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶する登録ユーザ情報記憶手段と、
    他の画像処理装置に対して、該他の画像処理装置に記憶されている登録ユーザ情報の送信を要求する要求手段と、
    前記要求手段による要求に応じて、前記他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、
    入力されるユーザ識別情報が、前記記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するユーザ認証手段と、を備えた、画像処理装置。
  9. ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶する登録ユーザ情報記憶手段と、
    前記複数の画像処理装置のうち他の全ての画像処理装置に対して、前記登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報を送信する送信手段と、
    の画像処理装置により送信された前記登録ユーザ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶手段と、
    入力されるユーザ識別情報が、前記記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するユーザ認証手段と、を備えた、画像処理装置。
  10. ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置で実行される画像処理プログラムであって、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶するステップと、
    前記他の画像処理装置に対して、該他の画像処理装置が記憶している登録ユーザ情報の送信を要求するステップと、
    前記要求ステップによる要求に応じて、前記他の画像処理装置により送信された登録ユーザ情報を受信するステップと、
    前記受信ステップにより受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するステップと、
    入力されるユーザ識別情報が、前記記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するステップと、を画像処理装置に実行させる、画像処理プログラム。
  11. ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置で実行される画像処理プログラムであって、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含む登録ユーザ情報を記憶するステップと、
    前記複数の画像処理装置のうち他の全ての画像処理装置に対して、前記登録ユーザ情報記憶手段に記憶されている登録ユーザ情報を送信するステップと、
    の画像処理装置により送信された前記登録ユーザ情報を受信するステップと、
    前記受信ステップにより受信された登録ユーザ情報を少なくとも含むユーザデータを記憶するステップと、
    入力されるユーザ識別情報が、前記記憶されたユーザデータに含まれる登録ユーザ情報に含まれていることを条件に当該画像処理装置の利用を認証するステップと、を画像処理装置に実行させる、画像処理プログラム。
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