JP2008235977A - 情報処理装置、データ送信方法およびデータ送信プログラム - Google Patents

情報処理装置、データ送信方法およびデータ送信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 通信トラフィックを減少させること。
【解決手段】 MFPは、データを受け付けるデータ受付手段(S02)と、受け付けられたデータの送信先の電子メールアドレスを受け付ける送信先受付手段(S04)と、データをHDDに格納する格納手段(S10,S13)と、データが格納されたHDDにおけるボックス識別情報を含む電子メールアドレスを送信先の電子メールアドレス宛に送信する送信手段(S14)と、を備える。
【選択図】 図10

Description

この発明は、情報処理装置、データ送信方法およびデータ送信プログラムに関し、特に、データを効率的に送信することが可能な情報処理装置、データ送信方法およびデータ送信プログラムに関する。
近年、情報を記録した紙を受け渡すのに代えて、電子データを受け渡すことが盛んに行われている。データの送受信に電子メールを用いれば、データを容易に所望の宛先のユーザに送信することができる。データを受信したユーザは、データをプリントすることにより、データを紙に記録することができる。しかしながら、電子メールでデータを送信する場合、1つのデータが送信先の相手の数だけ送信されるので、ネットワークの通信トラフィックが増加し、ネットワークの利用効率が低下するといった問題がある。さらに、送信先の相手は必ずしもそのデータを必要とするとは限らないので、不要なデータの送信が行われる場合があるといった問題がある。
特開2003−208284号公報(特許文献1)には、データをプリンタに送信しておき、プリンタにパスワードを入力することでデータをプリントする技術が記載されている。しかしながら、特開2003−208284号公報に記載の技術によれば、データをプリンタに少なくとも一度は送信しなければならず、ネットワークの通信トラフィックが増加するとの問題が残る。
特開2003−208284号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、通信トラフィックを減少させることが可能な情報処理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、通信トラフィックを減少させたデータ送信方法およびデータ送信プログラムを提供することである。
この発明は上述した目的を達成するためになされたもので、この発明のある局面によれば、情報処理装置は、データを受け付けるデータ受付手段と、受け付けられたデータの送信先を受け付ける送信先受付手段と、データを記憶装置に格納する格納手段と、データが格納された記憶装置における位置情報を送信先に送信する送信手段と、を備える。
この局面に従えば、データと送信先とが受け付けられると、データが記憶装置に格納され、データが格納された記憶装置における位置情報が送信先に送信される。このため、データそのものが送信されないので、送信するデータ量を少なくすることができる。その結果、通信トラフィックを減少させることが可能な情報処理装置を提供することができる。
好ましくは、記憶装置は、複数の記憶領域を含み、受け付けられた送信先のユーザに複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断する判断手段と、格納手段は、判断手段において個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域にデータを格納する既存領域格納手段と、判断手段において記録領域が割り当てられていないと判断された場合、新たな記録領域を生成し、生成された新たな記録領域にデータを格納する新規領域格納手段と、を含む。
この局面に従えば、送信先のユーザに複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かが判断され、個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域にデータが格納され、記録領域が割り当てられていないと判断された場合、新たな記録領域にデータが格納される。
好ましくは、新規領域格納手段は、パスワードを生成するパスワード生成手段と、生成されたパスワードが入力されることを条件にアクセス可能に新たな記録領域を設定する設定手段と、を含み、送信手段は、位置情報とともにパスワードを送信する。
この局面に従えば、パスワードが生成され、パスワードが入力されることを条件にアクセス可能に新たな記録領域が設定され、位置情報とともにパスワードが送信される。このため、機密情報を含むデータの機密を保持することができる。
好ましくは、新規領域格納手段は、送信先受付手段により複数の送信先が受け付けられた場合、受け付けられた複数の送信先のユーザのうち個人領域の割り当てられていないユーザ毎に新たな記録領域を生成する。
この局面に従えば、複数の送信先が受け付けられた場合、複数の送信先のユーザのうち個人領域の割り当てられていないユーザ毎に新たな記録領域が生成される。このため、送信先のユーザごとに異なる位置にデータが記憶されるので、送信先のユーザごとにデータを管理することができる。
好ましくは、新規領域格納手段は、データ受付手段により複数のデータが受け付けられた場合、受け付けられた複数のデータ毎に新たな記録領域を生成する。
この局面に従えば、複数のデータが受け付けられた場合、複数のデータ毎に新たな記録領域が生成される。このため、複数のデータごとに異なる位置に記憶されるので、データを検索し易くすることができる。
好ましくは、新規領域格納手段は、ユーザから指示を受け付けることを条件に、新たな記憶領域を生成する。
好ましくは、記憶装置は、複数の記憶領域を含み、受け付けられた送信先のユーザに複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断する判断手段と、格納手段は、判断手段において個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域にデータを格納する既存領域格納手段と、判断手段において記録領域が割り当てられていないと判断された場合、複数の記憶領域のうち任意のユーザがアクセス可能な共有領域にデータを格納する共有領域格納手段と、を含む。
好ましくは、共有領域格納手段は、送信先受付手段により複数の送信先が受け付けられた場合、受け付けられた複数の送信先のユーザのうち個人領域の割り当てられていないユーザ毎に共有領域内に複数のデータ格納領域を生成し、生成した複数のデータ格納領域それぞれにデータを格納する。
好ましくは、共有領域格納手段は、データ受付手段により複数のデータが受け付けられた場合、受け付けられた複数のデータ毎に共有領域内に複数のデータ格納領域を生成し、生成した複数のデータ格納領域に複数のデータをそれぞれ格納する。
この発明の他の局面によれば、情報処理装置は、データを受け付けるデータ受付手段と、受け付けられたデータの送信先を受け付ける送信先受付手段と、受け付けられた送信先のユーザに記憶装置が有する複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断する判断手段と、判断手段において個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域にデータを格納する既存領域格納手段と、判断手段において個人領域が割り当てられていると判断された場合、データが格納された記憶装置における位置情報を送信先に送信し、判断手段において記録領域が割り当てられていないと判断された場合、データを送信先に送信する送信手段と、を備える。
この局面に従えば、データと送信先とが受け付けられると、送信先のユーザに記憶装置が有する複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かが判断され、個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域にデータが格納され、個人領域が割り当てられていると判断された場合、データが格納された記憶装置における位置情報を送信先に送信し、記録領域が割り当てられていないと判断された場合、データが送信先に送信される。このため、個人領域が割り当てられていれば、データそのものが送信されないので、送信するデータ量を少なくすることができる。その結果、通信トラフィックを減少させることが可能な情報処理装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、データ送信方法は、データを受け付けるステップと、受け付けられたデータの送信先を受け付けるステップと、データを記憶装置に格納するステップと、データが格納された記憶装置における位置情報を送信先に送信するステップと、を含む。
この局面に従えば、通信トラフィックを減少させたデータ送信方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、データ送信方法は、データを受け付けるステップと、受け付けられたデータの送信先を受け付けるステップと、受け付けられた送信先のユーザに記憶装置が有する複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断するステップと、判断するステップにおいて個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域にデータを格納するステップと、判断するステップにおいて個人領域が割り当てられていると判断された場合、データが格納された記憶装置における位置情報を送信先に送信するステップと、判断するステップにおいて記録領域が割り当てられていないと判断された場合、データを送信先に送信するステップと、を含む。
この局面に従えば、通信トラフィックを減少させたデータ送信方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、データ送信プログラムは、データを受け付けるステップと、受け付けられたデータの送信先を受け付けるステップと、データを記憶装置に格納するステップと、データが格納された記憶装置における位置情報を送信先に送信するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、通信トラフィックを減少させたデータ送信プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、データ送信プログラムは、データを受け付けるステップと、受け付けられたデータの送信先を受け付けるステップと、受け付けられた送信先のユーザに記憶装置が有する複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断するステップと、判断するステップにおいて個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域にデータを格納するステップと、判断するステップにおいて個人領域が割り当てられていると判断された場合、データが格納された記憶装置における位置情報を送信先に送信するステップと、判断するステップにおいて記録領域が割り当てられていないと判断された場合、データを送信先に送信するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、通信トラフィックを減少させたデータ送信プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける情報処理システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、情報処理システム1は、MFP(Multi Function Periferal)100と、PC200,200A,200Bとがネットワーク2に接続されて構成される。ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、またはインターネットであってもよい。MFP1は、複写機能、スキャナ機能、ファクシミリ送受信機能、プリント機能、データ記憶機能を備える。MFP100は、ネットワーク2を介して接続されたPC200,200A,200Bと通信が可能であり、PC200,200A,200B各々が送信するプリントジョブに従って処理を実行する。プリントジョブは、プリント枚数などの画像形成条件とプリントデータとを含む。たとえば、PC200,200A,200Bのいずれかが、プリントジョブを送信すれば、MFP100は、プリントジョブの画像形成条件に従って、プリントデータを画像形成する。なお、以下の説明では、特に言及しない限り、MFP100が、PC200から送信されるプリントジョブを受信して、プリントジョブに含まれるプリントデータを画像形成条件に従って画像形成する場合を説明する。
図2は、本実施の形態におけるMFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、MFP1は、情報処理部101と、ファクシミリ部27と、通信制御部28と、自動原稿搬送装置(ADF)21と、画像読取部22と、画像処理部23と、画像形成部24と、給紙部25と、後処理部26とを含む。情報処理部101は、中央演算装置(CPU)111と、CPU111の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)112と、データを不揮発的に記憶するためのハードディスクドライブ(HDD)113と、表示部114と、操作部115と、データ通信制御部116と、データ入出力部117とを含む。
CPU111は、データ入出力部117、データ通信制御部116、操作部115、表示部114、HDD113およびRAM112とそれぞれ接続され、情報処理部101の全体を制御する。また、CPU111は、ファクシミリ部27、通信制御部28、ADF21、画像読取部22、画像処理部23、画像形成部24、給紙部25および後処理部26と接続され、MFP1の全体を制御する。
表示部114は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部115は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部115は、表示部114上に設けられたタッチパネルをさらに含む。表示部114と操作部115とで、操作パネルが構成される。
データ通信制御部116は、データ入出力部117と接続される。データ通信制御部116は、CPU111からの指示に従って、データ入出力部117を制御して、データ入出力部117に接続された外部の機器との間でデータを送受信する。データ入出力部117は、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)等の通信プロトコルで通信するためのインターフェースであるLAN端子118、シリアル通信インターフェース端子119を有する。
LAN端子118に、ネットワーク2に接続するためのLANケーブルが接続される場合、データ通信制御部116は、データ入出力部117を制御してLAN端子118を介して接続されたPC200,200A,200Bと通信する。
シリアル通信インターフェース端子119に機器が接続された場合、データ通信制御部116は、データ入出力部117を制御して、接続された機器との間で通信してデータを入出力する。シリアル通信インターフェース端子119には、フラッシュメモリを内蔵したメモリカード119Aが接続可能である。メモリカード119Aには、後述するデータ送信プログラムが記憶されており、CPU111は、データ通信制御部116を制御して、メモリカード119Aからデータ送信プログラムを読出し、読み出したデータ送信プログラムをRAM112に記憶し、実行する。
なお、データ送信プログラムを記憶する記録媒体としては、メモリカード119Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)/MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically EPROM)などの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。さらに、CPU111がネットワーク2に接続されたコンピュータ、例えばPC200からデータ送信プログラムをダウンロードしてHDD113に記憶する、または、PC200がデータ送信プログラムをHDD113に書込みするようにして、HDD113に記憶されたデータ送信プログラムをRAM112にロードしてCPU111で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
ファクシミリ部27は、PSTN13に接続され、PSTN13にファクシミリデータを送信する、またはPSTN13からファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部27は、受信したファクシミリデータを、HDD113に記憶するとともに、画像形成部24でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部24に出力する。これにより、画像形成部24は、ファクシミリ部27により受信されたファクシミリデータを記録シートにプリントする。また、ファクシミリ部27は、HDD113に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTN13に接続されたファクシミリに送信する。
HDD113は、複数の記憶領域を含む。複数の記憶領域それぞれを、ここではボックスという。ボックスは、個人ボックスと共有ボックスとを含む。個人ボックスは、MFP100を使用するユーザとして登録された複数のユーザ個々に割り当てられる記憶領域である。個人ボックスおよび共有ボックスは、パスワードが関連付けられており、パスワードが入力されることを条件にアクセスが可能な記憶領域である。個人ボックスは、MFP100において、その個人ボックスが割り当てられたユーザ以外のユーザからのアクセスについて何らかの制限を課すようにされる点で、共有ボックスと異なる。共有ボックスは、パスワードが関連付けられない場合があり、その場合には、いずれのユーザでも制限なしにアクセスが可能である。HDD113には、ユーザ毎に割り当てられるボックスを管理するためにボックス管理テーブルを記憶している。
図3は、ボックス管理テーブルの一例を示す図である。ボックス管理テーブルは、ユーザ識別情報と、認証情報としてのパスワードと、ボックス識別情報とからなるボックス管理レコード含む。なお、ユーザに関する付随情報を含むようにしてもよい。付随情報は、そのユーザの顔を撮影して得られる顔画像データなど、そのユーザに関連する情報である。認証情報は、ログイン時のユーザの認証に用いられる情報であり、ここでは、パスワードを用いている。顔画像データを認証情報に用いることも可能である。認証情報は、生体認証が用いられる場合には、指紋、声紋、虹彩、静脈パターンなどが用いられる。ボックス識別情報は、ボックスを識別するための情報である。
図4は、MFP100が備えるCPU111の機能の概要を示す機能ブロック図である。図4を参照して、MFP100のCPU111は、ユーザを認証するためのユーザ認証部51と、送信する対象となる送信ファイルを選択するための送信ファイル選択部53と、送信先を指定するための送信先指定部55と、HDD113が備えるボックスを管理するためのボックス管理部57と、電子メールを作成するための電子メール作成部59と、電子メールを送信するための送信部61と、を含む。
ユーザ認証部51は、MFP100を操作するユーザを認証する。ユーザ認証部51は、表示部114にログイン画面を表示し、ログイン画面に従ってユーザが操作部115に入力するユーザ識別情報とパスワードとを受け付ける。そして、ユーザ認証部51は、操作部115から受け付けたユーザ認証情報とパスワードとが、予めHDD113に記憶されたユーザ識別情報とパスワードとに一致すれば、ユーザを認証し、一致しなければ認証しない。ユーザ認証部51は、ユーザ認証結果をボックス管理部57に出力する。
図5は、初期画面を表示する操作パネルの平面図である。図5を参照して、操作パネルは、表示部114と、操作部115とを含む。表示部114は、初期画面を表示する。操作部115は、認証の文字が表されたボタンを有し、ユーザがこのボタンを押下すると、表示部114は、初期画面に代えてログイン画面を表示する。図6は、ログイン画面を表示する操作パネルの平面図である。図6を参照して、ログイン画面は、ユーザ名を入力する領域と、パスワードを入力する領域と、キーを表示する領域とを含む。ここでは、ユーザ識別情報にユーザ名を用いている。ユーザが、ユーザ名およびパスワードを入力すると、ユーザ認証部51が認証する。
図4に戻って、送信ファイル選択部53は、ユーザにより選択されたファイルを特定する。送信ファイル選択部53は、データのファイル名の一覧を表示部114に表示し、ユーザが表示されたファイル名の少なくとも1つを選択する指示を操作部115に入力すると、選択されたファイル名を取得し、そのファイル名をボックス管理部57に出力する。
図7(A)は、ファイル選択画面を表示する操作パネルの平面図である。図7(A)を参照して、ファイル選択画面は、データのファイル名と、ファイルサイズとを表示する。ここでは、ファイル名としてファイルA〜ファイルEが表示されている例を示している。図7(B)は、ファイル名を選択した後のファイル選択画面を示す図である。図7(B)を参照して、選択されたファイル名を反転表示した表示態様で表示される。なお、図では反転表示をハッチングで示している。ここでは、ファイルA、ファイルBおよびファイルCのファイル名が選択された場合を例に示している。
図4に戻って、送信先指定部55は、表示部114に送信先指定画面を表示し、送信先指定画面に従ってユーザが操作部115に入力する送信先を受け付ける。ここでは、表示部114にHDD113に予め記憶されたアドレス帳のユーザ識別情報を表示し、ユーザが少なくとも1つのユーザ識別情報を操作部115に指定することにより、送信先指定部55が、指定されたユーザ識別情報と、アドレス帳によりそのユーザ識別情報と対応付けられた電子メールアドレスとを送信先として受け付ける。送信先指定部55は、操作部115から受け付けた送信先としてのユーザ識別情報をボックス管理部57に出力し、電子メールアドレスを電子メール作成部59に出力する。
図8は、アドレス帳の一例を示す図である。アドレス帳は、HDD113に予め記憶されている。図8を参照して、アドレス帳は、ユーザ識別情報と電子メールアドレスとを関連付けた複数のレコードを含む。ここでは、ユーザ識別情報としてユーザ名を用いており、「デービッド」、「ジュリー」、「デッド」、「マイケル」および「スーザン」の5人のユーザのレコードを含む例を示している。
送信先指定部55は、図7(A)または図7(B)に示した、ファイル選択画面に含まれる送信先入力の文字が表されたボタンが指示されると、表示部114に送信先指定画面を表示する。図9(A)は、送信先指定画面の一例を示す第1の図である。図9(A)を参照して、送信先指定画面は、送信先としてアドレス帳のすべてのレコードのユーザ識別情報が表示される。ユーザが表示部114に表示されたユーザ識別情報のいずれかを選択する指示を操作部115に入力すれば、選択されたユーザ識別情報が選択される。図9(B)は、ユーザ名が「デービッド」と「マイケル」とが選択された例を示している。
図4に戻って、ボックス管理部57は、送信ファイル選択部53から送信する対象として指定されたデータのファイル名が入力され、送信先指定部55から送信先としてユーザ識別情報が入力される。ボックス管理部57は、パスワード生成部63と、ボックス生成部65と、データ格納部67と、を含む。
データ格納部67は、送信ファイル選択部53から入力されるファイル名で特定されるデータを、HDD113のボックスに格納する。データ格納部67が格納するボックスは、送信先指定部55から入力されるユーザ識別情報で特定されるユーザにボックスが割り当てられている場合にはそのボックスであるが、割り当てられていない場合には、ボックス生成部65が新たに生成したボックスである。
データ格納部67は、ボックス管理テーブルを参照し、ユーザ識別情報で特定されるユーザにボックスが割り当てられていれば、そのボックスにデータを格納する。データ格納部67は、ユーザ識別情報で特定されるユーザにボックスが割り当てられていなければ、ボックス生成部65にボックスの生成を依頼し、ボックス生成部65により生成されたボックスにデータを格納する。データ格納部67は、ボックスにデータを格納すると、電子メールの生成指示を電子メール作成部59に出力する。電子メールの生成指示は、ボックス生成部65により新たに生成されたボックスにデータが格納される場合、データを格納したボックスのボックス識別情報と、そのボックスに関連付けられたパスワードとを含む。
ボックス生成部65は、データ格納部67からボックスの生成を依頼されると、HDD113に新たなボックスを生成する。ボックス生成部65は、ボックスを生成する際、パスワード生成部63にパスワードの生成を依頼する。パスワード生成部63は、ボックス生成部65によりパスワードの生成を依頼されると、パスワードを生成し、生成したパスワードをボックス生成部65に出力する。ボックス生成部65は、パスワード生成部63により生成されたパスワードを、新たに生成するボックスに関連付ける。ボックス管理部57は、ボックス生成部65により生成されたボックスへのアクセスを、そのボックスに関連付けられたパスワードが操作部115に入力されることを条件に許可する。
電子メール作成部59は、送信先指定部55から電子メールアドレスが入力される。また、電子メール作成部59は、ボックス管理部57から電子メールの送信指示、または、電子メールの作成指示と、ボックス識別情報と、パスワードとが入力される。電子メール作成部59は、送信先指定部55から入力される電子メールアドレス宛の電子メールを生成し、生成した電子メールを送信部61に出力する。電子メールの本文には、データがボックスに記憶されたことを通知するメッセージを含む。電子メール作成部59は、ボックス管理部57から電子メールの送信指示に加えてボックス識別情報とパスワードとが入力される場合、ボックス識別情報とパスワードとを含む電子メールを作成する。電子メールの送信元には、MFP100に割り当てられた電子メールアドレスが設定される。
送信部61は、電子メール作成部59から電子メールが入力されると、その電子メールを電子メールサーバに送信する。具体的には、データ入出力部117に電子メールを出力し、データ通信制御部116に電子メールをLAN端子118から送信させる。送信先は、ネットワーク2に接続された電子メールサーバである。これにより、送信先に指定されたユーザの電子メールアドレス宛に電子メールが送信されるので、ユーザは、電子メールを見ればボックスにデータが記憶されたことを知ることができる。
電子メールは、ボックスにデータが記憶されたことを通知するメッセージ、またはそのメッセージに加えてボックス識別情報およびパスワードを含む。電子メールを受信したユーザは、電子メールの送信元の電子メールアドレスからMFP100を特定することができ、そのMFP100に個人ボックスが割り当てられていれば、その個人ボックスに記憶されたデータにアクセスすることができる。MFP100に個人ボックスが割り当てられていないユーザに対する電子メールには、ボックス識別情報と、パスワードとが含まれるので、MFP100のボックス識別情報で特定されるボックスにデータが記憶されたことを知ることができ、MFP100に電子メールに含まれるパスワードを入力することにより、データにアクセスすることができる。
ユーザがMFP100を操作して、データにアクセスし、プリントアウトするなどすれば、データそのものがネットワーク2を介して送信されないので、ネットワーク2の通信トラフィックが増加するのを防止することができる。
図10は、データ送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。データ送信処理は、MFP100のCPU111がデータ送信プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。CPU111は、送信データの指定を受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。送信データの指定を受け付けるまで待機状態となり(ステップS01でNO)、送信データの指定を受け付けたならば処理をステップS02に進める。ユーザが操作部115にファイル名の指定を入力したか否かを判断する。従って、データ送信処理は、送信データの指定を受け付けることを条件に実行される処理である。ステップS02においては、送信データを取得する。具体的には、ユーザが操作部115に入力したファイル名を取得する。複数の送信データが指定された場合には、複数の送信データそれぞれのファイル名を取得する。
ステップS03においては、送信先の指定を受け付けたか否かを判断する。送信先の指定を受け付けるまで待機状態となり、送信先の指定を受け付けたならば処理をステップS04に進める。ここでは、送信先は、アドレス帳に含まれるレコードのユーザ識別情報(ユーザ名)である。ステップS04においては、送信先情報を取得する。送信先情報は、送信先として指定されたユーザに割り当てられた電子メールアドレスである。次のステップS05においては、送信先が指定されたか否かを判断する。複数の送信先が指定される場合には、処理をステップS04に戻し、次に指定された送信先のユーザの電子メールアドレスを取得する。送信先の指定が終了すれば処理をステップS06に進める。
ステップS06においては、変数Nに送信先の数を設定し、処理をステップS07に進める。ステップS07においては、変数nに「0」を設定し、処理をステップS08に進める。変数nは、処理対象とする送信先を特定するための値である。ステップS08〜ステップS12までの処理を送信先ごとに実行するためである。
ステップS08においては、変数nを「1」増加した値に更新し、処理をステップS09に進める。そして、送信先として指定されたユーザのうちn番目のユーザに個人ボックスが割り当てられているか否かを判断する(ステップS09)。ボックス管理テーブルを参照し、n番目のユーザのユーザ識別情報を含むボックス管理レコードが存在するか否かを判断する。そのようなボックス管理レコードが存在すれば、そのボックス管理レコードを特定し、処理をステップS10に進めるが、存在しなければ処理をステップS13に進める。
ステップS10においては、特定されたボックス管理レコードに含まれるボックス識別情報で特定される個人ボックスに、ステップS02で取得されたファイル名のデータを格納する。次のステップS11においては、電子メールを生成し、処理をステップS12に進める。生成する電子メールは、送信先として指定されたユーザのうちn番目のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを宛先とし、MFP100の電子メールアドレスを送信元とし、個人ボックスにデータが格納されたことを示すメッセージを含む。なお、格納されたデータのファイル名を電子メールに含めるようにしてもよい。さらに、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報を含めるようにしてもよい。
一方、ステップS13においては、未登録ユーザ送信処理を実行し、処理をステップS12に進める。未登録ユーザ送信処理については後述するが、MFP100において送信先として指定されたユーザのうちn番目のユーザに個人ボックスが割り当てられていない場合に実行される処理であり、データをボックスに格納するとともに、n番目のユーザに割り当てられた電子メールアドレス宛に、データを格納したことを知らせる電子メールを生成する処理である。
ステップS12においては、変数nが変数Nと等しいか否かを判断し、等しくなければ処理をステップS08に戻し、等しければ処理をステップS14に進める。ステップS14においては、ステップS11およびステップS13において生成された電子メールを送信し、処理を終了する。
図11は、未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。未登録ユーザ送信処理は、図10のステップS13において実行される処理である。図13を参照して、CPU111は、パスワードを生成する(ステップS21)。パスワードは、CPU111が任意に定める。そして、HDD113に新たな共有ボックスを生成する。この際、生成した共有ボックスを識別するためのボックス識別情報を付与し、ボックス管理テーブルにボックス管理レコードを追加する。ボックス管理レコードは、ボックス識別情報と、ステップS21で生成したパスワードとを含む。換言すれば、ステップS21で生成されたパスワードが入力されることを条件にアクセス可能な共有ボックスを生成する。この共有ボックスに代えて、送信先として指定されたユーザのみにアクセスを許可する個人ボックスを生成するようにしてもよい。
次のステップS23においては、ステップS22で生成されたボックスに、図10のステップS02で取得された送信データを格納し、処理をステップS24に進める。ステップS24においては、電子メールを生成し、処理をデータ送信処理に戻す。生成する電子メールは、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちn番目のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを宛先とし、MFP100の電子メールアドレスを送信元とし、ステップS22で生成された共有ボックスのボックス識別情報と、ステップS21で生成されたパスワードと、共有ボックスにデータが格納されたことを示すメッセージと、を含む。なお、格納されたデータのファイル名を電子メールに含めるようにしてもよい。さらに、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報を含めるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態におけるMFP100は、データを送信する指示を受け付けると、送信先として指定されたユーザに個人ボックスが割り当てられていれば、その個人ボックスにデータを格納し、データが個人ボックスに格納されたことを示す電子メールを生成し、送信する。また、送信先として指定されたユーザに個人ボックスが割り当てられていなければ、新たな共有ボックスを生成し、その共有ボックスにデータを格納し、データが共有ボックスに格納されたことを示す電子メールを生成し、送信する。このため、データそのものを送信しないので、ネットワーク2の通信トラフィックが増加するのを防止することができる。
<第1の変形例>
上述した実施の形態においては、MFP100に個人ボックスが割り当てられていないユーザにデータを送信する指示が入力された場合、自動的に共有ボックスを生成するようにしたが、データの送信を指示したユーザにより共有ボックスを生成する指示が入力されることを条件に、共有ボックスを生成するようにしてもよい。
図12は、未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。図12を参照して、図11に示した未登録ユーザ送信処理と異なる点は、ステップS21とステップS22との間にステップS21Aが追加された点、およびステップS25が追加された点である。その他の処理は、図11に示した未登録ユーザ送信処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
ステップS21Aにおいては、ボックス生成指示を受け付けたか否かを判断する。具体的には、共有ボックスを生成するか否かを問い合わせるメッセージを表示部114に表示し、共有ボックスを生成する指示が操作部115に入力されたか否かを判断する。ボックス生成指示を受け付けたならば処理をステップS22に進めるが、そうでなければ処理をステップS25に進める。ステップS25においては、エラー処理を実行し、処理をデータ送信処理に戻す。エラー処理は、たとえば、n番目のユーザに対して、データが送信されないことを示すメッセージを表示部114に表示する。
第1の変形例における未登録ユーザ送信処理は、共有ボックスを生成することをユーザに知らせるので、ユーザはHDD113の記憶領域に共有ボックスが生成されたことを知ることができる。このため、生成された共有ボックスがいつまでも存在しないように後に削除する等の操作をユーザに促すことができる。
<第2の変形例>
上述した未登録送信処理においては、送信先として指定されたユーザであって、個人ボックスが割り当てられていないユーザごとに共有ボックスを生成するようにした。そのようなユーザが複数指定されると、個人ボックスが割り当てられていないユーザの数だけの共有ボックスが生成される。第2の変形例における未登録送信処理においては、1つのデータ送信操作で、多くても1つの共有ボックスを生成する。
図13は、未登録送信処理の流れの一例を示す第3のフローチャートである。図13を参照して、共有ボックスが既に生成されているか否かを判断する(ステップS31)。共有ボックスを生成済みであれば処理をステップS36に進め、未だ生成していなければ処理をステップS32に進める。ステップS32においては、パスワードを生成し、次のステップS33においては共有ボックスを生成する。この際、ボックス管理テーブルに1つのボックス管理レコードが追加される。
そして、生成された共有ボックスに、図10のステップS02で取得されたファイル名のデータを格納し(ステップS34)、処理をステップS35に進める。ステップS35においては、電子メールを生成し、処理をデータ送信処理に戻す。生成する電子メールは、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちn番目のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを宛先とし、MFP100の電子メールアドレスを送信元とし、ステップS33で生成された共有ボックスのボックス識別情報と、ステップS32で生成されたパスワードと、共有ボックスにデータが格納されたことを示すメッセージと、を含む。なお、格納されたデータのファイル名を電子メールに含めるようにしてもよい。さらに、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報を含めるようにしてもよい。
処理をステップS36に進める場合、既に共有ボックスが生成され、その共有ボックスに送信データが格納され、さらに電子メールが生成されている。ステップS36においては、既に生成されている電子メールの宛先に、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちでn番目のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを追加し、処理をデータ送信処理に戻す。
第3の変形例における未登録ユーザ送信処理においては、MFP100は、送信先として指定されたユーザであって、個人ボックスが割り当てられていないユーザが複数であっても、新たな共有ボックスを1つのみ生成する。このため、生成される共有ボックスの数を少なくすることができるので、HDD113に生成される共有ボックスの管理が容易となる。
<第4の変形例>
第3の変形例においては、1つの共有ボックスを生成するようにしたが、送信データごとに共有ボックスを生成するようにしてもよい。図14は、未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第4のフローチャートである。図14を参照して、CPU111は、送信データの1つを選択する(ステップS41)。図10のステップS02で取得されたファイル名のうちから1つを選択する。そして、選択したデータに対応する共有ボックスが既に生成されているか否かを判断する(ステップS42)。選択したデータに対応する共有ボックスを生成済みであれば処理をステップS46に進め、未だ生成していなければ処理をステップS43に進める。ステップS43においては、パスワードを生成し、次のステップS44においては共有ボックスを生成する。この際、ボックス管理テーブルに1つのボックス管理レコードが追加される。
そして、生成された共有ボックスに、図10のステップS02で取得されたファイル名のデータを格納し(ステップS45)、処理をステップS46に進める。ステップS46においては、未処理の送信データが存在するか否かを判断し、未処理の送信データが存在すれば処理をステップS41に戻し、存在しなければ処理をステップS47に進める。したがって、送信データの数だけ共有ボックスが生成される。
ステップS47においては、電子メールを生成し、処理をデータ送信処理に戻す。生成する電子メールは、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちn番目のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを宛先とし、MFP100の電子メールアドレスを送信元とし、ステップS44において送信データごとに生成された共有ボックスのボックス識別情報と、ステップS32で生成されたパスワードと、共有ボックスにデータが格納されたことを示すメッセージと、を含む。電子メールは、送信データごとに生成された共有ボックスのボックス識別情報を含むので、送信データの数だけのボックス識別情報を含む。なお、格納されたデータのファイル名を電子メールに含めるようにしてもよい。さらに、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報を含めるようにしてもよい。
第4の変形例における未登録ユーザ送信処理においては、MFP100は、送信先として指定されたユーザであって、個人ボックスが割り当てられていないユーザが存在すれば、送信データごとに新たな共有ボックスを生成する。このため、生成される共有ボックスに送信データが1つ記憶されるので、送信データの閲覧が容易となる。
<第5の変形例>
第3の変形例においては、1つの共有ボックスを生成するようにしたが、1つの共有ボックスに送信先ごとにフォルダを生成するようにしてもよい。フォルダは、共有ボックスの記憶領域をさらに複数に分割した記憶領域であり、フォルダ名が付与される。図15は、未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第5のフローチャートである。図15を参照して、CPU111は、共有ボックスが既に生成されているか否かを判断する(ステップS51)。共有ボックスが生成済みであれば処理をステップS57に進め、未だ生成されていなければ処理をステップS52に進める。ステップS52においては、パスワードを生成し、次のステップS53においては共有ボックスを生成する。この際、ボックス管理テーブルに1つのボックス管理レコードが追加される。
そして、生成された共有ボックスに、送信先として指定されたユーザのうちn番目(1番目)のユーザに対応するユーザ別フォルダを生成する(ステップS54)。ユーザ別フォルダのフォルダ名は、ユーザ識別情報とするのが好ましい。そして、図10のステップS02で取得されたファイル名のデータを、生成したフォルダに格納し(ステップS55)、処理をステップS56に進める。
処理をステップS57に進める場合、既に共有ボックスが生成され、さらに電子メールが生成されている。ステップS57においては、既に生成済みの共有ボックスに、送信先として指定されたユーザのうちn番目(2番目以降)のユーザに対応するユーザ別フォルダを生成する。ユーザ別フォルダのフォルダ名は、ユーザ識別情報とするのが好ましい。そして、図10のステップS02で取得されたファイル名のデータを、生成したフォルダに格納する(ステップS58)。次のステップS59においては、既に生成されている電子メールの宛先に、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちでn番目のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを追加し、処理をデータ送信処理に戻す。
<第6の変形例>
第5の変形例においては、1つの共有ボックスに送信先ごとにフォルダを生成するようにしたが、送信データごとにフォルダを生成するようにしてもよい。図16は、未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第6のフローチャートである。図16を参照して、CPU111は、共有ボックスが既に生成されているか否かを判断する(ステップS61)。共有ボックスが生成済みであれば処理をステップS69に進め、未だ生成されていなければ処理をステップS62に進める。ステップS62においては、パスワードを生成し、次のステップS63においては共有ボックスを生成する。この際、ボックス管理テーブルに1つのボックス管理レコードが追加される。
そして、送信データの1つを選択する(ステップS64)。図10のステップS02で取得されたファイル名のうちから1つを選択する。そして、生成された共有ボックスに、選択された送信データに対応するデータ別フォルダを生成する(ステップS65)。データ別フォルダのフォルダ名は、ファイル名とするのが好ましい。そして、生成されたデータ別フォルダに、ステップS64において選択された送信データを格納し(ステップS66)、処理をステップS67に進める。ステップS67においては、未処理の送信データが存在するか否かを判断し、未処理の送信データが存在すれば処理をステップS64に戻し、存在しなければ処理をステップS68に進める。
ステップS68においては、電子メールを生成し、処理をデータ送信処理に戻す。生成する電子メールは、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちn番目(1番目)のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを宛先とし、MFP100の電子メールアドレスを送信元とし、ステップS63において生成された共有ボックスのボックス識別情報と、ステップS62で生成されたパスワードと、共有ボックスにデータが格納されたことを示すメッセージと、を含む。電子メールは、生成された共有ボックスのボックス識別情報を含み、その共有ボックスは、送信データ別のフォルダを含む。なお、格納されたデータのファイル名を電子メールに含めるようにしてもよい。さらに、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報を含めるようにしてもよい。
処理をステップS69に進める場合、既に共有ボックスが生成され、送信データ別のフォルダが生成され、そのフォルダにデータが格納され、さらに電子メールが生成されている。ステップS69においては、既に生成されている電子メールの宛先に、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちでn番目(2番目以降)のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを追加し、処理をデータ送信処理に戻す。
第6の変形例における未登録ユーザ送信処理においては、MFP100は、送信先として指定されたユーザであって、個人ボックスが割り当てられていないユーザが存在すれば、共有ボックスを生成し、その共有ボックスの送信データ別のフォルダに送信データを格納する。このため、生成される共有ボックスに送信データが、フォルダに分類されて記憶されるので、送信データの閲覧が容易となる。
<第7の変形例>
第7の変形例においては、MFP100は、送信先として指定されたユーザであって、個人ボックスが割り当てられていないユーザが存在すれば、そのユーザに対してのみ電子メールにデータを添付して送信する。図17は、未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第7のフローチャートである。図17を参照して、変数nが「1」であるか否かを判断する(ステップS71)。変数nが「1」ならば処理をステップS72に進め、そうでなければ処理をステップS73に進める。ステップS72においては、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちn番目(1番目)のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを宛先とし、MFP100の電子メールアドレスを送信元とし、図10のステップS02で取得されたファイル名のデータを添付した電子メールを生成し、処理をデータ送信処理に戻す。電子メールは、データの送信を指示したユーザのユーザ識別情報を含めるようにしてもよい。
処理をステップS73に進める場合、既に電子メールが生成されている。ステップS73においては、既に生成されている電子メールの宛先に、図10のステップS04において送信先として指定されたユーザのうちでn番目(2番目以降)のユーザに割り当てられた電子メールアドレスを追加し、処理をデータ送信処理に戻す。
第7の変形例においては、MFP100は、データを送信する指示を受け付けると、送信先として指定されたユーザに個人ボックスが割り当てられていれば、その個人ボックスにデータを格納し、データが個人ボックスに格納されたことを示す電子メールを生成し、送信する。このため、データそのものを送信しないので、ネットワーク2の通信トラフィックが増加するのを防止することができる。また、送信先として指定されたユーザに個人ボックスが割り当てられていなければ、送信データを添付した電子メールを生成し、送信する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおける情報処理システムの全体概要を示す図である。 本実施の形態におけるMFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 ボックス管理テーブルの一例を示す図である。 MFPが備えるCPUの機能の概要を示す機能ブロック図である。 初期画面を表示する操作パネルの平面図である。 ログイン画面を表示する操作パネルの平面図である。 ファイル選択画面を表示する操作パネルの平面図である。 アドレス帳の一例を示す図である。 送信先指定画面の一例を示す第1の図である。 データ送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。 未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。 未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第3のフローチャートである。 未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第4のフローチャートである。 未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第5のフローチャートである。 未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第6のフローチャートである。 未登録ユーザ送信処理の流れの一例を示す第7のフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理システム、2 ネットワーク、21 ADF、22 画像読取部、23 画像処理部、24 画像形成部、25 給紙部、26 後処理部、27 ファクシミリ部、28 通信制御部、51 ユーザ認証部、53 送信ファイル選択部、55 送信先指定部、57 ボックス管理部、59 電子メール作成部、61 送信部、63 パスワード生成部、65 ボックス生成部、67 データ格納部、101 情報処理部、111 CPU、112 RAM、113 HDD、114 表示部、115 操作部、116 データ通信制御部、117 データ入出力部、119A メモリカード。

Claims (14)

  1. データを受け付けるデータ受付手段と、
    受け付けられた前記データの送信先を受け付ける送信先受付手段と、
    前記データを記憶装置に格納する格納手段と、
    前記データが格納された前記記憶装置における位置情報を前記送信先に送信する送信手段と、を備えた情報処理装置。
  2. 前記記憶装置は、複数の記憶領域を含み、
    受け付けられた前記送信先のユーザに複数の前記記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断する判断手段と、
    前記格納手段は、前記判断手段において前記個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域に前記データを格納する既存領域格納手段と、
    前記判断手段において前記記録領域が割り当てられていないと判断された場合、新たな記録領域を生成し、生成された前記新たな記録領域に前記データを格納する新規領域格納手段と、を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記新規領域格納手段は、パスワードを生成するパスワード生成手段と、
    生成された前記パスワードが入力されることを条件にアクセス可能に前記新たな記録領域を設定する設定手段と、を含み、
    前記送信手段は、前記位置情報とともに前記パスワードを送信する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記新規領域格納手段は、前記送信先受付手段により複数の送信先が受け付けられた場合、受け付けられた複数の前記送信先のユーザのうち前記個人領域の割り当てられていないユーザ毎に前記新たな記録領域を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記新規領域格納手段は、前記データ受付手段により複数のデータが受け付けられた場合、受け付けられた複数の前記データ毎に前記新たな記録領域を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記新規領域格納手段は、ユーザから指示を受け付けることを条件に、前記新たな記憶領域を生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記記憶装置は、複数の記憶領域を含み、
    受け付けられた前記送信先のユーザに複数の前記記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断する判断手段と、
    前記格納手段は、前記判断手段において前記個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域に前記データを格納する既存領域格納手段と、
    前記判断手段において前記記録領域が割り当てられていないと判断された場合、複数の記憶領域のうち任意のユーザがアクセス可能な共有領域に前記データを格納する共有領域格納手段と、を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記共有領域格納手段は、前記送信先受付手段により複数の送信先が受け付けられた場合、受け付けられた複数の前記送信先のユーザのうち前記個人領域の割り当てられていないユーザ毎に前記共有領域内に複数のデータ格納領域を生成し、生成した複数の前記データ格納領域それぞれに前記データを格納する、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記共有領域格納手段は、前記データ受付手段により複数のデータが受け付けられた場合、受け付けられた複数の前記データ毎に前記共有領域内に複数のデータ格納領域を生成し、生成した複数の前記データ格納領域に複数の前記データをそれぞれ格納する、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. データを受け付けるデータ受付手段と、
    受け付けられた前記データの送信先を受け付ける送信先受付手段と、
    受け付けられた前記送信先のユーザに前記記憶装置が有する複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段において前記個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域に前記データを格納する既存領域格納手段と、
    前記判断手段において前記個人領域が割り当てられていると判断された場合、前記データが格納された前記記憶装置における位置情報を前記送信先に送信し、前記判断手段において前記記録領域が割り当てられていないと判断された場合、前記データを前記送信先に送信する送信手段と、を備えた情報処理装置。
  11. データを受け付けるステップと、
    受け付けられた前記データの送信先を受け付けるステップと、
    前記データを記憶装置に格納するステップと、
    前記データが格納された前記記憶装置における位置情報を前記送信先に送信するステップと、を含むデータ送信方法。
  12. データを受け付けるステップと、
    受け付けられた前記データの送信先を受け付けるステップと、
    受け付けられた前記送信先のユーザに前記記憶装置が有する複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断するステップと、
    前記判断するステップにおいて前記個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域に前記データを格納するステップと、
    前記判断するステップにおいて前記個人領域が割り当てられていると判断された場合、前記データが格納された前記記憶装置における位置情報を前記送信先に送信するステップと、
    前記判断するステップにおいて前記記録領域が割り当てられていないと判断された場合、前記データを前記送信先に送信するステップと、を含むデータ送信方法。
  13. データを受け付けるステップと、
    受け付けられた前記データの送信先を受け付けるステップと、
    前記データを記憶装置に格納するステップと、
    前記データが格納された前記記憶装置における位置情報を前記送信先に送信するステップと、をコンピュータに実行させるデータ送信プログラム。
  14. データを受け付けるステップと、
    受け付けられた前記データの送信先を受け付けるステップと、
    受け付けられた前記送信先のユーザに前記記憶装置が有する複数の記憶領域の少なくとも1つが個人領域として割り当てられているか否かを判断するステップと、
    前記判断するステップにおいて前記個人領域が割り当てられていると判断された場合、該個人領域に前記データを格納するステップと、
    前記判断するステップにおいて前記個人領域が割り当てられていると判断された場合、前記データが格納された前記記憶装置における位置情報を前記送信先に送信するステップと、
    前記判断するステップにおいて前記記録領域が割り当てられていないと判断された場合、前記データを前記送信先に送信するステップと、をコンピュータに実行させるデータ送信プログラム。
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