JP4604753B2 - 離型フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、セラミックグリーンシート製造の際に用いられる離型フィルムに関し、更に詳しくは剥離強度に優れ、離型層のシリコーンが他の層に転写される量が極めて少なく、かつアンカーコート層なしでも基材フィルムと離形層の接着性が優れる離型フィルムに関するものである。
近年、セラミックスコンデンサ等用セラミックグリーンシートを製造する際の工程用キャリアフィルムとしては、プラスチックフィルムに熱あるいは紫外線硬化性のシリコーン系樹脂皮膜を離型層として設けた離型フィルムが一般的に用いられている。
前記セラミックグリーンシートは、チタン酸バリウム、アルミナ等のセラミック粉末を分散させた水系ないし有機系溶媒にポリメチルメタクリレート、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール等の高分子バインダと可塑剤、分散剤とを加えたものを高速ミキサーやボールミルにより混合分散し、得られたセラミックスラリーを離型フィルム上にドクターブレード法により塗布し、これを乾燥させて巻き取ることにより一般に製造されている。
近年、積層セラミックチップコンデンサの小型高容量化実現のため、セラミック層の1層の厚さをより薄膜化し、かつ多層積層する事が要望されており、このためには、3μm以下の非常に薄いセラミックコンデンサフィルムを前記離型フィルムから精度よく、また欠落の無いように離型させるとともに、該離型フィルムからセラミックグリーンシートへの異物の転写を極力少なくし、該シートの積層密着度を向上させることが、多層積層型セラミックコンデンサの容量を安定化し、かつ多層積層型セラミックコンデンサの耐電圧不良率を低下するために必要となってくる。
このためには、該離型フィルムに用いられているプラスチックフィルムの厚みの均一性と表面平滑性、離型面の軽剥離性および耐久性、基材フィルムと離型層の接着性が重要となってくる。
離型面の軽剥離性の向上のため、架橋反応が付加反応で行われるシリコーン系樹脂を用いる方法(例えば、特許文献1)や、イソシアネートシラン化合物を造膜形成主要素として用いる方法(例えば、特許文献2)がある。また、基材フィルムと離型層の接着性の向上のため、基材フィルムと離型層の間に接着層を設ける方法がある(例えば、特許文献3)。
特開平11−300719号公報([0008]〜[0058]段落) 特開平9−141799号公報([0006]〜[0048]段落) 特開平5−194768号公報([0008]〜[0042]段落)
しかしながら、セラミックグリーンシートの薄膜化に伴い、上述のように、離形面の軽剥離性の向上のため該離型フィルムの剥離処理を変更すると、セラミックグリーンシート面への離型処理剤すなわちシリコーン系樹脂皮膜の一部が移行し、これにより該セラミックグリーンシートの積層時におけるシート間の密着強度が不足したり、あるいは、前記のように転移したシリコーン系樹脂皮膜の一部がセラミックグリーンシート積層後の焼成工程でセラミックコンデンサ内部に気泡を生じさせるため積層型セラミックコンデンサの耐電圧不良率が大幅に上昇し好ましくない。さらに、イソシアネートシラン化合物を造膜形成主要素として用いた場合、塗液が劣化し易いという問題もある。また、基材フィルムと離型層の接着性を向上させるため両層の間にアンカーコート層を設ける場合があるが、生産性が低く、コストが高くなるという問題がある。
本発明は上述の問題点を解決し、セラミックグリーンシート、特に、3μm以下の薄いセラミックグリーンシートを効率良く製造することができ、かつアンカーコート層なしでも基材フィルムと離形層の接着性が優れるセラミックグリーンシート製造用離型フィルムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成からなる。すなわち、
[1]ポリエステルフィルムからなる基材フィルムの少なくとも片面にシリコーン系樹脂皮膜からなる離型層を有し、該シリコーン系樹脂皮膜が、下記(3)式
Figure 0004604753
(ただし式中、R1はメチル基およびフェニル基、V1はヘキセニル基およびビニル基を表す。)で示される構造を有するポリオルガノシロキサンを主成分とし、該ポリオルガノシロキサン100質量部に対して0.1〜3.0質量部の水酸基を有するシリコーンオイルと、該シリコーンオイル100質量部に対して5〜70質量部の下記(1)式
Figure 0004604753
(ただし式中、nは1〜3の整数、Rはアルキル基、またはエステル基及び/又はケトン基及び/又は水酸基を有するアルキル基、またはアラルキル基、またはアルケニル基を表す。)で示される構造を有するイソシアネート化合物を反応させて得られるシリコーン化合物を含有してなる離型フィルムであって、実施例に記載の剥離強度の測定方法により測定した該離型フィルムの剥離強度が0.1〜8g/50mmであり実施例に記載の残留接着率の測定方法により測定した残留接着率が80%以上の特性範囲を満足することを特徴とする離型フィルム。
[2]シリコーン系樹脂皮膜中にウレタン構造を有することを特徴とする上記[1]に記載の離型フィルム。
[3]シリコーン系樹脂皮膜面における中心線平均表面粗さ(Ra)が5〜60nmであることを特徴とする上記[1]または[2]に記載の離型フィルム。
[4]シリコーン系樹脂皮膜の蛍光X線法によるケイ素元素強度A(単位:kcps)が下記(2)式を満足することを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれかに記載の離型フィルム。
5≦A≦40・・・(2)
[5]ポリエステルフィルムがポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム、ポリエチレン−α,β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレートフィルムの何れかであることを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれかに記載の離型フィルム。
により構成される。
本発明の離型フィルムを用いることで、セラミックグリーンシートの剥離性を満足しつつ、かつ、該セラミックグリーンシートへのシリコーン系樹脂皮膜の移行、すなわち、該離型フィルムをロール状に巻いて保管する際に、シリコーン系樹脂皮膜の一部が該離型フィルムの背面側に移行することを極めて少なく出来る、という相反する特性を満足させることが出来る。特に3μm以下の薄いセラミックグリーンシートを積層後、焼成する工程でセラミックコンデンサ内部での気泡の発生を極めて少なくすることが可能となり、積層型セラミックコンデンサの耐電圧不良率を大幅に改善することが出来る。
さらに、本発明により、基材フィルムと離型層の接着性を向上させるため両層の間にアンカーコート層を設ける必要がなくなり、該離型フィルムの生産性を向上させることが出来る。
さらに、本発明のより好ましい態様の離型フィルムを用いることで、セラミックコンデンサを構成するセラミックグリーンシートと内部電極との密着性不良がなくなり、また、当該シートを積層する際に位置ずれを生じず、さらに、その後の加圧工程において局所的な応力集中による静電容量の不均一を無くすことが出来る。
本発明で用いられる基材フィルムは、ポリエステルフィルムであり、その中でさらに、耐熱性、表面特性等に優れているポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレン2,6−ナフタレートフィルム、およびポリエチレン−α、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレートフィルムが好ましく、特には、機械的強度、寸法安定性に優れる二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸配向ポリエチレン2,6−ナフタレートフィルム、および二軸配向ポリエチレン−α、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレートフィルムが好ましい。
本発明を構成する基材フィルムは、常法により製造されたものであり、特に二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸配向ポリエチレン2,6−ナフタレートフィルム、および二軸配向ポリエチレン−α、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレートフィルムにおけるフィルム厚みは15〜350μm、好ましくは20〜100μmの範囲のものが機械特性、寸法安定性、耐熱性、価格等の点から好ましく適用される。
また、SI−BPM法による基材フィルムのフィッシュアイ値が0〜20個/1000cmであると、該フィルムを用いた離型フィルムから3μm以下の薄いセラミックグリーンシートを剥離させる際の該シートの破れが極めて少なくなり望ましい。尚、SI−BPM法とはフィルムを重ねて光を当てた時にフィッシュアイが存在することによる反射光の干渉を利用した測定方法である。
本発明におけるシリコーン系樹脂皮膜とは、下記(3)式の構造を有するポリオルガノシロキサンを主成分としており、かつ水酸基を有するシリコーンオイルとイソシアネート化合物を反応させたシリコーン化合物を含むものであり、さらに、該ポリオルガノシロキサン、該シリコーンオイル、該イソシアネート化合物が架橋されて皮膜を形成したものをいう。特に、前記架橋反応が付加反応型で行われたシリコーン系樹脂皮膜が本発明の目的、効果をより明確にするため好ましい。
Figure 0004604753
(ただし式中、R1はメチル基およびフェニル基、V1はヘキセニル基およびビニル基を示す)。
該シリコーン系樹脂皮膜における水酸基を有するシリコーンオイルとしては、例えば東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製の商品名がBY16−201、BY16−848、BY16−005、BY16−007、SF8427、SF8428、あるいは、信越化学工業(株)製の商品名がX−22−160AS、KF−6001、KF−6002、KF−6003、X−22−4015のオイルなどを挙げることができる。
該シリコーン系樹脂皮膜におけるイソシアネート化合物とは、下記(1)式で示される一般構造式を有する化合物、或いはブロックされている又はブロックされていないイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物である。
Figure 0004604753
(ただし式中、nは1〜3の整数、Rはアルキル基、またはエステル基及び/又はケトン基及び/又は水酸基を有するアルキル基、またはアラルキル基、またはアルケニル基を示す)。
該シリコーン系樹脂皮膜において、水酸基を有するシリコーンオイルとイソシアネート化合物とを反応させることでウレタン構造を有する化合物が得られるが、該シリコーン系樹脂皮膜に含まれる好ましい態様であるウレタン構造とは、例えば下記(4)式で示される構造である。
Figure 0004604753
(ただし式中、R並びにR’はアルキル基、またはエステル基及び/又はケトン基及び/又は水酸基を有するアルキル基、またはアラルキル基、またはアルケニル基を示す)。
該シリコーン系樹脂被膜の乾燥および硬化(熱硬化、紫外線硬化、等)は、それぞれ個別または同時に行うことができる。同時に行うときには、基材フィルムの耐熱性(熱的寸法安定性)にも左右されるが、80℃〜200℃、好ましくは120℃〜180℃の温度範囲で15秒以上加熱することが好ましい。
また、本発明において、シリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線法によるケイ素元素強度A(単位:kcps)が下記(2)式を満足せしめることが好ましい。
5≦A≦40・・・(2)式。
該ケイ素元素強度A(単位:kcps)が5≦A≦40であると、剥離後のセラミックグリーンシート離型面側へのシリコーン系樹脂皮膜の移行量が少なくなり、該セラミックグリーンシートを積層後のセラミックグリーンシート層間での密着性が低下しないので好ましく、また、セラミックグリーンシート剥離時にセラミックグリーンシートにピンホールが生じず、セラミックグリーンシートが破れ難くなるため好ましい。
さらに、該ケイ素元素強度が、上記範囲内の離型フィルムを用いて作製したセラミックグリーンシートから得られる積層型セラミックコンデンサは、積層セラミックシートの内部電極がショートし難くなり、該コンデンサに通電直後の初期不良が発生し難くなるため耐電不良率が大幅に減少する。
本発明の特徴であるシリコーン系樹脂皮膜のセラミックグリーンシートへの移行を少なくするためには、ポリオルガノシロキサン中のヘキセニル基又はビニル基のモル量とオルガノハイドロジエンポリシロキサンの量を調整して、シリコーン系樹脂皮膜のゴム硬度を20°以下、好ましくは、15°以下とすることが好ましい。この際のシリコーン系樹脂皮膜のゴム硬度は、前記所定量のポリオルガノシロキサンとオルガノハイドロジエンポリシロキサンに、ポリオルガノシロキサンオイルと反応させた塩化白金酸を所定量混合し、真空下で溶剤を除去した後、120℃で10分間加熱し、約10mmの厚みのシート状のシリコーン系樹脂皮膜を作製し、これをJISゴム硬度計で測定することによって得られるものである。
本発明において、シリコーン系樹脂被膜の形成する際の塗布方法は特に限定されないが、通常、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪酸炭化水素、パークロロエチレン等のハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、およびメチルビニルケトン等の有機溶媒にシリコーン系樹脂を1〜30質量%の濃度で溶解した塗剤を用い、ダイレクトグラビアコーター、マイクログラビアコーター、リバースグラビアコーター、ダイレクトキスコーター、リバースキスコーター、コンマコーター、ダイコーター、バー・ロットタイプの塗布装置等によって塗布することによって得られる。
この中でも、マイクログラビアコーター、ダイレクトキスコーター、リバースキスコーターを用いると、シリコーン系樹脂被膜の厚みの均一性が良好となり塗布ムラの発生が少ないので好ましい。
本発明の離型フィルムの離型面側の中心線平均表面粗さ(Ra)がカットオフ値0.25mmで5〜60nmであることが好ましく、より好ましくは10〜40nmである。中心線平均表面粗さが前記範囲内であると、離型フィルムから剥離して得られたセラミックグリーンシートが平滑となり該セラミックグリーンシートを積層した際のセラミックグリーンシート間の密着性を向上せしめることで、最終製品である積層型セラミックコンデンサの容量バラツキを減少せしめることができる。
また、基材フィルムの表面の該シリコーン系樹脂被膜面の400nm以上の突起の個数が0.1mmあたり5個以下、好ましくは0個であると、セラミックグリーンシートを作製する際に該シートのピンホールが減少し積層型セラミックコンデンサの耐電圧不良率が減少するため望ましい。
なお、本発明の離型フィルムの剥離強度は0.1〜8g/50mmであることが必要であり、好ましくは1〜4g/50mmである。0.1g/50mm未満であると、該離型フィルムにセラミックシート等を積層した積層シートを巻き取る際に、セラミックシート等が該離型フィルムから剥離してしまうことがあり、一方、剥離強度が8g/50mmを越えると、積層シートからセラミックシート等を剥離する際に剥離が困難となることがあるためである。
さらに、本発明の離型フィルムの残留接着率は80%以上であることが必要であり、90%以上であることがより好ましい。80%未満であると、例えば該離型フィルムをロール状に巻いて保管する際に、シリコーン系樹脂皮膜成分が隣接するフィルムの表面に転写し、シリコーン系樹脂皮膜の特性が不良となったり、隣接フィルム表面の接着性などの特性が不良となることがあるためである。
また、剥離強度0.1〜8g/50mm、残留接着率80%以上の特性範囲を満足する本発明の離型フィルムを作製するためのシリコーン系樹脂の成分割合は、前記(3)式の構造を有するポリオルガノシロキサン100質量部、該ポリオルガノシロキサン100質量部に対して水酸基を有するシリコーンオイルを0.1〜3.0質量部、該シリコーンオイル100質量部に対して前記(1)式の構造を有するイソシアネート化合物を5〜70質量部の範囲とすることである
本発明を実施例にて具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
なお、離型フィルム並びに離型フィルムを用いて作製したセラミックグリーンシートの特性評価は下記の方法にて行った。
1)蛍光X線法によるケイ素元素強度の測定:
離型フィルムを所定の大きさ(50mmφ)に切り取り、下記条件の蛍光X線装置にてシリコーン系樹脂皮膜面側のケイ素元素強度Aをカウントする。次ぎに表面のシリコーン系樹脂皮膜を塗布する前のプラスチックフィルムを前記と同様の条件方法にてケイ素元素強度Bをカウントする。このようにして得られたケイ素元素強度Aからケイ素元素強度Bを引いた値をシリコーン系樹脂皮膜のケイ素元素強度(単位:kcps)とした。
・装置名:Rigaku製 X線SPECTROMETER RIX1000
・X線管:横型Crターゲット
・元素コード:Si06
・分光結晶:LIF1
・スリット:SOARSE
・一次フィルター :OUT
・ダイアフラム:30mm
・印加電圧,電流(XG):50kV−50mA
・PHA:100−350
・PEAK:2θ/144.520deg,時間/40秒
・BG.1:2θ/143.000deg,時間/10秒
・BG.2 :2θ/146.000deg,時間/10秒。
2)剥離強度:
長さ200mm幅100mmの離型フィルムとポリエステル粘着フィルム(日東電工製31Bテープ:25μm厚み,50mm幅)を5kgのローラーで圧着させながら貼り合わせ、室温20℃・湿度65%で24時間放置した後、180°剥離強度を引っ張り試験器にて剥離速度300mm/分で測定した。ここで剥離強度が5g/50mm以下であれば良好である。上述の通り、剥離強度が0.1g/50mm未満であると、該離型フィルムにセラミックシート等を積層した積層シートを巻き取る際にセラミックシート等が該離型フィルムから剥離してしまうことがあるため好ましくない。一方、剥離強度が8g/50mmを越えると、積層シートからセラミックシート等を剥離する際に剥離が困難となることがあるため好ましくない。
3)残留接着率:
長さ200mm幅100mmの離型フィルムとポリエステル粘着フィルム(日東電工製31Bテープ:25mm幅)を5kgのローラーで圧着させながら貼り合わせた状態で20g/cmの加重下で40℃で24時間放置した。この後、該ポリエステル粘着フィルムを剥離し銅板に5kgのローラーで圧着させながら貼り合わせ、24時間放置した後、180°剥離強度を引っ張り試験器で測定し、残留接着力(f)とした。ブランクとして離型フィルムの代わりにテフロン(登録商標)シートを用いて同様の測定を行い、基礎接着力(f)とし、下記の(5)式にて残留接着率を算出した。残留接着率が80%以上であると良好である。上述の通り、残留接着率が80%未満であると、例えば該離型フィルムをロール状に巻いて保管する際に、シリコーン系樹脂皮膜成分が隣接するフィルムの表面に転写し、シリコーン系樹脂皮膜の特性が不良となったり、隣接フィルム表面の接着性などの特性が不良となることがあるため好ましくない。
・残留接着率(%)=(f/f)×100 (5)式。
4)ラブオフ性:
シリコーン系樹脂皮膜面を指先で5〜6回摩擦し、シリコーン系樹脂皮膜の脱落の具合を下記の評価基準にて判断し、基材フィルムとシリコーン系樹脂皮膜の密着性の目安とした。
○:脱落なし(密着性良好)
△:若干脱落するが、実用上問題ないレベル
×:脱落あり(密着性不良)。
5)耐湿性:
離型フィルムを60℃/98%RHの条件下に置き、24時間ごとにシリコーン系樹脂皮膜面を指先で5〜6回摩擦し、シリコーン系樹脂皮膜が脱落するまでの時間を測定した。シリコーン系樹脂皮膜面を指先で5〜6回摩擦し、シリコーン系樹脂皮膜が脱落するまでの時間が300時間を超えるものが良好である。
6)耐溶剤摩耗性:
シリコーン系樹脂皮膜面において、学振式摩耗試験器にて、500g/cmの加重を加えながらトルエン含浸の布で30回往復作動後に該シリコーン系樹脂皮膜面の剥離強度を測定した。該剥離強度がトルエン含浸の布で30回往復作動していない離型フィルムの1〜1.5倍のものが良好である。
7)中心線平均表面粗さ(単位;nm):
JIS−B−0601に基づき、カットオフ値0.25mmで測定した。
8)セラミックグリーンシートと内部電極との密着性:
離型フィルムの離型層上に下記組成のセラミックスラリーを乾燥後の厚みが8μmとなるようにドクターブレード法にて塗布し、乾燥後、100℃で10分間加熱固化させ、20℃にて1時間放置する。次に、該セラミックグリーンシート上に下記組成の導電性ペーストをスクリーン印刷し、80℃で10分間乾燥させて内部電極を形成した後、20℃にて1時間放置する。次に、該離型フィルムから、内部電極が形成されたセラミックグリーンシートAを剥離する。
さらに、剥離した該セラミックグリーンシートAにおいて、セラミックグリーンシートと内部電極の180°剥離強度を引っ張り試験器にて剥離速度300mm/分で測定した。該剥離強度が1.5kg/15mmφ以上のものを「○」、該剥離強度が0.7kg/15mmφを越え1.5kg/15mmφ未満であれば「△」、該剥離強度が0.7kg/15mmφ以下のものを「×」とした。○と△であればセラミックグリーンシートと内部電極の密着性が良好である。
「セラミックスラリーの組成」
アルミナ 53質量部
酸化バリウム 8質量部
酸化ケイ素 36質量部
ポリビニルブチラール 30質量部
ジクロルエタン 80質量部。
「導電性ペースト」
Ni系粉末 90質量部
有機ビヒクル 10質量部
ターピネオール 30質量部。
[実施例1]
厚み38μmの二軸配向ポリエステルフィルム「東レ(株)社製“ルミラーR75”」を基材フィルムとし、該基材フィルムの片面に熱硬化性シリコーン系樹脂塗剤として、下記組成Aをグラビアロール(#200,斜線タイプ)を用いて塗工し、130℃のオーブンにて20秒乾燥、熱硬化させ離型フィルムを得た。さらに、得られた離型フィルムを60℃で3日間エージング処理を施した。得られた離型フィルムのシリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線によるケイ素元素強度は20kcpsであった。結果を表1に示したが、離型性、残留接着率、ラブオフ性、耐湿性、耐溶剤摩耗性のいずれも極めて良好であった。
「熱硬化性シリコーン系樹脂塗剤・組成A」
1)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 LTC750A :20質量部
2)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 SRX212 :0.12質量部
3)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 BY16−201 :0.4質量部
4)日本化工塗料製 TD硬化剤 :0.2質量部
5)トルエン :250質量部
6)メチルエチルケトン :30質量部。
[実施例2]
基材フィルムを、厚み38μmの二軸配向ポリエステルフィルム「東レ(株)社製“ルミラーS28T”」とする以外は実施例1と同様の方法にて離型フィルムを得た。得られた離型フィルムのシリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線によるケイ素元素強度は20kcpsであった。結果を表1に示したが、剥離強度、残留接着率、ラブオフ性、耐湿性、耐溶剤摩耗性のいずれも極めて良好であった。
[実施例3]
基材フィルムを、厚み38μmの二軸配向ポリエステルフィルム「東レ(株)社製“ルミラーR58”」とする以外は実施例1と同様の方法にて離型フィルムを得た。得られた離型フィルムのシリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線によるケイ素元素強度は20kcpsであった。結果を表1に示したが、剥離強度、残留接着率、ラブオフ性、耐湿性、耐溶剤摩耗性のいずれも極めて良好であった。
[比較例1]
シリコーン系樹脂塗剤を、イソシアネート化合物を含まない下記組成Bとする以外は実施例1と同様の方法にて離型フィルムを得た。得られた離型フィルムのシリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線によるケイ素元素強度は20kcpsであった。結果を表1に示したが、残留接着率、ラブオフ性、耐湿性、耐溶剤摩耗性に劣っていた。
「熱硬化性シリコー」ン系樹脂塗剤・組成B」
1)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 LTC750A :20質量部
2)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 SRX212 :0.12質量部
3)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 BY16−201 :0.4質量部
4)トルエン :250質量部
5)メチルエチルケトン :30質量部。
[比較例2]
シリコーン系樹脂塗剤中のシリコーンオイルを、カルボキシ基を有するシリコーンオイルBY16−152を使用した下記組成Cを用いる以外は実施例1と同様の方法にて離型フィルムを得た。得られた離型フィルムのシリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線によるケイ素元素強度は20kcpsであった。結果を表1に示したが、剥離強度は好ましい範囲を外れており、また、耐湿性、耐溶剤摩耗性に劣っていた。
「熱硬化性シリコーン系樹脂塗剤・組成C」
1)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 LTC750A :20質量部
2)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 SRX212 :0.12質量部
3)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 BY16−152 :0.4質量部
4)トルエン :250質量部
5)メチルエチルケトン :30質量部。
[比較例3]
シリコーン系樹脂塗剤のシリコーンオイルを、メタクリロキシ基を有するシリコーンオイルBY16−750を使用した下記組成Dを用いる以外は実施例1と同様の方法にて離型フィルムを得た。得られた離型フィルムのシリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線によるケイ素元素強度は20kcpsであった。結果を表1に示したが、剥離強度は好ましい範囲を外れており、また、耐湿性、耐溶剤摩耗性に劣っていた。
「熱硬化性シリコーン系樹脂塗剤・組成D」
1)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 LTC750A :20質量部
2)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 SRX212 :0.12質量部
3)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 BY16−750 :0.4質量部
4)トルエン :250質量部
5)メチルエチルケトン :30質量部。
[比較例4]
シリコーン系樹脂塗剤を、シリコーンオイル並びにイソシアネート化合物を含まない下記組成Eとする以外は実施例1と同様の方法にて離型フィルムを得た。得られた離型フィルムのシリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線によるケイ素元素強度は20kcpsであった。結果を表1に示したが、剥離強度は好ましい範囲を外れており、また、ラブオフ性、耐湿性、耐溶剤摩耗性に劣っていた。
「熱硬化性シリコーン系樹脂塗剤・組成E」
1)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 LTC750A :20質量部
2)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 SRX212 :0.12質量部
3)トルエン :250質量部
4)メチルエチルケトン 30質量部。
[比較例5]
シリコーン系樹脂塗剤を、下記組成Fとする以外は実施例1と同様の方法にて離型フィルムを得た。得られた離型フィルムのシリコーン系樹脂皮膜面の蛍光X線によるケイ素元素強度は4kcpsであった。結果を表1に示したが、剥離強度が好ましい範囲を外れていた。
「熱硬化性シリコーン系樹脂塗剤・組成F」
1)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 LTC750A :20質量部
2)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 SRX212 :0.12質量部
3)東レ・ダウコーニング・シリコーン製 BY16−201 :0.4質量部
4)トルエン :1250質量部
5)メチルエチルケトン :150質量部。
[実施例4]
実施例1で得られた離型フィルムの離型面側を、JIS−B−0601に基づきカットオフ値0.25mmで測定した中心線平均表面粗さ(Ra)は30nmであった。また、該離型フィルムを用いて、上記評価項目8)に基づいて、内部電極を形成したセラミックグリーンシートを作製した。次に、セラミックグリーンシートと内部電極との密着性を測定した。測定した結果を表2に示したが、該密着性は良好であった。
[実施例5]
実施例2で得られた離型フィルムの離型面側を、JIS−B−0601に基づきカットオフ値0.25mmで測定した中心線平均表面粗さ(Ra)は24nmであった。また、該離型フィルムを用いて、上記評価項目8)に基づいて、内部電極を形成したセラミックグリーンシートを作製した。次に、セラミックグリーンシートと内部電極との密着性を測定した。測定した結果を表2に示したが、該密着性は良好であった。
[実施例6]
実施例3で得られた離型フィルムの離型面側を、JIS−B−0601に基づきカットオフ値0.25mmで測定した中心線平均表面粗さ(Ra)は14nmであった。また、該離型フィルムを用いて、上記評価項目8)に基づいて、内部電極を形成したセラミックグリーンシートを作製した。次に、セラミックグリーンシートと内部電極との密着性を測定した。測定した結果を表2に示したが、該密着性は良好であった。
[実施例7]
基材フィルムを、厚み38μmの二軸配向ポリエステルフィルム「東レ(株)社製“ルミラーE20」とする以外は実施例1と同様の方法にて離型フィルムを得た。得られた該離型フィルムの離型面側を、JIS−B−0601に基づきカットオフ値0.25mmで測定した中心線平均表面粗さ(Ra)は59nmであった。また、該離型フィルムを用いて、上記評価項目8)に基づいて、内部電極を形成したセラミックグリーンシートを作製した。次に、セラミックグリーンシートと内部電極との密着性を測定した。測定した結果を表2に示したが、該密着性は若干劣るものの、実用上問題ないレベルであった。
Figure 0004604753
Figure 0004604753
本発明の離型フィルムを使用すれば、シリコーン系樹脂の付着が極めて少ないセラミックグリーンシートを効率良く製造することができ、これにより、該セラミックグリーンシートを積層後、焼成する工程でセラミックコンデンサ内部に気泡が発生し難くなるためセラミックコンデンサの耐電圧不良率が大幅に改善される。さらに、本発明により、基材フィルムと離型層の接着性を向上させるため両層の間にアンカーコート層を設ける必要がなくなり、該離型フィルムの生産性を向上させることが出来る。
また、本発明のより好ましい態様の離型フィルムを用いることで、セラミックコンデンサを構成するセラミックグリーンシートと内部電極との密着性不良がなくなり、また、当該シートを積層する際に位置ずれを生じず、さらに、その後の加圧工程において局所的な応力集中による静電容量の不均一を無くすことが出来る。

Claims (5)

  1. ポリエステルフィルムからなる基材フィルムの少なくとも片面にシリコーン系樹脂皮膜からなる離型層を有し、該シリコーン系樹脂皮膜が、下記(3)式
    Figure 0004604753
    (ただし式中、R1はメチル基およびフェニル基、V1はヘキセニル基およびビニル基を表す。)で示される構造を有するポリオルガノシロキサンを主成分とし、該ポリオルガノシロキサン100質量部に対して0.1〜3.0質量部の水酸基を有するシリコーンオイルと、該シリコーンオイル100質量部に対して5〜70質量部の下記(1)式
    Figure 0004604753
    (ただし式中、nは1〜3の整数、Rはアルキル基、またはエステル基及び/又はケトン基及び/又は水酸基を有するアルキル基、またはアラルキル基、またはアルケニル基を表す。)で示される構造を有するイソシアネート化合物を反応させて得られるシリコーン化合物を含有してなる離型フィルムであって、実施例に記載の剥離強度の測定方法により測定した該離型フィルムの剥離強度が0.1〜8g/50mmであり実施例に記載の残留接着率の測定方法により測定した残留接着率が80%以上の特性範囲を満足することを特徴とする離型フィルム。
  2. シリコーン系樹脂皮膜中にウレタン構造を有することを特徴とする請求項1に記載の離型フィルム。
  3. シリコーン系樹脂皮膜面の中心線平均表面粗さ(Ra)が5〜60nmであることを特徴とする請求項1または2に記載の離型フィルム。
  4. シリコーン系樹脂皮膜の蛍光X線法によるケイ素元素強度A(単位:kcps)が、下記(2)式を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の離型フィルム。
    5≦A≦40 (2)式
  5. ポリエステルフィルムがポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム、ポリエチレン−α,β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレートフィルムの何れかであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の離型フィルム。
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