JP4600401B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、転写体への転写電流制御に関する。
特許文献1には、シート材の抵抗が変化する場合でも、当該シート材への現像剤像の転写時において、転写体(転写ローラ)に流れる転写電流を所望値に設定して良好な転写を行うことを目的とした画像形成装置が開示されている。具体的には、像担持体(感光ドラム)と転写体との間の転写位置にまだシート材がないときに、電力供給手段から転写体に例えば負極性の転写電圧を印加しつつ、当該電力供給手段から転写体に流れる転写電流が所望値になるように定電流制御を行う。そして、その定電流制御時における転写電圧を第1の印加電圧として読み込んで定電流制御を一度停止させる。その後、シート材の先端が転写位置に到達したときに、上記第1の印加電圧を初期値として転写電圧を電力供給手段から転写体に印加しつつ、転写体に流れる転写電流を上記所望値にさせる定電流制御を再開させるようになっている。
特開平8−314295号公報
ところで、転写体への転写電圧の印加を常に行い続けるようにすると、例えば転写体に接触しつつシート材を搬送するベルトの劣化が早まるおそれがある。従って、シート材への現像剤像の転写時、即ち、シート材が転写位置に進入しているときだけ、転写体への転写電圧の印加を行うようにした画像形成装置が多い。このような画像形成装置では、一般に、シート材の先端が転写位置に到達する少し前に電力供給手段を起動させ、シート材が転写位置に到達する前に転写電圧を安定させるように設計されている。
しかし、この転写電圧の印加開始前において、既に帯電器によって正極性に帯電した感光体からの電流が転写体に流れ込み、転写体の電位が正極性側に持ち上げられた状態になることがある。そうすると、電力供給手段への起動指令が出されても当該電力供給手段を構成するトランスの昇圧動作が正常に行われなくなる。その後、シート材の先端が転写位置に進入する転写電圧の印加タイミングが到来したときには、感光体と転写体との間にシート材が介在することで、感光体と転写体との間のインピーダンスが大きくなり、感光体から転写体に流れ込む電流が低減する。その結果、上記トランスが昇圧動作可能となるが、トランスの昇圧動作が正常に行われていなかったために、電力供給手段からの転写電流が一時的に大きく変化する、いわゆるオーバーシュートが発生し、転写時に安定した転写電流を転写体に流すことができないという問題が生じ得る。上記特許文献1の発明も、第1の印加電圧を決定した後に、一度定電流制御を停止させ、転写時に再開する構成であるから、やはり同じ問題が生じ得る。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、安定した転写電流を転写体に流すことが可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電器と、前記帯電器によって帯電された前記像担持体に現像剤像を形成する現像器と、転写体と、被転写材を前記像担持体と前記転写体との間の転写位置へと移動させる移動機構と、前記転写体に電力を供給して、前記像担持体上の前記現像剤像を前記被転写材に転写させる電力供給手段と、前記転写体に供給される転写電流及び転写電圧のうち少なくともいずれか一方を検出可能な検出手段と、前記像担持体のうち前記帯電器によって帯電された帯電部位が前記転写位置に到達する前から、前記電力供給手段が駆動可能な基準値に応じた転写電流または転写電圧を前記電力供給手段から前記転写体に供給させる第1動作を継続し、前記被転写材が所定の位置に到達したときに、前記第1動作から切り替えて、前記検出手段の検出結果に基づき前記電力供給手段からの前記転写電流または前記転写電圧を第1目標値に維持する第2動作を実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記被転写材への現像剤像の転写を行わない期間において、前記検出手段の検出結果に基づき前記転写電流または前記転写電圧を第2目標値にする制御を行いつつ、前記電力供給手段が駆動したかどうかを判断し、前記電力供給手段が駆動していないと判断した場合には当該第2目標値を増加または減少させる一方で、前記電力供給手段が駆動したと判断した場合には当該現在の目標値を前記基準値として決定する第3動作を行う構成とされている
なお、発明の「被転写材」には、用紙等のシート材だけでなく、中間転写ベルトや搬送ベルトも含まれる。
本発明には、次の発明A,Bが含まれる。
(発明A)「像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電器と、前記帯電器によって帯電された前記像担持体に現像剤像を形成する現像器と、転写体と、被転写材を前記像担持体と前記転写体との間の転写位置へと移動させる移動機構と、前記転写体に電力を供給して、前記像担持体上の前記現像剤像を前記被転写材に転写させる電力供給手段と、前記転写体に供給される転写電流に応じた検出信号を出力する検出手段と、前記像担持体のうち前記帯電器によって帯電された帯電部位が前記転写位置に到達する前から、前記電力供給手段が駆動可能な基準値に応じた転写電流を前記電力供給手段から前記転写体に供給させる第1動作を継続し、前記被転写材が所定の位置に到達したときに、前記第1動作から切り替えて、前記検出手段からの前記検出信号に基づき前記電力供給手段からの前記転写電流を第1目標値に維持する定電流制御を行う第2動作を実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記被転写材への現像剤像の転写を行わない期間において、前記検出手段の検出結果に基づき前記転写電流を第2目標値にする制御を行いつつ、前記電力供給手段が駆動したかどうかを判断し、前記電力供給手段が駆動していないと判断した場合には当該第2目標値を増加または減少させる一方で、前記電力供給手段が駆動したと判断した場合には当該現在の目標値を前記基準値として決定する第3動作を行う構成とされている画像形成装置。」
(発明B)「像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電器と、前記帯電器によって帯電された前記像担持体に現像剤像を形成する現像器と、転写体と、被転写材を前記像担持体と前記転写体との間の転写位置へと移動させる移動機構と、前記転写体に電力を供給して、前記像担持体上の前記現像剤像を前記被転写材に転写させる電力供給手段と、前記転写体に供給される転写電圧に応じた検出信号を出力する検出手段と、前記像担持体のうち前記帯電器によって帯電された帯電部位が前記転写位置に到達する前から、前記電力供給手段が駆動可能な基準値に応じた転写電圧を前記電力供給手段から前記転写体に供給する第1動作を継続し、前記被転写材が所定の位置に到達したときに、前記第1動作から切り替えて、前記検出手段からの前記検出信号に基づき前記電力供給手段からの前記転写電圧を第1目標値に維持する定電圧制御を行う第2動作を実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記被転写材への現像剤像の転写を行わない期間において、前記検出手段の検出結果に基づき前記転写電圧を第2目標値にする制御を行いつつ、前記電力供給手段が駆動したかどうかを判断し、前記電力供給手段が駆動していないと判断した場合には当該第2目標値を増加または減少させる一方で、前記電力供給手段が駆動したと判断した場合には当該現在の目標値を前記基準値として決定する第3動作を行う構成とされている画像形成装置。」
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記第1動作において、前記検出手段の検出結果に基づき前記転写電流または前記転写電圧を前記基準値に維持する制御を行う。
の発明は、第1の発明又は第2の発明の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記第3動作において、前記検出手段の検出結果に基づき、前記転写電流または前記転写電圧が現在の第2目標値に安定しない場合には前記電力供給手段が駆動していないと判断し、前記転写電流または前記転写電圧が現在の第2目標値になっている場合には前記電力供給手段が駆動したと判断する。
の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記現像器は、前記像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体と、前記被転写材への現像剤像の転写を行わない期間において、前記現像剤担持体を、前記像担持体から離間させる離間機構と、を有する。
<第1の発明>
像担持体の帯電部位が転写位置に到達する前に、既に、電力供給手段が正常に駆動可能な基準値(電力供給手段を構成するトランスが発振を継続できる電流値)に応じた転写電流または転写電圧を転写体に供給し続ける第1動作が継続して実行されている。これにより、被転写材が所定の位置に到達するまで、像担持体の帯電による転写体への流れ込み電流が抑制され電力供給手段が正常に駆動可能な状態を維持できる。従って、被転写材が所定の位置に到達した時には、オーバーシュートの発生を抑制することができる。
<第2の発明>
第1動作において、定電流制御により転写電流を、または、定電圧制御により転写電圧を電力供給手段が駆動可能な基準値に確実に維持することができる。
<第の発明>
転写電流または転写電圧が第2目標値になるよう制御(定電流制御または定電圧制御)を行った結果、例えば転写電流または転写電圧が第2目標値に安定しないときには、未だ電力供給手段が正常に駆動していないと考えられる。そこで、上記第2目標値を変更(増加または減少)して、その変更後の第2目標値で上記制御を再度行う。そして、例えば転写電流または転写電圧が現在の第2目標値に安定した場合には、電力供給手段が正常に駆動している(電力供給手段を構成するトランスが正常に昇圧動作を行っている)と考えられるから、このときの第2目標値を、第1動作で使用する基準値として決定する。
<第の発明>
像担持体から現像剤担持体が離間した状態では、像担持体の電位が帯電器による帯電に大きく依存するため、この像担持体から転写体への電流の流れ込み量が特に大きくなると思われる。従って、このように離間機構を備えた画像形成装置に特に本発明は有効である。
本発明の実施形態1を図1〜図7を参照しつつ説明する。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本実施形態のレーザプリンタ(以下、「プリンタ1」という)の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における右側をプリンタ1の前側とする。
このプリンタ1(「画像形成装置」の一例)は、直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタであって、図1に示すように、略箱型のケーシング2を備えている。ケーシング2の下部には、シート材4(「被転写材」の一例 例えば用紙など)が積載される給紙トレイ7が前方へ引き出し可能に装着されている。給紙トレイ7内には、バネ8の付勢によりシート材4の前端側を持ち上げるように傾動可能な用紙押圧板9が設けられている。
給紙トレイ7の最上位のシート材4は、用紙押圧板9によってピックアップローラ10に向かって押圧され、ピックアップローラ10の回転によって、ピックアップローラ10と分離パッド11との間に挟まれたときに1枚ごとに分離される。そして、この分離されたシート材4は、給紙ローラ12によって、レジストレーションローラ13へ送られる。レジストレーションローラ13では、そのシート材4を所定のタイミング(以下、「第1タイミング」という)で、後方のベルトユニット15上へ送り出す。
ベルトユニット15は、一対の支持ローラ16,17間に架設される搬送用のベルト18(「被転写材」の一例)を備える。そして、ベルト18は、例えば後側の支持ローラ17が回転駆動することで図1の反時計回り方向に循環移動し、そのベルト18上に載せたシート材4を後方へ搬送する。これらの一対の支持ローラ16,17は、「移動機構」の一例である。
スキャナユニット27は、画像データに基づいた各色毎のレーザ光Lを対応する感光ドラム31(「像担持体」の一例)の表面上に高速走査にて照射する。
プロセス部25は、例えば、ブラック(BK),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色に対応した4つの画像形成ユニット26を備えている。各画像形成ユニット26は、感光ドラム31、スコロトロン型の帯電器32及び現像カートリッジ34等を備えて構成されている。なお、各画像形成ユニット26は、いずれも同一構造である。
現像カートリッジ34(「現像器」の一例)は、上部にトナー収容室38が設けられ、その下側に供給ローラ39、現像ローラ40(「現像剤担持体」の一例)およびブレード41が設けられている。各トナー収容室38には、現像剤として、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエローの各色のトナー(現像剤)がそれぞれ収容されている。
トナーは、アジテータ42によって攪拌されトナー収容室38から放出され、供給ローラ39の回転により現像ローラ40に供給され、供給ローラ39と現像ローラ40との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ40上に供給されたトナーは、ブレード41と現像ローラ40との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
感光ドラム31の表面は、上記帯電器32により一様に正帯電される。その後、スキャナユニット27からのレーザ光Lにより露光されて、シート材4に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。なお、感光ドラム31の回転軸31aは接地されている。
次いで、現像ローラ40上に担持されているトナーが、感光ドラム31の表面上の静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム31の静電潜像は、可視像化された現像剤像とされる。その後、各感光ドラム31の表面上に担持された現像剤像は、ベルト18によって搬送されるシート材4が、感光ドラム31と転写ローラ19(「転写体」の一例)との間の各転写位置Xを通る間に、転写ローラ19に印加される負極性の転写電圧Vによって、シート材4に順次転写される。こうして現像剤像が転写されたシート材4は、次いで定着器43に搬送される。
定着器43は、現像剤像を担持したシート材4を、加熱ローラ44と加圧ローラ45との間で挟んで搬送しながら加熱することにより、現像剤像をシート材4に定着させる。そして、熱定着されたシート材4は、定着器43の斜め後上方に配置された搬送ローラ46によりケーシング2の上部に設けられた排紙ローラ47へ搬送され、この排紙ローラ47により排紙トレイ5上に排出される。
更に、ケーシング2には、制御部50及び離間機構51が設けられている。制御部50はプリンタ1の動作全般の制御を行う。離間機構51は、上記制御部50によって制御され、図2に示すように、モノクロ印刷時において、ブラック以外のシアン、マゼンタおよびイエローに対応する3つの現像カートリッジ34を上方に移動させて、各感光ドラム31から各現像ローラ40を離間させる離間動作を行う。また、ベルトユニット15の下方には、クリーニングユニット53が配されている。このクリーニングユニット53には、ベルト18に接触して、当該ベルト18上に残った現像剤を回収するクリーニングローラ52が備えられている。離間機構51は、このクリーニングユニット53のクリーニング実行時には、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエローに対応する全ての現像カートリッジ34を上方に移動させて、各感光ドラム31から各現像ローラ40を離間させる離間動作を行う。
2.高圧制御装置の構成
上記制御部50の制御基板上には、転写ローラ19、現像ローラ40、帯電器32など、プリンタ1に備えられた各電気的負荷にそれぞれ印加するバイアス電圧を生成する高圧制御装置60が搭載されている。図3には、このうち、転写ローラ19への転写電圧Vを生成する構成部分が図示されている。同図に示すように、高圧発生回路61(「電力供給手段」の一例)は、駆動回路63及びトランス64を備える。
駆動回路63は、PWM制御回路62からのPWM信号S1を受け、このPWM信号S1のPWM値(ディーティ比)に応じた発振電流を、トランス64の1次側巻線64Aに流す。具体的には、駆動回路63は、抵抗65及びコンデンサ66からなる積分回路と、スイッチ素子としてのトランジスタ67,68とを備える。積分回路は、PWM制御回路62からのPWM信号S1を積分してトランジスタ67のベースに与える。このトランジスタ67は、エミッタが第1電源(例えば+3.3V)に接続され、コレクタがトランジスタ68のベースに接続されている。このトランジスタ68は、トランス64の1次側巻線64Aに直列接続されている。
トランスの1次側巻線64Aは、第2電源(例えば+24V)と上記トランジスタ68との間に接続されている。トランス64の2次側巻線64Bの両端には、第1コンデンサ69及び第1ダイオード70が直列接続されると共に、第2ダイオード71及び第2コンデンサ72が直列接続されている。2つのダイオード69,72は、転写ローラ19からの転写電流Iの流れ方向が順方向とされている。そして、第1ダイオード70と第1コンデンサ69との接続点が出力抵抗73を介して転写ローラ19のローラ軸に接続されている。このような構成により、高圧発生回路61は、第1コンデンサ69の端子間電圧の2倍の電圧を生成する昇圧(チャージポンプ)回路として機能する。
更に、高圧制御装置60は、電圧検出回路74、電流検出回路75(「検出手段」の一例)及びPWM制御回路62を備える。電圧検出回路74は、転写ローラ19に印加される転写電圧Vに応じた検出信号S3を出力する。電流検出回路75は、上記コンデンサ69,72とグランドとの間に接続される検出抵抗75Aを備え、転写ローラ19に流れる転写電流Iに応じた検出信号S2を出力する。
PWM制御回路62(「制御手段」の一例)は、CPUを内蔵し、A/Dポート62Bに電流検出回路75からの検出信号S2を受け、この検出信号S2に基づくPWM値のPWM信号S1をPWMポート62Aから駆動回路63に出力する。本実施形態では、後述するように、感光ドラム31上の現像剤像をシート材4に転写するとき(後述する第3タイミング以降)には、PWM制御回路62は電流検出回路75からの検出信号S2をフィードバックして、転写電流Iが所定の第1目標値Iv(例えば−10〜−11μA)になるようにPWM信号S1のPWM値を調整する、定電流制御(以下、「第2定電流制御」という。「第2動作」の一例)を高圧発生回路61に対して実行する。なお、PWM制御回路62は、A/Dポート62Cに電圧検出回路74からの検出信号S3を受ける。
3.高圧発生回路に生じる不具合について
さて、感光ドラム31上の現像剤像をシート材4に転写するには、転写ローラ19に転写電圧V(例えば−400〜−6kV)を印加し、転写電流Iを第1目標値Ivにする上記第2定電流制御を実行するわけであるが、この高レベルの転写電圧Vを常時、転写ローラ19に印加し続けると、この転写ローラ19に接触するベルト18の劣化が早まってしまうおそれがある。従って、転写ローラ19への転写電圧Vの印加を、感光ドラム31上の現像剤像をシート材4に転写する転写時だけにして、これ以外の非転写時には極力行わないようにすることが望ましい。
図4には、感光ドラム31、転写ローラ40及び帯電器32等の周辺構成を示す模式図である。なお、同図に示すように、感光ドラム31には、除電ランプ48及びクリーニングローラ49が設けられている。感光ドラム31のうち転写位置Xを通過した部分は、除電ランプ48によって略0Vに除電される。クリーニングローラ49は、感光ドラム31に残った現像剤を回収するためのものであり、回収時には例えば−200Vとされる。クリーニングローラ49上の現像剤を排除する場合には、印刷時に例えば+400Vとして感光ドラム31及びベルト18を経由してクリーニングユニット53で回収される。
高圧制御装置60は、レジストレーションローラ13によってシート材4が送り出される上記第1タイミングで、帯電器32のワイヤにバイアス電圧(例えば+5k〜8kV)を印加すると共に、感光ドラム31の回転駆動を開始する。これにより、感光ドラム31のうち帯電器32との対向位置が正極性に帯電(例えば+870V)される。そして、この帯電器32で最初に帯電された帯電部位Yは、感光ドラム31の回転により、現像ローラ40との対向位置を経て転写位置Xへと送られる。以下、感光ドラム31のうち最初に帯電された帯電部位Yが、最初に転写位置Xに到達するタイミングを「第2タイミング」という。
ここで、仮に、上記第2タイミングの後、ベルト18によって搬送されるシート材4の先端が、上記転写位置Xに到達する少し前のタイミング(以下、「第3タイミング」という)で初めて、高圧発生回路61を起動させて上記第2定電流制御を開始する構成とすると次のような不具合が生じ得る。
この場合、上記第2タイミングにおいて、高圧発生回路61(トランス64)は未だ起動しておらず、転写ローラ19には転写電圧V(例えば−400〜−6kV)が印加されていない。その一方で、感光ドラム31の上記帯電部位Yは、既に、転写ローラ19との対向位置である転写位置Xに到達している。従って、正極性の感光ドラム31からベルト18を介して転写ローラ19への電流I'(図3の一点鎖線、図5の一点鎖線参照)が流れ込み、その結果、転写ローラ19の電位が正極側へと持ち上げられて、トランス64による昇圧動作が正常に行われなくなるおそれがある。この原因について定かではないが、転写ローラ19が正極側に持ち上げられることで、高圧発生回路61の出力電位が正極側に持ち上げられ、これにより、もともと負極性電圧を印加するために構成された高圧発生回路61のトランジスタ68がPWM信号S1に応じて正常にオンオフできなくなることが一因と考えられる。
そして、図5の一点鎖線に示すように、第2タイミングから第3タイミングまでの間、トランス64が駆動不能な状態が続き、その後、シート材4の先端が転写位置Xに到達したときには(第4タイミング)、そのシート材4の介在により感光ドラム31と転写ローラ19との間のインピーダンスが大きくなり、上記流れ込み電流I'が抑制され、転写ローラ19の電位が0Vに近付く。その結果、突如、高圧発生回路61のトランジスタ68がPWM信号S1に応じて正常にオンオフできるようになり、トランス64が昇圧動作可能となる。しかし、これまでトランス64は正常に昇圧動作ができなかったために、転写ローラ19に流れる転写電流Iが一時的に大きく変化する、いわゆるオーバーシュートが発生し、シート材4に実際に現像剤像を転写すべき第5タイミングにおいて、安定した転写電流Iを転写ローラ19に流すことができず、画像品質の低下を招くおそれがある。
本実施形態では、前述したように、モノクロ印刷時には、シアン、マゼンタおよびイエローに対応する各感光ドラム31c,31m,31yから、現像ローラ40が離間する。但し、モノクロ印刷時でも、シアン、マゼンタおよびイエローに対応する各感光ドラム31c,31m,31yも帯電器32により帯電される。その理由は、帯電させることで各色のトナーがケーシング2内に飛散して、他の色の感光ドラム31に付着することを防止するためである。また、シアン、マゼンタおよびイエローに対応する各転写ローラ19にも転写電圧Vが印加される。これは、シート材4に転写されたブラックの現像剤像が、シアン、マゼンタおよびイエローの各転写位置Xで逆転写してしまうことを防止するためである。
ここで、各現像ローラ40が感光ドラム31c,31m,31yから離間したままでは、感光ドラム31c,31m,31yの帯電部位Yは、+870Vのままで転写位置Xへと送られる。これに対して、ブラックに対応する感光ドラム31kは、現像バイアス(例えば+400〜540V)が印加された現像ローラ40が常時圧接されているため、帯電器32で帯電された感光ドラム31kの帯電部位は、約400V程度に帯電されて転写位置Xへと送られることになる。従って、感光ドラム31kよりも、感光ドラム31c,31m,31yから転写ローラ40への流れ込み電流I'が多い。このため、転写位置Xにシート材4が到達したときには大きくオーバーシュートし、転写電圧Vが非常に高い負電圧となり、感光ドラム31c,31m,31yの帯電部位Yが、除電ランプ48で十分に除電されずに負極性に帯電(例えば−400V)した状態でクリーニングローラ49の対向位置へと送られる。そうすると、クリーニングローラ49で回収された現像剤が感光ドラム31c,31m,31yに電気的に引き付けられて、シート材4に印刷汚れとして現れるおそれがある。
4.本実施形態の制御
本実施形態では、上記不具合を解消するために、PWM制御回路62が図6に示す制御を実行する。即ち、感光ドラム31の帯電部位Yが、最初に転写位置Xに到達する第2タイミングよりも前に、高圧発生回路61を起動して、転写電流Iを駆動可能電流値Ilow(「基準値」の一例)に維持する第1定電流制御(「第1動作」の一例)を開始する。ここで、上記駆動可能電流値Ilowとは、トランス64の昇圧動作(発振動作)を継続させるのに必要な転写電流値である。そして、この第1定電流制御を、第1タイミングから第3タイミングの直前まで継続し、第3タイミングになったときに上記第2定電流制御に移行する。従って、この第3タイミングでのシート材4の位置、即ち、シート材4の先端が転写位置Xの少し手前の位置が「所定の位置」の一例である。以下、具体的に説明する。
(1)駆動可能電流値の測定処理
本実施形態では、例えばプリンタ1の電源投入時や印刷要求の待機時など、非転写期間において、PWM制御回路62は図6に示す上記駆動可能電流値Ilowの測定処理を実行する。
まず、S1で第2目標値Idを初期値Iminに設定する。そして、S2で感光ドラム31の回転駆動と帯電器32へのバイアス電圧の印加とを開始する。そして、S3で上記電流検出回路75からの検出信号S2に基づき、転写電流Iを初期値Iminにする定電流制御を試みる。具体的には、転写電流Iを初期値Imin(例えば−0.5〜−1.5μA)にするためのパルス幅のPWM信号S1を駆動回路63に与え、所定時間(例えば100ms)待つ(S4)。そして、その所定時間経過後に、電流検出回路75からの検出信号S2に基づき実際の転写電流の値Icを取得する(S5)。
このS3,S4の動作は、感光ドラム31のうち帯電器32によって最初に帯電された帯電部位Yが転写位置Xに到達する前に開始される。その後、帯電部位Yが転写位置Xに通過する。そして、S6で上記実際の転写電流の値Icが現在の第2目標値Idの上限Ithを超えている場合には(S6:Y)、まだ、実際の転写電流の値Icが上記駆動可能電流値Ilowになっていないとみなし、S7,S8で現在の第2目標値IdにΔI(例えば−2.0〜−1.0μA)を加算して、より第1目標値Ivに近づけるとともに、帯電器32へのバイアス電圧の印加を停止させる(S9)。そして、S10で所定時間(例えば100ms)待って、S2に戻る。
そして、第2目標値Idを徐々に上げていき、S6で上記実際の転写電流の値Icが現在の第2目標値Idの上限Ith以下になった(転写電流の値Icが現在の第2目標値Idの上限値と下限値との間に入った)場合には(S6:N)、感光ドラム31から転写ローラ19への流れ込み電流I'を抑制しつつ、実際の転写電流の値Icが、なおトランス64で負極性の転写電圧Vを生成できる駆動可能電流値Ilowになっているとみなし、S11で、このときの転写電流の値Icを、駆動可能電流値Ilowとして決定し、メモリ76に記録して終了する。このS1からS11までの一連の動作が「第3動作」の一例である。
このような構成であれば、周囲環境に応じて適切な駆動可能電流値Ilowを測定することができる。
(2)印刷処理
プリンタ1で印刷要求がされると、PWM制御回路62は図7に示す印刷処理を実行する。
まず、S21で感光ドラム31の回転駆動と帯電器32へのバイアス電圧の印加とを開始する(図5の第1タイミング参照)。そして、その直後に、S22で目標値を上記駆動可能電流値Ilowに設定し、S23で電流検出回路75からの検出信号S2に基づき、転写電流Iを駆動可能電流値Ilowにする上記第1定電流制御を開始する。この第1定電流制御は、感光ドラム31のうち帯電器32によって最初に帯電された帯電部位Yが転写位置Xに到達する第2タイミングよりも前に開始される。
ここで、駆動可能電流値Ilowは、トランス64の昇圧動作を可能とする最低レベルであり、転写時の第2定電流制御における第1目標値Iv(例えば−10〜−11μA)よりも絶対値が小さく、これに対応して第1定電流制御における転写電圧も第2定電流制御時の転写電圧(例えば−400〜−6kV)よりも絶対値が小さい。従って、第1定電流制御時においてベルト18の劣化を抑えることができる。
そして、S24で所定時間(例えば100ms)だけ待機した後に、S25で印刷(転写)が終了したかどうかを判断する。なお、この判断は、例えばシート材4が例えばイエローに対応する最後の転写位置Xを抜けたことを検出する図示しないセンサからの信号に基づき行うことができる。
そして、まだ、印刷が終了していなければ(S25:N)、S26で、シート材4の先端が転写位置Xに到達する少し前の第3タイミングかどうかを判断する。なお、この第3タイミングかどうかの判断は、例えば上記第1タイミングで起動させたタイマの計時時間が、第1タイミングと第3タイミングとの時間差になったかどうかで行う。なお、この時間差は、レジストレーションローラ13から転写位置Xより少し手前までの距離及びベルト18の移動速度から算出できる。
上記第1定電流制御は、第3タイミングが到来するまで続行される。これにより、この間において、転写電流Iはほぼ駆動可能電流値Ilowに維持されるため、たとえ感光ドラム31の正帯電した帯電部位が転写位置Yに到達したとしても転写ローラ19の電位が大きく正極側に持ち上げられてトランス64が昇圧動作できなくなることを防止できる。そして、第3タイミングが到来したときには(S26:Y)、定電流制御を続行したまま目標値を駆動可能電流値Ilowから上記第1目標値Ivに変更する。即ち、第1定電流制御から第2定電流制御に移行する。従って、図5の実線に示すように、オーバーシュートをほとんど発生させることなく、第2定電流制御に移行させることができ、間もなく到来する第4タイミングでは転写電流Iが第1目標値Ivにほぼ安定し、第5タイミングで安定した転写を行うことができる。
なお、S25で印刷が終了すれば(S25:Y)、S28で高圧発生回路61を停止させて、転写ローラ19への転写電圧Vの印加を終了させる。
<実施形態2>
図8は実施形態2を示す。前記実施形態1との相違は、PWM制御回路62が実行する印刷処理の内容にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
プリンタ1で印刷要求がされると、PWM制御回路62は図8に示す印刷処理を実行する。まず、S31で感光ドラム31の回転駆動と帯電器32へのバイアス電圧の印加とを開始する(図5の第1タイミング参照)。そして、S32で予め決めた所定のPWM値(例えばデューティ比20%)のPWM信号S1を駆動回路63に出力する(「第1動作」の一例)。
この動作は、上記実施形態1のように電流検出回路75からの検出信号S2をフィードバックして定電流制御を行うのではなく、単に上記所定のPWM値(固定値)のPWM信号S1を駆動回路63に与え続けるフォーワード制御である。また、同動作は、感光ドラム31のうち帯電器32によって最初に帯電された帯電部位Yが転写位置Xに到達する第2タイミングよりも前に開始される。なお、上記所定のPWM値は、感光ドラム31の帯電部位Yが転写位置Xに到達してもトランス64が正常に昇圧動作を継続できる転写電流Iの値に対応し、これは例えば上記実施形態1の図6の測定処理で測定されたものであっても、また、実験的に求められたものであってもよい。
ここで、上記PWM値に対応する転写電流Iの値は、転写時の第2定電流制御における第1目標値Iv(例えば−10〜−11μA)よりも絶対値が小さく、これに対応してS32〜S34の動作における転写電圧も第2定電流制御時の転写電圧(例えば−400〜6kV)よりも絶対値が小さい。従って、S32〜S34の動作時においてベルト18の劣化を抑えることができる。
そして、S33で所定時間(例えば100ms)だけ待機し、上記第3タイミングが到来したときに(S34:Y)、S35で転写電流Iを第1目標値Ivにする第2定電流制御に移行する。その後、印刷が終了すれば(S36:Y)、S37で高圧発生回路61を停止させて、転写ローラ19への転写電圧Vの印加を終了させる。
このような構成であっても、転写ローラ19に本来の転写電圧Vを与えるべく第2定電流制御時においてオーバーシュートを抑えることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)「被転写材」には、シート材4以外に、濃度や転写位置調整のためのレジストレーションパターンが転写される搬送ベルトや中間転写ベルト(ベルト18)であってもよい。
(2)上記実施形態では、転写電流の定電流制御を行う構成について説明したが、これに限らず、転写電圧を所定の目標値にする定電圧制御を行う構成であってもよい。具体的には、第1から第3タイミング直前までは転写電圧Vを、トランス64が正常に昇圧動作可能なレベルに維持(「第1動作」の一例)し、第3タイミングが到来したときに、図3に示す電圧検出回路74からの検出信号S3をフィードバックして、転写電圧を本来の目標値にする定電圧制御(「第2動作」の一例)を実行する構成である。
(3)上記実施形態では、「電力供給手段が(正常に)駆動した」かどうかの判断として、転写電流が第2目標値になっているかどうかで判断する構成とした。即ち、図6に示す駆動可能電流値の測定処理において、電流検出回路75からの検出信号S2に基づき基準値を決定する構成としたが、これに限られない。例えば、転写電圧が、転写体に本来与えるべき極性側になったかどうかで判断する構成であってもよい。具体的には電圧検出回路74からの検出信号S3に基づき転写電圧Vが負極性のときの転写電流Iを取得して、これを基準値とする構成であってもよい。つまり、図6においてS5に代えて検出回路74からの検出信号S3に基づき転写電圧Vをモニタし、S6に代えてこの転写電圧Vが所定の負極性の値かどうかを判断し、所定の負極性の値であればそのときの転写電流Iを基準値とし、所定の負極性の値でなければ現在の第2目標値Idを変更するようにする。更に、電力供給手段をオンオフさせるスイッチ素子に流れる電流が急激に変化していないかどうかで判断する構成であってもよい。具体的には、図3の高圧発生回路61のトランジスタ68に流れるコレクタ電流を監視し、このコレクタ電流の単位時間当たりの変化量が所定量以内であればそのときの転写電流Iを基準値とし、所定量を超えれば現在の第2目標値Idを変更するようにする。なお、コレクタ電流を監視する方法としては、例えばトランジスタ68に直列に検出用抵抗を設けて、この検出用抵抗の負荷電圧を監視すればよい。
本発明の実施形態1に係るプリンタの概略構成を示す側断面図(その1) 本発明の実施形態1に係るプリンタの概略構成を示す側断面図(その2) 転写ローラへのバイアス電圧を生成する構成部分のブロック図 感光ドラム、転写ローラ及び帯電器等の周辺構成を示す模式図 各タイミングにおける転写電流の変化を示すグラフ 駆動可能電流値の測定処理を示すフローチャート 印刷処理を示すフローチャート 実施形態2の印刷処理を示すフローチャート
1...プリンタ(画像形成装置)
4...シート材(被転写材)
16,17...支持ローラ(移動機構)
18...ベルト(被転写材)
19...転写ローラ(転写体)
31...感光ドラム(像担持体)
32...帯電器
34...現像カートリッジ(現像器)
40...現像ローラ(現像剤担持体)
51...離間機構
61...高圧発生回路(電力供給手段)
62...PWM制御回路(制御手段)
75...電流検出回路(検出手段)
I...転写電流
Iv...第1目標値
Id...第2目標値
Ilow...駆動可能電流値(基準値)
S2...検出信号
V...転写電圧
X...転写位置
Y...帯電部位

Claims (4)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電器と、
    前記帯電器によって帯電された前記像担持体に現像剤像を形成する現像器と、
    転写体と、
    被転写材を前記像担持体と前記転写体との間の転写位置へと移動させる移動機構と、
    前記転写体に電力を供給して、前記像担持体上の前記現像剤像を前記被転写材に転写させる電力供給手段と、
    前記転写体に供給される転写電流及び転写電圧のうち少なくともいずれか一方を検出可能な検出手段と、
    前記像担持体のうち前記帯電器によって帯電された帯電部位が前記転写位置に到達する前から、前記電力供給手段が駆動可能な基準値に応じた転写電流または転写電圧を前記電力供給手段から前記転写体に供給させる第1動作を継続し、前記被転写材が所定の位置に到達したときに、前記第1動作から切り替えて、前記検出手段の検出結果に基づき前記電力供給手段からの前記転写電流または前記転写電圧を第1目標値に維持する第2動作を実行する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記被転写材への現像剤像の転写を行わない期間において、前記検出手段の検出結果に基づき前記転写電流または前記転写電圧を第2目標値にする制御を行いつつ、前記電力供給手段が駆動したかどうかを判断し、前記電力供給手段が駆動していないと判断した場合には当該第2目標値を増加または減少させる一方で、前記電力供給手段が駆動したと判断した場合には当該現在の目標値を前記基準値として決定する第3動作を行う構成とされている画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記第1動作において、前記検出手段の検出結果に基づき前記転写電流または前記転写電圧を前記基準値に維持する制御を行う。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記第3動作において、前記検出手段の検出結果に基づき、前記転写電流または前記転写電圧が現在の第2目標値に安定しない場合には前記電力供給手段が駆動していないと判断し、前記転写電流または前記転写電圧が現在の第2目標値になっている場合には前記電力供給手段が駆動したと判断する。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記現像器は、前記像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体と、
    前記被転写材への現像剤像の転写を行わない期間において、前記現像剤担持体を、前記像担持体から離間させる離間機構と、を有する。
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