JPH08314295A - 転写装置および画像形成装置 - Google Patents

転写装置および画像形成装置

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JPH08314295A
JPH08314295A JP7116094A JP11609495A JPH08314295A JP H08314295 A JPH08314295 A JP H08314295A JP 7116094 A JP7116094 A JP 7116094A JP 11609495 A JP11609495 A JP 11609495A JP H08314295 A JPH08314295 A JP H08314295A
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JP7116094A
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Shiro Sakata
志朗 坂田
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】転写材の抵抗が変化した場合でも、トナー像転
写時の転写ローラに流れる出力電流を所望値に設定して
良好な転写を行う。 【構成】トナー像の転写時に、感光ドラムと転写ローラ
との転写ニップ部にて転写材を挟持搬送しながら転写ロ
ーラの電圧を印加する。印加電圧は、電圧制御手段によ
って制御する。まず、転写ニップ部に転写材がないとき
に、転写ローラの抵抗の違いにかかわらず、転写ローラ
に流れる電流が所望値となるように、第1の印加電圧を
設定する(A1、A2、A3)。次に、転写材の先端マ
スク領域が転写ニップ部に到達したときに(A4)第1
の出力電圧を印加し(A5)、転写ローラの出力電流が
所望値からはずれるときは、PWM信号をアップまたは
ダウンして(A7)所望値に入れる。このときの第2の
出力電圧を、転写時の印加電圧とする。転写材の抵抗が
ばらついても、出力電流が所望値となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写材の性状に応じて
トナー像の転写条件を変更するようにした画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置にはレーザプリン
タ、LEDプリンタ等があり、コンピュータ等の外部機
器の印字命令に従い記録紙をペーパカセットなどの記録
紙格納部より給紙し、レジストローラ等の同期搬送手段
により記録紙の搬送タイミングとビデオコントローラか
らの画像情報送出タイミングを同期させて搬送し、画像
記録を行っている。
【0003】図10に、従来のレーザプリンタ101の
概略構成を、また、図11に、その動作のタイミングチ
ャートを示す。これらの図を参照してその構成および動
作の概略を説明する。
【0004】ビデオコントローラ部28は、RDY信号
がTRUEであることを確認するとPRINT信号をT
RUEとする。
【0005】プリント制御部26は、PRINT信号が
TRUEになると、メインモータ23、およびポリゴン
モータ14の駆動を開始する。メインモータ23の駆動
により、感光ドラム(像担持体)17、定着ローラ9お
よび排紙ローラ11が回転する。その後、光量制御と一
次帯電19、現像器20、転写帯電器21の高圧の駆動
を順次行う。
【0006】プリンタ制御部26は、ポリゴンモータ1
4の回転が定常状態となるとT1 秒間、給紙クラッチ2
4をONして給紙ローラ5を駆動し、紙等の転写材Sを
レジストローラ対6に向けて給紙する。そして、プリン
タ制御部26は、転写材Sの先端がレジストローラ対6
に到達するタイミングでVSREQ信号をビデオコント
ローラ部28に送出するとともにローラクラッチ24を
OFFし、給紙ローラ5の駆動を停止する。
【0007】ビデオコントローラ部28は、画像情報の
ドットイメージへの展開を終えてVDO信号の出力の準
備が完了すると、VSREQ信号がTRUEであること
を確認し、VSYNC信号をTRUEとし、これと同期
してTV 秒後に1頁分の画像データとしてVDO信号の
出力を開始する。
【0008】このとき、プリンタ制御部26は、VSY
NC信号の立上りからT3 秒後にレジストローラクラッ
チ25をONしレジストローラ対6を駆動している。レ
ジストローラ対6の駆動は、転写材Sの後端がレジスト
ローラ対6を通過するまでの時間T4 秒間行われる。
【0009】また、この間プリンタ制御部26は、HS
YNC信号をレーザ走査に同期した所定タイミングでビ
デオコントローラ部28に送出するとともに、VDO信
号に基づいてレーザ発振器13から照射するレーザ光を
変調する。変調されたレーザ光は、ポリゴンミラー14
を介して感光ドラム17上を走査する。この操作によ
り、感光ドラム17上に静電潜像が形成される。この静
電潜像は、現像器18によってトナーが付着され、トナ
ー像として現像される。
【0010】この感光ドラム17上のトナー像は、上述
のレジストローラ対6を介して供給された転写材Sの表
面に、転写帯電器21に転写電圧を印加することによっ
て転写される。トナー像転写後の転写材Sは、定着器9
に搬送され、ここで表面の未定着トナー像が定着された
後、排紙ローラ11によって排紙トレイ(転写材排出
部)上に排出され、1頁目のプリントが完成する。一
方、トナー像転写後の感光ドラム17は、表面に残った
残留トナーが、クリーニング装置22のクリーニングブ
レード22aによって除去され、次の画像形成に供され
る。
【0011】次頁の画像形成(プリント)を行う場合
は、T5 秒後に再びPRINT信号をTRUEとする。
その後は1頁目と同様の動作が行われる。
【0012】上述の画像形成装置においては、転写帯電
器21に印加する転写バイアス電圧は、定電圧制御され
ており、これにより、感光ドラム17上のトナー像が転
写材S表面に良好に転写されるようにしている。
【0013】また、画像形成装置が転写材Sの排出部を
複数有しており、画像形成がなされた転写材の性状に応
じて排出部を適宜に選択する場合にあっては、転写材S
の後端がレジストローラ対6を通過する際に、このレジ
ストローラ対6によって転写材Sの性状を検知し、その
検知結果に基づいて、複数の転写材排紙口のうちから所
定のものを選択し、所望の排出部に画像形成後の転写材
を排出するようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
画像形成装置によると、転写帯電器21に印加する帯電
電圧について、転写材Sの性状に応じた補正は行ってい
ない。周知のように転写材の抵抗成分は、種類や厚さと
いったその転写材の性状によって、大きく異なるので、
転写帯電器21に印加する電圧値が同じ場合でも、転写
材の性状によって電流値が異なってしまう。このため、
個々の転写材Sにおいて、転写後のトナー像の濃度差が
生じてしまい、画像品位の低下を招くといった問題があ
った。
【0015】また、上述の画像形成装置では、転写材S
の検知は、レジストセンサ(レジストローラ対6)にて
転写材の後端を検知し、その値に基づいて排紙口の指定
するといった制御が行われている。しかし、この制御に
おいては、紙パス(転写材搬送路)が長くなって、装置
全体が大型化されがちであるという問題があった。すな
わち、転写材Sの後端がレジストセンサに到達した時点
で、先端が既に排紙口に達してしまっている場合には、
排紙口の切り替えが不可能となるため、その切換を可能
とするためには、レジストセンサから排紙口までの距離
を、画像形成に供する転写材Sのうちの搬送方向長さが
最大のもの以上に設定しておく必要があるからである。
【0016】そこで、本発明は、転写材の性状が変化し
た場合でも、転写時のトナー像の濃度が一定となるよう
にした転写装置および画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0017】また、本発明の他の目的は、装置全体の大
型化を招くことなく、転写材の性状に応じて適宜な排出
部を選択できるようにした画像形成装置を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、像担持体に接触配置されて
該像担持体との間に転写ニップ部を形成する転写部材を
備え、該転写部材に電圧を印加するとともに前記転写ニ
ップ部を介して転写材を挟持搬送することにより、前記
像担持体上のトナー像を前記転写材に転写する転写装置
において、前記転写部材に電圧を印加する電圧印加手段
と、該電圧印加手段の出力電圧によって前記転写部材に
流れる電流の出力電流値を検出する電流検出手段と、該
電流検出手段が検出する前記出力電流値が前記トナー像
の転写についての所望値か否かを判断する判定手段と、
該判定手段が所望値でないと判断したときに該所望値と
前記出力電流値との偏差を解消すべく前記電圧印加手段
の電圧制御を行う電圧制御手段とを備え、該電圧制御手
段は、前記転写材の非画像領域である先端マスク領域が
前記転写ニップ部に到達する以前に前記電圧制御を行っ
て、前記転写部材に所望値の出力電流が流れるときの前
記電圧印加手段の第1の出力電圧を決定し、前記転写材
の先端マスク領域が前記転写ニップ部に到達したとき
に、まず、前記転写部材に前記第1の出力電圧を印加
し、その後、前記電圧制御を行って、前記転写部材に所
望値の出力電流が流れるときの前記電圧印加手段の第2
の出力電圧を決定し、前記転写材の画像領域が前記転写
ニップ部を通過する際には、前記電圧印加手段を介して
前記転写部材に前記第2の出力電圧を印加することを特
徴とする。
【0019】この場合、前記転写ニップ部に前記転写材
がない場合とある場合とのそれぞれの状態における前記
転写部材に対してそれぞれ前記第1の出力電圧を印加し
たときに該転写部材に流れる出力電流の差に基づいて、
前記転写材の抵抗値を算出する演算手段を備え、前記電
圧制御手段は、前記演算手段が算出する前記転写材の抵
抗値に応じて、前記電圧印加手段が前記転写部材に印加
する出力電圧を決定することができる。
【0020】また、像担持体と、該像担持体上に静電潜
像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像にトナーを
付着させてトナー像を形成する現像手段と、前記像担持
体上のトナー像を転写材上に転写する転写する転写手段
とを備えた画像形成装置において、前記転写手段が、請
求項1または請求項2記載の転写装置であることを特徴
とする。
【0021】この場合、画像形成装置は、前記転写材の
性状に応じて異なる複数の転写材排出部と、これら転写
材排出部に画像形成後の転写材をそれぞれ導く複数の排
紙口とを備え、 前記演算手段が算出する前記転写材の
抵抗値に基づいて、前記複数の排紙口から該転写材が搬
送されるべき排紙口を選択するようにしてもよい。
【0022】
【作用】以上構成に基づき、電圧制御手段は、転写材の
先端マスク領域が転写ニップ部に到達する以前に、転写
部材に印加する電圧の制御を行う。これにより、転写部
材に電圧を印加したときに、転写部材の抵抗の違いによ
って転写部材に流れる出力電流が異なることを防止す
る。すなわち、転写部材の抵抗が変化した場合でも、転
写材に流れる出力電流値が所望値になるように第1の出
力電圧を決定する。
【0023】次に、転写材の先端マスク領域が転写ニッ
プ部に到達したときに、上述と同様の電圧制御を行う。
この電圧制御は、まず、転写部材に上述の第1の出力電
圧を印加することから始める。このとき、転写部材に流
れる出力電流は、転写材に抵抗があるため、その抵抗値
によって変化する。この出力電流が所望値からはずれる
ときは、電圧制御手段によって転写部材に印加する電圧
を変更し、出力電流が所望値となるようにする。このと
き電圧印加手段が転写部材に印加する電圧を第2の出力
電圧とする。この第2の出力電圧は、転写ニップ部にて
挟持搬送される転写材の抵抗が変化した場合でも、転写
部材に流れる出力電流が所望値になるような電圧であ
る。
【0024】像担持体上に形成されたトナー像を、転写
ニップ部を介して転写材に転写するに際しては、転写材
の画像領域が転写ニップ部を通過するときに、転写部材
に上述の第2の出力電圧を印加する。
【0025】以上により、転写部材の抵抗値および転写
材の抵抗値が変化した場合でも、転写時に転写部材に流
れる電流を所望値に維持することができ、転写材上に転
写されるトナー像の濃度を一定で良好なものとすること
ができる。
【0026】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉本発明に係る画像形成装置は、特に転写装
置にその特徴があり、図10に示す非接触方式の転写帯
電器(コロナ放電器)21に代えて、感光ドラム17に
接触配置した転写ローラ(帯電部材)を備えている。こ
の接触によって、感光ドラム17と転写ローラとの間に
は、転写ニップ部が形成される。感光ドラム17上に形
成されたトナー像を転写材上に転写するに際しては、上
述の転写ニップ部にて転写材を挟持搬送するとともに、
転写ローラに帯電電圧を印加することで、トナー像を転
移させるようにしている。なお、転写装置以外の構成・
動作については、図10に示すものとほぼ同様なので、
その説明は省略するものとする。
【0027】まず、図1を参照して、転写装置の転写バ
イアス駆動回路について説明する。この転写バイアス駆
動回路は電流制御回路(PWM回路)201、D/A変
換器(LPF)202、増幅器203、スイッチング回
路204、トランス205、モニター回路206、A/
D変換器207、コンデンサ209から構成されてい
る。電流制御回路201はA/D変換器207からのフ
ィードバック信号に応じた電圧V1 をD/A変換器20
2、増幅器203を介して、コンデンサ209にチャー
ジする。この電圧V1 をスイッチングするための回路が
スイッチング回路204である。このスイッチング回路
204の動作に応じて、トランス205が駆動され、転
写電圧が出力されて転写ローラ208に印加される。転
写ローラ208に流れる電流値はモニター回路205で
電圧信号に変換される。電圧値として取り出された転写
電流値はA/D変換器207でフィードバック信号とな
る。電流制御回路201はフィードバック信号をモニタ
ーしながら規定量に達するまでPWM信号のレベルを上
げていく、といった転写バイアスの駆動を行っている。
【0028】図2に実施例1の動作原理を、また図3に
実施例1のフローチャートを示す。なお、図3のフロー
チャートにおいては各ステップをA1〜A10で示して
ある。
【0029】感光ドラム1の画像形成前の前回転時に初
期の定電流制御(初期PTVC)を開始する(A1)。
転写電流値が所望の値より低い場合にはPWM信号のレ
ベルを1ステップ上げ、転写電流値が所望の値になって
いればPTVC動作を終了する(A2)。そして、この
ときの印加電圧(第1の印加電圧)を読み込み、先端マ
スク領域時に行うPTVCの初期値に設定する(A
3)。なお、マスク領域とは、転写材Sの搬送方向につ
いての先端および後端の、画像形成に供されない領域
(画像領域以外の部分)をいい、それぞれ先端マスク領
域および後端マスク領域という。以上の転写電流の変動
は図2のa1に相当する。この時点での定電流制御にお
いて、転写ローラの抵抗成分208に対する補正が行わ
れる。しかし、まだ転写材Sの抵抗成分に対する補正は
行われていない。そこで、転写材Sの先端が転写ローラ
208に到達した時点(A4)で再度、先端マスク領域
にてPTVCを開始する(A5)。このときに印加する
PTVCの初期設定値としては初期PTVCで得られた
値を印加し(A5)、電流値が所望の値になっているか
を判断し(A6)、所望の値より低い場合にはPWM信
号を1ステップ上げ、高い場合にはPWM信号のレベル
を1ステップ下げる(A7)。この間の転写電流変動は
図2のa2に相当する。そして、電流値が所望の値にな
っていれば、この時点での電圧値(第2の出力電圧)を
読み込みこの値を画像領域時の印加電圧として設定し
(A8)、先端マスク領域PTVCの動作を終了する
(A9)。このような動作の後、画像領域(図2のa3
に相当)の印字(書き込み)を開始する(A10)。
【0030】以上の処理を行うことにより、転写材Sの
性状(種類や厚さ)が変化した場合においても、その性
状に応じた好適な転写電流制御を短時間で行うことがで
き、感光ドラム17上のトナー像を一定の濃度で転写材
S上に良好に転写することができる。すなわち、高品位
な画像形成が可能となる。 〈実施例2〉次に、図4の動作原理、図5のフローチャ
ートを参照しながら、実施例2について説明する。な
お、図5のフローチャートでは各ステップをB1〜B1
6で示してある。
【0031】前回転時に初期PTVCを開始する(B
1)。転写電流値が所望の値より低い場合にはPWM信
号のレベルを1ステップ上げ、転写電流値が所望の値に
なっていれば、PTVC動作を終了する(B2)。そし
て、印加電圧を読み込み先端マスク領域時に行うPTV
Cの初期値に設定する(B3)。この間の転写電流の変
動は図4のb1に相当する。この時点の定電流制御は、
転写ローラ208の抵抗成分に対する補正を行っている
もので、転写材Sの抵抗成分に対する補正は行ってはい
ない。そこで、転写材Sの先端が転写ローラ208に到
達した時点(B4)で再度、先端マスク領域にてPTV
Cを開始する(B5)。このときに行うPTVCの初期
設定値は初期PTVCで得られた値を印加する(B
5)。この印加時の電流値が所望の値になっているかを
みる(B6)。電流値が所望の値より低い場合にはPW
M信号を1ステップ上げ、高い場合にはPWM信号のレ
ベルを1ステップ下げる(B7)。この間の転写電流変
動は図4のb2に相当する。電流値が所望の値になって
いれば、この時点での電圧値を読み込み画像領域時の印
加電圧として設定し(B8)、先端マスク領域PTVC
の動作を終了する(B9)。このような動作の後、画像
領域の印字を開始する(B10)。ここまでのステップ
B1〜B10は、実施例1のステップA1〜A10と同
様である。
【0032】つづいて、画像領域の印字終了後(B1
1)、転写材Sの後端マスク領域にてPTVCを開始す
る(B11)。このときに行うPTVCの初期設定値は
転写材S先端のマスクPTVCで得られた設定値を印加
し、電流値が所望の値より低い場合にはPWM信号を1
ステップ上げ、高い場合にはPWM信号のレベルを1ス
テップ下げる(B14)。また、電流値が所望の値にな
っていれば(B13)PTVCの動作を終了する。この
間の転写電流変動は図4のb4に相当する。そしてこの
時点での電圧値を読み込み転写材S先端のPTVCで得
られた電圧値と平均を行う(B15)。この平均値を記
録しておき、二枚目の転写材Sのマスク領域PTVC
(転写材先端のPTVC)の初期値に設定する(B1
6)。以上の処理を行うことにより、二枚目において、
前述の実施例1の場合よりもさらに正確で迅速な転写電
流制御が行え、高品位な画像形成が可能となる。 〈実施例3〉次に、図6の動作原理、図7のフローチャ
ートを参照しながら、実施例2について説明する。な
お、図7のフローチャートでは各ステップをC1〜B1
3で示してある。
【0033】前回転時に初期PTVCを開始する(C
1)。転写電流値が所望の値より低い場合にはPWM信
号のレベルを1ステップ上げ、転写電流値が所望の値に
なっていれば、PTVC動作を終了する(C2)。そし
て、印加電圧を読み込み先端マスク領域時に行うPTV
Cの初期値に設定する(C3)。この間の転写電流の変
動は図6のc1に相当する。この時点の定電流制御は、
転写ローラ208の抵抗成分に対する補正を行うもので
あって、転写材Sの抵抗成分に対する補正を行うもので
はない。そこで、転写材Sの先端が転写ローラ208に
到達した時点(C4)で再度、先端マスク領域にてPT
VCを開始する(C5)。このときに行うPTVCの初
期設定値は初期PTVCで得られた値を印加し(C
5)、電流値が所望の値より低い場合にはPWM信号を
1ステップ上げ、高い場合にはPWM信号のレベルを1
ステップ下げる(C6、C7)。また、電流値が所望の
値になっていれば先端マスク領域のPTVCの動作を終
了する(C9)。この間の転写電流変動は図6のc2に
相当する。そしてこの時点での電圧値を読み込み画像領
域時の印加電圧と設定する(C8)。このような動作の
後、画像領域の印字を開始する(C10)。
【0034】この画像印字中に転写電流の値をサンプリ
ングし、記録しておく(C11)。そして、記録した値
の平均を行い、規定の定電流値との差を演算し、補正を
行い、印加電圧を求める(C12)。この電圧値を二枚
目のマスク領域PTVC(転写材Sの先端PTVC)の
初期値もしくは画像領域時の印加電圧に設定する(C1
3)。以上の処理を行うことにより、二枚目において、
実施例2の場合よりもさらに一層、正確で迅速な転写電
流制御が行え、高品位な画像形成が可能となる。 〈実施例4〉従来、転写材Sの排出部を複数有し、転写
材Sの性状によってその転写材の排出先となる排出部を
選択する画像形成装置にあっては、転写材Sの性状の検
知はレジストセンサにて転写材Sの後端を検知し、その
値に基づき各排出部に対応する排紙口の選択を行う制御
を行っていた。
【0035】しかし、この制御では、レジストセンサが
転写材Sの後端を検知しているときには、その転写材S
の先端が、まだ排紙口に到達していないことが必要であ
る。したがって、レジストセンサから各排紙口までの距
離を、転写材Sの搬送方向長さよりも長く設定する必要
があり、転写材の搬送路が長くなって、装置全体が大型
化しがちであった。また、転写材Sの材質の検知も不可
能であり、このため、例えば、両面ユニットにてオーバ
ーヘッドプロジェクタ用のOHPシートなどを搬送した
場合、画像不良が生じてしまっていた。本実施例4はこ
のような点を鑑みてなされたものである。
【0036】図8に実施例4の動作原理を、また図9に
実施例4のフローチャトを示す。
【0037】前回転時に初期PTVCを開始する(D
1)。転写電流値が所望の値より低い場合にはPWM信
号のレベルを1ステップ上げ、転写電流値が所望の値に
なっていれば、PTVC動作を終了する(D2)。そし
て、印加電圧を読み込み先端マスク領域時に行うPTV
Cの初期値に設定する(D3)。この間の転写電流の変
動は図8のd1に相当する。この時点出の定電流制御
は、転写ローラの抵抗成分に対する補正は行っている
が、転写材Sの抵抗成分に対する補正は行っていない。
そこで、転写材Sの先端が転写ローラ208に到達した
時点(D4)で再度、先端マスク領域にてPTVCを開
始する(D5)。このときに行うPTVCの初期設定値
は初期PTVCで得られた値を印加し(D5)、電流値
が所望の値より低い場合にはPWM信号を1ステップ上
げ、高い場合にはPWM信号のレベルを1ステップ下げ
る(D7)。また、電流値が所望の値になっていればP
TVCの動作を終了する。この間の転写電流変動は図8
のd2に相当する。そしてこの時点での電圧値を読み込
み、前多回転時の初期PTVCで得られた電圧値との比
較を行い、転写材Sの抵抗値を検知する(D8)。この
検知した値に基づき、転写材Sの種類(OHPシート、
封筒、厚紙etc)を認識し(D9)、その転写材Sに
応じた所定の排紙口に転写材Sを搬送させる。
【0038】このような制御を行うことで、転写材の誤
搬送(特に両面ユニット使用時)を防ぐことが可能とな
り、信頼性の高い正確な搬送機能を有する画像形成装置
を構成することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
像担持体上に形成されたトナー像を転写材上に転写する
に際し、転写部材の抵抗および転写材の抵抗を加味した
上で、転写部材に流れる電流が所望値となるように、転
写部材に対する印加電圧を制御することができるので、
摩耗による転写部材の抵抗の変化や転写材の性状(種類
や厚さ)による抵抗の違いが生じた場合でも、転写材に
対するトナー像の濃度のばらつきを抑えて高画質、高精
彩な画像を得ることができる。
【0040】また、転写材の抵抗値を検出することが可
能となるので、転写材の違いによる排紙口の切り替えが
可能となるといった効果にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の転写装置の転写バイアス駆動回路を
示す図。
【図2】実施例1の動作原理を示す図。
【図3】実施例1の動作を示すフローチャート。
【図4】実施例2の動作原理を示す図。
【図5】実施例2の動作を示すフローチャート。
【図6】実施例3の動作原理を示す図。
【図7】実施例3の動作を示すフローチャート。
【図8】実施例4の動作原理を示す図。
【図9】実施例4の動作を示すフローチャート。
【図10】従来の画像形成装置の概略構成を示す図。
【図11】従来の画像形成装置の動作を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
5 給紙ローラ 6 レジストローラ対 8 画像形成部 9 定着器 11 排紙ローラ 11a 転写排出部(排紙トレイ) 13 レーザ発振器 17 像担持体(感光ドラム) 19 潜像形成手段(一次帯電器) 20 現像手段(現像器) 21 転写帯電器 201 電圧制御手段、演算手段(電流制御回路) 205 電圧印加手段(トランス) 206 電流検出手段、判定手段(モニター回路) 209 電圧印加手段(コンデンサ) 210 電圧印加手段(スイッチング回路) 208 転写部材(転写ローラ) S 転写材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に接触配置されて該像担持体と
    の間に転写ニップ部を形成する転写部材を備え、該転写
    部材に電圧を印加するとともに前記転写ニップ部を介し
    て転写材を挟持搬送することにより、前記像担持体上の
    トナー像を前記転写材に転写する転写装置において、 前記転写部材に電圧を印加する電圧印加手段と、 該電圧印加手段の出力電圧によって前記転写部材に流れ
    る電流の出力電流値を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段が検出する前記出力電流値が前記トナー
    像の転写についての所望値か否かを判断する判定手段
    と、 該判定手段が所望値でないと判断したときに該所望値と
    前記出力電流値との偏差を解消すべく前記電圧印加手段
    の電圧制御を行う電圧制御手段とを備え、 該電圧制御手段は、 前記転写材の非画像領域である先端マスク領域が前記転
    写ニップ部に到達する以前に前記電圧制御を行って、前
    記転写部材に所望値の出力電流が流れるときの前記電圧
    印加手段の第1の出力電圧を決定し、 前記転写材の先端マスク領域が前記転写ニップ部に到達
    したときに、まず、前記転写部材に前記第1の出力電圧
    を印加し、その後、前記電圧制御を行って、前記転写部
    材に所望値の出力電流が流れるときの前記電圧印加手段
    の第2の出力電圧を決定し、 前記転写材の画像領域が前記転写ニップ部を通過する際
    には、前記電圧印加手段を介して前記転写部材に前記第
    2の出力電圧を印加する、 ことを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 前記転写ニップ部に前記転写材がない場
    合とある場合とのそれぞれの状態における前記転写部材
    に対してそれぞれ前記第1の出力電圧を印加したときに
    該転写部材に流れる出力電流の差に基づいて、前記転写
    材の抵抗値を算出する演算手段を備え、 前記電圧制御手段は、前記演算手段が算出する前記転写
    材の抵抗値に応じて、前記電圧印加手段が前記転写部材
    に印加する出力電圧を決定する、 ことを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  3. 【請求項3】 像担持体と、該像担持体上に静電潜像を
    形成する潜像形成手段と、前記静電潜像にトナーを付着
    させてトナー像を形成する現像手段と、前記像担持体上
    のトナー像を転写材上に転写する転写する転写手段とを
    備えた画像形成装置において、 前記転写手段が、請求項1または請求項2記載の転写装
    置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写材の性状に応じて異なる複数の
    転写材排出部と、これら転写材排出部に画像形成後の転
    写材をそれぞれ導く複数の排紙口とを備え、 前記演算手段が算出する前記転写材の抵抗値に基づい
    て、前記複数の排紙口から該転写材が搬送されるべき排
    紙口を選択する、 ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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