JP7258282B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、転写ベルトに付着した廃トナーを収容する廃トナー収容部を備えた画像形成装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載のように、搬送ベルトに付着した転写残トナーを、ベルトクリーニングバイアスによってベルトクリーニングローラによって静電気的に回収し、収容筐体内に収容するプリンタが知られている。収容筐体が転写残トナーで満杯になった場合には、画像形成動作を停止して収容筐体の交換を行う必要がある。そのため、このプリンタでは、収容筐体内部の転写残トナーの圧力によって互いに導通する第1検知電極及び第2検知電極と、それら第1検知電極及び第2検知電極の導通状態を検知する導通検知部と、が設けられている。
特開2013-182079号公報(図11、段落[0105]等)
特許文献1に記載のプリンタでは、第1検知電極が導通検知部に導通され、第2検知電極は接地される。一方、上記したように、収容筐体は交換して使用されることから、プリンタ本体に対し着脱可能に設けられる。
その結果、収容筐体に配置される上記第1検知電極をプリンタ本体側に設けられた導通検知部に導通させるために、収容筐体に端子として機能する外部接点部が設けられている。同様に、収容筐体に配置される上記第2検知電極をプリンタ本体を介して接地させるために、収容筐体に端子として機能する外部接点部が設けられている。
以上の結果、収容筐体とプリンタ本体との間を導通させるために、収容筐体に、導通検知部と接続する外部接点部を設ける必要があるという問題があった。
本発明の目的は、導通検知のための専用の端子を設けることなく、廃トナー収容部内の廃トナーの増大を検知することができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、感光体と、前記感光体からトナーを転写する転写ベルトと、クリーニング部材と廃トナー収容部とを有し、前記転写ベルトに付着したトナーを回収するクリーニングユニットと、前記転写ベルトの内側に配置され、前記クリーニング部材との間で前記転写ベルトを挟むバックアップ部材と、印加部と、制御部と、を備え、前記クリーニングユニットは、一方側が前記クリーニング部材に電気的に接続される導通部であって、前記廃トナー収容部に収容された廃トナーの量によって切り替えられるスイッチと抵抗素子とを有し、前記スイッチの切り替え状態によってインピーダンスが異なる前記導通部と、前記導通部の他方側に接続された端子と、を有し、前記端子は、接地電位に接続されており、前記印加部は、前記バックアップ部材と前記端子との間にクリーニングバイアスを印加し、前記制御部は、前記印加部の出力に基づいて前記バックアップ部材と前記端子との間のインピーダンスが変化したと判定して、前記廃トナー収容部に収容された廃トナーの量が所定値以上であることを検知する。
本願発明の画像形成装置において、転写ベルトに付着したトナーを回収するクリーニングユニットは、バックアップ部材との間で転写ベルトを挟むクリーニング部材を有する。クリーニング部材は、導通部に電気的に接続され、導通部には端子が接続される。印加部は、バックアップ部材と端子との間にクリーニングバイアスを印加する。
クリーニング部材と端子との間を導通する導通部は、スイッチを有する。このスイッチは、廃トナー収容部に収容される廃トナーの量によって切り替えられ、その切り替え状態によってインピーダンスが異なる。そのため、廃トナー収容部に収容される廃トナーの量が増大して所定値以上となったときに、スイッチが切り替わりそのインピーダンスが変化することによってバックアップ部材と端子との間のインピーダンスが変化する。制御部は、このインピーダンスの変化に基づいて、廃トナー収容部に収容された廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知する。
以上のように、本願発明の画像形成装置は、バックアップ部材と端子との間のインピーダンスの変化に基づいて上記廃トナーが増大したことの検知を行う。この結果、廃トナー収容部に導通検知のための専用の端子を設ける必要がなくなる。
(2)また、前記クリーニングユニットは、前記クリーニング部材に接する回収部材と、前記クリーニング部材と前記回収部材とを電気的に接続し、電位差を発生させる電位差生成回路と、をさらに有し、前記導通部は、前記回収部材に電気的に接続されていてもよい。
本願発明の画像形成装置においては、クリーニング部材に接する回収部材を設けるとともに、電位差生成回路によってそれらクリーニング部材と回収部材との間に電位差が発生する。そのため、クリーニングバイアスによって転写ベルトからクリーニング部材へと保持された廃トナーを、さらに回収部材へと静電気的に転移させることができる。
(3)さらに、画像形成装置は、前記転写ベルトを駆動する駆動部をさらに備え、前記制御部は、前記駆動部による前記転写ベルトの駆動が行われていないときに、前記廃トナーの量が前記所定値以上であることを検知してもよい。
バックアップ部材と端子との間のインピーダンスには、転写ベルトのインピーダンスも含まれる。転写ベルトのインピーダンスは、駆動状態においては変動しやすい。
本発明の画像形成装置では、転写ベルトが駆動されていない静的な状態において、上記バックアップ部材と端子との間のインピーダンスの変化に基づき、廃トナーの量が所定値以上であることを検知する。その結果、検知精度の向上を図れるという効果がある。
(4)また、前記導通部は、前記廃トナー収容部に収容された前記廃トナーの量が前記所定値未満から前記所定値以上となった場合に、インピーダンスが低い状態からインピーダンスが高い状態へ切り替えられてもよい。
例えば、廃トナーの量が増大し所定値以上となった場合にインピーダンスが高い状態から低い状態へ切り替わるように導通部を構成した場合、廃トナーが上記所定値に達したとき、バックアップ部材と端子との間のインピーダンスが減少することとなる。しかしながら、クリーニング部材にローラを用いた場合には、経時劣化によってそれら部材のインピーダンスが徐々に上昇する傾向となる。このため、上記切り替えによるインピーダンスの減少が上記経時劣化によるインピーダンスの上昇に隠れて検知しにくくなり、検知精度が低下する。
本願発明の画像形成装置においては、廃トナーの量が所定値未満から所定値以上となった場合にインピーダンスが低い状態からインピーダンスが高い状態へ切り替わるように導通部を構成する。これにより、廃トナーが上記所定値に達したとき、バックアップ部材と端子との間のインピーダンスが増加することとなる。その結果、上記の懸念を回避し、検知精度の向上を図れるという効果がある。
(5)また、前記抵抗素子は、前記スイッチと並列に接続されており、前記スイッチは、前記廃トナー収容部に収容された前記廃トナーの量が前記所定値未満から前記所定値以上となった場合に、オンからオフへ切り替えられてもよい。
本願発明の画像形成装置においては、スイッチは、廃トナー収容部に収容される廃トナーの量によってオンとオフとが切り替えられる。また、導通部のスイッチに、抵抗素子が並列に接続されている。そのため、廃トナーの量が増大して所定値以上となったときに、スイッチがオンからオフへ切り替わることでクリーニング部材と端子とを、スイッチを介し導通させた状態から抵抗素子を介し導通させた状態とすることができる。あるいは、廃トナーの量が増大して所定値以上となったときに、スイッチがオフからオンへ切り替わることで、クリーニング部材と端子とを、抵抗素子を介し導通させた状態からスイッチを介し導通させた状態とすることができる。これらの結果、バックアップ部材と端子との間のインピーダンスが変化するので、制御部は、その変化に基づいて、廃トナー収容部に収容された廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知することができる。
(6)また、前記制御部は、前記バックアップ部材と前記端子との間の前記インピーダンスの変化に基づいて、前記廃トナー収容部が交換されたことを検知してもよい。
本願発明の画像形成装置では、制御部がバックアップ部材と端子との間のインピーダンスの変化に基づいて廃トナー収容部が交換されたことを検知する。すなわち例えば、上記インピーダンスが増大した後に減少した場合等においては、廃トナー収容部内の廃トナーの量が所定値を超えた後、廃トナーの量が所定値以下である廃トナー収容部に交換され、そのために廃トナー収容部内の廃トナーの量が大きく低減したとみなすことができる。
(7)さらに、画像形成装置は、報知部をさらに有し、前記制御部は、前記廃トナー収容部に収容された前記廃トナーの量が前記所定値以上であることを検知した場合に、前記報知部に所定の報知を行わせてもよい。
本願発明の画像形成装置では、廃トナーの量が上記所定値以上であることを制御部が検知した場合に、報知部による所定の報知が行われる。これにより、廃トナー収容部内の廃トナーの量が増大したことをユーザに報知して認識させることができる。
(8)さらに、画像形成装置は、前記転写ベルトにより搬送されるシートに画像を形成する作像部をさらに有し、前記制御部は、前記廃トナー収容部に収容された前記廃トナーの量が前記所定値以上であることを検知した場合には、前記作像部に対して、所定動作量の画像形成動作を許容し、前記所定動作量の後の前記画像形成動作を禁止してもよい。
本願発明の画像形成装置では、廃トナーの量が上記所定値以上であることを制御部が検知した場合に、作像部の所定動作量の画像形成動作のみが許容され、それ以降の作像部の画像形成動作は禁止される。上記画像形成動作の禁止により、廃トナー収容部から廃トナーがあふれるのを抑制できる。また上記禁止までの間に所定動作量の画像形成動作を許容することにより、ユーザは、上記のように廃トナーがあふれる直前まで画像形成を行うことができる。
(9)また、前記印加部は、前記バックアップ部材と前記端子との間に流れる電流が所定値となるように前記クリーニングバイアスを印加し、前記制御部は、前記印加部による印加電圧の変化に基づいて前記バックアップ部材と前記端子との間のインピーダンスが変化したと判定するようにしてもよい。
本願発明の画像形成装置では、印加部が、バックアップ部材と端子との間に流れる電流が所定値となるように、クリーニングバイアスを上記バックアップ部材と上記端子との間に印加する。これにより、それらの間のインピーダンスの変化に対応する電圧の変化に基づいて、制御部が、廃トナー収容部内の廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知することができる。
(10)前記印加部は、前記クリーニングバイアスとして前記バックアップ部材と前記端子との間に所定の値の電圧を印加し、前記制御部は、電流検出部によって検出した出力電流の変化に基づいて前記バックアップ部材と前記端子との間のインピーダンスが変化したと判定するようにしてもよい。
本願発明の画像形成装置では、印加部が、クリーニングバイアスとしてバックアップ部材と端子との間に所定の値の電圧を印加する。これにより、それらの間のインピーダンスの変化に対応する電流の変化に基づいて、制御部が、廃トナー収容部内の廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知することができる。
本発明によれば、バックアップ部材と端子との間のインピーダンスの変化に基づいて廃トナーが増大したことの検知を行う。この結果、廃トナー収容部に導通検知のための専用の端子を設ける必要がなくなる。
本発明の実施形態によるプリンタの内部構造を表す側断面図である。 図1に示したプリンタの上面カバーを開いた状態を表す斜視図である。 廃トナー収容部の構造を表す水平断面図である。 回転体の閉止位置を表す図3の要部拡大断面図である 回転体の開放位置を表す拡大断面図である。 スイッチカムによるスイッチのオン・オフ動作を表す説明図である。 プリンタの電気的構成を表す機能ブロック図である。 廃トナー量に応じたスイッチの切り替わり挙動を検出する構成を表す回路図である。 コントローラが実行する制御手順を表すフローチャートである。 導通部の各種バリエーションを表す回路図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、上下方向、前後方向、左右方向は、各図中に適宜示す矢印方向に対応している。
<プリンタの概略構成>
本実施形態の画像形成装置の一例としてのプリンタ1の概略構成を、図1及び図2により説明する。プリンタ1は、シートSの搬送方向に沿って複数のプロセスユニットUを直列に配設したカラープリンタである。プリンタ1は、筐体3の内部に、給紙カセット17と、筐体3の本体フレーム4に対し着脱可能なクリーニングユニット30と、ベルトユニット20と、作像部5と、を収納している。
<給紙カセット>
給紙カセット17は、シートSを載置する給紙トレイ18と、給紙トレイ18上のシートSを給紙する給紙ローラ19と、を備える。給紙トレイ18から給紙されたシートSは、搬送ローラ14及び転写ベルト21を介して作像部5へと送られる。
<作像部>
作像部5は、露光器6と、上記プロセスユニットUと、を備える。各プロセスユニットUは、収納されているトナーの色が異なるのみで構造等は同一である。プロセスユニットUは、感光体の一例としての感光ドラム7と、帯電器8と、ドラムクリーニングローラ9と、感光ドラム7にトナーを供給する現像ローラ10と、供給ローラ11と、トナー収容室12と、を含む。なお、この例ではトナーは正極性に帯電する特性を有している。
感光ドラム7は、表面に感光層を有する金属性のドラム本体と、金属製のドラム軸と、を備えている。帯電器8は、後述するバイアスの印加により、感光ドラム7の表面を正極性に帯電させる。
ドラムクリーニングローラ9は、感光ドラム7に残存している、シートSに転写されなかったトナーを除去する。すなわち、シートSへの画像形成時において、感光ドラム7の周面に残存するトナーは、感光ドラム7の回転に伴って、ドラムクリーニングローラ9に対向する。画像形成時には、ドラムクリーニングローラ9には、後述するバイアスの印加によりドラムクリーニングバイアスが生じる。ドラムクリーニングバイアスは、トナーと逆極性の負バイアスである。トナーは、このドラムクリーニングバイアスによって、ドラムクリーニングローラ9の周面に静電気的に保持され、除去される。シートSへの画像形成に使用されなかったこのトナーは、後述のように廃トナー収容部40内へ回収される、廃トナーとなる。
現像ローラ10は、ローラ軸と、ローラ軸の周りを被覆する導電性のゴムローラと、を備えている。トナー収容室12は、現像剤であるトナーを収容する。現像ローラ10には、後述するバイアスの印加により、トナーと同極性の正バイアスである現像電圧が生じる。現像ローラ10は、感光ドラム7に接触し、上記現像電圧の作用によって、供給ローラ11を通じて供給される正極性に帯電したトナーを、感光ドラム7上へ供給する。
露光器6は、各感光ドラム7に対して個々に設けられ、感光ドラム7を露光させる。露光器6には、複数個のLEDが列状に配置されている。
<ベルトユニット>
ベルトユニット20は、上記給紙カセット17と上記作像部5との間に設けられ、駆動ローラ23Aと、従動ローラ23Bと、転写ベルト21と、転写ローラ15と、バックアップローラ31と、を備えている。
駆動ローラ23A及び従動ローラ23Bの間には上記転写ベルト21が略環状となるように架け渡され、転写ベルト21の上面が各感光ドラム7に接している。転写ベルト21の駆動経路である上記略環状の内側には、各感光ドラム7との間で転写ベルト21を挟持する上記転写ローラ15と、上記バックアップローラ31とが、配置されている。
定着器16は、シートSに転写されたトナー像を加熱しながら回転する加熱ローラ16Aと、シートSを加熱ローラ16Aに押圧する加圧ローラ16Bと、を有している。
<プリンタによる画像形成処理>
上記のように構成されたプリンタ1は、印刷データを受信すると上記作像部5が画像形成処理を開始する。まず、各感光ドラム7の表面が、その回転に伴って各帯電器8により一様に正帯電される。各露光器6によって、各感光ドラム7に対し印刷データに応じた露光がそれぞれ行われ、各感光ドラム7の表面に、上記印刷データに応じた静電潜像が形成される。すなわち、一様に正帯電された感光ドラム7の表面のうち、露光された部分の電位が下がる。
現像ローラ10の回転により、現像ローラ10上に担持されかつ正帯電されているトナーが、各感光ドラム7の表面上に形成されている静電潜像に対し供給される。各感光ドラム7の上記静電潜像が可視像化され、感光ドラム7の表面にトナー像が担持される。
給紙カセット17から給紙され転写ベルト21により搬送されるシートSは、各感光ドラム7と各転写ローラ15との間を通過する。転写ローラ15にはトナーと逆極性である負バイアスが印加されており、各感光ドラム7上に形成された上記トナー像がシートS上に転写される。シートSが加熱ローラ16Aと加圧ローラ16Bとの間を通過することで、シートS上に転写されたトナー像が熱定着される。定着器16から排出されたシートSは、筐体3の上部に設けた排出部3Aから排出トレイ3B上に排出される。このようにして、搬送されるシートSに対し、作像部5による画像形成が行われる。
<クリーニング処理>
上記画像形成処理が終了すると、上記クリーニングユニット30が、前述のようにしてドラムクリーニングローラ9に保持されている廃トナーを回収するクリーニング処理を行う。
クリーニングユニット30は、上記ベルトユニット20を挟んで感光ドラム7と反対側に設けられている。クリーニングユニット30は、クリーニング部材の一例としてのクリーニングローラ32と、クリーニングローラ32に接する回収部材の一例としての回収ローラ33と、ブレード34と、廃トナー収容部40と、を備える。クリーニングローラ32は、上記転写ベルト21を間に挟みつつ上記バックアップローラ31に対向して配置されている。
クリーニング処理の実行時においては、現像ローラ10が感光ドラム7から離間される。ドラムクリーニングローラ9には、上記画像形成時とは逆に、トナーと同極性の正バイアスが生じる。ドラムクリーニングローラ9に保持されている上記廃トナーは、感光ドラム7の周面に吐き出される。感光ドラム7の周面に吐き出された廃トナーは、感光ドラム7の回転に伴って、転写ベルト21に対向する。感光ドラム7の表面上の廃トナーは、転写ローラ15に印加される転写バイアスにより、転写ベルト21の表面に転写される。
転写ベルト21の表面に転写された廃トナーは、転写ベルト21の周回により、クリーニングローラ32に対向する。後述のようにバックアップローラ31に正極性のクリーニングバイアスが印加される。バックアップローラ31とクリーニングローラ32との間の電気抵抗により、クリーニングローラ32の電位はバックアップローラ31よりも相対的に低くなる。これにより、バックアップローラ31からクリーニングローラ32に向かう電界が発生する。この電界の作用により、転写ベルト21上の廃トナーは、クリーニングローラ32の周面に静電気的に保持される。廃トナーは、クリーニングローラ32から、クリーニングローラ32よりも相対的に電位の低い回収ローラ33に静電気的に転移された後、ブレード34で掻き取られて、廃トナー収容部40の第1収容部41へと収容される。このようにして、クリーニングユニット30は転写ベルト21の表面の廃トナーを回収する。なお、感光ドラム7に残存する紙粉も、廃トナーと同様にドラムクリーニングローラ9により除去された後、上記同様の処理により廃トナー収容部40へと回収される。
なお、上記では、上記転写ベルトとして、上記画像形成処理時にシートSを搬送するとともにトナー像を転写し、上記クリーニング処理時には感光ドラム7から転写を受ける直接転写方式を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、上記転写ベルトとして、画像形成処理時に感光ドラム7からのトナー像が転写されるとともに、そのトナー像を、別途搬送されてくるシートに対し転写する、いわゆる中間転写方式としてもよい。
<廃トナー収容部>
廃トナー収容部40は、図1及び図3に示されるように、上記第1収容部41と、第2収容部45と、収容部41,45を仕切る隔壁42と、を有している。第2収容部45は、廃トナー収容部40の前側に設けられ、オーガ収容部46と、貯留部48と、を備える。オーガ収容部46には、オーガスクリュー47が設けられている。オーガスクリュー47は、左右方向に延びるスクリュー形状に形成されている。
貯留部48は、オーガ収容部46の右側に設けられている。貯留部48には、回転体51が取り付けられている。回転体51は回転軸51Aを中心に回転可能であり、アーム52を備えている。回転体51は、不図示のばねにより、図4のS方向に付勢されており、貯留部48に設けられたストッパ49Aによって、常には図4に示す閉止位置にある。この閉止位置では、アーム52の先端は、貯留部48に設けられたガイド板49Bに対して所定のクリアランスをもって対向し、オーガ収容部46の右側の空間を閉じている。
隔壁42の左側には、第1収容部41と第2収容部45とを連通される連通口44が設けられている。第1収容部41が上記廃トナーで満杯になった状態でさらに廃トナーが回収されると、第1収容部41内の廃トナーは、連通口44を介して、第1収容部41から、第2収容部45のオーガ収容部46の左端部へ供給される。オーガ収容部46に供給された廃トナーは、オーガスクリュー47によって右側へ搬送される。廃トナーの量が所定値以上となると、搬送された廃トナーの圧力によりアーム52が押されることで回転体51を図5のR方向に回転させ、回転体51は図5に示す開放位置に変位する。
<スイッチカム>
廃トナー収容部40は、図6に示す、スイッチ55を有している。スイッチ55は、一対の金属板55A,55Bを備えている。図3に示した回転体51には、図6に示すスイッチカム53が一体的に設けられている。スイッチカム53は、回転体51と共通の回転軸51Aの径方向外側に突出する押圧部54を備えている。
スイッチカム53は、廃トナー収容部40内の廃トナー量が予め定めた所定値未満である、回転体51が図4の上記閉止位置にある状態においては、図6に示す実線の位置となる。スイッチカム53は、上記実線の位置では、上記押圧部54の先端がスイッチ55の金属板55Bを金属板55A側に押し込み、両金属板55A,55Bを接触させる。この結果、スイッチ55は導通したオン状態となる。スイッチカム53は、廃トナー収容部40内の廃トナー量が上記所定値となった、回転体51が図5の上記開放位置にある状態においては、図6に示す一点鎖線の位置となる。スイッチカム53は、上記一点鎖線の位置では、上記押圧部54の先端がスイッチ55の金属板55Bから離間し、両金属板55A,55Bを離間させる。この結果、スイッチ55は遮断されたオフ状態となる。
すなわち、スイッチ55は、廃トナー収容部40内の廃トナーの量によって、導通部100のインピーダンスが低くなる状態と高くなる状態とが切り替わる。この例では、スイッチ55は、廃トナーの量が上記所定値未満から上記所定値以上となった場合に、導通部100のインピーダンスが低い状態からインピーダンスが高い状態へと切り替わる。具体的には、廃トナーの量が上記所定値未満から上記所定値以上となった場合に、スイッチ55はオンからオフへと切り替わる。なお、上記所定値は、廃トナーの圧力によりスイッチ55がオンからオフへと変わったときの廃トナーの量であり、例えば、廃トナー収容部40内が廃トナーで満杯になる状態よりもやや少ない量に相当している。
<プリンタの電気的構成>
プリンタ1の電気的構成を図7に示す。プリンタ1は、駆動部の一例としてのモータ71と、上記露光器6の上記LEDを駆動するLED駆動回路73と、高圧電源回路75と、通信部91と、報知部の一例としての表示部93と、操作部95と、制御部の一例としてのコントローラ80と、を備える。
モータ71は、上記した感光ドラム7、現像ローラ10、供給ローラ11等のプロセスユニットUの各回転体と、給紙ローラ19、搬送ローラ14等などの用紙搬送系の各回転体と、を回転駆動させる。またモータ71は、転写ベルト21を駆動する上記駆動ローラ23Aも回転駆動させる。
高圧電源回路75は、上記した帯電器8、ドラムクリーニングローラ9、現像ローラ10、及びクリーニングユニット30に印加するバイアスを発生させる。
コントローラ80は、CPU81と、ROM83と、RAM85と、NVRAM87と、を備える。ROM83は、画像形成処理を実行するためのプログラムや、後述する図9に示す制御を実行するためのプログラム等を記憶する。また、RAM85には各種のデータが記憶される。
通信部91は、情報端末装置から印刷指示や印刷データ等を受信する。表示部93は、各種の設定画面や動作状態等を表示する。
<実施形態の要部>
本実施形態の要部は、廃トナー収容部40内の廃トナー量が上記所定値以上となったことを、上記スイッチ55の切り替わり挙動に基づいて電気的に検出する構成にある。その検出は、上記クリーニングバイアスを印加するためのクリーニングバイアス印加回路を流用することで、プリンタ1の本体フレーム4側に検出専用の回路や検出専用の端子を設けることなく行うことができる。以下、その詳細を、上記要部構成を表す機能ブロック図である図8を用いて説明する。
<回路構成>
図7を用いて前述した高圧電源回路75には、印加部の一例としての図8に示すクリーニングバイアス印加回路150が含まれている。クリーニングバイアス印加回路150は、PWM信号平滑化回路151と、アンプ153と、出力回路155と、を備える。PWM信号平滑化回路151は、抵抗とコンデンサとから構成された積分回路であり、コントローラ80のPWMポートP3から出力されるPWM信号を平滑化する。PWM信号平滑化回路151にて平滑化されたPWM信号は、上記アンプ153にて増幅された後、上記出力回路155に入力される。出力回路155は、上記アンプ153からの入力値に応答して正バイアスであるクリーニングバイアスを生成し、バックアップローラ31のローラ軸31Aに出力する。すなわち、クリーニングバイアス印加回路150は、上記クリーニングバイアスを上記バックアップローラ31に印加する。
クリーニングバイアス印加回路150は、電流検出抵抗R2を介してグランドに接続されている。出力回路155からの上記クリーニングバイアスにより出力されるクリーニング電流Icは、電流検出抵抗R2を通って出力回路155に帰還する。コントローラ80は、電流検出抵抗R2の電圧をポートPxでモニタしつつ、上記PWM信号のPWM値を増減し出力回路155の出力電圧を調整することで、クリーニング電流Icをフィードバック制御可能である。
一方、廃トナー収容部40内において、上記クリーニングローラ32のローラ軸32Aと、上記回収ローラ33のローラ軸33Aとの間に、電位差生成回路の一例としてのツェナーダイオードZDが接続されている。具体的には、ツェナーダイオードZDのカソードにローラ軸32Aが接続され、アノードにローラ軸33Aが接続されている。ツェナーダイオードZDは、クリーニングローラ32と回収ローラ33との間に、所定の電位差を発生させる。回収ローラ33のローラ軸33Aには、上記導通部100が接続されている。言い換えれば、導通部100は、回収ローラ33を介し上記クリーニングローラ32に電気的に接続されている。
導通部100は、上記スイッチ55と、抵抗素子の一例としての抵抗R1と、を有している。抵抗R1は、スイッチ55の一端側の接続点Pと、スイッチ55の他端側の接続点Qとの間に、スイッチ55と並列に接続されている。接続点Pは回収ローラ33のローラ軸33Aに接続され、接続点Qは、廃トナー収容部40の壁面に設けられた、端子の一例としての電極D3に接続されている。言い換えれば、導通部100は、電極D3に接続されている。すなわち、上記クリーニングバイアス印加回路150は、クリーニングローラ32、回収ローラ33、導通部100を介し、バックアップローラ31と電極D3との間に上記クリーニングバイアスを印加する。
電極D3は、廃トナー収容部40が上記本体フレーム4の取り付け位置に装着されると、本体フレーム4に設けられた電極D1に接触する。電極D1は接地されている。廃トナー収容部40の上記装着状態では、ローラ軸33Aは、導通部100、電極D3、電極D1を介し、グランドに接続される。そのため、クリーニングバイアス印加回路150がバックアップローラ31に上記クリーニングバイアスを印加すると、上記ツェナーダイオードZDによりクリーニングローラ32と回収ローラ33との間に適宜の電位差が発生する。
上記クリーニング処理を行う場合、コントローラ80は、ポートPxより入力される上記電圧に基づき、バックアップローラ31と電極D3との間に流れる電流が所定値で一定となるように上記クリーニングバイアスを制御する。すなわち、コントローラ80は、クリーニングバイアス印加回路150から一定電流を出力させる、定電流制御を実行している。
<導通部におけるインピーダンスの変化>
上記のように、本実施形態では、導通部100において抵抗R1がスイッチ55と並列に接続されている。既に述べたように、廃トナー収容部40内の廃トナー量が上記所定値未満の場合はスイッチ55はオン状態である。この場合、導通部100において、電流は、主としてインピーダンスの低いスイッチ55を介して流れる。一方、廃トナー収容部40内の廃トナー量が上記所定値以上の場合はスイッチ55はオフ状態である。この場合、導通部100において、電流は、インピーダンスの高い上記抵抗R1を介して流れる。このように、導通部100は、廃トナー収容部40内の廃トナーの量に応じたスイッチ55の切り替え状態によってインピーダンスが変化する。この結果、バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスもスイッチ55の切り替え状態によって変化する。スイッチ55の切り替えによるバックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスの変化は、例えば10%以上30%以下となっている。
本実施形態では、コントローラ80が、スイッチ55の切り替わりにより変化する上記インピーダンスに基づき、廃トナー収容部40内の廃トナーが上記所定値以上となったことを検知する。具体的には、前述の定電流制御により、クリーニングバイアス印加回路150からの上記クリーニング電流Icは所定の値になるように制御されている。そのため、上述のようにしてバックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスが変化すると、電流Icが低下し、ポートPxより取得される電流検出抵抗R2の電圧が変化する。定電流制御が実行されている場合には、クリーニングバイアス印加回路150への印加電圧を増加させることで、電流Icが所定値になるよう制御される。具体的には、コントローラ80は、クリーニングバイアス印加回路150から一定電流を出力させるため、上記PWM信号のデューティー比を上昇させ、電流Icを所定の値に回復させる。コントローラ80は、PWM信号のデューティー比の変化により、インピーダンスの変化を識別できる。
<制御手順>
上記の手法を実現するために、コントローラ80が実行する制御手順を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。以下、コントローラ80が上記定電流制御を実行している場合で、インピーダンスの検出を後述する上記PWM信号のしきい値を用いて行う場合、を例にとって説明する。
まずS5で、駆動ローラ23Aによる転写ベルト21の駆動が行われているか否かが判定される。これは、駆動中における転写ベルト21のインピーダンス変動の影響を回避するためである。転写ベルト21の駆動が行われていない場合はYes判定され、S10に移行する。S10では、クリーニングバイアス印加回路150の定電流制御を実行した場合の、コントローラ80のPWM信号のデューティー比が取得される。
その後、S15で、S10で検出開始したPWM信号のデューティー比が、予め定めたしきい値以上であるか否かが判定される。このしきい値は、例えば、上述したバックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスの変化を検出可能な、変化前のインピーダンス値と変化後のインピーダンス値との中間値に対応したPWM信号のデューティー比である。上記検出したPWM信号のデューティー比がしきい値未満であればNO判定され、このフローを終了する。
S15において、上記検出したPWM信号のデューティー比が上記しきい値以上であればYes判定される。言い換えれば、導通部100が抵抗R1を介し導通することでバックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスが増大し、廃トナー収容部40内の廃トナー量が上記所定値以上となったことが検知された場合である。この場合は、S25に移行する。S25では、廃トナー収容部40内の廃トナー量が上記所定値以上、例えばほぼ満杯状態になったことが、表示部93での所定の表示によって報知される。
その後、S30では、上記廃トナー収容部40がほぼ満杯状態であることに対応し、この時点以降に作像部5による上記画像形成動作が許容される、所定動作量の一例としてのシートSの許容印刷枚数Nが設定される。そしてS35で、上記許容印刷枚数Nの設定後の、上記作像部5により実際に画像形成されるシートSの実印刷枚数nのカウントアップが開始される。その後S40で、この時点での実印刷枚数nが許容印刷枚数Nよりも小さいか否かが判定される。
実印刷枚数nが許容印刷枚数Nより小さくS40でYes判定された場合は、S45へ移行する。S45では、PWM信号のデューティー比が、予め定めた割合を超えて大きく減少したか否かが判定される。これは、クリーニングユニット30が交換されたことを識別するためである。すなわち、廃トナーが増大した廃トナー収容部40を交換するためにユーザがクリーニングユニット30を取り外し、廃トナー収容部40内の廃トナーの量が所定値未満であるクリーニングユニット30を装着すると、前述のように導通部100のスイッチ55がオンであることから、バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスは減少する。S45では、このようなバックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスの変化に基づいて、廃トナー収容部40を含むクリーニングユニット30が交換されたことが検知される。上記デューティー比の減少が生じておらずNO判定の場合は上記S35に戻る。上記デューティー比の減少が生じておりYes判定の場合はこのフローを終了する。
S40で実印刷枚数nが許容印刷枚数N以上でありNo判定された場合は、S50へ移行し、これ以降の作像部5による上記画像形成動作が禁止される。その後、このフローを終了する。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、導通部100のスイッチ55は、廃トナー収容部40に収容される廃トナーの量によって切り替えられる。廃トナー収容部40に収容される廃トナーの量が増大して所定値以上となったときに、スイッチ55が切り替わりそのインピーダンスが変化することでバックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスが変化する。コントローラ80は、このインピーダンスの変化に基づいて、廃トナー収容部40に収容された廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知する。このようにバックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスの変化に基づいて上記廃トナーが増大したことの検知を行うため、廃トナー収容部40に導通検知のための専用の端子を設ける必要がなくなる。
また、本実施形態では特に、クリーニングローラ32に接する回収ローラ33が設けられ、ツェナーダイオードZDによってそれらクリーニングローラ32と回収ローラ33との間に電位差を発生する。そのため、クリーニングバイアス印加回路150からのクリーニングバイアスによって転写ベルト21からクリーニングローラ32へと保持された廃トナーを、さらに回収ローラ33へと静電気的に転移させることができる。
また、本実施形態では特に、駆動ローラ23Aを介しモータ71の駆動力により転写ベルト21の駆動が行われずS5がNo判定のときに、その後のS15で廃トナーの量が所定値以上であることが検知される。すなわち、バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスには、転写ベルト21のインピーダンスも含まれる。転写ベルト21のインピーダンスは、駆動状態においては変動しやすい。本実施形態では、転写ベルト21が駆動されていない静的な状態において、上記バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスの変化に基づき、廃トナーの量が所定値以上であることが検知される。その結果、検知精度の向上を図れるという効果がある。
また、本実施形態では特に、スイッチ55は、上記廃トナーの量が上記所定値未満から上記所定値以上となった場合に、導通部100のインピーダンスが低い状態から高い状態へと切り替わる。この場合、以下のような意義がある。すなわち、例えば、上記所定値未満から所定値以上となった場合に導通部100のインピーダンスが高い状態から低い状態へと切り替わるように、スイッチ55を構成したとする。この場合、廃トナーが所定値に達したとき、バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスが減少する。しかしながら、バックアップローラ31のようにクリーニング部材として導電性のローラを用いた場合には、経時劣化によってそのインピーダンスが徐々に上昇する傾向となる。このため、上記切り替えによるインピーダンスの減少が上記経時劣化によるインピーダンスの上昇に隠れて検知しにくくなり、検知精度が低下する。本実施形態においては、廃トナーの量が所定値未満から所定値以上となった場合に導通部100のインピーダンスが低い状態から高い状態へと切り替わるように、スイッチ55を構成する。これにより、廃トナーが上記所定値に達したとき、バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスが増加することとなる。その結果、上記の懸念を回避し、検知精度の向上を図れるという効果がある。
また、本実施形態では特に、導通部100のスイッチ55は、廃トナー収容部40に収容される廃トナーの量によってオンとオフとが切り替えられる。また、このスイッチ55には、抵抗R1が並列に接続されている。そのため、廃トナーの量が増大して上記所定値以上となったときに、スイッチ55がオンからオフへ切り替わることでクリーニングローラ32と電極D3とを、スイッチ55を介し導通させた状態から抵抗R1を介し導通させた状態とすることができる。この場合、バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスが変化するので、コントローラ80は、その変化に基づいて、廃トナー収容部40に収容された廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知することができる。
なお、図6を用いたスイッチカム53によるスイッチ55のオン・オフの切り替え態様を変えてもよい。すなわち、廃トナー収容部40内の廃トナーの量が上記所定値未満である場合に、スイッチカム53により金属板55A,55Bを離間させる。そして、廃トナーが増大して廃トナーの量が上記所定値以上となったときに、スイッチカム53により金属板55A,55Bを接触させて導通させる。この場合、廃トナーの量が所定値以上となってスイッチ55がオフからオンへ切り替わることで、クリーニングローラ32と電極D3とを、抵抗R1を介した導通状態からスイッチ55を介した導通状態とすることができる。この場合も、上記同様、コントローラ80はバックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスの変化に基づいて、廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知することができる。
また、本実施形態では特に、図9のS45で上述したように、コントローラ80が、バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスの変化に基づいて、廃トナー収容部40が交換されたことを検知する。すなわち、前述の、スイッチ55の動作によってインピーダンスが増大した後に減少した場合等は、廃トナーの量が所定値を越えた後、廃トナーの量が所定値以下の新品の廃トナー収容部40に交換されたとみなすことができる。
また、本実施形態では特に、図9のS25で上述したように、廃トナーの量が上記所定値以上であることをコントローラ80が検知した場合に、表示部93において所定の報知が行われる。これにより、廃トナー収容部40内の廃トナーの量が増大したことをユーザに報知し認識させることができる。
また、本実施形態では特に、図9のS30~S50で上述したように、廃トナーの量が所定値以上であることが検知された場合、許容印刷枚数NのシートSへの画像形成のみが許容され、それ以降の画像形成動作は禁止される。上記画像形成動作の禁止により、廃トナー収容部40から廃トナーがあふれるのを抑制できる。また上記禁止までの間に許容印刷枚数Nの画像形成動作を許容することにより、ユーザは、上記のように廃トナーがあふれる直前まで画像形成を行うことができる。
また、本実施形態では特に、クリーニングバイアス印加回路150が、バックアップローラ31と電極D3との間に流れる電流が所定値となるように、クリーニングバイアスをバックアップローラ31と電極D3との間に印加する。これにより、それらの間のインピーダンスの変化に対応するクリーニングバイアス印加回路150の印加電圧の変化に基づいて、コントローラ80が、廃トナー収容部40内の廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知することができる。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)導通部の回路構成のバリエーション
導通部100の回路構成のバリエーションの一例を図10(a)に示す。この例では、上記接続点Pと接続点Qとの間にスイッチ55と抵抗R1とが直列接続される一方、接続点P,Qの間に、それらスイッチ55及び抵抗R1と並列に短絡線SL1が接続されている。廃トナー量が上記所定値未満でスイッチ55がオンの場合、電流は、主として短絡線L1を介して流れる。すなわちこの状態が、導通部100のインピーダンスが低い状態である。一方、廃トナー量が上記所定値以上になりスイッチ55がオフとなると、電流は、上記スイッチ55及び抵抗R1を介して流れる。すなわちこの状態が導通部100のインピーダンスが高い状態である。
導通部100の回路構成のバリエーションの他の例を図10(b)に示す。この例では、上記図10(a)と同様に接続点Pと接続点Qとの間にスイッチ55と抵抗R1とが直列接続される一方、接続点P,Qの間に、それらスイッチ55及び抵抗R1と並列に抵抗R3が接続されている。なお、抵抗R3のインピーダンスは、抵抗R1のインピーダンスよりも小さくなっている。廃トナー量が上記所定値未満でスイッチ55がオン状態の場合、電流は、主として抵抗R3を介して流れる。すなわちこの状態が、導通部100のインピーダンスが低い状態である。一方、廃トナー量が上記所定値以上になりスイッチ55がオフになると、電流は、上記スイッチ55及び抵抗R1を介して流れる。すなわちこの状態が導通部100のインピーダンスが高い状態である。
導通部100の回路構成のバリエーションのさらに他の例を図10(c)に示す。この例では、上記接続点Pに代えて上記スイッチ55が設けられる。例えば、廃トナー量が上記所定値未満の場合、スイッチ55が図10(c)の下側に切り替えられた状態であり、導通部100のインピーダンスが低い状態である。この場合、導通部100の上記一端側に接続される回収ローラ33は、短絡線SL2を介して接続点Qへ導通する。なお、上記短絡線SL2に、インピーダンスが抵抗R1よりも小さい上記抵抗R3を設けてもよい。一方、廃トナー量が上記所定値以上となると、スイッチ55が図示のように図10(c)の上側に切り替えられた状態となり、導通部100のインピーダンスが高い状態となる。この場合、導通部100の上記一端側に接続される回収ローラ33は、上記抵抗R1を介して接続点Qへ導通する。
以上のように、上記図10(a)~(c)に示す変形例においても、導通部100は、廃トナー収容部40内の廃トナーの量に応じたスイッチ55の切り替え状態によってインピーダンスが変化する。具体的には、廃トナー量が上記所定値以上となると、導通部100のインピーダンスが低い状態から高い状態となる。このため、上記実施形態と同様の手法により、廃トナー収容部40内の廃トナーが上記所定値以上となったことを検知することができる。
(2)定電圧制御を行う場合
上記実施形態においては、図8を用いて前述したように、クリーニングバイアス印加回路150が、一定電流を出力する定電流制御の回路として構成されている。コントローラ80は、電流検出抵抗R2の電圧の変化に応じて、一定電流を流すようにクリーニングバイアス印加回路150の印加電圧を増減させ、この増減によってインピーダンスの変化を識別する。しかしながらこれに限られず、上記クリーニングバイアス印加回路150を、上記クリーニングバイアスとしてバックアップローラ31と電極D3との間に所定の値の電圧を印加する定電圧回路として構成してもよい。
なおこの場合、前述のようなコントローラ80によるフィードバック制御は行われない。すなわち、クリーニングバイアス印加回路150自体の機能によって上記所定値の定電圧が出力されるか、コントローラ80の指令値に基づいてクリーニングバイアス印加回路150から上記所定値の定電圧が出力される。コントローラ80は、上記定電圧制御の下、バックアップローラ31と電極D3との間のインピーダンスの変化に対応する電流検出抵抗R2に流れる電流の変化に基づき、廃トナー収容部40内の廃トナーの量が上記所定値以上となったことを検知できる。なお、上記抵抗R2に流れる電流の変化を、抵抗R2からの出力電圧の変化によって検出するようにしてもよい。
(3)バイアスの正負等
以上においては、正極性のトナーに対応し、電極D3が接地電位でバックアップローラ31が正バイアスとなるようにクリーニングバイアス印加回路150から正バイアスのクリーニングバイアスを印加したが、これに限られない。すなわち、バックアップローラ31が接地電位で電極D3が負バイアスとなるようにクリーニングバイアスを印加してもよい。要は、バックアップローラ31と電極D3との間に相対電位差があれば足りる。
また、トナーは負極性であってもよい。この場合、電極D3が接地電位でバックアップローラ31が負バイアスとなるように、クリーニングバイアス印加回路150から負バイアスのクリーニングバイアスが印加される。あるいは、バックアップローラ31が接地電位で電極D3が正バイアスとなるようにクリーニングバイアスを印加してもよい。上記同様、バックアップローラ31と電極D3との間に相対電位差があれば足りる。なお、この場合には、上記ツェナーダイオードZDは、カソード側とアノード側とが図8の図示とは逆向きに入れ替えて接続される。
(4)その他
以上においては、コントローラ80において、1つのCPU81が含まれる構成例を示したが、CPU81は複数設けられていてもよい。また、CPU81とASIC等のハード回路を組み合わせた構成や、ハード回路のみから構成するようにしてもよい。
また、以上において、図9に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 プリンタ(画像形成装置の一例)
5 作像部
7 感光ドラム(感光体の一例)
21 転写ベルト
30 クリーニングユニット
31 バックアップローラ(バックアップ部材の一例)
32 クリーニングローラ(クリーニング部材の一例)
33 回収ローラ(回収部材の一例)
40 廃トナー収容部
55 スイッチ
71 モータ(駆動部の一例)
80 コントローラ(制御部の一例)
93 表示部(報知部の一例)
100 導通部
150 クリーニングバイアス印加回路(印加部の一例)
D3 電極(端子の一例)
R1 抵抗(抵抗素子の一例)
ZD ツェナーダイオード(電位差生成回路の一例)

Claims (10)

  1. 感光体と、
    前記感光体からトナーを転写する転写ベルトと、
    クリーニング部材と廃トナー収容部とを有し、前記転写ベルトに付着したトナーを回収するクリーニングユニットと、
    前記転写ベルトの内側に配置され、前記クリーニング部材との間で前記転写ベルトを挟むバックアップ部材と、
    印加部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記クリーニングユニットは、
    一方側が前記クリーニング部材に電気的に接続される導通部であって、前記廃トナー収容部に収容された廃トナーの量によって切り替えられるスイッチと抵抗素子とを有し、前記スイッチの切り替え状態によってインピーダンスが異なる前記導通部と、
    前記導通部の他方側に接続された端子と、
    を有し、
    前記端子は、接地電位に接続されており、
    前記印加部は、
    前記バックアップ部材と前記端子との間にクリーニングバイアスを印加し、
    前記制御部は、
    前記印加部の出力に基づいて前記バックアップ部材と前記端子との間のインピーダンスが変化したと判定して、前記廃トナー収容部に収容された廃トナーの量が所定値以上である
    ことを検知する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニングユニットは、
    前記クリーニング部材に接する回収部材と、
    前記クリーニング部材と前記回収部材とを電気的に接続し、電位差を発生させる電位差生成回路と、
    をさらに有し、
    前記導通部は、
    前記回収部材に電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ベルトを駆動する駆動部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記駆動部による前記転写ベルトの駆動が行われていないときに、前記廃トナーの量が前記所定値以上であることを検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記導通部は、
    前記廃トナー収容部に収容された前記廃トナーの量が前記所定値未満から前記所定値以上となった場合に、インピーダンスが低い状態からインピーダンスが高い状態へ切り替えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記抵抗素子は、
    前記スイッチと並列に接続されており、
    前記スイッチは、
    前記廃トナー収容部に収容された前記廃トナーの量が前記所定値未満から前記所定値以上となった場合に、オンからオフへ切り替えられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記バックアップ部材と前記端子との間の前記インピーダンスの変化に基づいて、前記廃トナー収容部が交換されたことを検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 報知部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記廃トナー収容部に収容された前記廃トナーの量が前記所定値以上であることを検知した場合に、前記報知部に所定の報知を行わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写ベルトにより搬送されるシートに画像を形成する作像部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記廃トナー収容部に収容された前記廃トナーの量が前記所定値以上であることを検知した場合には、前記作像部に対して、所定動作量の画像形成動作を許容し、前記所定動作量の後の前記画像形成動作を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記印加部は、
    前記バックアップ部材と前記端子との間に流れる電流が所定値となるように前記クリーニングバイアスを印加し、
    前記制御部は、前記印加部による印加電圧の変化に基づいて前記バックアップ部材と前記端子との間のインピーダンスが変化したと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記印加部は、
    前記クリーニングバイアスとして前記バックアップ部材と前記端子との間に所定の値の電圧を印加し、
    前記制御部は、電流検出部によって検出した出力電流の変化に基づいて前記バックアップ部材と前記端子との間のインピーダンスが変化したと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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