JP3434057B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP3434057B2
JP3434057B2 JP32689294A JP32689294A JP3434057B2 JP 3434057 B2 JP3434057 B2 JP 3434057B2 JP 32689294 A JP32689294 A JP 32689294A JP 32689294 A JP32689294 A JP 32689294A JP 3434057 B2 JP3434057 B2 JP 3434057B2
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法により印刷
用紙に画像を形成する電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、レーザプリンタ、複写機、ファク
シミリなどに電子写真装置が利用されている。電子写真
装置は、電子写真法により印刷用紙に画像を形成する。
【0003】つまり、感光体の表面を帯電器の放電によ
り一様に帯電させ、この帯電した感光体の表面を露光器
の露光により選択的に除電して静電潜像を形成する。こ
の静電潜像を現像器から供給されるトナーにより現像
し、このトナーを用紙搬送機構により搬送される印刷用
紙に転写器の電位により転写し、この印刷用紙に転写さ
れたトナーを定着器の加熱と加圧とにより定着させる。
【0004】なお、このような電子写真装置には、感光
体と印刷用紙との間に転写ベルトを配置した機種もあ
る。この場合、感光体の静電潜像を現像したトナーを、
複数の支持ローラにより循環自在に張架されたエンドレ
スの転写ベルトに転写し、この転写ベルトに付着したト
ナーを印刷用紙に転写する。また、用紙搬送機構として
搬送ベルトにより印刷用紙を搬送する機種もある。この
場合、エンドレスの搬送ベルトを複数の支持ローラによ
り循環自在に張架し、循環する搬送ベルトにより印刷用
紙を順次搬送する。
【0005】上述のような電子写真装置には、印刷用紙
に形成する画像の品質を良好に維持するため、感光体の
表面電位を露光の前後で電位センサにより検出し、現像
されたトナーの濃度を濃度センサにより検出し、これら
の検出値を現像器や露光器や転写器などの制御に反映さ
せる機種もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した電子写真装置
は、画像品質を良好にするため、感光体の表面でトナー
濃度を検出している。
【0007】このトナー濃度を検出する濃度センサとし
ては、フォトダイオードなどの光学センサが一般的に利
用されているが、このような光学センサは検出特性の直
線性が良好でない。このため、トナー濃度を低濃度から
高濃度まで正確に検出することが困難であり、特にトナ
ーが高濃度の場合に検出精度が低下している。
【0008】このような課題の解決を目的とした提案
が、特開平6-186816号公報や特開平6-109643号公報に開
示されている。例えば、特開平6-186816号公報に開示さ
れた電子写真装置では、感光体に形成した階調濃度パタ
ーンの静電潜像の表面電位を電位センサにより検出し、
現像した階調濃度パターンを光学センサにより読み取
り、感光体の表面電位とトナーの付着量との関係式を求
める。トナー濃度が低濃度の場合は光学センサによりト
ナー濃度を検出し、トナー濃度が高濃度の場合は表面電
位と関係式とからトナー濃度を算定する。
【0009】また、特開平6-109643号公報に開示された
電子写真装置では、トナーの付着時と未付着時との感光
体の表面を光学センサにより読み取り、これらの読取結
果を対数圧縮してトナーの付着時と未付着時との差によ
りトナー濃度を算定する。
【0010】上述のような処理によりトナー濃度の検出
精度を改善することはできるが、何れも光学センサの読
取結果を利用しているため、トナー濃度を正確に検出す
ることは困難である。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】 請求項記載の発明は、
感光体の表面を帯電器の放電により一様に帯電させ、こ
の帯電した感光体の表面を露光器の露光により選択的に
除電して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像器から
供給されるトナーにより現像し、このトナーを複数の支
持ローラにより循環自在に張架されたエンドレスの転写
ベルトに転写し、この転写ベルトに付着したトナーを用
紙搬送機構により搬送される印刷用紙に転写し、この印
刷用紙に転写されたトナーを定着器により定着させる電
子写真装置において、前記転写ベルトの外面のトナーが
転写されない位置に第一距離センサを対向配置し、前記
転写ベルトの外面のトナーが転写される位置に第二距離
センサを対向配置し、前記転写ベルトの循環位置を位置
データとして検出する位置検出手段を設け、前記転写ベ
ルトにトナーが転写されない状態で前記第一距離センサ
と前記第二距離センサとの計測結果を位置データと同期
させて記憶する第一記憶手段を設け、前記転写ベルトに
トナーが転写された状態で前記第一距離センサと前記第
二距離センサとの計測結果を位置データと同期させて記
憶する第二記憶手段を設け、前記第一記憶手段と前記第
二記憶手段とに記憶された二つの計測結果から位置デー
タに従って前記転写ベルトに転写されたトナーの厚さを
算出する厚さ算出手段を設け、前記距離センサを前記支
持ローラ上の位置で転写ベルトに対向配置した。
【0013】請求項記載の発明は、感光体の表面を帯
電器の放電により一様に帯電させ、この帯電した感光体
の表面を露光器の露光により選択的に除電して静電潜像
を形成し、この静電潜像を現像器から供給されるトナー
により現像し、複数の支持ローラにより循環自在に張架
されたエンドレスの搬送ベルトにより印刷用紙を順次搬
送し、この搬送される印刷用紙に現像されたトナーを転
写し、この印刷用紙に転写されたトナーを定着器により
定着させる電子写真装置において、前記搬送ベルトに多
数の貫通孔を連続的に形成し、これらの貫通孔を介して
対向する位置に二個の距離センサを配置し、前記搬送ベ
ルトが搬送する印刷用紙のトナーが転写されていない部
分に対する前記距離センサの計測結果を記憶する第一記
憶手段を設け、前記搬送ベルトが搬送する印刷用紙のト
ナーが転写された部分に対する前記距離センサの計測結
果を記憶する第二記憶手段を設け、前記第一記憶手段と
前記第二記憶手段とに記憶された二つの計測結果から印
刷用紙に転写されたトナーの厚さを算出する厚さ算出手
段を設けた。
【0014】請求項記載の発明は、請求項1又は2
載の発明において、二個の距離センサのサンプリングタ
イミングを同時とする計測制御手段を設けた。
【0015】請求項記載の発明は、請求項1又は2
載の発明において、二個の距離センサのサンプリングタ
イミングを交互とする計測制御手段を設けた。
【0016】請求項記載の発明は、請求項1又は2
載の発明において、二個の距離センサの計測時に予め設
定された可動部の動作を停止させる動作制御手段を設け
た。
【0017】
【0018】
【作用】 請求項記載の発明では、転写ベルトの外面の
トナーが転写されない位置に対向配置された第一距離セ
ンサの計測結果と、転写ベルトの外面のトナーが転写さ
れる位置に対向配置された第二距離センサの計測結果
と、位置検出手段が検出する転写ベルトの循環位置の位
置データとを、第一記憶手段は、転写ベルトにトナーが
転写されない状態で記憶し、第二記憶手段は、転写ベル
トにトナーが転写された状態で記憶する。厚さ算出手段
は、第一記憶手段と第二記憶手段とに記憶された二つの
計測結果から位置データに従って転写ベルトに転写され
たトナーの厚さを算出するので、この厚さによりトナー
の印刷濃度が検出される。そして、距離センサが支持ロ
ーラ上の位置で転写ベルトに対向するので、距離センサ
の計測位置で転写ベルトが支持ローラにより良好に位置
決めされる。
【0019】請求項記載の発明では、搬送ベルトに連
続的に形成された多数の貫通孔を介して対向する二個の
距離センサが、印刷用紙のトナーが転写されていない部
分を計測すると、この計測結果を第一記憶手段が記憶
し、印刷用紙のトナーが転写された部分を計測すると、
この計測結果を第二記憶手段が記憶する。厚さ算出手段
は、第一記憶手段と第二記憶手段とに記憶された二つの
計測結果から印刷用紙に転写されたトナーの厚さを算出
するので、この厚さによりトナーの印刷濃度が検出され
る。
【0020】請求項記載の発明では、計測制御手段が
二個の距離センサのサンプリングタイミングを同時とす
るので、二個の距離センサが転写ベルトや搬送ベルトの
同一位置を計測する。
【0021】請求項記載の発明では、計測制御手段が
二個の距離センサのサンプリングタイミングを交互とす
るので、二個の距離センサの測定動作が相互に干渉する
ことがない。
【0022】請求項記載の発明では、二個の距離セン
サの計測時に動作制御手段が予め設定された可動部の動
作を停止させるので、可動部の振動が距離センサの計測
精度を阻害することがない。
【0023】
【実施例】本発明の参考例を図1ないし図5に基づいて
以下に説明する。まず、本参考例の電子写真装置である
デジタル複写機1は、図1に示すように、画像読取部2
と画像形成部3とを有している。前記画像読取部2は、
イメージスキャナ4に画像処理回路5を接続したもので
あり、この画像処理回路5は、前記画像形成部3の露光
器であるレーザスキャナ6に接続されている。
【0024】前記画像形成部3は、感光体として回転自
在な感光ドラム7を有している。この感光ドラム7の外
周面上には、ドラムクリーナ8、除電ランプ9、帯電器
10、前記レーザスキャナ6、電位センサ11、現像器
12、光学センサ13、転写ベルト14が順番に対向配
置されている。この転写ベルト14は、エンドレスに形
成されて複数の支持ローラ15により循環自在に張架さ
れており、その外面上には、ベルトクリーナ16や転写
器17が対向配置されている。
【0025】この転写器17と前記転写ベルト14との
間隙を用紙搬送路18が連通しており、この用紙搬送路
18は、給紙カセット19から排紙トレー20まで連通
している。前記給紙カセット19と対向する位置には、
用紙搬送機構21の一部として給紙機構22が設けられ
ており、前記転写器17と前記転写ベルト14との間隙
から前記排紙トレー20まで連通する位置には、用紙搬
送機構21の一部であるベルト搬送機構23と定着器2
4とが順次配置されている。前記ベルト搬送機構23
は、エンドレスの搬送ベルト25を有しており、この搬
送ベルト25は複数の支持ローラ26により循環自在に
張架されている。
【0026】そして、本参考例のデジタル複写機1で
は、図1及び図2に示すように、距離センサである二個
のレーザ式変位計27,28が、前記転写ベルト14を
介して対向する位置に配置されており、前記レーザ式変
位計27,28には、距離計測部29が接続されてい
る。図2に示すように、前記転写ベルト14を張架した
前記支持ローラ15の一つには、ロータリーエンコーダ
30が連結されており、このロータリーエンコーダ30
には、回転量検出部31が接続されている。
【0027】さらに、図3に示すように、前記電位セン
サ11、前記光学センサ13、前記距離計測部29、前
記回転量検出部31、前記感光ドラム7の駆動部32、
前記転写ベルト14の駆動部33、前記搬送ベルト25
の駆動部34、前記給紙機構22の駆動部35、前記転
写器17の駆動部36が、I/O(Input/Output)制御
部37に接続されており、このI/O制御部37には、
情報処理部38が接続されている。
【0028】この情報処理部38は、CPU(Central P
rocessing Unit)やROM(Read Only Memory)やRAM
(Random Access Memory)を有するマイクロコンピュータ
からなり、前記電位センサ11や前記光学センサ13や
前記距離計測部29や前記回転量検出部31から入力さ
れる各種データに基づいて各種のデータ処理を実行し、
各種のデータ処理を実行することにより前記駆動部32
〜36等の動作を制御する。
【0029】前記レーザ式変位計27は、前記転写ベル
ト14の表面との距離に対応した信号を出力し、前記レ
ーザ式変位計28は、前記転写ベルト14の裏面との光
学的に距離に対応した信号を出力するので、この出力信
号に基づいて前記距離計測部29と前記情報処理部38
とが予め設定された情報処理を実行する。また、前記ロ
ータリーエンコーダ30は、前記転写ベルト14の循環
に同期した信号を出力するので、この出力信号に基づい
て前記回転量検出部31と前記情報処理部38とが予め
設定された情報処理を実行する。
【0030】このため、本参考例のデジタル複写機1に
は、パターン形成手段、計測制御手段、第一厚さ検出手
段、第二厚さ検出手段、位置検出手段、第一記憶手段、
第二記憶手段、厚さ算出手段、が設けられている。
【0031】前記パターン形成手段は、図5(b)に示
すように、最高濃度の矩形画像などとして予め設定され
たテストパターンとして、前記転写ベルト14にトナー
39を転写する。二個の前記レーザ式変位計27,28
の計測動作は、循環する前記転写ベルト14に対して一
定間隔で動的に実行されるが、前記計測制御手段は、二
個の前記レーザ式変位計27,28のサンプリングタイ
ミングを同時とする。
【0032】前記第一厚さ検出手段は、前記レーザ式変
位計27,28の計測結果から、トナー39が転写され
ていない状態の前記転写ベルト14の厚さを検出し、こ
れを第一厚さデータとして出力する。前記第二厚さ検出
手段は、前記レーザ式変位計27,28の計測結果か
ら、トナー39が転写された状態の前記転写ベルト14
の厚さを検出し、これを第二厚さデータとして出力す
る。前記位置検出手段は、前記ロータリーエンコーダ3
0の計測結果に基づいて前記転写ベルト14の循環位置
を検出し、これを位置データとして出力する。
【0033】前記第一記憶手段は、第一厚さデータを前
記レーザ式変位計27,28の計測結果として位置デー
タと同期させて記憶し、前記第二記憶手段は、第二厚さ
データを前記レーザ式変位計27,28の計測結果とし
て位置データと同期させて記憶する。そして、前記厚さ
算出手段は、第一記憶手段と第二記憶手段とに記憶され
た二つの計測結果から位置データに従って転写ベルト1
4に転写されたトナー39の厚さを算出する。より具体
的には、位置データを対応させて第二厚さデータから第
一厚さデータを減算することにより、前記転写ベルト1
4に転写されたトナー39の厚さを算出する。
【0034】このような構成において、本参考例のデジ
タル複写機1は、原稿40の画像を画像読取部2により
読み取り、この画像を画像形成部3により印刷用紙41
に複写する。
【0035】より詳細には、画像読取部2では、原稿4
0の画像がイメージスキャナ4により光学走査されて画
像データに変換されるので、この画像データが画像処理
回路5から画像形成部3のレーザスキャナ6に伝送され
る。
【0036】この時、画像形成部3では、回転する感光
ドラム7の表面が帯電器10の放電により一様に帯電さ
れるので、この帯電して回転する感光ドラム7の表面
が、画像データに従って動作するレーザスキャナ6によ
り露光される。この露光により感光ドラム7の帯電した
表面が選択的に除電されて静電潜像が形成されるので、
この静電潜像が現像器12から供給されるトナー39に
より現像され、この計測されたトナー39が転写ベルト
14に転写される。
【0037】この時、印刷用紙41は給紙機構22によ
り給紙カセット19から用紙搬送路18に給送されるの
で、転写ベルト14に転写されたトナー39は転写器1
7の電位により印刷用紙41に転写される。このトナー
39が転写された印刷用紙41は、搬送ベルト25によ
り定着器24まで搬送されるので、この定着器24によ
りトナー39は加圧されると共に加熱されて印刷用紙4
1に定着する。
【0038】このトナー39が定着した印刷用紙41が
排紙トレー20上に排出されることにより、デジタル複
写機1の複写動作が完了する。なお、回転する感光ドラ
ム7の表面に残留したトナー39はドラムクリーナ8に
より除去され、循環する転写ベルト14の表面に残留し
たトナー39はベルトクリーナ16により除去される。
【0039】上述のように、デジタル複写機1は電子写
真法により印刷用紙41にトナー39を転写して画像を
形成するが、トナー39の印刷濃度は、感光ドラム7の
静電特性の経時変化や環境変化などにより変化する。し
かし、本参考例のデジタル複写機1は、起動時の初期設
定においてトナー39の印刷濃度を検出し、これに対応
して帯電器10や現像器12や転写器17の駆動電圧を
制御することにより、トナー39の印刷濃度を常時一定
に補正する。
【0040】そこで、このような補正動作を実行するた
めにトナー39の印刷濃度を検出する処理動作を、図4
及び図5に基づいて以下に順次説明する。まず、図4に
示すように、循環する転写ベルト14の厚さが、レーザ
式変位計27,28の計測結果により第一厚さデータ
“DT3”として順次検出され、転写ベルト14のロー
タリーエンコーダ30の計測結果により検出される位置
データと共に記憶される。この時、図2に示すように、
二個のレーザ式変位計27,28の間隔“DT0”は初
期値として予め設定されているので、レーザ式変位計2
7,28の各々の計測結果“DT1,DT2”を“DT
0”から減算することにより、第一厚さデータ“DT
3”が算出される。
【0041】つぎに、図5(b)に示すように、最高濃
度の矩形画像として設定されたテストパターンが感光ド
ラム7にトナー39により形成され、このトナー39が
循環する転写ベルト14に転写される。図4に示すよう
に、このトナー39が転写された状態で循環する転写ベ
ルト14の厚さが、レーザ式変位計27,28の計測結
果により第二厚さデータ“DT3′”として順次検出さ
れ、転写ベルト14のロータリーエンコーダ30の計測
結果により検出される位置データと共に記憶される。
【0042】そして、上述のようにして蓄積された記憶
データが呼び出され、位置データを対応させて第二厚さ
データ“DT3′”から第一厚さデータ“DT3”を減
算することにより、図5(a)に示すように、転写ベル
ト14に転写されたトナー39の厚さがトナー厚さデー
タ“TD”として算出される。
【0043】このトナー39の厚さを示すトナー厚さデ
ータ“TD”は、トナー39の付着量を示しており、ト
ナー39の印刷濃度をも示している。このため、本参考
例のデジタル複写機1は、検出したトナー厚さデータ
“TD”に基づいて帯電器10や現像器12や転写器1
7の駆動電圧を制御することにより、トナー39の印刷
濃度を一定に補正する。
【0044】本参考例のデジタル複写機1は、上述のよ
うにトナー39の印刷濃度を、転写された厚さにより計
測するので、トナー39の印刷濃度を光学的に読み取る
場合に比較して検出精度が良好であり、トナー39の印
刷濃度を低濃度から高濃度まで良好な特性で計測するこ
とができる。しかも、トナー39の厚さを転写ベルト1
4の厚さと共に計測しているが、この転写ベルト14の
厚さも別個に計測して位置を同期させて減算するので、
転写ベルト14の厚さの誤差や湾曲などの影響が排除さ
れており、トナー39の厚さの計測精度が良好である。
【0045】なお、本参考例のデジタル複写機1は、二
個のレーザ式変位計27,28の計測結果が同時にサン
プリングされるので、二個のレーザ式変位計27,28
が転写ベルト14の同一位置を計測することになり、ト
ナー39の厚さを精密に計測することができる。
【0046】また、本参考例のデジタル複写機1では、
トナー39の厚さを検出するために転写ベルト14に転
写するテストパターンを最高濃度の矩形のパターンとす
ることを想定したが、これに限定されるものではなく、
例えば、このようなテストパターンを段階的な多階調に
形成することも可能である。
【0047】さらに、本参考例のデジタル複写機1で
は、二個のレーザ式変位計27,28を一組だけ設ける
ことを例示したが、これに限定されるものでもなく、例
えば、複数組の二個のレーザ式変位計27,28を連設
してトナー39の厚さを転写ベルト14の複数位置で想
定することも可能である。
【0048】また、本参考例のデジタル複写機1では、
レーザ式変位計27,28の計測時もレーザスキャナ6
などの可動部が動作できるが、このような可動部の動作
による振動がレーザ式変位計27,28の計測精度を低
下させる懸念がある。
【0049】そこで、このようなことが問題となる場合
には、デジタル複写機1に動作制御手段を設け、レーザ
式変位計27,28の計測時に、予め設定された可動部
の動作を停止させることが好ましい。より具体的には、
図6に示すように、レーザ式変位計27,28の計測動
作の直前に可動部の動作を停止させ、レーザ式変位計2
7,28の計測動作が完了すると可動部の動作を再開さ
せる。
【0050】なお、停止させる可動部は、その動作の振
動がレーザ式変位計27,28の計測精度に影響し、そ
の動作を停止してもレーザ式変位計27,28の計測動
作を阻害しない部分であり、具体的には、イメージスキ
ャナ4、レーザスキャナ6、ドラムクリーナ8、現像器
12、用紙搬送機構21等となる。なお、ここでは感光
ドラム7や転写ベルト14の動作は停止させないことに
より、レーザ式変位計27,28の計測動作を迅速に完
了させることを想定したが、動作時間よりも検出精度が
重要な場合には、レーザ式変位計27,28の計測動作
の実行時に全部の可動部を停止させることが好ましい。
【0051】また、本参考例のデジタル複写機1では、
二個のレーザ式変位計27,28の計測結果を同時にサ
ンプリングすることにより、二個のレーザ式変位計2
7,28で転写ベルト14の同一位置を計測してトナー
39の厚さを精密に計測することを例示した。しかし、
レーザ式変位計27,28は、レーザ光を転写ベルト1
4に各々出射して反射されたレーザ光を各々受光するこ
とにより、転写ベルト14との距離を計測するので、こ
の転写ベルト14が透過性を有する場合、他方のレーザ
光の干渉により計測精度が低下する。
【0052】そこで、このようなことが問題となる場合
には、計測制御手段により二個のレーザ式変位計27,
28のサンプリングタイミングを交互とすることが好ま
しい。より具体的には、図7に示すように、まず、レー
ザ式変位計27の計測結果“DT1”をサンプリングし
て位置データと共に記憶し、つぎに、レーザ式変位計2
8の計測結果“DT2”をサンプリングして記憶する。
これら“DT1,DT2”をレーザ式変位計27,28
の間隔“DT0”から減算して第一厚さデータ“DT
3”を算出し、位置データと共に記憶する。この場合、
レーザ式変位計27,28の一方の発光が他方の受光に
干渉することがないので、転写ベルト14が透過性を有
する場合でも計測を高精度に実行できる。
【0053】さらに、図8に示すように、可動部として
転写ベルト14を停止させた状態で二個のレーザ式変位
計27,28の計測を交互とすれば、レーザ光の干渉に
よる検出精度の低下を防止しながらも、転写ベルト14
の同一位置を計測できる。この場合、処理速度は低下す
るが、上述した問題は完全に解消されるので、極めて高
精度に計測動作を実行することができる。
【0054】すなわち、二個のレーザ式変位計27,2
8のサンプリングタイミングを同時とするか交互とする
かは、転写ベルト14の透過性や検出精度や処理速度な
どを考慮して選択されるものである。
【0055】つぎに、本発明の別の参考例を図9及び図
10に基づいて以下に説明する。なお、本別の参考例で
示すデジタル複写機(図示せず)に関し、参考例として
上述したデジタル複写機1と同一の部分は、同一の名称
及び符号を利用して詳細な説明は省略する。
【0056】まず、本別の参考例のデジタル複写機で
は、転写ベルト14の外面と対向する位置に一個のレー
ザ式変位計27が配置されており、転写ベルト14の内
面と対向するレーザ式変位計28は設けられていない。
転写ベルト14は複数の支持ローラ15により循環自在
に張架されているが、レーザ式変位計27は、一個の支
持ローラ15上の位置で転写ベルト14に対向配置され
ている。
【0057】そして、本別の参考例のデジタル複写機で
は、転写ベルト14の外面に対向する一個のレーザ式変
位計27の計測結果と、転写ベルト14の位置データと
を、第一記憶手段は、転写ベルト14にトナー39が転
写されない状態で記憶し、第二記憶手段は、転写ベルト
14にトナーが転写された状態で記憶する。そして、厚
さ算出手段は、位置データを対応させて第二の計測結果
から第一の計測結果を減算することにより、転写ベルト
14に転写されたトナー39の厚さを算出する。
【0058】このような構成において、本別の参考例の
デジタル複写機では、トナー39の印刷濃度を検出する
場合、図10に示すように、転写ベルト14にトナー3
9が転写されない状態でレーザ式変位計27の計測結果
“DT1”が位置データと共に記憶され、転写ベルト1
4にトナー39が転写された状態でレーザ式変位計27
の計測結果“DT1′”が位置データと共に記憶され
る。そして、これらの記憶データが呼び出され、位置デ
ータを対応させて第二の計測結果“DT1′”から第一
の計測結果“DT1”を減算することにより、転写ベル
ト14に転写されたトナー39の厚さがトナー厚さデー
タ“TD”として算出される。
【0059】本別の参考例のデジタル複写機は、上述の
ようにトナー39の印刷濃度を、一個のレーザ式変位計
27の計測結果により計測するので、構造が単純で小型
軽量化や生産性向上に寄与することができ、取り扱うデ
ータ数や実行する演算処理も少ないので、データ処理が
簡易で処理動作の高速化が可能である。しかも、トナー
39の厚さを転写ベルト14の厚さと共に計測している
が、この転写ベルト14の厚さも別個に計測して位置を
同期させて減算するので、転写ベルト14の厚さの誤差
や湾曲などの影響が排除されており、トナー39の厚さ
の計測精度が良好である。
【0060】なお、本別の参考例のデジタル複写機で
は、レーザ式変位計27が一個であるが、これが支持ロ
ーラ15上の位置で転写ベルト14に対向するので、レ
ーザ式変位計27の計測位置で転写ベルト14が支持ロ
ーラ15により良好に位置決めされており、レーザ式変
位計27の計測精度が良好である。
【0061】また、本別の参考例のデジタル複写機にお
いても、図11に示すように、レーザ式変位計27の計
測時に動作制御手段により可動部の動作を停止させるこ
とが可能である。
【0062】つぎに、本発明の第の実施例を図12な
いし図13に基づいて以下に説明する。なお、本実施例
で示すデジタル複写機(図示せず)に関し、別の参考
として上述したデジタル複写機と同一の部分は、同一の
名称及び符号を利用して詳細な説明は省略する。
【0063】まず、本実施例のデジタル複写機では、転
写ベルト14の外面のトナー39が転写されない側縁部
に第一距離センサである第一レーザ式変位計42が対向
配置されており、転写ベルト14の外面のトナー39が
転写される中央部に第二距離センサである第二レーザ式
変位計43が対向配置されている。
【0064】そして、本実施例のデジタル複写機では、
第一オフセット検出手段が、前記第一・第二レーザ式変
位計42,43の計測結果から、トナー39が転写され
ていない状態の転写ベルト14の表面のオフセット量を
検出し、これを第一オフセットデータとして出力する。
第二オフセット検出手段が、前記第一・第二レーザ式変
位計42,43の計測結果から、トナー39が転写され
た状態の転写ベルト14の表面のオフセット量を検出
し、これを第二オフセットデータとして出力する。
【0065】第一記憶手段は、第一オフセットデータを
前記第一・第二レーザ式変位計42,43の計測結果と
して位置データと同期させて記憶し、第二記憶手段は、
第二オフセットデータを前記第一・第二レーザ式変位計
42,43の計測結果として位置データと同期させて記
憶する。厚さ算出手段は、位置データを対応させて第二
オフセットデータから第一オフセットデータを減算する
ことにより、転写ベルト14に転写されたトナー39の
厚さを算出する。
【0066】このような構成において、本実施例のデジ
タル複写機では、トナー39の印刷濃度を検出する場
合、図13に示すように、転写ベルト14にトナー39
が転写されない状態で第一レーザ式変位計42の計測結
果“DT1”から第二レーザ式変位計43の計測結果
“DT2”が減算されて第一オフセットデータ“K”が
算出される。つぎに、転写ベルト14にトナー39が転
写された状態で第一レーザ式変位計42の計測結果“D
T1”から第二レーザ式変位計43の計測結果“DT
2”が減算され、この第二オフセットデータ“K′”か
ら第一オフセットデータ“K”が減算されることによ
り、トナー厚さデータ“TD”が算出される。
【0067】本実施例のデジタル複写機は、上述のよう
にトナー39の印刷濃度を、第一・第二レーザ式変位計
42,43の計測結果により計測するが、これら第一・
第二レーザ式変位計42,43の両方が転写ベルト14
の外側に配置されるので、構造が単純で生産性向上に寄
与することができる。しかも、トナー39の厚さを転写
ベルト14の厚さと共に計測しているが、この転写ベル
ト14の厚さも別個に計測して位置を同期させて減算す
るので、転写ベルト14の厚さの誤差や湾曲などの影響
が排除されており、トナー39の厚さの計測精度が良好
である。
【0068】なお、本実施例のデジタル複写機では、レ
ーザ式変位計42,43が支持ローラ15上の位置で転
写ベルト14に対向するので、レーザ式変位計42,4
3の計測位置で転写ベルト14が支持ローラ15により
良好に位置決めされており、レーザ式変位計42,43
の計測精度が良好である。
【0069】また、本実施例のデジタル複写機において
も、図14に示すように、レーザ式変位計42,43の
計測時に動作制御手段により可動部の動作を停止させる
ことが可能である。
【0070】つぎに、本発明の第の実施例を図15な
いし図19に基づいて以下に説明する。なお、本実施例
で示すデジタル複写機に関し、参考例として上述したデ
ジタル複写機1と同一の部分は、同一の名称及び符号を
利用して詳細な説明は省略する。
【0071】まず、本実施例の電子写真装置であるデジ
タル複写機44では、図15に示すように、転写ベルト
14と対向する位置にはレーザ式変位計は設けられてお
らず、図16及び図17に示すように、循環自在に張架
されたエンドレスの搬送ベルト45の中央部に多数の貫
通孔46が連続的に形成されており、図15ないし図1
7に示すように、これらの貫通孔46を介して対向する
位置に二個の距離センサとしてレーザ式変位計47,4
8が配置されている。これらのレーザ式変位計47,4
8には、距離計測部49が接続されており、この距離計
測部49は、I/O制御部37を介して情報処理部38
に接続されている。
【0072】また、前記搬送ベルト45を張架した支持
ローラ26の一個にはロータリーエンコーダ(図示せ
ず)が連結されており、図16に示すように、このロー
タリーエンコーダに接続された回転量検出部50も、I
/O制御部37を介して情報処理部38に接続されてい
る。
【0073】前記レーザ式変位計47は、前記搬送ベル
ト45の表面との距離に対応した信号を出力し、前記レ
ーザ式変位計48は、前記搬送ベルト45の裏面との光
学的に距離に対応した信号を出力するので、この出力信
号に基づいて前記距離計測部49と前記情報処理部38
とが予め設定された情報処理を実行する。また、前記ロ
ータリーエンコーダは、前記搬送ベルト45の循環に同
期した信号を出力するので、この出力信号に基づいて前
記回転量検出部50と前記情報処理部38とが予め設定
された情報処理を実行する。
【0074】本実施例のデジタル複写機44では、前述
したデジタル複写機1と同様に、転写したトナー39の
厚さによりトナー39の印刷濃度を検出するが、図19
(b)に示すように、この厚さを検出するためのトナー
39は、印刷用紙41の中央部分に転写されて先端部分
と後端部分とには転写されない。
【0075】このため、前記搬送ベルト45の循環位置
に従って位置検出手段が位置データを出力すると、この
位置データに従って、二個の前記レーザ式変位計47,
48の計測動作が循環する前記搬送ベルト45の貫通孔
46の位置で実行される。
【0076】前記搬送ベルト45が搬送する印刷用紙4
1のトナー39が転写されていない先端部分と後端部分
とに対する前記レーザ式変位計47,48の計測結果を
第一記憶手段が記憶し、前記搬送ベルト45が搬送する
印刷用紙41のトナー39が転写された中央部分に対す
る前記レーザ式変位計47,48の計測結果を第二記憶
手段が記憶するので、厚さ算出手段が、第一記憶手段と
第二記憶手段とに記憶された二つの計測結果から印刷用
紙41に転写されたトナー39の厚さを算出する。
【0077】より詳細には、二個の前記レーザ式変位計
47,48が計測動作を実行する場合、前記計測制御手
段が、二個の前記レーザ式変位計47,48のサンプリ
ングタイミングを交互とする。第一厚さ検出手段は、前
記レーザ式変位計47,48の計測結果から印刷用紙4
1のトナー39が転写されていない部分の厚さを検出し
て第一厚さデータ“DT3”を出力するが、この第一厚
さデータ“DT3”は実際に印刷用紙41が検出される
までは“0”である。従って、厚さ比較手段が予め設定
された印刷用紙41の厚さの代表値“SW0”と第一厚
さデータ“DT3”とを逐次比較し、これが許容範囲で
一致すると印刷用紙41のトナー39が転写されていな
い先端部分が検出されたものとして第一厚さデータ“D
T3”が取り込まれる。
【0078】つぎに、第二厚さ検出手段は、前記レーザ
式変位計47,48の計測結果から印刷用紙41のトナ
ー39が転写された中央部分の厚さを検出して第二厚さ
データ“DT3′”を出力するが、この場合は位置デー
タに従って印刷用紙41のトナー39が転写された中央
部分を認識する。
【0079】同様に、位置データに従って印刷用紙41
のトナー39が転写されていない後端部分が認識される
と、前記第一厚さ検出手段は、前記レーザ式変位計4
7,48の計測結果から印刷用紙41のトナー39が転
写されていない部分の厚さを検出して第一厚さデータ
“DT3″”を出力する。つまり、印刷用紙41の先端
部分と後端部分とから二つの第一厚さデータ“DT3”
“DT3″”が検出されるので、第一厚さ検出手段は、
最終的に二つの第一厚さデータの平均値として正規の第
一厚さデータ“SW1”を算出する。
【0080】そして、第一記憶手段は、第一厚さデータ
“SW1”を前記レーザ式変位計47,48の計測結果
として記憶し、第二記憶手段は、第二厚さデータ“DT
3′”を前記レーザ式変位計47,48の計測結果とし
て記憶するので、厚さ算出手段は、第一記憶手段と第二
記憶手段とに記憶された二つの計測結果から印刷用紙4
1に転写されたトナー39の厚さを算出する。より具体
的には、第二厚さデータ“DT3′”から第一厚さデー
タ“SW1”を減算することにより、前記印刷用紙41
に転写されたトナー39の厚さを算出する。
【0081】このような構成において、本実施例のデジ
タル複写機44では、トナー39の印刷濃度を検出する
場合、図19(b)に示すように、最高濃度の矩形画像
として設定されたテストパターンのトナー39が印刷用
紙41に転写され、このトナー39が転写された印刷用
紙41が搬送ベルト45により搬送される。
【0082】そして、図18に示すように、レーザ式変
位計47,48が所定タイミングで計測を開始するが、
これらのレーザ式変位計47,48は、印刷用紙41が
計測位置に到達するまでは、搬送ベルト45の貫通孔4
6を検出することになる。このため、印刷用紙41の厚
さを検出する演算処理“DT3=DT0−(DT1+D
T2)”は、レーザ式変位計47,48が印刷用紙41
を検出するまでは予め設定された代表値“SW0”に近
似しない。
【0083】このため、“DT3≒SW0”となった時
点で、レーザ式変位計47,48が印刷用紙41の先端
を検出したものとして、印刷用紙41のトナー39が転
写されていない部分の厚さを示す第一厚さデータ“DT
3”が検出される。この時、図16に示すように、二個
のレーザ式変位計47,48の間隔“DT0”は初期値
として予め設定されているので、レーザ式変位計47,
48の各々の計測結果“DT1,DT2”を“DT0”
から減算することにより、第一厚さデータ“DT3”が
算出される。
【0084】つぎに、図18に示すように、位置データ
に従って印刷用紙41のトナー39が転写された中央部
分が認識され、この部分に対するレーザ式変位計47,
48の計測結果“DT1,DT2”から、印刷用紙41
のトナー39が転写された部分の厚さを示す第二厚さデ
ータ“DT3′”が検出される。さらに、位置データに
従って印刷用紙41のトナー39が転写されない後端部
分が認識され、この部分に対するレーザ式変位計47,
48の計測結果“DT1,DT2”から第一厚さデータ
“DT3″”が検出される。
【0085】つぎに、これら二つの第一厚さデータ“D
T3”“DT3″”の平均値として正式な第一厚さデー
タ“SW1”が算出され、第二厚さデータ“DT3′”
から減算することにより、図19(a)に示すように、
印刷用紙41に転写されたトナー39の厚さがトナー厚
さデータ“TD”として算出される。
【0086】本実施例のデジタル複写機44は、上述の
ようにトナー39の印刷濃度を、転写された厚さにより
計測するので、トナー39の印刷濃度を光学的に読み取
る場合に比較して検出精度が良好であり、トナー39の
印刷濃度を低濃度から高濃度まで良好な特性で計測する
ことができる。
【0087】しかも、トナー39の厚さを印刷用紙41
の厚さと共に計測しているが、この印刷用紙41の厚さ
も別個に計測して減算するので、印刷用紙41の厚さの
誤差や湾曲などの影響が排除されており、トナー39の
厚さの計測精度が良好である。さらに、トナー39が転
写された印刷用紙41は搬送ベルト45上に位置する
が、この搬送ベルト45に形成された貫通孔46を介し
てレーザ式変位計47,48の計測動作が実行されるの
で、搬送ベルト45の厚さや搬送ベルト45に対する印
刷用紙41の遊離などが、レーザ式変位計47,48の
計測結果に影響することがない。
【0088】また、トナー39が転写されない部分を印
刷用紙41の先端部分と後端部分として、これら二つの
部分から検出した第一厚さデータを平均して正規の第一
厚さデータを算出しているので、第一厚さデータの検出
精度が良好である。なお、本実施例のデジタル複写機4
4では、印刷用紙41の厚さの代表値“SW0”が予め
設定されているので、第一厚さデータ“SW1”の検出
に失敗した場合は、代表値“SW0”で代用することも
可能である。
【0089】なお、本実施例のデジタル複写機44で
は、印刷用紙41の厚さの均一性の精度は充分であると
して、第一厚さデータと第二厚さデータとを印刷用紙4
1の相違する部分から検出しており、印刷用紙41の厚
さの不均一の影響を計測結果から排除することはできな
い。そこで、このようなことが問題となる場合には、例
えば、給紙機構22から転写器17まで連通する部分な
どに一組のレーザ式変位計を配置し、トナー39を転写
する以前に印刷用紙41の第一厚さデータを位置データ
と共に記憶し、トナー39が転写された部分の第二厚さ
データと位置データを対応させてトナー厚さデータを検
出することが好ましい。
【0090】なお、本実施例のデジタル複写機44で
は、二個のレーザ式変位計47,48の計測結果を交互
にサンプリングすることにより、二個のレーザ式変位計
47,48の一方の発光が他方の受光に干渉して計測精
度が低下することを防止している。このように二個のレ
ーザ式変位計47,48の計測結果を交互にサンプリン
グすることを、連続的に循環する搬送ベルト45に対し
て実行すると、二個のレーザ式変位計47,48は印刷
用紙41の同一位置を計測できないので、このことによ
る計測精度の低下が懸念される。しかし、これは搬送ベ
ルト45の循環速度に対してレーザ式変位計47,48
のサンプリング間隔を充分に高速に設定することによ
り、実用範囲では問題にならないようにすることができ
る。
【0091】また、本実施例のデジタル複写機44で
は、トナー39の厚さを検出するために印刷用紙41に
転写するテストパターンを最高濃度の矩形のパターンと
することを想定したが、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、例えば、このようなテストパターンを
段階的な多階調に形成することも可能である。
【0092】さらに、本実施例のデジタル複写機44で
は、二個のレーザ式変位計47,48を一組だけ設ける
ことを例示したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のでもなく、例えば、複数組の二個のレーザ式変位計4
7,48を連設してトナー39の厚さを搬送ベルト45
の複数位置で想定することも可能である。
【0093】また、本実施例のデジタル複写機44で
は、レーザ式変位計47,48の計測時もレーザスキャ
ナ6などの可動部が動作できるが、このような可動部の
動作による振動がレーザ式変位計47,48の計測精度
を低下させる懸念がある。
【0094】そこで、このようなことが問題となる場合
には、デジタル複写機44に動作制御手段を設け、レー
ザ式変位計47,48の計測時に、予め設定された可動
部の動作を停止させることが好ましい。より具体的に
は、図20に示すように、レーザ式変位計47,48の
計測動作の直前に可動部の動作を停止させ、レーザ式変
位計47,48の計測動作が完了すると可動部の動作を
再開させる。
【0095】なお、停止させる可動部は、その動作の振
動がレーザ式変位計47,48の計測精度に影響し、そ
の動作を停止してもレーザ式変位計47,48の計測動
作を阻害しない部分であり、具体的には、イメージスキ
ャナ4、レーザスキャナ6、ドラムクリーナ8、現像器
12、用紙搬送機構21等となる。なお、ここでは感光
ドラム7や搬送ベルト45の動作は停止させないことに
より、レーザ式変位計47,48の計測動作を迅速に完
了させることを想定したが、動作時間よりも検出精度が
重要な場合には、レーザ式変位計47,48の計測動作
の実行時に全部の可動部を停止させることが好ましい。
【0096】また、本実施例のデジタル複写機44で
は、前述のようにレーザ光の干渉を防止するために二個
のレーザ式変位計47,48の計測動作を交互とする
が、上述のように可動部として搬送ベルト45を停止さ
せた状態で二個のレーザ式変位計47,48の計測を交
互とすれば、レーザ光の干渉による検出精度の低下を防
止しながらも、搬送ベルト45の同一位置を計測でき
る。この場合、処理速度は低下するが、上述した問題は
完全に解消されるので、極めて高精度に計測動作を実行
することができる。
【0097】さらに、本実施例のデジタル複写機44で
は、搬送ベルト45により搬送される印刷用紙41の厚
さをレーザ式変位計47,48により計測するため、搬
送ベルト45に連続的に貫通孔46を形成することを例
示したが、本発明は上記実施例に限定されるものでもな
い。
【0098】別の構成例として、図21に示すように、
間隙51を介して並設された一対のエンドレスベルト5
2,53により搬送ベルト54を形成し、これらのエン
ドレスベルト52,53の間隙51を介して対向する位
置に二個のレーザ式変位計47,48を配置することも
可能である。この場合、レーザ式変位計47,48の計
測タイミングを搬送ベルト45の貫通孔46に同期させ
る必要がないので、より簡単に計測動作を実行すること
ができる。なお、間隙51の横幅が計測結果に影響する
ことが想定できるが、これはレーザ式変位計47,48
の計測に干渉しない範囲で間隙51を充分に小さくする
ことにより、実用上は問題がないようにすることができ
る。
【0099】
【0100】
【発明の効果】 請求項記載の発明は、転写ベルトの外
面のトナーが転写されない位置に第一距離センサを対向
配置し、転写ベルトの外面のトナーが転写される位置に
第二距離センサを対向配置し、転写ベルトの循環位置を
位置データとして検出する位置検出手段を設け、転写ベ
ルトにトナーが転写されない状態で第一距離センサと第
二距離センサとの計測結果を位置データと同期させて記
憶する第一記憶手段を設け、転写ベルトにトナーが転写
された状態で第一距離センサと第二距離センサとの計測
結果を位置データと同期させて記憶する第二記憶手段を
設け、第一記憶手段と第二記憶手段とに記憶された二つ
の計測結果から位置データに従って転写ベルトに転写さ
れたトナーの厚さを算出する厚さ算出手段を設けたこと
により、トナーの印刷濃度を転写された厚さにより計測
することができるので、トナーの印刷濃度を高濃度から
低濃度まで良好に計測することができ、しかも、トナー
の厚さを印刷用紙の厚さと共に計測するが、この印刷用
紙の厚さも別個に計測して位置を同期させて減算するの
で、印刷用紙の厚さの誤差や湾曲などの影響を排除して
トナーの厚さを良好な精度で計測することができる。そ
して、距離センサを支持ローラ上の位置で転写ベルトに
対向配置したことにより、距離センサは転写ベルトが支
持ローラにより良好に保持された状態で計測するので、
計測精度を向上させることができる。
【0101】請求項記載の発明は、搬送ベルトに多数
の貫通孔を連続的に形成し、これらの貫通孔を介して対
向する位置に二個の距離センサを配置し、搬送ベルトが
搬送する印刷用紙のトナーが転写されていない部分に対
する距離センサの計測結果を記憶する第一記憶手段を設
け、搬送ベルトが搬送する印刷用紙のトナーが転写され
た部分に対する距離センサの計測結果を記憶する第二記
憶手段を設け、第一記憶手段と第二記憶手段とに記憶さ
れた二つの計測結果から印刷用紙に転写されたトナーの
厚さを算出する厚さ算出手段を設けたことにより、トナ
ーの印刷濃度を転写された厚さにより計測することがで
きるので、トナーの印刷濃度を高濃度から低濃度まで良
好に計測することができ、しかも、トナーの厚さを印刷
用紙の厚さと共に計測するが、この印刷用紙の厚さも別
個に計測して減算するので、トナーの厚さを良好な精度
で計測することができる。
【0102】請求項記載の発明は、二個の距離センサ
のサンプリングタイミングを同時とする計測制御手段を
設けたことにより、二個の距離センサが同一位置を計測
するので、計測精度を向上させることができる。
【0103】請求項記載の発明は、二個の距離センサ
のサンプリングタイミングを交互とする計測制御手段を
設けたことにより、二個の距離センサの相互の干渉を防
止することができるので、計測精度を向上させることが
できる。
【0104】請求項記載の発明は、二個の距離センサ
の計測時に予め設定された可動部の動作を停止させる動
作制御手段を設けたことにより、可動部の振動が距離セ
ンサの計測精度を低下させることを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置の参考例であるデジタル
複写機を示す模式図である。
【図2】転写ベルトと距離センサであるレーザ式変位計
との位置関係を示す斜視図である。
【図3】デジタル複写機の回路構造を示すブロック図で
ある。
【図4】トナーの厚さの検出動作を示すフローチャート
である。
【図5】テストパターンとレーザ式変位計の検出結果と
の関係を示し、(a)はレーザ式変位計の検出結果を示
す特性図、(b)は転写ベルトにテストパターンを形成
した状態を示す斜視図である。
【図6】トナーの厚さの検出動作の第一の変形例を示す
フローチャートである。
【図7】トナーの厚さの検出動作の第二の変形例を示す
フローチャートである。
【図8】トナーの厚さの検出動作の第三の変形例を示す
フローチャートである。
【図9】別の参考例の転写ベルトとレーザ式変位計との
位置関係を示す斜視図である。
【図10】トナーの厚さの検出動作を示すフローチャー
トである。
【図11】トナーの厚さの検出動作の変形例を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第の実施例の転写ベルトとレーザ式変位計
との位置関係を示す斜視図である。
【図13】トナーの厚さの検出動作を示すフローチャー
トである。
【図14】トナーの厚さの検出動作の変形例を示すフロ
ーチャートである。
【図15】第の実施例であるデジタル複写機を示す模
式図である。
【図16】搬送ベルトとレーザ式変位計との位置関係を
示す斜視図である。
【図17】搬送ベルトと印刷用紙とレーザ式変位計との
位置関係を示す模式図である。
【図18】トナーの厚さの検出動作を示すフローチャー
トである。
【図19】テストパターンとレーザ式変位計の検出結果
との関係を示し、(a)はレーザ式変位計の検出結果を
示す特性図、(b)は印刷用紙にテストパターンを形成
した状態を示す斜視図である。
【図20】トナーの厚さの検出動作の変形例を示すフロ
ーチャートである。
【図21】別の構成例のベルトとレーザ式変位計との位
置関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,44 電子写真装置 6 露光器 7 感光体 10 帯電器 12 現像器 14 転写ベルト 15 支持ローラ 21 用紙搬送機構 24 定着器 27,28,47,48 距離センサ 39 トナー 41 印刷用紙 45,54 搬送ベルト 46 貫通孔 51 間隙 52,53 エンドレスベルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−286865(JP,A) 特開 平4−156479(JP,A) 特開 平5−134561(JP,A) 特開 平1−270084(JP,A) 特開 平1−245105(JP,A) 実開 平2−95046(JP,U) 実開 平6−49958(JP,U) 実開 昭55−59311(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 21/00 370

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の表面を帯電器の放電により一様
    に帯電させ、この帯電した感光体の表面を露光器の露光
    により選択的に除電して静電潜像を形成し、この静電潜
    像を現像器から供給されるトナーにより現像し、このト
    ナーを複数の支持ローラにより循環自在に張架されたエ
    ンドレスの転写ベルトに転写し、この転写ベルトに付着
    したトナーを用紙搬送機構により搬送される印刷用紙に
    転写し、この印刷用紙に転写されたトナーを定着器によ
    り定着させる電子写真装置において、前記転写ベルトの
    外面のトナーが転写されない位置に第一距離センサを対
    向配置し、前記転写ベルトの外面のトナーが転写される
    位置に第二距離センサを対向配置し、前記転写ベルトの
    循環位置を位置データとして検出する位置検出手段を設
    け、前記転写ベルトにトナーが転写されない状態で前記
    第一距離センサと前記第二距離センサとの計測結果を位
    置データと同期させて記憶する第一記憶手段を設け、前
    記転写ベルトにトナーが転写された状態で前記第一距離
    センサと前記第二距離センサとの計測結果を位置データ
    と同期させて記憶する第二記憶手段を設け、前記第一記
    憶手段と前記第二記憶手段とに記憶された二つの計測結
    果から位置データに従って前記転写ベルトに転写された
    トナーの厚さを算出する厚さ算出手段を設け、前記距離
    センサを前記支持ローラ上の位置で転写ベルトに対向配
    置したことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 感光体の表面を帯電器の放電により一様
    に帯電させ、この帯電した感光体の表面を露光器の露光
    により選択的に除電して静電潜像を形成し、この静電潜
    像を現像器から供給されるトナーにより現像し、複数の
    支持ローラにより循環自在に張架されたエンドレスの搬
    送ベルトにより印刷用紙を順次搬送し、この搬送される
    印刷用紙に現像されたトナーを転写し、この印刷用紙に
    転写されたトナーを定着器により定着させる電子写真装
    置において、前記搬送ベルトに多数の貫通孔を連続的に
    形成し、これらの貫通孔を介して対向する位置に二個の
    距離センサを配置し、前記搬送ベルトが搬送する印刷用
    紙のトナーが転写されていない部分に対する前記距離セ
    ンサの計測結果を記憶する第一記憶手段を設け、前記搬
    送ベルトが搬送する印刷用紙のトナーが転写された部分
    に対する前記距離センサの計測結果を記憶する第二記憶
    手段を設け、前記第一記憶手段と前記第二記憶手段とに
    記憶された二つの計測結果から印刷用紙に転写されたト
    ナーの厚さを算出する厚さ算出手段を設けたことを特徴
    とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】 二個の距離センサのサンプリングタイミ
    ングを同時とする計測制御手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 二個の距離センサのサンプリングタイミ
    ングを交互とする計測制御手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 二個の距離センサの計測時に予め設定さ
    れた可動部の動作を停止させる動作制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の電子写真装置。
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