JP7102845B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の現像ローラおよび感光体ドラムを備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、複数の感光体ドラムと、感光体ドラムに現像剤を供給する複数の現像ローラと、複数の感光体ドラムと接触するベルトとを備えるものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、現像ローラ上の現像剤を、感光体ドラムを介してベルトに強制的に移動させ、ベルト上の現像剤をクリーニングするといった強制吐出処理を実行している。
特許4261824
しかしながら、従来技術では、1つの現像ローラから感光体ドラムを介してベルトに吐き出した所定の色の現像剤が、ベルトから他の感光体ドラムに逆転写し、他の現像ローラ上の他の色の現像剤と混ざってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、強制吐出処理において現像ローラ上で異なる色の現像剤が混ざるのを抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、第1感光体と、前記第1感光体に現像剤を供給する第1現像ローラと、第2感光体と、前記第2感光体に接離可能であり、前記第2感光体に現像剤を供給する第2現像ローラと、前記第1感光体および前記第2感光体に接触するベルトと、前記ベルト上の現像剤を回収するクリーニング装置と、制御部と、を備える。
前記制御部は、非画像形成時に、前記第1現像ローラ上の現像剤を前記第1感光体上に吐き出し、前記第1現像ローラから吐き出された現像剤を前記第1感光体および前記ベルトを介して前記クリーニング装置に移動させる強制吐出処理を実行可能であり、前記強制吐出処理は、前記第2現像ローラが前記第2感光体から離間しているときに実行される。
この構成によれば、第2現像ローラが第2感光体から離間しているときに、第1現像ローラ上の現像剤をクリーニング装置で回収する強制吐出処理を実行するので、第1現像ローラから第1感光体を介してベルト上に移動した現像剤が、他の色の第2感光体を介して第2現像ローラに移動するのを抑えることができる。そのため、強制吐出処理において、第2現像ローラ上で異なる色の現像剤が混ざるのを抑えることができる。
また、前記画像形成装置は、前記第1感光体を帯電する第1帯電器と、前記第2感光体を帯電する第2帯電器と、を備え、前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記第2帯電器に印加する電圧を、前記第1帯電器に印加する電圧よりも小さくしてもよい。
これによれば、例えば強制吐出処理において各帯電器に同じ電圧を印加する方法と比べ、消費電力を小さく抑えることができる。
また、前記画像形成装置は、前記第1感光体上の現像剤を回収する第1回収部材と、前記第2感光体上の現像剤を回収する第2回収部材と、を備え、前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記第1回収部材および前記第2回収部材に、印刷時と同じ電圧を印加してもよい。
これによれば、印刷時と同様に感光体上の現像剤を回収部材で回収することができる。
また、前記制御部は、前記第1現像ローラが新品状態であるときからの現像剤の消費量、または、前記強制吐出処理を前回実行してからの現像剤の消費量が所定の閾値以上になった場合に、前記強制吐出処理を実行してもよい。
また、前記制御部は、印刷ジョブを受信した後、印刷を実行する前に、前記強制吐出処理を実行してもよい。
また、前記制御部は、前記強制吐出処理において、濃度が100%の現像剤像を第1感光体上に形成してもよい。
また、前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記第1感光体から前記ベルト上に移動させた現像剤が、前記クリーニング装置を2回通過するまで、前記ベルトを回転させてもよい。
これによれば、強制吐出処理において、ベルト上の現像剤をクリーニング装置で良好に除去することができる。
また、前記クリーニング装置は、前記ベルトの内側に配置されるバックアップローラと、前記バックアップローラとの間で前記ベルトを挟むクリーニングローラとを備え、前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記バックアップローラと前記クリーニングローラ間に流れる電流を、印刷時よりも大きくしてもよい。
これによれば、強制吐出処理においてバックアップローラとクリーニングローラ間に流れる電流を印刷時よりも大きくすることで、クリーニング装置での現像剤の回収能力を印刷時よりも高くすることができるので、強制吐出処理においてベルト上の現像剤を良好に除去することができる。
また、前記制御部は、前記第1感光体または前記第2感光体上に形成する現像剤像の濃度を補正する濃度補正処理を実行可能であり、前記濃度補正処理および前記強制吐出処理を実行するタイミングが重なったときには、前記強制吐出処理を前記濃度補正処理よりも先に実行してもよい。
これによれば、濃度補正処理および強制吐出処理を実行するタイミングが重なったときには、強制吐出処理が濃度補正処理よりも先に実行されるので、濃度補正処理において劣化した現像剤が使用されずに済み、濃度補正を良好に行うことができる。
また、前記画像形成装置は、前記第1感光体上の現像剤を回収する第1回収部材と、前記第2感光体上の現像剤を回収する第2回収部材と、を備え、前記制御部は、前記強制吐出処理において前記第1回収部材および前記第2回収部材で現像剤を回収し、前記第1回収部材および前記第2回収部材で回収した現像剤を、前記第1感光体、前記第2感光体および前記ベルトを介して前記クリーニング装置に移動させる回収処理を、印刷の終了後に実行してもよい。
これによれば、回収処理を印刷の終了後に実行するので、強制吐出処理と印刷の実行によってベルトに残った現像剤を1回の回収処理でまとめてクリーニング装置で回収することができる。そのため、例えば強制吐出処理後にも回収処理を実行する場合と比較して、回収処理の回数を減らし、印刷開始までの時間を短縮することができる。
また、前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記第1感光体上に、画像形成範囲の一端から他端までにわたる幅の複数の現像剤像を、前記第1感光体の回転方向において間隔を空けて形成してもよい。
これによれば、強制吐出処理において、第1感光体上に、画像形成範囲の一端から他端までにわたる幅の複数の現像剤像を、第1感光体の回転方向において間隔を空けて形成するので、例えば第1感光体の回転方向に長い1つの現像剤像をクリーニング装置で回収する構成と比べ、1つの現像剤像の長さを短くすることができる。そのため、長さの短い現像剤像をクリーニング装置によって1つずつ確実に回収することができるので、クリーニング装置での現像剤の回収漏れを抑えることができる。
また、前記複数の現像剤像の前記回転方向における長さの合計は、前記第1現像ローラの周長の自然数倍であってもよい。
これによれば、第1現像ローラ上の劣化した現像剤を十分吐出することができる。詳しくは、例えば複数の現像剤像の回転方向における長さの合計が第1現像ローラの周長とは異なる長さの自然数倍の場合には、第1現像ローラ上の現像剤の表面に段差が生じて、劣化した現像剤が残る可能性があるが、前述した長さとすることで、劣化した現像剤が残るのを抑えることができる。
また、前記制御部は、印刷ジョブ当たりの現像剤の消費量である平均消費量が少ないほど、前記強制吐出処理の頻度を高くしてもよい。
平均消費量が少ない場合には、第1現像ローラ上の現像剤が劣化しやすいので、この場合に、強制吐出処理の頻度を高くすることで、劣化した現像剤を迅速に回収することができる。
また、前記画像形成装置は、前記第1現像ローラに供給する現像剤を収容するカートリッジのタイプが大容量のタイプであるかを検知するセンサを備え、前記制御部は、カートリッジのタイプが大容量のタイプであると判断した場合には、前記カートリッジのタイプが大容量のタイプでないと判断した場合よりも、前記強制吐出処理の実行回数が多くなるように構成されていてもよい。
これによれば、カートリッジの容量に応じて適切に強制吐出処理を行うことができる。
また、前記制御部は、印刷ジョブで指定されている印刷枚数に基づいて、前記現像剤の消費量を推定してもよい。
本発明によれば、強制吐出処理において現像ローラ上で異なる色の現像剤が混ざるのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタを示す断面図である。 感光体ドラムと現像ローラの接触・離間の状態を説明する図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 強制吐出処理を示すフローチャートである。 回収処理を示すフローチャートである。 リセット処理を示すフローチャートである。 第1変形例に係る制御部の動作を示すフローチャートである。 第2変形例に係る制御部の動作を示すフローチャート(a)と、ステップS82で参照するマップを示す図(b)である。 第3変形例に係る制御部の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左を「前」、紙面に向かって右を「後」とし、紙面に向かって奥を「左」、紙面に向かって手前を「右」とする。また、紙面に向かって上下を「上下」とする。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、本体筐体2内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90と、制御部100とを備えている。
本体筐体2の上部には、開口部2Aが形成されており、この開口部2Aは、本体筐体2に回動可能に支持されるアッパーカバー3で開閉される。アッパーカバー3の上面は、本体筐体2から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ4となっており、下面にはLEDユニット40を保持する複数のLED取付部材5が設けられている。
給紙部20は、本体筐体2内の下部に設けられ、本体筐体2に着脱可能な給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22とを備えている。用紙供給機構22は、給紙トレイ21の前側に設けられ、給紙ローラ23と、分離ローラ24と、分離パッド25と、紙粉取りローラ26と、ピンチローラ27と、レジストローラ29とを備えている。
給紙部20では、給紙トレイ21から給紙ローラ23によって送り出された用紙Pが、分離ローラ24および分離パッド25によって一枚ずつ分離されて上方へ送られ、紙粉取りローラ26とピンチローラ27の間を通過する過程で紙粉が除去される。その後、用紙Pは、搬送経路28を通って後ろ向きに方向転換され、レジストローラ29で斜行補正された後、画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、クリーニング装置10と、定着装置80とを備えている。
LEDユニット40は、LED取付部材5に対して揺動可能に連結されており、本体筐体2に設けられる位置決め部材によって適宜位置決めされて支持されている。
プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー3と給紙部20との間で前後方向に並んで配置され、ドラムカートリッジ510と、現像カートリッジ530とを備えて構成されている。ドラムカートリッジ510は、感光体の一例としての感光体ドラム51と、帯電器52と、回収部材の一例としての回収ローラ55とを備えて構成されている。現像カートリッジ530は、ドラムカートリッジ510に着脱可能となっており、現像ローラ53と、供給ローラ56と、層厚規制ブレード57と、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容室54とを備えて構成されている。
プロセスカートリッジ50は、ブラック用、イエロー用、マゼンタ用およびシアン用の各色のトナーが入った50K,50Y,50M,50Cの符号で示すものが用紙Pの搬送方向(ベルト面の移動方向)上流からこの順で並んで配置されている。なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム51、現像ローラ53、回収ローラ55などを特定する場合には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれに対応させて、K、Y、M、Cの記号を付することとする。
感光体ドラム51は、複数のドラムカートリッジ510のそれぞれに設けられ、前後方向に沿って一列に配列されている。
現像ローラ53は、感光体ドラム51に接触して感光体ドラム51上の静電潜像にトナーを供給するものである。供給ローラ56は、現像ローラ53にトナーを供給するものである。層厚規制ブレード57は、現像ローラ53上のトナーの層厚を所定厚さに規定するものである。なお、本実施形態では、トナーを現像ローラ53から感光体ドラム51に供給する際には、現像ローラ53と供給ローラ56との間でトナーが摺接されることなどによって、トナーが帯電されるようになっている。
図2に示すように、現像ローラ53は、公知の接離機構110を制御部100により制御することで、感光体ドラム51に対して接離可能、詳しくは接触・離間可能となっている。具体的に、カラーモードにおいては、すべての現像ローラ53K,53Y,53M,53Cが、それぞれ対応する感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cに接触して各感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cにトナーを供給するようになっている。また、モノクロモードや後述する強制吐出処理においては、ブラック用(モノクロ用)の現像ローラ53Kのみが感光体ドラム51Kに接触し、その他の3色の現像ローラ53Y,53M,53Cは、対応する感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間するようになっている。さらに、後述する回収処理においては、すべての現像ローラ53K,53Y,53M,53Cは、それぞれ対応する感光体ドラム51K,51Y,51M,51Cから離間するようになっている。
図1に示すように、回収ローラ55は、各感光体ドラム51に対応するように各感光体ドラム51に隣接して複数設けられている。回収ローラ55には、トナーとは逆極性の回収電圧が印加されるようになっており、これにより、感光体ドラム51上に付着するトナーを回収ローラ55で回収することが可能となっている。また、回収ローラ55には、トナーと同極性の吐出電圧が印加されるようになっており、これにより、回収ローラ55で保持したトナーを感光体ドラム51に吐き出す(移動させる)ことが可能となっている。
転写ユニット70は、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、ベルト73と、転写ローラ74とを備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に無端状のベルトからなるベルト73が張設されている。ベルト73は、その外側の面として、各感光体ドラム51に接触するベルト面73Aを有し、当該ベルト面73Aが各感光体ドラム51の配列方向に沿って移動するように、駆動ローラ71によって回転するようになっている。また、ベルト73の内側には、各感光体ドラム51との間でベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光体ドラム51に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写電圧が掛けられる。
クリーニング装置10は、ベルト73に摺接して、ベルト73上に付着したトナー等を回収する装置であり、ベルト73の下方に対向して配置されている。クリーニング装置10は、クリーニングローラ11と、摺接ローラ12と、ブレード13と、廃トナー収容器14と、バックアップローラ15とを備えている。
バックアップローラ15は、ベルト73の内側に配置されている。クリーニングローラ11は、ベルト73の外側に配置され、バックアップローラ15との間でベルト73を挟んでいる。クリーニングローラ11のベルト73と接触する部分の移動方向と、ベルト73のクリーニングローラ11と接触する部分の移動方向は、逆方向となっている。クリーニングローラ11は、バックアップローラ15との間にクリーニング電圧が印加されることで、ベルト73上のトナーを回収可能となっている。
摺接ローラ12は、クリーニングローラ11に摺接するローラであり、クリーニングローラ11上に付着したトナーを回収している。そして、摺接ローラ12上のトナーは、当該摺接ローラ12に摺接するように配置されたブレード13によって削り取られて、廃トナー収容器14内に入り込むようになっている。
定着装置80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、カラーモードの場合、まず、各感光体ドラム51の表面が、帯電器52により帯電された後、各LEDユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、静電潜像に現像ローラ53よりトナーが供給されることで、感光体ドラム51上にトナー像が担持される。
ベルト73上に供給された用紙Pが各感光体ドラム51とベルト73の内側に配置される各転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着装置80の出口から上方に向かって延び、前方に反転するように形成された排紙側搬送経路91と、用紙Pを搬送する複数対の搬送ローラ92とを備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって排紙側搬送経路91を搬送され、本体筐体2の外部に排出されて排紙トレイ4に蓄積される。
以下に、制御部100について詳細に説明する。
制御部100は、CPU、ROM、RAMなどを有し、予め用意されたプログラムに従い、印刷ジョブの受信、給紙部20、画像形成部30、排紙部90および接離機構110の制御を行うように構成されている。
なお、本実施形態では、ブラックに対応した各部材の名称に「第1」を付して第1部材と称し、その他の色の各部材の名称に「第2」を付して第2部材と称することとする。例えば、ブラックに対応した感光体ドラム51Kを、第1感光体ドラム51Kと称し、その他の色の感光体ドラム51Y,51M,51Cを、それぞれ第2感光体ドラム51Y,51M,51Cとも称する。
制御部100は、非画像形成時に、第1現像ローラ53K上のトナーを第1感光体ドラム51K上に吐き出し、第1現像ローラ53Kから吐き出されたトナーを第1感光体ドラム51Kおよびベルト73を介してクリーニング装置10に移動させる強制吐出処理を実行可能となっている。そして、制御部100は、強制吐出処理を、第2現像ローラ53Y,53M,53Cが第2感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間しているときに実行するように構成されている。
また、制御部100は、第1現像ローラ53Kが新品状態であるときからのトナーの消費量が所定の閾値以上になった場合に、強制吐出処理を実行するように構成されている。本実施形態では、制御部100は、トナーの消費量として印刷ジョブで指定されている印刷枚数を利用しており、第1現像ローラ53Kが新品状態であるときからの印刷枚数(以下、「累積印刷枚数」という。)が、所定の閾値以上になった場合に、強制吐出処理を実行する。つまり、制御部100は、印刷ジョブで指定されている印刷枚数に基づいて、トナーの消費量を推定している。
制御部100は、本体筐体2に装着されたプロセスカートリッジ50が新品であるか否かを判断する新品検知処理を実行可能となっている。詳しくは、本体筐体2は、プロセスカートリッジ50が新品であるか否かや、プロセスカートリッジ50のタイプが大容量のタイプであるか否かを検知するセンサSEを備えている。
制御部100は、センサSEからの情報に基づいて、所定の色に対応したプロセスカートリッジ50が新品であると判断した場合には、所定の色に対応した累積印刷枚数を0にリセットするように構成されている。なお、新品検知処理は、例えば、不可逆的に移動する突起をプロセスカートリッジ50に設け、この突起が、本体筐体2内の検知レバーを押しているか否かを光センサであるセンサSEで検出することで行ってもよいし、プロセスカートリッジ50に設けたICチップ内の情報をセンサSEで検出することで行ってもよい。同様に、プロセスカートリッジ50が大容量タイプであるかの判断は、不可逆的に移動する突起で検知レバーを押す時間をプロセスカートリッジ50のタイプに応じて設定しておき、この時間に基づいてタイプを判断してもよいし、ICチップ内の情報をセンサSEで検出することで行ってもよい。
また、制御部100は、印刷ジョブを受信した後、印刷を実行する前に、強制吐出処理を実行するように構成されている。
また、制御部100は、強制吐出処理において第1回収ローラ55Kおよび第2回収ローラ55Y,55M,55Cでトナーを回収するとともに、印刷時にも第1回収ローラ55Kおよび第2回収ローラ55Y,55M,55Cでトナーを回収するように構成されている。そして、制御部100は、第1回収ローラ55Kおよび第2回収ローラ55Y,55M,55Cで回収したトナーを、第1感光体ドラム51K、第2感光体ドラム51Y,51M,51C上およびベルト73を介してクリーニング装置10に移動させる回収処理を、印刷の終了後に実行するように構成されている。
次に、制御部100の動作について詳細に説明する。
制御部100は、印刷ジョブを受信すると、図3に示す処理を実行する。ここで、印刷ジョブを受信する前の待機状態においては、すべての現像ローラ53が対応する感光体ドラム51から離間した状態になっている。
図3に示す処理において、制御部100は、まず、強制吐出処理を実行するためのパージフラグFpが1であるか否かを判断する(S1)。ステップS1においてFp=1であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、強制吐出処理を実行する(S2)。なお、強制吐出処理については後で詳述する。
ステップS2の後、制御部100は、パージフラグFpを0にリセットする(S3)。ステップS3の後、または、ステップS1でNoと判断した場合には、制御部100は、RAMなどの本体メモリに記憶されている累積印刷枚数を取得する(S4)。
ステップS4の後、制御部100は、累積印刷枚数が第一所定枚数であるか否かを判断する(S5)。ステップS5において累積印刷枚数が第一所定枚数でないと判断した場合には(No)、制御部100は、累積印刷枚数が、第一所定枚数よりも少ない第二所定枚数であるか否かを判断する(S6)。
ステップS6において累積印刷枚数が第二所定枚数でないと判断した場合には(No)、制御部100は、累積印刷枚数が、第二所定枚数よりも少ない第三所定枚数であるか否かを判断する(S7)。ここで、第一所定枚数、第二所定枚数および第三所定枚数は、それぞれ強制吐出処理を実行するための閾値であり、第一所定枚数と第二所定枚数との差、および、第二所定枚数と第三所定枚数との差は、同じ枚数となっている。例えば、第一所定枚数、第二所定枚数および第三所定枚数は、1350枚、900枚、450枚と設定することができる。
ステップS5~S7のいずれかにおいてYesと判断した場合、つまり累積印刷枚数が閾値に達したと判断した場合には、制御部100は、強制吐出処理を実行するためのパージフラグFpを1に設定した後(S8)、1ページ分の印刷を実行する(S9)。ステップS7においてNoと判断した場合、つまり累積印刷枚数が閾値と一致しないと判断した場合には、制御部100は、ステップS8の処理を飛ばして、ステップS9の処理に移行する。
なお、ステップS9において印刷ジョブでモノクロモードが指定されている場合には、制御部100は、ブラックの第1現像ローラ53Kのみを第1感光体ドラム51Kに圧接し、他の第2現像ローラ53Y,53M,53Cは第2感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間した状態のままにしておく。また、ステップS9において印刷ジョブでカラーモードが指定されている場合には、すべての現像ローラ53を対応する感光体ドラム51に圧接させる。
また、ステップS9では、制御部100は、印刷に用いる色に応じた現像ローラ53、帯電器52、転写ローラ74などに印刷に適した電圧を印加する他、各回収ローラ55に回収電圧を印加するとともに、バックアップローラ15とクリーニングローラ11間に所定の第1電流が流れるようにクリーニング電圧を印加する。これにより、印刷時において、各回収ローラ55で各感光体ドラム51上のトナーが回収されるとともに、ベルト73上に誤って付着したトナーがクリーニング装置10で回収される。
ステップS9において1枚分の印刷を実行した後、制御部100は、累積印刷枚数をカウントアップする(S10)。ステップS10の後、制御部100は、印刷ジョブで指定されている印刷枚数分の印刷が終了したか否かを判断する(S11)。
ステップS11において印刷が終了していないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS4の処理に戻る。ステップS11において印刷が終了したと判断した場合には(Yes)、制御部100は、回収処理を実行した後(S12)、本制御を終了する。なお、回収処理については後で詳述する。
図4に示す強制吐出処理において、制御部100は、まず、ブラックの第1現像ローラ53Kのみを第1感光体ドラム51Kに圧接し(S21)、他の第2現像ローラ53Y,53M,53Cは第2感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間した状態のままにしておく。ステップS21の後、制御部100は、ブラックの第1感光体ドラム51Kを印刷時と同じ第1表面電位に帯電し、その他の第2感光体ドラム51Y,51M,51Cを第1表面電位よりも小さな第2表面電位に帯電させる(S22)。詳しくは、ステップS22において、制御部100は、ブラックの第1帯電器52Kに印刷時と同じ第1帯電電圧を印加するとともに、その他の第2帯電器52Y,52M,52Cに第1帯電電圧よりも小さな第2帯電電圧を印加する。
なお、第1帯電電圧は、例えば第1帯電器52Kに流れる電流が230μAとなるような電圧にすることができ、第2帯電電圧は、例えば第2帯電器52Y,52M,52Cに流れる電流が55μAとなるような電圧にすることができる。
ステップS22の後、制御部100は、各回収ローラ55に印刷時と同じ回収電圧を印加する(S23)。ここで、回収電圧は、回収ローラ55に300μAの電流が印刷時と同じ向きに流れるような電圧とすることができる。
ステップS23の後、制御部100は、バックアップローラ15とクリーニングローラ11間に印刷時の第1電流よりも大きな第2電流が流れるようにクリーニング電圧を印加する(S24)。ここで、第1電流は、例えば20μAとすることができ、第2電流は、例えば30μAとすることができる。
なお、バックアップローラ15とクリーニングローラ11間の電流を第2電流とするときには、バックアップローラ15とクリーニングローラ11の回転速度を印刷時よりも大きくするとよい。例えば、回転速度を、印刷時の2倍としてもよい。このように、バックアップローラ15とクリーニングローラ11間の電流を第2電流とし、バックアップローラ15とクリーニングローラ11の回転速度を印刷時よりも大きくすることで、トナーの回収能力を上げることができるので、印刷処理開始までの待ち時間を短くすることが可能となっている。
ステップS24の後、制御部100は、各感光体ドラム51やベルト73などの駆動を開始する(S25)。ステップS25の後、ブラックの第1現像ローラ53Kに印刷時と同じ現像電圧を印加するとともに、ブラックの第1感光体ドラム51Kを露光する(S26)。なお、現像電圧は、例えば250~500Vに設定することができる。
ステップS26における露光処理において、制御部100は、主走査方向において印刷可能領域の全幅を露光する。つまり、制御部100は、第1感光体ドラム51K上に、印刷可能領域(画像形成範囲)の一端から他端までにわたる幅の静電潜像を形成する。また、制御部100は、露光処理において、印刷可能領域の全幅にわたる静電潜像を、第1感光体ドラム51Kの回転方向(副走査方向)において所定長さで1つ形成する。
そして、このような複数の静電潜像に第1現像ローラ53Kからトナーが供給されることで、第1感光体ドラム51K上に、印刷可能領域の一端から他端までにわたる幅の1つのトナー像が、第1感光体ドラム51Kの回転方向において所定長さで形成される。また、制御部100は、第1感光体ドラム51K上に形成される複数のトナー像の回転方向における長さが、第1現像ローラ53Kの周長の自然数倍となるように、露光処理を実行する。具体的には、例えば第1現像ローラ53Kの周長が30mmである場合には、トナー像の回転方向における長さは、例えば、120mm(4周分)、150mm(5周分)、・・・、240mm(8周分)とすることができる。
また、制御部100は、露光処理において、第1LEDユニット40Kからの光を、印刷可能領域の一端から他端までにわたって連続して出射している。これにより、強制吐出処理においては、濃度が100%のトナー像を第1感光体ドラム51K上に形成される。
ステップS26の後、制御部100は、ブラックの第1転写ローラ74Kに印刷時と同じ第1転写電圧を印加する(S27)。これにより、第1感光体ドラム51K上に形成された複数のトナー像がベルト73上に転写される。
ステップS27の後、制御部100は、ベルト73の駆動開始から所定時間が経過したか否かを判断する(S28)。ここで、所定時間は、ベルト73上に転写された複数のトナー像がそれぞれクリーニングローラ11を2回通過できるような時間に設定されている。これにより、制御部100は、強制吐出処理において、第1感光体ドラム51Kからベルト73上に移動させたトナー像が、クリーニング装置10を2回通過するまで、ベルト73を回転させている。
ステップS28においてベルト73の駆動開始から所定時間が経過していないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS28の処理を繰り返す。ステップS28においてベルト73の駆動開始から所定時間が経過したと判断した場合には(Yes)、制御部100は、各感光体ドラム51やベルト73などの駆動を停止する(S29)。ステップS29の後、制御部100は、各部材に印加した各印加電圧をOFFにする(S30)。ステップS30の後、制御部100は、ブラックの第1現像ローラ53Kを第1感光体ドラム51Kから離間させて(S31)、本制御を終了する。
図5に示す回収処理において、制御部100は、まず、印刷時に駆動していた各感光体ドラム51やベルト73などの駆動を停止する(S41)。ステップS41の後、制御部100は、各現像ローラ53を各感光体ドラム51から離間する(S42)。
ステップS42の後、制御部100は、各感光体ドラム51やベルト73などの駆動を開始する(S43)。ステップS43の後、制御部100は、各回収ローラ55に吐出電圧を印加する(S44)。これにより、各回収ローラ55で保持していたトナーが、各感光体ドラム51上に吐き出される。ここで、吐出電圧は、回収ローラ55に300μAの電流が印刷時とは逆向きに流れるような電圧とすることができる。
ステップS44の後、制御部100は、各転写ローラ74に、印刷時の第1転写電圧よりも小さな第2転写電圧を印加する(S45)。ここで、第1転写電圧は、例えば転写ローラに15μAの電流が流れるような電圧とすることができ、第2転写電圧は、例えば転写ローラに8μAの電流が流れるような電圧とすることができる。
ステップS45の後、制御部100は、ベルト73の駆動開始から所定時間が経過したか否かを判断する(S46)。ここで、所定時間は、ベルト73上に転写された複数のトナー像がそれぞれクリーニングローラ11を2回通過できるような時間に設定されている。
ステップS46においてベルト73の駆動開始から所定時間が経過していないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS46の処理を繰り返す。ステップS46においてベルト73の駆動開始から所定時間が経過したと判断した場合には(Yes)、制御部100は、各感光体ドラム51やベルト73などの駆動を停止する(S47)。ステップS47の後、制御部100は、各部材に印加した各印加電圧をOFFにして(S48)、本制御を終了する。
また、制御部100は、図6に示すような累積印刷枚数をリセットするためのリセット処理を実行可能となっている。制御部100は、アッパーカバー3が閉じられていることを検知する図示せぬ開閉センサからの情報に基づいて、アッパーカバー3が閉じられていない場合に、リセット処理を開始する。言い換えると、制御部100は、アッパーカバー3が開くと、リセット処理を開始する。
図6に示すリセット処理において、制御部100は、まず、アッパーカバー3が閉じられたか否かを判断する(S61)。詳しくは、制御部100は、アッパーカバー3が閉じられていることを検知する図示せぬ開閉センサからの情報に基づいて、ステップS61の処理を実行する。
ステップS61においてアッパーカバー3が閉じられていないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS61の処理を繰り返す。ステップS61においてアッパーカバー3が閉じられたと判断した場合には(Yes)、制御部100は、新品検知処理を各プロセスカートリッジ50に対して実行する(S62)。ステップS62の後、制御部100は、複数のプロセスカートリッジ50の少なくとも1つが新品であるか否かを判断する(S63)。
ステップS63において所定の色のプロセスカートリッジ50が新品であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、所定の色に対応した本体メモリ内の累積印刷枚数をリセットする(S64)。ステップS64の後、または、ステップS63ですべてのプロセスカートリッジ50が新品でないと判断した場合には(No)、制御部100は、本制御を終了する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
第2現像ローラ53Y,53M,53Cが第2感光体ドラム51Y,51M,51Cから離間しているときに、第1現像ローラ53K上のトナーをクリーニング装置10で回収する強制吐出処理を実行するので、第1現像ローラ53Kから第1感光体ドラム51Kを介してベルト73上に移動したトナーが、他の色の第2感光体ドラム51Y,51M,51Cを介して第2現像ローラ53Y,53M,53Cに移動するのを抑えることができる。そのため、強制吐出処理において、第2現像ローラ53Y,53M,53C上で異なる色のトナーが混ざるのを抑えることができる。
強制吐出処理において、第2帯電器52Y,52M,52Cに印加する第2帯電電圧を、第1帯電器52Kに印加する第1電圧よりも小さくするので、例えば強制吐出処理において各帯電器に同じ帯電電圧を印加する方法と比べ、消費電力を小さく抑えることができる。
強制吐出処理において各回収ローラ55に印刷時と同じ回収電圧を印加するので、印刷時と同様の回収能力で各感光体ドラム51上のトナーを各回収ローラ55で回収することができる。
強制吐出処理において第1感光体ドラム51Kからベルト73上に移動させたトナー像がクリーニング装置10を2回通過するまでベルト73を回転させるので、強制吐出処理においてベルト73上のトナー像をクリーニング装置10で良好に除去することができる。
強制吐出処理においてバックアップローラ15とクリーニングローラ11間に流れる電流を印刷時よりも大きくすることで、クリーニング装置10でのトナーの回収能力を印刷時よりも高くすることができるので、強制吐出処理においてベルト73上のトナーを良好に除去することができる。
回収処理を印刷の終了後に実行するので、強制吐出処理と印刷の実行によってベルト73に残ったトナーを1回の回収処理でまとめてクリーニング装置10で回収することができる。そのため、例えば強制吐出処理後にも回収処理を実行する場合と比較して、回収処理の回数を減らし、印刷開始までの時間を短縮することができる。
強制吐出処理において、第1感光体ドラム51K上に、印刷可能領域の一端から他端までにわたる幅の複数のトナー像を、第1感光体ドラム51Kの回転方向において間隔を空けて形成するので、例えば第1感光体ドラムの回転方向に長い1つのトナー像をクリーニング装置10で回収する構成と比べ、1つのトナー像の長さを短くすることができる。そのため、長さの短いトナー像をクリーニング装置10によって1つずつ確実に回収することができるので、クリーニング装置10でのトナーの回収漏れを抑えることができる。
強制吐出処理において第1感光体ドラム51K上に形成する複数のトナー像の回転方向における長さの合計を、第1現像ローラ53Kの周長の自然数倍とするので、第1現像ローラ53K上の劣化したトナーを十分吐出することができる。詳しくは、例えば複数のトナー像の回転方向における長さの合計が第1現像ローラの周長とは異なる長さの自然数倍の場合には、第1現像ローラ上のトナーの表面に段差が生じて、劣化したトナーが残る可能性があるが、前述した長さとすることで、劣化したトナーが残るのを抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造や処理には同一の符号を付し、その説明は省略する。
制御部100は、用紙Pに形成するトナーの濃度を補正する濃度補正処理を実行する機能を有していてもよい。ここで、濃度補正処理は、ベルト73上にテスト用のトナー像を形成し、このテスト用のトナー像の濃度を光センサによって検出し、その検出結果に基づいて、現像電圧や帯電電圧などを補正する処理である。この濃度補正処理では、感光体ドラム51上にテスト用のトナー像に対応した静電潜像を形成し、この静電潜像に現像ローラ53上のトナーを供給することで、感光体ドラム51上にテスト用のトナー像が形成される。そして、感光体ドラム51上のテスト用のトナー像は、転写ローラ74によってベルト73上に転写される。
このような濃度補正処理を実行可能な制御部100は、図7に示すように、濃度補正処理および強制吐出処理を実行するタイミングが重なったときには、強制吐出処理を濃度補正処理よりも先に実行するように構成されるのが望ましい。以下に、図7の処理について詳細に説明する。なお、図7の処理は、前述した図3の各処理(S1~S12)に、新たな処理(S71~S75)を加えたものである。前述したステップS1~S12については説明を適宜省略する。また、ステップS5~S10については、図示も省略する。
図7に示すように、制御部100は、ステップS1においてパージフラグFpが1であると判断した場合には(Yes)、濃度補正処理を実行するための濃度補正フラグFcが1であるか否かを判断する(S71)。ここで、濃度補正フラグFcは、例えば累積印刷枚数が、濃度補正用の閾値以上になった場合に1に設定される。
ステップS71においてFc=1でないと判断した場合には(No)、制御部100は、前述したステップS2,S3の処理を実行して、前述したステップS4の処理に移行する。ステップS71においてFc=1であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、ステップS2と同様の強制吐出処理を実行する(S72)。
ステップS72の後、制御部100は、濃度補正処理を実行する(S73)。ステップS73の後、制御部100は、各フラグFp,Fcを0にリセットして(S74)、前述したステップS4の処理に移行する。
ステップS1においてFp=1でないと判断した場合には(No)、制御部100は、濃度補正フラグFcが1であるか否かを判断する(S75)。ステップS75においてFc=1であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、濃度補正処理を実行する(S73)。ステップS75においてFc=1でないと判断した場合には(No)、制御部100は、前述したステップS4の処理に移行する。
以上、図7の形態によれば、濃度補正処理および強制吐出処理を実行するタイミングが重なったときには(S1:Yes,S71:Yes)、強制吐出処理が濃度補正処理よりも先に実行されるので(S72,S73)、濃度補正処理において劣化したトナーが使用されずに済み、濃度補正を良好に行うことができる。
制御部100は、1つの印刷ジョブ当たりの印刷枚数である平均印刷枚数が少ないほど、強制吐出処理の頻度を高くするように構成されていてもよい。詳しくは、制御部100は、1つの印刷ジョブ当たりの印刷枚数である平均印刷枚数が規定値以下である場合には、平均印刷枚数が規定値より多い場合に比べ、強制吐出処理の頻度を高くするように構成されていてもよい。また、制御部100は、1つの印刷ジョブ当たりの印刷枚数である平均印刷枚数が規定値未満である場合には、平均印刷枚数が規定値以上の場合に比べ、強制吐出処理の頻度を高くするように構成されていてもよい。ここで、平均印刷枚数は、累積印刷枚数を累積の印刷ジョブの数で割ることで算出することができる。
具体的には、制御部100は、例えば図8(a)に示すような処理を実行するように構成されている。なお、図8(a)の処理は、前述した図3の各処理(S1~S12)に、新たな処理(S81,S82)を加えたものである。前述したステップS1~S12については説明を適宜省略する。また、ステップS5~S10については、図示も省略する。
図8(a)に示すように、制御部100は、ステップS1でNoと判断した場合、または、ステップS3の後、1つの印刷ジョブ当たりの印刷枚数である平均印刷枚数を算出して取得する(S81)。ステップS81の後、制御部100は、平均印刷枚数に基づいて、強制吐出処理を実行するための閾値(前述した第一所定枚数、第二所定枚数および第三所定枚数)を設定する(S82)。ステップS82の後、制御部100は、前述したステップS4の処理に移行する。
詳しくは、ステップS82において、制御部100は、図8(b)に示すマップを参照して、閾値を設定する。マップは、各閾値と平均印刷枚数Apとの関係を示すマップである。このマップでは、平均印刷枚数Apが2枚未満である場合、各所定枚数が400枚置きに設定されている。詳しくは、平均印刷枚数Apが2枚未満である場合、第一所定枚数が1200枚、第二所定枚数が800枚、第三所定枚数が400枚に設定されている。
また、平均印刷枚数Apが2枚以上、5枚未満である場合、各所定枚数は450枚置きに設定されている。詳しくは、2≦Ap<5の場合、第一所定枚数がAp<2の場合よりも多い1350枚に設定され、第二所定枚数がAp<2の場合よりも多い900枚に設定され、第三所定枚数がAp<2の場合よりも多い450枚に設定されている。
平均印刷枚数Apが5枚以上である場合、各所定枚数は500枚置きに設定されている。詳しくは、5≦Apの場合、第一所定枚数が2≦Ap<5の場合よりも多い1500枚に設定され、第二所定枚数が2≦Ap<5の場合よりも多い1000枚に設定され、第三所定枚数が2≦Ap<5の場合よりも多い500枚に設定されている。
以上、図8の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
平均印刷枚数が規定値以下と少ない場合には、第1現像ローラ53K上のトナーが劣化しやすい。そのため、平均印刷枚数が規定値以下である場合(例えばAp<2の場合)に、平均印刷枚数が規定値より多い場合(例えば2≦Ap<5の場合)に比べ、強制吐出処理を実行するための閾値(例えば第三所定枚数)を小さくして、強制吐出処理の頻度を高くすることで、劣化したトナーを迅速に回収することができる。
以下に、平均印刷枚数が規定値以下と少ない場合に第1現像ローラ53K上のトナーが劣化しやすくなる理由について説明する。
図3に示す処理において、制御部100は、まず、ステップS1の前に、印刷準備動作を実行する。印刷準備動作において、制御部100は、モータの回転開始、定着装置80のヒータの予熱、画像データのデータ処理等を行う。制御部100がモータの回転を開始させると、感光体ドラム51、現像ローラ53、供給ローラ56などが回転させられる。このとき、トナー収容室54に収容されたトナーが供給ローラ56の表面に担持される。そして、トナーは、供給ローラ56から現像ローラ53へ移動させられる。
印刷準備動作や印刷の際、現像ローラ53上のトナーは、層厚規制ブレード57および供給ローラ56もしくは感光体ドラム51により物理的に作用されることで、摩耗し、劣化する。
ここで、平均印刷枚数が規定値以下と少ない場合とは、現像ローラ53の全回転数(印刷ジョブを受信してから印刷が終了して回収処理が終了するまでの回転数)のうち、印刷準備動作における現像ローラ53の回転数の占める割合が所定割合以上になる場合であり、トナーは、印刷に使用されないまま、現像ローラ53上に残り、層厚規制ブレード57および供給ローラ56もしくは感光体ドラム51により物理的に作用されることで、摩耗し、劣化する。
平均印刷枚数が規定値より多い場合とは、現像ローラ53の全回転数のうち、印刷準備動作における現像ローラ53の回転数の占める割合が所定割合未満となる場合であり、トナーは、印刷に使用されないまま、現像ローラ53上に残り、層厚規制ブレード57および供給ローラ56もしくは感光体ドラム51により物理的に作用されることで、摩耗し、劣化する。しかし、平均印刷枚数が規定値より多い場合においては、平均印刷枚数が規定値以下と少ない場合より、摩耗し、劣化する前に、トナーが印刷に使用される可能性は、高い。
そのため、平均印刷枚数が規定値以下と少ない場合には、第1現像ローラ53K上のトナーが劣化しやすくなるものと考えられる。
なお、図8の形態では、強制吐出処理の頻度を高くする方法として、強制吐出処理を実行するための閾値を小さくする方法を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。強制吐出処理の頻度を高くする方法としては、例えば、平均印刷枚数が規定値以下である場合には、平均印刷枚数が規定値より多い場合に比べ、強制吐出処理の実行回数を増やしてもよい。具体的には、例えば、図8(b)に示すマップにおいて、Ap<2の場合には、新たな閾値として第四所定枚数(例えば600枚)などを追加して、4つ以上の閾値を用意しておき、2≦Ap<5の場合には3つの閾値だけ設定しておけばよい。
制御部100は、センサSEからの情報に基づいて、ブラックのプロセスカートリッジ50Kのタイプが大容量タイプであると判断した場合には、プロセスカートリッジ50Kのタイプが大容量タイプでないと判断した場合よりも、強制吐出処理の実行回数が多くなるように構成されていてもよい。
ここで、大容量タイプであるかの判断は、判断対象となるプロセスカートリッジ50Kを、他のプロセスカートリッジ50Kと比較することで判断すればよい。例えば、カラープリンタ1で使用される複数種類のプロセスカートリッジ50Kとして、50gのトナーが収容されたAタイプと、100gのトナーが収容されたBタイプと、150gのトナーが収容されたCタイプがある場合には、以下のように判断することができる。
制御部100は、プロセスカートリッジ50KのタイプがBタイプであると判断した場合には、Aタイプよりも大容量タイプであると判断して、Aタイプであると判断した場合よりも強制吐出処理の実行回数を多くする。また、制御部100は、プロセスカートリッジ50KのタイプがCタイプであると判断した場合には、Bタイプよりも大容量タイプであると判断して、Bタイプであると判断した場合よりも、強制吐出処理の実行回数を多くする。
なお、プロセスカートリッジ50Kの種類は、4種類以上である場合も同様に行えばよい。以下に、図9を参照して、プロセスカートリッジ50Kのタイプに応じた制御を説明する。なお、図9においては、便宜上、プロセスカートリッジ50Kのタイプが大容量タイプと、大容量タイプでないタイプの2種類のタイプに応じた制御について説明する。
なお、図9の処理は、前述した図3の各処理(S1~S12)に、新たな処理(S91~S94)を加えたものである。前述したステップS1~S12については説明を適宜省略する。また、ステップS9~S10については、図示も省略する。
図9に示すように、制御部100は、印刷ジョブを受信すると(START)、まず、ブラックのプロセスカートリッジ50Kが大容量タイプであるか否かを判断する(S91)。ステップS91において大容量タイプであると判断した場合には(Yes)、制御部100は、大容量タイプであることを示す大容量フラグFbを1に設定する(S92)。
ステップS91において大容量タイプでないと判断した場合には(No)、制御部100は、大容量フラグFbを0に設定する(S93)。ステップS92またはステップS93の後、制御部100は、前述したステップS1の処理に移行する。その後、制御部100は、ステップS1~S4の処理を前記実施形態と同様に行う。
ステップS4の後、制御部100は、大容量フラグFbが1であるか否かを判断する(S94)。ステップS94においてFb=1であると判断した場合には(Yes)、制御部100は、ステップS5に移行して、累積印刷枚数が第一所定枚数に達したか否かを判断する。ステップS94においてFb=1でないと判断した場合には(No)、制御部100は、ステップS5の処理を飛ばして、ステップS6に移行し、累積印刷枚数が第二所定枚数に達したか否かを判断する。つまり、制御部100は、プロセスカートリッジ50Kが大容量タイプである場合には、強制吐出処理を実行するための閾値として3つの閾値を利用するが、プロセスカートリッジ50Kが大容量タイプでない場合には、2つの閾値(第二、第三所定枚数)しか利用しないようになっている。これにより、プロセスカートリッジ50Kのタイプが大容量タイプである場合には、プロセスカートリッジ50Kのタイプが大容量タイプでない場合よりも、強制吐出処理の実行回数が多くなっている。
以上、図9の形態によれば、プロセスカートリッジ50の容量に応じて適切に強制吐出処理を行うことができる。
前記実施形態では、現像剤の消費量として印刷枚数を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、画像のドット数を現像剤の消費量として利用してもよい。また、現像剤の消費量を、第1現像ローラが新品状態であるときからの消費量(累積印刷枚数)としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、強制吐出処理を前回実行してからの現像剤の消費量であってもよい。この場合、強制吐出処理を実行するための閾値は、変更せずに1つの閾値に設定すればよい。詳しくは、第1現像ローラが新品状態であるときからの消費量を累積していって閾値と比較し、消費量が閾値に達して強制吐出処理を実行したら、消費量を0にリセットし、再度累積していけばよい。
前記実施形態では、強制吐出処理を印刷ジョブの受信後で、かつ、印刷の実行前に実行したが、本発明はこれに限定されず、例えば、印刷の実行後で、かつ、回収処理の前に強制吐出処理を実行してもよい。
前記実施形態では、強制吐出処理において、第1感光体からベルト上に移動させた現像剤がクリーニング装置を2回通過したときにベルトの回転を停止したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ベルトの停止タイミングを決めるための現像剤のクリーニング装置に対する通過回数は、1回であってもよく、3回以上であってもよい。ただし、通過回数は、少なくとも2回とするのが望ましい。
前記実施形態では、感光体として感光体ドラム51を例示したが、本発明はこれに限定されず、感光体は、例えばベルト状の感光体であってもよい。
前記実施形態では、ブラックの色に対応した感光体、現像ローラを、第1感光体、第1現像ローラとしたが、本発明はこれに限定されず、ブラック以外の色に対応した感光体、現像ローラを、第1感光体、第1現像ローラとし、その他の色に対応した感光体、現像ローラを、第2感光体、第2現像ローラとしてもよい。また、感光体等の数は、4つに限らず、いくつであってもよい。
感光体を露光する露光部材は、LEDユニット40に限らず、例えばレーザ光を出射するスキャナなどであってもよい。
前記実施形態では、LEDユニット40などを備えたカラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば前記実施形態とは異なる構成のカラープリンタ、複写機、複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、露光処理において、印刷可能領域の全幅にわたる静電潜像を1つだけ形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御部100は、露光処理において、印刷可能領域の全幅にわたる静電潜像を、第1感光体ドラム51Kの回転方向(副走査方向)において間隔を空けて複数形成してもよい。
そして、このような複数の静電潜像に第1現像ローラ53Kからトナーが供給されることで、第1感光体ドラム51K上に、印刷可能領域の一端から他端までにわたる幅の複数のトナー像が、第1感光体ドラム51Kの回転方向において間隔を空けて形成されてもよい。この場合、制御部100は、第1感光体ドラム51K上に形成される複数のトナー像の回転方向における長さの合計が、第1現像ローラ53Kの周長の自然数倍となるように、露光処理を実行するとよい。具体的には、例えば第1現像ローラ53Kの周長が30mmである場合には、複数のトナー像の回転方向における長さの合計は、例えば、120mm(4周分)、150mm(5周分)、・・・、240mm(8周分)とすることができる。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 カラープリンタ
10 クリーニング装置
51K 第1感光体ドラム
51Y 第2感光体ドラム
53K 第1現像ローラ
53Y 第2現像ローラ
73 ベルト
100 制御部

Claims (15)

  1. 第1感光体と、
    前記第1感光体に現像剤を供給する第1現像ローラと、
    前記第1感光体上の現像剤を回収する第1回収部材と、
    第2感光体と、
    前記第2感光体に接離可能であり、前記第2感光体に現像剤を供給する第2現像ローラと、
    前記第2感光体上の現像剤を回収する第2回収部材と、
    前記第1感光体および前記第2感光体に接触するベルトと、
    前記ベルト上の現像剤を回収するクリーニング装置と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    非画像形成時に、前記第1現像ローラ上の現像剤を前記第1感光体上に吐き出し、前記第1現像ローラから吐き出された現像剤を前記第1感光体および前記ベルトを介して前記クリーニング装置に移動させる強制吐出処理を実行可能であり、
    前記強制吐出処理は、前記第2現像ローラが前記第2感光体から離間しているときに実行され
    前記制御部は、
    前記強制吐出処理において、前記第1回収部材によって前記第1感光体から現像剤を回収させ、前記第2回収部材によって前記第2感光体から現像剤を回収させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1感光体を帯電する第1帯電器と、
    前記第2感光体を帯電する第2帯電器と、を備え、
    前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記第2帯電器に印加する電圧を、前記第1帯電器に印加する電圧よりも小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1感光体上の現像剤を回収する第1回収部材と、
    前記第2感光体上の現像剤を回収する第2回収部材と、を備え、
    前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記第1回収部材および前記第2回収部材に、印刷時と同じ電圧を印加することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第1現像ローラが新品状態であるときからの現像剤の消費量、または、前記強制吐出処理を前回実行してからの現像剤の消費量が所定の閾値以上になった場合に、前記強制吐出処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、印刷ジョブを受信した後、印刷を実行する前に、前記強制吐出処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記強制吐出処理において、濃度が100%の現像剤像を第1感光体上に形成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記第1感光体から前記ベルト上に移動させた現像剤が、前記クリーニング装置を2回通過するまで、前記ベルトを回転させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記クリーニング装置は、前記ベルトの内側に配置されるバックアップローラと、前記バックアップローラとの間で前記ベルトを挟むクリーニングローラとを備え、
    前記制御部は、前記強制吐出処理において、前記バックアップローラと前記クリーニングローラ間に流れる電流を、印刷時よりも大きくすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1感光体または前記第2感光体上に形成する現像剤像の濃度を補正する濃度補正処理を実行可能であり、
    前記濃度補正処理および前記強制吐出処理を実行するタイミングが重なったときには、前記強制吐出処理を前記濃度補正処理よりも先に実行することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 記制御部は、
    記第1回収部材および前記第2回収部材で回収した現像剤を、前記第1感光体、前記第2感光体および前記ベルトを介して前記クリーニング装置に移動させる回収処理を、印刷の終了後に実行することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、
    前記強制吐出処理において、前記第1感光体上に、画像形成範囲の一端から他端までにわたる幅の複数の現像剤像を、前記第1感光体の回転方向において間隔を空けて形成することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記複数の現像剤像の前記回転方向における長さの合計は、前記第1現像ローラの周長の自然数倍であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、印刷ジョブ当たりの現像剤の消費量である平均消費量が少ないほど、前記強制吐出処理の頻度を高くすることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1現像ローラに供給する現像剤を収容するカートリッジのタイプが大容量のタイプであるかを検知するセンサを備え、
    前記制御部は、カートリッジのタイプが大容量のタイプであると判断した場合には、前記カートリッジのタイプが大容量のタイプでないと判断した場合よりも、前記強制吐出処理の実行回数が多くなるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、印刷ジョブで指定されている印刷枚数に基づいて、前記現像剤の消費量を推定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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