JP4598155B1 - 路線バスの運賃精算システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ICカードやプリペイドカードを所持しない利用者が整理券なしで利用可能な路線バスの運賃精算システムを提供する。
【解決手段】利用者が乗車する際に乗車客証明装置22により利用者の生体情報を取得し、乗車停留所と関連づけ乗車客情報として記憶装置14に保存する。利用者が降車する際に利用者の生体情報を降車確認装置50により取得し、降車客の生体情報と、記憶装置14に保存されている乗車客の生体情報とを対比して降車客の乗車停留所を特定し、降車客の乗車停留所と降車停留所の情報と、記憶装置14に内蔵している乗車区間別の料金表を照らし合わせて、降車客が支払う運賃を算出し、その金額を運賃表示装置42に表示する。また、路線バス内に複数設置された運賃案内装置32によって、利用者が次の停留所または停車中の停留所で降車する場合の運賃を表示して、利用者自身の運賃を近くで確認できるようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は路線バスの運賃精算システムに関する。具体的には乗車区間の特定に利用者の生体情報を利用する、路線バスの運賃精算システムに関する。
路線バスの運賃精算の従来技術として、整理券発行方式がある。図6に、整理券発行方式による運賃精算システムを備えたバス100を示す。この方式では、利用者は停留所でバス100に乗車する際に、乗車口ドア102付近に設置された整理券発行装置110から停留所ごとの整理番号が印刷された整理券を取って乗車する。そして、利用者は停留所でバスから降車する前に、整理券の整理番号と、バス100の内部に設置された運賃表示装置120に整理券の整理番号ごとに料金が表示される料金表を見比べて運賃を確認する。そして、降車時にバスの運転席の近くに設置された運賃精算装置130の整理券自動読み取り器に整理券を投入し、必要に応じて運賃精算装置130の両替器で両替をして、乗車区間に応じた運賃を運賃精算装置130の料金投入口に投入する。そして、運賃精算装置130が整理券を読み取り、投入された金額を調べて、支払われた料金が適切か確認する。この方式では、整理券が乗車停留所を証明する機能を有している。
整理券発行方式は、運転手一人が乗務して、従来は車掌の業務であった運賃授受や発車時の安全確認等を運転手が兼務するワンマン運転の路線バスにおいて、運賃精算方式として普及している。
路線バスの運賃精算の従来技術には、整理券発行方式の他に、プリペイドカードやICカードを利用する方式がある。特許文献1には、利用者の乗車時にプリペイドカードを乗車口カード処理機に投入させて乗車停留所をプリペイドカードに記録し、利用者の降車時にはプリペイドカードを降車口カード処理機に投入させて乗車区間分の運賃をプリペイドカードの残高から差し引いて残高を書き換えるバス料金精算システムが記載されている。これは、プリペイドカードに乗車停留所証明機能を持たせたものといえる。
ICカードを利用する方式には事前に料金を支払いICカードに残高として記録し、運賃に応じて残高を減じる方式と、指定金融口座から運賃相当額を引き落とす方式があるが、いずれの方式も、ICカードに乗車停留所を記録して、乗車停留所証明機能を持たせている。
特開平10−162182号公報
しかしながら、整理券発行方式では、整理券発行装置で停留所ごとの整理番号を印刷しなければならず、整理券発行装置の機構が複雑なものとなる。そして、整理券は使い捨てとなってしまう。また、整理券自動読み取り機能のない運賃精算装置では、運転手は整理券と共に投入された運賃を整理券番号と対比して、適正な運賃が支払われたか監視する必要がある。
プリペイドカード方式やICカード方式では、整理券を使用せず、運賃は自動精算されるので、整理券発行方式で生ずるこれらの問題は解消する。しかし、ICカードやプリペイドカードを所持していない利用者のためには、整理券発行方式を併用して、整理券に乗車停留所証明機能を持たせて運賃精算をする必要があり、整理券を完全に無くすることはできない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ICカードやプリペイドカードを所持しない利用者が利用することができ、整理券を発行せずに運賃精算ができる、路線バスの運賃精算システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る路線バスの運賃精算システムは次の手段をとる。
本発明は、路線バスの運賃精算システムであって、
利用者が停留所で乗車する際に利用者の生体情報を乗車客生体情報として取得する乗車証明装置と、
取得した乗車客生体情報を乗車停留所と関連づけ乗車客情報として一時保存する乗車客情報保存装置と、
利用者が停留所で降車する際に利用者の生体情報を降車客生体情報として取得する降車確認装置と、
降車客生体情報と、一時保存されている乗車客情報に含まれる乗車客生体情報とを対比して降車客生体情報に対応する乗車客情報を特定して降車客の乗車停留所を特定し、降車客の乗車停留所と降車停留所の情報から降車客が支払う運賃を算出する運賃算出手段と、
前記運賃算出手段により算出された運賃を表示する運賃表示装置と、
路線バス内に複数設置され、それぞれ利用者確認装置及び運賃提示装置を備える運賃案内装置とを備え
前記利用者確認装置は、路線バスに乗車している利用者から生体情報を取得するように設けられ、
前記運賃算出手段は、前記利用者確認装置が生体情報を取得した際その生体情報と、一時保存されている乗車客情報に含まれる乗車客生体情報とを対比して、利用者の生体情報に対応する乗車客情報を特定して利用者の乗車停留所を特定し、該利用者の乗車停留所から次の停留所または停車中の停留所までの運賃を算出して前記運賃提示装置に表示することを特徴とする路線バスの運賃精算システムである。
この発明によれば、降車時に利用者から取得した生体情報と一時保存している乗車客情報に含まれる利用者の生体情報を比較して利用者の乗車停留所を特定し、降車客が支払う運賃を算出することができる。
よって、ICカードやプリペイドカードを所持しない利用者が利用することができ、整理券を発行せずに運賃精算ができる、路線バスの運賃精算システムを提供することができる。
利用者は乗車停留所を忘れてしまった場合でも、利用者確認装置と運賃提示装置を利用して、乗車停留所から次の停留所または停車中の停留所までの運賃を確認することができるので、予め小銭を手許に用意しておくことで運賃精算を円滑に行うことができる。しかも、利用者は複数ある運賃案内装置のうち近くにあるものによって自身の運賃を確認することができる。
実施例1における路線バスの運賃精算システムの構成および路線バス内での配置を示す図である。 実施例1における乗車証明装置の構成を示す図である。 実施例1における運賃一覧装置の構成を示す図である。 実施例1における運賃案内装置の構成を示す図である。 実施例1における運賃精算装置の構成を示す図である。 従来技術の整理券発行方式による運賃精算システムを備えたバスの側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
[運賃精算システムの構成]
初めに、本発明の実施例1における路線バスの運賃精算システム10の構成について図1〜図5を用いて説明する。図1に路線バス60に搭載された運賃精算システム10の構成および路線バス60内での配置を示す。図1(a)は、路線バス60の平面図における運賃精算システム10の配置を、図1(b)は、路線バス60の側面図における運賃精算システムの配置を示す。図1に示すとおり、運賃精算システム10は、路線バス60の乗車口62付近に設置される乗車証明装置20と、路線バス60の運転席の後方に設置される運賃一覧装置30と、路線バス60の座席の上部に設置される運賃案内装置32と、路線バス60の降車口64付近に設置される運賃精算装置40から構成されている。そして、乗車証明装置20、運賃一覧装置30および運賃案内装置32は運賃精算装置40に接続されている。なお、図1(b)では、運賃案内装置32の記載を一部省略している。
図2に乗車証明装置20の詳細な構成を示す。乗車証明装置20は乗車する利用者の手のひらの静脈情報を取得することのできる手のひら静脈センサ22と、路線バス60で利用できるICカードを読み書きできるICカードセンサ24を備えている。そして、手のひら静脈センサ22およびICカードセンサ24は、利用者がバスに乗車する際に無理なく手のひら又はICカードをかざすことができる高さに配置されている。
図3に運賃一覧装置30の詳細な構成を示す。運賃一覧装置30には、停留所単位で、次の停留所までの運賃が表示される枠を24個備えている。
図4に運賃案内装置32の詳細な構成を示す。運賃案内装置32は、路線バスの利用者が次の停留所または停車中の停留所で降車する場合の運賃を表示する運賃提示装置33と、路線バス60に乗車している利用者の手のひらの静脈情報を取得することのできる手のひら静脈センサ34を備えている。この手のひら静脈センサ34が本発明の利用者確認装置に相当する。
図5に運賃精算装置40の詳細な構成を示す。運賃精算装置40には、運賃精算システム10を制御するシステム制御装置12と記憶装置14が内蔵されている。この記憶装置14が本発明の乗車客情報保存装置に相当する。そして、運賃精算装置40は、降車する利用者が支払う運賃を表示する運賃表示装置42と、紙幣投入口44と、硬貨投入口46と、釣り銭支払い口48と、降車する利用者の手のひらの静脈情報を取得することのできる手のひら静脈センサ50と、路線バス60で利用することのできるICカードを読み書きできるICカードセンサ52を備えている。この紙幣投入口44、硬貨投入口46、および釣り銭支払い口48が本発明の運賃支払い装置を構成する。そして、手のひら静脈センサ50とICカードセンサ52が本発明の降車確認装置を構成する。
[運賃精算システムの動作]
次に、運賃精算システム10の動作について説明する。利用者は、停留所で路線バス60に乗車する際に、右手の手のひらを手のひら静脈センサ22にかざす。すると、手のひら静脈センサ22は、利用者の手のひらの静脈情報を取得し、システム制御装置12に乗車客生体情報として送信する。システム制御装置12は、手のひら静脈センサ22から送られてきた乗車客生体情報を利用者が乗車した停留所の情報と共に、記憶装置14に乗車客情報として保存する。
なお、手のひら静脈センサ22が手のひらの静脈情報を正常に取得できた時は、手のひら静脈センサ22が緑色で点滅し、利用者に手のひらの静脈情報が正常に取得できたことを知らせる構成とされている。手のひら静脈センサ34、手のひら静脈センサ50も同様の構成である。
路線バス60の運転席の後方に配置された運賃一覧装置30には、乗車中の利用者の乗車停留所ごとに、停留所の名称と、次の停留所または利用者の乗降のために停車中の停留所までの運賃が一覧表示されている。なお、乗車中の利用者が乗車した停留所以外の停留所は表示されない。一覧表示の表示欄は24個であり、表示すべき乗車停留所が24を超える時は、数秒間隔で乗車停留所と運賃が切り換えて表示される。そして、図示は省略しているが、乗車中の利用者の人数が、運賃一覧装置30に表示される。
路線バス60に乗車中の利用者は、次の停留所又は停車中の停留所で降車する場合は、運賃一覧装置30に表示されている各停留所から次の停留所または停車中の停留所までの運賃一覧により、乗車停留所から降車予定の停留所までの運賃を確認することができる。よって、予め運賃を確認して小銭を手許に用意することができる。
そして、運賃一覧装置30が見えにくいとき、または乗車停留所の名称を忘れてしまったときは、利用者は、路線バス60の座席の上部に設置される運賃案内装置32に配置された手のひら静脈センサ34に右手の手のひらをかざす。すると、手のひら静脈センサ34からシステム制御装置12に利用者の手のひらの静脈情報が送信され、システム制御装置12は送信された手のひらの静脈情報と記憶装置14に保存している乗車客情報中の手のひらの静脈情報を対比して、利用者の乗車停留所を特定する。そして、システム制御装置12は、運賃案内装置32の運賃提示装置33に利用者の乗車停留所の名称と、次の停留所または停車中の停留所までの運賃を表示させる。これにより、利用者は運賃を確認することができる。システム制御装置12における運賃を表示させる上記処理は、本発明の運賃算出手段に相当する。
利用者は、目的の停留所で路線バス60から降車する際は、路線バス60が目的の停留所に停車中に、運賃精算装置40の手のひら静脈センサ50に右手の手のひらをかざす。すると、手のひら静脈センサ50が利用者の手のひらの静脈情報を取得して、システム制御装置12に、降車客生体情報として送信する。そこで、システム制御装置12が、記憶装置14に保存されている乗車客情報に含まれる乗車客生体情報と降車客生体情報とを対比して降車客生体情報に対応する乗車客情報を特定し、降車客の乗車停留所を特定する。そして、システム制御装置12は降車客の乗車停留所と降車停留所の情報と、記憶装置14に内蔵している乗車区間別の料金表を照らし合わせて、降車客が支払う運賃を算出し、その金額を運賃精算装置40の運賃表示装置42に表示する。システム制御装置12における運賃を表示させる上記処理は、本発明の運賃算出手段に相当する。
そこで、利用者は、運賃を紙幣投入口44又は硬貨投入口46に投入する。システム制御装置12は、投入された金額が不足する時は、不足金額を運賃表示装置42に表示し、利用者に不足分の支払いを促す。また、投入金額が運賃を超える時は、システム制御装置12は釣り銭支払い口48から釣り銭を出す。なお、利用者は運賃を紙幣投入口44又は硬貨投入口46に投入してから、運賃精算装置40の手のひら静脈センサ50に右手の手のひらをかざして、運賃精算をすることもできる。
そして、利用者の運賃支払いが済むと、システム制御装置12は、降車客に対応する利用者情報を運賃精算システム10に内臓の記憶装置14から削除する。
ここまで、利用者の手のひらの静脈情報を利用する運賃精算について説明したが、利用者が路線バス60で使用することができるICカードを所持している時は、利用者はICカードで運賃精算をすることもできる。ここでは残高を減じる方式について説明する。
利用者は乗車時に、乗車証明装置20のICカードセンサ24にICカードをかざす。すると、ICカードセンサ24により利用者の所持するICカードに乗車停留所が記録される。
利用者は、降車時には、運賃精算装置40のICカードセンサ52にICカードをかざす。すると、ICカードから読み取られた乗車停留所の情報からシステム制御装置12が運賃を算出し、運賃表示装置42に運賃を表示する。そして、ICカードセンサ52によりICカードの残高が減額更新されるとともに、ICカードに乗車停留所に対応する降車停留所と運賃が記録される。
[発明の効果]
実施例1の運賃精算システム10によれば、降車時に利用者から取得した手のひらの静脈と、記憶装置14に保存している乗車客情報に含まれる利用者の手のひらの静脈情報とを対比して利用者の乗車停留所を特定し、利用者が降車時に支払う運賃を算出することができる。よって、ICカードやプリペイドカードを所持しない利用者が利用することができ、整理券を発行せずに運賃精算ができる、路線バスの運賃精算システムを提供することができる。
そして、運賃支払い装置に投入された金額が不足する時は不足額を運賃精算システムから案内することができ、釣り銭の返却が要な時は運賃支払い装置から釣り銭を自動で支払うことができるため、整理券の自動読み取り機能や両替器を省くことができ、運賃精算時の運転手の監視負担を軽減することができる。
そして、運賃精算が終わると降車客に対応する乗車客情報は記憶装置14から消去されるので、個人の生体情報が路線バスの運賃精算システム10から外部に流出するおそれがない。そして、記憶装置14が一時保存する乗車客情報は各時点で路線バス60に乗っている客の人数分以下であり、乗車客情報を一時保存する記憶装置の容量が少なくて済む。
また、利用者は運賃一覧装置30の運賃一覧により事前に運賃を確認できるので、予め小銭を手許に用意しておくことで運賃精算を円滑に行うことができる。また、利用者は、運賃一覧装置30が見にくい場合や、乗車停留所の名称を忘れてしまった場合でも、運賃案内装置32利用して、乗車停留所から次の停留所または停車中の停留所までの運賃を確認することができる。
そして、利用者から取得される生体情報は手のひらの静脈情報であるが、手のひらは通常は露出した状態であり、動かす自由度が大きな身体部位であるので、手のひらの静脈情報は取得が容易であり、生体情報の取得時に利用者にかかる負担が少なくて済む。
また、路線バスで利用できるICカードを所持している利用者は、ICカードによる運賃の精算を選択することができるので現金による支払いが不要であり便利である。
[変形例]
実施例1では、降車客が支払う運賃を運賃表示装置42に表示しているが、運賃を音声で案内する構成としても良い。また、表示と音声案内を併用する構成としても良い。
そして、乗車客情報に含まれる利用者の手のひらの静脈情報の消去は、利用者の降車時には限られず、路線バス60の一日の営業運転が終了した時点で全ての乗車客情報を一括消去する構成としても良い。
実施例1では、利用者から取得する生体情報は手のひらの静脈情報としているが、利用者から取得する生体情報は手のひらの静脈情報に限られない。たとえば、指静脈情報又は指紋を取得する構成とすれば、乗車証明装置や運賃案内装置32をコンパクトにすることができる。
そして、実施例1では運賃精算にICカードを併用できる構成としているが、ICカードの代わりにプリペイドカードが併用できる構成としても良く、ICカードとプリペイドカードの両方を併用できる構成としても良い。なお、カード類の併用は必須ではない。
その他、本発明に係る運賃精算システムはその発明の思想の範囲で、各種の形態で実施できるものである。
10 運賃精算システム
12 システム制御装置
14 記憶装置(乗車客情報保存装置)
20 乗車証明装置
22 手のひら静脈センサ(乗車証明装置)
24 ICカードセンサ(乗車証明装置)
30 運賃一覧装置
32 運賃案内装置
33 運賃提示装置
34 手のひら静脈センサ(利用者確認装置)
40 運賃精算装置
42 運賃表示装置
44 紙幣投入口
46 硬貨投入口
48 釣り銭支払い口
50 手のひら静脈センサ(降車確認装置)
52 ICカードセンサ(降車確認装置)
60 路線バス
62 乗車口
64 降車口

Claims (1)

  1. 路線バスの運賃精算システムであって、
    利用者が停留所で乗車する際に利用者の生体情報を乗車客生体情報として取得する乗車証明装置と、
    取得した乗車客生体情報を乗車停留所と関連づけ乗車客情報として一時保存する乗車客情報保存装置と、
    利用者が停留所で降車する際に利用者の生体情報を降車客生体情報として取得する降車確認装置と、
    降車客生体情報と、一時保存されている乗車客情報に含まれる乗車客生体情報とを対比して降車客生体情報に対応する乗車客情報を特定して降車客の乗車停留所を特定し、降車客の乗車停留所と降車停留所の情報から降車客が支払う運賃を算出する運賃算出手段と、
    前記運賃算出手段により算出された運賃を表示する運賃表示装置と、
    路線バス内に複数設置され、それぞれ利用者確認装置及び運賃提示装置を備える運賃案内装置とを備え
    前記利用者確認装置は、路線バスに乗車している利用者から生体情報を取得するように設けられ、
    前記運賃算出手段は、前記利用者確認装置が生体情報を取得した際その生体情報と、一時保存されている乗車客情報に含まれる乗車客生体情報とを対比して、利用者の生体情報に対応する乗車客情報を特定して利用者の乗車停留所を特定し、該利用者の乗車停留所から次の停留所または停車中の停留所までの運賃を算出して前記運賃提示装置に表示することを特徴とする路線バスの運賃精算システム。
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