JP4597794B2 - リン酸塩系ガラス、前記リン酸塩系ガラスを用いた接合材、前記接合材を用いた磁気ヘッド、及びプラズマディスプレイパネル - Google Patents

リン酸塩系ガラス、前記リン酸塩系ガラスを用いた接合材、前記接合材を用いた磁気ヘッド、及びプラズマディスプレイパネル Download PDF

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Description

本発明は、Pを主成分としたリン酸塩系ガラス等に係り、特に、熱膨張係数とガラス転移温度の適正化とともに、耐水性を向上させることが可能なリン酸塩系ガラス等に関する。
下記特許文献1には、Pを主成分としたリン酸塩系ガラスが開示されている。また下記特許文献2には、ビスマス系ガラスが開示されている。
従来、ガラス組成には通常、鉛が含まれていたが、環境問題の観点から敬遠される傾向にあり、特許文献1,2に示すように鉛を含有しないガラスの開発が活発に行われている。
特開昭64−87531号公報 特開2000−238273号公報
例えば磁気ヘッド等に使用される無鉛ガラスに用いられる条件の一つには、作業温度を低くできることが挙げられる。作業温度を低くするには、無鉛ガラスのガラス転移温度(Tg)及び屈伏温度(At)を低くすることが必要である。
また磁気ヘッドを構成するコア半体(例えばフェライト半体)等の熱膨張係数との関係から、前記無鉛ガラスの熱膨張係数をある所定範囲内に収めることも重要である。コア半体との熱膨張係数差が大きいと、製造過程中や使用環境下で、コア半体や接合ガラスにひび割れが生じるなど、磁気ヘッドの耐久性の劣化が問題となる。
さらに、耐水性を向上させる必要がある。前記無鉛ガラスの製造過程や、あるいは磁気ヘッドの使用環境下で、前記無鉛ガラスの耐水性が低いと、前記無鉛ガラスが水分を吸収し、溶け出すこと等で磁気ヘッドの特性に悪影響を与える恐れがある。
特許文献2のビスマス系ガラスでは、耐水性のよいものを得やすいが、熱膨張係数をコア材に合わせるべく高くすると、結晶化が促進される等、安定したガラス状態を得ることが出来なかった。
また、特許文献1は、リン酸系ガラスの耐水性の向上を目的としているが、ガラス転移温度や、熱膨張係数に関する記載が一切なく、どの程度のガラス転移温度や熱膨張係数を目指しているのか不明である。
また特許文献1のリン酸塩系ガラスは、いわゆる釉として使用されるものであり、特許文献1の表1を見てもわかるように、焼成温度を650℃以上にしている。これは磁気ヘッドの製造工程での作業温度よりも高いため、リン酸塩系ガラスを磁気ヘッドのコア半体間の接合材に使用するとき、もっと低温での作業温度が実現できるリン酸塩系ガラスが求められた。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、熱膨張係数とガラス転移温度の適正化とともに、耐水性を向上させることが可能なリン酸塩系ガラス、前記リン酸塩系ガラスを用いた接合部材、ならびに、前記接合部材を用いた磁気ヘッド、及びプラズマディスプレイパネルを提供することを目的としている。
本発明におけるリン酸塩系ガラスは、
U(mol%)の25 、V(mol%)のLi2、W(mol%)のCeO2 、X(mol%)のZnO、Y(mol%)のAl23 、Z(mol%)のβからなり、
U+V+W+X+Y+Z=100(mol%)であり、βは、SiO 2 、SnO、Cr 2 3 、FeOのうち少なくとも1種からなり、
Uは47〜50、Vは6〜15、Wは9〜18、Xは13〜26、Yは0〜4、Zは0〜6.5であることを特徴とするものである。
これにより、安定したガラス状態を得ることができ、さらに前記リン酸塩系ガラスの熱膨張係数及びガラス転移温度を所定の範囲内に収めることが出来、しかも耐水性を向上させることが可能になる。
具体的には、熱膨張係数(α)を85(10−7/℃)〜110(10−7/℃)の範囲内に収めることができ、またガラス転移温度(Tg)を370℃〜460℃の範囲内に適切に収めることが出来る。
また、LiOを、6(mol%)〜15(mol%)含むことが、安定したガラス状態を得ることが出来るとともに、ガラス転移温度(Tg)をさらに下げることができて好ましい。
また本発明における接合材は、上記のいずれかに記載されたリン酸塩系ガラスが部材間を接合するのに用いられることを特徴とするものである。これにより、作業温度を適切に低下させることが出来る。また耐水性に優れるため、従来に比べて水分の吸収を抑制できる。さらに前記接合材の熱膨張係数を、前記部材の熱膨張係数に適切に近づけることができ、前記部材と前記接合材間の熱膨張係数の差を小さくできる。
また本発明における磁気ヘッドは、一対のコア半体が上記記載の接合部材によって接合されていることを特徴とするものである。
また本発明におけるプラズマディスプレイパネルは、対向する2つの基板と、一方の基板の対向面に形成された表示電極及び誘電体層と、他方の基板の対向面に形成されたアドレス電極及び誘電体層と、前記基板間をセル毎に隔離する隔壁と、前記基板の周縁部間を接合する上記記載の接合材と、を有してなることを特徴とするものである。
これにより、作業温度を適切に低下させることが出来る。また前記接合材は耐水性に優れるため、従来に比べて水分の吸収が少なく、磁気ヘッドやプラズマディスプレイの特性に悪影響を及ぼすことを抑制できる。さらに前記接合材の熱膨張係数を、前記コア半体や前記基板の熱膨張係数に適切に近づけることができ、前記コア半体と前記接合材間、及び前記基板と前記接合材間の熱膨張係数の差を小さくでき、ひび割れ等の不具合を抑制でき、両者間を強固に接合できる。
本発明のリン酸塩系ガラスでは、安定したガラス状態を実現でき、さらに熱膨張係数及びガラス転移温度を所定の範囲内に収めることができ、しかも耐水性に優れる。したがって前記リン酸塩系ガラスを、磁気ヘッドやプラズマディスプレイパネルの接合材として使用すると、作業温度を適切に低下させることができ、また熱膨張係数差に基づくひび割れ等の不具合を抑制でき、さらには、前記接合材の水分吸収を抑えることが出来るため、従来に比べて、磁気ヘッドやプラズマディスプレイの特性を安定したものに出来る。
図1は磁気ヘッドを示す斜視図であり、図2は図1に示された磁気ヘッドの磁気ギャップG付近の部分平面図である。
図1に示す磁気ヘッドは、コア半体1と2とが接合されて形成されている。両コア半体1,2は、例えばMn−Znフェライトの単結晶材料などで形成されている。
図1に示すように、両コア半体1,2の対向面には金属磁性膜5が被覆形成されており、磁気ギャップGの部分では、接合面1bと2bに現れる金属磁性膜5が接合ガラス3を介して接合されて磁気ギャップGが形成されており、いわゆるMIG(Metal In Gap)構造の磁気ヘッドとなっている。金属磁性膜5には、例えばセンダストなどが使用される。
また両コア半体1,2には、接合面に対して傾斜する傾斜面(トラック幅規制面)1a,2aが形成されており、この傾斜面1a,2a間には、接合ガラス3が充填されている。
また磁気ヘッドには、その中央に窓4が形成されており、窓4から、コア半体1,2に記録あるいは再生用のコイル(図示しない)が巻かれる。
図1に示される磁気ヘッドでは、磁気ヘッドのテープ摺動面6に接合ガラス3が露出している。
なお図1,図2に示す磁気ヘッドの構造は例示であり本実施形態において磁気ヘッドの構造が図1,図2の構造のものに限定されるわけではない。
本実施形態では前記接合ガラス3としてリン酸塩系ガラスを用いる。本実施形態におけるリン酸塩系ガラスは次の特徴点を有している。
(1) 主成分がPである。
(2) LiOを、2(mol%)〜15(mol%)含んでいる。
(3) CeOを、6(mol%)〜18(mol%)、Alを、0(mol%)〜4(mol%)含んでいる。
LiOの添加は、ガラス転移温度(Tg)の低下に寄与すると考えられる。LiOの組成比を大きくしていくと、ガラス転移温度(Tg)が徐々に小さくなることが後述する実験によってわかっている。しかし前記LiOの組成比を大きくしすぎると結晶化が促進する等、ガラス状態が不安定化するため、前記LiOの組成比を、2(mol%)〜15(mol%)の範囲内に設定している。
CeO及びAlの添加はともに、耐水性の向上に寄与すると考えられる。またAlのほうが、CeOより耐水性の向上を図りやすいと考えられる。Alを増やしていくと、耐水性を効果的に向上させることが出来ることが後述する実験でわかっている。しかしその一方で、ガラス転移温度(Tg)が大きく上昇するため、Alをさほど添加できないことがわかった。特にAlを4(mol%)より多くすると、ガラス転移温度(Tg)の上昇により、磁気ヘッドの製造過程での作業温度を適切に低下できなくなる。具体的にはガラス転移温度(Tg)が460℃以上に高くなってしまう。したがってAlを添加するとしても微量に添加し、まだ不十分な耐水性を、CeOを添加することで補うこととしている。CeOはAlより多く添加される。CeOの組成比が大きくなるほど、前記ガラス転移温度(Tg)は大きくなるが、Alを同じだけ添加する場合に比べて、ガラス転移温度(Tg)の上昇が小さいと考えられる。本実施の形態では、CeOを、6(mol%)〜18(mol%)、Alを、0(mol%)〜4(mol%)添加することで、ガラス転移温度(Tg)の上昇を出来る限り抑えながら、耐水性を適切に向上させることが可能になる。
本実施形態のリン酸塩系ガラスでは、熱膨張係数(α)を、85(10−7/℃)〜110(10−7/℃)の範囲内に収めることができる。また、ガラス転移温度(Tg)を370℃〜460℃の範囲内、屈伏温度(At)を400℃〜500℃の範囲内に出来る。さらに耐水性に関しては、後述する実験手法により、重量低減率を0.03以下に抑えることが可能である。
なお前記ガラス転移温度(Tg)を、440℃以下に抑えるためには、LiOの組成比を、6(mol%)〜15(mol%)にすることが好ましい。
本実施の形態のリン酸塩系ガラスは、P、LiO、CeO、及びAlの4つの酸化物(Alの組成比が0mol%のときは3つの酸化物)で構成されても、さらにはそのほかに酸化物を含んでいてもよい。
その他の酸化物としてはZnOをあげることが出来る。ZnOは、ガラス転移温度(Tg)を低下させる役割を有すると考えられる。
また本実施の形態のリン酸塩系ガラスには、Bi、FeO、Cr、NiO、SnO、V、MgO、TiO、SiO、CoO、NaO、KO、MoOのうちいずれか1種の酸化物を0(mol%)〜10(mol%)含むか、あるいは2種以上の酸化物を合計して、0(mol%)〜10(mol%)含んでいてもよい。Bi等の酸化物は、熱膨張係数、耐水性、ガラス転移温度(Tg)等の調整のために使用される。
図1に示すMn−Znフェライト等で形成される両コア半体1,2の熱膨張係数(α)は、105(10−7/℃)〜125(10−7/℃)程度の範囲内である。上記したように前記接合ガラス3に本実施形態のリン酸塩系ガラスを使用することで、前記接合ガラス3の熱膨張係数(α)を、85(10−7/℃)〜110(10−7/℃)の範囲内にできるから、前記両コア半体1,2と前記接合ガラス3との熱膨張係数差を小さく出来る。特に前記接合ガラス3の熱膨張係数(α)は前記両コア半体1,2の熱膨張係数よりも小さいことが好ましい。
これにより、接合ガラス3を両コア半体1,2間に充填していく最中や、使用環境の温度変化によっても、前記接合ガラス3や両コア半体1,2にひび割れ等の損傷が生じにくく、耐久性に優れた磁気ヘッドを製造できる。
本実施形態では、例えば、リン酸塩系ガラスの組成物を白金ルツボ中において、所定温度で所定時間溶融した後、前記溶融物を前記両コア半体1,2間に充填し急冷して前記溶融物をガラス状態にし、前記両コア半体1,2間を接合するか、あるいは前記溶融物を一旦、急冷して所定形状のガラス加工物を形成した後、このガラス加工物を再度、所定温度で所定時間加熱して軟化させたガラス加工物を前記両コア半体1,2間に充填し、その後冷却して前記両コア半体1,2間を接合する。
また接合ガラス工程は一度のガラス充填で終わらず、数回、両コア半体1,2間にガラスを充填する場合もある。
本実施形態では、上記のように前記リン酸塩系ガラスのガラス転移温度(Tg)を370℃〜460℃の範囲内、屈伏温度(At)を400℃〜500℃の範囲内に出来るので、上記した溶融時や充填時での作業温度を低くでき、前記両コア半体1,2への加熱による悪影響を抑制することが出来る。
また本実施形態におけるリン酸塩系ガラスは安定したガラス状態を保ち得る。このため例えばガラス状態から再び加熱し冷却した時に、再度ガラス状態に戻すことが出来る。接合ガラス3の充填は、上記したように数回にわけて行われることがある。このとき、一度、充填させたリン酸塩系ガラスが、次のリン酸塩系ガラスの充填時に、加熱によって一部軟化する可能性があるが、その後の冷却によって再びガラス状態に戻るので、前記接合ガラス3内に結晶化した部分が存在するなどの不具合は生じにくく、前記接合ガラス3全体を安定したガラス状態として保ち得るのである。
さらに本実施の形態では、前記リン酸塩系ガラスは耐水性に優れるため、磁気ヘッドの製造工程中や、あるいは前記磁気ヘッドの使用環境下において前記接合ガラスが水分を吸収するのを適切に抑制できる。したがって、前記磁気ヘッドの特性劣化を従来に比べて適切に抑制することが可能である。
本実施形態のリン酸塩系ガラスは、磁気ヘッドのコア半体間のみならず、そのほかの部材間の接合材として使用できる。
図3は、プラズマディスプレイパネルの部分縦断面図である。符号10は前面ガラス基板であり、符号11は後面ガラス基板であり、前記前面ガラス基板10の前記後面ガラス基板11との対向面10aには、多数の直線状に延びる表示電極12が形成されている。前記表示電極12は、誘電体層13で覆われている。前記後面ガラス基板11の前記前面ガラス基板10との対向面11aには、前記表示電極12と直交する方向に直線状に延びる多数のデータ電極14が形成されている。前記データ電極14上は誘電体層15で覆われている。図3に示すように前記前面ガラス基板10と前記後面ガラス基板11間には、各セル毎に区分けするための隔壁16が設けられている。
図3に示すように前記前面ガラス基板10の対向面10aと前記後面ガラス基板11の対向面11aの周縁部間は接合ガラス17によって接合されている。前記接合ガラス17には、本実施形態のリン酸塩系ガラスが使用される。これにより、作業温度を低く設定でき、また、前記前面ガラス基板10と前記接合ガラス17間、及び後面ガラス基板11と前記接合材11間の熱膨張係数の差を小さくできる。さらには前記接合ガラス17の耐水性を向上させることができるため、前記接合ガラス17が水分を吸収するのを抑制でき、プラズマディスプレイの表示性能の向上を適切に図ることが出来る。
表1に示す組成比を有するリン酸塩系ガラスを作製した。
所定の原料を調合及び、混合した後、白金ルツボに入れ、1150℃程度の電気炉中で120分加熱して溶融させた後、急冷して各リン酸塩系ガラス(実施例1〜12)を得た。各リン酸塩系ガラスの組成比とともに、熱膨張係数、ガラス転移温度(Tg)、屈伏温度(At)及び耐水性を表1に掲載した。
Figure 0004597794
表1に示すように、各実施例1〜15のリン酸塩系ガラスガラスは、全て熱膨張係数(α)が85(10−7/℃)〜110(10−7/℃)の範囲内に収まることがわかった。またガラス転移温度(Tg)は全て370℃〜460℃の範囲内、さらに屈伏温度(At)は全て400℃〜500℃の範囲内であることがわかった。
耐水性は次にようにして測定した。JIS R 3502−1995[化学分析用ガラス器具の実験方法]及びJOGIS 06−1975[光学ガラスの化学的耐久性の測定方法(粉末法)]に基づき、耐水性の評価を行った。
まずガラス粉末の作製を行い、次に粒径250〜425μmのガラス試料(比重量分)を80g、約90℃の純水に1時間入れ、重量減少率を測定した。
重量減少率(%)は、{(ガラス粉末の試験前の重量−ガラス粉末の試験後の重量)/ガラス粉末の試験前の重量}×100で求めた。
前記重量減少率が小さいほど、前記ガラス粉末の溶ける量が少ないため耐水性に優れる。
表1に示すように前記重量減少率を0.05%、好ましくは0.03%以下に抑えることが可能になっており、耐水性を適切に向上させることが出来ることがわかった。
ところで表1に示すように、各リン酸塩系ガラスに含有されるAlの組成比は0(mol%)〜4(mol%)の範囲内である。一方、CeOは前記Alよりも多く含有されている。
AlとCeOの添加はともに、耐水性の向上に寄与するものと考えられる。例えば表1に示す実施例3と実施例12を比較すると、実施例3及び実施例12はともにCeOの組成比は9.0(mol%)であるが、実施例3のAlの組成比は0(mol%)、実施例12のAlの組成比は4(mol%)となっている。実施例3の耐水性(重量減少率)は、0.0464%であり、実施例12の耐水性(重量減少率)は、0.0146%であり、Alを4(mol%)含む実施例12のほうが、重量減少率は小さくなっており(約1/3に小さくできる)、耐水性を向上させることが出来ることがわかった。その一方、実施例3のガラス転移温度(Tg)は、408℃であるのに対し、実施例12のガラス転移温度(Tg)は、434℃であり、Alを0(mol%)から4(mol%)にすることで、約20〜30℃程度、ガラス転移温度(Tg)が上昇することがわかった。
次に、表1に示す実施例1と実施例3を比較すると、実施例1及び実施例3はともにAlの組成比は0(mol%)であるが、実施例1のCeOの組成比は14.5(mol%)、実施例3のCeOの組成比は9.0(mol%)となっている。実施例1の耐水性(重量減少率)は、0.0266%であり、実施例3の耐水性(重量減少率)は、0.0464%であり、CeOを多く含む実施例1のほうが実施例3に比べて重量減少率は小さくなっており(約1/2弱)、耐水性を向上させることが出来ることがわかった。その一方、実施例1のガラス転移温度(Tg)は、432℃であるのに対し、実施例3のガラス転移温度(Tg)は、408℃であり、Alを5.5(mol%)増やすことで、約20℃程度、ガラス転移温度(Tg)が上昇することがわかった。
上記のようにCeOの組成比を固定してAlの組成比を変動させたときと、Alの組成比を固定してCeOの組成比を変動させたときの双方を、比較検討してみると、Alの組成比を多くしていくとCeOを多くしていく場合に比べ効果的に耐水性の向上を見込めるが、ガラス転移温度(Tg)が大きくなりすい傾向にあることがわかった。逆にCeOを多くしても、Alをおなじように増やす場合に比べてガラス転移温度(Tg)の上昇を小さく抑えることが出来ることがわかった。また、表1に示すようにAlを含有しないリン酸塩系ガラスでも組成比によっては重量減少率を0.003%以下に抑えることが可能であることがわかった。
よって表1の結果に基づき次のことを導き出した。すなわち、ガラス転移温度が急激に上昇しないように、耐水性効果に非常に優れるAlの組成比を0〜4(mol%)の範囲に設定することとした。一方、微量なAlの含有だけでは不十分な重量減少率の低下をCeOの添加によって補うこととした。CeOはAlに比べてガラス転移温度の上昇を小さく抑えることが出来ることから、CeOをAlよりも多く含有し、具体的には、6〜18(mol%)添加することとした。
このようにCeOとAlをバランスよく配合することで、耐水性の向上と、ガラス転移温度(Tg)の上昇の抑制の双方を効率的に図ることが可能になることがわかった。
なお、Alを4(mol%)よりも多く含有した試料(比較例1)も作製し、ガラス転移温度(Tg)を測定してみた。
を、52.5(mol%)、MgOを1(mol%)、Alを8.5(mol%)、CeOを10(mol%)、ZnOを7.5(mol%)、LiOを10(mol%)、Biを3(mol%)、FeOを2(mol%)、Crを0.5(mol%)、NiOを1(mol%)、SnOを2.5(mol%)、Vを1.5(mol%)含有させたリン酸塩系ガラス(比較例1)では、ガラス転移温度(Tg)が約470℃になることがわかった。また熱膨張係数(α)も約83(10−7/℃)であり、満足する熱膨張係数も得られなかった。
次に表2に示す組成比を有するリン酸塩系ガラスを作製した。
所定の原料を調合及び、混合した後、白金ルツボに入れ1150℃程度の電気炉中で120分加熱して溶融させた後、急冷して各リン酸塩系ガラス(実施例13〜16、比較例2〜6)を得た。各リン酸塩系ガラスの組成比と、熱膨張係数、ガラス転移温度(Tg)、及び屈伏温度(At)も表2に掲載した。
Figure 0004597794
表2に示すように、全ての試料のPを50(mol%)、CeOを18.0(mol%)に固定した。なお全ての試料に、Alを添加しなかった。また、ZnOとLiOとの合計組成比を32(mol%)に固定し、LiOの組成比を増やすにしたがってZnOの組成比を減らしていった。
また図4は、表2に基づいて作成した各リン酸塩系ガラスのLiOの組成比とガラス転移温度(Tg)との関係を示すグラフである。
表2及び図4に示すように、LiOの組成比が大きくなるほど、ガラス転移温度(Tg)が小さくなることがわかった。この結果、LiOの添加は、ガラス転移温度(Tg)の低下に寄与することがわかった。ガラス転移温度(Tg)は460℃以下であることが好ましい。よって表2及び図4からLiOの組成比は、2(mol%)以上であることが好ましい。またガラス転移温度(Tg)は440℃以下であることが好ましい。よって表2及び図4からLiOの組成比は、6(mol%)以下であることがより好ましい。
図4を見てわかるようにLiOを15(mol%)程度まで増やすと、ガラス転移温度(Tg)は、効果的に下がるが、LiOを15(mol%)より増やしてもガラス転移温度(Tg)はあまり下がらないことがわかった。
次に表3に示す組成比を有するリン酸塩系ガラスを作製した。
所定の原料を調合及び、混合した後、白金ルツボに入れ1150℃程度の電気炉中で120分加熱して溶融させた後、急冷して各リン酸塩系ガラス(実施例17〜19、比較例7〜9)を得た。各リン酸塩系ガラスの熱膨張係数、ガラス転移温度(Tg)、及び屈伏温度(At)も表3に掲載した。
Figure 0004597794
表3に示す各リン酸塩系ガラスにはLiOが、12(mol%)以上含まれる。比較例7〜9はLiOが18(mol%)以上含まれている。比較例7〜9のリン酸塩系ガラスは、ガラス状態を保ち得ず、繊維状結晶が発生していることがわかった。一方、LiOを15(mol%)以下にした実施例17〜19では繊維状結晶の発生はなく、安定したガラス状態を保ち得た。
表2,表3の結果から、リン酸塩系ガラスに含まれるLiOは15(mol%)以下であることが好ましいとわかった。したがって、LiOの組成比を、2(mol%)〜15(mol%)の範囲内、より好ましくは6(mol%)〜15(mol%)に設定した。
磁気ヘッドの形態を示す斜視図、 図1に示された磁気ヘッドの磁気ギャップG付近の部分平面図、 プラズマディスプレイパネルの部分縦断面図、 表2に基づいて作成した各リン酸塩系ガラスのLiOの組成比とガラス転移温度(Tg)との関係を示すグラフ、
符号の説明
1、2 コア半体
3、17 接合ガラス
5 金属磁性膜
G 磁気ギャップ
6 摺動面
10 前面ガラス基板
11 後面ガラス基板
12 表示電極
14 データ電極
16 隔壁

Claims (4)

  1. U(mol%)の25 、V(mol%)のLi2、W(mol%)のCeO2 、X(mol%)のZnO、Y(mol%)のAl23 、Z(mol%)のβからなり、
    U+V+W+X+Y+Z=100(mol%)であり、βは、SiO 2 、SnO、Cr 2 3 、FeOのうち少なくとも1種からなり、
    Uは47〜50、Vは6〜15、Wは9〜18、Xは13〜26、Yは0〜4、Zは0〜6.5であることを特徴とするリン酸塩系ガラス。
  2. 請求項に記載されたリン酸塩系ガラスが部材間を接合するのに用いられることを特徴とする接合材。
  3. 一対のコア半体は請求項記載の接合材によって接合されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  4. 対向する2つの基板と、一方の基板の対向面に形成された表示電極及び誘電体層と、他方の基板の対向面に形成されたアドレス電極及び誘電体層と、前記基板間をセル毎に隔離する隔壁と、前記基板の周縁部間を接合する請求項記載の接合材と、を有してなることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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