JP4596673B2 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイ装置に関し、特に、プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を回収する電荷回収回路を備えたプラズマディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイ装置は、他のディスプレイ装置と比較して、次のような利点を有しているため、近年、屋外の大型表示装置やカラーテレビなどの分野における利用が拡大している。
(1)薄型に形成することができること。
(2)表示コントラスト比が大きいこと。
(3)大画面にすることが比較的容易であること。
(4)応答速度が速いこと。
(5)自発光型であり、蛍光体を用いることにより、多色発光が可能であること。
【0003】
図3は従来のプラズマディスプレイ装置の一例を示す。図3(B)は従来のプラズマディスプレイ装置を背面側から見た背面図であり、図3(A)は図3(B)のA−A線における断面図である。
【0004】
このプラズマディスプレイ装置は、表示発光行われる表示発光面101aと種々の回路が実装されている背面101bとを有するパネル101を備えている。
【0005】
パネル101の背面101bには、共通基板102と、走査基板103と、共通基板102と走査基板103とをつなぐ電荷回収回路中継基板104と、第1のデータドライバ基板105と、第2のデータドライバ基板106と、走査ドライバ107と、デジタル基板108と、が実装されている。
【0006】
パネル101は、前面基板、背面基板及び前面基板と背面基板との間の放電セルに充填された放電ガスから構成されている。前面基板には、ストライプ状の走査電極及び維持電極(共通電極)が所定間隔で交互にそれぞれ複数本形成されている。背面基板には、走査電極及び維持電極の形成方向と直交する方向にストライプ状のデータ電極が所定間隔で複数本形成されている。走査電極及び維持電極とデータ電極とが平面図上で交差する位置に表示セルが形成されており、この表示セルにおいて、充填された放電ガスの放電が行われ、表示動作が行われる。
【0007】
走査電極の作動は走査ドライバ107からの信号により制御され、走査ドライバ107は走査基板103上に形成されている走査電極維持回路により制御されている。維持電極の作動は共通基板102上に形成されている共通電極維持回路により制御されている。また、データ電極の作動は第1及び第2のデータドライバ基板105、106からの信号により制御される。デジタル基板108は本プラズマディスプレイ装置全体の制御を司っている。
【0008】
走査基板103には、走査電極側維持回路とともに、走査電極側電荷回収回路が形成されており、共通基板102には、共通電極側維持回路とともに、共通電極側電荷回収回路が形成されている。
【0009】
パネル101上において表示発光を行うにつれて、パネル101上には電荷が充電される。パネル101上に充電された電荷は、走査電極側電荷回収回路及び共通電極側電荷回収回路を介して電荷回収回路中継基板104上に移動し、電荷回収回路中継基板104上に形成されたコンデンサーその他の電荷蓄積容量に回収される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
走査電極側電荷回収回路及び共通電極側電荷回収回路はそれぞれディスクリート部品としての電荷回収用コイルを備えている。一般的に、この電荷回収用コイルとしては空芯コイル109が使用される。
【0011】
パネル101において発生する電荷量はパネル101が有する画素数その他の要因により変動する。電荷量の変動に対応して電荷の回収量を変更するためには、空芯コイル109の容量を変更することが必要であり、空芯コイル109の容量を変更するためには、空芯コイル109の個数、各空芯コイル109の巻き数、各空芯コイル109の外径などを変更することが必要になる。
【0012】
図3に示した従来のプラズマディスプレイ装置においては、空芯コイル109は共通基板102及び走査基板103に固定されているため、空芯コイル109の容量を変更する場合には、共通基板102及び走査基板103ごと変更しなければならなかった。このように、従来のプラズマディスプレイ装置においては、空芯コイル109の変更は極めて非効率的にしか行われなかった。
【0013】
また、空芯コイル109のみならず、コイルは、一般に、作動時に発熱を伴うものであるため、発熱量が多くなると、空芯コイル109の周辺に配置されている他の電子部品に悪影響を及ぼすおそれもある。このため、空芯コイル109は他の電子部品から引き離すことが好ましい。
【0014】
さらに、空芯コイル109は外径が大きいため、共通基板102及び走査基板103の実装面積を圧迫する大きな原因となっている。
【0015】
また、空芯コイル109の変更の際に共通基板102及び走査基板103ごと交換しなければならないことや、空芯コイル109により共通基板102及び走査基板103の実装面積が圧迫されることは、空芯コイル109のみならず、他の電子部品、例えば、コンデンサーなどにも共通する問題点である。
【0016】
本発明は、以上のような従来のプラズマディスプレイ装置における問題点に鑑みてなされたものであり、コイルその他の電子部品の変更の際に共通基板及び走査基板の変更を行う必要がなく、コイルその他の電子部品を他の電子部品から距離的に引き離すことができ、さらに、コイルその他の電子部品の配置に起因する基板の実装面積の圧迫を解決することができるプラズマディスプレイ装置及びプラズマディスプレイ装置に使用する電荷回収回路中継基板を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、プラズマディスプレイパネルと、第1の電極を駆動する駆動回路が形成されている第1の基板と、第1の電極との間に放電を生じさせ、この放電によりプラズマディスプレイパネルに表示を行う第2の電極を駆動する駆動回路が形成されている第2の基板と、第1の基板に設けられ、プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を移動させる第1の電荷回収回路と、第2の基板に設けられ、プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を移動させる第2の電荷回収回路と、第1及び第2の電荷回収回路をつなぎ、第1及び第2の電荷回収回路を介して移動した電荷を回収する電荷回収回路中継基板と、からなり、電荷回収回路中継基板には、金属パターンからなるコイルが形成されているプラズマディプレイ装置を提供する。
【0018】
本発明に係るプラズマディスプレイ装置においては、従来のプラズマディスプレイ装置に用いられていた空芯コイルに代えて、電荷回収回路中継基板に形成された金属パターンからなるコイルが用いられる。
【0019】
この金属パターンからなるコイルの容量を変更する場合には、予め容量の異なるコイルが形成された数種類の電荷回収回路中継基板を用意しておき、その中から適当を電荷回収回路中継基板を選択し、現在使用されている電荷回収回路中継基板に代えて、選択した電荷回収回路中継基板を実装すれば足りる。
【0020】
すなわち、本発明に係るプラズマディスプレイ装置によれば、電荷回収回路の一構成要素であるコイルの容量を変更する場合には、コイルが形成されている電荷回収回路中継基板のみを変更すれば足り、共通基板及び走査基板の変更を行う必要はない。
【0021】
このため、プラズマディスプレイ装置において、効率的に電荷回収回路のコイルの容量を変更することが可能である。
【0022】
さらに、本発明に係るプラズマディスプレイ装置によれば、コイルは、共通基板及び走査基板からは距離的に離れた位置にある電荷回収回路中継基板上に形成されるため、コイルからの発熱があったとしても、その熱により、共通基板及び走査基板上に実装されている電子部品が影響されることはない。
【0023】
また、本発明に係るプラズマディスプレイ装置によれば、従来のプラズマディスプレイ装置とは異なり、コイルを共通基板及び走査基板上に形成する必要はなくなるので、共通基板及び走査基板上においてコイルが占有していたスペースが開放され、そのスペースに他の電子部品を実装することができるので、共通基板及び走査基板の実装面積をより大きく確保することができる。
【0024】
金属パターンからなるコイルは電荷回収回路中継基板の両面に形成することも可能であるが、電荷回収回路中継基板の一表面上にのみ形成することが好ましい。
【0025】
このように、電荷回収回路中継基板の一表面上にのみコイルを形成することにより、コイルの製造工程を簡素化することができる。
【0026】
本発明は、プラズマディスプレイパネルと、第1の電極を駆動する駆動回路が形成されている第1の基板と、第1の電極との間に放電を生じさせ、この放電によりプラズマディスプレイパネルに表示を行う第2の電極を駆動する駆動回路が形成されている第2の基板と、第1及び第2の基板をつなぐ中継基板と、からなり、金属パターン化された電子部品を第1の基板、第2の基板及び中継基板のうち、中継基板にのみ形成し、当該電子部品を第1の基板及び第2の基板に電気的に接続したプラズマディプレイ装置を提供する。
【0027】
本発明に係るプラズマディスプレイ装置によれば、従来のプラズマディスプレイ装置においてはディスクリート部品として共通基板または走査基板上に実装されていた種々の電子部品が中継基板上において金属パターンとして形成される。
【0028】
このため、上述のコイルの場合と同様に、その電子部品の物理的特性(容量や抵抗値など)その他の仕様を変更する場合には、その電子部品が形成されている中継基板のみを変更すれば足り、共通基板及び走査基板の変更を行う必要はなくなる。
【0029】
このため、プラズマディスプレイ装置において、効率的に種々の電子部品の容量その他の物理的特性を変更することが可能である。
【0030】
このような電子部品としては、例えば、コンデンサーがある。
【0031】
さらに、本発明に係るプラズマディスプレイ装置によれば、電子部品は、共通基板及び走査基板からは距離的に離れた位置にある中継基板上に形成されるため、その電子部品からの発熱があったとしても、その熱により、共通基板及び走査基板上に実装されている他の電子部品が影響されることはない。
【0032】
また、本発明に係るプラズマディスプレイ装置によれば、従来のプラズマディスプレイ装置とは異なり、その電子部品を共通基板及び走査基板上に形成する必要はなくなるので、共通基板及び走査基板上においてその電子部品が占有していたスペースが開放され、共通基板及び走査基板の実装面積をより大きく確保することができる。
【0033】
さらに、本発明は、プラズマディスプレイパネルと、第1の電極を駆動する駆動回路が形成されている第1の基板と、第1の電極との間に放電を生じさせ、この放電によりプラズマディスプレイパネルに表示を行う第2の電極を駆動する駆動回路が形成されている第2の基板と、第1の基板に設けられ、プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を移動させる第1の電荷回収回路と、第2の基板に設けられ、プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を移動させる第2の電荷回収回路と、を備えるプラズマディプレイ装置に用いる電荷回収回路中継基板であって、電荷回収回路中継基板は第1及び第2の電荷回収回路をつなぎ、電荷回収回路中継基板には金属パターンからなるコイルが形成されており、このコイルにより第1及び第2の電荷回収回路を介して移動した電荷を回収するものであることを特徴とする電荷回収回路中継基板を提供する。
【0034】
上述の本発明に係るプラズマディスプレイ装置における電荷回収回路中継基板をそれ単体としても用いることができ、上述の本発明に係るプラズマディスプレイ装置と同様の効果を得ることができる。
【0035】
この電荷回収回路中継基板に形成される金属パターンからなるコイルも電荷回収回路中継基板の一表面上に形成されることが好ましい。
【0036】
本発明は、プラズマディスプレイパネルと、第1の電極を駆動する駆動回路が形成されている第1の基板と、第1の電極との間に放電を生じさせ、この放電によりプラズマディスプレイパネルに表示を行う第2の電極を駆動する駆動回路が形成されている第2の基板と、を備えるプラズマディスプレイ装置に用いられる中継基板であって、金属パターン化された電子部品を第1の基板、第2の基板及び中継基板のうち、中継基板にのみ形成し、当該電子部品を第1の基板及び第2の基板に電気的に接続したことを特徴とする中継基板を提供する。
【0037】
上述の本発明に係るプラズマディスプレイ装置における中継基板をそれ単体としても用いることができ、上述の本発明に係るプラズマディスプレイ装置と同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電荷回収回路中継基板10の上面図(図1(A))と背面図(図1(B))である。この電荷回収回路中継基板10は、図3に示したプラズマディスプレイ装置における電荷回収回路中継基板104に代えて、用いられる。
【0039】
電荷回収回路中継基板10の表面10aには、銅箔パターンからなる2つのコイル11a、11bが形成されている。各コイル11a、11bを形成する銅箔パターンは渦巻き状に屈曲しており、各屈曲箇所の屈曲角度はほぼ90度である。コイル11aの両端12a、12b及びコイル11bの両端13a、13bはスルーホールを介して電荷回収回路中継基板10の背面10bに導通しており、背面10bの両端に実装されるコネクタを介して、共通基板102と走査基板103とに接続されるようになっている。
【0040】
このように、各コイル11a、11bは電荷回収回路中継基板10の厚さ方向において形成される。
【0041】
各コイル11a、11bの容量を変更する場合には、各コイル11a、11bの長さL及び幅Wの双方または一方を変更すればよい。あるいは、各コイル11a、11bの巻き数、すなわち、渦巻きの回数を変更してもよい。
【0042】
なお、本実施形態に係る電荷回収回路中継基板10を用いたプラズマディスプレイ装置の電荷回収動作は図3に示した従来のプラズマディスプレイ装置の電荷回収動作と同様である。
【0043】
プラズマディスプレイのパネル仕様は、主に、パネルサイズと画素数とで規定される。各種ドライバICの駆動容量及び駆動電圧に余裕がある場合、パネルサイズが異なっていても、画素数が同じであれば、駆動系の基板は、電荷回収回路のコイル定数を変更するだけで使用することができる。
【0044】
本実施形態に係る電荷回収回路中継基板10によれば、電荷回収回路の一構成要素であるコイルの容量を変更する場合、容量の異なるコイル11a、11bが形成された数種類の電荷回収回路中継基板10を予め用意しておき、その中から適当を電荷回収回路中継基板10を選択し、その電荷回収回路中継基板を実装すればよい。すなわち、本実施形態に係る電荷回収回路中継基板10を用いることにより、コイルの容量を変更する場合には、コイル11a、11bが形成されている電荷回収回路中継基板10のみを変更すれば足り、共通基板102及び走査基板103までも変更する必要はない。
【0045】
このため、プラズマディスプレイ装置において、効率的に電荷回収回路のコイルの容量を変更することが可能である。
【0046】
さらに、本実施形態に係る電荷回収回路中継基板10を用いたプラズマディスプレイ装置においては、コイル11a、11bは、共通基板102及び走査基板103からは距離的に離れた位置にある電荷回収回路中継基板10上に形成されるため、コイル11a、11bからの発熱があったとしても、その熱により、共通基板102及び走査基板103上に実装されている電子部品が影響されることはない。
【0047】
また、本実施形態に係る電荷回収回路中継基板10を用いたプラズマディスプレイ装置においては、従来のプラズマディスプレイ装置とは異なり、コイルを共通基板102及び走査基板103上に形成する必要はなくなるので、これまで共通基板102及び走査基板103上においてコイルが占有していたスペースに他の電子部品を実装することができ、実装密度を上げることができる。
【0048】
図2は、本発明の第2の実施形態に係る電荷回収回路中継基板20の上面図(図2(A))と背面図(図2(B))である。この電荷回収回路中継基板20は、図3に示したプラズマディスプレイ装置における電荷回収回路中継基板104に代えて、用いられる。
【0049】
本実施形態に係る電荷回収回路中継基板20には電荷保持容量が形成されている。
【0050】
すなわち、電荷回収回路中継基板20の表面20aには、矩形状の銅箔パターン21aと、銅箔パターン21aと端子22aとを接続するライン23aとが形成されており、電荷回収回路中継基板20の裏面20bには、銅箔パターン21aからややオフセットされて配置された矩形状の銅箔パターン21bと、銅箔パターン21bと端子22bとを接続するライン23bとが形成されている。相互に対向して配置されている2つの矩形状の銅箔パターン21a、21bの重複範囲により、電荷保持容量が形成されている。2つの銅箔パターン21a、21bからなる電荷保持容量は端子22a、22bを介して共通基板102及び走査基板103と接続される。
【0051】
電荷保持容量の値を変更する場合には、2つの矩形状の銅箔パターン21a、21bの重複範囲を大きく、あるいは、小さくすればよい。
【0052】
なお、本実施形態に係る電荷回収回路中継基板20を用いたプラズマディスプレイ装置の電荷回収動作は図3に示した従来のプラズマディスプレイ装置の電荷回収動作と同様である。
【0053】
このように、本実施形態に係る電荷回収回路中継基板20によれば、本来は共通基板102及び走査基板103に実装されるべきコンデンサーを電荷回収回路中継基板20に形成することができる。これに伴って、第1の実施形態に係る電荷回収回路中継基板10と同様に、共通基板102及び走査基板103を変更することなく、電荷回収回路中継基板20を変更するだけで、コンデンサーの容量を変更することができる。
【0054】
また、本実施形態に係る電荷回収回路中継基板20を用いたプラズマディスプレイ装置においては、従来のプラズマディスプレイ装置とは異なり、コンデンサーを共通基板102及び走査基板103上に形成する必要はなくなるので、これまで共通基板102及び走査基板103上においてコンデンサーが占有していたスペースに他の電子部品を実装することができ、実装密度を上げることができる。
【0055】
なお、本実施形態においては、コンデンサーとして電荷回収回路中継基板20上に電荷保持容量を形成する例を挙げたが、他の電子部品も同様に電荷回収回路中継基板20上に金属パターン化することが可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るプラズマディスプレイ装置または中継基板によれば、本来は共通基板及び走査基板上に実装されるべきコイルその他の電子部品を電荷回収回路中継基板上に形成することができる。これに伴って、共通基板及び走査基板を変更することなく、電荷回収回路中継基板を変更するだけで、コイルその他の電子部品の容量その他の物性値を変更することができる。
【0057】
さらに、本発明に係るプラズマディスプレイ装置または中継基板においては、コイルその他の電子部品は、共通基板及び走査基板からは距離的に離れた位置にある電荷回収回路中継基板上に形成されるため、コイルその他の電子部品からの発熱があったとしても、その熱は、共通基板及び走査基板上に実装されている電子部品にまでは達しない。
【0058】
また、本発明に係るプラズマディスプレイ装置または中継基板においては、従来のプラズマディスプレイ装置とは異なり、コイルその他の電子部品を共通基板及び走査基板上に形成する必要はなくなるので、これまで共通基板及び走査基板上においてコイルその他の電子部品が占有していたスペースに他の電子部品を実装することができ、実装密度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電荷回収回路中継基板の上面図(図1(A))と背面図(図1(B))である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る電荷回収回路中継基板の上面図(図2(A))と背面図(図2(B))である。
【図3】従来のプラズマディスプレイ装置の上面図(図1(A))と背面図(図1(B))である。
【符号の説明】
10 第1の実施形態に係る電荷回収回路中継基板
10a 電荷回収回路中継基板10の表面
10b 電荷回収回路中継基板10の背面
11a、11b コイル
12a、12b、13a、13b コイルの両端
20 第2の実施形態に係る電荷回収回路中継基板
20a 電荷回収回路中継基板20の表面
20b 電荷回収回路中継基板20の背面
21a、21b 銅箔パターン
22a、22b 端子
23a、23b ライン

Claims (6)

  1. プラズマディスプレイパネルと、
    第1の電極を駆動する駆動回路が形成されている第1の基板と、
    前記第1の電極との間に放電を生じさせ、この放電により前記プラズマディスプレイパネルに表示を行う第2の電極を駆動する駆動回路が形成されている第2の基板と、
    前記第1の基板に設けられ、前記プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を移動させる第1の電荷回収回路と、
    前記第2の基板に設けられ、前記プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を移動させる第2の電荷回収回路と、
    前記第1及び第2の電荷回収回路をつなぎ、前記第1及び第2の電荷回収回路を介して移動した電荷を回収する電荷回収回路中継基板と、
    からなり、
    前記電荷回収回路中継基板には、金属パターンからなるコイルが形成されているプラズマディプレイ装置。
  2. 前記金属パターンからなるコイルは前記電荷回収回路中継基板の一表面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. プラズマディスプレイパネルと、
    第1の電極を駆動する駆動回路が形成されている第1の基板と、
    前記第1の電極との間に放電を生じさせ、この放電により前記プラズマディスプレイパネルに表示を行う第2の電極を駆動する駆動回路が形成されている第2の基板と、
    前記第1及び第2の基板をつなぐ中継基板と、
    からなり、
    金属パターン化された電子部品を前記第1の基板、前記第2の基板及び前記中継基板のうち、前記中継基板にのみ形成し、当該電子部品を前記第1の基板及び前記第2の基板に電気的に接続したプラズマディプレイ装置。
  4. プラズマディスプレイパネルと、
    第1の電極を駆動する駆動回路が形成されている第1の基板と、
    前記第1の電極との間に放電を生じさせ、この放電により前記プラズマディスプレイパネルに表示を行う第2の電極を駆動する駆動回路が形成されている第2の基板と、
    前記第1の基板に設けられ、前記プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を移動させる第1の電荷回収回路と、
    前記第2の基板に設けられ、前記プラズマディスプレイパネルに充電された電荷を移動させる第2の電荷回収回路と、
    を備えるプラズマディプレイ装置に用いる電荷回収回路中継基板であって、
    前記電荷回収回路中継基板は前記第1及び第2の電荷回収回路をつなぎ、前記電荷回収回路中継基板には金属パターンからなるコイルが形成されており、このコイルにより前記第1及び第2の電荷回収回路を介して移動した電荷を回収するものであることを特徴とする電荷回収回路中継基板。
  5. 前記金属パターンからなるコイルは前記電荷回収回路中継基板の一表面上に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電荷回収回路中継基板。
  6. プラズマディスプレイパネルと、
    第1の電極を駆動する駆動回路が形成されている第1の基板と、
    前記第1の電極との間に放電を生じさせ、この放電により前記プラズマディスプレイパネルに表示を行う第2の電極を駆動する駆動回路が形成されている第2の基板と、
    を備えるプラズマディスプレイ装置に用いられる中継基板であって、
    金属パターン化された電子部品を前記第1の基板、前記第2の基板及び前記中継基板のうち、前記中継基板にのみ形成し、当該電子部品を前記第1の基板及び前記第2の基板に電気的に接続したことを特徴とする中継基板。
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