JP2003347818A - 無線通信機用内蔵アンテナ - Google Patents

無線通信機用内蔵アンテナ

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JP2003347818A
JP2003347818A JP2002152722A JP2002152722A JP2003347818A JP 2003347818 A JP2003347818 A JP 2003347818A JP 2002152722 A JP2002152722 A JP 2002152722A JP 2002152722 A JP2002152722 A JP 2002152722A JP 2003347818 A JP2003347818 A JP 2003347818A
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Takeshi Ishihara
剛 石原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信機内の基板上に、立体的なヘリカル
アンテナをコンパクトに構成して、無線通信機の小型化
を可能にするとともに、衝撃によるヘリカルアンテナの
変形を防止する。 【解決手段】 無線通信用の内蔵アンテナ120は、プ
リント基板110に対して立体的に設けられる複数のア
ンテナコイル123と、プリント基板110に形成さ
れ、複数のアンテナコイル123を直列に接続して、ヘ
リカルアンテナを構成する導体ライン122とを備えて
いる。また、アンテナコイルの両端部は、プリント基板
110に形成されるスルーホール121に差し込まれ、
プリント基板110上の導体ライン122に対して半田
付けされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などの
無線通信機に内蔵されるアンテナに関し、特に、無線通
信機内の基板上に立体的に構成されるヘリカルアンテナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などに代表される小型の無線
通信機においては、その筐体内部にアンテナを内蔵した
ものが知られている。この種の内蔵アンテナは、メイン
アンテナとして無線通信機に単独で設けられる他、ロッ
ドアンテナなどのメインアンテナとともに無線通信機に
併設され、フェージング対策用などのサブアンテナとし
て使用されている。
【0003】上記内蔵アンテナとしては、螺旋形状を有
するヘリカルアンテナが広く採用されている。従来のヘ
リカルアンテナは、導線を螺旋状に巻いた巻線によって
形成され、その一端部が、無線通信回路を構成する基板
に接続されている。しかしながら、ヘリカルアンテナと
基板とを別々に支持したものや、ヘリカルアンテナを基
板で片持ち状に支持したものでは、無線通信機が落下な
どの衝撃を受けたとき、ヘリカルアンテナと基板との接
続部に大きなモーメントが作用し、接触不良を生じる可
能性がある。
【0004】近年、上記のような問題に対処するため
に、ヘリカルアンテナに関する様々な提案が行われてい
る。例えば、特開平10−22717号公報には、両端
部が基板に半田付けされたヘリカルアンテナが開示され
ている。このようなアンテナ支持構造によれば、衝撃に
よる接触不良を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のヘリカルアンテナは、螺旋状の中間部分が基板によ
って直接支持されないため、無線通信機が落下などの衝
撃を受けたとき、中間部分が変形してアンテナ特性が変
化する可能性がある。また、上記のアンテナ支持構造を
採用した場合には、基板の片面側にヘリカルアンテナ全
体を配置する必要がある。そのため、筐体内部の配置効
率が低下し、無線通信機の大型化をまねくという問題が
ある。
【0006】なお、特開平10−084216号公報、
特開2001−024418号公報、特開2001−1
77327号公報、特開2001−223512号公
報、特開2001−257518号公報及び特開200
1−274621号公報には、基板の両面に形成される
複数の導体ラインと、これらの導体ラインを直列に接続
する複数のスルーホールとによって構成されたヘリカル
アンテナが開示されている。このヘリカルアンテナによ
れば、衝撃による接触不良や変形のおそれがない。ま
た、ヘリカルアンテナが基板から突出しないため、無線
通信機の薄型化が可能になる。
【0007】しかしながら、導体ラインとスルーホール
とからなるヘリカルアンテナは、基板上に平面的に構成
されるため、基板における占有面積が大きくなり、基板
や無線通信機の大型化をまねく不都合がある。また、平
面的に構成されたヘリカルアンテナは、立体的に構成さ
れるヘリカルアンテナとアンテナ特性が大きく異なるた
め、その利用範囲が限られており、立体的なヘリカルア
ンテナとは一線を画するものであった。
【0008】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであり、基板上に立体的なヘリカルアンテナを構成
するものでありながら、ヘリカルアンテナを基板上にコ
ンパクトに構成して、無線通信機の小型化を可能にする
と共に、衝撃によるヘリカルアンテナの変形を防止する
ことができる無線通信機用内蔵アンテナの提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の無線通信機用内蔵アンテナは、無線通信機
内の基板上に構成される内蔵アンテナであって、前記基
板に対して立体的に設けられる複数のアンテナコイル
と、前記基板に形成され、複数の前記アンテナコイルを
直列に接続して、ヘリカルアンテナを構成する導体ライ
ンとを備える構成としてある。
【0010】無線通信機用内蔵アンテナをこのような構
成にすれば、複数のアンテナコイルによって立体的なヘ
リカルアンテナが形成されるため、ヘリカルアンテナを
基板上にコンパクトに構成して、無線通信機の小型化を
図ることができる。また、各アンテナコイルが基板によ
って支持されるため、衝撃による変形も防止することが
できる。
【0011】また、近年においては、広帯域にわたって
良好なアンテナ特性を得るために、ヘリカルアンテナの
始端部と終端部で、その間隔や半径を変えた複雑な形状
のヘリカルアンテナが望まれている。本発明の内蔵アン
テナによれば、基板に対するアンテナコイルの固定位置
や、アンテナコイルの形状を変更するだけで、上記のよ
うな形状のヘリカルアンテナを容易に形成することが可
能になる。
【0012】また、本発明の無線通信機用内蔵アンテナ
は、前記アンテナコイルの両端部が、前記基板に形成さ
れるスルーホールに差し込まれ、前記基板に対して半田
付けされる構成としてある。無線通信機用内蔵アンテナ
をこのような構成にすれば、各アンテナコイルの位置が
スルーホールによって規定されるため、精度の高いヘリ
カルアンテナを形成することができる。しかも、各アン
テナコイルの両端部が、スルーホールによって保持され
るとともに、半田付けによって電気的な接続がとられる
ため、アンテナコイルの支持強度を高めて、衝撃による
変形や接触不良を防止することができる。
【0013】また、本発明の無線通信機用内蔵アンテナ
は、前記アンテナコイルの両端部が、前記スルーホール
への差し込み量を規定する段差を備える構成としてあ
る。無線通信機用内蔵アンテナをこのような構成にすれ
ば、スルーホールに対するアンテナコイルの差し込み量
を正確に管理できるため、差し込み量の誤差でヘリカル
アンテナの精度が低下する不都合を回避できる。
【0014】また、本発明の無線通信機用内蔵アンテナ
は、前記アンテナコイルが、円弧状の導線で構成してあ
る。無線通信機用内蔵アンテナをこのような構成にすれ
ば、ヘリカルアンテナ形状が巻線型に近似して、良好な
アンテナ特性を得ることができる。
【0015】また、本発明の無線通信機用内蔵アンテナ
は、前記アンテナコイルが、前記基板の両面に設けられ
る構成としてある。無線通信機用内蔵アンテナをこのよ
うな構成にすれば、筐体内部におけるヘリカルアンテナ
の配置効率を高めることができるとともに、ヘリカルア
ンテナ形状を巻線型に近似させることができる。
【0016】また、本発明の無線通信機用内蔵アンテナ
は、前記アンテナコイルが、前記基板の片面に設けられ
る構成としてある。無線通信機用内蔵アンテナをこのよ
うな構成にすれば、基板の片面側に僅かなスペースを確
保するだけで、立体的なヘリカルアンテナを構成するこ
とが可能になる。
【0017】また、本発明の無線通信機用内蔵アンテナ
は、複数の前記アンテナコイルが、予め一体的な部品を
構成し、この部品形態で前記基板に実装される構成とし
てある。無線通信機用内蔵アンテナをこのような構成に
すれば、複数のアンテナコイルをそれぞれ基板に実装す
る場合に比べ、基板組立工程を簡略化することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の内蔵アンテナが適用さ
れる無線通信機について、図1を参照して説明する。図
1は、本発明の内蔵アンテナを備える無線通信基板の概
略斜視図である。
【0019】図1に示すように、無線通信基板100
は、プリント基板110に、内蔵アンテナ120と、送
受信器130と、整合回路140と、切替スイッチ15
0と、I/Oコネクタ160とを備えている。整合回路
140と切替スイッチ150は、内蔵アンテナ120と
送受信器130との間に直列に接続されている。ここ
で、整合回路140は、送受信帯域において内蔵アンテ
ナ120の整合をとるための回路である。また、切替ス
イッチ150は、送受信器130の接続先を、I/Oコ
ネクタ160または内蔵アンテナ120に選択的に切替
えるスイッチである。さらに、I/Oコネクタ160
は、無線通信機の製造や保守に際し、内蔵アンテナ12
0を使用せずに送受信器130の特性試験や検査を行う
ための外部インターフェイスである。
【0020】送受信器130は、分配器131と、送信
器132と、受信器133とを備えている。ここで、分
配器131は、送信器132で発生させた送信波を切替
スイッチ150側に送る一方、内蔵アンテナ120又は
I/Oコネクタ160から切替スイッチ150に入力さ
れる受信波を受信器133側に送るものである。
【0021】内蔵アンテナ120は、プリント基板11
0に形成される導体ライン111を介して送受信器13
0に接続される。導体ライン111は、例えば、プリン
ト基板110の表面に形成されるマイクロストリップラ
インによって構成される。
【0022】また、内蔵アンテナ120は、図1に示す
無線通信機においてメインアンテナとして設けられる
が、フェージング対策用などのサブアンテナとして設け
られるものであってもよい。例えば、ロッドアンテナな
どのメインアンテナを備える無線通信機に、サブアンテ
ナとして内蔵アンテナ120を設け、いずれかのアンテ
ナを状況に応じて選択的に使用する場合であっても、本
発明の効果は発揮される。
【0023】上記のごとく構成された無線通信機によれ
ば、内蔵アンテナ120は、送信器132で発生させた
高周波の電気信号を無線通信波に変換し、空中に放射す
る。また、内蔵アンテナ120は、基地局などから空中
を伝わって到来した無線通信波を電気信号に変換し、受
信器133へ伝送する。これらの動作は、基本的に従来
の内蔵アンテナと同様である。
【0024】次に、本発明による内蔵アンテナの第一実
施形態について、図2〜図5を参照して説明する。図2
は、本発明の内蔵アンテナの第一実施形態を示す平面
図、図3は、本発明の内蔵アンテナの第一実施形態を示
す側面図、図4は、本発明の内蔵アンテナの第一実施形
態を示す正面図、図5は、本発明の内蔵アンテナの各実
施形態で使用するアンテナコイルを示す正面図である。
【0025】図2〜図4に示す内蔵アンテナ120は、
プリント基板110に形成される複数のスルーホール1
21と、プリント基板110に形成される複数の導体ラ
イン122と、プリント基板110に立体的に設けられ
る複数のアンテナコイル123とを備えている。スルー
ホール121は、一つのアンテナコイル123につき、
二つを一組としてプリント基板110に形成される。プ
リント基板110におけるスルーホール121の形成位
置は、内蔵アンテナ120の特性や、アンテナコイル1
23の寸法に応じて予め設定される。
【0026】導体ライン122は、スルーホール121
同士を所定のパターンで繋ぐようにプリント基板110
の両面に形成される。本実施形態の導体ライン122
は、プリント基板110の表面に形成されるマイクロス
トリップラインであるが、プリント基板110が多層基
板の場合は、その中層部に形成されるストリップライン
によって導体ライン122を構成してもよい。
【0027】アンテナコイル123は、両端に突起部1
23aを有する円弧状の導線によって形成されている。
アンテナコイル123の突起部123aは、プリント基
板110の一方の面からスルーホール121に差し込ま
れ、プリント基板110の導体ライン122に半田付け
される。これにより、各アンテナコイル123の固定位
置をスルーホール121によって正確に規定することが
できるとともに、スルーホール121及び半田付けによ
って各アンテナコイル123を確実に保持することが可
能になる。
【0028】なお、アンテナコイル123は、必ずしも
円弧状(半円)である必要はなく、無線通信機の筐体高
さ、無線通信機が要求するアンテナ特性などに応じて、
その形状を適宜変更することができる。例えば、アンテ
ナコイル123が楕円形状や四角形状であっても、本発
明の効果は発揮される。
【0029】また、アンテナコイルの両端部には、スル
ーホール121に対する突起部123aの差し込み量を
規定する段差123bが形成される。この段差123b
は、アンテナコイル123の突起部123aがスルーホ
ール121に差し込まれたとき、プリント基板110の
表面に当接することによって、突起部123aの差し込
み量を規定する。これにより、スルーホール121に対
するアンテナコイル123の差し込み量を正確に管理
し、内蔵アンテナ120の精度を高めることが可能にな
る。
【0030】次に、第一実施形態における内蔵アンテナ
120の構成手順を説明する。但し、プリント基板11
0におけるスルーホール121や導体ライン122の形
成位置、アンテナコイル123の形状・寸法などは、無
線通信機が使用する周波数帯に応じて、予め最適化され
ているものとする。プリント基板110上に内蔵アンテ
ナ120を構成する場合は、アンテナコイル123の突
起部123aを、プリント基板110の一方の面からス
ルーホール121に差し込み、プリント基板110の導
体ライン122に半田付けする。この作業を各アンテナ
コイル123毎に繰り返し、プリント基板110の表裏
両面に所定本数のアンテナコイル123を設ける。
【0031】このようにプリント基板110に設けられ
た複数のアンテナコイル123は、平面視において、所
定の間隔で並列するとともに、正面視において、プリン
ト基板110を挟んで円形状に結合される。そして、こ
れらのアンテナコイル123は、プリント基板110の
導体ライン122によって直列に接続され、プリント基
板110上に立体的なヘリカルアンテナを構成する。
【0032】上記のように構成された第一実施形態の内
蔵アンテナ120によれば、プリント基板110上に立
体的なヘリカルアンテナが構成される。そのため、プリ
ント基板110における内蔵アンテナ120の専有面積
が小さくなって、プリント基板110の小型化が可能に
なるとともに、平面的に構成されるヘリカルアンテナに
比べ、良好なアンテナ特性を得ることができる。
【0033】また、第一実施形態の内蔵アンテナ120
によれば、複数のアンテナコイル123を用いて立体的
なヘリカルアンテナを構成するので、プリント基板11
0におけるヘリカルアンテナの突出量が小さくなるとと
もに、各アンテナコイル123を個別に支持し、衝撃に
よる変形を防止することが可能になる。
【0034】また、第一実施形態の内蔵アンテナ120
によれば、広帯域にわたって良好なアンテナ特性を得る
ために、アンテナ始端部とアンテナ終端部で、その間隔
や半径を変えた複雑な形状のヘリカルアンテナを容易に
構成することができる。すなわち、プリント基板110
におけるスルーホール121や導体ライン122の形成
位置、各アンテナコイル123の寸法・形状などを変更
するだけで、上記のような形状のヘリカルアンテナを構
成することが可能になる。
【0035】また、第一実施形態の内蔵アンテナ120
によれば、アンテナコイル123が、プリント基板11
0の両面に設けられるので、プリント基板110を挟む
ようにヘリカルアンテナを構成することができる。これ
により、筐体内部の配置効率を高めることができるとと
もに、ヘリカルアンテナ形状を巻線型に近いものとし、
良好なアンテナ特性を得ることができる。
【0036】[第二実施形態]次に、本発明による内蔵
アンテナの第二実施形態について、図6〜図8を参照し
て説明する。図6は、本発明の内蔵アンテナの第二実施
形態を示す平面図、図7は、本発明の内蔵アンテナの第
二実施形態を示す側面図、図8は、本発明の内蔵アンテ
ナの第二実施形態を示す正面図である。
【0037】図6〜図8に示す内蔵アンテナ220は、
プリント基板210に形成される複数のスルーホール2
21と、プリント基板210に形成される複数の導体ラ
イン222と、プリント基板210に立体的に設けられ
る複数のアンテナコイル223とを備えている。ここ
で、アンテナコイル223は、第一実施形態のものと同
じものが使用されるが、このアンテナコイル223をプ
リント基板210の片面のみに設ける点が第一実施形態
と相違する。すなわち、第二実施形態の内蔵アンテナ2
20においては、プリント基板210の一方の面でヘリ
カルコイルを構成するアンテナコイル223が、プリン
ト基板210上の導体ライン222に置き換えられてい
る。
【0038】上記のように構成された第二実施形態の内
蔵アンテナ220によれば、第一実施形態とほぼ同じ効
果が得られる。しかも、プリント基板210の片面側に
スペースを確保するだけで、立体的なヘリカルアンテナ
を構成することができる。また、必要なアンテナコイル
223の数が減るため、第一実施形態に比べ、コストダ
ウンが可能になる。
【0039】[第三実施形態]次に、本発明による内蔵
アンテナの第三実施形態について、図9〜図11を参照
して説明する。図9は、本発明の内蔵アンテナの第三実
施形態を示す平面図、図10は、本発明の内蔵アンテナ
の第三実施形態を示す側面図、図11は、本発明の内蔵
アンテナの第三実施形態を示す正面図である。
【0040】図9〜図11に示す内蔵アンテナ320
は、プリント基板310に形成される複数のスルーホー
ル321と、プリント基板310に形成される複数の導
体ライン322と、プリント基板310に立体的に設け
られる複数のアンテナコイル323とを備える。ここ
で、アンテナコイル323は、第一実施形態のものと同
じものが使用されるが、このアンテナコイル323が、
予め一体的なアンテナ部品324、325を構成し、こ
のアンテナ部品324、325の形態でプリント基板3
10に実装される点が第一実施形態と相違する。すなわ
ち、第三実施形態の内蔵アンテナ320においては、プ
リント基板310の各面に設けられる複数のアンテナコ
イル323が、その位置を規定した状態で樹脂などの保
持材326により予め一体化され、アンテナ部品32
4、325を構成している。
【0041】上記のように構成された第三実施形態の内
蔵アンテナ320によれば、第一実施形態とほぼ同じ効
果が得られる。しかも、複数のアンテナコイル323を
それぞれプリント基板310に実装する前記実施形態に
比べ、基板組立工程における工程数を減らすことができ
る。
【0042】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではない。例えば、前記実施形態では、アンテナ
コイル123、223、323の端部を、スルーホール
121、221、321に差し込んだ上、半田付けによ
ってプリント基板110、210、310に固定してい
るが、アンテナコイル123、223、323の端部
を、プリント基板110、210、310に対して半田
付けのみで固定したり、プリント基板110、210、
310を貫通しない有底状のホールに差し込んで固定す
るなど、その固定方法を適宜変更することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、無線通
信機内の基板上に、立体的なヘリカルアンテナをコンパ
クトに構成して、無線通信機の小型化を可能にするとと
もに、衝撃によるヘリカルアンテナの変形を防止するこ
とができる。また、基板に対するアンテナコイルの固定
位置や、アンテナコイルの形状を変更することにより、
複雑な形状のヘリカルアンテナを容易に形成することが
可能になる。
【0044】また、アンテナコイルの両端部を、基板に
形成されるスルーホールに差し込み、基板に対して半田
付けするようにした場合は、各アンテナコイルの位置を
スルーホールによって規定し、精度の高いヘリカルアン
テナを形成することができる。また、各アンテナコイル
の両端部が、スルーホールによって保持され、かつ、半
田付けによって電気的な接続がとられるので、アンテナ
コイルの支持強度を高めて、衝撃による変形や接触不良
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内蔵アンテナを備える無線通信基板の
概略斜視図である。
【図2】本発明の内蔵アンテナの第一実施形態を示す平
面図である。
【図3】本発明の内蔵アンテナの第一実施形態を示す側
面図である。
【図4】本発明の内蔵アンテナの第一実施形態を示す正
面図である。
【図5】本発明の内蔵アンテナの各実施形態で使用する
アンテナコイルを示す正面図である。
【図6】本発明の内蔵アンテナの第二実施形態を示す平
面図である。
【図7】本発明の内蔵アンテナの第二実施形態を示す側
面図である。
【図8】本発明の内蔵アンテナの第二実施形態を示す正
面図である。
【図9】本発明の内蔵アンテナの第三実施形態を示す平
面図である。
【図10】本発明の内蔵アンテナの第三実施形態を示す
側面図である。
【図11】本発明の内蔵アンテナの第三実施形態を示す
正面図である。
【符号の説明】
100 無線通信基板 110 プリント基板 120 内蔵アンテナ 121 スルーホール 122 導体ライン 123 アンテナコイル 123a 突起部 123b 段差 210 プリント基板 220 内蔵アンテナ 221 スルーホール 222 導体ライン 223 アンテナコイル 310 プリント基板 320 内蔵アンテナ 321 スルーホール 322 導体ライン 323 アンテナコイル 324 アンテナ部品 325 アンテナ部品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信機内の基板上に構成される内蔵
    アンテナであって、 前記基板に対して立体的に設けられる複数のアンテナコ
    イルと、 前記基板に形成され、複数の前記アンテナコイルを直列
    に接続して、ヘリカルアンテナを構成する導体ラインと
    を備えることを特徴とする無線通信機用内蔵アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記アンテナコイルの両端部が、前記基
    板に形成されるスルーホールに差し込まれ、前記基板の
    導体ラインに対して半田付けされることを特徴とする請
    求項1記載の無線通信機用内蔵アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記アンテナコイルの両端部が、前記ス
    ルーホールへの差し込み量を規定する段差を備えること
    を特徴とする請求項2記載の無線通信機用内蔵アンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】 前記アンテナコイルが、円弧状の導線で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    無線通信機用内蔵アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記アンテナコイルが、前記基板の両面
    に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の無線通信機用内蔵アンテナ。
  6. 【請求項6】 前記アンテナコイルが、前記基板の片面
    に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の無線通信機用内蔵アンテナ。
  7. 【請求項7】 複数の前記アンテナコイルが、予め一体
    的な部品を構成し、この部品形態で前記基板に実装され
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の無
    線通信機用内蔵アンテナ。
JP2002152722A 2002-05-27 2002-05-27 無線通信機用内蔵アンテナ Pending JP2003347818A (ja)

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