JP3618671B2 - インターフェースコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部の電源プラグやコネクタに接続し、機器内の回路素子に電源を供給したり、電気信号を入出力するインターフェースコネクタに関し、更に詳しくは、機器内に備えられる内部アンテナを取り付けたインターフェースコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
従来、携帯電話機、携帯情報端末機等の移動体通信機器には、図7に示すように、ケース101A、101B内に取り付けられたプリント配線基板102に、インターフェースコネクタ100が実装されている。
【0004】
このインターフェースコネタク100は、専用の充電器や外部機器のコネクタと接続するコネクタであり、絶縁ハウジング103に、充電器の電源端子が当接する電源コンタクト104(導電パッド)や、外部機器のコネクタに取り付けられた信号端子が接触する信号コンタクト105が取り付けられている。
【0005】
電源コンタクト104と信号コンタクト105は、インターフェースコネクタ100をプリント配線基板102上に実装することにより、その脚部が、プリント配線基板102の電源パターン、信号パターン(図示省略)に半田接続され、これらのコンタクト104、105とパターンを経由し、充電器から機器内のバッテリーへ電源を供給したり、外部機器と機器内の回路素子とデータ交換が行われれる。
【0006】
一方、携帯電話機、携帯情報端末機等の移動体通信機器には、ケース101外に突出するロッドアンテナ106の他に、ダイバーシチ受信方式を採用して受信感度を良好とするため、ローディングコイルで構成された内部アンテナ107を備え、プリント配線基板102の給電パターンを介して内蔵する受信回路へ接続させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、この内部アンテナ107は、螺旋状に巻回したローディングコイルであるため、他の回路素子と接触することなくプリント配線基板102上に実装するには、広い実装面積を占有することとなり、実装密度が低下することから、移動体通信機器に特に求められる小型化の障害となっていた。プリント配線基板102に対して起立させて取り付ければ、この問題は解決できるが、ケース101自体の厚みが大きくなるので、同様に移動体通信機器を小型化させることはできないものであった。
【0009】
また、上述のインターフェースコネクタ100と、内部アンテナ107は、プリント配線基板102は、別部品として管理され、狭いプリント配線基板102上の実装面に対して個別に実装する必要があるため、実装作業が煩雑なものであった。特に、内部アンテナ107は、ローディングコイルであるため、弾性があり、実装しづらいものであった。
【0010】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、機器に、内部アンテナを内蔵させても、実装密度が低下することなく、しかも、組み立て及び実装作業が煩雑とならないインターフェースコネクタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1のインターフェースコネクタは、直方体状に形成され、底面をプリント配線基板に対向する実装面とし、底面に沿って側方に連設された連結部から一側面に沿って支持突起が立設された絶縁ハウジングと、絶縁ハウジングに取り付けられ、一端部が絶縁ハウジングの正面側から接続される外部端子に接続し、他端部がプリント配線基板の導電パターンに接続するコンタクトと、支持突起が挿通し、絶縁ハウジングの少なくとも一側面に沿って取り付けられるローディングコイルと、絶縁ハウジングの平面に沿って取り付けられ、ローディングコイルの平面側端部に直列に電気接続する帯状アンテナ板と、を備えたインターフェースコネクタであって、ローディングコイルの平面側端部を、帯状アンテナ板の一端部で底面側に開口する接続凹部に挿入し、接続凹部と連結部の間に、巻き軸方向の長さが連結板から絶縁ハウジングの平面までの高さより長いローディングコイルを弾装した状態で、帯状アンテナ板を絶縁ハウジングに取り付け、少なくとも1本のローディングコイルの底面側端部を、プリント配線基板の給電パターンに電気接続させたことを特徴とする。
【0012】
給電パターンに、帯状アンテナ板を直列に接続したローディングコイルの他端を接続するので、ローディングコイルと帯状アンテナ板を内部アンテナとして作用させることができる。
【0013】
ローディングコイルと帯状アンテナ板は、それぞれ、絶縁ハウジングの側面と平面に沿って取り付けられるので、プリント配線基板への実装、若しくは外部端子との接続の障害とならず、インターフェースコネクタの実装と共に実装できる。
【0014】
ローディングコイルは、プリント配線基板に対して鉛直方向に取り付けられ、また、帯状アンテナ板は、絶縁ハウジングの平面に沿って取り付けられるので、広い実装面積を占有しない。帯状アンテナ板をローディングコイルに直列に電気接続して内部アンテナとするので、ローディングコイルの長さを、絶縁ハウジングの高さ以下の長さとすることができ、ケースの厚みを増加させない。
【0015】
支持突起が挿通するローディングコイルは、絶縁ハウジングの一側面に沿って起立した状態で位置決めされる。帯状アンテナ板を絶縁ハウジングに取り付けると、ローディングコイルは接続凹部と連結部の間に弾装されるので、その平面側端部は、帯状アンテナ板の接続凹部に弾性接触し、帯状アンテナ板を取り付けるだけで、その一端部がローディングコイルと直列に電気接続する。
【0016】
また、請求項2のインターフェースコネクタは、帯状アンテナ板の一端部に、絶縁ハウジングの平面に凹設された圧入溝に圧入される圧入片が垂設され、
圧入溝(16)の内壁面に圧入片から突設された係止突起を係止し、圧入溝に圧入した圧入片を抜け止めすることを特徴とする。
【0017】
また、請求項3のインターフェースコネクタは、帯状アンテナ板は、直列に接続されたローディングコイルとともに所定の周波数で共振するように、その一部を蛇行させて全長を調整したことを特徴とする。
【0018】
ローディングコイルを、絶縁ハウジングの側面への取り付けスペースに合わせた形状とし、全体のアンテナの長さは、帯状アンテナ板を蛇行させてその長さを調整できるので、絶縁ハウジングの形状に拘束されずに、内部アンテナとして作用する共振周波数で共振させることができる。
【0019】
また、請求項4のインターフェースコネクタは、絶縁ハウジングの両側面に、一対のローディングコイルを取り付け、帯状アンテナ板の両端部を、各ローディングコイルの平面側端部に直列に電気接続したことを特徴とする。
【0020】
プリント配線基板への実装、若しくは外部端子との接続の障害とならない両側面に沿って一対のローディングコイルを取り付けるので、絶縁ハウジングを小型化しても、帯状アンテナ板をその間に直列に接続して長い長さのアンテナとすることができ、より長い波長の周波数に共振させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るインターフェースコネクタ1を、図1乃至図6で説明する。本実施の形態に係るインターフェースコネクタ1は、携帯電話機のケース(図示せず)内に配置されたプリント配線基板6上に取り付けられ(図2、図3参照)、その正面側(図2に示す面)をケース外に臨ませている。正面側を外部に露出させて取り付けることによって、正面側から接続される専用充電器や外部機器に電気接続し、携帯電話機内のバッテリーに電源を供給したり、携帯電話機と外部機器とデータの入出力を行うものである。
【0022】
この接続のために、直方体状に成形した絶縁ハウジング2の正面には、外部機器と接続する複合コネクタ(図示せず)が嵌合する形状のコネクタ凹部3が形成され、コネクタ凹部3に挿入される複合コネクタの外部端子と接触するように、多数の信号コンタクト4、4・・とその両側に同軸コネクタのコンタクト群5、5が、互いに絶縁するように絶縁ハウジング2に固定されている。
【0023】
信号コンタクト4と同軸コネクタのコンタクト群5の外部端子と接触する接触部の他端部は、図1に示すように、絶縁ハウジング2の背面から底面側にクランク状に引き出され、インターフェースコネクタ1を実装するプリント配線基板6の信号パターン(図示せず)に半田接続される。これにより、複合コネクタの外部端子と各コンタクト4、5を介して、外部機器と携帯電話機内の回路素子との間で、データの入出力が行われる。
【0024】
また、絶縁ハウジング2の正面でコネクタ凹部3の両側には、電源コンタクト7、7の電源パッド7a、7aが露出し、その他端部は、絶縁ハウジング2の底面から突出し、プリント配線基板6の電源パターン(図示せず)に半田接続される。
【0025】
電源パッド7a、7aは、携帯電話機を専用充電器に載置したときに、専用充電器の充電端子に当接するもので、充電端子が電源コンタクト7に当接して弾性接触することにより、電源パターンを介して携帯電話機に内蔵のバッテリーが充電される。
【0026】
このように、直方体状の絶縁ハウジング2の正面は、外部端子と接続する接続面に、底面は、プリント配線基板6と対向する実装面に、背面は、コンタクト4、5の突出面となるものであるが、これらの用途で用いない絶縁ハウジング2の平面(図1に表れる面)と側面を利用して、帯状アンテナ板8とローディングコイル9とからなる内部アンテナ10が取り付けられる。
【0027】
本実施の形態において、ローディングコイル9は、絶縁ハウジング2の左右両側面に取り付けられ、内部アンテナ10を取り付ける為の構成は、左右対称に形成されるので、図4に拡大して示す右側面側の構成を説明し、他側の説明は省略する。
【0028】
絶縁ハウジング2の側面側には、その底面が連続する連結板11が連設され、円板状に形成された連結板11と同心円状に、その平面側から円筒状支持突起12が立設されている。絶縁ハウジング2と連結部となる連結板11及び支持突起12は、絶縁性プラスチックを金型により一体に成形したものである。円筒状支持突起12の外径は、連結板11の外径よりやや小径で、絶縁ハウジング2の側面に沿って立設されるので、側面との間に、ローディングコイル9を収容する隙間が形成される。
【0029】
ローディングコイル9は、内部アンテナ10のヘリカルアンテナ部として作用する部分で、ピアノ線を3ターン巻回し、その底面側端部を巻き軸方向に折り曲げて基端部9aとし、逆L字状に屈曲させた平面側端部を引き出して先端部9bとしている。後述するように、ローディングコイル9を圧縮した状態で取り付けるため、折り曲げ加工した初期状態でのローディングコイル9の巻軸方向の長さは、連結板11から絶縁ハウジング2の平面までの高さより長くなるように加工しておく。
【0030】
連結板11の背面側には、ローディングコイル9の基端部9aを底面側に挿通させる挿通孔13(図1、図3参照)が穿設され、絶縁ハウジング2の側面近傍の平面上には、逆L字状のローディングコイル9の先端部9bを位置決めする位置決め溝14が凹設されている。
【0031】
また、図4に示すように、絶縁ハウジング2の平面には、更に位置決め溝14と交差するように、一対の圧接溝15、15と、圧接溝15、15間で位置決め溝14と平行に圧入溝16が、凹設されている。圧接溝15と圧入溝16は、それぞれ、帯状アンテナ板8の一側に形成される一対の圧接片17、17と圧入片18を圧入させる為の溝である。
【0032】
帯状アンテナ板8は、りん青銅の金属板を打ち抜いて、両端に取付部8Aとそれぞれの内側に蛇行部8Bとを一体に形成してなるもので、絶縁ハウジング2の平面の輪郭内に取り付けられるように、平面の長手方向に沿った細長に形成されている。取付部8Aは、図4に示すように、長方形の対向する2辺から上述の一対の圧接片17、17が、外側の1辺から圧入片18が、それぞれ垂設されている。圧接片17は、二股としてその間に底面側に開口する圧接スリット19を形成し、圧接スリット19でローディングコイル9の先端部9bを圧接接続するようにしている。
【0033】
また、圧入片18の両側には、圧入溝16の内壁面に係止する係止突起18a、18aが突設され、圧入溝16に圧入した圧入片18を抜け止めしている。
【0034】
蛇行部8Bは、帯状アンテナ板8をローディングコイル9と直列に接続して構成される内部アンテナ10のアンテナ長を、所望の長さとするように、その蛇行の折り返し回数と蛇行ピッチを調整するもので、ここでは、内部アンテナ10が、1/4波長の接地アンテナとして携帯電話機の通話で使用する900MHzで共振するように、図示形状に設計されている。
【0035】
直列に接続するローディングコイル9は、加工工程や取り付けの際に、その巻回ピッチ等が変化し、必ずしも設計値通りのインダクタンスが得られないのに対し、帯状アンテナ板8は、プレス成形工程を経て正確に同一形状が得られるので、量産しても性能のばらつきがなく、複数の帯状アンテナ板8から所定の帯状アンテナ板8を選択することにより、内部アンテナとしての特性を調整することもできる。
【0036】
このように構成されるインターフェースコネクタ1の組み立ては、信号コンタクト4、同軸コネクタのコンタクト群5、電源コンタクト7等のコンタクトを、絶縁ハウジング2に対して取り付る取り付け工程と前後して、図5に示すように、帯状アンテナ板8の両側に、一対のローディングコイル9を仮止めしておく。この仮止めは、取付部8Aにそれぞれ形成された一対の圧接スリット19内に、ローディングコイル9の先端部9bを交差させるように圧入し、圧接片18の二股で挟持することにより行う。
【0037】
次いで、ローディングコイル9の巻回部に支持突起12を挿通させながら、基端部9aを連結板11の挿通孔13へ挿入させ、内部アンテナ10の全体を絶縁ハウジング2の平面側にセットする。
【0038】
この状態で、帯状アンテナ板8の両側に形成された圧接片17、17と圧入片18は、圧接溝15と圧入溝16上に位置し、長方形の取付部8Aを押圧することにより、各溝15、16内に圧入され、絶縁ハウジング2に抜け止め固定される。
【0039】
図6に示すように、両側の取付部8Aを絶縁ハウジング2に固定することにより、帯状アンテナ板8は、絶縁ハウジング2の平面に密着して取り付けられる。また、その両側のローディングコイル9は、それぞれ先端部9bが、圧接スリット19、19に挟持されて位置決め溝14に位置決め収容され、巻回部が連結板11との間で圧縮した状態で、絶縁ハウジング2の側面に沿って取り付けられる。
【0040】
内部アンテナ10を取り付けたインターフェースコネクタ1は、各コンタクト4、5、7を、プリント配線基板2の信号パターン、電源パターンに半田付けするとともに、一方のローディングコイル9の基端部9aを、給電パターンに半田付けし、プリント配線基板2上に実装する。
【0041】
これにより、一対のローディングコイル9、9と帯状アンテナ板8を直列に接続してなる内部アンテナ10は、一方のローディングコイル9の基端部9aが給電パターンを介して、プリント配線基板2に実装された空中線結合回路に電気接続し、900MHzで共振するアンテナとして作用する。
【0042】
本発明は、必ずしも上記実施の形態に限られるものではなく、例えば、基端部9aを給電パターンに接続しない他方のローディングコイル9は、内部アンテナ10に求められる電気特性によっては、必ずしも備える必要はなく、また、一対のローディングコイル9の基端部9aのいずれをも、給電パターンに半田接続させるものであってもよい。
【0043】
更に、ローディングコイル9の先端部9bは、圧接スリット19、19に圧接するので、帯状アンテナ板8に電気接続するが、上記実施の形態のように、ローディングコイル9を圧縮した状態で取り付ける場合には、先端部9bが取付部8Aに弾性接触して電気接続するので、必ずしも圧接させる必要はない。
【0044】
更に、帯状アンテナ板8の取付部8A若しくは蛇行部8Bの形成位置は、上述の実施の形態に限らず、絶縁ハウジング2の平面に沿った任意の位置でよく、蛇行部8Bは、必ずしも形成しなくてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、内部アンテナの一部の帯状アンテナ板を、絶縁ハウジングの平面に沿って取り付けるので、プリント配線基板の広い実装面積を占有しない。また、内部アンテナの一部に、帯状アンテナ板を用いるので、ローディングコイルの長さを、絶縁ハウジングの高さ以下の長さとすることができ、起立支持してもケースの厚みを増加させない。
【0046】
また、これに加えて、帯状アンテナ板の絶縁ハウジンクへの取り付け工程で、伸縮するローディングコイルを絶縁ハウジングに取り付けることができるので、組み立て作業が容易となる。特に、ローディングコイル9は、加工工程や取り付けの際に、その巻回ピッチ等が変化し、必ずしも設計値通りのインダクタンスが得られないのに対し、帯状アンテナ板は、プレス成形工程を経て正確に同一形状が得られるので、量産しても性能のばらつきがなく、複数の帯状アンテナ板から所定の帯状アンテナ板を選択することにより、内部アンテナとしての特性を調整することもできる。
【0047】
更に、ローディングコイルは、支持突起を挿通させることにより、絶縁ハウジングの一側面に沿って起立した状態で整列支持されるので、他の部品と干渉せずに、プリント配線基板へ実装できる。
【0048】
更に、請求項3の発明によれば、請求項1若しくは請求項2の発明に加えて、内部アンテナの長さを、帯状アンテナ板の蛇行部の形状を調整することにより、簡単に調整できる。
【0049】
更に、請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の発明に加えて、絶縁ハウジングを小型化しても、内部アンテナのアンテナ長を長くして、より長い波長の周波数に共振させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインターフェースコネクタ1の平面図である。
【図2】インターフェースコネクタ1の正面図である。
【図3】インターフェースコネクタ1の右側面図である。
【図4】インターフェースコネクタ1の要部分解斜視図である。
【図5】内部アンテナ10の取り付ける前のインターフェースコネクタ1の斜視図である。
【図6】インターフェースコネクタ1の斜視図である。
【図7】従来のインターフェースコネクタ100が取り付けられた移動体通信機器の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 インターフェースコネクタ
2 絶縁ハウジング
4 信号コンタクト
5 同軸コネクタのコンタクト
6 プリント配線基板
7 電源コンタクト
8 帯状アンテナ板
8A 取付部(一端部)
9 ローディングコイル
9a 基端部(底面側端部)
9b 先端部(平面側端部)
11 連結板(連結部)
12 支持突起
19 圧接スリット(接続凹部)
Claims (4)
- 直方体状に形成され、底面をプリント配線基板(6)に対向する実装面とし、底面に沿って側方に連設された連結部(11)から一側面に沿って支持突起(12)が立設された絶縁ハウジング(2)と、
絶縁ハウジング(2)に取り付けられ、一端部が絶縁ハウジング(2)の正面側から接続される外部端子に接続し、他端部がプリント配線基板(6)の導電パターンに接続するコンタクト(4、5、7)と、
支持突起(12)が挿通し、絶縁ハウジング(2)の少なくとも一側面に沿って取り付けられるローディングコイル(9)と、
絶縁ハウジング(2)の平面に沿って取り付けられ、ローディングコイル(9)の平面側端部(9b)に直列に電気接続する帯状アンテナ板(8)と、
を備えたインターフェースコネクタであって、
ローディングコイル(9)の平面側端部(9b)を、帯状アンテナ板(8)の一端部(8A)で底面側に開口する接続凹部(19)に挿入し、
接続凹部(19)と連結部(11)の間に、巻き軸方向の長さが連結板(11)から絶縁ハウジング(2)の平面までの高さより長いローディングコイル(9)を弾装した状態で、帯状アンテナ板(8)を絶縁ハウジング(2)に取り付け、
少なくとも1本のローディングコイル(9)の底面側端部(9a)を、プリント配線基板(6)の給電パターンに電気接続させたことを特徴とするインターフェースコネクタ。 - 帯状アンテナ板(8)の一端部(8A)に、絶縁ハウジング(2)の平面に凹設された圧入溝(16)に圧入される圧入片(18)が垂設され、
圧入溝(16)の内壁面に圧入片(18)から突設された係止突起(18a)を係止し、圧入溝(16)に圧入した圧入片(18)を抜け止めすることを特徴とする請求項1に記載のインターフェースコネクタ。 - 帯状アンテナ板(8)は、直列に接続されたローディングコイル(9)とともに所定の周波数で共振するように、その一部を蛇行させて全長を調整したことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載のインターフェースコネクタ。
- 絶縁ハウジング(2)の両側面に、一対のローディングコイル(9)を取り付け、帯状アンテナ板(8)の両端部(8A)を、各ローディングコイル(9)の平面側端部(9b)に直列に電気接続したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のインターフェースコネクタ。
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