JP2018148448A - 無線受信機能付電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線受信機能を備えた電気接続箱の大型化を回避しつつ、必要な長さを有するアンテナをコンパクトに収容することができる新規な構造を備えた無線受信機能付電気接続箱を提供すること。
【解決手段】ケース12,14と、ケース12,14内に収容されて無線受信回路16が設けられたプリント基板18と、無線受信回路16に一端部52が接続された金属製のアンテナ48と、プリント基板18に実装されたコネクタ20とを備え、アンテナ48が、コネクタ20のハウジング30の上壁44と側壁42に跨って延設された状態でハウジング30に固定されており、アンテナ48の一端部52がハウジング30から突出されているようにした。
【選択図】図1
【解決手段】ケース12,14と、ケース12,14内に収容されて無線受信回路16が設けられたプリント基板18と、無線受信回路16に一端部52が接続された金属製のアンテナ48と、プリント基板18に実装されたコネクタ20とを備え、アンテナ48が、コネクタ20のハウジング30の上壁44と側壁42に跨って延設された状態でハウジング30に固定されており、アンテナ48の一端部52がハウジング30から突出されているようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車用の電気接続箱に係り、特に、無線受信機能を備えた無線受信機能付電気接続箱に関するものである。
近年、自動車のドアの解錠および施錠を、キー穴にキーを差し込むことなく行えるリモートキーレスエントリシステムが広く採用されている。かかるシステムは、乗員が携帯する送信用のリモートキーや送受信用のスマートキーを用い、これらのキーから送信する信号を無線受信回路にアンテナが接続されて構成された無線受信機で受信し、受信した信号を無線受信機に接続された、ドアロック制御部に送信して、ドアロック機構を自動制御することにより、ドアの解錠および施錠を行っている。
このようなシステムを構成する1つの要素として、無線受信回路等が設けられたプリント基板にアンテナが実装された無線受信機能を備えた電気接続箱が用いられており、例えば、特開2010−161725号公報(特許文献1)の図1に記載されているように、金属平板を所望の形状にプレス打ち抜きまたは屈曲して形成したアンテナを備えたプリント基板が電気接続箱内に収容されたものが知られている。このようなシステムで用いられる周波数(例えば300〜400MHz)では、アンテナの長さは、受信電波の波長λの少なくともλ/4以上(約20〜25cm)は必要であることから、アンテナ自体の大型化が避けられず、かかる大型のアンテナが搭載された無線受信機能を備えたプリント基板全体が大型化し、それを収容する電気接続箱も大型化せざるを得なかった。
そこで、かかる無線受信機能を備えた電気接続箱の大型化を回避するために、例えば、特許第5044695号公報(特許文献2)の図1および図2に記載されているように、プリント基板に一端部を接続した金属棒またはバスバーでアンテナを形成し、プリント基板を収容するケース外周壁の内面に沿ってアンテナを配置することにより、アンテナ長さを確保して、無線受信機能を備えた電気接続箱の大型化を回避する構成が提案されている。
しかしながら、最近では、より小型化への要求が強まっており、リモートキーレスエントリシステム用のアンテナを金属棒やバスバーが用いて構成することが困難となる場合もあった。それゆえ、かかる無線受信機能を備えた電気接続箱をコンパクトに形成することが可能な新たな方法が求められている。
本発明は、上述の如き事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、無線受信機能を備えた電気接続箱の大型化を回避しつつ、必要な長さを有するアンテナをコンパクトに収容することができる新規な構造を備えた無線受信機能付電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、ケースと、前記ケース内に収容されて無線受信回路が設けられたプリント基板と、前記無線受信回路に一端部が接続された金属製のアンテナと、前記プリント基板に実装されたコネクタとを備え、前記アンテナが、前記コネクタのハウジングの上壁と側壁に跨って延設された状態で前記ハウジングに固定されており、前記アンテナの前記一端部が前記ハウジングから突出されていることを特徴とする。
本態様によれば、金属製のアンテナが、プリント基板に実装されたコネクタのハウジングの上壁と側壁に跨って延設された状態で、ハウジングに固定されている。それゆえ、コネクタのハウジングの上壁や側壁をアンテナの配置領域として利用することができ、長く大型のアンテナをスペース効率よく配設することが可能となる。その結果、プリント基板上の所定エリアに立体的なアンテナの配設空間を必要とした従来構造に比して、無線受信機能付電気接続箱の格段の小型化を達成することができる。
しかも、プリント基板に実装されるコネクタのハウジングに対して、アンテナ自体が固定されていることから、プリント基基板にハウジングを実装するだけで同時にアンテナを所定の位置に位置決めして配設することができるようになっている。それゆえ、従来構造では別途必要であったアンテナを配設する工程を、コネクタの実装工程に一元化できることから、製造工程を簡素化でき、作業効率の向上を図ることができる。
加えて、コネクタのハウジングの上壁と側壁に跨って金属製のアンテナを延在されていることから、ハウジングの剛性を向上することもできる。これにより、剛性を維持しつつハウジングを薄肉化することも可能となることから、ハウジングの小型化、ひいては無線受信機能付電気接続箱自体のさらなる小型化にも寄与できる。
なお、コネクタのハウジングに対するアンテナの固定構造は、ハウジングの上壁および側壁に跨ってアンテナが延存された状態で固定されていれば、いずれでもよく、例えば、ハウジングにアンテナの少なくとも一部を埋設して固定する構造や、アンテナをハウジングの上壁および側壁の表面に固着して固定する構造、さらにはハウジングの上壁および側壁の表面に突設された圧入リブや係合部によってアンテナをハウジングに固定する構造等、任意の構造を採用することができる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記アンテナが、前記ハウジングの前記上壁および前記側壁に埋設されているものである。
本態様によれば、ハウジングの上壁および側壁に延存されたアンテナが、ハウジングに埋設されて一体化されていることから、ハウジングおよびアンテナの取り扱いが一層容易になると共に、ハウジングの周辺部品等とアンテナの接触を有利に阻止できることから、無線受信機能付電気接続箱の動作安定性の向上を同時に確保することができる。
本発明の第三の態様は、前記第一または第二の態様に記載のものにおいて、前記アンテナが、前記ハウジングの前記上壁においてメアンダ型に屈曲された形状とされているものである。
本態様によれば、アンテナの形状が、ハウジングの上壁において、メアンダ型すなわちジグザグ状に蛇行配線した形状とされている。これにより、ハウジングの上壁における狭い配設スペースにおいても、アンテナ全体の長さを十分に確保することができるようになっている。
本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記アンテナが、前記ハウジングの底壁に延設された状態で固定されているものである。
本態様によれば、アンテナが、ハウジングの上壁と側壁に加えて、底壁にも延設された状態で固定されている。それゆえ、アンテナ全体の長さを一層有利に確保することができるようになっている。
本発明の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記プリント基板に、前記コネクタに隣接配置された隣接コネクタが実装されており、前記隣接コネクタのハウジングに固定された追加アンテナが、前記アンテナに接続されているものである。
本態様によれば、隣接配置されたコネクタのハウジングを利用して、スペース効率よく追加アンテナを配設することができ、それをアンテナに接続することで、アンテナ全体の長さを一層有利に確保することも可能となる。したがって、コネクタの大きさが比較的小さい場合等であっても、本発明を適用することにより、複数のコネクタのハウジングを利用して十分な長さが確保されたアンテナを省スペースに配設することが可能となる。なお、追加アンテナを、一端部が無線受信回路に接続されたアンテナに接続する方法は何ら限定されることはないが、例えば、両方のアンテナの接続部をプリント配線を介して接続したり、両方のアンテナの接続部同士を中継端子等で相互に接続することが考えられる。
本発明によれば、金属製のアンテナが、プリント基板に実装されたコネクタのハウジングの上壁と側壁に跨って延設された状態で、ハウジングに固定されている。それゆえ、コネクタのハウジングの上壁や側壁をアンテナの配置領域として利用でき、長く大型のアンテナをスペース効率よく配設できることから、従来構造に比して無線受信機能付電気接続箱の格段の小型化を達成できる。しかも、コネクタのハウジングに対してアンテナ自体が固定されていることから、プリント基板にハウジングを実装するだけで同時にアンテナを所定の位置に位置決めして配設できる。それゆえ、従来構造では別途必要であったアンテナを配設する工程をコネクタの実装工程に一元化できることから、製造工程を簡素化でき、作業効率を向上できる。加えて、コネクタのハウジングの上壁と側壁に跨って金属製のアンテナを延在されていることから、ハウジングの剛性も向上できる。これにより、剛性を維持しつつハウジングを薄肉化することも可能となることから、ハウジングの小型化、ひいては無線受信機能付電気接続箱自体のさらなる小型化にも寄与できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜3には、本発明の一実施形態としての無線受信機能付電気接続箱10が、示されている。図1に示されているように、無線受信機能付電気接続箱10は、例えばポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリフタルアミド(PPA)等の合成樹脂により射出成形等によって形成されたケースであるアッパケース12とロアケース14の間に、無線受信回路16が設けられたプリント基板18が収容されてなる構造とされている。なお、以下の説明において、特に断りの無い限り、上方とは、図1中の上方、下方とは、図1中の下方、前方とは、図1中の左方、後方とは、図1中の右方を言うものとする。
図1に示されているように、アッパケース12およびロアケース14は、互いに相手側に向けて開口する略矩形浅底の略箱体形状を有している。また、アッパケース12とロアケース14にはそれぞれ、後述する側方(前方)に向かって開口するコネクタ20がケース12,14の外方に向かって突出するように正面視で略矩形状の切欠部19a,19bが互いに相手側に向けて開口するように形成されている。そして、アッパケース12とロアケース14は、例えば、アッパケース12に設けられた図示しない係止爪が、ロアケース14の対応する箇所に設けられた図示しない係合枠に挿通されて係合されることにより、相互に組み付けられるようになっている。また、アッパケース12あるいはロアケース14の周壁には、周方向に離隔した適所に図示しないブラケット装着部が設けられており、車体側に設けられた図示しないブラケットが装着されて、無線受信機能付電気接続箱10が車両の適所に装着固定されるようになっている。
一方、プリント基板18は、図1〜2に示されているように、ガラスエポキシ樹脂などの公知の絶縁材料で形成された略矩形の平板形状を有しており、プリント基板18の前方(図2中、左方)には前方に向かって開口するコネクタ20が外周に沿って実装されている一方、プリント基板18の後方手前側(図2中、右方下側)にはドアロックの制御等を行う無線受信制御部22を構成するICチップ24が実装されている。
無線受信制御部22はまた、図示しないリモートキーやスマートキーからの信号を受信するための無線受信回路16を備えている。無線受信回路16はプリント配線によって構成されており、一端側がICチップ24に接続されかつ他端側がプリント基板18の前方手前側(図2中、左方下側)に設けられたスルーホール26に接続されている。かかるスルーホール26は、プリント基板18に対して略円形断面形状で貫通形成されており、スルーホール26の内周面には全面に亘って図示しないめっき層が形成されていると共に、スルーホール26の開口部の周囲にはフランジ状のランド部28が設けられている。そして、無線受信回路16が他端側においてランド部28に接続されることにより、スルーホール26の内周面に施された図示しないめっき層と無線受信回路16が相互に接続されるようになっている。
一方、コネクタ20は、ハウジング30に、複数の接続端子32が挿通されて収容保持された構造とされている。ハウジング30は、図1〜2に示されているように、合成樹脂から形成された一体成形品とされており、前方(図1〜2中、左方)に向かって開口する略矩形の箱体形状を有している。これにより、ハウジング30内には前方に開口するコネクタ装着孔34が形成されている。接続端子32は、一方の端部がハウジング30のコネクタ装着孔34の内部に突設されており、図示しない相手側コネクタがコネクタ装着孔34に装着されることにより相手側コネクタの接続端子と導通接続されるようになっている一方、他方の端部であるリード部36がハウジング30の外方に略クランク形状で突出されており、リード部36の先端部がプリント基板18上に設けられたパッド部38上に載置されて、例えばリフロー方式の半田付けにより接続端子32がパッド部38を介してプリント基板18上に設けられた図示しないプリント配線に対して導通接続されるようになっている(図2参照)。なお、理解を容易とするために、図1〜2においては、半田や一部のプリント配線の図示を省略している。
また、コネクタ20を構成するハウジング30は、図1に示されているように、正面視で略横長矩形状とされている。なお、コネクタ20を構成するハウジング30の高さ寸法:Hに対する幅寸法:Wは好ましくは1.5倍以上のもの、より好ましくは2倍以上のもの、さらに好ましくは3倍以上のものが好適である。本実施形態では、ハウジング30の高さ寸法:Hに対する幅寸法:Wは約1.6倍とされている。さらに、ハウジング30は、平面視で略矩形平板形状の底壁40と、底壁40の幅方向(図2中、上下方向)の両端縁部から上方に向かって同じ高さ寸法で突出する側面視で略矩形平板形状の側壁42と、かかる側壁42の突出端縁部間に延び出す平面視で底壁40と略同形状とされた略矩形平板形状の上壁44に加えて、かかる底壁40と側壁42と上壁44によって構成された筒状体の後方開口部を覆蓋する後壁46を含んで構成されている。そして、かかるハウジング30を構成する一方(図1〜2中、手前側)の側壁42および上壁44には、アンテナ48が埋設されている。
アンテナ48は、図3に示されているように、例えば銅板等の表面に錫等のめっきが施された金属板がプレス打ち抜きおよび屈曲加工等されることによって形成されている。より詳細には、アンテナ48は、一端側50が上下方向に向かって略直線状に延びるように形成されていると共に一端側50の下端部には他の部位よりも狭幅とされた一端部たるリード部52が形成されている。一方、アンテナ48の他端側54は、一端側50の上端部に直交して連結されて水平方向に延出しており、平面視で略コ字状に形成されている。
このような構成とされたアンテナ48が、図1〜2に示されているように、例えばインサートモールド等の手法によって、一端側50のリード部52を除く部位が一方(図1〜2中、手前側)の側壁42に埋設されている一方、一端側50の下端部に形成されたリード部52がハウジング30の一方の側壁42に連接する底壁40から下方に向かって突出するように構成されており、他端側54は、上壁44に埋設されている。かかるハウジング30から突出されたリード部52は、無線受信回路16に接続されているスルーホール26に挿通されるように位置決め配置されており、例えばフロー方式の半田付けによりリード部52がスルーホール26に対して導通接続されるようになっている。このように、本実施形態では、アンテナ48が、コネクタ20を構成するハウジング30の一方の側壁42と上壁44に跨って延設された状態でハウジング30に対して埋設すなわち固定されている。そして、かかるアンテナ48の一端部たるリード部52がハウジング30の一方の側壁42に連接する底壁40から下方に向かって突出されており、かかるリード部52が無線受信回路16に接続されているスルーホール26に挿通されて半田付けされることにより、アンテナ48の一端部たるリード部52が無線受信回路16に対して導通接続されるようになっている。
図1に示されているように、このような構成とされたプリント基板18をアッパケース12とロアケース14の間に収容配置することにより、本発明の無線受信機能付電気接続箱10が完成されるようになっている。より詳細には、先ず、上方に向かって開口するロアケース14内に本実施形態のプリント基板18を収容配置する。かかるプリント基板18は必要に応じてねじ留め等の図示しない固定手段によってロアケース14に対して固定されるようになっている。続いて、かかるロアケース14の開口部をアッパケース12によって覆蓋し、アッパケース12とロアケース14が図示しない係合手段によって相互に組み付けることにより、コネクタ20を構成するハウジング30がアッパケース12とロアケース14の切欠部19a,19bを挿通して前方に向かって突出された本発明の無線受信機能付電気接続箱10が完成されるのである。
このような構造とされた本実施形態の無線受信機能付電気接続箱10によれば、金属製のアンテナ48が、コネクタ20を構成するハウジング30の一方の側壁42と上壁44に跨って埋設された状態でハウジング30に対して固定されている。それゆえ、ハウジング30の側壁42と上壁44をアンテナ48の配置領域として利用することができることから、例えばリモートキーレスエントリシステムに必要とされる長く大型のアンテナ48をスペース効率よく配設することが可能となるのである。また、従来の如きプリント基板上に立体的なアンテナの配設空間を必要とするような場合に比して、かかるアンテナの配設空間を不要とできることから、無線受信機能付電気接続箱10の格段の小型化を達成することが可能となる。加えて、アンテナ48がハウジング30の側壁42と上壁44に跨って埋設されていることから、ハウジング30の剛性も向上できる。それゆえ、剛性を維持しつつハウジング30を薄肉化することにより、ハウジング30の小型化ひいては無線受信機能付電気接続箱10自体のさらなる小型化も可能となる。
また、アンテナ48がハウジング30に埋設されて一体化されていることから、プリント基板18にハウジング30を実装するだけでアンテナ48を所定の位置に位置決めして配設することができる。それゆえ、従来の如きアンテナ48とハウジング30が別体とされていた場合に比して、アンテナ48の取り扱いが容易となると共に、製造工程を一本化できて作業効率の向上を図ることができる。しかも、ハウジング30の周辺部品等とアンテナ48の接触を有利に阻止できることから、無線受信機能付電気接続箱10の動作安定性の向上も同時に確保することができる。
加えて、コネクタ20を構成するハウジング30が横長とされており、高さ寸法:Hの1.5倍以上の幅寸法:Wを有していることから、アンテナ48が埋設されるハウジング30の上壁44の長手方向(図2中、上下方向)の長さ寸法に相当する幅寸法:Wを有利に確保することができることから、アンテナ48を有利に形成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでない。例えば、上記実施形態では、図2に示されているように、プリント基板18上に実装されたコネクタ20を構成するハウジング30の上壁44に埋設されたアンテナ48の部位は、平面視で略コ字状に形成されていたが、図4に示す本発明の他の態様としてのプリント基板56に実装されたコネクタ57のハウジング58のように、上壁44に埋設されたアンテナ60の部位が平面視で略メアンダ型すなわちジグザグ状に屈曲された形状とされていてもよい。これにより、ハウジング58の上壁44の如き狭いスペースであってもアンテナ60全体の長さを十分に確保することができることから、アンテナ60の配設スペースを減らすことができ無線受信機能付電気接続箱10の小型化が可能となっている。なお、上記実施形態では、図2に示されているように、アンテナ48は、ハウジング30の一方の側壁42と上壁44にのみ設けられていたが、もう一方(図1〜2中、奥側)の側壁42にも設けられていてもよい。また、図4に示す本発明の他の態様としてのプリント基板56に実装されたコネクタ57のハウジング58では、上壁44に埋設されたアンテナ60の部位が平面視で略ジグザグ状に屈曲された形状とされていたが、両側壁42においてアンテナ60が略ジグザグ状に屈曲された形状とされていてもよい。
さらに、上記実施形態では、図2に示されているように、アンテナ48がハウジング30の一方の側壁42と上壁44に跨って埋設されていたが、図5に示す本発明の別の態様としてのプリント基板62に実装されたコネクタ63のハウジング64のように、アンテナ66がハウジング64の一方の側壁42と上壁44に加えて、もう一方(図1〜2中、奥側)の側壁42および底壁40に跨って埋設された状態で固定されていてもよい。これにより、アンテナ66全体の長さを一層有利に確保することができることから、アンテナ66の配設スペースを減らして無線受信機能付電気接続箱10の一層の小型化が可能となっている。なお、かかる両側壁42と上壁44と底壁40におけるアンテナ66の形状は、例えばリモートキーレスエントリシステムに対応した任意の形状が採用可能である。
加えて、上記実施形態では、図2に示されているように、アンテナ48がコネクタ20のハウジング30の一方の側壁42と上壁44に跨って埋設されていたが、図6に示す本発明のもう1つの別の態様としてのプリント基板68のように、コネクタ69のハウジング70に隣接して隣接コネクタ71のハウジング72がプリント基板68に実装されており、隣接コネクタ71のハウジング72の一方の側壁42と上壁44に跨って埋設された追加アンテナ74がプリント基板68上に形成されたプリント配線76を介して、コネクタ69のハウジング70の両側壁42と上壁44に跨って埋設されたアンテナ78に接続されているようにしてもよい。これにより、隣接配置された隣接コネクタ71のハウジング72を利用してスペース効率よく追加アンテナ74を配設することができ、しかもその追加アンテナ74を、コネクタ69のハウジング70に埋設されたアンテナ78に接続することで、アンテナ78の長さを一層有利に確保することが可能となる。したがって、コネクタのハウジングの大きさが比較的小さい場合等であっても、本発明のように複数のハウジング70,72を利用することによりアンテナ78の長さを一層有利に確保してアンテナ配設スペースを省スペース化することが可能となる。なお、アンテナ78と追加アンテナ74間の接続方法は本実施形態で例示のプリント配線76を介したものに限定されるものではなく、中継端子等を用いたものなど公知の任意の手法が採用可能である。
また、上記実施形態では、例えば図2に示されているように、アンテナ48は、リード部36の除く全面がハウジング30に埋設されることによって固定されていたが、これに限定されない。例えば、リード部36の除く一部分のみがハウジング30に埋設されることによって固定されていてもよいし、アンテナ48をハウジング30の側壁42および上壁44に対して接着剤等によって固着して固定するようにしてもよい。あるいは、ハウジング30の側壁42および上壁44に突設された係合部をアンテナの係合孔に対して嵌め込む等の任意の係合構造を用いて、ハウジング30の側壁42および上壁44にアンテナ48を固定するようにしてもよく、ハウジング30の側壁42および上壁44に跨ってアンテナ48が延存された状態で固定されていれば、任意の手法が採用可能である。加えて、上記実施形態では、アンテナ48と無線受信回路16との接続はスルーホール26を介して行われていたが、例えば表面実装によりパッド等を介して接続するなど任意の方法が採用可能である。
さらに、例示の実施形態では、無線受信機能付電気接続箱10を車両のリモートキーレスエントリシステムに適用した例を説明したが、それに限定されず、いずれの無線送受信システムにおいても本発明の無線受信機能付電気接続箱10を適用可能であることは勿論である。
10:無線受信機能付電気接続箱、12:アッパケース(ケース)、14:ロアケース(ケース)、16:無線受信回路、18,56,62,68:プリント基板、20,57,63,69:コネクタ、30,58,64,70,72:ハウジング、40:底壁、42:側壁、44:上壁、48,60,66,78:アンテナ、52:リード部(一端部)、71:隣接コネクタ、74:追加アンテナ
Claims (5)
- ケースと、
前記ケース内に収容されて無線受信回路が設けられたプリント基板と、
前記無線受信回路に一端部が接続された金属製のアンテナと、
前記プリント基板に実装されたコネクタとを備え、
前記アンテナが、前記コネクタのハウジングの上壁と側壁に跨って延設された状態で前記ハウジングに固定されており、前記アンテナの前記一端部が前記ハウジングから突出されている
ことを特徴とする無線受信機能付電気接続箱。 - 前記アンテナが、前記ハウジングの前記上壁および前記側壁に埋設されている請求項1に記載の無線受信機能付電気接続箱。
- 前記アンテナが、前記ハウジングの前記上壁においてメアンダ型に屈曲された形状とされている請求項1または2に記載の無線受信機能付電気接続箱。
- 前記アンテナが、前記ハウジングの底壁に延設された状態で固定されている請求項1〜3の何れか1項に記載の無線受信機能付電気接続箱。
- 前記プリント基板に、前記コネクタに隣接配置された隣接コネクタが実装されており、
前記隣接コネクタのハウジングに固定された追加アンテナが、前記アンテナに接続されている請求項1〜4の何れか1項に記載の無線受信機能付電気接続箱。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2017042697A JP2018148448A (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 無線受信機能付電気接続箱 |
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