JP2000112392A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JP2000112392A
JP2000112392A JP10278452A JP27845298A JP2000112392A JP 2000112392 A JP2000112392 A JP 2000112392A JP 10278452 A JP10278452 A JP 10278452A JP 27845298 A JP27845298 A JP 27845298A JP 2000112392 A JP2000112392 A JP 2000112392A
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display panel
circuit board
board
display
driving
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JP10278452A
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Tokumasa Furukawa
▲徳▼昌 古川
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイパネルの駆動用の回路基板から
の電磁波的なノイズを効率よく防ぎ、かつ冷却効率を向
上して粉塵が内部に入り込まなくなるディスプレイ装置
を提供すること。 【解決手段】 画像を表示するディスプレイパネル22
と、前記ディスプレイパネル22の周囲部分に固定して
枠構造体14を構成して、前記ディスプレイパネル22
を機械強度的に保持するディスプレイ保持フレーム組立
20と、前記枠構造体14を収容して前記ディスプレイ
パネル22の画面を外部に表す収容体18と、前記ディ
スプレイパネル22を駆動する回路基板42であって、
前記ディスプレイパネル22の周囲において前記枠構造
体14に機械的に保持され、前記枠構造体14の前記デ
ィスプレイ保持フレーム組立20の存在により、電磁波
的に他の部分から隔離されている前記ディスプレイパネ
ル22を駆動する回路基板42と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ装置
(表示装置ともいう)、特に平板状に形成されているデ
ィスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機等の表示装置として
広く用いられている陰極線管(Cathode Ray
Tube:CRT)は、奥行方向の寸法がかなり大き
く、薄型化が難しい。このようなCRTを有する表示装
置に代えて、平板状、あるいはフラット型の表示パネル
を用いた薄型の表示装置が各種提案されている。
【0003】この種の表示装置としては、たとえばプラ
ズマディスプレイパネル(PDP)や、プラズマ技術と
液晶表示装置の技術を用いたいわゆるプラズマ液晶パネ
ルを有する表示装置がある。この種のプラズマ液晶表示
装置(プラズマアドレス液晶:PALC)は、簡単に言
えば大型の液晶表示装置(LCD)の構造に似ている
が、たとえば背面側にバックライトと呼ばれる照明具が
必要である。背面側のバックライトの光は、偏光フィル
タと液晶の配列制御で調整して、カラーフィルタを通し
て色を付けることでカラー表示することができるように
なっている。
【0004】図40と図41は、従来の平板型のディス
プレイ装置を示している。図40に示す従来のディスプ
レイ装置では、冷却ファン2000が機器内部に配置さ
れており、吸気口2001がディスプレイ下部に設けら
れているとともに排気口2002はディスプレイ上部に
設けられている。回路基板2003は機器の内部であっ
て裏面付近に設けられた発熱源であり、冷却風2004
は機器内部の冷却ファン2000により流れるようにな
っている。シールドケース2006は回路基板2003
を覆っている。図41の従来のディスプレイ装置では、
吸気口3001がディスプレイ側面部に設けられてお
り、排気用冷却ファン口3005がディスプレイのもう
一方の側面部に設けられている。回路基板3003は機
器内部と裏面付近に設けられた発熱源であり、冷却風3
004は冷却ファン3005により機器内部を流れるよ
うになっている。現在、このような平面型のディスプレ
イ装置においては、画素を駆動する場合に、駆動ドライ
バーを用いるが、この駆動ドライバーには高速なクロッ
クとデーターの供給が不可避である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな構造の従来のディスプレイ装置では、その機器の内
部であって、しかもディスプレイパネルの裏面付近に発
熱源でかつ電波輻射源である回路基板を設定しているの
で、次のような弊害が発生する。 (1)このようなディスプレイ装置において、その表示
画面が大きくなるに伴い、必然的にそのディスプレイ装
置内に配置されている駆動ドライバー間の物理的な距離
が離れることになるために、駆動ドライバーへの高速な
クロックとデーターの供給距離が長距離となり、リレー
によるタイミングのずれや長距離配線による配線ケーブ
ルからの電磁波の輻射の増大が生じる。このようなリレ
ーによるタイミングのずれにより、データーエラー等の
表示品位の低下を起こすことがあり、電磁波の輻射の増
大を避けるためにはディスプレイ装置に大型のシールド
ケースを設ける必要がある。
【0006】(2)シールドケースによりディスプレイ
装置の厚みWAが増加してしまい、大型化が避けられな
い。 (3)シールドケースにより、ディスプレイ装置内部の
冷却効果が低下してコスト増を招く。すなわち、電波輻
射と熱輻射源であるたとえばデジタル画像データー処理
部の電磁シールドが必要であり、高速のクロック信号で
各部分が作動するので放熱が必要である。このため、冷
却風を満遍なく流す必要性から、排気用冷却ファン口3
005で示すように少なくとも2個以上の、好ましくは
多数の冷却ファンを配置して、ディスプレイ装置全体に
亘り冷却風を流さなければならずコスト高になってしま
う。またシールドケースにより冷却効果が低下すること
から重量が増してしまう。すなわち、ディスプレイパネ
ルに対する電波輻射源としての回路基板の存在面積が大
きく、かつ電力の関係から電波輻射量が大きい。このた
め厳重なシールドを施す関係から通風のために設けよう
とする風穴の数には限りがあり、冷却風を満遍なく流し
ながら隅々まで効率よく冷却風を送風することが困難で
ある。このために、発熱源である回路基板に対して自発
的放熱を促す必要性から、回路基板に対して多数の大型
のヒートシンク(放熱フィン)を設けなければならな
い。従ってディスプレイ装置全体の重量が増してしま
う。
【0007】(4)冷却風を内部に入れることで、粉塵
がディスプレイ装置の内部に入り込む。すなわち、発熱
源である回路基板の存在面積が大きく、冷却風を満遍な
く流す必要性から、少なくとも2個以上、好ましくは多
数の冷却ファンを配置してディスプレイ装置全体に満遍
なく冷却風を流さなければならない。このために大量の
粉塵がディスプレイ装置の内部に入り込み、画面内を還
流する強制冷却風により粉塵が表示画面に付着する結
果、時間経過によるディスプレイパネルへの粉塵の堆積
により画質を損なってしまう。 (5)このようなディスプレイ装置には電波輻射源であ
る回路基板を設ける必要があるが、電磁波的なノイズを
防ぐために大型の上述したようなシールドケース200
6を別途用意しなければならない。このようなシールド
ケース2006がないと、回路基板がディスプレイパネ
ルの後側に位置しているので、ディスプレイパネルはこ
の回路基板から電磁波的なノイズを受ける恐れがあると
いう問題がある。そこで本発明は上記課題を解消し、デ
ィスプレイパネルの駆動用の回路基板からの電磁波的な
ノイズを効率よく防ぎ、かつ冷却効率を向上して粉塵が
内部に入り込まなくなるディスプレイ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
を表示するディスプレイパネルと、前記ディスプレイパ
ネルの周囲部分に固定して枠構造体を構成して、前記デ
ィスプレイパネルを機械強度的に保持するディスプレイ
保持フレーム組立と、前記枠構造体を収容して前記ディ
スプレイパネルの画面を外部に表す収容体と、前記ディ
スプレイパネルを駆動する回路基板であって、前記ディ
スプレイパネルの周囲において前記枠構造体に機械的に
保持され、前記枠構造体の前記ディスプレイ保持フレー
ム組立の存在により、電磁波的に他の部分から隔離され
ている前記ディスプレイパネルを駆動する回路基板と、
を備えることを特徴とするディスプレイ装置である。請
求項1の発明では、枠構造体のディスプレイ保持フレー
ム組立によりディスプレイパネルを機械強度的に保持す
る。ディスプレイパネルを駆動する回路基板は、ディス
プレイパネルの周囲において枠構造体に機械的に保持さ
れている。しかもこの駆動する回路基板は、枠構造体の
存在により電磁波的に他の部分から隔離されている。こ
れにより、ディスプレイパネルを駆動する回路基板が作
動時に発生する電磁波は、他の部分から隔離される。こ
のようにすることで、ディスプレイパネルを駆動する回
路基板からの他の部分に対する不要輻射を減らして誤動
作を防ぐことができる。つまり枠構造体のディスプレイ
保持フレーム組立が、ディスプレイパネルを駆動する回
路基板の電磁遮蔽シールド効果を有している。
【0009】請求項2は、請求項1に記載のディスプレ
イ装置において、前記ディスプレイパネルを駆動する回
路基板は、前記ディスプレイパネルに対してフレキシブ
ル基板により電気的に接続されて、前記フレキシブル基
板の途中を折り曲げられて前記ディスプレイパネルを駆
動する回路基板が金属製の前記ディスプレイ保持フレー
ム組立に取り付けられることで、前記ディスプレイパネ
ルを駆動する回路基板が前記ディスプレイ保持フレーム
組立に固定されている。これにより、金属製のディスプ
レイ保持フレーム組立が、ディスプレイパネルを駆動す
る回路基板が作動時に発生する熱を冷却できるととも
に、ディスプレイ保持フレーム組立自体がディスプレイ
パネルを駆動する回路基板の電磁遮蔽シールド効果を有
している。
【0010】請求項3は、請求項2に記載のディスプレ
イ装置において、前記収容体内には前記枠構造体の周囲
部分にトーラス状の風路構造部が形成されており、前記
風路構造部内であって前記枠構造体の上辺部と下辺部に
は前記ディスプレイパネルを駆動する回路基板の電磁波
輻射源が、電磁波的に分散して隔離して配置されてい
る。これにより、ディスプレイパネルを駆動する回路基
板の電磁波輻射源が、電磁波的にディスプレイパネルの
上辺部と下辺部において分散して隔離して配置されてい
る。しかも、これらのディスプレイパネルを駆動する回
路基板はトーラス状の風路構造部内に配置されているこ
とから、粉塵はディスプレイパネル内部に入りこまず風
路構造部内のみを通り、ディスプレイパネルを駆動する
回路基板が作動時に発熱しても、その風路構造部を通る
風により冷却することができる。
【0011】請求項4は、請求項3に記載のディスプレ
イ装置において、前記上辺部の前記ディスプレイパネル
を駆動する回路基板と前記下辺部の前記ディスプレイパ
ネルを駆動する回路基板は、電磁的にシールドされたフ
レキシブル基板により電気的に接続されている。これに
より、電磁的にシールドされたフレキシブル基板を用い
て、ディスプレイパネルの上辺部とディスプレイパネル
の下辺部側のそれぞれの回路基板を電気的に接続するこ
とができる。このように上辺部と下辺部の回路基板を電
気的に横断して接続配線しても、電磁的にシールドされ
たフレキシブル基板を用いているので、そのフレキシブ
ル基板から発生する不要輻射を極力小さくすることがで
きる。
【0012】請求項5は、請求項4に記載のディスプレ
イ装置において、前記ディスプレイパネルの背面には、
前記ディスプレイパネルの背面から光を照射するバック
ライトユニットを有し、前記フレキシブル基板は前記バ
ックライトユニットの背面を通る。これにより、電磁的
なシールドを行ったフレキシブル基板が、バックライト
ユニットの背面を通るので、バックライトユニットから
の電磁波的な妨害がフレキシブル基板を通る信号等に影
響を与えるのを防ぐことができ、このフレキシブル基板
を用いて、上辺部と下辺部の回路基板を最短距離で電気
的な配線を行うことができる。
【0013】請求項6は、請求項5に記載のディスプレ
イ装置において、前記上辺部の前記ディスプレイパネル
を駆動す回路基板と前記下辺部の前記ディスプレイパネ
ルを駆動する回路基板は、クロック源を有する回路基板
から前記フレキシブル基板を介してクロックが供給さ
れ、電磁的なシールドを行う前記風路構造部の風路内に
前記クロック源を有する回路基板と前記フレキシブル基
板が配置されている。これにより、電磁的なシールドを
行う風路構造部の風路内に、クロック源を有する回路基
板とフレキシブル基板が配置されていることから、信号
の位相ずれや時間的なずれのない均質なクロックを、不
要輻射を最小にして、各回路基板に供給することができ
る。
【0014】請求項7は、請求項3に記載のディスプレ
イ装置において、前記風路構造部内を強制換気するファ
ンを有し、前記ディスプレイパネルを駆動する回路基板
に搭載される部品を前記ディスプレイパネルを駆動する
回路基板の片面に配置し、前記ディスプレイパネルを駆
動する回路基板は金属製の前記ディスプレイ保持フレー
ム組立に貼付けられており、前記ディスプレイ保持フレ
ーム組立が前記風路構造部の一部分を構成する放熱体で
ある。これにより、ディスプレイパネルを駆動する回路
基板は、金属製のディスプレイ保持フレーム組立に貼付
けられており、しかもその回路基板の片面に部品が搭載
されている。そしてディスプレイ保持フレーム組立が風
路構造部の一部分を構成する放熱体であり、その風路構
造部内はファンにより強制管理できるので、ディスプレ
イパネルを駆動する回路基板が作動時に発熱しても、片
面に配置された部品を、風路構造部を通る風により効率
よく冷却できるとともに、金属製のディスプレイ保持フ
レーム組立にその熱を逃がすことができる。このような
ことから回路基板は強制空冷を行えるとともに、ディス
プレイ保持フレーム組立を通じて熱伝達により放熱をす
ることもでき、風路構造部内における熱バランスを容易
に取ることができる。
【0015】請求項8は、請求項3に記載のディスプレ
イ装置において、前記風路構造部内を強制換気するファ
ンを有し、前記上辺部の前記ディスプレイパネルを駆動
する回路基板と前記下辺部の前記ディスプレイパネルを
駆動する回路基板が、クロック及びデーター供給回路基
板に対して中継基板を介して電気的に接続されている。
上辺部のディスプレイパネルを駆動する回路基板と下辺
部のディスプレイパネルを駆動する回路基板が、クロッ
ク及びデーター供給回路基板に対して中継基板を介して
電気的に接続されていることから、風路構造部の風路を
阻害せずに電気的な短距離接続を可能にし、不要輻射の
低減を図る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0017】図1と図2は、本発明のディスプレイ装置
の好ましい実施の形態を示す分解斜視図である。このデ
ィスプレイ装置10は、平板型あるいはフラット型のデ
ィスプレイ装置とも呼ばれており、大型サイズから小型
サイズの各種のものがあり、左右幅及び上下幅に比べ
て、奥行(厚み)がかなり小さくできることから、据置
き型の表示装置あるいは壁掛け型の表示装置等として大
画面表示を行うことができる特質を持っている。ディス
プレイ装置10の例としては、たとえばプラズマディス
プレイパネル(PDP)やプラズマトロンディスプレイ
あるいはプラズマアドレス液晶(PALC)表示装置等
と呼ばれる比較的大型の表示装置である。
【0018】図1において、このディスプレイ装置10
は、フロントベズル(収容体の画面枠)12、ディスプ
レイパネル組立14及びリアカバー16等を有してい
る。フロントベズル12は、リアカバー16とにより収
容体18を構成するものであり、この収容体18の中に
はディスプレイパネル組立14を収容する。ディスプレ
イパネル組立14は、枠構造体であり、ディスプレイ保
持フレーム組立20とディスプレイパネル22を有して
いる。ディスプレイ保持フレーム組立20がディスプレ
イパネル22の周囲部分22Aに対して、たとえば接着
により固定されることにより、ディスプレイパネル組立
14が構成されるようになっている。
【0019】リアカバー16の中央部であってかつ上下
位置には、それぞれ一つずつ吸気口(吸気部)24,2
4が形成されている。上側の吸気口24の左右位置に
は、排気ファン(排気部)26,26が設けられてい
る。これらの排気ファン26,26は、後で説明する排
気口に対応して設けられている。フロントベズル12と
リアカバー16はたとえば金属あるいはプラスチックに
より作ることができ、ディスプレイ保持フレーム組立2
0は放熱性の優れた鉄やアルミニウム等の金属により作
ることができる。ディスプレイパネル22は画像形成部
であり、このディスプレイパネル22には照明具である
バックライトユニット、拡散板及び偏光フィルタ等を配
置することができる。
【0020】図1のディスプレイ装置10を組立てる場
合には、まず矢印A1で示すようにディスプレイパネル
22の周囲部分22Aに対してディスプレイ保持フレー
ム組立20をたとえば接着により固定する。このように
組立てられたディスプレイパネル組立14を、フロント
ベズル12の中に矢印A2に示すように収容するととも
に、矢印A3で示すようにリアカバー16をフロントベ
ズル12側に取り付ける。図2は、このように構成され
たディスプレイ装置10を背面側から示している。
【0021】このディスプレイ装置10には、図3に示
すようないわゆる好ましくはトーラス状な風路構造部3
0が形成されている。図1に示すフロントベズル12、
リアカバー16、ディスプレイパネル組立14により、
四辺部分を有する風路構造部30が構成される。この風
路構造部30は、図1のフロントベズル12の内面12
A、ディスプレイパネル組立14の外面14A、リアカ
バー16の内面16A等により主に形成されている。風
路構造部30のリアカバー16側には、排気ファン2
6,26が配置されているとともに、吸気口24,24
が配置されている。図3の風路構造部30の吸気口2
4,24から吸気風Wが吸入される。排気ファン26を
作動させることにより、スムーズに吸気風Wが吸気口2
4,24から風路構造部30内に入る。入った吸気風W
は冷却風W1として、この風路構造部30内を通り、排
気風WEとして排気ファン26側により排気口から外部
に排出されるようになっている。
【0022】この場合に、図3の風路構造部30に面し
て配置される回路基板の発熱量のバランスに応じて、た
とえば図4と図5に示すように、冷却ファン26の数を
増やしたりあるいは冷却ファン26の径を小口径にした
りあるいは冷却ファン26の位置を、トーラス状の風路
構造部30の任意の位置にずらすか、あるいは吸気口2
4の大きさを加減することも可能である。
【0023】図4の例では、比較的小口径の冷却ファン
26が合計6個風路構造部30の排気口に対応して設け
られている。図5の風路構造部30では、上側の吸気口
24が比較的小さくなっており、下側の吸気口24はや
や大きくなっている。紙面において右側の冷却ファン2
6は風路構造部30の上側に位置し、もう一つの左側の
冷却ファン26は風路構造部30の中間位置に位置され
ている。しかも、図5の穴28のように、トーラス状の
風路構造部30の任意の箇所にこのような穴28が開い
ていても、トーラス状の風路構造部30の全体を流れる
風W2の冷却効果を損なわない程度であれば、このよう
な穴28を任意の箇所に設けてもよい。
【0024】図6は、図1のディスプレイパネル22の
詳細構造を示しており、ディスプレイパネル22の裏面
から見た図である。このディスプレイパネル22は、上
述したようにたとえば液晶表示装置を用いることがで
き、表示部分40は、その周囲に無表示部分41を有し
ている。表示部分40は、コラムドライバー基板(駆動
基板)42、プラズマドライバー基板44を備えてい
る。コラムドライバー基板42はコラムドライバー接続
用フレキシブル基板43により表示部分40側に電気的
に接続されている。プラズマドライバー基板44は、フ
レキシブル基板45により表示部分40に接続されてい
る。表示部分40の画像表示面は、図6においては反対
面である。
【0025】図7は、図6のディスプレイパネル22の
無表示部分41に対して、両面接着剤46を配置した例
を示している。この両面接着剤46,46を用いて、デ
ィスプレイ保持フレーム組立20を、図7のディスプレ
イパネル22の無表示部分41に対して図8に示すよう
にして張り付ける。このことは図1にも示している。図
8のディスプレイ保持フレーム組立20は、図1に示す
ディスプレイ保持フレーム組立20であり、このディス
プレイ保持フレーム組立20は、上辺部50と下辺部5
1及び左辺部52、右辺部53から構成されている。
【0026】図9は、図8のX−X線における断面図で
あり、図8と図9の上辺部50と下辺部51は、断面で
見てL字型を有し、図8と図9の左辺部52と右辺部5
3は、角パイプである。これら上辺部50、下辺部5
1、左辺部52及び右辺部53により、ディスプレイ保
持フレーム組立20が構成されている。図9において、
ディスプレイ保持フレーム組立20の上辺部50と下辺
部51は、それぞれ面FAとFBを有しており、面FA
はディスプレイパネル22に固定され、面FBは図3の
トーラス状の風路構造部30の通風路の側壁の一部を構
成している。
【0027】次に図10と図11を参照して、図8に示
すコラムドライバー基板42を、上辺部50と下辺部5
1に対して固定する作業について説明する。この場合に
は、コラムドライバー基板42のフレキシブル基板43
が、図10のラインY−Yにより折り曲げられて、図1
0と図11に示すように、上辺部50の面FCと下辺部
51の面FCに対してたとえば接着剤により固定されて
いる。図11では、フレキシブル基板43の途中部分が
折り曲げられて、面FCに対してコラムドライバー基板
42が固定された状態を示している。
【0028】この接着段階において、コラムドライバー
基板42は、対応するディスプレイ保持フレーム組立2
0の上辺部50あるいは下辺部51側に機械的に固定さ
れる。そしてこれらの上辺部50と下辺部51がたとえ
ば金属製、好ましくはアルミニウム製であれば、コラム
ドライバー基板42が作動時に発生する熱を、この上辺
部50と下辺部51により冷却と放熱発散させることが
できるとともに、上辺部50と下辺部51は図3の風路
構造部30の通風路の一部を構成していることから、効
率よくコラムドライバー基板42から発生する熱を発散
冷却することができる。つまりこの上辺部50と下辺部
51はコラムドライバー基板42のヒートシンク機能を
兼ねている。コラムドライバー基板42は作動時に発熱
量が多いので、このような構造を採用することにより、
ディスプレイ装置の内部の放熱の効率を高めることがで
きる。
【0029】図11においては、バックライトユニット
60を示している。このバックライトユニット60は、
図11の矢印C方向に沿って、表示部分40の裏側に配
置される。バックライトユニット60が配置された様子
は図14と図15に示している。このバックライトの構
造例としては図12と図13に示している。バックライ
トユニット60には、図12のように複数本の蛍光管6
1を平行に配置する。これらの蛍光管61の発熱源であ
る管端部63が集合ホルダ62により機械的に保持され
ると同時に、反射板64に対しては平行に並べて配置さ
れている。蛍光管61が発生する光は反射板64で反射
されて、図14と図15の表示部分40の裏面側に照射
される。これにより表示部分40に表示される画像はこ
のバックライトの光により明るくすることができる。
【0030】組立てられた図14と図15のバックライ
トユニット60は、ディスプレイ保持フレーム組立20
内に接触するように組み込まれて、最終的に図3の左右
トーラス状の風路構造部30の内壁の一部として構成さ
れる。これによりバックライトユニット60の各蛍光管
61の管端部63が発生する熱は、たとえば金属製のデ
ィスプレイ保持フレーム組立20を介して風路構造部3
0に流れる冷却風により冷却される構造になっている。
【0031】次に、図14〜図17を参照して、上述し
たコラムドライバー基板42(パネル駆動ドライバー基
板ともいう)と、信号処理基板(画像処理基板ともい
う)70の電磁波的な熱的な分散配置と、コラムドライ
バー基板42と信号処理基板70を効率よく冷却する構
造例について説明する。図14は、図10のZ−Z線に
おける断面構造を示しており、図15は、図14の断面
構造に対して、さらに信号処理基板70を追加配置した
構造例を示している。
【0032】図14と図15に示すコラムドライバー基
板42と信号処理基板70は、作動時には発熱をする
が、これらのコラムドライバー基板42と信号処理基板
70は、金属製の上辺部50と下辺部51にそれぞれ電
磁波的にかつ熱的に分散隔離して配置されていることが
特徴的である。コラムドライバー基板42は、すでに述
べたように、上辺部50の面FCに接着して固定されて
おり、各コラムドライバー基板42は、表示部分40と
平行になっている。上辺部50と下辺部51にはそれぞ
れ複数の基板を接続する接続コネクタ80が取り付けら
れている。各コラムドライバー基板42はこの電気的な
接続コネクタ80に対して電気的に接続されている。
【0033】一方、信号処理基板70は、接続基板(接
続コネクタ)80に対してそれぞれやはり取り付けられ
ている。信号処理基板70はコラムドライバー基板42
に平行で、かつ接続コネクタ80に対して垂直に電気的
に接続されている。しかも、信号処理基板70とコラム
ドライバー基板42の間には間隔Jが設けられている。
この間隔Jは、コラムドライバー基板42、接続基板
(接続コネクタ)80及び信号処理基板70が断面で見
てU字型に配置されていることから設けられているもの
であり、間隔Jは、風路構造部30の中の通風路Dを構
成している。これにより、コラムドライバー基板42と
信号処理基板70は、通風路Dにより効率的に冷却する
ことができる。
【0034】図16と図17は、上述したコラムドライ
バー基板42と信号処理基板70が接続コネクタ80で
接続される様子を示している。特に、上辺部50と下辺
部51が、金属製であり、コラムドライバー基板42か
ら発生する電磁波を吸収及び遮蔽できる。さらにフレキ
シブル基板43の長さを短くすることができ、フレキシ
ブル基板43から放出する不要輻射電波を少くすること
ができる。
【0035】図18は、上述のようにして組立てられた
ディスプレイパネル組立14、バックライトユニット6
0、コラムドライバー基板42及び信号処理基板70等
が、フロントベズル12とリアカバー16内に収容され
る状態を示し、図19はこれらのフロントベズル12と
リアカバー16が完全に組立てられた様子を示す図であ
る。フロントベズル12は、ディスプレイパネル組立1
4側にE方向に沿って組立てられ、リアカバー16はG
方向に沿って組立てられる。この時に、リアカバー16
の上部には、すでに排気ファン26が固定されている。
排気ファン26は、図19において上辺部50側の信号
処理基板70の横に位置決めされる。フロントベズル1
2の開口部12Fは、表示部分40の表示面(表面)を
外部に表すことができる開口部である。図19のように
組立てた状態では、信号処理基板70とコラムドライバ
ー基板42の間には風路Dが形成されるとともに、信号
処理基板70とリアカバー16の間には別の風路D1が
形成されている。風路D,D1は図3の風路構造部30
の一部分である。これにより、信号処理基板70の冷却
効率をさらに大きくすることができる。
【0036】次に、図1のディスプレイパネル22画面
の周囲に意図的に独立した風路構造部30を設けて、発
熱体でありかつ電波輻射源である電源基板がディスプレ
イパネルの左右の位置であって、かつ風路構造部30の
風路内に意図的に配置されていることで、各種の回路基
板の熱分散と電磁的な分散隔離処理について具体的に説
明する。図20と図21は、フロントベズル12の中で
あって、しかもディスプレイパネル組立14の周囲に、
電源基板130,131,132,133が配置された
例を示している。電源基板130,130の上にはそれ
ぞれ排気ファン26が設けられている。すなわちディス
プレイパネル22の左右側には、駆動基板130〜13
3が配置されており、これらの電源基板130はフロン
トベズル12の内部にサポート(基板取り付け端子)1
40を介して直接固定されている。このようにすれば電
源基板130,131,132,133とフロントベズ
ル12の内面の間の風路と、電源基板とリアカバーの間
に矢印AR10,AR11で示すように風路が形成され
る。これらの風路は図3の風路構造部30の一部であ
り、これらの電源基板を効率良く冷却できる。
【0037】これに対してディスプレイパネル22の上
辺部と下辺部分に対応して、信号処理基板42等が配置
されている。これらの信号処理基板42等はディスプレ
イパネル組立14の上辺部50と下辺部51に対してそ
れぞれ固定されている。図21では、ディスプレイパネ
ル22の上側と下側には信号処理基板及びコラムドライ
バー基板等が配置されている。これに対してディスプレ
イパネルの左側と右側、すなわち枠構造体14あるいは
ディスプレイ保持フレーム組立20の左側には電源基板
130,131が配置され、右側には電源基板132,
133が配置されている。このように電源基板130,
131と132,133が分けて配置されていることに
より、電磁波的に分散して隔離でき、かつ熱容量的にも
分散して配置することができる。
【0038】図22は、図21の電源基板130,13
1,132,133の回路構成例を示している。図22
のAC(交流電流)入力BBは、電源基板131のAC
−ラインフィルタ(AC−Line Filter)1
31Aに供給される。電源基板131は、AC−ライン
フィルタ131Aとスタンバイ電源回路(STNBY5
V)131Bを有している。AC−ラインフィルタ13
1Aは、AC入力BBに重畳するコモンモードノイズ、
ノーマルモードノイズを除去するためのものである。ス
タンバイ電源回路131Bは、MPU(マイクロプロセ
ッサユニット)199を駆動するための電圧5Vを作成
する。
【0039】電源基板130は、昇圧回路UP1、DC
−DC(直流−直流)コンバーターe001、ノイズフ
ィルタFL1を有している。昇圧回路UP1は、ノイズ
を除去後のACをたとえば400Vに近い電圧の直流電
流(DC)に変換する。DC−DCコンバーターe00
1は、バックライトユニット60(図11参照)を駆動
するインバーター回路に供給する電圧を作成する。ノイ
ズフィルタFL1は、電源基板130の個別入力ノイズ
フィルタである。電源基板132は、電源基板130と
同様の構成であり、昇圧回路UP2、DC−DCコンバ
ーターe002、個別入力ノイズフィルタFL2を有し
ている。昇圧回路UP2はノイズを除去後のACを40
0V近い電圧のDCに変換する。DC−DCコンバータ
ーe002は信号処理基板系に供給する電圧を作成す
る。電源基板133はDC−DCコンバーターe003
を有している。このコンバーターe003はパネル駆動
回路系に供給する電圧を作成する。
【0040】図22に示す各電源基板130〜133に
おける各要素の配置例を、図23に示している。図23
のAC入力端子BB1,BB2は、電源基板131の下
部に設けられている。信号処理基板42等が、ディスプ
レイパネル22の上部と下部にそれぞれ配置されてい
る。これに対して電源基板130,131はディスプレ
イパネル22の左側に配置され、電源基板132,13
3はディスプレイパネル22の右側に配置されている。
このような電源基板の配置において、電源基板130,
131の発生する発熱量は、損失分に相当するために、
たとえば電源基板130において昇圧回路UP1の変換
効率を90%、負荷電力200Wとすれば、20Wの発
熱が生じる。DC−DCコンバーターe001の変換効
率が90%とし、負荷電力200Wとすればやはり20
Wの発熱が生じる。
【0041】同様に右側の電源基板132,133の発
生する発熱量も、変換損失分に相当する。たとえば電源
基板132において変換効率90%で、負荷電力200
Wとすれば、たとえば20Wの発熱が生じる。DC−D
Cコンバーターe002及びe003では、変換損失が
それぞれ生じて発熱となる。たとえばコンバーターe0
02においては変換効率90%で負荷電力100Wとす
れば、10Wの発熱が生じる。またたとえばコンバータ
ーe003において変換効率が90%で、負荷電力が1
00Wとすれば、10Wの発熱が生じる。左側の電源基
板131の発生する発熱量は、ディスプレイ装置全体の
電力の通過損失分に相当し、たとえばAC−ラインフィ
ルタにおいて、通過効率95%で、通過電力400Wと
すれば、20Wの発熱が生じる。
【0042】従って図23のような基板の配置によれ
ば、左側の損失合計が20W+20W+20W=60W
となり、右側の損失合計が20W+10W+10W=4
0Wとなる。発熱量の分散が極端に左右で異ならないよ
うにこのように電源基板130,131と132,13
3が意図的に配置してある。もし、本発明の実施の形態
とは異なり、これらの4つの電源基板130,131,
132,133を1枚の電源基板に作成して、たとえば
ディスプレイパネル22の裏面側に対面して配置すると
すれば、100Wの集中発熱源となり、ディスプレイパ
ネル22を保護するために、集中冷却を要する事態とな
るのは自明である。従って、この場合には電源基板に大
型のヒートシンクを設けたり、その部分を大型のファン
で強制冷却する必要があり、このようなことからディス
プレイ装置の大型化及びコスト高が避けられないことに
なる。
【0043】図23において、矢印AR1,AR2は、
それぞれの電源基板の損失による発熱で発生する自然対
流の向きを示している。その自然対流の向きは、図3に
示す風路構造部30の風路内に形成される強制冷却風の
向きと同方向になるように形成されている。また図21
の矢印AR10,AR11のように、サポート140を
用いて電源基板130,131,132,133を、浮
かすようにしてフロントベズル12の内面に対して固定
している。これにより矢印AR10,AR11のように
通風が容易に行うことができる。従って、発熱源でかつ
電波輻射源である電源基板130〜133の熱的な分散
隔離と、電磁波的な分散隔離を同時に図ることができ
る。
【0044】さらに特徴的なのは、図23の電源基板1
33のDC−DCコンバーターe003と、電源基板1
30のコンバーターe002及び電源基板130のコン
バーターe001は、パネル駆動回路系に供給する電圧
を作成するものであるが、これらは、個々にスイッチン
グ周波数が独立しているために、相互に干渉しやすい性
質を有している。しかし、上述したようにこれらの電源
基板は左右に分けて配置されて、しかも機能毎に基板分
割により、各コンバーターe001,002,003が
電気的空間的あるいは電磁波的に分散隔離されているこ
とにより、一方のコンバーターに対して他のコンバータ
ーが発生する電磁波妨害の影響を受けにくくする。しか
もこれらのコンバーターはディスプレイパネルの裏面側
には配置されておらず四隅の周辺部に配置されているこ
とから、ディスプレイパネルに対する電磁波妨害の影響
を与えにくくしている。
【0045】特に、図10のように構成された上辺部5
0と下辺部51及び左辺部52と右辺部53がすべて金
属製のフレーム状の構造体であるので、その各上辺部、
下辺部、右辺部、左辺部の側壁により、図23の各電源
基板130〜133に対する電磁的遮蔽効果が得られ
る。一方の基板自身の発生する電磁波が他の基板へ影響
するのを阻止し、他の基板の発生する電磁波が一方の基
板へ影響するのを防止する目的で、一般的に基板にはシ
ールドケースを装着するのが一般的である。しかし、本
発明の実施の形態では、図23のような基板の配置をす
ることにより、別個新たなシールドケースを設ける必要
がなく、図1のディスプレイパネル組立14の上辺部、
下辺部、右辺部及び左辺部がシールドケースの役割を果
たしている。しかもこれらの上辺部50、下辺部51、
右辺部53、左辺部52が、風路構造部30の一部を構
成しているので、通風路が妨げられずになお一層の冷却
効果の向上も図ることができる。
【0046】図23における左側と右側の電源基板の発
熱量の差に応じて、図3〜図5に示すように排気ファン
(冷却ファン)の風路構造部30における位置の変更が
可能である。特に右側と左側の排気ファンの回転数を適
宜増減できる。たとえば発熱量の多い左側の排気ファン
の回転数を、右側の排気ファンの回転数よりも増加させ
る等して、排熱量のバランスを取ることができる。
【0047】図24は、図22に対応して示す別の電源
回路の例を示している。図24において、電源基板13
0の昇圧回路UP2は、電源基板133のDC−DCコ
ンバーターe003,e002に対して電圧を供給して
いる。電源基板130はノイズフィルタFL1,FL2
を有し、昇圧回路UP2とUP1を有している。昇圧回
路UP2はノイズを除去後のACを400Vに近い電圧
のDCに変換する。ノイズフィルタFL2は、昇圧回路
UP2の個別入力ノイズフィルタである。昇圧回路UP
1はノイズを除去後のACを400V近い電圧のDCに
変換する。ノイズフィルタFL1は昇圧回路UP1の個
別入力ノイズフィルタである。電源基板132は、DC
−DCコンバーターe001を有し、このコンバーター
e001はバックライトユニット60を駆動するインバ
ーター回路に供給する電圧を作成する。電源基板133
のDC−DCコンバーターe002はディスプレイ装置
の信号処理回路系に供給する電圧を作成し、コンバータ
ーe003はパネル駆動回路系に供給する電圧を作成す
る。
【0048】図25は、図24の各電源回路の配置例を
示している。この配置例においても、左側の電源基板1
30,131の発生する発熱量は、損失分に相当するた
めに、たとえば電源基板131において、変換効率が9
0%で、負荷電力がそれぞれ200Wとすれば、昇圧回
路UP1,UP2はそれぞれ20Wの発熱を生じる。同
様に、右側の電源基板132,133の発生する発熱量
も、変換損失分に相当し、たとえば電源基板132にお
いて変換効率90%で、負荷電力200Wとすれば、2
0Wの発熱が生じる。また右側において、DC−DCコ
ンバーターe002,e003では、変換損失がそれぞ
れ生じて発熱となる。たとえばコンバーターe002に
おいて変換効率が90%で、負荷電力100Wとすれば
10Wの発熱が生じる。コンバーターe003において
変換効率が90%であって、負荷電力が100Wとすれ
ば、10Wの発熱が生じる。そして左側の電源基板13
1の発生する発熱量は、ディスプレイ装置全体の電力の
通過損失分に相当し、たとえばAC−ラインフィルタ1
31Aにおいて通過効率95%で、通過電力400Wと
すれば、20Wの発熱が生じる。従ってこのような配置
では、左側の損失合計が20W+40W=60Wで、右
側の損失合計が20W+10W+10W=40Wとな
る。
【0049】図25における矢印AR1,AR2は、各
電源基板の損失による発熱で発生する自然対流の向きを
示す。その向きは、風路構造部30の風路内に形成され
る強制冷却風の向きと同方向になるように設定されてい
る。この例でも、図21における矢印AR10,AR1
1のような冷却風が通りやすいようにするために、各電
源基板はサポート140によりフロントベズル12の内
面に対して付加して固定されている。このようにするこ
とで発熱源である電源基板を分散配置し、電磁波的な分
散隔離を行うとともに、熱的な分散隔離も同時に行うこ
とができる。DC−DCコンバーターe002,e00
3,e001は、個々にスイッチング周波数が独立して
いるために、相互に干渉しやすい性質を有するが、すべ
て2次側回路群である。
【0050】前の例と同様にして電源基板130〜13
3をディスプレイパネル22の左側と右側に配置し、し
かも機能毎に基板を分割することにより、電源基板13
3のコンバーターe002,e003と、電源基板13
2のコンバーターe001を上下方向でかつ電気的空間
的に、しかも電磁波的に離すことにより、他の基板が発
生する電磁波妨害の影響を受けにくくしている。また電
源基板133,132が2次側回路群であるのに対し
て、電源基板130,131は1次側回路群である。こ
のように電気的かつ電磁波的に絶縁した関係で電源基板
を分割して配置することにより、排熱処理や電磁波の輻
射防止を効率的に図ることが可能である。この例では、
特に図10に示すディスプレイパネル組立14の上辺部
50、下辺部51、左辺部52、右辺部53が、金属製
であるので、電源基板の1次側と2次側の電磁的な遮蔽
効果が得られる。
【0051】勿論他の回路の発生する電磁妨害のその回
路自身への影響を防止するためにシールドケースを装着
するのが一般的であるが、本発明の実施の形態では、上
述した上辺部50、下辺部51、左辺部52、右辺部5
3がそのようなシールドケースの役目を果たすので、別
個シールドケースを設けて取り付ける必要がなくなり、
しかもこれらは風路構造部30を構成しているので、通
風路が妨げられずに、冷却効果を向上できる。
【0052】図26は、本発明の別の実施の形態を示し
ており、ディスプレイパネル22の右辺部側には1つの
電源回路133が配置されているが、残りの電源回路1
37,138は、ディスプレイパネル22の背面側の両
端部に配置されている例である。
【0053】図27は、左右のコラムドライバー基板4
2,42と、左右の信号処理基板70,70が、接続基
板80を用いて、電気的に接続される例を示している。
接続部分91が接続基板80において4箇所形成されて
おり、コラムドライバー基板42,42及び信号処理基
板70,70にもそれぞれ接続部分91が形成されてい
る。これらの接続部分91は、a1−a2の間、a1−
a3の間、a1−a4の間、a2−a3の間、a2−a
4の間、a3−a4の間の合計6方向の電気的相互接続
をすべて実現することができる。この接続基板80の配
置位置に対応して、図3の吸気口24を対応して設ける
ことにより、吸気を妨害する遮蔽物が無しに効果的な接
続基板80付近の冷却を行なうことができる。
【0054】図28は、図27に対応して示すコラムド
ライバー基板42と信号処理基板70の他の接続具体例
である。図21の例では、フレキシブルケーブル(ある
いはハーネス等)95,96及び97を用いて、接続部
分91を接続しなければならない。このような3種類の
フレキシブルケーブル95,96,97を接続すると、
通風路を閉塞させるために、冷却風の流れが阻害されて
しまうとともに、コスト高と組立工数の増加をきたして
しまう。このようなことを防ぐために、図27のような
接続基板80を用いることが好ましく、しかも上述した
ような吸気口24を対応して配置することにより冷却効
果を上げるとともに、組立工数及び部品点数を減らすこ
とができる。
【0055】図29は、上下合計4箇所のコラムドライ
バー基板42に対しては、回路基板100からデジタル
画像データーDDと駆動クロックCLを供給する必要が
あることから、このような供給回路例を示している。回
路基板100にはデジタル画像データー供給源102と
駆動クロック発生源101を備えており、駆動クロック
発生源101は駆動クロックCLを上側の2つのコラム
ドライバー基板42に送る。デジタル画像データー供給
源102は上側の2つのコラムドライバー基板42と下
側の2つのコラムドライバー基板42にデジタル画像デ
ーターを送る。この場合に回路基板100はフレキシブ
ル基板103を用いて、それぞれコラムドライバー基板
42に接続されている。また左右位置に位置しているコ
ラムドライバー基板42は別のフレキシブル基板104
により接続されている。
【0056】図33と図34は図29の回路接続例を実
際に適用した例である。上辺部のコラムドライバー基板
42と下辺部のコラムドライバー基板42は、回路基板
100に対して接続されている。回路基板(デジタル画
像データー処理基板)100は、バックライトユニット
60の背面側に配置されている。同様に別の基板189
も配置されている。このようにすることで、ディスプレ
イ装置自体の厚さがやや大きくなるが、このような配置
も可能である。この場合に、図33と図34に示すよう
に、ディスプレイパネル22の周囲に壁面211を設け
て、トーラス状の風路構造部30の通風路を形成すれ
ば、通風路の形成に特に支障を来すことはなく、粉塵が
ディスプレイパネル22内に入るのを防げる。
【0057】しかし、このような方式では、図29に示
すように上辺部側のコラムドライバー基板42,42の
間の電気的接続に関して、矢印ETで示す方向にアース
が接続されるために、その接続距離が大きく接続抵抗に
よりアース電位のずれが生じるため、電磁波の不要輻射
が増加する一方、上辺部のコラムドライバー基板42,
42側のディスプレイパネルの画面の中央にアース電位
のずれによる分割ラインが見える場合がある。従って、
この実施の形態においては、上辺部のコラムドライバー
基板42,42の電気的な接続を強固にするために、フ
レキシブル基板104を用いてコラムドライバー基板4
2,42の接続が必要になる場合がある。このことは下
辺部のコラムドライバー基板42,42においても同様
である。
【0058】図30は図29とはまた別の例を示してお
り、左右上下合計4つのコラムドライバー基板42が、
回路基板100に対してフレキシブル基板105,10
7を介して接続されている。隣同志のコラムドライバー
基板42はフレキシブル基板108,109を介して接
続されている。図29のコラムドライバー基板42を電
気的に接続して配置することも可能であるが、比較的こ
のような方式を採用するとディスプレイ装置の厚さが大
きくなるために、図30のような配線構造を採用すると
さらに好ましい。回路基板100はデジタル画像データ
ー処理基板であり、図29の場合と異なり、接続に用い
るフレキシブル基板の総本数が削減されており、その総
本数はたとえば4本である。すなわちフレキシブル基板
105,107,108,109が用いられている。
【0059】図30のような配線形式は、やはり図33
と図34のようにして適用することができるが、この場
合においてもディスプレイ装置の厚みAが厚くなる場合
がある。このように厚さを多少犠牲にしてもよい場合に
は図30の配置例は有効である。この場合には、上述し
たように、ディスプレイパネル22の周囲に壁面211
を設けることで、トーラス状の風路構造部30の通風路
を形成すれば通風路の形成に支障を来すことはなく、デ
ィスプレイパネル22内に粉塵が入りこまない。
【0060】しかしながら、図30において矢印ET1
のような経路でクロック及びデーターが供給され、さら
にアースも兼用して接続されるために、接続距離が大き
く接続抵抗によりアース電位のずれが生じるばかりでな
く、先に接続される左側の基板群42,42と、クロッ
ク及びデーターを別基板系で受け取るため輻射が増加す
る一方、上辺部のコラムドライバー基板42,42側で
クロック及びデーターの遅延時間がずれて、正しい表示
が行えないことが考えられる。また配線用のフレキシブ
ル基板と周囲アースとの浮遊容量により、クロック及び
データー波形が鈍るためにシールド等で遮蔽する場合
は、全体を覆わなければならないこともある。従って、
本発明の実施の形態においては、上辺部のコラムドライ
バー基板42,42の間の電気的な接続を、等ディレイ
(遅延)にするために、フレキシブル基板105,10
7,108,109を用いて、短距離に配線するととも
に、容量によりクロック及びデーターが鈍らないように
する必要がある。
【0061】図31では、デジタル画像データー供給源
102と駆動クロック発生源101が回路基板110に
搭載されている。回路基板110は、各コラムドライバ
ー基板42に対して基板112,113,114及びフ
レキシブル基板115,116を介して電気的に接続さ
れている。いずれにしても図27に示す接続基板80に
よりコラムドライバー基板42と信号処理基板70を電
気的に接続したりあるいは図29から図31のように各
コラムドライバー基板を電気的に接続する例を採用すれ
ば、本発明の冷却方法を効率よく実施するには有効であ
る。図31の例は、輻射源を有する駆動クロック発生源
101とデジタル画像データー供給源102を有する回
路基板110を、画面周囲の風路構造部30内に意図的
に配置して、回路基板110の配置に際してクロック及
びデーターの配分を考え回路基板の低輻射を図るように
している。
【0062】図32は、このような点を実例で示したも
のであり、デジタル画像データー処理基板である回路基
板110が、ディスプレイパネル22の画面の周囲に配
置されている。つまり回路基板110はディスプレイパ
ネル22の下辺部位置、つまり風路構造部30内に配置
され、中継基板113はディスプレイパネル22の上辺
部側、つまり風路構造部30内に配置されている。この
ように回路基板110がディスプレイパネル22の周囲
に設定されると、ディスプレイ装置の厚みが厚くなるこ
とが避けられる。勿論厚さをやや犠牲にしてよい場合に
は、このような配置以外の配置も可能である。その場合
には、図34で示したように、ディスプレイパネルの周
囲部分に壁面211を形成することにより、トーラス状
の風路構造部30の通風路を形成するのに支障がなく、
粉塵がディスプレイパネル22内に入りこまない。
【0063】図31の例では、上辺部のコラムドライバ
ー基板42,42間の電気的な接続に関し中継基板11
4により非常に短距離な基板で行える利点がある。また
図15に示す接続コネクタ80は、図31に示す中継基
板112,114と同じものであるが、これらの中継基
板112,114は、図15に示すアルミニウムや鉄の
ような金属製の上辺部50と下辺部51(フレーム)に
固定される構造となっており、各中継基板112,11
4からの不要輻射は遮蔽される。図31では、下辺部側
のコラムドライバー基板42,42に対してクロック及
びデーターを供給する点に関して非常に短距離で行える
利点があるが、上辺部側のコラムドライバー基板42,
42に対してクロック及びデーターを供給する場合には
フレキシブル基板115,116を用いて比較的長距離
の配線が必要となる。そこで、一般的なフレキシブル基
板で接続すると、接続距離が大きく輻射が増加する一
方、クロック及びデーターの遅延時間がずれて正しい表
示が行えない場合がある。またフレキシブル基板と周囲
のアースとの浮遊容量により、クロック及びデーター波
形が鈍るために、シールド等で遮蔽するのが困難であ
る。従って、図31で使用されているフレキシブル基板
115,116は、図35〜図37の構造のものを採用
するのが望ましい。
【0064】図37のフレキシブル基板115,116
は、図35と図36のフレキシブル基板とは異なり、よ
り好ましい実施の形態である。図31におけるフレキシ
ブル基板115,116が回路基板110と中継基板1
13を電気的に接続する接続方式は、本発明の実施の形
態における冷却方法や電磁波の不要輻射の低減を実現す
るために重要である。図35のフレキシブル基板11
5,116は、裏面シート300、内部導体301、表
面シート302を有している。表面シート302と裏面
シート300が内部導体301を挟んだ構造である。図
36は別のフレキシブル基板115,116を示してお
り、シールド用の導体面303が、図35のフレキシブ
ル基板115,116に対してさらに積層された構造で
ある。内部導体301は、裏面シート300と表面シー
ト302により挟んだ構造であり、表面シート302に
は導体面303が貼合わせてある。
【0065】図35と図36は一般的なシールド型のフ
レキシブル基板である。図37は、別の異なる最も好ま
しい構造のフレキシブル基板である。図37において、
裏面シート300と表面シート302が、内部導体30
1を挟んだ構造である。そして表面シート302と裏面
シート300はそれぞれ隔離体304で覆った構造であ
る。この隔離体304の外側には、さらに導体面306
が形成されている。図36のフレキシブル基板は、ディ
スプレイパネルの画面上部から下部にクロック及びデー
ターを供給手段の結線材としては以下の理由で余り好ま
しいとは言えない。
【0066】すなわち、導体面303と内部導体301
が、表面シート302という薄いシートを介してコンデ
ンサを形成するために、仮に導体面303をアースに接
続しない場合には、内部導体301と導体面303の間
のクロストークが悪くなる。もし導体面303をアース
に接続した場合には、内部導体301とアース間の容量
が増加して高い周波数のデーターやクロックがすべて鈍
ってしまい長距離伝送には不敵合な場合がある。
【0067】一方、図37のフレキシブル基板115,
116は、隔離体304を設けることにより、距離を離
した外部導体306で覆うことで、クロストークの悪化
がない。導体面303をアースに接続しても容量の増加
が少なくできるために、効果的に長い距離の伝送が可能
である。ここで述べた長い距離というのは、たとえば5
0cm〜100cm程度の距離をいう。図37に示すフ
レキシブル基板115,116に代えて同電極数の同軸
ケーブルを使うことも可能であるが、同軸ケーブルは特
性インピーダンスを有しており、分布定数回路そのもの
であり、固有のディレイ(遅延)を持つ。従って、図3
7のようなフレキシブル基板の構造を採用すれば、L成
分(インダクタンス成分)、C成分(コンデンサ成分)
ともに、同軸ケーブルよりもはるかに小さくすることが
可能であるために、ディレイ量を少なくすることができ
る。結果としてフレキシブル基板の本数は図31のよう
に2本にすることができる。
【0068】本発明の実施の形態では、すでに述べたよ
うに、ディスプレイパネルの画面の周囲枠に意図的に独
立した風路構造部30を形成して、図38と図39に示
すような電磁波の輻射源を有する駆動クロック発生源1
01とデジタル画像データー供給源102を有する回路
基板100が、ディスプレイパネルの画面の中央の裏面
に配置されている。クロック及びデーターの配分を考え
て、接続コネクターである基板80により上辺部のコラ
ムドライバー基板42,42を接続し、下辺部のコラム
ドライバー基板42,42も接続している。このように
することで、2つのフレキシブル基板220,221を
用いることも可能であり、これによりフレキシブル基板
の使用本数を削減することができる。
【0069】本発明の実施の形態では、画面周囲枠に、
独立した風路構造部を構成し、排熱する構造を特徴とす
るとともに、画素駆動を司るクロック源を風路上に配置
しつつ、風路確保を犠牲にせずにクロック及びデーター
をドライバー基板に、均等に供給することができる。
【0070】本発明の実施の形態では、ディスプレイ装
置の厚みを薄く出来る。電源回路を、画面周囲に置くと
共に、分散化により効果的な冷却を行える一方で相互の
電磁的干渉を極小にすることで、シールドケースが削除
出来る。結果として、ディスプレイ装置の厚みを薄く出
来る。多数の大型のヒートシンク(放熱フィン)を設け
る必要がないため、ディスプレイ装置が軽量に実現出
来、壁掛け、他の周囲建築構造物への配置取付けが容易
になる。冷却効率が高く、少ないファン(たとえば大型
2個〜小型6個)で、冷却が可能であり、静音である。
粉塵がディスプレイパネルの画面に入り込まない。発熱
源を画面内領域から外し、冷却風が直接画面領域を流れ
ない結果、画面内を還流する強制冷却風は存在しない。
したがって、経時による粉塵の体積による画面内の粉塵
堆積が防止可能である。
【0071】本発明の実施の形態では、不要電磁波輻射
源であるデジタル画像データー処理基板の配置に関する
ものでありデジタルデーター処理部、駆動クロック発生
処理部を、画面周囲に配置し、電源回路基板と共に、個
別機能毎に分離分割して配置し相互の物理的距離を離
し、個々機能ブロック同士の輻射による相互干渉を防ぐ
と共に、画面周囲枠を金属で構成することにより電波吸
収体としての機能を兼ね備えて、個別回路基板のシール
ドケースを不要にしている。しかも、画面周囲枠に意図
的に独立した風路構造を形成し、さらに作成した風路内
に意図的にこれを配置することにより、自然空冷効果に
よる自発的排熱と、換気による冷却風との相乗効果で上
記回路の放熱効果促進を図り、固定機能ブロック同士の
輻射による相互干渉を防ぎシールドケースを不要にして
いる効果を促進するために、意図的に、風路を妨げるシ
ールドを削除出来る様な、相互干渉を極少とするデジタ
ルデーター処理部、駆動クロック発生処理部の配置を実
施選択している。これにより、総合的に効果的な冷却と
不要輻射発生の防止が行える。
【0072】さらに、画面周囲に独立した風路を構成す
る際に、ディスプレイパネル固定フレームと、フロント
ベズル、リアカバーを用いて風路を構成したことで、重
量、コストの増加する輻射対策専用の構造体(シールド
ケース)を特別に用いることなく、機械的強度の保持と
効果的な発熱源の冷却、シールドとを全て両立し得る。
重量の増加を防ぎつつ、電磁波妨害を効果的に抑制し、
薄型、軽量、を実現する。
【0073】ディスプレイパネルの周囲にディスプレイ
保持フレーム組立を設けて接着され、ディスプレイ保持
フレーム組立がディスプレイパネルを保持している。デ
ィスプレイパネル組立自身が、機械的強度を維持する役
割を担うと共に、ディスプレイ駆動ドライバー基板をデ
ィスプレイパネルの周囲に配置したディスプレイ保持フ
レーム組立に取付けることで、ディスプレイパネル組立
自身が、各ドライバー基板を機械的に保持する。接続フ
レキシブル基板を短くすることを可能にしている。さら
に、接続フレキシブル基板からの電磁波輻射を少なくす
る。ディスプレイパネル組立自身が、各ドライバー基板
を電磁波的に隔離し、不要輻射を減らしている。
【0074】ディスプレイパネル組立自身が、機械的強
度を維持する役割を担うと共に、ディスプレイ保持フレ
ーム組立を金属製とすることにより、フレーム組立自身
が電磁遮蔽シールド効果を保有する。周囲に配置した電
波輻射源である各種信号処理基板を電磁波的に分散隔離
可能な、トーラス構造風路構造部の上辺、下辺内に配置
する。トーラス状の風路構造部の上下辺中に配置した各
ドライバー基板に、輻射を極小にして配線が可能なシー
ルドフレキシブル基板を用いて輻射防止を図りつつ、上
辺、下辺を電気的に横断接続配線することでクロック及
びデーターを供給し、上辺、下辺の通風路内部に各回路
を配置する事を可能にしている。
【0075】フレキシブル基板をシールド構造にし、バ
ックライトユニットの裏面上を上下に通す際に、バック
ライトユニットからの妨害を避得る事を可能にし、これ
を上下鉛直に最短距離で配線することが可能である。ク
ロック源を搭載した回路基板から各ドライバー基板に、
シールド効果を有した風路内を短距離配線することで、
位相遅れや時間的ズレの無い、均質なクロックを輻射を
最小にして供給する。
【0076】ディスプレイパネル画面枠周囲に独立した
トーラス状の風路構造部を形成し、風の流れを形成する
事によって強制換気を行い、回路基板からの発熱を効率
よく排する通風路を形成している。ドライバー基板は風
路構造部に設けると共に、ドライバー基板からの発熱を
効率よく排する為に、基板上の電子部品を全て片面配置
とし、金属製のフレームに貼付け、ドライバー基板の熱
をフレームに逃がす。フレームそのものが、強制空冷の
効果を使用し、熱バランスが取れるように風路の一部を
成す放熱体である。クロック及びデーター供給回路基板
と、ドライバー基板が、中継基板によって接続すること
で、風路を阻害せずに、短距離接続を可能にし、輻射低
減を図った。
【0077】上述した実施の形態では、ディスプレイ装
置としては、プラズマディスプレイ装置や液晶表示装置
あるいはプラズマ及び液晶表示装置を応用した表示装置
等各種の表示装置に適用することができる。また図1の
組立てたディスプレイ装置10に対して脚を付けること
により壁掛け型だけではなく床への据置き型の形式のも
のも作ることができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスプレイパネルの駆動用の回路基板からの電磁波的
なノイズを効率よく防ぎ、かつ冷却効率を向上して粉塵
が内部に入り込まなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスプレイ装置の主だった構成を示
す分解斜視図。
【図2】図1のディスプレイ装置の組立図。
【図3】図2のディスプレイ装置の風路構造部の構造例
を示す図。
【図4】風路構造部の別の実施の形態を示す図。
【図5】風路構造部のさらに別の実施の形態を示す図。
【図6】ディスプレイパネル及びその周辺の基板の配置
例を示すディスプレイパネルの裏面図。
【図7】図6のディスプレイパネルの裏面側に両面接着
剤を塗布した例を示す図。
【図8】ディスプレイパネルに対してディスプレイ保持
フレーム組立を接着した例を示す図。
【図9】図8のX−X線における断面図。
【図10】コラムドライバー基板をフレキシブル基板を
用いて、ディスプレイ保持フレーム組立側に折り曲げて
固定した例を示す図。
【図11】図10のZ−Z線における断面図。
【図12】バックライトユニットの分解図。
【図13】図12のS方向から見たバックライトユニッ
トの側面図。
【図14】ディスプレイパネル組立体に対してコラムド
ライバー基板を取り付けた状態を示す図。
【図15】コラムドライバー基板と信号処理基板を取り
付けた状態を示す図。
【図16】コラムドライバー基板と信号処理基板を組立
てる様子を示す斜視図。
【図17】コラムドライバー基板と信号処理基板を組立
てた様子を示す図。
【図18】ディスプレイパネル組立を、フロントベズル
とリアカバー内に収容しようとする状態を示す図。
【図19】フロントベズルとリアカバー内に収容された
ディスプレイパネル組立体を示す図。
【図20】コラムドライバー基板と信号処理基板を接続
基板で接続する例を示す図。
【図21】コラムドライバー基板と信号処理基板を接続
する別の例を示す図。
【図22】本発明の実施の形態における電源回路の接続
例を示す図。
【図23】図22の電源回路の接続例を具体的に配置し
た状態を示す図。
【図24】本発明における電源接続の別の例を示す図。
【図25】図24の電源接続例を具体的に配置した例を
示す図。
【図26】本発明のディスプレイ装置の別の実施の形態
を示す図。
【図27】コラムドライバー基板と信号処理基板を接続
基板で接続する例を示す図。
【図28】コラムドライバー基板と信号処理基板を接続
する別の例を示す図。
【図29】コラムドライバー基板を相互に接続する例を
示す図。
【図30】コラムドライバー基板を相互に接続する他の
例を示す図。
【図31】コラムドライバー基板を接続するさらに他の
例を示す図。
【図32】ディスプレイ装置において背面側にフレキシ
ブル基板を配置した例を示す図。
【図33】図29の配線例をディスプレイ装置に適用し
た様子を示す図。
【図34】図33の断面図。
【図35】フレキシブル基板の例を示す図。
【図36】フレキシブル基板の別の例を示す図。
【図37】フレキシブル基板のさらに別の例を示す図。
【図38】ディスプレイ装置のさらに別の実施の形態を
示す図。
【図39】図38のディスプレイ装置の断面図。
【図40】従来のディスプレイ装置の例を示す図。
【図41】従来の他のディスプレイ装置の例を示す図。
【符号の説明】
10・・・ディスプレイ装置、12・・・フロントベズ
ル(収容体の画面枠)、14・・・ディスプレイパネル
組立(枠構造体)、16・・・リアカバー(収容体の一
部)、18・・・収容体、20・・・ディスプレイ保持
フレーム組立、22・・・ディスプレイパネル、24・
・・吸気口、26・・・排気ファン、30・・・風路構
造部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示するディスプレイパネルと、 前記ディスプレイパネルの周囲部分に固定して枠構造体
    を構成して、前記ディスプレイパネルを機械強度的に保
    持するディスプレイ保持フレーム組立と、 前記枠構造体を収容して前記ディスプレイパネルの画面
    を外部に表す収容体と、 前記ディスプレイパネルを駆動する回路基板であって、
    前記ディスプレイパネルの周囲において前記枠構造体に
    機械的に保持され、前記枠構造体の前記ディスプレイ保
    持フレーム組立の存在により、電磁波的に他の部分から
    隔離されている前記ディスプレイパネルを駆動する回路
    基板と、を備えることを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスプレイパネルを駆動する回路
    基板は、前記ディスプレイパネルに対してフレキシブル
    基板により電気的に接続されて、前記フレキシブル基板
    の途中を折り曲げられて前記ディスプレイパネルを駆動
    する回路基板が金属製の前記ディスプレイ保持フレーム
    組立に取り付けられることで、前記ディスプレイパネル
    を駆動する回路基板が前記ディスプレイ保持フレーム組
    立に固定されている請求項1に記載のディスプレイ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記収容体内には前記枠構造体の周囲部
    分にトーラス状の風路構造部が形成されており、前記風
    路構造部内であって前記枠構造体の上辺部と下辺部には
    前記ディスプレイパネルを駆動する回路基板の電磁波輻
    射源が、電磁波的に分散して隔離して配置されている請
    求項2に記載のディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記上辺部の前記ディスプレイパネルを
    駆動する回路基板と前記下辺部の前記ディスプレイパネ
    ルを駆動する回路基板は、電磁的にシールドされたフレ
    キシブル基板により電気的に接続されている請求項3に
    記載のディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスプレイパネルの背面には、前
    記ディスプレイパネルの背面から光を照射するバックラ
    イトユニットを有し、 前記フレキシブル基板は前記バックライトユニットの背
    面を通る請求項4に記載のディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記上辺部の前記ディスプレイパネルを
    駆動す回路基板と前記下辺部の前記ディスプレイパネル
    を駆動する回路基板は、クロック源を有する回路基板か
    ら前記フレキシブル基板を介してクロックが供給され、
    電磁的なシールドを行う前記風路構造部の風路内に前記
    クロック源を有する回路基板と前記フレキシブル基板が
    配置されている請求項5に記載のディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 前記風路構造部内を強制換気するファン
    を有し、前記ディスプレイパネルを駆動する回路基板に
    搭載される部品を前記ディスプレイパネルを駆動する回
    路基板の片面に配置し、前記ディスプレイパネルを駆動
    する回路基板は金属製の前記ディスプレイ保持フレーム
    組立に貼付けられており、前記ディスプレイ保持フレー
    ム組立が前記風路構造部の一部分を構成する放熱体であ
    る請求項3に記載のディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 前記風路構造部内を強制換気するファン
    を有し、前記上辺部の前記ディスプレイパネルを駆動す
    る回路基板と前記下辺部の前記ディスプレイパネルを駆
    動する回路基板が、クロック及びデーター供給回路基板
    に対して中継基板を介して電気的に接続されている請求
    項3に記載のディスプレイ装置。
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