JP2011128432A - 画像表示装置 - Google Patents

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雅哉 中道
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Abstract

【課題】画像表示パネルの正常な動作を維持することが可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像表示装置は、画像表示パネル1と、該画像表示パネル1を収容する筐体2とを具え、該筐体2には、画像表示パネル1の画面10を外部から視認可能にする画像表示窓20が設けられている。ここで、筐体2には、該筐体2の外部から内部に通じる一対の通気口31,41が開設されると共に、画像表示パネル1の画面10と筐体2の画像表示窓20との間を通過して一対の通気口31,41どうしを連通させる流路5が形成されており、筐体2には更に、流路5内に空気の流れを発生させる送風ファン71,72が配備されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像表示パネルを具えた画像表示装置に関する。
この種の画像表示装置は、画像表示パネルを収容する筐体を具え、該筐体には、画像表示パネルの画面を外部から視認可能にする画像表示窓が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
従来の画像表示装置は、その殆どが屋内に設置することを前提として設計されたものであり、画像表示窓から太陽光が入射して画像表示パネルの画面が該太陽光によって加熱されることは、想定されていない。
特開2005−286987号公報
ところで、近年、画像表示パネルを具えた画像表示装置を屋外に常設することや、該画像表示装置を屋外に設置されている自動販売機等の他の装置内に搭載することが考えられている。画像表示装置はその厚さ寸法が小さいため、狭い場所への画像表示装置の設置が可能であり、又、自動販売機等の他の装置内に搭載しても該装置が大型化し難い。
しかしながら、従来の画像表示装置をそのまま屋外に常設し、或いは従来の画像表示装置をそのまま自動販売機等の他の装置内に搭載した場合、画像表示窓から太陽光が入射することにより、画像表示パネルの画面の温度が過度に上昇して画像表示パネルの動作に異常が発生する虞がある。
そこで本発明の目的は、画像表示パネルの正常な動作を維持することが可能な画像表示装置を提供することである。
本発明に係る画像表示装置は、画像表示パネルと、該画像表示パネルを収容する筐体とを具え、該筐体には、画像表示パネルの画面を外部から視認可能にする画像表示窓が設けられている。ここで、前記筐体には、該筐体の外部から内部に通じる一対の通気口が開設されると共に、前記画像表示パネルの画面と筐体の画像表示窓との間を通過して前記一対の通気口どうしを連通させる流路が形成されており、前記筐体には更に、前記流路内に空気の流れを発生させる送風手段が配備されている。
上記画像表示装置においては、送風手段の動作により流路内に空気の流れが発生するのに伴って、一対の通気口の内、一方の通気口からは筐体外部の空気が流路内に吸入され、他方の通気口からは流路内の空気が筐体外部へ排出されることになる。
従って、流路内に吸入された筐体外部の空気が、画像表示パネルの画面と筐体の画像表示窓との間を通過し、その際に画像表示パネルの画面から熱を吸収する。そして、吸収した熱によって温められた空気は、他方の通気口から筐体外部へ排出される。これにより、画像表示パネルの画面は、筐体外部の空気によって冷却されることになる。よって、画像表示窓から太陽光が入射して画像表示パネルの画面が該太陽光によって加熱された場合でも、画像表示パネルの画面の温度上昇が抑制され、その結果、画像表示パネルの正常な動作が維持されることになる。
上記画像表示装置の具体的構成において、前記筐体には、前記画像表示パネルの背面側を通過して前記一対の通気口どうしを連通させる第2の流路が形成されている。
該具体的構成によれば、送風手段の動作によって画像表示パネルの前面側を通過する流路内に空気の流れが発生するのに伴って、一方の通気口から吸入された空気の一部が、画像表示パネルの背面側を通過して、他方の通気口から筐体外部へ排出されることになる。これにより、画像表示パネルは、筐体外部の空気によって背面側からも冷却され、その結果、画像表示パネル全体が効率良く冷却されることになる。
上記画像表示装置のより具体的な構成において、前記画像表示パネルの画面と筐体の画像表示窓との間を通過する前記流路は、前記画像表示パネルの画面に沿って延びる第1流路部と、該第1流路部から画像表示パネルの左右両側又は上下両側を通過して後方へ延びる一対の第2流路部とを有し、前記筐体には、前記一対の第2流路部をそれぞれ形成する一対の流路形成部材が配備され、各流路形成部材には、画像表示パネルの背面側に通じる貫通孔が形成されている。
該具体的構成によれば、一対の流路形成部材の内、一方の流路形成部材の内側には一方の通気口から吸入された空気が流れ、他方の流路形成部材の内側には他方の通気口から排出されるべき空気が流れることになる。ここで、各流路形成部材には、画像表示パネルの背面側に通じる貫通孔が形成されている。従って、一方の通気口から吸入された空気は、その一部が一方の流路形成部材の貫通孔を通じて画像表示パネルの背面側へ流れ込み、該画像表示パネルの背面側を通過した後、他方の流路形成部材の貫通孔を通って他方の通気口から排出されることになる。斯くして、筐体の内部には、画像表示パネルの前面側を通過して一対の通気口どうしを連通させる流路の他に、画像表示パネルの背面側を通過して一対の通気口どうしを連通させる第2の流路が形成されることになる。
上記画像表示装置の他の具体的構成において、前記一対の通気口の内、少なくとも何れか一方の通気口に前記送風手段が設けられている。
本発明に係る画像表示装置によれば、画像表示パネルの正常な動作を維持することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置を前面側から見た斜視図である。 図2は、該画像表示装置を背面側から見た斜視図である。 図3は、該画像表示装置において筐体の背面壁が取り除かれたものを背面側から見た斜視図である。 図4は、該画像表示装置の水平断面図である。 図5は、該画像表示装置の一部を分解したものを背面側から見た斜視図である。 図6は、該画像表示装置が具える流路形成部材の斜視図である。 図7は、図4に示されるA領域の拡大図である。 図8は、図4に示されるB領域の拡大図である。 図9は、該画像表示装置の内、フィルタの目詰まりを報知するための構成を示すブロック図である。 図10は、該画像表示装置の実施例である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
1.画像表示装置の構成
図1に示す様に、本発明の一実施形態に係る画像表示装置は、液晶表示パネル(1)と、該液晶表示パネル(1)を収容する筐体(2)とを具え、該筐体(2)の前面壁(21)には、液晶表示パネル(1)の画面(10)を外部から視認可能にする画像表示窓(20)が設けられている。ここで、画像表示窓(20)は、ガラス板等の光透過板から構成されている。又、液晶表示パネル(1)は、その画面(10)と画像表示窓(20)との間に隙間を設けて筐体(2)内に設置されている。
図3に示す様に、筐体(2)には更に、液晶表示パネル(1)を制御する回路基板(11)が収容され、該回路基板(11)は、液晶表示パネル(1)の背面に設置されている。
図4に示す様に、筐体(2)を背面壁(22)には、該筐体(2)の外部から内部に通じる左右一対の通気口(31)(41)が開設されると共に、該一対の通気口(31)(41)をそれぞれ包囲する一対のダクト部(32)(42)が設置されている。該一対のダクト部(32)(42)はそれぞれ、一対の通気口(31)(41)から筐体(2)の背面壁(22)に沿って互いに反対向きに側方へ延び、開口端部(320)(420)を側方に向けている。斯くして、一対の通気口(31)(41)と一対のダクト部(32)(42)とによって、筐体(2)の外部と内部とを互いに連通させる一対の通気部(3)(4)が構成されている。
本実施形態においては、図2に示す様に、筐体(2)の背面壁の上段、中段、下段の3箇所に一対の通気部(3)(4)が設けられている。
図4に示す様に、筐体(2)の内部には、液晶表示パネル(1)の画面(10)と筐体(2)の画像表示窓(20)との間を通過して一対の通気口(31)(41)どうしを連通させる流路(5)が形成されている。具体的には、該流路(5)は、液晶表示パネル(1)の画面(10)に沿って延びる第1流路部(51)と、第1流路部(51)から液晶表示パネル(1)の左右両側を通過して後方へ延びる一対の第2流路部(52)(53)とから構成されており、該一対の第2流路部(52)(53)はそれぞれ一対の通気口(31)(41)に通じている。
ここで、第1流路部(51)は、液晶表示パネル(1)の画面(10)と筐体(2)の画像表示窓(20)とによって形成されている。又、一対の第2流路部(52)(53)はそれぞれ、図3に示す様に一対の流路形成部材(61)(62)によって形成されている。
一対の流路形成部材(61)(62)の内、背面側から見て右側(以下、単に「右側」と呼ぶ。)の流路形成部材(61)には、図3に示す様にその背面壁(61a)の上段、中段、下段の3箇所に開口(611)が形成されると共に、図5に示す様にその前面壁(61b)に、上下に拡がったスリット状の通路(612)を形成する通路形成部(613)が前方へ突設されている。又、3つの開口(611)(611)(611)と通路(612)とは、右側の流路形成部材(61)内の空間を介して互いに連通している。
図4及び図7に示す様に画像表示装置の組立て状態においては、液晶表示パネル(1)の右側面と筐体(2)との間に右側の流路形成部材(61)の通路形成部(613)が貫挿され、これにより右側の流路形成部材(61)内の空間、即ち第2流路部(52)が、第1流路部(51)に通じることになる。又、画像表示装置の組立て状態においては、右側の流路形成部材(61)に形成されている3つの開口(611)(611)(611)がそれぞれ、筐体(2)の背面壁(22)の上段、中段、下段の3箇所に開設されている3つの通気口(31)(31)(31)に対向し、これにより右側の流路形成部材(61)内の空間が、各開口(611)と通気口(31)とを介して通気部(3)内の空間に通じることになる。
ここで、図7に示す様に、右側の流路形成部材(61)の前面壁(61b)は、液晶表示パネル(1)の背面に対して傾斜している。従って、右側の流路形成部材(61)によって形成される第2流路部(52)は、液晶表示パネル(1)の右側面を通過した後、後方へ向けて徐々に拡がった形状を有している。又、右側の流路形成部材(61)の前面壁(61b)と液晶表示パネル(1)の背面との間には、液晶表示パネル(1)の背面側の中央付近の空間に通じる隙間(201)が形成されている。
一対の流路形成部材(61)(62)の内、背面側から見て左側(以下、単に「左側」と呼ぶ。)の流路形成部材(62)には、図3に示す様にその背面壁(62a)の上段、中段、下段の3箇所に開口(621)が形成されると共に、その前面壁(62b)に、右側の流路形成部材(61)と同様(図5参照)、上下に拡がったスリット状の通路を形成する通路形成部(623)が前方へ突設されている(図4参照)。
図4に示す様に画像表示装置の組立て状態においては、液晶表示パネル(1)の左側面と筐体(2)との間に左側の流路形成部材(62)の通路形成部(623)が貫挿され、これにより左側の流路形成部材(62)内の空間、即ち第2流路部(53)が、第1流路部(51)に通じることになる。又、画像表示装置の組立て状態においては、左側の流路形成部材(62)に形成されている3つの開口(621)(621)(621)がそれぞれ、筐体(2)の背面壁(22)の上段、中段、下段の3箇所に開設されている3つの通気口(41)(41)(41)に対向し、これにより左側の流路形成部材(62)内の空間が、各開口(621)と通気口(41)とを介して通気部(4)内の空間に通じることになる。
ここで、図8に示す様に、左側の流路形成部材(62)の前面壁(62b)は、液晶表示パネル(1)の背面に対して傾斜している。従って、左側の流路形成部材(62)によって形成される第2流路部(53)は、液晶表示パネル(1)の左側面を通過した後、後方へ向けて徐々に拡がった形状を有している。又、左側の流路形成部材(62)の前面壁(62b)と液晶表示パネル(1)の背面との間には、液晶表示パネル(1)の背面側の中央付近の空間に通じる隙間(202)が形成されている。
更に、図6に示す様に、右側の流路形成部材(61)の前面壁(61b)には、3つの貫通孔(614)(614)(614)が形成されている。ここで、上述した様に、前面壁(61b)と液晶表示パネル(1)の背面との間には、液晶表示パネル(1)の背面側の中央付近の空間に通じる隙間(201)が形成されている。従って、図7に示す様に、右側の流路形成部材(61)によって形成される第2流路部(52)は、各貫通孔(614)を介して液晶表示パネル(1)の背面側の空間に通じている。
同様に、左側の流路形成部材(62)の前面壁(62b)には、3つの貫通孔(624)(624)(624)が形成されている(図8参照)。ここで、上述した様に、前面壁(62b)と液晶表示パネル(1)の背面との間には、液晶表示パネル(1)の背面側の中央付近の空間に通じる隙間(202)が形成されている。従って、図8に示す様に、左側の流路形成部材(62)によって形成される第2流路部(53)は、各貫通孔(624)を介して液晶表示パネル(1)の背面側の空間に通じている。
この様に、筐体(2)の内部には、図4に示す様に、液晶表示パネル(1)の前面側を通過して一対の通気口(31)(41)どうしを連通させる流路(5)の他に、液晶表示パネル(1)の背面側を通過して一対の通気口(31)(41)どうしを連通させる第2の流路(54)が形成されている。
図4に示す様に、筐体(2)の背面壁(22)に開設されている右側の各通気口(31)には、送風ファン(71)が、その送風方向を筐体(2)の内側へ向けた姿勢で嵌合されている。従って、送風ファン(71)の送風動作が実行されることにより、図7にて実線矢印によって示す様に、右側の各ダクト部(32)内の空気が第2流路部(52)内に吸入され、第2流路部(52)内に吸入された空気は、第1流路部(51)内へその右端から流れ込むことになる。
一方、筐体(2)の背面壁(22)に開設されている左側の各通気口(41)には、その送風方向を筐体(2)の外側へ向けた姿勢で嵌合されている。従って、送風ファン(72)の送風動作が実行されることにより、図8にて実線矢印によって示す様に、左側の各ダクト部(42)内へ第2流路部(53)内の空気が排出され、これに伴って第1流路部(51)内の空気が、第1流路部(51)の左端から第2流路部(53)内へ流れ出ることになる。
これにより、第1流路部(51)内には、図4にて実線矢印によって示す様に、右から左へ向かう空気の流れが発生し、その結果、流路(5)内には、右側の通気口(31)から左側の通気口(41)へ向かう空気の流れが発生することになる。この様に流路(5)内に空気の流れが発生することにより、右側の各通気部(3)を通じて筐体(2)外部の空気が第2流路部(52)内に吸入され、左側の各通気部(4)を通じて第2流路部(53)内の空気が筐体(2)の外部へ排出されることになる。
又、2つの送風ファン(71)(72)の送風動作が実行されて流路(5)内に空気の流れが発生するのに伴って、右側の各通気部(3)を通じて吸入された空気の一部が、液晶表示パネル(1)の背面側を通過して、左側の各通気部(4)から筐体(2)の外部へ排出されることになる。尚、以下では、「右側」を「吸気側」と称し、「左側」を「排気側」と称す。
図7に示す様に、通気部(3)を構成するダクト部(32)内には、一対のフィルタ(33)(34)が設置されている。具体的には、該一対のフィルタ(33)(34)の内、一方のフィルタ(33)はダクト部(32)の開口端部(320)内に設けられ、他方のフィルタ(34)は通気口(31)近傍の領域に設けられており、これらのフィルタ(33)(34)の間には空間が設けられている。即ち、一方のフィルタ(33)は、他方のフィルタ(34)の設置領域より外側の領域に該他方のフィルタ(34)から離間して設けられている。
図8に示す様に、通気部(4)を構成するダクト部(42)内には、一対のフィルタ(43)(44)が設置されている。具体的には、該一対のフィルタ(43)(44)の内、一方のフィルタ(43)はダクト部(42)の開口端部(420)内に設けられ、他方のフィルタ(44)は通気口(41)近傍の領域に設けられており、これらのフィルタ(43)(44)の間には空間が設けられている。即ち、一方のフィルタ(43)は、他方のフィルタ(44)の設置領域より外側の領域に該他方のフィルタ(44)から離間して設けられている。
上記画像表示装置においては、筐体(2)内に、液晶表示パネル(1)の前面側を通過して一対の通気口(31)(41)どうしを連通させる流路(5)が形成されている。又、2つの送風ファン(71)(72)の送風動作が実行されることにより、流路(5)内には、吸気側の通気口(31)から排気側の通気口(41)へ向かう空気の流れが発生し、これに伴って吸気側の各通気部(3)を通じて筐体(2)外部の空気が流路(5)内に吸入され、排気側の各通気部(4)を通じて流路(5)内の空気が筐体(2)の外部へ排出される。
従って、流路(5)内に吸入された筐体(2)外部の空気が、液晶表示パネル(1)の画面(10)と筐体(2)の画像表示窓(20)との間を通過し、その際に液晶表示パネル(1)の画面(10)から熱を吸収する。そして、吸収した熱によって温められた空気は、排気側の各通気部(4)を通じて筐体(2)の外部へ排出される。これにより、液晶表示パネル(1)の画面(10)は、筐体(2)外部の空気によって冷却されることになる。よって、画像表示窓(20)から太陽光が入射して液晶表示パネル(1)の画面(10)が該太陽光によって加熱された場合でも、液晶表示パネル(1)の画面(10)の温度上昇が抑制され、その結果、液晶表示パネル(1)の正常な動作が維持されることになる。
上記画像表示装置においては、筐体(2)内に更に、液晶表示パネル(1)の背面側を通過して一対の通気口(31)(41)どうしを連通させる第2の流路(54)が形成されている。又、2つの送風ファン(71)(72)の送風動作が実行されて流路(5)内に空気の流れが発生するのに伴って、吸気側の各通気部(3)を通じて吸入された空気の一部が、液晶表示パネル(1)の背面側を通過して、排気側の各通気部(4)から筐体(2)の外部へ排出される。
従って、液晶表示パネル(1)は、筐体(2)外部の空気によって背面側からも冷却され、その結果、液晶表示パネル(1)全体が効率良く冷却されることになる。又、液晶表示パネル(1)の背面に設置されている回路基板(11)が、筐体(2)外部の空気によって冷却され、その結果、過熱による回路基板(11)の破損が防止されることになる。
上記画像表示装置においては、吸気側の通気部(3)を構成するダクト部(32)内に、一対のフィルタ(33)(34)が設置されている。従って、筐体(2)外部の空気中に含まれる塵や鉄粉等は、該空気が通気部(3)内を通過する際に、一対のフィルタ(33)(34)によって除去されることになる。従って、流路(5)内には、塵や鉄粉等を殆ど含まない空気が吸入されることとなる。
又、排気側の通気部(4)を構成するダクト部(42)内にも、一対のフィルタ(43)(44)が設置されている。従って、通気部(4)から流路(5)内へ浸入しようとする塵や鉄粉等が、一対のフィルタ(43)(44)によって除去されることになる。
よって、上記画像表示装置によれば、塵や鉄粉等が原因となって生じる液晶表示パネル(1)の故障が防止されることになる。
更に、上記画像表示装置においては、一対のフィルタ(33)(34)が互いに離間して設けられている。よって、該一対のフィルタ(33)(34)を互いに接触させて設けた場合に比べて、フィルタの除去性能が向上している。一対のフィルタ(43)(44)についても同様である。
2.フィルタの目詰まりを報知するための構成
吸気側の通気部(3)内に設置されている一対のフィルタ(33)(34)には、これらのフィルタ(33)(34)によって除去された塵や鉄粉等が堆積することになる。塵や鉄粉等の堆積量が増えるとフィルタ(33)(34)に目詰まりが生じて、流路(5)内への空気の吸入がフィルタ(33)(34)によって妨げられることになる。これにより、流路(5)内への空気の吸入量が減少し、液晶表示パネル(1)の温度が上昇することになる。フィルタ(33)(34)に目詰まりが生じた場合には、フィルタを交換する必要がある一方で、交換時期を逸すると液晶表示パネル(1)の温度が過度に上昇して液晶表示パネル(1)の動作に異常が発生し易くなる。排気側の通気部(4)内に設置されているフィルタ(43)(44)に目詰まりが生じて、流路(5)内からの空気の排出量が減少した場合も、同様である。
そこで、本実施形態に係る画像表示装置は、図9に示す様に、液晶表示パネル(1)の温度に応じて変化する温度情報を取得する温度センサ(81)と、吸気側の通気部(3)内を流れる空気の速度に応じて変化する風速情報を取得する風速センサ(82)と、フィルタ(33)(34)に目詰まりが発生したことを報知する報知動作を実行するための報知部(83)と、温度センサ(81)により取得される温度情報及び風速センサ(82)により取得される風速情報に基づいて報知部(83)の報知動作を制御する制御部(84)とを更に具えている。
ここで、図7に示す様に、温度センサ(81)は、吸気側の流路形成部材(61)内に設置されている。又、風速センサ(82)は、吸気側の通気部(3)内にて、一対のフィルタ(33)(34)間の領域に設置され、フィルタ(33)から排出される空気の速度に応じて変化する風速情報を取得する。尚、フィルタ(33)に目詰まりが生じると、フィルタ(33)を通過して排出される空気の速度は、目詰まりのないときに比べて大きくなる。
制御部(84)は、図9に示す様に、温度センサ(81)により取得される温度情報に基づいて液晶表示パネル(1)の温度が所定温度より高いか否かを判定する第1判定部(841)と、風速センサ(82)により取得される風速情報に基づいて通気部(3)内を流れる空気の速度が所定速度より大きいか否かを判定する第2判定部(842)と、第1判定部(841)と第2判定部(842)の判定結果に基づいて報知部(83)に報知動作の実行を指令する指令部(843)とを含んでいる。
具体的には、指令部(843)は、一対のフィルタ(33)(34)の何れか一方のフィルタに目詰まりが生じることにより液晶表示パネル(1)の温度が上昇して、第1判定部(841)によって液晶表示パネル(1)の温度が所定温度より高いと判定されるか、又はフィルタ(33)に目詰まりが生じることにより吸気側の通気部(3)内を流れる空気の速度が大きくなって、第2判定部(842)によって該通気部(3)内を流れる空気の速度が所定速度より大きいと判定されたとき、報知部(83)に報知動作の実行を指令する。
本実施形態に係る画像表示装置においては、図8に示す様に、排気側の流路形成部材(62)内に、液晶表示パネル(1)の温度に応じて変化する温度情報を取得する第2の温度センサ(85)が設置されると共に、排気側の通気部(4)内に、該通気部(4)内を流れる空気の速度に応じて変化する風速情報を取得する第2の風速センサ(86)が設置されている。そして、制御部(84)によって、上述した制御と同様の制御が、第2の温度センサ(85)により取得される温度情報及び第2の風速センサ(86)により取得される風速情報に基づいて実行される(図9参照)。
上記画像表示装置によれば、吸気側の通気部(3)内のフィルタ(33)(34)及び排気側の通気部(4)内のフィルタ(43)(44)の何れかのフィルタに目詰まりが生じた直後に、該目詰まりの発生が報知部(83)によって報知されることになる。よって、フィルタ(33)(34)の交換時期を逸して液晶表示パネル(1)の温度が過度に上昇することが防止されることになる。
3.上記画像表示装置の実施例
上述した画像表示装置は、図10に示す様に、屋外に設置されている自動販売機(101)に搭載して使用することが出来る。尚、図10では、画像表示装置を符号(100)により示している。自動販売機(101)には、画像表示装置(100)を取り付けるための窓(102)が形成されると共に、画像表示装置(100)の搭載領域の両側を自動販売機(101)の底面まで延びる一対の第2のダクト部(103)(104)が配備されている。該一対の第2のダクト部(103)(104)の下端部は何れも自動販売機(101)の底面に開口し、該一対の第2のダクト部(103)(104)の上端部はそれぞれ、画像表示装置(100)に設けられている左右のダクト部(32)(42)との接続が可能な形状を有している。
上記実施例によれば、自動販売機(101)の一対のダクト部(103)(104)を通じて、画像表示装置(100)の流路(5)内に自動販売機(101)外部の空気が吸入されると共に、流路(5)内の空気が自動販売機(101)の外部へ排出されることになる。これにより、自動販売機(101)においても、画像表示装置(100)の正常な動作が維持されることになる。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。上記画像表示装置においては、一対の第2流路部(52)(53)は、第1流路部(51)から液晶表示パネル(1)の左右両側を通過して後方へ延びていたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、一対の第2流路部(52)(53)は、第1流路部(51)から液晶表示パネル(1)の上下両側を通過して後方へ延びていてもよい。
又、上記画像表示装置においては、一対の通気口(31)(41)は、左右に並んだ位置関係で筐体(2)の背面壁(22)に開設されていたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、一対の通気口(31)(41)は、上下に並んだ位置関係で筐体(2)の背面壁(22)に開設されていてもよいし、筐体(2)の両側面壁にそれぞれ開設されていてもよい。
更に、上記画像表示装置は、送風ファン(71)(72)の内、何れか一方の送風ファンのみが設けられた構成を有していてもよい。又、上記画像表示装置において、制御部(84)は、温度センサ(81)及び風速センサ(82)の内、何れか一方のセンサが取得する情報のみに基づいて報知部(83)の報知動作を制御してもよい。同様に、制御部(84)は、第2の温度センサ(85)及び第2の風速センサ(86)の内、何れか一方のセンサが取得する情報のみに基づいて報知部(83)の報知動作を制御することが出来る。
更に又、上記画像表示装置に採用した各種構成は、液晶表示パネル(1)を具えた画像表示装置に限らず、プラズマ表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネル等、種々の画像表示パネルを具えた画像表示装置に適用することが出来る。
(1) 液晶表示パネル(画像表示パネル)
(10) 画面
(2) 筐体
(20) 画像表示窓
(3) 通気部
(31) 通気口
(33)(34) 一対のフィルタ
(4) 通気部
(41) 通気口
(43)(44) 一対のフィルタ
(5) 流路
(51) 第1流路部
(52)(53) 第2流路部
(54) 第2の流路
(61)(62) 流路形成部材
(614)(624) 貫通孔
(71)(72) 送風ファン(送風手段)
(81)(85) 温度センサ
(82)(86) 風速センサ
(83) 報知部(報知手段)
(84) 制御部(制御手段)

Claims (4)

  1. 画像表示パネルと、該画像表示パネルを収容する筐体とを具え、該筐体には、画像表示パネルの画面を外部から視認可能にする画像表示窓が設けられている画像表示装置において、
    前記筐体には、該筐体の外部から内部に通じる一対の通気口が開設されると共に、前記画像表示パネルの画面と筐体の画像表示窓との間を通過して前記一対の通気口どうしを連通させる流路が形成されており、前記筐体には更に、前記流路内に空気の流れを発生させる送風手段が配備されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記筐体には、前記画像表示パネルの背面側を通過して前記一対の通気口どうしを連通させる第2の流路が形成されている請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記画像表示パネルの画面と筐体の画像表示窓との間を通過する前記流路は、前記画像表示パネルの画面に沿って延びる第1流路部と、該第1流路部から画像表示パネルの左右両側又は上下両側を通過して後方へ延びる一対の第2流路部とを有し、前記筐体には、前記一対の第2流路部をそれぞれ形成する一対の流路形成部材が配備され、各流路形成部材には、画像表示パネルの背面側に通じる貫通孔が形成されている請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記一対の通気口の内、少なくとも何れか一方の通気口に前記送風手段が設けられている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像表示装置。
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