JPH07274098A - オーディオ/ビデオ複合機器 - Google Patents

オーディオ/ビデオ複合機器

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Publication number
JPH07274098A
JPH07274098A JP8363894A JP8363894A JPH07274098A JP H07274098 A JPH07274098 A JP H07274098A JP 8363894 A JP8363894 A JP 8363894A JP 8363894 A JP8363894 A JP 8363894A JP H07274098 A JPH07274098 A JP H07274098A
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JP
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video
audio
output
preventing means
clock
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JP8363894A
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Inventor
Shiro Morotomi
司郎 諸冨
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種AV機器を一体的に複合させた複合機器
において、相互の機器部間のノイズによる悪影響を解消
する。 【構成】 CRTモニタと、放送受信機器部と、デジタ
ルオーディオ再生装置部とを同一筺体内に配するととも
に、CRTモニタの偏向ヨークから発生される漏洩磁束
がデジタルオーディオ再生装置部に影響を与えることを
防止する漏洩磁束影響防止手段と、デジタルオーディオ
再生装置部からのクロックノイズの輻射が放送受信機器
部に対してに影響を与えることを防止する輻射影響防止
手段とを設ける。漏洩磁束影響防止手段としては磁気シ
ールド25を配する。また輻射影響防止手段としては、
高調波周波数成分が低減されたクロックを発生させるク
ロック発振器27を搭載し、またクロック発振器搭載基
板22と放送受信機器部搭載基板23とを非対向状態に
配置しクロック発振器を放送受信機器部から離れた位置
とし、またクロック発振器に鉄板シールドを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ機器やビデオ
機器のいわゆるAV機器としての複数の機器を一体化し
た複合機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CDプレーヤ、テープデッキ、ミ
ニディスクプレーヤなどのオーディオ機器や、テレビジ
ョン受像機、VTR、レーザディスクプレーヤなどのビ
デオ機器が広く普及して用いられている。さらに、CD
−G(CDグラフィックス)のように音声とともに静止
画映像信号を出力するディスクプレーヤや、ビデオCD
(MPEG)のように音声と動画を出力するディスクプ
レーヤも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらのA
V機器を複合的に搭載して一体化した機器が考えられ、
利便性の向上がはかられているが、CRTモニタと、テ
レビジョンチューナ等の放送受信機器と、CDプレーヤ
等のデジタルオーディオ機器とを一体化して同一筺体内
に配し同一電源で駆動する場合、相互の部位で影響しあ
うノイズによる悪影響が発生するという問題がある。
【0004】即ち、CDプレーヤやミニディスクプレー
ヤ、DATプレーヤなどのデジタルオーディオ機器で
は、デジタル信号処理のために高周波のクロックを用い
ることが必要となるが、このクロックによるノイズ輻射
がテレビジョン又はラジオチューナにおけるRF系回路
に飛び込み、受信感度の低下や画面上のビートの発生と
いう悪影響を及ぼす。また、CRTモニタに設けられる
偏向ヨークの漏洩磁束が、CDプレーヤ、ミニディスク
プレーヤなどの光学ヘッドのコイル系に磁気結合してし
まい、起電力が発生されディスクからのデータ読み取り
エラーを生じさせてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明としては、
各種AV機器を一体的に複合させた複合機器において、
相互の機器部間のノイズによる悪影響を解消し、高性能
な複合機器を提供することを目的とする。
【0006】このため、CRTモニタ手段と、放送受信
機器部と、デジタルオーディオ再生装置部とを同一筺体
内に配するとともに、CRTモニタ手段の偏向ヨークか
ら発生される漏洩磁束がデジタルオーディオ再生装置部
に影響を与えることを防止する漏洩磁束影響防止手段
と、デジタルオーディオ再生装置部からのクロックノイ
ズの輻射が放送受信機器部に対してに影響を与えること
を防止する輻射影響防止手段とを設けるようにする。
【0007】ここで、漏洩磁束影響防止手段としては、
CRTモニタ手段とデジタルオーディオ再生装置部との
間に磁気シールドを配する。
【0008】そして、輻射影響防止手段の1つとしては
高調波周波数成分が低減されたクロックを発生させるク
ロック発振器が搭載されるようにする。また輻射影響防
止手段の1つとして、クロック発振器が搭載される第1
の基板と放送受信機器部としての回路が搭載される第2
の基板とが非対向状態に配置されるとともに、クロック
発振器は第1の基板上において第2の基板から離れた位
置に配置されているようにする。また輻射影響防止手段
の1つとして、クロック発振器に鉄板シールドを施す。
【0009】
【作用】上記構成の漏洩磁束影響防止手段及び輻射影響
防止手段を設けることにより、CRTモニタ手段と、放
送受信機器部と、デジタルオーディオ再生装置部とを同
一筺体内に配してもクロックノイズや漏洩磁束による悪
影響は解消され、例えば小型の一体機器としての複合機
器を実現できる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図10により本発明の実施例を
説明する。この実施例のAV複合機器は、筺体内にスピ
ーカ及びCRTモニタを配するとともに、スピーカ、C
RTモニタから出力される音声及び/又は映像のソース
として、テレビジョンチューナ、ラジオチューナ、CD
−G及びビデオCD対応のCDプレーヤ、VTR等の外
部映像機器からの映像信号及び音声信号の入力部、とい
う4つソースとなる機器部を備えて構成されるものとす
る。 この実施例の複合機器の説明を次の順序で行なう。 (A)AV複合機器の外観及び内部のノイズ対策構成 (B)AV複合機器としての回路構成 (C)操作に伴う映像及び音声ソースの選択切換動作
【0011】(A)AV複合機器の外観及び内部のノイ
ズ対策構成 図1(a)(b)(c)に実施例のAV複合機器の平面
図、正面図、及び側面図を示す。1はAV複合機器全体
を示し、このAV複合機器1の前面に向かってCRTモ
ニタ2が配されている。また、その両側にスピーカ部
3,3が形成されている。4は表示部を示し、例えば液
晶パネルで形成される。表示部4は例えば図8に示すよ
うにトラックナンバやチャンネルなどの数値の表示領域
4aや、CDプレーヤ、ラジオ、テレビジョン、外部入
力のモード状態を示す表示領域4bが設けられている。
【0012】5〜10、及び12はユーザー操作に供さ
れる各種操作手段であり、5a〜5fは電源オン/オフ
及びソースの選択に用いられる操作キーである。5aは
マルチ選択キーであり、これについては後述する。5b
はCD選択キー、5cはラジオ選択キー、5dはTV選
択キー、5eは外部入力選択キーであり、これらの選択
キー5a〜5cは電源オンの操作キーとしても兼ねられ
ている。即ち、電源コンセントが接続されてこのAV複
合機器1がスタンバイ状態にあるときには、5a〜5c
のいづれかの選択キーが押されることにより、電源オン
とされるとともにソース(CD,ラジオ,TV,外部入
力)が選択されることになる。5fは電源オフキーであ
る。
【0013】6はTVチャンネルの切換(アップ/ダウ
ン)キー、7はチャンネルコールキー、8はUHF/V
HFの選択スイッチである。また9はスピーカ3の出力
音量を調節する音量調節つまみ、10はラジオ受信周波
数を可変するチューニングつまみを示す。
【0014】AV複合機器1の上面にはCDプレーヤ部
11が形成されており、CD、CD−G、ビデオCDの
3種類のディスクが再生可能とされている。そして、デ
ィスク再生操作手段として、再生及び一時停止キー12
a、停止キー12b、AMSキー12cが設けられてい
る。
【0015】13はハンドルであり、軸部13bで回動
されて立ち上がることで、ユーザーがこのAV複合機器
1を容易に持ち運ぶことができるようになされている。
14はTVチューナ及びラジオチューナに接続されるア
ンテナを示す。
【0016】本実施例のAV複合機器1は、外観上この
ように構成され、内部にはCDプレーヤ部11としての
機構及び回路、テレビジョン受像機としての機構及び回
路、ラジオ受信機としての機構及び回路、さらに外部入
力信号に対応する機構及び回路が設けられるわけである
が(内部回路ブロックについては後述する)、このよう
にCDプレーヤとしての部位とテレビジョンもしくはラ
ジオ受信機としての部位を同一筺体内に配し同一電源で
駆動する場合、相互の部位で影響しあうノイズによる悪
影響を解消する対策を講じなければならない。
【0017】即ち、CDプレーヤ部におけるデジタル処
理のための高周波クロックによるノイズ輻射がテレビジ
ョン又はラジオチューナにおけるRF系回路に飛び込
み、受信感度の低下や画面上のビートの発生という悪影
響を及ぼすことがある。また、CRTモニタ2に設けら
れる偏向ヨークの漏洩磁束が、CDプレーヤ部の光学ヘ
ッドのコイル系(2軸機構など)に磁気結合してしま
い、起電力が発生されディスクからのデータ読み取りエ
ラーを生じさせてしまうこともある。
【0018】そこで、本実施例では内部の各機構部位を
図2、図3に概略的に示すように構成している。図2、
図3において20は光学ヘッド機構(メカデッキ)、2
1はチャッキング機構を示しており、光学ヘッド機構2
0としてはスピンドルモータ、レーザダイオード、ビー
ムスプリッタや1/4波長板などの光学系、対物レン
ズ、ディテクタなどによる光学ヘッドが形成されている
とともに、対物レンズをトラッキング及びフォーカス方
向に駆動する2軸機構、光学ヘッド全体をディスク半径
方向に駆動するスレッド機構等が配されている。
【0019】22はCDプレーヤ部としての各種回路が
形成される基板(以下、CD基板という)であり、C
D,CD−Gに対応する信号処理回路やRAM、ビデオ
CDに対応する信号処理回路、システム制御を行なうマ
イクロコンピュータ等が配される。また、CD読取デー
タのデジタル処理に用いられるクロックの発振器27が
CD基板22に配される。
【0020】23はTV、ラジオの受信及び信号処理回
路部が配される基板(以下,RF基板という)であり、
また24は偏向系、オーディオ系、電源系の回路が配さ
れる基板を示す。さらに25はパーマロイ等による磁気
シールド、図3に示される26は偏向ヨークを示す。
【0021】このような構成におけるノイズ対策は次の
とおりである。まず、CDプレーヤ部としての光学ヘッ
ド機構20は装置内の上部に配されているが、光学ヘッ
ド機構20の下部となるCD基板22と、偏向ヨーク2
6の間に磁気シールド25を配し、これによって偏向ヨ
ーク26からの漏洩磁束が光学ヘッド機構20内のコイ
ル系に達しないようにして、データ読取エラーなどが発
生されないようにしている。
【0022】また、クロック発振器27からの高周波ク
ロックの輻射に対しては、以下のようにしている。ま
ず、クロック発振器27が配されるCD基板22とRF
基板23の位置関係は図4に示すように直交するように
なされており、CD基板22においてクロック発振器2
7が端部(図中左端)に配されるとしたら、RF基板2
3はそのクロック発振器27より最も遠い位置となる部
位に配されている。このようにクロック発振器27に対
してRF基板23を非対向状態でしかも遠くなる位置に
配することで高周波クロック輻射ノイズのRF回路への
飛び込みをおさえるようにしている。
【0023】さらに、クロック発振器27は、図5に示
すような回路構成をとる。即ち、通常の回路構成として
発振子27a、抵抗R1 、コンデンサC1 ,C2 を配す
るほか、発振子27aと直列に抵抗R2 を接続し、これ
によってクロック波形をなまらせるようにしている。な
お、当然ながら、これはCD再生処理に影響がない程度
になまらせるものである。
【0024】例えばクロック周波数を16.9MHz とする
と、その10次高調波程度(160MHz前後)の周波数は、
即ちRF周波数となり、このような高調波輻射が最もR
F系に悪影響を与えるものとなるため、クロックを或る
程度なまらせて(エッジを緩やかにする)、高調波成分
を低減することにより、RF基板23に悪影響が生ずる
ことを有効に解消できる。
【0025】そしてさらに、図5のようにクロック発振
器27の回路部位を鉄板シールド27sで覆い、輻射を
遮蔽している。これらの構成をとることにより、クロッ
ク発振器27とRF基板23が同一筺体内であることに
よる受信感度の低下やビート発生などは解消される。
【0026】なお、さらにCD基板22におけるクロッ
ク信号の配線パターンを極力短く設定することなどし
て、輻射源を最小限とすることが好適である。また、C
D基板22とRF基板23の位置は、図6のように平行
状態であっても上下に対向しない位置として、クロック
発振器27とRF基板23が離れた位置となるように設
定してもよい。もちろん、RF基板23をCD基板22
に対して傾いた状態に配することも考えられる。
【0027】(B)AV複合機器としての回路構成 図7によりAV複合機器1の内部の回路構成を説明す
る。図7において30はマイクロコンピュータで形成さ
れシステム全体を制御するコントローラである。31は
上述したように装置内で上方に配されている光学ヘッド
であり、装填されたディスクDに対してレーザ光を照射
し、その反射光によりディスクDに記録されているデー
タを読み込む。この再生動作の際、ディスクDはスピン
ドルモータ36によってCLV方式で回転駆動される。
【0028】光学ヘッド31におけるディテクタによっ
て電気信号とされた再生データはスイッチ32を介して
CD/CD−Gデコーダ33、又はビデオCDデコーダ
35に供給される。34はCD−Gデコード処理の際に
静止画ビデオ信号を保持するRAMを示す。
【0029】CD/CD−Gデコーダ33ではEFM復
調、CIRC処理等を施して得た再生音声データをD/
A変換し、アナログ信号としてL,Rステレオのオーデ
ィオ信号を出力する。また、ディスクDがCD−Gであ
った場合にはデコード処理により静止画ビデオ信号も
得、これを出力する。CDの再生動作によるオーディオ
信号をACD、CD−Gの再生動作によるオーディオ信号
をACDG 、CD−Gの再生動作によるビデオ信号をV
CDG で示す。
【0030】またビデオCDデコーダ35ではディスク
DがビデオCDとされていた際に供給される再生データ
に対してMPEG方式のデコード処理を行ない、D/A
変換して、アナログ信号としてL,Rステレオのオーデ
ィオ信号、及び動画ビデオ信号を出力する。出力される
オーディオ信号をAMPEG、ビデオ信号をVMPEGとする。
【0031】CD/CD−Gデコーダ33、及びビデオ
CDデコーダ35はコントローラ30の制御に応じてデ
コード処理を実行するとともに、いわゆるTOC等から
読み込まれたサブコード情報等をコントローラ30に出
力している。
【0032】コントローラ30は図示しないサーボ回路
等を制御して光学ヘッド31による再生動作を制御し、
またディスクDの種類に応じてスイッチ32の切換制御
を行なう。スイッチ32の切換制御の一例としては、例
えば通常はCD/CD−Gデコーダ33側に接続してお
き、TOC再生データをCD/CD−Gデコーダ33で
デコードさせてサブコードを読取る。そして、サブコー
ドからディスクDがCDもしくはCD−Gであったと判
別されたら、そのままスイッチ32を切り換えず、CD
/CD−Gデコーダ33のデコード処理を実行させオー
ディオ信号ACD、又はオーディオ信号ACDG とビデオ信
号VCDG の出力を実行させる。
【0033】もし、ディスクDがCDでもCD−Gでも
なかった場合はスイッチ32をビデオCDデコーダ35
側に切り換え、デコード処理を実行させる。そして、そ
のディスクがビデオCDであると判別されたら、デコー
ド処理を実行させオーディオ信号AMPEGとビデオ信号V
MPEGの出力を実行させる。ここで、ビデオCDであると
も判別されなかった場合は、つまりディスクDが装填さ
れていないか、もしくは対応できない他の種類のディス
クが誤って装填された場合であり、このような場合は、
再生動作は実行しないようにする。もちろん他の切換方
式も考えられる。
【0034】37は外部ビデオ機器が接続される外部入
力端子を示し、外部イデオ機器からのビデオ信号VIN
びオーディオ信号AINが入力される。
【0035】38はアンテナ14が接続されるスイッ
チ、39はラジオチューナ、40はTVチューナを示
す。コントローラ30は、ラジオ選択キー5cが押され
てラジオ受信モードとされた際はスイッチ38をラジオ
チューナ39側に切り換え、またTV選択キー5dが押
されてTV受信モードとされた際にはTVチューナ40
側に切り換えるようにして、アンテナ14を共用してい
る。
【0036】ラジオチューナ39ではチューニングつま
み10により同調周波数が選択され、受信、中間周波増
幅、検波処理等を行なって受信音声となるオーディオ信
号を出力する。ラジオチューナ39から出力されるオー
ディオ信号をARAとして示す。
【0037】TVチューナ40は、チャンネル切換キー
6で選局されたチャンネルに基づいて受信、中間周波増
幅、検波処理を行ない、コンポジット映像信号SCPを出
力する。コンポジット映像信号SCPは音声復調部41に
供給され、音声信号が検波復調される。音声復調部41
の出力となるオーディオ信号をATVとして示す。またコ
ンポジット映像信号SCPとされるビデオ信号をVTVとし
て示す。
【0038】42はオーディオ出力選択回路であり、端
子TCDにCD/CD−Gデコーダ33からのオーディオ
信号ACD/ACDG が供給され、また端子TMPEGにビデオ
CDデコーダ35からのオーディオ信号AMPEGが、端子
RAにラジオチューナ39からのオーディオ信号A
RAが、端子TTVにTVチューナ40からのオーディオ信
号ATVが、端子TINに外部入力端子37からのオーディ
オ信号AINが、それぞれ供給されている。接続端子の切
換はコントローラ30の制御によって実行される。
【0039】オーディオ出力選択回路42の出力は音量
調節つまみ9で抵抗値が可変される可変抵抗部44によ
ってレベル調整され、パワーアンプ45を介してスピー
カ部3に供給され、音声として出力される。
【0040】43はビデオ出力選択回路であり、端子T
CDにCD/CD−Gデコーダ33からのビデオ信号V
CDG が供給され、また端子TMPEGにビデオCDデコーダ
35からのビデオ信号VMPEGが、端子TRAにラジオチュ
ーナ39からのビデオ信号VRAが、端子TTVにTVチュ
ーナ40からのビデオ信号VTVが、端子TINに外部入力
端子37からのビデオ信号VINが、それぞれ供給されて
いる。接続端子の切換はコントローラ30の制御によっ
て実行される。
【0041】ビデオ出力選択回路43の出力は映像処理
部46に供給され、Y/C処理、輝度信号処理、色差信
号処理、同期分離、カラーマトリクスエンコードなどの
処理が施され、R,G,B信号としてCRTモニタ2に
供給される。また水平同期信号H、垂直同期信号Vは偏
向回路47に供給され、偏向回路47は水平同期信号
H、垂直同期信号Vに基づいて偏向電流HD,VDを偏
向コイイル26aに印加する。
【0042】48は操作部であり、上述した操作キー等
の操作手段(5a〜5e、6、7、8、12a〜12
c)がこれに相当する。コントローラ30は操作部48
からの操作情報に基づいて各部の制御を実行することに
なる。また、表示部4に対して表示データを供給し、表
示動作を実行させる。
【0043】このように構成されているAV複合機器1
では、オーディオ出力選択回路42で選択されたオーデ
ィオ信号がスピーカ3から出力され、またビデオ出力選
択回路43で選択されたビデオ信号がCRTモニタ2か
ら出力されることになり、ユーザーは或るソースからの
映像及び音声(もしくは音声のみ)を楽しんだり、さら
には異なるソースからの映像と音声を楽しむことができ
る。
【0044】(C)操作に伴う映像及び音声ソースの選
択切換動作 ユーザーの操作キー5a〜5dの操作に基づく映像及び
音声ソースの選択切換動作、即ちコントローラ30によ
って実行されるオーディオ出力選択回路42及びビデオ
出力選択回路43の切換制御動作についての一例を図9
のフローチャートで説明する。なお、上述したように操
作キー5a〜5dは電源オンの操作キーとして兼ねてい
るが、電源動作については図9では省略している。ま
た、CD再生動作、TV受信出力動作なども操作キー5
a〜5dの操作に基づいて実行開始されるわけである
が、これらの処理も省略する。
【0045】コントローラ30は電源オフ時(スタンバ
イ時)及び何らかのモードによる動作時において、ステ
ップF101〜F105でCD選択キー5b、TV選択キー5
d、ラジオ選択キー5c、外部入力選択キー5e、及び
マルチ選択キー5aの操作を監視している。
【0046】CD選択キー5bが押された場合は、ステ
ップF106に進み、まずディスクDが装填されているか否
かを判別する。ディスクDが装填されていない場合、も
しくは対応不能な他の種類のディスクが装填されていた
場合でディスクがないと判別された時は、処理は行なわ
ない (F106→NO) 。
【0047】ディスクDの存在が確認される場合とは、
CDもしくはCD−GもしくはビデオCDが装填されて
いる場合であり、ビデオCDであった場合はステップF1
07からF109に進み、オーディオ出力選択回路42とビデ
オ出力選択回路43をTMPEG端子に接続する。従って、
同時に光学ヘッド31、ビデオCDデコーダ35、スピ
ンドルモータ36等の各部の動作による再生動作が実行
されることにより、ビデオCDの再生音声(AMPEG)及
び映像(VMPEG)がスピーカ部3及びCRTモニタ2か
ら出力される。もちろんこのときスイッチ32はビデオ
CDデコーダ35側に接続されている。
【0048】また、装填されているディスクDがCD−
Gであった場合はステップF108からF110に進み、オーデ
ィオ出力選択回路42とビデオ出力選択回路43をTCD
端子に接続する。従って、同時に光学ヘッド31、CD
/D−デコーダ33、スピンドルモータ36等の各部の
動作による再生動作が実行されることにより、CD−G
の再生音声(ACDG )及び映像(VCDG )がスピーカ部
3及びCRTモニタ2から出力される。もちろんこのと
きスイッチ32はCD/CD−Gデコーダ33側に接続
されている。
【0049】さらに装填されているディスクDが通常の
CDであった場合には、ステップF111に進み、CD−G
の場合と同様にオーディオ出力選択回路42をTCD端子
に接続する。従って、再生動作が同時に実行されること
により、CDの再生音声(ACD)がスピーカ部3から出
力される。ただし、この場合ビデオ信号は存在しないの
で、もしそれまでTVモードなどでCRTモニタ2の動
作が実行されていればCRTモニタ2をオフとし、また
CRTモニタ2がオフであったら、そのままとする。こ
のときスイッチ32は同様にCD/CD−Gデコーダ3
3側に接続されている。
【0050】そして、このようにCD,CD−G,ビデ
オCDのいづれかの音声もしくは音声と映像が出力され
ているモードであることを示すため、図8のような表示
部4において『CD』の文字部分の表示を実行させる(F
112)。
【0051】このようにCD選択キー5bが押されるこ
とにより、CDモードとなり、オーディオ出力選択回路
42及びビデオ出力選択回路43が自動的に選択され
る。さらに、このとき装填されているディスクDの種類
に応じた自動選択もなされるため、ユーザーがディスク
Dの種類に注意する必要もない。
【0052】TV選択キー5dが押された場合は、コン
トローラ30はオーディオ出力選択回路42及びビデオ
出力選択回路43をTTV端子に接続する(F113)。そし
て、表示部4に『TV』の表示を実行させる(F114)。従
って、同時にTVチューナ40の受信動作が実行制御さ
れることによりTVモードとしての動作、つまりスピー
カ部3及びCRTモニタ2からテレビジョン放送の音声
(ATV)及び映像(VTV)が出力される。
【0053】またラジオ選択キー5cが押された場合
は、コントローラ30はオーディオ出力選択回路42を
RA端子に接続するが、この場合ビデオ信号は存在しな
いので、もしそれまでTVモードなどでCRTモニタ2
の動作が実行されていればCRTモニタ2をオフとし、
またCRTモニタ2がオフであったら、そのままとする
(F115)。そして、表示部4に『RADIO』の表示を実
行させる(F116)。従って、同時にラジオチューナ39の
受信動作が実行されることによりラジオモードとしての
動作、つまりスピーカ部3からラジオ放送の音声
(ARA)が出力される。
【0054】外部入力選択キー5eが押された場合は、
コントローラ30はオーディオ出力選択回路42及びビ
デオ出力選択回路43をTIN端子に接続する(F117)。そ
して、表示部4に『VIDEO IN』の表示を実行さ
せる(F118)。従って、外部ビデオ機器から供給された音
声(AIN)及び映像(VIN)がスピーカ部3及びCRT
モニタ2から出力されることになる。
【0055】このように、CD選択キー5b、ラジオ選
択キー5c、TV選択キー5d、外部入力選択キー5e
については、操作に応じて自動的に各モードの状態に設
定され、動作が開始されることになり、従ってユーザー
はソース選択を行なうのみでよく、煩雑な出力切換操作
は一切不要である。もちろん上述のようにCDの種類を
判別して操作する必要もない。
【0056】ここで本実施例ではさらにマルチ選択キー
5aが設けられており、この動作例の説明としては、マ
ルチ選択キー5aはCD再生信号とTVもしくは外部入
力による信号をスピーカ部3とCRTモニタ2で複合的
に出力するための操作キーとする。
【0057】マルチ選択キー5aが押された場合は、ま
ずそれまでCDモードでディスク再生動作が実行されて
いたか、またはTVモード又は外部入力モードの動作が
実行されていたかを判別する(F119,F120) 。
【0058】CDモードの時にマルチ選択キー5aが押
された場合は、ステップF121に進み、オーディオ出力選
択回路42は切換を行なわず、即ちTCD端子もしくはT
MPEG端子が接続されている状態のままとするが、ビデオ
出力選択回路43をTTV端子に切り換える。なお、この
際、CDモードで通常のCDが再生されていた場合はC
RTモニタ2はオフ状態であるが、このようなときは同
時にCRTモニタ2をオン状態とすることになる。そし
て、TVチューナ40の動作を開始させる。従ってCR
Tモニタ2ではTV映像(VTV)が出力され、またスピ
ーカ部3ではマルチ選択キー5aが押される前から出力
されているディスク再生音声(ACD又はACDG 又はA
MPEG)が継続出力される。また表示部4については『T
V』と『CD』の表示を実行させ、マルチモードである
ことを示すようにする(F122)。
【0059】TVモード又は外部入力モードの時にマル
チ選択キー5aが押された場合は、ステップF120からF1
23に進み、まずディスクDが装填されているか否かを判
別する。そして、ビデオCDが装填されていた場合は、
オーディオ出力選択回路42をTMPEG端子に接続してデ
ィスク再生を開始させる。またこのときビデオ出力選択
回路43は切り換えない(F124→F126)。従って、CR
Tモニタ2ではマルチ選択キー5aが押される前から出
力されていたTV映像(VTV)もしくは外部入力映像
(VIN)が出力され、またスピーカ部3ではビデオCD
の再生音声(AMPEG)が出力される。
【0060】また、CD−Gが装填されていた場合は、
オーディオ出力選択回路42をTCD端子に接続してディ
スク再生を開始させ、またこのときビデオ出力選択回路
43は切り換えない(F125→F127)。従って、CRTモ
ニタ2ではマルチ選択キー5aが押される前から出力さ
れていたTV映像(VTV)もしくは外部入力映像
(VIN)が出力され、またスピーカ部3ではCD−Gの
再生音声(ACDG )が出力される。
【0061】さらに、CDが装填されていた場合は、オ
ーディオ出力選択回路42をTCD端子に接続してディス
ク再生を開始させ、またこのときビデオ出力選択回路4
3は切り換えない(F128)。従って、CRTモニタ2では
マルチ選択キー5aが押される前から出力されていたT
V映像(VTV)もしくは外部入力映像(VIN)が出力さ
れ、またスピーカ部3ではCDの再生音声(ACD)が出
力される。
【0062】そして、これらのステップF125又はF127又
はF128の処理が行なわれた後は、表示部4については
『TV』と『CD』の表示もしくは『VIDEO I
N』と『CD』を実行させ、マルチモードであることを
提示する(F129)。なお、ステップF123でディスク無と判
別された場合は、CD動作は不能であるため、マルチ選
択キー5aの操作は無効とする。
【0063】マルチ選択キー5aが押され時が、CDモ
ード、TVモード、外部入力モードのいづれでもなかっ
た場合、つまり、電源オフ又はラジオモードであった場
合は、まずディスクDが装填されているか否かを判別す
る(F130)。ステップF130でディスク無と判別された場合
は、マルチ選択キー5aが押されたにもかかわらず、デ
ィスク再生音声出力とTV放送映像出力の複合動作がで
きないことになる。そこで、ステップF131においてオー
ディオ出力選択回路42及びビデオ出力選択回路43を
TVに接続して、スピーカ部3からTV音声(ATV
を、またCRTモニタ2からTV映像(VTV)を出力
し、つまり、TVモードの動作とする。この場合表示部
4では『TV』を表示させることになる(F132)。
【0064】電源オフ又はラジオモードのときにマルチ
選択キー5aが押され、しかもディスクDが装填されて
いた場合は、そのディスクDがビデオCDであればオー
ディオ出力選択回路42をTMPEG端子に、またビデオ出
力選択回路43をTTV端子に接続してディスク再生及び
TV受信動作を開始させる (F131→F135) 。従ってCR
Tモニタ2ではTV映像(VTV)が出力され、またスピ
ーカ部3ではビデオCDの再生音声(AMPEG)が出力さ
れる。
【0065】また、CD−Gが装填されていた場合は、
オーディオ出力選択回路42をTCD端子に、またビデオ
出力選択回路43をTTV端子に接続してディスク再生及
びTV受信動作を開始させる (F132→F134) 。従って、
CRTモニタ2ではTV映像(VTV)が出力され、また
スピーカ部3ではビデオCDの再生音声(ACDG )が出
力される。
【0066】さらに、CDが装填されていた場合は、オ
ーディオ出力選択回路42をTCD端子に、またビデオ出
力選択回路43をTTV端子に接続してディスク再生及び
TV受信動作を開始させる (F132→F133) 。従って、C
RTモニタ2ではTV映像(VTV)が出力され、またス
ピーカ部3ではCDの再生音声(ACD)が出力される。
【0067】そして、これらのステップF133又はF134又
はF135の処理が行なわれた後は、表示部4については
『TV』と『CD』の表示を実行させ、マルチモードで
あることを提示する(F122)。
【0068】以上のように、本実施例のAV複合機器1
では、ユーザーはマルチ選択キー5aを押すのみで、C
RTモニタ側でテレビジョン放送映像(VTV)又は外部
入力映像(VIN)を出力させ、一方、スピーカ部3側で
はディスク再生音声(ACD又はACDG 又はAMPEG)を出
力させるという複合的な動作を実行させることができ、
容易な操作で複合出力を楽しむことができる。例えばC
Dを聞きながらレーザディスクプレーヤ等の外部ビデオ
機器で再生させているイメージビデオを流したり、スポ
ーツ中継を見ながらCDの音楽を聞くといった視聴形態
を簡単に楽しむことができる。
【0069】なお説明してきた処理において、マルチ選
択キー5aもしくはCD選択キー5bが押された場合に
ディスクDが装填されていなかったときは、その操作に
基づく本来の動作が実行できないわけであるが、この状
態をユーザーに提示するため、表示部4において『NO
DISC』等の表示を実行できるようにすると好適で
ある。
【0070】ところで、この図9に示した処理はあくま
で一例であり、本発明としてはマルチ選択キー5aの操
作に基づく処理方式はさらに多様に考えられる。
【0071】まず、上記説明ではマルチモードの時にマ
ルチ選択キー5aが操作された際について言及していな
いが、このような場合は次のような動作が考えられる。
例えば、マルチモードの時にマルチ選択キー5aが押さ
れたら、CRTモニタ2側とスピーカ部3でソースを入
れ換えるようにしてもよい。例えばCRTモニタ2では
TV映像(VTV)が出力され、またスピーカ部3ではC
D−Gの再生音声(ACDG )が出力されているときに、
マルチ選択キー5aが押されたら、オーディオ出力選択
回路42をTTV端子に、ビデオ出力選択回路43をTCD
端子に切り換え、CRTモニタ2ではCD−Gの再生映
像(VCDG )を出力させ、またスピーカ部3ではTV音
声(ATV)を出力させるというものである。また、この
ようなソース入れ換えの後、再びマルチ選択キー5aが
操作されたら、元の状態に戻るようにすればよい。
【0072】なお、このような処理を行なう場合、CD
が再生されている場合(つまり再生映像が存在しない場
合)は、マルチ選択キー5aの操作を無効とするか、も
しくはスピーカ部3とCRTモニタ2でTV音声とTV
映像を出力されるようにすればよい。
【0073】また、これ以外にも、マルチモードの時に
マルチ選択キー5aが押されたらスピーカ部3、もしく
はCRTモニタ2側のソースを切り換えていくという処
理も考えられる。
【0074】例えばスピーカ部3側のソースを切り換え
ていく方式としては、マルチ選択キー5aが押される度
に、ビデオ出力選択回路43は固定したままオーディオ
出力選択回路42を次のようにトグル的に切り換えて音
声出力ソースを変化させていく。 TCD(又はTCDG 又はTMPEG)→TRA→TTV→TIN→T
CD(又はTCDG 又はTMPEG)→・・・・・・
【0075】同様にCRTモニタ2側のソースを切り換
えていく方式としては、マルチ選択キー5aが押される
度に、オーディオ出力選択回路42は固定したままビデ
オ出力選択回路43を次のようにトグル的に切り換えて
映像出力ソースを変化させていく。 TTV→TIN→TCDG (又はTMPEG)→TTV→・・・・・・ なお、この場合で、再生されているディスクDがCDで
あった場合は、TTV→TIN→TTV・・・・というように映像
をTV放送と外部入力で交互に切り換えるようにするこ
とが好適である。
【0076】また、このような方式の他にも、マルチモ
ードに優先して実行される動作モードを設定してもよ
い。例えばマルチ操作キー5aが押されたときに装填さ
れていたディスクDがビデオCDもしくはCD−Gであ
ったら、マルチモードとはせずに音声、映像の両方がデ
ィスク再生音声及び映像となるようにしてもよい。
【0077】さらに、マルチモードとしてのソースの組
み合わせとしては機器の回路構成及びソースとなる機器
部の搭載数に応じてあらゆる組み合わせが考えられる。
例えば実施例のようにCDプレーヤ部、TVチューナ
部、ラジオチューナ部、外部入力部を音声及び映像ソー
スとして搭載した場合は(多少の回路構成の変更が必要
になる場合もあるが)、上記以外にも、ラジオ音声と外
部入力映像、ラジオ音声とCD−G映像、ラジオ音声と
ビデオCD映像ラジオ音声とTV映像、外部入力音声と
TV映像、外部入力音声とCD−G映像、外部入力音声
とビデオCD映像、TV音声と外部入力映像、などのマ
ルチモード動作が可能である。
【0078】また、あらゆる組み合わせのマルチモード
動作をユーザーが任意に楽しめるように、操作キー5a
〜5eに代えて、もしくは操作キー5a〜5eの他にさ
らに、図10のように操作キーを構成してもよい。つま
り、オーディオ出力選択回路42の切換操作キーとして
TV音声選択キー50a、CD音声選択キー50b、外
部入力音声選択キー50c、ラジオ音声選択キー50d
を設け、またビデオ出力選択回路43の切換操作キーと
してTV映像選択キー51a、CD映像選択キー51
b、外部入力映像選択キー51cを設ける。そして、コ
ントローラ30はこの操作キー50a〜50d、51a
〜51cの操作に応じてオーディオ出力選択回路42と
ビデオ出力選択回路43を切り換えていく。なお、必要
に応じて電源オンキー52及び電源オフキー53も設け
る。
【0079】このように操作キーを設けてオーディオ出
力選択回路42とビデオ出力選択回路43はユーザー操
作で任意に切り換えることができるようにすれば、ユー
ザー個人に応じてマルチモードの楽しみ方を実現できる
ことになる。
【0080】なお、このような操作キーは例えばスライ
ドスイッチ形態や回転スイッチ形態としても好適であ
り、またオーディオ出力選択回路42とビデオ出力選択
回路43もスライドスイッチや回転スイッチに応じて機
械的に接点が切り換わる構成としてもよい。
【0081】なお、本発明は以上の例に限らず、さらに
各種変形例が考えられる。搭載されるソースとなる機器
部としては、上記以外にも、ミニディスクプレーヤ、D
ATプレーヤ、コンパクトカセットテーププレーヤ、8
ミリVTRなど各種のAV機器が存在する。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明のオーディオ
/ビデオ複合機器は、漏洩磁束影響防止手段及び輻射影
響防止手段を設けることにより、CRTモニタ手段と、
放送受信機器部と、デジタルオーディオ再生装置部とを
同一筺体内に配してもクロックノイズや漏洩磁束による
悪影響は解消され、例えば小型の一体機器としての複合
機器を実現できるという効果がある。そして、このよう
な複合機器が実現されることにより、簡単な操作で、ま
た複雑な機器間の配線を必要とせずに、容易に多様な動
作を実現できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオ/ビデオ複合機器の実施例
の平面図、正面図、及び側面図である。
【図2】実施例のオーディオ/ビデオ複合機器の正面側
からみた概略的な内部構成の説明図である。
【図3】実施例のオーディオ/ビデオ複合機器の側面側
からみた概略的な内部構成の説明図である。
【図4】実施例の基板配置関係の説明図である。
【図5】実施例のクロック発振器の説明図である。
【図6】実施例の基板配置関係の他の例の説明図であ
る。
【図7】実施例の回路構成のブロック図である。
【図8】実施例の表示部の説明図である。
【図9】実施例の操作に応じた選択処理動作のフローチ
ャートである。
【図10】実施例の操作手段の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 AV複合機器 2 CRTモニタ 3 スピーカ部 4 表示部 5a マルチ選択キー 5b CD選択キー 5c ラジオ選択キー 5d TV選択キー 5e 外部入力選択キー 5f,53 電源オフキー 11 CDプレーヤ部 13 ハンドル 14 アンテナ 20 光学ヘッド機構 22 CD基板 23 RF基板 25 磁気シールド 26 変更ヨーク 27 クロック発振器 30 コントローラ 31 光学ヘッド 32,38 スイッチ 33 CD/CD−Gデコーダ 34 RAM 35 ビデオCDデコーダ 37 外部入力端子 39 ラジオチューナ 40 TVチューナ 41 音声復調部 42 オーディオ出力選択回路 43 ビデオ出力選択回路 44 可変抵抗部 45 パワーアンプ 46 映像処理部 47 偏向回路 50a TV音声選択キー 50b CD音声選択キー 50c 外部入力音声選択キー 50d ラジオ音声選択キー 51a TV映像選択キー 51b CD映像選択キー 51c 外部入力映像選択キー 52 電源オンキー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CRTモニタ手段と、放送受信機器部
    と、デジタルオーディオ再生装置部とを同一筺体内に配
    するとともに、 CRTモニタ手段の偏向ヨークから発生される漏洩磁束
    が前記デジタルオーディオ再生装置部に影響を与えるこ
    とを防止する漏洩磁束影響防止手段と、 前記デジタルオーディオ再生装置部からのクロックノイ
    ズの輻射が前記放送受信機器部に対してに影響を与える
    ことを防止する輻射影響防止手段とを有して構成されて
    いることを特徴とするオーディオ/ビデオ複合機器。
  2. 【請求項2】 前記漏洩磁束影響防止手段として、CR
    Tモニタ手段とデジタルオーディオ再生装置部との間に
    磁気シールドが配されるとともに、 前記輻射影響防止手段として高調波周波数成分が低減さ
    れたクロックを発生させるクロック発振器が搭載されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオ
    ーディオ/ビデオ複合機器。
  3. 【請求項3】 前記漏洩磁束影響防止手段として、CR
    Tモニタ手段とデジタルオーディオ再生装置部との間に
    磁気シールドが配されるとともに、 前記輻射影響防止手段として、クロック発振器が搭載さ
    れる第1の基板と前記放送受信機器部としての回路が搭
    載される第2の基板とが非対向状態に配置されるととも
    に、クロック発振器は第1の基板上において第2の基板
    から離れた位置に配置されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のオーディオ/ビデオ複合機
    器。
  4. 【請求項4】 前記輻射影響防止手段として、前記クロ
    ック発振器には鉄板シールドが施されていることを特徴
    とする請求項2又は請求項3に記載のオーディオ/ビデ
    オ複合機器。
JP8363894A 1994-03-31 1994-03-31 オーディオ/ビデオ複合機器 Withdrawn JPH07274098A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000112392A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Sony Corp ディスプレイ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000112392A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Sony Corp ディスプレイ装置

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