JP2003015540A - データ波形伝送装置 - Google Patents
データ波形伝送装置Info
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Abstract
である共振電源回路部分をデータドライバ部分毎に、複
数持つ必要があるため、コスト高となってしまう問題が
ある。 【解決手段】共振電源回路および共振電圧出力端子を備
えた第1の回路基板RSと、ディスプレイパネルを駆動
する駆動回路および共振電圧入力端子を備えた複数の第
2の回路基板DDとを備え、第1の回路基板RSの共振
電圧出力端子と第2の回路基板の共振電圧入力端子とを
圧接させ接続させたことを特徴とするデータ波形伝送装
置とした。
Description
用いられるプラズマディスプレイパネル(以下、PDP
と称する。)装置、に限らず、互いに発光色や反射光色
の異なるセルをマトリクス状に配列したディスプレイ
(有機Electro Luminescenceディスプレイ(以下、有機
ELディスプレイと称する。)、FED(Field Emissi
on Display、以下、FEDと称する。)、液晶ディスプ
レイ等)装置に用いられるデータ波形伝送装置に関す
る。
プレイの内、フルカラー表示に適したAC(Alternating C
urrent)型の面放電方式のPDPが製品化されている。
例えば、反射型の3電極構成の面放電型PDPでは、表
示面となる前面基板の内面に、表示ラインを構成する複
数の行電極対及び前面基板の内面を覆う誘電体層が設け
られている。また、放電空間を介して対向配置される背
面基板の内面には行電極対に直交する方向に配列され行
電極対との各交差部にて放電セルが構成する複数の列電
極、放電空間をライン方向(行方向)及び/又は列方向
に放電セルを区画する隔壁、列電極及び隔壁の側面を覆
うようにR、G、Bの3色の蛍光体層が設けられてい
る。このようなPDPでは、列電極がデータドライバに
実装されたICにより駆動される。また、データドライ
バには共振電源回路基板から所定の電圧が印加される。
図7は、共振電源回路基板と、データドライバとの位置
関係を示す。データドライバDD1に対応して共振電源
回路基板RS1が、データドライバDD2に対応して共
振電源回路基板RS2が、同様にデータドライバDDN
に対応して共振電源回路基板RSNが、それぞれ必要に
なる。
構成では共振電源回路部分とデータドライバ部分との接
続は、接続線SS1〜SSNを使用することになる。接
続線を使用すると、接続線と基板とのインピーダンス変
化が大きいため伝送しようとする共振波形の伝送波形に
乱れが生じ伝送が困難になる。したがって、インピーダ
ンスを下げるために、図7に示すように共振電源回路基
板を複数にして、データドライバ毎に共振電源回路基板
を配置している。
ライバ毎に必要とするため、コスト高となってしまう問
題がある。また、共振電源回路基板とデータドライバ基
板を接続する際に接続線を使用しているので、組み立て
が複雑となる問題がある。
めに、請求項1に記載の発明は、電源回路および電圧出
力端子を備えた第1の回路基板と、ディスプレイパネル
を駆動する駆動回路および電圧入力端子を備えた複数の
第2の回路基板と、を備え、第1の回路基板の電圧出力
端子と第2の回路基板の電圧入力端子とを圧接させ接続
させたことを特徴とするデータ波形伝送装置とした。
て共振波形を伝送するため、信号経路のインピーダンス
変動が小さくなるので伝送波形の乱れおよび伝送損失が
小さくなり、第1の回路基板の電圧出力を小さくでき
る。したがって、電源回路部分とデータドライバ部分と
の距離を離すことが可能となるので、電源回路基板の数
を減らすことができ、コストが削減できる。また、基板
同士の接触構造とするため、接続線が不用となるうえ、
構造が簡単となりコストが削減できる。
記載の発明は、前記第2の回路基板に接続される第3の
回路基板を備え、前記第3の回路基板の電圧入力端子
と、前記第2の基板の電圧出力端子と、を圧接させて接
続させ、前記第1の回路基板から出力される信号を前記
第2の基板を介して伝送することを特徴とするデータ波
形伝送装置。
て共振波形を伝送するため、信号経路のインピーダンス
の変動が小さくなるので伝送波形の乱れおよび伝送損失
が低下すると共に、前記第2の基板の長さを自由に調整
することができ、構造が簡単となりコストが削減でき
る。
発明のデータ波形伝送装置の実施形態について説明す
る。
を搭載した表示装置の構成を示す図である。本実施形態
のデータ波形伝送装置は、PDP(プラズマディスプレ
イパネル)20の列電極に駆動電圧を印加するデータド
ライバ群DDと、データドライバ群に電圧を供給する共
振電圧回路RSと、PDP20の行電極に駆動電圧を印
加するXスキャンドライバ3およびYスキャンドライバ
4と、装置各部を制御する駆動制御部9とを備える。
ンドライバXのXスキャンライン群X1〜Xn、Yスキ
ャンライン群Y1〜Ynと、列電極ドライバライン群D
1〜Dmとを備える。XスキャンラインXi、Yスキャ
ンラインYiおよび列電極ドライバラインDiが交差し
たところにPDP20のセル21があり、Xスキャンラ
インXi、YスキャンラインYiおよび列電極ドライバ
ラインDiに所望の電圧が印加されたときに前記PDP
20の当該セル21が発光する。
イバ群DDとの接続関係を表している。圧接接続部分は
A1とA2で示しており、データドライバDD3以降の
接続部分は省略している。また本図は共振電源回路基板
RSとデータドライバ群DD基板内でのスイッチング部
分の詳細を示している。スイッチS1〜S4は共振電源
回路基板RS内のスイッチング素子を示しており、これ
らのスイッチングタイミングで共振が始まる。また、デ
ータドライバDD1ではスイッチSi1が閉じて、スイ
ッチSi2が開いたときに列電極ドライバラインDiに
共振電源回路基板RSから送られる電圧(図5における
データパルスDPi)が出力される。また、スイッチS
i1が開いて、スイッチSi2が閉じるときに列電極ド
ライバラインDi信号が接地されて電圧出力がない状態
になる(前記データパルスDPiがない状態)。列電極
ドライバラインDiは、この2つの状態のうち何れかの
状態にある。
イバ基板群DD、データドライバ基板同士を接続する伝
送基板DSとPDP20との位置関係を示す。本図はP
DP20の裏側から見た状態を示している。共振電源回
路基板RS、データドライバ基板群DDと伝送基板DS
はPDP20の裏面に固定されている。また、共振電源
回路基板RSとデータドライバ基板群DD、データドラ
イバ基板DDと伝送基板DSは回路の一部を圧接させ固定
している。また、データドライバ基板群DDからPDP
20への接続はフレキシブル基板(図示せず)で行って
いる。また、斜線部分B〜Gは基板同士を圧接して信号
層が接続されている部分である。このように実装するこ
とで、共振電源回路基板RSが一個で、4個のデータド
ライバ基板群DDを駆動できるようになった。
断面を示す断面図である。Dは図3の圧接部分である斜
線部分のDと対応している。D部分で、共振電源回路基
板RSとデータドライバDD2に貫通穴を設けてビス5
で圧接している。圧接部分Dの周辺を詳細に表した図が
図4(b)である。共振電源回路基板RSおよびデータ
ドライバDD2の基板構成は、それぞれ、ベースとなる
基材K1および基材K2、信号層S1および信号層S
2、絶縁皮膜Z1および絶縁皮膜Z2の3層構成となっ
ている。しかし圧接部分であるDの領域では、共振電源
回路基板RSおよびデータドライバDD2とも、信号層
S1と信号層S2とを外部から絶縁する絶縁皮膜Z1お
よびZ2が形成されておらず、信号層S1およびS2が
露出している。この露出信号層を圧接することにより、
共振電源回路基板RDおよびデータドライバDD2の信
号層S1および信号層S2が互いに導通することにな
る。ビス5とビス止め6とで締め付けて前記データドラ
イバDD2および前記共振電源回路基板RSとを圧接さ
せている。このように基板同士の信号層を直接圧着して
いるので基板間でインピーダンスの変動が小さくなり、
伝送波形の乱れも小さくなる。
1、伝送基板DS1およびデータドライバDD2、共振
電源回路基板RSおよびデータドライバDD3、データ
ドライバDD3および伝送基板DS2、伝送基板DS2
およびデータドライバDD4も同様の構成により信号層
同士が接続されている。このため、1つの共振電源回路
基板RSから4つのデータドライバDD1〜DD4に対
し、伝送波形の乱れの少ない信号を伝送できる。
ラインD1〜DmおよびXスキャンラインXi、Yスキ
ャンラインYiに印加する各種駆動パルスの印加タイミ
ングを示す図である。
スキャンラインX1〜Xnに、更に正極性のリセットパ
ルスRPyをYスキャンラインY1〜Ynにそれぞれ同
時に印加する(一斉リセット期間:RP)。これらリセ
ットパルスRPxおよびRPyの印加に応じてPDP2
0中の全ての放電セルがリセット放電されて、各放電セ
ル内には一様に所定量の壁電荷が形成される。これによ
り、全ての放電セルは一旦、“発光セル”に初期設定さ
れる。次に列電極ドライバラインの電圧DPiのそれぞ
れのタイミングにて走査パルスSPを発生し、これをY
スキャンラインY1〜Ynへと順次印加していく(デー
タ期間:DP)。この際、走査パルスSPが印加された
YスキャンラインYiと高電圧の画素データパルスが印
加された列電極ドライバラインDiとの交差部の放電セ
ルにのみ放電(選択消去放電)が生じ、そのセル内に残
存していた壁電荷が選択的に消去される。これにより、
上記一斉リセット期間において“発光セル”の状態に初
期化された放電セルは、“非発光セル”に推移する。一
方走査パルスSPが印加されたものの、低電圧の画素デ
ータパルスが印加された“XスキャンラインX1〜Xn
およびYスキャンラインY1〜Yn”および“列電極ド
ライバラインD1〜Dm”に交差して形成されている放
電セルには前述した如き選択消去放電は起こらず、上記
一斉リセット期間で初期化された状態、つまり“発光セ
ル”の状態が保持される。次に、正極性の維持パルスI
Pxを繰り返しXスキャンラインX1〜Xnに印加する
と共に、この維持パルスIPxがXスキャンラインX1
〜Xnに印加されていない期間中に、正極性の維持パル
スIPyを繰り返しYスキャンラインY1〜Ynに印加
する(発光維持期間)。この際、壁電荷が残留したまま
となっている放電セル、すなわち“発光セル”のみが、
これら維持パルスIPxおよびIPyが交互に印加され
るたびに放電(維持放電)する。
ライバラインD1に画素データパルスを出力する際のタ
イミングチャートを示す。
S12および共振電源回路基板RSのスイッチS1〜S
4のオン/オフのタイミングと、共振電源回路基板RS
の出力端子11の電圧波形と、データドライバ基板DD
1の出力端子10の電圧波形との関係が示されている。
でスイッチS12がオフの期間は共振電源回路基板RS
の出力がD1に出力され、スイッチS11がオフでスイ
ッチS12がオンの期間は共振電源回路基板RSの出力
にかかわらず、出力端子11の電圧は0ボルト状態にな
る。
4について説明すると、スイッチS1がオンになるとコン
デンサCに充電された電荷がコイルL1に流れ出し、共
振電源回路基板RSの出力端子11の電圧が立ち上がり
はじめ、スイッチS3がオンになったときに電源出力B
1になる。電源出力B1が共振電源回路基板RSの出力
となっている間は、S3のみがオンとなっている。次に
S3がオフとなり、S2がオンになると共振電源回路基
板RSの出力端子11の電圧がB1から立ち下がってく
る。この間にコンデンサCに充電が行われる。S4がオ
ンになったときに共振電源回路基板RSの出力端子11
の電圧が0ボルトとなる。この繰り返しを各データドラ
イバDDの出力である列電極ドライバラインD1〜Dm
に対して行っている。
は、従来例に比べると共振電源回路基板とデータドライ
バ回路間、およびデータドライバ回路間の接続を接続線
から各基板の信号層を直接圧接することにより、信号層
の各基板接続部分でのインピーダンス変動が小さくなる
ので伝送波形の乱れが少なくなり、回路動作が安定す
る。また、信号層の各基板接続部分でのインピーダンス
変動が小さくなるので、共振電源回路基板とデータドラ
イバ基板間の距離を長く伸ばせるため、共振電源回路基
板の数を少なくすることができ、コストダウンが図れ
る。また、基板間の接続を接続線から各基板の信号層を
直接圧接する方法を取ったことで、各基板間の接続構造
を簡略化することができると共に、コストダウンが図れ
た。
に発光色や反射光色の異なるセルをマトリクス状に配列
したディスプレイ(有機ELディスプレイ、FED、液
晶ディスプレイ等)において、基板同士の接触によって
共振波形を伝送するため、信号経路のインピーダンス変
動が小さくなるので伝送波形の乱れおよび伝送損失が小
さくなり、電源回路基板の電圧出力を小さくできる。し
たがって、電源回路基板とデータドライバとの距離を離
すことが可能となるので、電源回路の数を減らすことが
でき、コストが削減できる。また、基板同士の接触構造
とするため、接続線が不用となるうえ、構造が簡単とな
りコストが削減できる(請求項1)。
伝送するため、信号経路のインピーダンスの変動が小さ
くなるので伝送波形の乱れおよび伝送損失が低下すると
共に、データドライバの長さを自由に調整することがで
き、構造が簡単となりコストが削減できる(請求項
2)。
バ群DDの接続関係を示す図。
イバ基板群DDとPDP20との位置関係を示す図。
ャンラインXi、YスキャンラインYiに印加する各種
駆動パルスの印加タイミングを示す図。
ンD1に画素データパルスを出力するタイミングを示す
タイミングチャート。
スi、データパルスj、データパルスk、データパルス
l、データパルスm X1〜Xn:Xスキャンライン Xi:Xスキャンライン Y1〜Yn:Yスキャンライン Yi:Yスキャンライン RPx、RPy:リセットパルス IPx、IPy:発光維持パルス RP:一斉リセット期間 DP:データ期間 EP:発光維持期間 SP:消去パルス B1 :直流電源 Si :スイッチング素子 Sii :スイッチング素子 DI1、DI2:ダイオード L1、L2:コイル A、B、C、D、E、F、G:信号層接続部分 DD1〜DD4:データドライバ基板1〜データドライ
バ基板4 DS1、DS2:伝送基板1、伝送基板2 DDN:データドライバ基板N KD1〜KDN:共振電源回路基板1〜共振電源回路基
板N RS:共振電源回路基板 Z1、Z2:絶縁層1、2 K1、K2:基材1、2 S1、S2:信号層1、信号層2 NT1〜3:入力端子1〜3 ST1〜3:出力端子1〜3 SS1、SS2、SSN:接続線1、2、N
Claims (2)
- 【請求項1】 電源回路および電圧出力端子を備えた第
1の回路基板と、 ディスプレイパネルを駆動する駆動回路および電圧入力
端子を備えた第2の回路基板と、を備え、 前記第1の回路基板の電圧出力端子と、前記第2の回路
基板の電圧入力端子と、を圧接させ接続させたことを特
徴とするデータ波形伝送装置。 - 【請求項2】 前記第2の回路基板に接続される第3の
回路基板を備え、 前記第3の回路基板の電圧入力端子と、前記第2の基板
の電圧出力端子と、を圧接させて接続させ、 前記第1の回路基板から出力される信号を前記第2の基
板を介して伝送することを特徴とするデータ波形伝送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001199365A JP2003015540A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | データ波形伝送装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=19036666
Family Applications (1)
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JP2001199365A Pending JP2003015540A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | データ波形伝送装置 |
Country Status (1)
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- 2001-06-29 JP JP2001199365A patent/JP2003015540A/ja active Pending
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