JPH11168270A - フレキシブル回路基板およびそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

フレキシブル回路基板およびそれを用いた液晶表示装置

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JPH11168270A
JPH11168270A JP27408598A JP27408598A JPH11168270A JP H11168270 A JPH11168270 A JP H11168270A JP 27408598 A JP27408598 A JP 27408598A JP 27408598 A JP27408598 A JP 27408598A JP H11168270 A JPH11168270 A JP H11168270A
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flexible circuit
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terminal
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伸明 高橋
Akira Murakami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ側ガラス端子幅の挟額縁化を可能にす
る液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明のフレキシブル回路基板4は、一
対の長辺と一対の短辺を有する絶縁テープ10と、絶縁
テープ10に搭載された駆動用IC7と、駆動用IC7
に送られるデータ信号および制御信号を受け取る入力配
線端子aと、駆動用IC7からの信号を出力する第1の
出力配線端子cと、データ信号および制御信号の一部ま
たは全てを出力する第2の出力配線端子bと、駆動用I
C7に電圧を供給する第1および第2の電源信号用端子
e、dとを備えている。一対の長辺のうちの一方の長辺
に、入力配線端子a、第1の出力配線端子cおよび前記
第2の出力配線端子dが設けられ、一対の短辺のうちの
一方の短辺に、第1の電源信号用端子eが設けられ、一
対の短辺のうちの他方の短辺に、第2の電源信号用端子
dが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AV用電子機器の
表示装置、OA端末機の表示装置あるいは広告表示装置
などに使用される液晶表示装置に関し、特に液晶パネル
に信号を給配する回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の液晶パネルに信号を給配
する回路基板として、フレキシブル回路基板が用いられ
ている。特開平4−115228号公報、特公平8−2
8395号公報、および特開平6−258651号公報
は、フレキシブル回路基板を用いた液晶表示装置を開示
している。
【0003】特に、特開平6−258651号公報は、
図24および図25に示すフレキシブル回路基板を用い
た液晶表示装置を開示している。
【0004】図24(a)は、フレキシブル回路基板を
用いた液晶表示装置を上から見た図であり、図24
(b)は、そのフレキシブル回路基板を拡大した図であ
る。また、図25(a)は、フレキシブル回路基板を用
いた液晶表示装置を上から見た図であり、図25(b)
は、そのフレキシブル回路基板を拡大した図である。
【0005】図24(a)に示す液晶表示装置は、デー
タ側フレキシブル基板203、データ側回路基板20
4、走査側フレキシブル基板205、走査側回路基板2
06、および駆動用IC207を備えている。
【0006】図24(b)のデータ側フレキシブル基板
203は、駆動用IC207を挟む入力端子236と出
力端子231を有している。入力端子236は、データ
側回路基板204からの信号を受け取る。出力端子23
1は、液晶表示パネルヘの信号を出力する。
【0007】液晶表示装置内での信号の流れは、走査側
では、外部からの信号を走査側回路基板206、走査側
フレキシブル回路基板205を介して駆動用IC207
が受け取り、駆動用IC207で生成された走査信号を
液晶表示パネルに出力すると同時に、データ側では、外
部からの信号(データ信号、制御信号、および電源信
号)がデータ側回路基板に通してガラス基板上に並設さ
れたデータ側フレキシブル回路基板の駆動用IC207
に取り込まれ、駆動用IC207より液晶表示パネルに
その表示信号が出力される。
【0008】図25(a)に示す液晶表示装置は、デー
タ側フレキシブル基板203、走査側フレキシブル基板
205、および駆動用IC207を備えている。この構
成では、データ側回路基板および走査側回路基板を使用
せず、フレキシブル回路基板内に内部配線を配置してい
る。
【0009】図25(b)のデータ側フレキシブル基板
203は、駆動用IC207を挟む入力端子236と出
力端子231を有している。フレキシブル回路基板20
3および205上の駆動用IC207に対して、信号を
入力するための入力端子236を出力端子231の外側
に位置するように配置している。つまり、入力端子23
6および出力端子231は、フレキシブル回路基板20
3および205の長辺に位置する。このデータ側フレキ
シブル回路基板203を液晶表示パネルに接続する際、
駆動用IC207より内側でガラス電極との接続部を設
けている。
【0010】液晶表示装置内での信号の流れは、走査側
では、外部からの信号を走査側フレキシブル回路基板2
05を介して駆動用IC207が受け取り、駆動用IC
207で生成された走査信号を液晶表示パネルに出力す
ると同時に、データ側では、外部からの信号(データ信
号、制御信号、および電源信号)がガラス基板上に並設
されたデータ側フレキシブル回路基板の駆動用IC20
7に取り込まれ、駆動用IC207より液晶表示パネル
にその表示信号が出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図24(b)および図
25(b)のフレキシブル回路基板では、駆動用IC2
07の上部および下部から引き回し線が引き回されてい
るため、その分フレキシブル回路基板の上下方向の長さ
を短くできないという問題があった。
【0012】また、図24(a)に示すようなデータ側
回路基板が、複数のフレキシブル回路基板に並列に信号
を送るために多層構造である場合、その圧着部が点在し
てしまう。このため、圧着接続や半田付け接続する際、
複数の圧着工程が必要となり、圧着ツールのバランス調
節や温度調節が難しくなるという問題があった。
【0013】さらに、従来の液晶表示パネル電極上の入
力配線は、引き回し部をデータ側ガラス基板および走査
側ガラス基板の重なり合った箇所に引き回し部を設けて
いたため、図23で示すように引き回し線間W1が狭く
なり、引き回し配線が自由に行うことができないという
問題があった。
【0014】従来の液晶表示装置の実装は、下記の〜
に示す工程により行われていた。 異方性導電膜を液晶表示パネルヘ貼り付け、仮固定。 フレキシブル回路基板をガラス端子上にその異方性導
電膜を介して位置決め、仮圧着。 フレキシブル回路基板とガラス電極とを本圧着。 異方性導電膜を接続端子に貼り付けた回路基板と、
のフレキシブル回路基板の入力端子を位置決めし、仮止
め。 フレキシブル回路基板と回路基板を本圧着。
【0015】つまり、液晶表示パネル上に異方性導電膜
を仮圧着した箇所にデータ側フレキシブル回路基板を位
置合わせした後、本圧着固定し、次に回路基板側でもそ
のガラス基板に圧着したデータ側フレキシブル回路基板
の入力端子側とデータ側回路基板を両面テープ等で位置
合わせ(仮固定)した後、本圧着させ液晶表示パネル周
辺部に接続固定させている。
【0016】従来の液晶表示装置の実装工程では、それ
ぞれの圧着箇所どうしの距離が離れており、圧着ツール
のバランス調節の問題や、ツールの圧着面での均熱性の
難しさの面から、一回の圧着作業では難しく、複数の工
程が必要であった。このため、従来の液晶表示装置で
は、その実装の工程数が多くなるという問題があった。
【0017】本発明の目的は、データ側ガラス端子幅の
挟額縁化を可能にする液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0018】また、本発明の他の目的は、フレキシブル
回路基板の駆動信号出力端子を構造上、表示部に対して
駆動用ICより外側に設け、パネルに接続させたフレキ
シブル回路基板を接続させたことにより、表示装置全体
の挟額縁化及び製造の際の工程数の削減を可能にする液
晶表示装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のフレキシブル回
路基板は、一対の長辺と一対の短辺を有する絶縁テープ
と、前記絶縁テープに搭載された駆動用ICと、前記駆
動用ICに送られるデータ信号および制御信号を受け取
る入力配線端子と、前記駆動用ICからの信号を出力す
る第1の出力配線端子と、前記データ信号および制御信
号の一部または全てを出力する第2の出力配線端子と、
前記駆動用ICに電圧を供給する第1および第2の電源
信号用端子と、を備え、前記一対の長辺のうちの一方の
長辺に、前記入力配線端子、前記第1の出力配線端子お
よび前記第2の出力配線端子が設けられ、前記一対の短
辺のうちの一方の短辺に、前記第1の電源信号用端子が
設けられ、前記一対の短辺のうちの他方の短辺に、前記
第2の電源信号用端子が設けられ、そのことにより上記
目的を達成する。
【0020】前記一対の長辺のうちの他方の長辺に、切
り欠き部が設けられてもよい。
【0021】本発明の他のフレキシブル回路基板は、一
対の長辺と一対の短辺を有する絶縁テープと、前記絶縁
テープに搭載された駆動用ICと、データ側フレキシブ
ル回路基板で用いられる信号を受け取る入力配線端子
と、前記駆動用ICからの信号を出力する第1の出力配
線端子と、前記データ側フレキシブル回路基板で用いら
れる前記信号を出力する第2の出力配線端子と、を備
え、前記一対の長辺のうちの一方の長辺に、前記第1の
出力配線端子と前記第2の出力配線端子が設けられ、前
記一対の長辺のうちの他方の長辺または絶縁テープの内
部に、前記入力配線端子が設けられ、そのことにより上
記目的を達成する。
【0022】前記データ側フレキシブル回路基板で用い
られる信号は、データ信号、制御信号、および電源信号
のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0023】本発明の液晶表示装置は、走査側ガラス基
板と、前記走査側ガラス基板に対向するデータ側ガラス
基板と、前記走査側ガラス基板と前記データ側ガラス基
板との間に挟まれた液晶と、前記データ側ガラス基板か
ら出力された走査信号を前記走査側ガラス基板に伝達す
るため、前記走査側ガラス基板と前記データ側ガラス基
板との間に設けられた電極転移部と、前記データ側ガラ
ス基板端子に設けられた、データ信号供給配線、制御信
号配線および電源信号供給配線とを備え、そのことによ
り上記目的を達成する。
【0024】本発明の他の液晶表示装置は、一対の長辺
と一対の短辺を有する第1の絶縁テープと、前記第1の
絶縁テープに搭載された第1の駆動用ICと、前記第1
の駆動用ICに送られるデータ信号および制御信号を受
け取る第1の入力配線端子と、前記第1の駆動用ICか
らの信号を出力する第1の出力配線端子と、前記データ
信号および制御信号の一部または全てを出力する第2の
出力配線端子と、前記第1の駆動用ICに電圧を供給す
る第1および第2の電源信号用端子と、を備え、前記一
対の長辺のうちの一方の長辺に、前記第1の入力配線端
子、前記第1の出力配線端子および前記第2の出力配線
端子が設けられ、前記一対の短辺のうちの一方の短辺
に、前記第1の電源信号用端子が設けられ、前記一対の
短辺のうちの他方の短辺に、前記第2の電源信号用端子
が設けられたデータ側フレキシブル回路基板と、一対の
長辺と一対の短辺を有する第2の絶縁テープと、前記第
2の絶縁テープに搭載された第2の駆動用ICと、前記
データ側フレキシブル回路基板で用いられる信号を受け
取る第2の入力配線端子と、前記第2の駆動用ICから
の信号を出力する第3の出力配線端子と、前記データ側
フレキシブル回路基板で用いられる前記信号を出力する
第4の出力配線端子とを備え、前記一対の長辺のうちの
一方の長辺に、前記第3の出力配線端子と前記第4の出
力配線端子が設けられ、前記一対の長辺のうちの他方の
長辺または前記第2の絶縁テープの内部に、前記第2の
入力配線端子が設けられた走査フレキシブル回路基板
と、前記データ側フレキシブル回路基板および前記走査
フレキシブル回路基板に接続されるデータ側ガラス基板
と、前記データ側ガラス基板と対向する走査側ガラス基
板と、前記走査側ガラス基板と前記データ側ガラス基板
との間に挟まれた液晶と、前記データ側ガラス基板から
出力された走査信号を前記走査側ガラス基板に伝達する
ため、前記走査側ガラス基板と前記データ側ガラス基板
との間に設けられた電極転移部と、前記データ側ガラス
基板端子に設けられた、データ信号供給配線、制御信号
配線および電源信号供給配線とを備え、そのことにより
上記目的を達成する。
【0025】本発明の液晶表示装置は、複数の信号電極
と複数の走査電極をマトリックス状に対向配置され、表
示部を有する液晶表示パネル、走査信号を生成する駆動
用ICと、前記表示信号を前記複数の信号電極に供給す
るための出力端子とを有する少なくとも1つのデータ側
フレキシブル回路基板、および前記複数の走査電極に走
査信号を供給するための走査側フレキシブル回路基板を
備えた液晶表示装置であって、前記駆動用ICは、前記
表示部と前記データ側フレキシブル回路基板の前記出力
端子との間に位置し、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0026】前記データ側フレキシブル回路基板が、前
記出力端子がある面に、前記駆動用ICに信号を入出力
するための入出力配線端子をさらに有していてもよい。
【0027】前記データ側フレキシブル回路基板が、前
記駆動用ICに信号を入出力するための入出力配線端子
をさらに備え、前記データ側フレキシブル回路基板の前
記出力端子は、前記駆動用ICと前記入出力配線端子の
内側に位置してもよい。
【0028】前記データ側フレキシブル回路基板の前記
出力端子が位置する面に、切り欠き部が設けられてもよ
い。
【0029】前記データ側フレキシブル回路基板の前記
駆動用ICが樹脂によりモールドされ、前記樹脂が前記
データ側フレキシブル回路基板の裏面部における絶縁フ
ィルムより飛び出さないことが好ましい。
【0030】前記液晶表示パネルが電極端子部を有し、
前記液晶表示パネルに信号を入力するための入力端子と
前記入力端子に接続される引き回し線の一部を前記液晶
表示パネルに設けてもよい。
【0031】前記液晶表示装置が隣接するデータ側フレ
キシブル回路基板を有し、前記隣接するデータ側フレキ
シブル回路基板が中継基板にて接続されてもよい。
【0032】以下、作用について説明する。
【0033】本発明のフレキシブル回路基板は、駆動用
ICに送られるデータ信号および制御信号を受け取る入
力配線端子と、前記駆動用ICからの信号を出力する第
1の出力配線端子と、前記データ信号および制御信号の
一部または全てを出力する第2の出力配線端子とが、前
記一対の長辺のうちの一方の長辺に一直線沿いに設けら
れる。このため、それらの端子を一括してデータ側ガラ
ス基板の端子に接続することができる。また、それらの
端子のほとんどが、フレキシブル回路基板の長辺に設け
られているため、フレキシブル回路基板の短辺に設けら
れる端子を少なくすることができる。この結果、フレキ
シブル回路基板の短辺の長さを短くすることができる。
【0034】圧着接続する際も調節が容易である。特
に、圧着ツールバランスの面で、調節が容易になる。圧
着ツールバランスとは、基板と基板を圧着するためのツ
ールと、圧着されるべき基板との間のバランスを意味
し、圧着ツールバランスがよいとは、圧着されるべき基
板とツールが均一に接している場合をいう。圧着部が点
在していると圧着接続や半田付け接続する際、実際上ツ
ールバランス調節が難しくなる。
【0035】さらに、前記フレキシブル回路基板を複数
使用し、それらのフレキシブル回路基板をデータ側ガラ
ス基板の縁に配置する場合、前記フレキシブル回路基板
の入力端子および出力端子に対応し接続されるデータ側
ガラス基板の端子を、隣接するフレキシブル回路基板に
信号を送るための配線の一部として使用することができ
る。このため、前記フレキシブル回路基板とそれに隣接
するフレキシブル回路基板の入力端子および出力端子を
電気的に接続する場合、データ側ガラス基板の端子を配
線の一部として利用し、データ側ガラス基板の端子の間
をストレート配線などで結ぶことができる。このため、
前記フレキシブル回路基板の短辺方向に余分な領域をデ
ータ側ガラス基板に設ける必要がない。
【0036】また、データ信号および制御信号の入出力
端子をフレキシブル回路基板の長辺沿いに設けているた
め、液晶表示パネルのフレキシブル回路基板の短辺の出
力端子と隣接するフレキシブル回路基板の短辺の入力端
子との接続領域を小さくすることができるため、液晶表
示装置を挟額縁化することができる。
【0037】本発明のフレキシブル回路基板は、前記一
対の長辺のうちの他方の長辺に、切り欠き部が設けられ
ている。前記フレキシブル回路基板とデータ側ガラス基
板とを圧着する場合、目視により圧着状態を確認するこ
とができる。
【0038】本発明の他のフレキシブル回路基板は、前
記駆動用ICからの信号を出力する第1の出力配線端子
と、前記データ側フレキシブル回路基板で用いられる前
記信号を出力する第2の出力配線端子とを備え、前記一
対の長辺のうちの一方の長辺に、前記第1の出力配線端
子と前記第2の出力配線端子が設けられている。このた
め、前記フレキシブル回路基板とデータ側ガラス基板を
接続する場合、データ側ガラス基板の挟額縁化を図るこ
とができる。
【0039】本発明の液晶表示装置では、走査側ガラス
基板とデータ側ガラス基板間に走査信号用配線の電極転
移部が形成され、前記データ側ガラス基板側から入力さ
れた走査信号を前記電極転移部を介して走査側ガラス基
板の走査信号用配線に供給することができる。このた
め、走査側ガラス基板とデータ側ガラス基板とをジャン
パーリード線で結ぶ必要がない。データ信号供給配線、
制御信号配線および電源信号供給配線などの引き回しが
容易になり、本発明の液晶表示装置の設計がしやすくな
る。
【0040】また、データ側フレキシブル回路基板およ
び走査側フレキシブル回路基板が共に同一方向を向いて
いる場合、それらの基板を一度に圧着することができ
る。また、前記配線上に防湿材を一度に塗ることができ
る。
【0041】データ側フレキシブル回路基板が、データ
側ガラス端子上に収まるように配置される場合、回路基
板レスによるコスト低減化や、信頼性向上(入出力端子
の断線)および耐振動性アップが可能となる。
【0042】データ側フレキシブル回路基板または走査
側フレキシブル回路基板がデータ側ガラス端子と異方性
導電膜により圧着されている場合、データ側フレキシブ
ル回路基板または走査側フレキシブル回路基板を剥がす
ことが可能である。このため、本発明の液晶表示装置の
修理が容易になる。
【0043】本発明の液晶表示装置では、データ側フレ
キシブル回路基板上に設けた駆動用ICから液晶表示パ
ネルの表示部へ表示信号を出力するための出力端子を、
液晶表示パネルの表示部に対して駆動用ICより外側に
位置するように、液晶表示パネルの電極端子に接続させ
る。液晶表示パネルのガラス電極上にフレキシブル回路
基板を接続する際、駆動用ICの外側にてデータ側フレ
キシブル回路基板を接続させているので、データ側フレ
キシブル回路基板をよりパネル側に対して内側につめて
液晶表示パネルに接続させることができ、液晶表示装置
の狭額縁化を図ることができる。
【0044】なお、本フレキシブル回路基板の構造は、
入出力端子を切り替えることができる構造になっている
ので、取り付け位置が上下逆でも使用することが可能で
ある。
【0045】また、本発明の液晶表示装置では、前記各
フレキシブル回路基板上の駆動用ICに対して信号を入
出力するための入出力配線端子を、駆動用ICに対して
前記出力端子側の面上に形成させることにより、実装面
で各信号の入出力端子部と前記パネルヘの出力端子とを
フレキシブル回路基板の辺沿いに一直線上に設けること
ができ、1回の本圧着で接続させることができる。
【0046】また、圧着接続する際も調節が容易であ
る。特に、圧着ツールバランスの面で、調節が容易にな
る。圧着部が点在していると圧着接続や半田付け接続す
る際、実装上ツールのバランス調節が難しくなる。
【0047】また、本発明の液晶表示装置では、フレキ
シブル回路基板の形状において、駆動用ICに対して前
記入出力配線端子を、前記出力端子より離れた位置に設
けることができるように、入出力配線端子部を突出させ
たことにより、データ側フレキシブル回路基板の中継に
使用するのに回路基板を用いる際、回路基板との接続の
容易化を図ることができる。
【0048】また、本発明の液晶表示装置は、フレキシ
ブル回路基板の出力端子側の面において、配置面部に切
欠き部を設けることにより、目視により圧着状態を確認
することができ、製造上の容易化を図れる。
【0049】また、本発明の液晶表示装置は、フレキシ
ブル回路基板の裏面側をフラット化することにより液晶
ガラス端子上に載せて接続する際も、配置の安定性を高
めることができる。
【0050】また、本発明の液晶表示装置は、前記液晶
表示パネルの電極端子部上に、パネルヘ信号を入力する
ための入力端子と該端子の引き回し線の一部を設けたこ
とにより、線間を従来の線間に比べて大きくすることが
できる。本発明では、引き回し線間に余裕を持たせるこ
とができ設計上有利である。さらに、本発明では、液晶
表示パネルとフレキシブル回路基板の実装精度を高める
ことができる。
【0051】また、本発明の液晶表示装置は、短い回路
基板を用い、隣り合うフレキシブル回路基板間に短い回
路基板を用いることにより、回路自体の生産上での取り
数を多くすることができる。また、さらに、本発明の液
晶表示装置では、回路基板の反りの問題を軽減すること
ができる。また、本発明の液晶表示装置では、液晶表示
パネルに対して基板の位置合わせも容易にする。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を説明
する。
【0053】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態における液晶表示装置を構成を示してる。図
1(a)は本発明の第1の実施形態における液晶表示装
置を正面から見た図であり、図1(b)はその液晶表示
装置をX方向から見た図であり、図1(c)はその液晶
表示装置をY方向から見た図である。
【0054】本発明の第1の実施形態における液晶表示
装置は、走査側ガラス基板1とデータ側ガラス基板2と
を備えた液晶表示パネル9、電極転移部3、複数のデー
タ側フレキシブル回路基板4、複数の走査側フレキシブ
ル回路基板5、走査側プリント回路基板6、データ信号
供給配線16、制御信号供給配線17、および電源信号
供給配線18を備えている。また、データ側フレキシブ
ル回路基板4には駆動用IC7が配置され、走査側フレ
キシブル回路基板5には駆動用IC27が配置されてい
る。
【0055】液晶表示パネル9のデータ側ガラス基板2
は、走査側フレキシブル回路基板5を介して走査側プリ
ント回路基板6と接続されている。また、データ側ガラ
ス基板2の上には、データ側フレキシブル回路基板4が
配置される。データ信号供給配線16はデータ信号を伝
達し、制御信号供給配線17は制御信号を伝達し、電源
信号供給配線18は電源信号を伝達する。
【0056】走査側プリント回路基板6は、外部からデ
ータ信号、制御信号および電源信号を受け取る。データ
信号、制御信号および電源信号は、走査側プリント回路
基板6を介して、走査側フレキシブル回路基板5に入力
される。
【0057】走査側フレキシブル回路基板5に配置され
た駆動用IC27は、制御信号に基づいてデータ信号を
信号処理し、走査側出力信号を生成する。なお、駆動用
IC27には、電源信号が供給される。走査側出力信号
は、電極転移部3を介して走査側ガラス基板1に入力さ
れる。
【0058】走査側フレキシブル回路基板5に入力され
た、データ信号、制御信号および電源信号の全てまたは
一部は、走査側フレキシブル回路基板5からデータ側フ
レキシブル回路基板4に出力される。また、駆動用IC
27が生成した走査側出力信号の全てまたは一部が、走
査側フレキシブル回路基板5からデータ側フレキシブル
回路基板4に出力されてもよい。
【0059】走査側フレキシブル回路基板5からデータ
側フレキシブル回路基板4に送られた、データ信号、制
御信号および電源信号の全てまたは一部は、データ側ガ
ラス基板2を介して、他のデータ側フレキシブル回路基
板4に順次伝達される。データ側フレキシブル回路基板
4に配置された駆動用IC7は、データ信号を制御信号
に基づいて処理し、その結果である駆動信号を出力す
る。
【0060】データ信号、制御信号および電源信号の全
てまたは一部をデータ側フレキシブル回路基板4から隣
接するデータ側フレキシブル回路基板4に送るために、
データ側ガラス基板2には、コの字状の複数の配線およ
び少なくとも1つのストレート配線が設けられている。
なお、駆動信号を、データ側フレキシブル回路基板4か
ら隣接するデータ側フレキシブル回路基板4に送るため
に、データ側ガラス基板2には、コの字状の配線および
ストレート配線のうちの少なくとも1つ配線のが設けら
れてもよい。データ側フレキシブル回路基板4から隣接
するデータ側フレキシブル回路基板4に信号を送るため
に、コの字状の配線およびストレート配線を用いて配線
を行うため、基板に余分な配線領域を確保する必要がな
い。
【0061】なお、図1(a)の、データ信号供給配線
16、制御信号供給配線17、電源信号供給配線18に
記されている矢印は、データ信号、制御信号、および電
源信号のそれぞれの流れを示している。図1(a)の矢
印が示すように、制御信号が、制御信号供給配線17に
よりカスケード結合されたデータ側フレキシブル回路基
板4間を順次伝達される。同様に、データ信号および電
源信号がデータ側フレキシブル回路基板4間を順次伝達
される。
【0062】図2(a)および図2(b)は、データ側
フレキシブル回路基板4のある構成を示す図である。図
2(a)はデータ側フレキシブル回路基板を正面から見
た図であり、図2(b)は、図2(a)のデータ側フレ
キシブル回路基板をY方向から見た図である。
【0063】図2(a)に示すデータ側フレキシブル回
路基板4は、駆動用IC7と、基板10と、データ信号
および制御信号を受け取る複数の入力端子aと、受け取
ったデータ信号および制御信号の全てまたは一部を出力
する出力端子bと、駆動用IC7がデータ信号および制
御信号に基づいて生成した駆動信号を出力する出力端子
cと、駆動用IC7に電圧を供給するための第1の電源
端子dおよび第2の電源端子eとを備えている。
【0064】基板10は、一対の長辺および一対の短辺
と、位置合わせマーク(トンボ)8を備えている。基板
10の位置合わせマーク8を、後述するデータ側ガラス
基板2の位置合わせマーク8’と合わせることにより、
データ側フレキシブル回路基板とデータ側ガラス基板2
との接続位置を容易に決定することができる。入力端子
a、出力端子bおよび出力端子cは、基板10の一対の
長辺の一方に配置されている。このため、データ側ガラ
ス端子幅の挟額縁化を図ることができる。なお、基板1
0は、フレキシブル基板であることが好ましい。また、
データ側ガラス端子とは、データなどを走査側プリント
回路基板6からデータ側ガラス基板2に送るための媒体
である。
【0065】図2(b)に示すように、駆動用IC7は
樹脂によって基板10と接続されている。また、駆動用
IC7が接続されている面とは逆の、基板10の面は、
平らに成っている。このため、データ側フレキシブル回
路基板4とデータ側ガラス基板2とを容易に圧着するこ
とができる。
【0066】図3(a)および図3(b)は、データ側
フレキシブル回路基板4の他の一例を示す図である。図
3(a)はデータ側フレキシブル回路基板を正面から見
た図であり、図3(b)は、図3(a)のデータ側フレ
キシブル回路基板をY方向から見た図である。
【0067】図3(a)に示すデータ側フレキシブル回
路基板4では、基板11が切り欠け部13を有する。図
3(a)に示すデータ側フレキシブル回路基板4は、基
板11が切り欠け部13を有する点を除いて、図2
(a)に示すデータ側フレキシブル回路基板4と同様の
構成をとる。切り欠け部13は、入力端子a、出力端子
bおよび出力端子cが配置されている長辺とは逆の長辺
に設けられている。駆動用IC7が配置されている面と
は逆の面に、切り欠け部13をまたぐように、配線がさ
れている。
【0068】データ側フレキシブル回路基板が切り欠け
部13を有することにより、目視にて、データ側ガラス
基板2と切り欠け部13を有するデータ側フレキシブル
回路基板との圧着状態を確認することができる。具体的
には、スコープなどを使用し、データ側フレキシブル回
路基板4の長辺と短辺の周りだけではなく、データ側フ
レキシブル回路基板4の内部(切り欠け部13)につい
ても、圧着状態を確認することができる。
【0069】また、圧着面に凹凸があったとしても、デ
ータ側フレキシブル回路基板が切り欠け部13を有する
ことにより、切り欠け部13が圧着面の凹凸によるデー
タ側フレキシブル回路基板の延び縮みを吸収し、データ
側フレキシブル回路基板を柔軟に、圧着面に圧着するこ
とができる。
【0070】さらに、データ側フレキシブル回路基板の
圧着を熱圧着で行う場合、データ側フレキシブル回路基
板が熱により若干延びるが、切り欠け部13がその延び
を吸収し、データ側フレキシブル回路基板を柔軟に、圧
着面に圧着することができる。
【0071】図2(a)および図3(a)のデータ側フ
レキシブル回路基板4は、基板10および11の内部配
線を切り換える切り換えスイッチ(図示されず)を有す
ることができる。例えば、入力端子aが第1配線に接続
され、出力端子bが第2配線に接続されている場合、切
り換えスイッチは、入力端子aを第2配線に接続し、出
力端子bを第1配線に接続することができる。同様に、
第1の電源端子dが第3配線に接続され、第2の電源端
子eが第4配線に接続されている場合、切り換えスイッ
チは、第1の電源端子dを第4配線に接続し、第2の電
源端子eを第3配線に接続することができる。
【0072】データ側フレキシブル回路基板4が切り換
えスイッチを有しているため、データ側フレキシブル回
路基板4をデータ側ガラス基板2に取り付ける位置が左
右上下逆になっても、本実施形態における液晶表示装置
を正常に動作させることが可能である。
【0073】図4(a)および図4(b)は、走査側フ
レキシブル回路基板5のある構成を示す図である。図4
(a)は走査側フレキシブル回路基板5を正面から見た
図であり、図4(b)は、図4(a)の走査側フレキシ
ブル回路基板5をY方向から見た図である。
【0074】図4(a)に示す走査側フレキシブル回路
基板は、駆動用IC27と、基板12と、データ信号お
よび制御信号を受け取る複数の入力端子aと、受け取っ
たデータ信号および制御信号の全てまたは一部を出力す
る出力端子bと、駆動用IC27がデータ信号および制
御信号に基づいて生成した駆動信号を出力する出力端子
cと、駆動用IC27に電圧を供給するための第1の電
源端子dおよび第2の電源端子eとを備えている。基板
12は、一対の長辺および一対の短辺と、位置合わせマ
ーク(トンボ)8を備えている。
【0075】入力端子aおよび第1の電源端子dは、基
板12の一方の長辺および/または基板12の内部とに
配置される。また、出力端子b、出力端子cおよび第2
の電源端子eは、基板12の他方の長辺に配置される。
【0076】図5は、データ側ガラス基板2の一部の詳
細を示した図である。データ側ガラス基板2は、位置合
わせマーク8’と端子a’、b’、c’、d’、および
e’とを有している。端子a’、b’、c’、d’、お
よびe’は、データ側フレキシブル回路基板4および/
または走査側フレキシブル回路基板5の、入力端子a、
出力端子b、出力端子c、第1の電源端子d、および第
2の電源端子eと電気的に接続される。
【0077】位置合わせマーク8’は、走査側フレキシ
ブル回路基板およびデータ側フレキシブル回路基板をデ
ータ側ガラス基板2に位置合わせするときに使用され
る。なお、図5の斜線部は、データ側ガラス基板2が走
査側フレキシブル回路基板5およびデータ側フレキシブ
ル回路基板4と重なる部分を示している。
【0078】図6は、電極移転部3、走査側フレキシブ
ル回路基板5およびデータ側フレキシブル回路基板4を
データ側ガラス基板2に搭載した液晶表示装置を示して
いる。走査側フレキシブル回路基板5およびデータ側フ
レキシブル回路基板4は、データ側ガラス基板2と異方
性導電膜(図示されず)など介して圧着される。走査側
フレキシブル回路基板5は、走査側プリント回路基板6
とを半田接続される。
【0079】図7は、電極転移部3の構造を示す図であ
る。図7の液晶表示装置は、カラーフィルタ層(図示さ
れず)が設けられた走査側ガラス基板1、データ側ガラ
ス基板2、走査電極31、信号電極32、スペーサ3
3、液晶34、配向膜35、シール36、および導電性
粒子37を備えている。なお、液晶表示装置の構造によ
っては、図7の走査側ガラス基板1とデータ側ガラス基
板2が逆であってもよい。
【0080】電極転移部3の構造は、走査側ガラス基板
1とデータ側ガラス基板2との間に、液晶層の厚さとほ
ぼ同一の径を有する導電性粒子37を介して、走査電極
31が信号電極32と電気的に接続される構造である。
【0081】導電性粒子37は、プラスチック等の柔軟
性のある非導電性粒子に金等の導電性が高い金属層をメ
ッキ等によりコーティングすることによりつくられる。
その導電性粒子37をシール樹脂に分散させ、シール樹
脂の形成と同時に電極転移部が形成される。
【0082】(第2の実施形態)以下に、第2の実施形
態を図面を用いて説明する。
【0083】図8は、第2の実施形態における液晶表示
装置100を示す図である。
【0084】液晶表示装置100は、走査側ガラス基板
101とデータ側ガラス基板102とを備えた液晶表示
パネル120、複数のデータ側フレキシブル回路基板1
03、複数のデータ側回路基板104、複数の走査側フ
レキシブル回路基板105、走査側回路基板106を備
えている。また、データ側フレキシブル回路基板103
には駆動用IC107が配置され、走査側フレキシブル
回路基板105には駆動用IC127が配置されてい
る。
【0085】液晶表示パネル120のデータ側ガラス基
板102は、走査側フレキシブル回路基板105を介し
て走査側回路基板106と接続されている。また、デー
タ側ガラス基板102には、データ側回路基板104が
接続される。
【0086】なお、図8に示されている矢印は、データ
側における信号の流れを示している。ここで、信号と
は、データ信号、制御信号、および電源信号のうちの少
なくとも1つを含む。接続コネクタ133から出力され
る信号は、データ側回路基板104およびデータ側フレ
キシブル回路基板103に順次伝達される。
【0087】第2の実施形態では、データ側回路基板1
04から出力された信号は、それに隣接するデータ側フ
レキシブル回路基板103に入力され、データ側フレキ
シブル回路基板103から出力された信号は、それに隣
接するデータ側回路基板104に入力される。つまり、
データ側回路基板104およびデータ側フレキシブル回
路基板103は、直列に接続される。このため、データ
側回路基板104を単層基板で作成することができる。
【0088】データ信号が、データ側回路基板104を
介して、隣接するデータ側フレキシブル回路基板103
に流れて行き、データ側フレキシブル回路基板103の
駆動用IC107がデータ信号を信号処理し、その結果
である表示信号134が液晶表示パネル120に送られ
る。また、走査信号は、走査側回路基板106および走
査側フレキシブル回路基板105を介して液晶表示パネ
ル120に出力される。
【0089】中継基板として働くデータ側回路基板10
4の長さは、図1に示すように短くてもよい。
【0090】データ側回路基板104の長さが短いた
め、1枚の基板からデータ側回路基板104を効率よく
裁断することができ、1枚の基板から取れる基板の数を
多くすることができる。また、データ側回路基板104
が治具にセットされ、データ側フレキシブル回路基板1
03と接続された液晶表示パネル120も治具上にセッ
トされ、液晶表示装置100が作成される。つまり、単
にそれらの基板を機械にかけるだけなので、工程上のロ
スが削減される。
【0091】一般に、熱による回路基板の伸びは回路基
板の長さに比例するが、データ側回路基板104の長さ
が短いため、データ側回路基板104が反るという問題
が軽減される。さらに、熱膨脹率の異なる材質のものを
多層化すると互いに貼付け固定されている以上、熱によ
る反りの度合いがひどくなるが、データ側回路基板10
4はその構造を単層化することができ、データ側回路基
板104が反るという問題が軽減される。
【0092】図8に示す液晶表示装置100では、液晶
パネル120の接続部とデータ側回路基板104の接続
部との間の距離が近い構造になっているため、データ側
ガラス基板102とデータ側フレキシブル回路基板10
3との圧着と、データ側フレキシブル回路基板103と
データ側回路基板104との圧着を同時に行うことがで
きる。また、圧着部が点在していると圧着接続や半田付
け接続する際、実装上ツールのバランス調節が難しくな
るが、図8に示す液晶表示装置100では、上記接続部
間の距離が近いため、ツールのバランス調節がしやす
く、ツール面の温度調節が容易となる。
【0093】なお、データ側回路基板104は、図9に
示すような長い基板であってもよい。
【0094】図10および11は、第2の実施形態にお
ける液晶表示装置200および300を示す図である。
特に、図10および11は、液晶表示装置100のデー
タ側フレキシブル回路基板の構成を明確に示している。
【0095】図12(a)は図10に示すデータ側フレ
キシブル回路基板を正面からみた図であり、図12
(b)はそのデータ側フレキシブル回路基板を側面から
みた図である。
【0096】図12(a)に示すデータ側フレキシブル
回路基板103aは、信号を入出力するための入出力配
線端子部130、入出力配線端子部130が受け取った
一部または全ての信号を信号処理し、その結果である表
示信号を生成する駆動用IC107、および表示信号を
液晶表示パネル120に出力する出力端子部131を有
している。
【0097】図13(a)は図10に示すデータ側フレ
キシブル回路基板を正面からみた図であり、図13
(b)はそのデータ側フレキシブル回路基板を側面から
みた図である。
【0098】図13(a)に示すデータ側フレキシブル
回路基板103bは、データ側フレキシブル回路基板1
03aと同様に、入出力配線端子部130、駆動用IC
107、および出力端子部131を有している。さら
に、データ側フレキシブル回路基板103bは、長辺部
に切り欠け部108を有している。このため、データ側
ガラス基板102とデータ側フレキシブル回路基板10
3bとの圧着状態を確認することができる。また、デー
タ側フレキシブル回路基板103bの入出力配線端子部
130と、データ側フレキシブル回路基板103bの出
力端子部131をそれぞれ電気的に独立させることがで
きる。
【0099】図14(a)は図11に示すデータ側フレ
キシブル回路基板を正面からみた図であり、図14
(b)はそのデータ側フレキシブル回路基板を側面から
みた図である。
【0100】図14(a)に示すデータ側フレキシブル
回路基板103cは、データ側フレキシブル回路基板1
03aと同様に、入出力配線端子部130、駆動用IC
107、および出力端子部131を有している。
【0101】図15(a)は図11に示すデータ側フレ
キシブル回路基板を正面からみた図であり、図15
(b)はそのデータ側フレキシブル回路基板を側面から
みた図である。
【0102】図15(a)に示すデータ側フレキシブル
回路基板103dは、データ側フレキシブル回路基板1
03bと同様に、入出力配線端子部130、駆動用IC
107、出力端子部131、および切り欠け部108を
有している。
【0103】このため、データ側ガラス基板102とデ
ータ側フレキシブル回路基板103dとの圧着状態を確
認することができる。また、データ側フレキシブル回路
基板103dの短辺側端子である入出力配線端子部13
0と、データ側フレキシブル回路基板103dの長辺側
端子である出力端子部131をそれぞれ電気的に独立さ
せることができる。
【0104】図16は、第2の実施形態における液晶表
示装置400を示す図である。液晶表示装置400は、
走査側ガラス基板101とデータ側ガラス基板102と
を備えた液晶表示パネル120、複数のデータ側フレキ
シブル回路基板103、複数の走査側フレキシブル回路
基板105、走査側回路基板106を備えている。な
お、液晶表示装置400は、データ側回路基板を必要と
しない。
【0105】図17(a)は図16に示すデータ側フレ
キシブル回路基板を正面からみた図であり、図17
(b)はそのデータ側フレキシブル回路基板を側面から
みた図である。
【0106】図17(a)に示すデータ側フレキシブル
回路基板103eは、信号を入出力するための入出力配
線端子部130、入出力配線端子部130が受け取った
一部または全ての信号を信号処理し、その結果である表
示信号を生成する駆動用IC107、および表示信号を
液晶表示パネル120に出力する出力端子部131を有
している。
【0107】図18(a)は図16に示すデータ側フレ
キシブル回路基板を正面からみた図であり、図18
(b)はそのデータ側フレキシブル回路基板を側面から
みた図である。
【0108】図18(a)に示すデータ側フレキシブル
回路基板103fは、データ側フレキシブル回路基板1
03eと同様に、入出力配線端子部130、駆動用IC
107および出力端子部131を有している。さらに、
データ側フレキシブル回路基板103fは切り欠け部1
08を有している。
【0109】このため、データ側ガラス基板102とデ
ータ側フレキシブル回路基板103fとの圧着状態を確
認することができる。また、データ側フレキシブル回路
基板103fの入出力配線端子部130と、データ側フ
レキシブル回路基板103fの出力端子部131をそれ
ぞれ電気的に独立させることができる。
【0110】図12(b)〜図15(b)、図17
(b)および図18(b)に示すように、データ側フレ
キシブル回路基板103a〜103fの裏面はフラット
化されていることが好ましい。このため、データ側フレ
キシブル回路基板103a〜103fがデータ側ガラス
基板102に実装する精度を向上させることができる。
【0111】以下に、図12〜図15に示すデータ側フ
レキシブル回路基板103a〜103dの短辺方向の長
さが、従来のデータ側フレキシブル回路基板に比べて短
いことを、図19(a)および図19(b)を用いて説
明する。
【0112】図19(a)は、本実施形態のデータ側フ
レキシブル回路基板を示す図であり、図19(b)は、
従来のデータ側フレキシブル回路基板を示す図である。
【0113】図19(b)に示すように、従来のデータ
側フレキシブル回路基板では、駆動用IC107からの
配線がデータ側フレキシブル回路基板の両方の長辺にそ
れぞれ延びている。一方、本実施形態のデータ側フレキ
シブル回路基板では、図19(a)に示すように駆動用
IC107からの配線がデータ側フレキシブル回路基板
の一方の長辺にだけ延びている。つまり、従来のデータ
側フレキシブル回路基板では、駆動用IC107の端子
部とその端子部に接続している配線の引き回し部分との
和である長さXがむだとなる。
【0114】また、図17および18に示すデータ側フ
レキシブル回路基板103eおよび103fの短辺方向
の長さが、図25(b)に示す従来のデータ側フレキシ
ブル回路基板に比べて短いことを、図20(a)および
図20(b)を用いて説明する。
【0115】図20(a)は、本実施形態のデータ側フ
レキシブル回路基板を示す図であり、図20(b)は、
図25(b)に示す従来のデータ側フレキシブル回路基
板を示す図である。
【0116】図25(b)に示すように、従来のデータ
側フレキシブル回路基板では、図20(a)に示すよう
に駆動用IC107からの配線がデータ側フレキシブル
回路基板の両方の長辺にそれぞれ延びている。一方、本
実施形態のデータ側フレキシブル回路基板では、駆動用
IC107からの配線がデータ側フレキシブル回路基板
の一方の長辺にだけ延びている。つまり、図25(b)
に示す従来のデータ側フレキシブル回路基板では、駆動
用IC107の端子部とその端子部に接続している配線
の引き回し部分との和である長さYがむだとなる。
【0117】以下に、本実施形態におけるデータ側ガラ
ス基板102の、入力端子部141および引き回し線1
42を図21および図22を用いて説明する。
【0118】図21および図22は、データ側ガラス基
板102の入力端子部141と引き回しの配線142を
示す図である。
【0119】データ側ガラス基板102の表面にガラス
電極を露出させることにより、入力端子部141と引き
回しの配線142が形成される。入力端子部141は、
データ側フレキシブル回路基板103の出力端子部13
1と接続される。なお、引き回し配線がデータ側ガラス
基板102の端部で露出しているため、線間リークなど
が生じる恐れがある。そのような線間リークを防ぐため
に、トップコート(TC)でデータ側ガラス基板102
の表面コーティングすることが好ましい。
【0120】図22に示すように、引き回しの配線14
2は、データ側回路基板104に近い方の駆動用IC1
27の端部から、駆動用IC127の下を通って液晶表
示パネル120の表示部に延びている。言い換えると、
データ側ガラス基板102の端部に近い部分で、出力端
子部131が入力端子部141と接続され、接続され、
最も駆動用IC127に近い、駆動用IC127と出力
端子部131の電気的接続部から、引き回しの配線14
2が延びている。
【0121】図23は、従来の引き回しの配線143と
本実施形態の引き回しの配線142を示す図である。図
23に示すように、たとえば、従来の引き回しの配線1
43の線間W1は0.052mmであり、本実施形態の
引き回しの配線142の線間W2は、0.074mmと
なる。つまり、W1<W2であり、本実施形態の線間の
方が0.22mmだけ広い。このため、引き回しの配線
を引き回す設計の自由度が広がる。
【0122】上述した本実施形態のデータ側フレキシブ
ル回路基板では、プリント回路基板上の設定端子により
入出力端子部の、入力部と出力部を切り替えることが可
能であるため、データ側フレキシブル回路基板103の
実装が、左右および上下逆になってもよい。
【0123】以下に、本実施形態の液晶表示装置の圧着
工程を説明する。
【0124】異方性導電膜を仮固定するため、異方性導
電膜が液晶表示パネル120ヘ貼り付けられる。データ
側ガラス基板102の入力端子部に141がデータ側フ
レキシブル回路基板103の出力端子部131と対応す
るようにそれらが位置決めされ、データ側ガラス基板1
02とデータ側フレキシブル回路基板103が異方性導
電膜を介して仮圧着される。
【0125】データ側フレキシブル回路基板103の入
出力端子部130に、異方性導電膜が貼り付けられたデ
ータ側回路基板104の接続端子と対応するようにそれ
らが位置決めされ、データ側フレキシブル回路基板10
3とデータ側回路基板104が異方性導電膜を介して仮
圧着される。
【0126】なお、データ側回路基板104の長さが比
較的短い場合、複数のデータ側回路基板104とデータ
側フレキシブル回路基板103が仮固定される。データ
側回路基板の形状にかたどった治具に複数のデータ側回
路基板104を嵌め込んでセットし、位置合わせを行う
ために、両面テープなどを介してデータ側フレキシブル
回路基板103と複数のデータ側回路基板104を仮固
定する。また、中継回路基板であるデータ側回路基板1
04が比較的長い場合、治工具にデータ側回路基板10
4がセットされ、両面テープなどでそれらが仮固定され
る。
【0127】その後、データ側ガラス基板102とデー
タ側フレキシブル回路基板103の本圧着およびデータ
側フレキシブル回路基板103とデータ側回路基板10
4の本圧着が、1回で行われる。
【0128】なお、データ側回路基板104に異方性導
電膜を予め貼り付けておくことにより、上述した作業が
スムーズに進む。
【0129】本実施形態では、データ側フレキシブル回
路基板上に設けられた駆動用ICから表示部へ信号を出
力するための出力端子を、表示部に対して駆動用ICよ
り外側に位置するように液晶表示パネルの電極端子に接
続させることができる。このことにより、接続精度に余
裕ができ、接続領域を広くとることができ、液晶表示装
置の狭額縁化を図ることができる。
【0130】本実施形態の液晶表示装置を製造する場
合、圧着ツール幅の広いものを使用することができ、ツ
ール内での熱伝導率がよくなる。また、安価な圧着ツー
ルを用いることができる。
【0131】本実施形態では、液晶表示面部の偏光板と
圧着接続部との距離を広くとれるため、圧着接続時の熱
による偏光板への影響を軽減することができる。
【0132】本実施形態では、液晶表示パネルの電極上
の接続位置と、回路基板上の接続位置との距離が近くな
るので、1回の本圧着で圧着工程を完了させることがで
きる。
【0133】ガラス電極上での配線設計は、従来例と比
較して引き回し線間に余裕があるため、より高精細な液
晶表示パネルを製造することができる。
【0134】従来のガラス基板における電極上のガラス
エッジはフレキシブル回路基板の配線パターンがガラス
エッジで切断されることがあったため、面取りを行って
いた。表示パネルの周囲部に回路基板を備えない液晶表
示装置のガラス電極端子のエッジ部では、データ側フレ
キシブル回路基板を表示パネルの内側で接続配置させる
ことができるので、エッジ部上にフレキシブル回路基板
が覆われることがなく、フレキシブル回路基板の配線パ
ターンを断線させることがない。つまり、本実施形態で
は、データ側フレキシブル回路基板がガラス基板エッジ
を覆わないため、データ側フレキシブル回路基板の配線
パターンがエッジにより切断することがなくなる。ま
た、データ側フレキシブル回路基板をガラス基板のエッ
ジ部付近で圧着できるため、接続(圧着)領域を広くと
ることができる。フレキシブル回路基板へのストレス等
の影響がなくなるため、出力端子部付近の接続の断線が
なくなる。
【0135】
【発明の効果】本発明のフレキシブル回路基板は、駆動
用ICに送られるデータ信号および制御信号を受け取る
入力配線端子と、前記駆動用ICからの信号を出力する
第1の出力配線端子と、前記データ信号および制御信号
の一部または全てを出力する第2の出力配線端子とが、
前記一対の長辺のうちの一方の長辺に一直線沿いに設け
られる。このため、前記フレキシブル回路基板とデータ
側ガラス基板を接続する場合、データ側ガラス基板の挟
額縁化を図ることができる。
【0136】本発明の他のフレキシブル回路基板は、前
記駆動用ICからの信号を出力する第1の出力配線端子
と、前記データ側フレキシブル回路基板で用いられる前
記信号を出力する第2の出力配線端子とを備え、前記一
対の長辺のうちの一方の長辺に、前記第1の出力配線端
子と前記第2の出力配線端子が設けられている。このた
め、前記フレキシブル回路基板とデータ側ガラス基板を
接続する場合、データ側ガラス基板の挟額縁化を図るこ
とができる。
【0137】本発明の液晶表示装置は、複数の信号電極
と複数の走査電極をマトリックス状に対向配置され、表
示部を有する液晶表示パネル、走査信号を生成する駆動
用ICと、前記表示信号を前記複数の信号電極に供給す
るための出力端子とを有する少なくとも1つのデータ側
フレキシブル回路基板、および前記複数の走査電極に走
査信号を供給するための走査側フレキシブル回路基板を
備えた液晶表示装置であって、前記駆動用ICは、前記
表示部と前記データ側フレキシブル回路基板の前記出力
端子との間に位置する。
【0138】このため、液晶表示パネルにフレキシブル
回路基板を接続する際、駆動用ICの外側にてデータ側
フレキシブル回路基板を接続させることができる。その
結果、データ側フレキシブル回路基板を、より液晶表示
パネル側に対して内側につめて液晶表示パネルに接続さ
せることができ、液晶表示装置の狭額縁化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態における液晶
表示装置を正面から見た図であり、(b)はその液晶表
示装置をX方向から見た図であり、(c)はその液晶表
示装置をY方向から見た図である。
【図2】(a)はデータ側フレキシブル回路基板を正面
から見た図であり、(b)は、(a)に示されるデータ
側フレキシブル回路基板をY方向から見た図である。
【図3】(a)はデータ側フレキシブル回路基板を正面
から見た図であり、(b)は、(a)に示されるデータ
側フレキシブル回路基板をY方向から見た図である。
【図4】(a)は走査側フレキシブル回路基板を正面か
ら見た図であり、(b)は、(a)に示される走査側フ
レキシブル回路基板をY方向から見た図である。
【図5】データ側ガラス基板2の一部の詳細を示した図
である。
【図6】電極移転部3、走査側フレキシブル回路基板5
およびデータ側フレキシブル回路基板4をデータ側ガラ
ス基板2に搭載した液晶表示装置を示す図である。
【図7】電極転移部3の構造を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態における液晶表示装置
を示す図である。
【図9】データ側回路基板104が長い基板である液晶
表示装置を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における液晶表示装
置200を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態における液晶表示装
置300を示す図である。
【図12】(a)は図10に示すデータ側フレキシブル
回路基板を正面からみた図であり、(b)はそのデータ
側フレキシブル回路基板を側面からみた図である。
【図13】(a)は図10に示すデータ側フレキシブル
回路基板を正面からみた図であり、(b)はそのデータ
側フレキシブル回路基板を側面からみた図である。
【図14】(a)は図11に示すデータ側フレキシブル
回路基板を正面からみた図であり、(b)はそのデータ
側フレキシブル回路基板を側面からみた図である。
【図15】(a)は図11に示すデータ側フレキシブル
回路基板を正面からみた図であり、(b)はそのデータ
側フレキシブル回路基板を側面からみた図である。
【図16】本発明の第2の実施形態における液晶表示装
置400を示す図である。
【図17】(a)は図16に示すデータ側フレキシブル
回路基板を正面からみた図であり、(b)はそのデータ
側フレキシブル回路基板を側面からみた図である。
【図18】(a)は図16に示すデータ側フレキシブル
回路基板を正面からみた図であり、(b)はそのデータ
側フレキシブル回路基板を側面からみた図である。
【図19】(a)は第2の実施形態のデータ側フレキシ
ブル回路基板を示す図であり、(b)は従来のデータ側
フレキシブル回路基板を示す図である。
【図20】(a)は第2の実施形態のデータ側フレキシ
ブル回路基板を示す図であり、(b)は従来のデータ側
フレキシブル回路基板を示す図である。
【図21】データ側ガラス基板102の入力端子部14
1と引き回しの配線142を示す図である。
【図22】データ側ガラス基板102の入力端子部14
1と引き回しの配線142を示す図である。
【図23】従来の引き回しの配線143と本実施形態の
引き回しの配線142を示す図である。
【図24】(a)はフレキシブル回路基板を用いた液晶
表示装置を上から見た図であり、(b)はそのフレキシ
ブル回路基板を拡大した図である。
【図25】(a)はフレキシブル回路基板を用いた液晶
表示装置を上から見た図であり、(b)はそのフレキシ
ブル回路基板を拡大した図である。
【符号の説明】
1 走査側ガラス基板 2 データ側ガラス基板 3 電極転移 4 データ側フレキシブル回路基板 5 走査側フレキシブル回路基板 6 走査側プリント回路基板 7 駆動用IC 8 位置合わせ用マーク(トンボ) 9 液晶表示パネル 16 データ信号供給配線 17 制御信号供給配線 18 電源信号供給配線 a 入力端子 b 出力端子 c 出力端子 d 第1の電源端子 e 第2の電源端子

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の長辺と一対の短辺を有する絶縁テ
    ープと、 該絶縁テープに搭載された駆動用ICと、 該駆動用ICに送られるデータ信号および制御信号を受
    け取る入力配線端子と、 該駆動用ICからの信号を出力する第1の出力配線端子
    と、 該データ信号および制御信号の一部または全てを出力す
    る第2の出力配線端子と、 該駆動用ICに電圧を供給する第1および第2の電源信
    号用端子と、を備え、 該一対の長辺のうちの一方の長辺に、該入力配線端子、
    該第1の出力配線端子および該第2の出力配線端子が設
    けられ、 該一対の短辺のうちの一方の短辺に、該第1の電源信号
    用端子が設けられ、 該一対の短辺のうちの他方の短辺に、該第2の電源信号
    用端子が設けられたフレキシブル回路基板。
  2. 【請求項2】 前記一対の長辺のうちの他方の長辺に、
    切り欠き部が設けられた請求項1に記載のフレキシブル
    回路基板。
  3. 【請求項3】 一対の長辺と一対の短辺を有する絶縁テ
    ープと、 該絶縁テープに搭載された駆動用ICと、 データ側フレキシブル回路基板で用いられる信号を受け
    取る入力配線端子と、 該駆動用ICからの信号を出力する第1の出力配線端子
    と、 該データ側フレキシブル回路基板で用いられる該信号を
    出力する第2の出力配線端子と、を備え、 該一対の長辺のうちの一方の長辺に、該第1の出力配線
    端子と該第2の出力配線端子が設けられ、 該一対の長辺のうちの他方の長辺または絶縁テープの内
    部に、該入力配線端子が設けられたフレキシブル回路基
    板。
  4. 【請求項4】 前記データ側フレキシブル回路基板で用
    いられる信号は、データ信号、制御信号、および電源信
    号のうちの少なくとも1つである請求項3に記載のフレ
    キシブル回路基板。
  5. 【請求項5】 走査側ガラス基板と、 該走査側ガラス基板に対向するデータ側ガラス基板と、 該走査側ガラス基板と該データ側ガラス基板との間に挟
    まれた液晶と、 該データ側ガラス基板から出力された走査信号を該走査
    側ガラス基板に伝達するため、該走査側ガラス基板と該
    データ側ガラス基板との間に設けられた電極転移部と、 該データ側ガラス基板端子に設けられた、データ信号供
    給配線、制御信号配線および電源信号供給配線と、 を備えた液晶表示装置。
  6. 【請求項6】一対の長辺と一対の短辺を有する第1の絶
    縁テープと、該第1の絶縁テープに搭載された第1の駆
    動用ICと、該第1の駆動用ICに送られるデータ信号
    および制御信号を受け取る第1の入力配線端子と、該第
    1の駆動用ICからの信号を出力する第1の出力配線端
    子と、該データ信号および制御信号の一部または全てを
    出力する第2の出力配線端子と、該第1の駆動用ICに
    電圧を供給する第1および第2の電源信号用端子と、を
    備え、該一対の長辺のうちの一方の長辺に、該第1の入
    力配線端子、該第1の出力配線端子および該第2の出力
    配線端子が設けられ、該一対の短辺のうちの一方の短辺
    に、該第1の電源信号用端子が設けられ、該一対の短辺
    のうちの他方の短辺に、該第2の電源信号用端子が設け
    られたデータ側フレキシブル回路基板と、 一対の長辺と一対の短辺を有する第2の絶縁テープと、
    該第2の絶縁テープに搭載された第2の駆動用ICと、
    該データ側フレキシブル回路基板で用いられる信号を受
    け取る第2の入力配線端子と、該第2の駆動用ICから
    の信号を出力する第3の出力配線端子と、該データ側フ
    レキシブル回路基板で用いられる該信号を出力する第4
    の出力配線端子とを備え、該一対の長辺のうちの一方の
    長辺に、該第3の出力配線端子と該第4の出力配線端子
    が設けられ、該一対の長辺のうちの他方の長辺または該
    第2の絶縁テープの内部に、該第2の入力配線端子が設
    けられた走査フレキシブル回路基板と、 該データ側フレキシブル回路基板および該走査フレキシ
    ブル回路基板に接続されるデータ側ガラス基板と、 該データ側ガラス基板と対向する走査側ガラス基板と、 該走査側ガラス基板と該データ側ガラス基板との間に挟
    まれた液晶と、 該データ側ガラス基板から出力された走査信号を該走査
    側ガラス基板に伝達するため、該走査側ガラス基板と該
    データ側ガラス基板との間に設けられた電極転移部と、 該データ側ガラス基板端子に設けられた、データ信号供
    給配線、制御信号配線および電源信号供給配線と、 を備えた液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 複数の信号電極と複数の走査電極をマト
    リックス状に対向配置され、表示部を有する液晶表示パ
    ネル、 走査信号を生成する駆動用ICと、該表示信号を該複数
    の信号電極に供給するための出力端子とを有する少なく
    とも1つのデータ側フレキシブル回路基板、および該複
    数の走査電極に走査信号を供給するための走査側フレキ
    シブル回路基板を備えた液晶表示装置であって、 該駆動用ICは、該表示部と該データ側フレキシブル回
    路基板の該出力端子との間に位置する液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記データ側フレキシブル回路基板が、
    前記出力端子がある面に、前記駆動用ICに信号を入出
    力するための入出力配線端子をさらに有している請求項
    7に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記データ側フレキシブル回路基板が、
    前記駆動用ICに信号を入出力するための入出力配線端
    子をさらに備え、 該データ側フレキシブル回路基板の前記出力端子は、該
    駆動用ICと該入出力配線端子の内側に位置する請求項
    7に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記データ側フレキシブル回路基板の
    前記出力端子が位置する面に、切り欠き部が設けられる
    請求項7〜9のうちの1つに記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記データ側フレキシブル回路基板の
    前記駆動用ICが樹脂によりモールドされ、前記樹脂が
    該データ側フレキシブル回路基板の裏面部における絶縁
    フィルムより飛び出さない請求項7〜10に記載の液晶
    表示装置。
  12. 【請求項12】 前記液晶表示パネルが電極端子部を有
    し、 該液晶表示パネルに信号を入力するための入力端子と該
    入力端子に接続される引き回し線の一部を該液晶表示パ
    ネルに設けた請求項7〜11に記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記液晶表示装置が隣接するデータ側
    フレキシブル回路基板を有し、 該隣接するデータ側フレキシブル回路基板が中継基板に
    て接続される請求項7〜12に記載の液晶表示装置。
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