JP4596481B2 - 内燃機関の可変バルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関の可変バルブタイミング制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータを駆動源とし、内燃機関のカム軸の回転速度に対して前記モータの回転速度を変化させることで、クランク軸に対するカム軸の回転位相を変化させて吸気バルブ又は排気バルブのバルブタイミングを変化させる内燃機関の可変バルブタイミング制御装置に関する発明である。
近年、可変バルブタイミング制御を電子制御化するために、モータを駆動源とする可変バルブタイミング制御装置が開発されている。例えば、特許文献1(特開2006−70754号公報)に記載の可変バルブタイミング制御装置は、内燃機関のカム軸と同心状に配置され且つクランク軸の回転駆動力によって回転駆動される第1のギヤ(アウタギヤ)と、カム軸と一体的に回転する第2のギヤ(インナギヤ)と、カム軸と同心の円軌跡を描くように旋回しながら前記第1のギヤの回転力を前記第2のギヤに伝達し且つ前記第1のギヤに対する前記第2のギヤの回転位相を変化させる位相可変ギヤ(遊星ギヤ)と、この位相可変ギヤの旋回速度(公転速度)を制御するようにカム軸と同心に配置されたモータとを備え、前記第1のギヤ、前記第2のギヤ及び前記位相可変ギヤの歯数は、カム軸をクランク軸の回転速度の1/2の回転速度で駆動するように構成されている。そして、バルブタイミングを変化させないときは、モータの回転速度をカム軸の回転速度に一致させて、前記位相可変ギヤの旋回速度をカム軸の回転速度に一致させることで、前記第1のギヤと前記第2のギヤとの回転位相の差を現状維持して、バルブタイミングを現状維持し、バルブタイミングを変化させるときは、モータの回転速度をカム軸の回転速度に対して変化させて前記位相可変ギヤの旋回速度をカム軸の回転速度に対して変化させることで、前記第1のギヤと前記第2のギヤとの回転位相の差を変化させてバルブタイミングを変化させるように構成されている。
特開2006−70754号公報(第4頁〜第5頁)
上記構成のモータ駆動式の可変バルブタイミング制御装置は、可変バルブタイミング制御中にモータの駆動電流(以下「モータ電流」という)が増加するほど、モータの発熱量が増加してコイル温度が上昇する。そのため、目標モータ回転速度(目標バルブタイミング)が頻繁に変化する過渡的な運転条件が続くと、モータのコイル温度が許容温度を越える可能性があり、モータの耐久性劣化や故障の原因となる。
本発明者らは、上記課題を解決するために、モータの発熱量が発熱限界を越えないようにモータ電流を制限して可変バルブタイミング制御を行う技術を研究開発しているが、このような新規技術の開発に伴い、新たな異常診断技術が必要となってくる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、モータを駆動源としてバルブタイミングを可変する内燃機関において、モータの過昇温による耐久性劣化や故障を防止できると共に、システムに異常が発生したときには、その異常を早期に検出することができる内燃機関の可変バルブタイミング制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、モータを駆動源とし、内燃機関のカム軸の回転速度に対して前記モータの回転速度を変化させることで、クランク軸に対するカム軸の回転位相(以下「カム軸位相」という)を変化させて吸気バルブ又は排気バルブのバルブタイミングを変化させる内燃機関の可変バルブタイミング制御装置において、目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差及び内燃機関の回転速度に基づいて目標モータ回転速度を演算する目標モータ回転速度演算手段と、前記目標モータ回転速度と実モータ回転速度との偏差を小さくするように前記モータの駆動電流(以下「モータ電流」という)を制御するモータ駆動制御手段と、前記モータ電流を推定するモータ電流推定手段と、前記モータ電流推定手段で推定したモータ電流が設定値を越えたときに前記モータ駆動制御手段で制御するモータ電流を制限するモータ電流制限手段と、前記モータ電流制限手段によるモータ電流制限処理の実行中に当該モータ電流の制限により可変バルブタイミング制御の応答性が遅くなることを考慮して前記目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差に基づいて可変バルブタイミング制御装置の異常の有無を判定する異常診断手段とを備えた構成としたものである。
この構成では、モータの発熱量が発熱限界を越えないようにモータ電流を制限することが可能となり、モータのコイル温度が許容温度範囲を越えて過昇温することを防止できて、モータの過昇温による耐久性劣化や故障を防止できる。
この場合、モータ電流を制限すると、可変バルブタイミング制御は、応答速度を遅くして実行されることになる。そこで、本発明では、モータ電流制限手段によるモータ電流制限処理の実行中に異常診断手段により可変バルブタイミング制御装置の異常診断を行う際に、モータ電流の制限により可変バルブタイミング制御の応答性が遅くなることを考慮して目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差に基づいて可変バルブタイミング制御装置の異常の有無を判定する。これにより、モータ電流制限処理の実行中に可変バルブタイミング制御装置の異常診断を精度良く実施することができ、異常発生時にその異常を早期に検出することができる。
この場合、請求項2のように、異常診断手段により異常有りと判定されたときに運転者に警告する警告手段を設けるようにすると良い。これにより、異常発生時に修理の必要性を運転者に確実に知らせることができる。
一般に、前記目標モータ回転速度演算手段としての機能は、内燃機関の燃料噴射・点火等を制御するコンピュータ(以下「エンジンECU」という)に搭載され、前記モータ駆動制御手段としての機能は、エンジンECUから目標モータ回転速度の信号が入力されるモータ駆動回路に搭載されているため、エンジンECU側では、モータ駆動回路で制御される実際のモータ電流は不明である。
そこで、請求項3のように、モータ電流推定手段は、少なくとも目標モータ回転速度と実モータ回転速度に基づいてモータ電流を推定するようにすると良い。例えば、モータ駆動制御手段(モータ駆動回路)は、目標モータ回転速度が高くなるほど、モータ電流を増大させるように制御し、また、目標モータ回転速度と実モータ回転速度との偏差が大きくなるほど、モータ電流を増大させるように制御する。従って、モータ駆動制御手段(モータ駆動回路)の出力が不明であっても、目標モータ回転速度と実モータ回転速度を用いれば、モータ電流を推定することができる。
更に、請求項4のように、少なくとも目標モータ回転速度と実モータ回転速度と内燃機関の回転速度に基づいてモータ電流を推定するようにしても良い。内燃機関の回転速度(クランク軸回転速度)の1/2がカム軸回転速度になる(クランク軸2回転についてカム軸が1回転する)という関係があり、内燃機関の回転速度(クランク軸回転速度)に応じてモータ回転速度が変化するため、目標モータ回転速度と実モータ回転速度の他に、内燃機関の回転速度(クランク軸回転速度)も考慮してモータ電流を推定すれば、モータ電流の推定精度を向上させることができる。
また、請求項5のように、モータ電流制限手段は、モータ電流推定手段で推定したモータ電流が設定値を越えたときに、目標モータ回転速度の変化量を制限することで、モータ駆動制御手段で制御するモータ電流を制限するようにしても良い。このようにすれば、モータ駆動制御手段(モータ駆動回路)の仕様を変更することなく、モータ電流を制限する構成を実現できる。
また、請求項6のように、目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差及び内燃機関の回転速度に基づいてモータ回転速度補正量を算出し、カム軸の回転速度に応じたベース目標モータ回転速度を前記モータ回転速度補正量で補正して目標モータ回転速度を求めるシステムにおいては、モータ電流推定手段で推定したモータ電流が設定値を越えたときに、前記モータ回転速度補正量を制限することで、目標モータ回転速度の変化量を制限するようにすると良い。このようにすれば、目標モータ回転速度の変化量を簡単な処理で適正に制限することができる。
この場合、モータ回転速度補正量の制限範囲(ガード値)は、演算処理の簡略化のために予め決められた一定範囲としても良いが、内燃機関の回転速度に応じてモータ回転速度補正量が変化することを考慮して、請求項7のように、モータ回転速度補正量の制限範囲を内燃機関の回転速度に応じて変化させるようにしても良い。これにより、モータ回転速度補正量の制限範囲をより適正に設定することができる。
一般に、モータ駆動制御手段は、モータに印加する電圧をデューティ制御して可変することでモータ電流を制御するようにしている。そこで、請求項8のように、モータ電流推定手段は、モータに印加する電圧のデューティをモータ電流の情報として推定し、モータ電流制限手段は、推定したデューティが設定値を越えたときにモータ駆動制御手段で制御するモータ電流を制限するようにしても良い。このようにすれば、モータ電流そのものを推定しなくても、モータ電流と相関関係のあるデューティを用いて、モータの発熱量が発熱限界を越えないようにモータ電流を制限することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいてシステム全体の概略構成を説明する。
内燃機関であるエンジン11は、クランク軸12からの動力がタイミングチェーン13(又はタイミングベルト)により各スプロケット14、15を介して吸気側カム軸16と排気側カム軸17とに伝達されるようになっている。また、吸気側カム軸16側には、モータ駆動式の可変バルブタイミング装置18が設けられている。この可変バルブタイミング装置18によって、クランク軸12に対する吸気側カム軸16の回転位相(カム軸位相)を可変することで、吸気側カム軸16によって開閉駆動される吸気バルブ(図示せず)のバルブタイミングを可変するようになっている。
また、吸気側カム軸16の外周側には、所定のカム角毎にカム角信号を出力するカム角センサ19が取り付けられている。一方、クランク軸12の外周側には、所定のクランク角毎にクランク角信号を出力するクランク角センサ20が取り付けられている。
次に、図2に基づいて可変バルブタイミング装置18(VCT)の概略構成を説明する。可変バルブタイミング装置18の位相可変機構21は、吸気側カム軸16と同心状に配置された内歯付きのアウタギヤ22(第1のギヤ)と、このアウタギヤ22の内周側に同心状に配置された外歯付きのインナギヤ23(第2のギヤ)と、これらアウタギヤ22とインナギヤ23との間に配置されて両者に噛み合う遊星ギヤ24(位相可変ギヤ)とから構成されている。アウタギヤ22は、クランク軸12と同期して回転するスプロケット14と一体的に回転するように設けられ、インナギヤ23は、吸気側カム軸16と一体的に回転するように設けられている。また、遊星ギヤ24は、アウタギヤ22とインナギヤ23に噛み合った状態でインナギヤ23の回りを円軌道を描くように旋回することで、アウタギヤ22の回転力をインナギヤ23に伝達する役割を果たすと共に、インナギヤ23の回転速度(吸気側カム軸16の回転速度)に対する遊星ギヤ24の旋回速度(公転速度)を変化させることで、アウタギヤ22に対するインナギヤ23の回転位相(カム軸位相)を調整するようになっている。
この場合、アウタギヤ22、インナギヤ23及び遊星ギヤ24の歯数は、吸気側カム軸16をクランク軸12の回転速度の1/2の回転速度で駆動するように構成されている。
吸気側カム軸16の回転速度=クランク軸12の回転速度×1/2
一方、エンジン11には、遊星ギヤ24の旋回速度を可変するためのモータ26が設けられている。このモータ26の回転軸27は、吸気側カム軸16、アウタギヤ22及びインナギヤ23と同軸上に配置され、このモータ26の回転軸27と遊星ギヤ24の支持軸25とが、径方向に延びる連結部材28を介して連結されている。これにより、モータ26の回転に伴って、遊星ギヤ24が支持軸25を中心に回転(自転)しながらインナギヤ23の外周の円軌道を旋回(公転)できるようになっている。また、モータ26には、モータ26の回転速度を検出するモータ回転速度センサ29が取り付けられている。
この可変バルブタイミング装置18は、モータ26の非駆動時に、モータ26の回転軸27が吸気側カム軸16と同期して回転するように構成され、モータ26の回転速度が吸気側カム軸16の回転速度(クランク軸12の回転速度×1/2)に一致して、遊星ギヤ24の公転速度がインナギヤ23の回転速度(アウタギヤ22の回転速度)に一致していると、アウタギヤ22とインナギヤ23との回転位相の差が現状維持されて、バルブタイミング(カム軸位相)が現状維持されるようになっている。
そして、吸気バルブのバルブタイミングを進角する場合には、モータ26の回転速度を吸気側カム軸16の回転速度よりも速くして、遊星ギヤ24の公転速度をインナギヤ23の回転速度よりも速くする。これにより、アウタギヤ22に対するインナギヤ23の回転位相が進角されて、バルブタイミング(カム軸位相)が進角される。
一方、吸気バルブのバルブタイミングを遅角する場合には、モータ26の回転速度を吸気側カム軸16の回転速度よりも遅くして、遊星ギヤ24の公転速度をインナギヤ23の回転速度よりも遅くする。これにより、アウタギヤ22に対するインナギヤ23の回転位相が遅角されて、バルブタイミングが遅角される。
前述した各種センサの出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)30に入力される。このECU30は、マイクロコンピュータを主体として構成され、そのROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御プログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁(図示せず)の燃料噴射量や点火プラグ(図示せず)の点火時期を制御する。
また、ECU30は、カム角センサ19とクランク角センサ20の出力信号に基づいてクランク軸12に対するカム軸16の回転位相(実カム軸位相)を演算すると共に、エンジン運転条件に応じて目標カム軸位相(目標バルブタイミング)を演算し、この目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差及びエンジン回転速度に基づいて目標モータ回転速度を演算する目標モータ回転速度演算手段として機能する。そして、図3に示すように、ECU30は、演算した目標モータ回転速度の信号をモータ駆動回路(以下「EDU」と表記する)31に出力する。
このEDU31は、特許請求の範囲でいうモータ駆動制御手段として機能し、目標モータ回転速度と実モータ回転速度との偏差を小さくするようにモータ26に印加する電圧のデューティをフィードバック制御するアナログ回転速度フィードバック回路32が内蔵され、実モータ回転速度を目標モータ回転速度にフィードバック制御することで、実カム軸位相を目標カム軸位相にフィードバック制御する。以下の説明では、「フィードバック」を「F/B」と表記する。
また、ECU30は、エンジン運転中に、後述する図4及び図5の各プログラムを実行することで、目標モータ回転速度と実モータ回転速度とエンジン回転速度に基づいてモータ26の駆動電流(以下「モータ電流」という)を推定するモータ電流推定手段として機能すると共に、推定したモータ電流が発熱限界電流値に相当する設定値を越えたときに、EDU31に出力する目標モータ回転速度の変化量(回転速度F/B補正量)を制限することで、EDU31でF/B制御するモータ電流を制限するモータ電流制限手段として機能する。
更に、ECU30は、後述する図6の異常診断プログラムを実行することで、モータ電流制限処理の実行中に当該モータ電流の制限により可変バルブタイミング制御の応答性が遅くなることを考慮して目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差に基づいて可変バルブタイミング装置18の異常の有無を判定する異常診断手段として機能すると共に、異常有りと判定したときに警告ランプ33を点灯(又は点滅)させたり、運転席のインストルメントパネルに設けられた表示部(図示せず)に警告表示して運転者に警告する。
以下、ECU30が実行する図4乃至図6の各プログラムの処理内容を説明する。
[目標モータ回転速度演算プログラム]
図4の目標モータ回転速度演算プログラムは、エンジン運転中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう目標モータ回転速度演算手段としての役割を果たす。
本プログラムが起動されると、まずステップ101で、目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差(以下「カム軸位相偏差」という)を算出する。
カム軸位相偏差=目標カム軸位相−実カム軸位相
この後、ステップ102に進み、図7の回転速度F/B補正量マップを参照して、現在のエンジン回転速度とカム軸位相偏差に応じた回転速度F/B補正量を算出する。図7の回転速度F/B補正量マップは、カム軸位相偏差が大きくなるほど、回転速度F/B補正量が大きくなり、また、エンジン回転速度が高くなるほど、回転速度F/B補正量が大きくなるように設定されている。
回転速度F/B補正量の算出後、ステップ103に進み、後述する図5のモータ電流推定プログラムを実行して、現在の目標モータ回転速度と実モータ回転速度とエンジン回転速度に基づいて推定モータ電流を算出する。この後、ステップ104に進み、推定モータ電流が発熱限界電流値に相当する設定値を越えているか否かを判定する。その結果、推定モータ電流が設定値以下であると判定されれば、ステップ108に進み、上記ステップ102で算出した回転速度F/B補正量を制限せずにそのまま用いて目標モータ回転速度を次式により設定する。
目標モータ回転速度=ベース目標モータ回転速度+回転速度F/B補正量
ここで、ベース目標モータ回転速度は、カム軸回転速度(クランク軸回転速度×1/2)と一致するモータ回転速度である。
これに対して、上記ステップ104で、推定モータ電流が設定値を越えていると判定されれば、ステップ105に進み、回転速度F/B補正量に対する上限ガード値と下限ガード値を現在のエンジン回転速度に応じて図8の上下限ガード値マップにより算出する。図8の上下限ガード値マップは、エンジン回転速度が高くなるほど、上限ガード値と下限ガード値の絶対値が大きくなるように設定されている。尚、上下限ガード値をエンジン回転速度とカム軸位相偏差に応じて設定しても良く、勿論、演算処理の簡略化のために、上下限ガード値を予め決められた一定値に設定しても良い。
この後、ステップ106に進み、上記ステップ105で算出した上下限ガード値を用いて、上記ステップ102で算出した回転速度F/B補正量をガード処理する。つまり、回転速度F/B補正量が上限ガード値よりも大きければ、回転速度F/B補正量を上限ガード値で制限して回転速度F/B補正量=上限ガード値とし、回転速度F/B補正量が下限ガード値を下回れば、回転速度F/B補正量を下限ガード値で制限して回転速度F/B補正量=下限ガード値する。また、上記ステップ102で算出した回転速度F/B補正量が上限ガード値と下限ガード値の範囲内であれば、当該回転速度F/B補正量を制限することなくそのまま用いる。上記ステップ104→105→106の処理が特許請求の範囲でいうモータ電流制限手段としての役割を果たす。
この後、ステップ107に進み、後述する図6の異常診断プログラムを実行して、モータ電流制限処理の実行中に当該モータ電流の制限により可変バルブタイミング制御の応答性が遅くなることを考慮して目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差に基づいて可変バルブタイミング装置18の異常の有無を判定する。
その後、ステップ108に進み、上記ステップ106でガード処理した回転速度F/B補正量を用いて目標モータ回転速度を次式により設定する。
目標モータ回転速度
=ベース目標モータ回転速度+ガード処理後の回転速度F/B補正量
ECU30は、本プログラムで演算した目標モータ回転速度の信号をEDU31に出力する。
[モータ電流推定プログラム]
図5のモータ電流推定プログラムは、上記図4の目標モータ回転速度演算プログラムのステップ103で実行されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいうモータ電流推定手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まずステップ201で、モータ電流制限処理の実行中(回転速度F/B補正量のガード処理中)であるか否かを判定し、モータ電流制限処理の実行中であれば、保持電流(保持デューティで決まるモータ電流)を推定モータ電流にセットして本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ201で、モータ電流制限処理の実行中でないと判定されれば、ステップ203に進み、カム軸位相を最遅角位相(基準位相)に固定する最遅角制御実行中であるか否かを判定し、最遅角制御実行中であれば、ステップ204に進み、最遅角制御時の指示電流(最遅角制御時の指示デューティで決まるモータ電流)を推定モータ電流にセットして本プログラムを終了する。
これに対して、上記ステップ203で、最遅角制御実行中でないと判定されれば、ステップ205に進み、目標モータ回転速度と実モータ回転速度との偏差にF/BゲインGを乗算して回転速度F/B補正量を求める。
回転速度F/B補正量=G×(目標モータ回転速度−実モータ回転速度)
この後、ステップ206に進み、上記ステップ205で算出した回転速度F/B補正量を目標モータ回転速度に加算してモータ制御量を求める。
モータ制御量=目標モータ回転速度+回転速度F/B補正量
この後、ステップ207に進み、図9の推定モータ電流マップを参照して、現在のモータ制御量とエンジン回転速度に応じた推定モータ電流を算出する。図9の推定モータ電流マップは、モータ制御量が大きくなるほど、推定モータ電流が大きくなり、また、エンジン回転速度が高くなるほど、推定モータ電流が大きくなるように設定されている。尚、推定モータ電流は、モータ制御量のみに基づいて算出するようにしても良い。
また、目標モータ回転速度と実モータ回転速度とエンジン回転速度をパラメータとして推定モータ電流を算出するマップを作成して、このマップにより推定モータ電流を算出するようにしたり、或は、目標モータ回転速度と実モータ回転速度のみをパラメータとして推定モータ電流を算出するマップを作成して、このマップにより推定モータ電流を算出するようにしても良い。勿論、推定モータ電流を算出する際に、上記以外のパラメータ(例えばモータ26の電源電圧となるバッテリ電圧、カム軸位相偏差等)も考慮して推定モータ電流を算出するようにしても良い。
[異常診断プログラム]
図6の異常診断プログラムは、前記図4の目標モータ回転速度演算プログラムのステップ107で実行されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう異常診断手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まずステップ301で、目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差(カム軸位相偏差)が所定値K1(例えば5℃A)よりも大きいか否かを判定し、カム軸位相偏差が所定値K1以下であれば、ステップ307に進み、カム軸位相偏差が所定値K1以上になっている状態が継続する時間をカウントする経過時間カウンタtを0にリセットして本プログラムを終了する。
これに対して、上記ステップ301で、カム軸位相偏差が所定値K1以上であると判定されれば、ステップ302に進み、経過時間カウンタtをカウントアップして、カム軸位相偏差が所定値K1以上になっている状態が継続する時間をカウントする。この後、ステップ303に進み、経過時間カウンタtでカウントした時間が判定値K2を越えたか否かで、異常の有無を判定する。ここで、判定値K2は、モータ電流の制限により可変バルブタイミング制御の応答性が通常よりも遅くなることを考慮して通常よりも少し長い時間に設定されている。
このステップ303で、経過時間カウンタtでカウントした時間が判定値K2以下と判定されれば、そのまま本プログラムを終了する。その後、経過時間カウンタtでカウントした時間が判定値K2を越えた時点で、異常有りと判断して、ステップ303からステップ304に進み、異常判定フラグを異常有りを意味する「1」にセットする。そして、次のステップ305で、警告ランプ33を点灯(又は点滅)させたり、運転席のインストルメントパネルに設けられた表示部(図示せず)に警告表示して運転者に警告し、更に、次のステップ306で、異常情報をECU30のバックアップRAM等の書き換え可能な不揮発性メモリ(図示せず)に保存して本プログラムを終了する。
尚、異常有りと判定した時点で、ECU30から通電OFF信号をEDU31に出力して、EDU31のスイッチング素子を強制的にオフさせてEDU31の出力電流(モータ電流)を遮断するようにしても良い。
以上説明した本実施例の制御例を図10のタイムチャートを用いて説明する。
図10の制御例では、時刻t1 で、目標カム軸位相がステップ状に変化し、それに追従するように実カム軸位相が変化し始める。その後、時刻t2 で、推定モータ電流が設定値を越えると、回転速度F/B補正量に対するガード処理が開始され、回転速度F/B補正量が上限ガード値と下限ガード値で制限される。これにより、ECU30からEDU31に出力する目標モータ回転速度の変化量(回転速度F/B補正量)が制限され、その結果、EDU31でF/B制御するモータ電流が制限される。
このモータ電流制限処理の実行中に、目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差(カム軸位相偏差)が所定値K1を越えた時点t3 で、カム軸位相偏差が所定値K1以上になっている状態が継続する時間をカウントする経過時間カウンタtのカウントアップ動作を開始する。
その後、この経過時間カウンタtでカウントした時間が判定値K2を越えた時点t4 で、異常有りと判断して、異常判定フラグを異常有りを意味する「1」にセットする。
以上説明した本実施例では、目標モータ回転速度と実モータ回転速度とエンジン回転速度に基づいてモータ電流を推定し、推定したモータ電流が発熱限界電流値に相当する設定値を越えたときに、ECU30からEDU31に出力する目標モータ回転速度の変化量(回転速度F/B補正量)を制限することで、EDU31でF/B制御するモータ電流を制限するようにしたので、モータ26の発熱量が発熱限界を越えないようにモータ電流を制限することが可能となり、モータ26のコイル温度が許容温度範囲を越えて過昇温することを防止できて、モータ26の過昇温による耐久性劣化や故障を防止できる。
そして、モータ電流制限処理の実行中に可変バルブタイミング装置18の異常診断を行う際に、モータ電流の制限により可変バルブタイミング制御の応答性が遅くなることを考慮して目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差に基づいて可変バルブタイミング装置18の異常の有無を判定するようにしたので、モータ電流制限処理の実行中に可変バルブタイミング装置18の異常診断を精度良く実施することができ、異常発生時にその異常を早期に検出することができる。
尚、本発明は、モータ26に印加する電圧のデューティをモータ電流の情報として推定し、推定したデューティが発熱限界デューティに相当する設定値を越えたときに、ECU30からEDU31に出力する目標モータ回転速度の変化量(回転速度F/B補正量)を制限することで、EDU31でF/B制御するモータ電流を制限するようにしても良い。このデューティの推定は、図9と同様のマップを用いて行えば良い。
その他、本発明は、吸気バルブの可変バルブタイミング制御装置に限定されず、排気バルブの可変バルブタイミング制御装置に適用しても良い。更に、可変バルブタイミング装置18の位相可変機構は、本実施例のような遊星歯車機構を用いたものに限定されず、他の方式の位相可変機構を用いても良く、要は、モータの回転速度をカム軸の回転速度に対して変化させることでバルブタイミングを可変するモータ駆動式の可変バルブタイミング装置であれば良い。
本発明の一実施例における制御システム全体の概略構成図である。 可変バルブタイミング装置の概略構成図である。 可変バルブタイミング装置の制御系の構成を示すブロック図である。 目標モータ回転速度演算プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 モータ電流推定プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 異常診断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 回転速度F/B補正量マップを概念的に示す図である。 上下限ガード値マップを概念的に示す図である。 推定モータ電流マップを概念的に示す図である。 実施例の制御例を説明するタイムチャートである。
符号の説明
11…エンジン(内燃機関)、12…クランク軸、16…吸気側カム軸、18…可変バルブタイミング装置、19…カム角センサ、20…クランク角センサ、21…位相可変機構、22…アウタギヤ、23…インナギヤ、24…遊星ギヤ、26…モータ、27…回転軸、29…モータ回転速度センサ、30…ECU(目標モータ回転速度演算手段,モータ電流推定手段,モータ電流制限手段,異常診断手段)、31…EDU(モータ駆動制御手段)、32…アナログ回転速度フィードバック回路、33…警告ランプ(警告手段)

Claims (8)

  1. モータを駆動源とし、内燃機関のカム軸の回転速度に対して前記モータの回転速度を変化させることで、クランク軸に対するカム軸の回転位相(以下「カム軸位相」という)を変化させて吸気バルブ又は排気バルブのバルブタイミングを変化させる内燃機関の可変バルブタイミング制御装置において、
    目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差及び内燃機関の回転速度に基づいて目標モータ回転速度を演算する目標モータ回転速度演算手段と、
    前記目標モータ回転速度と実モータ回転速度との偏差を小さくするように前記モータの駆動電流(以下「モータ電流」という)を制御するモータ駆動制御手段と、
    前記モータ電流を推定するモータ電流推定手段と、
    前記モータ電流推定手段で推定したモータ電流が設定値を越えたときに前記モータ駆動制御手段で制御するモータ電流を制限するモータ電流制限手段と、
    前記モータ電流制限手段によるモータ電流制限処理の実行中に当該モータ電流の制限により可変バルブタイミング制御の応答性が遅くなることを考慮して前記目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差に基づいて可変バルブタイミング制御装置の異常の有無を判定する異常診断手段と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の可変バルブタイミング制御装置。
  2. 前記異常診断手段により異常有りと判定されたときに運転者に警告する警告手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変バルブタイミング制御装置。
  3. 前記モータ電流推定手段は、少なくとも前記目標モータ回転速度と実モータ回転速度に基づいて前記モータ電流を推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の可変バルブタイミング制御装置。
  4. 前記モータ電流推定手段は、少なくとも前記目標モータ回転速度と実モータ回転速度と内燃機関の回転速度に基づいて前記モータ電流を推定することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の可変バルブタイミング制御装置。
  5. 前記モータ電流制限手段は、前記モータ電流推定手段で推定したモータ電流が前記設定値を越えたときに、前記目標モータ回転速度の変化量を制限することで、前記モータ駆動制御手段で制御するモータ電流を制限することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の可変バルブタイミング制御装置。
  6. 前記目標モータ回転速度演算手段は、前記目標カム軸位相と実カム軸位相との偏差及び内燃機関の回転速度に基づいてモータ回転速度補正量を算出し、前記カム軸の回転速度に応じたベース目標モータ回転速度を前記モータ回転速度補正量で補正して前記目標モータ回転速度を求め、
    前記モータ電流制限手段は、前記モータ電流推定手段で推定したモータ電流が前記設定値を越えたときに、前記モータ回転速度補正量を制限することで、前記目標モータ回転速度の変化量を制限することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の可変バルブタイミング制御装置。
  7. 前記モータ電流制限手段は、前記モータ回転速度補正量の制限範囲を内燃機関の回転速度に応じて変化させることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の可変バルブタイミング制御装置。
  8. 前記モータ駆動制御手段は、前記モータに印加する電圧をデューティ制御して可変することで前記モータ電流を制御し、
    前記モータ電流推定手段は、前記モータに印加する電圧のデューティを前記モータ電流の情報として推定し、
    前記モータ電流制限手段は、前記モータ電流推定手段で推定した前記デューティが前記設定値を越えたときに前記モータ駆動制御手段で制御するモータ電流を制限することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の内燃機関の可変バルブタイミング制御装置。
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