JP2002201996A - バルブ開特性調整装置を備えた内燃機関の制御装置 - Google Patents

バルブ開特性調整装置を備えた内燃機関の制御装置

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JP2002201996A
JP2002201996A JP2001000598A JP2001000598A JP2002201996A JP 2002201996 A JP2002201996 A JP 2002201996A JP 2001000598 A JP2001000598 A JP 2001000598A JP 2001000598 A JP2001000598 A JP 2001000598A JP 2002201996 A JP2002201996 A JP 2002201996A
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valve opening
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internal combustion
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Makoto Yokoyama
誠 横山
Yutaka Takaku
豊 高久
Hisatsugu Ishikura
久嗣 石倉
Satoru Osaki
悟 大崎
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Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブ開特性調整装置の応答遅れを補償する
内燃機関の制御装置においても、油通路の詰りやつぶ
れ、フリクションの増大等の異常が発生した場合に、的
確にバルブ開特性調整装置の異常を判定することができ
るバルブ開特性調整装置を備えた内燃機関の制御装置を
提供する。 【解決手段】 吸気バルブ及び/又は排気バルブの開特
性調整装置を備えた内燃機関の制御装置において、該制
御装置は、前記バルブの目標進角値を算出する手段と、
前記バルブの実進角値を算出する手段と、前記バルブ開
特性調整装置の駆動出力を算出する駆動出力算出手段
と、前記目標進角値と前記実進角値とに基づいて前記駆
動出力を補正する補正値を算出する補正値算出手段と、
前記バルブ開特性調整装置の異常を判定する異常判定手
段と、を備え、該異常判定手段は、前記補正値算出手段
で算出された補正値に基づいて前記バルブ開特性調整装
置の異常を判定してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブ開特性調整
装置を備えた内燃機関の制御装置に係り、特に、内燃機
関の運転状態に応じて吸気弁又は排気弁のバルブ開特性
を変更させるバルブ開特性調整装置の異常を判定する内
燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から内燃機関の吸気弁や排気弁に
は、バルブ開特性調整装置が備えられており、該バルブ
開特性調整装置は、アクチュエータ等の操作で油通路を
介する油圧によって作動調整され、該作動調整によって
吸気弁や排気弁の開閉タイミングが変更調整されるよう
になっている。そして、前記バルブ開特性調整装置は、
内燃機関の運転状態に基づいて目標となる進角値を設定
し、該設定進角値に基づいて制御量を算出して前記アク
チュエータ等を作動させて、吸気バルブや排気バルブの
開閉位置を調整しているものである。
【0003】このため、前記バルブ開特性調整装置の油
通路に、詰りやつぶれ等の異常が発生したり、該バルブ
開特性調整装置の作動部、例えばロータハウジングと内
部ロータ等との間のフリクションの増大等の異常が発生
すると、前記吸気弁や排気弁の開閉タイミングの応答性
に遅れが生じることになる。そこで、前記不具合に対処
するために、従来からバルブ開特性調整装置の異常を判
定することが行われている。例えば、特開平10-318002
号公報(USP6079381号明細書)には、バルブタイミング制
御装置の異常を、その応答性に基づき判定する手段が開
示されている。これは、吸気バルブまたは排気バルブの
いずれかに設けられた可変バルブタイミング制御機構に
おいて、可変バルブタイミング制御機構の応答性、又
は、可変バルブタイミング制御機構の作動に伴う内燃機
関の運転状態の変化の応答性に基づいて、可変バルブタ
イミング制御機構における異常の判定を行うものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関の
運転状態に基づいて目標となる進角値を設定し、該設定
進角値に基づいて制御量を算出して前記アクチュエータ
等を作動させて、吸気バルブや排気バルブの開閉位置を
調整しているバルブ開特性調整装置においては、前記不
具合により、その調整の応答性に遅れが生じた場合に
は、点火時期等に影響を及ぼすと共に、その他の運転状
態にも悪影響を及ぼしてしまうことになるので、その応
答性の遅れを改善することが必要となる。そこで、本出
願人においては、特願平11-229210号で、前記調整の応
答性の遅れを、制御量を補正することで、さらには、そ
の制御量の補正を学習することで、補償する制御装置を
備えることで、その調整の応答性を高めることを提案し
ている。
【0005】しかし、前記特願平11-229210号に所載の
バルブ開特性調整装置(バルブタイミング調整装置)の
制御装置においては、前記調整の応答性の遅れを制御量
を補正すること、さらには、学習することで、補償して
いるために、実際の制御においては、応答性の遅れが無
くなることで、バルブ開特性調整装置の調整の制御性は
改善されるが、前記従来技術(特開平10-318002号公報
所載の技術)の如く、応答性に基づいてバルブ開特性調
整装置の異常を判定するものでは、応答性の遅れが無く
なるので、的確に、バルブ開特性調整装置の異常を判定
することができないと云う新たな不具合が生じることに
なる。
【0006】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、バルブ開特性調整装
置の応答遅れを補償する内燃機関の制御装置において
も、油通路の詰りやつぶれ、フリクションの増大等の異
常が発生した場合に、的確にバルブ開特性調整装置の異
常を判定することができるバルブ開特性調整装置を備え
た内燃機関の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係るバルブ開特性調整装置を備えた内燃機関の
制御装置は、基本的には、吸気バルブ及び/又は排気バ
ルブの開特性調整装置を備えたものであって、前記バル
ブの目標進角値を算出する手段と、前記バルブの実進角
値を算出する手段と、前記バルブ開特性調整装置の駆動
出力を算出する駆動出力算出手段と、前記目標進角値と
前記実進角値とに基づいて前記駆動出力を補正する補正
値を算出する補正値算出手段と、前記バルブ開特性調整
装置の異常を判定する異常判定手段とを備え、該異常判
定手段が、前記補正値算出手段で算出された補正値に基
づいて前記バルブ開特性調整装置の異常を判定すること
を特徴としている。
【0008】本発明は、前記構成の如く、バルブ開特性
調整装置の駆動出力を補正する補正値に基づいて該バル
ブ開特性調整装置の異常を判定する構成としたので、バ
ルブ開特性調整装置の応答遅れを補償する機能を備えた
内燃機関の制御装置であっても、的確にバルブ開特性調
整装置の異常を判定することができる。そして、本発明
に係るバルブ開特性調整装置を備えた内燃機関の制御装
置の具体的な態様は、前記補正値算出手段が、前記補正
値を学習する学習手段を備え、前記異常判定手段が、前
記学習手段により学習された補正値に基づいて異常を判
定し、前記駆動出力算出手段が、前記学習した補正値に
基づいて駆動出力を補正することを特徴としている。
【0009】また、本発明に係るバルブ開特性調整装置
を備えた内燃機関の制御装置の他の具体的な態様は、前
記補正値を学習する学習手段が、前記バルブ開特性調整
装置の作動を開始する駆動出力を学習する作動開始駆動
出力学習手段と、前記バルブ開特性調整装置が作動しな
い停止時の駆動出力を学習する停止駆動出力学習手段と
を備えていることを特徴としている。
【0010】更に、本発明に係るバルブ開特性調整装置
を備えた内燃機関の制御装置の他の具体的な態様は、前
記制御装置が、前記駆動出力算出手段で算出された駆動
出力が所定置のとき、前記バルブ開特性調整装置の前記
実進角値の検出値に基づいて前記バルブ開特性調整装置
の異常を判定する他の異常判定手段を備えていることを
特徴としている。
【0011】更にまた、本発明に係るバルブ開特性調整
装置を備えた内燃機関の制御装置の他の具体的な態様
は、前記制御装置が、前記他の異常判定手段によって前
記バルブ開特性調整装置が異常であると判定したときに
は、前記異常判定手段による異常の判定を実質的に禁止
する禁止手段を備えたことを特徴とし、前記制御装置
が、センサ系の信号位置を検出する位置検出手段と、該
位置検出手段の検出値に基づいて前記センサ系の異常を
判定するセンサ系異常判定手段とを備え、該センサ系異
常判定手段で異常であると判定した場合は、前記異常判
定手段及び/又は前記他の異常判定手段の異常判定を実
質的に禁止する他の禁止手段を備えたことを特徴として
いる。
【0012】更にまた、本発明に係るバルブ開特性調整
装置を備えた内燃機関の制御装置の他の具体的な態様
は、前記異常判定手段、前記他の異常判定手段、あるい
は、前記センサ系異常判定手段が、異常と判定した場合
には、バルブ開特性調整装置の調整を実質的に禁止する
ことを特徴とし、前記制御装置が、前記異常判定がされ
た場合に、故障コードを記憶する故障コード記憶手段と
異常を警告する異常警告手段の内の少なくともいずれか
一方を備えていることを特徴とし、前記制御装置が、前
記バルブ開特性調整装置の開特性の位相を変化させるこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係るバ
ルブ開特性調整装置を備えた内燃機関の制御装置の一実
施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態の
バルブ開特性調整装置を備えた内燃機関の全体のシステ
ム構成を示したものである。内燃機関100は、複数の
気筒を備え、それぞれの気筒1には、点火プラグ3とイ
グナイタ内蔵のプラグトップコイル21が配置されると
ともに、可変バルブタイミング調整装置(バルブ開特性
調整装置)31を介してアクチュエータであるオイルコ
ントロールバルブ(OCV)4によって駆動制御される
吸気弁2と、カム駆動の排気弁60とが設けられてお
り、気筒1には、吸気管5と排気管6とが接続されてい
る。
【0014】吸排気系は、エアクリーナ7を介して導入
された空気が、ターボチャージャ8,インタークーラ
9,電子制御スロットル弁10を経て、前記吸気管5か
ら気筒1内に供給される。気筒1で燃焼した排ガスは、
排気弁60から排気管6を通り、触媒19に導かれて浄
化された後に排出される。燃料供給系は、燃料タンク1
2、フューエルポンプ13、燃料配管14、フィルタ1
5、プレッシャレギュレータ16、キャニスタ17とか
らなり、前記燃料タンク12内の燃料は、燃料配管14
を介してインジェクタ(燃料噴射弁)11に供給され、
該インジェクタ11から吸気管5内に噴射される。
【0015】内燃機関100の運転状態を検知するため
に、気筒1には、吸気弁2の開閉位置を検知するカム角
センサ23、排気弁60の開閉位置等を検知するクラン
ク角センサ24、水温センサ25が各々の適宜位置に配
置されており、吸気管5の管路には、内燃機関の負荷状
態を検知するための圧力センサ28、吸気温センサ2
7、スロットルセンサ26が配置されている。排気管6
の管路には、サーモヒューズ18,触媒19の上流側に
おいて排ガス中の酸素濃度を測定し、気筒1に供給され
た混合気の空燃比を検知するO2センサ20が配置され
ている。
【0016】また、内燃機関100には、制御装置22
が配置され、該制御装置22は、カム角センサ23、ク
ランク角センサ24、水温センサ25、スロットルセン
サ26等の各種センサからの検出信号及びエンジン回転
数信号等を取り込み、取り込んだ検出信号に基づき演算
し、吸気弁2の開閉タイミングの変更を行う可変バルブ
タイミング調整装置31を駆動するアクチュエータ(O
CV)4に駆動Duty信号を出力するとともに、燃料噴射
弁11及び点火プラグ3等に、燃料の噴射時期・噴射
量、点火時期等の駆動Dutyを出力して、気筒1内に空気
と燃料とを供給すると共に、点火プラグ3を点火させ
る。
【0017】図2と図3は、可変バルブタイミング調整
装置(バルブ開特性調整装置)31の構造の一部とアク
チュエータ(OCV)4とを説明したものでる。アクチ
ュエータ(OCV)4は、図3に示すように、加圧され
た作動油を供給するオイルポンプ46に供給通路47を
介し接続され、アクチュエータ(OCV)4に供給され
た作動油は、第1油通路48と第2油通路49を介し、
可変バルブタイミング調整装置(バルブ開特性調整装
置)31のそれぞれの第1油圧室50と第2油圧室51
に接続されている。
【0018】アクチュエータ(OCV)4を制御するこ
とで、第1油圧室50と第2油圧室51への作動油の供
給量が調整され、図示しないタイミングベルトに接続さ
れたロータハウジング52に対して、図示しない吸気カ
ムと一体回転可能に固定された内部ロータ53を相対回
転することで、吸気弁2の開閉タイミングを調整するよ
うになっている。なお、可変バルブタイミング調整装置
31からの作動油は、排出油通路54を通って油タンク
55内に戻される。
【0019】ここで、油通路48、49のいずれか、も
しくは、両方に詰りやつぶれ等の異常が発生したり、作
動部、例えばロータハウジング52と内部ロータ53と
の間のフリクションの増大等の異常が発生した場合に
は、吸気弁2の開閉タイミングの応答性に遅れが生じ、
点火時期にずれが生じたり、その他の運転状態へ悪影響
を及ぼす可能性がある。そこで、前記不具合を防止する
ための補正制御について、以下説明する。
【0020】図4は、図1の本実施形態の制御装置22
における各制御手段を示した全体構成の制御ブロック図
である。被制御対象である吸気弁2は、アクチュエータ
(OCV)4によって駆動制御される可変バルブタイミ
ング調整装置31で開閉調整されるものである。前記吸
気弁2の開閉位置は、直接的には、カム角センサ23に
よって検出されるが、位置検出手段32では、カム角セ
ンサ23の検出信号及びクランク角センサ24の検出信
号に基づいて、クランク角センサ24の検出信号に対す
るカム角センサ23の検出信号(可変バルブタイミング
信号)の発生位置が検出される。
【0021】そして、前記検出値は、可変バルブタイミ
ング信号位置算出手段33、及び、イニシャルオフセッ
ト学習手段35により、可変バルブタイミング信号の信
号位置の認識及びオフセット量の学習がなされて、カム
角センサ23の信号位置を補正し、該補正値に基づいて
実進角値算出手段34で、可変バルブタイミング調整装
置31の実進角値RLVVTが算出される。
【0022】目標進角値算出手段36では、可変バルブ
タイミング調整装置31の目標進角値TAGVVTを算出し、
該目標進角値TAGVVT及び前記実進角値RLVVTは、目標偏
差算出手段37に出力されて、その目標偏差DEFCAが算
出され、速度補正算出手段39に出力する。該速度補正
算出手段39は、この目標偏差DEFCAの推移とエンジン
回転数及び水温とから速度補正分の駆動Dutyを算出し、
速度補正VVTPを求める。前記実進角値RLVVTは、カム移
動速度算出手段38にも出力されて、該実進角値RLVVT
の変化からカム移動速度SPOCVが算出される。
【0023】そして、目標偏差DEFCAと、速度補正VVTP
と、カム移動速度SPOCVとが、補正値算出手段40に出
力される。該補正値算出手段40は、動作開始Duty学習
手段41aと停止Duty学習手段41bとを備えている。
動作開始Duty学習手段41aでは、カム移動速度に基づ
いて学習して、次回の動作開始Dutyに反映する。つま
り、詳細は後述するが、動作開始Dutyを学習すること
で、応答性の遅れを補償することができる。このため、
応答性に基づいたバルブ開特性調整装置の異常判定をす
ることができないため後述する異常判定手段が必要とな
る。
【0024】また、該動作開始Duty学習手段41aは、
動作開始Dutyから進角側への動作開始Duty KLDTYAと、
遅角側への動作開始Duty KLDTYRとの両方を求めて停止D
uty学習手段41bが出力され、OCV4が動かない信
号、すなわち停止Dutyを学習する。この停止Dutyの学習
結果は、前記進角側への動作開始Duty KLDTYAと前記遅
角側への動作開始Duty KLDTYRとの基準位置である停止D
uty学習値VVTIになる。
【0025】さらに、駆動出力算出手段42にて、前記
進角側への動作開始Duty KLDTYAまたは前記遅角側への
動作開始Duty KLDTYRから求めた動作開始Duty学習値KLD
TYと、停止Duty学習値VVTIと、速度補正VVTPとに、基本
Duty算出手段30でエンジン回転数と水温とから求める
基本Dutyを加えることによって、OCV4の出力駆動Du
ty VVTDTYVが求められる。このように、OCV4の動作
開始Duty及び停止Dutyが学習され、目標進角値TAGVVTの
動きに対して、速度補正VVTPが加わり、実進角値RLVVT
は、前記目標進角値TAGVVTに追従して動作する構成とな
っている。
【0026】図5は、前記補正値算出手段40の動作開
始Duty学習手段41aの学習値に基づいてバルブ開特性
調整装置31の異常を判定するブロック図を示し、第一
異常判定手段43を備えており、その詳細を以下に説明
する。
【0027】図6は、出力Dutyと動作速度との関係にお
ける動作開始Dutyと停止Dutyとの位置関係を示したもの
であり、図7は、前記関係の動作図で、出力Dutyと実進
角値との関係を示したものである。図6に示すように、
前記バルブ開特性調整装置31が正常な場合には、動作
速度と出力Dutyの関係は特性A(実線)を示している。
一方、油通路等に詰りやつぶれ、作動部のフリクション
の増大等の異常が発生した場合、応答性の遅れが生じ、
例えば特性B(点線)を示す。このときの動作におい
て、正常な場合の実進角値の変化は、図7の曲線aとな
り、そのときの出力Dutyはa'を示すことになる。一
方、応答性の遅れが発生した場合には、応答性を補償し
ない制御においては、実進角値は、図7の曲線bとな
る。
【0028】ここで、図7の曲線bのような応答性の遅
れを補償するために、b'に示す出力Dutyを与える。つ
まり、目標進角値を与えても、実進角値に所定時間動き
がない場合には、前記動作開始Dutyを所定時間毎に実進
角値が動くまで所定値増加させ学習し、次回の動作開始
Dutyとして反映する。これにより、次回からの応答性が
補償され、応答遅れが生じた曲線bは曲線cのように補
正され、正常な曲線aに近づくことになる。このとき、
補正された曲線cは正常時の曲線aと類似し、異常判定
が困難になる。
【0029】しかしながら、学習値である動作開始Duty
に基づき、つまり、進角側動作開始Duty KLDTYAまたは
遅角側動作開始Duty KLDTYRの少なくともいずれか一方
の動作開始Dutyが所定値より大きければ、第一異常判定
手段43により、油通路等の詰りやつぶれ、動作部のフ
リクションの増大等、バルブ開特性調整装置に何らかの
異常が発生したと的確に判定することができる。
【0030】次に、その他の学習値に基づいた異常を判
定する手段について説明する。図8は、停止Duty学習手
段41の学習値に基づいてバルブ開特性調整装置31の
異常を判定するブロック図を示し、第二異常判定手段4
4を備えており、その詳細を以下に説明する。
【0031】図9は、出力Dutyと動作速度との関係にお
ける動作開始Dutyと停止Dutyとの位置関係からの異常判
定を示す図である。前記学習された進角側動作開始Duty
と遅角側動作開始Dutyの中立な点を算出し、それを停止
Dutyとして学習する。前記バルブ開特性調整装置31の
構造等の違いにより、図9の正常時の特性C(実線)に
対して、特性D、E(点線)のような故障モードも想定
されるが、前記停止Dutyに基づき、つまり、第二異常判
定手段43により前記停止Dutyが所定値よりも大きい
か、又は小さいかを算出することで、バルブ開特性調整
装置31に何らかの異常が発生したと判定することがで
き、前記故障モードにおいても、的確に異常を判定する
ことができる。
【0032】そして、図8の異常判定の制御ブロック図
の第二異常判定手段44により前記異常判定の演算を行
うものである。このように、前記動作開始Dutyや停止Du
tyが学習されることで、バルブ開特性調整装置31にお
いての応答遅れが補償され、応答遅れに基づいた異常の
判定がしにくくなる。しかしながら、制御量の学習値す
なわち動作開始Dutyまたは停止Duty等に基づいて異常を
判定することで、応答性を補償してしまうような制御に
おいても、的確にバルブ開特性調整装置31の異常を判
定することができる。前記実施例では、動作開始Dutyや
停止Dutyの学習値に基づいて異常を判定しているが、そ
れに限定するものではない。以下、他の実施例について
説明する。
【0033】図10は、OCV4のPI補正量と実進角
値との動作図である。図10の実進角値の線aが正常な
場合の実進角値とし、該実進角値aに対して、詰まりや
つぶれ、作動部のフリクションの増大等による曲線bに
示すような応答性の遅れが生じた場合、目標速度と実速
度の偏差に対して、いわゆるPI補正となる次式(1)
〜(4)により算出されるVC(曲線d)を与える。
【0034】
【数1】 偏差△=目標速度−実速度 (1) P分 :VCp=Kp△ (2) I分 :VCi=ΣKi△ (3) 補正量:VC=VCp+VCi (4)
【0035】この場合、曲線cに示すようにある程度の
速度の遅れをPI補正により補償することができる。つ
まり補正値により応答性が補償されることになる。しか
し、このような応答性を補償する制御においても、前記
PI補正の補正値VC等に基づいて判定が可能である。
すなわち、VC>所定値、あるいは、VCi>所定値、
であるなら、バルブ開特性に異常が発生したと判定でき
る。
【0036】図11は、イニシャルオフセット学習手段
35の学習値に基づいてバルブ開特性調整装置31の異
常を判定するブロック図を示し、第三異常判定手段45
を備えており、該第三異常判定手段45は、駆動出力算
出手段42から所定の出力Dutyを出力したとき(例えば
最進角や最遅角である状態)、実開特性検出手段の一つ
である実進角値算出手段34の検出値に基づいて、バル
ブ開特性調整装置31の異常を判定する。そこで、前記
異常判定手段45について説明する。
【0037】図12は、バルブ開特性調整装置31のイ
ニシャルオフセット量の学習を説明したものである。イ
ニシャルオフセット学習手段35では、クランク角セン
サ24及びカム角センサ23の機械的な組付け誤差を吸
収するために、実進角値算出手段34に基づき基準信号
オフセット量を学習している。
【0038】可変バルブタイミング調整装置31が確実
に最遅角の状態において、実進角量が0°であれば、ク
ランク角センサ信号と可変バルブタイミング調整装置信
号の各イニシャル位置間を基準信号オフセット量とする
ものであるが、組付け寸法の公称値は22.5°であっ
ても、部品寸法公差及び組付け公差が存在し、その可変
バルブタイミング調整装置信号の発生位置は、前記公称
値に対してプラス若しくはマイナス方向に存在する。
【0039】従って、まず最初に、基準信号オフセット
量である組付け公称値22.5°に対してマイナス側
(図の遅角側)の値をセットし、この位置から進角側
に向けて、、の順に後述する可変バルブタイミン
グ調整装置信号オフセット量CAOFSを持ち上げて変化さ
せる。そして、該オフセット量CAOFSを変化させる毎に
実進角値を演算し、前記最遅角状態で実進角量が0°と
なった位置までを前記基準信号オフセット量としてい
る。すなわち、クランク角センサ信号のイニシャル位置
から可変バルブタイミング信号のイニシャル位置までの
値を可変バルブタイミング信号のイニシャル学習オフセ
ット量caofsbとし、該オフセット量caofsbを用いて実進
角量を演算することによって、前記組付け誤差分を取り
除いている。
【0040】ここで、前記オフセット量caofsbが所定範
囲外にある場合、バルブ開特性調整装置31に何らかの
異常が発生したことを前記第三異常判定手段45で判定
する。前記第三の異常判定手段45により、異常と判定
された場合は、前記第一異常判定手段43による異常判
定を実質的に禁止する。
【0041】また、位置検出手段32の検出値に基づ
き、例えば、カム角センサ23とクランク角センサ24
の検出値の位相が所定範囲外、あるいは、カム角センサ
23とクランク角センサ24の信号を検出できない等に
よりセンサ系の異常を判定する。これにより、センサ系
の異常と判定した場合には、前記第一異常判定手段43
と前記第三異常判定手段45を実質的に禁止している。
更にまた、前記記載の異常判定に関し、夫々の異常判定
に対応した故障コードを準備し、また、異常を警告する
ために、前記異常判定がなされた場合には、図示されて
いない警告灯を点灯させる。
【0042】図13は、前記した本実施形態の異常判定
の各実施例を組み合わせた制御フローチャートである。
まずステップS80では、診断条件1(バッテリ電圧が
所定値以上、始動後所定時間経過等)が成立したか否か
を判定する。診断条件1が成立ならば、ステップS81
でクランク角センサ24やカム角センサ23等のセンサ
系に異常がないか否かをチェックし、異常が無ければ、
ステップS82に進み、該ステップS82で、NGフラ
グ1=0とし、ステップS83に移行する。異常があっ
た場合は、ステップS89に移行し、NGフラグ1=1
とする。
【0043】次に、ステップS83で、診断条件2(イ
ニシャル学習正常終了)が成立したか否かを判定し、成
立ならば、ステップS84に移行し、第三異常判定手段
45で異常判定を実行する。ステップS84で、異常判
定がされなければ、NGフラグ2=0とし、ステップS
86に移行する。ステップS84で、異常判定がなされ
た場合は、ステップS91で、NGフラグ2=1とす
る。
【0044】更に、ステップS86で、診断条件3(診
断に適した条件、例えば、始動後所定時間経過、急加速
時でない等)が成立したか否かを判定し、成立ならば、
ステップS87に移行し、第一異常判定手段43もしく
は第二異常判定手段44を実行する。ステップS87
で、異常判定がされなければ、NGフラグ3=0とし、
ステップS96に移行し、警告ランプを消灯し、本ルー
チンを終了する。異常判定がなされた場合は、ステップ
S93で、NGフラグ3=1とする。ステップS89、
S91、S93で、NGフラグ=1となった場合は、そ
れぞれのNGコードをステップS90、S92、S94
で記憶し、ステップS95に移行して警告ランプを点灯
する。以上、本発明のいくつかの実施例を備えた実施形
態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発
明の精神を逸脱することなく、設計において種々の変更
ができるものである。
【0045】例えば、前記実施形態では、吸気バルブの
バルブ開特性調整装置について記載したが、排気バルブ
であっても、適用できるものであることは明らかであ
り、前記実施形態の応答性とは、可変バルブタイミング
調整装置の応答性であるが、運転状態変化に基づいて判
断されるものであってもよい。
【0046】また、本実施形態においては、可変バルブ
タイミング調整装置に関して記載したが、可変バルブリ
フト制御装置であっても良いものである。更に、補正量
の学習値や補正値に基づいてバルブ開特性調整装置の異
常を判定する手段についてのいくつかの実施例を説明し
たが、これらの実施例に限定するものではなく、内燃機
関の制御の他の値に基づいても、バルブ開特性調整装置
の異常を判定することができるものである。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る内燃機関の制御装置は、バルブ開特性調整装置
の駆動出力を補正する補正値に基づいて該バルブ開特性
調整装置の異常を判定する構成としたので、バルブ開特
性調整装置の応答遅れを補償する機能を備えた内燃機関
の制御装置であっても、的確にバルブ開特性調整装置の
異常を判定することができる。また、バルブ開特性調整
装置の調整に必要な実進角値のイニシャル学習オフセッ
ト量を検証することによっても、バルブ開特性調整装置
の異常を容易に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のバルブ開特性調整装置を
備えた内燃機関の全体のシステム構成図。
【図2】図1のバルブ開特性調整装置の一部の機構構成
図。
【図3】図2のバルブ開特性調整装置の調整操作するア
クチュエータと各油通路との構成図。
【図4】図1のバルブ開特性調整装置の制御装置の制御
ブロック図。
【図5】図4の制御装置の第一異常判定手段の制御ブロ
ック図。
【図6】図5の第一異常判定手段の説明用の動作開始Du
tyと停止Dutyの関係図。
【図7】図5の第一異常判定手段の説明用の出力Dutyと
実進角値の関係図。
【図8】図4の制御装置の第二異常判定手段の制御ブロ
ック図。
【図9】図8の第二異常判定手段の説明用の動作開始Du
tyと停止Dutyの関係図。
【図10】図4の制御装置のPI補正量と実進角値の動
作関係図。
【図11】図4の制御装置の第三異常判定手段の制御ブ
ロック図。
【図12】図11の第三異常判定手段の説明用のバルブ
開特性調整装置のイニシャル学習オフセット量の学習説
明図。
【図13】図4の制御装置の異常判定の各実施例を組み
合わせた制御フローチャート。
【符号の説明】
2 吸気弁 4 アクチュエータ(OCV) 22 制御装置 23 カム角センサ 24 クランク角センサ 31 バルブ開特性調整装置(可変バルブタイミング
調整装置) 32 位置検出手段 33 可変バルブタイミング信号位置算出手段 34 実進角値算出手段 35 イニシャルオフセット学習手段 36 目標進角値算出手段 37 目標偏差算出手段 38 カム移動速度算出手段 39 速度補正算出手段 40 補正値算出手段 41a 動作開始Duty学習手段 41b 停止Duty学習手段 42 駆動出力算出手段 43 第一異常判定手段 44 第二異常判定手段 45 第三異常判定手段 100 内燃機関
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01L 1/34 F01L 1/34 Z 13/00 301 13/00 301Y F02D 13/02 F02D 13/02 G (72)発明者 高久 豊 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 石倉 久嗣 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 大崎 悟 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 3G018 AB07 AB17 BA29 BA33 CA20 DA70 DA74 EA02 EA11 EA17 EA22 EA24 EA35 FA01 FA07 GA39 GA40 3G084 BA23 BA33 DA27 DA30 DA31 EA03 EB17 EB19 EB20 EB22 EC06 FA02 FA10 FA11 FA20 FA29 FA33 FA38 FA39 3G092 AA01 AA11 AA18 AB02 DA01 DA09 DG05 EA03 EA04 EA14 EA22 EA25 EC05 EC08 EC09 FB02 FB03 FB06 HA04Z HA05Z HA06Z HA13Z HB01X HB02X HC09X HD05Z HE01Z HE03Z HE04Z HE08Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気バルブ及び/又は排気バルブの開特
    性調整装置を備えた内燃機関の制御装置において、 該制御装置は、前記バルブの目標進角値を算出する手段
    と、前記バルブの実進角値を算出する手段と、前記バル
    ブ開特性調整装置の駆動出力を算出する駆動出力算出手
    段と、前記目標進角値と前記実進角値とに基づいて前記
    駆動出力を補正する補正値を算出する補正値算出手段
    と、前記バルブ開特性調整装置の異常を判定する異常判
    定手段と、を備え、 該異常判定手段は、前記補正値算出手段で算出された補
    正値に基づいて前記バルブ開特性調整装置の異常を判定
    することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記補正値算出手段は、前記補正値を学
    習する学習手段を備え、前記異常判定手段は、前記学習
    手段により学習された補正値に基づいて異常を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 駆動出力算出手段は、前記学習した補正
    値に基づいて駆動出力を補正することを特徴とする請求
    項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記補正値を学習する学習手段は、前記
    バルブ開特性調整装置の作動を開始する駆動出力を学習
    する作動開始駆動出力学習手段を備えていることを特徴
    とする請求項2又3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記補正値を学習する学習手段は、前記
    バルブ開特性調整装置が作動しない停止時の駆動出力を
    学習する停止駆動出力学習手段を備えていることを特徴
    とする請求項2又3に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、前記駆動出力算出手段
    で算出された駆動出力が所定値のとき前記バルブ開特性
    調整装置の前記実進角値の検出値に基づいて前記バルブ
    開特性調整装置の異常を判定する他の異常判定手段を備
    えていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、前記他の異常判定手段
    によって前記バルブ開特性調整装置が異常であると判定
    したときには、前記異常判定手段による異常の判定を実
    質的に禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする請求
    項6記載の内燃機関の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御装置は、センサ系の信号位置を
    検出する位置検出手段と、該位置検出手段の検出値に基
    づいて前記センサ系の異常を判定するセンサ系異常判定
    手段とを備え、該センサ系異常判定手段で異常であると
    判定した場合は、前記異常判定手段及び/又は前記他の
    異常判定手段の異常判定を実質的に禁止する他の禁止手
    段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    一項に記載の内燃機関の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記異常判定手段、前記他の異常判定手
    段、あるいは、前記センサ系異常判定手段が、異常と判
    定した場合には、バルブ開特性調整装置の調整を実質的
    に禁止することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
    一項に記載の内燃機関の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記制御装置は、前記異常判定がされ
    た場合に、故障コードを記憶する故障コード記憶手段と
    異常を警告する異常警告手段の内の少なくともいずれか
    一方を備えていることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  11. 【請求項11】 前記制御装置は、前記バルブ開特性調
    整装置の開特性の位相を変化させることを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれか記載の内燃機関の制御装置。
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