JP4594298B2 - 高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物、医薬組成物におけるその使用のための該組成物の調製方法、および活性成分としてそれを含む医薬組成物に関する。
フォンダパリヌクスナトリウム、すなわち、式I:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル O−2−デオキシ−6−O−スルホ−2−(スルホアミノ)−α−D−グルコピラノシル−(1→4)−O−β−D−グルコピラヌロノシル−(1→4)−O−2−デオキシ−3,6−ジ−O−スルホ−2−(スルホアミノ)−α−D−グルコピラノシル−(1→4)−2−O−スルホ−α−D−グルコピラノシル−(1→4)−O−2−O−スルホ−L−イドピラヌロシル−(1→4)−2−デオキシ−6−O−スルホ−2−(スルホアミノ)−α−D−グルコピラノシド・10ナトリウム塩は、非常に強力な抗第Xa因子(抗Xa)活性および非常に有利な抗血栓特性を有する化合物である。1728の分子量を有するこの化合物は、血栓塞栓症の治療および予防において使用されるものであり、皮下投与される医療用医薬品(specialite)Arixtra(登録商標)における活性成分である。
この化合物は、EP 084 999および米国特許第4,818,816号に記載されている方法に従って得られる。フォンダパリヌクスナトリウムは50段階を超える工程を含む化学合成により誘導される。この方法により、フォンダパリヌクスナトリウムおよび他の近縁オリゴ糖からなる混合物である粗製フォンダパリヌクスナトリウムを得ることができる。陰イオン交換高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により評価されるこの混合物のフォンダパリヌクスナトリウム含有量は約70%である。
96.0%を超えない純度を有するフォンダパリヌクスナトリウムを得るためであっても、カラムクロマトグラフィーおよび沈殿によるいくつかの精製工程が必要である。
さらにまた、合成の工程数の多さが工業用バッチの規格化を非常に困難にしている。
フォンダパリヌクスナトリウムおよびその合成中間体の構造の複雑さを考えると、合成の過程において多くの不純物が生じ得る。さらに、作業条件のほんの僅かな変化が相当な量の近縁生成物を含む粗製フォンダパリヌクスナトリウムのバッチを生じる。抗第Xa因子活性を有しないか、または非常に僅かな活性しか有しないこれらの近縁生成物は、フォンダパリヌクスナトリウムに非常に類似している化学構造および物理化学的性質を有しており、上記の精製方法によって十分に除去することはできない。さらにまた、これらの生成物には、オートクレーブ処理のような方法により滅菌されると容易に分解してさらなる不純物を生成するものがあることが観察された。
医療用医薬品(specialite pharmaceutique)における活性成分であるフォンダパリヌクスナトリウムは、ある程度の品質基準および標準を満たさなければならず、特に、できる限り高い純度でなければならない。その結果、相当な量の近縁生成物を含む工業用バッチは、医療用医薬品の製造のために使用することができない。かくして、高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物、特に、工業的な量のかかる組成物、およびそれらを得る方法をもつことは重要である。
驚くべきことに、この度、粗製フォンダパリヌクスナトリウムを少なくとも1つの活性炭による精製工程で処理し、次いで、カラムクロマトグラフィーまたは沈殿/結晶化のような糖を精製するための1つまたはそれ以上の慣用の工程で処理することにより高純度のフォンダパリヌクスナトリウムを得ることできるということが見出された。これらは、主にフォンダパリヌクスナトリウム、および五糖または八糖のような他のオリゴ糖、特に近縁五糖からなる組成物であり、フォンダパリヌクスナトリウムを少なくとも97%含んでいる。
本発明によると、これらの組成物は、特に製薬の分野において、工業的見地から非常に価値のあるものである。それらは、医薬品の品質を満たすものであり、医薬品における活性成分として使用することができる。
驚くべきことに、単に活性炭の上を通過させることにより、非常に異なる含有量のフォンダパリヌクスナトリウムおよび近縁不純物を有する粗製フォンダパリヌクスナトリウムのバッチから十分に決定された構成の組成物を得ることができることも見出された。
活性炭は、長い間、気体および液体から不純物を除去するために使用されてきた。例えば、活性炭は廃水および飲料水を精製するために使用される。活性炭はまた、精製されるべき生成物と比べて非常に異なる構造をもつ微量の不純物を除去するために使用される。
糖誘導体の分野では、グルコシドを精製するために活性炭が使用されてきた。例えば、特許出願FR 2 557 139には、酵母を用いて溶液中の粗製グルコシドを精製するための方法が記載されており、単糖またはオリゴ糖還元糖を減少させることができる。この方法によれば、活性炭は、還元オリゴ糖を含まないグルコシドの水溶液を脱色および脱臭するために最終段階で使用される。
さらにまた、特許出願FR 2 732 024には、液相において活性炭を使用して、化学的に修飾されたシクロデキストリンを精製するための方法が記載されている。この方法によれば、特定の起源の活性炭だけ、特に石炭およびココナッツの殻から得られた活性炭だけがシクロデキストリンの化学的修飾の間に生成される有機不純物および残留反応溶媒を除去することができる。
精製されるべき物質と類似の構造を有する多量の不純物を処去することにより物質を精製することができる活性炭を用いる公知の方法はあまりない。例えば、活性炭および特定の物質を用いる2,6−ナフタレンカルボン酸の精製方法を記載している国際公開WO 01/16079が知られている。この方法は、合成から不純物、特に、1−ナフタレンカルボン酸および2−ナフタレンカルボン酸を除去することができる。この方法によれば、精製されるべき生成物の溶液を、活性炭を含有する吸収剤のマイクロビーズで濾過する。
本発明は、近縁オリゴ糖である不純物を低い割合で含有するものを包含する、高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物に関する。
EP 084 999および米国特許4,818,816号に記載されている方法に従って得られた精製フォンダパリヌクスナトリウムの陰イオン交換高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による分析およびλ=210nmでのUVによる検出により、近縁オリゴ糖であるいくつかの不純物を同定することができる。同定された主な不純物は以下のとおりである。
不純物A(フォンダパリヌクスナトリウムの保持時間に対する相対的な保持時間(Rrt)=0.8)
式II:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (2−アミノ−2−デオキシ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム β−D−グルコピラノシルウロナート)−(1→4)−(2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシロナート)−2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシド
不純物B(Rrt=0.93)
主に、式III:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム β−D−グルコピラノシルウロナート)−(1→4)−(2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2,3−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシルウロナート)−2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシドである不純物および式IV:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (2−デオキシ−2−ホルミルアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム β−D−グルコピラノシルウロナート)−(1→4)−(2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシルウロナート)−2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシドである不純物からなる混合物であり、後者は混合物中にあまり生じず、存在しないことがよくある。
不純物C(Rrt=1.2)
主に式V:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2−O−シクロヘキシルメチル−β−D−グルコピラノシルウロナート)−(1→4)−(2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシルウロナート)−2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシドからなる混合物である。
不純物D(Rrt=1.3)
式VI:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (ナトリウム 4−O−{ナトリウム 7−ヒドロキシ−2−オキソ−6−[(スルホナトオキシ)メチル]ヘキサヒドロ−4−H−ピラノ[3,4−d][1,3]オキサゾール−4−イル}−β−D−グルコピラノシルウロナート)−(1→4)−(2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシルウロナート)−2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシドである。
不純物E(Rrt=1.4)
式VII:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (3,4−ジ−O−[(2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム β−D−グルコピラノシルウロナート)−(1→4)−2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル]−2−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシルウロナート)−2−デオキシ−2−ナトリウムスルホアミノ−6−O−ナトリウムスルホナト−α−D−グルコピラノシドである。
不純物F(Rrt=1.5)
式VIII:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル−(1→4)−(ナトリウム β−D−グルコピラノシルウロナート)−(1→4)−(2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシルウロナート)−2−ベンズアミド−2−デオキシ−6−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシドである。
不純物G(Rrt=1.58)
式IX:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (2−デオキシ−2−ナトリウムスルホアミノ−6−O−ナトリウムスルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 3−O−シクロヘキシルメチル−β−D−グルコピラノシルウロナート)−(1→4)−(2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウムスルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシルウロナート)−2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシドである。
不純物H(Rrt=1.60)
式X:
Figure 0004594298
で示される化合物であるメチル (2−デオキシ−4−O−{ジナトリウム 3,4,8−トリヒドロキシ−11−オキソ−9−(スルホナトオキシ)−7−[(スルホナトオキシ)メチル]デカヒドロ−2H,5aH−ジピラノ[2,3−b:2,3−f][1,4]オキサゼピン−2−イル}−2−ナトリウム スルホアミノ−3,6−ジ−O−ナトリウム スルホナト−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−(ナトリウム 2−O−ナトリウム スルホナト−α−L−イドピラノシルウロナート)−2−デオキシ−2−ナトリウム スルホアミノ−6−O−スルホナト−α−D−グルコピラノシドである。
上記不純物は、マススペクトロメトリーおよび/またはNMRスペクトロメトリーにより同定された。
これらの化合物の吸光係数は正確に評価されていないが、粗製フォンダパリヌクスナトリウムにおけるまたは本発明のフォンダパリヌクスナトリウム組成物におけるこれらの化合物の量は、下記式にしたがってパーセント(%)として表される:
[Ai/Atotal]×100
i: 分析されるべき溶液について得られたクロマトグラムにて得られた近縁物質「i」に相当するピークの面積。
total: 試験溶液において観察されたピークの合計面積。
図1は、フォンダパリヌクスナトリウムの保持時間と比べたオリゴ糖不純物の保持時間を示す陰イオン交換HPLCクロマトグラムである。
本発明は、フォンダパリヌクスナトリウムを少なくとも97%、好ましくは少なくとも98%含有する高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物であって、残りの成分が近縁オリゴ糖であり、組成物中のフォンダパリヌクスナトリウムの量は決して100%にはならないと解される、高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物に関する。これらの組成物のうち、不純物Bの量が多くとも0.8%である組成物が好ましく、特に、後者の組成物のうち、不純物Dの量が多くても1.0%、好ましくは0.5%であるものが好ましい。
本発明は、特に、フォンダパリヌクスナトリウムを少なくとも98%含有する高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物であって、残りの成分が近縁オリゴ糖であり、組成物中のフォンダパリヌクスナトリウムの量は決して100%にはならないと解され、不純物Bの量が多くても0.8%であり、不純物Cの量が多くても1.0%であり、不純物Dの量が多くても0.5%である、高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物に関する。これらの組成物のうち、不純物Bの量が多くても0.8%であり、不純物Cの量が多くても0.6%であり、不純物BおよびC以外の近縁オリゴ糖不純物の各々の量が多くても0.3%である組成物が好ましい。
本発明はまた、特に、フォンダパリヌクスナトリウムを少なくとも98%含有する高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物であって、残りの成分が近縁オリゴ糖であり、組成物中のフォンダパリヌクスナトリウムの量は決して100%にはならないと解され、不純物Bの量が多くても0.8%であり、不純物Dの量が多くても0.5%であり、不純物BおよびD以外の近縁オリゴ糖不純物の各々の量が多くても0.3%である、高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物に関する。これらの組成物のうち、不純物Dの量が多くても0.3%である組成物が好ましく、不純物Bの量が多くても0.5%であり、不純物Dの量が多くても0.3%である組成物が特に好ましい。
これらの組成物は全て、好ましくは、工業的な量、より正確には、5g〜8000g、例えば、10g、100g、500g、800g、1000g、2000gまたは5000gの量であり、粗製フォンダパリヌクスナトリウムから得ることができる。
上記のように、フォンダパリヌクスナトリウムは50段階を超える工程を含むオリゴ糖の化学合成により誘導される。この方法により、イオンHPLCにより純度約70%である粗製フォンダパリヌクスナトリウムを得ることができる。
本発明の組成物を得るために、該粗製フォンダパリヌクスに対して活性炭を作用させる。驚くべきことに、この工程により、存在する不純物、特に、フォンダパリヌクスナトリウムと類似の構造をもつが活性成分としてフォンダパリヌクスナトリウムを有する医療用医薬品を滅菌する種々の工程の間に非常に容易に分解する化合物である不純物Dの量を実質的に減少させることができる。
次いで、このようにして得られた組成物を、これまでオリゴ糖のために用いられてきた慣用の方法で、すなわち、カラムクロマトグラフィーおよびエタノール沈殿による精製を用いて、精製する。かくして、この活性成分の含有量が少なくとも97%である高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物が得られる。
少なくとも1つの活性炭による精製工程で処理されるフォンダパリヌクスナトリウムの組成物もまた本発明の一部である。
本発明はまた、少なくとも1つの活性炭による精製工程を含む、フォンダパリヌクスナトリウムの精製方法にも関する。
本発明の組成物を得るために使用される活性炭は、植物(木、ピート、ココナッツの殻またはコーヒーの実)、鉱物(木炭、石炭または炭化水素)または動物(血液、骨など)のような種々の化合物から生成することができる。
活性炭といわれるこれらの炭は、蒸気の作用または化学的作用のいずれかにより活性化される。それにより生じる多孔度は該炭の吸収性を決定し、それにその有効性を与える。本発明によると、蒸気で活性化された植物起源の炭を使用するのが好ましい。Noritにより製造されるNorit A Supra Euro(登録商標)のタイプの植物炭が好ましい。
CECAにより提供される3S(登録商標)のタイプ、CECAにより提供されるCPL(登録商標)のタイプ、Noritにより提供されるGAC 1240(登録商標)のタイプ、またはCECAにより提供される4SCのタイプの活性炭もまた好ましい。
活性炭による精製は、エタノール沈殿の前または後で、水溶液中の粗製フォンダパリヌクスナトリウムに対して行うことができる。この活性炭による精製は、好ましくは、エタノール沈殿による最初の精製を行った後に行われる。
活性炭での処理は、粉末炭と一緒にバッチ系において、または、フィルタープレートに付着させた炭と一緒に動力学的系において、行うことができる。
動力学的系における処理が好ましい。
活性炭対フォンダパリヌクスナトリウムの割合は50%〜150%、好ましくは80%〜125%、特に100%である。
活性炭での処理またはフィルターでの動力学的系における処理の2つの場合において、該精製は、5℃〜50℃の温度、有利には15℃〜35℃の温度、好ましくは周囲温度で行われる。
精製されるべき粗製フォンダパリヌクスの溶液のpHは、必要ならば、5〜10、好ましくは7〜9に調整される。
最初の濾液および洗液をプールし、1μm未満、有利には0.22μm未満の多孔度をもつ膜で濾過する。
本発明はまた、活性成分として本発明の精製フォンダパリヌクスナトリウム組成物を含む医薬組成物に関する。これらの組成物は、好ましくは、皮下投与または非経口投与のための注射液の剤形である。
以下の非限定的な実施例は本発明を説明する。
組成物におけるフォンダパリヌクスナトリウム価の測定
フォンダパリヌクスナトリウム価をイオンHPLCおよびλ=210nmでのUVによる検出により測定する。
高速液体クロマトグラフィーについて、以下のものを使用する:a)第4級アンモニウム官能基をもつラテックスマイクロビーズがグラフトされている高分子マトリックスが充填されている、長さ250mm、内径4mmの陰イオン交換カラム(Dionex Carbopac(登録商標)ref035391または等価物)およびb)分析用カラムとしての、同固定相が充填されている、長さ50mm、内径4mmの陰イオン交換プレカラム(Dionex Carbopac(登録商標)ref043096または等価物)。分析の間、カラム温度を30℃に維持する。
移動相として、移動相A(H2O 1000mlで1/10に希釈したジメチルスルホキシドの溶液150μl)および移動相B(H2O 1000mlに溶解したNaCl 117g)の混合物を使用する。
移動相の流速を1ml/分に調節し、以下の線勾配を使用した。
Figure 0004594298
系の一致は主要な不純物を含んでいる参照溶液を用いて評価する。基準クロマトグラムを図1に示す。
不純物B(Rrt=0.93)についてのピークおよびこのピークの直後に溶出するピークは、2つの異なるピークとして出現する。
不純物DについてのピークおよびRrt=1.29についてのピークは、2つの異なるピークとして出現する。
不純物G(Rrt=1.58)についてのピークおよび不純物H(Rrt=1.60)についてのピークは、2つの異なるピークとして出現する。
約10mg/mlの既知のフォンダパリヌクスナトリウム含有量を含むフォンダパリヌクスナトリウム組成物の溶液を参照溶液(RS)として使用する。H2O 10ml中に分析されるべき組成物100mgを含有する溶液を試験溶液(S2)として使用する。
水および溶媒を含まない分析されるべき組成物中のフォンダパリヌクスナトリウムの濃度は、下記式に従って算出される。
Cref(a) × [S(a)/Sref(a)] × V/m × 100 × [100/100 − (E+S)]
ここで、
Cref(a): 参照溶液RS中のフォンダパリヌクスナトリウムの濃度(mg/ml)
S(a)およびSref(a): それぞれ試験溶液S2および参照溶液RSを用いて得られたフォンダパリヌクスナトリウムのピークの面積
V: 試験溶液S2を調製するための試験試料を溶解するための体積(ml)
m: 試験溶液S2を調製するための分析されるべき物質についての試験試料
W: 分析されるべき物質の含水率(%)
S: 分析されるべき物質の溶媒含有率(%)
水および溶媒を含まない分析されるべき組成物の分析されるべき溶液中の近縁物質の含有率は下記式に従って算出される。
[Ai/Atotal] × 100
ここで、
i: 試験溶液S2を用いて得られたクロマトグラムについて観察された近縁物質「i」に相当するピークの面積
total: 試験溶液S2において観察されたピークの合計面積
実施例1
本発明の組成物の調製
工程A: 粗製フォンダパリヌクスナトリウムの精製 − 撹拌バッチ式木炭処理
撹拌バッチ式系における処理のために、粗製フォンダパリヌクスナトリウムを脱イオン水に、1リットル当たり純粋なフォンダパリヌクスナトリウム40〜60gの割合で溶解する。
この試験に用いられる粗製フォンダパリヌクスナトリウムのバッチはフォンダパリヌクスナトリウム71.4%を含有する。
不純物Aの量は1.5%に等しく、
不純物Bの量は1.7%に等しく、
不純物Cの量は0.7%に等しく、
不純物Dの量は1.6%に等しく、
不純物Fの量は4.5%に等しく、
不純物Gの量は0.3%に等しく、
不純物Hの量は0.5%に等しい。
該溶液のpHを7.6に調整する。
粗製フォンダパリヌクスナトリウムの塩の含有量は炭処理の作用を可能にする溶液中の導電率を保証するのに十分である。しかしながら、必要であれば、該導電率は粉末塩化ナトリウムを導入することにより30〜100mS/cmに調節してもよい。
植物炭(粉末Norit A Supra Euro(登録商標))を100%で加える。
媒質を2〜4時間、好ましくは3時間撹拌し、次いで、濾過する。
次いで、該炭を導電率50mS/cmの水/塩化ナトリウムの溶液で洗浄する。
この洗浄は最初に使用した溶液の体積の二等分の体積を用いて二段階で行われ、該炭を再度ペースト状にし、濾過する。
次いで、最初の濾液および洗液をプールし、多孔度0.22mmの膜で濾過する。
かくして得られた組成物はフォンダパリヌクスナトリウムを94%含有する。
不純物Aの量は0.1%未満であり、
不純物Bの量は0.6%と等しく、
不純物Cの量は0.1%未満であり、
不純物Dの量は0.2%と等しく、
不純物Fの量は0.1%未満であり、
不純物Gの量は0.1%未満であり、
不純物Hの量は0.1%未満である。
収率:90%。
工程B: 陰イオン交換クロマトグラフィーによる精製
前の工程で得られたフォンダパリヌクスナトリウム組成物を、次いで、Sepharose Q Fast Flowカラムにて陰イオン交換クロマトグラフィーにより精製する。該カラムを0.2M塩化ナトリウム(NaCl)で平衡させる。フォンダパリヌクスナトリウム組成物を水に溶解し、水またはNaClを用いて導電率を20mS/cm未満に調節する。
精製されるべき生成物をゲル1リットル当たりフォンダパリヌクスナトリウム15gの割合で添加する。カラム供給ラインを0.2M NaClですすぎ、次いで、該カラムを0.46M NaCl溶液で洗浄し、弱く荷電した不純物を除去することができる。
次いで、フォンダパリヌクスナトリウムを0.8M NaCl溶液で溶離し、次いで、該カラムを再生させ、高く荷電した不純物を2.00M NaCl溶液で脱着させる。
フラクションを分析し、95%よりも高いかまたはそれに等しい純度をもつフラクションをプールする。
フォンダパリヌクスナトリウムを含有する精製溶液を濃縮して20〜70g/lのフォンダパリヌクスナトリウムを含有する溶液を得る。水またはNaClを使用して導電率を45〜90mS/cmに調節する。かくして得られた溶液をマイクロフィルトレーション膜で濾過し、次いで、1:5(V/V)の比率でエタノールと混合する。
かくして、沈殿により以下の特徴を有する高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物が得られる:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 99.8%を超える
不純物A含有量 0.1%未満
不純物B含有量 0.2%未満
不純物C含有量 0.1%未満
不純物D含有量 0.1%未満
不純物F、GおよびHの含有量 0.1%未満
累積収率: 90.4%
実施例2
カラムクロマトグラフィーおよび沈殿による粗製フォンダパリヌクスナトリウムの精製(炭での精製を用いない)
工程A
試験するために使用する粗製フォンダパリヌクスのバッチは実施例1に記載されているものである。
このバッチを、実施例1の工程Bに記載した条件に従ってカラムクロマトグラフィーにより精製した。
工程B
この精製の次に、以下の条件に従ってSepharose Q Fast Flowカラムで2度目の精製を行った:
該カラムを0.4M NaCl溶液で平衡させた。精製されるべきフォンダパリヌクスナトリウム組成物を水で希釈し、水またはNaClを用いて導電率を35mS/cm未満に調節した。このフォンダパリヌクスナトリウム溶液をゲル1リットル当たりフォンダパリヌクスナトリウム12〜15gの割合で添加した。
カラム供給ラインを0.4M NaClですすぎ、次いで、該カラムを0.48M NaCl溶液ですすいだ(弱く荷電した不純物の脱着)。次に、該フォンダパリヌクスを0.75M NaCl溶液で溶離し、次いで、カラムを再生し、高く荷電した不純物を2.00M NaCl溶液で脱着した。
種々のフラクションを分析し、95%を超えるかまたはそれに等しい純度を有するものをプールした。
次に、ナノフィルトレーションを行い、その後、マイクロフィルトレーションを行い、次いで、実施例1の工程Bに記載した沈殿を行った。
かくして得られたフォンダパリヌクスナトリウム組成物は以下の特徴を有する:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 96.0%
不純物A含有量 0.1%未満
不純物B含有量 0.2%未満
不純物C含有量 0.7%
不純物D含有量 1.4%
不純物F含有量 1.2%
不純物G含有量 0.2%未満
不純物H含有量 0.6%
累積収率 88.5%
実施例3
本発明の組成物の調製
工程A: 粗製フォンダパリヌクスナトリウムの精製 − 活性炭による動力学的処理
動力学的処理に関して、粗製フォンダパリヌクスナトリウムを含有する溶液の調製方法は実施例1の工程Aに記載されている方法と同一である。使用されるフォンダパリヌクスナトリウムの溶液は脱イオン水1リットル当たり50gのフォンダパリヌクスナトリウム濃度を有する。pHを5〜10に調整し、該溶液の導電率を30〜100mS/cmに調整する。
この場合、2枚のセルロースプレート(CUNOフィルター)の間で樹脂型アジュバントを使用して活性炭をフィルター中に固定する。フィルターを通るパーコレーションの流速は1000リットル/時/m2である。該溶液を2時間再循環させる。
導電率50mS/cmをもつNaCl溶液の、使用される初期体積の80%に相当する体積を用いて洗浄を行う。3回連続洗浄を行う。
次に、最初の濾液および洗液をプールし、1μm未満の多孔度をもつ膜で濾過する。
この試験のために使用される粗製フォンダパリヌクスナトリウムのバッチはフォンダパリヌクスナトリウムを73%含有している。
不純物Aの量は3.9%に等しく、
不純物Bの量は3.0%に等しく、
不純物Cの量は0.7%に等しく、
不純物Dの量は0.9%に等しく、
不純物Fの量は0.3%に等しく、
不純物Gの量は0.4%に等しく、
不純物Hの量は0.3%である。
他の同定されない近縁オリゴ糖の量: 約1%
活性炭での処理の後、フォンダパリヌクスナトリウム組成物は以下のとおりである:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 90.7%
不純物A含有量 0.2%未満
不純物B含有量 2.1%
不純物C含有量 0.2%未満
不純物D含有量 0.3%
不純物F含有量 0.1%未満
不純物G含有量 0.1%未満
不純物H含有量 0.1%未満
収率: 93.1%
工程B: 陰イオン交換クロマトグラフィーによる精製
次いで、実施例1の工程Bに記載の方法を行う。フラクションの分析後、70%を超える純度を有するフラクションをプールする。
この工程の最後に、以下の特徴をもつ高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物が得られる:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 99.1%
不純物A含有量 0.1%未満
不純物B含有量 0.5%
不純物C含有量 0.1%未満
不純物D含有量 0.1%未満
不純物F含有量 0.1%未満
不純物G含有量 0.1%未満
不純物H含有量 0.1%未満
他の同定されない近縁オリゴ糖の合計: 0.4%
次いで、実施例2の工程Bに記載するように陰イオン交換クロマトグラフィーによる2度目の精製を行う。この工程の最後に、以下の特徴を有する高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物が得られる:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 99.7%
不純物A含有量 0.1%未満
不純物B含有量 0.3%
不純物C含有量 0.1%未満
不純物D含有量 0.1%未満
不純物F含有量 0.1%未満
不純物G含有量 0.1%未満
不純物H含有量 0.1%未満
他の同定されない近縁オリゴ糖の合計: 0.2%未満
累積収率: 90.1%
実施例4
本発明の組成物の調製
工程A: 粗製フォンダパリヌクスナトリウムの精製 − 活性炭による動力学的処理
動力学的処理に関して、粗製フォンダパリヌクスナトリウムを含有する溶液の調製方法は実施例1の工程Aに記載されている方法と同一である。この実施例で使用するフォンダパリヌクスナトリウムの溶液は注射用製剤のための水1リットル当たり30〜35gのフォンダパリヌクスナトリウム濃度を有する。pHを7.1に調整し、溶液の導電率を20〜30mS/cmに調整する。
この場合、2枚のセルロースプレート(CUNOフィルター)の間で樹脂型アジュバントを使用して活性炭をフィルター中に固定する。フィルターを通るパーコレーションの流速は100〜500リットル/時/m2である。該溶液を2時間再循環させる。
導電率20〜35mS/cmをもつNaCl溶液の、使用される初期体積の150%に相当する体積を用いて洗浄を行う。該洗浄を、フィルターに再循環させずに連続して行う。
次に、最初の濾液および洗液をプールし、1μm未満(0.22μm)の多孔度をもつ膜で濾過する。
この試験のために使用される粗製フォンダパリヌクスナトリウムのバッチはフォンダパリヌクスナトリウム73.6%を含有している。
不純物Aの量は2.7%に等しく、
不純物Bの量は3.4%に等しく、
不純物Cの量は0.9%に等しく、
不純物Dの量は0.5%に等しく、
不純物Fの量は0.4%に等しく、
不純物Gの量は0.2%に等しく、
不純物Hの量は0.3%である。
他の同定されない近縁オリゴ糖の量: 約18%
活性炭での処理の後、フォンダパリヌクスナトリウム組成物は以下のとおりである:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 89.6%
不純物A含有量 0.2%未満
不純物B含有量 2.5%
不純物C含有量 0.7%
不純物D含有量 0.2%未満
不純物F含有量 0.1%未満
不純物G含有量 0.1%未満
不純物H含有量 0.1%未満
収率: 97%
工程B: 陰イオン交換クロマトグラフィーによる精製
次いで、実施例1の工程Bに記載の方法を行う。フラクションの分析後、70%を超える純度を有するフラクションをプールする。
この工程の最後に、以下の特徴をもつ高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物が得られる:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 97%
不純物A含有量 0.1%未満
不純物B含有量 0.9%
不純物C含有量 0.2%
不純物D含有量 0.1%未満
不純物F含有量 0.1%未満
不純物G含有量 0.1%未満
不純物H含有量 0.1%未満
他の同定されない近縁オリゴ糖の合計: 約2%
累積収率: 94%
次いで、実施例2の工程Bに記載するように陰イオン交換クロマトグラフィーによる2度目の精製を行う。この工程の最後に、以下の特徴を有する高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物が得られる:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 99%
不純物A含有量 0.1%未満
不純物B含有量 0.2%
不純物C含有量 0.1%未満
不純物D含有量 0.1%未満
不純物F含有量 0.1%未満
不純物G含有量 0.1%未満
不純物H含有量 0.1%未満
他の同定されない近縁オリゴ糖の合計: 約0.8%
累積収率: 87.7%
フォンダパリヌクスナトリウムを含有する精製溶液を濃縮して20〜70g/lのフォンダパリヌクスナトリウムを含有する溶液を得る。水またはNaClを用いて導電率を45〜90mS/cmに調節する。かくして得られた溶液をマイクロフィルトレーション膜で濾過し、次いで、1:5(V/V)の比率でエタノールと混合する。
かくして、沈殿により以下の特徴を有する高純度フォンダパリヌクスナトリウム組成物が得られる:
フォンダパリヌクスナトリウム含有量 99.1%を超える
不純物A含有量 0.1%未満
不純物B含有量 0.2%未満
不純物C含有量 0.3%未満
不純物D含有量 0.1%未満
不純物F、GおよびHの含有量 0.1%未満
累積収率: 78%
(原文に記載なし)

Claims (12)

  1. フォンダパリヌクスナトリウムを少なくとも97%含有する組成物の製造方法であって、該組成物がさらに
    a)最高で0.8%までの、式III:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ糖、または式IIIで示されるオリゴ糖式IV:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ糖の混合物、
    b)最高で1.0%までの式VI:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ糖、および
    c)最高で1.0%までの式V:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ
    含み、該製造方法が不純物を含むフォンダパリヌクスナトリウムを活性炭で処理する工程、次いで、カラムクロマトグラフィーにより精製する工程を含む、方法。
  2. 不純物を含むフォンダパリヌクスナトリウムの水溶液を活性炭床に通す、請求項1記載の方法。
  3. 活性炭が植物起源のものであり、蒸気により活性化される、請求項1記載の方法。
  4. エチルアルコールを使用するフォンダパリヌクスナトリウムの沈殿工程を含む、請求項1記載の方法。
  5. フォンダパリヌクスナトリウムを少なくとも97%含有する組成物の製造方法であって、該組成物がさらに
    a)最高で0.8%までの、式III:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ糖、または式IIIで示されるオリゴ糖式IV:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ糖の混合物、および
    b)最高で0.6%までの式V:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ
    のうち少なくとも1つを含み、該製造方法が不純物を含むフォンダパリヌクスナトリウムを活性炭で処理する工程、次いで、カラムクロマトグラフィーにより精製する工程を含む、方法。
  6. 不純物を含むフォンダパリヌクスナトリウムを活性炭床に通す、請求項記載の方法。
  7. 活性炭が植物起源のものであり、蒸気により活性化される、請求項記載の方法。
  8. エチルアルコールを使用するフォンダパリヌクスナトリウムの沈殿工程を含む、請求項記載の方法。
  9. フォンダパリヌクスナトリウムを少なくとも98%含有する組成物の製造方法であって、該組成物がさらに
    a)最高で0.5%までの、式III:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ糖、または式IIIで示されるオリゴ糖式IV:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ糖の混合物、および
    b)最高で0.3%までの式VI:
    Figure 0004594298
    で示されるオリゴ
    のうち少なくとも1つを含み、
    該製造方法が不純物を含むフォンダパリヌクスナトリウムを活性炭で処理する工程、次いで、カラムクロマトグラフィーにより精製する工程を含む、方法。
  10. 不純物を含むフォンダパリヌクスナトリウムを活性炭床に通す、請求項記載の方法。
  11. 活性炭が植物起源のものであり、蒸気により活性化される、請求項記載の方法。
  12. エチルアルコールを使用するフォンダパリヌクスナトリウムの沈殿工程を含む、請求項記載の方法。
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