JPS6398395A - キトサンオリゴ糖の製造法 - Google Patents

キトサンオリゴ糖の製造法

Info

Publication number
JPS6398395A
JPS6398395A JP24425486A JP24425486A JPS6398395A JP S6398395 A JPS6398395 A JP S6398395A JP 24425486 A JP24425486 A JP 24425486A JP 24425486 A JP24425486 A JP 24425486A JP S6398395 A JPS6398395 A JP S6398395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chitosan
chitinase
solution
test example
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24425486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0421477B2 (ja
Inventor
Masato Izume
正人 井爪
Akira Taiho
大宝 明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Katakura Chikkarin Co Ltd
Original Assignee
Katakura Chikkarin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Katakura Chikkarin Co Ltd filed Critical Katakura Chikkarin Co Ltd
Priority to JP24425486A priority Critical patent/JPS6398395A/ja
Publication of JPS6398395A publication Critical patent/JPS6398395A/ja
Publication of JPH0421477B2 publication Critical patent/JPH0421477B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、D−グルコサミンをほとんど含むことなく、
D−グルコサミンおよびN−アセチル−D−グルコサミ
ンからなり、比較的高い重合度を有するキトサンオリゴ
糖の製造法に関する。
本発明により得られたキトサンオリゴ糖は、食品添加物
、化粧品成分、医薬品または医療材料などの広範な用途
に利用することができる。
〔技術の背景および従来技術の説明〕
キチンは、エビやカニなどの甲殻類の殻から得られる多
糖類であって、セルロースと極めてよく似た化学構造を
有していて、セルロースを構成するグルコースの2位の
水酸基がアセトアミド基で置換された2−アセトアミド
−2−デオキシ−D−グルコース(N−アセチル−D−
グルコサミン)がβ−1,4結合した直鎖状の多肥類で
ある。
一方において、キトサンの分解産物のキトサンオリゴ糖
、たとえば、キトビオース(GICN)2、キトトリオ
ース(GICN)3、キトテトラオース(GICN)4
、キトペンタオース(c、IcN )5、およびキトヘ
キサオース(GleN)6  などがアミノ糎(塩基外
の糖)であることから、これらのキトサンオリゴ糖を食
品添加物(増量剤)、化粧品成分または医薬品などの広
範な用途に利用することが考えられ、これらのキトサン
オリゴ糖を経済的に製造する技術の開発が要望されてい
る。
最近、キトサンオリゴ猜のうちのキトヘキサオース(C
+CN)  およびキトヘプタオース((,1cN)7
  に抗カビ性が見出され〔ディー・エフ・ケンドラお
よびり−・ニー・ハドウイガー:エクスペリメンタル・
マイコロジー(D、F、Kendraand Lee 
A、Hadviger : Experimental
 Mycology)第8巻、第276−281頁(1
984年)〕、さらに、キトサンオリゴ糖の重合度の高
いものに免疫機能進効果が見出され〔鈴木ら: 「第8
回糖質シンポジウム講演要旨集」第57〜58m(19
85年)〕、重合度が比較的大きいキトサンオリゴ糖の
製造技術の開発が要望されている。
これまでに、塩酸による加水分解法〔ニス・ティー・ホ
ロウイッツ他:ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサイエティ (S、T、 Horowi tze
t al : J−A−C−5)第79巻、第5046
−5049頁(1957年)〕、亜硝酸による酸化分解
法〔エフ・ヤク他:セルロース・ケミストリ・アンド・
テクノロジー(F−Yaku et al : Cel
luloseChemistry and Techn
ology)第11巻、第421−430頁(1977
年)〕、および塩素による酸化分解法(平野茂博ら:日
本農芸化学会、昭和59年度大会、講演要旨実弟330
頁)がキトサンの化学的な分解法として知られている。
塩酸による加水分解法は、キトサンオリゴ糖を生産する
ことができるが、高濃度の塩酸および長時間の反応を必
要とし、また多量のD−グルコサミンの単糖類の生成に
より反応液からキトサンオリゴ糖を単離する工程を必要
とし、そのための操作がはん雑になり、そのコストも高
いという難点がある。また亜硝酸または塩素による酸化
分解法は、酸化による脱アミノ化のために、純粋なキト
サンオリゴ塘を得ることが困難であるという難点がある
これに対して、酵素法によるキトサンの分解では、酵素
の特異性を利用することができるので、D−グルコサミ
ンのような単糖類の生成を少なくして、目的とするキト
サンオリゴ糖を著量に生産することができる。これまで
に報告されているキトサンを分解する酵素には、バチル
ス (Bactllus Sp、 ) R−4の生産するキ
トサナ−ゼ〔トミナガおよびツジサカ:ビオヒミ力・工
・ビオフイジ力・アクタ (Y、Tominaga &
 Y。
Tsu]1saka : Biochimica et
 Biophysica Acta )第I0巻、第1
45−155頁(1975年)〕、ペニシリウム・イス
ランデイクム(Penicilliumislandi
+、+im )の生産するキトサナーゼ〔ディー・エム
・フェントン等:ジャーナルオブ・ジェネラル・ミクロ
バイオロジー(D、M、Fenton et al :
Journal of General Microb
iology) 、第126巻、第151−165m(
198]年〕〕、バチルス(Bacillus、sp、
)  99−5の生産するキトサナーゼ(屈内:日本農
芸化学会、昭和59年度大会、講演要旨実弟550頁)
、ストレプトマイセス(Streptomyces S
p−) No、 6 (ジエイ・ニス・プライス等:ジ
ャーナル・オブ・バクテリオロジ−(J、S、Pr+c
e et at : Journal ofBacte
riology )第124巻、第1574−1585
頁(1975年)〕およびストレプトマイセス・グリセ
ウス(Streptomyces griseus )
の生産するキトサナーゼ〔オオタカラ:キチン、キトサ
ン・アンド・リレイテッド・エンザイムス (A、0htakara : Chitin、 Chi
tosan and RelatedEnzymes 
)第147−160頁(1985年)、アカデミツクプ
レス〕が知られている。
一方、キチナーゼは、キチンを分解するwl素といわれ
、細菌、カビおよびa物等に広く分布して存在している
これまでに、アスペルギルス・7ニガー(Asperg
illus niger) K 14から得られるキチ
ナーゼはキチンを分解するが、粉末キトサンおよびグリ
コールキトサンは分解しないと報告され〔ニー・オオタ
カラ:アグリ力ルチュラル・アンド・バイオロジカル・
ケミストリ (A、0htakara : Agricultura
l andBiological Chemistry
 )第28巻第811〜818頁(1964年)〕、ま
たストレプトマイセスグリセウス(Streptomy
ces griseus )から得られるキチナーゼは
キトサンおよびキトサンオリゴ糖(2量体、3量体およ
び4量体)を分解しないと報告されていて〔エル・アー
ル・バーシャー他:ビオヒミ力・工・ビオフイジ力・ア
クタ (L、R・Berger et at : R4
ochimica et BiophysicaAct
a )第29巻第522−534頁(1958年)〕、
キトサンはキチナーゼの良い基質とは考えられていない
が、キトサンをキチナーゼの基質として用いた例〔エム
・ブイ・トレシー;バイオケミカル・ジャーナル(M、
V、Tracey : BiochemicalJou
rnal )第61巻第579〜585頁(1956年
)〕があるが、キトサンの粘度がバシドミセテス(Ba
sidomycetcs )由来のキチナーゼにより低
下したことが述べられているにすぎない。すなわちキト
サンをキチナーゼにより分解し、重合度の高いキトサン
オリゴ糖を生産するという報告は見当らない。
またキチンは、水、希酸、希アルカリ等には全く溶解し
ないので、キチンにキチナーゼを作用させても、反応速
度が遅く、さらに重合度の高いオリゴ糖が得られない。
本発明者らは、キトサンオリゴ剪を経済的に生産する技
術の開発を企図して、市販の細菌またはカビに由来する
キチナーゼをキトサンに作用させると、高重合度のオリ
ゴ塘を含むが、D−グルコサミンのIn塘類をほとんど
含まないキトサンオリゴ糖が得られることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明に到達した。
〔発明の目的および発明の要約〕
本発明の目的は、キトサンオリゴ糖の製造法を提供する
ことにあり、詳しくは、D−グルコサミンの単糖類をほ
とんど含まないキトサンオリゴ糖の製造法を提供するこ
とにある。
本発明は、キトサンをキチナーゼにより分解して、D−
グルコサミンの単糖類をほとんど含まないオリゴ糖を得
ることを特徴とするキトサンオリゴ糖の製造法である。
本発明のキトサンオリゴ糖の製造におけるキトサンは、
脱アセチル化度が50〜99%のキトサンを使用するこ
とができ、またコロイダルキトサンを使用することがで
きる。
キトサンをキトサナーゼにより分解して、キトサンオリ
ゴ粘をつくる場合、酵素作用の時間を延長すると、D−
グルコサミンのIILtIl類の含量が増大するから、
D−グルコサミンの単糖類の含量の少ないキトサンオリ
ゴ糖を得るには、その酵素作用の時間を厳密に調整する
ことを必要とするが、本発明のキチナーゼによるキトサ
ンの分解によると、酵素作用の時間を延長しても、D−
グルコサミンの単糖類を生成しないから、本発明では反
応における酵素作用の時間を厳密に調整しなくても、D
−グルコサミンのam類を含まないキトサンオリゴ糖を
得ることができ、それによって本発明のキトサンオリゴ
糖の製造における工程管理は容易であるという利点、効
果がある。
〔発明の詳細な説明〕
本発明により製造されるキトサンオリゴ糖は、高重合度
のD−グルコサミンのオリゴ糎を含み、D−グルコサミ
ンのAM類をほとんど含まないキトサンオリゴ糖である
このキトサンオリゴ粘は、陽イオンとして作用し、また
吸湿性を有するから、化粧品に使用したときに皮膚の保
湿剤として有用である。またキトサンオリゴ糖のうちの
比較的高重合度のものは、安全性が高く、かつ抗カビ性
および抗菌性を有するから、化粧品、食品等の防腐剤、
また土壌改良剤または種子コーティング剤などにおける
抗カビ剤および抗菌剤として使用するのに適している。
本発明のキトサンオリゴ糖の製蒔においては、先ずキト
サン溶液を調製する。キトサンは酸に溶けるので、キト
サンに酸水溶液を加えて、キトサン溶液とする。これと
は別に、キチナーゼ溶液を調製し、前に得られたキトサ
ン溶液とともに、反応温度においてブレインキュベート
した後、キチナーゼ溶液を、キトサン溶液に加え、反応
温度においてキトサンをキチナーゼによって分解する。
反応温度は、キチナーゼによって最適温度が異なるので
、それぞれのキチナーゼの最適温度にて反応するのが好
ましい。また、反応液のpHは、それぞれのキチナーゼ
の最適pHで反応させることができる。本発明のキトサ
ンオリゴ糖の製造に使用するキトサンは、キチナーゼに
よって分解されるものであれば、いかなるものであって
もこれを使用することができるが、脱アセチル化度50
〜100%のキトサンを使用するのが好ましい。これら
のキトサンにキチナーゼを加えて分解する場合、前記の
キトサン溶液の他に、コロイダルキトサンを水に懸濁し
た状態におくこともできる。
キトサン溶液の調製に使用する酸は、キトサンを溶解し
うるものであれば、有機酸または無機酸のいかなるもの
であってもこれを使用することができるが、塩酸または
硝酸の希薄溶液、ギ酸、酢酸、乳酸、グルタミン酸また
はアスコルビン酸の希薄溶液を使用するのが好ましい。
キトサンオリゴ糖の重合度分布は、反応温度、反応時間
、反応pH等によって変化するから、予備実験において
、反応温度、反応時間、反応pHと生成物のキトサンオ
リゴ塘の重合度分布の関係を実験的に求めておき、これ
に基づいて所望の重合度分布のキトサンオリゴ糖を得る
のに必要な反応時間とすることもできる。
所定の反応時間の経過後に、反応液中のキチナーゼを失
活して、反応を停止し、反応液の遠心分離または濾過に
よって上澄液を集め、これを常法のイオン交換樹脂によ
るクロマトグラフィー、ゲル濾過または活性炭による着
色物質の除去などを行なって、不純物を除去した後、乾
燥して、所望のキトサンオリゴ糖の粉末を得る。
6種のキチナーゼを使用して、コロイダルキチンおよび
脱アセチル化度が、100.91.90.79.75.
66および59%のキトサンを分解して還元糖の生成量
を調べた試験例を記述する。
試験例1 ストレプトマイセス・アンチビオチフス(Strept
omyces antibiotics )由来のキチ
ナーゼを使用した試験例である。
(1)キチナーゼ溶液の調製 キチナーゼ〔カルビオヘム(CALBIOCHEM )
社製品〕を脱イオン水に溶解し、0.2■/−のキチナ
ーゼ溶液を調製した。
(2)試料の調製 (2−1)コロイダルキチン懸濁液の調製水11にキチ
ン40gを加え、水冷しながら、これに濃硝酸1280
dを加えて溶解した径、ガラスフィルターで濾過し、濾
液を1olの水中に撹拌しながら加えた。生成した沈澱
を濾取し、充分に水洗して、コロイダルキチンを得て、
これに水を加え、撹拌して、0.5%コロイダルキチン
溶液を調製した。
(2−2)キトサン溶液の調製 脱アセチル化度が100.91.90,79.75.6
6および59%のキトサン1gをそれぞれのビーカーに
取り、それぞれにIM酢酸25m1を添加し、撹拌した
後、これに2M酢酸ナトリウム溶液25−を加え、さら
に撹拌した移、水を加えて、全量を200−にして、そ
れぞれの0.5%キトザン溶液を調製した。
(3)試験方法 (3−1)  pH5,0における酵素反応試′B1m
1を試験管に取り、これにO,1M酢酸バッファー(p
H: 5.0)  2−を加え、37℃においてブレイ
ンキュベートした後、あらかじめ37℃においてブレイ
ンキュベートしたキチナーゼ溶液1mlを加え、376
Cにおいて6時間反応させ、その後、試験管を加熱し、
3分間沸とうして、反応を停止させた。
反応液中の生成還元糖量をジャーレス (5haleS )変法により測定した。
生成還元糖量の測定における標準は、コロイダルキチン
の試料では、N−アセチル−D−グルコサミンを、また
キトサンの試料では、D−グルコサミンをそれぞれ使用
した。
(3−2)  pH6,5における酵素反応(3−1)
における0、1M酢酸バッファー(TIH: 5.0)
の代りに、0.1Mリン酸バッファーを使用し、(3−
1)と同様にして、反応を行ない、さらに生成還元糖量
を測定した。
(4)試験の結果 第1表に示すとおりであった。
(以下余白) 試験例2 ストレプトマイセス属の微生物由来のキチナーゼを使用
した試験例である。
(1)キチナーゼ溶液の調製 キチナーゼ〔アイ・シー・エヌ(TCN )社製品〕を
脱イオン水に溶解し、0゜8fng/−のキチナーゼ溶
液を調製した。
(2)試料の調製 (2−1)コロイダルキチン懸濁液の調製試験例1と同
様にして行なった。
(2−2)キトサン溶液の調製 試験例1と同様にして行なった。
(3)試験方法 (3−] )  pH5,0における酵素反応試験例1
のキチナーゼ溶液の代りに、試験例2のキチナーゼ溶液
を使用して、試験例1と同様にして行なった。
(3−2)  pH6,5における酵素反応試験例1の
キチナーゼ溶液の代りに、試験例2のキチナーゼ溶液を
使用して、試験例1と同様にして行なフた。
(3−3)  ll85.Oにおける酵素反応における
分解曲線 脱アセチル化度が66%のキトサンについて、試験例1
のキチナーゼ溶液の代りに、試験例2のキチナーゼ溶液
を使用して、試験例1の(3−])と同様にして、酵素
反応を行ない、第1図に示す時間の経過後に、試験管を
加熱し、3分間沸とうして、反応を停止させ、ジャーレ
ス(Shales )変法により生成還元着量を測定し
た。
(4)試験の結果 (a−+)および(3−2)の酵素反応の試験の結果は
第2表に示すとおりであった。
(3−3)の酵素反応における分解曲線の試験の結果は
第1図に示すとおりであった。
(以下余白) 試験例3 ストレプトマイセス・グリセウス (Streptomyces griseus )由来
のキチナーゼを使用した試験例である。
(1)キチナーゼ溶液の調製 キチナーゼ〔シグマ(SIGMA )社製品〕を脱イオ
ン水に溶解し、o、2m9/dのキチナーゼ溶液を調製
した。
(2)試料の調製 (2−1)コロイダルキチン懸濁液の調製試験例1と同
様にして行なった。
(2−2)キトサン溶液の調製 試験例1と同様にして行なった。
(3)試験方法 (3−1)  pH5,0における酵素反応試験例1の
キチナーゼ溶液の代りに試験例3のキチナーゼ溶液を使
用して、試験例1と同様にしてtテなった。
(3−2)  pH6,0における酵素反応試験例1の
キチナーゼ溶液の代りに、試験例3のキチナーゼ溶液を
使用し、また試験例1の0・1Mリン酸バッファー(p
l+ : 6.5)の代りに、0.1Mリン酸バッファ
ー(pH: 6.O)を使用して、試験例1と同様にし
て行なった。
(4)試験の結果 第3表に示すとおりであった。
(以下余白) 誰 φ 試験例4 アエロモナス・ヒドロフィラ(Aeromonashy
drophila )由来のキチナーゼを使用した試験
例である。
(1)キチナーゼ溶液の調製 キチナーゼ〔合同酒精社製品〕を脱イオン水に溶解し、
1■/mlのキチナーゼ溶液を調製した。
(2)試料の調製 (2−1)コロイダルキチン懸濁液の調製試験例1と同
様にして行なった。
(2−2)キトサン溶液の調製 試験例1と同様にして行なった。
(3)試験方法 (3−])  pH5,0における酵素反応試験例1の
キチナーゼ溶液の代りに試験例4のキチナーゼ溶液を使
用して、試験例1と同様にして行なった。
(3−2)  pn 6.5における酵素反応試験例I
のキチナーゼ溶液の代りに試験例4のキチナーゼ溶液を
使用して、試験例1と同様にして行なった。
(4)試験の結果 第4表に示すとおりであった。
(以下余白) 試験例5 セラチア・マルスセンス(Serratiamaree
seens )由来のキチナーゼを使用した試験例であ
る。
(1)キチナーゼ溶液の調製 キチナーゼ〔シグマ(SIGMA ) 社製品〕を脱イ
オン水に溶解し、0.67■/−のキチナーゼ溶液を調
製した。
(2)試料の調製 (2−1)コロイダルキチン懸濁液の調製試験例1と同
様にして行なった。
(2−2)キトサン溶液の調製 試験例1と同様にして行なった。
(3)試験方法 (3−1)  pH5,0における酵素反応試験例1の
キチナーゼ溶液の代りに試験例5のキチナーゼ溶液を使
用し、試験例1と同様にして行なった。
(3−2)  pH6,5における酵素反応試験例1の
キチナーゼ溶液の代りに、試験例5のキチナーゼ溶液を
使用し、試験例1と同様にして行なった。
(4)試験の結果 第5表に示すとおりであった。
(以下余白) 試験例6 カビ由来のキチナーゼを使用した試験例である。
(1)キチナーゼ溶液の調製 キチナーゼ〔コツホ−ライト(Koch −Light
 )社製品〕を脱イオン水に溶解して、o、57mg/
dのキチナーゼ溶液を調製した。
(2)試料の調製 (2−1)コロイダルキチン懸濁液の調製試験例1と同
様にして行なった。
(2−2)キトサン溶液の調製 試験例1と同様にして行なった。
(3)試験方法 (3−1)  IIH5,0における酵素反応試験例1
のキチナーゼ溶液の代りに、試験例6のキチナーゼ溶液
を使用し、試験例1と同様にして行なった。
(3−、−2)pH6,5における酵素反応試験例1の
キチナーゼ溶液の代りに、試験例6のキチナーゼ溶液を
使用し、試験例1と同様にして行なった。
(3−3)  pH6,5における酵素反応における分
解曲線 脱アセチル化度が66%のキトサンの試料について、試
験例1のキチナーゼ溶液の代りに、試験例6のキチナー
ゼ溶液を使用して、試験例1の(3−2)と同様にして
、酵素反応を行ない、第2図に示す時間の経過後に、試
験管を加熱し、3分間沸とうして、反応を停止させ、ジ
ャーレス(5hales )変法により生成還元糖量を
測定した。
(4・)試験の結果 (3−1)および(3−2)の酵素反応の試験の結果は
第6表に示すとおりであった。
(3−3)の酵素反応における分解曲線の試験の結果は
第2図に示すとおりであった。
(以下余白) 〔試験例の結果の考察〕 第2図によると、キトサンをキチナーゼによって分解す
ると、分解時間を長くしてもD−グルコサミンの生成量
は増加しないから、キトサンオリゴ精を生成することが
わかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験例2の(3−3)の試験の結果を示す図表
であり、第2図は試験例6の(3−3)の試験の結果を
示す図表である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)キトサンをキチナーゼで分解して、D−グルコサ
    ミンの単糖類をほとんど含まないオリゴ糖を得ることを
    特徴とするキトサンオリゴ糖の製造法。
  2. (2)キトサンが、脱アセチル化度が50〜99%のキ
    トサンであることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のキトサンオリゴ糖の製造法。
  3. (3)キトサンが、コロイダルキトサンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載のキ
    トサンオリゴ糖の製造法。
JP24425486A 1986-10-16 1986-10-16 キトサンオリゴ糖の製造法 Granted JPS6398395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24425486A JPS6398395A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 キトサンオリゴ糖の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24425486A JPS6398395A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 キトサンオリゴ糖の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6398395A true JPS6398395A (ja) 1988-04-28
JPH0421477B2 JPH0421477B2 (ja) 1992-04-10

Family

ID=17116017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24425486A Granted JPS6398395A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 キトサンオリゴ糖の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6398395A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010105888A (ko) * 2000-05-19 2001-11-29 정충근 고순도 키토산올리고당의 제조방법
JP2002238466A (ja) * 2001-01-31 2002-08-27 Iji Biosystem:Kk 飼料添加物
KR20020093721A (ko) * 2002-11-20 2002-12-16 김세권 칼슘흡수촉진제로서의 저분자 인산화 키토산 올리고당
KR100370929B1 (ko) * 2000-03-28 2003-02-05 조훈형 수용성 키토산의 제조 방법
KR100367992B1 (ko) * 1998-06-15 2003-05-16 주식회사 태평양 올리고키토산의제조방법
KR20030061127A (ko) * 2002-01-10 2003-07-18 주식회사 구푸 고혈압 억제능이 강화된 키토올리고당 제조방법과 상기키토올리고당을 함유한 식품
KR20040051059A (ko) * 2002-12-11 2004-06-18 강대인 복합효소를 이용한 키토산 중저분자당의 제조방법
WO2004078105A3 (fr) * 2003-02-27 2004-10-28 Sanofi Synthelabo Composition de fondaparinux sodique de haute purete
WO2004101804A1 (fr) * 2003-05-16 2004-11-25 Obschestvo S Ogranichennoy Otvetstvennost'yu 'invest-Farm' Procede de production d'oligosaccharide de chitosane et oligosaccharide de chitosane correspondant
KR100486042B1 (ko) * 2002-04-18 2005-04-29 강대인 효소 처리에 의한 키틴 저분자당 및 올리고당의 제조방법
CN102174064A (zh) * 2011-03-22 2011-09-07 连云港海康生物科技有限公司 一种凝胶层析制备壳寡糖单体的方法
CN102532345A (zh) * 2010-12-24 2012-07-04 大连中科格莱克生物科技有限公司 一类o-不饱和脂肪酸酰化壳寡糖及其制备和应用
JP2015059071A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 秀夫 草桶 キチン及び/若しくはキトサン又はキチン及び/若しくはキトサン含有物、並びにキチン及び/若しくはキトサン分解能を有する微生物の培養物を含む肥料、並びにその製造方法等
CN112442093A (zh) * 2020-10-28 2021-03-05 武汉工程大学 一种壳寡糖分离方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
BIOCHEMICAL JOURNAL=1955 *
PROCEEDINGS OF THE FIRST INTERNATIONAL CONFERENCE ON CHITIN CHITOSAN=1978 *

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100367992B1 (ko) * 1998-06-15 2003-05-16 주식회사 태평양 올리고키토산의제조방법
KR100370929B1 (ko) * 2000-03-28 2003-02-05 조훈형 수용성 키토산의 제조 방법
KR20010105888A (ko) * 2000-05-19 2001-11-29 정충근 고순도 키토산올리고당의 제조방법
JP2002238466A (ja) * 2001-01-31 2002-08-27 Iji Biosystem:Kk 飼料添加物
KR20030061127A (ko) * 2002-01-10 2003-07-18 주식회사 구푸 고혈압 억제능이 강화된 키토올리고당 제조방법과 상기키토올리고당을 함유한 식품
KR100486042B1 (ko) * 2002-04-18 2005-04-29 강대인 효소 처리에 의한 키틴 저분자당 및 올리고당의 제조방법
KR20020093721A (ko) * 2002-11-20 2002-12-16 김세권 칼슘흡수촉진제로서의 저분자 인산화 키토산 올리고당
KR20040051059A (ko) * 2002-12-11 2004-06-18 강대인 복합효소를 이용한 키토산 중저분자당의 제조방법
WO2004078105A3 (fr) * 2003-02-27 2004-10-28 Sanofi Synthelabo Composition de fondaparinux sodique de haute purete
WO2004101804A1 (fr) * 2003-05-16 2004-11-25 Obschestvo S Ogranichennoy Otvetstvennost'yu 'invest-Farm' Procede de production d'oligosaccharide de chitosane et oligosaccharide de chitosane correspondant
CN102532345A (zh) * 2010-12-24 2012-07-04 大连中科格莱克生物科技有限公司 一类o-不饱和脂肪酸酰化壳寡糖及其制备和应用
CN102174064A (zh) * 2011-03-22 2011-09-07 连云港海康生物科技有限公司 一种凝胶层析制备壳寡糖单体的方法
JP2015059071A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 秀夫 草桶 キチン及び/若しくはキトサン又はキチン及び/若しくはキトサン含有物、並びにキチン及び/若しくはキトサン分解能を有する微生物の培養物を含む肥料、並びにその製造方法等
CN112442093A (zh) * 2020-10-28 2021-03-05 武汉工程大学 一种壳寡糖分离方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0421477B2 (ja) 1992-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4970150A (en) Process for preparing chitosan oligosaccharides
Jeuniaux [111] Chitinases
JPS6398395A (ja) キトサンオリゴ糖の製造法
de Assis et al. Chitooligosaccharides antagonize the cytotoxic effect of glucosamine
Sivaramakrishna et al. Pretreatment with KOH and KOH-urea enhanced hydrolysis of α-chitin by an endo-chitinase from Enterobacter cloacae subsp. cloacae
Cardozo et al. Bioproduction of N-acetyl-glucosamine from colloidal α-chitin using an enzyme cocktail produced by Aeromonas caviae CHZ306
CN100386345C (zh) 一种壳寡糖盐酸盐的制备方法
JPH0347832B2 (ja)
JPS63273493A (ja) N−アセチル−d−グルコサミンの製造法
JP3181337B2 (ja) キトサンオリゴ糖混合物の製造方法、及びキチンオリゴ糖混合物の製造方法
Sabu et al. Influence of isolation conditions on the physicochemical and biological properties of chitosan and chitosan oligosaccharides from marine crustacean shell wastes
JPH06256208A (ja) 免疫賦活剤
JPH01266102A (ja) 低粘度ヒアルロン酸又はその塩の製造方法
JP4588205B2 (ja) キチンオリゴ糖製造方法
JPH0157958B2 (ja)
JPS6121102A (ja) キトサンオリゴ糖の製造法
Coutts et al. Polysaccharides Peptides and Proteins: Pharmaceutical Monographs
JPS6283877A (ja) 細菌の生育および増殖の抑制剤
CN105950685B (zh) 一种利用纤维素酶降解琼脂糖的方法
JP2000253895A (ja) 部分アセチル化キトサン、キトオリゴ糖混合物及びキトオリゴ糖の製造法
JP5564205B2 (ja) 皮膚掻痒症改善剤
JP3055965B2 (ja) キチン含有材料の酵素的分解方法
JPS6230103A (ja) キトサンオリゴ糖の製造法
KR20010018802A (ko) 유기산을 이용한 한천 올리고당의 제조방법
JP6989894B2 (ja) キチン分解酵素組成物、キチン分解反応液及び糖の製造方法