JP4591556B2 - 自動原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

給紙トレイの原稿を原稿読取装置の原稿読取部に搬送すると共に読み取り後の原稿を排紙トレイへ排出する搬送手段を備えた自動原稿搬送装置及び画像形成装置に関する。特に、原稿読取装置に対して自動原稿搬送装置の装置本体を自動開閉させる技術に関する。
一般に、上記のような画像形成装置では、自動原稿搬送装置の装置本体が原稿読取装置にヒンジ結合部で結合されており、ヒンジ結合部のヒンジ軸を中心に前記装置本体を回動させることによって前記装置本体を開閉させる構造となっている。近年、操作性の向上や身障者への対応を目的として、ユーザによるボタン操作に基づいて装置本体を自動的に開閉させる自動アシスト開閉機構が提案されている(特許文献1及び特許文献2)。
特開平07−271115号公報 特開2006−50225号公報
しかしながら、自動アシスト開閉機構を備えた画像形成装置では、給紙トレイや排紙トレイに原稿が載置されている場合に、前記装置本体を大きく開いたり勢いよく開いたりすると、給紙トレイや排紙トレイに載置されている原稿がそれら給紙トレイや排紙トレイから落下するおそれがある。特に、載置されている原稿の枚数が多かったりサイズが大きかったりした場合は、原稿の落下が起こりやすい。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、自動原稿搬送装置の装置本体を自動で開く際に給紙トレイや排紙トレイから原稿が落下しにくい自動原稿搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一側面に係る自動原稿搬送装置は、原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御若しくは駆動量制御を行う制御手段とを備え、前記検出手段は、前記原稿載置状況として、原稿量及び原稿サイズのうちの少なくとも一つを検出することを特徴とすることを特徴とする。
本発明の他の側面に係る自動原稿搬送装置は、原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記装置本体の開き速度が前記原稿載置状況に応じて切り替わるように前記駆動速度制御を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記のいずれか1つに記載の自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする。
前記本発明の一側面に係る自動原稿搬送装置及び画像形成装置は、給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方のトレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、自動原稿搬送装置の装置本体を原稿読取装置のプラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動を抑制し若しくは駆動量制御を行う制御手段とを備えるため、自動原稿搬送装置の装置本体を開くと給紙トレイや排紙トレイに載置されている原稿が落下するおそれのある場合に、より原稿が落下しにくい動作で装置本体を開くことが可能である。したがって、自動開閉アシスト機構を利用して装置本体を開いたとしても給紙トレイや排紙トレイから原稿が落下しにくい。
以下、本発明に係る自動原稿搬送装置及び画像形成装置の実施の形態を、デジタル式カラー複写機(以下、単に「複写機」と言う。)に適用した場合を例に挙げて説明する。
[自動原稿搬送装置及び画像形成装置の構成]
本発明の一実施形態に係る複写機1は、図1に示すように、大きく分けて、原稿を自動搬送する自動原稿搬送装置としてのADFユニット100と、原稿の画像を読み取る原稿読取装置としてのスキャナユニット200と、読み取った画像を記録シートS上にプリントして再現するプリンタユニット300とを備え、固定光学系の一つであるシートスルー方式と移動光学系の一つであるスキャナ移動方式の両方で原稿画像の読み取りが可能なように構成されている。
なお、シートスルー方式とは、光学系を静止(固定)させた状態で、原稿を移動させながら読み取る方式である。スキャナ移動方式とは、原稿は静止させた状態で、原稿面からの反射光をCCDセンサに導くミラーを原稿に対して移動させ、原稿読取位置からCCDセンサまでの光路長を常に一定に維持した状態で読み取る方式である。
ADFユニット100は、装置本体110、検出手段130,140、ヒンジ結合部150(図2参照)、駆動手段160(図3参照)及びADF制御部170を備え、ADF制御部170には、制御手段としての開閉制御部172と、駆動手段160を駆動する指示を行う指示手段としての開閉指示部179とが含まれている。
装置本体110は、給紙トレイ111と、排紙トレイ112と、各種ローラ113〜118及び切換爪119,120等で構成される搬送手段と、各種モータ121〜124とを備え、給紙トレイ111に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離してスキャナユニット200のプラテン(シートスルー用プラテンガラス210)に搬送すると共に、読み取り後の原稿を排紙トレイ112へ排出することでシートスルー方式の原稿搬送を実現する。そして、原稿の片面だけを読み取る片面読取モードと、原稿を反転させて原稿の両面(表面と裏面)を順次読み取る両面読取モードとを切り換えて実行できる構成になっている。
片面読取モードでは、給紙トレイ111にセットされた原稿束における最上位の原稿が、給紙ローラ113によって原稿束から分離され、第1レジストローラ対114を介して第1読取ローラ対115まで搬送される。原稿は、ここで傾き(スキュー)が補正された後、第1読取ローラ対115によってシートスルー用プラテンガラス210へと搬送される。原稿がシートスルー用プラテンガラス210上の原稿読取位置を通過する際に原稿の画像が読み取られる。シートスルー用プラテンガラス210上を通過した原稿は、第2読取ローラ対116および第2レジストローラ対117を介して排出ローラ対118へと搬送され、排出ローラ対118によって、排紙トレイ112へと排出される。
一方、両面読取モードでは、原稿の表面を読み取る前に切換爪119の位置が切り換えられる。表面の画像が読み取られた原稿は、第2読取ローラ対116及び第2レジストローラ対117から切換爪119を介して搬送路Aに搬送され、スイッチバックして元の後端が先頭になった状態で搬送路Bに搬送され、第1読取ローラ対115によってシートスルー用プラテンガラス210へと搬送される。その際、原稿は、その裏面がシートスルー用プラテンガラス210表面に対向する状態になっており、原稿読取位置を通過する際に原稿の裏面の画像が読み取られる。裏面の画像が読み取られた原稿は、第2読取ローラ対116から切換爪120を介して搬送路Cに搬送され、スイッチバックして元の先端が先頭になった状態で搬送路Dに搬送され、排出ローラ対118によって排紙トレイ112へと排出される。
給紙ローラ113は給紙部モータ121を動力源とし、第1レジストローラ対114及び第2レジストローラ対117はレジスト部モータ122を動力源とし、第1読取ローラ対115及び第2読取ローラ対116は読取部モータ123を動力源とし、排出ローラ対118は排出部モータ124を動力源とし、それぞれ図示しない動力伝達機構等を介して回転駆動される。各モータ121〜124は、例えばステッピングモータである。
装置本体110は、スキャナユニット200上に配置されており、外側には給紙トレイ111及び排紙トレイ112を備え、内部には各種ローラ113〜118、切換爪119,120及び各種モータ121〜124が格納されている。図2に示すように、装置本体110はヒンジ結合部150のヒンジ軸153を中心にX方向に回動可能であって、装置本体110はこの回動によりスキャナユニット200に対して開閉する。
図1に戻って、検出手段130は給紙トレイ111の近傍に、検出手段140は排紙トレイ112の近傍に、それぞれ配置されており、ユーザにより後述する操作パネル10の「開閉」キーが押下されると、それらトレイ(以下、単に「トレイ」と記載した場合は給紙トレイ及び排紙トレイの両方を指す)111,112に載置された原稿の原稿載置状況をそれぞれ検出する。なお、検出のタイミングは、「開閉」キーが押下されたときに限定されず、例えば複写機1の電源オン時に常時検出する構成であっても良い。
検出手段130は、具体的には、給紙トレイ111に載置された原稿の長さを検出する第1〜第3長さ検出センサ131〜133と、前記原稿の幅を検出する幅検出センサ134と、前記原稿の高さを検出する高さ検出センサ135とを備え、第1〜第3長さ検出センサ131〜133及び幅検出センサ134が、原稿の原稿載置状況として原稿の有無及び原稿サイズを検出し、高さ検出センサ135が、原稿の原稿載置状況として原稿の有無及び原稿量を検出する。
同様に、検出手段140は、排紙トレイ112に載置された原稿の長さを検出する第1〜第3長さ検出センサ141〜143と、前記原稿の幅を検出する幅検出センサ144と、前記原稿の高さを検出する高さ検出センサ145とを備え、第1〜第3長さ検出センサ141〜143及び幅検出センサ144が、原稿の原稿載置状況として原稿の有無及び原稿サイズを検出し、高さ検出センサ145が、原稿の原稿載置状況として原稿の有無及び原稿量を検出する。なお、原稿量とは原稿(原稿束)の厚みであって、この場合の原稿には原稿が1枚の場合も複数枚の場合も含まれる。
第1〜第3長さ検出センサ131〜133(141〜143)及び幅検出センサ134(144)は、より具体的には、それぞれ発光素子及び受光素子を備えた光学式反射型センサであって、発光素子を所定のタイミングで間欠的に若しくは連続的に点灯させその反射光を受光素子で受光して、受光量の増減からセンサ位置における原稿の有無を判別する。受光素子で光電変換された電気信号は、原稿載置状況情報としてADF・CPU171(図4)へ出力される。
また、高さ検出センサ135(145)は、発光素子及び受光素子を備えた測距センサであって、三角測量原理を用いて反射面すなわち原稿束の上面までの距離を判別する。受光素子で光電変換された電気信号は、原稿載置状況情報としてADF・CPU171へ出力される。
なお、各検出センサ131〜135,141〜145は、上記構成に限定されるものではなく、それぞれ原稿の長さ、幅、高さを検出できるものであれば良い。例えば、反射型以外の光学式センサでも良く、レバーの移動量をボリューム抵抗で検出する機構等のメカセンサであっても良い。
ヒンジ結合部150は、図2に示すように、装置本体110に固定される第1固定具151と、スキャナユニット200に固定される第2固定具152と、それら第1固定具151及び第2固定具152を連結するヒンジ軸153とを備え、装置本体110とスキャナユニット200とを結合している。なお、ヒンジ結合部150は2組あり、図1におけるY方向2箇所に間隔をあけて配置されている。
第1固定具151はヒンジ軸153に固定されており、ヒンジ軸153が回転するとそれに連動して第1固定具151もヒンジ軸153を回転軸として回動する。第1固定具151が回動すると第1固定具151が固定されている装置本体110もヒンジ軸153を回転軸として回動するため、その結果、装置本体110がスキャナユニット200に対して開閉する。
駆動手段160は、ヒンジ軸153を回転させることにより装置本体110を開閉させるためのものであって、図3に示すように、開閉モータ161と、開閉モータ161の回転駆動力をヒンジ軸153に伝達する減速ギア162〜164と、開閉角度を検出する開閉角度検出センサ165とを備え、それらはヒンジ結合部150に内蔵されている。なお、駆動手段160は、一方のヒンジ結合部150にのみ内蔵されていても良いし、両方のヒンジ結合部150にそれぞれ内蔵されていても良い。
開閉モータ161は、開閉制御部172(図4)の制御下で、正逆方向に所定回転速度で回転するステッピングモータであって、その回転駆動力が減速ギア162〜164に伝達される。減速ギア162〜164は、開閉モータ161から付与された回転駆動力を、所定の回転速度に減速してヒンジ軸153に伝達する。これによって、ヒンジ軸153は、正逆方向に回転し装置本体110を開閉させる。開閉角度検出センサ165は、ヒンジ軸153の回転角度を電圧に変換するロータリー型のボリューム(可変抵抗器)であって、電圧による電気信号を回転角度情報としてADF・CPU171へ出力する。
なお、本実施の形態では駆動源としてステッピングモータを用いているが、他の電動モータやエアーシリンダ等を用いる構成であっても良い。
ADF制御部170は、図4に示すように、主な構成要素として、ADF・CPU171、開閉制御部172、情報格納部173、モータ駆動IC174〜178、それらの制御に必要なプログラムを格納したROM(不図示)及びプログラム実行時のワークエリアとなるRAM(不図示)を備える。
開閉制御部172は、開閉指示部179の指示を受け駆動手段160の駆動を制御する。具体的には、操作パネル10から出力された操作情報を開閉指示部179を介して当該開閉指示部179の指示として受信し、その操作情報に基づいて装置本体110の開閉を行うべく駆動手段160の開閉モータ161の駆動制御を行う。さらに、開閉制御部172は、開閉指示部179の指示に優先して、検出手段130,140による検出結果に基づいて駆動手段160の駆動を抑制し若しくは駆動量制御を行う。具体的には、検出手段130,140から出力される原稿の原稿載置状況情報と、開閉角度検出センサ165から出力される回転角度情報とに基づいて、装置本体110が全く開かないようにしたり、少しだけ開くようにしたり、ゆっくりと開くようにしたりする。より具体的な制御の内容については後述する。
モータ駆動IC174〜177は、それぞれモータ121〜124を駆動させるためのドライバーICであり、モータ駆動IC178は、開閉モータ161を駆動させるためのドライバーICである。各モータ駆動IC174〜178は、ADF・CPU171からの励磁信号φ0〜φ3を受けて、それぞれのモータ121〜124,161を回転駆動させる。
情報格納部173は、不揮発性メモリであって、開情報を格納した開情報テーブル(図11、図14、図16、図18、図20、図22、図24、図26及び図28参照)が記憶されている。開情報は、装置本体110を自動で開く(シートスルー用プラテンガラス210から浮上させる)際の開き角度及び/又は開き速度に関する情報であり、当該開き角度及び/又は開き速度は原稿が落下し易いか否かの観点に基づいて原稿の原稿載置状況ごとに予め定められている。
ここで、原稿の原稿載置状況とは、給紙トレイ111又は排紙トレイ112に載置されている原稿の原稿載置状況であって、例えば、原稿の有無、原稿量、原稿サイズ等が挙げられる。また、開き角度とは、装置本体110が開き終わった状態における当該装置本体110の角度である。また、開き速度とは、装置本体110が開くときの速度である。
図1に戻って、スキャナユニット200は、シートスルー用プラテンガラス210、手置き用プラテンガラス220、スキャナ230、スキャナ部モータ240、ミラー250,260、CCDセンサ270及びスキャナ制御部280を備える。
シートスルー用プラテンガラス210上を通過する原稿は、シートスルー用プラテンガラス210の下方で静止しているスキャナ230の光源231によって照射される。原稿面からの反射光は、スキャナ230のミラー232及びミラー250,260により光路変更され、集光レンズ(不図示)によってCCDセンサ270上に結像し、CCDセンサ270において画像信号に光電変換される。光電変換された画像信号は、スキャナ制御部280において公知の画像処理が施された後、プリンタユニット300に送られる。
スキャナユニット200には、シートスルー用プラテンガラス210とは別に、装置本体110と対向する位置に原稿手置き用プラテンガラス220が設けられている。原稿を手置き用プラテンガラス220に載置して読み取る場合(スキャナ移動方式で読み取る場合)には、装置本体110が上方に開放され、原稿が手置き用プラテンガラス220上にセットされる。原稿がセットされた状態で、スキャナ230は、スキャナ部モータ240の回転駆動により図1における矢印Yの方向に移動し、原稿の画像が読み取られる。
スキャナ制御部280は、図4に示すように、主な構成要素として、スキャナCPU281、モータ駆動IC282、画像処理部283、それらの制御に必要なプログラムを格納したROM(不図示)、プログラム実行時のワークエリアとなるRAM(不図示)及び画像メモリ(不図示)を備える。
モータ駆動IC282は、スキャナ部モータ240を駆動させるためのドライバーICであり、スキャナ部モータ240に例えばステッピングモータが用いられている場合は、スキャナCPU281からの励磁信号φ0〜φ3を受けてスキャナ部モータ240を回転駆動させる。
画像処理部283は、CCDセンサ270からの画像信号に公知のシェーディング補正や階調補正などの各種処理を施してプリントのための画像信号を生成し、画像メモリに格納させる。画像メモリに格納された画像信号は、コピー等のプリント時に読み出されてプリントに供される。
プリンタユニット300は、周知の電子写真技術を利用して記録シートS上に画像を形成するものであり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の作像ユニット310Y,310M,310C,310K、中間転写部320、給紙搬送部330、定着部340及びプリンタ制御部350等を備え、スキャナ制御部280からの画像信号に基づいて記録シートS上に原稿画像を形成(プリント)する。
各作像ユニット310Y〜310Kは、中間転写部320の中間転写ベルト321に沿って所定間隔で直列に配置されており、それぞれ、感光体ドラム311、帯電器312、露光器313、現像器314及び一次転写ローラ315等を備える。
中間転写部320は、中間転写ベルト321と、同ベルトが張架される駆動ローラ322と、その他の従動ローラ323,324等を備える。
給紙搬送部330は、用紙を収容する複数の給紙カセット331と、それら給紙カセット331内の用紙を1枚ずつ繰り出す複数の繰り出しローラ332と、用紙を用紙搬送路に沿って搬送する搬送ローラ対333と、搬送される用紙を二次転写位置に送り出すタイミングをとるタイミングローラ対334と、二次転写位置において中間転写ベルト321を挟んで駆動ローラ322に圧接される二次転写ローラ335と、排出ローラ対336とを備える。
各露光器313は、スキャナユニット200の画像処理部283からの駆動信号を受けてレーザ光を発し、各感光体ドラム311上を主走査方向に露光走査させる。各感光体ドラム311は、露光を受ける前にクリーナ(不図示)で表面の残存トナーが除去され、イレーサランプ(不図示)に照射されて除電された後、各帯電器312により一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記レーザ光による露光を受けると、各感光体ドラム311の表面に静電潜像が形成される。
静電潜像は、それぞれ各現像器314により現像され、これにより各感光体ドラム311の表面にY、M、C、K色のトナー像が作像され、一次転写位置において各一次転写ローラ315の静電的作用により、矢印方向に回転する中間転写ベルト321上に順次転写されていく。この際、各色の作像動作は、各色のトナー像が中間転写ベルト321上の同じ位置に重ね合わせられるように、Y、M、C、K色の順にタイミングをずらして実行される。
一方、中間転写ベルト321上の各色トナー像の作像タイミングに合わせて、給紙搬送部330からは、タイミングローラ対334を介して用紙が給送されて来ており、二次転写位置において二次転写ローラ335と駆動ローラ322間に生じる静電的作用により、中間転写ベルト321上のトナー像が用紙に二次転写される。二次転写位置を通過した用紙は、定着部340に搬送され、ここでトナー像が加圧、加熱されて用紙の第1面に定着され、排出ローラ対336を介して排出トレイ337上に排出される。
プリンタ制御部350は、CPU、動作プログラム等を記憶するROM、可変データを記憶する不揮発メモリ、記憶手段等から構成されるコンピューターシステムであって、各ユニットを制御することによって複写機1全体の機能及び動作を制御する。これにより、複写機1はプリントジョブ等の処理が可能となる。
複写機1上面の操作しやすい位置には、操作パネル10が配されている。操作パネル10には、コピー枚数を設定するためのテンキー、原稿読取モードとして、両面と片面、高解像度と低解像度等の読み取りを切り換えるためのキーなどが配置されており、ユーザは、各キーを押下することにより各モードを選択することができる。
さらに、操作パネル10には、装置本体110を自動で開閉するための「開閉」キーが配置されている。装置本体110が閉じた状態のときにユーザにより「開閉」キーが押下されると、開動作を促す操作情報が操作パネル10から開閉指示部179へと出力される。また、装置本体110が開いた状態のときにユーザにより「開閉」キーが押下されると、閉動作を促す操作情報が操作パネル10から開閉指示部179へと出力される。
[自動原稿搬送装置及び画像形成装置の動作]
次に、本実施の形態に係る複写機1の動作について説明する。本実施の形態に係る複写機1は、ADFユニット100の装置本体110を自動開閉させる動作、特に、「開閉」キーの押下により自動で装置本体110を開く動作(開動作)に特徴を有し、その他の動作については基本的に公知の複写機と同様であるため、ここでは開動作についてのみ説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、検出手段130,140による検出結果が所定条件を満たす場合に、駆動手段160がヒンジ結合部150に駆動力を付与するのを抑制する。所定条件を満たす場合とは、具体的には、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有る場合である。
図5に示すように、ユーザにより操作パネル10の「開閉」キーが押下され(ステップS101で「YES」)、開動作を促す操作情報が操作パネル10からADF・CPU171へ出力されると、検出手段130,140がトレイ111,112上の原稿の有無を検出する(ステップS102)。
開閉制御部172は、その検出結果に基づいて原稿の有無を判断する(ステップS103)。検出手段130,140のいずれかで原稿が検出された場合、少なくとも一方のトレイ111,112上に原稿が有ると判断し(ステップS103で「YES」)、検出手段130,140のいずれでも原稿が検出されなかった場合、いずれのトレイ111,112上にも原稿が無いと判断する(ステップS103で「NO」)。
いずれのトレイ111,112上にも原稿が無いと判断した場合(ステップS103で「NO」)、開閉制御部172は駆動手段160を制御して開閉モータ161を通常速度で回転させる(ステップS104)。これにより、装置本体110は通常速度で開き始める。装置本体110が全開位置(全開角度になる位置)に到達すると(ステップS105で「YES」)、開閉モータ161を停止させて(ステップS106)、装置本体110を全開位置で停止させる。この場合、開閉制御部172は、図6(a)に示すように、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる。
一方、ステップS103に戻って、少なくとも一方のトレイ111,112上に原稿が有ると判断した場合(ステップS103で「YES」)、開閉モータ161を回転させることなく開動作を完了する。すなわち、装置本体110は閉じたままである。この場合、開閉制御部172は、図6(b)に示すように、開閉モータ161を全く回転させず、その結果装置本体110は全く開かないため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は装置本体110を全開させ、トレイ111,112に原稿が有る場合は装置本体110を全開させない処理を行う。
図7に示すように、ユーザにより操作パネル10の「開閉」キーが押下され(ステップS201で「YES」)、開動作を促す操作情報が操作パネル10からADF・CPU171へ出力されると、検出手段130,140がトレイ111,112上の原稿の有無を検出する(ステップS202)。
開閉制御部172は、その検出結果に基づいて原稿の有無を判断する(ステップS203)。検出手段130,140のいずれかで原稿が検出された場合、少なくとも一方のトレイ111,112上に原稿が有ると判断し(ステップS203で「YES」)、検出手段130,140のいずれでも原稿が検出されなかった場合、いずれのトレイ111,112上にも原稿が無いと判断する(ステップS203で「NO」)。
いずれのトレイ111,112上にも原稿が無いと判断した場合(ステップS203で「NO」)、前記ステップS104〜ステップS106と同様の処理であるステップS204〜ステップS206が行われる。この場合、開閉制御部172は、図8(a)に示すように、装置本体110が全開位置(装置本体110の開き角度が第1角度になる位置)に到達するまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる。
一方、ステップS203に戻って、少なくともいずれか一方のトレイ111,112上に原稿が有ると判断した場合(ステップS203で「YES」)、開閉制御部172は駆動手段160を制御して開閉モータ161を通常速度で回転させる(ステップS207)。これにより、装置本体110は通常速度で開き始める。開閉モータ161が回転し始めると、開閉制御部172は開閉モータ161の回転量をパルスカウントする(ステップS208)。そして、装置本体110が低位置(第2角度)に到達すると(ステップS209で「YES」)、開閉モータ161を停止させる(ステップS206)。なお、装置本体110が低位置となる第2角度は、装置本体110が全開位置となる第1角度よりも小さい角度であって、トレイ111,112に載置された原稿が落ち難い角度に予め設定されている。この場合、開閉制御部172は、図8(b)に示すように、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させるが、その回転時間は装置本体110が全開位置に到達するために必要な時間よりもt1だけ短い。したがって、装置本体110は全開位置まで到達せず、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第3の実施形態>
第3の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は搬送手段を通常速度(第1速度)で全開させ、トレイ111,112に原稿が有る場合は搬送手段を通常よりも遅い低速(第2速度)で動かすと共に全開させない処理を行う。
図9に示すように、ユーザにより操作パネル10の「開閉」キーが押下され(ステップS301で「YES」)、開動作を促す操作情報が操作パネル10からADF・CPU171へ出力されると、検出手段130,140がトレイ111,112上の原稿の有無を検出する(ステップS302)。
開閉制御部172は、その検出結果に基づいて原稿の有無を判断する(ステップS303)。検出手段130,140のいずれかで原稿が検出された場合、少なくとも一方のトレイ111,112上に原稿が有ると判断し(ステップS303で「YES」)、検出手段130,140のいずれかで原稿が検出された場合、いずれのトレイ111,112上にも原稿が無いと判断する(ステップS301で「NO」)。
いずれのトレイ111,112上にも原稿が無いと判断した場合(ステップS303で「NO」)、前記ステップS104〜ステップS106と同様の処理であるステップS304〜ステップS306が行われる。この場合、開閉制御部172は、図10(a)に示すように、装置本体110が全開位置(装置本体110の開き角度が第1角度になる位置)に到達するまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる。
一方、ステップS303に戻って、少なくともいずれか一方のトレイ111,112上に原稿が有ると判断した場合(ステップS303で「YES」)、開閉制御部172は駆動手段160を制御して開閉モータ161を低速で回転させる(ステップS307)。なお、低速は通常速度よりも遅い速度であって、トレイ111,112に載置された原稿が落ち難い速度に予め設定されている。これにより、装置本体110は低速で開き始める。開閉モータ161が回転し始めると、開閉制御部172が開閉モータ161の回転量をパルスカウントする(ステップS308)。そして、装置本体110が低位置(第2角度)に到達すると(ステップS309で「YES」)、開閉モータ161を停止させる(ステップS306)。なお、装置本体110が低位置となる第2角度は、装置本体110が全開位置となる第1角度よりも小さい角度であって、トレイ111,112に載置された原稿が落ち難い角度に予め設定されている。この場合、開閉制御部172は、図10(b)に示すように、装置本体110が通常速度で開くモータパルスよりもパルス幅(半周期幅)がt2だけ大きいモータパルスで開閉モータ161を回転させる。また、その回転時間は装置本体110が全開位置に到達するために必要な時間よりもt1だけ短い。したがって、装置本体110は通常よりも遅い速度で開き、しかも全開位置まで到達しないため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第4の実施形態>
図11に示すように、第4の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、図12に示す全開位置(第1角度)まで装置本体110が開くように、トレイ111,112に少量の原稿が有る場合は、図12に示す高位置(第2角度)まで装置本体110が開くように、トレイ111,112に多量の原稿が有る場合は、図12に示す低位置(第3角度)までしか装置本体110が開かないように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無及び原稿量を検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が通常速度で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第1角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量未満であると判断した場合、装置本体110が通常速度で高位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第1角度よりも小さい第2角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準量は、トレイ111,112に載置された原稿が高位置(第2角度)において落ち難い原稿量に予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上であると判断した場合、装置本体110が通常速度で低位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第2角度よりも小さい第3角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
上記において両方のトレイ111,112に原稿が有る場合は、図13に基づいて説明する以下の処理により、原稿量が基準量以上であるか否かの判断の対象となるトレイを決定する。
図13に示すように、まず、開閉制御部172が、給紙トレイ111に原稿が有るか否かを判断し(ステップS401)、さらに排紙トレイ112に原稿が有るか否かを判断する(ステップS402)。給紙トレイ111に原稿があり(ステップS401で「YES」)、排紙トレイ112にも原稿がある場合(ステップS402で「YES」)、これがすなわち両方のトレイ111,112に原稿がある場合である。
両方のトレイ111,112に原稿が有る場合、次に、開閉制御部172は、給紙トレイ111の方が原稿量が多いか否かを判断する(ステップS403)。給紙トレイ111の方が多い場合及び同等の場合(ステップS403で「YES」)、給紙トレイ111を原稿量が基準量以上であるか否かの判断対象に決定する(ステップS404)。一方、給紙トレイ111の方が少ない場合(ステップS403で「NO」)、排紙トレイ112を原稿量が基準量以上であるか否かの判断対象に決定する(ステップS405)。
なお、給紙トレイ111にのみ原稿が有る場合、すなわち、給紙トレイ111に原稿が有り(ステップS401で「YES」)、排紙トレイ112に原稿が無い(ステップS402で「NO」)場合は、当然のことながら対象を給紙トレイ111に決定する。また、排紙トレイ112にのみ原稿が有る場合、すなわち、給紙トレイ111に原稿が無く(ステップS401で「NO」)、排紙トレイ112に原稿が有る(ステップS406で「YES」)場合は、当然のことながら対象を排紙トレイ112に決定する。そして、給紙トレイ111に原稿が無く(ステップS401で「NO」)、排紙トレイ112にも原稿が無い場合(ステップS406で「NO」)、対象を決定することなく処理を終了する。
原稿サイズが基準サイズ以上であるか否かの判断の対象となるトレイを決定する場合は、ステップS403において給紙トレイ111の方が原稿サイズが大きいか否かを判断する点が異なる以外、基本的に上記と同様の処理を行う。
以上の処理は、第5〜第12の実施形態においても同様に行われる。
<第5の実施形態>
図14に示すように、第5の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、図15に示す全開位置(第1角度)まで装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さいサイズの原稿が有る場合は、図15に示す高位置(第2角度)まで装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きいサイズの原稿が有る場合は、図15に示す低位置(第3角度)までしか装置本体110が開かないように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無及び原稿サイズを検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が通常速度で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第1角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が通常速度で高位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第1角度よりも小さい第2角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準サイズは、トレイ111,112に載置された原稿が高位置(第2角度)において落ち難い原稿サイズに予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上であると判断した場合、装置本体110が通常速度で低位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第2角度よりも小さい第3角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第6の実施形態>
図16に示すように、第6の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、図17に示す全開位置(第1角度)まで装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さいサイズの原稿が少量有る場合は、図17に示す高位置(第2角度)まで装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さいサイズの原稿が多量有る場合は、図17に示す中位置(第3角度)まで装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きいサイズの原稿が少量有る場合は、図17に示す中位置まで装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きいサイズの原稿が多量に有る場合は、図17に示す低位置(第4角度)までしか装置本体110が開かないように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無、原稿量及び原稿サイズを検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が通常速度で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第1角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量未満且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が通常速度で高位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第1角度よりも小さい第2角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準量及び基準サイズは、トレイ111,112に載置された原稿が高位置(第2角度)において落ち難い原稿量・原稿サイズに予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上且つ原稿サイズが前記基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が通常速度で中位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第2角度よりも小さい第3角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が前記基準量未満且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上であると判断した場合、装置本体110が通常速度で中位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が前記第3角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上であると判断した場合、装置本体110が通常速度で低位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、開閉制御部172は、装置本体110の開き角度が第3角度よりも小さい第4角度になるまでの間、装置本体110が通常速度で開くモータパルスで開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第7の実施形態>
図18に示すように、第7の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、全開位置まで超高速(第1速度)で装置本体110が開くように、トレイ111,112に少量の原稿が有る場合は、全開位置まで高速(第2速度)で装置本体110が開くように、トレイ111,112に多量の原稿が有る場合は、全開位置まで低速(第3速度)で装置本体110が開くように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無及び原稿量を検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が超高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図19(a)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が超高速で開くモータパルス(パルス幅t1)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量未満であると判断した場合、装置本体110が超高速よりも遅い高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図19(b)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が高速で開くモータパルス(パルス幅t1よりも大きいパルス幅t2)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準量は、トレイ111,112に載置された原稿が高速(第2速度)で落ち難い原稿量に予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上であると判断した場合、装置本体110が高速よりも遅い低速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図19(c)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が低速で開くモータパルス(パルス幅t2よりも大きいパルス幅t3)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第8の実施形態>
図20に示すように、第8の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、全開位置まで超高速(第1速度)で装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さなサイズの原稿が有る場合は、全開位置まで高速(第2速度)で装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きなサイズの原稿が有る場合は、全開位置まで低速(第3速度)で装置本体110が開くように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無及び原稿サイズを検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が超高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図21(a)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が超高速で開くモータパルス(パルス幅t1)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が超高速よりも遅い高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図21(b)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が高速で開くモータパルス(パルス幅t1よりも大きいパルス幅t2)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準サイズは、トレイ111,112に載置された原稿が高速(第2速度)で落ち難い原稿サイズに予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上であると判断した場合、装置本体110が高速よりも遅い低速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図21(c)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が低速で開くモータパルス(パルス幅t2よりも大きいパルス幅t3)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第9の実施形態>
図22に示すように、第9の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、全開位置まで超高速で装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さなサイズの原稿が少量有る場合は、全開位置まで高速で装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きなサイズの原稿が少量有る場合は、全開位置まで中速で装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さなサイズの原稿が大量に有る場合は、全開位置まで中速で装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きなサイズの原稿が多量に有る場合は、全開位置まで低速で装置本体110が開くように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無、原稿量及び原稿サイズを検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が超高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図23(a)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が超高速で開くモータパルス(パルス幅t1)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量未満且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が超高速よりも遅い高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図23(b)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が高速で開くモータパルス(パルス幅t1よりも大きいパルス幅t2)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準量及び基準サイズは、トレイ111,112に載置された原稿が高速で落ち難い基準量及び原稿サイズに予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量以上且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が高速よりも遅い中速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図23(c)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が中速で開くモータパルス(パルス幅t2よりも大きいパルス幅t3)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量未満且つ原稿サイズが基準サイズ以上であると判断した場合も、原稿が有り且つ原稿量が基準量以上且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合と同様である。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量以上且つ原稿サイズが基準サイズ以上であると判断した場合、装置本体110が中速よりも遅い低速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図23(d)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間、装置本体110が低速で開くモータパルス(パルス幅t3よりも大きいパルス幅t4)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第10の実施形態>
図24に示すように、第10の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、全開位置(装置本体110の開き角度が第1角度になる位置)まで超高速(第1速度)で装置本体110が開くように、トレイ111,112に少量の原稿が有る場合は、高位置(装置本体110の開き角度が第1角度よりも小さい第2角度になる位置)まで高速(第2速度)で装置本体110が開くように、トレイ111,112に多量の原稿が有る場合は、低位置(装置本体110の開き角度が第2角度よりも小さい第3角度になる位置)まで低速(第3速度)で装置本体110が開くように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無及び原稿量を検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が超高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図25(a)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間(時間t1)、装置本体110が超高速で開くモータパルス(パルス幅t2)でt2開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量未満であると判断した場合、装置本体110が超高速よりも遅い高速で高位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図25(b)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が高位置に到達するまでの間(時間t1よりも短い時間t3)、装置本体110が高速で開くモータパルス(パルス幅t2よりも大きいパルス幅t4)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準量は、トレイ111,112に載置された原稿が高位置(第2角度)・高速(第2速度)で落ち難い原稿量に予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上であると判断した場合、装置本体110が高速よりも遅い低速で低位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図25(c)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が低位置に到達するまでの間(時間t3よりも短い時間t5)、装置本体110が低速で開くモータパルス(パルス幅t4よりも大きいパルス幅t6)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第11の実施形態>
図26に示すように、第11の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、全開位置(装置本体110の開き角度が第1角度になる位置)まで超高速(第1速度)で装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さなサイズの原稿が有る場合は、高位置(装置本体110の開き角度が第1角度よりも小さい第2角度になる位置)まで高速(第2速度)で装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きなサイズの原稿が有る場合は、低位置(装置本体110の開き角度が第2角度よりも小さい第3角度になる位置)まで低速(第3速度)で装置本体110が開くように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無及び原稿サイズを検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が超高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図27(a)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間(時間t1)、装置本体110が超高速で開くモータパルス(パルス幅t1)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が超高速よりも遅い高速で高位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図27(b)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が高位置に到達するまでの間(時間t1よりも短い時間t3)、装置本体110が高速で開くモータパルス(パルス幅t2よりも大きいパルス幅t4)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準サイズは、トレイ111,112に載置された原稿が高位置(第2角度)・高速(第2速度)で落ち難い原稿サイズに予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上であると判断した場合、装置本体110が高速よりも遅い低速で低位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図27(c)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が低位置に到達するまでの間(時間t3よりも短い時間t5)、装置本体110が低速で開くモータパルス(パルス幅t4よりも大きいパルス幅t6)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
<第12の実施形態>
図28に示すように、第9の実施形態に係るADFユニット100の開閉制御部172は、トレイ111,112に原稿が無い場合は、全開位置(装置本体110の開き角度が第1角度になる位置)まで超高速で装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さなサイズの原稿が少量有る場合は、高位置(装置本体110の開き角度が第1角度よりも小さい第2角度になる位置)まで高速で装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きなサイズの原稿が少量有る場合は、中位置(装置本体110の開き角度が第2角度よりも小さい第3角度になる位置)まで中速で装置本体110が開くように、トレイ111,112に小さなサイズの原稿が大量に有る場合は、中位置まで中速で装置本体110が開くように、トレイ111,112に大きなサイズの原稿が多量に有る場合は、低位置(装置本体110の開き角度が第3角度よりも小さい第4角度になる位置)まで低速で装置本体110が開くように、開動作を制御する。
具体的には、検出手段130,140は、原稿載置状況としてトレイ111,112に載置された原稿の有無、原稿量及び原稿サイズを検出する。
そして、開閉制御部172は、いずれのトレイ111,112にも原稿が無いと判断した場合、装置本体110が超高速で全開位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図29(a)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が全開位置に到達するまでの間(時間t1)、装置本体110が超高速で開くモータパルス(パルス幅t2)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量未満且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が超高速よりも遅い高速で高位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図29(b)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が高位置に到達するまでの間(時間t1よりも短い時間t3)、装置本体110が高速で開くモータパルス(パルス幅t2よりも大きいパルス幅t4)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。なお、基準量及び基準サイズは、トレイ111,112に載置された原稿が高位置(第2角度)・高速で落ち難い基準量及び原稿サイズに予め設定されている。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量以上且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合、装置本体110が高速よりも遅い中速で中位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図29(c)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が中位置に到達するまでの間(時間t3よりも短い時間t5)、装置本体110が中速で開くモータパルス(パルス幅t4よりも大きいパルス幅t6)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量未満且つ原稿サイズが基準サイズ以上であると判断した場合も、原稿が有り且つ原稿量が基準量以上且つ原稿サイズが基準サイズ未満であると判断した場合と同様である。
また、開閉制御部172は、少なくとも一方のトレイ111,112に原稿が有り且つ原稿量が基準量以上且つ原稿サイズが基準サイズ以上であると判断した場合、装置本体110が中速よりも遅い低速で低位置まで到達するように駆動手段160を制御する。言い換えると、図29(d)に示すように、開閉制御部172は、装置本体110が低位置に到達するまでの間(時間t5よりも短い時間t7)、装置本体110が低速で開くモータパルス(パルス幅t6よりも大きいパルス幅t8)で開閉モータ161を回転させる制御を行う。
このような開動作制御が行われるため、トレイ111,112からの原稿の落下が防止される。
[変形例]
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は本実施の形態に限定されないことはいうまでもない。例えば、画像形成装置は、複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ機能を備えた複合機であっても良い。
また、本実施の形態に係る画像形成装置では、給紙トレイと排紙トレイの両方のトレイを対象として原稿の原稿載置状況を検出したが、いずれか一方のトレイのみに検出手段を配置し、そのトレイに載置された原稿の原稿載置状況だけを検出する構成であっても良い。また、給紙トレイと排紙トレイのいずれか一方のトレイが自動原稿搬送装置の装置本体に固定されておらず、当該装置本体に伴って回転駆動しない場合や、一方のトレイからはその形状・構造上、原稿が落下し難いと考えられる場合は、当該装置本体に伴って回転駆動する他方のトレイや、原稿が落下する可能性の高い方のトレイにのみ検知手段を設け、当該検知手段による検知結果に基づいて制御手段が駆動手段の駆動を抑制し若しくは駆動量制御を行う構成としても良い。
また、検出手段はトレイ上の原稿載置状況を検出できるものであればよいので、給紙トレイ及び/又は排紙トレイに設けられることで被設置トレイ上における原稿載置状況を検出するのみならず、少なくともその一部がトレイ以外に設けられ、トレイ上の状態を検知するよう構成することもできる。
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ機及び複合機等の画像形成装置に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る複写機の全体の構成を示す概略構成図である。 ヒンジ結合部によるADFユニットとスキャナユニットとの結合状態を説明するための模式図である。 ヒンジ結合部及び駆動手段の構成を示す概略構成図である。 ADF制御部、スキャナ制御部及びプリンタ制御部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る開動作処理の内容を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図6(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図6(b)は給紙トレイ上に原稿が有る場合を示す。 第2の実施形態に係る開動作処理の内容を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図8(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図8(b)は給紙トレイ上に原稿が有る場合を示す。 第3の実施形態に係る開動作処理の内容を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図10(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図10(b)は給紙トレイ上に原稿が有る場合を示す。 第4の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第4の実施形態に係る開動作を説明するための概念図である。 原稿量が基準量以上であるか否かの判断の対象となるトレイを決定する処理の内容を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第5の実施形態に係る開動作を説明するための概念図である。 第6の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第6の実施形態に係る開動作を説明するための概念図である。 第7の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第7の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図19(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図19(b)は給紙トレイ上に少量の原稿が有る場合を示し、図19(c)は給紙トレイ上に多量の原稿が有る場合を示す。 第8の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第8の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図21(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図21(b)は給紙トレイ上に小さいサイズの原稿が有る場合を示し、図21(c)は給紙トレイ上に大きいサイズの原稿が有る場合を示す。 第9の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第9の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図23(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図23(b)は給紙トレイ上に小さいサイズの原稿が少量有る場合を示し、図23(c)は給紙トレイ上に小さいサイズの原稿が多量に有る場合及び給紙トレイ上に大きいサイズの原稿が少量有る場合を示し、図23(d)は給紙トレイ上に大きいサイズの原稿が多量に有る場合を示す。 第10の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第10の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図25(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図25(b)は給紙トレイ上に少量の原稿が有る場合を示し、図25(c)は給紙トレイ上に多量の原稿が有る場合を示す。 第11の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第11の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図27(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図27(b)は給紙トレイ上に小さいサイズの原稿が有る場合を示し、図27(c)は給紙トレイ上に大きいサイズの原稿が有る場合を示す。 第12の実施形態に係る開情報テーブルの内容を示す図である。 第12の実施形態に係る開動作を説明するためのタイムチャートであって、図29(a)は給紙トレイ上に原稿が無い場合を示し、図29(b)は給紙トレイ上に小さいサイズの原稿が少量有る場合を示し、図29(c)は給紙トレイ上に小さいサイズの原稿が多量に有る場合及び給紙トレイ上に大きいサイズの原稿が少量有る場合を示し、図29(d)は給紙トレイ上に大きいサイズの原稿が多量に有る場合を示す。
符号の説明
1 画像形成装置
100 自動原稿搬送装置
110 装置本体
111 給紙トレイ
112 排紙トレイ
130,140 検出手段
160 駆動手段
172 制御手段
179 指示手段
200 原稿読取装置

Claims (13)

  1. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御若しくは駆動量制御を行う制御手段と、
    を備え
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として、原稿量及び原稿サイズのうちの少なくとも一つを検出することを特徴とすることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記装置本体の開き速度が前記原稿載置状況に応じて切り替わるように前記駆動速度制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段による検出結果が所定条件を満たす場合に、前記駆動手段の駆動を抑制し、前記検出手段による検出結果が前記所定条件を満たさない場合に、前記駆動手段の駆動を許可することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動量制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無及び原稿量を検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き角度が第1角度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が基準量未満の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第1角度よりも小さい第2角度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第2角度よりも小さい第3角度となるように、
    前記駆動量制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  5. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動量制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無及び原稿サイズを検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き角度が第1角度となるように、
    原稿が有り且つ原稿サイズが基準サイズ未満の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第1角度よりも小さい第2角度となるように、
    原稿が有り且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第2角度よりも小さい第3角度となるように、
    前記駆動量制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  6. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動量制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無、原稿量及び原稿サイズを検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き角度が第1角度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が基準量未満且つ原稿サイズが基準サイズ未満の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第1角度よりも小さい第2角度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上且つ原稿サイズが前記基準サイズ未満、又は、原稿が有り且つ原稿量が前記基準量未満且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第2角度よりも小さい第3角度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第3角度よりも小さい第4角度となるように、
    前記駆動量制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  7. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無及び原稿量を検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き速度が第1速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が基準量未満の場合は、前記装置本体の開き速度が前記第1速度よりも遅い第2速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上の場合は、前記装置本体の開き速度が前記第2速度よりも遅い第3速度となるように、
    前記駆動速度制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  8. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無及び原稿サイズを検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き速度が第1速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿サイズが基準サイズ未満の場合は、前記装置本体の開き速度が前記第1速度よりも遅い第2速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き速度が前記第2速度よりも遅い第3速度となるように、
    前記駆動速度制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  9. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無、原稿量及び原稿サイズを検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き速度が第1速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が基準量未満且つ原稿サイズが基準サイズ未満の場合は、前記装置本体の開き速度が前記第1速度よりも遅い第2速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上且つ原稿サイズが前記基準サイズ未満、又は、原稿が有り且つ原稿量が前記基準量未満且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き速度が前記第2速度よりも遅い第3速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き速度が前記第3速度よりも遅い第4速度となるように、
    前記駆動速度制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  10. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御若しくは駆動量制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無及び原稿量を検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き角度が第1角度となり且つ開き速度が第1速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が基準量未満の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第1角度よりも小さい第2角度となり且つ開き速度が前記第1速度よりも遅い第2速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第2角度よりも小さい第3角度となり且つ開き速度が前記第2速度よりも遅い第3速度となるように、
    前記駆動速度制御及び駆動量制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  11. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御若しくは駆動量制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無及び原稿サイズを検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き角度が第1角度となり且つ開き速度が第1速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿サイズが基準サイズ未満の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第1角度よりも小さい第2角度となり且つ開き速度が前記第1速度よりも遅い第2速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第2角度よりも小さい第3角度となり且つ開き速度が前記第2速度よりも遅い第3速度となるように、
    前記駆動速度制御及び駆動量制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  12. 原稿読取装置上面のプラテン上に装置本体がヒンジ結合によって開閉自在に載置される自動原稿搬送装置であって、
    前記装置本体上の給紙トレイと排紙トレイとの少なくとも一方に対して、当該トレイ上における原稿載置状況を検出する検出手段と、
    前記装置本体を前記プラテンから浮上して開く方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を駆動する指示を行う指示手段と、
    前記指示手段の指示に優先して、前記検出手段による検出結果に基づいて前記駆動手段の駆動速度制御若しくは駆動量制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記原稿載置状況として原稿の有無、原稿量及び原稿サイズを検出し、
    前記制御手段は、
    原稿が無い場合は、前記装置本体の開き角度が第1角度となり且つ開き速度が第1速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が基準量未満且つ原稿サイズが基準サイズ未満の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第1角度よりも小さい第2角度となり且つ開き速度が前記第1速度よりも遅い第2速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上且つ原稿サイズが前記基準サイズ未満、又は、原稿が有り且つ原稿量が前記基準量未満且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第2角度よりも小さい第3角度となり且つ開き速度が前記第2速度よりも遅い第3速度となるように、
    原稿が有り且つ原稿量が前記基準量以上且つ原稿サイズが前記基準サイズ以上の場合は、前記装置本体の開き角度が前記第3角度よりも小さい第4角度となり且つ開き速度が前記第3速度よりも遅い第4速度となるように、
    前記駆動速度制御及び駆動量制御を行うことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1つに記載の自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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