JP4590533B2 - 空気極およびその製造方法並びに該空気極を用いた空気二次電池 - Google Patents

空気極およびその製造方法並びに該空気極を用いた空気二次電池 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス拡散性を有し酸素発生・酸素還元がともに可能な空気極およびその製造方法、並びにこの空気極を用いる空気二次電池、さらに詳細には正極・負極以外の補助電極を必要としない空気二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、炭素粉末などの導電材と酸素還元触媒を組み合わせた正極と、亜鉛、アルミニウム、鉄、水素のいずれかを活物質とする負極、およびアルカリ水溶液のような電解液を備え、正極側においては空気中の酸素の還元反応により電力を得ることが可能な空気一次電池が実用に供されている。例えば、正極での酸素/水酸化物イオン対の反応と負極での亜鉛/酸化亜鉛対の反応を組み合わせた場合、起電力が約1.5Vの空気電池を得ることができる。
【0003】
現在実用に供されている空気電池は、放電のみが可能な一次電池である。この場合、正極は正極内部に酸素の浸透が可能なガス拡散性を有し、かつ酸素の還元をできるだけエネルギーロスが小さく、すなわちより小さい分極で行うことができるような酸素還元触媒が必要である。このような目的から、従来正極材料として、導電性を付与しかつ酸素還元触媒を保持するための炭素粉末と、酸素還元触媒である白金、さらにはガス拡散性を付与するとともに正極を成型体として維持する結着剤の役割を担うポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂が用いられ、これらを成型・焼結したものが一般的によく知られている。
【0004】
酸素還元触媒としては、白金のような貴金属以外にも、例えば特開平11−354130号公報に開示されているようなマンガン酸化物、特開平11−339865号公報に開示されているような酸化銀をはじめ、特開平9−259942号公報に記載されているような銀ニッケル複合酸化物、スピネル型化合物、ペロブスカイト型化合物など各種金属、合金、混合酸化物、複合酸化物が提案されてきた。また、正極の導電材となる炭素粉末についても、活性炭や、疎水性処理や親水性処理がなされた炭素粉末などを混合、もしくは積層化して用いることが行われてきた。
【0005】
しかしながら、空気一次電池はその名のとおり放電のみが可能であり、充電によって再生利用できる機能は備えていない。充電が可能となるために、正極、負極のそれぞれの電極において酸化反応と還元反応がいずれも進行可能でなければならない。先にあげた空気一次電池で用いられている負極は、亜鉛、アルミニウム、鉄、水素などのいずれの活物質においても、酸化還元が可能な、すなわち充放電に供することが出来る負極を構成することが可能である。実際に亜鉛の場合にはニッケル−亜鉛二次電池の負極として利用されている亜鉛電極、水素の場合であればニッケル−水素二次電池の負極として利用されている水素吸蔵合金がある。
【0006】
一方、正極側の場合、酸素還元触媒として用いられている各種材料には、酸素発生に対する触媒能はなく、すなわち現在用いられている空気一次電池用の正極では、充電は実用上不可能である。加えて、正極に炭素材料を使用している場合には、仮に充電によって正極上で酸素発生反応を起こそうとすると、同時に炭素が酸化されて最終的には二酸化炭素までに至り、充電ともに炭素が著しく消耗されて使用不能になる。つまり、従来の空気一次電池に使用されている正極では、単に外部回路から電気を供給して充電しても、負極側は対応可能であっても、正極側ではこれに対応する反応を生じせしめることは不可能であり、二次電池として利用することは困難であった。
【0007】
これに対して、空気電池を二次電池として応用する試みがこれまでなされてきた。例えば、特開2000−13328号公報には、光変換部と電池部から空気電池を構成し、電池部は、金属電極、電解質、空気極、および補助電極からなり、空気極は空気中と電解質中に露出し、金属電極と補助電極は前記電解質中に配置され、かつ、前記金属電極と前記補助電極間には、金属電極の充電が行われるような状態に光変化部の出力が接続され、これによって、放電で消耗した金属電極の充電を行うことができる充電式空気電池が開示されている。また、特開平7−282860号公報には、正極としてガス拡散電極を、負極として水素吸蔵合金を、負極充電用補助極として触媒性電極体を備えてなるアルカリ二次電池、および前記ガス拡散電極が空気極であるアルカリ二次電池、並びに前記触媒性電極体の製造方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の充電式空気電池やアルカリ二次電池においては、正極、負極以外に、補助電極または負極充電用補助極と称する充電をするための第3の電極が必要である。したがって、正極、負極のみからなる空気一次電池に比べて電池の構造が複雑であり、電池構成部材が多く、製造プロセスも複雑化し、多工程になるという欠点があった。さらに、第3の電極が必須要件であるため、この電極分の容積、重量が加味されることにより、空気電池の大きなメリットである単位容積当たりもしくは単位重量当たりのエネルギー密度や出力密度が低下すると言う欠点があった。また、本来高エネルギー密度が期待できる空気電池においては、ボタン型電池のような小型、小容量タイプの電池のみならず、正極、負極を積層化することにより、大型電池として電気自動車用電源や家庭用・業務用据え置き型電源としての可能性もあるが、上記のような第3の電極を必要とする場合には、このような積層化による大型化が極めて困難になるという欠点があった。
【0009】
すなわち、上記充電式空気電池の場合には、補助電極が光変化部から構成されるため必ずこの光変化部の直近に受光用窓が必要であって積層化が困難である。一方、上記アルカリ二次電池の場合には、正極と負極充電用補助極、および負極と負極充電用補助極との間の短絡を避けるセパレーターとともに、これらの間の接続を放電時と充電時で切り替える回路が必要となるため、積層化による大型電池を構成しようとする場合、その電池構造が極めて複雑で、結果的に高エネルギー密度、高出力密度といった特性を実現することが難しい。
【0010】
以上のように、空気電池を二次電池として応用する上では、第3の電極を用いることなく、正極で酸素発生(充電時)・酸素還元(放電時)のいずれも行うことができる、すなわち二元機能を備えた空気極を用いることが望ましく、軽量化、大容量化、高エネルギー密度化、高出力密度化といった諸特性を向上させるためには、二元機能を備えた空気極を用いることが不可欠である。一方、このような二元機能を備えた空気極については、これまで空気一次電池で使用されている空気極と同様な構造をベースとして、炭素粉末とともに酸素還元用触媒と酸素発生用触媒を混合した構成されたものの例もあるが、酸素発生用触媒として用いる材料が高価な酸化物であり、その触媒必要量が担体である炭素粉末に対して10wt%〜50wt%と高い割合で必要で、必然的に空気極のコストが高くなるという欠点があった。
【0011】
また、炭素粉末を使用しているため、充電によりこれが消耗し、充放電サイクルを繰り返すとその消耗によって早期に使用不能になるという欠点があった。また、酸素還元用触媒粒子および酸素発生用触媒粒子をそれぞれ調製するプロセスが必要であるため製造が多工程で複雑であり、かつこれらの粒子と炭素粉末との混合、分散状態によって空気極の特性が大きく変化し、安定した特性を有する空気極の製造が困難であると言う欠点があった。また、ペロブスカイト型酸化物やスピネル型酸化物などの触媒については、その製造において雰囲気制御された中で600℃以上の高温で熱処理するプロセスが必要であり、触媒製造過程が高コストで複雑であるという欠点があった。
【0012】
上記のような課題に対して、本発明は、ガス拡散性とともに酸素発生と酸素還元が可能な二元機能を備え、かつ少量の酸素発生触媒および酸素還元触媒で高い酸素発生・還元触媒能を有し、酸素発生・還元サイクルに対して高耐久性をする空気極の提供を目的とする。また、本発明は、前記特性を有する空気極の製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、第3の電極を必要とすることなく、正極と負極のみで充放電が可能な簡単な構成で、高エネルギー密度、高出力密度、高耐久性を有し、低コストで、かつ積層化による大容量化が容易に可能な空気二次電池を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に対して、炭素材料に替わる新しい触媒担体の探索とその特性評価、酸素発生および還元に対して高い触媒能を有する物質の開発、特性評価およびその製造プロセスに関する検討、これらに基づいた二元機能を備えた空気極の開発並びに二次電池としての特性評価に対して様々な検討を行った結果より得られた知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0014】
すなわち、本発明は、ニッケル粉末と、このニッケル粉末上に担持されたイリジウムおよび/またはイリジウム酸化物と、前記ニッケル粉末上に担持された酸素還元触媒と、結着剤を備えていることを特徴とする空気二次電池の空気極である。ここで、酸素還元触媒としては、その前駆体溶液にニッケル粉末を浸漬、または前駆体溶液をニッケル粉末に塗布した後、加熱処理することによってニッケル粉末上に担持することが可能なものが望ましく、白金、銀などの貴金属や、貴金属系または遷移金属系酸化物が用いられるが、上記方法での担持が可能であれば、特にこれらの限定されるものではない。また、結着剤としては、撥水性を有するとともに、ニッケル粉末を相互に結着させながらその間隙にガスの拡散を許容することを可能にするものであって、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂系材料が用いられるが、上記条件を満足するものであれば、特にこれに限定されるものではない。
【0015】
イリジウム酸化物、特に二酸化イリジウムは酸素発生に対して極めて高い触媒能を有する。一方、イリジウムも酸素発生触媒能を有するとともに酸素還元に対しても触媒性を発揮する。これをニッケル粉末上に担持することによって、ニッケル粉末に酸素発生触媒能を付与することが可能となる。さらに、ニッケル粉末上に酸素還元触媒を担持したものと、上記イリジウムおよび/またはイリジウム酸化物を担持したものを用いて空気極を構成することによって、酸素発生・酸素還元が可能な二元機能を備えた空気極が得られる。特に、詳細は明らかではないが、担持されたイリジウムおよび/またはイリジウム酸化物とニッケル粉末との間における電子的な相互作用によって、本発明者らはイリジウム単独、イリジウム酸化物単独、またはイリジウムとイリジウム酸化物の混合系にくらべて、本発明におけるイリジウムおよび/またはイリジウム酸化物を担持したニッケルのほうがより高い酸素発生触媒能を有することを見出した。この効果と酸素還元触媒との効果が相まって、本発明によれば従来にない極めて高い酸素発生・酸素還元触媒能とともに、担体であるニッケルは炭素粉末のような酸素発生に伴う酸化消耗を生じないことから、酸素発生・還元サイクルを繰り返しても高い耐久性を有する空気極が実現できる。また、炭素粉末に比べてニッケルは導電率が高いことから、空気極の電極抵抗を低減することが可能となる。
【0016】
また、本発明は、前記イリジウムおよび/またはイリジウム酸化物と前記酸素還元触媒が、前記ニッケル粉末の一粉末上にともに担持されていることを特徴とする上記の空気極である。空気極の形状は、一般的に板状やペレット状などが知られており、空気極の抵抗低減および空気極内での酸素の拡散に伴う分極を低減するためには、その厚みが可能な限り薄いことが好ましい。また空気極は、一方がガス相、他方がアルカリ溶液のような電解液に接触することとなるが、上記厚みを考慮しない場合には、例えば空気極のガス相側に酸素還元触媒をより多く担持し、電解液側に酸素発生触媒をより多く担持した二層構造的な構成とすることも可能である。この方法は、特に一担体上に酸素還元触媒と酸素発生触媒をともに担持することが困難である場合には、特に有効である。
【0017】
しかしながら、上記のように空気極の厚みを可能な限り薄くしようとする場合には、このような二層構造的な構成は限定された厚みの中で、酸素発生が可能な領域もしくは酸素還元が可能な領域のそれぞれを結果的に制限することとなる。しかるに、空気極の抵抗低減と空気極内でのガス拡散に伴う分極を低減するためには、空気極の厚み方向全域において酸素発生・酸素還元が均一にできることが最も好ましい。すなわち、本発明によれば、酸素発生触媒と酸素還元触媒がともに一担体上に担持されているニッケル粉末を用いることから、空気極の厚み方向全体における反応性を向上させ、電極抵抗や電極反応に伴う分極を著しく低減することが可能となる。
【0018】
また、本発明は、前記ニッケル粉末の粒径が1〜50μmであることを特徴とする上記の空気極である。ニッケル粉末の粒径が1μmよりも小さくなると、結着剤によってニッケル粉末表面が覆われる割合が大きくなり、結果的に酸素発生・酸素還元に対してニッケル上に担持された酸素発生触媒、酸素還元触媒が電解液または酸素ガスと接触できる面積が減少するため、電極反応に伴う分極が大きくなるため好ましくない。また、ニッケル粉末の粒径が50μmよりも大きくなると、ニッケル粉末の単位重量当たりまたは単位体積当たりの表面積、すなわち比表面積が小さく、その単位重量当たりまたは単位体積当たりで担持できる酸素発生触媒および酸素還元触媒の量が少なくなるため、電池反応に伴う分極が相対的に大きくなり、反応のエネルギーロスが増加するため好ましくなく、または結着剤によるニッケル粉末間の結合性が悪くなるため好ましくない。尚、ニッケル粉末の粒径はより好ましくは2〜10μmである。
【0019】
また、本発明は、前記酸素還元触媒が白金であることを特徴とする上記の空気極である。白金は貴金属、合金、無機系酸化物の中で酸素還元触媒能が極めて高く、酸素還元反応に対する分極を低減することが可能となる。また、白金は、塩化白金や塩化白金酸などを溶解した水溶液からなる前駆体溶液中に、ニッケル粉末を浸漬、またはこの前駆体溶液をニッケル粉末に塗布した後、200℃程度の低温で2分〜10分程度、空気雰囲気中で熱処理することによって微粒子状に分散された状態でニッケル粉末上に担持することができる。すなわち、極めて簡便なプロセスによってニッケル上への担持が可能であるため、酸素還元触媒として好ましい。
【0020】
また、本発明は、前記イリジウムおよび/またはイリジウム酸化物の粒径が、0.001〜0.1μmであることを特徴とする上記の空気極である。イリジウムおよび/またはイリジウム酸化物の粒径が0.001μmよりも小さくなると、粒径が小さすぎて、触媒、電解液、ガスからなる三相界面の形成が困難となり、酸素発生・酸素還元の両反応の対する分極の増加とともに、触媒とニッケル粉末界面での接触面積の低下により、接触抵抗が増加しひいては空気極全体の電極抵抗が増加する原因となるため好ましくない。また、一般的に物質の化学的、電気的、磁気的な特性については、物質の粒径がサブミクロン以下になると量子サイズ効果といわれる特異な現象があることが知られている。すなわち、酸素発生触媒についてもこのような量子サイズ効果の発現による触媒能の向上が関与していると予測される。このような理由とともに、イリジウムおよび/またはイリジウム酸化物の粒径が0.1μmよりも大きくなると、触媒粒子当たりの比表面積が小さくなり、反応に関与する表面の割合が少なくなって、結果的に酸素発生反応の分極を増加させる原因となるため好ましくない。
【0021】
また、本発明は、前記酸素還元触媒の粒径が、0.001〜0.1μmであることを特徴とする上記の空気極である。酸素還元触媒の粒径が0.001μmよりも小さくなると、粒径が小さすぎて、触媒、電解液、ガスからなる三相界面の形成が困難となり、酸素還元反応に対する分極の増加とともに、触媒とニッケル粉末界面での接触面積の低下により、接触抵抗が増加しひいては空気極全体の電極抵抗が増加する原因となるため好ましくない。また、前述の量子サイズ効果と触媒特性との関係とともに、酸素還元触媒の粒径が0.1μmよりも大きくなると、触媒粒子当たりの比表面積が小さくなり、反応に関与する表面の割合が少なくなって、結果的に酸素還元反応の分極を増加させる原因となるため好ましくない。
【0022】
また、本発明は、ニッケル粉末上にイリジウムの前駆体溶液を付着させてから熱処理し、ニッケル粉末上に酸素還元触媒の前駆体溶液を付着させてから熱処理する工程1と、前記工程1で得られたニッケル粉末と結着剤とを混合後成型する工程2と、工程2で得られた成型体を焼結する工程3とを含むことを特徴とする空気極の製造方法である。イリジウムの前駆体溶液としては、塩化イリジウム、塩化イリジウム酸、イリジウム有機塩などを溶解した水溶液が用いられるが、イリジウムの供給源となる物質については、特にこれらに限定されるものではない。また、酸素還元触媒の前駆体溶液としては、前述のように、塩化白金、塩化白金酸、白金有機塩などを溶解した水溶液などとともに、他の貴金属や遷移金属などを溶解した水溶液が用いられる。また、いずれの前駆体溶液についても、有機物などの分散剤を添加したものでもよい。これらの前駆体溶液にニッケル粉末を浸漬するか、ニッケル粉末に前駆体溶液を塗布することによって、ニッケル粉末上に前駆体溶液を付着させた後、加熱処理を行う。これによって、イリジウムおよび/またはイリジウム酸化物が担持されたニッケル粉末と、酸素還元触媒が担持されたニッケル粉末が得られ、これを結着剤と混合し、成型した後、加熱処理によって焼結させることで目的とする空気極を製造することができる。
【0023】
上記の方法によれば、極めて簡便かつシンプルな方法で、ガス拡散性とともに酸素発生と酸素還元が可能な二元機能を備え、かつ少量の酸素発生触媒および酸素還元触媒で高い酸素発生・還元触媒能を有し、酸素発生・還元サイクルに対して高耐久性をする空気極を製造することが可能となる。特に、酸素発生触媒、酸素還元触媒をいずれも予め調製しておく必要が無く、かつ雰囲気制御された中での高温熱処理プロセスを含まないため、低コストで生産効率がよく、かつ空気極特性のばらつきが少ない安定した空気極を製造する方法を提供することが可能となる。
【0024】
また、本発明は、前記工程1において、イリジウムの前駆体溶液を付着・熱処理したニッケル粉末に、酸素還元触媒の前駆体溶液を付着させてから熱処理することを特徴とする上記の空気極の製造方法である。これにより、一ニッケル粉末上に酸素還元触媒と酸素発生触媒を極めて簡便かつシンプルな方法で担持することが可能となる。
【0025】
また、本発明は、前記工程1において、酸素還元触媒の前駆体溶液を付着・熱処理したニッケル粉末に、イリジウムの前駆体溶液を付着させてから熱処理することを特徴とする上記の空気極の製造方法である。これにより、一ニッケル粉末上に酸素還元触媒と酸素発生触媒を極めて簡便かつシンプルな方法で担持することが可能となる。
【0026】
また、本発明は、上記の空気極を正極とし、亜鉛、鉄、アルミニウム、水素のいずれか1つ活物質とする負極とを備えていること特徴とする空気二次電池である。ここで、亜鉛、鉄、アルミニウムの各元素を活物質とする負極については、従来の亜鉛−空気一次電池、鉄−空気一次電池、アルミニウム−空気一次電池に用いられているような負極を使用することができる。また、水素を活物質とする負極については、La−Ni系合金、La−Nd−Ni系合金、La−Gd−Ni系合金、La−Y−Ni系合金、La−Co−Ni系合金、La−Ce−Ni系合金、La−Ni−Ag系合金、La−Ni−Fe系合金、La−Ni−Cr系合金、La−Ni−Pd系合金、La−Ni−Cu系合金、La−Ni−Al系合金、La−Ni−Mn系合金、La−Ni−In系合金、La−Ni−Sn系合金、La−Ni−Ga系合金、La−Ni−Si系合金、La−Ni−Ge系合金、La−Ni−Al−Co系合金、La−Ni−Al−Mn系合金、La−Ni−Al−Cr系合金、La−Ni−Al−Cu系合金、La−Ni−Al−Si系合金、La−Ni−Al−Ti系合金、La−Ni−Al−Zr系合金、La−Ni−Mn−Zr系合金、La−Ni−Mn−Ti系合金、La−Ni−Mn−V系合金、La−Ni−Cr−Mn系合金、La−Ni−Cr−Zr系合金、La−Ni−Fe−Zr系合金、La−Ni−Cu−Zr系合金、並びに、上記合金中のLa元素をミッシュメタルで置き換えた合金、また、Ti−Zr−Mn−Mo系合金やZr−Fe−Mn系合金、Mg−Ni系合金等のTi、Fe、Mn、Al、Ce、Ca、Mg、Zr、Nb、V、Co、Ni、Cr元素の2組以上の組合せからなる合金等の水素吸蔵合金、更には、Ti、V、Zr、La、Pd、Pt等の水素化物を形成する(水素吸蔵性を有する)金属、又は上記合金や金属の水素化物(水素を吸蔵した物質)などを用いることができる。
【0027】
上記のような構成とすることによって、第3の電極を必要とすることなく、正極と負極のみで充放電が可能な簡単な構成で、高エネルギー密度、高出力密度、高耐久性を有し、低コストで、かつ積層化による大容量化が容易に可能な空気二次電池を提供することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例、比較例を用いてより詳しく説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0029】
(実施例1)
本実施例では、空気極を以下のように作製した。ニッケル粉末(純度99.8%、粒径3〜7μm)約5gを金属イリジウム換算で1mg/mlを含む塩化イリジウム酸溶液50ml中に約60分間浸漬した後、空気雰囲気中の電気炉で420℃、2分間加熱処理した(粉末1)。また、ニッケル粉末(純度99.8%、平均粒径3〜7μm)約5gを金属白金換算で1mg/mlを含む塩化白金酸溶液50ml中に約60分間浸漬した後、空気雰囲気中の電気炉で250℃、2分間加熱処理した(粉末2)。粉末1および粉末2をXPS、EDX、EPMA、TEMにより分析した結果、粉末1表面にイリジウムおよびイリジウム酸化物が担持されていることを確認し、粉末2表面に白金が担持されていることが確認された。また、ICPによる分析の結果、粉末1におけるニッケルとイリジウムの重量比は、約99.5:0.5であり、粉末2におけるニッケルと白金の重量比は約99:1であった。粉末1と粉末2と市販のPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子懸濁液を攪拌混合した後、室温で約30分間乾燥させた。この時、粉末1:粉末2:PTFEの重量比を45:45:10とした。乾燥させたものを成型機を用いてニッケルメッシュ上に成型し、直径13mm、厚さ600μmの成型品を得た後、これを空気雰囲気の電気炉内で、370℃で15分間熱処理し、焼結させることによって空気極を得た。
【0030】
(比較例1)
ニッケル粉末(純度99.8%、平均粒径3〜7μm)と市販のPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子懸濁液を攪拌混合した後、室温で約30分間乾燥させた。この時、ニッケル粉末:PTFEの重量比を90:10とした。乾燥させたものを成型機を用いてニッケルメッシュ上に成型し、直径13mm、厚さ600μmの成型品を得た後、これを空気雰囲気の電気炉内で、370℃で15分間熱処理し、焼結させることによって、空気極を得た。
【0031】
上記実施例1、比較例1で得られた各空気極について、対極に白金板(14cm)、参照極に水銀−酸化水銀電極、電解液に7mol/lのKOH溶液を用いて定電流法による分極曲線の作成を行った。なお、測定方法は定法に従い、電解液中に対極を浸漬し、電解液と参照極間は液絡で接続し、空気極はテフロン製ホルダーを用いて一方が電解液に、他方が空気に接触する構成とした。酸素発生反応(アノード分極)、酸素還元反応(カソード分極)のそれぞれの分極特性図を図1および図2にそれぞれ示した。
【0032】
図1および図2に示したように、本発明の空気極は、極僅かな触媒量であり、極めて簡便なプロセスで触媒をニッケル担体上に担持できるにも関わらず、酸素発生・酸素還元ともに分極が小さく、極めて高い触媒能を有することが判った。また、400mAcm−2という高い電流密度での酸素発生・還元が可能であり、この空気極を用いることで高い出力密度が得られる空気二次電池を作製できることが判った。また、空気極の電極抵抗は見かけの電極面積当たりで約0.05Ωcmであり、ニッケル粉末を用いることで、極めて電極抵抗の小さい空気極を作製できることが判った。さらに、この空気極を電流密度100mAcm−2のパルス電流で、10分毎に酸素発生・酸素還元サイクルを繰り返した結果、100サイクルを超えても酸素発生電位、酸素還元電位に変化が認められず、高耐久性を有することが判った。
【0033】
図3は本発明の空気二次電池の構成の概略を説明した図であり、本図において、1は空気極、2は負極、3は電解液、4はケース、5は正極端子、6は負極端子である。
【0034】
(実施例2)
実施例1の空気極を正極とし、負極にLaNi系水素吸蔵合金(15mm×15mm×3mm)を、電解液に7mol/lのKOH溶液を用いて、図3に示した構造の空気二次電池をテフロン製容器を使って作製した。尚、正極と負極の端子として、ニッケル線をそれぞれに接続した。この電池の起電力は約1Vで、100mAcm−2(正極表面積あたり)での充放電に対して電流効率はほぼ100%であった。また、50サイクルまでの充放電において、充放電電圧に変化は認められず、高い耐久性を有することが判った。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば下記の効果を奏する。
(1)ガス拡散性とともに酸素発生と酸素還元が可能な二元機能を備え、かつ少量の酸素発生触媒および酸素還元触媒で高い酸素発生・還元触媒能を有し、酸素発生・還元サイクルに対して高耐久性を有する空気極を提供できることから、空気極の電極抵抗、酸素発生・還元反応に伴う分極が低減され、空気極におけるエネルギーロスを低減し、出力向上を図ることが出来るとともに、空気極のコスト低下と長寿命化を図ることができる。
(2)上記のような優れた特性、効果を有する空気極を簡便に製造する方法を提供できることから、製造プロセスを従来に比べて単純化できるとともに、製造コストの低減、生産効率の向上が可能となり、かつ空気極の性能にばらつきが少なく製造プロセスの安定性が向上する。
(3)上記のような優れた特性、効果を有する空気極を用いた空気二次電池が提供できることから、空気二次電池の構造をシンプルにすることが可能となるとともに、第3の電極を必要としないため、積層化による大容量化および軽量化が実現可能となり、エネルギー密度および出力密度の向上、電池の低コスト化、長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例と比較例の空気極におけるアノード分極特性を示す図である。
【図2】本発明の実施例と比較例の空気極におけるアノード分極特性を示す図である。
【図3】本発明の空気二次電池の要点を示す図である。
【符号の説明】
1 空気極
2 負極
3 電解液
4 ケース
5 正極端子
6 負極端子

Claims (10)

  1. ニッケル粉末と、このニッケル粉末上に担持されたイリジウムおよび/またはイリジウム酸化物と、前記ニッケル粉末上に担持された酸素還元触媒と、結着剤を備えていることを特徴とする空気二次電池の空気極。
  2. イリジウムおよび/またはイリジウム酸化物と酸素還元触媒が、ニッケル粉末の一粉末上にともに担持されていることを特徴とする請求項1に記載の空気二次電池の空気極。
  3. ニッケル粉末の粒径が1〜50μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の空気二次電池の空気極。
  4. 酸素還元触媒が白金であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気二次電池の空気極。
  5. イリジウムおよび/またはイリジウム酸化物の粒径が、0.001〜0.1μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気二次電池の空気極。
  6. 酸素還元触媒の粒径が、0.001〜0.1μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気二次電池の空気極。
  7. ニッケル粉末上にイリジウムの前駆体溶液を付着させてから熱処理し、ニッケル粉末上に酸素還元触媒の前駆体溶液を付着させてから熱処理する工程1と、前記工程1で得られたニッケル粉末と結着剤とを混合後成型する工程2と、前記工程2で得られた成型体を焼結する工程3とを含むことを特徴とする空気二次電池の空気極の製造方法。
  8. 工程1において、イリジウムの前駆体溶液を付着・熱処理したニッケル粉末に、酸素還元触媒の前駆体溶液を付着させてから熱処理することを特徴とする請求項7に記載の空気二次電池の空気極の製造方法。
  9. 工程1において、酸素還元触媒の前駆体溶液を付着・熱処理したニッケル粉末に、イリジウムの前駆体溶液を付着させてから熱処理することを特徴とする請求項7に記載の空気二次電池の空気極の製造方法。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載の空気極を正極とし、亜鉛、鉄、アルミニウム、水素のいずれか1つ活物質とする負極とを備えていること特徴とする空気二次電池。
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