JP4589836B2 - 光信号受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高速データ伝送を行う為にDQPSK変調又はDPSK変調された光信号を受信して復調する構成を有する光信号受信装置に関する。
インターネット(IP;Internet Protocol)等に代表されるデータ通信システムに於いて、データ通信の需要急増に対処する為に、周波数利用効率を向上させた通信方式として、強度変調差動4値位相シフトキーイング(IM−DQPSK;Intensity Modulation−Diferential Quadrature Phase Shift Keying)方式を適用した光通信システムが検討されている(例えば、非特許文献1,2,3参照)。
図26は、前述のIM−DQPSK変調方式を適用した光信号送受信装置(光トランスポンダ)の説明図であり、100はフレーマ(framer−LSI)、101は光受信部(40GOR)、102は直列変換部(SER)、103は多重分離部(DEMUX)、104はプリコーダ(DQPSK precoder)、105はDQPSK変調部(40G OS DQPSK)、106は光送信部(40GOS)、107は並列変換部(DES)、108は多重部(MUX)、109はDQPSK復調部(40G OR DQPSK)を示す。
又DQPSK変調部105は、その上に概略構成を示すように、分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)111と、位相変調部112と、強度変調部113と、ドライバ(driver)とを含む構成を有し、位相変調部112は、位相変調器114,115とπ/2位相シフト部とにより構成されている。又DQPSK復調部109は、その下に示す概略構成を有するものであるが、この概略構成は、光信号転送方向を反転した状態で図示している。このDQPSK復調部109は、π/4遅延干渉計116と、−π/4遅延干渉計117と、光電変換素子のフォトダイオード(PD)と、増幅器(amp)とを含む構成を有する。
40Gb/sのデータを、光信号に変換し、DQPSK変調方式に従って変調して送受信する場合を示し、クライアント(Client)側からの光信号を光受信部101により受信して電気信号に変換すると共に、16並列(2.5Gb/s×16=40Gb/s)としてフレーマ100に入力する。なお、図に於ける伝送速度の表示には“b/s”を省略している。このフレーマは、SONET(Synchronous Optical Network)、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、OTN(Optical Transport Network)等の伝送方式に従ったフレームに対するマッピング処理及びデマッピング処理を、16並列に変換したデータを用いて行う機能を備えている。
フレーマ100によるフレーム処理により、2.7Gb/s×16の並列データは、直列変換部102により変換した43Gb/sの直列データと21.5Gb/sのクロックCLKとを多重分離部103に入力し、1:2の分離により21.5Gb/sの信号I,Qとして、プリコーダ104に入力し、信号η,ρに変換してDQPSK変調部105に入力する。
プリコーダ104は、次式に示す論理式に従って、入力された同相信号Iと直交信号Qとを、信号η,ρに変換するものであり、図27に示すように、オア回路、アンド回路、インヒビット回路等を組み合わせた論理ゲート回路により構成することができる。なお、Dは1ビットの遅延回路を示す。
Figure 0004589836
プリコーダ104により符号化された信号η,ρをDQPSK変調部105に入力して、DQPSK光信号に変換し、ネットワーク(Network)側へ送信する。このDQPSK変調部105は、分布帰還型半導体レーザ111の出力光を2分岐し、その一方を位相変調器114に、他方をπ/2位相シフトして位相変調器115にそれぞれ入力し、プリコーダ104からの21.5Gb/sの信号η,ρに従って位相変調し、合波して強度変調器113に入力し、21.5GHzのクロック(clock)により強度変調して、43Gb/sのIM−DQPSK光信号として送信する。
DQPSK変調部105の位相変調器114,115及び強度変調器113は、例えば、LiNbO等の電気光学効果素子により構成されたマッハツェンダ(Mach−Zehnder)干渉計を用いた構成が一般的である。
又DQPSK復調部109に、ネットワーク(Network)側からのDQPSK光信号を入力して、2分岐し、一方をπ/4遅延干渉計116に、他方を−π/4遅延干渉計117に入力する。各遅延干渉計116,117は、それぞれ光導波路による2本の光路長を相違させて変調光信号の1シンボル分に相当する遅延τを与える構成とすると共に、遅延干渉計116は、π/4の移相部をアーム上に構成し、遅延干渉部117は、−π/4の移相部をアーム上に構成している。各遅延干渉計116,117の各アームからの光信号は出力側カプラを介してそれぞれ一対の受光素子に入射されて、光電変換により遅延干渉計116側から同相信号Iを出力し、遅延干渉計117側から直交信号Qを出力する。
多重部108は、DQPSK復調部109からの21.5Gb/sの信号I,Qを多重化して43Gb/sの信号と21.5Gb/sのクロック(clock)とを並列変換部107に入力し、2.7Gb/s×16の並列信号に変換し、フレーマ100に入力する。このフレーマ100に於いては、前述のSONET,SDH,OTU等の伝送方式に従ったフレームからデマッピングした2.5Gb/s×16の並列信号を光送信部106に入力して、直列変換し且つ光信号に変換して、40Gb/sの光信号をクライアント(Client)側へ送信する。
又DMPSK方式のM=2nとした光信号の変調及び復調手段に於いて、マッハツェンダ型干渉計を用いた構成が提案されており、n=2の場合は、前述のDQPSK変調方式と同様の構成となる光信号通信システムも知られている(例えば、特許文献1参照)。又位相変調光信号を、クロックによって強度変調して送信し、受信側で強度変調成分を基にクロック再生を行う光信号通信手段も知られている(例えば、特許文献2参照)。又前述の遅延干渉計については、各種の構成及び制御手段が提案されている(例えば、特許文献3〜5参照)。
特表2004−516743号公報 特表2004−533163号公報 国際公開WO03/063515号公報 米国公開2004/0081469号公報 米国公開2004/0081470号公報 P.S.Cho,V.S.Grigoryan,Y.A.Godin,A.Salamon,and Y.Achiam,"Transmission of 25−Gb/s RZ−DQPSK signals with 25−GHz channel spacing over 1000km of SMF−28fiber",IEEE Photon.Techonl.Lett.,vol.15,pp.473−475,Mar.2003, H.Kim,and R−J.Essiambre,"Transmission of 8×20Gb/s DQPSK signals with 25−GHz channel spcing over 310−km SMF with 0.8−b/s/Hz spectral efficiency,"IEEE Photon.Technol.Lett.Lett.,vol.15,pp.769−771,May.,2003 N,Yoshikane,and I.Morita,"1.14b/s/Hz spectrally−efficient 50×85.4Gb/s transmission over 300km using copolarized CS−RZ DQPSK signals",Technical Digest of OF2004,postdeadline paper,PDP38
前述のDQPSK光信号を伝送するシステムに於ける光信号受信装置の主要部を図28に示す。同図に於いて、参照符号121はフロントエンド(40G DQPSK OR)、123はクロック再生部(20G CDR A)、124はクロック再生部(20G CDR B)、126は多重化部(MUX)、128は並列化部(DES;De−Serializer)、129はフレーム処理部(Framer−LSI)を示す。信号の流れる方向は、図26に示す受信処理経路と逆方向を示すものであるが、処理機能は同一である。
従って、フロントエンド121は、図26に於けるDQPSK復調部109の構成に相当する。又クロック再生部123,124から出力される信号は、それぞれ2:1の多重化部126により多重化される。又並列化部128により16並列化(2.7Gb/s×16)して入力するフレーム処理部129は、図26に於けるフレーマ100のデマッピング機能に相当する構成を有する。
フロントエンド121のポートportA,portBから、復調された同相成分の信号I及び直交成分の信号Qが出力されるものであるが、DQPSK光信号が光伝送路を介して伝送される過程に於いて、光ファイバの波長分散や非線形効果の影響により信号波形の劣化が生じることがある。又フロントエンド121に備えられた2つの干渉計は互いに独立しており、経年変化や温度変化等により、最適動作点が変化した場合には、所望の論理関係の信号I,Qが得られない場合が生じる問題がある。
本発明は、DQPSK変調又はDPSK変調された光信号の受信状態を判定して、復調信号が所望の論理関係となるように制御し、経年変化や温度変化等に於いても正常な論理関係となるように受信処理することを目的とする。
本発明の光信号受信装置は、DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DQPSK光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記同相信号又は前記直交信号の何れか一方を基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からの前記クロックを基に前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記クロック再生部に於ける前記同相信号と前記直交信号の論理反転制御と、前記多重化部に於ける前記同相信号と前記直交信号の多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御とを行う制御部とを備えている。
又DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DQPSK光信号を入力して直線偏波とする自動偏光制御器と、該自動偏光制御器からの直線偏波を入力する遅延干渉計と、該遅延干渉計の出力光信号を分岐してそれぞれ入力する偏光分離部と、該偏光分離部により分離された光信号をそれぞれ1対の受光素子からなり、同相信号と直交信号とをそれぞれ出力する差動受光部とを含むフロントエンドと、前記同相信号と前記直交信号とを基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からの前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、該多重化部により多重化した信号を基にフレーム同期検出及び受信状態識別を行うと共に受信フレームのデマッピング処理を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報及び前記受信状態識別の情報を基に、前記クロック再生部に於ける論理反転制御と、前記多重化部に於ける多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御とを行う制御部とを備えている。
又DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DQPSK光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記同相信号と前記直交信号とを基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からの前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御を行う制御部と、前記多重化部に入力される同相信号と直交信号との排他的論理和を基に、直交位相関係であるか否かを判定する同位相検出部とを備え、前記制御部は、前記同位相検出部からの同位相関係の検出情報により、前記フロントエンドの遅延干渉計に対して+π/2又は−π/2の位相制御を行う構成を有するものであり、正確に表現すると、+π/2±nπ又は−π/2±nπの位相制御を行う構成を有するものである。なお、nは整数を示す。
又強度変調されたDQPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、前記DQPSK変調光信号を分岐する光カプラと、該光カプラにより分岐された前記DQPSK変調光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記光カプラにより分岐された前記DQPSK変調光信号を入力して該DQPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、前記フロントエンドからの同相信号と直交信号とを、前記クロック再生部からのクロックに従って多重化する多重化部と、該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からの所望の受信状態か否かの検出情報に従って前記多重化部に於ける多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの遅延干渉計の制御とを行う制御部とを備えている。
又前記受信フレーム処理部は、前記制御部からの論理反転制御信号に従って、入力データの論理反転を行う論理反転回路部と、前記入力データの隣接ビットを交換する隣接ビット交換回路部との何れか一方又は両方を備えた構成を有するものである。
又前記受信フレーム処理部は、前記制御部からの論理反転制御信号に従って、前記フロントエンドから出力される同相信号成分と直交信号成分とをそれぞれ独立に論理反転制御を行う構成を有するものである。即ち、同相信号成分のみの論理反転又は直交信号成分のみの論理反転又は同相信号成分と直交信号成分との両方の論理反転の制御を行うことができる。
又DPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DPSK光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、該フロントエンドの出力信号を基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からクロックと前記フロントエンドからのデータとを入力して並列化する並列化部と、該並列化部からの並列化されたデータを入力してフレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記クロック再生部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御信号を入力する制御部とを備えている。
又DPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DPSK光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、該フロントエンドの出力信号を基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からクロックと前記フロントエンドからのデータとを入力して並列化する並列化部と、該並列化部からの並列化されたデータを入力してフレーム同期検出を行うフレーム同期回路部と論理反転回路部とを含む構成の受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記論理反転回路部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御信号を入力する制御部とを備えている。
又強度変調されたDPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、前記DQPSK変調光信号を分岐する光カプラと、該光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、前記フロントエンドの出力信号と、前記クロック再生部からのクロックに従って並列化する並列化部と、該並列化部により並列化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からの所望の受信状態か否かの検出情報に従って前記クロック再生部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御を行う制御部とを備えている。
又強度変調されたDPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、前記DQPSK変調光信号を分岐する光カプラと、該光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、前記フロントエンドの出力信号と、前記クロック再生部からのクロックに従って並列化する並列化部と、該並列化部により並列化した信号の論理反転制御を行う論理反転回路部と、フレーム同期検出を行うフレーム同期回路部とを含む受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からの所望の受信状態か否かの検出情報に従って前記受信フレーム処理部の前記論理反転回路部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御を行う制御部とを備えている。
受信フレーム処理部9からのLOF/OOF検出時には、クロック再生部3,4に於ける論理反転制御、多重化部6に於ける多重化タイミング制御、遅延干渉計の制御を行うことにより所望の受信状態に引き込むことが可能となる。又受信フレーム処理部9に、同期ビット列の複数の組み合わせに対応したフレーム同期検出部を設けた構成とすることにより、受信状態の直ちに識別することが可能となり、所望の受信状態に迅速に引込むことが可能となる。又同相信号Iと直交信号Qとの論理状態を基に、同位相状態か否かを検出して、遅延干渉計の+π/2又±nπ又は−π/2±nπの制御を行うことにより、前述の論理反転制御、多重化タイミング制御、遅延干渉計の制御により所望の受信状態に引込むことができる。又フロントエンドに、自動偏光制御器と偏波維持ファイバと、遅延干渉計と、偏光分離部と、差動受光部とを含む構成とした場合、1系統の遅延干渉計の構成であるから、小型化と共に制御構成が簡単となる利点がある。
本発明の光信号受信装置は、図1を参照すると、DQPSK光信号を入力して同相信号Iと直交信号Qとの電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンド1と、同相信号Iと直交信号Qとを基にクロックCLKを再生するクロック再生部3,4と、このクロック再生部3,4からの同相信号Iと直交信号Qとを多重化する多重化部6と、この多重化部6により多重化した信号を基にフレーム同期検出を行う受信フレーム処理部9と、この受信フレーム処理部9からのフレーム同期外れの検出情報(LOF/OOF)を基に、クロック再生部3,4に於ける論理反転制御と、多重化部6に於ける多重化のタイミング制御と、フロントエンド1の遅延干渉計の制御とを行う制御部10とを備えている。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1はDQPSK光信号を受信して復調するフロントエンド(40G DQPSK OR)、2は干渉計制御部、3,4はクロック再生部(20G CDR A,20G CDR B)、5はクロック再生制御部(CDR controller)、6は2:1の多重化部(MUX)、7は多重化制御部(MUX controller)、8は並列化部(DES;De−Serializer)、9は受信フレーム処理部(Framer−LSI)、10は制御部(Controller)を示す。又DQPSK信号受信状態の表を示している。なお、この実施例1に於いては、40Gb/sのDQPSK信号について説明するが、これ以上の伝送速度とした場合に対しても、本発明を適用することができる。
又受信フレーム処理部9は、少なくとも受信フレーム同期検出を行う機能を有し、且つLOF(Loss of Frame)/OOF(Out of Frame)検出機能を有するものであり、その検出情報を点線矢印で示すように制御部10に転送する。又従来例のフレーマのDQPSK光信号の受信処理機能に相当する処理機能を備えることができる。なお、受信フレーム処理部9は、16並列データを処理する構成として示しているが、回路素子の動作速度の向上により、並列数を少なくして処理する構成とすることも可能である。又回線容量の増大化に伴い、並列処理数を更に増加させることも可能である。又制御部10は、受信フレーム処理部9からの点線矢印で示すLOF/OOF検出情報が消滅するまで、干渉計制御部2を介して点線矢印の干渉計bias制御として示すように干渉計のバイアス電圧或いは温度の制御を行い、又クロック再生制御部5を介して点線矢印の論理反転制御として示すようにデータの論理反転制御を行い、又多重化制御部7を介して点線矢印のMUXのタイミング制御として示すように、2:1の多重化の順序の制御を行うものである。
その場合、(a)クロック再生制御部5により、クロック再生部3,4のクロックの論理反転制御を行い、(b)多重化制御部7により多重化部6の多重化タイミングを制御し、(c)フロントエンド1のπ/4遅延干渉計及び−π/4遅延干渉計を、干渉計制御部2からバイアス電圧や温度等を制御して最適動作点となるように調整する。なお、+π/2±nπ又は−π/2±nπの位相制御を行う。この干渉計制御部2による調整制御手段は、既に知られている各種の手段を適用することができる。そして、前述の制御(a),(b),(c)を、受信フレーム処理部9からのLOF/OOF検出情報が消滅するまで繰り返す。
例えば、DQPSK信号受信状態の表は、フロントエンド1のポートA(PortA)とポートB(PortB)からの同相信号Iと直交信号Qとについて、論理反転と非反転との状態に対する受信処理可能か否かを示すもので、二重丸印は所望の受信状態、丸印は論理反転により受信可能となる状態、三角印は時間シフトと論理反転との組み合わせにより受信可能となる状態、×印は受信不可能の状態を示す。例えば、二重丸で示すように、フロントエンド1のポートA(PortA)から直交信号Q、ポートB(PortB)から同相信号Iが出力される場合を所望の受信状態として、受信フレーム処理部9に於いてフレーム同期引込みが行われるとすると、丸印の受信状態に於いては、ポートA,Bからの信号の何れか一方又は両方の位相が反転している状態であるから、クロック再生部3,4に於ける論理反転制御により、所望の受信状態の位相関係に戻すことができる。又三角印の受信状態の場合は、ポートA,Bからの信号が、相互に反対の状態であり、又位相反転状態を含む場合であり、この場合は、時間シフトと論理反転との組み合わせの制御により、フレーム同期がとれる所望の受信状態の関係とすることができる。又×印の受信状態の場合は、受信処理不可能となるが、前述の制御(a),(b),(c)を繰り返すことにより、干渉計の最適動作点となるように制御し、再生クロックの論理反転制御及び多重化のタイミング制御によって、所望の受信状態に移行させることも可能である。
図2は、クロック再生部に於ける論理反転の説明図であり、CDR機能及びCDR LSIとして示すクロック再生部の通常状態と論理反転状態とを示す。通常状態では、フロントエンド1のポートA又はポートBからの21.5Gb/sのデータが入力され、21.5Gb/sのクロック(clock output)と、21.5Gb/sのデータ(data output)とが出力されるように、切替スイッチSWが切替えられている。この状態に於いて、制御部10からクロック再生制御部5を介して論理反転制御されると、切替スイッチSWが反転回路not側に切替えられるので、データの論理は反転して出力される。
図3は、多重化部に於けるタイミング制御の説明図であり、2:1多重化を行う多重化部6に於いて、フロントエンド1のポートA,Bからクロック再生部3,4を介して入力されるデータを、Data in portA,Data in portBとして表し、クロック再生部3,4からのクロックをClockとして示し、このクロックの位相を反転させる位相シフト部と切替スイッチSWと多重化部MUXとを含む構成を有し、多重化した出力データをData outとして示す。
又多重化の順序として、ポートAからのデータの次にポートBからのデータの順序となるように多重化する場合、即ち、PortA→Bの順として示す多重化の順序の場合、クロックClockを切替スイッチSWにより多重化部MUXに入力し、多重化部MUXにより多重化すると、波形図のClock,Trigger,In portA,In portB,Data outとして示す状態となる。なお、Triggerは、クロックClockの立ち上がりで、In portAのデータをData outとして出力し、クロックClockの立下りで、In portBのデータをData outとして出力するもので、2:1の多重化データData outが得られる。
又PortB→Aの順として示すように、切替スイッチSWにより、クロックClockを位相シフト部(π)側に切替えて、PortA→Bの順の場合に比較してクロックClock位相を180度の位相シフトにより反転した状態とする。それにより、PortA,Bの多重化順序が反対となり、多重化されたデータData outは、PortA→Bの場合の順序を、PortB→Aの順となるように切替制御することができる。
図4は、本発明の実施例2の要部の説明図であり、受信フレーム処理部(Framer−LSI)9(図1参照)の要部を示し、21はフレーム処理部、22はフレーム同期回路部、23はDQPSK信号の受信状態識別部を示す。なお、(10)は図1に於ける制御部10側を示す。又受信フレーム処理部9には、並列化部8(図1参照)からの2.7Gb/s×16の並列データが入力される。フレーム同期回路部22は、それぞれ異なる組み合わせの同期ビット列について同期検出を行う16個のフレーム同期検出部FSC01〜FSC16を備えている。OTN(Optical Transport Network)については、ITU−T G.709勧告として、既に知られているように、フレームのオーバヘッドにフレーム同期用のFAS;Frame Aliment Signalを検出してフレーム先頭の識別を行うものであり、このFASについては、OA1(“1110110”)とOA2(“00101000”)とを、OA1,OA1,OA1,OA2,OA2,OA2として受信できた時、フレーム同期状態と判定し、フレーム処理部21にフレーム同期信号を入力する。なお、FASは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、SONET(Synchronous Optical Network)に於けるフレームのオーバヘッドの同期バイトA1,A2に相当するから、SDH、SONETの伝送方式に対しても適用可能である。
前述のフレーム同期回路部22は、FASのOA1,OA2を用いたフレーム同期検出に於いて、I,Q信号の論理反転の場合を含めて16通りの組み合わせに対応した16個のフレーム同期検出部FSC01〜FSC16を備えた場合を示す。DQPSK信号の受信状態識別部23は、フレーム同期検出部FSC01〜FSC16の検出信号を入力することにより、何れのフレーム同期検出部からの検出信号かにより受信状態を識別して、制御部10(図1参照)に通知する。又フレーム処理部21は、フレーム同期引き込みを行って、前述のITU−T G.709勧告として知られているOTN又は前述のSDHやSONETのフレームから、前記クライアント側からの送信信号を取り出すフレームのデマッピング処理等を行い、又OOF(out of frame;アウトオブフレーム)及びLOF(loss of frame;ロスオブフレーム)の検出情報を制御部10に転送する機能を備えている。
図5は、図1に於けるDQPSK信号受信状態の表に対応させて、OA1,OA2の組み合わせの16通りを示すものであり、この16通りの組み合わせについて、それぞれ図4に示すフレーム同期検出部FSC01〜FSC16に於いて並列的に検出する。例えば、二重丸印のOA1QI=“11110110”、OA2QI=“00101000”の場合が所望の受信状態であり、フレーム同期検出部FSC01から検出信号がDQPSK信号受信状態識別部23に入力される。DQPSK信号の受信状態識別部23は、制御部10に対してフレーム同期状態の情報を転送する。この場合、所望受信状態であることを制御部10に通知することになる。制御部10は、所望受信状態でない場合、各部を制御して、所望受信状態となるようし、又制御の状態を保持する。
又フレーム同期検出部FSC02〜FSC04の何れかからの検出信号がDQPSK信号の受信状態識別部23に入力された場合は、信号I,Qは、二重丸印で示す所望の受信状態に対して、何れか一方又は両方が論理反転している状態と判定することができる。このような受信状態の情報を制御部10に転送することにより、制御部10は、例えば、図2に示すように、クロック再生部3,4を制御して、論理反転制御により、所望の受信状態の信号I,Qとすることができる。
又フレーム同期検出部FSC05〜FSC08の何れかからの検出信号が得られた場合、DQPSK信号の受信状態識別部23は、三角印で示す何れかの受信状態を示す情報を制御部10に転送する。制御部10は、図3に示すように、多重化部6に於ける多重化の順序の切替えの制御及び図2に示すように、クロック再生部3,4に於ける論理反転の制御を行わせる。又フレーム同期検出部FSC09〜FSC16の何れかからの検出信号が得られた場合、DQPSK信号の受信状態識別部23は、×印で示す何れかの受信状態を示す情報を制御部10に転送する。この場合は、受信不可能の状態を示すから、制御部10は、制御処理を中止するか、又は前述の(a)〜(c)の制御を繰り返す。
この実施例2に於いては、受信フレーム処理部9のフレーム同期検出部FSC01〜FSC16により、DQPSK信号受信状態を並列的に処理するから、前述の制御(a)〜(c)を順次繰り返す場合に比較して、フレーム同期状態への引き込みの高速化を図ることができる。
図6は、本発明の実施例3の要部説明図であり、受信フレーム処理部(Framer−LSI)9(図1参照)の要部を示し、21aはフレーム処理部、22aはフレーム同期回路、25はOTUk−FAS検出回路、26はレジスタを示す。なお、(10)は、図1に於ける制御部10側を示す。受信フレーム処理部9には、図4に示す場合と同様に、並列化部8(図1参照)からの2.7Gb/s×16の並列データが入力される。フレーム同期回路22aは、所望の同期ビットを検出してフレーム同期を行い、そのフレーム同期信号をフレーム処理部21aに入力する。なお、ITU−TG.709勧告に示されたOTN(Optical Transport Network)の場合は、OTU(Optical Transport Unit)のオーバヘッド部に、フレーム同期ビットとして、FAS(Frame Alignment Signal)バイトが規定されており、OA1(“11110110”)と、OA2(“00101000”)とを、OA1,OA1,OA1,OA2,OA2,OA2として受信できた時、フレーム同期状態と判定する。なお、FASは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、SONET(Synchronous Optical Network)に於けるフレームのオーバヘッドの同期バイトA1,A2に相当するから、その場合は、OTUk−FAS検出回路25として示す検出回路は、SDH、SONETの伝送方式に於ける同期バイトA1,A2を検出する検出回路とすることになる。
又レジスタ26は、信号I,Qの受信状態によって変化する図5に示すFASのOA1とOA2との16通りの組み合わせを保持している。又このレジスタ26は、任意に書込みが可能の構成とする。フレーム同期検出回路としてのOTUk−FAS検出回路25は、レジスタ26に保持している16通りのFASの組み合わせを順次取り込み、OA1,OA2の何れの組み合わせでフレーム同期検出が行われたかを検出し、その組み合わせの情報を、(10)として示す制御部に転送する。制御部は、前述の実施例と同様に、所望の受信状態となるように各部を制御することになる。
図7は、前述の図6に於けるOTUk−FAS検出回路25のフローチャートと、レジスタ26とを示すものであり、図6に於けるフレーム同期回路22aに於いて、OOF(Out of Frame)又はLOF(Loss of Frame)検出により、レジスタアドレスを初期値(“0”)に設定し、レジスタ26に保持されているFASのOA1,OA2の組み合わせの中の一つをレジスタアドレスに従って読み込み、その内容(レジスタ値)と受信したOTUk−FASバイトとを比較し、一致した場合は、OTUk−FAS値を出力して制御部に転送する。又一致しない場合は、レジスタアドレスを+1することにより、再度レジスタ26に保持されているFASのOA1,OA2の組み合わせの中の一つをレジスタアドレスに従って読み込み、その内容(レジスタ値)と受信したOTUk−FASバイトとを比較する。この処理ルーチンを比較一致するまで繰り返す。比較一致した時のOTUk−FAS値を制御部に転送することにより、制御部は、図1に於けるDQPSK信号受信状態を判定して、所望の受信状態でない場合は、前述の実施例と同様に、所望の受信状態となるように各部を制御する。
図8は、本発明の実施例4の説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示すもので、31は同位相検出部であり、排他的論理和回路EORとカウンタcounterとを含む構成の場合を示す。又DQPSK信号受信状態は、図1に示す場合と同一の二重丸印、丸印、三角印、×印により、PortA,Bの同相信号Iと直交信号Qとの位相反転、位相非反転の条件に対応して示している。又制御部10から、フレーム周期毎或いは低速クロックに従ったリセット信号RSTを同位相検出部31のカウンタに入力してリセットし、排他的論理和回路による同位相の検出信号のカウントを開始し、次のリセット前のカウント値をDataとして示すように、制御部10に入力する。
この同位相検出回路31は、DQPSK信号受信状態を示す表中の×印の状態、即ち、ポートPortA,PortBについて、両方共に、同一の同相成分の信号I又は同一の直交成分の信号Q、又はそれらの論理反転成分の組み合わせの状態を検出することができる。この×印の状態を検出すると、フロントエンド1の一方の干渉計に対して+π/2又は−π/2の制御を、干渉計制御部2から行うように制御部10から指示する。この制御を正確に表現すると、前述のように、+π/2±nπ又は−π/2±nπの位相制御を行う。なお、nは整数を示す。そして、前述の(a)〜(c)の制御を繰り返して正常な受信状態となるように、各部の制御を行う。又制御部10は、図1に示す場合と同様に、受信フレーム処理部9からの点線矢印で示すLOF/OOF検出情報が消滅するまで、干渉計制御部2を介して点線矢印の干渉計bias制御として示すように干渉計のバイアス電圧或いは温度の制御を行い、又クロック再生制御部5を介して矢印の論理反転制御として示すようにデータの論理反転制御を行い、又多重化制御部7を介して矢印のMUXのタイミング制御として示すように、2:1の多重化の順序の制御を行うものであり、又点線矢印の同位相検出と示すように、排他的論理和回路とカウンタとを含む構成の同位相検出回路31により、位相検出を行って制御部10に通知する。
図9は同位相検出部の説明図であり、(A)は、同位相検出部31の構成を示し、32は排他的論理和回路(EOR)、33は反転回路(not)、34,35はカウンタ、36,37は識別回路を示す。排他的論理和回路32に、フロントエンド1のポートPortA,PortBからクロック再生部3,4を介した21.5Gb/sのデータPortA data、及びデータPortB dataを排他的論理和回路32に入力し、制御部10からのフレーム周期毎或いはそれより低速クロックに従ったリセット信号Resetによりカウンタ34,35をリセットし、排他的論理和回路32の出力信号をカウンタ34と、反転回路33を介してカウンタ35にそれぞれ入力し、クロックClockに従ってカウントアップする。
カウンタ34,35によるフレーム周期等の所定期間毎のカウント値を識別回路36,37に入力して基準値と比較し、その結果の信号Output i,Output jを制御部10に入力する。その場合、例えば、基準値を超えたカウント値の場合は、ハイレベル(H)とし、基準値を超えない場合は、ローレベル(L)とすることができる。
図9の(B)は、前述のデータPortA data,PortB dataの状態と、識別回路36,37の出力信号Outoput i,Outoput jのハイレベル(H)とローレベル(L)との関係を示すもので、データPortA data,PortB dataが同一位相であると、排他的論理和回路32の出力信号はローレベル(L)となり、異なる位相であると、排他的論理和回路32の出力信号はハイレベル(H)となる。カウンタ34,35は、ハイレベルの信号をクロックClockのタイミングでカウントアップするものであるから、同一位相の場合の一方のカウンタ34のカウント値は零に近い値となり、他方のカウンタ35のカウント値は最大値に近い値となる。反対に、異なる位相関係の場合は、一方のカウンタ34のカウント値は最大値に近い値となり、他方のカウンタ36のカウント値は零に近い値となる。従って、識別回路36の出力信号Outoput iがローレベル(L)、識別回路37の出力信号Output jがハイレベル(H)の場合は、同相であると判定することができる。なお、識別回路37の出力信号Output i,Output jが共にハイレベル(H)又はローレベル(L)の場合は、ランダム的な位相関係の場合に相当し、受信状態不明となる。
図10は、本発明の実施例4の説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示す。この実施例5に於いては、フロントエンド1は、自動偏光制御器APCと、遅延干渉計と、偏光分離部PBS(Polarizing Beam Splitter)と、光電変換素子とを含む構成を有する場合を示し、自動偏光制御器APCにより45度の偏波面とした光信号を、偏波面を維持して伝送する偏波維持ファイバを介して遅延干渉計に入力する。又DQPSK信号受信状態を示す表は、前述のフロントエンド1の構成を適用することにより、二重丸印と、丸印と、三角印との状態が生じるが、その他の状態は生じないものとなる。即ち、4通りの組み合わせの論理状態となる。そして、受信フレーム処理部9から制御部10に対する点線矢印で示す受信状態検出の内容に従って、制御部10は、点線矢印の干渉計bias制御として示すように、干渉計制御部2を介して干渉計のバイアス電圧或いは温度の制御を行い、又クロック再生制御部5を介して点線矢印の論理反転制御として示すようにデータの論理反転制御を行い、又多重化制御部7を介して点線矢印のMUXのタイミング制御として示すように、2:1の多重化の順序の制御を行う。
図11は、フロントエンド1と、クロック再生部3,4と、受信フレーム処理部9と、干渉計制御部2及び制御部10の機能としての光位相制御回路47とを示し、フロントエンド1に於ける41は自動偏光制御器(APC)、42は偏波維持ファイバ、43は光波回路、45,46はそれぞれ一対の光電変換素子からなる差動受光回路、51は遅延干渉計、51aは入力側光カプラ、51b、51cはアーム、51dは出力側光カプラ、52,53は偏光分離部(PBS)を示す。
自動偏光制御器41は、DQPSK信号光の偏光状態を任意に変化させることが可能の構成を有するもので、遅延干渉計51の下側のアーム51cの複屈折軸に対して45°傾いた偏光面を有する直線偏光が出力されるように、DQPSK信号光の偏光状態を内部でモニタしてその偏光状態を自動的に制御する。
又遅延干渉計51は、分岐部としての入力側光カプラ51aと上側アーム51bと下側アーム51cと合波部としての出力側光カプラ51dとを有するマッハツェンダ型の光導波路からなり、各アーム51b、51cの光路長を相違させることにより、それぞれに伝搬する光の間にDQPSK信号光の1シンボル分に対応した相対的な遅延時間τの差を発生させる。例えば、上側のアーム51bの全長を下側のアーム51cよりも長くすることにより、偏光状態に依存しない遅延線に相当する遅延時間τの差を与える。又遅延干渉計51の下側のアーム51cは、断面構造又は基板への添加物等を他の部分と相違させることにより、1/4波長板(λ/4)に相当する複屈折を有する光導波路により形成し、入力側光カプラ51aにより2分岐した一方の光のTEモード及びTMモード間にπ/2の複屈折量差を与えることが可能な構成を有するものである。そして、上側及び下側各アーム51b、51cを伝搬した光は、出力側光カプラ51dにより、一旦合波された後に2つに分岐され、相補の関係を有する出力光の一方を偏光分離部52に、他方を偏光分離部53にそれぞれ入力する。
各偏光分離部52,53は、遅延干渉計51の下側のアーム51cの複屈折軸と平行(又は垂直)な光学軸を有し、遅延干渉計51からの光をTEモード光及びTMモード光に分離する。各偏光分離部52,53により分離された各TEモード光は、光波回路43の基板端面まで伸長した出力導波路をそれぞれ伝搬し、各々の出力導波路の端面近傍に配置された差動受光回路45,46に入力される。又各偏光分離部52,53により分離された各TMモード光も、光波回路43の基板端面まで伸長した出力導波路をそれぞれ伝搬し、各々の出力導波路の端面近傍に配置された差動受光回路45,46に入力される。なお、偏光分離部52,53から差動受光回路45,46までの出力導波路は交差することになるが、クロストークが少なくなるように構成することができる。又光波回路43は、光位相制御回路47からの制御により、例えば、基板の導波路の近傍の温度或いは電界等を制御して、光波回路43内の光位相制御を行うことができる。
又差動受光回路45は、例えば、偏光分離部52,53により分離されたTEモード光を一対の受光素子に入力することにより、DQPSK信号光の同相成分を復調した信号Iを出力し、又差動受光回路46は、偏光分離部52,53により分離されたTMモード光を一対の受光素子に入力することにより、DQPSK信号光の直交成分を復調した信号Qを出力する。なお、各差動受光回路45,46から出力された信号I,Qは、クロック再生部3,4に入力されて、クロック再生が行われる。
前述のように、DQPSK信号光を、フロントエンド1の自動偏光制御器41に入力して、偏光状態を所定の直線偏光、即ち、複屈折軸に対して45°傾いた直線偏光として、偏波維持ファイバ42を介して光波回路43に入力して、同相信号Iと直交信号Qとに分離出力することができる。この光波回路43は、前述の実施例のフロントエンドの2個の遅延干渉計を有する構成に対して、1個の遅延干渉計51により構成することができるから、構成が簡単となり、小型化を図ることができる利点がある。又偏光状態に依存しない遅延線による導波路により1シンボル分に対応した遅延時間差が与えられると同時に、片方のアーム上でTEモード及びTMモード間に位相差が与えられて干渉動作点がπ/2だけずらされるようになる為、同相成分と直交成分との相互の位相差を制御する必要がなくなるから、図10のDQPSK信号受信状態の表に示すように、4種類の受信状態を検出して、論理反転制御又は多重化のタイミング制御を行うことになる。
従って、受信フレーム処理部9内の前述の図4に示すフレーム同期回路部22は、二重丸印の受信状態を検出する為のフレーム同期検出部FSC01、丸印の受信状態を検出する為のフレーム同期検出部FSC04、三角印の受信状態を検出する為のフレーム同期検出部FSC05,FSC08を備えた構成とすることができる。即ち、フレーム同期検出部の構成を簡単化することもできる。
図12は、本発明の実施例6の説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示し、50は光カプラ、51はクロック再生部(Clock Recovery)、52はクロック再生制御部(Clock recavery cont.)を示す。例えば、図26に示すように、位相変調光信号を、強度変調器によりクロックに従った強度変調を行って、IM−DQPSK光信号を伝送している場合、光カプラ50により受信変調光信号を分岐して、フロントエンド1(40G DQPSK OR)とクロック再生部51とに入力し、このクロック再生部51により、強度変調されてクロック成分を含む受信光信号からクロックCLKを再生して、多重化部(MUX 2:1)6に入力する。
フロントエンド1と多重化部6と並列化部(DES)8と受信フレーム処理部(Framer−LSI)9との構成及び動作は、前述の各実施例と同様であり、受信フレーム処理部9からの点線矢印で示すLOF/OOF検出の信号を制御部(Controller)10に入力し、このLOF/OOF検出信号がなくなるように、制御部10は、多重化制御部(MUX cont.)7を介して多重化部6を、点線矢印で示すMUXのタイミング制御を行い、且つクロック再生制御部52を介してクロック再生部51に対して、
点線矢印で示す論理反転の制御を行う。この論理反転制御は、例えば、前述の図2及び図3について説明したように、同相信号Iと直交信号Qとを所望の受信状態となるように行うものである。この実施例は、前述の各実施例に於けるフロントエンド1のポートportA,portB対応に設けたクロック再生部3,4に比較して、1個のクロック再生部51を設けるものであるから、構成を簡単化することができる。
図13は、本発明の実施例7の説明図であり、図1及び図4と同一符号は同一名称部分を示し、53は論理反転回路部を示す。この論理反転回路部53は、図1及び図2に示すクロック再生部3,4に於ける論理反転制御と同様に同相信号Iと直交信号Qとの論理反転、非反転の制御機能を有するものである。この論理反転回路部53を、フレーム処理部21とフレーム同期回路部22と共に、それぞれ16並列処理回路構成として集積回路化し、受信フレーム処理部(Framer−LSI)9を構成する。又受信フレーム処理部9からの点線矢印で示すLOF/OOF検出信号を制御部(Controller)10に入力し、LOF/OOF検出信号が入力されなくなるように、点線矢印で示す論理反転制御により、論理反転回路部53を制御し、又多重化制御部(MUX cont.)7を介して多重化部(MUX 2:1)6を、点線矢印で示すMUXのタイミング制御により多重化のタイミングを制御し、又干渉計制御部2を介して、点線矢印で示す干渉計bias制御により、フロントエンド1の干渉計のバイアス電圧或いは温度の制御を行うものである。
図14は、本発明の実施例7の受信フレーム処理部の説明図であり、図4と同一符号は同一名称部分を示し、53は論理反転回路部である。この論理反転回路部53は、図13に於ける論理反転回路部53に対応し、2.7G×16(=43G)として示すように、16並列の入力データ対応に、排他的論理和回路(EOR01〜EOR16)による16並列処理回路構成とし、且つ制御部(controller)10(図13参照)からの論理反転制御信号を排他的論理和回路(EOR01〜EOR16)の奇数番目と偶数番目とにそれぞれ対応して設定するレジスタ(Register)を備え、受信フレーム処理部9として集積回路化する。ここで、奇数番目と偶数番目との排他的論理和回路は、前記フロントエンドから出力される同相信号I成分と直交信号Q成分とのそれぞれに対して、独立に論理反転、非反転の制御を行う構成とする。又フレーム処理部21とフレーム同期回路部22と受信状態識別部23とは、例えば、図4に示す構成と同一とすることができる。又論理反転回路部53のレジスタ(Register)に設定する論理反転制御信号と、データの論理反転、非反転との関係論理を、Register設定、入力data、出力dataとの対応表により示し、Register設定を“1”とすることにより、論理反転を行う場合を示す。
図15は、本発明の実施例7の他の受信フレーム処理部の説明図であり、図14に於ける論理反転回路部53を、16並列入力データ対応の論理反転ゲート(ノットゲート)と、切替スイッチ(SW1〜SW16)と、奇数番目と偶数番目との切替スイッチ(SW1〜SW16)にそれぞれ対応する切替制御部(SW cont.)とにより構成した場合を示す。ここで、奇数番目と偶数番目との排他的論理和回路は、前記フロントエンドから出力される同相信号I成分と直交信号Q成分とのそれぞれに対して、独立に論理反転、非反転の制御を行う構成とする。
図16は、本発明の実施例7の更に他の受信フレーム処理部の説明図であり、図14及び図6と同一符号は同一名称部分を示す。受信フレーム処理部9には、図4に示す場合と同様に、並列化部8(図1参照)からの2.7Gb/s×16の並列データが入力される。この16並列の入力データは、排他的論理和回路(EOR01〜EOR16)を介してフレーム同期回路22aに入力される。又排他的論理和回路(EOR01〜EOR16)は、奇数番目と偶数番目とに対応したレジスタ(Register)に、制御部からの論理反転制御信号が設定されて、フレーム同期が確立するように論理反転制御が行われる。ここで、奇数番目と偶数番目との排他的論理和回路は、前記フロントエンドから出力される同相信号I成分と直交信号Q成分とのそれぞれに対して、独立に論理反転、非反転の制御を行う構成とする。
このフレーム同期回路22aは、前述のように、所望の同期ビットを検出してフレーム同期を行う構成を有し、フレーム同期信号をフレーム処理部21aに入力するもので、例えば、ITU−TG.709勧告に示されたOTN(Optical Transport Network)の場合は、OTU(Optical Transport Unit)のオーバヘッド部に、フレーム同期ビットとして、FAS(Frame Alignment Signal)バイトが規定されており、OA1(“11110110”)と、OA2(“00101000”)とを、OA1,OA1,OA1,OA2,OA2,OA2として受信できた時、フレーム同期状態と判定する。なお、FASは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、SONET(Synchronous Optical Network)に於けるフレームのオーバヘッドの同期バイトA1,A2に相当するから、その場合は、OTUk−FAS検出回路25として示す検出回路は、SDH、SONETの伝送方式に於ける同期バイトA1,A2を検出する検出回路構成とする。
又レジスタ26は、同相信号Iと直交信号Qとの受信状態によって変化する図5に示すFASのOA1とOA2との16通りの組み合わせを保持している。フレーム同期検出回路としてのOTUk−FAS検出回路25は、レジスタ26に保持している16通りのFASの組み合わせを順次取り込み、OA1,OA2の何れの組み合わせでフレーム同期検出が行われたかを検出し、その組み合わせの情報を制御部に転送する。制御部は、前述の実施例と同様に、所望の受信状態となるように各部を制御することになる。
図17は、本発明の実施例8の説明図であり、図13と同一符号は同一名称部分を示し、54は隣接bit交換回路部であり、フレーム処理部21と、フレーム同期回路部22と共に、この隣接bit交換回路部54を集積回路化して、受信フレーム処理部9を構成する。この受信フレーム処理部9からの点線矢印で示すLOF/OOF検出信号を制御部10に入力し、この制御部10により、LOF/OOF検出信号がなくなるように、隣接bit交換回路部54に対して、点線矢印で示すMUXのタイミング制御により、16並列データの隣接ビットの交換制御を行う。又点線矢印で示す論理反転制御により、クロック再生制御部5を介してクロック再生部3,4に於ける論理反転、非反転の制御を行い、又点線矢印で示す干渉計bias制御により、干渉計制御部2を介してフロントエンド1の干渉計のバイアス電圧或いは温度の制御を行う。
図18は、本発明の実施例8の受信フレーム処理部の説明図であり、図17に於ける隣接bit交換回路部54を、16並列データの隣接ビット間を切替える切替スイッチ(SW)と、その切替制御部(SW cont.)により構成した場合を示す。この切替制御部に、制御部(controller)からのタイミング制御信号が設定されて、切替スイッチ(SW)の切替制御が行われ、図3について説明した多重化の順序の切替えと同様にして、フレーム処理部21及びフレーム同期回路部22に対して所望の受信状態となる同相信号Iと直交信号Qとを入力することができる。又切替スイッチ(SW)と切替制御部(SW cont.)とを半導体素子により構成することができるから、これらを含めて、フレーム処理部21とフレーム同期回路部22とを集積回路化して、受信フレーム処理部9を構成することができる。
図19は、本発明の実施例9の説明図であり、図13及び図17と同一符号は同一名称部分を示し、受信フレーム処理部9を、フレーム処理部21と、フレーム同期回路部22と、論理反転回路部53と、隣接bit交換回路部54とを集積回路化して構成した場合を示す。この受信フレーム処理部9からのLOF/OOF検出信号を点線矢印で示すように制御部(Controller)10に入力し、そのLOF/OOF検出信号が消滅するように、制御部10から隣接bit交換回路部54に対して点線矢印で示すMUXのタイミング制御を行い、論理反転回路部53に対して点線矢印で示す論理反転制御を行い、且つフロントエンド1の干渉計に対して干渉計制御部2を介して、点線矢印で示す干渉計bias制御により、バイアス電圧或いは温度の制御を行うものである。
図20は、本発明の実施例9の受信フレーム処理部の説明図であり、フレーム処理部21と、フレーム同期回路部22と、受信状態識別部23と、論理反転回路部53と、隣接ビット交換回路部54とを16並列処理回路構成として集積回路化したものであり、論理反転回路部53は、排他的論理和回路(EOR01〜EOR16)とレジスタ(Register)とを含む構成を有し、又隣接bit交換回路部54は、切替スイッチ(SW)と切替制御部(SW cont.)とを含む構成を有する場合を示す。
図21は、本発明の実施例10の説明図であり、DPSK(Differential Phase Shift Keying)方式の光信号受信装置に適用した場合を示し、201はDPSK光信号を受信して復調するフロントエンド(DPSK OR)、202は干渉計制御部(干渉計cont.)、203はクロック再生部(43G CDR)、205はクロック再生制御部(CDR cont.)、208は並列化部(DES;De−Serializer)、209は受信フレーム処理部(Framer−LSI)、210は制御部(Controller)、221はフレーム処理部、222はフレーム同期回路部、225は論理反転回路部を示す。又DPSK受信状態とFAS(Frame Alignment Signal)バイトの対応関係を表として示し、二重丸印が所望の受信状態であることを示す。
DQPSK方式に於いては、前述のように、受信状態は16通りとなるが、DPSK方式では2通りとなる。従って、論理反転回路部225により論理反転、非反転の処理を行う構成とし、この論理反転回路部225を、受信フレーム処理部209に、フレーム処理部221とフレーム同期回路部222と共に、集積回路化した場合を示す。なお、この論理反転回路部225は、個別回路として、フレーム処理部221とフレーム同期回路部222とからなる受信フレーム処理部209の前段に設けることも可能である。又フロントエンド1は、43Gb/sのDPSK変調の光信号を入力し、43Gb/sの電気信号に変換してクロック再生部203に入力し、43Gb/sのデータ(Data 43G)と21.5Gb/sのクロック(CLK 21.5G)とを出力して並列化部208に入力し、例えば、16並列(2.7G×16)に変換して、受信フレーム処理部209に入力する。
受信フレーム処理部209は、LOF/OOF検出により、点線矢印で示すように制御部210に通知し、制御部210は、このLOF/OOF検出が消滅するように、各部を制御するものであり、点線矢印で示す論理反転制御により、受信フレーム処理部209の論理反転回路部225に於いて論理反転を行うことにより、所望の受信状態とする。又点線矢印で示す干渉計bias制御によって、干渉計制御部202を介してフロントエンド201の干渉計のバイアス電圧或いは温度を調整する。
図22は、本発明の実施例10の受信フレーム処理部の説明図であり、フレーム処理部221とフレーム同期回路部222と受信状態識別部223と論理反転回路部225とを含む集積回路化した構成を示し、論理反転回路部225を、排他的論理和回路(EOR01〜EOR16)とレジスタ(Register)とにより構成している。この受信フレーム処理部221は、図14に示す受信フレーム処理部9と同様な構成を有するものであるが、論理反転回路部225のレジスタ(Register)は、16並列処理の排他的論理和回路(EOR01〜EOR16)に対して共通の構成とし、このレジスタ(Register)に対する制御部(controller)からの設定内容と、入力dataと、出力dataとの論理関係を表として示し、Register設定を“1”とした時に、論理反転を行うことになる。
図23は、本発明の実施例10の受信フレーム処理部の説明図であり、フレーム処理部221とフレーム同期回路222aとOTUk−FAS検出回路222bと論理反転回路部225とレジスタ226とを集積回路化した場合を示し、受信フレーム処理部209には、図21に於ける並列化部208からの2.7Gb/s×16として示す16並列データが入力される。フレーム同期回路222aは、所望の同期ビットを検出してフレーム同期を行い、検出したフレーム同期信号をフレーム処理部221に入力する。なお、ITU−TG.709勧告に示されたOTN(Optical Transport Network)の場合は、OTU(Optical Transport Unit)のオーバヘッド部に、フレーム同期ビットとして、FAS(Frame Alignment Signal)バイトが規定されており、OA1(“11110110”)と、OA2(“00101000”)とを、OA1,OA1,OA1,OA2,OA2,OA2として受信できた時、フレーム同期状態と判定する。又FASは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、SONET(Synchronous Optical Network)に於けるフレームのオーバヘッドの同期バイトA1,A2に相当するから、その場合、OTUk−FAS検出回路222bは、SDH、SONETの伝送方式に於ける同期バイトA1,A2を検出する検出回路とすることになる。
又レジスタ226は、DPSK変調信号の受信状態によって変化するFASのOA1とOA2との2通りの組み合わせを図示のように保持している。なお、図6に於いては、DPQSK方式を適用していることにより、16通りの組み合わせを保持している。又このレジスタ226は、任意に書込みが可能の構成とする。フレーム同期検出回路としてのOTUk−FAS検出回路222bは、レジスタ226に保持している2通りのFASの組み合わせを順次取り込み、OA1,OA2の何れの組み合わせでフレーム同期検出が行われたかを検出し、その組み合わせの情報を、制御部(controller)に転送する。制御部は、前述の実施例と同様に、所望の受信状態となるように各部を制御することになる。又論理反転回路部225は、図22に示す場合と同様に、排他的論理和回路(EOR01〜EOR16)とレジスタ(Register)とにより構成し、制御部(controller)からレジスタ(Register)に論理反転又は非反転の制御情報が設定される。
図24は、本発明の実施例11の説明図であり、図21と同一符号は同一名称部分を示す。この実施例は、図21に於ける受信フレーム処理部209の論理反転回路部225の機能を、クロック再生部203(43G CDR)に設けた場合を示す。そして、受信フレーム処理部209からの点線矢印で示すLOF/OOF検出信号を制御部210に入力し、制御部210は、このLOF/OOF検出信号が得られなくなるように、点線矢印で示す論理反転制御信号を、クロック再生制御部(CDR cont.)205を介してクロック再生部203に入力し、所望の受信状態となるように論理反転制御を行い、又点線矢印で示す干渉計bias制御信号を、干渉計制御部(干渉計cont.)202を介してフロントエンド(DPSK OR)201に入力し、フロントエンド201の干渉計のバイアス電圧或いは温度を制御する。
図25は、本発明の実施例12の説明図であり、図24と同一符号は同一名称部分を示し、250は光カプラ、251はクロック再生部(Clock Recovery)、252はクロック再生制御部(Clock recovery cont.)を示す。このクロック再生部251とクロック再生制御部252とは、図12に示すクロック再生部51及びクロック再生制御部52と同様な構成及び機能を有するものであり、位相変調光信号を、強度変調器によりクロックに従った強度変調を行って、IM−DPSK光信号を伝送している場合、光カプラ250により受信光信号を分岐して、フロントエンド201(40G DPSK OR)とクロック再生部251とに入力し、このクロック再生部251により、強度変調されてクロック成分を含む受信光信号からクロックCLKを再生して、並列化部(DES)208に入力する。
フロントエンド201と並列化部(DES)208と受信フレーム処理部(Framer−LSI)209との構成及び動作は、前述の各実施例と同様であり、受信フレーム処理部209からの点線矢印で示すLOF/OOF検出信号を制御部(Controller)210に入力し、このLOF/OOF検出信号がなくなるように、制御部210は、点線矢印で示す論理反転制御信号をクロック再生制御部252を介してクロック再生部251に入力し、且つ点線矢印で示す干渉計bias制御信号を、干渉計制御部(干渉計cont.)202を介してフロントエンド(40G DPSK OR)201に入力し、干渉計のバイアス電圧或いは温度を制御して、所望の受信状態が得られるようにする。
(付記1) DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DQPSK光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記同相信号と前記直交信号とを基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からの前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記クロック再生部に於ける論理反転制御と、前記多重化部に於ける多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御とを行う制御部とを備えたことを特徴とする光信号受信装置。
(付記2) 前記受信フレーム処理部は、フレーム同期引き込みを行ってフレームのデマッピングを行うフレーム処理部と、前記多重化部により前記同相信号と前記直交信号とを多重化した信号の同期ビット列を入力して複数の同期ビット列の組み合わせにそれぞれ対応してフレーム同期検出を行う複数のフレーム同期検出部からなるフレーム同期回路部と、該フレーム同期回路部の各フレーム同期検出部の何れかからの検出信号であるかにより受信状態を識別した情報を前記制御部に通知する受信状態識別部とを含む構成を有することを特徴とする付記1記載の光信号受信装置。
(付記3) 前記受信フレーム処理部は、フレーム同期引き込みを行ってフレームのデマッピングを行うフレーム処理部と、前記多重化部により前記同相信号と前記直交信号とを多重化した信号の同期ビットを検出してフレーム同期検出を行うフレーム同期回路と、前記同期ビット列の組み合わせパターンを保持するレジスタと、前記多重化した信号の同期ビット列と前記レジスタに保持した同期ビット列とを基に受信状態を識別して前記制御部に通知する検出回路とを含む構成を有することを特徴とする付記1記載の光信号受信装置。
(付記4) 前記制御部は、前記受信フレーム処理部の前記受信状態識別部からの受信状態の識別情報により、所望受信状態か、又は論理反転制御によって所望受信状態にできる受信状態か、又は前記多重化のタイミング制御と前記論理反転との組み合わせ制御により所望受信状態にできる受信状態かを判定し、前記所望受信状態の時は制御を行わず、前記論理反転制御によって所望受信状態にできる受信状態の時はクロック再生部を制御して論理反転を行わせ、前記多重化のタイミング制御と前記論理反転との組み合わせ制御により所望受信状態にできる受信状態の時は、前記多重化部に於ける多重化順序のタイミング制御と前記クロック再生部に於ける論理反転制御とを行う構成を有することを特徴とする付記1又は2又は3記載の光信号受信装置。
(付記5) 前記多重化部に入力される同相信号と直交信号との排他的論理和を基に、直交位相関係であるか否かを判定する同位相検出部を設け、前記制御部は、前記同位相検出部からの同位相関係の検出情報により、前記フロントエンドの遅延干渉計に対して+π/2又は−π/2の位相制御を行う構成を有することを特徴とする付記1記載の光信号受信装置。
(付記6) DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DQPSK光信号を入力して直線偏波とする自動偏光制御器と、該自動偏光制御器からの直線偏波を入力する遅延干渉計と、該遅延干渉計の出力光信号を分岐してそれぞれ入力する偏光分離部と、該偏光分離部により分離された光信号をそれぞれ1対の受光素子からなり、同相信号と直交信号とをそれぞれ出力する差動受光部とを含むフロントエンドと、前記同相信号と前記直交信号とを基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からの前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、該多重化部により多重化した信号を基にフレーム同期検出及び受信状態識別を行うと共に受信フレームのデマッピング処理を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報及び前記受信状態識別の情報を基に、前記クロック再生部に於ける論理反転制御と、前記多重化部に於ける多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御とを行う制御部とを備えたことを特徴とする光信号受信装置。
(付記7) DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DQPSK光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記同相信号と前記直交信号とを基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からの前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御を行う制御部と、前記多重化部に入力される同相信号と直交信号との排他的論理和を基に、直交位相関係であるか否かを判定する同位相検出部とを備え、前記制御部は、前記同位相検出部からの同位相関係の検出情報により、前記フロントエンドの遅延干渉計に対して+π/2又は−π/2の位相制御を行う構成を有することを特徴とする光信号受信装置。
(付記8) 強度変調されたDQPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、前記DQPSK変調光信号を分岐する光カプラと、該光カプラにより分岐された前記DQPSK変調光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記光カプラにより分岐された前記DQPSK変調光信号を入力して該DQPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、前記フロントエンドからの同相信号と直交信号とを、前記クロック再生部からのクロックに従って多重化する多重化部と、該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からの所望の受信状態か否かの検出情報に従って前記多重化部に於ける多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの遅延干渉計の制御とを行う制御部とを備えたことを特徴とする光信号受信装置。
(付記9) 前記受信フレーム処理部は、前記制御部からの論理反転制御信号に従って、入力データの論理反転を行う論理反転回路部と、前記入力データの隣接ビットを交換する隣接ビット交換回路部との何れか一方又は両方を備えた構成を有することを特徴とする付記1又は6又は7又は8記載の光信号受信装置。
(付記10) 前記受信フレーム処理部は、前記制御部からの論理反転制御信号に従って、前記フロントエンドから出力される同相信号成分と直交信号成分とをそれぞれ独立に論理反転制御を行う構成を有することを特徴とする付記1又は6又は7又は8記載の光信号受信装置。
(付記11) DPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DPSK光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、該フロントエンドの出力信号を基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からクロックと前記フロントエンドからのデータとを入力して並列化する並列化部と、該並列化部からの並列化されたデータを入力してフレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記クロック再生部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御信号を入力する制御部とを備えたことを特徴とする光信号受信装置。
(付記12) DPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、DPSK光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、該フロントエンドの出力信号を基にクロックを再生するクロック再生部と、該クロック再生部からクロックと前記フロントエンドからのデータとを入力して並列化する並列化部と、該並列化部からの並列化されたデータを入力してフレーム同期検出を行うフレーム同期回路部と論理反転回路部とを含む構成の受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記論理反転回路部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御信号を入力する制御部とを備えたことを特徴とする光信号受信装置。
(付記13) 強度変調されたDPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、前記DQPSK変調光信号を分岐する光カプラと、該光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、前記フロントエンドの出力信号と、前記クロック再生部からのクロックに従って並列化する並列化部と、該並列化部により並列化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からの所望の受信状態か否かの検出情報に従って前記クロック再生部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御を行う制御部とを備えたことを特徴とする光信号受信装置。
(付記14) 強度変調されたDPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、前記DQPSK変調光信号を分岐する光カプラと、該光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、前記光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、前記フロントエンドの出力信号と、前記クロック再生部からのクロックに従って並列化する並列化部と、該並列化部により並列化した信号の論理反転制御を行う論理反転回路部と、フレーム同期検出を行うフレーム同期回路部とを含む受信フレーム処理部と、該受信フレーム処理部からの所望の受信状態か否かの検出情報に従って前記受信フレーム処理部の前記論理反転回路部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御を行う制御部とを備えたことを特徴とする光信号受信装置。
本発明の実施例1の説明図である。 クロック再生部に於ける論理反転の説明図である。 タイミング制御の説明図である。 本発明の実施例2の要部説明図である。 DQPSK信号受信状態の説明図である。 本発明の実施例3の要部説明図である。 本発明の実施例3の要部のフローチャートである。 本発明の実施例4の説明図である。 同位相検出部の説明図である。 本発明の実施例5の説明図である。 本発明の実施例5の要部制御構成の説明図である。 本発明の実施例6の説明図である。 本発明の実施例7の説明図である。 本発明の実施例7の受信フレーム処理部の説明図である。 本発明の実施例7の受信フレーム処理部の説明図である。 本発明の実施例7の受信フレーム処理部の説明図である。 本発明の実施例8の説明図である。 本発明の実施例8の受信フレーム処理部の説明図である。 本発明の実施例9の説明図である。 本発明の実施例9の受信フレーム処理部の説明図である。 本発明の実施例10の説明図である。 本発明の実施例10の受信フレーム処理部の説明図である。 本発明の実施例10の受信フレーム処理部の説明図である。 本発明の実施例11の説明図である。 本発明の実施例12の説明図である。 従来例のDPQSK光信号送受信装置の説明図である。 DPQSKプリコーダ論理回路の説明図である。 DPQSK光信号受信装置の説明図である。
符号の説明
1 フロントエンド(40G DQPSK OR)
2 干渉計制御部(干渉計cont.)
3,4 クロック再生部(20G CDR A,B)
5 クロック再生制御部(CDR cont.)
6 多重化部(MUX 2:1)
7 多重化制御部(MUX cont.)
8 並列化部(DES)
9 受信フレーム処理部(Framer−LSI)
10 制御部(Controller)

Claims (10)

  1. DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、
    DQPSK光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、
    前記同相信号又は前記直交信号の何れか一方を基にクロックを再生するクロック再生部と、
    該クロック再生部からの前記クロックを基に前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、
    該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、
    該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記クロック再生部に於ける前記同相信号と前記直交信号の論理反転制御と、前記多重化部に於ける前記同相信号と前記直交信号の多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御とを行う制御部と
    を備えたことを特徴とする光信号受信装置。
  2. DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、
    DQPSK光信号を入力して直線偏波とする自動偏光制御器と、該自動偏光制御器からの直線偏波を入力する遅延干渉計と、該遅延干渉計の出力光信号を分岐してそれぞれ入力する偏光分離部と、該偏光分離部により分離されたTEモード及びTMモードを持つ光信号をそれぞれ入力する1対の受光素子からなり、同相信号と直交信号とをそれぞれ出力する差動受光部とを含むフロントエンドと、
    前記同相信号又は前記直交信号の何れか一方を基にクロックを再生するクロック再生部と、
    該クロック再生部からの前記クロックを基に前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、
    該多重化部により多重化した信号を基にフレーム同期検出及び受信状態識別を行うと共に受信フレームのデマッピング処理を行う受信フレーム処理部と、
    該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報及び前記受信状態識別の情報を基に、前記クロック再生部に於ける前記同相信号と前記直交信号の論理反転制御と、前記多重化部に於ける前記同相信号と前記直交信号の多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御とを行う制御部と
    を備えたことを特徴とする光信号受信装置。
  3. DQPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、
    DQPSK光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、
    前記同相信号又は前記直交信号の何れか一方を基にクロックを再生するクロック再生部と、
    該クロック再生部からの前記クロックを基に前記同相信号と前記直交信号とを多重化する多重化部と、
    該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、
    前記フロントエンドの前記遅延干渉計の制御を行う制御部と、
    前記多重化部に入力される同相信号と直交信号との排他的論理和を基に、直交位相関係であるか否かを判定する同位相検出部とを備え、
    前記制御部は、前記同位相検出部からの同位相関係の検出情報により、前記フロントエンドの遅延干渉計に対して+π/2±nπ又は−π/2±nπの位相制御を行う構成を有する
    ことを特徴とする光信号受信装置。
  4. 強度変調されたDQPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、
    前記DQPSK変調光信号を分岐する光カプラと、
    該光カプラにより異なるポートに分岐された前記DQPSK変調光信号を入力して同相信号と直交信号との電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、
    前記光カプラにより分岐された前記DQPSK変調光信号を入力して該DQPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、
    前記フロントエンドからの同相信号と直交信号とを、前記クロック再生部からのクロックに従って多重化する多重化部と、
    該多重化部により多重化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、
    該受信フレーム処理部からの前記同相信号と前記直交信号とが分岐された何れのポートから出力されたかを示す検出情報に従って前記多重化部に於ける前記同相信号と前記直交信号の多重化のタイミング制御と、前記フロントエンドの遅延干渉計の制御とを行う制御部と
    を備えたことを特徴とする光信号受信装置。
  5. 前記受信フレーム処理部は、前記制御部からの論理反転制御信号に従って、入力データの論理反転を行う論理反転回路部と、前記入力データの隣接ビットを交換する隣接ビット交換回路部との何れか一方又は両方を備えた構成を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の光信号受信装置。
  6. 前記受信フレーム処理部は、前記制御部からの論理反転制御信号に従って、前記フロントエンドから出力される同相信号成分と直交信号成分とをそれぞれ独立に論理反転制御を行う構成を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の光信号受信装置。
  7. DPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、
    DPSK光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、
    該フロントエンドの出力信号を基にクロックを再生するクロック再生部と、
    該クロック再生部からクロックと前記フロントエンドからのデータとを入力して、前記データを並列化する並列化部と、
    該並列化部からの並列化されたデータを入力してフレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、
    該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記クロック再生部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御信号を入力する制御部と
    を備えたことを特徴とする光信号受信装置。
  8. DPSK変調された光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、
    DPSK光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、
    該フロントエンドの出力信号を基にクロックを再生するクロック再生部と、
    該クロック再生部からクロックと前記フロントエンドからのデータとを入力して、前記データを並列化する並列化部と、
    該並列化部からの並列化されたデータを入力してフレーム同期検出を行うフレーム同期回路部と論理反転回路部とを含む構成の受信フレーム処理部と、
    該受信フレーム処理部からのフレーム同期外れの検出情報を基に、前記論理反転回路部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御信号を入力する制御部と
    を備えたことを特徴とする光信号受信装置。
  9. 強度変調されたDPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、
    前記DPSK変調光信号を分岐する光カプラと、
    該光カプラにより異なるポートに分岐された前記DPSK変調光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、
    前記光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、
    前記フロントエンドの出力信号と、前記クロック再生部からのクロックに従って、前記信号を並列化する並列化部と、
    該並列化部により並列化した信号を基に、フレーム同期検出を行う受信フレーム処理部と、
    該受信フレーム処理部からの前記同相信号と前記直交信号とが分岐された何れのポートから出力されたかを示す検出情報に従って前記クロック再生部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御を行う制御部と
    を備えたことを特徴とする光信号受信装置。
  10. 強度変調されたDPSK変調光信号を受信して復調する光信号受信装置に於いて、
    前記DPSK変調光信号を分岐する光カプラと、
    該光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号を入力して電気信号に変換する為の遅延干渉計及び光電変換素子を含むフロントエンドと、
    前記光カプラにより分岐された前記DPSK変調光信号の強度変調成分を基にクロックを再生するクロック再生部と、
    前記フロントエンドの出力信号と、前記クロック再生部からのクロックに従って、前記出力信号を並列化する並列化部と、
    該並列化部により並列化した信号の論理反転制御を行う論理反転回路部と、フレーム同期検出を行うフレーム同期回路部とを含む受信フレーム処理部と、
    該受信フレーム処理部からの所望の受信状態か否かの検出情報に従って前記受信フレーム処理部の前記論理反転回路部に論理反転制御信号を入力し、且つ前記フロントエンドの遅延干渉計の制御を行う制御部と
    を備えたことを特徴とする光信号受信装置。
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